JPH0134302B2 - - Google Patents

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JPH0134302B2
JPH0134302B2 JP54094974A JP9497479A JPH0134302B2 JP H0134302 B2 JPH0134302 B2 JP H0134302B2 JP 54094974 A JP54094974 A JP 54094974A JP 9497479 A JP9497479 A JP 9497479A JP H0134302 B2 JPH0134302 B2 JP H0134302B2
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JP
Japan
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ignition timing
knock
avd
task
ignition
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JP54094974A
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JPS5620762A (en
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Noboru Sugiura
Toshio Furuhashi
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication of JPS5620762A publication Critical patent/JPS5620762A/ja
Publication of JPH0134302B2 publication Critical patent/JPH0134302B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/152Digital data processing dependent on pinking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はエンジンの点火時期制御方法に係り、
特に、ノツク(knock)の発生状態に応じて点火
時期を修正する点火時期制御方法に関する。
〔発明の背景〕
エンジンに発生するノツクは、ノツク音を伴う
ため走行性を低下させるとともに、逆トルクの発
生によりエンジンの出力低下、或いはエンジンの
過熱による破壊を招くものである。このノツクは
点火時期と密接な関係を持つており、エンジンの
特性上、ノツク直前に点火時期即ち点火進角を設
定することがエンジン出力を最大にできることが
知られている。従つて、ノツクの発生を避ける結
果、点火進角を小さくすることは、逆にエンジン
出力を低下させることにもなるので、点火時期は
ノツク発生直前に制御すること(これをノツク制
御という。)ぎ要求される。特に、ターボチヤー
ジヤー付エンジンにおいては、圧縮比が高く、最
大効率を維持するためには、点火時期を最適なも
のとすることが要求される。
一方、空燃比制御装置等の製造工程におけるば
らつきによりノツクゾーン(ノツクの生じる点火
進角の領域を意味する。)は大幅に変動し、点火
進角の大きい領域でエンジンを運転する場合には
エンジンのシリンダ内における燃焼温度の急上昇
により突然、ヘビーノツク(激しいノツク状態を
指称する。)が生じエンジンの劣化、破損を招く
ことがある。このノツク制御装置としては例えば
特開昭52−87537号、特開昭54−84142号等があ
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ノツク制御により定まる最大
点火時期(点火進角値)を予め制限する制御を行
うことにより、ヘビーノツクゾーンへの突入を阻
止しエンジンの破損または劣化の防止を図ると共
に、処理量の増加を減少させるエンジンの点火時
期制御方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成する本発明に係るエンジンの点
火時期制御方法は、エンジンの点火時期を制御す
るための情報を検出し、前記検出した情報に基づ
いて基本となる基本点火時期QAVD(base)を決定
し、かつノツク検出手段によりノツクを検出し、
前記ノツク検出に基づき点火時期修正値ΔQAVD
(t)を決定し、上記基本点火時期QAVD(base)
と上記点火時期修正値ΔQAVD(t)とに基づいて
点火時期QAVD(t)を決定し、この点火時期QAVD
が最大進角点火時期以下であるかを判断してこの
最大進角点火時期を越えないように点火時期
QAVDを修正し、上記点火時期QAVDに基づいてエ
ンジンの点火時期を制御する方法において、ノツ
ク検出手段によりノツク発生の有無を常時検出し
ノツク発生検出時にノツク割込要求を発生すると
ともにノツク強度を計測する行程と、上記ノツク
割込要求に応動して上記ノツク強度の計測値に応
じた今回割込に係る点火時期修正値ΔQADV1を演
算する第1タスクを実行させる行程と、一定時間
ごとに発生されるタイマ割込要求に応動して上記
点火時期QADVを演算する第2タスクを実行させ
る行程とを含み、この第2タスクは、上記基本点
火時期QAVD(base)を演算する第1ステツプと、
この基本点火時期に基づいて最大進角点火時期を
演算する第2ステツプと、第1タスクの実行の有
無により第1タスクにより求められた今回割込に
係る点火時期修正値ΔQAVD1に基づいて上記点火
時期修正値ΔQAVD(t)を決定する第3ステツプ
と、この点火時期修正値ΔQAVD(t)と上記基本
点火時期QAVD(base)とから点火時期QAVDを決定
する第4ステツプと、前記点火時期QAVDの進角
が上記最大進角点火時期より進角している場合に
はこれを修正する第5ステツプとを含んでなり、
前記第5ステツプの結果に基づいてエンジンの点
火を制御することを特徴とする。
〔発明の実施列〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図には各種のエンジン制御を行うエンジン
制御装置の内の点火時期を制御する点火時期制御
装置が示されている。図において、CPU12は
エンジンの点火時期等の各種データのデイジタル
演算処理を行うセントラルプロセツシングユニツ
トであり、ROM14は点火時期制御プログラム
等の制御プログラム及び固定データを格納するた
めの記憶素子であり、RAM16は読み出し及び
書込み可能な記憶素子である。入出力インタフエ
イス回路20は各種センサ本実施例の場合、ノツ
ク検出装置30、クランク角センサ40及び負荷
センサ50からの信号を受け、バス18でCPU
12に送るとともに、演算処理後の点火信号INJ
を点火コイル駆動回路60へ送るものである。
ノツク検出装置30はエンジンに発生するノツ
ク状態に応じてパルスKNCKPを発生するととも
に、最初の発生パルスに応動して一定時間を発生
する時間信号OSMPを出力するように構成され
ている。例えば、時間信号OSMPはワンシヨツ
トマルチバイブレータで作られる。
クランク角センサ40及び負荷センサ50は基
本点火時期θADVの演算の基礎となる情報を得る
ために設けられている。クランク角センサ40は
基準クランク角信号(REF)P1及びポジシヨン
パルス信号(POS)P2を出力し、負荷センサ
50は本実施例の場合吸入管負圧Lから負荷信号
を得ている。
点火コイル駆動回路60は増幅器62、パワー
トランジスタ64及び点火コイル66から構成さ
れ、入出力インターフエイス回路20からの点火
信号IGNは増幅器62で増幅された後トランジ
スタ64に入力され、これによつて点火コイル6
6の通流電流が制御され、所定の点火時期が得ら
れる。
第2図は入出力インターフエイス回路20にお
ける点火時期制御に寄与する回路の具体的構成が
示されている。図において、CPU12で演算さ
れた点火時期データθADV及び点火コイル66の
通電開始時期データθDWLはそれぞれ対応するア
ドバンスレジスタ(ADV−REG)202及びド
エルレジスタ(DWL−REG)204にバス18
を介して入力設定される。アドバンスレジスタ2
02の出力はコンパレータ206に入力され、ま
た、ドエルレジスタ204の出力はコンパレータ
208に入力され、コンパレータ206は第1の
カウンタレジスタ210の計数値がアドバンスレ
ジスタ202の設定値に達した際に出力パルスを
発生し、また、コンパレータ208は第2のカン
タレジスタ212の計数値がドエルレジスタ2の
設定値に達した際に出力パルスを発生する。コン
パレータ206は点火時期パルスを、またコンパ
レータ208は通電開始時期パルスを出力する。
RSフリツプフロツプ214は各コンパレータ2
06,208の出力に応動してオン、オフ出力を
繰り返し、出力で点火信号IGNが得られる。
以上の点火時期制御を実行するために第1のカ
ウンタレジスタ210はアンドゲート216から
入力されるポジシヨンパルス信号P1を計数する
ようになつており、アンドゲート216は基準ク
ランク角信号P2でセツトされるRSフリツプフ
ロツプ218のQ出力で開くように設定されてい
る。第1のカウンタレジスタ210は基準クラン
ク角信号P2でリセツト(RESET)され、ま
た、RSフリツプフロツプ218はコンパレータ
206の出力でリセツトされる。即ち、コンパレ
ータ206でRSフリツプフロツプ218がリセ
ツトされている状態から基準クランク角信号P2
でRSフリツプフロツプ218がセツト状態に入
ると、ポジシヨンパルス信号P1でアンドゲート
216が開き、第1のカウンタ210は基準クラ
ンク角信号P2が発生するまでポジシヨンパルス
信号P1を計数可能に設定されている。
第2のカウンタレジスタ212もポジシヨンパ
ルス信号P1をアンドゲート220を介して計数
するが、アンドゲート220の開く条件がアンド
ゲート216とは異なつている。即ち、RSフリ
ツプフロツプ218がリセツトされるコンパレー
タ206の出力でセツトされるRSフリツプフロ
ツプ222のQ出力の成立でアンドゲート220
が開くように設定され、RSフリツプフロツプ2
22のリセツトはコンパレータ208の出力で行
われる。従つて、コンパレータ206が出力を発
生した後、ドエルレジスタ204に設定された値
まで、第2のカウンタレジスタ212はポジシヨ
ンパルス信号P1を計数することになる。
また、ノツク検出装置30の出力パルス
KNCKP及びOSMPはアンドゲート232を介し
てカウンタレジスタ234に入力されており、時
間信号OSMPの時間内に発生するノツク信号
KNCKPが計数される。CPU12はこの計数終
了時点で割込みがかけられ、カウンタレジスタ2
34の計数値が、CPU12にバス18を介して
取込まれると同時に、カウンタレジスタ234の
計数値はクリアされて次のノツク発生に備える。
CPU12に取込まれたパルス数NPはノツクの強
度に対応するデータであつて、点火時期修正量
ΔθADV1の計算ΔθADV1=f(NP)に用いられ
る。
時間信号OSMPはステータレジスタ236で
保持され、本実施例の場合、時間信号OSMPの
後縁で割込処理信号とされており、これはCPU
12に取込まれる。カウンタ234のリセツトは
リセツトレジスタ238の出力で行われ、リセツ
トレジスタ238はCPU12にカウンタ234
の計数値が取込まれた後リセツト信号をカウンタ
レジスタ234に入力する。
以上の構成において、点火時期制御プログラム
に従つてCPU12で演算処理された結果は、そ
れぞれのレジスタ202,204に設定され、所
定の点火信号IGNがRSフリツプフロツプ214
から得られる。また、ノツクが発生した場合に
は、出力パルスOSMPで割込要求が発生され、
所定時間ノツクの強度に応じて発生させたパルス
計数値をCPU12に取込んで修正値を求め、点
火進角を修正する。そして、修正後は修正最小単
位で点火時期を進角方向に段階的に増加するよう
に制御する。
第3図は以上説明した第2図に示す回路の作動
を示すタイミングチヤートである。図において、
Aは基準クランク角信号、Bはポジシヨンパルス
信号である。Cは第1のカウンタレジスタ210
の計数状況を示し、C1はアドバンスレジスタ2
02の設定値である。Dはコンパレータ206の
出力信号を示し、第1のカウンタレジスタ210
の計数値がアドバンスレジスタ202の設定値に
到達した際に出力が発生することを示している。
Eは第2のカウンタレジスタ212の計数状況を
示し、E1はドエルレジスタ204の設定値であ
る。Fはコンパレータ208の出力で、コンパレ
ータ206の作動と同様である。Gはコンパレー
タ206,208の出力即ちD,Fに応動する
RSフリツプフロツプ214の出力を示してい
る。HはこのQ出力に応動して流れる点火コイル
66の点火コイル電流を示し、Iは点火時期を示
している。
次に、第4図にはノツク検出装置30のノツク
の発生に応動しノツクの強度に応じた数のパルス
KNCKPを発生するノツク検出回路が示されてい
る。図において、ノツクセンサ300は磁歪素子
にピツクアツプコイルを巻回して構成され、エン
ジンのシリンダのノツク振動を電気信号に変換す
る。このノツクセンサ300の出力信号VINは
バンドパスフイルタ302に入力される。このバ
ンドパスフイルタ302はエンジンの寄生振動を
除きノツク振動を効率よく取り出すために設けら
れており、演算増幅器304,306、コンデン
サ308,310,312及び抵抗314,31
6,318,320,322,324,326,
328,330,332から構成されている。こ
のバンドパスフイルタ302のバンド幅は、ノツ
ク信号の周波数fが5〜8KHzにあることから、
本実施例の場合7KHzに設定されている。従つて、
バンドパスフイルタ302を通過したノツク信号
はノツク状態の強度即ちライトノツク、ミドルノ
ツク又はヘビーノツクに応じて振幅が変化するこ
とになる。本発明はライトノツク発生を基準とし
て制御し、ライトノツク以上のノツクが発生しな
いように制御するものである。
バンドパスフイルタ302を通過したノツク信
号をサンプルホールド値の比較対象として最適値
とするため減衰器340に入力される。減衰器3
40は演算増幅器342、トランジスタ344、
ツエナーダイオード346、ダイオード348,
350及び抵抗352,354,356,35
8,360,362から構成されている。
サンプルホールド回路380は、減衰器340
の出力信号のピーク値をサンプルホールドするた
めに設けられ、トランジスタ384,ダイオード
386,コンデンサ390、抵抗392,39
4,396から構成されている。即ち、コンデン
サ390にはトランジスタ384がオン状態にあ
るとき、ノイズが充電され、この充電された値と
減衰器340の抵抗360,362の中点電圧と
が比較回路700の演算増幅器702で比較され
る。従つて、ノツクの強度が所定値以上即ちライ
トノツク以上でノツクに対応するパルスを発生す
る。
タイミング回路800は前記各回路の動作タイ
ミングを取りかつ不必要な信号で比較回路700
がパルス出力の発生を防止するために設けられて
おり、トランジスタ802,804,806,8
08,810、ダイオード812,814,81
6,818,820,821、コンデンサ82
2,824,826、抵抗828,830,83
2,834,836,838,840,842,
844,846から構成されている。このタイミ
ング回路800のトランジスタ802には点火時
期を発生する点火時期信号回路900の出力が入
力されている。
タイミング回路800と比較回路700の出力
側に抵抗902とともに接続されたダイオード9
04は、マスキング回路を構成し、点火時期後所
定時間のノイズによる出力の発生を防止してい
る。このノイズとしては点火信号がバンドパスフ
イルタ302の出力に重畳されるので、これによ
る誤動作を防止するためマスクをかけている。
トランジスタ802とトランジスタ804とは
第1のワンシヨツトマルチバイブレータを構成
し、トランジスタ802が点火時期信号回路90
0の点火時期信号でトランジスタ802が所定時
間オンとなると、これに応動してトランジスタ8
04がオフする。また、トランジスタ802とト
ランジスタ806とで第2のワンシヨツトマルチ
バイブレータが構成されている。
トランジスタ808はサンプルホードル放電用
のスイツチを構成し、トランジスタ810はサン
プルホールド充電用のスイツチを構成している。
即ち、トランジスタ806がオフ状態にあると
き、トランジスタ808はオン状態となり、ま
た、トランジスタ804,808が共にオフ状態
にあるとき、トランジスタ810はオン状態とな
る。従つて、トランジスタ810がオン状態とな
ると、サンプルホールド回路380のトランジス
タ384がオン状態となり、コンデンサ390は
サンプルホールドをする。また、トランジスタ8
08がオン状態となると、コンデンサ390は抵
抗396及びダイオード821を介して放電す
る。
第5図は以上の動作タイミングを示したもの
で、Aは点火時期信号回路900が出力する点火
時期信号、Bは点火時期信号でオン状態となるト
ランジスタ802のコレクタ電圧、Cはトランジ
スタ804のコレクタ電圧である。Dはトランジ
スタ806のコレクタ電圧、Eはトランジスタ8
08のコレクタ電圧である。
Fはノツクセンサ300の出力信号波形を示
し、F0はノツク信号以外の信号、F1はライト
ノツク、F2はミドルノツクである。Gはバンド
パスフイルタ302を通過したノツクセンサ30
0の出力信号波形で、周波数7KHzの振幅が得ら
れている。Ggは点火信号ノイズである。
Hはサンプルホールド回路380におけるサン
プル電圧で、H1はDに対応するサンプルホール
ドの放電タイミング、H2はEに対応するサンプ
ルホールドタイミングである。
Iはノツク信号波形で、I1はライトノツク、
I2はミドルノツクに対応し、ノツクの強度に応
じてパルス数が増加していることが判る。
次に、以上説明した点火時期制御装置で実行さ
れる点火時期制御プログラムを第6図ないし第9
図に基づき説明する。
第6図にはエンジンの各種プログラム制御にお
ける点火時期制御及びノツク信号処理ルーチンの
位置づけが示されている。図において、割込要求
500が発生すると、次のステツプ502で割込
要求解析処理によつてノツク(knock)か、タイ
マ割込(TIMER)かが判断される。タイマ割込
である場合には、ステツプ504でタスク・スケ
ジユーラにより各種のタスク506,508,5
10,512が定められた優先順位に従つて実行
される。タスク506は例えば吸入管負圧のアナ
ログ・デイジタル変換A/D及び回転数入力、タ
スク508は点火時期及び点火コイルの通電時間
制御、タスク510はスタータスイツチ及びアイ
ドルスイツチのモニタ制御、タスク512は補正
処理である。そして、各種タスクの実行の結果、
ステツプでタスク終了報告514がタスク・スケ
ジユーラ504に対してなされる。
また、ステツプ502で割込要求解析処理の結
果、ノツク発生による割込要求の場合には、ステ
ツプ520でノツク信号処理ルーチンが実行され
る。
第7図には前記ノツク信号処理ルーチンが示さ
れている。図において、タスク起動522により
ステツプ524において、カウンタレジスタ23
4のカウント終了でステータスレジスタ236の
フラグをリセツトする。ステツプ526におい
て、カウンタレジスタ234の内容NPの取込み
が行われ、取込んだ後ステツプ528でカウンタ
レジスタがクリアされる。取込んだパルス数NP
はノツクの強度に応じた値であり、この値から次
のステツプ530で点火時期修正量ΔθADV1が
ΔθADV1=f(NP)から計算される。ついで、
ステツプ532で点火時期修正実行報告(フラグ
セツト)がなされて、ステツプ534でタスク終
了となる。
次に第8図には点火時期制御ルーチンが示され
ており、この点火時期制御ルーチンは基本点火時
期θADV(BASE)の計算値に一定進角値
θCONSTを加えて最大点火時期(上限値)
θUPPERLIMIT1とし、点火時期の基準値(以
下、基準上限値と記す。)θUPPERCONSTと最
大点火時期θUPPERLIMIT1との大小比較を行
い、この比較結果により最大点火時期(正規の上
限値)θUPPERLIMITを規定し、点火時期
θADV(t)をθADV(BASE)<θADV(t)≦
θUPPERLIMITの領域内で点火時期制御を行う
ように構成されている。
ここで基本点火時期θADV(BASE)はノツク
を生じない値である。そして点火時期θADV(t)
を基本点火時期θADV(BASE)に一定進角値
θCONSTを加えた値としているのは、既述の如
くエンジンの空燃比制御装置等の製造ばらつきに
よりノツクゾーンが変動するので基本点火時期
θADV(BASE)をノツクゾーンに入らない余裕
を持たせた値に設定すると共に補正値として一定
進角値θCONSTを加えることにより点火時期
θADV(t)をノツク直前の最適状態に制御する
ようにしている。
更に最大点火時期θUPPERLIMITを基準上限
値θUPPERCONSTを越えないように制限してい
るのは、点火時期θADV(t)(=θADV(BASE)
+θCONST)は一応はノツクゾーンに突入しな
い値に選択されているもののエンジン等の製造ば
らつきにより基本点火時期θADV(BASE)の値
が変動し、それ故点火時期θADV(t)の値がノ
ツクゾーンに突入する場合が考えられるので事前
にこれを防止する為である。
特に高進角時においてはいきなりヘビーノツク
ゾーンへ突入する可能性が大きい為に上記制限を
設けることは必要不可欠である。
尚、基準上限値θUPPERCONSTは高進角にお
いてノツクの生じる直前の値に選択されている。
さて第8図において、タスク起動540よりス
テツプ542で基本点火時期θADV(BASE)が
θADV(BASE)=f(N、L)より計算される。
ここで、Nはエンジン回転数、Lは吸入管負圧で
あり、基本点火時期θADV(BASE)はN、Lの
函数である。
次にステツプ544では最大点火時期
θUPPERLIMIT1を次式により算出する。
θUPPERLIMIT1=θADV(BASE)+θCONST
…(1) 式(1)においてθCONSTは一定進角値であり、
特定の進角値を示す。更にステツプ546では最
大点火時期θUPPERLIMIT1と基準上限値
θUPPERCONSTとの大小比較を行い、最大点火
進角θUPPERLIMIT1が基準上限値
θUPPERCONSTより大きい場合はステツプ54
8へ移行し、基準上限値θUPPERCONSTを最大
点火時期(正規の上限値)θUPPERLIMITとし、
ステツプ552へ移行する。
また最大点火時期θUPPERLIMIT1が基準上限
値θUPPERCONSTより小さい場合はステツプ5
50へ移行し、最大点火時期θUPPERLIMIT1を
正規の上限値θUPPERLIMITとし、ステツプ5
52へ移行する。
次にステツプ552ではノツクによる修正実行
が完了したか否か(Yes、No)が判断される。
ノツクが発生して未だその修正実行が完了してい
ない場合(No)には、次のステツプ554で、
点火時期修正量ΔθADV(t)が次式で求められ
る。
ΔθADV(t)=ΔθADV(t−1)−ΔθADV1
…(1) 式(1)において、ΔθADV1は既述のノツクの強
度に対応した現在の修正量、ΔθADV(t−1)
は修正直前の修正量である。
ステツプ554で求めた点火時期修正量
ΔθADV(t)は、ステツプ556において、ス
テツプ542で求めた基本点火時期θADV
(BASE)に次式で示すように加えられる。
θADV(t)=θADV(BASE)+ΔθADV(t)
…(2) ステツプ556の修正の結果、次のステツプ5
58で修正実行終了報告(フラグ・リセツト)が
なされ、ステツプ560でアドバンスレジスタへ
ステツプ556で求められた点火時期ΔADV
(t)が設定される。
以上のようにしてアドバンスレジスタに点火時
期θADV(t)が設定された後、ステツプ562
において点火コイル66への通電開始時期制御ル
ーチンが実行されてタスク終了564となる。
また、ステツプ552でノツクによる修正実行
が完了していると判断された場合、ステツプ56
6に移行して点火時期修正量ΔθADV(t)が次
式より求められる。
ΔθADV(t)=ΔADV(t−1)+ΔθADV2 …(3) 式(3)において、ΔθADV(t−1)は修正直前
の修正量であり、ΔθADV2は通常修正量である。
この通常修正量ΔθADV2は修正最小単位を意味
している。次にステツプ568ではステツプ56
6で求められた点火時期修正量ΔADV(t)はス
テツプ542で求められた基本点火時期θADV
(BASE)に加えれる。即ち、点火時期θADV
(t)は θADV(t)=θADV(BASE)+ΔθADV(t)
…(4) から求められる。
この式(4)から明らかなように、ノツクの発生に
よつてノツクの強度に応じて後退させた点火時期
をノツク消滅と同時に最小修正単位の点火時期修
正量で進角方向に増加させている。
更にステツプ570ではステツプ568で求め
た点火時期θADV(t)が最大点火時期
θUPPERLIMIT以下であるか否かの判断が行わ
れる。
ここで最大点火時期θUPPERLIMITはステツ
プ548又はステツプ550で定められた最大点
火時期、即ち基準上限値θUPPERCONST又は最
大点火時期θUPPERLIMIT1のいずれかに等し
い。
ステツプ570で点火時期θADV(t)が最大
点火時期θUPPERLIMITより大きいと判断され
た場合にはステツプ572に移行し、点火時期
θADV(t)を最大点火時期θUPPERLIMITとし
て上限値を決定しステツプ560へと移行する。
一方、ステツプ570で点火時期θADV(t)
が最大点火時期θUPPERLIMIT以下であると判
断された場合にはステツプ560へ移行する。ス
テツプ560ではステツプ568又はステツプ5
72で求めれた点火時期θADV(t)がアドバン
スレジスタ202に設定され、その後に前記と同
様にステツプ562で通電開始時期制御ルーチン
が実行されてタスク終了564となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、次のよう
な効果がある。
最大進角点火時期を基本点火時期に基づいて
決定するので、上記最大進角点火時期が木目細
かく設定される。
ノツクを正確に検出できると共に、前記ノツ
ク情報を基に点火時期を制御することにより運
転性が著しく改善される。
ノツクに基づいて点火時期修正値を求めるタ
スクと点火時期を計算するタスクとに分けたの
で、これらの設計、修正、調整を容易に行うこ
とができる。
エンジン効率が高くなり、かつ排気ガス対策
上有益である。
ノツキングによるエンジンの破損または劣化
を防止できる。
ノツク割込により、第1タスクが実行され、
ノツク信号処理ルーチンが実行される。すなわ
ち、ノツク発生にあわせてノツク信号処理ルー
チンが行われる。一般にノツクは定期的に発生
せず、偶発的、突発的に発生する。そこで、ノ
ツク信号処理は、ノツク発生時に行えば良い。
したがつて、ノツクの検出をタイマ割込、回転
割込で実行する場合に比較して、ノツク割込で
実行する方がその分コンピユータの負荷が軽減
される。また、ノツク発生と同時にノツク信号
処理ルーチンが実行されるので、ノツクコント
ロールの応答性が改善され、走行性能が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエンジンの点火時期制御装置
の実施例を示すブロツク図、第2図は第1図中の
入出力インターフエイス回路の点火時期制御のた
めの基本構成を示すブロツク図、第3図A〜Iは
第2図の回路の作動を示すタイムチヤート、第4
図はノツク検出回路の具体的構成を示す回路図、
第5図A〜Iはその作動を示すタイムチヤート、
第6図は割込処理を示すフローチヤート、第7図
はノツク信号処理ルーチンを示すフローチヤー
ト、第8図は点火時期制御ルーチンを示すフロー
チヤートである。 12…CPU、14…ROM、16…RAM、1
8…バス、20…入出力インターフエイス回路、
30…ノツク検出装置、40…クランク角セン
サ、50…負荷センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの点火時期を制御するための情報を
    検出し、前記検出した情報に基づいて基本となる
    基本点火時期QAVD(base)を決定し、かつノツク
    検出手段によりノツクを検出し、前記ノツク検出
    に基づき点火時期修正値ΔQAVD(t)を決定し、
    上記基本点火時期QAVD(base)と上記点火時期修
    正値ΔQAVD(t)とに基づいて点火時期QAVD(t)
    を決定し、この点火時期QAVDが最大進角点火時
    期以下であるかを判断してこの最大進角点火時期
    を越えないように点火時期QAVDを修正し、上記
    点火時期QAVDに基づいてエンジンの点火時期を
    制御する方法において、ノツク検出手段によりノ
    ツク発生の有無を常時検出しノツク発生検出時に
    ノツク割込要求を発生するとともにノツク強度を
    計測する行程と、上記ノツク割込要求に応動して
    上記ノツク強度の計測値に応じた今回割込に係る
    点火時期修正値ΔQADV1を演算する第1タスクを
    実行させる行程と、一定時間ごとに発生されるタ
    イマ割込要求に応動して上記点火時期QADVを演
    算する第2タスクを実行させる行程とを含み、こ
    の第2タスクは、上記基本点火時期QAVD(base)
    を演算する第1ステツプと、この基本点火時期に
    基づいて最大進角点火時期を演算する第2ステツ
    プと、第1タスクの実行の有無により第1タスク
    により求められた今回割込に係る点火時期修正値
    ΔQAVD1に基づいて上記点火時期修正値ΔQAVD(t)
    を決定する第3ステツプと、この点火時期修正値
    ΔQAVD(t)と上記基本点火時期QAVD(base)とか
    ら点火時期QAVDを決定する第4ステツプと、前
    記点火時期QAVDの進角が上記最大進角点火時期
    より進角している場合にはこれを修正する第5ス
    テツプとを含んでなり、前記第5ステツプの結果
    に基づいてエンジンの点火を制御することを特徴
    とするエンジンの点火時期制御方法。
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JPH03105063A (ja) * 1989-09-20 1991-05-01 Japan Electron Control Syst Co Ltd 内燃機関の点火時期制御装置

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