JPH08244764A - 防湿段ボールシート及びその製造方法 - Google Patents

防湿段ボールシート及びその製造方法

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JPH08244764A
JPH08244764A JP7710495A JP7710495A JPH08244764A JP H08244764 A JPH08244764 A JP H08244764A JP 7710495 A JP7710495 A JP 7710495A JP 7710495 A JP7710495 A JP 7710495A JP H08244764 A JPH08244764 A JP H08244764A
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JP
Japan
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liner
coating agent
zeolite
coating
corrugated
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JP7710495A
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English (en)
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Hiroshi Yokota
博志 横田
Tetsunori Kunitake
哲則 国武
Kazushige Yoshioka
一茂 吉岡
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Kami Shoji Co Ltd
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Kami Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑り易さを改善し、テープ接着強度及び印刷
適性を向上させ、離解度を良くして使用後の故紙回収も
可能とした、防湿段ボールシート及びその製造方法を提
供する。 【構成】 段ボールシートの少なくとも一方のライナの
片面に、合成炭化樹脂とワックスを主成分とする被覆剤
にゼオライトを10〜30%配合してなるコート剤を塗
布する。そのコート剤の塗布量は5〜20g/m2 とす
る。内装ライナの一方の面に前記コート剤を塗布した
後、このコート剤を乾燥させることによりコート付き内
装ライナを形成し、この内装ライナの非コート面と外装
ライナの間に波付けされた中芯を介在させてこれらを接
着一体化する。外装ライナの外面にもコート剤を塗布す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防湿段ボールシート及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、貿易の自由化に伴い、水産関係、
青果物等が海外から数多く輸入され、鮮度保持を図るた
めの輸送がますます必要となってきている。又、消費者
の個性化やグルメブーム等のニーズの変化に伴い小ロッ
ト多品種の傾向が進み、更に宅配便の普及により全国各
地の特産物を小ロットでも新鮮なまま各家庭に届けるこ
とが必要になった。上記のような水産物や青果物等の輸
入や国内流通において、収納物の鮮度を保持するために
防湿段ボール箱の需要が多くなっている。この種の防湿
段ボール箱としては、従来例えば表面にスチレン、アク
リル樹脂を主成分とするコート剤を塗布したもの、或は
ポリエチレンフィルムをラミネートしたもの等が知られ
ている(特開平5−246422号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記スチレン、アクリ
ル樹脂を主成分とするコート剤を塗布したものは、コー
ト面が滑り易くなって段ボール箱の製函工程の作業性を
低下させるのみならず、段ボール箱の使用時に荷崩れが
発生し易くなる。又、コート付きライナの紙継工程にお
いて両面テープで接着する際に接着し難くなる。更に、
段ボールシートに印刷する際、外装ライナのコート面の
初期のインク受理性が悪くて綺麗に印刷が出来ない等の
欠点もあった。前記ポリエチレンフィルムをラミネート
したものは、耐熱温度が比較的低く一般的なコルゲート
マシンでは製造時に熱盤に付着する欠点があり、又ラミ
ネートされたポリエチレンフィルムの離解性が悪いため
使用後に段ボール箱の故紙回収が出来ないという欠点も
ある。本発明は、このような従来の防湿段ボールの欠点
を解消するためになされ、滑り易さを改善し、テープの
接着強度及び印刷適性を向上させ、使用後に故紙回収も
可能とした、防湿段ボールシート及びその製造方法を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、段ボールシートの少
なくとも一方のライナの片面に、合成炭化水素樹脂とワ
ックスを主成分とする被覆剤にゼオライトを10〜30
%配合してなるコート剤を塗布した、防湿段ボールシー
トを要旨とする。コート剤の塗布量は5〜20g/m2
とする。又、内装ライナの一方の面に、合成炭化水素樹
脂とワックスを主成分とする被覆剤にゼオライトを10
〜30%配合してなるコート剤を塗布した後、このコー
ト剤を乾燥させることによりコート付き内装ライナを形
成し、この内装ライナの非コート面と外装ライナの間に
波付けされた中芯を介在させてこれらを接着一体化す
る、防湿段ボールシートの製造方法を要旨とする。更
に、外装ライナの外面にもコート剤を塗布する、防湿段
ボールシートの製造方法を要旨とする。
【0005】
【作 用】被覆剤にゼオライトを配合することによりコ
ート面を滑り難くし、段ボール箱の製函工程での作業性
を向上させると共に、使用時での荷崩れを防止すること
が出来る。又、コート面の耐熱性が上がって熱盤への付
着を防止し、テープの接着強度が向上し、インクの受理
性も良好となって印刷適性を向上させることが出来る。
更に、離解性が良くなって使用後に段ボール箱の故紙再
生も可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1は内装ライナであり、その
一方の面(内面側)はコート剤2が塗布されている。こ
のコート剤2は、合成炭化水素樹脂とワックスを主成分
とする被覆剤にゼオライト、別名沸石(アルミノケイ酸
塩鉱物)を配合してなるものである。
【0007】前記被覆剤に対するゼオライトの適切な配
合率を決定するために、ゼオライトの配合量を変えて下
記のような試験を行った。 試験方法 (1)内装ライナとしてKライナ180g/m2 を用
い、25cm×40cm(0.1m2 )に切って試験紙
とする。 (2)被覆剤(商品名ペルトールPS−810/近代化
学工業(株)製)とゼオライト(商品名イワミライト/
三井金属鉱業(株)製)を配合した後、試験紙にバーコ
ータにて塗布する。ゼオライトは325メッシュの篩を
通過したものを用いた。 (3)塗布面を90℃、2分間で乾燥後、透湿度試験を
行った。透湿度の試験条件は温度20℃、湿度65%R
Hである。 (4)離解度は試験紙を15cm角に切り、工業用ミキ
サにて90秒間離解した後、フラットスクリーン(10
cut)に10分間かける。 (5)インクの受理性は印刷インクをコート面に刷毛で
塗布し、風乾させた後インクの剥れ具合を目視により観
察する。 (6)接着強度はライナの塗布面に幅25mmの両面接
着テープを長さ50mm接着し、4Kgのローラで圧縮
し、引張試験機で180°の方向に引っ張って接着面5
0mm剥がし、その負荷を平均したものである。 この試験結果は表1のようになった。
【表1】
【0008】前記試験結果を考察すると、 ゼオライトを多く配合した場合、滑りについては効
果が顕著に現れるが、防湿効果は少し落ちる傾向にあ
る。 ゼオライトの配合量を増加させると、インクの受理
性、両面接着テープの接着性は良くなる傾向にある。 防湿効果、加工適性を考慮すると、ゼオライトの配
合量は10〜15%が最も良いと思われるが、10〜3
0%で実施が十分可能である。
【0009】図4はゼオライトの配合率と接着強度との
関係を示すグラフ図であり、図5はゼオライトの配合率
と透湿度との関係を示すグラフ図、図6はゼオライトの
配合率と滑り角度との関係を示すグラフ図であるが、い
ずれも前記ゼオライトの配合率10〜30%の範囲で良
好な値が得られた。
【0010】図3はコート剤の塗布装置の一例を示すも
ので、内装ライナ1をペーパーロール3と押えロール4
の間を通して送り出し、その片面にコート剤2をアプリ
ケータローラ5を介して塗布し、ブレストロール6とエ
アナイフコータ7との間を通すことでコート剤2を所定
の塗布量に調整し、熱ドライヤ8、9、10を通過させ
てコート剤2を乾燥させると共に、リール11に巻き取
るようにしてある。
【0011】このようにして形成されたコート付き内装
ライナは、図1のようにその非コート面と外装ライナ1
2との間に、波付けされた中芯13を介在させてこれら
を接着一体化することにより段ボールシート14を形成
することが出来る。
【0012】前記構成の段ボールシート14を下記実施
例1〜3のように作成し、これらと比較するために比較
例4、5を作成してそれぞれ性能試験を行った。 (実施例1)内装Kライナ180g/m2 の一方の面に
被覆剤(商品名ペルトールPS−810/近代化学工業
(株)製)とゼオライト(商品名イワミライト/三井金
属鉱業(株)製で、250メッシュの篩を通過した粒
子)を被覆剤に対して15%配合し、分散させたコート
剤2を前記エアナイフコータ7にて塗布した後、そのコ
ート剤2を熱ドライヤ(温度75〜80℃)で乾燥させ
ることにより片面コート付き内装ライナを形成し、この
コート付き内装ライナの非コート面と外装ライナとの間
に、波付けされた中芯を介在させて接着剤を介して接着
一体化した。
【0013】(実施例2)内装Kライナ180g/m2
の一方の面に被覆剤(商品名ペルトールPS−810/
近代化学工業(株)製)とゼオライト(商品名イワミラ
イト/三井金属鉱業(株)製で、325メッシュの篩を
通過した粒子)を被覆剤に対して10%配合し、分散さ
せたコート剤2をバーコータ(図略)にて塗布した後、
そのコート剤2を熱ドライヤ(温度85〜95℃)で乾
燥させることにより片面コート付き内装ライナを形成
し、このコート付き内装ライナの非コート面と外装ライ
ナとの間に、波付けされた中芯を介在させて接着剤を介
して接着一体化した。
【0014】(実施例3)内装Kライナ180g/m2
の一方の面に被覆剤(商品名ペルトールPS−810/
近代化学工業(株)製)とゼオライト(商品名イワミラ
イト/三井金属鉱業(株)製で、325メッシュの篩を
通過した粒子)を被覆剤に対して15%配合し、分散さ
せたコート剤2を前記バーコータにて塗布した後、その
コート剤2を熱ドライヤ(温度85〜95℃)で乾燥さ
せることにより片面コート付き内装ライナを形成し、こ
のコート付き内装ライナの非コート面と外装ライナとの
間に、波付けされた中芯を介在させて接着剤を介して接
着一体化した。
【0015】(比較例1)内装Kライナ180g/m2
の一方の面に被覆剤のみ(ゼオライト無し)をバーコー
タにて塗布した後、熱ドライヤで乾燥させることにより
片面が被覆剤付き内装ライナを形成し、その非被覆面と
外装ライナとの間に、波付けされた中芯を介在させて接
着剤を介して接着一体化した。 (比較例2)何も塗布しないKライナ180g/m2
そのまま内装ライナとし、外装ライナとの間に波付けさ
れた中芯を介在させて接着剤を介して接着一体化した。
【0016】試験方法 (1)透湿度の試験方法はJIS−Z0208による。
但し、試験条件は温度20±1℃、湿度65±2%RH
で行った。 (2)離解度の試験方法は15×15mm角に用意した
試料(約5.0g)を20℃の水700ccに入れ、す
ぐに試料をカットしないように刃先を逆に取り付けた工
業用ミキサにて90秒間離解する。試料を取り出し、フ
ラットスクリーン(10cut)にて10分間篩分けす
る。そして、スクリーン上の残留物の重量より下記式で
離解度を求めた。 離解度=(試料重量−残留物)/試料重量 ×100(%) (3)インクの受理性は印刷インクをコート面に刷毛で
塗布し、風乾させた後インクの剥れ具合を目視により観
察。 (4)接着強度はライナの塗布面に幅25mmで両面接
着テープを長さ50mm接着し、4kgのローラで圧縮
し、引張試験機で180°の方向に引っ張って接着面5
0mm剥がし、その負荷を平均した値である。 (5)滑り角度の試験方法はJIS−P8147(傾斜
方法)による。 この試験結果は表2のようになった。
【表2】
【0017】この試験結果によると、実施例1〜3にお
いて透湿度は実施例1が優れているが、離解度、滑り角
度、初期のインク受理性、接着強度については実施例1
乃至3で殆ど差異は認められず、いずれも優れた結果が
得られた。従って、十分な透湿度を得るためには内装ラ
イナの塗布量が14g/m2 以上であることが望ましい
が、塗布量を多くすると段ボールシートのコストが高く
なり、一方塗布量が少ないと防湿性能が劣ることから、
塗布量は9〜14g/m2が好ましいと判明した。しか
し、多少のバラツキを考慮して塗布量は5〜20g/m
2 とする。ゼオライトの粒子について、325メッシュ
通過分と250メッシュ通過分のものを比較したが、効
果には大きな差異が見られなかった。被覆剤と混ぜる際
には250メッシュ通過分の方が混ざり具合が良いと思
われたが、粒子が大きいとコート面が互いに擦れた時白
い筋が出来るので、実際には325メッシュ通過分の方
が好ましい。
【0018】次に、防湿段ボール箱の鮮度保持試験を行
うために、実施例1の段ボールシートを裁断して展開箱
を形成し、内装ライナのコート面が箱の内側に位置する
方向に折り曲げて内面コート付き段ボール箱を形成し
た。又実施例1の段ボールシートを裁断して展開箱を形
成し、内装ライナのコート面が箱の外側に位置する方向
に折り曲げて外面コート付き段ボール箱を形成した。更
に、被覆剤を塗布していない内装ライナと、外装ライナ
と、波付けされた中芯とを接着剤で一体化した段ボール
シートを裁断して展開箱を形成し、任意の方向(内装ラ
イナと外装ライナは同一であるから)に折り曲げてコー
ト無しの段ボール箱を形成し、それぞれの箱の中に50
0gのほうれん草を入れ、箱の底部及び蓋部をクラフト
テープで密閉し、室内(温度10〜20℃、湿度45〜
65%RH)に5日間放置し、ほうれん草の状態を毎日
目視によりそれぞれ観察した。その観察結果を表3に示
す。
【表3】
【0019】前記観察結果によると、1日経過した時点
ではコート付きでもコート無しでも差異は認められなか
ったが、2日経過した時点ではコート付きではいずれも
多少鮮度が落ちる程度であったが、コート無しでは若干
の萎れが認められた。3日経過すると、内面コート付き
と、外面コート付きとで差異が生じ、即ち内面コート付
きでは萎れが認められないのに対して、外面コート付き
では若干の萎れが認められ、一方コート無しは全体に萎
れが認められた。4日経過すると、内面コート付きに若
干の萎れが認められ、外面コート付きは全体に萎れが認
められ、コート無しでは最早商品価値なしの状態になっ
てしまった。5日経過すると、内面コート付きでも全体
に萎れが認められ、外面コート付きでは全体に萎れは見
られるものの未だ商品価値を失う状態には至っていなか
った。
【0020】本発明に係る段ボールシートを構成するコ
ート付きライナは、実際に工場で大量生産出来るか、又
その生産品はライナとしての強度や性質を備えているか
を調査するために実機テストを行った。原紙としてKラ
イナ(180g/m2 、120cm×500m)を用
い、被覆剤として商品名ペルトールPS−810(近代
化学工業(株)製)、ゼオライトとして商品名イワミラ
イト(三井金属鉱業(株)製)で250メッシュの篩を
通過した粒子を使用し、ペルトールの原液18Kgとイ
ワミライト2.7kgを配合(配合率15%)してコー
ト剤を作り、エアナイフコータにより塗布量14g/m
2 、塗布速度約20m/分でコート剤を塗布し、熱ドラ
イヤで乾燥することにより防湿ライナを試作した。この
試作品と、ゼオライト無しのものと、何も塗布しないブ
ランクとを試験した 試験方法 (1)紙厚の試験方法はJIS−P8118による。 (2)破裂度の試験方法はJIS−P8131による。 (3)引裂度の試験方法はJIS−P8116による。 (4)透湿度の試験条件は温度20℃、湿度65%RH
である。 (5)離解度は試験片を15cm角に切り、試料をカッ
トしないように刃先を逆に取り付けた工業用ミキサにて
90秒間離解した後、フラットスクリーン(10cu
t)に10分間かける。 (6)滑り角度の試験方法はJIS−P8147(傾斜
方法)による。 この試験結果は下記表4のようになった。
【表4】
【0021】この試験結果によると、試作品(コート付
きライナ)は段ボールシートのライナとしての強度を十
分備えていると共に、ブランクに比して透湿度が著しく
向上して防湿性能に優れており、ゼオライトの配合によ
って滑り難くし、印刷適性の向上が図れ、しかも離解度
が良好であることが判明した。工場での大量生産も十分
可能であることも確認された。
【0022】図2は段ボールシートの両面がコート付き
の実施例を示すもので、即ち内装ライナ1は前記と同様
に一方の面にコート剤2が塗布され、外装ライナ12に
も一方の面にコート剤2が塗布されており、内装ライナ
1の非コート面と外装ライナ12の非コート面との間に
波付けされた中芯13を介在させてこれらを接着一体化
して形成される。この場合、段ボール箱の内、外面共に
コート付きの言わば両面コート付きとなるため、コスト
は高くなるが防湿性能は倍増することが予想される。従
って、片面コートか両面コートか、或は片面コートであ
っても内面側か外面側か等の使い分けは、収納物品又は
使用条件等によって適宜選択することになる。尚、内装
ライナと外装ライナをそれぞれ別個に生産しても良い
が、どちらか一方を生産して共用するようにしても良
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
防湿段ボールシートにおいて、合成炭化水素樹脂とワッ
クスを主成分とする被覆剤にゼオライトを配合してなる
コート剤を塗布したので、コート面を滑り難くし、段ボ
ール箱の製函工程での作業性を向上させると共に、使用
時での荷崩れを未然に防止することが出来る。又、コー
ト面の耐熱性が上がって熱盤への付着を防止し、テープ
の接着強度及び印刷適性が向上し、更に離解性が良好と
なって使用後の故紙回収も可能になる等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る段ボールシートの一部の断面図
である。
【図2】 両面コート付き段ボールシートの実施例を示
す一部の断面図である。
【図3】 コート剤を塗布する装置の一例を示す説明図
である。
【図4】 ゼオライト配合率と接着強度の関係を示すグ
ラフ図である。
【図5】 ゼオライトの配合率と透湿度との関係を示す
グラフ図である。
【図6】 ゼオライトの配合率と滑り角度との関係を示
すグラフ図である。
【符号の説明】
1…内装ライナ 2…コート剤 3…ペーパーロー
ル 4…押えロール 5…アプリケータローラ 6…ブレストロール 7
…エアナイフコータ 8、9、10…熱ドライヤ 11…リール 12…
外装ライナ 13…中芯 14…段ボールシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールシートの少なくとも一方のライ
    ナの片面に、合成炭化水素樹脂とワックスを主成分とす
    る被覆剤にゼオライトを10〜30%配合してなるコー
    ト剤を塗布した、防湿段ボールシート。
  2. 【請求項2】 塗布量が5〜20g/m2 である、請求
    項1記載の防湿段ボールシート。
  3. 【請求項3】 内装ライナの一方の面に、合成炭化水素
    樹脂とワックスを主成分とする被覆剤にゼオライトを1
    0〜30%配合してなるコート剤を塗布した後、このコ
    ート剤を乾燥させることによりコート付き内装ライナを
    形成し、この内装ライナの非コート面と外装ライナの間
    に波付けされた中芯を介在させてこれらを接着一体化す
    る、防湿段ボールシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 外装ライナの外面にもコート剤を塗布す
    る、請求項3記載の防湿段ボールシートの製造方法。
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