JPH03179803A - 自動車用アンテナ - Google Patents

自動車用アンテナ

Info

Publication number
JPH03179803A
JPH03179803A JP2099641A JP9964190A JPH03179803A JP H03179803 A JPH03179803 A JP H03179803A JP 2099641 A JP2099641 A JP 2099641A JP 9964190 A JP9964190 A JP 9964190A JP H03179803 A JPH03179803 A JP H03179803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
antenna element
rod
shaped
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2099641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2641959B2 (ja
Inventor
Minoru Taguchi
実 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harada Industry Co Ltd
Original Assignee
Harada Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26440753&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH03179803(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Harada Industry Co Ltd filed Critical Harada Industry Co Ltd
Priority to JP2099641A priority Critical patent/JP2641959B2/ja
Priority to US07/586,806 priority patent/US5151711A/en
Priority to ES90310474T priority patent/ES2076327T3/es
Priority to EP90310474A priority patent/EP0420567B1/en
Priority to DE69020282T priority patent/DE69020282T2/de
Publication of JPH03179803A publication Critical patent/JPH03179803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2641959B2 publication Critical patent/JP2641959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/005Damping of vibrations; Means for reducing wind-induced forces
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3283Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle side-mounted antennas, e.g. bumper-mounted, door-mounted
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S343/00Communications: radio wave antennas
    • Y10S343/01Communications: radio wave antennas with vibration damper or wind catcher

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、例えば自動車に装備される棒状のアンテナに
関し、特に自動車の走行中に発生する風切り音を消去す
る手段を備えた自動車用アンテナおよびその製造方法に
関する。
[従来の技術] 自動車用アンテナとしては棒状をなすアンテナ素子を用
いたものが最も多く使用されている。この棒状アンテナ
素子を用いた自動車用アンテナは、自動車が高速度走行
を行なったり、自然の強風を受けたりすると、棒状アン
テナ素子がいわゆる風切り音を発生させる。この風切り
音は自動車に搭乗している者に少なからず不快感を与え
る。そこで従来から上記風切り音の消去対策が種々講じ
られてきた。従来講じられてきた消去対策の一つに、ア
ンテナ素子自体もしくはアンテナ素子の外側を覆う部材
の断面形状を流線形となし、風圧に対する抵抗度を軽減
することによって風切り音を消去するようにした手段が
ある。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記手段は、アンテナ素子自体もしくはアンテナ
素子の外側を覆う部材の断面形状を流線形に成形加工す
る必要がある。こ−のため、その加工が煩雑で、コスト
高になる欠点がある。また風圧に対する抵抗を効果的に
軽減するためには、アンテナに当たる風の向きに対し、
流線形状の長袖方向を正確に一致させる必要がある。し
かしアンテナに当たる風の向きは必ずしも一定では無い
したがって上記のような一致を図ることは実際上は不可
能に近い。このため風切り音を適確に消去することが難
しいばかりでなく、条件が極端に悪いような場合には、
上記手段を用いたことが却って風切り音を増大させてし
まうおそれさえあった。
このような事情から、上記したアンテナ断面形状の流線
形化による風切り音消去手段は、現在はほとんど採用さ
れていない。
ところで最近は、自動車の性能向上に伴い車内騒音が著
しく減少し、静かな車内環境が整ってきた。このため上
述したアンテナの風切り音が無視できなくなってきた。
特に自動車電話の普及に伴い、静かな車内環境を保つこ
とが強く要請されるに至っており、騒音発生源の排除が
緊急課題となっている。このような理由からアンテナの
風切り音消去の問題が再びクローズアップされてきた。
本発明はこの様な事情を考慮してなされたものであり、
その目的はアンテナに当たる風向きの如何に拘らず、風
切り音を安定確実に消去することができ、しかも製作が
容易で、比較的安価に製造可能な風切り音消去手段を備
えた自動車用アンテナを提供することにある。
また本発明の他の目的は、製作工数が著しく少なくて済
み、しかも風切り音消去手段である筒形部材が棒状アン
テナ素子に対して密着固定され、ガタッキ等が発生する
おそれがなく、加えて棒状アンテナ素子が製造過程で湾
曲変形する等の不具合を生じるおそれのない、風切り音
消去手段を備えた自動車用アンテナの製造方法を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決し目的を達成するために、本発明では次
のような手段を講じた。
「自動車用アンテナ」 (1)外周面に螺旋状ないしリング状をなす乱流生成用
の突起を有する筒形部材を設け、これを棒状アンテナ素
子の外周に嵌め込む構造にした。
(2)前記筒形部材として、複数の筒形チップを相互に
連結して成るものを用いるようにした。
(3)前記筒形部材として、複数の筒形チップを相互間
に所定の間隔をおいて棒状アンテナ素子の外周に嵌合さ
せるものを用いるようにした。
(4)前記筒形部材として、ABS等の樹脂にて成形し
たものを用いるようにした。
「自動車用アンテナの製造方法」 (5)金型基体の一側面に形成された半円筒状の凹部と
、この半円筒状の凹部の内周面に設けられた螺旋状ない
しリング状をなす凹溝と、上記半円筒状の凹部を軸方向
に所定間隔で仕切るとともに端縁部に棒状アンテナ素子
を保持するための円弧状切欠き部を有する半円板状の壁
体と、をそれぞれ備えた固定側金型および可動側金型を
予め用意する。
上記固定側金型における棒状アンテナ素子保持用の前記
円弧状切欠き部に棒状アンテナ素子を保持させた状態で
、可動側金型を上記固定側金型の一側面に接合し、上記
固定側金型および可動側金型の各壁体相互間に複数の空
洞部を形成する。これら各空洞部内に、上記固定側金型
および可動側金型の少なくとも一方に設けた注入孔を通
して、樹脂等の成形材料をそれぞれ注入成形する。
[作 用] 上記手段を講じた結果、次のような作用が生じる。
「自動車用アンテナ」 (1)螺旋状ないしリング状をなす乱流生成用の突起の
働きにより、アンテナの外周面に当たる風に乱気流が比
較的多量に生じる。このためアンテナの風下側の外周面
に局所的に発生しようとする低気圧領域が、上記乱気流
によって乱され、拡散消滅することになる。この結果、
アンテナ風切り音の原因である前記低気圧領域によるア
ンテナの微小振動が抑制され、風切り音が消去される。
(2)筒形チップ単体の長さを、成形加工上好ましい任
意な長さに設定できる。したがって筒形チップ単体の品
質向上を図り得、均質なものを大量生産することが可能
となる。その結果、筒形部材自体は勿論、アンテナ全体
を比較的安価に製造することが可能となる。
(3)風切り音消去手段である複数の筒形チップ相互間
に、棒状アンテナ素子が露出した状態となる。この様な
状態であると、乱流がますます生成され易くなり、風切
り音消去効果が向上する。また風圧による負荷が分散さ
れることになる。このため振動が分散減衰することにな
り、棒状アンテナ素子の取り付は部である基端部に、応
力が集中するのを避けることができる。その結果、上記
基端部での折損事故を防止できる。
(4)風切り音消去手段である筒形部材は、樹脂の成形
加工により得られる。したがって材質的にアンテナ機能
に悪影響を与えるおそれがない。しかも成形加工が容易
で製造し易く、かつ軽量なものとなる。
「自動車用アンテナの製造方法」 (5)風切り音消去手段としての筒形部材が棒状アンテ
ナ素子の外周に一体成形されるので、棒状アンテナ素子
とは別体に成形された筒形部材を、棒状アンテナ素子に
嵌め込んだのち接着固定する、場合に比べると、加工々
数が著しく少くなる。特に複数の筒形チップを棒状アン
テナ素子とは別体に成形し、これらを棒状アンテナ素子
に嵌め込んだのち接着固定する場合には、美観が損なわ
れないように、複数の筒形チップの螺旋状突起が連続的
に連なるように工夫する必要があるが、本発明の方法を
用いた場合はそのような工夫をする必要がなくなる。ま
た最良の風切り音消去効果を得るために、一定方向を向
かせることが必要なパーティングライン(成形による接
合部の突条)が、何等の調整操作をすることなしに一定
方向を向くことになる。このため組み立て工程が簡略化
される。
また棒状アンテナ素子と筒形部材との間に隙間がなく、
両者は密着状態となっているため、ガタッキ音が発生す
るおそれがない。そして成形加工は、金型内部に所定間
隔で配設した壁体により、棒状アンテナ素子の複数個所
を支持した状態で行なわれるので、たとえ成形材料の注
入圧力が非常に高い場合であっても、棒状アンテナ素子
が上記圧力にて湾曲変形するといった問題が生じない。
〔実施例] 第1図は本発明に係わる自動車用アンテナの一実施例を
示す概観図である。図示の如く、乗用車1″0のリヤウ
ィンドウ11には、位相コイル20を備えた自動車電話
用の極超短波送受信用アンテナ30が装着されている。
上記アンテナ30は、その基端部を前記リヤウィンドウ
11の上縁部近傍に固定されている。そして上記アンテ
ナ3oは前記リヤウィンドウ11の内面側に装着されて
いるカップリング要素40を介して車体内の送受信セッ
トと電気的に接続されている。
第2図は上記アンテナ30の一部を取り出して示した側
面図である。また第3図は風切り音消去部材である筒形
部材32の主要部を一部破断して示す側面図である。
第2図および第3図に示す如く、アンテナ3゜は棒状ア
ンテナ素子31の外周に風切り音消去部材である筒形部
材32を嵌め込んだものとなっている。この筒形部材3
2は、外周面に螺旋状をなす乱流生成用の突起33を有
している。上記筒形部材32は複数の筒形チップ32a
、32b〜を相互に連結したものとなっている。すなわ
ち第3図に示す如く、隣り合う一方の筒形チップ32a
の一端部に台形状の凸部34を設け、他方の筒形チップ
32bの他端部に同じく台形の凹部35を設け、この凸
部34と凹部35とを係合させることにより、両者間を
連結している。なお上記凸部34と凹部35との係合に
より、一方の筒形チップ32aの螺旋状突起33aと、
他方の筒形チップ32bの螺旋状突起33bとが、丁度
連続的に繋がり合うように、予め凹凸部形成位置が設定
されている。なお各筒形チップ32a、32b〜はAB
S等の樹脂にて成形されている。筒形部材32を棒状ア
ンテナ素子31に嵌め込んだとき、このアンテナ素子3
1の外周面と筒形部材32の内周面との間に隙間がある
と、両者間にガタッキが生じる。これを防止するために
、筒形部材32の内面には第4図に示すように軸心と平
行な方向に延びる複数本の弾接用突条36が設けである
なお上記ガタッキを防止する他の手段として接着剤を充
填固化する手段が考えられる。
棒状アンテナ素子21の直径が2φ程度のものである場
合、各筒形チップ32a、32b〜の各部寸法は、概ね
次のように設定される事が望ましい。すなわち長さLは
30mm程度、螺旋状突起33の太さDは1mm程度、
螺旋状突起33のピッチPは5mm程度に設定する。
次に上記の如く構成された本実施例の作用を説明する。
乗用車10の高速度走行中においては、アンテナ30の
風下側の外周面には、第4図に示すように低気圧領域A
Lが発生しようとする。この低気圧領域ALが発生する
と、第4図に細線矢印Vで示すように周囲の空気は回り
込んで上記低気圧領域ALに流入する。かくしてアンテ
ナ30に主として前後方向の微小振動が生じ、風切り音
が発生する事になる。
しかるに、本実施例のアンテナ30にあっては、アンテ
ナ素子31の外周に、外周面に螺旋状をなす乱流生成用
の突起33を備えた筒形部材32が嵌め込んである。こ
のため上記螺旋状をなす乱流生成用の突起33の働きに
より、アンテナ外周面に当たる風には、第4図に太線矢
印Wで示すような乱気流が比較的多量に生じる。このた
めアンテナ30の風下側の外周面に局所的に発生しよう
とした低気圧領域ALが上記乱気流により乱され、拡散
消滅することになる。この結果、アンテナ風切り音の原
因である前記低気圧領域ALによるアンテナ30の微小
振動が抑制され、風切り音が消去される。
筒形チップ32a、32b〜の各単体の長さは、成形加
工上好ましい任意な長さ、例えば3Qmm程度に設定で
きる。したがって成形歪みによる筒形チップ32a、3
2b〜の湾曲等が起こらずにすみ、筒形チップ単体の品
質向上を図り得る。つまり長尺なものを作る場合に比べ
ると、均一な品質のものを安定的につくれる。かくして
均質なものを大量生産することが可能となり、その結果
、比較的安価に製造可能となる。
風切り音消去手段である筒形部材32は、ABS等の樹
脂を用いての成形加工により得られる。したがって、こ
れをアンテナ素子31に被せて使用しても、材質的にア
ンテナ機能に悪影響を与えるおそれがない。しかも成形
加工が容易であるため製造し易く、かつ軽量なものとな
る。
次に第5図以下に示す本発明の他の実施例について説明
する。
第5図は本発明の第2実施例に係わるアンテナ50の構
成を示す側面図である。51は棒状アンテナ素子、52
は風切り音消去手段である筒形部材、53はアンテナ取
付は用ジヨイントである。
この第2実施例が前記第1実施例と基本的に異なってい
る点は、筒形部材52が次の如く構成されている点であ
る。すなわち上記筒形部材52は、複数の筒形チップ5
2a、52b〜を、相互間に所定の間隔Gをおいて、棒
状アンテナ素子51の外周に一体成形により嵌着させた
ものとなっている。
上記のように構成された本実施例においては、風切り音
消去手段である複数の筒形チップ52a。
52b〜の相互間に、棒状アンテナ素子51が露出した
状態となる。この様な状態であると、乱流がますます生
成され易くなり、風切り音消去効果が向上する。また風
圧による負荷が分散されることになる。このため振動が
分散減衰することになり、棒状アンテナ素子51の取り
付は部である基端部すなわちジヨイント53に、応力が
集中するのを避けることができる。その結果、上記ジヨ
イント53での折損事故を防止できる。
次に第6図および第7図を用いて、第5図に示したアン
テナ50と同様の構造を有するアンテナ70の製造方法
に係る第3実施例について説明する。
第6図は金型60と棒状アンテナ素子71とを示す要部
断面図である。60Aは固定側金型、60Bは可動側金
型である。これらの金型は上下対称に設けられており、
構成はほぼ同一である。
したがってその構成について、固定側金型60Aに例を
とって説明する。
金型基体61Aの一側面には半円筒状の凹部62Aが形
成されている。この半円筒状の凹部62Aの内周面には
、螺旋状(リング状であってもよい)をなす凹a63A
が設けられている。上記半円筒状の凹部62Aの内部に
は、上記凹部62Aを軸方向に所定間隔で仕切るように
、複数の半円板状の壁体64Aが設けられている。この
半円板状の壁体64Aの上端縁部の中央には、棒状アン
テナ素子71を保持するための円弧状切欠き部65Aが
設けられている。可動側金型60Bも同様に構成されて
いる。
上記の如く構成された金型を用いて、風切り音消去用部
材付きの自動車用アンテナは、次のように製造される。
まず固定側金型60Aにおける棒状アンテナ素子保持用
の円弧状切欠き部65Aに、棒状アンテナ素子71の下
半周部を保持させる。
次に、可動側金型60Bを第6図中矢印で示す如く、固
定側金型の上面に接合する。こうすることにより、可動
側金型60Bにおける棒状アンテナ素子保持用の円弧状
切欠き部65Bが、棒状アンテナ素子71の上半周部を
押え付けた状態で金型どうしが密着し一体化される。こ
の状態になると、図中破線で示す領域C1すなわち固定
側金型60Aの二つの壁体64Aと、可動側金型60B
の二つの壁体64Bとで囲まれた領域に、独立した空洞
部が形成される。同様に隣接した各壁体64Aと64B
とで囲まれた領域にも、空洞部が形成される。このよう
に、それぞれの壁体相互間に複数の空洞部が形成される
さらに上記各空洞部内に、固定側金型60Aおよび可動
側金型60Bの少なくとも一方に設けた注入孔(不図示
)を通して、樹脂等の成形材料をそれぞれ注入成形する
第7図は上記のようにして形成した風切り音消去部材で
ある複数の筒状チップ72a、72b〜を備えた自動車
用アンテナ70の要部を示・している。
上記した製造方法によって製造を行なうと、次のような
利点が生じる。風切り音消去用の筒形部材72(筒状チ
ップ72a、72b〜)が棒状アンテナ素子71の外周
に一体成形されるので、棒状アンテナ素子71とは別体
に成形された筒形部材を、棒状アンテナ素子71に嵌め
込んだのち接着固定する場合に比べると、加工々数が著
しく少くなる。特に複数の筒形チップ72a、72b〜
を棒状アンテナ素子71とは別体に成形し、これらを棒
状アンテナ素子71に嵌め込んだのち接着固定する場合
には、美観が損なわれないように、複数の筒形チップ7
2a、72b〜の螺旋状突起が連続的に連なるように工
夫する必要があるが、上記製造方法を用いた場合には、
そのような工夫をする必要がなくなる。また最良の風切
り音消去効果を得るために、一定方向を向かせることが
必要なパーティングライン(成形による接合部の突条)
が、何等の調整操作をすることなしに一定方向を向くこ
とになる。このため組み立て工程が簡略化される。また
棒状アンテナ素子71と筒形部材72との間に隙間がな
く、両者は密着状態となっているため、ガタッキ音が発
生するおそれがない。そして成形加工は、金型60の内
部に所定間隔で配設した壁体64A、64Bにより、棒
状アンテナ素子71の複数個所を支持した状態で行なわ
れるので、たとえ成形材料の注入圧力が非常に高い場合
であっても、棒状アンテナ素子71が上記圧力を受けて
湾曲変形するといった問題が生じない。
なお本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
例えば前記実施例では乱流生成用の突起として螺旋状の
ものを示したが、リング状のもの等であってもよい。要
するに乱気流を効果的に発生させ得るものであればよい
。また前記実施例で示した螺旋状の乱気流生成用の突起
における各部寸法は、実施例のものに限られるものでは
なく、使用条件に応じて適宜設定すればよい。つまり棒
状アンテナ素子の大きさ、アンテナが装着される自動車
の車種や型式、車体上のアンテナ取り付は個所、等に応
じて適宜変更して設定する事が好ましい。このほか本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるの
は勿論である。
[発明の効果] 本発明によれば次のような作用効果が期待できる。
(1)「自動車用アンテナ」 本発明の自動車用アンテナは、外周面に螺旋状ないしリ
ング状をなす乱流生成用の突起を有する筒形部材を、棒
状アンテナ素子の外周に嵌め込むようにしたものである
。なお筒形部材は望ましくは複数の筒形チップを相互に
連結して成るもの、或いは相互間に所定間隙をおいて嵌
着したものであって、かつABS等の樹脂にて成形した
ものとなす。
したがって本発明によれば、アンテナに当たる風向きの
如何に拘らず、風切り音を安定確実に消去することがで
き、しかも製作が容易で、比較的安価に製造可能な、風
切り音消去手段を備えた自動車用アンテナを提供できる
(2)「自動車用アンテナの製造方法」本発明の自動車
用アンテナの製造方法は、固定側金型における棒状アン
テナ素子保持用の円弧状切欠き部に棒状アンテナ素子を
保持させた状態で、可動側金型を上記固定側金型の一側
面に接合し、上記固定側金型および可動側金型の各壁体
相互間に複数の空洞部を形成し、これら各空洞部内に上
記固定側金型および可動側金型の少なくとも一方に設け
た注入孔を通して、樹脂等の成形材料をそれぞれ注入成
形するようにしたものである。
したがって本発明によれば、製作工数が著しく少なくて
済み、しかも風切り音消去手段である筒形部材が棒状ア
ンテナ素子に対して密着固定され、ガタッキ等が発生す
るおそれがなく、加えて棒状アンテナ素子が製造過程で
湾曲変形する等の不具合を生じるおそれのない、風切り
音消去手段を備えた自動車用アンテナの製造方法を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示す図で、第1
図は本実施例のアンテナを自動車に装着した状態を示す
概観図、第2図は上記アンテナの一部を取り出して示す
側面図、第3図は筒形部材の主要部を一部破断して示す
側面図、第4図は作用説明図である。第5図は本発明の
第2実施例を示す図で、一部省略した自動車用アンテナ
の側面図である。第6図および第7図は本発明の第3実
施例(製造方法)を示す図で、第6図は自動車用アンテ
ナ製造用金型の断面図、第7図は製造されたアンテナの
要部側面図である。 10・・・乗用車、20・・・位相コイル、30,50
゜70・・・極超短波送受信用の自動車用アンテナ、3
1.51.71・・・棒状アンテナ素子、32゜52.
72−・・筒形部材、32a、32b 〜52 a 、
  52 b 〜、  72 a 、  72 b 〜
、−・・筒形チップ、33・・・螺旋状の突起、34・
・・凸部、35・・・凹部、36・・・弾接用突条、5
3・・・取り付はジヨイント、60A・・・固定側金型
、60B・・・可動側金型、61A、61B・・・金型
基体、62A、62B・・・半円筒状の凹部、63A、
63B・・・螺旋状をなす凹溝、64A、64B・・・
半円板状の壁体、65A。 65B・・・円弧状切欠き部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周面に螺旋状ないしリング状をなす乱流生成用
    の突起を有する筒形部材を、棒状アンテナ素子の外周に
    嵌め込んで成ることを特徴とする自動車用アンテナ。
  2. (2)筒形部材は、複数の筒形チップを相互に連結して
    成るものであることを特徴とする請求項1に記載の自動
    車用アンテナ。
  3. (3)筒形部材は、複数の筒形チップを相互間に所定の
    間隔をおいて棒状アンテナ素子の外周に嵌合させたもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用アン
    テナ。
  4. (4)筒形部材はABS等の樹脂にて成形されたもので
    あることを特徴とする請求項1または2または3に記載
    の自動車用アンテナ。
  5. (5)金型基体の一側面に形成された半円筒状の凹部と
    、この半円筒状の凹部の内周面に設けられた螺旋状ない
    しリング状をなす凹溝と、上記半円筒状の凹部を軸方向
    に所定間隔で仕切るとともに端縁部に棒状アンテナ素子
    を保持するための円弧状切欠き部を有する半円板状の壁
    体と、をそれぞれ備えた固定側金型および可動側金型を
    用い、上記固定側金型における棒状アンテナ素子保持用
    の前記円弧状切欠き部に棒状アンテナ素子を保持させた
    状態で、可動側金型を上記固定側金型の一側面に接合し
    て上記固定側金型および可動側金型の各壁体相互間に複
    数の空洞部を形成し、これら各空洞部内に上記固定側金
    型および可動側金型の少なくとも一方に設けた注入孔を
    通して、樹脂等の成形材料をそれぞれ注入成形するよう
    にした事を特徴とする風切り音消去部材を備えた自動車
    用アンテナの製造方法。
JP2099641A 1989-09-25 1990-04-16 自動車用アンテナ Expired - Fee Related JP2641959B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2099641A JP2641959B2 (ja) 1989-09-25 1990-04-16 自動車用アンテナ
US07/586,806 US5151711A (en) 1989-09-25 1990-09-24 Automobile antenna and method of manufacturing the same
ES90310474T ES2076327T3 (es) 1989-09-25 1990-09-25 Antena de automovil y metodo de fabricacion de la misma.
EP90310474A EP0420567B1 (en) 1989-09-25 1990-09-25 Automobile antenna and method of manufacturing the same
DE69020282T DE69020282T2 (de) 1989-09-25 1990-09-25 Autoantenne und Verfahren zu deren Herstellung.

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-248917 1989-09-25
JP24891789 1989-09-25
JP2099641A JP2641959B2 (ja) 1989-09-25 1990-04-16 自動車用アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03179803A true JPH03179803A (ja) 1991-08-05
JP2641959B2 JP2641959B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=26440753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2099641A Expired - Fee Related JP2641959B2 (ja) 1989-09-25 1990-04-16 自動車用アンテナ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5151711A (ja)
EP (1) EP0420567B1 (ja)
JP (1) JP2641959B2 (ja)
DE (1) DE69020282T2 (ja)
ES (1) ES2076327T3 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2705497B1 (fr) * 1993-05-17 1995-07-21 Pizon Ernest Antenne pour véhicule automobile.
JPH09238017A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Harada Ind Co Ltd 車両用棒状アンテナ
US5751251A (en) * 1996-03-20 1998-05-12 Hutchinson; Ronald M. Automotive mobile telephone antenna silencer
DE69700037T2 (de) * 1997-02-28 1999-04-15 Top Glass Spa Verfahren zum Herstellen von Stabantennen und eine derart erzeugte Stabantenne
DE19839046A1 (de) * 1998-08-28 2000-03-02 Fuba Automotive Gmbh Stabantenne
JP2000091827A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Ace Technol Co Ltd セラミック誘電体を用いた携帯通信端末器用ヘリカルアンテナ及びその製造方法
US6680706B2 (en) 2002-01-04 2004-01-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Telematic antenna vortex generator
DE102005061861A1 (de) * 2005-12-23 2007-06-28 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Antenne für ein Kraftfahrzeug
US7671812B1 (en) * 2008-08-15 2010-03-02 Laird Technologies, Inc. Wind noise reducing mounting bases for antenna assemblies
DE102017102050A1 (de) 2017-02-02 2018-08-02 Hirschmann Car Communication Gmbh Stabantenne mit Antipfeifwendel

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317136U (ja) * 1976-07-23 1978-02-14
JPS5539752U (ja) * 1978-09-06 1980-03-14

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2358277B2 (de) * 1973-11-22 1975-10-02 Kathrein-Werke Kg, 8200 Rosenheim Stabantenne
US4160979A (en) * 1976-06-21 1979-07-10 National Research Development Corporation Helical radio antennae
US4163981A (en) * 1978-03-27 1979-08-07 Wilson Thomas J Spring tunable helical whip antenna
DE2846344A1 (de) * 1978-10-25 1980-05-08 Daimler Benz Ag Windgeraeuscharme fahrzeugantenne
US4379298A (en) * 1981-07-20 1983-04-05 Pal International Tunable citizen band antenna
US4435713A (en) * 1981-11-20 1984-03-06 Motorola, Inc. Whip antenna construction
US4675687A (en) * 1986-01-22 1987-06-23 General Motors Corporation AM-FM cellular telephone multiband antenna for motor vehicle
DE3822664A1 (de) * 1988-07-05 1989-02-16 Kathrein Werke Kg Stabfoermige fahrzeugantenne

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317136U (ja) * 1976-07-23 1978-02-14
JPS5539752U (ja) * 1978-09-06 1980-03-14

Also Published As

Publication number Publication date
EP0420567A1 (en) 1991-04-03
ES2076327T3 (es) 1995-11-01
US5151711A (en) 1992-09-29
JP2641959B2 (ja) 1997-08-20
DE69020282T2 (de) 1995-10-26
EP0420567B1 (en) 1995-06-21
DE69020282D1 (de) 1995-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2896805B1 (en) Engine cover
JPH03179803A (ja) 自動車用アンテナ
KR101249411B1 (ko) 차음 시일이 부착된 밀봉장치
JP2000329192A (ja) 熱遮蔽板に振動フローティングワッシャを取付ける方法
US6274074B1 (en) Process for producing a rotating gear made of thermoplastics material, and gear thus obtained
US6764278B2 (en) Water pump
JP6785612B2 (ja) 防振装置構造
US4715243A (en) Planetary reduction gear having a molded ring gear
JP2001287591A (ja) ハウジング
US20100226712A1 (en) Appliance clamping bush and appliance clamping device using the same
US5228092A (en) Voice transducer
JP4624494B2 (ja) 筒状ダイナミックダンパ及びその製造方法
JPH0949548A (ja) ダンパ
JPS6359507A (ja) 自動車のドアミラ−取付用ブラケツトの製造方法
US20220126761A1 (en) Vehicle body assembly
JPH0925976A (ja) マウント装置およびその製造方法
JP2001090812A (ja) 自動車用プラスチックダンパプーリー及びその製造方法
JP2000234526A (ja) 振動体用カバー
JP3668334B2 (ja) 自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造
JP2000170613A (ja) サイレンサ付きエアチューブ
JPH09177943A (ja) 低騒音歯車
JP2002266918A (ja) 緩衝材
JPS6331128Y2 (ja)
JPH04331830A (ja) 防振マウント
JP2565273Y2 (ja) シートベルト用スルーアンカー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees