JP2007230082A - サーマルヘッド及び印画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印画速度が速い場合でも高品質のイメージを記録媒体に印画することができるとともに、発熱素子間の均一化を図ることができて高品質のイメージを記録媒体に印画することができるサーマルヘッドを提供する。
【解決手段】 開示されるサーマルヘッドは、ベース基板11上に配列された複数若しくは単一の凸部(蓄熱層)13aと、各蓄熱層13a上に形成された複数の発熱体14とを備えたものである。このサーマルヘッドでは、各蓄熱層13aとベース基板11との間又は各蓄熱層13a内に高融点金属からなる放熱層12が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビデオプリンタ、バーコードプリンタ、ラベルプリンタ、カードプリンタ、ファクシミリ、券売機など各種の印画装置の感熱記録に用いられるサーマルヘッド及びそのサーマルヘッドを組み込んだ印画装置に関する。
従来のサーマルヘッドには、ガラス基板の上面に形成した複数の発熱抵抗体及び給電体と、この複数の発熱抵抗体と給電体とにより整列形成した複数の発熱素子と、少なくとも発熱素子の上面を被覆する保護層とを備えたものがある。この従来のサーマルヘッドでは、ガラス基板上に、純アルミニウム(Al)又はアルミニウム(Al)−銅(Cu)、アルミニウム(Al)−クロム(Cr)、アルミニウム(Al)−ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)−イットリウム(Y)等のアルミニウム(Al)と遷移金属との合金からなる放熱層を形成し、この放熱層の上にシリコン(Si)と遷移金属と酸素(O)からなる無機保温層を積層形成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−276226号公報(請求項1,請求項2,[0014]〜[0019]、図1)
上記した従来のサーマルヘッドでは、ガラス基板を用いて高速印画をする場合に発熱素子の発熱温度が制御不能となるという不都合を解決するために、ガラス基板上に、純アルミニウム(Al)等からなる放熱層を形成している。これにより、発熱素子直下のガラス基板の蓄熱が緩やかになっている。しかし、発熱素子直下のガラス基板の蓄熱を緩やかにするということは、高速印画のために駆動パルスの周波数を高めてもそれに対する熱応答速度が遅いことを意味するから、高速で印画するのに限界があるという矛盾した事態を招くことになる。
そこで、上記の事態を回避するために、熱履歴制御ICを用いることが考えられる。しかし、熱履歴制御ICは、高価であるとともに、制御が複雑であり、普及型、単機能型などのローエンドの印画装置には用いることができないという問題がある。
また、上記した従来のサーマルヘッドでは、放熱層の材料としてアルミニウム(Al)を用いているが、アルミニウム(Al)は、確かに熱伝導率(0℃)が237W/m・Kと高いが、融点が660.4℃と低い。従って、サーマルヘッドの製造工程において他の構成要素を形成する高温プロセスと、放熱層を形成する低温プロセスの両方を用いなければならない。このため、その分高温プロセスを行う設備と低温プロセスを行う設備が必要であるとともに、作製途中のサーマルヘッドを高温プロセスを行う設備と低温プロセスを行う設備との間でやりとりする必要がある。この結果、設備の規模が大きくなるとともに、完成品であるサーマルヘッドの価格が高くなってしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができるサーマルヘッド及び印画装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体とを備えたサーマルヘッドに係り、各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる放熱層が形成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体と、各前記蓄熱層の各一端に個別に接続される複数の個別電極と、各前記蓄熱層の各他端に共通に接続される共通電極とを備えたサーマルヘッドに係り、各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる前記共通電極が形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のサーマルヘッドに係り、前記ベース基板は、絶縁性セラミックス基板又は表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンからなることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明に係る印画装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のサーマルヘッドを備えることを特徴としている。
本発明によれば、請求項1記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体とを備えたものであり、各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる放熱層が形成されている。従って、印画速度を上げても高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。また、たとえ蓄熱層の領域直下のベース基板の表面に有底穴が形成されていても、放熱層がその有底穴を覆うことになる。この結果、ベース基板の表面を平坦化することができるので、蓄熱層の厚みのばらつきを抑えることができる。従って、発熱素子間の均一化を図ることができ、記録媒体が破れるなどすることなく、高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。
また、本発明によれば、請求項2記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体と、各前記蓄熱層の各一端に個別に接続される複数の個別電極と、各前記蓄熱層の各他端に共通に接続される共通電極とを備えたものであり、各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる前記共通電極が形成されている。従って、印画速度を上げても高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。また、たとえ蓄熱層の領域直下のベース基板の表面に有底穴が形成されていても、放熱層がその有底穴を覆うことになる。この結果、ベース基板の表面を平坦化することができるので、蓄熱層の厚みのばらつきを抑えることができる。従って、発熱素子間の均一化を図ることができ、記録媒体が破れるなどすることなく、高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。さらに、サーマルヘッドを小型化することができるとともに、表面を平坦にすることができ、ストレートパスが必要である硬い材質の記録媒体にも印画することができる。また、個別電極にも高融点金属を用いた場合には、製造工程のすべてにわたって高温プロセスを利用することができるので、製造工程においてコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、請求項4記載の発明に係る印画装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のサーマルヘッドを備えている。従って、印画速度の高速化に対応しつつ、高品質のイメージを印画することができるとともに、多機能型などのハイエンドのものから普及型、単機能型などのローエンドのものまで構成することができる。また、請求項2又は3に記載のサーマルヘッドを備えた場合には、サーマルヘッドを小型に構成することができるので、印画装置も小型に構成することができるとともに、サーマルヘッドの表面を平坦にすることができ、ストレートパスが必要である硬い材質の記録媒体にも印画することができるので、あらゆる記録媒体に印画することができ、汎用性がある。
実施の形態1.
図2は、本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッド1の構成を示す平面図、図3は、図2のA−A’断面図である。本実施の形態1に係るサーマルヘッド1は、例えば、感熱方式の印画装置(即ち、プリンタ)などに発熱源として搭載されるデバイスである。このサーマルヘッド1は、例えば、図2及び図3に示すように、サーマルヘッド薄膜チップ2と、このサーマルヘッド薄膜チップ2を駆動する駆動部3とを備え、サーマルヘッド薄膜チップ2が駆動部3に搭載された構成を有している。
駆動部3は、例えば、アルミニウム(Al)などからなる放熱板4に対してプリント基板(PCB;Print Circuit Board)5が部分的に重なるように連結されている。このプリント基板5は、一方の面(上面)に複数個のドライバIC(Integrated Circuit)6が搭載され、他方の面(下面)に外部接続用のコネクタ7が取り付けられている。ドライバIC6は、サーマルヘッド薄膜チップ2を駆動するためのデバイスである。ドライバIC6の各端子は、サーマルヘッド薄膜チップ2の上面に形成された個別電極15(後述)とそれぞれワイヤ8を介して接続されているとともに、プリント基板5の一方の面に形成されたプリントパターン(図示略)とワイヤ9を介して接続されている。サーマルヘッド薄膜チップ2の上面に形成された共通電極17の柱部17b(後述)は、プリント基板5の一方の面に形成されたプリントパターン(図示略)とワイヤ8を介して接続されている。また、ドライバIC6は、プリント基板5の一方の面に取り付けられたICカバー10により覆われている。なお、図2では、ICカバー10を図示していない。サーマルヘッド薄膜チップ2は、例えば、シリコン系の接着剤(図示略)により駆動部3を構成する放熱板4に固定されている。
図1は、サーマルヘッド1を構成するサーマルヘッド薄膜チップ2の構成を示す断面図である。サーマルヘッド薄膜チップ2は、ベース基板11と、放熱層12と、グレーズ13と、発熱体14と、個別電極15及び16と、共通電極17と、保護膜18とから概略構成されている。なお、図2では、保護膜18を図示していない。
本実施の形態1に係るサーマルヘッド薄膜チップ2の基本仕様は、例えば、以下の通りである。即ち、サーマルヘッド薄膜チップ2全体における印字長さを示す有効印字長(図1に示す紙面に直交する方向(主走査方向)の長さ)は、約80mm、サーマルヘッド薄膜チップ2を構成する発熱体14の総数は、640dotsである。従って、サーマルヘッド薄膜チップ2の1mm当たりにある発熱体14の個数を示す発熱体密度は、8dots/mm(=640dots/80mm)、隣接する発熱体14の間隔(主走査方向の間隔)を示す発熱体ピッチは、0.125mm(=80mm/640dots)である。サーマルヘッド薄膜チップ2を構成する複数の発熱体14が有する抵抗の平均値を示す平均抵抗値は、約800Ωである。発熱体14のサイズは、長さ約100μm、幅70μmである。
本実施の形態1に係るサーマルヘッド薄膜チップ2は、厚さ1mm程度の酸化アルミニウム(Al)(アルミナ;alumina)等の絶縁性セラミックス基板や表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンからなるベース基板11の上面のうち、グレーズ13を構成する凸部13a(後述)が形成される領域直下又は領域直下及びその近傍に、高融点金属からなる放熱層12が形成されている。放熱層4の厚さは、例えば、1μm程度である。
放熱層12に用いられる高融点金属としては、例えば、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)がある。それぞれの熱伝導率(0℃)は、タングステン(W)が174W/m・K、タンタル(Ta)が56W/m・K、モリブデン(Mo)が139W/m・K、チタン(Ti)が21.9W/m・Kである。また、それぞれの融点は、タングステン(W)が3400℃、タンタル(Ta)が2230℃、モリブデン(Mo)が2620℃、チタン(Ti)が1660℃である。
ベース基板11及び放熱層12の上面には、厚さ25μm程度のグレーズ13が帯状に形成されている。グレーズ13は、例えば、SiO−Al−RO系の無鉛、無アルカリのガラスなどの低熱伝導材料からなる。グレーズ13に用いられるガラスのガラス転移点Tgは、例えば、650〜700℃程度である。グレーズ13のうち、放熱層12の上面には、半円弧状に盛り上がった凸部13aが形成されている。この凸部13aは、発熱体14が発生する熱を内部で蓄熱してサーマルヘッド1の熱応答性を良好に維持する蓄熱層としての機能を有するとともに、印刷時に感熱紙(記録媒体)との接触性を高めて印字品質を向上させる機能をも有している。
上記グレーズ13の凸部13aの上面には、例えば、ホウ素(B)又はリン(P)がドーピングされた厚さ約0.2μmの多結晶シリコン(Poly−Si)薄膜からなる複数の発熱体14が主走査方向に上記発熱体ピッチで配列されて形成されている。発熱体14は、それぞれ略矩形状を呈している。発熱体14は、その両端に接続される個別電極15及び16並びに共通電極17を介して電源電力が印加されるとジュール発熱を起こし、感熱紙などの記録媒体に印画を形成するのに必要な所定の温度(約250〜500℃)になる。
さらに、複数の発熱体14の各上面には、グレーズ13の頂部上面及びその近傍に対応した領域を残して、副走査方向(図1に示す紙面の左右方向)における両側に、それぞれ、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の高導電性材料からなる個別電極15及び16が形成されている。個別電極15は、発熱体14の一端側から副走査方向に略平行に延出されており、ドライバIC6に接続される接続配線として機能する。また、各個別電極15は、所定の間隔を有する間隔領域を介して互いに分離されている。一方、個別電極16は、発熱体14の他端側から副走査方向に略平行に延出されているとともに、所定の間隔を有する間隔領域を介して互いに分離されている。
さらに、放熱層12、グレーズ13、発熱体14、個別電極15及び16により構成される発熱素子が主走査方向に所定間隔を隔てて並設されている発熱素子形成領域を囲むように、平面形状が略コ字状を呈する共通電極17が形成されている。共通電極17は、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の高導電性材料からなる。共通電極17は、梁部17aの一部が各個別電極16の上面の一部を覆うことにより、各個別電極16と電気的に接続されている。共通電極17は、電源電力を発熱体14に供給する給電配線として機能する。
以上説明した発熱体14、個別電極15及び16、共通電極17の上面には、個別電極15のワイヤ8がボンディングされる各一端を残して保護膜18が形成されている。この保護膜18は、発熱体14、個別電極15及び16、共通電極17が大気中の水分等によって腐食されるのを防止するとともに、記録媒体にイメージを印画する際に、その記録媒体と接触することに起因して発熱体14や個別電極15又は16が磨耗や破損することを防止するためのものである。保護膜18は、厚さが3〜10μm程度である。保護膜18は、例えば、シリコン(Si)、ホウ素(B)及びリン(P)を有する材料を含んで構成されており、具体的には、ケイ素−ホウ素−リン化合物(SiBP)により構成されている。ケイ素−ホウ素−リン化合物(SiBP)の熱伝導率は、60W/m・K未満である。
次に、上記構成を有するサーマルヘッド薄膜チップ2の製造方法について説明する。
(1)ベース基板11
ベース基板11がアルミナセラミックスからなる場合、例えば、アルミナ(酸化アルミニウム(Al))、シリカ(二酸化シリコン(SiO))、マグネシア(酸化マグネシウム(MgO))等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加・混合して泥漿状とした後、これを周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を用いてセラミックグリーンシートを作製する。次に、このセラミックグリーンシートを所定形状に打ち抜き加工した後、これを高温(例えば、約1600℃)で焼成する。
ベース基板11の表面粗さRaは、例えば、7000オングストロームである。また、ベース基板11を構成するアルミナの純度は、例えば、95%程度である。なお、ベース基板11は、特にポリッシング等の表面処理を施さないため、例えば、直径約5μm程度の有底穴が形成されている場合がある。
(2)放熱層12
放熱層12は、従来周知の薄膜形成技術、例えば、スパッタリング、真空蒸着、LP−CVD(減圧CVD)法、イオンプレーティング、フォトリソグラフィ(photolithography)技術、エッチング技術を順次使用して形成する。
(3)グレーズ13
まず、ガラス粉末に適当な有機溶剤・有機バインダー等を添加・混合して得られたガラスペーストを、従来周知のスクリーン印刷技術などを使用してベース基板11及び放熱層12の上面所定領域に塗布した後、上記フォトリソグラフィ技術を使用して所定形状に加工する。次に、これを900℃〜1200℃の高温で所定時間焼成する。
(4)発熱体14、個別電極15及び16、共通電極17
発熱体14、個別電極15及び16、共通電極17も、上記した従来周知の薄膜形成技術を使用して形成する。具体的には、まず、各グレーズ13の上面に、ホウ素(B)又はリン(P)がドーピングされたポリシリコン(Poly−Si)薄膜を形成する。次に、複数の発熱体14の各上面に、グレーズ13の頂部上面及びその近傍に対応した領域を残して、副走査方向(図1に示す紙面の左右方向)における両側に、個別電極15及び16をそれぞれ形成する。さらに、放熱層12、グレーズ13、発熱体14、個別電極15及び16により構成される発熱素子が主走査方向に所定間隔を隔てて並設されている発熱素子形成領域を囲むように、平面形状が略コ字状を呈する共通電極17を形成する。
(5)保護膜18
保護膜18は、シラン(SiH)、ジボラン(B)及びホスフィン(PH)等を原料としてプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)を使用して形成する。
次に、上記構成を有するサーマルヘッド1の動作について、図1〜図4を参照して説明する。本実施の形態1に係るサーマルヘッド1では、例えば、感熱方式の印画装置等の装置本体に駆動部3のコネクタ7を介して接続された状態において、印画速度500mm/secで印画する場合には、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極15及び16、共通電極17に印加されるパルス(図4(1)参照)が”H”レベルになると、これらの個別電極15及び16、共通電極17から供給された電流に基づいて発熱体14が発熱することにより、印画用の熱が発生する。
このとき発生した熱は、内部でグレーズ13の凸部13aに蓄熱されるとともに、保護膜18内を経た後、最終的に記録媒体(図示略)の印画領域まで伝導する。これにより、放熱層12、グレーズ13、発熱体14、個別電極15及び16により構成される発熱素子の温度は、図4(2)に示すように、急激に上昇し、印画温度に到達するので、記録媒体(図示略)の印画領域に印画される。
次に、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極15及び16、共通電極17に印加されるパルス(図4(1)参照)が”L”レベルになると、グレーズ13の凸部13aに蓄熱されていた熱は、凸部13aの領域直下及びその近傍に高融点金属からなる放熱層12が形成されているので、この放熱層12、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により急速に放熱される。これにより、放熱層12、グレーズ13、発熱体14、個別電極15及び16により構成される発熱素子の温度は、図4(2)に示すように、急激に下降する。
以上説明した動作が順次繰り返されることにより、500mm/secの印画速度で記録媒体(図示略)の所定のイメージが印画される。
一方、印画速度1000mm/secで印画する場合には、印画速度500mm/secで印画する場合に比べて短時間で発熱体14に必要な温度を確保する必要があるため、印加電力は、印画速度500mm/secで印画する場合よりも大きくする必要がある。しかし、本発明の実施の形態1によれば、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極15及び16、共通電極17に振幅の大きな(即ち、印加電力が印画速度500mm/secで印画する場合のパルスより大きい)のパルス(図4(3)参照)が印加された場合であっても、放熱層12、グレーズ13、発熱体14、個別電極15及び16により構成される発熱素子の温度は、図4(4)に実線で示すように、急激に上昇及び下降を繰り返す。従って、以上説明した動作が順次繰り返されても、図4(4)に破線で示す従来のように、印画を繰り返すに従って印画温度が累積的に上昇することはない。このため、1000mm/secの印画速度でも記録媒体(図示略)の所定のイメージが印画されることになる。
このように、本発明の実施の形態1によれば、凸部13aの領域直下及びその近傍に高融点金属からなる放熱層12が形成されているので、グレーズ13の凸部13aに蓄熱されていた熱は、放熱層12、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により急速に放熱される。従って、印画速度を上げても高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。
また、上記したように、ベース基板11の表面粗さRaは、例えば、7000オングストロームであり、例えば、直径約5μm程度の有底穴が形成されている場合がある。しかし、本発明の実施の形態1によれば、凸部13aの領域直下及びその近傍に高融点金属からなる放熱層12が形成されているので、たとえ凸部13aの領域直下のベース基板11の表面に直径約5μm程度の有底穴が形成されていても、放熱層12がその有底穴を覆うことになる。この結果、ベース基板11の表面を平坦化することができるので、凸部13aの厚みのばらつきを抑えることができる。従って、発熱素子間の均一化を図ることができ、記録媒体が破れるなどすることなく、高品質のイメージを記録媒体に印画することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、ドライバIC6に従来必要であった複雑な制御で高価な熱履歴制御ICを用いなくても良い。従って、サーマルヘッド1を安価に構成することができる。このため、本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッド1は、多機能型などのハイエンドの印画装置から普及型、単機能型などのローエンドの印画装置まで幅広く用いることができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッド21を構成するサーマルヘッド薄膜チップ22の構成を示す断面図、図6は、本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッド21の構成を示す断面図である。図5及び図6において、図1〜図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5に示すサーマルヘッド薄膜チップ22が図1に示すサーマルヘッド薄膜チップ2と異なる点は、放熱層12、共通電極17及び保護膜18に換えて、共通電極23、ヴィア配線24及び25、絶縁膜26、パッド27並び保護膜28が新たに設けられている。
共通電極23は、ベース基板11の上面のほぼ全面に形成されている。共通電極23の厚さは、例えば、0.5μm程度である。共通電極23は、上述した実施の形態1における放熱層12と同様に、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の高融点金属から構成されている。従って、共通電極23は、上述した実施の形態1における放熱層12と同様の機能、即ち、グレーズ13の凸部13aに蓄熱されていた熱を急速に冷却する機能と、上述した実施の形態1における共通電極17と同様の機能、即ち、電源電力を発熱体14に供給する給電配線として機能とを合わせて有している。
ヴィア配線24は、共通電極23と個別電極16を電気的に接続するものである。一方、ヴィア配線25は、共通電極23と個別電極15の上面に形成された絶縁膜26上のパッド27を電気的に接続するものである。パッド27は、図6に示すように、プリント基板5の一方の面に形成されたプリントパターン(図示略)とワイヤ8を介して接続されるように構成されている。
保護膜28は、発熱体14、個別電極15及び16の上面のうち、個別電極15のワイヤ8がボンディングされる各一端と、パッド27の部分とを残して形成されている。保護膜28は、厚さが3〜10μm程度である。保護膜28は、例えば、シリコン(Si)、ホウ素(B)及びリン(P)を有する材料を含んで構成されており、具体的には、ケイ素−ホウ素−リン化合物(SiBP)により構成されている。
上記構成を有するサーマルヘッド薄膜チップ22の製造方法のうち、ヴィア配線24及び25、絶縁膜26、パッド27を形成する点と、図1に示す共通電極17を形成しない点とを除いて、上述した実施の形態1におけるサーマルヘッド薄膜チップ2の製造方法と同様である。また、共通電極23の形成方法は、パターンが異なるだけで上記した放熱層12の形成方法と同様である。また、ヴィア配線24及び25並びに絶縁膜26は、半導体装置製造分野で周知の方法により形成する。なお、上記構成を有するサーマルヘッド21の動作については、上述した実施の形態1におけるサーマルヘッド21の動作と略同様であるので、その説明を省略する。
このように、本発明の実施の形態2によれば、図1に示す放熱層12、共通電極17及び保護膜18に換えて、図5に示すように、共通電極23、ヴィア配線24及び25、絶縁膜26、パッド27並び保護膜28が新たに設けられている。従って、本発明の実施の形態2によれば、上記実施の形態1により得られる効果が得られる他、サーマルヘッド21を小型化することができる。何故なら、図2に示す共通電極17を構成する梁部17a及び柱部17bを形成する必要がないため、サーマルヘッド薄膜チップ22全体のサイズを小さくすることができるからである。
また、本発明の実施の形態2によれば、共通電極17を形成しないことにより、サーマルヘッド薄膜チップ22の表面を平坦にすることができ、ストレートパスが必要である硬い材質の記録媒体にも印画することができる。さらに、本発明の実施の形態2において、個別電極15及び16についても高融点金属を用いた場合には、サーマルヘッド薄膜チップ22の製造工程のすべてにわたって高温プロセスを利用することができるので、製造工程においてコストダウンを図ることができる。何故なら、アルミニウム(Al)の融点が660.4℃と低いため、個別電極15及び16にアルミニウム(Al)を用いた場合には、既に形成した個別電極15及び16が熔解しない温度で他の膜を形成しなければならない。これに対し、個別電極15及び16についても高融点金属を用いた場合には、融点が最も低いチタン(Ti)でもその融点は1660℃であり、このような不都合は生じないからである。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る印画装置31の概略構成を示す概念図である。この印画装置31は、ビデオプリンタであり、図7に示すように、略六面体状を呈するケーシング32を有している。ケーシング32の前面には、液晶ディスプレイ等からなる表示パネル33、入力キー34及び排紙口35がそれぞれ設けられている。
また、ケーシング32内には、感熱紙36がロール状に巻き取られた形で収納されている。感熱紙36の先端部は、複数本(図7では、2本)の搬送ローラ37に支持されて排紙口35の手前に位置決めされている。さらに、ケーシング32内には、上述した実施の形態1に係るサーマルヘッド1又は上述した実施の形態2に係るサーマルヘッド21が感熱紙36の上側に位置決めされて組み込まれている。サーマルヘッド1又は21により感熱紙36を加熱して発色させることにより、文字や画像などのイメージを感熱紙36に印刷した後、この感熱紙36を排紙口35から排出することができる。
このように、本発明の実施の形態3によれば、上述した実施の形態1に係るサーマルヘッド1又は上述した実施の形態2に係るサーマルヘッド21を用いているので、本発明の実施の形態3に係る印画装置は、印画速度の高速化に対応しつつ、高品質のイメージを印画することができるとともに、多機能型などのハイエンドのものから普及型、単機能型などのローエンドのものまで構成することができる。また、上述した実施の形態2に係るサーマルヘッド21を小型に構成することができるので、本発明の実施の形態3に係る印画装置も小型に構成することができる。さらに、上述した実施の形態2に係るサーマルヘッド21は、サーマルヘッド薄膜チップ22の表面を平坦にすることができ、ストレートパスが必要である硬い材質の記録媒体にも印画することができるので、本発明の実施の形態3に係る印画装置は、記録媒体の種類に制約されず、汎用性を有している。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述した実施の形態1では、放熱層12は、グレーズ13の下層に形成する例を示したが、これに限定されず、グレーズ13の中に形成しても良い。この場合でも得られる効果は上述した実施の形態1で得られる効果と同様である。もっとも、この場合には、ベース基板11上へのグレーズ13の形成工程、このグレーズ13上への放熱層12の形成工程及びこの放熱層12上へのグレーズの形成工程という製造工程が必要となる。従って、製造プロセスを考慮すれば、上述した実施の形態1のように、ベース基板11とグレーズ13との間に放熱層12を形成することが好ましい。
また、上述した実施の形態1及び2では、放熱層12は、従来周知の薄膜形成技術を使用して形成する例を示したが、これに限定されず、高融点金属のペーストを用いた周知のスクリーン印刷技術で形成しても良い。
また、上述した実施の形態2では、ヴィア配線24及び25を半導体装置製造分野で周知の方法により形成する例を示したが、これに限定されない。例えば、ヴィア配線24及び25は、個別電極15及び16を形成した後、所定箇所にレーザビーム等を用いて個別電極15及び16、発熱体14及びグレーズ13を貫通し、共通電極23に到達する穴を形成した後、ヴィア配線24については当該穴にそのまま、ヴィア配線25については当該穴の周囲に絶縁層を形成した後、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の高導電性材料を埋めて形成しても良い。
さらに、図5に示すヴィア配線24及び25、絶縁膜26、パッド27については、それぞれの製造工程を設けて個別に形成する必要はない。例えば、グレーズ13をスクリーン印刷技術等を用いて形成する際に、上記ヴィア配線24及び25に対応した箇所にホール(図示略)を形成したり、図8に示すように、グレーズ13の端部13b及び13cを開口し、露出した共通電極23上に個別電極16及びパッド42を形成する等の工夫を施したりすることにより、上述した実施の形態2で説明した構造とほぼ同様の構造を有するサーマルヘッド薄膜チップ41が得られる。図8において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
また、上述した実施の形態1及び2では、凸部13aも含めたグレーズ13上に発熱体14を長く形成する例を示したが、これに限定されず、発熱体14は、グレーズ13の凸部13aの上側にだけ形成しても良い。さらに、上述した実施の形態1及び2では、蓄熱層として、グレーズ13内に凸部13aを形成する例を示したが、これに限定されず、蓄熱層は、平坦に形成しても良い。
また、上述した実施の形態1及び2では、個別電極15及び16がアルミニウム(Al)からなる例を示したが、これに限定されず、個別電極15及び16の材料として、例えば、アルミニウム合金(Al−Si、Al−Si−Cu、Al−Tiなど)や上記した高融点金属を用いても良い。
また、上述した実施の形態3では、本発明をビデオプリンタ31に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、バーコードプリンタ、ラベルプリンタ、カードプリンタ、ファクシミリ、券売機などにも適用することもがきる。
また、上述した各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。 図2のA−A’断面図である。 本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッドの動作を説明するための波形の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る印画装置の概略構成を示す概念図である。 本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの変形例の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,21 サーマルヘッド
2,22,41 サーマルヘッド薄膜チップ
3 駆動部
4 放熱板
5 プリント基板
6 ドライバIC
7 コネクタ
8,9 ワイヤ
10 ICカバー
11 ベース基板
12 放熱層
13 グレーズ
13a 凸部(蓄熱層)
13b,13c 端部
14 発熱体
15,16 個別電極
17,23 共通電極
18,28 保護膜
24,25 ヴィア配線
26 絶縁膜
27,42 パッド
31 印画装置
32 ケーシング
33 表示パネル
34 入力キー
35 排紙口
36 感熱紙
37 搬送ローラ

Claims (4)

  1. ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体とを備えたサーマルヘッドにおいて、
    各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる放熱層が形成されていることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体と、各前記蓄熱層の各一端に個別に接続される複数の個別電極と、各前記蓄熱層の各他端に共通に接続される共通電極とを備えたサーマルヘッドにおいて、
    各前記蓄熱層と前記ベース基板との間又は各前記蓄熱層内に高融点金属からなる前記共通電極が形成されていることを特徴とするサーマルヘッド。
  3. 前記ベース基板は、絶縁性セラミックス基板又は表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーマルヘッド。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のサーマルヘッドを備えることを特徴とする印画装置。
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