JPS637361A - 銀合金製装飾部品 - Google Patents

銀合金製装飾部品

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JPS637361A
JPS637361A JP15127286A JP15127286A JPS637361A JP S637361 A JPS637361 A JP S637361A JP 15127286 A JP15127286 A JP 15127286A JP 15127286 A JP15127286 A JP 15127286A JP S637361 A JPS637361 A JP S637361A
Authority
JP
Japan
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alloy
oxide film
transparent oxide
products
silver
Prior art date
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Pending
Application number
JP15127286A
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English (en)
Inventor
Atsushi Satou
惇司 佐藤
Yuichiro Yamaguchi
雄一郎 山口
Hidetake Hashimoto
橋本 英豪
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀合金装飾部品に関するものであり、変色防
止のための透明膜コーティングにおける密着性の改善を
目的とするものである。
〔従来技術と問題点〕
銀(Ag)は−般洸耐硫化性が非常に悪く、大気中で容
易疋変色してしまう。そこで、Ag製品は変色防止のた
めに、他のメツキを施したり、クリアーコーティング、
クロメート処理を行なっているが、完全に満足するもの
はなく、変色は、当然のこととして製品化しているのが
現状である。また、純Ag、 Ag−7,5Cu (ス
ターリングシルバー)に乾式の被覆法でA l 2O5
 、S i 02、Ta2 o、等の透明膜は、密着よ
くコーティングすることができない。
〔発明の目的と構造〕
本発明の目的は、銀合金製装飾部品の変色防止のために
コーティングされる透明硬質膜の密着性を改善すること
である。
上記目的のために、本発明においては、AgまたはAg
合金より装飾品の基体を作成し、その表面に中間層とし
て、ゲルマニウム(G e )またはガリウム(G a
 )を含むAg合金を0.1〜02μmの厚さでコーテ
ィングした後、Al2O3,5in2、Ta205など
の透明酸化物をコーティングするようにした。この中間
層が存在しない場合、透明酸化物の密着性は、非常に悪
いのに対し、上記で示した、中間層をもつ構成の場合は
、密着性は極めて良好であることが明らかになった。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであ
り、以下実施例について説明する。
〔実施例〕
Ag−7,5%Cu(スターリングシルバー)合金を2
0X20XA大きさに切り出し、スパッタ法でAg−6
%Geの合金膜を、コーティングした後、同様にスパッ
タ法でAJ、 O,を3μmコーティングしたところ、
Al2O,膜は、極めて密着性よくコーティングされた
。また、スターリングシルバー第1表 各種中間層をコートした後、Al2O3を小 との色差(ΔE ab ) (JIS、 Z、 873
0)もずさかつたまた密着性向上を目的洗、他の金属、
Cr、Al、Siを約0.2μmを中間層としてコーテ
ィングした後、Al2O,を3μmコーティングしたと
ころ、密着性が悪いか、または、色差が大きく、もはや
銀の美しさを保つものではなかった。この結果を、第1
表に示す。
次に、中間層のkl−Ge合金のGe含有量を変化させ
た後、A[,0,をコーティングした場合の特性を第1
図、第2図に示す。これより、Geが約10wt%以下
でΔE”abが5以下であり、スターリングシルバーの
色を損なわない。また、第2図は、第1図に示したもの
の硫化試験(硫化アンモニウム50%水溶液を試薬とす
る常温での曝気試験)後の試験前との色変化ΔE”ab
を表わしたグラフである。これより、中間層のkg  
Ge合金膜のGe量が0.5wt%以上の場合、AJ、
O8を3μmコーティングしたものは、全く変色を示さ
なかった。これは、0.5 w t%以下のGeの場合
は、密着性が悪いためである。以上より、スターリング
シルバーの色を損なわず、かつ耐変色性に寄与するのは
、0.5〜10wt%のGeを含むAg合金膜を中間層
とした場合であることがわかる。これは、オージェ電子
分光で中間層表面の分析を行なったところ、Geの自然
酸化膜が生成していることがわかり、このために、A4
. O,との密着性が向上しているものと考えられる。
なお中間層と基体は同じAg合金であるため、密着性は
良好である。
なお、このような効果を示す中間層としては、Ag  
Ga合金が挙げられ、Geの場合と同様な結果が得られ
た。
また、透明酸化膜としては、5in2、Ta2O,もA
l2O3と同様な効果を示した。
〔発明の効果〕
以上述べたとおり、純銀、′またはスターリングシルバ
ー等のAg合金に対し、Ag−Ge、 Ag −Ga合
金を中間層としてコーティングしたのち、Al2O3等
の透明酸化膜をコーティングすることにより、基体との
密着性が良好となることが明らかとなり、また、耐変色
性を良好にすることが明らかとなり、付加価値の高い装
飾部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコーティングによる色差を純銀と比較して示す
グラフ、第2図は硫化試験前後の色差を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 銀合金製の基体と、その表面に形成したゲルマニウムま
    たは、ガリウムを単独あるいは、複合して、0.5〜1
    0%含有する銀合金からなる厚さ0.1μm〜0.2μ
    mの中間層と、さらにその表面に被覆したAl_2O_
    3、SiO_2、Ta_2O_5の中から選ばれる透明
    酸化物膜とにより構成されていることを特徴とする銀合
    金製装飾部品。
JP15127286A 1986-06-27 1986-06-27 銀合金製装飾部品 Pending JPS637361A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0679729A1 (de) * 1994-04-29 1995-11-02 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Verfahren zur Verhinderung des Anlaufens von Gegenständen
JP2007138297A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Commissariat A L'energie Atomique 耐硫化性銀系被覆、そのような被覆を堆積させる方法、およびその使用
CN111393037A (zh) * 2020-03-25 2020-07-10 四川猛犸半导体科技有限公司 一种薄膜器件

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