JP2568851B2 - 転写材 - Google Patents

転写材

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JP2568851B2
JP2568851B2 JP62180896A JP18089687A JP2568851B2 JP 2568851 B2 JP2568851 B2 JP 2568851B2 JP 62180896 A JP62180896 A JP 62180896A JP 18089687 A JP18089687 A JP 18089687A JP 2568851 B2 JP2568851 B2 JP 2568851B2
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
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    • B41M5/426Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by inorganic compounds, e.g. metals, metal salts, metal complexes

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、表面強度に優れた転写層を有する転写材
に関するものである。
<従来の技術> 従来、転写法は、種々の基材表面に図柄を形成する方
法として汎用されている技術である。しかし、従来、転
写により形成された図柄層は、耐摩耗性・耐損傷性・耐
候性・耐薬品性・耐溶剤性・耐熱性などの物性が十分で
ないため、図柄層が傷ついたり、アルコールなどによっ
て損なわれたり、長時間おいておくと変色したりするこ
とが少なくなかった。
そこで、このような欠点を解消しようとした転写材と
しては、転写後最上層となる層に紫外線硬化性樹脂層や
熱硬化性樹脂層を構成したものがあった。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、以上のような構成の転写材には次のような問
題点があった。
紫外線硬化性樹脂を用いた転写材は、紫外線照射時に
紫外線硬化性樹脂が収縮し、基体シートにシワが発生し
たり、転写材の各構成層の見当がズレたり、層間密着強
度が低下したりし、また樹脂の架橋密度の増加によっ
て、層間密着強度が低下したり、印刷適正不良が発生す
るものであった。また、酸・アルカリに対する耐性も低
く、紫外線硬化性樹脂層の硬度も十分満足できるもので
はなかった。
また、熱硬化性樹脂を用いた転写材は、上記の転写材
に比べると層間密着強度や印刷適正は良好であるが、樹
脂の架橋密度が低いため、有機溶剤や酸・アルカリに対
する耐性は低いものであった。また熱硬化性樹脂層の硬
度も十分満足できるものではなかった。
この発明は、以上のような問題点を解決し、表面強度
に優れた転写層を有する転写材を提供することを目的と
する。
<問題点を解決するための手段> この発明は、以上の目的を達成するために、無機物層
である活性金属酸化物層を含むように構成した。すなわ
ちこの発明の転写材は、離型性を有する基体シート上
に、活性金属酸化物層が設けられ、さらにその上に図柄
層・接着層が順次積層されるように構成したものであ
る。
図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説明す
る。第1図はこの発明の転写材の一実施例を示す断面図
である。1は基体シート、2は活性金属酸化物層、3は
図柄層、4は接着層をそれぞれ示す。
基体シート1としては、ポリエチレンテレフタレート
やポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・セロハン
などのプラスチックフィルム、あるいはこれらの紙との
複合フィルムなど通常の転写材の基体シートとして用い
られるものを用いる。また、基体シート1に離型性を付
与するために、基体シート1表面に離型処理を施しても
よい。離型処理としては、シリコン樹脂・ウレタン樹脂
・尿素樹脂などの熱硬化性樹脂、またはフッ化ビニリデ
ン樹脂などのフッ素化合物樹脂などをコーティングして
熱処理を施したり、あるいは配向性ポリプロピレンなど
の離型性に優れたフィルムを基体シート1にラミネート
してもよい。また、基体シート1上に剥離層を設けても
よい。剥離層は、転写後に基体シート1から剥離して被
転写体の表面となるため、物理的・化学的に強固である
ことが要求される。剥離層の材質としては、アクリル系
樹脂・炭化水素系樹脂・塩化オレフィン系樹脂などの樹
脂、パラフィンワックス・モンタンワックス・合成ワッ
クスなどのワックスなどを用いるとよい。また、剥離層
は、グラビア印刷法・スクリーン印刷法・グラビアコー
ター法・ロールコーター法・リバースコーター法などに
よって基体シート1上に形成される。また、基体シート
1として、表面に凹凸加工が施されたものを用いてもよ
い。
次に活性金属酸化物層2が形成される。
活性金属酸化物層2としては、活性金属酸化物の膜を
用いる。特に、アルミニウム・ケイ素・チタニウム・マ
グネシウム・ジルコニウムなどよりなる群から選ばれた
少なくとも一つの元素からなる活性金属酸化物膜は透明
性に優れており、転写材を構成する層として適してい
る。活性金属酸化物層2は無機物であるので、無機物の
有する性質により、耐摩耗性・耐損傷性・耐候性・耐薬
品性・耐溶剤性・耐熱性などの物性が大幅に改善される
ことなったのである。また、活性金属酸化物層2はその
表面が、微細孔が多数形成されたものであり、次に形成
される層との密着強度が非常に高いものである。活性金
属酸化物層2を形成する方法としては、金属酸化物の水
和物を基体シート1にコーティング法または印刷法・ス
プレー法・ディッピング法などによって塗布したのち乾
燥し、レーザー照射によって焼結して活性金属酸化物膜
を形成する方法がある。この際、金属酸化物の水和物に
樹脂バインダーを混入して塗布適性を向上させることも
できる。
また、他の活性金属酸化物層2を設ける方法として
は、蒸着法、とりわけ低温で処理可能な反応性イオンプ
レーティング法や反応性スパッタリング法などにより活
性金属酸化物膜を形成する方法などがある。
なお、前記活性金属酸化物層2をレーザーを利用して
形成する方法としては、次のような態様がある。
1.基体シート1上に金属酸化物の水和物を0.1〜10μ
m、好ましくは1〜5μmの膜厚に乾燥時になるように
塗布し、次いで60〜120℃にて0.1〜10分間乾燥し、全面
あるいは所望の部分にレーザーを照射して焼結し、次い
で他層を形成する。
2.基体シート1上に金属酸化物の水和物を前記と同様に
塗布した後、低出力のレーザーあるいは超音波などによ
り仮乾燥、つまり、加水分解を途中段階まで行い、次い
で他層を形成して転写材を完成させる。この転写材を被
転写体に転写後、再びレーザー照射を行い活性金属酸化
物層2を完全に焼結する。
なお、使用するレーザーとしては、炭酸ガス(CO2
レーザー(CW、パルス)、あるいはYAG(CW、パルス)
などがある。たとえば、CW・CO2レーザーを用いた場
合、最大出力で100W、繰り返しパルス発振で平均50W程
度で用いればよい。また、ビームエネルギーの密度分布
を均一にするための光学系を使用すると、より均一な広
域焼結を行うことができる。
通常、400〜600℃にて金属酸化物の水和物を焼結しな
ければ活性金属酸化物層は得られないが、このようにレ
ーザーを用いると、耐熱性の低い基体シート1上にも活
性金属酸化物層2を任意のパターンにて形成することが
できる。
次に図柄層3が形成される。
図柄層3は、適切な色の染顔料を含むインキにて形成
される。インキバインダーとしては、一般に熱可塑性樹
脂が適し、ポリ塩化酢酸ビニル・ポリアミド・ポリエス
テル・ポリアクリレート・ポリウレタン・ポリビニルア
セタール・ポリエステルウレタン・塩化ゴム・塩化ポリ
エチレン・塩化ポリプロピレンなどの単独もしくは2種
類以上の混合物が用いられる。また、図柄層3を強化す
るためには、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂を併用し
てもよい。また、図柄層3は、グラビア印刷法・スクリ
ーン印刷法・グラビアコーター法・ロールコーター法・
リバースコーター法などによって形成される。また、図
柄層3として金属蒸着層を用いてもよい。金属蒸着層
は、真空蒸着法やスパッタリング法・イオンプレーティ
ング法などで形成され、蒸着金属としては、アルミニウ
ムやニッケル・クロムなどの金属を用いることができ
る。また金属蒸着層の密着強度を向上させるために、必
要に応じて蒸着アンカー層を金属蒸着層の前後に設けて
もよい。蒸着アンカー層は、上記した熱可塑性樹脂・熱
硬化性樹脂・あるいはこれらを混合したものを主成分と
し、また必要に応じて染顔料を混合してもよい。
次に接着層4が形成される。
接着層4は、加熱加圧により転写材を被転写体に固着
させるためのものである。接着層4は、被転写体の材質
に応じて適宜選択する。たとえば、被転写体がAS樹脂の
場合はアクリル系樹脂やビニル系樹脂を、ポリプロピレ
ンの場合は塩素化ポリプロピレン系樹脂やエチレン酢酸
ビニル共重合樹脂などを用いるとよい。また、接着層4
は、グラビア印刷法・スクリーン印刷法・グラビアコー
ター法・ロールコーター法・リバースコーター法などに
よって形成される。
<作用> 次に、この発明の転写材を用いた絵付方法について説
明する。
この発明の転写材を被転写体に重ね合わせ、加熱加圧
を行い、次いで基体シート1を剥離する。この結果、被
転写体表面には、被転写体側より順に接着層4・図柄層
3・活性金属酸化物層2が形成される(第2図参照)。
活性金属酸化物層2は無機物であり、耐熱性・耐薬品性
・耐摩耗性・耐光性などの諸物性に優れた表面強度の高
いものである。
<実施例> 実施例1 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
基体シートとし、その上にロールコーター法にてアルミ
ニウム酸化物の水和物を厚さ1μmに塗布し、100℃に
て2分間乾燥した後、発振波長10.6μm・連続発振で10
0WのCO2のガスレーザーにて、ビーム径ある種の光学系
を利用することにより10mmの正方形内部で均一な強度と
なるようにして照射し、焼結した。次いでグラビア印刷
にて図柄層・接着層を構成して転写材を得た。
このようにして得た転写材をプラスチック基板に転写
し、基体シートを剥離した。図柄が転写されたプラスチ
ック基板の最表面にはアルミナ層が形成されており、表
面強度を測定したところ、鉛筆硬度試験(JIS K−540
1)で8H以上の硬度を示した。
実施例2 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
基体シートとし、その上にグラビアコーター法にてアル
ミニウム:マグネシウム=8:2の比率の金属酸化物の水
和物を厚さ2μmに塗布し、80℃にて30秒間乾燥した
後、実施例1と同様の条件でCO2レーザーを照射し、仮
乾燥を行った。次に無機顔料よりなるインキを用いて図
柄層を設け、次いで接着層を構成して転写材を得た。
このようにして得た転写材をABSプラスチック基板に
転写した後、前記レーザーにて5〜10秒間照射し焼結し
た。表面強度を測定したところ、鉛筆硬度試験で8H以上
の硬度を示した。
<発明の効果> この発明の転写材は、無機物である活性金属酸化物層
を有するので、転写された図柄の硬度が高く、また耐摩
耗性・耐損傷性・耐候性・耐薬品性・耐溶剤性・耐熱性
などの物性にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の転写材の一実施例を示す断面図で
ある。第2図は、この発明の転写材が被転写体に転写さ
れた状態を示す断面図である。 1……基体シート、2……活性金属酸化物層、3……図
柄層、4……接着層。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離型性を有する基体シート(1)上に、活
    性金属酸化物層(2)が設けられ、さらにその上に図柄
    層(3)・接着層(4)が順次積層されたことを特徴と
    する転写材。
  2. 【請求項2】前記活性金属酸化物層(2)が、アルミニ
    ウム・ケイ素・チタニウム・マグネシウム・ジルコニウ
    ムよりなる群から選ばれた少なくとも一つの元素からな
    る特許請求の範囲第1項に記載の転写材。
  3. 【請求項3】前記活性金属酸化物層(2)が、金属酸化
    物の水和物が塗布された後、レーザー照射にて焼結され
    たものである特許請求の範囲第1項に記載の転写材。
  4. 【請求項4】前記活性金属酸化物層(2)が、蒸着法に
    て設けられたものである特許請求の範囲第1項に記載の
    転写材。
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