JPH0453714B2 - - Google Patents

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JPH0453714B2
JPH0453714B2 JP1173370A JP17337089A JPH0453714B2 JP H0453714 B2 JPH0453714 B2 JP H0453714B2 JP 1173370 A JP1173370 A JP 1173370A JP 17337089 A JP17337089 A JP 17337089A JP H0453714 B2 JPH0453714 B2 JP H0453714B2
Authority
JP
Japan
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layer
transfer
base material
fine powder
release layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1173370A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0338388A (ja
Inventor
Hisayoshi Ogino
Shigeo Horii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Reiko Co Ltd
Original Assignee
Reiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Reiko Co Ltd filed Critical Reiko Co Ltd
Priority to JP1173370A priority Critical patent/JPH0338388A/ja
Publication of JPH0338388A publication Critical patent/JPH0338388A/ja
Publication of JPH0453714B2 publication Critical patent/JPH0453714B2/ja
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は転写用シートに関し、詳細には、転
写後の転写層が退色したり変色したりすることの
ない耐光性転写用シートに係るものである。 (従来の技術) 基材の片面に転写層を形成してなる転写用シー
トとしては例えば、基材の片面に、転写層とし
て、離型層、着色または未着色の保護層、金属薄
膜層、および接着層を順次積層したものや、基材
の片面に、転写層として、離型層、着色層、およ
び接着層を順次積層したもの等が知られている。
そしてそれらの保護層や着色層には染料や有機顔
料を混入した樹脂が使用されている。 (発明が解決しようとする課題) しかし、それら従来のものは、耐光性が悪く紫
外線により退色したり、また、着色してない場合
でも耐光性が悪く樹脂が変色するという欠点があ
つた。 そこで、紫外線吸収材を離型層や保護層に混入
することが試みられているが、その混入量が離型
層や保護層の樹脂に対して約10%を越えると転写
用シートの剥離不良が起きることから、紫外線吸
収材の実際の混入量は離型層や保護層の樹脂に対
して約10%以下である。しかしながら、この程度
の混入量では退色や変色には殆ど効果がなかつ
た。 この発明は上記の欠点を除去するもので、転写
後の転写層が容易に退色したり変色したりするこ
とのない耐光性転写用シートに係るものである。 (課題を解決するための手段) すなわちこの発明は、基材の片面に転写層を形
成してなる転写用シートにおいて、基材と接する
転写層面の内側に六方晶系zno微粉末を混入した
ことを特徴とする、耐光性転写用シートである。 基材としては、ポリエステルフイルム、ポリプ
ロピレンフイルム、その他各種のプラスチツクフ
イルム、金属箔、紙、セロハン、等々の従来から
転写用のシートの基材として使用されているもの
が使用できる。基材には、より離型性を付与する
ためにアンカーコート層を形成する等、適宜の表
面処理をしておいてもよく、このようなものも勿
論この発明の基材に含まれる。 基材の片面に形成する転写層の具体的な構成は
問わない。例えば、基材の片面に、転写層とし
て、離型層、着色または未着色の保護層、金属薄
膜層、および接着層を順次積層したものや、基材
の片面に、転写層として、離型層、着色層、およ
び接着層を順次積層したもの等が挙げられる。こ
の場合、着色の保護層や着色層は、染料や有機顔
料により着色すればよい。 尚、離型層、着色または未着色の保護層、着色
層、および接着層等々は適宜の樹脂を使用して形
成すればよい。また、金属薄膜層は、Al、Ni、
Cr、Cu、Ag等の各種の金属を使用して、真空蒸
着、スパツタリング、イオンプレーテイング等の
各種の薄膜生成法により形成すればよい。 基材と接する転写層面の内側とは、上記の具体
的な転写層の例で言えば、離型層、保護層、又は
離型層と保護層である。また、離型層が転写層に
含まれずに転写後に基材と共に剥離されるもので
あるときは、保護層や着色層が基材と接する転写
層面の内側となる。 転写層に離型層が含まれる場合、離型層の厚さ
は2μm以下とする。離型層が2μmを越えるとい
わゆる箔切れが悪くなり、また、剥離性も悪くな
る。 この発明の六方晶系zno微粉末は、粒子径が
400Å以下、好ましくは200Å以下の微粉末であ
る。粒子径が400Åを越えると白濁して透明性が
損われる。また、六方晶系zno微粉末は純度が96
%以上の微粉末を使用する。純度が96%以上ない
と不純物により白濁することがある。 六方晶系zno微粉末は、離型層等の樹脂に対し
て、重量比で1:1〜0.1の比率で混入する必要
がある。六方晶系ZnO微粉末が樹脂より多いと、
白濁して透明性が損われる。また、六方晶系ZnO
微粉末が樹脂の十分の一より少ないと、耐光性が
十分に得られない。 (実施例) 次にこの発明を、実施例に基き、また、比較例
と対照させながら説明する。 実施例 1 厚さ25μmのポリエステルフイルムの片面に、
下記の調合塗料を塗布し乾燥して、樹脂1に対し
てZnO微粉末1を混入した厚さ1μmの離型層を形
成した。 MMA樹脂(ロームアンドハース社製)
……20重量部 ZnO微粉末 ……20重量部 トルエン ……80 〃 次に、離型層上に、下記の調合塗料を塗布し乾
燥して、やや赤みのかかつた黄色の保護層を形成
した。 アクリルポリオール(大日本インキ化学工業社
製) ……10重量部 イソシアネート(日本ポリウレタン社製)
……10重量部 MEK ……50重量部 酢酸プチル ……30 〃 染料(CIBA−GEIGY社製Orasol Yellow
2RLN) ……3 〃 染料(CIBA−GEIGY社製Orasol Red BL)
……0.5重量部 さらに、保護層の上に真空蒸着により450Åの
厚さのAl蒸着層を形成し、次いで、Al蒸着層上
にアクリル系接着剤により厚さ2μmの接着層を形
成して、ゴールド色をしたこの発明の耐光性転写
用シートを得た。 得られた耐光性転写用シートを紙に転写し、紫
外線ランプ(波長2537Å)15W×3本を使用し
て、ランプ直下20cmで紫外線を照射して退色性の
試験を行つた。退色性は、外観判断での退色の程
度により評価した。 結果を第1表に示す。 実施例 2 実施例1の離型層に代えて、下記の調合塗料を
使用して、樹脂1に対してZnO微粉末0.7を混入
した厚さ1μmの離型層を形成した他は、実施例1
と同様にした。 MMA樹脂(ロームアンドハース社製)
……20重量部 ZnO微粉末 ……14重量部 トルエン ……80 〃 実施例 3 樹脂1に対してZnO微粉末0.3を混入した厚さ
1μmの離型層を形成した他は、実施例1と同様に
した。 実施例 4 樹脂1に対してZnO微粉末0.1を混入した厚さ
1μmの離型層を形成した他は、実施例1と同様に
した。 比較例 1 実施例1の離型層に代えて、下記の調合塗料を
使用して、紫外線吸収剤を混入した厚さ1μmの離
型層を形成した他は、実施例1と同様にした。 MMA樹脂(ロームアンドハース社製)
……20重量部 紫外線吸収剤(BASF社製uvinul D−49)
……2重量部 トルエン ……80重量部 第1表
【表】 評価基準
【表】 (発明の効果) この発明は、第1表からも明らかな様に、基材
と接する転写層面の内側に六方晶系ZnO微粉末を
混入したから、耐光性が極めて優れている。従つ
て、被転写体が屋内外で紫外線をあびる場合にこ
の発明の耐光性転写用シートを転写すれば、特に
効果的である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材の片面に転写層を形成してなる転写用シ
    ートにおいて、基材と接する転写層面の内側に六
    方晶系ZnO微粉末を混入したことを特徴とする、
    耐光性転写用シート。
JP1173370A 1989-07-04 1989-07-04 転写用シート Granted JPH0338388A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1173370A JPH0338388A (ja) 1989-07-04 1989-07-04 転写用シート

Applications Claiming Priority (1)

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JP1173370A JPH0338388A (ja) 1989-07-04 1989-07-04 転写用シート

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Publication Number Publication Date
JPH0338388A JPH0338388A (ja) 1991-02-19
JPH0453714B2 true JPH0453714B2 (ja) 1992-08-27

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ID=15959136

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JP1173370A Granted JPH0338388A (ja) 1989-07-04 1989-07-04 転写用シート

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JPH0446934Y2 (ja) * 1989-12-20 1992-11-05
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JPH0338388A (ja) 1991-02-19

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