JPH01130960A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サーマルプリンタに用いるサーマルプリント
ヘッドに関する。

〔従来の技術〕

従来サーマルプリンタに用いるブリ／トヘッドは、第３
図に示す如く耐熱性絶縁基板上に部分グレーズガラスを
配し、該ガラス上に発熱体、電極を配していた。又、共
通電極を一面上にのみ配するだけでは電圧降下等の問題
が発生する場合は第４図の様に表面へ電極を配する等の
工夫をしていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

最近、サーマルプリントヘッドは、印字品質の向上を図
る為に、発熱体が配されている部分グレーズガラスを、
ヘッド端面に配置するようになってきた。これは紙又は
リボンとの接触性を改善し、又、熱転写方式の場合はリ
ボンの引きはがし角を大きくとることを目的としている
。その結果として、印字品質は大幅に改善されたが、共
通電極の幅が狭くなり、多ドツトを同時通電すると電圧
降下を生じ、印字が薄くなってしまうという問題があっ
た。又、そうした問題を改善する為第４図の如く共通電
極配線を裏面に配したりしていたが端面に電極を配置せ
ねばならず、コストアップの要因になっていた。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる問題点を解決する為に、部分グレーズガラスを配
した耐熱性絶縁基板に於いて、共通電極を、該部分グレ
ーズガラスと、該耐熱性絶縁基板の間に一部を挾み込む
ように配置し、しかる後、発熱体、全体の電極を形成す
るようにしたことを特徴とする。

〔実施例〕

第１図に本発明に於けるサーマルプリントヘッドの発熱
体付近の構造断面図の１例を示す。図で１が耐熱性絶縁
基板で、２が本発明の共通電極である。材料はＷ、Ａｕ
等の高耐熱性金属を用い、スパッタや蒸着、又は厚膜印
刷で形成する。しかる後、グレーズドガラス６を印刷し
焼成する。焼成後のヘッド基板が第２図（ａ）、（ｂ）
である。グレーズ部分の破線はグレーズガラス下に共通
電極層が配されていることを示す。その後、発熱体を形
成し、さらに共通電極を含む全体電極４をフォトリング
ラフィによって形成する。この場合グレーズガラスは下
地共通電極に使用する金属より軟化点が低くなければな
らない。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明のヘッドを用いることによ
り、印字品質を確保したまま、電圧降下による印字薄化
の問題を完全に防止することができる。又、基板製作工
程中に一工程を加えるだけなのでコストもあまり上らず
目的を達成することができる。ちなみに著者らのコスト
シミュレーションでは、４ｉｎｃｈサイズのヘッドでコ
ストアップ率は僅か４％であった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に於けるサーマルプリントヘッドの発熱
体付近の断面図で、第２図（ａ）、（ｂ）は本発明に於
けるプリントヘッドのグレーズガラス焼成上りの図であ
る。 第３図及び第４図は従来のヘッドの発熱体付近の断面図
である。 １・・・耐熱性絶縁基板 ２・・・本発明に於ける共通電極 ３・・・発熱体 ４・・・電極（共通及び個別） ５・・・保護膜 ６・・・グレーズガラス １１・・・耐熱性絶縁基板 １３・・・発熱体 １４・・・電極 １６・・・グレーズガラス 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 耐熱性絶縁基板上に、部分グレーズしたガラスを配し、
   少なくとも発熱体、電極、保護膜により構成されて成る
   サーマルプリントヘッドに於て、前記発熱体は部分グレ
   ーズしたガラス上に設けられ、共通電極は一部が該部分
   グレーズしたガラスと、耐熱性絶縁基板の間に形成され
   て成ることを特徴とするサーマルプリントヘッド。