JPH03105063A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の点火時期制御装置に関し、特にア
イドル運転時におけるノッキングの抑制技術に関する。

〈従来の技術〉 この種の点火時期制御装置の従来例として、以下のよう
なものがある。

即ち、機関運転状態（例えば機関回転速度と機関負荷）
に応じて点火時期を設定し、設定された点火時期に点火
栓を点火作動させるようにしている。また、所定の運転
領域でノッキングの発生時には前記点火時期を所定量（
例えば１゜）ずつ遅角させることによりノッキングの発
生を抑制するようにしている。また、ノッキングの非発
生時にはノッキング非発生限界領域付近で点火時期をで
きるだけ進角して機関出力を増大させるようにしている
（以下、ノック制御と称す）。

また、スロントル弁の全閉時にオンとなるアイドルスイ
ンチがオンされたときに、機関回転速度に基づいてアイ
ドル時用点火時期をマップから設定し、減速運転時とア
イドル運転時とにはノック制御を行うことなく前記アイ
ドル時用点火時期に固定保持させて点火制御させる。こ
こで、前記アイドル時用点火時期は、アイドル運転の安
定性、燃費を考慮して決定されている。

く発明が解決しようとする課題〉 ところで、アイドル運転時に、ノック制御を行うことな
くアイドル時用点火時期に固定保持すると、エアコン、
電動式パワーステアリング装置等の電気負荷がオンされ
かつ高温条件下においてノノキングが発生するという不
具合がある。これを解消するためにアイドル運転時に常
にノノク制御を行うと、ノンキングの非発生時にアイド
ル運転時の点火時期が進角しアイドル運転の安定性、燃
費の悪化を招くという不具合がある。

本発明はこのような実状に鑑みてなされたちので、アイ
ドル安定性、燃費を考慮しつつアイドル運転時のノンキ
ングを抑制できる点火時期制御装置を提供することを目
的とする。

〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は第１図に示すように、アイドル時用
点火時期を設定するアイドル時点火時期設定手段Ａと、
アイドル運転状態を検出するアイドル運転状態検出手段
Ｂと、外部負荷を検出する外部負荷検出手段Ｃと、機関
若しくは機関周囲の温度または吸入空気の湿度を検出す
る雰囲気条件検出手段Ｄと、ノッキングを検出するノッ
キング検出手段Ｅと、該ノッキング検出手段Ｅの検出信
号に基づいてノッキング発生時にノッキングを抑制すべ
く点火時期を設定する点火時期設定手段Ｆと、アイドル
運転時に外部負荷が所定値以上でかつ機関若しくは機関
周囲の湿度または吸入空気の湿度が所定値以上のときに
、前記点火時期設定千段Ｆを作動させ、それ以外のとき
には前記アイドル時よう点火時期設定手段Ａを作動させ
る選択手段Ｇと、前記アイドル時用点火時期に固定保持
すべく若しくは前記点火時期設定手段Ｆにより設定され
た点火時期に制御すべく点火栓Ｈを点火作動させる点火
制御手段Ｉと、を備えるようにした。

〈作用〉 このようにして、アイドル運転時にはノンキングが発生
しやすい雰囲気条件のときに、ノック制御を行う一方、
それ以外のときにはアイドル時用点火時期に固定保持す
るようにした。

く実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第２図及び第３図に基づい
て説明する。

第２図において、マイクロコンピュータ等からなる制御
装置１には、アイドル運転状態検出手段としてのクラン
ク角センサ２からのレファレンス信号（機関回転速度に
対応する）及びポジション信号と、エアフローメータ３
からの吸入空気流量検出信号と、ノッキング検出手段と
してのノッキングセンサ４からのノッキング検出信号と
、水温センサ５からの冷却水温検出信号と、吸気温セン
サ６からの吸気温検出信号と、エアコンディショナの作
動時にオンとなる外部負荷検出手段としてのエアコンス
イッチ７からのオン・オフ信号と、が入力されている。

前記制御装置１は、第３図のフローチャートに従って作
動し、点火コイル、パワートランジスタ等からなる点火
装置８を介して点火栓９に点火信号を設定された点火時
期に基づいて出力し、点火作動を行うようになっている
。

ここでは、制御装置１がアイドル時用点火時期設定手段
と点火時期設定手段と選択手段とを構戒する。また、水
温センサ５と吸気温センサ６とが雰囲気条件検出手段を
構或する。さらに、制御装置１と点火装置８とが点火制
御手段を構威する。

次に、作用を第３図のフローチャートに従って説明する
。

まず、非アイドル運転時の点火時期制御を説明すると、
例えば機関回転速度と基本噴射量等の機関負荷とから点
火時期を設定し、設定された点火時期に点火信号を点火
装置８を介して点火栓９に出力し点火作動させるように
なっている。また、非アイドル運転時の所定運転域（例
えば中速・高負荷運転域）ではノッキングセンサ４によ
りノッキングが検出されたときに、点火時期を所定量ず
つ遅角させてノッキングの発生を抑制する一方、ノンキ
ングの非発生時にはノッキングの非発生限界領域付近に
て点火時期をできるだけ進角するようにしている。

かかる点火時期制御中に第３図のフローチャートに示す
ルーチンが実行される。

即ち、Ｓ１では、クランク角センサ２等からの各種信号
を読込む。

Ｓ２では、機関運転状態がアイドル運転状態か否かを判
定し、ＹＥＳのときにはＳ３に進みＮＯのときにはルー
チンを終了させる。

Ｓ３では、水温センサ５、吸気温センサ６及びエアコン
スイソチ７からの信号に基づいてノック制御条件が戒立
したか否かを判定し、ＹＥＳのときにはＳ４に進みＮｏ
のときにはＳ５に進む。ここで、エアコンスイッチ７が
オン即ちエアコンディショナの作動時で、吸気温度が所
定値以上で、かつ冷却水温が所定値以上のときにノック
制御条件が或立したと判断する。また、ノンク制御条件
としては、電動パワーステアリング装置の作動時、自動
変速機のシフト段が非ニュートラル時等の負荷条件があ
り、またエンジンのオイル温度の温度条件等が挙げられ
る。また、吸入空気の湿度もノック制御条件としてもよ
い。

Ｓ４では、ノック制御を行う。すなわち、ノッキングの
発生時にはアイドル時用点火時期を遅角させる一方、ノ
ッキングの非発生時にはアイドル時用点火時期を進角さ
せるように点火制御する。

尚、ノンキングを抑制すべく遅角制御のみを行ってもよ
い。

一方、Ｓ５では、ノック制御を行うことなく機関回転速
度に基づいて従来例と同様のアイドル時用点火時期をマ
ップから検索し、検索されたアイドル時用点火時期に固
定保持させて点火制御を行つ。

以上説明したように、アイドル運転時に、ノンキングが
発生しやすいノック制御条件の戒立時にノック制御を行
う一方それ以外のときにアイドル時用点火時期に固定保
持するようにしたので、アイドル運転時のノッキングの
発生を抑制できると共にアイドル安定性、燃費の悪化を
防止できる。

く発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、アイドル運転時にノッ
キングが発生しやすい条件のときにノック制御を行う一
方、それ以外のときにアイドル時用点火時期に固定保持
するようにしたので、アイドル運転時のノッキングの発
生を抑制できると共に、アイドル安定性、燃費の悪化を
防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクレーム対応図、第２図は本発明の一
実施例を示す構或図、第３図は同上のフローチャートで
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　アイドル時用点火時期を設定するアイドル時点火時期
   設定手段と、アイドル運転状態を検出するアイドル運転
   状態検出手段と、外部負荷を検出する外部負荷検出手段
   と、機関若しくは機関周囲の温度または吸入空気の湿度
   を検出する雰囲気条件検出手段と、ノッキングを検出す
   るノッキング検出手段と、該ノッキング検出手段の検出
   信号に基づいてノッキング発生時にノッキングを抑制す
   べく点火時期を設定する点火時期設定手段と、アイドル
   運転時に外部負荷が所定値以上でかつ機関若しくは機関
   周囲の温度または吸入空気の湿度が所定値以上のときに
   、前記点火時期設定手段を作動させ、それ以外のときに
   は前記アイドル時用点火時期設定手段を作動させる選択
   手段と、前記アイドル時用点火時期に固定保持すべく若
   しくは前記点火時期設定手段により設定された点火時期
   に制御すべく点火栓を点火作動させる点火制御手段と、
   を備えたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置
   。