JPH03222761A - 厚膜型サーマルヘッド - Google Patents

厚膜型サーマルヘッド

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JPH03222761A
JPH03222761A JP1997490A JP1997490A JPH03222761A JP H03222761 A JPH03222761 A JP H03222761A JP 1997490 A JP1997490 A JP 1997490A JP 1997490 A JP1997490 A JP 1997490A JP H03222761 A JPH03222761 A JP H03222761A
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JP
Japan
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overcoat layer
layer
thermal head
glass paste
underglaze
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JP1997490A
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Teruhisa Sako
照久 佐古
Kunio Motoyama
本山 邦雄
Shunji Nakada
俊次 中田
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、厚膜型サーマルへ、ドのスクラッチ破j大
防止に関する。
(ロ)従来の技術 従来厚膜型サーマルへ、ドとしては、第5図に示すもの
が知られている。12は、アルミナセラミック等により
構成される絶縁基板である。この絶縁基板12上には、
蓄熱層としてのアンダーグレーズ層13が形成されてい
るが、このアンダーグレーズ層13は、非晶質ガラスペ
ーストを絶縁基板12上に印刷して焼成したものである
アンダーグレーズ層13上には、金(Au)ペーストを
印刷・焼成した後、これをエツチングしてパターン付け
した電極14が形成される。この電極14上に重なるよ
うに、抵抗体ペーストを印刷し、これを焼成して発熱抵
抗体16とする。
さらに絶縁基板12上には、オーバーコート層17が形
成され、発熱抵抗体16、電極14がこのオーバーコー
ト層17で被覆される。このオーバーコート層17も非
晶質ガラスよりなり、アンダーグレーズ層13と同様ガ
ラスペーストを印刷、焼成して形成される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 厚膜型サーマルヘッドには、バーコードのEJ]刷に適
用されるものがある。このバーコード印刷用厚膜型サー
マルヘッドは、例えば自動券売機に適用され、乗車券等
にバーコードを印刷する。自動券売機等は室外におかれ
ることが多く、バーコード印刷用の厚膜型サーマルヘッ
ドに砂等がかみこみやすく、また乗車券等の紙質も硬い
ことが多いため、オーバーコート層の剥がれ、いわゆる
スクラッチ破壊が生じやすい問題点があった。
この問題点を解決するための1つの手段としては、オー
バーコート層を構成するガラスの硬度を上げることが考
えられる。しかしながら、硬度の高いガラスは表面が粗
くなる傾向がある。また、硬度が高くなると、焼成温度
も高くなるが、アンダーグレーズ層、電極、発熱抵抗体
形成後にオーバーコート層が形成される関係から、オー
バーコート層の焼成温度が制限されてしまう。従って、
オーバーコート層の硬度を上げることう:は叩界があり
、有効なスクラッチ破壊防止策とはならない。
また、他の手段として、オーバーコート層の厚みを増す
方法もあるが、印字効率が低下するという新たな問題点
が生じるため、やはり有効なスクラッチ破壊防止策には
なり得ない。
この発明は上記に鑑みなされたもので、印字効率を損な
うことなく、スクラッチ破壊を防止できる厚膜型サーマ
ルヘッドの提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、この発明の厚膜型サーマルヘ
ッド′は、絶縁基板上にアンダーグレーズ層を形成し、
このアンダーグレーズ層上に発熱抵抗体とこの発熱抵抗
体に通電する電極とを形成し、この発熱抵抗体を被覆す
るオーバーコート層を形成してなるものにおいて、前記
オーバーコート層を、第1のオーバーコート層上に第2
のオーバーコート層を積層した構成とし、この第1のオ
ーバーコート層はフィラーを30%以上60%以下含む
ガラスペーストを印刷、焼成して形成すると共に第2の
オーバーコート層は、硬質材料を用いて、薄膜技術によ
り形成することを特徴とするものである。
(ホ)作用 この発明の厚膜型サーマルヘッドでは、第1のオーバー
コート層を、表面粗さと焼成温度との制限の中で、ガラ
スペーストにフィラーを上記範囲含ませである程度硬度
をあげておき、この硬度をあげた第1のオーバーコート
層上に、さらに硬度の高い第2のオーバーコート層を薄
膜形成している。従って、オーバーコート層全体として
の硬度を高めることができ、スクラッチ破壊の防止を図
ることができる。また、第2のオーバーコート層はごく
薄いものであるから、オーバーコート層全体の厚さは大
きくなることはなく、印字効率が損なわれることはない
(へ)実施例 この発明の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて以下
に説明する。
第1図は実施例厚膜型サーマルヘッド(以下単にサーマ
ルヘッドという)1の要部継断面図、第2図は、同サー
マルヘッド1の電極及び発熱抵抗体の配置を説明する図
である。
2は、従来と同様のアルミナセラミックよりなる絶縁基
板である。この絶縁基板2上には、非晶質ガラスペース
トが印刷され、これを焼成してアンダーグレーズ層3と
する。このアンダーグレーズ層3は、蓄熱層として作用
するものである。
アンダーグレーズ層3上には、金ペーストが印刷され、
これを焼成した後、エツチングしてパターン付けし個別
電極4、共通電極5が形成される(第2図も参照)。個
別電極4と共通電極5は、交互に隣り合うように配置さ
れている。
さらに、アンダーグレーズ層3上には、個別電極4、共
通電極5に重なるように帯状に抵抗体ペースト(例えば
酸化ルテニウム系のペースト)を印刷し、これを焼成し
て発熱抵抗体6とする。
発熱抵抗体6の、隣接する共通電極5.5に挟まれる部
分が一つのドツトに対応する。
この発熱抵抗体6、個別電極4、共通電極5は、オーバ
ーコート層7で被覆される。このオーバーコート層7は
、第1のオーバーコート層7a上に、第2のオーバーコ
ート層7bを積層したものである。第1のオーバーコー
ト層7aは、アンダーグレーズ層3上に、非晶質ガラス
ペーストを印刷し、これを焼成して形成されるものであ
る。この第1のオーバーコート層7aを形成するガラス
ペーストは、P b OS iOx系又はPbO5iO
zZrOz系ガラスに、フィラーとしてαA l z 
O:+ 、Z r Ozを30%以上60%以下添加し
たものを用いており、その硬度はヌープ硬度H2で68
0 kg/mm”以上となっている(以下ガラスペース
トAと呼ぶ)。
一方、第2のオーバーコート層7bは、サイアロン等の
硬質材料をスパッタして形成したものである。第2のオ
ーバーコート層7b自体の硬度H1は、サイアロンの場
合には、1700 kg/mm”程度となっている。な
お、第2のオーバーコート層7bは、真空蒸着等信の薄
膜技術を用いて形成してもよい。
第3図は、実施例サーマルへ・ノドのオーバーコート層
(図中では00C9層と略記)の硬度Hk表面相さRa
、スクラッチ加速テスト結果を、比較例1.2と比較し
て示している。なお、実施例、比較例1.2のいずれに
おいても、オーバーコート層全体の厚さは10μmとさ
れている。
比較例1は、実施例と同様2層構造のオーバーコート層
を有し、第2のオーバーコート層はサイアロンをスパッ
タしたものであるが、第1のオーバーコート層を従来の
ガラスペースト(以下ガラスペーストBという)で構成
している。このガラスペーストBは、PbO−5in2
系又はPbO−5io□−ZrO7系又はPbO5iO
zB203  Zr0z系ガラスにフィラーとしてα−
Affi2 ()3、Z r 02を20%〜25%添
加したものであり、焼成後の硬度Hkは500〜650
程度である。
比較例2は、実施例とは異なり1層構造のオーバーコー
ト層を有しており、このオーバーコート層ば、前記ガラ
スペース)Aで形成されている。
比較例1.2と比較すると、実施例のオーバーコート層
全体としての硬度H5は、1464と著しく高くなって
いる。比較例1は、第2のオーバーコート層をサイアロ
ンで構成しているにもかかわらず、オーバーコート層全
体としての硬度Hkは、886である。このことから、
オーバーコート層全体の硬度を上げるためには、第1の
オーバーコート層の硬度も条件の許す限り上げておかね
ばならないことを示している このようにオーバーコー)IJ層全体硬度が上がった結
果、金剛砂を用いたスクラッチ加速テストでは、スクラ
・7チを生じるまでの走行路M (m)が実施例の場合
は100mと、比較例1.2に比べて非常に長くなって
いる。第4図は、オーバーコート層全体の硬度H5と走
行距離との関係を示しており、硬度Hkが増せば、加速
的に走行距離が延びることが確認できる。
もっともガラスペーストAを用いる結果、表面粗さにつ
いては、実施例は比較例1よりも若干劣っている。これ
は、第1のオーバーコート層を構成するガラスペースト
Aのフィラー含有率をガラスペーストBよりも大きくし
たためである。しかし、実施例は、比較例2と比べれば
、その表面粗さは改善されており(第2のオーバーコー
ト層により、第1のオーバーコート層表面が平滑化され
ている)、実使用上は問題は生じない。
なお、この発明は端面型サーマルヘッドにも通用可能で
ある。
(ト)発明の詳細 な説明したように、この発明の厚膜型サーマルヘッドは
、オーバーコート層を、第1のオーバーコート層上に第
2のオーバーコート層を積層した構成とし、この第1の
オーバーコート層はフィラーを30%以上60%以下含
むガラスペーストを印刷、焼成して形成すると共に、第
2のオーバーコート層は硬質材料を用いて薄膜技術によ
り形成することを特徴とするものであるから、印字効率
を損なうことなく、スフランチ破壊に対して強くできる
利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る厚膜型サーマルヘ
ッドの要部断面図、第2図は、同厚膜型サーマルヘッド
の電極及び発熱抵抗体の配置を説明する図、第3図は、
同厚膜型サーマルヘッドの特性を比較例厚膜型サーマル
ヘッドと対比して示す図、第4図は、スクラッチ加速テ
ストにおいて走行距離とオーバーコート層硬度との関係
を示す図、第5図は、従来の厚膜型サーマルヘッドの要
部縦断面図である。 2:絶縁基板、   3:アンダーグレーズ層、4:個
別電極、   5:共通電極、 6:発熱抵抗体、 7a:第1のオーバーコート層、 7b:第2のオーバーコート層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板上にアンダーグレーズ層を形成し、この
    アンダーグレーズ層上に発熱抵抗体と、この発熱抵抗体
    に通電する電極とを形成し、この発熱抵抗体を被覆する
    オーバーコート層を形成してなる厚膜型サーマルヘッド
    において、 前記オーバーコート層を、第1のオーバーコート層上に
    第2のオーバーコート層を積層した構成とし、この第1
    のオーバーコート層はフィラーを30%以上60%以下
    含むガラスペーストを印刷、焼成して形成すると共に、
    第2のオーバーコート層は、硬質材料を用いて、薄膜技
    術により形成することを特徴とする厚膜型サーマルヘッ
    ド。
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