JPH0372354A - 湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液 - Google Patents

湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液

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JPH0372354A
JPH0372354A JP20868089A JP20868089A JPH0372354A JP H0372354 A JPH0372354 A JP H0372354A JP 20868089 A JP20868089 A JP 20868089A JP 20868089 A JP20868089 A JP 20868089A JP H0372354 A JPH0372354 A JP H0372354A
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JP
Japan
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weight
silicone rubber
acid
printing plate
photosensitive
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JP20868089A
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English (en)
Inventor
Akihisa Nakajima
彰久 中島
Kazuo Noguchi
野口 一雄
Akira Nogami
野上 彰
Masabumi Uehara
正文 上原
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液に関
し、詳しくは印刷版の網点再現性を改良した湿し水不要
の感光性平版印刷版用現像液に関する。
[発明の背景] 従来、湿し水不要の感光性平版印刷版材料(以下、必要
に応じ「版材料」という)としては、支持体上に順に感
光層及びインキ反撥層を塗設した構成を有しており、こ
の版材料を露光・現像することにより湿し水不要の平版
印刷版(以下、必要に応じ「印刷版」という)を得るこ
とができる。
このような版材料を現像するための現像剤としては、従
来シリコーンゴム層及び/又は感光層を膨潤させる有機
溶剤を用いる等、種々のものが知られている。例えば特
開昭59−146054号公報には、0.05〜5重量
%の水と1〜99重量%の炭化水素を含有するシリコー
ンゴム上層型湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液に
ついて開示されており、更に具体的には、前記炭化水素
として、パラフィン系炭化水素、即ちペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の単一溶媒
又は混合溶媒、またはこれらの混合物に相当する石油の
分留製品、例えばアイソパーG、アイソパーH(エクソ
ン化学株式会社製)等が有用な溶媒として使用されるこ
とが示されている。
しかしながら、この現像液は、微小な網点を再現するた
めに効果があるが、なお十分でない。
そこで、本発明者等は、前記の問題点を改良すべく鋭意
研究を続けた結果、前記現像液に界面活性剤を含有させ
ると共に、水の量を所定の範囲内で使用することにより
網点再現性をより一層改善することができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
[発明の目的] したがって、本発明の目的は、十分に現像され、網点再
現性がより一層優れた湿し水不要の感光性平版印刷版用
現像液を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の前記目的は、感光層上にシリコーンゴム層を有
する湿し水不要の感光性平版印刷版を現像するための現
像液において、該現像液が炭化水素70重量%〜95重
量%、水5重量%〜30重量%及び界面活性剤を含むこ
とを特徴とする湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液
によって達成された。
以下、本発明を更に具体的に説明する。
本発明に用いられる湿し水不要の感光性平版印刷版用現
像液の成分は、炭化水素70重量%〜95重量%、水5
重量%〜30重量%及び界面活性剤を含むもので、以下
、各成分について説明する。
炭化水素、即ちシリコーンゴム層を膨潤させる有機溶剤
としては前述の特開昭59−146054号公報に記載
されているものを含め各種の有機溶剤が用いられる。
例えば、パラフィン系炭化水素、例えばペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等、シクロ
パラフィン系炭化水素、例えばシクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノ
ナン、シクロデカン等の単一溶媒又は混合溶媒、または
これらの混合物に相当する石油の分留製品、 ガソリン(沸点40〜220℃04〜CIl留分)灯 
 油(沸点150〜320℃ C0〜CI+5留分)軽
  油(沸点200〜350℃ CI2〜CI6留分)
重  油(沸点350℃以上  CI8〜C5゜留分)
これらの石油留分のうちで、沸点が150t〜350℃
のものがシリコーンゴムによって吸収され易くシリコー
ンゴムの膨潤性がすぐれ、現像作用が容易であり好まし
く使用される。
前記の石油留分を製品で挙げれば、例えばアイソパーG
、アイソパーH1エクソルD100.エクソルDIIO
(エクソン化学株式会社製)等が有用な溶媒として使用
できる。この他のものとしては、例えばトルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等の脂肪族ケ
トン類、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレ
ングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジブチルエーテル等のグリコールエーテル
類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、酢酸ヘキシル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロ
ピル等の脂肪族カルボン酸のアルキルエステル、エチル
セロソルブアセテート等のエステル等が挙げられる。
これらのシリコーンゴム層を膨潤させる炭化水素溶剤の
使用量は、70重量%〜95重量%、好ましくは75重
量%〜90重量%である。
本発明の現像液は、5重量%〜30重量%の水を含有す
るが、5重量%より少ない水を用いた場合には、燃焼性
溶剤の含有比率が増し、着火した場合に非常に危険とな
るばかりでなく、十分な現像ができない。
また上限が30重量%を越える量の水を用いた場合には
、良好な現像性能を得ることができない、したがって、
好ましい水の含有量は、5重量%〜30重量%の範囲で
ある。
本発明の現像液に添加される界面活性剤の量は、好まし
くは現像液に対して0.1重量%〜30重量%の範囲が
よい。
この界面活性剤は水を炭化水素中に分散、乳化あるいは
溶解させるために用いられる。
また本発明の現像液は、必要に応じてアルコール類、エ
ステル類、ケトン類、エーテル類、カルボン酸類等の1
種まはた2 ffi以上を混合して用いいることができ
る。
上記のアルコール類としては、メタノール、エタノール
、n−プロパノール、イソプロパノール、3−メトキシ
ブタノール、エチルカルピトール、ブチルカルピトール
、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、トリエチレングリコール等が挙げられる。
エステル類としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチル
セロソルブアセテート、酢酸カルピトール等が挙げられ
る。
ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン等が挙げられる。
エーテル類としては、エチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等が挙げられる。
カルボン酸類としては、蟻酸、酢酸、プロパン酸、酪酸
、アクリル酸、プロピオール酸、カプロン酸、シクロプ
ロパンカルボン酸、安息香酸、2−アミノプロパン酸、
コハク酸、フタル酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、
蓚酸、アセト酢酸、マロン酸、クエン酸等が挙げられる
これらの有機溶剤の使用量は、0.1重量%〜20重量
%、好ましくは0.5重量%〜10重量%である。
本発明に用いられるインキ反撥層としては、シリコーン
ゴム層が用いられるが、シリコーンゴムとしては、次の
ような一般式[I]で示される繰り返し単位を有する分
子量数千〜数十万の主鎖中または主鎖の末端に水酸基を
有する線状有機ポリシロキサンを主成分とするものが好
ましい。
−数式[1] %式% ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜1oのアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシル基、ビニル
基、アリール基、シラノール基(Of(基) であり、
Rの60%以上がメチル基であるものが好ましい。なお
上記シラノール基(OH基)は主鎖中または主鎖の末端
のどちらにあってもよいが、末端にあることが好ましい
本発明に用いられるシランカップリング剤(またはシリ
コーン架橋剤)としては、 Rn5iX4−n (式中、nは1〜3の整数であり、Rはアルキル、アリ
ール、アルケニルまたはこれらの組合された一価の基を
表し、またこれらの基はハロゲン、アミン、ヒドロキシ
、アルコキシ、アリーロキシ、チオール等の官能基を有
していてもよい。
2 Xは一〇〇、−OR”、−0Ac、−o−N−c”  
 、 −Cj!、−Br、−■3 等のl!f換基を表す。ここでR2、R3は上記のRと
同じものを表し、R2、R3はそれぞれ同じであっても
異っていてもよい。またAcはアセチル基を表す、)で
示されるシラン化合物である。
本発明において有用なシリコーンゴムは、このようなシ
リコーン・ベースポリマーと、前記のようなシリコーン
架橋剤との縮合反応によって得られるものである。
本発明に用いられるシランカップリング剤の具体例とし
ては、 HN((CHa)3si(OMe)sl* %ビニルト
リエトキシシラン、Cj (CH2) 3Si (OM
e) s、CH35i (OAc) 3、R5(CH2
) ssi (OMe) s、ビニルトリス(メチルエ
チルケトオキシム)シラン等が挙げられる。
前記のシリコーンゴムは市販品としても入手でき、例え
ば東芝シリコーン社製YE−3085等がある。またそ
の他の有用なシリコーンゴムは、前述の如きベース・ポ
リマーと、次のような一般式[!■]で示される繰り返
し単位を有するシリコーンオイルとの反応、あるいはR
の3%程度がビニル基であるシリコーンのベース・ポリ
マーとの付加反応、あるいは該シリコーンオイル同士の
反応によっても得ることができる。
tl         K (式中、Rは一般式[1]で示されるポリマーの置換基
であるRと同義であり、mは2以上の整数、nは0また
は1以上の整数である。〉このような架橋反応によって
シリコーンゴムを得るためには、架橋反応を触媒を用い
て行う。この触媒としては、錫、亜鉛、コバルト、鉛、
カルシウム、マンガン、等の金属の有機カルボン酸塩、
例えばラウリル酸ジブチルスズ、スズ(n )オクトエ
ート、ナフテン酸コバルト等、あるいは塩化金酸等が用
いられる。
またシリコマンゴムの強度を向上させ、印刷作業中に生
じる摩擦力に耐えるシリコーンゴムを得るためには、充
填剤(フィラー)を混合することもできる。予めフィラ
ーの混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴムスト
ック、あるいはシリコーンゴムディスバージョンとして
市販されており、本発明のようにコーティングによりシ
リコーンゴム膜を得ることが好ましい場合には、RTV
あるいはLTVシリコーンゴムのディスバージョンが好
んで用いられる。このような例としては、トーレシリコ
ーン社製syt Off 23.5RX−257,5H
237等のペーパーコーティング用シリコーンゴムディ
スバージョンがある。
本発明においては、縮合架橋タイプのシリコーンゴムを
用いることが好ましい。
シリコーンゴム層には、更に感光層との接着性を向上さ
せるためにアミノ基を有するシランカップリング剤を含
有していることが好ましい。
好ましいシランカップリング剤としては、例えば次のよ
うなものがある。
(a) H2NCH2CH2NH([:H2) 、si
 (OCHs) 5(b) H2NCEICH2NH(
CH2) 3S i (OCH3) 2 (C)13>
(C))128 (C)12)ssi (OEt)s本
発明に用いられるシリコーンゴム層中には、更に光増感
剤を少量含有させることができる。
本発明に用いられるシリコーンゴム層は、シリコーンゴ
ム組成物を適当な溶媒に溶解した後、感光層上に塗布、
乾燥硬化させる。
本発明に用いられる感光層には、ジアゾ化合物、光重合
性化合物、光架橋性化合物等が用いられる。
まず、本発明においては、以下の感光性物質を用いるこ
とができる6例えば、芳香族ジアゾニウム塩とホルムア
ルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。特
に好ましくは、p−ジアゾジフェニルアミンとホルムア
ルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物の塩、例え
ばヘキサフルオロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過
塩素酸塩または過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生成
物であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許第3,300,
309号明細書中に記載されているような、前記縮合物
とスルホン酸類の反応生成物であるジアゾ樹脂有機塩等
が挙げられる。ざらにジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤
と共に使用される。かかる結合剤としては種々の高分子
化合物が使用され得るが、好ましくは特開昭54−98
613号に記載されているような芳香族性水酸基を有す
る単量体、例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アク
リルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリ
ルア主ド、o−、m−1またはp−ヒドロキシスチレン
、 0−1m−1またはp−ヒドロキシフェニルメタク
リレート等と他の単量体との共重合体、米国特許第4,
123.27fi号明細書中に記載されているようなヒ
ドロキシエチルアクリレート単位またはヒドロキシエチ
ルメタクリレート単位を主なる繰り返し単位として含む
ポリマーシェラツク、ロジン等の天然樹脂、ポリビニル
アルコール、米国特許第3,751,257号明細書中
に記載されているようなポリアミド樹脂、米国特許第3
460,097号明細書中に記載されているような線状
ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート
化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから縮
合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースア
セテートフタレート等のセルロース類が包含される。
また重合体主鎖または側鎖に感光基として−CH−C)
l−C−を含むポリエステル類、ポリアミド1 類、ポリカーボネート類のような感光性重合体を主成分
とするものも挙げられる0例えば、特開昭55−404
15号に記載されているようなフェニレンジエチルアク
リレートと水素添加したビスフェノールAおよびトリエ
チレングリコールとの縮合で得られる感光性ポリエステ
ル、米国特許第2,958,878号明細書中に記載さ
れているようなシンナミリデンマロン酸等の(2−プロ
ベリデン)マロン酸化合物及び二官能性グリコール類か
ら誘導される感光性ポリエステル類等が挙げられる。
さらにまた、付加重合性不飽和化合物からなる光重合性
組成物も挙げられる。
ここで不飽和モノマーとしては、アルコール類(例えば
、エタノール、プロパノール、ヘキサノール、オクタノ
ール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等)のアクリル酸またはメタクリ
ル酸エステル、 アミン類(例えば、メチルアミン、エチルアミン、ブチ
ルアミン、ベンジルアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレン
シアよン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、エタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、アニリン等)とアクリ
ル酸グリシジルまたはメタクリル酸グリシジルとの反応
生成物。
カルボン酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、
アクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、マレイン酸、フ
タル酸、酒石酸、クエン酸等)とアクリル酸グリシジル
またはメタクリル酸グリシジルとの反応生成物。
アミド誘導体(例えば、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、メチレンビスア
クリルアミド等)、 エポキシ化合物とアクリル酸またはメタクリル酸との反
応物等を使用することができる。
光重合開始剤としては、次のようなものを使用すること
ができる。
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエ
ーテル、α、α−ジメトキシーα−フェニルアセトフェ
ノン等のベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン、2.4−
ジクロルベンゾフェノン、0−ベンゾイル安息香酸メチ
ル、4.4”−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン
、4,4°−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等
のベンゾフェノン誘導体、2−クロルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン等のチオキサントン誘
導体、2−クロルアントラキノン、2−メチルアントラ
キノン等のアントラキノン誘導体、N−メチルアクリド
ン、N−ブチルアクリドン等のアクリドン誘導体、α、
α−ジエトキシアセトフェノン、ベンジル、フルオレノ
ン、キサントン、ウラニル化合物、ハロゲン化合物等。
またこの光重合性組成物は、好ましくは結合剤が添加さ
れる。結合剤としては、ジアゾ樹脂と共に用いたものが
使用でき、さらに好ましくは特公昭49−17874号
等に記載されている側鎖にエチレン性不飽和結合を有す
る光架橋性の共重合体が使用される。
感光層には、上記以外に露光後或は現像後に像を可視化
させるための色素(例えば、ビクトリアピュアブルーB
OH(保土谷化学社製)、オイルブルー’603 (オ
リエント化学工業社製)等のトリフェニルメタン系、ジ
フェニルメタン系色素等)、塗布性を改良するためのア
ルキルエーテル類(例えば、エチルセルロース、メチル
セルロース等)、弗素系界面活性剤、ノニオン系界面活
性剤(例えば、プルロニック上64(旭電化社製)等)
、塗膜の柔軟性を付与するための可塑剤(例えば、ポリ
エチレングリコール、リン酸トリクレジル、アクリル酸
又はメタクリル酸ポリマー等)、安定剤(例えばリン酸
、シュウ酸、酒石酸等)を含有することができる。
本発明の支持体としては、通常の平版印刷機にセットで
きるたわみ性と印刷時に加わる荷重に耐えるものである
ことが好ましく、例えばアルミニウム、亜鉛、銅、鋼等
の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニ
ウム及び鉄等がメツキまたは蒸着された金属板、紙、プ
ラスチックフィルム及びガラス板、樹脂コート紙、アル
ミニウム等の金属箔が張られた紙等が挙げられる。
これらのうち好ましいものはアルミニウム板である。
上記接着性向上のための支持体自体に対する処理は特に
限定されるものではなく、各種粗面化処理等が含まれる
支持体にはブライマー層を有していてもよく、該ブライ
マー層には例えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂
、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、フ
ェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアクリロニトリルブタジェン、ポリ酢酸ビニル
等が挙げられる。
また上記ブライマー層を構成するアンカー剤としては、
例えば前記シランカップリング剤、シリコーンブライマ
ー等を用いることができ、また有機チタネート等も有効
である。
本発明の版材を構成する各層の厚さは、以下の通りであ
る。即ち支持体は50〜400μm1好ましくは100
〜300μm%感光層は0.05〜10μm 、好まし
くは0.5〜5μm、シリコーンゴム層は0.01〜1
0μm1好ましくは0.1〜1μmである。
本発明において、シリコーンゴム層の上面には必要に応
じて保護層を有していてもよい。
本発明の現像液は、自動現像機に用いるのが好ましい。
この他現像は、例えば上記のような現像液を含む現像用
パッドでこすったり現像液を版面に注いだ後に現像ブラ
シでこする等の方法で行うことができる。
上記現像により、未露光部のシリコーンゴム層あるいは
シリコーンゴム層及び感光層の両方が剥離し、露光部は
シリコーンゴム層が残っている印刷版が得られる。
以下余白 [実施例] 以下、本発明を実施例を用いて説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例 [感光性平版印刷版1の作製] アルミニウム支持体上に、次の組成を有する組成物を用
いて厚さ4ミクロンの感光層を設けた。
[感光層用組成物コ (a)アジピン酸とジメチロールプロピオン酸とのポリ
エステルとイソホロンジイソシアネートとのポリウレタ
ン         60重量部(b)アクリル酸グリ
シジルとキシリレンシアよンの4モル/1モル付加反応
物  40重量部(C)ベンゾインエチルエーテル  
4重量部ついで、この感光層上上次の組成を有するシリ
コーンの11%のn−へブタン稀釈液を塗布し、90℃
の熱風で乾燥して厚さ2.2ミクロンのシリコーンゴム
層を塗設した。
[シリコーンゴム雇用組成物] (a)ジメチルポリシロキサン (分子量32000)    100重量部(b)メチ
ルトリアセトキシシラン10重量部(C)ラウリル酸ジ
ブチルスズ   1重量部このようにして得られた感光
性平版印刷版に、更に保護フィルムとして厚さ10くク
ロンのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネー
トして感光性平版印刷版1を作製した。
このようにして得られた感光性平版印刷版1を露光した
後、以下の現像液で現像した。
アイソパーH75重量部 蓚酸ジブチル         5重量部水     
      25重量部 レオドール430 (花王アトラス社製)      10重量部この印刷
版は、3%〜98%の網点を再現した。
[感光性平版印刷版2の作製] 通常の方法で脱脂したスムースアルよニウム板上に10
μmの厚さになるように下記のブライマー要用組成物を
塗布し、120℃で5分間加熱硬化させた。
[ブライマー層相組成物] エピコート1oot(シェル化学製のビスフェノールA
系エポキシ樹脂)     100重量部2.4.6−
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール     
       12重量部このブライマー層上に下記の
感光層用組成物を0.25μmになるように塗布し、乾
燥した。
[感光層用組成物] (a)p−フェニレンジアクリル酸エステルと1.4−
ジヒドロキシエチルオキシシクロヘキサンとの1=1重
縮合による感光性不飽和ポリエステル        
   10重量部(b)1−メチル−2−ベンゾイルメ
チレン−β−ナフトチアゾリン     0,6重量部
(C)N(β−アミノエチル)アくノメチルフェニルト
リメトキシシラン    0.4重量部(d)ジブチル
錫ジラウレート  0.8重量部ついで、この感光層上
に次の組成を有するシリコーンゴム組成物を厚さ2μm
に塗布し、90℃の熱風で乾燥した。
[シリコーンゴム要用組成物] (a)ジメチルポリシロキサン (分子量32000)     100重量部(b)メ
チルトリアセトキシシラン10重量部(C)ラウリル酸
ジブチルスズ   1重量部このようにして得られた感
光性平版印刷版に、更に保護フィルムとして厚さ12ミ
クロンのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネ
ートして感光性平版印刷版2を作製した。
このようにして得られた感光性平版印刷版2を露光した
後、以下の現像液で現像した。
トルエン          80重量部マロン酸ジエ
チル       5重量部水           
1o重量部 ペレックスNBL (花王アトラス社製)     5重量部この印刷版は
、3%〜98%の網点を再現した。
[感光性平版印刷版3の作製] 電解砂目立てしたアルミニウム支持体上に、次の組成を
有する組成物を用いて厚さ2ミクロンの感光層を設けた
[感光層用組成物] (a)p−ジアゾフェニルアミンの六弗化燐酸塩とホル
ムアルデヒドとの縮合物  120重量部(b)メタク
リル酸−2−ヒドロキシエチルとメタクリル酸ベンジル
との1:1 (モル比)共重合樹脂         
      120g!一部(c)m−キシレンジアミ
ンとエピクロルヒドリンとの1:4(モル比)縮合物 
   5重量部(d)ビクトリアピュアブルー    
1重量部ついで、この感光層上に次の組成を有するシリ
コーンゴム層用組成物の11%のn−へブタン稀釈液を
塗布し、90℃の熱風で乾燥硬化して厚さ2.2 ミク
ロンのシリコーンゴム層を塗設し、感光性平版印刷版を
得た。
[シリコーンゴム要用組成物コ (a)両末端に水酸基を有するポリジメチルシロキサン
(分子量約40000)  100重量部(b)メチル
トリアセトキシシラン10重量部(C)ラウリル酸ジブ
チル錫    1重量部このようにして得られた感光性
平版印刷版1を露光した後、表−1に示す現像液で現像
した。
得られた結果を表−1に示す。
表−1 第1表から明らかように、本発明では、網点再現性が最
小、最大共によいのに対して、比較例では、画像再現性
が劣る。
[発明の効果コ 本発明は、炭化水素と水とを含む現像液を界面活性剤を
用いて分散することにより網点再現性にも優れている印
刷版が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 感光層上にシリコーンゴム層を有する湿し水不要の感光
    性平版印刷版を現像するための現像液において、該現像
    液が炭化水素70重量%〜95重量%、水5重量%〜3
    0重量%及び界面活性剤を含むことを特徴とする湿し水
    不要の感光性平版印刷版用現像液。
JP20868089A 1989-08-12 1989-08-12 湿し水不要の感光性平版印刷版用現像液 Pending JPH0372354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6588276B2 (en) 2001-02-19 2003-07-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Acceleration sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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