JP3161643B2 - 記録材料 - Google Patents
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- JP3161643B2 JP3161643B2 JP00019593A JP19593A JP3161643B2 JP 3161643 B2 JP3161643 B2 JP 3161643B2 JP 00019593 A JP00019593 A JP 00019593A JP 19593 A JP19593 A JP 19593A JP 3161643 B2 JP3161643 B2 JP 3161643B2
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Description
受容性化合物前駆体を使用した記録材料に関し、特に非
画像部の保存安定性(耐薬品性)に優れた記録材料に関
する。
を使用した記録材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙、
通電感熱記録紙、感熱転写紙として既によく知られてい
る。例えば英国特許2140449号、米国特許448
0052号、同4436920号、特公昭60−239
92号、特開昭57−179836号、同60−123
556号、同60−123557号などに詳しい。
発色感度(2)非画像部および画像部の保存安定性など
の特性改良に対する要望が強く寄せられている。従来電
子受容性化合物としては、ビスフェノールA、p−ヒド
ロキシ安息香酸エステル類、ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン類等、各種知られているが、何れも発
色濃度、発色感度、非画像部および画像部の保存安定性
(耐候性、耐薬品性、耐可塑剤性)等に於いて幾つかの
欠点を有していた。本発明者らは記録材料の保存安定性
の向上を図るため、鋭意研究を行った。
存安定性(耐薬品性)が良好な記録材料を提供するもの
である。
与性無色染料と、下記一般式(1)で表される分子内に
アシルオキシ基を有する化合物と、下記一般式(2)で
表されるヒドロキサム酸誘導体とを含む記録材料により
解決された。 一般式(1)
炭素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12
のアリール基、炭素原子数7〜10のアラルキル基また
は炭素原子数1〜8のアルコキシ基を表す。R2 は−C
OR3 または炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原
子数5〜7のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12の
アリール基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原
子数3〜5のアルケニル基を表す。Xは2価の基を表
し、Yは水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、
炭素原子数5〜7のシクロアルキル基、炭素原子数6〜
12のアリール基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、
炭素原子数3〜5のアルケニル基またはハロゲン原子を
表す。
R3 が炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数6〜
9のアリール基、および炭素原子数1〜4のアルコキシ
基が好ましく、特に炭素原子数1〜4のアルキル基、炭
素原子数6〜8のアリール基、メトキシ基およびエトキ
シ基が好ましい。炭素原子数6〜8のアリール基は置換
基を有していてもよく、具体的にはフェニル基、トリル
基、アニシル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル
基およびニトロフェニル基が好ましい。R2 で表される
基の中、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数
6〜20のアリール基、炭素原子数7〜18のアラルキ
ル基、炭素原子数3〜5のアルケニル基または上述の−
COR3 が好ましい。Xで表される2価の基の中、炭素
原子数3〜12のアルキレン基、炭素原子8〜16のア
ラルキレン基、炭素原子数5〜7のシクロアルキレン
基、SまたはSO2 が好ましい。
して有する化合物の代表的な具体例としては、2,2−
ビス(4−アセトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−アセトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−アセトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)ブ
タン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニル)−2−
エチルヘキサン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニ
ル)シクロヘキサン、α,α−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)酢酸メチルエステル、1,1−ビス(4−アセ
トキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−アセトキ
シフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−アセトキシ
フェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)−2−エチルブタン、1,1−ビス(3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニル)シクロヘキサン、1,4
−ビス〔1,1−ジメチル(4−アセトキシフェニル)
メチル〕ベンゼン、1,3−ビス〔1,1−ジメチル
(4−アセトキシフェニル)メチル〕ベンゼン、ビス
(4−アセトキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ア
セトキシフェニル)スルホン、ビス(3−クロロ−4−
アセトキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(4−プ
ロピオニルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−p−クロロベンゾイルオキシフ
ェニル)プロパン、1,1−ビス(4−p−ニトロベン
ゾイルオキシフェニル)−2−エチルヘキサン、
(4−メトキシフェニル)プロパン、2−(4−アセト
キシフェニル)−2−(4−ベンジルオキシフェニル)
プロパン、(4−アセトキシフェニル)−(4−メトキ
シフェニル)スルホン、(4−アセトキシフェニル)−
(4−ブトキシフェニル)スルホン、(4−アセトキシ
フェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、(4−アセトキシフェニル)−(4−ベンジルオキ
シフェニル)スルホン、(3−フェニル−4−アセトキ
シフェニル)−(3−フェニル−4−メトキシフェニ
ル)スルホン、(3−フェニル−4−アセトキシフェニ
ル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフェニル)
スルホン、(3−フェニル−4−エトキシフェニル)−
(3−フェニル−4−メトキシフェニル)スルホン、
(3−フェニル−4−アセトキシフェニル)−(3−フ
ェニル−4−ベンジルオキシフェニル)スルホン、(3
−クロロ−4−アセトキシフェニル)−(3−クロロ−
4−メトキシフェニル)スルホン、(3−クロロ−4−
アセトキシフェニル)−(3−クロロ−4−ベンジルオ
キシフェニル)スルホン、(3−アリル−4−アセトキ
シフェニル)−(3−アリル−4−メトキシフェニル)
スルホン、(4−プロピオニルオキシフェニル)−(4
−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−ブタノイ
ルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)
スルホン、(4−オクタノイルオキシフェニル)−(4
−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−フェノキ
シアセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−ベン
ゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−p−クロロベンゾイルオキシフェ
ニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、
(4−p−メチルベンゾイルオキシフェニル)−(4−
イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−p−メトキ
シベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシ
フェニル)スルホン、(4−p−ニトロベンゾイルオキ
シフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、(4−m−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−エト
キシカルボニルオキシフェニル)−(4−イソプロポキ
シフェニル)スルホン、(4−メトキシカルボニルオキ
シフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、(3−フェニル−4−p−ニトロベンゾイルオキシ
フェニル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフェ
ニル)スルホン、等があげられるが、これらに限定され
るものではない。
記一般式(2)で表される化合物である。 一般式(2)
炭素原子数1〜12のアルキル基、又は置換基を有して
いてもよい炭素原子数6〜10アリール基を、R9 は水
素原子又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。
基としてはアリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原
子、ピリジル基及びジアルキルアミノ基等が挙げられ
る。R 9 で表されるアリール基の置換基としてはアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基及びニト
ロ基等が挙げられる。R8 で表されるアルキル基の中、
炭素原子数1〜8アルキル基、フェニル置換アルキル
基、フェノキシ置換アルキル基及びジアルキルアミノ置
換アルキル基が好ましい。アリール基の中、フェニル
基、クロロ置換フェニル基、ニトロ置換フェニル基、ト
リル基、アニシル基およびジクロロ置換フェニルが好ま
しい。R9 で表される基の中、水素原子、メチル基及び
エチル基が好ましい。
ては、アセトヒドロキサム酸、プロパノヒドロキサム
酸、ブタノヒドロキサム酸、オクタノヒドロキサム酸、
α−クロロアセトヒドロキサム酸、α−ジメチルアミノ
アセトヒドロキサム酸、α−フェニルアセトヒドロキサ
ム酸、α−フェノキシアセトヒドロキサム酸、N−メチ
ルアセトヒドロキサム酸、N−メチルプロパノヒドロキ
サム酸、N−メチルブタノヒドロキサム酸、N−メチル
−α−クロロアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−
ジメチルアミノアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α
−フェニルアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−フ
ェノキシアセトヒドロキサム酸、ベンゾヒドロキサム
酸、p−クロロベンゾヒドロキサム酸、p−メチルベン
ゾヒドロキサム酸、
ニトロベンゾヒドロキサム酸、m−ニトロベンゾヒドロ
キサム酸、(2,4−ジクロロベンゾ)ヒドロキサム
酸、サリチルヒドロキサム酸、N−メチル−ベンゾヒド
ロキサム酸、N−メチル−p−クロロベンゾヒドロキサ
ム酸、N−メチル−p−ニトロベンゾヒドロキサム酸、
N−メチル−p−メトキシベンゾヒドロキサム酸、ベン
ゾフェノンオキシム、ジフェニルグリオキシム、シクロ
ヘキサノンオキシム、2−ヘキサノンオキシム、N−フ
ェニルヒドロキシルアミン、N−エチル−N−フェニル
ヒドロキシルアミン、N−ベンジル−N−フェニルヒド
ロキシルアミン、ジドデシルアミン、4−ベンジルオキ
シチオフェノール、2−メルカプト−5−オクチルチオ
−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプト−5−
ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾール、2−メル
カプト−5−ブチルチオ−1,3,4−チアジアゾー
ル、2−メルカプトベンゾオキサゾール、ドデシルベン
ゼンスルフィン酸、ドデシルベンゼンスルフィン酸ナト
リウム 等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
ては従来より公知のトリフェニルメタンフタリド系化合
物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、イ
ンドリルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合
物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン
系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合
物、フルオレン系化合物など各種の化合物が知られてい
る。フタリド類の具体例は米国再発行特許明細書第23
024号、米国特許明細書第3491111号、同第3
491112号、同第3491116号及び同第350
9174号、フルオラン類の具体例は米国特許明細書第
3624107号、同第3627787号、同第364
1011号、同第3462828号、同第368139
0号、同第3920510号、同第3959571号、
スピロジピラン類の具体例は米国特許明細書第3971
808号、ピリジン系及びピラジン系化合物類は米国特
許明細書第3775424号、同第3853869号、
同第4264318号、フルオレン系化合物の具体例は
特開昭59−199757号、特開昭63−41183
号等に記載されている。
して有する化合物は、従来より公知のフェノール誘導
体、サリチル酸誘導体、芳香族カルボン酸の金属塩、酸
性白土、ベントナイト、ノボラック樹脂、金属処理ノボ
ラック樹脂、金属錯体等の化合物と併用できる。これら
の例は特公昭40−9309号、同45−14039
号、特開昭562−140483号、同48−5151
0号、同57−210886号、同58−87089
号、同59−11286号、同60−76795号、同
61−95988号等に記載されている。他の電子受容
性化合物を併用する場合は、本発明に係わるフェノール
誘導体を50重量%以上使用することが好ましい。
は、特公昭59−53193号、特開昭59−1974
63号、特開昭62−114989号明細書に記載され
ている様な形態を取る。具体的には、電子供与性無色染
料および電子受容性化合物は分散媒中で10μ以下、こ
のましくは3μ以下の粒径まで粉砕分散して用いる。分
散媒としては、一般に0.5ないし10%程度の濃度の
水溶高分子水溶液が用いらる。その例としては、ポリビ
ニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、エピクロルヒドリン変成ポリ
アミド、エチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−無水マレイ
ンサリチル酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル
酸アミド、メチロール変成ポリアクリルアミド、デンプ
ン誘導体、カゼイン、ゼラチン等が挙げられる。またこ
れらのバインダーに耐水性を付与する目的で、耐水化剤
を加えたり、疎水性ポリマーのエマルジョン、具体的に
は、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリル樹
脂エマルジョンを加えることも出来る。
ドミル、アトライタ、コロイダルミル等を用いて行われ
る。
キシ基を置換基として有する化合物の比は、重量比で
1:10から1:1のあいだが好ましく、更には1:5
から2:3のあいだが特に好ましい。
感熱発色層に含有させることが出来る。熱可融性物質と
しては、芳香族エーテル、チオエーテル、エステル及び
又は脂肪族アミド又はウレイドなどが其の代表である。
これらの例は特開昭58−57989号、同58−87
094号、同61−58789号、同62−10968
1号、同62−132674号、同63−151478
号、同63−235961号などに記載されている。
供与性無色染料又はアシルオキシ基を置換基として有す
る化合物と同時に微分散して用いられる。これらの使用
量は、アシルオキシ基を置換基として有する化合物に対
して20%以上300%以下の重量比で添加され、特に
40%以上150%以下が好ましい。
の要求を満たすために、必要に応じて添加剤が加えられ
る。添加剤の例としては記録時の記録ヘッドのよごれを
防止するために、無機顔料、ポリウレアフィラー等の吸
油性物質、ヘッドに対する離型性を高めるために脂肪
酸、金属石鹸などが添加される。従って一般には電子供
与性無色染料、電子供与性化合物のほかに、熱可融性物
質、顔料、ワックス、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡
剤、導電剤、蛍光染料、界面活性剤などの添加剤混合さ
れて感熱塗液が形成される。得られた感熱塗液は、上質
紙、下塗り層を有する上質紙、合成紙、プラスチックフ
ィルム等に塗布される。この際JIS−8119で規定
される平滑度が500秒以上特に800秒以上の支持体
を用いるのがドット再現性の点から特に好ましい。
を設けてもよい。保護層は必要に応じて二層以上積層し
てもよい。また支持体のカールバランスを補正するため
或いは、裏面からの耐薬品性を向上させる目的で、裏面
に保護層と類似した塗液を塗布してもよい。裏面に接着
剤を塗布し、更に剥離紙を組み合わせてラベルの形態に
してもよい。
量は、任意だが、支持体上に0.1〜2.0g/m2 、
特には0.2〜1.5g/m2 が好ましい。
料を主成分とする下塗層が好ましい。顔料としては、一
般の有機或いは無機の顔料がすべて使用できるが、とく
に、JIS−K5101で規定する吸油度が40cc/
100g以上であるものが好ましく、具体的には炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タルク、ロウ
石、カオリン、焼成カオリン、水酸化アルミニウム、非
晶質シリカ、尿素ホルマリン樹脂粉末、ポリエチレン樹
脂粉末等が挙げられる。これらの顔料を支持体に塗布す
る場合、顔料量として2g/m2 以上、好ましくは、4
g/m2 以上である。
水溶性高分子及び水溶性バインダーがあげられ、バイン
ダーは一種若しくは二種以上混合して使用してもよい。
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシチルセル
ロース、デンプン類、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、エ
チレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリルアミド等が挙げられる。
ックスあるいは合成樹脂エマルジョンが一般的であり、
スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブ
タジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョンなど
が挙げられる。
100重量%好ましくは5〜50重量%である。下塗り
層にはワックス、消色防止剤、界面活性剤等を添加して
もよい。
られる顔料は、カオリン、焼成カオリン、タルク、ロウ
石、ケイソウ土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、リトポン、非晶質
シリカ、コロイダルシリカ、焼成石コウ、シリカ、炭酸
マグネシウム、酸化チタン、アルミナ、炭酸バリウム、
硫酸バリウム、マイカ、マイクロバルーン、尿素−ホル
マリンフィラー、ポリエステルパーティクル、セルロー
スフィラー等があげられる。
塩、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸亜鉛等が挙
げられる。
するヘッドマッチング性の点から融点40〜120℃の
ワックスを併用しても差し支えない。ワックスとして
は、融点40〜120℃のもので、パラフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、カルナバワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、キャンデリアワックス、モン
タンワックス、脂肪酸アミド系ワックスが好ましく、と
くに、融点が50〜100℃のパラフィンワックス、モ
ンタンワックス、メチロールステアロアミドが好まし
い。ワックスの使用量は、電子供与性無色染料の5〜2
00重量%、好ましくは、20〜150重量%である。
収剤を添加してもよい。紫外線吸収剤としては、桂皮酸
誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾールフ
ェノール誘導体など具体的にはα−シアノ−β−フェニ
ル桂皮酸ブチル、o−ベンゾトリアゾールフェノール、
o−ベンゾトリアゾール−p−クロロフェノール、o−
ベンゾトリアゾール−2,4−ジ−t−ブチルフェノー
ル、o−ベンゾトリアゾリル−2,4−ジ−t−オクチ
ルフェノール等がある。ヒンダートフェノール化合物と
しては、少なくとも2位または6位のうち1ケ以上が分
岐アルキル基で置換されたフェノール誘導体が好まし
い。
N−メチロールメラミン、尿素−ホルマリン等の水溶性
初期縮合物、グリオキザール、グルタルアルデヒド等の
ジアルデヒド化合物類、硼酸、硼砂等の無機系架橋剤、
ポリアクリル酸、メチルビニルエーテル−マレイン酸共
重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等のブ
レンド熱処理等が挙げられる。
アルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢
酸ビニル−アクリルアミド共重合体、珪素変性ポリビニ
ルアルコール、澱粉、変性澱粉、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ゼラチン類、アラビアゴム、カゼイン、スチレン−
マレイン酸共重合体加水分解物、スチレン−マレイン酸
共重合物ハーフエステル加水分解物、イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体加水分解物、ポリアクリルアミド
誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン
酸ソーダ、アルギン酸ソーダなどの水溶性高分子および
スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブ
タジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョン等の
水不溶性ポリマーが用いられる。
性を向上させる目的で、顔料、金属石鹸、ワックス、耐
水化剤等を添加してもよい。保護層を感熱発色層上に塗
布する際に、均一な保護層を得るために界面活性剤を添
加してもよい。界面活性剤としてはスルホコハク酸系の
アルカリ金属塩、フッ素含有界面活性剤が用いられる。
具体的にはジ−(n−ヘキシル)スルホコハク酸、ジ−
(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸等のナトリウム
塩、またはアンモニウム塩等が好ましいが、アニオン系
の界面活性剤なら効果が認められる。
に限定されるものではない。実施例においてとくに指定
のないかぎり重量%をあらわす。
2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−テト
ラヒドロフルフリルアミノフルオラン、(4−アセトキ
シフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、ベンゾヒドロキサム酸及び熱可融性化合物である2
−ベンジルオキシナフタレン各々20gを100gの5
%ポリビニルアルコール(クラレPVA105)水溶液
とともに一昼夜ボールミルで分散し、体積平均粒径を3
μとした。一方焼成カオリン(Anisilex−9
3)80gをヘキサメタリン酸ソーダの0.5%溶液1
60gとともに、ホモジナイザーで分散した。
性無色染料分散液5g、(4−アセトキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン分散液10
g、ベンゾヒドロキサム酸分散液10g、熱可融性化合
物分散液10g、焼成カオリン分散液22gの割合で混
合し、さらにステアリン酸亜鉛のエマルジョン4gと2
%のジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウ
ムの水溶液5gを添加して塗液をえた。この塗液を、秤
量50g/m2 の中性紙に乾燥塗布量が6g/m 2 とな
るようにワイヤーバーで塗布し、キャレンダー処理を行
い塗布紙を得た。
(株)製サーマルヘッド(KLT−216−8MPD
1)およびヘッドの直前に100kg/cm2 の圧力ロ
ールを有する感熱印字実験装置にて、ヘッド電圧24
V、パルスサイクル10msの条件で圧力ロールを使用
しながら、パルス幅を5.0で印字し、その印字濃度を
マクベス反射濃度計RD−918で測定した。発色濃度
は1.03だった。得られた塗布紙に、蛍光ペン(ゼブ
ラ製蛍光ペン2、イエロー)で非画像部にラインを記
し、筆記具耐性を調べたところ、全くかぶらなかった。
キシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スル
ホンを、(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンに代えた他
は、実施例−1と同様にして塗布紙を得た。実施例−1
と同様にして発色させたところ発色濃度は1.09だっ
た。得られた塗布紙に、蛍光ペン(ゼブラ製蛍光ペン
2、イエロー)で非画像部にラインを記し、筆記具耐性
を調べたところ、全くかぶらなかった。
キシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スル
ホンを4−ヒドロキシフェニル−4′−イソプロポキシ
ジフェニルスルホンに代えた他は、実施例−1と同様に
して塗布紙を得た。実施例−1と同様にして発色させた
ところ発色濃度は1.28だった。実施例−1と同様に
蛍光ペンで記したところ、白地部は黒く発色し、かぶり
を示した。
の保存安定性(耐薬品性)に極めて優れていることがわ
かる。
Claims (1)
- 【請求項1】 電子供与性無色染料と、下記一般式
(1)で表される分子内にアシルオキシ基を有する化合
物と、下記一般式(2)で表されるヒドロキサム酸誘導
体とを含む記録材料。 一般式(1) 【化1】 上式(1)中、R1は−COR3を表し、R3は炭素原子
数1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリー
ル基、炭素原子数7〜10のアラルキル基または炭素原
子数1〜8のアルコキシ基を表す。R2は−COR3また
は炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数5〜7
のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール
基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数3〜
5のアルケニル基を表す。Xは2価の基を表し、Yは水
素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数
5〜7のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリ
ール基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数
3〜5のアルケニル基またはハロゲン原子を表す。 一般式(2) 【化2】 上式(2)中、R8 は置換基を有していてもよい炭素原
子数1〜12のアルキル基、又は置換基を有していても
よい炭素原子数6〜10アリール基を、R9 は水素原子
又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。
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