JPH03125151A - 湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液 - Google Patents

湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液

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JPH03125151A
JPH03125151A JP26292289A JP26292289A JPH03125151A JP H03125151 A JPH03125151 A JP H03125151A JP 26292289 A JP26292289 A JP 26292289A JP 26292289 A JP26292289 A JP 26292289A JP H03125151 A JPH03125151 A JP H03125151A
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water
org
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acid
solvent
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JP26292289A
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Akira Nogami
野上 彰
Masabumi Uehara
正文 上原
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液に関
するものであり、更に詳しくは現像速度が大きく、画像
再現性に優れ、かつ引火性の低い安全性に優れた湿し水
不要の感光性平版印刷版用現像液に関するものである。
[発明の背景] 従来、湿し水不要の感光性平版印刷版としては、支持体
上に感光層及びインキ反発層を順次塗設した構成を有す
るものを始め、種々のものが知られている。
この湿し水不要の感光性平版印刷版は画像露光された後
、現像されるが、これに使用される現像液としては、例
えば特開昭57−13448号公報には、プロピレンオ
キサイド誘導体の少なくとも一種を0.1〜100重量
%含有したものを用いることが記載され、このプロピレ
ンオキサイド誘導体を含む現像液で印刷版材料を現像し
た場合、現像性が向上し、微小な網点まで容易に再現す
る印刷版が得られることが示されている。
しかしながら、このような現像液を用いて現像を行った
場合、画像の微小な網点再現性、即ち細線再現性や現像
性、即ち現像速度において性能が向上したとはいうもの
の、なお十分ではない。
また有機溶剤が主成分の場合、引火性、安全衛生上問題
がある。
一方、このような引火性、安全衛生上問題を考慮して造
られた現像液としては、水系現像液が例えば特開昭60
−140243号公報や特開昭61−275759号公
報に記載され、かつ知られている。これらの公報に記載
されている技術は、現像液中に水を含むため引火性が低
く、従って安全性に優れているが、現像速度が十分でな
いため自動現像機で多量の版材料を処理する時には、効
率が非常に悪いという問題がある。
そこで、本発明者等は、前記問題点を種々検討した結果
、現像液に有機アルカリ剤を含有させることにより前記
問題点を解決することができ、この点に基すいて本発明
は成された。
[発明の目的] したがって、本発明の目的は、引火性が低く、また現像
速度が大きく、更に画像再現性に優れた湿し水不要の感
光性平版印刷版用現像液を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の前記目的は、支持体上に酸価10〜300のバ
インダー樹脂を含む感光層及びシリコーンゴム層を有す
る湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液において、該
現像液が水混和性有機溶剤、有機アルカリ剤、アニオン
界面活性剤及び水を含むことを特徴とする湿し水不要の
感光性平版印刷版用現像液によって達成された。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液の成分
は、水混和性有機溶剤、有機アルカリ剤、アニオン界面
活性剤及び水を含むもので、以下各成分について説明す
る。
まず、本発明に用いられる水混和性有機溶剤とシテハ、
20℃において水に対する溶解度が1重量%以上のもの
であり、例えばメタノール、エタノール、n−プロパツ
ール、イソプロパツール、3−メトキシブタノール、3
−メチル−3−メトキシブタノール、tart−ブチル
ブタノール、エチレングリコール、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノプロビルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコ
ールモノフェニルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールジメチルエーテル、テトラエチレングリコール、テ
トラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエ
チレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ベンジルアルコール、γ−ブ
チロラクトン、β−アニリノエタノール等がある。
本発明に用いられる水混和性有機溶剤の使用量は、0.
5重量%〜50重量%、好ましくは2重量%〜20重量
%が適当である。
本発明に用いられる有機アルカリ剤としては、千ノー 
ジー又はトリエタノールアミンおよび水酸化テトラアル
キルアンモニア、有機珪酸アンモニウム等が有用である
前記アニオン型界面活性剤としては、高級アルコール(
Ca〜C22)硫酸エステル塩類[例えば、ラウリルア
ルコールサルフェートのナトリウム塩、セチルアルコー
ルサルフェートのナトリウム塩、ラウリルアルコールサ
ルフェートのアンモニウム塩、「ティーポールB−81
J  (商品名・シェル化学社製)、第二ナトリウムア
ルキルサルフェート等]、脂肪族アルコールリン酸エス
テル塩類(例えば、セチルアルコールリン酸エステルの
ナトリウム塩等)、アルキルアリールスルホン酸塩類(
例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、イ
ソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、シナ
フタレンジスルホン酸のナトリウム塩、メタニトロベン
ゼンスルホン酸のナトリウム塩等)、アルキルアミドの
スルホン酸塩二塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類
(例えば、ナトリウムスルホコハク酸ジオクチルエステ
ル、ナトリウムスルホコハク酸ジヘキシルエステル等)
がある。これらの中で特にスルホン酸塩類が好適に用い
られる。
水の含有量としては、20重量%〜97重量%、好まし
くは50重量%〜95重量%である。
本発明に用いられる現像液には、更に以下のような添加
剤を加えることができる。例えば、特開昭58−751
52号公報記載のNaCj) 、にt4 。
KBr等の中性塩、特開昭58−190952号公報記
載のEDTA%NTA等のキレート剤、特開昭59−1
21336号公報記載の[CO(N)13) al C
R1COCl’z・6H20等の錯体、特開昭50−5
1324号公報記載のアルキルナフタレンスルホン酸ソ
ーダ、N−テトラデシルN、N−ジヒドロキシエチルベ
タイン等のアニオンまたは両性界面活性剤、米国特許第
4,374,920号明細書記載のテトラメチルデシン
ジオール等の非イオン性界面活性剤、特開昭55−95
946号公報記載のp−ジメチルアミノメチルポリスチ
レンのメチルクロライドの第4級化合物等のカチオニツ
クポリマー、特開昭56−142528号公報記載のビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライドとアク
リル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子電解質、特
開昭57−192952号公報記載の亜硫酸ナトリウム
等の還元性無機塩、特開昭58−59444号公報記載
の塩化リチウム等の無機リチウム化合物、特公昭50−
34442号公報記載の安息香酸リチウム等の有機リチ
ウム化合物、特開昭59−75255号公報記載の硅素
、チタン等を含む有機金属界面活性剤、特開昭59−8
4241号公報記載の有機ホウ素化合物、ヨーロッパ特
許第101010号明細書記載のテトラアルキルアンモ
ニウムオキサイド等の第4級アンモニウム塩等の添加剤
が挙げられる。
本発明に用いられる感光層には、酸価10〜300の高
分子重合体を含有させる。該重合体としては、例えば、
アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、クロトン酸共
重合体、イタコン酸共重合体、マレイン酸共重合体、側
鎖にカルボキシル基を有するセルロース誘導体、側鎖に
カルボキシル基を有するポリビニルアルコール誘導体、
側鎖にカルボキシル基を有するヒドロキシアルキルアク
リレート又はメタクリレート共重合体、側鎖にカルボキ
シル基を有する不飽和ポリエステル樹脂等を挙げること
ができる。
これらのうちで好ましいものは、特開昭55−1553
55号公報中に記載されているフェノール性水酸基を側
鎖に持つ共重合体や特開昭50−118802号公報中
に記載されている側鎖にアルコール性水酸基を有する共
重合体、特に染色性、接着性の点からアルコール性水酸
基含有ポリマーが好ましく用いられる。
このアルコール性水酸基含有ポリマーとしては、例えば
2−とドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、N−(4−ヒドロキシエチルフェ
ニル)メタクリルアミド、ヒドロキシメチルジアセトン
(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
本発明に係る樹脂バインダーとして用いられる高分子重
合体は、その酸価が10〜300の範囲で好ましい結果
を得ることができる。即ち水系現像液において、特にア
ルカリ現像性を付与するには、酸化10〜300の範囲
のバインダー樹脂を使用することが好ましく、これによ
り現像スピードが速く、しかも良好な画像が得られる。
したがって、酸化が10未満では、M現像スピードが不
十分であり、また酸化が300より大きいとオーバー現
像に対して弱いので、このましくない。
本発明の現像液に適した感光層には、ジアゾ化合物、光
重合性化合物、光架橋性化合物等が用いられる。好まし
くはジアゾ化合物が用いられる。
本発明の感光層に用いられる感光性物質の例としては、
まず、本発明においては、以下の感光性物質を用いるこ
とができる0例えば、芳香族ジアゾニウム塩とホルムア
ルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。特
に好ましくは、p−ジアゾジフェニルアミンとホルムア
ルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物の塩、例え
ばヘキサフルオロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過
塩素酸塩または過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生成
物であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許第3゜300,
309号明細書中に記載されているような、前記縮合物
とスルホン酸類の反応生成物であるジアゾ樹脂有機塩等
が挙げられる。ざらにジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤
と共に使用される。かかる結合剤としては種々の高分子
化合物が使用され得るが、好ましくは特開昭54−98
613号に記載されているような芳香族性水酸基を有す
る単量体、例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アク
リルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリ
ルアミド、0−1■−1またはp−ヒドロキシスチレン
、0−1m−1またはp−ヒドロキシフェニルメタクリ
レート等と他の単量体との共重合体、米国特許第4,1
23,276号明細書中に記載されているようなヒドロ
キシエチルアクリレート単位またはヒドロキシエチルメ
タクリレート単位を主なる繰り返し単位として含むポリ
マー シェラツク、ロジン等の天然樹脂、ポリビニルア
ルコール、米国特許第3 、751 、257 分明1
[H書中に記載されているようなポリアミド樹脂、米国
特許第3,880,097号明細書中に記載されている
ような線状ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールの
フタレート化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒド
リンから縮合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セ
ルロースアセテートフタレート等のセルロース類が包含
される。
また重合体主鎖または側鎖に感光基として−CI−CH
−C−を含むポリエステル類、ポリアミド1 類、ポリカーボネート類のような感光性重合体を主成分
とするものも挙げられる。例えば、特開昭55−404
15号に記載されているようなフェニレンジエチルアク
リレートと水素添加したビスフェノールAおよびトリエ
チレングリコールとの縮合で得られる感光性ポリエステ
ル、米国特許第2,958,878号明細書中に記載さ
れているようなシンナミリデンマロン酸等の(2−プロ
ペリデン)マロン酸化合物及び二官能性グリコール類か
ら誘導される感光性ポリエステル類等が挙げられる。
さらにまた、付加重合性不飽和化合物からなる光重合性
組成物も挙げられる。
ここで不飽和上ツマ−としては、アルコール類(例えば
、エタノール、プロパツール、ヘキサノール、オクタツ
ール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等)のアクリル酸またはメタクリ
ル酸エステル、 アミン類(例えば、メチルアミン、エチルアミン、ブチ
ルアミン、ベンジルアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレン
ジアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、エタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、アニリン等)とアクリ
ル酸グリシジルまたはメタクリル酸グリシジルとの反応
生成物。
カルボン酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、
アクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、マレイン酸、フ
タル酸、酒石酸、クエン酸等)とアクリル酸グリシジル
またはメタクリル酸グリシジルとの反応生成物。
アミド誘導体(例えば、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、メチレンビスア
クリルアミド等)、 エポキシ化合物とアクリル酸またはメタクリル酸との反
応物等を使用することができる。
光重合開始剤としては、次のようなものを使用すること
ができる。
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエ
ーテル、α、α−ジメトキシーα−フェニルアセトフェ
ノン等のベンゾイン訪導体、ベンゾフェノン、2.4−
ジクロルベンゾフェノン、0−ベンゾイル安息香酸メチ
ル、4,4“−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン
、4.4°−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等
のベンゾフェノン話導体、2−クロルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン等のチオキサントン誘
導体、2−クロルアントラキノン、2−メチルアントラ
キノン等のアントラキノン誘導体、N−メチルアクリド
ン、N−ブチルアクリドン等のアクリドン8導体、α、
α−ジェトキシアセトフェノン、ベンジル、フルオレノ
ン、キサントン、ウラニル化合物、ハロゲン化合物等。
またこの光重合性組成物は、好ましくは結合剤が添加さ
れる。結合剤としては、ジアゾ樹脂と共に用いたものが
使用でき、さらに好ましくは特公昭49−17874号
等に記載されている側鎖にエチレン性不飽和結合を有す
る光架橋性の共重合体が使用される。
感光層には、上記以外に露光後或は現像後に像を可視化
させるための色素、例えば、ビクトリアピュアブルーB
OH(保土谷化学社製)、オイルブルー’603 (オ
リエント化学工業社製)等のトリフェニルメタン系、ジ
フェニルメタン系色素等、露光により酸を発生する物質
(光酸発生剤)として、感光性ジアゾ化合物、0−ナフ
トキノンジアジド化合物、トリへロメチル基を有する芳
香族化合物、例えばトリへロメチル基を有するオキサジ
アゾール化合物あるいはトリへロメチル基を有するS−
トリアジン化合物等(具体的には特開昭62−1121
62号公報を参照)を含有している。
また感光層には塗布性を改良するためのアルキルエーテ
ル類(例えば、エチルセルロース、メチルセルロース等
)、弗素系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤(例えば
、プルロニックL64(塩型化社製)等)、塗膜の柔軟
性を付与するための可塑剤(例えば、ポリエチレングリ
コール、リン酸トリクレジル、アクリル酸又はメタクリ
ル酸ポリマー等)、安定剤(例えばリン酸等)を含有す
ることができる。
本発明に用いられるインキ反撥層としては、シリコーン
ゴム層が用いられるが、シリコーンゴムとしては、次の
ような一般式[I]で示される繰り返し単位を有する分
子量数千〜数十万の主鎖中または主鎖の末端に水酸基を
有する線状有機ポリシロキサンを主成分とするものが好
ましい。
−数式CI] 5i−On ここでnは2以上の整数、Rは炭素数l〜lOのアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシル基、ビニル
基、アリール基、シラノール基(OH基) であり、R
の60%以上がメチル基であるものが好ましい。なお上
記シラノール基(OH基)は主鎖中または主鎖の末端の
どちらにあってもよいが、末端にあることが好ましい。
本発明に用いられるシランカップリング剤(またはシリ
コーン架橋剤)としては、 Rn5iX4−n (式中、nは1〜3の整数であり、Rはアルキル、アリ
ール、アルケニルまたはこれらの組合された一価の基を
表し、またこれらの基はハロゲン、アミン、ヒドロキシ
、アルコキシ、アリーロキシ、チオール等の官能基を有
していてもよい。
Xは一0H1−〇R2、−0Ac、−0−N−Cぐ  
、  −Cf、−Br、−■3 等の置換基を表す。ここで82、R3は上記のRと同じ
ものを表し、R2、R3はそれぞれ同じであっても異っ
ていてもよい。ま災^Cはアセチル基を表す、)で示さ
れるシラン化合物である。
つまり本発明において有用なシリコーンゴムは、このよ
うなシリコーン・ベースポリマーと、上記に挙げるよう
なシリコーン架橋剤との縮合反応によって得られるもの
である。
本発明に用いられるシランカップリング剤の具体例とし
ては、 HN[(CHz)ssi(OMe)s]2、ビニルトリ
エトキシシラン、CI (CH2) ssl (OMe
) s、CH,Si (OAc)、、R5(CH2) 
ssi (OMe) s、ビニルトリス(メチルエチル
ケトオキシム)シラン等が挙げられる。
前記のシリコーンゴムは市販品としても人手でき、例え
ば東芝シリコーン社製YE−3085等がある。またそ
の他の有用なシリコーンゴムは、前述の如きベース・ポ
リマーと、次のような一般式[II ]で示される繰り
返し単位を有するシリコーンオイルとの反応、あるいは
Rの3%程度がビニル基であるシリコーンのベース・ポ
リマーとの付加反応、あるいは該シリコーンオイル同士
の反応によっても得ることができる。
(式中、Rは一般式[!]で示されるポリマーの置換基
であるRと同義であり、Iは2以上の整数、nはOまた
は1以上の整数である。)このような架橋反応によって
シリコーンゴムを得るためには、架橋反応を触媒を用い
て行う。この触媒としては、錫、亜鉛、コバルト、鉛、
カルシウム、マンガン、等の金属の有機カルボン酸塩、
例えばラウリル酸ジブチルスズ、スズ(II)オクトエ
ート、ナフテン酸コバルト等、あるいは塩化金酸等が用
いられる。
またシリコーンゴムの強度を向上させ、印刷作業中に生
じる摩擦力に耐えるシリコーンゴムを得るためには、充
填剤(フィラー)を混合することもできる。予めフィラ
ーの混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴムスト
ック、あるいはシリコーンゴムディスバージョンとして
市販されており、本発明のようにコーティングによりシ
リコーンゴム膜を得ることが好ましい場合には、RTV
あるいはLTVシリコーンゴムのディスバージョンが好
んで用いられる。このような例としては、トーレシリコ
ーン社製syt Off 23.5RX−257,5H
237等のベーパーコーティング用シリコーンゴムディ
スバージョンがある。
本発明においては、縮合架橋タイプのシリコーンゴムを
用いることが好ましい。
シリコーンゴム層には、更に接着性を向上させるために
アミノ基を有するシランカップリング剤を含有している
ことが好ましい。
好ましいシランカップリング剤としては、例えば次のよ
うなものがある。
(a) )I2NC)ItCHJH(CH2) ssi
 (OCHs) 5(b) HJCE2CH2NH(C
H2) 5si(OCI(s) 2 (CHs)(C)
H2N(CH2)ssi(OEt)s本発明に用いられ
るシリコーンゴム層中には、更に光増感剤を少量含有さ
せることができる。
本発明に用いられるシリコーンゴム層は、シリコーンゴ
ムを適当な溶媒に溶解した後、感光層上に塗布、乾燥す
る。
本発明の支持体としては、通常の平版印刷機にセットで
きるたわみ性と印刷時に加わる荷重に耐えるものである
ことが好ましく、例えばアルミニウム、亜鉛、銅、鋼等
の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニ
ウム及び鉄等がメツキまたは蒸着された金属板、紙、プ
ラスチックフィルム及びガラス板、樹脂コート紙、アル
ミニウム等の金属箔が張られた紙等が挙げられる。
これらのうち好ましいものはアルミニウム板である。
上記接着性向上のための支持体自体に対する処理は特に
限定されるものではなく、各種粗面化処理等が含まれる
支持体にはブライマー層を有していてもよく、該ブライ
マー層には例えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂
、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、フ
ェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアクリロニトリルブタジェン、ポリ酢酸ビニル
等が挙げられる。これらのブライマー層には、前記露光
により酸を発生する化合物及び酸により変色あるいは褪
色する染料を添加することができる。
また上記ブライマー層を構成するアンカー剤としては、
例えば前記シランカップリング剤、シリコーンブライマ
ー等を用いることができ、また有機チタネート等も有効
である。
本発明の版材を構成する各層の厚さは、以下の通りであ
る。即ち支持体は50〜400μm、好ましくは100
〜300 μ@ 1感光層は0.05〜101m 、好
ましくは0.5〜5μ11シリコ一ンゴム層は0.1〜
10μ11好ましくは0.5〜2μ■である。
本発明において、シリコーンゴム層の上面には必要に応
じて保護層を有していてもよい。
本発明の現像液を用いて前記感光性平版印刷版を現像す
る方法としては、従来ps版等の感光性平版印刷版の現
像において知られている方法(例えばシャワー現像、デ
イツプ現像等)が使用できる。ただし現像中、または現
像後の後工程(例えば染色工程、水洗工程等)で版面を
ブラシやスポンジでこすることが好ましい。
現像液は、循環して使用し、現像液が疲労したときは、
その一部を補充することが一般的であるが、感光性平版
印刷版の処理の度ごとに実質的に未使用の現像液を版上
に供給して現像し、使い捨てとする方法もある。
現像温度は、15℃〜45℃、好ましくは25℃〜35
℃であり、現像時間は、15秒〜150秒、好ましくは
20秒〜60秒である。
[実施例コ 以下、本発明を実施例を用いて説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例 [感光性平版印刷版の作製] 電解砂目量てしたアルミニウム支持体上に、次の組成を
有する組成物を用いて厚さ1ミクロンの感光層を設けた
[感光層用組成物] (a)p−ジアゾフェニルアミンの六弗化燐酸塩とホル
ムアルデヒドとの縮合物  120重量部(b)メタク
リル酸=2−ヒドロキシエチルメタクリレート:メチル
メタクリレート:アクリロニトリル=15:39:36
: toの共重合体(酸価97)          
  70重量部(C)ビクトリアピュアブルー    
1重量部ついで、この感光層上に次の組成を有するシリ
コーンの11%n−へブタン稀釈液を塗布し、90℃の
熱風で乾燥して厚さ2.2ミクロンのシリコーンゴム層
を塗設し、感光性平版印刷版な得た。
[シリコーンゴム層用組成物] (1)両末端水酸基のポリジメチルシロキサン(分子量
32000)      100重量部(2)メチルト
リアセトキシシラン 10重量部(3)ラウリル酸ジブ
チル錫    0.1重量部このようにして得られた感
光性平版印刷版に網点原稿及びウグラチャートを密着し
2KWの高圧水銀灯で30秒間露光した。ついでこの印
刷版を表−1に示した現像液を用いて、自動現像機PS
K−910(コニカ社製)で現像して平版印刷版を得た
得られた結果を表−1に示す。
以下余白 第1表から明らかように、本発明の現像液では、No、
 1〜No、 3は、現像速度が早く、網点再現性に優
れているものであった。これに対して、比較例1の現像
液は、現像速度が遅く、網点再現性もやや劣るものであ
った。
また水が大量に入っているため引火の心配がなく非常に
安全である。
実施例2 厚さ0.3mmのアルミニウム板に下記のプライマー層
を塗布し、200℃で2分間熱処理して乾燥膜厚さ3μ
mのプライマー層を設けた。
[プライマー層組成物] ポリウレタン樹脂(サンブレンL Q −T 1331
、三洋化成工業(株)製)     100重量部ブロ
ックイソシアネート(タケネートB830武田薬品(株
)製)        20重量部エポキシ・フェノー
ル・尿素樹脂(Sr1372関西ペイント(株)製) 
      8重量部ジメチルホルムアミド     
 725重量部続いてこの上に下記の感光層を感光膜厚
2μmになるように塗設した。
[感光層組成物] p−ジアゾジフェニルアミンのパラホルムアルデヒド縮
合物のへキサフルオロリン酸塩 0.5重量部N−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド:アクリロニ
トリル:エチルアクリレート:メタクリル酸=27:3
3:41 :6 (重量比)の共重合体(酸価80) 
        5重量部酒石酸o、os      
      o、os重量部ビクトリアピュアブルーB
 OH0,1重量部(染料、保土ケ谷化学工業(株)製
) ついで、この感光層上に下記の組成を有するシリコーン
の10%n−へキサン稀釈液を塗布し、乾燥膜厚2μ園
になるように塗設した。
[シリコーンゴム層] ジメチルポリシロキサン(分子量的80000)100
重量部 メチルトリアセトキシシラン     5重量部酢酸ジ
ブチルスズ         0.2重量部このように
して得られた版に原稿フィルムを密着して2KWの高圧
水銀灯で30秒間露光した。
ついで、この印刷版を表−2に示した現像液を用いてス
ポンジで画像が再現するまで擦り現像を行った。
得られた結果を表−2に示す。
表−2から明らかなように、本発明の現像液のNo、 
 1とNo、 2は、現像速度が大きく、かつ細線の再
現性に優れていた。一方、比較例のNo、 3とN01
4の現像液は、現像速度とフォグラマイクロラインの細
線再現性において十分な性能を示さなかった。
[発明の効果] 本発明は、水を含む現像液に水混和性有機溶剤と有機ア
ルカリ剤を含有させたので、現像速度が大きく、引火に
対して安全であり、またそれによって現像された印刷版
は、画像再現性に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に酸価10〜300のバインダー樹脂を含む感
    光層及びシリコーンゴム層を有する湿し水不要の感光性
    平版印刷版用現像液において、該現像液が水混和性有機
    溶剤、有機アルカリ剤、アニオン界面活性剤及び水を含
    むことを特徴とする湿し水不要の感光性平版印刷版用現
    像液。
JP26292289A 1989-10-11 1989-10-11 湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液 Pending JPH03125151A (ja)

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