JPH03117682A - エンジンのノック検出装置 - Google Patents

エンジンのノック検出装置

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JPH03117682A
JPH03117682A JP25630989A JP25630989A JPH03117682A JP H03117682 A JPH03117682 A JP H03117682A JP 25630989 A JP25630989 A JP 25630989A JP 25630989 A JP25630989 A JP 25630989A JP H03117682 A JPH03117682 A JP H03117682A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ノックセンサの出力波形を直接デジタルデー
タに変換し、ノック発生の有無を検出するエンジンのノ
ック検出装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]最近では
、エンジンの異常燃焼による初期ノックをノックセンサ
により検出し、点火時期を制御してノック発生を回避す
る技術が広く採用されている。これにより、ノック限界
での点火時期制御が可能となり、エンジンの出力性能を
大きく向上させることができるようになった。
上記ノックセンサは、混合気の異常燃焼による異常燃焼
圧力振動あるいはシリンダブロックなどに伝達する機械
的振動を検出し、その振動波形を電気信号として出力す
る。
上記ノックセンサによるノック発生の判定は、例えば、
特開昭58−30477号公報、特開昭61−8472
号公報に開示されているように、上記ノックセンサから
の信号をフィルタ回路を通して帯域制限することにより
ノック成分を選択してピークホールド回路により波形の
ピーク値を保持し、このピーク値をアナログ/デジタル
変換する。そして、アナログ/デジタル変換されたピー
ク値をマイクロコンピュータなどによって演算した所定
の比較レベルと比較して、ノック発生の有無を判定する
しかしながら、一般に、上記先行例における上記フィル
タ回路、ピークホールド回路などのアナログ回路におい
ては、使用される抵抗、コンデンサなどの回路素子にそ
れぞれ許容誤差があり、回路定数による誤差が避けられ
ない。この回路定数を正確に設定するには、個々に調整
するなど多大な工数を要し、上記アナログ回路に使用さ
れる回路素子の部品点数の多さともあいまってコスト上
昇の原因となっている。さらに、上記回路素子は経年変
化により劣化し、回路特性に変化を生じさせるため、ノ
ックセンサからの信号をアナログ回路により波形処理す
る際に、経年変化により信頼性が低下する。
また、ノック発生の有無を判定する際に、先に強度のノ
ックが発生した場合、そのノック振動が長時間持続して
ノック判定の比較レベルを決定する期間に至る場合があ
り、この場合、上記比較レベルが上昇してノックの誤検
出を生じ、制御系の安定性を損なうといった問題がある
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ノックセ
ンサから出力される振動波形をアナログ回路に依存する
ことなく処理し、しかも、ノック強度に影響されず、常
に正確にノックを検出することのできるエンジンのノッ
ク検出装置を提供することを目的としているヵ [11題を解決するための手段及び作用]上記目的を達
成するため本発明によるエンジンのノック検出装置は、
ノックセンサから出力される振動波形を、この振動波形
が再現可能なサンプリング周期で直接デジタルデータに
変換するアナログ/デジタル変換手段と、ノック判定手
段により前回ノック発生無しと判定されたとき、ノック
判定レベル検出区間における上記アナログ/デジタル変
換手段の出力に基づいてノック判定レベルを設定し、上
記ノック判定手段により前回ノック発生有りと判定され
たとき、前回のノック判定レベルを今回のノック判定レ
ベルとして設定するノック判定レベル設定手段と、ノッ
ク検出区間における上記アナログ/デジタル変換手段の
出力の平均値と上記ノック判定レベルとを比較し、ノッ
ク発生の有無を判定するノック判定手段とを備えたもの
である。
すなわち、ノックセンサによりエンジンの振動が検出さ
れると、上記ノックセンサから出力される振動波形が、
再現可能なサンプリング周期でアナログ/デジタル変換
手段にて直接デジタルデータに変換され、ノック判定レ
ベル設定手段によりノック判定レベルが設定される。
上記ノック判定レベルは、ノック判定手段により前回ノ
ック発生無しと判定されたとき、ノック判定レベル検出
区間における上記アナログ/デジタル変換手段の出力に
基づいて設定され、一方、上記ノック判定手段により前
回ノック発生有りと判定されたときは、前回のノック判
定レベルが今回のノック判定レベルとして設定される。
そして、ノック判定手段により、ノック検出区間におけ
る上記アナログ/デジタル変換手段の出力の平均値と上
記ノック判定レベルとが比較され、ノック発生の有無が
判定される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はノック検出装
置の機能ブロック図、第2図は回路構成図、第3図はノ
ック検出に係わる割込み処理のフローチャート、第4図
はノック検出処理のタイミングチャートである。
(構 成) 第2図の符号1はマイクロコンピュータからなるメイン
制御ユニットであり、各種センサ類、例えば波形整形回
路2aを介して徴ランク位置センサ2などが接続され、
さらに、点火回路3などのアクチュエータ駆動回路が接
続されている。また、上記メイン制御ユニット1には、
ノック検出ユニット4が接続されており、このノック検
出ユニット4には、それぞれ上記波形整形回路2a1増
幅器5を介して、上記クランク位置センサ2、ノックセ
ンサ6が接続されている。
上記ノック検出ユニット4は、CPU7、ROM8、R
AM9、シリアルインターフェース(SC1)10、ア
ナログ/デジタル(A/D)変換器11、タイマTl、
TH2,TH3,TH4、及び、入出力(Ilo)イン
ターフェース12がパスライン13を介して互いに接続
されて構成されている。
上記クランク位置センサ2は、上記波形整形回路2aを
介して上記I10インターフェース12の入力ボートに
接続され、また、上記ノックセンサ6は、上記増幅器5
を介して上記A/D変換器11に接続されている。
上記クランク位置センサ2は、エンジンのクランク軸に
連動したロータ2bの突起(あるいはスリット)を検出
する電磁ピックアップなどからなり、上記ロータ2bに
設けられた突起が上記クランク位置センサ2に接近離間
すると、磁束変化による交流出力が発生し、上記波形整
形回路2aによってパルスに変換される。
例えば6気筒エンジンの場合、120” OA毎に存在
する各気筒の圧縮上死点(TDC)に対し、上死点前(
BTDC)10”から30” CA毎に上記クランク位
置センサ2からクランク角信号が出力される。すなわち
、BTDCl 0’ 、BTDC40” 、BTDC7
0°、BTDCI 00”のクランク角信号が上記メイ
ン制御ユニット1に入力されて点火時期などが演算され
、これらの3OCA信号を基準として所定の点火時期に
達すると点火信号が上記点火回路3に出力される。
尚、上記BTDC10”の信号はエンジン始動時の固定
点火角信号である。
さらに、上記クランク位置センサ2から上記ノック検出
ユニット4に、例えばBTDC70”及びBTDCIO
’の信号が60’ CA間隔で入力され、割込み処理が
起動される。
また、上記ノックセンサ6は、電源VCCから抵抗Rを
介して接続され、例えばノック振動とほぼ同じ固有周波
数を持つ振動子とこの振動子の振動加速度を検知して電
気信号に変換する圧電素子とから構成される共撮形のノ
ックセンサで、エンジンの爆発行程における燃焼圧力波
によりシリンダブロックなどに伝わる振動を検出し、そ
の振動波形を電気信号として出力する。
この電気信号は上記増幅器5により所定のレベルに増幅
された後、上記ノック検出ユニット4のA/D変換器1
1でデジタルデータにA/D変換される。このA/D変
換に際しては、振動波形を忠実に変換するため高速にサ
ンプリングが行われる。
上記CPU7は、上記クランク位置センサ2からの信号
により上記タイマTl、TH2,TH3,TH4による
内部割込み処理を起動し、上記ROM8に格納されたノ
ック検出処理のプログラムに従い、所定の区間で上記ノ
ックセンサ6からの信号を上記A/D変換器11で高速
A/D変換りる。そして、ノック発生の有無を判定し、
判定結果を上記メイン制御ユニット1に上記5C110
などを介して送信する。
上記メイン制御ユニット1では、上記ノック検出ユニッ
ト4からノック発生と送信された場合、直ちに該当気筒
の点火時期を遅らせノックを回避する。
(機能構成) 上記ノック検出ユニット4は、A/D変換手段20、サ
ンプリング周期設定手段21、検出区間設定手段22、
ノックレベル算出手段23、ノック判定レベル設定手段
24、ノック判定手段25から構成され、ノック検出処
理専用の機能を高速に実行する。
A/D変換手段20では、検出区間設定手段22によっ
て設定された区間において、サンプリング周期設定手段
21によって設定されたナンブリング周期で、ノックセ
ンサ6からの信号をA/D変換器11にてデジタルデー
タに変換し、ノックレベル算出手段23及びノック判定
レベル設定手段24へ出力する。
サンプリング周期設定手段21では、検出区間設定手段
22によって設定された区間において、上記A/D変換
手段20におけるA/D変換のサンプリング周期を設定
し、上記A/D変換手段20、ノックレベル算出手段2
3、ノック判定レベル設定手段24へ出力する。このサ
ンプリング周期は、上記ノックセンサ6からの振動波形
を忠実に再現できる時間周期TS、例えばTs =30
μsの周期でタイマTH4にセットされる。
検出区間設定手段22では、クランク位置センサ2から
の信号に基づき、ノック発生対象外期間とノック発生対
象期間とで、それぞれノック判定レベル検出区間とノッ
ク検出区間とを設定し、上記△/D変換手段20、サン
プリング周期設定手段21、ノックレベル算出手段23
、及び、ノック判定レベル設定手段24に出力する。
上記ノック判定レベル検出区間及びノック検出区間は、
上記クランク位置センサ2からの信号に対して、例えば
予め設定されたマツプなどからエンジン回転数NEに応
じて直接、あるいは補間計算により設定され、タイマT
H1,TH2に、それぞれ、ノック判定レベル検出区間
の開始時刻TIS 、ノック検出区間の開始時刻T2S
がセットされ、タイマTH3にそれぞれの終了時刻TI
E、72Eがセットされる。
ノックレベル算出手段23では、上記検出区間設定手段
22で設定されたノック検出区間において、上記A/D
変換手段20で変換された各サンプリング周!IJTs
毎のデジタルデータPiから振動波形の振幅中心値PO
を減算し、各サンプリング周期Ts毎にその値を加算す
る。そして、上記ノック検出区間におけるA/D変換終
了後、サンプリング数Sで割り平均値P2を算出する。
すなわち、 P2−一Σ 1Pi−POI  ・・・(1)により、
ノック検出区間の平均値P2を算出し、この平均1*P
2をノックレベルとしてノック判定手段25へ出力する
ノック判定レベル設定手段24では、上記検出区間設定
手段22で設定されたノック判定レベル検出区間の直前
にノック判定手段25によりノック発生無しと判定され
たとき、同様に、上記A/D変換手段20で変換された
各サンプリング周期Ts毎のデジタルデータPiから振
動波形の振幅中心値POを減算して平均値P1を算出す
る。
Pl −−): l Pi −POl・・・(2)次に
、上記平均値P1の母平均を推定し、この母平均に所定
のオフセット値p 0FFSETを加えてノック判定レ
ベルPKNを算出する。
すなわち、直前のノック検出区間におけるA/D変換結
果からノック判定手段25にてノック発生無しと判定さ
れると、ノック判定レベル検出区間におけるA/D変換
の平均値P1を算出し、次に、前回までの(N−1)サ
イクルにおける平均@ P 1AVE ′を積算する。
そして、この積算値に今回の平均値P1を加算してサイ
クル数Nで割ることにより、今回までのNサイクルの平
均値P IAVEを算出して母平均とする。
PIAVε−二((N −1) x PIAVE= +
 Pl)=−(3)そして、この平均値P IAVEに
所定のオフセット値P 0FFSETを加えて今回のノ
ック判定レベルPKNを新たに設定し、ノック判定手段
25へ出力する。
P KN −P IAVE+ P 0FFSET・(4
)一方、ノック判定手段25により直前のノック検出区
間にてノック発生有りと判定されたときには、上記ノッ
ク判定レベル検出区間におけるA/D変換結果を採用せ
ず、前回設定したノック判定レベルPKNを今回のノッ
ク判定レベルとして設定し、ノック判定手段25へ出力
する。
従って、強度のノックが発生し、そのノック振動波形が
上記ノック検出区間を過ぎて上記ノック判定レベル検出
区間まで持続している場合においても、常に正確なノッ
ク判定レベルPKNが設定され、上記ノック判定レベル
PKHの上昇による誤判定が防止される。
ノック判定手段25では、上記ノックレベル算山手段2
3で算出したノックレベルP2と上記ノック判定レベル
設定手段24で設定したノック判定レベルPKNとを比
較して、P2<PKHの場合ノック発生無し、P2≧p
KNの場合ノック発生有りと判定し、ノック判定結果を
上記ノック判定レベル設定手段24に出力するとともに
5CIIOを介してメイン制御ユニット1に送信する。
(ノック判定レベル設定手順) 上述した各処理は、第4図に示すように、タイマTH1
,TH2,TH3,TH4による多重割込みとして実行
される。まず、ノック判定レベル設定手順を第3図のフ
ローチャートに従って説明する。
最初に第3図(a)のメインルーチンのステップ510
1にて初期化が行われ、ノック検出ユニット4の割込み
ベクタ、各種フラグ類、レジスタなどがイニシャライズ
される。
次いで、ステップ5102へ進むと、割込みが許可され
、ステップ5103へ進んでアイドルタスクへ移行し、
CPLJ7を待機状態にして割込みの発生を待つ。
次に、例えば6気筒エンジンの場合、第4図に示すよう
に、クランク位置センサ2からクランク角70°CAの
信号が入力されると外部割込みが発生し、第3図(b)
に示すステップ5151で、クランク位置センサ2から
の301CA毎の信号間の時間に基づき、クランク角3
0°CA相当の経過時間T30を算出する。
次いで、ステップ5152へ進み、上記ステップ515
1で算出したT2Oの値からエンジン回転数NEを算出
し、ステップ5153へ進む。
ステップ5153では、上記ステップ5152で算出し
たエンジン回転数NEに基づいてノックセンサ6からの
信号のサンプリング区間の開始時刻、すなわち、ノック
判定レベル検出区間の開始時刻TISをタイマTlにセ
ットし、ステップ5154へ進む。
ステップ5154では、上記タイマTlの割込みを許可
し、ステップ5155へ進んで上記エンジン回転数NE
に基づきノック判定レベル検出区間の時間幅TAD1を
計算し、メインルーチンへ復帰する。
次に、時刻TISで上記タイマTH1による内部割込み
が発生すると、第3図(C)のステップ5201で、上
記サンプリング区間(ノック判定レベル検出区間)終了
時刻TIE(−TMDI)をタイマTH3にセットし、
次いでステップ5202で上記タイマTH3の割込みを
許可する。
次にステップ5203へ進み、タイマTH4にA/D変
換のサンプリング周期TS1をタイマTH4にセットし
、ステップ5204で上記タイマTH4の割込みを許可
してA/D変換器11によるA/D変換を直ちに開始し
、メインルーチンへ復帰する。
すなわち、上記ステップ5204でタイマTH4の割込
みが許可されると、第3図(d)に示す割込みルーチン
が起動され、上記ステップ5203でセットされたサン
プリング周期TS1毎に、上記A/D変換器11でA/
D変換が実行される。
そして、ステップ251で上記A/D変換器11によっ
て変換された上記ノックセンサ6からの振動波形のデジ
タルデータを読取り、ステップ5252へ進んで、上記
ステップ5251で読取った振動波形のデジタルデータ
Piと振動波形の振幅中心値P0との差、すなわちノッ
ク強度(IPi −POを算出する。
次いで、ステップ5253で前回のサンプリングまでの
ノック強度積算値K・NPに上記ステップ5252で算
出した今回のノック強度を加算し今回のサンプリングま
でのノック強度積算値KNPを算出しくKNP=KNP
+l Pi −POl ) 、ステップ5254へ進む
ステップ5254へ進むと、前回までのサンプリング数
Sに1を加算して今回までのサンプリング数S (S−
8+1 >を算出し、ステラフ5255テ次ノサンプリ
ングタイミングを上記A/D変換器11にセットしてル
ーチンを終了し、っぎのサンプリングタイミングに再び
上記ステップ8251〜5255を繰り返す。
ここで、上記タイマTHIによる割込み処理のステップ
5201でセットされたノック判定レベル検出区間終了
時刻TIEに達すると、第3図(f)に示すタイマTH
3による内部割込みが発生する。
上記タイマTH3による割込みでは、ステップ5401
で上記タイマTH4の割込みを禁止して上記ノッ) クセンサ6からの出力信号のサンプリングを停止し、ス
テップ5402でノック判定フラグFLAG1が1か否
かを判定する。ノック判定レベル設定の際にはノック判
定フラグFLAG1がOにクリアされているのでステッ
プ5403へ進んでノック発生フラグFLAG2が1か
否かを判定する。
上記ステップ5403にてノック発生フラグFLAG2
−1、すなわち前回ノック発生有りと判定されると、上
記ステップ5403からステップ5404へ進み、前回
設定したノック判定レベルPにト1を今回のノック判定
レベルPKNとして設定し、ステップ8408へジャン
プする。
一方、上記ステップ8403にてノック発生フラグFL
へG2 = Olすなわち前回ノック発生無しと判定さ
れると、上記ステップ5403からステップ5405へ
進み、ノックレベル検出区間におけるノック強度積算値
KNPに対して、その平均値P1  (−KNP/S)
を算出し、ステップ8406へ進む。
ステップ8406では、前回までの連続した(N−1)
サイクルにおける各区間の平均値P IAVE =を積
nし、その積算値に今回の平均値P1を加算して、今回
までのNサイクルの平均値P IAVEを前記(3)式
、 PIAVE−−((N−1)XPIAVE−+P1)に
より算出する。
次に、ステップ5407へ進み、上記ステップ3406
で算出された平均値P IAVEにオフセット値p 0
FFS[■を加算してノック判定レベルPKNを算出し
くPKN= P IAVE+ P 0FFSET) 、
今回ツノツク判定レベルPKNを設定する。
そして、ステップ8408でノック判定フラグをFLA
G1←1にセットし、ステップ8416へ進み、上記ノ
ック強度積算値KNP及びナンプリング数Sの値をクリ
アしてメインルーチンへ復帰し、ノック判定レベルの検
出を終了する。
(ノック検出手順) 次に、上記クランク位置センサ2から固定点火時期を示
すクランク角10’CAの割込み信号が入力されると、
第3図(e)に示す外部割込みが発生し、ステップ53
51で、クランク角70°CAの割込み信号による処理
において算出されたエンジン回転数N[に基づき、ノッ
クセンサ6からの信号のサンプリング開始時刻、すなわ
ち、ノックレベル検出開始時刻T2Sを設定し、タイマ
TH2にセットしてステップ5352へ進む。
ステップ5352では、上記タイマTH2の割込みを許
可し、ステップ5353へ進んで上記エンジン回転数N
Fに基づきノックレベル検出区間の時間幅TA02を計
算し、メインルーチンへ復帰する。
そして、時刻T2Sに達すると、上述のノック判定レベ
ル検出と同様、タイマ丁H2による内部割込みが発生し
、ノック検出のサンプリング区間終了タイマTH3、タ
イマTH4にセットされ、上記タイマTH4によるノッ
クセンサ6からの振動波形のへ/D変換値のサンプリン
グ処理が実行される。
ここで、上記サンプリング周期TS2は、例えば30汲
程度に設定され、上記ノックセンサ6からの振動波形を
忠実にデジタル化できるよう設定されている。
尚、上記サンプリング周期TS2に対し、ノック判定レ
ベル検出区間におけるサンプリング周期TS1は適宜設
定され、上記サンプリング周期TS1とサンプリング周
期TS2とは同一周期でも良い。また、上記タイマTH
2、TH4による割込み処理は上述のノック判定レベル
検出の手順(■旧割込、TH4割込)と同様のためその
説明を省略する。
(ノック判定手順) 次に、第3図(f)に示すタイマTH3によるノック判
定処理について説明する。
ステップ5401で、タイマTH4によるA/D変換値
のサンプリング処理の割込みを禁止すると、ステップ5
402へ進み、ノック判定フラグF[^G1が1にセッ
トされているか否かが判定される。この場合、前回の7
83割込みルーチンはノック判定レベル設定であったた
め、前回ルーチンのステップ5408でノック判定フラ
グFLAG1が1にセラ士されているので、ステップ5
402からステップ5409へ進み、ノック検出区間に
おけるノック強度積算値KNPの平均値P2  (=K
NP/S)を算出し、ステップ5410へ進む。
ステップ5410では、上記ステップ5409で算出さ
れたノック検出区間における平均値P2  (ノックレ
ベル)と、前回の183割込みルーチンにより設定され
たノック判定レベルPKNとを比較し、P2<PKHの
ときステップ5411へ進んでノック発生無しと判定し
てステップ5412へ進み、ノック発生フラグをFLA
G2←0にクリアしてステップ5415へ進む。
一方、上記ステップ5410で、P2≧PKI4のとき
は、上記ステップ8410からステップ5413へ進み
、ノック発生有りと判定して上記メイン制御ユニット1
に上記5C110を介してノック信号を送信する。次い
で、ステップ5414へ進んでノック発生フラグをFL
AG2←1にセットし、ステップ5415へ進む。
そして、ステップ5415へ進むと、ノック判定フラグ
をFLAG1←0にクリアしてステップ8416へ進み
、ノック検出区間におけるノック強度積は値KHP及び
サンプリング数Sの値をクリアしてメインルーチンへ復
帰する。
以上の手順に従って、上記ノックセンサ6から出力され
る振動波形が上記ノック検出ユニット4に取込まれ、ノ
ック発生の有無が判定される。そして、例えばノック発
生有りと判定され、上記メイン制御ユニット1にノック
信号が送信されると、ノッキング回避のため上記メイン
制御ユニット1から点火回路3へ出力される点火信号が
直ちに遅角される。
尚、本実施例においては、ノック検出ユニット4により
ノック検出処理を行う例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、上記メイン制御ユニッ
ト1にてノック検出処理を行っても良い。
また、ノックセンサ6は、共振型のセンサに限定される
ことなく、シリンダブロックなどに伝達されるエンジン
の機械的振動のみならず、例えば、燃焼圧力、振動音な
ど振動波形として検出するものであれば良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ノックセンサから
出力される振動波形を、この振動波形が再現可能なサン
プリング周期でアナログ/デジタル変換手段により直接
デジタルデータに変換し、ノック判定手段により、ノッ
ク検出区間における上記アナログ/デジタル変換手段の
出力の平均値と、ノック判定レベル設定手段で設定した
ノック判定レベルとを比較してノック発生の有無を判定
するため、ノックセンサから出力される振動波形をアナ
ログ回路に依存することなく処理することができ、上記
アナログ回路の回路素子の経年か化などによる回路特性
の変化の影響を受けることがなく、ノック検出の信頼性
が向上する。
また、上記アナログ回路の回路素子の定数設定が不要と
なり、回路定数の誤差がなくなって正確なノック検出が
可能となるばかりでなく、回路素子の部品点数削減が達
成できてコスト低減を図ることができる。
さらに、上記ノック判定レベルを、上記ノック判定手段
により前回ノック発生無しと判定されたときはノック判
定レベル検出区間における上記アナログ/デジタル変換
手段の出力に基づいて設定し、上記ノック判定手段によ
り前回ノック発生有りと判定されたときは、前回のノッ
ク判定レベルを今回のノック判定レベルとして設定する
ため、ノック強度によって上記ノック判定レベルが影響
されることがなくなり、ノック判定の際の誤判定を防止
することができて常に正確にノックを検出することがで
き、エンジンの出力性能を向上づることができるなど優
れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はノック検出装
置の機能ブロック図、第2図は回路構成図、第3図はノ
ック検出に係わる割込み処理のフローチャート、第4図
はノック検出処理のタイミングチャートである。 6・・・ノックセンサ、 20・・・アナログ/デジタル変換手段、24・・・ノ
ック判定レベル設定手段、25・・・ノック判定手段、 Ts・・・サンプリング周期、 Pi 、P2・・・平均値、 Pにト・・ノック判定レベル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ノックセンサから出力される振動波形を、この振動波形
    が再現可能なサンプリング周期で直接デジタルデータに
    変換するアナログ/デジタル変換手段と、 ノック判定手段により前回ノック発生無しと判定された
    とき、ノック判定レベル検出区間における上記アナログ
    /デジタル変換手段の出力に基づいてノック判定レベル
    を設定し、上記ノック判定手段により前回ノック発生有
    りと判定されたとき、前回のノック判定レベルを今回の
    ノック判定レベルとして設定するノック判定レベル設定
    手段と、ノック検出区間における上記アナログ/デジタ
    ル変換手段の出力の平均値と上記ノック判定レベルとを
    比較し、ノック発生の有無を判定するノック判定手段と
    を備えたことを特徴とするエンジンのノック検出装置。
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