JPS61158974A - (s)−o−ベンジルグリシド−ルの製造法 - Google Patents
(s)−o−ベンジルグリシド−ルの製造法Info
- Publication number
- JPS61158974A JPS61158974A JP12985A JP12985A JPS61158974A JP S61158974 A JPS61158974 A JP S61158974A JP 12985 A JP12985 A JP 12985A JP 12985 A JP12985 A JP 12985A JP S61158974 A JPS61158974 A JP S61158974A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は次式
で表わされる(81−0−ベンジルグリシドールの新規
な製法に関する。
な製法に関する。
本発明により製造される(81−0−ベンジルグリシド
ールは医薬として有用なアルカロイド、テルペン、ステ
ロイド類などの光学活性化合物の製造に際しキラル構築
試剤となる有用な化合物である。従来式Iの化合物の製
造法としては本発明者らにより(R)−1−0−ベンジ
ルグリセロールをp−)ルエンスルホニルクロリトト反
応すセ、得うれた(R)−3−〇−)ルエンスルホニル
ー1−0−ペンジルクリセロールヲ塩基性条件下に閉環
する方法(ヘテロサイクルズ、16巻、681頁、19
81年)及び(R)−1−0−ペンジルグリセロールヲ
トリフェニルホスフイン及びジエチルアゾジカルボキシ
レートにより閉環する方法(シンセシス、1983年、
116頁)が報告されている。しかしこれらの方法は副
生成物の生成及び高価な試薬の使用など工業的規模にお
ける製造法として必ずしも満足すべき方法ではなかった
。そこで本発明者らはさらに検討を行った結果、経済的
に有利でかつ工業的規模における製造が可能な方法を見
い出した。
ールは医薬として有用なアルカロイド、テルペン、ステ
ロイド類などの光学活性化合物の製造に際しキラル構築
試剤となる有用な化合物である。従来式Iの化合物の製
造法としては本発明者らにより(R)−1−0−ベンジ
ルグリセロールをp−)ルエンスルホニルクロリトト反
応すセ、得うれた(R)−3−〇−)ルエンスルホニル
ー1−0−ペンジルクリセロールヲ塩基性条件下に閉環
する方法(ヘテロサイクルズ、16巻、681頁、19
81年)及び(R)−1−0−ペンジルグリセロールヲ
トリフェニルホスフイン及びジエチルアゾジカルボキシ
レートにより閉環する方法(シンセシス、1983年、
116頁)が報告されている。しかしこれらの方法は副
生成物の生成及び高価な試薬の使用など工業的規模にお
ける製造法として必ずしも満足すべき方法ではなかった
。そこで本発明者らはさらに検討を行った結果、経済的
に有利でかつ工業的規模における製造が可能な方法を見
い出した。
本発明は1次式
で表わされるペンシリjデンアセタール誘導体をN−ブ
ロムコハク酸イミドと反応させ、得られる次式 で表わされるブロム誘導体を塩基の存在下に反応さ−る
ことを特徴とする、式Iの(S)−0−ベンジルグリシ
ドールの製造法である。
ロムコハク酸イミドと反応させ、得られる次式 で表わされるブロム誘導体を塩基の存在下に反応さ−る
ことを特徴とする、式Iの(S)−0−ベンジルグリシ
ドールの製造法である。
本発明に用いられる式■の化合物は、次式二
で表わされる(R)−1−0−ベンジルグリセロールを
酸触媒例えばp−)ルエンスルホン酸の存在下ベンズア
ルデヒドと反応させることによりベンジリデン炭素につ
いてのエピマーの混合物として容易に得られる。反応は
ベンゼン、塩化メチレン等の不活性溶媒中、溶媒の沸騰
温度で生成する水を除去しつつ行われ、3〜5時間で完
結する。
酸触媒例えばp−)ルエンスルホン酸の存在下ベンズア
ルデヒドと反応させることによりベンジリデン炭素につ
いてのエピマーの混合物として容易に得られる。反応は
ベンゼン、塩化メチレン等の不活性溶媒中、溶媒の沸騰
温度で生成する水を除去しつつ行われ、3〜5時間で完
結する。
本発明を実施するに際しては、まず式■の化合物を不活
性溶媒例えば四塩化炭素中当量のN−プロムコハク酸イ
ミドと反応させることにより式Iの化合物を製造する。
性溶媒例えば四塩化炭素中当量のN−プロムコハク酸イ
ミドと反応させることにより式Iの化合物を製造する。
反応は室温ないし溶媒の沸点以下の温度で行われる。次
いで、ブロム誘導体(1)をジメトキシエタン、低級ア
ルコーールなどの不活性溶媒中、塩基例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムなどの存在下室
温で反応させることにより好収率で(S)−O−ベンジ
ルグリシドール(I)が得られる。
いで、ブロム誘導体(1)をジメトキシエタン、低級ア
ルコーールなどの不活性溶媒中、塩基例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムなどの存在下室
温で反応させることにより好収率で(S)−O−ベンジ
ルグリシドール(I)が得られる。
例えば、ジメトキシエタンを溶媒とし、2.5当量の水
酸化ナトリウムを用いた場合・、反応は室温下で24時
間で完結する。
酸化ナトリウムを用いた場合・、反応は室温下で24時
間で完結する。
本発明方法によれば、(S)−0−ベンジルグリシドー
ル(I)が化学的及び光学的に純品として得られ特別な
精製操作を必要としない。また本発明方法は、中間生成
物の単離精製操作を必要とせず、比較的大規模に反応を
実施することが可能であり、経済的にも有利な方法であ
る。
ル(I)が化学的及び光学的に純品として得られ特別な
精製操作を必要としない。また本発明方法は、中間生成
物の単離精製操作を必要とせず、比較的大規模に反応を
実施することが可能であり、経済的にも有利な方法であ
る。
参考例
(4R,2R8)−4−ベンジルオキシメチル−2−フ
ェニル−1,3−ジオキソラン: (R)−1−〇−ベンジルグリセロール18.2g(1
00ミリモル)及びベンズアルデヒド10゜62g(1
00ミリモル)をベン9フ200Mニ溶解し、p−1ル
エンスルホン酸400■を加t、ディーン・スタークの
装置を用いて5時間加熱する。今後、5%炭酸ナトリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧留去すると定量的・(28、
6g)に(4R,2R8)−4−ベンジルオキシメチル
−2−フェニル−1,6−ジオキソランが得られる。本
油状物を一部真空蒸留すると沸点205°G (0,4
Torr )となる。
ェニル−1,3−ジオキソラン: (R)−1−〇−ベンジルグリセロール18.2g(1
00ミリモル)及びベンズアルデヒド10゜62g(1
00ミリモル)をベン9フ200Mニ溶解し、p−1ル
エンスルホン酸400■を加t、ディーン・スタークの
装置を用いて5時間加熱する。今後、5%炭酸ナトリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧留去すると定量的・(28、
6g)に(4R,2R8)−4−ベンジルオキシメチル
−2−フェニル−1,6−ジオキソランが得られる。本
油状物を一部真空蒸留すると沸点205°G (0,4
Torr )となる。
NMR(CDCl、 )δ: 5.45〜4.16 (
4H,m)4.55(IH,m) 4.56(IH,s) 4.58(1)(、s) 5.80 (1/2H,s ) 5.95 (1/2H,s ) 7、22〜7.62 (5H1m、芳香核H)7.28
(5H,s、芳香核H) MS (m/e) :計算値270.1254実測値2
7G、1239 元素分析値: CIT Hta○3としてCH 計算値(%) 75.55 6.71実測値(%
) 75.48 6.86実施例 (R)−2−ベンゾイルオキシ−6−ペ/ジルオキ−2
−フェニル−1,6−ジオキソラン28.60g(10
6ミリモル)トN−フロムコノ・り酸イミド19.80
g(111ミリモル)を四塩化炭素250 rul中で
一暗所で26時間攪拌する。反応終了後、不溶物をf去
し、r液を5%炭酸ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
洗浄する。次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち
溶媒を減圧留去すると、淡黄色油状の(R)−2−ベン
ゾイルオキシ−6−ベンジルオキシプロピルブロマイド
54.86.9(収率94%)が得られる。
4H,m)4.55(IH,m) 4.56(IH,s) 4.58(1)(、s) 5.80 (1/2H,s ) 5.95 (1/2H,s ) 7、22〜7.62 (5H1m、芳香核H)7.28
(5H,s、芳香核H) MS (m/e) :計算値270.1254実測値2
7G、1239 元素分析値: CIT Hta○3としてCH 計算値(%) 75.55 6.71実測値(%
) 75.48 6.86実施例 (R)−2−ベンゾイルオキシ−6−ペ/ジルオキ−2
−フェニル−1,6−ジオキソラン28.60g(10
6ミリモル)トN−フロムコノ・り酸イミド19.80
g(111ミリモル)を四塩化炭素250 rul中で
一暗所で26時間攪拌する。反応終了後、不溶物をf去
し、r液を5%炭酸ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
洗浄する。次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち
溶媒を減圧留去すると、淡黄色油状の(R)−2−ベン
ゾイルオキシ−6−ベンジルオキシプロピルブロマイド
54.86.9(収率94%)が得られる。
本油状物はシリカゲルカラムクロマトグラフィ(1%エ
ーテル/ヘキサン)に付すると純品が得られる。
ーテル/ヘキサン)に付すると純品が得られる。
NMR(CDCl3 )δ:5.59 (2H,d、
J =5.4 Hz )5.68 (2H,d、 J
=5.4 Hz )4.46(2H,s) 5.27 (I Hlquint、5J=5.4Hz
)7、14〜7.64 (5H%m、芳香核H)7.1
6(5H,s、芳香核H) 7、74〜8.08 (2H,m、芳香核H)旋光度:
〔α)o+11.06°(c=2.134、CHCL3
)MS (m/e ) :計算値 349.0458実
測値649. OS 96 元素分析値” CryHttBr03としてCH 計算値(%l 58.47 4.91実測値(%)
5B、45 4.85(S)−0−ベンジルグリシド
ール: 粗PJ−2−ベンゾイルオキシ−6−ペンジルオキシブ
ロピルプロ7マイド25.46gC75ミリモル)及び
水酸化ナトリウム7、60 、!i+ (182ミリモ
ル)にジメトキシエタンsoomllを加え室温で24
時間攪拌する。反応終了後、反応液を飽和食塩水100
dに江刺しエーテルで抽出する。抽出液を5%炭酸ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄したのち、無水硫酸
マグネシウムで乾燥する。次いで溶媒を減圧留去し得ら
れる油状物を真空蒸留すると、沸点120℃(0,2T
orr )の油状物として(S)−O−ベンジルグリシ
ドール< s、 s o g>が1−0−ベンジルグリ
セロールから総収率71%で得られる。
J =5.4 Hz )5.68 (2H,d、 J
=5.4 Hz )4.46(2H,s) 5.27 (I Hlquint、5J=5.4Hz
)7、14〜7.64 (5H%m、芳香核H)7.1
6(5H,s、芳香核H) 7、74〜8.08 (2H,m、芳香核H)旋光度:
〔α)o+11.06°(c=2.134、CHCL3
)MS (m/e ) :計算値 349.0458実
測値649. OS 96 元素分析値” CryHttBr03としてCH 計算値(%l 58.47 4.91実測値(%)
5B、45 4.85(S)−0−ベンジルグリシド
ール: 粗PJ−2−ベンゾイルオキシ−6−ペンジルオキシブ
ロピルプロ7マイド25.46gC75ミリモル)及び
水酸化ナトリウム7、60 、!i+ (182ミリモ
ル)にジメトキシエタンsoomllを加え室温で24
時間攪拌する。反応終了後、反応液を飽和食塩水100
dに江刺しエーテルで抽出する。抽出液を5%炭酸ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄したのち、無水硫酸
マグネシウムで乾燥する。次いで溶媒を減圧留去し得ら
れる油状物を真空蒸留すると、沸点120℃(0,2T
orr )の油状物として(S)−O−ベンジルグリシ
ドール< s、 s o g>が1−0−ベンジルグリ
セロールから総収率71%で得られる。
スペクトルデーターは標品と一致した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ I で表わされるベンジリデンアセタール誘導体をN−ブロ
ムコハク酸イミドと反応させ、得られる次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ II で表わされるブロム誘導体を塩基の存在下に反応させる
ことを特徴とする、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ I で表わされる(S)−O−ベンジルグリシドールの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12985A JPS61158974A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | (s)−o−ベンジルグリシド−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12985A JPS61158974A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | (s)−o−ベンジルグリシド−ルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61158974A true JPS61158974A (ja) | 1986-07-18 |
Family
ID=11465416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12985A Pending JPS61158974A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | (s)−o−ベンジルグリシド−ルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61158974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105121506B (zh) * | 2013-03-25 | 2017-03-08 | 日油株式会社 | 具有苯亚甲基缩醛连接基团的亲水性聚合物衍生物 |
-
1985
- 1985-01-07 JP JP12985A patent/JPS61158974A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105121506B (zh) * | 2013-03-25 | 2017-03-08 | 日油株式会社 | 具有苯亚甲基缩醛连接基团的亲水性聚合物衍生物 |
US10023693B2 (en) | 2013-03-25 | 2018-07-17 | Nof Corporation | Hydrophilic polymer derivative having benzylidene acetal linker |
US10633489B2 (en) | 2013-03-25 | 2020-04-28 | Nof Corporation | Hydrophilic polymer derivative having benzylidene acetal linker |
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