JPH0446934Y2 - - Google Patents

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JPH0446934Y2
JPH0446934Y2 JP1989147414U JP14741489U JPH0446934Y2 JP H0446934 Y2 JPH0446934 Y2 JP H0446934Y2 JP 1989147414 U JP1989147414 U JP 1989147414U JP 14741489 U JP14741489 U JP 14741489U JP H0446934 Y2 JPH0446934 Y2 JP H0446934Y2
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JP
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transfer material
layer
zinc oxide
particle size
oil absorption
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JP1989147414U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、耐光性に優れた転写材に関するも
のである。
【従来の技術】
従来、転写材の耐光性を向上させるために、転
写材を構成する層中に、ベンゾフエノン系・サリ
シレート系・ベンゾトリアゾール系などの有機系
紫外線吸収剤を混入させたものがあつた。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、有機系紫外線吸収剤は、長時間にわた
つて紫外線を吸収すると変質しやすいものであつ
た。また、高温下で使用すると、揮散または分解
してその効果が損なわれるものであつた。さら
に、有機系紫外線吸収剤は拡散性を有するため、
層内より外気中へ移行して拡散してしまうブリー
ドアウトが生じるなどの欠点を有するものであつ
た。 この考案は以上のような問題点を解決し、耐光
性に優れた転写材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するために、転写
材を構成する少なくとも1層中に、粒子径が
0.05μm以下、吸油量が50ml/100g以上の六方晶
系酸化亜鉛が含まれるように構成されたものであ
る。
【作用】
この考案の転写材は、転写材を構成する少なく
とも1層中に、粒子径が0.05μm以下、吸油量が
50ml/100g以上の六方晶系酸化亜鉛が含まれて
いるように構成されている。 したがつて、酸化亜鉛が含まれる層を紫外線が
通過すると紫外線は酸化亜鉛に吸収され、耐光性
に優れたものとなる。 また、酸化亜鉛は無機化合物であるので、酸化
亜鉛を含む量は、耐熱性・長期安定性などにも優
れたものとなる。
【実施例】
図面を参照しながらこの考案の実施例をさらに
詳しく説明する。 第1図はこの考案の転写材の一実施例を示す断
面図である。1はベースフイルム、2は剥離層、
3は図柄層、4は接着層をそれぞれ示す。 ベースフイルム1としては、ポリエチレンテレ
フタレート・ポリオレフイン・ポリプロピレン・
ポリエチレン・ナイロン・セロハンなどのプラス
チツクフイルム、あるいはこれらと紙との複合フ
イルムなど、通常の転写材のベースフイルム1と
して用いられものを使用するとよい。また、必要
に応じて、ベースフイルム1に離型処理が施され
ていてもよい。 その上に、剥離層2が形成される。剥離層2と
しては、アクリル系・ウレタン系・塩化ゴム系・
ビニル系・エポキシ系などの樹脂が有機溶媒に溶
解されたバインダーに、粒子径が0.05μm以下、
吸油量が50ml/100g以上の六方晶系酸化亜鉛が
分散されたインキを使用する。グラビア印刷法・
スクリーン印刷法・オフセツト印刷法などの印刷
法でベースフイルム1の上に剥離層2を形成する
とよい。酸化亜鉛の粒子径が0.05μmを越えると、
バインダーの種類により酸化亜鉛が二次凝集して
見かけの粒径が大きくなり、可視光の波長に近く
なるので可視光の一部の吸収が起こることがあ
る。また、吸油量が50ml/100g未満であると、
酸化亜鉛とバインダーとのなじみが悪くなるとと
もに、バインダーに添加することのできる量が少
なくなり、分散性が損なわれるばかりか造膜性も
小さくなり、塗膜のコントロールが困難で美しい
印刷を行うことができない。 さらに、その上に図柄層3などが形成される。
図柄層3としては、有機系バインダーに顔料や染
料などが分散または溶解された一般に用いられる
印刷インキを使用するとよい。 接着層4は、被転写体に上記の各層を接着させ
る層である。接着層4としては、被転写体である
プラスチツク成型品などの素材表面に適した感熱
性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用するとよい。
たとえば、被転写体がポリスチレンの場合はアク
リル系や塩化ビニル酢酸ビニル系樹脂を、ポリプ
ロピレンの場合は塩素化ポリプロピレン系樹脂や
エチレン酢酸ビニル系樹脂などを用いるとよい。
接着層4は、剥離層2と同様に印刷法で形成する
とよい。 このように各層を構成することにより、この考
案の転写材を得ることができる。 なお、上記の転写材の層構成はこの考案の一実
施例であり、これに限定されるものではない。た
とえば、酸化亜鉛は剥離層2だけでなく、図柄層
3や接着層4などにも含まれていてもよい。たと
えば、転写材が透明部材の裏面に転写されるいわ
ゆるバツク押し転写材である場合は、酸化亜鉛が
接着層4中に含まれるように構成するとよい。 また、通常の転写材のように、ベースフイルム
1としてマツトフイルム、ヘアラインフイルムな
どを使用し、艶消しやヘアラインなどのを表現す
るように構成してもよい。 また、通常の転写材のように、金属蒸着層を組
み合わせて、金属光沢を表現するように構成して
もよい。 また、この考案の転写材は、通常のロール転写
法など以外に、インモールド法などの転写法にも
適用することができる。
【考案の効果】
この考案の転写材は、転写材を構成する少なく
とも1層中に、粒子径が0.05μm以下、吸油量が
50ml/100g以上の六方晶系酸化亜鉛が含まれる
ように構成されている。 したがつて、この転写材は、酸化亜鉛が優れた
紫外線吸収剤として作用するので耐光性に優れた
ものであり、各層の透明性がいつまでも保たれ、
図柄層の発色も鮮やかな色再現性の高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の転写材の一実施例を示す断
面図である。 1……ベースフイルム、2……剥離層、3……
図柄層、4……接着層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 転写材を構成する少なくとも1層中に、粒子
    径が0.05μm以下、吸油量が50ml/100g以上の
    六方晶系酸化亜鉛が含まれていることを特徴と
    する転写材。 2 転写材の剥離層が、粒子径が0.05μm以下、
    吸油量が50ml/100g以上の六方晶系酸化亜鉛
    を含むものである請求項1記載の転写材。
JP1989147414U 1989-12-20 1989-12-20 Expired JPH0446934Y2 (ja)

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JP1989147414U JPH0446934Y2 (ja) 1989-12-20 1989-12-20

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Publication Number Publication Date
JPH0387274U JPH0387274U (ja) 1991-09-04
JPH0446934Y2 true JPH0446934Y2 (ja) 1992-11-05

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JPH0387274U (ja) 1991-09-04

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