JPWO2017094137A1 - パッケージ - Google Patents

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Abstract

加工性に優れた光沢部を有するパッケージを提供する。内部にシガレットを収容するためのパッケージが提供される。このパッケージは、金属光沢を有する光沢部を有する。前記光沢部は、紙からなるシート層と、前記シート層の上方に設けられるアルミ粒子層と、前記シート層と前記アルミ粒子層との間に位置し、前記アルミ粒子層を前記シート層に接着するように構成される接着層と、前記アルミ粒子層の上方に設けられる保護層と、を有する。前記アルミ粒子層は、転写蒸着アルミ粒子層である。

Description

本発明は、パッケージに関する。
従来、被包装物を包装するパッケージとして様々な種類のパッケージが開発されている。被包装物が例えば紙巻たばこや葉巻たばこ等のシガレットである場合、シガレットは、例えば10本又は20本等の所定の本数毎にパッケージにより包装されている。このようなパッケージは、例えば、アルミ箔加工紙等の内紙と、この内紙を覆う外紙によって構成される。外紙は、ソフトパッケージと呼ばれる薄紙で形成されたものや、ハードパッケージと呼ばれる、板紙を箱型に組み立てて形成されたものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このようなパッケージでは、パッケージの表面に例えば銀色や金色のインクを印刷して、パッケージに高級感を与えることが知られている。しかしながら、紙からなるパッケージの表面に銀色や金色のインクを印刷しても、高い輝度感及び光沢感が得られず、十分な高級感をパッケージに与えることが困難である。
そこで、パッケージに高い輝度感及び光沢感を与えるために、パッケージの一部を形成するシート材の表面に金属アルミ(アルミニウム)を貼りつけることが従来から行われている。シート材の表面に金属アルミを貼りつける手法として、従来、アルミ貼り合わせ手法と、蒸着アルミ手法とが知られている。アルミ貼り合わせ手法では、シート材の表面に接着剤を介してアルミ箔を貼り合わせることで、シート材の表面にアルミ層を形成する。また、蒸着アルミ手法では、アルミを蒸着させたPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムを、接着剤を介してシート材の表面に貼りつけることで、シート材の表面にアルミ粒子層とPET層とを形成する。
特表2004−517786号公報 特開平7−257671号公報
アルミ貼り合わせ手法では、アルミ箔をシート材の表面に貼りつけるので、シート材の表面に形成されるアルミ層の厚さはアルミ箔の厚さに相当する。アルミ箔の厚さは、一般的に蒸着アルミによるアルミ粒子層の厚さよりも厚い。シート材は、折り加工や抜き加工が施されることにより、パッケージを形成する。上述したようにアルミ貼り合わせ手法によるアルミ層は厚いので、折り加工をシート材に施したときにアルミ層が割れたり、抜き加工をシート材に施したときにアルミ層が剥がれたりすることがあった。また、シート材自体の剛性も高くなるので、シート材の加工がし難くなる。
一方で、蒸着アルミ手法では、シート材はPETフィルムからなるPET層を有するので、シート材に対して抜き加工をしたとき、PET層が伸びて完全に切断されないことがあり、加工がし難いという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、加工性に優れた光沢部を有するパッケージを提供することである。
本発明の一形態によれば、内部にシガレットを収容するためのパッケージが提供される。このパッケージは、金属光沢を有する光沢部を有する。前記光沢部は、紙からなるシート層と、前記シート層の上方に設けられるアルミ粒子層と、前記シート層と前記アルミ粒子層との間に位置し、前記アルミ粒子層を前記シート層に接着するように構成される接着層と、前記アルミ粒子層の上方に設けられる保護層と、を有し、前記アルミ粒子層は、転写蒸着アルミ粒子層である。
この一形態によれば、パッケージは、シート層の上方に転写蒸着アルミ粒子層を有する。ここで、蒸着されるアルミは、アルミ箔に比べてアルミの粒子が疎な状態となっているので、本明細書において蒸着されるアルミ層は、アルミ箔を貼り合わせることで形成されたアルミ層と異なるものとして、アルミ粒子層という。この転写蒸着アルミ粒子層の厚さは、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層に比べて非常に薄い。また、転写蒸着アルミ粒子層におけるアルミ粒子の密度も、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層におけるアルミ粒子の密度に比べて非常に低い。具体的には、アルミ貼り合わせ手法で用いられるアルミ箔は金属アルミを薄く引き延ばして形成されたものであるので、密にアルミ粒子が配列している。一方で、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層は、アルミ箔に比べてアルミ粒子間の隙間が大きい。このため、転写蒸着アルミ粒子層は、光沢部に対して折り加工を行ったときに表面割れが発生し難く、且つ抜き加工を行ったときにシート層からの剥離が生じにくい。また、光沢部は、転写蒸着アルミ粒子層の厚さが薄く、蒸着アルミのようなPETフィルムを有さないので、用紙剛度が無加工のシート材とほとんど変わらず、光沢部は、無加工のシート材に近い、高い加工性を有することができる。
上述したように、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層は、アルミ粒子間の密度が比較的高いので、転写蒸着アルミ粒子層に比べて水分の透過度が低い。このため、アルミ箔が貼りつけられた面からシート材に入り込む水分量と、その逆側の面からシート材に入り込む水分量との差が比較的大きい。この場合、シート材の厚さ方向に水分含有量の差が生じ、その結果、シート材の反りが発生する虞がある。シート材の反りが発生すると、包装機へのブランク(容器組立前の材料)の供給が困難になったり、組立自体ができなくなったりする。一方で、上述したように、転写蒸着アルミ粒子層はアルミ粒子間の隙間が比較的大きいので、アルミ箔に比べて水分の透過度が高い。このため、転写蒸着アルミ粒子層が形成された面からシート層に入り込む水分量と、その逆側の面からシート層に入り込む水分量との差が小さいので、シート層の反りが発生することを抑制することができる。
本発明の一形態によれば、内部にシガレットを収容するためのパッケージが提供される。このパッケージは、金属光沢を有する光沢部を有する。前記光沢部は、紙からなるシート層と、前記シート層の上方に設けられるアルミ粒子層と、前記シート層と前記アルミ粒子層との間に位置し、前記アルミ粒子層を前記シート層に接着するように構成される接着層と、前記アルミ粒子層の上方に設けられる保護層と、を有する。前記アルミ粒子層、前記接着層、及び前記保護層の合計の厚さは、0.005mm以下である。
この一形態によれば、パッケージは、シート層の上方に接着層と、アルミ粒子層と、保護層とを有する。このアルミ粒子層、接着層、及び保護層の合計の厚さは、0.005mm以下であり、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層に比べても薄い。このようにアルミ粒子層、接着層、及び保護層の合計の厚さを0.005mm以下とするためのアルミ粒子層は、転写蒸着により形成することができる。アルミ粒子層が転写蒸着により形成される場合は、アルミ粒子層におけるアルミ粒子の密度も、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層におけるアルミ粒子の密度に比べて非常に低い。具体的には、アルミ貼り合わせ手法で用いられるアルミ箔は金属アルミを薄く引き延ばして形成されたものであるので、密にアルミ粒子が配列している。一方で、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層は、アルミ箔に比べてアルミ粒子間の隙間が大きい。このため、アルミ粒子層は、光沢部に対して折り加工を行ったときに表面割れが発生し難く、且つ抜き加工を行ったときにシート層からの剥離が生じにくい。また、光沢部は、アルミ粒子層の厚さが薄く、蒸着アルミのようなPETフィルムを有さないので、用紙剛度が無加工のシート材とほとんど変わらず、光沢部は、無加工のシート材に近い、高い加工性を有することができる。また、上述したように、アルミ粒子層が形成された面からシート層に入り込む水分量と、その逆側の面からシート層に入り込む水分量との差が小さいので、シート層の反りが発生することを抑制することができる。
本発明の一形態において、前記保護層は、顔料を含む。
アルミ貼り合わせ手法によりシート材表面に形成されたアルミ層には、機械加工時に表面を保護するためにオーバーコート印刷が行われる。また、その表面の色調を調節する場合には、色調表現用の印刷が行われる。このため、アルミ層の表面に色調を表現する場合には、アルミ貼り合わせ手法によるアルミ層には、表面保護のための印刷と色調表現用の印刷との2回の印刷を行う必要があり、手間がかかるという問題もある。この一形態によれば、保護層が顔料を有するので、保護層の形成と顔料による色調表現処理とを同時に行うことができる。即ち、オーバーコート印刷と色調表現用の印刷をそれぞれ行う必要がないので、工数及び印刷用インキを低減することができる。
本発明の一形態において、前記保護層は、前記顔料による模様を有する。
この一形態によれば、保護層がその表面に顔料による模様を有するので、パッケージにデザイン性を付与することができる。
本発明の一形態において、パッケージは、パッケージ本体と、前記パッケージ本体を閉止するための蓋部と、前記パッケージ本体の内部に設けられるインナーフレームと、を有する。前記インナーフレームは、前記蓋部を開けたときに少なくとも一部が露出されるように構成され、前記光沢部は、前記インナーフレームである。
この一形態によれば、インナーフレームが、アルミ層による輝度感及び光沢感を有する。このため、蓋部を開けたときに輝度感及び光沢感を有するインナーフレームが露出され、パッケージに高いデザイン性と高級感とを付与することができる。なお、保護層が顔料を含む場合、一般的には表面保護能力が低下する傾向にある。しかしながら、保護層が顔料を含んでいても、インナーフレームのように、比較的、包装機での包装時又はその後の輸送時における表面の擦れが発生する可能性が少ないパーツには十分な表面保護能力を発揮することができる。したがって、インナーフレームが、保護層に顔料を含む光沢部である場合には、オーバーコート印刷と色調表現用の印刷を同時に行うことができることによる工数の低減と、表面保護能力の両方を達成することができる。
本発明の一形態において、前記インナーフレームは、抜き加工部を有する。
本発明の一形態によれば、アルミ粒子層の厚さが薄い。また、アルミ粒子層が転写蒸着により形成される場合は、転写蒸着アルミ粒子層におけるアルミ粒子の密度も、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層におけるアルミ粒子の密度に比べて非常に低い。具体的には、アルミ貼り合わせ手法で用いられるアルミ箔は金属アルミを薄く引き延ばして形成されたものであるので、密にアルミ粒子が配列している。一方で、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層は、アルミ箔に比べてアルミ粒子間の隙間が大きい。このため、インナーフレームは、高い加工性を有し、抜き加工部を形成する際にシート層からアルミ層が剥離することを抑制することができる。また、上述したように、転写蒸着アルミ粒子層が形成された面からシート層に入り込む水分量と、その逆側の面からシート層に入り込む水分量との差が小さいので、インナーフレームに反りが発生することを抑制することができる。
本発明の一形態において、前記インナーフレームは、折り曲げ罫線部を有する。
この一形態によれば、アルミ層の厚さが薄いので、インナーフレームが高い加工性を有し、折り曲げ罫線部を形成する際及び折り曲げ罫線部に沿って折り加工される際に、アルミ層の表面に割れが発生することを抑制することができる。
本発明の一形態において、前記光沢部の外面の平滑度が500秒以上2000秒以下である。
この一形態によれば、光沢部を機械加工するときに、機械内を滑らかに通過することができ、加工性がよい。平滑度が500秒を下回ると、平滑度が低すぎて、機械内を滑らかに通過することができず、紙詰まりが生じ得る。また、平滑度が2000秒を超えると、平滑度が高すぎて、組立時に機械による把持がしにくくなり、組立不良が発生する虞がある。
本発明の一形態において、前記光沢部の前記保護層側の面の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度と無加工紙の表側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差が、1.0mN以下であり、前記光沢部の前記保護層側と逆側の面の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度と無加工紙の裏側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差が、1.5mN以下である。
この一形態によれば、光沢部がアルミ貼り合わせ手法により形成されたアルミ層及び蒸着アルミ手法により形成されるアルミ層を有するシート材に比べて低い剛度を有するので、光沢部の折り加工及び抜き加工を容易に行うことができる。
本発明の一つによれば、加工性に優れた光沢部を有するパッケージを提供することができる。
本実施形態に係るパッケージを示す斜視図である。 インナーフレームの斜視図である。 インナーフレームの層構造を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。なお、以下で説明する図の一部には、X,Y,Z軸が付記されている。これらの図においては、X軸正方向が前方向、X軸負方向が後方向、Y軸正方向が左方向、Y軸負方向が右方向、Z軸正方向が上方向、Z軸負方向が下方向に、それぞれ相当するものとして説明する。また、以下の各実施形態において、「幅方向」及び「側方」とはY軸方向を意味し、「厚さ方向」とはX軸方向を意味するものとして説明する。
図1は、本実施形態に係るパッケージを示す斜視図である。図示の例では、パッケージが開いた状態を示す。本実施形態に係るパッケージは、巻きたばこ等のシガレットを内部に収容するように構成される。図1に示すように、パッケージ20は、全体として略直方体形状を有する。パッケージ20は、シガレットを収容するための空間を有する本体部21(パッケージ本体の一例に相当する)と、この空間を閉止するための蓋部22とを有する。本体部21と蓋部22とは、パッケージ20の背面側のヒンジ部により連結される。即ち、このパッケージ20は、ヒンジリッド型のパッケージである。
パッケージ20は、本体部21の内部に設けられるインナーフレーム30(光沢部の一例に相当する)を有する。インナーフレーム30は、後述するように、その外面にアルミ粒子層を有し、それにより金属光沢を有する。なお、本明細書において「外面」とは、パッケージ20の外部側に位置する面をいう。また、インナーフレーム30は、蓋部22を開けたときに少なくとも一部が露出されるように構成される。具体的には、インナーフレーム30の下部の外面は、本体部21の内面に接着剤等で接着され、インナーフレーム30の上部が本体部21の開口から突出するように位置する。インナーフレーム30は、本体部21を補強するとともに、蓋部22を開閉するときに蓋部22の内面と接触して蓋部22が閉じた状態を維持するように構成される。
図2は、図1に示したインナーフレーム30の斜視図である。インナーフレーム30は、本体部21の前面側に位置する前面部31と、本体部21の左側面側に位置する左側面部32と、本体部21の右側面側に位置する右側面部33とを有する。前面部31は、抜き加工により形成された係止部31a(抜き加工部の一例に相当する)を有する。係止部31aは、外側に折り返されており、蓋部22の内面に形成された図示しないスリットと係止することにより、蓋部22が閉じた状態を維持することができる。
前面部31と右側面部33との間には、前面部31と右側面部33とが略直角になるように、前面部31と右側面部33とを接続する湾曲部34が形成される。湾曲部34には、インナーフレーム30の上下方向に沿って複数の折り曲げ罫線部34aが形成される。折り曲げ罫線部34aは、インナーフレーム30を表面加工することで外面に向かって凸に形成された、突条である。インナーフレーム30は、湾曲部34が図2に示すように折り曲げ罫線部34aに沿って折り加工がなされることで、本体部21の形状に一致するように形成される。
また、湾曲部34は、抜き加工により形成された突起部34b(抜き加工部の一例に相当する)を有する。突起部34bは、蓋部22を開閉するときに蓋部22の内面と接触して、蓋部22の開閉動作に対して抵抗を与える。
前面部31と左側面部32との間には、前面部31と左側面部32とが略直角になるように、前面部31と左側面部32とを接続する湾曲部35が形成される。湾曲部35には、インナーフレーム30の上下方向に沿って複数の折り曲げ罫線部35aが形成される。折り曲げ罫線部35aは、折り曲げ罫線部34aと同様、インナーフレーム30を表面加工することでインナーフレーム30が外面に向かって凸に形成された、突条である。インナーフレーム30は、湾曲部35が図2に示すように折り曲げ罫線部35aに沿って湾曲することで、本体部21の形状に一致するように形成される。
また、湾曲部35は、抜き加工により形成された突起部35b(図1参照)を有する。突起部35b(抜き加工部の一例に相当する)は、突起部34bと同様、蓋部22を開閉するときに蓋部22の内面と接触して、蓋部22の開閉動作に対して抵抗を与える。
次に、図1及び図2に示したインナーフレーム30の層構造について説明する。図3は、インナーフレーム30の層構造を示す拡大断面図である。図示のように、インナーフレーム30は、紙等からなるシート層41と、シート層41の上方に設けられるアルミ粒子層43と、シート層41とアルミ粒子層43との間に位置し、アルミ粒子層43をシート層41に接着するように構成される接着層42と、アルミ粒子層43の上方に設けられる保護層44と、を有する。
シート層41は、例えば200g/m以上250g/m以下の坪量を有する紙から形成される。接着層42は、シート層41及びアルミ粒子層43の厚さに比べて無視できる程度の厚さを有する。アルミ粒子層43は、転写蒸着により形成された転写蒸着アルミ粒子層である。図3に示す接着層42、アルミ粒子層43、及び保護層44の合計の厚さは、約0.005mm以下である。このような厚さは、アルミ粒子層43が転写蒸着により形成されることによって実現される。このように、図3に示すインナーフレーム30は、無加工のシート材の厚さとほぼ同等の厚さを有するので、無加工のシート材と同等の加工性を有する。
アルミ粒子層43を形成するためには、まず、アルミが蒸着されたPETフィルムを用意する。続いて、このPETフィルムのアルミが蒸着された面を接着層42に貼り合わせる。その後、PETフィルムを接着層42から剥がすことにより、接着層42上にアルミ粒子層43が転写される。PETフィルムに蒸着されたアルミ粒子の厚さは、約0.002mm以下である。したがって、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層43は、約0.002mm以下の厚さを有し、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層に比べて非常に薄い。また、アルミ粒子層43におけるアルミ粒子の密度も、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層におけるアルミ粒子の密度に比べて非常に低い。具体的には、アルミ貼り合わせ手法で用いられるアルミ箔は金属アルミを薄く引き延ばして形成されたものであるので、密にアルミ粒子が配列している。一方で、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層は、アルミ箔に比べてアルミ粒子間の隙間が大きい。このため、アルミ粒子層43は、インナーフレーム30に対して折り加工を行ったときに表面割れが発生し難く、且つ抜き加工を行ったときにシート層41からの剥離が生じにくい。また、インナーフレーム30は、アルミ粒子層43の厚さが薄く、蒸着アルミ手法で形成されたアルミのようなPETフィルム層を有さない。このため、インナーフレーム30は、用紙剛度が無加工のシート材とほとんど変わらず、無加工のシート材に近い、高い加工性を有することができる。
また、上述したように、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層は、アルミ粒子間の密度が比較的高いので、アルミ粒子層43に比べて水分の透過度が低い。このため、アルミ箔が貼りつけられた面からシート材に入り込む水分量と、その逆側の面からシート材に入り込む水分量との差が比較的大きい。この場合、シート材の厚さ方向に水分含有量の差が生じ、その結果、シート材の反りが発生する虞がある。シート材の反りが発生すると、包装機へのブランク(容器組立前の材料)の供給が困難になったり、組立自体ができなくなったりする。一方で、上述したように、アルミ粒子層43はアルミ粒子間の隙間が比較的大きいので、アルミ箔に比べて水分の透過度が高い。このため、アルミ粒子層43が形成された面からシート層41に入り込む水分量と、その逆側の面からシート層41に入り込む水分量との差が小さいので、シート層41の反りが発生することを抑制することができる。
保護層44は、アルミ粒子層43の上面に形成される。保護層44は、樹脂を含む表面保護材料(例えば、ニス等)をアルミ粒子層43に塗布することにより形成され得る。また、表面保護材料に任意の色彩の顔料を混合することで、任意の色彩を有する保護層44を形成することができる。このように、保護層44が顔料を有するので、保護層44の形成と同時に顔料による色調表現処理とを行うことができる。即ち、オーバーコート印刷と色調表現用の印刷をそれぞれ行う必要がないので、工数及び印刷用インキを低減することができる。また、保護層44は、公知の保護フィルムをアルミ粒子層43に貼り合わせることで形成することができる。この保護フィルムとして、任意の色彩で模様を形成したフィルムを採用することもできる。
また、例えば、銀色の顔料を混合した表面保護材料と、金色の顔料を混合した表面保護材料とを、アルミ粒子層43にそれぞれ塗布することにより、保護層44にそれぞれの顔料による模様が形成され得る。顔料としては、白色顔料、赤色顔料、黄色顔料、青色顔料、黒色顔料、その他現存する色彩の顔料を使用することができ、これらを混合することにより、金色や銀色等の所望の色彩の顔料を使用することができる。このように、保護層44がその表面に顔料による模様を有するので、パッケージにデザイン性を付与することができる。
図3に示したインナーフレーム30の外面の平滑度は、500秒以上2000秒以下であることが好ましい。平滑度がこの範囲であれば、インナーフレーム30を機械加工するときに、機械内を滑らかに通過することができ、加工性がよい。平滑度が500秒を下回ると、平滑度が低すぎて、機械内を滑らかに通過することができず、紙詰まりが生じ得る。また、平滑度が2000秒を超えると、平滑度が高すぎて、組立時に機械による把持がしにくくなり、組立不良が発生する虞がある。なお、この平滑度は、「JIS P8119」に従って測定された値である。
図3に示したインナーフレーム30の外面(保護層44側の面)の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度と、無加工紙の表側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差は、1.0mN以下であることが好ましい。また、図4に示したインナーフレーム30の内面(保護層44側の面と逆側の面、即ちシート層41側の面)の縦方向及び横方向のそれぞれ剛度と、無加工紙の裏側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差は、1.5mN以下であることが好ましい。ここで、縦・横方向とは、原紙の紙目を意味する。なお、用紙の剛度は、「JIS P8125」に準じて測定された値である。
インナーフレーム30の剛度がこの範囲であれば、インナーフレーム30がアルミ貼り合わせ手法又は蒸着アルミ手法で形成されたアルミ粒子層を有するシート材に比べて低い剛度を有することになり、インナーフレーム30の折り加工及び抜き加工を容易に行うことができる。インナーフレーム30の剛度が上記いずれかの上限値を超えると、インナーフレーム30の剛度が高すぎて、インナーフレーム30の折り加工が困難になる。インナーフレーム30の剛度が上記いずれかの下限値を下回ると、インナーフレーム30の剛度が低すぎて、インナーフレーム30が図1に示した本体部21を適切に補強することができない。加えて、図1に示した蓋部22が開閉されて、インナーフレーム30が蓋部22の内面と接触したときに、インナーフレーム30が蓋部22の開閉動作に対して適切な抵抗を与えることができず、蓋部22が閉じた状態を適切に維持することができなくなる。
図1ないし図3では、インナーフレーム30を構成するシート層41に、接着層42と、アルミ粒子層43と、保護層44とが形成されるものとして説明したが、これに限られない。即ち、図1に示した本体部21又は蓋部22を構成するシート層に、接着層42と、アルミ粒子層43と、保護層44とを形成するようにしてもよい。これにより、本体部21又は蓋部22が、金属光沢を有する光沢部として構成され得る。
本実施形態において転写蒸着により形成されるアルミ粒子層43は、抜き加工をする際にシート層41から剥離し難く、且つ折り加工をする際、アルミ粒子層43の表面に割れが生じにくいという利点を有する。このため、インナーフレーム30のような、折り加工により形成される湾曲部34,35、抜き加工により形成される係止部31a、及び突起部34b,35b、並びに表面加工により形成される折り曲げ罫線部34a,35aを有する部分に、本実施形態のように転写蒸着により形成されるアルミ粒子層43を形成することは、アルミ粒子層43の剥離及び割れが生じにくい点で特に効果的である。また、インナーフレーム30は、蓋部22を開けたときにその少なくとも一部が露出される。このため、インナーフレーム30がアルミ粒子層43による輝度感及び光沢感を有していれば、蓋部22を開けたときだけ輝度感及び光沢感を有するインナーフレーム30が露出され、パッケージ20に高いデザイン性と高級感とを付与することができる。なお、保護層44が顔料を含む場合、一般的には表面保護能力が低下する傾向にある。しかしながら、保護層44が顔料を含んでいても、インナーフレーム30のように、比較的、包装機での包装時又はその後の輸送時における表面の擦れが発生する可能性が少ないパーツには十分な表面保護能力を発揮することができる。したがって、本実施形態のようにインナーフレーム30にするシート層41に、接着層42と、アルミ粒子層43と、顔料を含む保護層44とが形成される場合には、オーバーコート印刷と色調表現用の印刷を同時に行うことができることによる工数の低減と、表面保護能力の両方を達成することができる。
次に、本実施形態に係る接着層、アルミ粒子層、保護層を有するパッケージ20の部分に対して行ったいくつかの測定結果について説明する。
<実験例1>
実験例1では、図3に示したように、シート層41に接着層42、転写蒸着により形成されたアルミ粒子層43、及び保護層44を設けて形成されたインナーフレーム30(転写蒸着インナー)を5枚製造し、これらの厚さを測定した。比較例として、加工されていないインナーフレーム(無加工インナー)を5枚、蒸着アルミ手法で形成されたアルミ層を有するインナーフレーム(蒸着インナー)を5枚、アルミ貼り合わせ手法で形成されたアルミ層を有するインナーフレーム(アルミ貼り合わせインナー)を1枚製造し、これらの厚さをそれぞれ測定した。測定した結果を表1に示す。表1中の数値の単位はmmである。
表1に示すように、転写蒸着インナーの厚さの平均値は、無加工インナーの厚さの平均値に比べて0.002mm大きい。これは、接着層42、アルミ粒子層43、及び保護層44による厚さの増加を示している。上述したように、転写蒸着により形成されたアルミ粒子層43、接着層42、及び保護層44は、約0.005mm以下であり、非常に薄く形成され得るので、転写蒸着インナーは、無加工インナーとほぼ同等の厚さを示している。
これに対して蒸着インナーの厚さの平均値は、無加工インナーの厚さの平均値に比べて0.012mm大きい。これは、蒸着インナーはアルミ粒子層を形成するためにPETフィルムがインナーフレームに貼りつけられるので、PETフィルムの厚さの分だけ、転写蒸着インナーに比べて厚くなっていることを示している。即ち、蒸着インナーでは、無加工インナーに対する厚さの増加分を0.005mm以下とすることは困難であることが分かる。
アルミ貼り合わせインナーの厚さの平均値は、無加工インナーの厚さの平均値に比べて0.020mm大きい。これは、アルミ貼り合わせ手法では、インナーフレームに貼り合わせられるアルミ箔が厚いことを示している。
以上のとおり、転写蒸着により形成されたアルミ粒子層43を有するインナーフレーム30は、他の手法で形成されたアルミ粒子層を有するインナーフレームよりも薄くすることができることが分かった。したがって、このインナーフレーム30は、加工性がよく、折り加工時のアルミ粒子層43の割れや、抜き加工時のアルミ粒子層43の剥離が生じにくい。
<実験例2>
実験例2では、シート材に接着層、転写蒸着により形成されたアルミ粒子層、及び保護層を設けて形成された試験紙(転写蒸着用紙)を10枚製造し、これらの加工側(アルミ粒子層が形成された側の面)及び無加工側の、縦方向及び横方向の剛度をそれぞれ測定した。比較例として、加工されていない試験紙(無加工用紙)を10枚製造し、これらの表面及び裏面の、縦方向及び横方向の剛度をそれぞれ測定した。ここで、縦・横方向とは、原紙の紙目を意味する。なお、用紙の剛度は、「JIS P8125」に準じて測定された値である。測定した結果を表2に示す。表2中の数値の単位はmNである。
表2に示すように、転写蒸着用紙の加工面の剛度の平均値は、縦方向が0.02mN、横方向が0.37mN大きい。また、無加工面の剛度の平均値は、無加工用紙の剛度の平均値に比べて縦方向が1.40mN、横方向が1.02mN大きい。これは、転写蒸着加工により剛度が増加していることを示している。
一方で、アルミ貼り合わせ手法により形成されるアルミ層は、転写蒸着により形成されるアルミ粒子層よりも厚くなる。このため、アルミ貼り合わせ手法により形成されたアルミ層を有する紙(アルミ貼り合わせ紙)は、転写蒸着紙の剛度よりも大きい剛度を有するものと推測される。また、蒸着アルミ手法により形成されるアルミ粒子層を有する紙(蒸着アルミ紙)はPETフィルムを有するので、蒸着アルミ紙は、転写蒸着紙の剛度よりも大きい剛度を有するものと推測される。即ち、転写蒸着紙は、無加工紙よりも大きな剛度を有するが、アルミ貼り合わせ紙及び蒸着アルミ紙よりは小さな剛度を有することになる。したがって、転写蒸着紙は、アルミ貼り合わせ紙及び蒸着アルミ紙に比べて、折り加工及び抜き加工を容易に行うことができる。
<実験例3>
実験例3では、シート材に接着層、転写蒸着により形成されたアルミ粒子層、及び保護層を設けて形成された試験紙(転写蒸着紙)を1枚製造し、この平滑度を測定した。比較例として、加工されていない試験紙(無加工紙)及び蒸着アルミ手法で形成されたアルミ粒子層を有する試験紙(蒸着紙)をそれぞれ1枚製造し、これらの平滑度をそれぞれ測定した。なお、用紙の平滑度は、「JIS P8119」に従って測定された値である。測定した結果を表3に示す。表3中の数値の単位は秒である。平滑度は、その数値が大きいほど平滑度が高いことを示す。
表3に示すように、転写蒸着紙の表面の平滑度は、無加工紙の平滑度よりも大きく、蒸着紙の平滑度よりも小さい。これは、転写蒸着紙が接着層、アルミ粒子層、及び保護層を有することにより、無加工紙よりも平滑度が向上していることを示す。また、蒸着紙が、接着層、アルミ粒子層、保護層に加えて、アルミ粒子層と保護層との間にPETフィルム層を有することにより、転写蒸着紙と平滑度に差があることを示している。
このように、転写蒸着紙の表面の平滑度は、無加工紙に比べて高いので、転写蒸着紙を機械内を滑らかに通過することができ、加工性がよい。一方で、蒸着紙は、フィルムを有することで平滑度及び剛度が増すので、組立時に機械による把持がしにくくなり、組立不良が発生する虞がある。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
20 パッケージ
21 本体部
22 蓋部
30 インナーフレーム
31a 係止部
34a 折り曲げ罫線部
34b 突起部
35a 折り曲げ罫線部
35b 突起部
41 シート層
42 接着層
43 アルミ粒子層
44 保護層

Claims (9)

  1. 内部にシガレットを収容するためのパッケージであって、
    金属光沢を有する光沢部を有し、
    前記光沢部は、
    紙からなるシート層と、
    前記シート層の上方に設けられるアルミ粒子層と、
    前記シート層と前記アルミ粒子層との間に位置し、前記アルミ粒子層を前記シート層に接着するように構成される接着層と、
    前記アルミ粒子層の上方に設けられる保護層と、を有し、
    前記アルミ粒子層は、転写蒸着アルミ粒子層である、パッケージ。
  2. 内部にシガレットを収容するためのパッケージであって、
    金属光沢を有する光沢部を有し、
    前記光沢部は、
    紙からなるシート層と、
    前記シート層の上方に設けられるアルミ粒子層と、
    前記シート層と前記アルミ粒子層との間に位置し、前記アルミ粒子層を前記シート層に接着するように構成される接着層と、
    前記アルミ粒子層の上方に設けられる保護層と、を有し、
    前記アルミ粒子層、前記接着層、及び前記保護層の合計の厚さは、0.005mm以下である、パッケージ。
  3. 請求項1又は2に記載されたパッケージにおいて、
    前記保護層は、顔料を含む、パッケージ。
  4. 請求項3に記載されたパッケージにおいて、
    前記保護層は、前記顔料による模様を有する、パッケージ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載されたパッケージにおいて、
    パッケージ本体と、
    前記パッケージ本体を閉止するための蓋部と、
    前記パッケージ本体の内部に設けられるインナーフレームと、を有し、
    前記インナーフレームは、前記蓋部を開けたときに少なくとも一部が露出されるように構成され、
    前記光沢部は、前記インナーフレームである、パッケージ。
  6. 請求項5に記載されたパッケージにおいて、
    前記インナーフレームは、抜き加工部を有する、パッケージ。
  7. 請求項5又は6に記載されたパッケージにおいて、
    前記インナーフレームは、折り曲げ罫線部を有する、パッケージ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載されたパッケージにおいて、
    前記光沢部の外面の平滑度が500秒以上2000秒以下である、パッケージ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載されたパッケージにおいて、
    前記光沢部の前記保護層側の面の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度と無加工紙の表側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差が、1.0mN以下であり、
    前記光沢部の前記保護層側と逆側の面の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度と無加工紙の裏側の縦方向及び横方向のそれぞれの剛度との差が、1.5mN以下である、パッケージ。
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