JPH0321245Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0321245Y2
JPH0321245Y2 JP13828086U JP13828086U JPH0321245Y2 JP H0321245 Y2 JPH0321245 Y2 JP H0321245Y2 JP 13828086 U JP13828086 U JP 13828086U JP 13828086 U JP13828086 U JP 13828086U JP H0321245 Y2 JPH0321245 Y2 JP H0321245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook rod
rotating member
posture
hook
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13828086U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6343541U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13828086U priority Critical patent/JPH0321245Y2/ja
Publication of JPS6343541U publication Critical patent/JPS6343541U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0321245Y2 publication Critical patent/JPH0321245Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、病室等にて使用される医療用ハンガ
ーの所定位置に、起立姿勢と倒伏姿勢に姿勢変更
可能に設けられ、点滴等に際して倒伏姿勢で、点
滴瓶等が吊り下げられて使用され、不要時には起
立姿勢に折り畳み自在としたフツク棒の保持装置
に関するものである。
《従来の技術と問題点》 従来、上記医療用ハンガーのフツク棒は、丸棒
より形成され、後端部がフツク棒取付材に直接回
動自在にとりつけられていた。
この為フツク棒取付材とフツク棒は回動部分が
点接触となり、容易に回動できる反面、ガタ付き
が多く発生し、特に使用時の安定性に欠け、患者
等に不安感を与える欠点があつた。
又、不要時に折り畳んだ状態を維持する保持装
置も、フツク棒を直接保持する面積が小さかつた
ので、何度も起立姿勢と倒伏姿勢の姿勢変更を繰
り返しているうちに保持状態があまくなり、ガタ
付きが発生し、起立姿勢を確実に維持する事が出
来ず、地震等の不測の時には、フツク棒が急に倒
伏姿勢となり、そのはずみで医療用ハンガーが天
井面から落下したり、あるいは、倒伏姿勢となつ
たフツク棒が患者等に衝突する等の危険もあつ
た。
《本考案の目的と構成》 本考案は、フツク棒の使用時(倒伏姿勢時)の
ガタ付きが発生せず、また長年使用しても、フツ
ク棒の折り畳み状態(起立姿勢)が確実に保持さ
れる医療用ハンガーの保持装置を提供する事を目
的とし、その構成の要部は、フツク棒の後端部に
合成樹脂材より形成された略角柱状の回動部材を
連結し、該回動部材を合成樹脂材より形成された
フツク棒取付材の取付突壁間のフツク棒回動間隙
に起立姿勢と、倒伏姿勢に姿勢変更可能に取付け
られ、起立姿勢となつた時にフツク棒回動間隙の
後方に形成された係合溝に弾性的に係合する弾性
係合突条を、前記回動部材に一体に形成したもの
である。
《実施例》 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において符号10は、天井面に吊り下げ
られる、本考案を具備した医療用ハンガーを示し
ている。
医療用ハンガー10は、伸長装置1と、伸長装
置1の下端にとりつけられたフツク棒取付部7
と、該フツク棒取付部7に垂直方向に回動自在に
放射状にとりつけられた複数個のフツク棒8……
と、フツク棒取付部7の表面にもうけられた、前
記伸長装置1の操作部9と、フツク棒取付部7の
下端部に下方に突出し、水平方向に回動自在にと
りつけられた下端部フツク81等より構成されて
いる。
伸長装置1は円筒形の外筒11と、該外筒11
の内部で摺動自在となし、下端部をフツク棒取付
部7と連結し、上端部に鋼球案内部材2を連結し
た内筒12と、該内筒12内を貫通し、下端部を
操作部9と連結し、上端部に前記内筒12の上端
部に外嵌する鋼球保持部材3と、該鋼球保持部材
3に半径方向に移動自在に保持された鋼球31…
…と、該鋼球31……の上方で、前記鋼球案内部
材2の上方に外嵌し、下端面が鋼球31……の上
方に位置する鋼球押し下げ部材4をとりつけたス
ライドバー5より構成されている。
すなわち、外筒11は、アルミニユウム製の丸
パイプより構成され、上端に、天井面に取りつけ
られた吊り下げフツクに係止される上端フツク8
2が水平方向に回動自在にとりつけられた合成樹
脂製の管上キヤツプ13が螺合され、下端に、中
央部分に内筒12の貫通孔を形成した合成樹脂製
の管下キヤツプ14が螺合されている。
内筒12はアルミニユウム製の丸パイプより前
記外筒11内を摺動する大きさに形成され、上端
部に前記鋼球保持部材3が上下動する為の逃がし
孔15が上下方向に形成されている。
そして、内筒12の上端に螺合せしめた鋼球案
内部材2は、中央部に前記スライドバー5の貫通
孔21を有する頭部20と、螺軸部23より真鍮
にて形成され、頭部20は、上端が内筒12より
やや大径で下端が内筒12の外径と一致する、下
方に向かつて先細りとなしたテーパー面22を有
している。
前記スライドバー5は、上端部が前記鋼球案内
部材2の貫通孔21を貫通し、下端部が内筒12
の下端より下方に突出し、フツク棒取付部7に上
下にスライド自在にとりつけられた操作部9と連
結され、下端にもうけられた押し上げバネ51に
よつて操作部9と共に常に上方に押し上げられて
いる。
さらに、前記内筒12の逃がし孔15に対応す
る位置に内筒触れ止め部材6をとりつける為の取
付孔が形成されている。
内筒振れ止め部材6は、合成樹脂製で、内筒1
2に外嵌し、外筒11の内径よりやや小さめで、
下端部に形成された取付孔61、及び内筒12の
逃がし孔15、さらにスライドバー5の取付孔を
貫通するスプリングピン63にてスライドバー5
に連結され、外筒11の下端にもうけられた管下
キヤツプ14とあいまつて外筒11内での内筒1
2の摺動時の振れ止めを行なつている。
鋼球保持部材3は、外径が内筒振れ止め部材6
よりやや小径で、内径が内筒12の外径よりやや
大なる環状に磁石より構成されており、内筒振れ
止め部材6の上面に接着材等にてとりつけられ、
上端面円周方向に複数個の鋼球31……が吸着さ
れている。
そして、鋼球31は、鋼球案内部材2のテーパ
ー面22の上部に接触する時に、外筒1の内面に
圧接し、下部に接触する時に、外筒11の内面と
若干の間隙を有する大きさに形成されている。
鋼球押し下げ部材4は、スライドバー5の上端
に螺合されており、底部に前記鋼球案内部材2の
頭部20の上端よりやや大きめの内径を有する移
動用空間41を形成した逆有底筒状で、ナツト4
2にて所定位置から移動するのを防止されてい
る。
そして、押し上げバネ51によつてスライドバ
ー5は上方に押し上げられており、これにともな
つて内筒振れ止め部材6、鋼球保持部材3も上方
に移動しており、鋼球31……は内筒12の上端
の鋼球案内部材2のテーパー面22によつて、外
筒11の内面に圧接した状態となつており、外筒
11と内筒12は伸長方向への移動が阻止されて
いる。
尚、この場合、テーパー面22は、下方に先細
り状となつているので、外筒11と内筒12は短
縮方向には移動可能である。
次に、外筒11と内筒12をさらに伸長させる
場合は、操作部9を指先で下方に押し下げてスラ
イドバー5を下降せしめ、これにともなつて、内
筒振れ止め部材6、鋼球保持部材3、鋼球押し下
げ部材4、及び鋼球31……が下降し、鋼球31
……は半径方向に移動可能な状態となるので、外
筒11と内筒12は伸長、短縮いずれも可能であ
り、希望する長さとした後、操作部9をはなし
て、それ以上の伸長を防止する。
フツク棒取付部7はフツク棒8を回動自在に保
持するフツク棒保持部71と、医療用ハンガー1
0を天井面に吊り下げる時等に、把手として使用
される操作部9が位置する握り部72より構成さ
れている。
フツク棒保持部71は、円形基板73の中心部
に、前記スライドバー5が貫通し、かつ上部に前
記内筒12の下端が螺合されるスライドバー貫通
孔74が形成された中央突部75と、該中央突部
75の外側端面に縦方向全幅にわたつて開口し、
内側が開口部より大きめに一体に形成された係合
溝76……と取付突壁77……より構成されてい
る。
そして、取付突壁77は前記係合溝76……の
両側に所定間隔を有して平行に突設され、対向す
る2片で一対となし、係合溝76の外側に連続す
るフツク棒回動間隙771を形成している。
また、取付突壁77には、係合溝76側の所定
個所に後記する回動部材78の取付孔772……
が形成されると共に、回動部材78が位置するフ
ツク棒回動間隙771……の下方を窪ませて回動
用段部773が形成されている。
握り部72には、操作部9が形成されたスライ
ドバー5の下端部との連結突部91と、押し上げ
バネ51が位置するスライド用間隙721が形成
されている。
フツク棒8は、丸棒よりなり、先端に点滴瓶等
の吊り下げ部810を有し、フツク棒保持部71
側の端部に前記取付突壁77の取付孔772に対
応して連結孔82が形成され、回動部材78と連
結されている。
回動部材78は、合成樹脂よりなる略角柱状
で、前記フツク棒回動間隙771とほぼ一致する
厚みを有し、起立状態の上面中央に前記フツク棒
8の外径に一致するフツク棒嵌入孔781が形成
され、後端面に前記係合溝76に弾性的に係脱自
在な弾性係合突条782が形成され、下端部後端
に係合溝76と弾性係合突条782の係脱を妨げ
ない為の回動用切り欠き783が形成され、さら
にフツク棒嵌入孔781に嵌入されたフツク棒8
の連結孔82、及び取付突壁77の取付孔772
に対応して貫通孔784が形成されている。
すなわち、フツク棒8は回動部材78のフツク
棒嵌入孔781に嵌入された状態で、回動部材7
8を取付突壁77,77間のフツク棒回動間隙7
71内にはめこみ、連結孔82、貫通孔784、
取付孔772を一致せしめ、枢軸780にて回動
自在に連結する。
すなわち、フツク棒8は使用時には、回動部材
78と共に倒伏姿勢となつて、点滴瓶等が吊り下
げられ、不要時には上方に回動され、回動部材7
8の弾性係合突条782が係合溝76に係合し、
回動部材78と共に起立姿勢が維持される。
《効果》 本考案は上記の如く、合成樹脂にて形成した回
動部材をフツク棒と共に回動自在とし、回動部材
を略角柱状とし、合成樹脂にて形成した取付突壁
間に回動自在となしているので、フツク棒の使用
時に、取付突壁と回動部材は面接触するから、ガ
タ付きの発生が少なく、安定性にすぐれ患者等に
安心感を与え、しかも両者を合成樹脂で形成して
いるので、回動時に不快な音が発生して患者に精
神的苛立ちを与える事もなく、また錆等が発生し
ないので、常に衛生的であり、更に面接触であり
ながらもスムーズに回動するばかりか、回動部材
に係合突条を高さ方向全幅にわたつて形成し、フ
ツク棒回動間隙の後方に係合溝を連設しているの
で、回動部材の回動にともなつて、係合突条が下
方から順次係合溝に係合していくので、係合時の
感触が非常にスムーズであり、しかも、係合面積
が大きいので起立姿勢が確実に、かつ長期にわた
つて安定よく維持されるので、地震等の不測の時
にも、フツク棒が急に倒伏姿勢となり、そのはず
みで医療用ハンガーが天井面から落下したり、ま
た倒伏姿勢となつたフツク棒が患者等に衝突する
危険もなく、患者は安心して療養する事が出来
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の一つを示し、第1図は本
考案の要部横断面図、第2図は本考案を具備した
医療用ハンガーの正面図、第3図は伸長装置の要
部分解斜視図、第4図は回動部材の斜視図、第5
図は本考案を具備した医療用ハンガーの要部縦断
面図である。 1……伸長装置、10……医療用ハンガー、7
……フツク取付部、76……係合溝、37……取
付突壁、771……フツク棒回動間隙、78……
回動部材、782……弾性係合突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 病室等にて使用される医療用ハンガーの所定位
    置に、起立状態と倒伏状態に姿勢変更可能に取り
    つけられ、倒伏状態で点滴瓶等が吊り下げられる
    医療用ハンガーのフツク棒保持装置において、フ
    ツク棒の後端部に合成樹脂材より形成された略角
    柱状の回動部材を連結し、該回動部材を合成樹脂
    材より形成されたフツク棒取付材の取付突壁間の
    フツク棒回動間隙に起立姿勢と、倒伏姿勢に姿勢
    変更可能に取りつけられ、起立姿勢となつた時に
    フツク棒回動間隙の後方に形成された係合溝に弾
    性的に係合する弾性係合突条を、前記回動部材の
    高さ方向全幅に一体に形成した事を特徴とする医
    療用ハンガーのフツク棒保持装置。
JP13828086U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0321245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13828086U JPH0321245Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13828086U JPH0321245Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6343541U JPS6343541U (ja) 1988-03-23
JPH0321245Y2 true JPH0321245Y2 (ja) 1991-05-09

Family

ID=31043114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13828086U Expired JPH0321245Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0321245Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6343541U (ja) 1988-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6186455B1 (en) Fastener for holding items to a perforated wall
JPH0321245Y2 (ja)
CN116059025A (zh) 辅助手臂托架
JPH0319384Y2 (ja)
JP2003135544A (ja) 掴まり兼用移動操作装置
JP3132348U (ja) 座位保持具
JP6949804B2 (ja) ベッド装置
JPH0452296Y2 (ja)
KR102621989B1 (ko) 가구의 높이조절장치
JPH0339610Y2 (ja)
JPH0321244Y2 (ja)
JPH0141348Y2 (ja)
JP2600685Y2 (ja) 物品掛吊り装置
JP2631040B2 (ja) 陳列用商品保持具
JPH0462170U (ja)
JPS64877Y2 (ja)
JPH0620507Y2 (ja) 床頭台
JP2002360321A (ja) 杖の支持装置
JPH0645769Y2 (ja) ホームごたつ用脚
JP2001258687A (ja) ベッド用側柵装置
JPH0462744U (ja)
JPH0346954Y2 (ja)
JP2021133186A (ja) 動作補助装置
JP3183050U (ja) トイレット用ペーパーホルダーの取り付け具
JPH0274961U (ja)