JP3668334B2 - 自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造 - Google Patents
自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外径が異なるコアワイヤーに共用できる自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用サンバイザは、図3(A)(B)に示すように、バイザ本体1の一端側が車体のステー2で回動自在に支持されると共に、バイザ本体1の他端側のセンターヒンジ3が車体のホルダー4で支持されるようになっている。
上記センターヒンジ3は、中心穴3aがバイザ本体1のコアワイヤー5(A,B)に回動自在に嵌合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3(C)(D)に示すように、コアワイヤー5(A,B)の外径d1,d2はバイザ本体1の大きさ等で異なる場合があり、太い外径d1のコアワイヤー5A用の中心穴3aを有するセンターヒンジ3を、共用のために細い外径d2のコアワイヤー5Bに嵌合させると、中心穴3a内で細いコアワイヤー5Bががたついて異音が発生するという問題がある。
【0004】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、外径が異なるコアワイヤーにがたつかないように嵌合させて異音の発生を防止すると共に、共用化により種類を減少してコストダウンが図れる自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、バイザ本体の一端側が車体のステーで回動自在に支持されると共に、バイザ本体の他端側のセンターヒンジが車体のホルダーで支持される自動車用サンバイザにおいて、
上記センターヒンジは、中心穴がバイザ本体のコアワイヤーに嵌合され、この中心穴には、コアワイヤーの外周と接触する部分に可撓性の突部が一体成形されていることを特徴とする自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造を提供するものである。
【0006】
本発明によれば、センターヒンジの中心穴に、内方に突出する突部を一体成形することにより、太い外径のコアワイヤーでは、突部が大きく撓みながらコアワイヤーの外周に接触し、細い外径のコアワイヤーでは、突部が小さく撓みながらコアワイヤーの外周に接触するようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
なお、図3の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、合成樹脂製のセンターヒンジ6には、両端部と中間部に空洞部6a,…,6aがそれぞれ形成されると共に、各空洞部6aの境には、内方に突出するフランジ部6b,6bがそれぞれ形成されている。
【0008】
この各フランジ部6bには軸方向の中心穴6cがあけられて、この中心穴6cは、太い外径d1のコアワイヤー5Aよりも僅かに広い内径d3(d3>d1)に形成されている。
【0009】
上記各フランジ部6bの中心穴6cには、軸方向のほぼ中間位置に、細い外径d2のコアワイヤー5Bの外周に先端が接触可能な三角形状の突部6dが環状に一体成形されている。
なお、図2に示すように、上記各フランジ部6bの中心穴6cの軸方向の一方の外端位置に突部6dを形成しても良い。
【0010】
上記センターヒンジ6は、例えば、成形時には半径方向に2分割されていて、各分割部分をコアワイヤー5(A,B)に半径方向から嵌め合わせて、超音波ウエルダーにより一体的に接合するようになっている。
なお、各分割部分の一側縁をヒンジ部で一体的に連結するように成形して、コアワイヤー5(A,B)に嵌め合わせた後、他側縁を超音波ウエルダーにより一体的に接合してもよい。
また、センターヒンジ6は、2分割等しないで一体物で成形し、コアワイヤー5(A,B)に差し込むようにしてもよい。
【0011】
上記のようにセンターヒンジ6を構成すれば、図1(B)又は図2(B)に示すように、太い外径d1のコアワイヤー5Aを中心穴6cに嵌合させると、突部6dが大きく撓み(若しくは潰れ)ながらコアワイヤー5Aの外周に接触する。
また、図1(C)また図2(C)に示すように、細い外径d2のコアワイヤー5Bを中心穴6cに嵌合させると、突部6dが小さく撓み(若しくは潰れ)ながらコアワイヤー5Bの外周に接触する。
【0012】
これらにより、センターヒンジ6は、突部6dの撓み若しくは潰れによって、外径d1,d2が異なるコアワイヤー5A,5Bにがたつかないように嵌合するから、異音が発生しなくなる。
【0013】
また、センターヒンジ6は、外径d1,d2が異なるコアワイヤー5A,5Bに共用化できるから、センターヒンジ6の種類が減少してコストダウンが図れる。
さらに、センターヒンジ6の中心穴6cに突部6dを一体成形することにより、中心穴6cの内径d3を調節して各コアワイヤー5A,5Bに嵌合させるためのスペーサーリング等の別部品が不要である。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のセンターヒンジ構造は、センターヒンジの中心穴に形成した突部により、外径が異なるコアワイヤーにがたつかないように嵌合できるから、異音の発生が防止できるようになると共に、外径が異なるコアワイヤーに共用化できるから、センターヒンジの種類が減少してコストダウンが図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセンターヒンジ構造であり、(A)は要部断面図、(B)は太い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図、(C)は細い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図である。
【図2】 変形例のセンターヒンジ構造であり、(A)は要部断面図、(B)は太い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図、(C)は細い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図である。
【図3】 従来のセンターヒンジ構造であり、(A)はサンバイザの斜視図、(B)はセンターヒンジの斜視図、(C)太い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図、(D)は細い外径のコアワイヤーを嵌合した要部断面図である。
【符号の説明】
1 バイザ本体
2 ステー
4 ホルダー
5(A,B) コアワイヤー
6 センターヒンジ
6b フランジ部
6c 中心穴
6d 突部
d1,d2 外径
Claims (1)
- バイザ本体の一端側が車体のステーで回動自在に支持されると共に、バイザ本体の他端側のセンターヒンジが車体のホルダーで支持される自動車用サンバイザにおいて、
上記センターヒンジは、中心穴がバイザ本体のコアワイヤーに嵌合され、この中心穴には、コアワイヤーの外周と接触する部分に可撓性の突部が一体成形されていることを特徴とする自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21415096A JP3668334B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21415096A JP3668334B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造 |
Publications (2)
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JPH1035277A JPH1035277A (ja) | 1998-02-10 |
JP3668334B2 true JP3668334B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16651059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21415096A Expired - Fee Related JP3668334B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 自動車用サンバイザのセンターヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3668334B2 (ja) |
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1996
- 1996-07-25 JP JP21415096A patent/JP3668334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH1035277A (ja) | 1998-02-10 |
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