JPH0314330B2 - - Google Patents

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JPH0314330B2
JPH0314330B2 JP58233845A JP23384583A JPH0314330B2 JP H0314330 B2 JPH0314330 B2 JP H0314330B2 JP 58233845 A JP58233845 A JP 58233845A JP 23384583 A JP23384583 A JP 23384583A JP H0314330 B2 JPH0314330 B2 JP H0314330B2
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JP
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silver
formula
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JP58233845A
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Keiji Obayashi
Shunji Takada
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0314330B2 publication Critical patent/JPH0314330B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/035Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain
    • G03C2001/03558Iodide content

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真材料に関する
ものであり、特に粒状性の改良された撮影用ハロ
ゲン化銀カラー写真材料に関するものである。 (従来技術) 近年110サイズカメラやデイスクカメラの普及
に伴い、小画面から引き伸したカラープリントも
大画面から引き伸したカラープリントと同程度の
粒状性、解像度をもつことが要求されてきてい
る。 このうち粒状性を改良するためにはT.H.
James編“The Theory of the Photographic
Process”4th.Ed.(Macmillan社1977年刊)(以
下、「James著書」と略省する)621頁に記載され
ているようにハロゲン化銀粒子の現像サイト数を
多くし、且つ色素生成量を抑制すること、および
カラー現像により生成した色素雲をぼかすことに
よつて改良することが従来試みられてきた。しか
しながら写真感度を維持してハロゲン化銀粒子の
数を多くするには塗布銀量の増加、およびそれに
よる解像度の劣化を招き、コスト的にも写真性能
上も不利である。又、色素の拡散によつて粒状を
を良化させる試みは特開昭57−82837号に記載の
ごとく、いわゆる色素拡散型カプラーを用いるも
のであるが、RMS粒状性は良化するが後に詳述
のごとく、この方法は視覚的に不快な感じを与え
る。 我々は、以前より粒状性の改良の研究をしてき
たが以下のようなことを見出した。粒状改良の一
手段として適度に色素がにじむ拡散性色素を生成
する非拡散型カプラー(以下単に色素拡散型カプ
ラーという)を用いると、いわゆるRMS粒状性
(RMS粒状性については前記Jameg著書、619頁
に始まる項に記載がある)は非常に良化する。し
かしながら、ハロゲン化銀粒子の配列および現像
確率はランダムな過程でおこるため色素が拡散し
てにじみ、隣接する色素と混じりあうため、色素
雲の重なりが大きくなり、結果的に巨大な色素雲
がランダムに生成することになる。これは視覚的
には極めて不快であり、むしろ粒状は悪化してみ
える場合がある。 (発明の目的) 本発明の第1の目的は、視覚的な粒状性を改良
したハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供する
ことである。第2の目的は、視覚的な粒状性と
RMS粒状性とを共に改良したハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を提供することである。 (発明の構成) 本発明のこれらの目的は、支持体と少なくとも
一種のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀
写真感光材料において、発色現像主薬の酸化生成
物と反応して適当に色素がにじむ拡散性色素を形
成する非拡散性カプラーと、沃化銀を8モル%以
上含むハロゲン化銀粒子が該層の全ハロゲン化銀
粒子に対して重量比で40%以上含まれるハロゲン
化銀乳剤(以下、「高ヨードハロゲン化銀乳剤」
と呼ぶ)とを同一層に含有せしめることによつて
達成された。 本願発明で色素拡散型カプラーと高ヨードハロ
ゲン化銀乳剤とを同一層に含有せしめることによ
り、視画的粒状性とRMS粒状性とが共に良化す
る機構は、また完全に解明されてはいないが、一
応次のように考えることができる。 従来、色素拡散型カプラーを常用の低ないし中
ヨードハロゲン化銀と組合せて用いた場合には個
個の色素雲について色素量が同じのまま周辺に色
素が拡散する結果、色素雲中の濃度分布の小さい
かつ面積の大きいもの(以下拡散型色素雲とい
う)になるため、いわゆるRMS値で粒状を表現
すれば、改良された数値がでてくる。しかし前述
したように色素雲が大きくなるために色素雲同士
が互いに重なり合うことになつて、視覚的には極
めて不快な感じをあたえ、粒状性が悪い。 このような系において、高ヨードハロゲン化銀
乳剤を用いると、現像が進むに従つて生成するヨ
ードイオンの現像抑制作用により、色素拡散型カ
プラーにより生成した上記の色素雲は小さくな
る。ほか、現像の進んだハロゲン化銀乳剤粒子に
隣接する乳剤粒子の現像を抑制するため、色素雲
同士の重なりが小さくなり、視覚的に大きなモト
ルが目につかなくなり、色素拡散型カプラーの欠
点であつた視覚的粒状が改良されたと考えられ
る。本発明によつて色素拡散型カプラーと高ヨー
ドハロゲン化銀乳剤との特定の組合せを用いるこ
とによりRMS値で表現される粒状性のみでなく、
視覚的にも粒状が非常に良化されたハロゲン化銀
カラー写真感光材料を提供することが可能となつ
た。 本発明の目的とする視覚的粒状性の改良効果
は、色素拡散型カプラーと高ヨードハロゲン化銀
乳剤とを、カラー写真感光材料のいずれのカラー
画像形成単位において組合わせも達成できる。可
視スペクトルの異つた領域に感ずる複数の乳剤層
が組合わされた感材では、1つ以上の任意の感色
層で実施することができる。通常のカラー感光材
料で採用される青感層、緑感層および赤感層の組
合せにおいても、1つまたは2つ以上の層におい
て行うことができるが、好ましくは視感度の高い
マゼンタ発色の緑感層に使用すると視覚的粒状の
改良の効果が大きい。また感度の異つた複数のハ
ロゲン化銀乳剤層が同一感色性領域に設けられて
いる場合にも、いずれの感度層に本発明を実施し
てもよいが、好ましくは粒状性が目立ちやすい高
感度層で実施すると粒状改良が顕著である。 本発明でいう色素拡散型カプラーには、以下に
示す一般式(A)で示されるものを包含する。 一般式(A) (Cp)−aX 式中、Cpは適度に色像のにじみを生じさせ粒
状性を改良する拡散可能なカプラー成分を表わ
し、Xはカプラー成分のカツプリング位と結合し
カラー現像主薬の酸化体との反応により離脱する
基で炭素数8〜32のバラスト基を含む成分であ
る。aは1または2を表わす。 一般式(A)で表わされるカプラーのうち次式で表
わされるカプラーは好ましい。 式中R1,R2,R3およびR4は同じであつても異
つてもよく、水素原子、ハロゲン原子、無置換
の、あるいは置換されたアルキル基(例えばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基、ヒドロキシエ
チル基など)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基、メトキシエトキシ基など)、アリー
ルオキシ基(例えばフエノキシ基など)、アシル
アミノ基(例えばアセチルアミノ基、トリフルオ
ロアセチルアミノ基など)、スルホンアミノ基
(例えばメタンスルホンアミノ基、ベンゼンスル
ホンアミノ基など)、カルバモイル基、スルフア
モイル基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル
基、アルコキシカルボニル基、ウレイド基、シア
ノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基またはスル
ホ基を表わす。R5はアルキル基(メチル基、エ
チル基、t−ブチル基等)、アリール基(フエニ
ル基、4−メトキシフエニル基等)、アルコキシ
基(メトキシ基、エトキシ基等)を表わす。ただ
しR1、R2、R3、R4およびR5の炭素数の合計は10
を越えない。Zはヘテロ環を形成するに必要な非
金属原子群を表わす。ヘテロ環の例として2−ピ
リジル基、4−ピリジル基、2−キノリル基等を
挙げることができる。 X′はカプラーに非拡散性を与える炭素数8〜
32のいわゆるバラスト基を有し、かつ芳香族第1
級アミン現像薬の酸化体とのカツプリングにより
離脱しうる基を表わす。詳しくはアシルオキシ
基、スルホニルオキシ基、スルフイニルオキシ
基、スルフアモイルオキシ基、カルバモイルオキ
シ基、チオカルバモイルオキシ基、オキサモイル
オキシ基または次の一般式()または一般式
()で表わすことができる。
【式】
【式】 式中Aは酸素原子またはイオウ原子を表わし、
Bはアリール環またはヘテロ環を形成するのに必
要な非金属原子群を表わし、Eは窒素原子ととも
に5員または6員ヘテロ環を形成するのに必要な
非金属原子群を表わす。これらの環はさらにアリ
ール環またはヘテロ環と縮合していてもよい。D
はバラスト基を表わし、bは正の整数を表わす。
bが複数のときDは同じであつても異つていても
よく、総炭素数は8〜32である。Dは
【式】または
【式】への縮合環 に結合してもよい。Dは−O−、−S−、−COO
−、−CONH−、−SO2NH−、−NHCONH−、−
SO2−、−CO−、
【式】
【式】−NH−などの連結基を含んで いてもよい。 一般式(A)において好ましい他のカプラーは下記
一般式()、()、()または()で表わさ
れる。
【式】
【式】
式中R6はアシルアミノ基(例えばプロパンア
ミド基、ベンズアミド基)、アニリノ基(例えば
2−クロロアニリノ基、5−アセトアミドアニリ
ノ基)またはウレイド基(例えばフエニルウレイ
ド基、ブタンウレイド基)を表わし、R7および
R8は各々、ハロゲン原子、アルキル基(例えば
メチル基、エチル基)、アルコキシ基(例えばメ
トキシ基、エトキシ基)、アシルアミノ基(例え
ばアセトアミド基、ベンズアミド基)、アルコキ
シカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基)、
N−アルキルカルバモイル基(例えばN−メチル
カルバモイル基)、ウレイド基(例えばN−メチ
ルウレイド基)、シアノ基、アリール基(例えば
フエニル基、ナフチル基)、N,N−ジアルキル
スルフアモイル基、ニトロ基、ヒドロキシ基、カ
ルボキシ基およびアリールオキシ基などから選ば
れる基でfは0〜4の整数であり、fが2以上の
ときR7は同じでも異つていてもよい。 R9、R10およびR11は水素原子、アルキル基
(例えばメチル基、プロピル基、シクロヘキシル
基)、アリール基(例えばフエニル基、3−アセ
トアミドフエニル基)、ヘテロ環基(例えばイミ
ダゾリル基、フリル基)、シアノ基、アルコキシ
基(例えばエトキシ基、ベンジルオキシ基)、ア
リールオキシ基(例えばフエノキシ基)、アシル
アミノ基(例え捉ブタンアミド基、オクタンアミ
ド基)、アニリノ基(例えば2−クロロアニリノ
基、4−メトキシアニリノ基)、ウレイド基(例
えばフエニルウレイド基)、スルフアモイルアミ
ノ基(例えばN,N−ジイソプロピルスルフアモ
イルアミノ基)、アルキルチオ基(例えばオクチ
ルチオ基)、アリールチオ基(例えばフエニルチ
オ基)、アルコキシカルボニル基(例えばエトキ
シカルボニル基)、アルコキシカルボニルアミノ
基(例えばベンジルオキシカルボニルアミノ基)、
スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド
基)、カルバモイル基(例えばN,N−ジブチル
カルバモイル基)、スルフアモイル基(例えばN,
N−ジエチルスルフアモイル基)、スルホニル基
(例えばメタンスルホニル基)などを表わす。た
だし一般式()および()ではR6とf個の
R7、一般式()ではR7とR8、一般式()で
はR9、R10とR11に含まれる炭素数の合計は10を
越えない。 X″は酸素原子、窒素原子またはイオウ原子で
連結する基でカツプリングにより離脱する基を表
わす。X″は詳しくは下記一般式()、(XI)、
(XII)、()または()で表わす。 一般式() −S−R12 一般式(XI) −O−R12 一般式()および(XI)においてR12は脂肪
族基、芳香族基または複素環基を表わす。一般式
(XII)においてgは1〜3の整数を表わし、R13
は水素原子、ハロゲン原子(例えばクロル原子)、
アシルアミノ基(例えばテトラデカンアミド基、
2−(2,4−ジ−tert−アミルフエノキシ)ブ
タンアミド基)、アルコキシ基(例えばドデシル
オキシ基)、アルコキシカルボニル基(例えばド
デシルオキシカルボニル基)、スルフアモイル基
(例えばN−ドデシルスルフアモイル基)、スルホ
ンアミド基(例えばヘキサデシルスルホニルアミ
ノ基)、カルバモイル基(例えばN−ドデシルカ
ルバモイル基)、イミド基(例えばオクタデセニ
ルサクシンイミド基)、脂肪族基、芳香族基また
は複素環基を表わす。gが2以上のときR13は同
じでも異なつてもよい。一般式()および
()において、R14およびR15は一般式(XII)
のR13で列挙した置換基と同じ意味を表わす。 R12、R13、R14またはR15は芳香族基(特にフ
エニル基)を表わす場合、アルキル基、アルケニ
ル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
アルコキシカルボニルアミノ基、脂肪族アミド
基、アルキルスルフアモイル基、アルキルスルホ
ンアミド基、アルキルウレイド基、アルキル置換
サクシンイミド基などで置換されてよく、この場
合アルキル基は鎖中にフエニレンなど芳香族基が
介在してもよい。フエニル基またはアリールオキ
シ基、アリールオキシカルボニル基、アリールカ
ルバモイル基、アリールアミド基、アリールスル
フアモイル基、アリールスルホンアミド基、アリ
ールウレイド基などで置換されてもよく、これら
の置換基のアリール基の部分はさらにアルキル基
で置換されてもよい。R12、R13、R14またはR15
で表わされるフエニル基はさらに、アミノ基、ヒ
ドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基、ニトロ
基、アルコキシ基、シアノ基、チオシアノ基また
はハロゲン原子で置換されてよい。 R12、R13、R14またはR15が脂肪族基を表わす
場合、置換もしくは無置換、鎖状もしくは環状、
飽和もしくは不飽和、いずれであつてもよい。ア
ルキル基への好ましい置換基はアルコキシ基、ア
リールオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ハ
ロゲン原子、アリール基、アルコキシカルボニル
基、スルホンアミド基、スルフアモイル基、アル
キルチオ基、カルボキシル基、アルキルスルホニ
ル基、イミド基、アルカノイルオキシ基、アリー
ルカルボニルオキシ基などでこれらはそれ自体更
に置換基をもつていてもよい。 R12、R13、R14またはR15が複素環基を表わす
場合、複素環としてはチオフエン、フラン、ピラ
ン、ピロール、ピラゾール、ピリジン、ピラジ
ン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イ
ミダゾール、チアゾール、オキサゾール、トリア
ジン、チアジアジン、オキサジン、テトラゾー
ル、ベンズイミダゾールなどがその例である。こ
れらが置換基を有するとき前記芳香族基もしくは
脂肪族基のところで列挙した置換基が挙げられ
る。 一般式()および(XI)においてR12、一般
式(XII)においてg個のR13、一般式()お
よび()においてR14とR15に含まれる炭素
数の合計は8〜32である。 一般式(A)で表わされるカプラーのうち、さらに別
の好ましいものは次の一般式()及び(
)で示される。 R16は水素原子、炭素数10以下の脂肪族基(例
えばメチル、イソプロピル、アシル、シクロヘキ
シル、オクチルのようなアルキル基)、炭素数10
以下のアルコキシ基(例えばメトキシ、イロプロ
ポキシ、ペンチルオキシ)、アリールオキシ基
(例えばフエノキシ、p−tert−ブチルフエノキ
シ基)、次式()〜()に示すアシルア
ミド基、スルホンアミド基、ウレイド基または次
式()に示すカルバモイル基を表わす。 −NH−CO−G () −NH−SO2−G () −NHCONH−G () 式中G,G′は同一でも異つていてもよく、そ
れぞれ水素原子(但し、G,G′が同時に水素原
子であることはないし、G,G′の合計の炭素数
1〜12)、炭素数1〜12の脂肪族基、好ましくは
炭素数4〜10の直鎖又は枝分れしたアルキル基や
環状アルキル基(たとえばシクロプロピル、シク
ロヘキシル、ノルボニルなど)、またはアリール
基(例えばフエニル、ナフチルなど)または複素
環基(例えばベンゾチアゾリルなど)を表わす。
ここで上記のアルキル基、アリール基、複素環基
はハロゲン原子(例えばフツ素、塩素など)、ニ
トロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシ基、アミ
ノ基(例えばアミノ、アルキルアミノ、ジアルキ
ルアミノ、アニリノ、N−アルキルアニリノな
ど)、アルキル基(例えば前記の如きもの)、アリ
ール基(例えばフエニル、アセチルアミノフエニ
ルなど)、アルコキシカルボニル基(例えばブチ
ルオキシカルボニルなど)、アシルオキシカルボ
ニル基、アミド基(例えばアセトアミド、メタン
スホンアミドなど)、イミド基(例えばコハク酸
アミドなど)、カルバモイル基(例えばN,N−
ジエチルカルバモイルなど)、スルフアモイル基
(例えばN,N−ジエチルスルフアモイルなど)、
アルコキシ基(例えばエトキシ、ブチルオキシ、
オクチルオキシなど)、アリールオキシ基(例え
ばフエノキシ、メチルフエノキシ、など)、スル
ホニル基(例えばプロピルスルホニル、フエニル
スルホニルなど)等で置換されていてもよい。
R16は上記の置換基の他、通常用いられる置換基
を含んでもかまわない。R17は水素原子、炭素数
12以下の脂肪族基、特に炭素数1〜10のアルキル
基あるいは一般式()で表わされるカルバモ
イル基から選ばれる。R18、R19、R20、R21およ
びR22は各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アリール基、アルコキシ基、アルキルチオ
基、ヘテロ環基、アミノ基、カルボンアミド基、
スルホンアミド基、スルフアミル基、又はカルバ
ミル基を表わす。R18は詳しくは次の基のいずれ
かを表わす: 水素原子、ハロゲン原子(例えばクロル、ブロ
ムなど)、1ないし12個の炭素原子をもつ第一、
第二または第三アルキル基(たとえばメチル、プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、第二ブチ
ル、第三ブチル、ヘキシル、ドデシル、2−クロ
ロブチル、2−ヒドロキシエチル、2−フエニル
エチル、2−(2,4,6−トリクロロフエニル)
エチル、2−アミノエチル等)、アルキルチオ基
(例えばオクチルチオなど)、アリール基(例えば
フエニル、4−メチルフエニル、2,4,6−ト
リクロロフエニル、3,5−ジブロモフエニル、
4−トリフルオロメチルフエニル、2−トリルフ
ルオロメチルフエニル、3−トリフルオロメチル
フエニル、ナフチル、2−クロロナフチル、3−
エチルナフチル等)、複素環式基(例えばベンゾ
フラニル基、フラニル基、チアゾリル基、ベンゾ
チアゾリル基、ナフトチアゾリル基、オキサゾリ
ル基、ベンズオキサゾリル基、ナフトオキサゾリ
ル基、ピリジル基、キノリニル基等)、置換ある
いは無置換のアミノ基(例えばアミノ、メチルア
ミノ、ジエチルアミノ、ドデシルアミノ、フエニ
ルアミノ、トリルアミノ、4−シアノフエニルア
ミノ、2−トリフルオロメチルフエニルアミノ、
ベンゾチアゾールアミノ等)、カルボンアミド基
(例えばエチルカルボンアミド、デシルカルボン
アミド、等の如きアルキルカルボンアミド基;フ
エニルカルボンアミド、2,4,6−トリクロロ
フエニルカルボンアミド、4−メチルフエニルカ
ルボンアミド、2−エトキシフエニルカルボンア
ミド、ナフチルカルボンアミド等の如きアリール
カルボンアミド基;チアゾリルカルボンアミド、
ベンゾチアゾリルカルボンアミド、ナフトチアゾ
リカルボンアミド、オキサゾリルカルボンアミ
ド、ベンゾオキサゾリルカルボンアミド、イミダ
ゾリルカルボンアミド、ベンズイミダゾリルカル
ボンアミド等の如き複素環式カルボンアミド基
等)、スルホンアミド基(例えばブチルスルホン
アミド、ドデシルスルホンアミド、フエニルエチ
ルスルホンアミド等の如きアルキルスルホンアミ
ド基;フエニルスルホンアミド、2,4,6−ト
リクロロフエニルスルホンアミド、2−メトキシ
フエニルスルホンアミド、3−カルボキシフエニ
ルスルホンアミド、ナフチルスルホンアミド等の
如きアリールスルホンアミド基;チアゾリルスル
ホンアミド、ベンゾチアゾリルスルホンアミド、
イミダゾリルスルホンアミド、ベンズイミダゾリ
ルスルホンアミド、ピリジルスルホンアミド等の
如き複素環式スルホンアミド基など)、スルフア
ミル基(例えばプロピルスルフアミル、オクチル
スルフアミル等の如きアルキルスルフアミル基;
フエニルスルフアミル、2,4,6−トリクロロ
フエニルスルフアミル、2−メトキシフエニルス
ルフアミル、ナフチルスルフアミル等の如きアリ
ールスルフアミル基;チアゾリルスルフアミル、
ベンゾチアゾリルスルフアミル、オキサゾリルス
ルフアミル、ベンズイミダゾリルスルフアミル、
ピリジルスルフアミル基等の如き複素環式スルフ
アミル基など)およびカルバミル基(例えばエチ
ルカルバミル、オクチルカルバミル、等の如きア
ルキルカルバミル基;フエニルカルバミル、2,
4,6−トリクロロフエニルカルバミル等の如き
アリールカルバミル基、およびチアゾリルカルバ
ミル、ベンゾチアゾリカルバミル、オキサゾリル
カルバミル、イミダゾリルカルバミル、ベンズイ
ミダゾリルカルバミル基等の如き複素環式カルバ
ミル基など)である。R19、R20、R21およびR22
も詳しくはそれぞれR18において詳しく挙げたも
のを挙げることができ、Jは下記の如き5および
または6員環を形成するに必要な非金属原子を表
わす。すなわちベンゼン環、シクロヘキセン環、
シクロペンテン環、チアゾール環、オキサゾール
環、イミダゾール環、ピリジン環、ピロール環な
ど。このうち好ましいものはベンゼン環である。 Xは炭素数8〜32の基をもち、−O−、−S
−、−N=N−を介してカツプリング位と結合し
ており、芳香族一級アミン現像薬の酸化体とカツ
プリングし離脱する基を表わす。好ましくは炭素
数8〜32のアルコキシ、アリールオキシ、アルキ
ルチオ、アリールチオ基を表わす。これらの基は
更に−O−、−S−、−NH−、−CONH−、−
COO−、−SO2NH−、−SO−、−SO2−、−CO−、
【式】
【式】等の二価の基 を含んでいてもよい。更にこれらの基は−
COOH、−SO3H、−OH、−SO2NH2のようにアル
カリで解離する基を含むことが特に好ましい。ま
たR16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、Xを
組合せることでカプラーを実質上耐拡散化するこ
とが可能である。 色素拡散型カプラーの具体例を以下に示す。 本発明にかかるこれらの化合物は米国特許第
4264723号、第3227554号、第4310619号、第
4301235号、特開昭57−4044号、56−126833号、
50−122935号などに記載の方法によつて合成でき
る。 本発明に係るこれらの化合物は特開昭56−1938
号、同57−3934号、同53−105226号等に記載され
た方法で容易に合成できる。 また本発明に係る色素拡散型カプラーは特願昭
57−29683などに記されているようなポリマーカ
プラーであつてもよい。 また本発明でいう色素拡散型カプラーは特願昭
58−146097号に記載されているような現像促進基
またはカブラセ基を有する色素を形成するカプラ
ーであつてもよい。 本発明でいう色素拡散型カプラーは、色素を形
成した後の分子量が、分子内に解離基を有してい
ない場合には、250以上700以下であることが好ま
しく、分子内に解離基を有する場合には450以上
1200以下であることが好ましい。ここでいう解離
基とは、使用するカラー現像液のPHにおいて、少
なくとも50%解離するような酸性置換基を意味す
る。 本発明の色素拡散性カプラーは、感光材料に求
められる特性を満足するために同一層に二種類以
上を併用することもできるし、同一の化合物を異
なつた2層以上に添加することも、もちろん差支
えない。また後述する通常の非拡散型色素形成カ
プラーと伴わせて使用してもよい。 本発明において色素拡散性カプラーは銀1モル
あたり1×10-3モルないし1×10-1、好ましくは
3×10-3モルないし1×10-1使用される。 本発明に使用して有効なハロゲン化銀乳剤は、
沃化銀を8モル%以上含むハロゲン化銀粒子が、
該層の全ハロゲン化銀粒子に対して重量比で40%
以上、好ましくは60%以上特に好ましくは80%以
上含まれるような乳剤である。 沃化銀の粒子内の分布は均一であつても、不均
一であつてもよいが、後述するような二重構造粒
子のようなハロゲン化銀のばあいには、粒子内の
沃化銀の平均値が8モル%以上であることを意味
するものとするる。 個々のハロゲン化銀粒子の沃化銀含率は、たと
えばX線マイクロアナライザーを用いて測定する
ことが可能であり、この方法により、沃化銀を8
モル%以上含むハロゲン化銀粒子の重量比を決定
することができる。 本発明に使用して有効な高ヨードハロゲン化銀
乳剤のヨード含量の上限は固溶限界値で決り、約
40モル%である。従つて、本発明には沃化銀含量
が8モル%以上約40モル%以下の範囲にあるハロ
ゲン化銀乳剤、好ましくは沃化銀含量が10モル%
以上30モル%以下の範囲にあるハロゲン化銀乳
剤、さらに好ましくは沃化銀含量が12モル%以上
25モル%以下の範囲にあるハロゲン化銀乳剤を、
本発明の色素拡散性カプラーと組合せて使用す
る。沃化銀含量が上記の範囲の下限以下である
と、一般に本発明の目的である視覚的粒状性改良
の効果が顕著でない。また逆に上限以上である
と、現像進行が遅れたり、軟調化したり、または
脱銀不良などの弊害が出現する傾向がある。 また本発明の高ヨードハロゲン化銀乳剤は任意
の粒子サイズのものを使用できる。好ましくは
0.8μm以上、より好ましくは1.5μm以上の高ヨー
ドハロゲン化銀乳剤を本発明の色素拡散性カプラ
ーと併用すると高感度でかつ粒状性の改良された
カラー写真感光材料が得られる。 本発明に用いる高ヨード乳剤は種々の方法を用
いて調製することができる。すなわち酸性法、中
性法、アンモニア法などのいずれでもよく、また
可溶性塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式と
して片側混合法、同時混合法、それらの組合せな
どのいずれを用いてもよい。同時混合法の一つの
形式としてハロゲン化銀の生成される液相中の
pAgを一定に保つ方法、すなわちコントロール・
ダブルジエツト法を用いることができる。同時混
合法の別の形式として異なる組成の可溶性ハロゲ
ン塩を各々独立に添加するトリプルジエツト法
(例えば可溶性銀塩と可溶性臭素塩と可溶性沃素
塩)も用いることができる。比較的サイズの大き
い乳剤を調製するときにアンモニア、ロダン塩、
チオ尿素類、アミン類などのハロゲン化銀溶剤
(前述のJameg著書9頁)を用いることが好まし
い。粒子形成中のPH、pAgを調節して好ましい写
真性を得ることは当業界では良く知られており、
粒子の作り方によりPHは2〜10の範囲で変わるの
が好ましい。 本発明の高ヨード乳剤は六面体、八面体、十二
面体、十四面体のような規則的に結晶形を有する
ものでもよく、また球状、平板状などの結晶形の
ものでもよい。乳剤粒子の内部と表面が異なるハ
ロゲン組成から成り立つていても、均一なハロゲ
ン組成でもよい。粒子内部(Core部)が高濃度
の沃化銀を含む沃塩臭化銀あるいは沃臭化銀で粒
子の外側(Shell部)が沃化銀含量の低い塩沃臭
化銀あるいは沃臭化銀から成る二重構造粒子は本
発明の乳剤として好ましい。(Core部とShell部の
銀量比は広い範囲で選べるが5/1〜1/5が好
ましい。 このような二重構造粒子においては、粒子内の
沃化銀含量の平均値が8モル%以上となるような
ハロゲン化銀乳剤のばあいに、本発明の目的が達
成される。さらに詳述すれば、Core部分の好ま
しい沃化銀含量は15モル%以上であるが、さらに
好ましくは25モル%以上、より好ましくは35モル
%から沃臭化銀固溶限界値(前記James著書の4
頁参照)の間の値を選ぶことである。Shell部分
の沃化銀含量は5モル%以下にするのが好ましい
がさらに2モル%以下に押えるのが望ましい。 ハロゲン化銀粒子形成又は物理熟成の過程にお
いて、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム
塩、イリジウム塩又はその錯塩、ロジウム塩又は
その錯塩、鉄塩又は鉄錯塩などを、共存させても
よい。 乳剤は沈澱形成後あるいは物理熟成後に、通常
可溶性塩類を除去されるが、そのための手段とし
ては古くから知られたゼラチンをゲル化させて行
うヌーデル水洗法を用いてもよく、また多価アニ
オンより成る無機塩類、例えば硫酸ナトリウム、
アニオン性界面活性剤、アニオン性ポリマー(例
えばポリスチレンスルホン酸)、あるいはゼラチ
ン誘導体(例えば脂肪族アシル化ゼラチン、芳香
族アシル化ゼラチン、芳香族カルバモイル化ゼラ
チンなど)を利用した沈降法(フロキユレーシヨ
ン)を用いてもよい。 ハロゲン化銀乳剤は、通常は化学増感される。
化学増感のためには、例えばH.Frieser編“Die
Grundlagen der Photographischen Prozesse
mit Silberhalogeniden”(Akademische
Verlagsgesellschaft 1968)675〜734頁に記載の
方法を用いることができる。 すなわち、活性ゼラチンや銀と反応しうる硫黄
を含む化合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素
類、メルカプト化合物類、ローダニン類)を用い
る硫黄増感法;環元性物質(例えば、第一すず
塩、アミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジ
ンスルフイン酸、シラン化合物)を還元増感法;
貴金属化合物(例えば、金錯塩のほかPt、Ir、
Pdなどの周期律表族の金属の錯塩)を用いる
貴金属増感法などを単独または組み合わせて用い
ることができる。 本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の
製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを
防止し、あるいは写真性能を安定化させる目的
で、種々の化合物を含有させることができる。す
なわちアゾール類、例えばベンゾチアゾリウム
塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベンズイミダ
ゾール類、クロロベンズイミダゾール類、ブロモ
ベンズイミダゾール類、メルカプトチアゾール
類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプト
ベンズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾー
ル類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリアゾー
ル類、ニトロベンゾトリアゾール類、メルカプト
テトラゾール類(特に1−フエニル−5−メルカ
プトテトラゾール)など;メルカプトピリミジン
類;メルカプトトリアジン類;たとえばオキサド
リンチオンのようなチオケト化合物;アザインデ
ン類、たとえばトリアザインデン類、テトラアザ
インデン類(特に4−ヒドロキシ置換(1,3,
3a,7)テトラアザインデン類)、ペンタアザイ
ンデン類など;ベンゼンチオスルフオン酸、ベン
ゼンスルフイン酸、ベンゼンスルフオン酸アミド
等のようなカブリ防止剤または安定剤として知ら
れた、多くの化合物を加えることができる。 本発明に用いられる写真乳剤は、メチン色素類
その他によつて分光増感されてもよい。用いられ
る色素には、シアニン色素、メロシアニン色素、
複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロ
ポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチ
リル色素およびヘミオキソノール色素が包含され
る。特に有用な色素は、シアニン色素、メロシア
ニン色素、および複合メロシアニン色素に属する
色素である。これらの色素類には、塩基性異節環
核としてシアニン色素類に通常利用される核のい
ずれをも適用できる。すなわち、ピロリン核、オ
キサゾリン核、チアゾリン核、ピロール核、オキ
サゾール核、チアゾール核、セレナゾール核、イ
ミダゾール核、テトラゾール核、ピリジン核な
ど;これらの核に脂環式炭化水素環が融合した
核;及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合し
た核、即ち、インドレニン核、ベンズインドレニ
ン核、インドール核、ベンズオキサドール核、ナ
フトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフ
トチアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズ
イミダゾール核、キノリン核などが適用できる。
これらの核は炭素原子上に置換されていてもよ
い。 メロシアニン色素または複合メロシアニン色素
にはケトメチレン構造を有する核として、ピラゾ
リン−5−オン核、チオヒダントイン核、2−チ
オオキサゾリジン−2、4−ジオン核、チアゾリ
ジン−2,4−ジオン核、ローダニン核、チオバ
ルビツール酸核などの5〜6員異節環核を適用す
ることができる。 有用な増感色素としては例えば、ドイツ特許
929080号、米国特許2231658号、同2493748号、同
2503776号、同2519001号、同2912329号、同
3656959号、同3672897号、同3694217号、同
4025349号、同4046572号、英国特許1242588号、
特公昭44−14030号、同52−24844号に記載された
ものを挙げることが出来る。 これらの増感色素は単独に用いてもよいが、そ
れらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。
その代表例は米国特許2688545号、同2977229号、
同3397060号、同3522052号、同3527641号、同
3617293号、同3628964号、同3666480号、同
3672898号、同3679428号、同3703377号、同
3769301号、同3814609号、同3837862号、同
4026707号、英国特許1344281号、同1507803号、
特公昭43−4936号、同53−12375号、特開昭52−
110618号、同52−109925号に記載されている。 増感色素とともに、それ自身分光増感作用をも
たない色素あるいは可視光を実質的に吸収しない
物質であつて、強色増感を示す物質を乳剤中に含
んでもよい。例えば、含窒素異節環基で置換され
たアミノスチル化合物(たとえば米国特許
2933390号、同3635721号に記載のもの)、芳香族
有機酸ホルムアルデヒド縮合物(たとえば米国特
許3743510号に記載のもの)、カドミウム塩、アザ
インデン化合物などを含んでもよい。米国特許
3615613号、同3615641号、同3617295号、同
3635721号に記載の組合せは特に有用である。 本発明は、支持体上に少なくとも2つの異なる
分光感度を有する多層多色写真材料にも適用でき
る。多層天然色写真材料は、通常、支持体上に赤
感性乳剤層、緑感性乳剤層、及び青感性乳剤層を
各々少なくとも一つ有する。これらの層の順序は
必要に応じて任意に選べる。赤感性乳剤層にシア
ン形成カプラーを、緑感性乳剤層にマゼンタ形成
カプラーを、青感性乳剤層にイエロー形成カプラ
ーをそれぞれ含むのが通常であるが、場合により
異なる組合せをとることもできる。 本発明の色素拡散性カプラーと併用することの
できる通常の非拡散型色素形成カプラーとして
は、発色現像主薬の酸化体と反応して、発色して
非拡散性の色素を形成するようなカプラーであ
る。カプラーは分子中にバラスト基とよばれる疎
水性基を有する非拡散型のもの、またはポリマー
化されたものが望ましい。カプラーは、銀イオン
に対し4当量性あるいは2当量性のどちらでもよ
い。又、色補正の効果をもつカラードカプラー、
あるいは現像にともなつて現像抑制剤を放出する
カプラー(いわゆるDIRカプラー)を含んでもよ
い。又、カツプリング反応の生成物が無色であつ
て、現像抑制剤を放出する無呈色DIRカツプリン
グ化合物を含んでもよい。例えばマゼンタカプラ
ーとして、5−ピラゾロンカプラー、ピラゾロベ
ンツイミダゾールカプラー、シアノアセチルクマ
ロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリルカプラ
ー等があり、イエローカプラーとして、アシルア
セトアミドカプラー(例えばベンゾイルアセトア
ニリド類、ピバロイルアセトアニリド類)、等が
あり、シアンカプラーとして、ナフトールカプラ
ー、及びフエノールカプラー等がある。 使用する写真用カラー発色剤は、中間スケール
画像をあたえるように選ぶと都合がよい。シアン
発色剤から形成されるシアン染料の最大吸収帯は
約600から720nmの間であり、マゼンタ発色剤か
ら形成されるマゼンタ染料の最大吸収帯は約500
から580nmの間であり、黄色発色剤から形成され
る黄色染料の最大吸収帯は約400から480nmの間
であることが好ましい。 カプラーをハロゲン化銀乳剤層に導入するには
公知の方法、例えば米国特許2322027号に記載の
方法などが用いられる。例えばフタール酸アルキ
ルエステル(ジブチルフタレート、ジオクチルフ
タレートなど)、リン酸エステル(ジフエニルフ
オスフエート、トリフエニルフオスフエート、ト
リクレジルフオスフエート、ジオクチルブチルフ
オスフエート)、クエン酸エステル(例えばアセ
チルクエン酸トリブチル)、安息香酸エステル
(例えば安専香酸オクチル)、アルキルアミド(例
えばジエチルラウリルアミド)、脂肪酸エステル
類(例えばジブトキシエチルサクシネート、ジエ
チルアゼレート)、トリメシン酸エステル類(例
えばトリメシン酸トリブチル)など、又は沸点約
30℃ないし150℃の有機溶媒、例えば酢酸エチル、
酢酸ブチルの如き低級アルキルアセテート、プロ
ピオン酸エチル、2級ブチルアルコール、メチル
イソブチルケトン、β−エトキシエチルアセテー
ト、メチルセロソルブアセテート等に溶解したの
ち、親水性コロイドに分散される。上記の高沸点
有機溶媒と低沸点有機溶媒とは混合して用いても
よい。 カプラーがカルボン酸、スルフオン酸の如き酸
基を有する場合には、アルカリ性水溶液として親
水性コロイド中に導入することもできる。 高沸点有機溶媒は、例えば米国特許2322027号、
同2533514号、同2835579号、特公昭46−23233号、
米国特許3287134号、英国特許958441号、特開昭
47−1031号、英国特許1222753号、米国特許
3936303号、特開昭51−26037号、特開昭50−
82078号、米国特許2353262号、同2852383号、同
3554755号、同3676137号、同3676142号、同
3700454号、同3748141号、同3837863号、
OLS2538889号、特開昭51−27921号、同51−
27922号、同51−26035号、同51−26036号、同50
−62632号、特公昭49−29461号、米国特許
3936303号、同3748141号、特開昭53−1521号など
に記載されている。 また本発明の色素拡散型カプラーをハロゲン化
銀乳剤層に導入するには、特開昭51−39853、同
51−59942、同54−32552、米国特許4199363号な
どに記載の方法でポリマーラテツクスに含浸さ
せ、添加してもよい。 本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用いるこ
とのできる結合剤または保護コロイドとしては、
ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の
親水性コロイドも用いることができる。 たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分
子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン
等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、セルロース硫酸エステ
ル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソー
ダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポリビニルアル
コール、ポリビニルアルコール部分アセタール、
ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単
一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高分
子物質を用いることができる。 ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸
処理ゼラチンやBull.Soc.Sci.Phot.Japan、No.16、
P30(1966)に記載されたような酵素処理ゼラチ
ンを用いてもよく、また、ゼラチンの加水分解物
や酵素分解物も用いることができる。ゼラチン誘
導体としては、ゼラチンにたとえば酸ハライド、
酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アル
カンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレ
インイミド化合物類、ポリアルキレンオキシド
類、エポキシ化合物類等、種々の化合物を反応さ
せて得られるものがもちいられる。 また粒子の直径がその厚みの5倍以上の超平板
のハロゲン化銀粒子が全重量の50%以上を占める
ような乳剤を使用してもよい。 本発明を用いて作られる感光材料の写真乳剤層
または他の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電
防止、スベリ性改良、乳化分散、接着防止及び写
真特性改良(例えば、現像促進、硬調化、増感)
等種々の目的で、種々の界面活性剤を含んでもよ
い。 例えばサポニン(ステロイド系)、アルキレン
オキサイド誘導体(例えばポリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール/ポリプロピレング
リコール縮合物、ポリエチレングリコールアルキ
ルエーテル類又はポリエチレングリコールアルキ
ルアリールエーテル類、ポリエチレングリコール
エステル類、ポリエチレングリコールソルビタン
エステル類、ポリアルキレングリコールアルキル
アミン又はアミド類、シリコーンのポリエチレン
オキサイド付加物類)、グリシドール誘導体(例
えばアルケニルコハク酸ポリグリセリド、アルキ
ルフエノールポリグリセリド)、多価アルコール
の脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステル類な
どの非イオン性界面活性剤;アルキルカルボン酸
塩、アルキルスルフオン酸塩、アルキルベンゼン
スルフオン酸塩、アルキルナフタレンスルフオン
酸塩、アルキル硫酸エステル類、アルキルリン酸
エステル類、N−アシル−アルキルタウリン類、
スルホコハク酸エステル類、スルホアルキルポリ
オキシエチレンアルキルフエニルエーテル類、ポ
リオキシエチレンアルキルリン酸エステル類など
のような、カルボキシ基、スルホ基、ホスホ基、
硫酸エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を
含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノア
ルキルスルホン酸類、アミノアルキル硫酸又はリ
ン酸エステル類、アルキルベタイン類、アミンオ
キシド類などの両性界面活性剤;アルキルアミン
塩類、脂肪族あるいは芳香族第4級アンモニウム
塩類、ピリジニウム、イミダゾリウムなどの複素
環第4級アンモニウム塩類、及び脂肪族又は複素
環を含むホスホニウム又はスルホニウム塩類など
のカチオン界面活性剤を用いることができる。 本発明の写真感光材料の写真乳剤層には感度上
昇、コントラスト上昇、または現像促進の目的
で、たとえばポリアルキレンオキシドまたはその
エーテル、、エステル、アミンなどの誘導体、チ
オエーテル化合物、チオモルフオリン類、四級ア
ンモニウム塩化合物、ウレタン誘導体、尿素誘導
体、イミダゾール誘導体、3−ピラゾリドン類等
を含んでもよい。 本発明に用いる感光材料には、写真乳剤層その
他の親水性コロイド層に寸度安定性の改良などの
目的で、水不溶又は難溶性合成ポリマーの分散物
を含むことができる。例えばアルキル(メタ)ア
クリレート、アルコキシアルキル(メタ)アクリ
レート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリルアミド、ビニルエステル(例えば酢
酸ビニル)、アクリロニトリル、オレフイン、ス
チレンなどの単独もしくは組合せ、又はこれらと
アクリル酸、メタクリル酸、α,β−不飽和ジカ
ルボン酸、ヒドロキシアルキル(メチ)アクリレ
ート、スルホアルキル(メタ)アクリレート、ス
チレンスルホン酸等の組合せを単量体成分とする
ポリマーを用いることができる。 本発明を用いて作られる写真乳剤から成る層の
写真処理には、例えばリサーチデイスクロージヤ
ー176号第28〜30頁に記載されているような公知
の方法及及び公知の処理液のいずれをも適用する
ことができる。この写真処理は目的に応じて、或
いは色素像を形成する写真処理(カラー写真処
理)のいずれであつてもよい。処理温度は通常、
18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃より低い温
度または50℃をこえる温度としてもよい。 定着液としては一般に用いられる組成のものを
使用することができる。定着剤としてはチオ硫酸
塩チオシアン酸塩のほか、定着剤としての効果の
知られている有機硫黄化合物を使用することがで
きる。定着液には硬膜剤として水溶性アルミニウ
ム塩を含んでもよい。 色素像を形成する場合には常法が適用できる。
例えば、ネガポジ法(例えば“Journal of the
Society of Motion Picture and Television
Engineers”61巻(1953年)、667〜701頁に記載
されている)等。 カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含むア
ルカリ性水溶液から成る。発色現像主薬は公知の
一級芳香族アミン現像剤、例えばフエニレンジア
ミン類(例えば4−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエ
チルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−
アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−
メトキシエチルアニリンなど)を用いることがで
きる。 この他L.F.A.Mason著Photographic
Processing Chemistry(Focal Pregg刊、1966
年)のP226〜229、米国特許2,193,015号、同
2,592,364号、特開昭48−64933号などに記載
のものを用いてもよい。 カラー現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸
塩、炭酸塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きPH緩
衝剤、臭化物、沃化物、及び有機カブリ防止剤の
如き現像抑制剤ないし、カブリ防止剤などを含む
ことができる。又必要に応じて、硬水軟化剤、ヒ
ドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジルアルコ
ール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、ポ
リエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ア
ミン類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの如
きかぶらせ剤、1−フエニル−3−ピラゾリドン
の如き補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸
系キレート剤、酸化防止剤などを含んでもよい。 発色現像液の写真乳剤層は通常漂白処理され
る。漂白処理は、定着処理と同時に行われてもよ
いし、個別に行われてもよい。漂白剤としては、
例えば鉄()、コバルト()、クロム()、
銅()などの多価金属の化合物、過酸類、キノ
ン類、ニトロソ化合物等が用いられる。 例えば、フエリシアン化物、重クロム酸塩、鉄
()またはコバルト()の有機錯塩、例えば
エチレンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、
1,3−ジアミノ−2−プロパノール四酢酸など
のアミノポリカルボン酸類あるいはクエン酸、酒
石酸、リンゴ酸などの有機酸の錯塩;過硫酸塩、
過マンガン酸塩;ニトロソフエノールなどを用い
ることができる。これらのうちフエリシアン化カ
リ、エチレンジアミン四酢酸鉄()ナトリウム
及びエチレンジアミン四酢酸鉄()アンモニウ
ムは特に有用である。エチレンジアミン四酢酸鉄
()錯塩は独立の漂白液においても、一浴漂白
定着液においても有用である。 使用する写真用カラー発色剤は、中間スケール
画像をあたえるように選ぶと都合がよい。シアン
発色剤から形成されるシアン染料の最大吸収帯は
約600から720nmの間であり、マゼンタ発色剤か
ら形成されるマゼンタ染料の最大吸収帯は約500
から580nmの間であり、黄色発色剤から形成され
る黄色染料の最大吸収帯は約400から480nmの間
であることが好ましい。 本発明の感光材料の写真処理はには、公知の方
法のいずれをも用いることができるし処理液には
公知のものを用いることができる。又、処理温度
は通常、18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃よ
り低い温度または50℃を越える温度としてもよ
い。目的に応じ、銀画像を形成する現像処理(黒
白写真処理)、或いは、色素像を形成すべき現像
処理から成るカラー写真処理のいずれをも適用す
ることが出来る。 カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含む
アルカリ性水溶液から成る。発色現像主薬は公知
の一級芳香族アミン現像剤、例えばフエニレンジ
アミン類(例えば4−アミノ−N,N−ジエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジ
エチルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−
β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4
−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチ
ル−N−β−メタンスルホアミドエチルアニリ
ン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
β−メトキシエチルアニリンなど)を用いること
ができる。 カラー現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸
塩、炭酸塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きPH緩
衝剤、臭化物、沃化物、及び有機カブリ防止剤の
如き現像抑制剤ないし、カブリ防止剤などを含む
ことができる。又必要に応じて、硬水軟化剤、ヒ
ドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジルアルコ
ール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、ポ
リエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ア
ミン類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの如
きかぶらせ剤、1−フエニル−3−ピラゾリドの
如き補助現像薬、粘性付与剤、米国特許4083723
号に記載のポリカルボン酸系キレート剤、西独公
開(OLS)2622950号に記載の酸化防止剤などを
含んでもよい。 発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理され
る。漂白処理は、定着処理と同時に行われてもよ
いし、個別に行われてもよい。漂白剤としては、
例えば鉄()、コバルト()、クロム()、
銅()などの多価金属の化合物、過酸類、キノ
ン類、ニトロソ化合物等が用いられる。例えば、
フエリシアン化物、重クロム酸塩、鉄()また
はコバルト()の有機錯塩、例えばエチレンジ
アミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1,3−ジア
ミノ−2−プロパノール四酢酸などのアミノポリ
カルボン酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ
酸などの有機酸の錯塩;過硫酸塩、過マンガン酸
塩;ニトロソフエノールなどを用いることができ
る。これらのうちフエリシアン化カリ、エチレン
ジアミン四酢酸鉄()ナトリウム及びエチレン
ジアミン四酢酸鉄()アンモニウムは特に有用
である。エチレンジアミン四酢酸鉄()錯塩は
独立の漂白液においても、一浴漂白定着液におい
ても有用である。 本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他
の親水性コロイド層に無機または有機の硬膜剤を
含有してよい。例えばクロム塩(クロムミヨウバ
ン、酢酸クロムなど)、アルデヒド類、(ホルムア
ルデヒド、グリオキサール、グルタールアルデヒ
ドなど)、N−メチロール化合物(ジメチロール
尿素、メチロールジメチルヒダントインなぢ)、
ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキ
サンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−ト
リアクリロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジ
ン、1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノー
ルなど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロ
ル−6−ヒドロキシ−s−トリアジンなど)、ム
コハロゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフエノキシ
クロル酸など)、などを単独または組み合わせて
用いることができる。 本発明を用いて作られた感光材料において、親
水コロイド層に染料や紫外線吸収剤などが含有さ
れる場合に、それらは、カチオン性ポリマーなど
によつて媒染されてもよい。例えば、米国特許
685475号、米国特許2675316号、同2839401号、同
2882156号、同3048487号、同3184309号、同
3445231号、西独特許出願(OLS)1914362号、
特開昭50−47624号、同50−71332号等に記載され
ているポリマーを用いることができる。 本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ
防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミノフ
エノール誘導体、没食子酸誘導体、アスコルビン
酸誘導体などを含有してもよく、その具体例は、
米国特許2360290号、同2336327号、同2403721号、
同2418613号、同2675314号、同2701197号、同
2704713号、同2728659号、同2732300号、同
2735765号、特開昭50−92988号、同50−92989号、
同50−93928号、同50−110337号、同52−146235
号、特公昭50−23813号等に記載されている。 本発明を用いて作られる感光材料には、親水性
コロイド層に紫外線吸収剤を含んでもよい。例え
ば、アリール基で置換されたベンゾトリアゾール
化合物(例えば米国特許3533794号に記載のも
の)、4−チアゾリドン化合物(例えば米国特許
3314794号、同3352681号に記載のもの)、ベンゾ
フエノン化合物(例えば特開昭46−2784号に記載
のもの)、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国
特許3705805号、同3707375号に記載のもの)、ブ
タジエン化合物(例えば米国特許4045229号に記
載のもの)、あるいは、ベンゾオキシドール化合
物(例えば米国特許3700455号に記載のもの)を
用いることができる。さらに、米国特許3499762
号、特開昭54−48535号に記載のものも用いるこ
とができる。紫外線吸収性のカプラー(例えばα
−ナフトール系のシアン色素形成カプラー)や、
紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。こ
れらの紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていて
もよい。 本発明を用いて作られた感光材料には、親水性
コロイド層にフイルター染料として、あるいはイ
ラジエーシヨン防止その他種々の目的で水溶性染
料を含有していてもよい。このような染料には、
オキソノール染料、ヘミオキソノール染料、スチ
リル染料、メロシアニン染料、シアニン染料及び
アゾ染料が包含される。なかでもオキソノール染
料;ヘミオキソノール染料及びメロシアニン染料
が有用である。本発明を実施するに際して、下記
の公知の退色防止剤を併用することもでき、また
本発明に用いる色像安定剤は単独または2種以上
併用することもできる。公知の退色防止剤として
は、ハイドロキノン誘導体、没食子酸誘導体、p
−アルコキシフエノール類、p−オキシフエノー
ル誘導体及びビスフエノール類等がある。 以下に実施例を挙げ、さらに本発明をさらに詳
細に説明する。 実施例 1 下記の方法でハロゲン化銀乳剤AおよびBを調
製した。Aは比較例であり、Bは本願発明に徴し
た高ヨード乳剤である。 0.41モルの臭化カリウムと0.06モルの沃化カリ
ウムを含む2%ゼラチン水溶液1000c.c.を60℃で撹
拌しながら、この中に0.33モルの硝酸銀を含む水
溶液800c.c.を20分間で添加し、20分間物理熟成し
たのち0.67モルの硝酸銀を含む水溶液1000c.c.と
0.67モル/の臭化カリウム水溶液を同時に50分
間添加し、その間のpAgが8.6になるように保つ
た。脱塩後2×10-5モルのチオ硫酸ナトリウムと
4×10-5モルの塩化金酸を添加し60℃で60分間化
学増感した。こうして平均サイズ1.1μmの6モル
%の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤を得た。これを乳
剤Aとする。0.37モルの臭化カリウムと0.10モル
の沃化カリウムを含む2%ゼラチン水溶液を用意
し乳剤Aとほぼ同様の行程で1.0μmの10モル%の
沃化銀を含む沃臭化銀乳剤Bを得た。 次いで、下塗り層を設けてあるトリアセチルセ
ルロースフイルム支持体上に、ハロゲン化銀乳剤
AあるいはBとトリクレジルフオスフエートに溶
解乳化分散して添加したカプラーCp−1、およ
び本発明のカプラーC−8、C−2、C−5のい
ずれかを表1に示すような組合せで含有する乳剤
層と保護層とを重層塗布し、試料101〜110を作成
した。 各物質の塗布量はg/m3またはmol/m2で示し
た。 (1) 乳剤層 ネガ型沃臭化銀乳剤 ……銀1.4×10-2mol/m2、 カプラー ……8.0×10-4mol/m2 トリクレジルフオスフエート ……1.1g/m2) ゼラチン ……2.3g/m2 (2) 保護層 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジンナトリウム ……0.08g/m2 ゼラチン ……1.8g/m2 これらのフイルムにセンシトメトリー用露光を
与え、次のカラー現像処理を行なつた。処理済の
試料を赤フイルターで濃度測定した。得られた写
真性の結果を第1表に示した。 ここで用いた現像処理条件は下記のとうりであ
り、38℃で実施した。 1 カラー現像 ……2分45秒 2 漂白 ……6分30秒 3 水洗 ……3分15秒 4 定着 ……6分30秒 5 水洗 ……3分15秒 6 安定 ……3分15秒 各工程に用いた処理液組成は下記のものであ
る。 カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム 1.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸ナトリウム 30.0g 臭化カリ 1.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4−(N−エチル−N−βヒドロキシエチルア
ミノ)−2−メチル−アニリン硫酸塩 4.5g 水を加えて 1 漂白液 臭化アンモニウム 160.0g アンモニア水(28%) 25.0ml エチレンジアミン−四酢酸ナトリウム鉄塩
130g 氷酢酸 14ml 水を加えて 1 定着液 テトラポリリン酸ナトリウム 2.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g チオ硫酸アンモニウム(70%) 175.0ml 重亜硫酸ナトリウム 4.6g 水を加えて 1 安定液 ホルマリン 8.0ml 水を加えて 1
【表】 また、慣用のRMS法を用いて粒状測定した。
測定のアパーチヤーは48μを用いた。視覚的粒状
性は処理済試料を光学顕微鏡により評価した。こ
れらの結果を第1表に示した。 第1表から、色素拡散型カプラーC−8、C−
2、C−5を用いた試料はカプラーCp−1をを
用いたものに比べいずれもRMS粒状性では良化
しているが、沃化銀の含量が6モル%である乳剤
Aを用いた試料101、103、104では視覚的粒状性
はむしろ悪化していることがわかる。しかし、本
発明の高ヨード乳剤Bを用いかつ色素拡散型カプ
ラーを用いた試料106、107、108はRMS値のみで
なく視覚的粒状性が顕著に良化していることがわ
かる。 また本実施例で用いた比較カプラーCp−1は
以下のものである。 実施例 2 下記の方法に従つて、比較用乳剤Cおよび本願
発明の高ヨードハロゲン化銀乳剤DとEを調製し
た、0.41モルの臭化カリウムと0.06モルの沃化カ
リウムを含む2%ゼラチン水溶液1000c.c.を80℃で
撹拌しながら、この中に0.33モルの硝酸銀を含む
水溶液800c.c.を50分間で添加し20分間物理熟成し
たのち、0.67モルの硝酸銀を含む水溶液1000c.c.と
0.67モル/の臭化カリウム水溶液を同時に100
分間添加しその間のpAgが8.6になるように保つ
た。脱塩後1×10-5モルのチオ硫黄ナトリウムと
2×10-5の塩化金酸を添加し60℃で60分間化学増
感した。こうして平均サイズ2.1μmの6モル%の
沃化銀を含む沃臭化銀乳剤Cを得た。0.37モルの
臭化カリウムと0.10モルの沃化カリウムを含む2
%ゼラチン水溶液を用意し乳剤Cとほぼ同様の行
程で2.0μmの10モル%の沃化銀を含む沃臭化銀乳
剤Dを得た。0.33モルの臭化カリウムと0.14モル
の沃化カリウムを含む2%ゼラチン水溶液を用意
し乳剤Cとほぼ同様の行程で2.1μmの14モル%の
沃化銀を含む沃臭化銀乳剤Eを得た。 セルローストリアセテートフイルム支持体上
に、下記に示すような組成の各層よりなる多層カ
ラー感光材料試料201〜206を作成した。これらの
試料は第9層に用いた乳剤とカプラーの組合せ
が、第2表に示したように異なつている外は全く
同一である。乳剤塗布量は銀の塗布量で表わし
た。 これら試料にセンシトメトリー用露光を与えた
後、実施例1のカラー現像処理のカラー現像の時
間を3分15秒に変えた以外は全く同様の処理を行
つた。またRMS値、視覚的粒状性も同様に評価
した。 これらの結果を第2表に示す。 第1層:ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀 ……0.18g/m2 紫外線吸収剤CA−1……0.12g/m2 同 CA−2……0.17g/m2 を含むゼラチン層 第2層:中間層 2,5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノ
ン……0.18g/m2 カプラーCA−3……0.11g/m2 沃臭化銀乳剤 (沃化銀1モル% 平均粒子サイズ0.07μ)……0.15g/m2 を含むゼラチン層 第3層:第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀6モル% 平均粒子サイズ0.6μ)……1.20g/m2 増感色素……銀1モルに対して7×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
2.0×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
2.8×10-4モル 増感色素……銀1モルに対して2.0×10-5
ル カプラーCA−4……0.093g/m2 カプラーCA−5……0.31g/m2 カプラーCA−6……0.010g/m2 を含むゼラチン層 第4層:第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀10モル%平均粒子サイズ1.5μ)
……1.2g/m2 増感色素……銀1モルに対して
5.2×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
1.5×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
2.1×10-4モル 増感色素……銀1モルに対して
1.5×10-5モル カプラーCA−4……0.10g/m2 カプラーCA−5……0.061g/m2 カプラーCA−7……0.046g/m2を含むゼラチ
ン層 第5層:第3赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀10モル%平均粒子サイズ2.2μ)
……1.5g/m2 増感色素……銀1モルに対して
5.5×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
1.6×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
2.2×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
1.6×10-5モル カプラーCA−5……0.044g/m2 カプラーCA−7……0.16g/m2 を含むゼラチン層 第6層:中間層 ゼラチン層 第7層:第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀5モル%平均粒子サイズ0.5μ)
……1.0g/m2 増感色素……銀1モルに対して 3.8×10-4モル 増感色素……銀1モルに対して
3.0×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
1.2×10-4モル カプラーCA−8……0.29g/m2 カプラーCA−9……0.040g/m2 カプラーCA−10……0.055g/m2 カプラーCA−11……0.058g/m2 第8層:第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀8モル%平均粒子サイズ1.5μ)
……1.0g/m2 増感色素……銀1モルに対して
2.7×10-4モル 増感色素……銀1モルに対して
2.1×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
8.5×10-5モル カプラーCA−8……0.25g/m2 カプラーCA−9……0.013g/m2 カプラーCA−10……0.009g/m2 カプラーCA−11……0.011g/m2 を含むゼラチン層 第9層:第3緑感乳剤層 乳剤C、D、Eのいずれか……1.5g/m2 増感色素……銀1モルに対して
3.0×10-4モル 増感色素……銀1モルに対して
2.4×10-5モル 増感色素……銀1モルに対して
9.5×10-5モル カプラーCA−12またはM−25……0.070g/m2 カプラーCA−9……0.013g/m2 を含むゼラチン層 第10層:イエローフイルター層 黄色コロイド銀……0.04g/m2 2,5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノ
ン……0.031g/m2 を含むゼラチン層 第11層:第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀6モル%平均粒子サイズ0.4μ)……
0.50g/m2 カプラーCA−13……0.68g/m2 カプラーCA−14……0.030g/m2 を含むゼラチン層 第12層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀10モル%平均粒子サイズ1.0μ)……
0.29g/m2 カプラーCA−13……0.22g/m2 増感色素……銀1モルに対して
2.2×10-4モル を含むゼラチン層 第13層:微粒子乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀2モル%平均粒子サイズ0.15μ)……
0.30g/m2 を含むゼラチン層 第14層:第3青感乳剤層 沃臭化銀乳剤 (沃化銀14モル%平均粒子サイズ2.3μ)……
1.00g/m2 カプラーCA−13……0.19g/m2 カプラーCA−15……0.004g/m2 増感色素……銀1モルに対して
2.3×10-4モル 第15層:第1保護層 紫外線吸収剤CA−1……0.14g/m2 紫外線吸収剤CA−2……0.22g/m2 を含むゼラチン層 第16層:第2保護層 ポリメチルメタクリレート粒子 (直径1.5μ)……0.05g/m2 沃臭化銀乳剤 (沃化銀2モル%平均粒子サイズ0.07μ)……
0.10g/m2 を含むゼラチン層 各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤C−
16や界面活性剤を塗布した。
【表】 第2表からわかるように、本発明を適用した試
料205、206は色素拡散型カプラーのみを使用した
試料204や、高ヨード乳剤のみを使用した試料
202、203に比べて、RMS粒状および視覚的粒状
性がともに改良された。以上から本発明に従つた
高ヨードハロゲン化銀乳剤と色素拡散性カプラー
の組合せが、視覚的粒状性を特異的に改良する効
果を有することが判明した。 本実施例で用いた化合物の構造は次に示す通り
である:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体と少なくとも1種のハロゲン化銀乳剤
    層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
    発色現像主薬の酸化生成物と反応して適度に色素
    がにじむ程度の拡散性を有する色素を形成する、
    下記一般式(),(),(),(),(),
    (),(),()および()よりなる群
    より選ばれた少なくとも1つの非拡散性カプラー
    と、沃化銀を10モル%以上含むハロゲン化銀粒子
    が該層の全ハロゲン化銀粒子に対して重量比で40
    %以上含まれるハロゲン化銀乳剤とを同一層に含
    有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
    感光材料。 式中R1、R2、R3およびR4は同じであつても異
    つてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルア
    ミノ基、スルホンアミノ基、カルバモイル基、ス
    ルフアモイル基、アルキルチオ基、アルキルスル
    ホニル基、アルコキシカルボニル基、ウレイド
    基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基ま
    たはスルホ基を表わす。R5はアルキル基、アリ
    ール基、アルコキシ基を表わす。ただしR1、R2
    R3、R4およびR5の炭素数の合計は10を越えない。
    Zは2−ピリジル基、4−ピリジル基又は2−キ
    ノリル基を形成するに必要な非金属原子群を表わ
    す。 X′はカプラーに非拡散性を与える炭素数8〜
    32のいわゆるバラスト基を有し、かつ芳香族第1
    級アミン現像薬の酸化体とのカツプリングにより
    離脱しうる基を表わす。 【式】 【式】 【式】 【式】 式中R6はアシルアミノ基、アニリノ基または
    ウレイド基を表わし、R7およびR8は各々、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルア
    ミノ基、アルコキシカルボニル基、N−アルキル
    カルバモイル基、ウレイド基、シアノ基、アリー
    ル基、N,N−ジアルキルスルフアモイル基、ニ
    トロ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基およびアリ
    ールオキシ基から選ばれる基でfは0〜4の整数
    であり、fが2以上のときR7は同じでも異つて
    いてもよい。 R9,R10およびR11は水素原子、アルキル基、
    アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、アルコキシ
    基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アニリ
    ノ基、ウレイド基、スルフアモイルアミノ基、ア
    ルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカル
    ボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、スル
    ホンアミド基、カルバモイル基、スルフアモイル
    基、スルホニル基を表わす。ただし一般式()
    および()ではR6とf個のR7、一般式()
    ではR7とR8、一般式()ではR9、R10とR11
    含まれる炭素数の合計は10を越えない。 X″は下記一般式()、(XI)、(XII)、()
    または()を表わす。 一般式() −S−R12 一般式(XI) −O−R12 一般式()および(XI)においてR12は脂肪
    族基、芳香族基または複素環基を表わす。一般式
    (XII)においてgは1〜3の整数を表わし、R13
    は水素原子、ハロゲン原子、アシルアミノ基、ア
    ルコキシ基、アルコキシカルボニル基、スルフア
    モイル基、スルホンアミド基、カルバモイル基、
    イミド基、脂肪族基、芳香族基または複素環基を
    表わす。gが2以上のときR13は同じでも異なつ
    てもよい。一般式()および()におい
    て、R14およびR15は一般式(XII)のR13と同じ置
    換基を表わす。 一般式()および(XI)においてR12、一般
    式(XII)においてg個のR13、一般式()お
    よび()においてR14とR15に含まれる炭素
    数の合計は8〜32である。 R16は水素原子、炭素数10以下の脂肪族基、炭
    素数10以下のアルコキシ基、アリールオキシ基、
    次式()〜()に示すアシルアミド基、
    スルホンアミド基、ウレイド基または次式(
    )に示すカルバモイル基を表わす。 −NH−CO−G () −NH−SO2−G () −NHCONH−G () 式中G,G′は同一でも異つていてもよく、そ
    れぞれ水素原子(但し、G,G′が同時に水素原
    子であることはないし、G,G′の合計の炭素数
    1〜12)、炭素数1〜12の脂肪族基、アリール基
    または複素環基を表わす。 R17は水素原子、炭素数12以下の脂肪族基ある
    いは一般式()で表わされるカルバモイル基
    から選ばれる。R18、R19、R20、R21およびR22
    各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリ
    ール基、アルコキシ基、アルキルチオ基、ヘテロ
    環基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンア
    ミド基、スルフアミル基、又はカルバミル基を表
    わす。 R19、R20、R21およびR22もそれぞれR18と同義
    であり、Jはベンゼン環、シクロヘキセン環、シ
    クロペンテン環、チアゾール環、オキサゾール
    環、イミダゾール環、ピリジン環又はピロール環
    を形成するに必要な非金属原子団を表わす。 Xは炭素数8〜32の基をもち、−O−、−S
    −、−N=N−を介してカツプリング位と結合し
    ており、芳香族一級アミン現像薬の酸化体とカツ
    プリングし離脱する基を表わす。 ただし、一般式()におけるR16、R17
    R18、R19及びR20に含まれる炭素数の合計は、並
    びに一般式()におけるR17、R18、R19
    R20、R21及びR22に含まれる炭素数の合計は、と
    もに12を越えることはない。 またR16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、及
    びXを組合わせることで、一般式()又は
    ()で示されるカプラーは実質上耐拡散化さ
    れる。
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