JP2003135544A - 掴まり兼用移動操作装置 - Google Patents

掴まり兼用移動操作装置

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JP2003135544A
JP2003135544A JP2001372008A JP2001372008A JP2003135544A JP 2003135544 A JP2003135544 A JP 2003135544A JP 2001372008 A JP2001372008 A JP 2001372008A JP 2001372008 A JP2001372008 A JP 2001372008A JP 2003135544 A JP2003135544 A JP 2003135544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者とともに移動できるようにした移動体
において、身体の障害の状況によらず、問題なく扱える
ようにする。 【解決手段】 支柱部5を構成する基部支柱6に締付ボ
ルト16により、着脱可能に固定する取付基部11と、
取付基部11に対して任意の回動位置で拘束したり、拘
束解除する保持角度調節機構12を介して設けたグリッ
プ部13とによって構成する。前記取付基部11は、中
央箇所に前記支柱部5における基部支柱6を受け入れる
凹曲面状の受部14を有し、この受部14を囲むように
腕部11a,11bを設ける。また、前記受部14背面
側には、後述する保持角度調節機構12を係止する係止
溝11cを形成する。そして、前記腕部11aに、ねじ
穴15を螺刻して、外側から前記受部14に向かって締
付ボルト16を螺入することで、前記基部支柱6の適所
に取付基部11を固定保持するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者とともに移
動できるようにした移動体において、身体の障害の状況
によらず、問題なく扱えるようにした、掴まり兼用移動
操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院において使用されている、
点滴瓶等を吊り下げて自在に移動できるようにしたイル
リガートルスタンド(図示省略)には、患者の歩行、移
動に伴って追従できるように脚部にキャスタを設け、脚
部に立設した支柱部に、掴み手段としての把持部材(以
下、グリップ)を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記イ
ルリガートルスタンドにおけるグリップは、支柱部の任
意の位置に固定可能な機能を有するのみで、握り箇所の
保持角度は変えることはできない構造であるので、使用
者が何らかのハンディキャップを抱えていたり、腕の骨
折等の怪我などをしている場合、前記グリップでは握り
にくく、使用しにくいことがあった。本発明は、以上の
ような背景から提案されたものであって、使用者ととも
に移動できるようにした移動体において、身体の障害の
状況によらず、問題なく扱えるようにした、掴まり兼用
移動操作装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では、請求項1において、移動体に装着
した取付基部と、取付基部に回動自在に連結した把持部
材とを有し、この把持部材と前記取付基部とは、取付基
部に対して把持部材を任意の回動位置で拘束したり、拘
束解除する保持角度調節機構を介して結合してなる掴ま
り兼用移動操作装置を開示する。また本発明では、請求
項2において、前記保持角度調節機構は、常時把持部材
を取付基部に対し拘束する一方、押し込むことで拘束解
除する押込解除操作手段を備えた掴まり兼用移動操作装
置を開示する。また本発明では、請求項3において、前
記取付基部は、移動体の適所に着脱可能に取り付けてな
り、前記把持部材は開ループ型部材によって構成した掴
まり兼用移動操作装置を開示する。また本発明では、請
求項4において、前記取付基部は、移動体の適所に着脱
可能に取り付けてなり、前記把持部材は閉ループ型部材
によって構成した掴まり兼用移動操作装置を開示する。
また本発明では、請求項5において、前記移動体はイル
リガートルスタンドである掴まり兼用移動操作装置を開
示する。さらに本発明では、請求項6において、前記保
持角度調節機構は、前記取付基部に係止してなる中継外
筒に、前記把持部材基端側の把持部材基部を、把持部材
基部の内側に設けた仕切部から前記中継外筒に対し挿通
した支軸を中心として、前記中継外筒の外周端面に、把
持部材基部の外周一端面を当接した状態で前記把持部材
を回動可能に支持し、把持部材基部および中継外筒の内
壁とで、内側空間部を画成すると共に、前記中継外筒と
把持部材基部との内壁面に、それぞれ形成方向を軸方向
に指向させると共に等間隔毎に多数のリブを突設し、前
記把持部材基部から中継外筒にかけての内側空間部にお
いて、中継外筒側のリブ間と把持部材基部側のリブ間の
谷部に沿って移動可能な噛合歯を外周に形成した結合内
筒を嵌挿し、この結合内筒は付勢手段により噛合歯を前
記中継外筒側のリブから把持部材基部側のリブにかけて
位置させて前記把持部材基部を拘束するようにし、前記
把持部材基部に突没可能に押圧操作子を装着し、この押
圧操作子に、前記把持部材基部の仕切部に形成した通孔
を介し、前記内側空間部に臨入させると共に前記結合内
筒に当接させてなる伝達脚を突設し、前記押圧操作子を
押し込んで伝達脚を介して前記結合内筒を付勢手段の付
勢力に抗して押し込むことで、結合内筒の噛合歯を把持
部材基部側のリブ間の谷部から中継外筒のリブ間の谷部
に移動させて、前記把持部材基部を拘束解除して、把持
部材を回動調節する構成とした掴まり兼用移動操作装置
を開示する。
【0005】請求項1によれば、移動体に装着した取付
基部に対し、把持部材を使用しやすい角度に調節して固
定し、使用に供することができる。
【0006】請求項2によれば、取付基部に対し、把持
部材を、保持角度調節機構における押込解除操作手段を
押し込んで拘束解除した状態で使いやすい角度に回転さ
せ、前記押込解除操作手段から手を離すことで、前記把
持部材をその使いやすい位置で拘束することができる。
【0007】請求項3によれば、取付基部を、移動体の
適所に取り付け、開ループ型形状の把持部材を、保持角
度調節機構の押込解除操作手段を押し込んで拘束解除し
た状態で、使いやすい角度に回転させ、前記押込解除操
作手段から手を離すことで、前記把持部材をそのまま拘
束することができる。前記把持部材は、開ループ型部材
で構成したため、様々な掴み方ができ、しかも、取付基
部の高さを所望の位置に固定することができるので、使
用者の身体の状態によらず、容易に操作することができ
る。
【0008】請求項4によれば、取付基部を、移動体の
適所に取り付け、閉ループ型形状の把持部材を、保持角
度調節機構の押込解除操作手段を押し込んで拘束解除し
た状態で、使いやすい角度に回転させ、前記押込解除操
作手段から手を離すことで、前記把持部材をそのまま拘
束することができる。前記把持部材は、閉ループ型部材
で構成したため、いずれの箇所も掴んだり、抱え込んで
保持することができ、しかも、取付基部の高さを所望の
位置に固定することができるので、使用者の身体の状態
によらず、容易に操作することができる。
【0009】請求項5によれば、イルリガートルスタン
ドの支柱部の任意の高さ位置に取付基部を固定し、取付
基部に対し、保持角度調節機構の押込解除操作手段を操
作しながら把持部材を回転させて所望の角度に変位さ
せ、押込解除操作手段から手を離せばそのままの状態で
把持部材を固定することができる。
【0010】請求項6によれば、押圧操作子を押し込ん
で伝達脚を介して前記結合内筒を付勢手段の付勢力に抗
して押し込むことで、結合内筒の噛合歯は、把持部材基
部側のリブ間の谷部から中継外筒のリブ間の谷部に移動
する。このため、前記把持部材基部は拘束が解除され、
把持部材を回動調節することができる。
【0011】
【発明の実施の態様】次に、本発明にかかる掴まり兼用
移動操作装置について、病院において使用されるイルリ
ガートルスタンドの一つの実施の形態を示し、添付の図
面に基づいて以下説明する。図1に示すイルリガートル
スタンド1は、掴まり兼用移動操作装置2を備えてい
る。前記イルリガートルスタンド1は、移動用キャスタ
3を装着した脚部4に立設した支柱部5を構成する基部
支柱6、基部支柱6に高さ調節手段7により、高さ調節
可能に装着してなる支持支柱8を有し、支持支柱8頂部
に設けた、点滴瓶Bを吊下げるための吊し具9を備えて
いる。
【0012】前記脚部4は、図示するように、五角形の
対角線方向に拡開する脚枠4aを有し、中心に前記支柱
部5を立設している。前記脚枠4aは、前記支柱部5を
立設した中心から中間部位にかけて直状に形成してお
り、中間部位から先端にかけて駆け上がる段差状に形成
し、この先端側に前記移動用キャスタ3を取り付けるよ
うにしている。なお、前記脚枠4a間には、固定踏込ス
テップ10を介設している。
【0013】そして前記移動操作装置2は、図2に示す
ように支柱部5を構成する基部支柱6に締付ボルト(後
述)により、着脱可能に固定する取付基部11と、取付
基部11に対して任意の回動位置で拘束したり、拘束解
除する保持角度調節機構12を介して設けたグリップ部
13とによって構成している。
【0014】前記取付基部11は、図3に示すように中
央箇所に前記支柱部5における基部支柱6を受け入れる
凹曲面状の受部14を有し、この受部14を囲むように
腕部11a,11bを設けている。また、前記受部14
背面側には、後述する保持角度調節機構12を係止する
係止溝11cを形成している。そして、前記腕部11a
には、ねじ穴15が螺刻され(図4参照)、外側から前
記受部14に向かって締付ボルト16を螺入すること
で、前記基部支柱6の適所に取付基部11を固定保持す
るようにしている。
【0015】次に前記保持角度調節機構12について説
明する。前記保持角度調節機構12では、前記取付基部
11における係止溝11cに底部を係止してなる中継外
筒17と、この中継外筒17の外周端面に、グリップ部
13における円筒状のグリップ基部13aの外周一端面
を当接し、このグリップ基部13aから前記中継外筒1
7に対し、支軸18を挿通して、この支軸18に、前記
取付基部11の受部14側から、抜止ボルト19を係止
溝11c、中継外筒17の底部17bを介して螺着する
構成としている。
【0016】また、前記グリップ基部13aは、内側中
間に仕切部20を有し、この仕切部20中心を貫く中心
軸に沿って、前記支軸18を挿通するための挿通筒21
を設けている。この挿通筒21は、中継外筒17の外周
端面に、グリップ基部13aの外周一端面を当接した際
に、前記中継外筒17の底部17bに当接するように延
在している。
【0017】さらに、前記中継外筒17とグリップ基部
13aとは、内径が略同一寸法であり、中継外筒17の
外周端面に、グリップ基部13aの外周一端面を当接し
た際に、グリップ基部13aにおける挿通筒21と、グ
リップ基部13aおよび中継外筒17の内壁とで、内側
空間部Sを画成している。前記中継外筒17とグリップ
基部13aとの内壁面には、内周方向と直交する方向に
等間隔毎に多数のリブ22、23を突設している。この
場合、中継外筒17側のリブ22とグリップ基部13a
側のリブ23とは、幅寸法を同寸法とし、それぞれリブ
22、23間に同幅の谷部Vを有している。
【0018】そして、前記グリップ基部13aから中継
外筒17にかけての内側空間部Sには、コイルスプリン
グ24の付勢力により、中継外筒17からグリップ基部
13aにかけて、前記グリップ基部13aを拘束する結
合内筒25を嵌挿している。この場合、結合内筒25の
外周には、中継外筒17側およびグリップ基部13a側
におけるリブ22,23間の谷部Vに沿って移動可能な
噛合歯26を形成している。この噛合歯26は、中継外
筒17側のリブ22の長さ寸法とほぼ同寸法としてい
る。
【0019】前記グリップ基部13aの他端面から仕切
部20に至る開口空間Osには、突没可能に押圧操作子
27を装着している。すなわち、この押圧操作子27に
は、表面に押圧部27bを設ける一方、前記仕切部20
中心に挿通された支軸18を囲むように形成した三カ所
の通孔20hを介し、前記内側空間部Sに臨入させた伝
達脚27Lを突設している。かかる伝達脚27Lは前記
結合内筒25に当接している。また、伝達脚27Lに
は、通孔20hの内側空間部S側の縁部に係止して、押
圧操作子27を脱落しないように保持するフック部Fを
設けている。
【0020】そして前記グリップ部13は、前記グリッ
プ基部13aと一体的に結合して、開ループ型形状、す
なわち略J型形状に形成したパイプ材によって構成し、
先端に、握りやすくするための膨出形状の頭部13hを
設けている(図2参照)。
【0021】以上のような、掴まり兼用移動操作装置2
を設けたイルリガートルスタンド1において、看護婦
は、脚枠4a,4a間の固定踏込ステップ10を床面と
共に踏み込むことでその場で動かないように保持しなが
ら、支持支柱8頂部の吊し具9に、点滴瓶Bや、輸液バ
ッグ等を吊すことができる。
【0022】患者が点滴を受けている状態で、自力で病
院内を移動するときは、前記イルリガートルスタンド1
の基部支柱6に、患者が掴みやすい位置に合わせるべく
取付基部11の固定位置を調節し、締付ボルト16によ
って固定するようにする。
【0023】そして、グリップ部13基部の保持角度調
節機構12における押圧操作子27の押圧部27bを押
しながら、グリップ部13を変位調節し、グリップ部1
3を所望の角度の位置にもたらしたら、前記押圧部27
bから手を離すことで、その位置で前記グリップ部13
を拘束することができる。前記押圧部27bを押し込む
と、グリップ基部13aの開口空間Osに沿って押圧操
作子27が押し込まれ、仕切部20における通孔20h
を介し、内側空間部Sに臨入させた伝達脚27Lによっ
て、結合内筒25を、コイルスプリング24の付勢力に
抗して中継外筒17底部側に押し込む。
【0024】すると、中継外筒17側のリブ22からグ
リップ基部13a側のリブ23にかけての谷部Vに介在
していた、結合内筒25の噛合歯26が、グリップ基部
13a側のリブ23間の谷部Vから離脱して、中継外筒
17側のリブ22間の谷部Vにもたらされるので、前記
グリップ基部13aは、支軸18を中心として回動自在
な状態となる(図5参照)。
【0025】そして、前記押圧部27bから手を離すこ
とで、コイルスプリング24の付勢力により結合内筒2
5が押し戻されて、中継外筒17側のリブ22間の谷部
Vから、グリップ基部13a側のリブ23間の谷部Vに
渡って、前記結合内筒25の噛合歯26が架け渡される
ようにもたらされ、再びグリップ基部13aを拘束する
ことができる。このように、患者の身体状況に合わせて
移動操作装置2のグリップ部13を操作しやすいように
調節することができるので(図6、図7参照)、使いや
すさが一段と向上する。そしてこれによって、患者は、
苦もなく前記グリップ部13を掴んだり、グリップ部1
3先端の頭部13hを握ったり、あるいは手を差し入れ
て引っ掛けるというように(図8参照)、グリップ部1
3を支えとして自身の身体を支える手掛かりとする一
方、イルリガートルスタンド1を伴って移動する際の引
き手として使用することができる。
【0026】また、本発明にかかる移動操作装置2は、
以下のように構成することもできる。すなわち、この場
合の移動操作装置2では、図9、図10に示すように、
グリップ部13を閉ループ型形状、すなわち長円形状に
形成している。
【0027】この場合でも、グリップ部13を、グリッ
プ部13基部の押圧部27bを押しながら、グリップ部
13を変位調節し、グリップ部13を所望の角度の位置
にもたらしたら、前記押圧部27bから手を離すこと
で、その位置で前記グリップ部13を拘束することがで
きる。そして、患者の身体的コンディションによって、
前記グリップ部13に手を差し入れて引っ掛けるように
保持したり(図11参照)、どの位置からでも掴むこと
ができ(図12参照)、グリップ部13を支えとして自
身の身体を支える手掛かりとする一方、イルリガートル
スタンド1を伴って移動する際の引き手として使用する
ことができる。
【0028】本発明にかかる掴まり兼用移動操作装置に
ついて、病院において使用されるイルリガートルスタン
ド1に用いた例を示し、説明したが、前記掴まり兼用移
動操作装置2は、使用者と共に移動できるようにしたも
の、例えば、歩行訓練用歩行補助車にも用いることも可
能である。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、取付基部
を、移動体の適所に取り付け、把持部材を、保持角度調
節機構を操作して拘束解除した状態で使いやすい角度に
回転させ、保持角度調節機構から手を離すことで、前記
把持部材をその使いやすい位置で拘束することができ
る。このため、使用者の身体の状況に関わらず、使いや
すいものとすることができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる掴まり兼用移動操作装置を装着
したイルリガートルスタンドの一例を示す外観斜視図で
ある。
【図2】図1に示すイルリガートルスタンドの移動操作
装置の外観斜視図である。
【図3】図2に示す移動操作装置の構成を示す、分解斜
視図である。
【図4】図2に示す移動操作装置の断面説明図である。
【図5】図2に示す移動操作装置を操作したところを示
す、断面説明図である。
【図6】図2に示す移動操作装置のグリップ部を握った
状態を示した斜視図である。
【図7】図2に示す移動操作装置のグリップ部を上から
掴んだ状態を示した斜視図である。
【図8】図2に示す移動操作装置のグリップ部に、手首
を差し入れた状態を示した斜視図である。
【図9】イルリガートルスタンドの移動操作装置の別例
にかかる斜視図である。
【図10】図9に示す移動操作装置のグリップ部を鉛直
方向に保持したところを示す斜視図である。
【図11】図9に示す移動操作装置のグリップ部に手首
を差し入れた状態を示した斜視図である。
【図12】図9に示す移動操作装置のグリップ部を握っ
た状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 イルリガートルスタン
ド 2 移動操作装置 3 移動用キャスタ 4 脚部 4a 脚枠 5 支柱部 6 基部支柱 7 高さ調節手段 8 支持支柱. 9 吊し具 10 固定踏込ステップ 11 取付基部 11a,11b 腕部 11c 係止溝 12 保持角度調節機構 13 グリップ部 13a グリップ基部 13h 頭部 14 受部 15 ねじ穴 16 締付ボルト 17 中継外筒 17b 底部 18 支軸 19 抜止ボルト 20 仕切部 20h 通孔 21 挿通筒 22,23 リブ 24 コイルスプリング 25 結合内筒 26 噛合歯 27 押圧操作子 27b 押圧部 27L 伝達脚 S 内側空間部 Os 開口空間 F フック部 V 谷部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に装着した取付基部と、取付基
    部に回動自在に連結した把持部材とを有し、この把持部
    材と前記取付基部とは、取付基部に対して把持部材を任
    意の回動位置で拘束したり、拘束解除する保持角度調節
    機構を介して結合してなることを特徴とする掴まり兼用
    移動操作装置。
  2. 【請求項2】 前記保持角度調節機構は、常時把持部
    材を取付基部に対し拘束する一方、押し込むことで拘束
    解除する押込解除操作手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の掴まり兼用移動操作装置。
  3. 【請求項3】 前記取付基部は、移動体の適所に着脱
    可能に取り付けてなり、前記把持部材は開ループ型部材
    によって構成したことを特徴とする請求項1または2記
    載の掴まり兼用移動操作装置。
  4. 【請求項4】 前記取付基部は、移動体の適所に着脱
    可能に取り付けてなり、前記把持部材は閉ループ型部材
    によって構成したことを特徴とする請求項1または2記
    載の掴まり兼用移動操作装置。
  5. 【請求項5】 前記移動体はイルリガートルスタンド
    であることを特徴とする請求項1ないし4記載のうち、
    いずれか1記載の掴まり兼用移動操作装置。
  6. 【請求項6】 前記保持角度調節機構は、前記取付基
    部に係止してなる中継外筒に、前記把持部材基端側の把
    持部材基部を、把持部材基部の内側に設けた仕切部から
    前記中継外筒に対し挿通した支軸を中心として、前記中
    継外筒の外周端面に、把持部材基部の外周一端面を当接
    した状態で前記把持部材を回動可能に支持し、把持部材
    基部および中継外筒の内壁とで、内側空間部を画成する
    と共に、前記中継外筒と把持部材基部との内壁面に、そ
    れぞれ形成方向を軸方向に指向させると共に等間隔毎に
    多数のリブを突設し、前記把持部材基部から中継外筒に
    かけての内側空間部において、中継外筒側のリブ間と把
    持部材基部側のリブ間の谷部に沿って移動可能な噛合歯
    を外周に形成した結合内筒を嵌挿し、この結合内筒は付
    勢手段により噛合歯を前記中継外筒側のリブから把持部
    材基部側のリブにかけて位置させて前記把持部材基部を
    拘束するようにし、前記把持部材基部に突没可能に押圧
    操作子を装着し、この押圧操作子に、前記把持部材基部
    の仕切部に形成した通孔を介し、前記内側空間部に臨入
    させると共に前記結合内筒に当接させてなる伝達脚を突
    設し、前記押圧操作子を押し込んで伝達脚を介して前記
    結合内筒を付勢手段の付勢力に抗して押し込むことで、
    結合内筒の噛合歯を把持部材基部側のリブ間の谷部から
    中継外筒のリブ間の谷部に移動させて、前記把持部材基
    部を拘束解除して、把持部材を回動調節する構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載の掴まり兼用移動操作装
    置。
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