JPS6217170A - Pvd法による黒色被膜の形成方法 - Google Patents
Pvd法による黒色被膜の形成方法Info
- Publication number
- JPS6217170A JPS6217170A JP15663885A JP15663885A JPS6217170A JP S6217170 A JPS6217170 A JP S6217170A JP 15663885 A JP15663885 A JP 15663885A JP 15663885 A JP15663885 A JP 15663885A JP S6217170 A JPS6217170 A JP S6217170A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- al2o3
- black film
- film
- black
- ornaments
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、PVD法により時計外装部品等の装身具表面
に黒色被膜を形成する方法に関するものである。
に黒色被膜を形成する方法に関するものである。
従来のPVD法により時計外装部品等の装身具表面に黒
色被膜を形成する方法としては、例えば、特公昭58−
197268号公報に示されているように、真空槽内に
チラノガスを導入して2 X 10” 〜4 X 10
−’ Torrの真空中でTiに3〜4.6 kVの高
周波電圧を印加するとともに約6kVで約155mAの
電子ビームによりTiを溶解蒸発させ、N2とTiとを
反応させて黒色の被膜を装身具表面に形成する方法があ
る。
色被膜を形成する方法としては、例えば、特公昭58−
197268号公報に示されているように、真空槽内に
チラノガスを導入して2 X 10” 〜4 X 10
−’ Torrの真空中でTiに3〜4.6 kVの高
周波電圧を印加するとともに約6kVで約155mAの
電子ビームによりTiを溶解蒸発させ、N2とTiとを
反応させて黒色の被膜を装身具表面に形成する方法があ
る。
この従来技術は、窒素過剰の窒化チタンによって黒色を
得ている。すなわち、窒化チタンはTi二N比が1近く
では黄金色を呈するが、N比を上げることによって、黄
金色から茶系の色になり。
得ている。すなわち、窒化チタンはTi二N比が1近く
では黄金色を呈するが、N比を上げることによって、黄
金色から茶系の色になり。
さらには黒色を呈するようになる。このように。
Ti5N比で色調が変化するため、従来技術によって得
た黒色被膜は真の黒ではなく、赤味や茶色味を帯びた黒
になってしまうなど色調の安定性に問題があった。
た黒色被膜は真の黒ではなく、赤味や茶色味を帯びた黒
になってしまうなど色調の安定性に問題があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決し、赤味や
黒味を帯びた黒ではなく、安定した黒色を呈する被膜を
形成する方法を提供することを目的とする。
黒味を帯びた黒ではなく、安定した黒色を呈する被膜を
形成する方法を提供することを目的とする。
本発明は、装身具の表面にPVD法で銀(Ag)とアル
ミナ(Al2O3 )の混合物からなる黒色被膜を形成
した上にアルミナ(A 6203 )からなる被膜を形
成して2層構造の黒色被膜を形成することを特徴とする
ものである。
ミナ(Al2O3 )の混合物からなる黒色被膜を形成
した上にアルミナ(A 6203 )からなる被膜を形
成して2層構造の黒色被膜を形成することを特徴とする
ものである。
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
図面は、本発明の実施例であり、表面に黒色被膜を形成
した装身具の要部断面図である。6は装身具、2はAg
−Al、03混合膜、6はAl2O,膜である。
した装身具の要部断面図である。6は装身具、2はAg
−Al、03混合膜、6はAl2O,膜である。
5US304で作った装身具6を真空槽内に収め、一定
時間排気後、微量のアルゴンガスを導入し、I X 1
0’ Torrに維持させた。この状態でA120.を
電子ビームにより、8kV、18 QmAの出力で加熱
溶解し、一方AIを抵抗加熱により1.200Aの電流
をTaボートに流し溶解した。そして両者を同時に蒸発
させ装身具乙の表面にAj9とAl2O3の混合物から
成るAg−A1203W、色抜膜2を形成させた。5分
径Taボートへの電流を切り、Al2O3だけをさらに
2分間蒸発させA1−Al2O3黒色被膜2の表面に透
明なAl2O3被膜1を形成した。この結実装身具6の
表面に2層構造からなる美しい光沢のあるAg−Al2
O3黒色被膜2が形成された。このようにして得られた
ケースを人工汗48時間テスト及び耐硫化試験を行った
ところ、腐食や変色はまったく見られず、良好であった
。
時間排気後、微量のアルゴンガスを導入し、I X 1
0’ Torrに維持させた。この状態でA120.を
電子ビームにより、8kV、18 QmAの出力で加熱
溶解し、一方AIを抵抗加熱により1.200Aの電流
をTaボートに流し溶解した。そして両者を同時に蒸発
させ装身具乙の表面にAj9とAl2O3の混合物から
成るAg−A1203W、色抜膜2を形成させた。5分
径Taボートへの電流を切り、Al2O3だけをさらに
2分間蒸発させA1−Al2O3黒色被膜2の表面に透
明なAl2O3被膜1を形成した。この結実装身具6の
表面に2層構造からなる美しい光沢のあるAg−Al2
O3黒色被膜2が形成された。このようにして得られた
ケースを人工汗48時間テスト及び耐硫化試験を行った
ところ、腐食や変色はまったく見られず、良好であった
。
尚、A9−A1203黒色被膜2において。
Agの含有量が30〜3 Q w t%の場合1色調の
優れた黒色被膜が得られるが、Agが30%未満の場合
、色調が乳白色となり、逆に80%を越えると色調が灰
色からAgに近い金属色となってしまう。
優れた黒色被膜が得られるが、Agが30%未満の場合
、色調が乳白色となり、逆に80%を越えると色調が灰
色からAgに近い金属色となってしまう。
また、A、9とAl2O3を同時に飛ばしただけでは表
面に露出しているAgが硫化、酸化して。
面に露出しているAgが硫化、酸化して。
色調が変化してしまうため、A7−AJ203黒色被膜
2を形成した後、Agの蒸発を止め、Al2O,だけ蒸
発させ、Ag−Al、03黒色被膜20表面に透明なA
l2O3被膜1を形成させることによって変色防止及び
耐摩耗性を向上させると共に表面の光沢を上げ外観品質
の向上にも付与している。また本実施例に於ては装身具
乙の材質に5US304を使用したがこの限りではなく
、他の材質を使用しても良いことは言うまでもない。
2を形成した後、Agの蒸発を止め、Al2O,だけ蒸
発させ、Ag−Al、03黒色被膜20表面に透明なA
l2O3被膜1を形成させることによって変色防止及び
耐摩耗性を向上させると共に表面の光沢を上げ外観品質
の向上にも付与している。また本実施例に於ては装身具
乙の材質に5US304を使用したがこの限りではなく
、他の材質を使用しても良いことは言うまでもない。
以上説明したように、本発明の装身具の表面に形成され
たAgとAl2O3の混合物からなるA gA 120
s黒色被膜とAl2O3被膜は、赤味や茶色味を帯び
た黒ではなく1色調の優れた黒色被膜が安定して得られ
ると共に、耐硫化性等機能品質も優れ、光沢の有る良好
な外観品質を有した黒色被膜が得られる。
たAgとAl2O3の混合物からなるA gA 120
s黒色被膜とAl2O3被膜は、赤味や茶色味を帯び
た黒ではなく1色調の優れた黒色被膜が安定して得られ
ると共に、耐硫化性等機能品質も優れ、光沢の有る良好
な外観品質を有した黒色被膜が得られる。
図面は本発明の実施例を示す表面に
Ag−Al2O3黒色被膜を形成した装身具の要部断面
図である。
図である。
Claims (1)
- 装身具の表面に銀(Ag)とアルミナ(Al_2O_3
)の混合物からなる黒色被膜を形成した上にアルミナ(
Al_2O_3)からなる被膜を形成して2層構造とす
ることを特徴とするPVD法による黒色被膜の形成方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15663885A JPS6217170A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | Pvd法による黒色被膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15663885A JPS6217170A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | Pvd法による黒色被膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217170A true JPS6217170A (ja) | 1987-01-26 |
Family
ID=15632042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15663885A Pending JPS6217170A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | Pvd法による黒色被膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217170A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ307110B6 (cs) * | 2016-06-27 | 2018-01-17 | Fyzikální ústav AV ČR, v.v.i. | Metoda přípravy vrstev černého hliníku, charakterizovaných vysokou optickou hustotou a nízkou odrazivostí, pomocí magnetronového naprašování, využití povlaku drahého kovu pro ochranu a vylepšení vlastností těchto vrstev a jejich aplikace pro tepelně absorpční pokrytí anod |
JP2022032946A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-25 | オメガ・エス アー | 石によって装飾された黒色のコンポーネントとその製造方法 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15663885A patent/JPS6217170A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ307110B6 (cs) * | 2016-06-27 | 2018-01-17 | Fyzikální ústav AV ČR, v.v.i. | Metoda přípravy vrstev černého hliníku, charakterizovaných vysokou optickou hustotou a nízkou odrazivostí, pomocí magnetronového naprašování, využití povlaku drahého kovu pro ochranu a vylepšení vlastností těchto vrstev a jejich aplikace pro tepelně absorpční pokrytí anod |
JP2022032946A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-25 | オメガ・エス アー | 石によって装飾された黒色のコンポーネントとその製造方法 |
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