JPH0311315B2 - - Google Patents

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JPH0311315B2
JPH0311315B2 JP12238983A JP12238983A JPH0311315B2 JP H0311315 B2 JPH0311315 B2 JP H0311315B2 JP 12238983 A JP12238983 A JP 12238983A JP 12238983 A JP12238983 A JP 12238983A JP H0311315 B2 JPH0311315 B2 JP H0311315B2
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JP
Japan
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water
crystal
dye
crystals
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JP12238983A
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Shinji Suzuki
Takeshi Kojima
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0025Crystal modifications; Special X-ray patterns

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は染料の結晶変態に関する。更に詳しく
はCu−Kα線による粉末X線回折法において回折
角(2θ)〔゜〕16.5,20.3,26.5に極めて強いピー
ク、回折角(2θ)〔゜〕7.2,14.4,16.1,24.8,
26.1,29.1にやや強いピークをもつX線回折図
(第1図)により特徴づけられる式() で示される染料の熱に安定な結晶変態(以後これ
をβ−型結晶とする)及びその製造法に関する。 本発明において、β−型結晶に変換される前
の、式()で示される染料の熱に不安定な結晶
変態(以後これをα−型結晶とする)は、公知の
方法に従つて、p−ニトロアニリンをジアゾ化し
N−シアノエチル−N−ベンジルアニリンにカツ
プリすることによつて得られる。このα−型結晶
は例えばCu−Kα線による粉末X線回折法におい
て回折角(2θ)〔゜〕20.2,21.2,21.8に特徴的な
強いピークと回折角(2θ)〔゜〕8.0,13.2,23.5,
27.0,28.5にやや強いピークを持つX線回折図を
与える。このα−型結晶の染料を通常の製品化の
方法に従つて、分散剤、例えば、ナフタレンスル
ホン酸のホルマリン縮合物のソーダ塩又はリグニ
ンスルホン酸ソーダ塩などと共にサンドミル等に
より機械的に微粒子化した後、ポリエステル繊維
織物あるいはポリエステル繊維とアクリル繊維又
は綿等との混紡織物の染色に供した場合には、こ
のα−型結晶が熱に不安定であるため、ポリエス
テル繊維の染色が行われる95〜135℃の温度にお
いて結晶の変換や交換がおこり染料粒子がタール
化したり凝集物を生成する。このようなタール化
物や粗大化した染料粒子は均一な染着を妨害す
る。特にオーバマイヤー染色、チーズ染色、ビー
ム染色、液流染色等においては凝集した粒子が繊
維層により過され、目詰り、内部浸透不良、ケ
ーシングスポツト等の原因となり均一な染色物を
与えないばかりでなく染色物の堅牢度低下などの
不都合をきたす。特に近年、染色業界では染色法
の合理化、省エネルギー対策が進み、浴比の減少
が図られると共に上記染色法のような被染物を静
止した状態で染色する方法が多くとられるように
なつており、高温での分散安定性のすぐれた染料
が強く望まれている。 本発明者らは前記したような欠点を改善し、又
市場要求に応えるべく式()で示される染料の
高温での分散安定性にすぐれた結晶変態得るべく
鋭意検討を加えた結果、前記したX線回折図で特
徴づけられるβ−型結晶が高温における染色安定
性に極めてすぐれていることを見出し本発明を完
成したものである。 更に本発明を詳細に説明する。 高温における染色に安定な式()で示される
染料のβ−型結晶は公知のジアゾ化に続くカツプ
リング法によつて得られるα−型結晶の湿潤ケー
キ又は乾燥ケーキを水中又は水溶性有機溶媒又は
アニオン又はノニオン界面活性剤を含んだ水中に
おいて40℃以上の温度で加熱することによつて得
られる。水のみで加熱する場合は、水溶性有機溶
媒又はアニオン又はノニオン界面活性剤を含んだ
水で処理する場合に較べ処理温度は高くなり通常
100℃以上例えば120〜160℃で約3時間処理する
のが好ましい。 但し処理時間は、必要に応じて長くしたり短か
くすることが可能である。水溶性有機溶媒又はア
ニオン又はノニオン界面活性剤を含んだ水で処理
する場合は40℃以上、好ましくは50℃以上100℃
以下で約3時間加熱することにより、α−型結晶
からβ−型結晶に変換される。この際、100℃以
上に温度を保持したり、処理時間を長くすること
はなんら差支えないが、経済的に不利である。使
用される水溶性有機溶媒としてはメタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブチルアル
コール等の低級アルコール類、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のエ
チレングリコールのモノアルキルエーテル類、エ
チレングリコール等のグリコール類、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等の環状エーテル類があげら
れる。又使用されるアニオン界面活性剤としては
β−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩
類、リグニンスルホン酸塩類等が、又ノニオン界
面活性剤としてはソルビタン脂肪酸エステル類、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポ
リオキシエチレンアルキルフエノール類、ポリオ
キシエチレンアルキルアマイド類等があげられ
る。これらは単独で又2種以上を併用することが
可能である。水溶性有機溶媒又はアニオン又はノ
ニオン界面活性剤の用いるべき量は用いる水に対
して1〜70%(重量比)であるが界面活性剤とし
て分散剤を用いた場合で結晶変換したのち結晶を
別することなく分散化処理を行う場合には前記
した量を越えて用いることも可能である。 α−型結晶からβ−型結晶への結晶変換はカツ
プリング反応後、過、水洗して得られる湿潤ケ
ーキ又はそれを乾燥したものを用いて行うのが望
ましいが過工程を経ることなくカツプリング反
応の終了した反応液に必要量の水溶性有機溶媒、
又はアニオン又はノニオン界面活性剤を加えた後
加熱することによつても行い得る。又カツプリン
グ反応に悪い影響を及ぼさないのであればそれら
の溶媒又は界面活性剤をカツプリング反応に先だ
つて加えておきカツプリング反応終了熱処理する
ことによつてもα−型結晶からβ−型結晶への変
換が可能である。 本発明において所望の結晶変換が完結している
かどうかはX線回折スペクトルの測定によつて確
かめられるが、より簡便にはα−型結晶が暗赤色
であるのに対してβ−型結晶は橙色であることか
ら結晶の粉見を観察することによつても判断でき
る。 結晶変換が完了したなら一般的には結晶を取
してから公知の方法により分散化処理を行うが、
結晶を別することなく処理液に必要とされる分
散剤を加えて分散化処理を行うことも可能であ
る。分散化処理により微粒子化された染料はペー
スト状で又必要に応じて乾燥して粉末状で染色に
供される。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
文中、部とあるのは重量部を意味する。 実施例 1 p−ニトロアニリン138部、水600部、塩酸270
部の混合物に氷450部を加え、液温を5℃以下に
して、40%亜硝酸ソーダ176gを加え、その後0
〜3℃に2時間保持する。えられたジアゾ液を70
%流酸水溶液1000部にN−シアノエチル−N−ベ
ンジルアニリン236部を溶解した液に、0〜3℃
で加える。その後、室温にて24時間保持した後
過、水洗して湿潤ケーキ1161部(染料分346.5部)
を得た。この一部をデーシケーターで乾燥すると
暗赤色の式()で示される染料のα−型結晶の
粉末が得られた。そのX線回折図を第2図に示
す。 得られたα−型結晶の湿潤ケーキ232部(乾燥
染料分で50部)とデモールN(花王アトラス社製、
アニオン界面活性剤)20部、デモールC(花王ア
トラス社製、アニオン界面活性剤)20部;水400
部の混合物を90〜95℃に3時間加熱し、過、水
洗の後、減圧にて乾燥した。得られた橙色のβ−
型結晶の粉末は第1図に示すようなX線回折図を
与えた。 染色例 実施例1と同様な方法で得たβ−型結晶の粉末
232部をデモールN62部、デモールC145部、レベ
ノールDT400(花王アトラス社製、ノニオン界面
活性剤)2部、水559部と共にサンドグラインダ
ーで磨砕して染料ペースト1000部を得た。 この染料ペースト0.36部を水180部に溶解し酢
酸にてPH5に調整した後、ポリエステル繊維から
なる布15gを加え、加圧下130℃において60分保
つたのち取り出し、ソーピング、水洗、および乾
燥を行つたところ、均一に染着した橙色の染布が
得られた。 参考例 実施例1においてβ−型結晶を含む結晶変換後
の処理液の温度を室温まで下げ、過、乾燥工程
を経ることなく、その処理液に分散剤を追加した
後に、サンドグラインダーで処理した。えられた
β−型結晶の微粒子化染料ペーストはポリエステ
ル繊維織物を均一に染色した。 実施例 2 実施例1における結晶変換のための分散剤デモ
ールC、デモールNのかわりにレベノール
DT400 40部を用いて実施例1と同様の処理を行
いβ−型結晶をえた。 実施例 3 実施例1における結晶変換のための分散剤デモ
ールC、デモールNのかわりにツイーン80(ポリ
オキシエチレンソルビタン系非イオン界面活性
剤)10部を用いて実施例1と同様の処理を行いβ
−型結晶をえた。 実施例 4 実施例1における結晶変換のための分散剤デモ
ールC、デモールNのかわりにエチレングリコー
ルモノメチルエーテルを用いて実施例1と同様の
処理を行いβ−型結晶をえた。 実施例 5 70%硫酸水溶液100部、N−シアノエチル−N
−ベンジルアニリン23.6部の混合物にツイーン80
2部を加え2時間撹拌する。この液にp−ニトロ
アニリン13.8部からのジアゾ化液を0〜3℃で加
えたのち同温度にて3時間保ち、更に室温にて20
時間撹拌する。その後、苛性ソーダ加え、反応液
のPHを4−5にしたのち、50℃まで熱上げし、同
温度に2時間保つた。過、水洗して式()の
染料のβ−型結晶をえた。 なお苛性ソーダを加えPHを4−5にしたのち熱
上げする前に反応液の一部をサンプリングし、
過、水洗して得られた結晶は、α−型結晶であつ
た。 比較試験 式()のα−型結晶及びβ−型結晶から前記
染色例におけるのと同様の方法にて各々の染料ペ
ーストを調製した。 得られた染料ペーストの熱に対する安定性を比
較するため1熱凝集性試験、2ケーシングスポツ
ト試験を行つた。(第1表)各試験法の詳細は下
記のとおりである。 (1) 熱凝集性試験 染料ペースト0.36部を水100部中に分散させ酢
酸と酢酸ソーダによりPHを4.5に調整した染浴を
繊維を浸漬することなく(ブランク浴)80℃から
40分かけて130℃とし、同温度に10分保つた後、
5分間で95℃まで冷却し、定量紙(東洋科学産
業社製;No.5A紙)を用いて吸引過して紙
上の残渣の量と状態から判定した。5級(良好)
〜1級(不良)の5段階表示による。 (2) ケーシングスポツト試験 染料ペースト0.73部を水180mlに分散し酢酸、
酢酸ソーダでPH4.5に調整した染浴中にテトロン
ジヤージ15gを浸漬して80℃から40分かけて(カ
ラーペツト染色機を使用)130℃とし、同温度に
10分保つた後、5分間で95℃まで冷却し、被染物
が被染物ホルダーに内接する部分に付着した凝集
物の状態から判定した。5級(良好)〜1級(不
良)の5段階表示による。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は熱に安定なβ−型結晶のX線回折図で
ある。第2図は熱に不安定なα−型結晶のX線回
折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Cu−Kα線による粉末X線回折法において回
    折角(2θ)〔゜〕16.5,20.3,26.5に極めて強いピ
    ーク、回折角(2θ)〔゜〕7.2,14.4,16.1,24.8,
    26.1,29.1にやや強いピークをもつX線回折図に
    より特徴づけられる式()で示される染料の結
    晶変態、 2 式() で示され、熱に対して不安定な結晶変態を有する
    染料を水中、又は水溶性有機溶媒又はアニオン又
    はノニオン界面活性剤を含有する水中において40
    ℃以上の温度で加熱することを特徴とするCu−
    Kα線による粉末X線回折法において回折角(2θ)
    〔゜〕16.5,20.3,26.5に極めて強いピーク、回折
    角(2θ)〔゜〕7.2,14.4,16.1,24.8,26.1,29.1
    にやや強いピークをもつX線回折図により特徴づ
    けられる式()で示される染料の結晶変態の製
    造法。
JP12238983A 1983-07-07 1983-07-07 染料の熱に安定な結晶変態及びその製造法 Granted JPS6015460A (ja)

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ES2172266T3 (es) * 1998-03-23 2002-09-16 Dystar Textilfarben Gmbh & Co Mezclas de colorantes monoazoicos dispersados.

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