JP4978042B2 - サーマルヘッド及び印画装置 - Google Patents

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本発明は、ビデオプリンタ、バーコードプリンタ、ラベルプリンタ、カードプリンタ、ファクシミリ、券売機など各種の印画装置の感熱記録に用いられるサーマルヘッド及びそのサーマルヘッドを組み込んだ印画装置に関する。
従来のサーマルヘッドには、セラミック基板上にグレーズ層が形成され、順次発熱抵抗体層、電気導体層、下部保護層、上部保護層が積層されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。以下、この技術を第1の従来例と呼ぶ。
また、従来のサーマルヘッドには、上面に複数個の発熱抵抗体が被着された基板の下面であって、発熱抵抗体の直下領域に凹溝を設けるとともに、この凹溝内に熱伝導率が20W/m・k以上の良熱伝導体からなる粒子を10重量%以上含有させた放熱コンパウンドを充填し、かつ、放熱コンパウンド中の粒子の含有量を基板の両端域に対して中央域で多くしたものがある(例えば、特許文献2参照。)。以下、この技術を第2の従来例と呼ぶ。
特開平7−132628号公報([0017]、図1) 特開平9−201993号公報(請求項1,[0006]〜[0018]、図1)
サーマルヘッドを組み込んだ印画装置においても、他の種類のプリンタと同様、高速印画の要請が高まってきている。この種の印画装置において高速印画を行うためには、サーマルヘッドの発熱温度を短時間で印画温度まで上昇させる必要がある。しかし、上記した第1の従来例では、セラミック基板の中央域に熱がこもる傾向がある。即ち、発熱部(発熱ドット)間の温度分布にバラツキがあった。このため、印字に際して発熱抵抗体層を繰り返しジュール発熱させると、セラミック基板の両端域よりも中央域で高温となり、記録媒体全体において印画の濃度ムラが発生するおそれがあった。
この点、上記した第2の従来例では、基板中の熱は両端域よりも中央域で放熱板側に良好に伝導され、基板の温度状態はその長さ方向にわたってほぼ一定に維持されるため、発熱部(発熱ドット)間の温度分布のバラツキは緩和される。しかし、上記した第2の従来例では、発熱部(発熱ドット)及びその近傍における温度分布は、発熱部中心に狭い幅のピークを有するプロファイルとなっていることから、記録媒体に印画された印画ドットは、その中心部だけが濃く、周辺部が薄いという、印画ドット内でムラが生じており、高品質の印画を提供することができないという問題がある。一方、印画ドット全体のムラを解消するために、発熱部(発熱ドット)の発熱温度を高めると、上記温度分布のピーク温度が記録媒体の耐熱温度を超えてしまい、記録媒体が焦げるなどの所定の印画品質が得られないおそれがある。この結果、上記した第2の従来例では、上記温度分布のピーク温度を低減しつつ必要な記録濃度を得ることができなかったため、記録媒体に熱ダメージを与えることなく、より高精細で高速な印画の要請に十分に応えることができないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができるサーマルヘッド及び印画装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体と、各前記蓄熱層の発熱部領域の下部に形成された良熱伝導材料からなる放熱ドットとを備えたサーマルヘッドであって、各前記蓄熱層の発熱部領域は、各前記蓄熱層の他の領域より薄く形成され、かつ中央部が最も薄く、周囲に向かうに従って厚くなっていくように形成されており、前記放熱ドットは、Pt,W,Ta,Mo,Tiから選ばれた高融点金属、あるいは、酸化アルミニウム、酸化ベリリウム、炭化シリコン、炭化タングステン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素から選ばれた良熱伝導絶縁物を含み、各前記蓄熱層は焼成して得られるガラスグレーズであることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載のサーマルヘッドに係り、前記ベース基板は、絶縁性セラミックス基板又は表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンからなることを特徴としている。
また、請求項記載の発明に係る印画装置は、請求項1又は2に記載のサーマルヘッドを備えることを特徴としている。


本発明によれば、請求項1記載の発明に係るサーマルヘッドは、ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体とを備えたものであり、各前記蓄熱層の発熱部領域は、各前記蓄熱層の他の領域より薄く形成されている。従って、発熱部及びその近傍における温度分布の特性は、従来と比較して、ピーク温度が低いとともに、ピーク温度を示す領域が広く、かつ、その領域がほぼ平坦(均一)である。この結果、記録媒体に印画されたドットは、広範囲にわたってほぼ同等の濃度を示すこととなる。また、発熱部及びその近傍における温度分布の特性は、従来と比較して、ピーク温度が低いので、印画温度からの低下も速く、かつ、印画速度が高速であっても、発熱部のピーク温度が記録媒体の耐熱温度を超えることはないので、高品質のイメージを記録媒体に高速で印画することができる。即ち、高速印画の要請に十分に応えることができる。
また、本発明によれば、請求項5記載の発明に係る印画装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載のサーマルヘッドを備えている。従って、印画速度の高速化に対応しつつ、高品質のイメージを印画することができる。
実施の形態1.
図2は、本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッド1の構成を示す平面図、図3は、図2のA−A断面図である。本実施の形態1に係るサーマルヘッド1は、例えば、感熱方式の印画装置(即ち、プリンタ)などに発熱源として搭載されるデバイスである。このサーマルヘッド1は、例えば、図2及び図3に示すように、サーマルヘッド薄膜チップ2と、このサーマルヘッド薄膜チップ2を駆動する駆動部3とを備え、サーマルヘッド薄膜チップ2が駆動部3に搭載された構成を有している。
駆動部3は、例えば、アルミニウム(Al)などからなる放熱板4に対してプリント基板(PCB;Print Circuit Board)5が部分的に重なるように連結されている。このプリント基板5は、一方の面(上面)に複数個のドライバIC(Integrated Circuit)6が搭載され、他方の面(下面)に外部接続用のコネクタ7が取り付けられている。ドライバIC6は、サーマルヘッド薄膜チップ2を駆動するためのデバイスである。ドライバIC6の各端子は、サーマルヘッド薄膜チップ2の上面に形成された個別電極15(後述)とそれぞれワイヤ8を介して接続されているとともに、プリント基板5の一方の面に形成されたプリントパターン(図示略)とワイヤ9を介して接続されている。
サーマルヘッド薄膜チップ2の上面に形成された共通電極16の柱部16b(後述)は、プリント基板5の一方の面に形成されたプリントパターン(図示略)とワイヤ8を介して接続されている。サーマルヘッド薄膜チップ2は、例えば、シリコーン(Silicone)系の接着剤(図示略)により駆動部3を構成する放熱板4に固定されている。ここで、シリコーンとは、シリコン(Si)と酸素(O)からなるシロキサン結合(≡Si−O−Si≡)を骨格とし、そのシリコン(Si)にメチル(−CH)を主体とする有機基が結合したポリマーをいう。
図1(a)は図2に示すサーマルヘッド薄膜チップ2におけるBの部分の構成を示す平面図、図1(b)は(a)のA−A断面図、図1(c)は(a)のB−B断面図である。サーマルヘッド薄膜チップ2は、ベース基板11と、グレーズ12と、発熱体13と、個別電極14及び15と、共通電極16と、保護膜17とから概略構成されている。なお、共通電極16は、図1(a)〜(c)では図示せず、図3で図示している。また、保護膜17は、図1(a)及び図2では図示していない。
本実施の形態1に係るサーマルヘッド薄膜チップ2の基本仕様は、例えば、以下の通りである。即ち、サーマルヘッド薄膜チップ2全体における印字長さを示す有効印字長(図3に示す紙面に直交する方向(主走査方向)の長さ)は、約80mm、サーマルヘッド薄膜チップ2を構成する発熱体13の総数は、640dotsである。従って、サーマルヘッド薄膜チップ2の1mm当たりにある発熱体13の個数を示す発熱体密度は、8dots/mm(=640dots/80mm)、隣接する発熱体13の間隔(主走査方向の間隔)を示す発熱体ピッチは、0.125mm(=80mm/640dots)である。サーマルヘッド薄膜チップ2を構成する複数の発熱体13が有する抵抗の平均値を示す平均抵抗値は、約800Ωである。発熱部(発熱ドット)の平面サイズは、約100μm×約100μmである。
本実施の形態1に係るサーマルヘッド薄膜チップ2では、ベース基板11は、例えば、厚さ1mm程度の酸化アルミニウム(Al)(アルミナ;alumina)等の絶縁性セラミックス基板や表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンから構成されている。ベース基板11の上面には、厚さ25μm程度のグレーズ12が帯状に形成されている。グレーズ12は、例えば、SiO−Al−RO系の無鉛、無アルカリのガラスなどの低熱伝導材料からなる。グレーズ12に用いられるガラスのガラス転移点Tgは、例えば、650〜700℃程度である。
グレーズ12において、発熱部領域12aには、ほぼクレータ(crater)状を呈した凹部18が形成されており、グレーズ12の他の厚さが均一な領域12bと比較して薄く形成されている。言い換えれば、発熱部領域12aは、中央部が最も薄く、周囲に向かうに従って厚くなっていくように形成されている。凹部18の中央部における厚さは、例えば、グレーズ12の他の厚さが均一な領域12bにおける厚さの約70%程度とする。この凹部18は、発熱体13が発生する熱を内部で蓄熱してサーマルヘッド1の熱応答性を良好に維持する蓄熱層としての機能を有している。
上記グレーズ12の上面には、例えば、ホウ素(B)又はリン(P)がドーピングされた厚さ約0.2μmの多結晶シリコン(Poly−Si)薄膜からなる複数の発熱体13が主走査方向に上記発熱体ピッチで配列されて形成されている。発熱体13は、それぞれ略矩形状を呈している。発熱体13は、その両端に接続される個別電極14及び15並びに共通電極16を介して電源電力が印加されるとジュール発熱を起こし、感熱紙などの記録媒体に印画を形成するのに必要な所定の温度になる。
さらに、複数の発熱体13の各上面には、グレーズ12の発熱部領域12aの上面及びその近傍に対応した領域を残して、副走査方向(図1(b)及び図3に示す紙面の左右方向)における両側に、それぞれ、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の高導電性材料からなる個別電極14及び15が形成されている。個別電極14は、発熱体13の一端側から副走査方向に略平行に延出されており、ドライバIC6に接続される接続配線として機能する。また、各個別電極14は、所定の間隔を有する間隔領域を介して互いに分離されている。一方、個別電極15は、発熱体13の他端側から副走査方向に略平行に延出されているとともに、所定の間隔を有する間隔領域を介して互いに分離されている。
さらに、グレーズ12、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子が主走査方向に所定間隔を隔てて並設されている発熱素子形成領域を囲むように、平面形状が略コ字状を呈する共通電極16が形成されている。共通電極16は、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の高導電性材料からなる。共通電極16は、梁部16aの一部が各個別電極15の上面の一部を覆うことにより、各個別電極15と電気的に接続されている。共通電極16は、電源電力を発熱体13に供給する給電配線として機能する。
以上説明した発熱体13、個別電極14及び15、共通電極16の上面には、個別電極14及び共通電極16のワイヤ8がボンディングされる各一端を残して保護膜17が形成されている。この保護膜17は、発熱体13、個別電極14及び15、共通電極16が大気中の水分等によって腐食されるのを防止するとともに、記録媒体にイメージを印画する際に、その記録媒体と接触することに起因して発熱体13や個別電極14又は15が磨耗や破損することを防止するためのものである。保護膜17は、厚さが3〜10μm程度である。保護膜17は、例えば、シリコン(Si)、ホウ素(B)及びリン(P)を有する材料を含んで構成されており、具体的には、シリコン−ホウ素−リン化合物(SiBP)により構成されている。
次に、上記構成を有するサーマルヘッド薄膜チップ2の製造方法について説明する。
(1)ベース基板11
ベース基板11がアルミナセラミックスからなる場合、例えば、アルミナ(酸化アルミニウム(Al))、シリカ(二酸化シリコン(SiO))、マグネシア(酸化マグネシウム(MgO))等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加・混合して泥漿状とした後、これを周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を用いてセラミックグリーンシートを作製する。次に、このセラミックグリーンシートを所定形状に打ち抜き加工した後、これを高温(例えば、約1600℃)で焼成する。ベース基板11を構成するアルミナの純度は、例えば、95%程度である。
(2)グレーズ12
まず、ガラス粉末に適当な有機溶剤・有機バインダー等を添加・混合して得られたガラスペーストを、従来周知のスクリーン印刷技術などを使用してベース基板11の上面所定領域に塗布した後、上記フォトリソグラフィ技術を使用して所定形状に加工する。次に、これを900℃〜1200℃の高温で所定時間焼成する。
次に、例えば、フッ化水素酸(HF)等からなる液滴を、例えば、キャピラリー(毛細管)等を用いて、グレーズ12の発熱部領域12aに滴下し、グレーズ12の他の厚さが均一な領域12bよりも厚さが薄くなるようにエッチングすることにより、クレータ状を呈する凹部18を形成する。フッ化水素酸(HF)を用いる場合、その液滴の大きさ及びエッチング時間は、発熱部(発熱ドット)の形状よりもエッチングされる領域、即ち、凹部18が小さくなるように任意に選ぶことができる。例えば、液滴の直径を発熱部の幅方向の長さに対して70%、エッチング時間を2分間に設定した場合、凹部18の中央部における厚さは、グレーズ12の他の厚さが均一な領域12bにおける厚さの約70%程度となる。
(3)発熱体13、個別電極14及び15、共通電極16
発熱体13、個別電極14及び15、共通電極16も、従来周知の薄膜形成技術、例えば、スパッタリング、真空蒸着、LP−CVD(減圧CVD)法、イオンプレーティング、フォトリソグラフィ(photolithography)技術、エッチング技術を順次使用して形成する。具体的には、まず、各グレーズ12の上面に、ホウ素(B)又はリン(P)がドーピングされたポリシリコン(Poly−Si)薄膜を形成する。次に、複数の発熱体13の各上面に、発熱部領域12aの上面及びその近傍に対応した領域を残して、副走査方向(図1(b)及び図3に示す紙面の左右方向)における両側に、個別電極14及び15をそれぞれ形成する。さらに、グレーズ12、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子が主走査方向に所定間隔を隔てて並設されている発熱素子形成領域を囲むように、梁部16aと、2本の柱部16bとからなり、平面形状が略コ字状を呈する共通電極16を形成する(図2参照)。
(4)保護膜17
保護膜17は、シラン(SiH)、ジボラン(B)及びホスフィン(PH)等を原料としてプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)を使用して形成する。
次に、上記構成を有するサーマルヘッド1の動作について、図1〜図3を参照して説明する。本実施の形態1に係るサーマルヘッド1では、例えば、感熱方式の印画装置等の装置本体に駆動部3のコネクタ7を介して接続された状態において、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極14及び15、共通電極16にパルス(図示略)が印加されると、これらの個別電極14及び15、共通電極16から供給された電流に基づいて発熱体13が発熱することにより、印画用の熱が発生する。
このとき発生した熱は、内部でグレーズ12の凹部18に蓄熱されるとともに、保護膜17内を経た後、最終的に記録媒体(図示略)の印画領域まで伝導する。これにより、凹部18、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子の温度が上昇し、印画温度に到達するので、記録媒体(図示略)の印画領域に印画される。
次に、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極14及び15、共通電極16にパルス(図示略)が印加されなくなると、グレーズ12の発熱部領域12aに蓄熱されていた熱は、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により放熱される。一方、発熱中心近傍に形成されているグレーズ12に蓄熱されていた熱は、個別電極14及び15並びに共通電極16を経て放熱される。これにより、凹部18、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子の温度は、下降する。
以上説明した動作が順次繰り返されることにより、記録媒体(図示略)の所定のイメージが印画される。
ここで、図4に発熱部(発熱ドット)及びその近傍における温度分布の一例を示す。図4(a)は図1(b)に示す構造に対応した温度分布の一例、図4(b)は図1(c)に示す構造に対応した温度分布の一例を示す図である。図4(a)及び図4(b)において、曲線aはいずれも本実施の形態1に係るサーマルヘッド1の特性を示すもの、曲線bはいずれもグレーズ12に凹部18を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドの特性を示すものである。また、図4(a)及び図4(b)において、相対温度比とは、グレーズ12に凹部18を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドを構成する発熱中心のピーク温度を1に正規化した場合の相対的な温度をいう。
図4に示すように、本実施の形態1に係るサーマルヘッド1では、発熱部中心のグレーズ12の厚さがその外周部のグレーズ12の厚さより薄く形成されているため、温度分布の特性は、グレーズ12に凹部18を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドの温度分布の特性と比較して、ピーク温度が低いとともに、ピーク温度を示す領域が広く、かつ、その領域がほぼ平坦(均一)である。
本実施の形態1に係るサーマルヘッド1の発熱部及びその近傍における温度分布が上記特性を示すのは、以下に示す理由による。まず、発熱中心の近傍に形成されているグレーズ12の近傍に形成されている個別電極14及び15並びに共通電極16は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等から構成されている。アルミニウム(Al)の熱伝導率(0℃)は、237W/m・K、銅(Cu)の熱伝導率(0℃)は、403W/m・Kである。従って、発熱中心近傍に形成されているグレーズ12に蓄熱される熱は、個別電極14及び15並びに共通電極16を経て放熱される。
一方、グレーズ12の発熱部領域12aに蓄熱される熱は、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により放熱される。ベース基板11を構成するアルミナセラミックスの熱伝導率(20℃)は、15〜40W/m・K程度であるが、放熱板4は、熱伝導率(0℃)が237W/m・Kと高いアルミニウム(Al)などから構成されている。さらに、発熱部中心に形成されているグレーズ12の凹部18における厚さは、グレーズ12の他の厚さが均一な領域12bにおける厚さの約70%程度である。従って、グレーズ12の発熱部領域12aにおける温度は、その近傍の領域における温度とほぼ等しくなる。この結果、記録媒体に印画されたドットは、広範囲にわたってほぼ同等の濃度を示すこととなる。
また、本実施の形態1に係るサーマルヘッド1を構成する発熱部のピーク温度は、凹部18を形成しない場合に比べて低いので、印画温度からの低下も速い。従って、印画速度を高速にした場合であっても、発熱部(発熱ドット)のピーク温度が記録媒体の耐熱温度を超えることはないので、高品質のイメージを記録媒体に高速で印画することができる。即ち、本実施の形態1によれば、高速印画の要請に十分に応えることができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの発熱部及びその近傍の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。図5において、図1〜図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5に示すサーマルヘッド薄膜チップの発熱部及びその近傍が図1に示すサーマルヘッド薄膜チップ2の発熱部及びその近傍と異なる点は、グレーズ12に換えて、グレーズ21が新たに形成されている点と、放熱ドット22が新たに形成されている点とである。
放熱ドット22は、ベース基板11上面の各発熱部(発熱ドット)の略中央に、半円弧状に盛り上がって形成されている。放熱ドット22の平面サイズは、発熱部(発熱ドット)の平面サイズ(約100μm×約100μm)よりやや小さい。放熱ドット22の直径は、例えば、発熱部(発熱ドット)の幅方向の長さ(図5(b)に示す紙面に直交する方向(主走査方向)の長さ)の80%とする。また、放熱ドット22の中心部の厚さは、例えば、当該領域における後述するグレーズ21の厚さを含めた全体の厚さの20%とする。
放熱ドット22は、例えば、白金(Pt)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の高融点金属や、酸化アルミニウム、酸化ベリリウム、炭化シリコン、炭化タングステン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素等の絶縁物などの良熱伝導材料からなる。このうち、高融点金属それぞれの熱伝導率(0℃)は、白金(Pt)が72W/m・K、タングステン(W)が174W/m・K、タンタル(Ta)が56W/m・K、モリブデン(Mo)が139W/m・K、チタン(Ti)が21.9W/m・Kである。
一方、絶縁物それぞれの熱伝導率(0℃)は、酸化アルミニウムが82W/m・K、酸化ベリリウムが272W/m・K、炭化シリコンが270W/m・K、炭化タングステンが122W/m・K、窒化アルミニウムが260W/m・K、窒化ホウ素が390W/m・Kである。
ベース基板11及び放熱ドット22の上面には、厚さ25μm程度のグレーズ21が帯状に形成されている。グレーズ21の材質は、上記グレーズ12の材質と同じである。グレーズ21の表面は、発熱部領域21aを含めて平坦となるように研磨されている。従って、グレーズ21の発熱部領域21aにおける厚さは、グレーズ21の他の厚さが均一な領域21bにおける厚さと比較して薄い。発熱部領域21aの中央部における厚さは、例えば、グレーズ21の他の厚さが均一な領域21bにおける厚さの約80%程度とする。
なお、上記サーマルヘッド薄膜チップの発熱部及びその近傍以外の構造は、上記した実施の形態1におけるサーマルヘッド薄膜チップ2の構造と同様である。また、本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドのサーマルヘッド薄膜チップ以外の構造は、上記した実施の形態1におけるサーマルヘッド1の構造と同様である。
次に、上記構成を有するサーマルヘッド薄膜チップの製造方法のうち、本発明の実施の形態2における特徴である放熱ドット22及びグレーズ21の製造工程について説明する。なお、ベース基板11、発熱体13、個別電極14及び15、共通電極16、保護膜17の製造工程については、上記した実施の形態1の場合と同様である。
(1)放熱ドット22
白金(Pt)ペーストを、従来周知のスクリーン印刷技術などを使用してベース基板11の上面所定領域に塗布した後、約1000℃程度の高温で所定時間焼成する。
(2)グレーズ21
まず、ガラス粉末に適当な有機溶剤・有機バインダー等を添加・混合して得られたガラスペーストを、従来周知のスクリーン印刷技術などを使用してベース基板11の上面所定領域に塗布した後、上記フォトリソグラフィ技術を使用して所定形状に加工する。次に、これを900℃〜1000℃の高温で所定時間焼成する。次に、グレーズ21の表面を、発熱部領域21aを含めて平坦となるように研磨する。
次に、上記構成を有するサーマルヘッドの動作について、図5を参照して説明する。本実施の形態2に係るサーマルヘッドでは、例えば、図3に示す感熱方式の印画装置等の装置本体に駆動部3のコネクタ7を介して接続された状態において、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極14及び15、共通電極16にパルス(図示略)が印加されると、これらの個別電極14及び15、共通電極16から供給された電流に基づいて発熱体13が発熱することにより、印画用の熱が発生する。
このとき発生した熱は、内部でグレーズ12の発熱部領域21aに蓄熱されるとともに、保護膜17内を経た後、最終的に記録媒体(図示略)の印画領域まで伝導する。これにより、発熱部領域21a、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子の温度が上昇し、印画温度に到達するので、記録媒体(図示略)の印画領域に印画される。
本実施の形態2では、発熱部領域21a直下に良熱伝導材料からなり、半円弧状を呈する放熱ドット22が形成されており、かつ、発熱部領域21aにおける厚さがグレーズ21の他の厚さが均一な領域21bにおける厚さと比較して薄く形成されている。従って、発熱部領域21a及びその近傍の温度分布の特性は、ピーク温度が低いとともに、ピーク温度を示す領域が広く、かつ、その領域がほぼ平坦(均一)である。
次に、画像パターン情報に基づいてドライバIC6により個別電極14及び15、共通電極16にパルス(図示略)が印加されなくなると、グレーズ21の発熱部領域21aに蓄熱されていた熱は、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により放熱される。一方、発熱中心近傍に形成されているグレーズ12に蓄熱されていた熱は、個別電極14及び15並びに共通電極16を経て放熱される。これにより、発熱部領域21a、発熱体13、個別電極14及び15により構成される発熱素子の温度は、下降する。
以上説明した動作が順次繰り返されることにより、記録媒体(図示略)の所定のイメージが印画される。
ここで、図6に発熱部(発熱ドット)及びその近傍における温度分布の一例を示す。図6(a)は図5(b)に示す構造に対応した温度分布の一例、図6(b)は図5(c)に示す構造に対応した温度分布の一例を示す図である。図6(a)及び図6(b)において、曲線aはいずれも本実施の形態2に係るサーマルヘッドの特性を示すもの、曲線bはいずれもグレーズ21の発熱部領域21a直下に放熱ドット22を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドの特性を示すものである。また、図6(a)及び図6(b)において、相対温度比とは、グレーズ21の発熱部領域21a直下に放熱ドット22を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドを構成する発熱中心のピーク温度を1に正規化した場合の相対的な温度をいう。
図6に示すように、本実施の形態2に係るサーマルヘッドでは、発熱部中心のグレーズ21における厚さがその外周部のグレーズ21における厚さより薄く形成されているため、温度分布の特性は、グレーズ21の発熱部領域21a直下に放熱ドット22を形成しなかった場合、即ち、従来のサーマルヘッドの温度分布の特性と比較して、ピーク温度が低いとともに、ピーク温度を示す領域が広く、かつ、その領域がほぼ平坦(均一)である。
本実施の形態2に係るサーマルヘッドの発熱部及びその近傍における温度分布が上記特性を示すのは、以下に示す理由による。まず、発熱中心の近傍に形成されているグレーズ21の近傍に形成されている個別電極14及び15並びに共通電極16は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等から構成されている。アルミニウム(Al)の熱伝導率(0℃)は、237W/m・K、銅(Cu)の熱伝導率(0℃)は、403W/m・Kである。従って、発熱中心近傍に形成されているグレーズ21に蓄熱される熱は、個別電極14及び15並びに共通電極16を経て放熱される。
一方、グレーズ21の発熱部領域21aに蓄熱される熱は、放熱ドット22、ベース基板11及び駆動部3を構成する放熱板4により放熱される。ベース基板11を構成するアルミナセラミックスの熱伝導率(20℃)は、15〜40W/m・K程度であるが、放熱ドット22は、熱伝導率(0℃)が72W/m・Kと高い白金(Pt)などから構成されているとともに、放熱板4は、熱伝導率(0℃)が237W/m・Kと高いアルミニウム(Al)などから構成されている。
さらに、発熱部中心に形成されているグレーズ21の発熱部領域21aにおける厚さは、グレーズ21の他の厚さが均一な領域21bにおける厚さの約80%程度である。従って、グレーズ21の発熱部領域21aにおける温度は、その近傍の領域における温度とほぼ等しくなる。この結果、記録媒体に印画されたドットは、広範囲にわたってほぼ同等の濃度を示すこととなる。
また、本実施の形態2に係るサーマルヘッドを構成する発熱部のピーク温度は、グレーズ21の発熱部領域21a直下に放熱ドット22を形成しない場合に比べて低いので、印画温度からの低下も速い。従って、印画速度を高速にした場合であっても、発熱部(発熱ドット)のピーク温度が記録媒体の耐熱温度を超えることはないので、高品質のイメージを記録媒体に高速に印画することができる。即ち、本実施の形態2によれば、高速印画の要請に十分に応えることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る印画装置31の概略構成を示す概念図である。この印画装置31は、ビデオプリンタであり、図7に示すように、略六面体状を呈するケーシング32を有している。ケーシング32の前面には、液晶ディスプレイ等からなる表示パネル33、入力キー34及び排紙口35がそれぞれ設けられている。
また、ケーシング32内には、感熱紙36がロール状に巻き取られた形で収納されている。感熱紙36の先端部は、複数本(図7では、2本)の搬送ローラ37に支持されて排紙口35の手前に位置決めされている。さらに、ケーシング32内には、上述した実施の形態1に係るサーマルヘッド1又は上述した実施の形態2に係るサーマルヘッド(以下これらを総称して「サーマルヘッド38」と称する。)が感熱紙36の上側に位置決めされて組み込まれている。サーマルヘッド38により感熱紙36を加熱して発色させることにより、文字や画像などのイメージを感熱紙36に印刷した後、この感熱紙36を排紙口35から排出することができる。
このように、本発明の実施の形態3によれば、上述した実施の形態1又は実施の形態2に係るサーマルヘッド38を用いているので、本発明の実施の形態3に係る印画装置は、印画速度の高速化に対応しつつ、高品質のイメージを印画することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述した実施の形態1では、凹部18をフッ化水素酸(HF)等からなる液滴を発熱部領域12aに滴下して形成する例を示したが、これに限定されず、凹部18は、発熱部領域12aにレーザビーム等を照射することにより形成しても良いし、いわゆるナノインプリント技術を利用して形成しても良い。
また、上述した実施の形態2では、放熱ドット22の形状は、半円弧状を呈する例を示したが、これに限定されず、グレーズ21の発熱部領域21aの平面サイズよりも小さく、かつ、発熱部中心から外周部に向かって厚さが薄くなるような形状であれば良い。また、放熱ドット22の形成方法は、スクリーン印刷技術に限らず、上記した従来周知の薄膜形成技術、エッチング技術を用いても良い。
また、上述した実施の形態1及び2では、グレーズ12又は21上に発熱体13を長く形成する例を示したが、これに限定されず、発熱体13は、グレーズ12又は21の発熱部領域12a又は21a上側にだけ形成しても良い。
また、上述した実施の形態1及び2では、個別電極14及び15がアルミニウム(Al)からなる例を示したが、これに限定されず、個別電極14及び15の材料として、例えば、アルミニウム合金(Al−Si、Al−Si−Cu、Al−Tiなど)や上記した高融点金属を用いても良い。
また、上述した実施の形態1及び2では、グレーズ12又は21を蓄熱層として用いる例を示したが、これに限定されず、蓄熱層は、シリコン(Si)と遷移金属と酸素(O)の多元酸化物セラミックス層からなる無機蓄熱層やポリイミド樹脂などからなる有機蓄熱層でも良い。
また、上述した実施の形態3では、本発明をビデオプリンタ31に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、バーコードプリンタ、ラベルプリンタ、カードプリンタ、ファクシミリ、券売機などにも適用することもがきる。
また、上述した各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの発熱部及びその近傍の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 本発明の実施の形態1に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 図1に示す発熱部及びその近傍における温度分布の一例を示す図であり、(a)は図1(b)に示す構造に対応した温度分布の一例、(b)は図1(c)に示す構造に対応した温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るサーマルヘッドを構成するサーマルヘッド薄膜チップの発熱部及びその近傍の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 図5に示す発熱部及びその近傍における温度分布の一例を示す図であり、(a)は図5(b)に示す構造に対応した温度分布の一例、(b)は図5(c)に示す構造に対応した温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る印画装置の概略構成を示す概念図である。
符号の説明
1,38 サーマルヘッド
2 サーマルヘッド薄膜チップ
3 駆動部
4 放熱板
5 プリント基板
6 ドライバIC
7 コネクタ
8,9 ワイヤ
11 ベース基板
12,21 グレーズ(蓄熱層)
12a,21a 発熱部領域
12b,21b 他の領域
13 発熱体
14,15 個別電極
16 共通電極
16a 梁部
16b 柱部
17 保護膜
18 凹部
22 放熱ドット
31 印画装置
32 ケーシング
33 表示パネル
34 入力キー
35 排紙口
36 感熱紙
37 搬送ローラ

Claims (3)

  1. ベース基板上に配列された複数若しくは単一の蓄熱層と、各前記蓄熱層上に形成された複数の発熱体と、各前記蓄熱層の発熱部領域の下部に形成された良熱伝導材料からなる放熱ドットとを備えたサーマルヘッドであって、
    各前記蓄熱層の発熱部領域は、各前記蓄熱層の他の領域より薄く形成され、かつ中央部が最も薄く、周囲に向かうに従って厚くなっていくように形成されており、前記放熱ドットは、Pt,W,Ta,Mo,Tiから選ばれた高融点金属、あるいは、酸化アルミニウム、酸化ベリリウム、炭化シリコン、炭化タングステン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素から選ばれた良熱伝導絶縁物を含み、各前記蓄熱層は焼成して得られるガラスグレーズであることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記ベース基板は、絶縁性セラミックス基板又は表面に酸化膜が形成された単結晶シリコンからなることを特徴とする請求項記載のサーマルヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載のサーマルヘッドを備えることを特徴とする印画装置。
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