JPH0313080B2 - - Google Patents

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JPH0313080B2
JPH0313080B2 JP56213915A JP21391581A JPH0313080B2 JP H0313080 B2 JPH0313080 B2 JP H0313080B2 JP 56213915 A JP56213915 A JP 56213915A JP 21391581 A JP21391581 A JP 21391581A JP H0313080 B2 JPH0313080 B2 JP H0313080B2
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JP
Japan
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vapor
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transfer foil
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JP56213915A
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Kozo Oike
Hiroshi Narui
Terumi Shinohara
Takaaki Sakai
Teruo Ogurisu
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Oike and Co Ltd
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Oike and Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/12Transfer pictures or the like, e.g. decalcomanias

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  • Duplication Or Marking (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な転写箔に関する。さらに詳しく
は、離型性ベースフイルムの片面に転写層として
少なくとも保護層および着色層がこの順に形成さ
れてなる転写箔において、この保護層を透明な酸
化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層で構成
した転写箔であつて、耐熱性、耐光性、耐候性、
耐薬品性、耐硫化性、耐汗性、耐溶剤性、耐摩耗
性、電気特性などの物理的、化学的特性にいちじ
るしくすぐれ、着色層の光択、色調をいつまでも
保持しうる転写箔に関する。 従来よりなる転写箔を大きく分類すると、イ)
蒸着転写箔(メタリツクホイル)、ロ)顔料転写
箔(顔料ホイル)、ハ)印刷転写箔(印刷ホイル)
に分類できる。 イ)の蒸着転写箔は、たとえば離型性ベースフ
イルムの片面に樹脂塗膜からなる保護層、着色
層、金属蒸着層および接着剤層がこの順に積層さ
れた構造になつている。 前記離型性ベースフイルムとしては、たとえば
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエチレ
ン、フツ素樹脂、セルロースアセテートなどのプ
ラスチツクフイルムをはじめ、セロハン、紙など
も離型性を有するものはそのままで、離型性を有
しないものには離型性付与処理をして用いられて
いる。離型性付与処理法としては、たとえばシリ
コーン樹脂、ワツクス、界面活性剤、金属酸化
物、フツ素樹脂などをベースフイルム上にコーテ
イングする方法が採用されている。 保護層としては、たとえばニトロセルロース、
硬質ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステ
ル、アクリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂の1種また
は2種以上を主体とするものが適宜用いられ、前
記離型性ベースフイルム上にたとえばグラビア方
式によりコーテイングして形成されている。この
保護層は染料、透明性顔料などの着色料で適宜着
色して兼用されることもある。 着色層としては、前記保護層を着色料で適宜着
色して省略されることもあるが、適宜な色の着色
料(染料または顔料)をポリビニルブチラール樹
脂、ニトロセルロース、ポリアミド、ポリエステ
ル、アクリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ロジン樹脂などの1
種または2種以上の樹脂材料を混和し、前記保護
層上にたとえばグラビア方式によりコーテイング
して形成されている。 金属蒸着層としては、たとえばAl、Cu、Ag、
Cr、Ni、Fe、Co、Au、Pt、Ti、Ga、In、Ir、
Zn、Sn、Siなどの単体金属、これらの金属の2
種以上の合金ないし混合物、これら金属の2種以
上の積層物の蒸着層が前記着色層(着色層が省略
されている場合には前記保護層)上に真空蒸着
法、スパツタリング法、イオンプレーテイング法
などの通常の方法で蒸着して形成されている。 接着剤層としては、たとえばアクリル酸エステ
ル−塩化ビニル共重合体、ポリビニルプチラー
ル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリアミド、ポリエステルなどからなる
接着剤が前記金属蒸着層上にコーテイングして形
成されている。 ロ)の顔料転写箔は前記蒸着転写箔の着色層お
よび金属蒸着層が顔料着色層になつていて、顔料
着色層に用いられている顔料には通常の白、黒、
赤、黄、青、緑などの色顔料の他、アルミ粉、銀
粉、銅粉、パール顔料なども用いられる。 ハ)の印刷転写箔は前記顔料転写箔の顔料着色
層が柄物の印刷になつていて、全面あるいは部分
金属蒸着と組合せたものもある。 尚、イ),ロ),ハ)のいずれにおいても保護層
と着色層とは一層で兼用される場合もあり、また
被転写物の種類や転写加工法などによつて金属蒸
着層または着色層と接着剤層との間にさらに着色
層や保護層が設けられたり接着剤層が省略された
ものもある。 しかしながら、これらのものはいずれも保護層
が樹脂塗膜で構成されているので耐熱性、耐摩耗
性、耐光性、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性、耐汗
性、耐硫化性などにおいて充分でなく、Ag蒸着
層を構成中に含む銀蒸着転写箔の場合、この樹脂
塗膜自体に若干通気性があるために時間の経過と
ともに大気中の硫化水素ガスあるいは硫黄化合物
などとの接触により硫化銀を生成し徐々に変色が
おこつてくる。このためAg蒸着層を利用した銀
蒸着転写箔およびこれを適用した物品は保存中に
または使用中にその商品価値が大巾に低減すると
いう欠点があり、またAl蒸着層を構成中に含む
アルミニウム蒸着転写箔の場合、アルミニウムが
両性金属であつて耐薬品性に劣り酸化による変色
を受けやすく、したがつて樹脂塗膜からなる保護
層では充分な保護ができず銀蒸着転写箔の場合と
同様にアルミニウム蒸着転写箔およびこれを適用
した物品はその保存中にまたは使用中にその商品
価値が大巾に低減するという欠点がある。 しかるに本発明者らは種々の研究を重ねた結
果、AgやAlなどの蒸着層を構成中に含む銀蒸着
転写箔やアルミニウム蒸着転写箔の場合において
も、従来の樹脂塗膜からなる保護層にかえて透明
な酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層を
設けることにより、耐硫化性、耐酸化性のみなら
ず、耐熱性、耐光性、耐候性、耐薬品性、耐汗
性、耐溶剤性、耐摩耗性、電気特性などの物理
的、化学的特性がいちじるしく向上し、長期間に
わたつて銀やアルミニウムに固有の金属光沢が失
なわれることのない蒸着転写箔が得られるという
まつたく新たな事実を見出し、本発明を完成する
に至つた。 すなわち本発明は、離型性ベースフイルムの片
面に転写層として少なくとも保護層および着色層
がこの順に形成されてなる転写箔の保護層が透明
な酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層で
構成されていることを特徴とする諸性質にすぐれ
た転写箔を提供するにある。 本明細書において蒸着とは真空蒸着法、反応性
蒸着法、スパツタリング法、反応性スパツタリン
グ法、イオンプレーテイング法および反応性イオ
ンプレーテイング法などの通常の金属、無機金属
化合物の薄膜形成方法によつて金属や無機金属化
合物の薄膜を形成することを意味し、金属蒸着層
または透明無金属化合物蒸着層とはこれらの金属
または無機金属化合物の薄膜形成方法によつて形
成された金属(合金ないし混合物も含む)または
透明無機金属化合物(半透明も含む)の薄膜のす
べてを含むものとする。 本発明の転写箔に用いる離型性ベースフイル
ム、着色層、金属蒸着層、接着剤層としては、そ
れぞれ前記従来転写箔に用いられたものがいずれ
も好適に用いることができる。 本発明の転写箔において用いる透明な酸化アル
ミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層の厚さは通常
5〜500mμの範囲、より好ましくは20〜100mμ
の範囲から選ばれる。透明な酸化アルミニウムま
たは酸化ケイ素の蒸着層厚さが5mμ未満では耐
硫化性、耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐汗性、耐
摩耗性などの物理的、化学的特性が乏しく金属蒸
着層に変色が生じたり、光沢が低下するなどして
好ましくない。一方500mμをこえてもよいが経
済性の点で一般用には好ましくない。 透明な酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸
着層はそれが透明または半透明であるかぎりにお
いて着色剤たとえばMn化合物(紫色)、Co化合
物(紫色)、Ni化合物(赤紫色、褐紫色、赤色、
褐色)、Cu(青色、赤色)、Cr化合物(黄緑色)、
Au(赤色)、Ag(不均質な各種の色)、Se化合物
(赤色)、S(黄色、褐色)、C(色、褐色)、U化合
物(緑黄色)などで着色してもよい。 本発明の転写箔はAgやAlなどの金属蒸着層を
構成中に含む銀蒸着転写箔やアルミニウム蒸着転
写箔の場合においても金属固有の金属光沢が変色
することがないので、かかる金属光沢が所望され
る各種装飾品などにきわめて有利に適用される。
たとえば仏壇、仏具、屏風、襖、陶磁器、ガラス
製品、漆器、扇子、額縁、書籍、和洋衣服、ハン
ドバツク、電気製品、車輛部品、内外装用建材な
どの高級装飾用に、あるいは菓子類、乳製品、ウ
イスキー、その他の食品、薬品、化粧品、たばこ
などの包装容器などの装飾用、下げ札、各種ラベ
ル・シール類などの製造に用いられる。 つぎに実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 1 ワツクスの1%(重量%、以下同様)ソルベン
トナフサ溶液で表面処理した厚さ12μのポリエチ
レンテレフタレートフイルムを離型性ベールスイ
ルムに用い、該離型性ベースフイルムの片面上に
1×10-4トールの酸素雰囲気中で銅製ルツボ内の
Al2O3に電子ビームを照射加熱溶融して1mμ毎
秒の蒸着速度で蒸着し厚さが100mμの無色透明
なAl2O3蒸着層(保護層)を形成した。ついで該
Al2O3蒸着層の上に真空度1×10-5トールで銅製
ルツボ内のAgに電子ビームを照射加熱溶融して
5mμ毎秒の蒸着速度で蒸着し厚さが60mμの
Ag蒸着層(金属蒸着層)を形成して離型性ベー
スフイルムの片面にAl2O3蒸着層(保護層)およ
びAg蒸着層(金属蒸着層)が順次形成された本
発明の転写箔を得た。 得られた転写箔のAg蒸着層側を、あらかじめ
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体30部(重量部、
以下同様)、エチレン−酢酸ビニル共重合体30部、
キシレン樹脂10部からなる厚さが3μの感熱性接
着剤層が形成されているミラーコート紙の該接着
剤層上に重ね加熱圧着後、離型性ベースフイルム
を剥離してミラーコート紙上に表面がAl2O3蒸着
層によつて保護されている銀蒸着層を転写した。 得られたミラーコート紙上の転写層は美しい銀
白色を呈していた。 比較例 1 実施例1で保護層に用いたAl2O3蒸着層にかえ
て、離型性ベースフイルムの片面上にアクリルポ
リオール樹脂50部、マレイン酸樹脂50部、イソシ
アネート30部をメチルエチルケトン30部、酢酸エ
チル30部、トルエン30部、メチル、イソブチルケ
トン85部、酢酸ブチル85部、シクロヘキサノン45
部からなる混合溶剤に溶解混合した樹脂塗液をグ
ラビア方式で塗布乾燥して厚さが1.5μの樹脂塗膜
を形成して保護層とした他は実施例1と同様にし
て離型性ベースフイルムの平面に樹脂塗膜からな
る保護層およびAg蒸着層(金属蒸着層)が順次
形成されてなる従来タイプの転写箔を得た。 得られた転写箔のAg蒸着層側を、実施例1の
場合と同様にしてあらかじめ感熱接着剤層が形成
されているミラーコート紙上に表面が樹脂塗膜に
よつて保護されている銀蒸着層を転写した。 得られたミラーコート紙上の転写層は美しい銀
色を呈していた。 実施例1および比較例1で得られたミラーコー
ト紙上の転写層の摩擦強度を学振型摩擦試験機を
用いて試験し、試験後の試料の光沢ならびに色の
変化を観察した。光沢ならびに色の変化の判定は
つぎの5段階評価によつて行なつた。 評価値 5 きわめて良好 まつたく変化なし 4 良 好 保護層表面に擦傷 3 やや良好 Ag蒸着層一部露出 2 やや不良 Ag蒸着層一部摩減(擦傷) 1 不 良
【表】 このように、樹脂塗膜を保護層に用いた従来品
に比べて、Al2O3蒸着層を保護層に用いた本発明
品は数倍の耐摩耗性を有するものであつた。 実施例 2 実施例1で得られた転写箔のAg蒸着層の上に
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体30部、エチレン
−酢酸ビニル共重合体30部、キシレン樹脂10部を
メチルエチルエトン330部、酢酸エチル165部、変
性エタノール80部、トルエン55部からなる混合溶
剤に溶解した接着剤溶液をグラビア方式で塗布乾
燥して厚さが2.5μの感熱性接着剤層を形成して離
型性ベースフイルムの片面にAl2O3蒸着層(保護
層)、Ag蒸着層(金属蒸着層)および接着剤層が
順次形成された本発明の転写箔を得た。 得られた転写箔はAg蒸着層につづいて更に接
着剤層を有するので実施例1のもののようにあら
かじめ被転写物に接着剤を塗布しておく必要がな
く通常市販のミラーコート紙の面上に刻印押転写
機を用いて美しい銀白色の金属化模様を得ること
ができた。 また耐摩耗性については実施例1のものと同様
ですぐれたものであつた。 実施例 3 実施例1で得られた転写箔のAg蒸着層の上に
更に厚さが50mμの無色透明なAl2O3蒸着層(保
護層)を形成して離型性ベースフイルムの片面に
Al2O3蒸着層(保護層)、Ag蒸着層(金属蒸着
層)およびAl2O3蒸着層(保護層)が順次形成さ
れた本発明の転写箔を得た。 得られた転写箔はAg蒸着層の両面がAl2O3
着層で保護されているので硫化水素ガスなどに対
してその両面が保護されて一層安定性が良いもの
となつた。 実施例 4 実施例2で金属蒸着に用いたAg蒸着層にかえ
てAl蒸着層を用いた他は実施例2と同様にして
離型性ベースフイルムの片面にAl2O3蒸着膜(保
護層)、Al蒸着層(金属蒸着層)および接着剤層
が順次形成されてなる本発明の転写箔を得た。 得られた転写箔を刻印押転写機を用いて通常市
販のABS樹脂板の面上に転写すると美しい銀色
(純銀色とは異なるアルミニウム色の)金属化模
様を得ることができた。 また耐摩耗性については実施例1のものと同様
ですぐれたものであつた。 比較例 2 実施例4で保護層に用いたAl2O3蒸着層にかえ
て比較例1で用いた樹脂塗膜からなる保護層を用
いた他は実施例4と同様にして離型性ベースフイ
ルムの片面上に樹脂塗膜からなる保護層、Al蒸
着層(金属蒸着層)および接着剤層からなる従来
タイプの転写箔を得た。 得られた転写箔を用いて実施例4と同様にして
ABS樹脂板の面上に転写すると実施例4の場合
と同様に美しい銀色の金属化模様を得ることがで
きた。 実施例 5 実施例1に用いた離型性ベースフイルムの片面
上に厚さが30mμの無色透明なSiO2蒸着層(第
1保護層)を実施例1のAl2O3蒸着層と同様にし
て形成し、ついで該SiO2蒸着層の上に厚さが50
mμのAl2O3蒸着層(第2保護層)を実施例1と
同様にして形成し、ついで該Al2O3蒸着層上にア
クリル樹脂45部、ウレタン樹脂15部、青色染料2
部をメチルイソブチルケトン105部、シクロヘキ
サノン35部からなる混合溶剤に溶解混合した青色
樹脂塗液をグラビア方式で塗布乾燥して厚さが
1μの青色樹脂塗膜(着色層)を形成し、ついで
該青色樹脂塗膜上に厚さが40mμのAl蒸着層
(金属蒸着層)を実施例1のAg蒸着層と同様にし
て形成し、ついで該Al蒸着層の上に実施例2と
同様にして感熱性接着剤層を形成して離型性ベー
スフイルムの片面上にSiO2蒸着層とAl2O3蒸着層
とからなる保護層、青色樹脂塗膜(青色層)、Al
蒸着層(金属蒸着層)および接着剤層を順次形成
した本発明の転写箔をえた。 得られた転写箔を刻印押転写機を用いて通常市
販のABS樹脂板の面上に転写すると美しい青色
に彩色された金属化模様を得ることができた。 比較例 3 実施例5で保護層に用いたSiO2蒸着層および
Al2O3蒸着層にかえて比較例1で用いた樹脂塗膜
からなる保護層を用いた他は実施例5と同様にし
て離型性ベースフイルムの片面上に樹脂塗膜から
なる保護層、青色樹脂塗膜(着色層)、Al蒸着層
(金属蒸着層)および接着剤層を順次形成した従
来タイプの転写箔を得た。 得られた転写箔を用いて実施例5と同様にして
ABS樹脂板の面上に転写すると実施例5の場合
と同様に美しい青色に彩色された金属化模様を得
ることができた。 実施例1〜5および比較例1〜3で得られた紙
または板面上の転写層を用いてそれぞれの条件で
試験し、試験後の試料の光沢ならびに色の変化を
観察した。光沢ならびに色の変化の判定は前記摩
擦試験に準じた。 耐摩耗性 学振型摩擦試験機 20000回 耐温水性 45℃純水中に240時間浸漬 耐湿性 70℃、RH95% 24時間 耐光性 フエードメーター 300時間 耐溶剤性 20℃石油ベンジン中に24時間浸漬 耐アルカリ性 20℃、5%NaOH水溶液中に10時間浸漬 耐酸性 20℃、10%H2SO4水溶液中に10時間浸漬 耐熱性 200℃、1分間 耐汗性 JIS L 0848A−1法に準拠 耐アルコール性 20℃、80%エタノール水溶液 耐硫化性 硫化水素ガス中に90分間放置 第2表にその結果をまとめて示す。尚、被転写
体としてミラーコート紙を用いた実施例1、2お
よび比較例1の試料については液体中への浸漬試
験は行なわなかつた。
【表】 第2表に示した通り、本発明の転写箔は従来の
転写箔に比べて数々のすぐれた性能を有するもの
であり、従つて従来転写箔の用途はもとより、よ
り一層高度高級な分野へもその用途は拡大される
可能性を有するものであつて産業上きわめて有益
な発明である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 離型性ベースフイルムの片面に転写層として
    少なくとも保護層および着色層がこの順に形成さ
    れてなる転写箔において、この保護層を透明な酸
    化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着層で構成
    することを特徴とする転写箔。 2 前記着色層が金属蒸着層からなり、転写層が
    透明な酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着
    層および金属蒸着層の順に離型性ベースフイルム
    の片面に設けられてなる特許請求の範囲第1項記
    載の転写箔。 3 前記着色層が樹脂層と金属蒸着層からなり、
    転写層が透明な酸化アルミニウムまたは酸化ケイ
    素の蒸着層、樹脂層および金属蒸着層の順に離型
    性ベースフイルムの片面に設けられてなる特許請
    求の範囲第1項記載の転写箔。
JP56213915A 1981-12-29 1981-12-29 転写箔 Granted JPS58116191A (ja)

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