JPH08276519A - 段ボール - Google Patents

段ボール

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JPH08276519A
JPH08276519A JP10801395A JP10801395A JPH08276519A JP H08276519 A JPH08276519 A JP H08276519A JP 10801395 A JP10801395 A JP 10801395A JP 10801395 A JP10801395 A JP 10801395A JP H08276519 A JPH08276519 A JP H08276519A
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JP
Japan
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liner
aluminum
film
layer
vapor deposition
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Pending
Application number
JP10801395A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Ikeda
耕 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08276519A publication Critical patent/JPH08276519A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱性能、気体遮断性能、生鮮食品の鮮度保
持性能、及び美粧効果のいずれもが高い上に、段ボール
古紙としてリサイクル可能なアルミニウム層をライナに
形成した段ボールを提供する。 【構成】 ベースフイルム層に剥離層を介して積層した
アルミニウム蒸着膜15を、接着剤層14を介してライ
ナ11に転写してなるアルミニウム蒸着膜積層ライナを
備えている段ボール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム蒸着膜を
ライナに積層した段ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱性を高め、気体の透過性を低
くするため、或は美粧性のために、段ボールのライナに
アルミニウム箔を積層したものやアルミニウム蒸着フイ
ルムを積層したものがあった。このような、アルミニウ
ム積層ライナを有する段ボールは、生鮮食品の鮮度保持
用段ボール箱、冷凍食品用段ボール箱、建築用断熱材等
に盛んに使用されるようになった。一方、近年は環境問
題への関心が高まり、木材資源のリサイクルにも積極的
な取り組みがなされているが、従来のアルミニウム積層
ライナを有する段ボールは、段ボール古紙としてのリサ
イクルが困難で、焼却するか埋立による廃棄処分にして
いた。その理由としては、従来のアルミニウム箔を積層
したライナを有する段ボールでは、アルミニウム箔の厚
みが少なくとも15μ程度あることから、古紙として再
生する場合、パルパーの中に大量の金属異物が混入する
ことになり、生産設備のトラブルの原因や生産性及び品
質の低下を来すなどの欠点があった。また、アルミニウ
ム蒸着フイルムを積層したライナを有する段ボールで
は、アルミニウム自体の量は少ないが、アルミニウムを
蒸着するベースフイルムには厚みが少なくとも20μ程
度のフイルム強度の強いものが使用されること、及び、
それに接着層が加わることから、これらがパルパーに異
物として大量に混入すると、アルミニウム箔の場合と同
様な問題が生じた。他方、アルミニウム微粉末を段ボー
ルライナ表面に印刷したり、アルミニウムを直接ライナ
に蒸着させることも考えられたが、ライナ表面の平滑性
がよくないこともあって、断熱性、気体遮断性、耐摩性
及び美粧性のいずれも満足させることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、断熱性能、
気体遮断性能、生鮮食品の鮮度保持性能、及び美粧効果
のいずれもが高い上に、段ボール古紙としてリサイクル
可能なアルミニウム層をライナに形成した段ボールを提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明段ボールは、上記
目的を達成するため、図示するように、ベースフイルム
層に剥離層を介して蒸着したアルミニウム蒸着膜を、接
着剤層を介してライナに転写してなるアルミニウム蒸着
膜が積層されたライナを備えてなるものである。また、
本発明段ボールは、厚み300〜1000Åのアルミニ
ウム蒸着膜を3〜20μの厚みのポリウレタン系接着剤
層を介してライナに積層してなるものである。
【0005】本発明において、アルミニウム蒸着膜は、
真空蒸着機により、通常、真空度10-3〜10-6Paの
下で、膜厚300〜1000Åの範囲内で行われる。膜
厚300Å以下ではライナが平滑性を欠くことから充分
な蒸着膜を形成しがたく、膜厚1000Å以上では経済
的でない。
【0006】ベースフイルムは、ポリエステルフイル
ム、ポリカーボネートフイルム、ポリスチレンフイルム
などアルミニウム蒸着に適した公知のフイルムはすべて
使用できる。
【0007】剥離層は、ベースフイルムとの剥離性と蒸
着時における蒸着金属との密着性を有する樹脂層で、ア
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロース樹脂
等の1種又は2種以上混合し、酢酸エチル、メチルエチ
ルケトン等の溶剤で溶解させたものなどが使用できる。
【0008】接着剤層は、アルミニウム蒸着膜とライナ
との接着に適した公知の転写用接着剤は殆ど使用でき
る。しかし、工業的に段ボールを貼り合せる際には、コ
ルゲートマシンにおいて、180℃程度の熱を加えるこ
とから、高温高湿になるため、従来アルミニウム箔とラ
イナとのラミネーシヨンに使用されてきた、酢酸ビニル
エマルジヨン接着剤や、ポリエチレンによるエクスルー
ダーラミネーシヨンは適さない。そこで耐熱性のあるア
クリル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシフエ
ノール系接着剤等が好ましく、特にポリウレタン系接着
剤は、防湿用途や冷凍食品用途に最適である。接着剤層
は、厚み3μから20μ、特に5μから10μが好まし
く、厚み3μ以下では、接着強度が不足し、厚み20μ
以上では、古紙段ボールとしてリサイクルするのに好ま
しくない。
【0009】
【実施例1】厚さ20μのポリエチレンテレフタレート
フイルムに、ポリウレタン樹脂10部、セルロースアセ
テート系樹脂10部、メチルエチルケトン40部、酢酸
エチル40部の組成からなる剥離兼アルミニウム蒸着用
アンカー剤からなる剥離層を20μの厚みに塗布したの
ち、10-4Paの眞空度で500Åのアルミ蒸着層を形
成し、更にその上に5μの厚みのポリウレタン系接着剤
層を形成した転写フイルムを作製した。この転写フイル
ムを、段ボール製ライナ(KN220g)の表面に約2
00℃で熱転写し、アルミニウム蒸着膜を積層した段ボ
ールライナを得た。次に、このライナを裏ライナとし、
中芯(SCPN125g)と表ライナ(KN220g)
をコルゲータマシンで貼り合わせて本発明品を得た。
【0010】
【実施例2】厚さ20μのポリエチレンテレフタレート
フイルムに、ポリウレタン樹脂10部、セルロースアセ
テート系樹脂10部、メチルエチルケトン40部、酢酸
エチル40部の組成からなる剥離兼アルミニウム蒸着用
アンカー剤からなる剥離層を20μの厚みに塗布したの
ち、10-4Paの眞空度で600Åのアルミ蒸着層を形
成し、更にその上に6μの厚みのエポキシ系接着剤層を
形成した転写フイルムを作製した。この転写フイルム
を、段ボール製ライナ(KN220g)の表面に約20
0℃で熱転写し、アルミニウム蒸着膜を積層した段ボー
ルライナを得た。次に、このライナを裏ライナとし、中
芯(SCPN125g)と表ライナ(KN220g)を
コルゲータマシンで貼り合わせて本発明品を得た。
【0011】
【食品保存試験】前記実施例1及び実施例2の本発明品
を用いて、内寸法450×320×135mmのJIS
規格02溝切型の0201形式の段ボールケースを作製
した。比較例1として、通常の段ボール(KN220g
×SCPN125g×KN220g)、比較例2とし
て、従来のアルミニウム蒸着ポリエステルフイルムをポ
リエチレンを介して積層した段ボール(KN220g×
SCPN125g×KN220g/PE30μ/PET
20μ/Al500Å)を用いて、実施例1、2と同一
の段ボール箱を作成した。各々のサンプル数を5箱と
し、各箱の中にブロッコリーを3kg詰めて5℃の環境
で15時間開封状態で放置したのち、テープ貼りにより
封緘し、室温25℃、湿度60%の環境下に置き、48
時間経過後に各サンプルを2箱開封し、その後24時間
毎に1箱づつ開封し、下表に示す結果が得られた。
【0012】
【表1】
【0013】
【離解試験】実施例1、2及び比較例1、2の各段ボー
ルをそれぞれ2cm角に裁断し、JIS規格の離解機を
用いて紙料濃度3%、回転数3000rpmで30分間
離解し、次表に示す結果を得た。なお、離解前のアルミ
ニウム蒸着膜の表面には剥離用樹脂の層が約10μ程度
残っていたが、前記層自体の膜強度が弱いため、離解に
は特に問題はなかった。
【0014】
【表2】
【0015】
【防湿度試験】折り曲げ加工が防湿度に及ぼす影響を以
下の試験により調べた。実施例1及び2について折曲線
となる罫入れ加工(段山を横切る方向)を施したのち、
正逆方向に90°の折曲げを行った。次に、上記の加工
を施さなかったサンプルも加えて、図1に示す表ライナ
部分12と中芯部分13を除去して接着剤層14を介し
てアルミニウム蒸着膜15を設けた裏ライナ部分11を
取り出して、JISZ0208に規定される防湿包装材
料の透湿度試験を行った。サンプル数はそれぞれ5個と
し、これらの平均値(g/m2・24h)を示せば次表
に示す結果を得た。
【0016】
【表3】 上記結果から実施例1のポリウレタン系接着剤を使用し
たものが、実施例2のエポキシ系接着剤を使用したもの
より折曲げによる防湿性の低下が少ないことが判明し
た。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明段ボールは、ライ
ナにアルミニウムを蒸着した合成樹脂フイルムを積層し
た段ボールと変わらない実用性能を発揮すると共に、古
紙としてのリサイクルが可能になり、パルプ資源を有効
に活用できるものである。また、接着剤層にウレタン系
接着剤を使用したものにあっては、屈曲による防湿度の
低下が少ない点で特に好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
11 裏ライナ 12 表ライナ 13 中芯 14 接着剤層 15 アルミニウム蒸着膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/04 D21H 1/14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフイルム層に剥離層を介して積層
    したアルミニウム蒸着膜を、接着剤層を介してライナに
    転写してなるアルミニウム蒸着膜積層ライナを備えてい
    ることを特徴とする段ボール。
  2. 【請求項2】 厚み300〜1000Åのアルミニウム
    蒸着膜を3〜20μの厚みのポリウレタン系接着剤層を
    介してライナに積層してなる請求項1記載の段ボール。
JP10801395A 1995-04-07 1995-04-07 段ボール Pending JPH08276519A (ja)

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JP10801395A JPH08276519A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 段ボール

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