JPH03220130A - 病原菌付着阻止剤及びそれを含有する飲食品等 - Google Patents

病原菌付着阻止剤及びそれを含有する飲食品等

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JPH03220130A
JPH03220130A JP2015285A JP1528590A JPH03220130A JP H03220130 A JPH03220130 A JP H03220130A JP 2015285 A JP2015285 A JP 2015285A JP 1528590 A JP1528590 A JP 1528590A JP H03220130 A JPH03220130 A JP H03220130A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 」粟よL別月分1 本発明は、病原菌、特に病原性大腸菌、う蝕原菌により
引き起こされる感染症を予防するために利用される病原
菌付着阻止剤及びそれを有効量含有する飲食品、飼料、
医薬品、化粧品等に関する。
″とその。 占 一般に病原菌は体内への進入−一標的細胞への付着−一
増殖−という過程をもって、感染症を引き起こす。
これに対して、現在用いられている治療法は、主に抗生
物質によるものである。これは、付着、増殖した病原菌
を死滅させることにより病原を根滅しようというもので
、病原菌の感染過程の最終段階に作用するものである。
この抗生物質による感染治療は発病後の生体に対する治
療法としては非常に有効であるが、抗生物質の性格上、
様々な副作用あるいはアレルギー症状を引き起こすなど
問題点も多い。
一方、生体は、これら病原菌の感染に対して、その感染
初期の段階において、防御機構を備えている。消化管内
においては分泌型1gAを主とする免疫グロブリンによ
る防御機構かそれであり、これら免疫グロブリンは病原
菌の感染の初期段階、すなわち、病原菌の標的細胞への
付着を阻止することにより、生体を感染から守る。とこ
ろで、般に病原菌は標的細胞に付着する際、その標的細
胞上の特定の構造を受容体として認識することが知られ
ている。このことは、これら受容体または受容体と類似
した構造をもつもので、病原菌と結合能をもつものは、
病原菌の菌体表面の受容体結合部位に特異的に結合し、
病原菌の標的細胞上の受容体への結合を特異的に阻害す
るものと考えられる。この作用は、病原菌の感染を、そ
の初期段階で阻止するという意味で上述の免疫グロブリ
ンによる生体防御機構に類似している。すなわち、この
様な病原菌と特異的に結合し得る物質は、感染を未然に
防ぎ、しかも作用がおだやかで、副作用の少ない病原菌
付着阻止剤となり得ることか考えられる。
この様な物質として、に−カゼインおよび/またはその
プロテアーゼ分解物であるκ−カゼイングリコマクロペ
プチド(以下、GMPという)があり、特開昭63−2
84133号公報には、病原菌やウィルスによって引き
起こされる感染を防御するのに有効である旨が開示され
ている。また、特開昭63−233911号公報には、
GMPが抗歯垢および抗う歯割として有効であることが
開示されている。一方、乳中の感染防御機能蛋白質とし
てラクトフェリン(以下、Lfという)がある。Lfの
作用は、その鉄キレート力にあり、病原菌がその増殖に
必要な鉄をLfがうばい取るために増殖が抑制されると
いわれている。しかしながら、一般にLfによる病原菌
増殖抑制効果は、−時的なものであり数時間後には、再
び菌か増殖しはじめるため、感染の予防および治療剤と
しての効力には不充分であると考えられていた。本発明
者らはLfの薬理作用について研究していたところ、L
fは、その鉄キレート力に由来する機能とは全く別のメ
カニズムによって、病原菌の歯、皮膚あるいは腸管細胞
への付着を阻止することを発見した。そして、このLf
をκ−カゼインやGMPと併用することによって、病原
菌付着阻止効果がさらに多数の菌種に及びまた相乗的に
増強されることを見出し、本発明をなすに至った。
が ”しようと る 本発明は、病原菌、特に病原性大腸菌、う蝕原閑に起因
する感染症の防御効果を有し、しかも安全性の点でも何
ら問題のない新規な病原菌付着阻止剤を提供することを
課題とする。さらに、本発明はこのような新規な病原菌
付着阻止剤を有効量含有せしめた飲食品、飼料、医薬及
び化粧品等を提供することを課題とする。
i を”るための−゛ すなわち、本発明はLfまたはそのプロテアーゼ分解物
を有効成分とする病原菌付着阻止剤、およびに−カゼイ
ンまたはそのプロテアーゼ分解物をLfと併用させてな
る病原菌付着阻止剤に関する。
特に、病原菌が皮膚および口から大腸に至る消化器官に
おいて感染する場合に病原菌の付着を有効に阻止する病
原菌付着阻止剤に関する。また、この祿な有効成分を含
有せしめた食品、飼料、医薬品、化粧品に関する。
本発明で用いるLfは、牛、羊、山羊およびヒトの乳等
の分泌液から単離して得られたものであり、また遺伝子
組換技術などによって生産されたものであってもよい。
Lfの単離法としては、すでにいくつかの技術が開示さ
れており、例えば、特開昭61−145000号公報、
特開昭61−246198号公報、特開昭62−195
23号公報、特開昭63−152400号公報、特開昭
63−255300号公報、特開昭64−86839号
公報などがある。工業的な実用性を考慮すれば、硫酸エ
ステル化した多糖類担体を利用する方法(特開昭63−
255300号公報)が最も好ましい。なお、Lfには
鉄をキレートする機能があり、乳等の分泌液より単離さ
れたLfの一部は鉄と結合したものが含まれている。し
かし、本発明による病原菌付着阻止効果は、鉄の結合状
態には依存しないので、鉄の結合した形態であっても結
合していない形態であってもそのいずれでもよい。Lf
をプロテアーゼ処理する場合、特に制限はないが極端に
低分子化しない程度の限定分解を行なうべきである。低
分子化すると効果が弱くなる。そして、本発明ではLf
またはそのプロテアーゼ分解物を単独で用いてもよいし
、また両者を併用してもよい。
に−カゼインは、牛、羊、山羊およびヒトの乳から単離
されたものあるいは遺伝子組換技術によって生産された
ものを用いることができる。乳から単離する方法として
は、公知の方法、例えばジットルの方法(C,A、ジッ
トルおよびJ、H,カスタージャーナルオブデイリーサ
イエンス46 : 1183゜(1963))を用いる
ことができるがより実用的には、特開昭59−9184
8号公報に開示された方法を用いることができる。に−
カゼインをプロテアーゼ処理する場合も特に制限はない
がペプシンあるいはキモトリプシン等によって限定分解
を行なうことが望ましい。より実用的には、乳にレンネ
ット処理を行ないチーズを製造した時に、副産物として
生じるホエーからGMPを得る。その方法としては、公
知の方法、例えば、モアおよびセオのジャーナルオブフ
ードサイエンス53,80.(1988)に示された方
法、あるいは特開昭51−91358号公報、特開平1
−168693号公報に開示されている方法を用いるこ
とができる。さらには、レンネットカゼインホエーから
特開昭63−284199号公報に開示された方法を用
いることも可能である。
このようにして得られたLf、その分解物は単独で使用
してもよいし、これとに−カゼインまたはその分解物を
併用して使用することもできる。特にこれらを併用し、
混合して用いると多くの菌種に対し幅広く付着阻止効果
を奏するので好ましい。
経口的に投与する場合、標準的な服用量は成人−日一人
当り6〜300mgを一応のめやすとすることができる
。また外用的に投与する場合は、この程度乃至その数倍
量を使用することができる。さらに、食品や飼料中に混
合したり、あるいは医薬品や化粧品組成物として用いる
ことも可能である。これらLfやκ−カゼインは、天然
物であり、乳の一成分として古来より飲用されてきたも
のであるだけに、安全性に何ら問題はない。
次に本発明の病原菌付着阻止効果について試験例をあげ
て説明する。
〈試験例〉 1、病原性大腸菌のヒト小腸細胞(JTC−17)への
付着に対する阻止効果。
ヒト小腸細胞JTC−17(東京医科大学より分譲を受
けた)を、5%牛脂児血清を含むダルベツコ変法イーグ
ル培地(5%FC5/DMEM)にて25cdの底面積
をもつ培養フラスコに37℃、C02濃度5%で培養す
る。
細胞がフラスコの底面−面に増殖したら、培養をやめ常
法どうりトリプシン(20007ml)含有、リン酸緩
衝生理食塩水(PBS) 1mlにて細胞をはがし取り
、11000rpで5分間遠心分離することで細胞を集
めた。上清を吸い出し、新たに5%FC8/DMEM8
mlに細胞を懸濁した。この細胞懸濁波谷1mlを10
m1ポリスチレンチユーブ(ファルコン社2095)に
入れ37℃3日間培養した。
病原性大腸菌旧0407株、Pb176株(都立衛生研
より分譲を受けた)をそれぞれ1白金耳取り、普通ブイ
ヨン培地4mlに37℃で一夜培養した。培養後、30
00rpm 10分間遠心分離することにより集菌し、
これをpH8に調整したPBSで3回洗浄した。その後
、大腸菌をpH8に調整したPB31mlに懸濁し、フ
ルオレッセインイソチオシアネート(FITC) (シ
グマ社)1mgを加えよく溶解し4℃で3時間ゆっくり
攪拌しながら反応させ、大腸菌をFTTCにてラベルし
た。
ラベルを終えた大腸菌は、300Orpm 10分間の
遠心分離にて集菌し、PBSにて3回洗浄した後、3m
lのPBSに懸濁した。
この様にして調製した、FITCでラベルした大腸菌懸
濁液400μlに、目的のサンプルPBS溶液200μ
mを混合し、37℃で1時間インキュベートシた。
一方、3F1間の培養を終えたJTC17細胞を110
0Orpで5分間遠心分離し」二清の培地を除き、さら
にPBSで3回洗浄し、これに上述の大腸菌とサンフル
とを混合し、インキュベートした溶波谷600μmを加
え37°Cで30分間インキュベートした。インキュベ
ート終了後、750rpm 5分間遠心分離し、細胞だ
けを沈殿させ、細胞に付着せす上清に残った大腸菌を吸
い出した。さらに、PBSにて細胞を2回洗浄した。P
BSで洗浄した細胞に200Uトリプシン/PB390
0μmを加え、激しく攪拌した。これに01%5DS1
00μL、 1mlの脱イオン水を加え激しく攪拌し、
30分間静置することにより細胞を溶解した。
この溶液を蛍光分光光度計(日立フルオレッセンススペ
クトロメーターF−3000)にて励起波長490nm
、蛍光波長520nmで相対蛍光強度を測定し、蛍光ラ
ベルした大腸菌のJTC17#TI胞への付着を評価し
た。第1表には、サンプルを添加しない時(ブランク)
の相対蛍光強度を付着率100%、蛍光ラベルした大腸
菌のポリスチレンチューブへの非特異的な吸着(ポリス
チレンチューブ内に検体と同じ濃度の蛍光ラベルした大
腸菌を入れ、検体と同じ条件で測定した相対蛍光強度)
を付着率O%ととし、各サンプルを添加した際の付着率
を示している。
実験は、すべて3連で行った。
第1表 なお、表中の記号は次のことを示す(第2表及び第3表
でも同様である。) bLf・ウシラクトフェリン、hLf:ヒ]・ラフ1〜
フエリン、gLfヤギラクトフェリン、wLf:水牛ラ
クトフェリン、bκ−カゼイン・ウシκ−カゼイン、1
1にカヤイン。ヒトκ−カゼイン、gに一カセイン:ヤ
ギκ−カゼイン、W−にカゼイン:水牛−にカゼインb
GMP:rンシグリコマクロベフ゛チド、hGMP・ヒ
トグリコマクロペプチド、gGMP:ヤギグリコマクロ
ベフチド、wG!JP:水牛グリコマクロペプチド。
いずれの試料でも病原性大腸菌のヒト小腸細胞(JTC
−17)への付着は防止されるが、特にbLfはその効
果が優れており、またbLfとbGMPまたはbκ−カ
ゼインとを併用したときには著しい付着防止効果を示す
2、う歯原閑のポリスチレンチューブへの付着に対する
阻止効果 3種のストレプトコッカスミュータンス(ATCC−2
7607,25175,27351)を1白金耳取り、
プレインハートインフュージョン(BHI)培地4ml
で、−夜培養した。−後後、3000rpm 10分間
遠心することにより集菌し、上清の培地を吸い出す。さ
らに、これをPBSで3回洗浄し、これをOD6.。=
0.8となるようにPBSに懸濁した。この菌懸濁液と
サンプル溶液を当因混合し、l Omlのポリスチレン
チューブ(ファルコン社2095)に入れ、よく攪拌し
、37℃ 3時間インキュベートした。インキュベート
終了後、OD、、。を測定し、次式から付着率を求めた
χ:サンプルの0D66゜ 実験は、すべて2連で行い、結果を第2表に示した。
いずれの試料でもう歯原菌のポリスチレンチューブへの
付着は、阻止されるが、特にLfにおいてはその由来に
かかわらず高い阻止効果を示し、またLfとGMPまた
はκ−カゼインと併用するとその効果はいちじるしく高
まった。
第2表 3、無菌マウスを用いた大腸菌付着防止作用無菌マウス
ICR20匹を5匹ずつ4群に分け、各群に以下の試料
を毎日0.2mlずつ経口投与した。
A群 PBS 0.2m1 8群 bLf 1mg10.2ml PBSCubGM
P 1mg10.2ml P2S5群 bLf O,5
mg+bGMP 0.5mg70.2mI PBSなお
、各試料は、0,22μmのフィルターで濾過除菌して
から用いた。一方、病原性大腸菌Pb176株を普通ブ
イヨン培地で培養後、集菌し、PBSで3回洗浄した。
各試料投与後1週間目の各マウスに10’CFU10.
2mlの菌液を経口投与し、さらに1週間各試料を投与
し続けた。その後マウスを無菌的に解剖し腸管を摘出し
た。この腸管をホモゲナイズし、その1mlを寒天ゲル
平板に接種し菌数を数えた。
1!l−4,3xlO”CFU BIT  7.0X10” C群 3.9X 10’ Dn¥  2.5X10” このように、B、DffTでは、A群に比へ有意に菌数
が低く、さらに従来公知のC群に比へても菌数か低く、
病原性大腸菌の付着が顕著に阻止された。
特にウシラクトフェリンとGMPとを共存させたD群で
は低い値を示した。
4、ラットを用いたう歯厚菌付着阻止効果3凋齢ウィス
ターラットに下表のシヨ糖強化食を与え飼育した。
全小麦粉 ショ糖 脱脂粉乳 アルファルファの葉の粗粉 肝全体 g 6g 8g g g ビール酵母 食塩 g g ラットは5匹ずつ5群に分け、各群には以下の試料を飲
料水として給水ボトルに入れて飼育した。
A群 脱イオン水 B群 1%bLf C群 1%bκ−カゼイン D群 1%bGMP E群 05%bLf  +  0.5%bG績P1週間
後、S、 glBtanceを口腔内に接種し、さらに
3ケ月間飼育を継続した。その後、歯を顎ごと摘出し、
実体顕微鏡下で虫歯の発生状態を観察し、虫歯の程度を
調べた。全く発生していないもの0点〜歯全体に広がっ
ているもの10点の範囲で各群の得点を合計した。結果
を第3表に示す。
第  3  表 で傷をつけ、各群のマウスに下記の試料を塗り付げた。
A群 脱イオン水 B群 1%bLf C群 1%bLfl−リブシン分解物 り群 1%bGMP E群 0.5%bLf  +  0.5%bGMPこれ
らの結果からみて、従来公知のD群に比べてB群、C群
及びE群は虫歯の発生を同様に有効に予防することがで
きた。特にbLfとbGMPとを併用したEilではそ
の効果が著しく優れていた。
5 マウスを用いた皮膚への大腸菌付着阻止無菌マウス
ICHの背中の体毛を約2cmそり落とし、アルコール
綿で消毒した。このマウスを4匹ずつ5群に分けた。体
毛をそった部分の中心に注射針塗り付けた直後に病原性
大腸菌器0407株を10’CFUずつ塗り付けた。1
時間後、PBSにて傷口を洗い1週間そのまま無菌的に
飼育した。その後皮膚を1 cm’角に切り取り、ホモ
ゲナイズした。この液1mlを寒天培地を入れたシャー
レに接種し、37℃1夜培養後菌数を測定した。結果を
下記に示す。
A群 1.8X10’ CFU B群 5.2X 10’  ” C群 4.4X10’  // D群 2.5XIQ’  tt E群 6.3XIQ”  tt B群、6群は、従来公知のD群と同様に付着していた菌
数が有意に少なく、また特にラクトフェリンとGMPと
を併用したE群では、その効果が著しかった。
次に、本発明を実施例を挙げて説明する。
〈実施例1〉 下記配合のLfおよびGMP配合飲料を製造した。
溶液 A しf 脱イオン水 00g 0kg クエン酸ナトリウム 800g GMP          600 gビタミンB* 
     1.1 g ”  Ba      2.2g ttc       5.5g 葉酸   0.4g 香料   100g 115濃縮果汁     1 kg 水            50 kg溶溶液色Bを別
々にプレート殺菌機にて93℃3分間保持して殺菌後、
冷却(5〜10℃)し、殺菌済タンク中に貯蔵した。次
いでこの混合液を殺菌満紙容器に無菌的に充填し、大腸
菌付着阻止用飲料を製造した。
溶液 B ショ糖 クエン酸 8  g 00 g 〈実施例2〉 虫歯予防用チューインガムの配合例 ソルビトール ガム基質 グリセロール Lf GMP 調味料 着色料 炭酸水素ナトリウム 計 8 3 015 0.5 00 〈実施例3〉 虫歯予防用歯磨配合例(%) りん酸水素カルシ+)A・2水和物 グリセリン ソルビトール Lf 例1 45.0 1O00 25,0 2,0 (%) GMP カルボキシメチルセル口 −ス・ナトリウム カラギーナン ビーガム サッカリンナトリウム ラウリル硫酸ナトリウム ビタミンE酢酸塩 香料 水 0.5 0.3 0.2 0.2 1.2 0.1 1.0 残 1.0 0.5 0.3 0.2 0.2 1.2 0.1 1.0 残 例2 45.0 10.0 25.0 1.0 〈実施例4〉 ニキビ予防用ローション配合例 例1 クエン酸          0.1 スルホ石炭酸亜鉛     0.2 グリセリン       5.0 ポリオキシエチレン(20モル)1.Oオレイルアルコ
ールエーテル (%) 例2 0.1 O12 5,0 1,0 例3 0.1 0.2 5、O 1,0 エチルアルコール 香料・防腐剤 Lf MP 水 20.0 適量 5 5 残余 20.0 適量 0.8 0.2 残余 20.0 適量 1.0 残余 本ローションは顔面に1日1〜3回塗布して使用する。
〈実施例5〉 動物用飼料配合例 脱粉 PC 脂肪 グルコース ビタミン・ミネラル Lf MP 59.0g 14.3g 17.2g 5.0g 2.5g 1.0g 1.0g 計 00g 〈実施例6〉 医薬用カプセル剤 乳糖 微結晶セルロース Lf MP 計 0g 5g 5g 0g 00g 上記の配合を行ない、よく混合した後に400mgずつ
カプセルに入れた。本カプセルは1日1〜3回程度を目
安に投与される。
〈実施例7〉 医薬用錠剤 Lf50mg、 GNP50mgおよび微結晶セルロー
ス100mgを含む錠剤を常法に従って調製し、シロ・
ツブゼラチン沈降性炭酸カルシウムで糖衣をほどこした
。本錠剤は1日1〜3錠を目安にして投与される。
〈発明の効果〉 本発明のLfまたはLf部分分解物を有効成分とする病
原菌付着阻止剤は、従来病原菌付着阻止効果があるとし
て知られているκ−カゼインまたはκ−カゼイン分解物
と同様にいずれも歯、皮膚および腸管における病原菌の
付着を阻止することができる。特に、Lfおよび/また
はその部分分解物とκ−カゼインおよび/またはその部
分分解物とを併用させることによって著しい阻止効果を
もたらした。また、本発明の病原菌付着阻止剤としての
有効成分はその安全性も確認されており、さらに牛乳よ
り大量に入手し得るのでコストの面からも実用性が高い
さらに、本発明でLfまたはその部分分解物を飲食品、
飼料、医薬品、化粧品に添加することによって毒性のな
い病原菌付着阻止効果を有する飲食品、飼料、医薬品、
化粧品を安定的かつ安価に供給することができ、虫歯予
防、にきび等皮膚炎症、食中毒を未然に防止することが
可能になる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラクトフェリンまたはそのプロテアーゼ分解物を
    有効成分とする病原菌付着阻止剤。
  2. (2)ラクトフェリンまたはそのプロテアーゼ分解物と
    κ−カゼインまたはそのプロテアーゼ分解物とを併用す
    ることを特徴とする病原菌付着阻止剤。
  3. (3)ラクトフェリン及びκ−カゼインは、牛、水牛、
    山羊またはヒト由来であることを特徴とする請求項(1
    )または(2)に記載の病原菌付着阻止剤。
  4. (4)κ−カゼインのプロテアーゼ分解物がκ−カゼイ
    ングリコマイクロペプチドであることを特徴とする請求
    項(2)に記載の病原菌付着阻止剤。
  5. (5)請求項(1)〜(4)に記載されるいずれかの病
    原菌付着阻止剤を有効量含有する飲食品。
  6. (6)請求項(1)〜(4)に記載されるいずれかの病
    原菌付着阻止剤を有効量含有する飼料。
  7. (7)請求項(1)〜(4)に記載されるいずれかの病
    原菌付着阻止剤を有効量含有する医薬。
  8. (8)請求項(1)〜(4)に記載されるいずれかの病
    原菌付着阻止剤を有効量含有する化粧品。
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