JPH03204873A - 光学活性2―(テトラヒドロピラン―2―イルオキシ)―1―プロパノールの製造方法 - Google Patents

光学活性2―(テトラヒドロピラン―2―イルオキシ)―1―プロパノールの製造方法

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JPH03204873A
JPH03204873A JP2265701A JP26570190A JPH03204873A JP H03204873 A JPH03204873 A JP H03204873A JP 2265701 A JP2265701 A JP 2265701A JP 26570190 A JP26570190 A JP 26570190A JP H03204873 A JPH03204873 A JP H03204873A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成抗菌薬であるピリドベンゾオキサジン誘導
体、特にオフロキサシンの光学活性体を得るための合成
中間体として有用な光学活性2−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)−1−プロパツール及びそのアシル
誘導体の新規な製造方法に関する。
〔従来の技術〕 オフロキサシンは幅広い抗菌スペクトルを有し、かつ安
全性の高いキノロン系合成抗菌薬として知られている。
オフロキサシンはその化学構造から示される様に、オキ
サジン環の3位に不斉炭素を有し、(R)体、(S)体
の鏡像体が存在する。
オフロキサシンの(R)体と(S)体の抗菌力の比較に
よれば、(S)体の抗菌力は(R)体の8〜128倍で
あり、しかも毒性は(S)体の方が(R)体よりも弱い
ことから、オフロキサシンの(S)体C3−(S)−9
−フルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−10−(
4−メチル−1−ピペラジニル)−7−オキソ−7H−
ピリド[1,2,3−de〕(1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸〕は合成抗菌剤として特に有用であ
る〔ファルマシア25.322 (1989) ]。
そこで本発明者らはオフロキサシンの(S)体の製造法
について検討し、光学活性2−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)−1−プロパツールを中間体として利
用する製造法を見出し、先に特許出願した(特願昭63
−325375号)。
ところで光学活性2−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−1−プロパツールの製造法としては、光学活
性乳酸又はそのエステルを原料とし、酸触媒の存在下に
3.4−ジヒドロ−2H−ビランと反応せしめて光学活
性2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピ
オン酸エステルとなし、次いで該エステルを水素化リチ
ウムアルミニウムを用いて還元する方法が知られている
[Robert G、Ghirardellic ; 
J、 Am、 Chem、Soc。
95 、4987 (1973)]。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、文献の方法に準じてオフロキサシンの(S)体
の中間体となる2−(R)−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)−1−プロパツールを製造するために必
要な(R)−乳酸エステルは、光学異性体(S)−乳酸
のエステルに比べると高価であり、さらに還元剤として
使用する水素化リチウムアルミニウムも高価である等の
欠点があった。
従って、2−(R)−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−1−プロパツールの経済的かつ工業的な新規
製造法の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情に鑑み、本発明者らは上記課題を解決すべく
鋭意研究した結果、光学活性1−アシルオキシ−2−プ
ロパツールを用いて簡便な操作により工業的に有利に光
学純度の高い光学活性2−(テトラヒドロピラン−2−
イルオキシ)−1プロパツールが製造できることを見出
し本発明を完成した。
すなわち、本発明は一般式(I) ン、 [lC[JR(I ) (式中、Rは置換基を有していてもよいアリール基を示
す) で表わされる1−アシルオキシ−2−プロパツールの光
学活性体に3,4−ジヒドロ−2H−ピランを反応させ
て一般式(n) 以下余白 2失、 0COR (式中、Rは前記と同じ) で表わされる1−アシルオキシ−2−(テトラヒドロピ
ラン−2−イルオキシ)プロパンの光学活性体を得、次
いでこれを加水分解してアシル基を除去することを特徴
とする式(I) ン、70H で表わされる2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)−1−プロパツールの光学活性体の製造方法、並び
に中間体として有用な上記一般式(It)の化合物に関
するものである。
上記一般式(IF)又は(I)において、2位の絶対配
置は(R)又は(S)のいずれかであり、一方、ピラニ
ル基の2位の絶対配置は特に限定されない。
本発明は次の反応式に従って実施される。
(I) (II)               (III)(
式中、Rは前記と同じ) まず1−アシルオキシ−2−プロパツールの光学活性体
(I)と3,4−ジヒドロ−2H−ピランとの反応は、
例えば酸触媒の存在下、適当な溶媒中又は無溶媒で行う
のが好ましい。用いられる酸触媒としては、例えば塩酸
、硫酸、ショウノウ−10−スルホン酸、ハラトルエン
スルホン酸、パラトルエンスルホン酸のピリジン塩、メ
タンスルホン酸、メタンスルホン酸のピリジン塩等が挙
げられる。また用いられる溶媒としては例えばトルエン
、クロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、
テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル等 が挙
げられる。反応温度は一10〜25℃、特に5〜15℃
が好ましく、反応時間は1〜10時間、特に2〜4時間
が好ましい。
かくして得られる1−アシルオキシ−2−(テトラヒド
ロピラン−2−イルオキシ)プロパン(If)は文献未
記載の新規化合物である。なお、一般式(II)中、R
で示される置換基を有していてもよいアリール基として
は、例えばニトロ基、及びハロゲン原子から選ばれる−
もしくは二辺上の置換基を有するフェニル基が挙げられ
、具体的ニハパラニトロフェニル基、メタニトロフェニ
ル基、オルトニトロフェニル基、2.4−ジニトロフェ
ニル基、2.6−ジニトロフェニル基、3.4−ジニト
ロフェニル基、3.5−ジニトロフェニル基、バラブロ
ムフェニル基、メタブロムフェニル基、オルトブロムフ
ェニル基、バラヨードフェニル基、メタヨードフェニル
基、オルトヨードフェニル基、パラクロロフェニル基、
メタクロロフェニル基、オルトクロロフェニル基等が挙
げられる。
l−アシルオキシ−2−(テトラヒドロピラン−2−イ
ルオキシ)プロパン(II)のアシルオキシ部分の加水
分解は、通常の加水分解、例えばメタノール−水酸化カ
リウム混合液あるいは水酸化カリウム水溶液中で行うの
が好ましい。反応は通常0〜25℃、1〜5時間で終了
する。
得られた光学活性2−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−1−プロパツール(I)は、例えば反応混合
物よりジクロルメタン、ジクロルエタン等の有機溶媒で
抽出し、減圧下に蒸留すれば容易に単離することができ
る。
なお、原料化合物である1−アシルオキシ−2−プロパ
ツールの光学活性体(1)は、例えば1゜2−プロパン
ジオールの光学活性体に一般式() %式%() (式中、Xはハロゲン原子を示し、Rは前記と同じ) で表わされる酸ハライドを反応させることによって製造
される。
ここに用いられる1、2−プロパンジオールの光学活性
体は、工業的に人手が容易なアセトールを特開昭63−
316744号に記載の方法に従って不斉水素化するこ
とにより得られる。
1.2−プロパンジオールの光学活性体と酸ハライド(
V)との反応は、適当な溶媒中、第三級アミン等の塩基
の存在下に行うのが好ましい。用いられる溶媒としては
、例えばトルエン、クロルベンゼン、ジクロルメタン、
ジクロルエタン、テトラヒドロフラン、ジイソプロピル
エーテル等が挙げられる。用いられる第三級アミンとし
ては、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン
等が挙げられる。好ましい反応操作としては、−15〜
25℃、特に好ましくは5〜15℃の温度で1.2−プ
ロパンジオールの光学活性体及び塩基を含む溶液に酸ク
ロリド(V)の溶液を1〜10時間で滴下し、更に5〜
20時間室温で撹拌するのが好ましい。
反応終了後、使用した溶媒に対して174〜1、特に好
ましくは173〜1/2容量の水を加え、70〜80℃
に加熱してから水層を分離し、油層を濃縮すれば光学活
性1−アシルオキシ−2−プロパツール(I)を単離す
ることができる。また反応溶媒としてテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等の水溶性溶媒を用いる場合は、反応終
了後溶媒を除去し、トルエン、クロルベンゼン等の溶媒
で置換してから上記単離操作を行うか、あるいは析出し
た第三級アミンの塩を濾取した後、濾液を濃縮すれば、
1−アシルオキシ−2−プロパツールの光学活性体(1
)が単離できる。
また、目的物である光学活性2−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)−1−プロパツール(III)の光
学純度は、原料である1−アシルオキシ−2−プロパツ
ールの光学活性体(I)の光学純度により影響をうける
ので、該原料(I)は光学純度の高いものを用いるのが
望ましい。1−アシルオキシ−2−プロパツールの光学
活性体(f)の光学純度を向上せしめるには、トルエン
、クロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、
テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエルチル等の溶媒
を用いて再結晶すればよい。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例1 (1)  2− (R) −1−p−二トロペンゾイル
オキシ−2−プロパツールの合成: 2− (R)−1,2−プロパンジオール500g(光
学純度92%ee)  (6,58モル)及びトリエチ
ルアミン732g(7,24モル)をトルエン5βに溶
解し、p−ニトロ安息香酸クロリド1282g(6,9
モル)のトルエン溶液3.51を液温5℃以下で、4時
間を要して滴下した。その後、室温にて15時間撹拌反
応し、水2,51を加えて70〜80℃で30分間撹拌
した。水層を分離してからトルエンを減圧下(20mm
Hg)に留去した後、残液を0℃で15時間静置して析
出結晶を濾取した。
結晶を50℃で減圧下(20mmHg)で5時間乾燥し
て2− (R) −1−1)−二トロペンゾイルオキシ
−2−プロパツール(化合物Il−1)1125を得た
(収率76%)。
光学純度の測定 化合物l−1100mgと(R) −(+) −cx−
メトキシ−α−トリフロロメチル−フェニル酢酸110
4ff1をジクロルメタン10m1にとかし、つづいて
4−ジメチルアミノピリジン10mgを加え、最後にジ
シクロへキシルカルボジイミド(DCC)91.5mg
を加えて室温で15時間撹拌した。
反応中に析出した固形物を濾取した後、濾液を高速液体
クロマトグラフィー(GLC)を用いて分析した結果、
化合物I−1の光学純度は99.8%eeであった。
〔α)”−18,2° (c=l、メタノール)高速液
体クロマトグラフィー条件 カラム:デベロシル100−3  (野村化学株式会社
製)、0.46φX25cm 溶離液 ヘキサン/エーテル=9/1、流速1mji!
/min 検出器:UV  254nm(日立 L −4000)
ポンプ(日立 L−6000) ’H−NMR((’[lfJ’3)  δppmIJO
(d、3H)、 2.10(s、LH)、 4.25(
m’、1)1)。
4、35 (dd、 2H) 、 8.20〜8.30
 (m、 48)(2)  2− (R)−2−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)−1−プロパツール
(化合物(■))の合成: 101の4つロフラスコに2−(R)−1−p−ニトロ
ベンゾイルオキシ−2−プロパツール966 g (4
,293モル)、ショウノウ−10−スルホン酸38.
6g (0,165モル)及びトルエン4.51を仕込
み、窒素気流下10〜15℃で3.4−ジヒドロ−2H
−ピラン396.7g(4,72モル)とトルエン50
0mAの混合液を2時間で滴下した。滴下後更に3時間
室温で撹拌反応した。
別に用意した水酸化カリウム313g(5,58モル)
、水370rr+Ilとメタノール1.81の混合溶液
中に上記反応液を25℃以下の温度で1時間かけて滴下
した。更に1時間撹拌した後、析出固形物を濾取し、濾
液を分液して、トルエン層と水層に分離した。水層に溶
解しているメタノールを減圧下(10mmHg) 40
℃で回収した後、ジクロルメタン11で2回抽出した。
抽出液をトルエン層と混合し、溶媒を留去して粗製の化
合物(III)を834g得た。つづいてクライゼン蒸
留器で粗製の化合物(III)を蒸留して566gの化
合物(I)を得た。GLC分析の結果からこのものの純
度97.5%であった。
’H−NMR(CDCJ、)  δppm  (ジアス
テレオマー混合物) 1.14(cl、1.58)、 1.22(d、1.5
H)、 1.56(m、4tl)、 1.77〜1.8
6(m、2H)、 3.44〜3、6Hm、 3H)、
 3.82〜4.08(m、 2H)、 4.55(m
、 0.58) 、 4.73 (m、 0.5H)I
 R: 3430cl’  1140cm−’Mass
 : 129(M C)!20H)、101(M−CH
3CHCH2101(。
化合物(In)の光学純度の測定 化合物(III)20gとD−ショウノウ−10−スル
ホン酸2.9gを水10mAに加えて、室温で15時間
撹拌した後塩化メチレン50m1で2回抽出し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥してから溶媒を留去する。次にク
ライゼン蒸留器で蒸留して2− (R)−1,2−プロ
パンジオール5gを得た。
2− (R)−1,2−プロパンジオール10mg、M
TPA ((R) −α−メトキシ−α−トリフロロメ
チルフェニル酢酸)  100mg、 DCC(ジシク
ロへキシルカルボジイミド)90mg、4−メチルアミ
ノピリジン5mgを塩化メチレン2m1lにとかし、室
温で15分間撹拌して不溶物を濾別した後、濾液を高速
液体クロマトグラフィーで分析した。その結果、得られ
た化合物(III)は、光学純度99.8%eeとほぼ
光学的に純粋なものであった。
実施例2 2− (R)−1゜2−プロパンジオール2g(26,
3ミリモル)及びピリジン15mj2を100ccのあ
らかじめ窒素置換を行った容器に入れ、水冷下、p−ニ
トロ安息香酸クロリド4.97 g(26,fl:!7
モル)を加えた。その後室温で10時間撹拌し、析出個
体を濾取した。濾液を減圧下(10mmt(g) 、室
温で濃縮した後、残留物にトルエン30m1を加えて加
熱(70℃)溶解し、5℃で一夜放置した。析出結晶を
集めて乾燥して3.6gの2−(R)−1−p−ニトロ
ベンゾイルオキシ−2−プロパツール(化合物l−1)
を得た(収率66%)。なお、ここで得た化合物I−1
の光学純度は99.6%であった。
得られた化合物I−1を用いて実施例1−(2)と同様
にして化合物(I[I)を得た。
実施例3 2− (R)−1,2−プロパンジオール40g(0,
526モル)トリエチルアミン53.5 g(0,53
モル)をあらかじめ窒素置換を行った容器に入れ、水冷
下、p−ニトロ安息香酸クロリド102.4g (0,
52モル)をテトラヒドロフラン15mAに溶かした溶
液を約7時間かけて滴下した。滴下後室温で7時間撹拌
した後、水200m1とトルエン150mlを加えて、
水層を取り除きトルエン層を減圧下(20mmHg) 
、40℃で濃縮して粗生成物126gを得た。これを更
にトルエン380mj!に加熱下溶解し、実施例2と同
様に操作して66gの化合物I−1を得た(収率66%
)。なお、ここで得た化合物r−1の光学純度は99.
6%eeであった。
得られた化合物I−1を用いて実施例1−(2)と同様
にして化合物(III)を得た。
実施例4 2− (R)−1,2−プロパンジオール14.8 g
(0,2モル)及びトリエチルアミン23 g (0,
22モル)をトルエン150rnj!に溶解し、水冷下
、(5〜7℃)、p−ブロム安息香酸クロIJド43.
1g(0,2モル)のトルエン50mj!にとかした溶
液を5時間で滴下した。更に室温で10時間撹拌した後
、水50mj!を加えてから70℃に加熱し、均一溶液
とした後分液を行い、トルエン層を一5℃で一夜放置し
た。析出結晶を集め、乾燥して2−(R)−1−p−ブ
ロムベンゾイルオキシ−2−プロパツール(化合物1−
2)を得た(収率71.1%)。
’H−NMR(CD(/!3)  δppm1.29(
d、3H)、 4.19(m、2H)、 4J4(m、
1)1)。
7、57〜7.93 (m、 4H) なお、この化合物I−2の光学純度は99.1%eeで
あった。
得られた化合物I−2を用い、実施例1−(2)と同様
にして化合物(II)を得た。
〔発明の効果〕
本発明によれば合成抗菌剤として有用なピリドベンゾオ
キサジン誘導体の合成中間体である光学活性2−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)−1−プロパツール
、特にオフロキサシン(S)体の合成中間体である2−
(R)−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−1
〜プロパツールを経済的かつ工業的に有利に製造するこ
とができる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは置換基を有していてもよいアリール基を示
    す) で表わされる1−アシルオキシ−2−プロパノールの光
    学活性体に3,4−ジヒドロ−2H−ピランを反応させ
    て一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは前記と同じ) で表わされる1−アシルオキシ−2−(テトラヒドロピ
    ラン−2−イルオキシ)プロパンの光学活性体を得、次
    いでこれを加水分解してアシル基を除去することを特徴
    とする式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) で表わされる2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
    シ)−1−プロパノールの光学活性体の製造方法。 2、1−アシルオキシ−2−プロパノールの光学活性体
    が、1,2−プロパンジオールの光学活性体に一般式(
    V) RCOX(V) (式中、Rは置換基を有していてもよいアリール基を示
    し、Xはハロゲン原子を示す) で表わされる酸ハライドを反応させて得られるものであ
    る請求項1記載の製造方法。 3、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは置換基を有していてもよいアリール基を示
    す) で表わされる1−アシルオキシ−2−(テトラヒドロピ
    ラン−2−イルオキシ)プロパン。 4、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは置換基を有していてもよいアリール基を示
    す) で表わされる1−アシルオキシ−2−プロパノールの光
    学活性体に3,4−ジヒドロ−2H−ピランを反応させ
    ることを特徴とする一般式(II)▲数式、化学式、表等
    があります▼(II) で表わされる1−アシルオキシ−2−(R又はS)−(
    テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロパンの製造
    方法。
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