JPH1071181A - 歩行補助器 - Google Patents
歩行補助器Info
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- JPH1071181A JPH1071181A JP8248572A JP24857296A JPH1071181A JP H1071181 A JPH1071181 A JP H1071181A JP 8248572 A JP8248572 A JP 8248572A JP 24857296 A JP24857296 A JP 24857296A JP H1071181 A JPH1071181 A JP H1071181A
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- leaning
- walking
- walking aid
- arm
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高令者,半身不随者等の歩行補助器を,コン
パクトにして安定歩行を可能とし且つ介護者の助力を可
及的に減らして用い得るものとする。 【解決手段】 多数のキャスター2で安定走行する走行
べース1の中央近傍に起立ポール3を立設し,これに歩
行時に半身をもたれさせる腕受部7と,一方の手を掛け
る把持部10を平面V字状にして段差状に突設し,その
下方に自力立上り補助用の手掛け部11を突設して,歩
行者がもたれることによる重心を低くした押車状の歩行
補助器Aとすることにより,自力で使用して,その前倒
れを防止し,小段差を自力で通過可能とした使い勝手の
よいものとし得る。
パクトにして安定歩行を可能とし且つ介護者の助力を可
及的に減らして用い得るものとする。 【解決手段】 多数のキャスター2で安定走行する走行
べース1の中央近傍に起立ポール3を立設し,これに歩
行時に半身をもたれさせる腕受部7と,一方の手を掛け
る把持部10を平面V字状にして段差状に突設し,その
下方に自力立上り補助用の手掛け部11を突設して,歩
行者がもたれることによる重心を低くした押車状の歩行
補助器Aとすることにより,自力で使用して,その前倒
れを防止し,小段差を自力で通過可能とした使い勝手の
よいものとし得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,療養介護用に好適
に用いられる歩行補助器に関する。
に用いられる歩行補助器に関する。
【0002】
【従来の技術】独立した歩行が必ずしも容易でない高令
者,半身不随者等を補助して,その歩行を可能ならしめ
るこの種の歩行補助器として,例えば半サークル状のも
のが知られ,用いられている。
者,半身不随者等を補助して,その歩行を可能ならしめ
るこの種の歩行補助器として,例えば半サークル状のも
のが知られ,用いられている。
【0003】これによれば,補強用の横材によって連結
した多数にして下方拡開状の支持脚の下端にそれぞれ転
動体としてキャスターを具備する一方,上端に水平C字
状の一連に載置固定した後方開放のもたれ部(肘掛部)
を備えたものとされ,この場合上記水平C字状のもたれ
腕受部内に歩行者が入り,もたれ部に身体をもたれさせ
ることによって,そのもたれ歩行を可能とするものとさ
れる。
した多数にして下方拡開状の支持脚の下端にそれぞれ転
動体としてキャスターを具備する一方,上端に水平C字
状の一連に載置固定した後方開放のもたれ部(肘掛部)
を備えたものとされ,この場合上記水平C字状のもたれ
腕受部内に歩行者が入り,もたれ部に身体をもたれさせ
ることによって,そのもたれ歩行を可能とするものとさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合,
水平C字状のもたれ部に歩行者が入る半サークル状のも
のであるとともに歩行時の転倒を防止するために上記下
方拡開状の支持脚を用いることによって,それ自体比較
的大きな寸法のものとなって,その占有面積を大きく必
要とし,例えば一般の建物の廊下では健常の歩行者との
すれ違いもなし得ず,またトイレに入り得ても,そのド
アを閉鎖することができ得ないといった問題点を残して
おり,またこの場合歩行者はもたれ部に体重を掛けるた
めに,平坦な床面においてその歩行は可能でも,例えば
一般の建物の廊下と室内間の敷居,ドア戸当り等建具の
設置に伴って床面上に突出する小段差部に至れば,該小
段差部が転動体の進行を妨げることにより,これを通過
することができず,一般に介護者の助力を必要とするこ
とになり,更には歩行補助器を必要とする,上記独立し
た歩行が必ずしも容易でない高令者,半身不随者等にと
って,自らもたれ部に入って歩行可能な状態になろうと
することも容易ではなく,同様に一般に介護者の助力を
必要とするといった問題点も残されている。
水平C字状のもたれ部に歩行者が入る半サークル状のも
のであるとともに歩行時の転倒を防止するために上記下
方拡開状の支持脚を用いることによって,それ自体比較
的大きな寸法のものとなって,その占有面積を大きく必
要とし,例えば一般の建物の廊下では健常の歩行者との
すれ違いもなし得ず,またトイレに入り得ても,そのド
アを閉鎖することができ得ないといった問題点を残して
おり,またこの場合歩行者はもたれ部に体重を掛けるた
めに,平坦な床面においてその歩行は可能でも,例えば
一般の建物の廊下と室内間の敷居,ドア戸当り等建具の
設置に伴って床面上に突出する小段差部に至れば,該小
段差部が転動体の進行を妨げることにより,これを通過
することができず,一般に介護者の助力を必要とするこ
とになり,更には歩行補助器を必要とする,上記独立し
た歩行が必ずしも容易でない高令者,半身不随者等にと
って,自らもたれ部に入って歩行可能な状態になろうと
することも容易ではなく,同様に一般に介護者の助力を
必要とするといった問題点も残されている。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて,その問題点
を解消するためになされたものであって,その解決課題
とする処は,第1に可及的にコンパクトにして,その占
有面積を小さくするとともに安定した歩行補助を確実に
実現し,併せて一般の建物の小段差部を歩行者が可及的
に自力で通過し得るようにした歩行補助器を提供するに
あり,第2にこれに加えて,歩行者が可及的に自力で歩
行可能な状態を得られるようにした歩行補助器を提供す
るにあり,第3に同じくこれに加えて,歩行者の使い勝
手を向上した歩行補助器を提供するにある。
を解消するためになされたものであって,その解決課題
とする処は,第1に可及的にコンパクトにして,その占
有面積を小さくするとともに安定した歩行補助を確実に
実現し,併せて一般の建物の小段差部を歩行者が可及的
に自力で通過し得るようにした歩行補助器を提供するに
あり,第2にこれに加えて,歩行者が可及的に自力で歩
行可能な状態を得られるようにした歩行補助器を提供す
るにあり,第3に同じくこれに加えて,歩行者の使い勝
手を向上した歩行補助器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題に添って
本発明者は,例えば半身不随者が,その片側で体重を前
方にもたれるようにすれば歩行が可能であること,この
とき他の片側の手は比較的自由であるために上記体重の
もたれ側と反対側で手握りを行うことによって,例えば
小段差通過等の操作をなし得る余地があること,上記体
重の前方へのもたれと上記手握りに際して,可及的に肘
の身体からの離れを防止することにより,体重を下向き
とし,その重心を床面近傍に位置させるようにすれば,
歩行者の転倒,特に前方へののめり込み転倒を防止し得
ることに着目し,そのために転動又は滑動体をバランス
配置することによってそれ自体床面安定走行自在とした
走行べースを用い,これにもたれ体重支持用の起立ポー
ルを起立配設する一方,その一側斜め後方に,下方傾斜
にして腕を介してもたれ体重を受止めする,肘掛けと身
体のもたれ支承の作用を行う一側もたれ腕受部を,他側
斜め後方に上記比較的自由な手でつかまるように手握り
する,操作のための作用を行う把持部をそれぞれ突出配
設することによって,歩行補助器を,自立走行自在のも
たれ押車状のものとして構成すれば,歩行者は肘(腕)
を可及的に身体側に寄せた状態で起立ポールに対して覆
いかぶさるに近い体勢となってこれを用い得るようにな
るため,歩行補助器の重心を低くして,可及的に走行べ
ース上に位置するようにし,従って転倒がなく,安定し
た歩行補助を確実に実現する一方,小段差部に転動又は
滑動体が至った際,身体を幾分傾ける如くに揺動するよ
うにするとともに把持部側の手でこれを持上げるように
し又はこれを繰り返すようにすれば,比較的容易にこれ
を通過し得る上,その占有面積は,一般に身体幅又はそ
れ以下の走行べースを用い得るため,該走行べースに相
応した程度とし得て,歩行補助器をコンパクトなものと
することができるとの知見を得るに至った。
本発明者は,例えば半身不随者が,その片側で体重を前
方にもたれるようにすれば歩行が可能であること,この
とき他の片側の手は比較的自由であるために上記体重の
もたれ側と反対側で手握りを行うことによって,例えば
小段差通過等の操作をなし得る余地があること,上記体
重の前方へのもたれと上記手握りに際して,可及的に肘
の身体からの離れを防止することにより,体重を下向き
とし,その重心を床面近傍に位置させるようにすれば,
歩行者の転倒,特に前方へののめり込み転倒を防止し得
ることに着目し,そのために転動又は滑動体をバランス
配置することによってそれ自体床面安定走行自在とした
走行べースを用い,これにもたれ体重支持用の起立ポー
ルを起立配設する一方,その一側斜め後方に,下方傾斜
にして腕を介してもたれ体重を受止めする,肘掛けと身
体のもたれ支承の作用を行う一側もたれ腕受部を,他側
斜め後方に上記比較的自由な手でつかまるように手握り
する,操作のための作用を行う把持部をそれぞれ突出配
設することによって,歩行補助器を,自立走行自在のも
たれ押車状のものとして構成すれば,歩行者は肘(腕)
を可及的に身体側に寄せた状態で起立ポールに対して覆
いかぶさるに近い体勢となってこれを用い得るようにな
るため,歩行補助器の重心を低くして,可及的に走行べ
ース上に位置するようにし,従って転倒がなく,安定し
た歩行補助を確実に実現する一方,小段差部に転動又は
滑動体が至った際,身体を幾分傾ける如くに揺動するよ
うにするとともに把持部側の手でこれを持上げるように
し又はこれを繰り返すようにすれば,比較的容易にこれ
を通過し得る上,その占有面積は,一般に身体幅又はそ
れ以下の走行べースを用い得るため,該走行べースに相
応した程度とし得て,歩行補助器をコンパクトなものと
することができるとの知見を得るに至った。
【0007】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
のであって,請求項1に係る発明は,これを,もたれ歩
行を可能とする自立走行自在の歩行補助器であって,転
倒防止用にバランス配置した多数の転動又は滑動体を具
備して床面安定走行自在とした走行べースと,該走行べ
ースにもたれ体重を安定支持するようにこれに上向きに
起立配設したもたれ体重支持用の起立ポールと,該起立
ポールから一側斜め後方に向けて突出配設して下方傾斜
することによってもたれ体重受止用とした一側もたれ腕
受部と,上記起立ポールから他側斜め後方に向けて突出
配設して非もたれ側の手握り用とした他側把持部とを備
えてなることを特徴とする歩行補助器とし,請求項2に
係る発明は,これに加えて,更に上記第2の課題に添っ
て,使用する歩行者が床面に座し又は椅子に腰掛けた原
状態から起立ポールの中間位置につかまって,自力で歩
行可能な状態となり,又は上記原状態に復帰し得るよう
に,これを,上記起立ポールの長手方向下方中間位置
に,自力立上り補助用の手掛け部を追加的に備えてなる
ことを特徴とする請求項1に記載の歩行補助器とし,請
求項3及び4に係る発明は,同じく上記に加えて,更に
第3の課題に添ってそれぞれ使用する歩行者の好ましい
高さを確保し,併せて歩行の安定性を高めるように,前
者を,上記一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部を,
起立ポールに対して上下方向に位置可変に突出配設する
ことにより,該一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部
を上下方向に高さ調整自在としてなることを特徴とする
請求項1又は2に記載の歩行補助器,後者を,上記起立
ポールを,走行べースに起立固定した固定ポールと該固
定ポールに上下方向スライド自在にして所定位置に固定
自在のスライドポールとによって伸縮自在に形成し,上
記一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部を上記スライ
ドポールに一体に突出配設することにより,上記一側も
たれ腕受部及び/又は他側把持部を上下方向に高さ調整
自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載
の歩行補助器とし,請求項5に係る発明は,同じく上記
に加えて,同様に第3の課題に添って,一側もたれ腕受
部において,これを更に起立ポール側で手掛けを行うと
ともに腕を安定して載置して,安定したもたれ歩行をな
し得るように,これを,上記一側もたれ腕受部を,起立
ポール側の手掛け部と該手掛け部から屈曲し又はその延
長方向に下方傾斜するバー状又は上向き溝状の腕載置部
とを備えて形成してなることを特徴とする請求項1,
2,3又は4に記載の歩行補助器としたものであり,こ
れらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段と
したものである。
のであって,請求項1に係る発明は,これを,もたれ歩
行を可能とする自立走行自在の歩行補助器であって,転
倒防止用にバランス配置した多数の転動又は滑動体を具
備して床面安定走行自在とした走行べースと,該走行べ
ースにもたれ体重を安定支持するようにこれに上向きに
起立配設したもたれ体重支持用の起立ポールと,該起立
ポールから一側斜め後方に向けて突出配設して下方傾斜
することによってもたれ体重受止用とした一側もたれ腕
受部と,上記起立ポールから他側斜め後方に向けて突出
配設して非もたれ側の手握り用とした他側把持部とを備
えてなることを特徴とする歩行補助器とし,請求項2に
係る発明は,これに加えて,更に上記第2の課題に添っ
て,使用する歩行者が床面に座し又は椅子に腰掛けた原
状態から起立ポールの中間位置につかまって,自力で歩
行可能な状態となり,又は上記原状態に復帰し得るよう
に,これを,上記起立ポールの長手方向下方中間位置
に,自力立上り補助用の手掛け部を追加的に備えてなる
ことを特徴とする請求項1に記載の歩行補助器とし,請
求項3及び4に係る発明は,同じく上記に加えて,更に
第3の課題に添ってそれぞれ使用する歩行者の好ましい
高さを確保し,併せて歩行の安定性を高めるように,前
者を,上記一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部を,
起立ポールに対して上下方向に位置可変に突出配設する
ことにより,該一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部
を上下方向に高さ調整自在としてなることを特徴とする
請求項1又は2に記載の歩行補助器,後者を,上記起立
ポールを,走行べースに起立固定した固定ポールと該固
定ポールに上下方向スライド自在にして所定位置に固定
自在のスライドポールとによって伸縮自在に形成し,上
記一側もたれ腕受部及び/又は他側把持部を上記スライ
ドポールに一体に突出配設することにより,上記一側も
たれ腕受部及び/又は他側把持部を上下方向に高さ調整
自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載
の歩行補助器とし,請求項5に係る発明は,同じく上記
に加えて,同様に第3の課題に添って,一側もたれ腕受
部において,これを更に起立ポール側で手掛けを行うと
ともに腕を安定して載置して,安定したもたれ歩行をな
し得るように,これを,上記一側もたれ腕受部を,起立
ポール側の手掛け部と該手掛け部から屈曲し又はその延
長方向に下方傾斜するバー状又は上向き溝状の腕載置部
とを備えて形成してなることを特徴とする請求項1,
2,3又は4に記載の歩行補助器としたものであり,こ
れらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段と
したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下先ず図面の例に従って本発明
を更に具体的に説明すれば,図1乃至図3においてA
は,もたれ歩行を可能とする自立走行用の歩行補助器で
あり,該歩行補助器Aは,走行べース1と,該走行べー
ス1に起立配設した起立ポール3と,該起立ポール3か
ら突出配設した一側もたれ腕受部7及び他側把持部10
とを備え,本例において更に上記起立ポール3に自力立
上り補助用の手掛け部11を備えたものとしてある。
を更に具体的に説明すれば,図1乃至図3においてA
は,もたれ歩行を可能とする自立走行用の歩行補助器で
あり,該歩行補助器Aは,走行べース1と,該走行べー
ス1に起立配設した起立ポール3と,該起立ポール3か
ら突出配設した一側もたれ腕受部7及び他側把持部10
とを備え,本例において更に上記起立ポール3に自力立
上り補助用の手掛け部11を備えたものとしてある。
【0009】走行べース1は,転倒防止用にバランス配
置した多数の転動又は滑動体を具備して床面安定走行自
在としたものとしてあり,本例にあって該走行べース1
は,それ自体面強度に優れた積層合板による,例えば幅
26cm,長さ35cmにして小面積の平板状厚肉矩形木板
製のものとしてあり,その下面4隅のコーナー位置に,
多数の転動体として合計4個の無方向転動性を有するキ
ャスター2をそれぞれ固定して具備してあり,これによ
って走行べース1を水平支持し且つキャスター2の対角
線上4隅の配置関係から該走行べース1を床面に安定走
行自在となるようにしたものとしてある。
置した多数の転動又は滑動体を具備して床面安定走行自
在としたものとしてあり,本例にあって該走行べース1
は,それ自体面強度に優れた積層合板による,例えば幅
26cm,長さ35cmにして小面積の平板状厚肉矩形木板
製のものとしてあり,その下面4隅のコーナー位置に,
多数の転動体として合計4個の無方向転動性を有するキ
ャスター2をそれぞれ固定して具備してあり,これによ
って走行べース1を水平支持し且つキャスター2の対角
線上4隅の配置関係から該走行べース1を床面に安定走
行自在となるようにしたものとしてある。
【0010】起立ポール3は,該走行べース1にもたれ
体重を安定支持するように上向きに起立配設したものと
してあり,本例にあって該起立ポール3は,これを走行
べース1に起立固定した固定ポール4と該固定ポール4
に上下方向スライド自在にして所定位置に固定自在のス
ライドポール5とによって伸縮自在に形成したものとし
てある。
体重を安定支持するように上向きに起立配設したものと
してあり,本例にあって該起立ポール3は,これを走行
べース1に起立固定した固定ポール4と該固定ポール4
に上下方向スライド自在にして所定位置に固定自在のス
ライドポール5とによって伸縮自在に形成したものとし
てある。
【0011】即ち起立ポール3は,走行べース1の中央
位置又はその近傍位置にこれを起立配設することによ
り,起立ポール3に掛るもたれ体重の重心を走行べース
1上に安定して位置させるようにしてあり,本例にあっ
て該起立ポール3は,上記平板状の走行べース1の中央
位置近傍にして,そのやや前方に偏位した,幅方向に中
央,長さ方向に前端から15cmの位置に起立配設したも
のとしてあり,またこのとき本例の起立ポール3は,そ
れぞれ強度と耐座屈性に優れた異径の鋼管による厚肉鋼
製パイプ製にして,外径2.5cm,高さ90cmの固定ポ
ール4と外径2cm,高さ110cmのスライドポール5と
を用い,上記走行べース1に,べース金具を介して固定
ポール4を固定することにより,これを垂直に立設し,
該固定ポール4の中空部にスライドポール5を嵌入し
て,これを上下方向スライド自在としてあり,このとき
固定ポール4上端部に水平方向に向けて調整ネジ6を螺
装し,該調整ネジ6の先端をスライドポール5外周面に
突当て圧接するものとしてあり,これをスライドのスト
ッパーとすることによって,伸縮時のスライドポール5
を所定位置の高さに固定自在としたものとしてあり,こ
れらの構成により,走行べース1上にあって起立ポール
3が,これに掛るもたれ体重を安定支持し得るものとし
てある。
位置又はその近傍位置にこれを起立配設することによ
り,起立ポール3に掛るもたれ体重の重心を走行べース
1上に安定して位置させるようにしてあり,本例にあっ
て該起立ポール3は,上記平板状の走行べース1の中央
位置近傍にして,そのやや前方に偏位した,幅方向に中
央,長さ方向に前端から15cmの位置に起立配設したも
のとしてあり,またこのとき本例の起立ポール3は,そ
れぞれ強度と耐座屈性に優れた異径の鋼管による厚肉鋼
製パイプ製にして,外径2.5cm,高さ90cmの固定ポ
ール4と外径2cm,高さ110cmのスライドポール5と
を用い,上記走行べース1に,べース金具を介して固定
ポール4を固定することにより,これを垂直に立設し,
該固定ポール4の中空部にスライドポール5を嵌入し
て,これを上下方向スライド自在としてあり,このとき
固定ポール4上端部に水平方向に向けて調整ネジ6を螺
装し,該調整ネジ6の先端をスライドポール5外周面に
突当て圧接するものとしてあり,これをスライドのスト
ッパーとすることによって,伸縮時のスライドポール5
を所定位置の高さに固定自在としたものとしてあり,こ
れらの構成により,走行べース1上にあって起立ポール
3が,これに掛るもたれ体重を安定支持し得るものとし
てある。
【0012】一側もたれ腕受部7は,上記起立ポール3
から一側斜め後方に向けて突出して配設して下方傾斜す
ることによってもたれ体重受止用としたものとしてあ
り,本例にあって該一側もたれ腕受部7は,これを上記
伸縮自在の起立ポール3に一体に突出配設することによ
り,該一側もたれ腕受部7を上下方向に高さ調整自在と
してなるものとし,また該一側もたれ腕受部7は,これ
を起立ポール3側の手掛け部8と該手掛け部8から屈曲
し又はその延長方向に下方傾斜するバー状又は上向き溝
状の腕載置部9とを備えて形成してなるものとしてあ
る。
から一側斜め後方に向けて突出して配設して下方傾斜す
ることによってもたれ体重受止用としたものとしてあ
り,本例にあって該一側もたれ腕受部7は,これを上記
伸縮自在の起立ポール3に一体に突出配設することによ
り,該一側もたれ腕受部7を上下方向に高さ調整自在と
してなるものとし,また該一側もたれ腕受部7は,これ
を起立ポール3側の手掛け部8と該手掛け部8から屈曲
し又はその延長方向に下方傾斜するバー状又は上向き溝
状の腕載置部9とを備えて形成してなるものとしてあ
る。
【0013】即ち本例にあって一側もたれ腕受部7は,
上記起立ポール3,本例にあってそのスライドポール5
の上端部に溶着することによって一体に突出配設した手
幅相当の,例えば10cm長さの水平の手掛け部8と,そ
の後端から屈曲して45°の角度で下方に傾斜した腕長
さに相当する,例えば30cm長さの腕載置部9とを備え
たへ字状にして,強度に優れた幅広矩形鋼製バー状のも
のとしてあり,もたれ側の腕(肘)を腕載置部9に載置
し,その手で手掛け部8を握ることにより,該腕を介し
て一側もたれ腕受部7に体重を掛けてもたれる如くに用
いて,そのもたれ体重を受止めするものとしてある。
上記起立ポール3,本例にあってそのスライドポール5
の上端部に溶着することによって一体に突出配設した手
幅相当の,例えば10cm長さの水平の手掛け部8と,そ
の後端から屈曲して45°の角度で下方に傾斜した腕長
さに相当する,例えば30cm長さの腕載置部9とを備え
たへ字状にして,強度に優れた幅広矩形鋼製バー状のも
のとしてあり,もたれ側の腕(肘)を腕載置部9に載置
し,その手で手掛け部8を握ることにより,該腕を介し
て一側もたれ腕受部7に体重を掛けてもたれる如くに用
いて,そのもたれ体重を受止めするものとしてある。
【0014】他側把持部10は,上記起立ポール3から
他側斜め後方に向けて突出配設して非もたれ側の手握り
用としたものとしてあり,本例にあって該他側把持部1
0は,上記一側もたれ腕受部7より下位に位置するもの
として,上記伸縮自在の起立ポール3における固定ポー
ル4上端部に高さ調整を可能とする締着バンドにより一
体的に固定することによって突出配設した定位置設置の
ものとしてあり,このとき他側把持部10は逆し字状に
して強度に優れた鋼製パイプを用いてこれを固定ポール
4に上記バンド固定した,上端で湾曲するとともに下向
きに垂下した一連のグリップ部をなすようにこれを備え
たものとしてあり,非もたれ側の比較的自由な手で,例
えば下向きに垂下した部位を手握りすることにより,歩
行方向に向けて押すことによって歩行方向を定め,或い
はもたれ側に向けてやや持ち上げる如くにすることによ
って床面上の小段差部を乗り越えて,これを通過し得る
ようにしてある。
他側斜め後方に向けて突出配設して非もたれ側の手握り
用としたものとしてあり,本例にあって該他側把持部1
0は,上記一側もたれ腕受部7より下位に位置するもの
として,上記伸縮自在の起立ポール3における固定ポー
ル4上端部に高さ調整を可能とする締着バンドにより一
体的に固定することによって突出配設した定位置設置の
ものとしてあり,このとき他側把持部10は逆し字状に
して強度に優れた鋼製パイプを用いてこれを固定ポール
4に上記バンド固定した,上端で湾曲するとともに下向
きに垂下した一連のグリップ部をなすようにこれを備え
たものとしてあり,非もたれ側の比較的自由な手で,例
えば下向きに垂下した部位を手握りすることにより,歩
行方向に向けて押すことによって歩行方向を定め,或い
はもたれ側に向けてやや持ち上げる如くにすることによ
って床面上の小段差部を乗り越えて,これを通過し得る
ようにしてある。
【0015】このとき上記一側もたれ腕受部7と他側把
持部10は,これらをそれぞれ斜め後方に向けて突出配
設して,起立ポール3を中心にして平面V字状に配置す
ることにより,歩行者は,肘を大きく開いた不安定や無
理な姿勢を採ることなく,肘を可及的に身体につけた安
定した楽な姿勢で一側もたれ腕受部7にもたれる一方,
他側把持部10を手握りすることで,起立ポール3から
離れることなく,これに覆いかぶさるに近い体勢となる
ようにし,これによってそのもたれ体重の重心を低くし
て上記走行べース1にもたれ体重を安定支持させるよう
にして,歩行補助器Aの自立走行性を高め得るようにし
たものとしてある。
持部10は,これらをそれぞれ斜め後方に向けて突出配
設して,起立ポール3を中心にして平面V字状に配置す
ることにより,歩行者は,肘を大きく開いた不安定や無
理な姿勢を採ることなく,肘を可及的に身体につけた安
定した楽な姿勢で一側もたれ腕受部7にもたれる一方,
他側把持部10を手握りすることで,起立ポール3から
離れることなく,これに覆いかぶさるに近い体勢となる
ようにし,これによってそのもたれ体重の重心を低くし
て上記走行べース1にもたれ体重を安定支持させるよう
にして,歩行補助器Aの自立走行性を高め得るようにし
たものとしてある。
【0016】手掛け部11は,これを上記起立ポール3
の長手方向中間位置に備えたものとしてあり,本例にあ
って該手掛け部11は,上記伸縮自在の起立ポール3に
おける固定ポール4の下端から45cm程度の高さ位置に
して,一側もたれ腕受部7と他側把持部10間にして一
側もたれ腕受部7下位側に偏位した位置に同じくバンド
固定によって一体的に突出配設した定位置設置にして同
じく逆し字状にして強度に優れた鋼製パイプによるもの
としてあり,床面に座し又は椅子に腰掛けた原状態から
これにつかまって立上り,自力で歩行可能な状態とな
り,またこれから原状態に復帰するのを助け得るように
したものとしてある。
の長手方向中間位置に備えたものとしてあり,本例にあ
って該手掛け部11は,上記伸縮自在の起立ポール3に
おける固定ポール4の下端から45cm程度の高さ位置に
して,一側もたれ腕受部7と他側把持部10間にして一
側もたれ腕受部7下位側に偏位した位置に同じくバンド
固定によって一体的に突出配設した定位置設置にして同
じく逆し字状にして強度に優れた鋼製パイプによるもの
としてあり,床面に座し又は椅子に腰掛けた原状態から
これにつかまって立上り,自力で歩行可能な状態とな
り,またこれから原状態に復帰するのを助け得るように
したものとしてある。
【0017】図4及び図5は,同じく起立ポール3を所
定長さの固定ポール4とスライドポール5とによって形
成するも,一側もたれ腕受部7及び他側把持部10を,
固定ポール4に対して上下方向に位置可変に突出配設す
る一方,上記スライドポール5を歩行時に点滴容器等を
支承する支承ポールとして用いるように,スライドポー
ル5上端部に支承部13を形成した例であり,このとき
上記一側もたれ腕受部7及び他側把持部10の位置可変
の突出配設は,上記の固定ポールより長めの110〜1
20cm程度とした固定ポール4にそれぞれ形成した上下
等間隔の固定孔14に先端をL字状にした固定片15を
挿入し,必要に応じてネジ16止めを施すことによって
行うものとし,また手掛け部11の形状をL字状にし
て,水平部分につかまり立ちを行うようにした例であ
る。
定長さの固定ポール4とスライドポール5とによって形
成するも,一側もたれ腕受部7及び他側把持部10を,
固定ポール4に対して上下方向に位置可変に突出配設す
る一方,上記スライドポール5を歩行時に点滴容器等を
支承する支承ポールとして用いるように,スライドポー
ル5上端部に支承部13を形成した例であり,このとき
上記一側もたれ腕受部7及び他側把持部10の位置可変
の突出配設は,上記の固定ポールより長めの110〜1
20cm程度とした固定ポール4にそれぞれ形成した上下
等間隔の固定孔14に先端をL字状にした固定片15を
挿入し,必要に応じてネジ16止めを施すことによって
行うものとし,また手掛け部11の形状をL字状にし
て,水平部分につかまり立ちを行うようにした例であ
る。
【0018】図6は,上記手掛け部8と腕載置部9とを
備えた一側もたれ腕受部7の,上記に代えて用い得る他
の例を示したもので,本例にあって腕載置部9は,これ
を上向き溝状のものとしてあり,即ち上記と同様水平の
手掛け部8から傾斜した腕載置部9の長手方向全長に亘
ってアームレスト状湾曲部材17を設置固定することに
よってこれを上記上向き溝状とし,もたれ時に腕をその
長手方向全長に亘って安定保持し得るようにした例であ
る。
備えた一側もたれ腕受部7の,上記に代えて用い得る他
の例を示したもので,本例にあって腕載置部9は,これ
を上向き溝状のものとしてあり,即ち上記と同様水平の
手掛け部8から傾斜した腕載置部9の長手方向全長に亘
ってアームレスト状湾曲部材17を設置固定することに
よってこれを上記上向き溝状とし,もたれ時に腕をその
長手方向全長に亘って安定保持し得るようにした例であ
る。
【0019】図4乃至図6のその余は前記例と変らない
ので,同一符号を付して重複する説明を省略する。
ので,同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0020】なお図中12は,必要に応じて起立ポール
3に設置するバッグ,物入れ等の吊持ち用フックであ
る。
3に設置するバッグ,物入れ等の吊持ち用フックであ
る。
【0021】上記図1乃至図3の歩行補助器Aを用い,
介護を必要とする半身不随者及び高令者による歩行実験
を行ったところ,建物内における自力による歩行の自由
度が著しく高まるとともに確実な安定歩行を可能とし,
また建物内の小段差を自力で自由に通過可能とするもの
であり,予期した結果を充分に得るに至った。
介護を必要とする半身不随者及び高令者による歩行実験
を行ったところ,建物内における自力による歩行の自由
度が著しく高まるとともに確実な安定歩行を可能とし,
また建物内の小段差を自力で自由に通過可能とするもの
であり,予期した結果を充分に得るに至った。
【0022】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当って,走行べースを,厚肉鋼製,厚肉アル
ミ製,厚肉樹脂製の平面矩形,方形又は円盤形のものと
し,或いは鋼製パイプによる平面円形,X字形等のフレ
ーム構成のものとすること,転動体又は滑動体として,
上記キャスターに代えて戸車又は樹脂製スラシを用い,
その数は走行べースに対して3以上の多数とすること,
起立ポールを単一の厚肉鋼製,厚肉アルミ製,鋼芯補強
の樹脂製のパイプ又は中実杆によって形成すること,起
立ポールを固定ポールとスライドポールとするとき,そ
の一方嵌入側の固定ポール又はスライドポールを同様の
中実杆によって形成すること,起立ポールを上記垂直の
ものに代えて,もたれ体重の安定支持を損わない範囲で
部分的に湾曲し又は傾斜したものとして構成すること,
一側もたれ腕受部を下方傾斜の腕載置部によって形成
し,必要に応じて起立ポールに滑り止めを施し,握り易
い太さとした手掛け部を設置し,また一側もたれ腕受部
に手掛け部を設けるとき,これを下方傾斜とし,上記腕
載置部をその延長方向に下方傾斜するものとすること,
上記アームレスト状の湾曲部材を用いるとき,これを着
脱自在なアタッチメント用のものとして後付け可能と
し,又は厚肉鋼製,厚肉アルミ製,鋼芯補強の樹脂製と
して一体成型したものとし,必要に応じて布,皮革等の
仕上材を用いるようにすること,他側把持部或いは用い
ることある手掛け部を同様に一体成型し,必要に応じて
仕上材を用いたものとすること,一側もたれ腕受部,他
側把持部,用いることある手掛け部等の起立ポールへの
配設に,材質を考慮して,ネジ止め固定,溶着固定,嵌
合固定等の固定手段を用いるものとすること,一側もた
れ腕受部,他側把持部の位置関係を上記の例と逆にする
こと,この際上記起立ポールを固定ポールとスライドポ
ールとによって嵌合スライド自在とするとともに回動自
在とすることにより,或いは固定位置を上下に可変とす
るとともに起立ポール軸廻り方向に可変とすることによ
って,左右勝手を自在化するようにすること,更に他側
把持部の形状を一側もたれ腕受部と同一形状にして,そ
れぞれ起立ポールに高さ調整自在に設置することによ
り,左右勝手を自在化するようにすること,走行べース
に物入れ用のボックスを設置すること,走行べースに対
して起立ポールを折畳み転倒自在として収納時,輸送時
等のコンパクト化を図ること等が可能であり,これらを
含めて各具体的材質,形状,構造,数,これらの関係,
これらに対する付加等の発明の形態は,上記各発明の要
旨に反しない限り,適宜に変更した様々のものとなし得
る。
明の実施に当って,走行べースを,厚肉鋼製,厚肉アル
ミ製,厚肉樹脂製の平面矩形,方形又は円盤形のものと
し,或いは鋼製パイプによる平面円形,X字形等のフレ
ーム構成のものとすること,転動体又は滑動体として,
上記キャスターに代えて戸車又は樹脂製スラシを用い,
その数は走行べースに対して3以上の多数とすること,
起立ポールを単一の厚肉鋼製,厚肉アルミ製,鋼芯補強
の樹脂製のパイプ又は中実杆によって形成すること,起
立ポールを固定ポールとスライドポールとするとき,そ
の一方嵌入側の固定ポール又はスライドポールを同様の
中実杆によって形成すること,起立ポールを上記垂直の
ものに代えて,もたれ体重の安定支持を損わない範囲で
部分的に湾曲し又は傾斜したものとして構成すること,
一側もたれ腕受部を下方傾斜の腕載置部によって形成
し,必要に応じて起立ポールに滑り止めを施し,握り易
い太さとした手掛け部を設置し,また一側もたれ腕受部
に手掛け部を設けるとき,これを下方傾斜とし,上記腕
載置部をその延長方向に下方傾斜するものとすること,
上記アームレスト状の湾曲部材を用いるとき,これを着
脱自在なアタッチメント用のものとして後付け可能と
し,又は厚肉鋼製,厚肉アルミ製,鋼芯補強の樹脂製と
して一体成型したものとし,必要に応じて布,皮革等の
仕上材を用いるようにすること,他側把持部或いは用い
ることある手掛け部を同様に一体成型し,必要に応じて
仕上材を用いたものとすること,一側もたれ腕受部,他
側把持部,用いることある手掛け部等の起立ポールへの
配設に,材質を考慮して,ネジ止め固定,溶着固定,嵌
合固定等の固定手段を用いるものとすること,一側もた
れ腕受部,他側把持部の位置関係を上記の例と逆にする
こと,この際上記起立ポールを固定ポールとスライドポ
ールとによって嵌合スライド自在とするとともに回動自
在とすることにより,或いは固定位置を上下に可変とす
るとともに起立ポール軸廻り方向に可変とすることによ
って,左右勝手を自在化するようにすること,更に他側
把持部の形状を一側もたれ腕受部と同一形状にして,そ
れぞれ起立ポールに高さ調整自在に設置することによ
り,左右勝手を自在化するようにすること,走行べース
に物入れ用のボックスを設置すること,走行べースに対
して起立ポールを折畳み転倒自在として収納時,輸送時
等のコンパクト化を図ること等が可能であり,これらを
含めて各具体的材質,形状,構造,数,これらの関係,
これらに対する付加等の発明の形態は,上記各発明の要
旨に反しない限り,適宜に変更した様々のものとなし得
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に係る発明は,可及的にコンパクトにして,そ
の占有面積を小さくするとともに安定した歩行補助を確
実に実現し,併せて一般の建物の小段差部を歩行者が可
及的に自力で通過し得るようにして,独立した歩行が必
ずしも容易でない高令者,半身不随者等を補助して,可
及的に介護者の助力なくその歩行を可能ならしめるとと
もに使用に好適な歩行補助器を提供することができる。
請求項1に係る発明は,可及的にコンパクトにして,そ
の占有面積を小さくするとともに安定した歩行補助を確
実に実現し,併せて一般の建物の小段差部を歩行者が可
及的に自力で通過し得るようにして,独立した歩行が必
ずしも容易でない高令者,半身不随者等を補助して,可
及的に介護者の助力なくその歩行を可能ならしめるとと
もに使用に好適な歩行補助器を提供することができる。
【0024】請求項2に係る発明は,これに加えて,歩
行者が可及的に自力で歩行可能な状態を得られて,更に
介護者の助力を減少した歩行補助器としてこれを提供す
ることができ,請求項3及び4に係る発明は,同じく上
記に加えて,それぞれ使用する歩行者の好ましい高さを
確保してその使い勝手を向上するとともに併せて歩行の
安定性を高めた歩行補助器としてこれを提供することが
でき,請求項5に係る発明は,同じく上記に加えて,一
側もたれ腕受部への安定したもたれ歩行を可能としてそ
の使い勝手を向上した歩行補助器としてこれを提供する
ことができる。
行者が可及的に自力で歩行可能な状態を得られて,更に
介護者の助力を減少した歩行補助器としてこれを提供す
ることができ,請求項3及び4に係る発明は,同じく上
記に加えて,それぞれ使用する歩行者の好ましい高さを
確保してその使い勝手を向上するとともに併せて歩行の
安定性を高めた歩行補助器としてこれを提供することが
でき,請求項5に係る発明は,同じく上記に加えて,一
側もたれ腕受部への安定したもたれ歩行を可能としてそ
の使い勝手を向上した歩行補助器としてこれを提供する
ことができる。
【図1】歩行補助器の斜視図
【図2】図1の歩行補助器の平面図
【図3】図1の歩行補助器の使用状態を示す側面図
【図4】他の例の歩行補助器の斜視図
【図5】図4の歩行補助器における部分拡大斜視図
【図6】他の例の一側もたれ腕受部の斜視図
A 歩行補助器 1 走行べース 2 キャスター 3 起立ポール 4 固定ポール 5 スライドポール 6 調整ネジ 7 一側もたれ腕受部 8 手掛け部 9 腕載置部 10 他側把持部 11 自力立上り補助用手掛け部
Claims (5)
- 【請求項1】 もたれ歩行を可能とする自立走行自在の
歩行補助器であって,転倒防止用にバランス配置した多
数の転動又は滑動体を具備して床面安定走行自在とした
走行べースと,該走行べースにもたれ体重を安定支持す
るようにこれに上向きに起立配設したもたれ体重支持用
の起立ポールと,該起立ポールから一側斜め後方に向け
て突出配設して下方傾斜することによってもたれ体重受
止用とした一側もたれ腕受部と,上記起立ポールから他
側斜め後方に向けて突出配設して非もたれ側の手握り用
とした他側把持部とを備えてなることを特徴とする歩行
補助器。 - 【請求項2】 上記起立ポールの長手方向下方中間位置
に,自力立上り補助用の手掛け部を追加的に備えてなる
ことを特徴とする請求項1に記載の歩行補助器。 - 【請求項3】 上記一側もたれ腕受部及び/又は他側把
持部を,起立ポールに対して上下方向に位置可変に突出
配設することにより,該一側もたれ腕受部及び/又は他
側把持部を上下方向に高さ調整自在としてなることを特
徴とする請求項1又は2に記載の歩行補助器。 - 【請求項4】 上記起立ポールを,走行べースに起立固
定した固定ポールと該固定ポールに上下方向スライド自
在にして所定位置に固定自在のスライドポールとによっ
て伸縮自在に形成し,上記一側もたれ腕受部及び/又は
他側把持部を上記スライドポールに一体に突出配設する
ことにより,上記一側もたれ腕受部及び/又は他側把持
部を上下方向に高さ調整自在としてなることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の歩行補助器。 - 【請求項5】 上記一側もたれ腕受部を,起立ポール側
の手掛け部と該手掛け部から屈曲し又はその延長方向に
下方傾斜するバー状又は上向き溝状の腕載置部とを備え
て形成してなることを特徴とする請求項1,2,3又は
4に記載の歩行補助器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248572A JPH1071181A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 歩行補助器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248572A JPH1071181A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 歩行補助器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071181A true JPH1071181A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17180142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8248572A Pending JPH1071181A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 歩行補助器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1071181A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001346841A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-12-18 | Hokuyo Sangyo Kk | 手押し歩行補助具 |
KR100519047B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2005-10-05 | 파라마운트 베드 가부시키가이샤 | 손잡이겸용 이동조작장치 |
US7261113B2 (en) | 2004-04-15 | 2007-08-28 | John Tartaglia | Step-up cane |
CN115024948A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-09-09 | 大连百超激光精密钣金加工有限公司 | 一种用于胯关节康复训练器的防摔安全组件 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP8248572A patent/JPH1071181A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001346841A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-12-18 | Hokuyo Sangyo Kk | 手押し歩行補助具 |
KR100519047B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2005-10-05 | 파라마운트 베드 가부시키가이샤 | 손잡이겸용 이동조작장치 |
US7261113B2 (en) | 2004-04-15 | 2007-08-28 | John Tartaglia | Step-up cane |
US7334592B2 (en) * | 2004-04-15 | 2008-02-26 | John Tartaglia | Rolling cane |
CN115024948A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-09-09 | 大连百超激光精密钣金加工有限公司 | 一种用于胯关节康复训练器的防摔安全组件 |
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