JP2647939B2 - アゾ染料の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は式(I) なるアゾ染料のβ−変態の製造方法に関する。
更に本発明はβ−変態の式(I)なる染料、α−変態
の式(I)なる染料からβ−変態の式(I)なる染料を
製造する方法、β−変態の式(I)なる染料を成形され
た構造物、たとえば合成及び半合成材料から成る繊維、
織物及びフィルムを染色又は印捺に使用する方法、更に
β−変態の式(I)なる染料を含有する染色調製物に関
する。
の式(I)なる染料からβ−変態の式(I)なる染料を
製造する方法、β−変態の式(I)なる染料を成形され
た構造物、たとえば合成及び半合成材料から成る繊維、
織物及びフィルムを染色又は印捺に使用する方法、更に
β−変態の式(I)なる染料を含有する染色調製物に関
する。
式(I)なる染料は、従来公知のα−結晶変態の水性
分散液の形で線状芳香族ポリエステルから成る又はポリ
アミドから成る成形された構造物の染色又は印捺に使用
される(ドイツ特許第1,131,639号明細書参照)。その
際染料は堅牢な赤橙色染色及び印捺を生じる。
分散液の形で線状芳香族ポリエステルから成る又はポリ
アミドから成る成形された構造物の染色又は印捺に使用
される(ドイツ特許第1,131,639号明細書参照)。その
際染料は堅牢な赤橙色染色及び印捺を生じる。
式(I)なる染料を、ジアゾ化されたアニリンを水性
相中でN−(p−メトキシフエニル)−3−ヒドロキシ
ナフタリン−2−カルボンアミドとカップリングして製
造する。カップリングの終了後、沈澱した染料を濾過し
て単離し、一般に中性かつ塩不含になるまで水洗する。
その際染料が水性ペーストの形で得られる。この場合ペ
ーストがほんの僅かしか濾過されず、単離されたペース
トは20重量%より少ない量でしか染料を含有しないとい
うことが欠点である。
相中でN−(p−メトキシフエニル)−3−ヒドロキシ
ナフタリン−2−カルボンアミドとカップリングして製
造する。カップリングの終了後、沈澱した染料を濾過し
て単離し、一般に中性かつ塩不含になるまで水洗する。
その際染料が水性ペーストの形で得られる。この場合ペ
ーストがほんの僅かしか濾過されず、単離されたペース
トは20重量%より少ない量でしか染料を含有しないとい
うことが欠点である。
本発明による方法によれば、著しく多量のペースト含
有率、たとえば60重量%より多いペースト含有率を有す
る式(I)なる染料を製造することができる。
有率、たとえば60重量%より多いペースト含有率を有す
る式(I)なる染料を製造することができる。
したがって本発明は、ジアゾ化されたアニリンを水性
相中でN−(p−メトキシフエニル)−3−ヒドロキシ
ナフタリン−2−カルボンアミドとカップリングし、次
いで染料を単離することによって式(I)なる染料のβ
−変態を製造する方法に関する。本発明による方法は、
カップリング終了後に存在する水性懸濁液を分散剤の存
在下に50℃ないし水性相の沸点の温度、好ましくは50〜
95℃に加熱することを特徴とする。その後染料をそれ自
体公知の方法で単離する、たとえば濾過する。染料の単
離は、熱い懸濁液から又は懸濁液を低温度にたとえば室
温までに冷却した後に行うことができる。染料の単離は
熱い懸濁液から行うのが有利である。濾過はそれ自体公
知の濾過装置で、実際の作業で、ほとんどフィルタープ
レスで行われる。特別な場合は別として、単離された染
料を更に中性及び塩不含になるまで洗滌する。これはた
とえば直接濾過装置で行うことができる。その後水性ペ
ーストが存在する。これは式(I)なる染料を60重量%
より多く含有し、常法で染色調製物の製造に又は乾燥し
た染料の生成に使用することができる。
相中でN−(p−メトキシフエニル)−3−ヒドロキシ
ナフタリン−2−カルボンアミドとカップリングし、次
いで染料を単離することによって式(I)なる染料のβ
−変態を製造する方法に関する。本発明による方法は、
カップリング終了後に存在する水性懸濁液を分散剤の存
在下に50℃ないし水性相の沸点の温度、好ましくは50〜
95℃に加熱することを特徴とする。その後染料をそれ自
体公知の方法で単離する、たとえば濾過する。染料の単
離は、熱い懸濁液から又は懸濁液を低温度にたとえば室
温までに冷却した後に行うことができる。染料の単離は
熱い懸濁液から行うのが有利である。濾過はそれ自体公
知の濾過装置で、実際の作業で、ほとんどフィルタープ
レスで行われる。特別な場合は別として、単離された染
料を更に中性及び塩不含になるまで洗滌する。これはた
とえば直接濾過装置で行うことができる。その後水性ペ
ーストが存在する。これは式(I)なる染料を60重量%
より多く含有し、常法で染色調製物の製造に又は乾燥し
た染料の生成に使用することができる。
本発明による方法の場合、ジアゾ化及びカップリング
を公知方法で実施する。したがってアニリンをたとえば
強酸性の水性溶液中でジアゾ化剤の作用によってジアゾ
化する。強酸性の水性溶液に関してたとえば水性リン
酸、硫酸又は特に塩酸を使用する。ジアゾ化剤はたとえ
ば亜硝酸の塩、特にアルカリ塩、たとえば亜硝酸ナトリ
ウム、又は亜硝酸を生じる物質、たとえばニトロシル硫
酸である。
を公知方法で実施する。したがってアニリンをたとえば
強酸性の水性溶液中でジアゾ化剤の作用によってジアゾ
化する。強酸性の水性溶液に関してたとえば水性リン
酸、硫酸又は特に塩酸を使用する。ジアゾ化剤はたとえ
ば亜硝酸の塩、特にアルカリ塩、たとえば亜硝酸ナトリ
ウム、又は亜硝酸を生じる物質、たとえばニトロシル硫
酸である。
ジアゾ化に於て、常法でアリニンを水性鉱酸中に予め
加え、ジアゾ化剤を定量的に加える。ジアゾ化は通常−
20〜+15℃、好ましくは−10〜+10℃の温度で行われ
る。
加え、ジアゾ化剤を定量的に加える。ジアゾ化は通常−
20〜+15℃、好ましくは−10〜+10℃の温度で行われ
る。
カップリング成分N−(p−メトキシフエニル)−3
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミドを水中に
塩基、たとえばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属−
水酸化物の存在下に溶解する。
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミドを水中に
塩基、たとえばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属−
水酸化物の存在下に溶解する。
カップリングを実施するために、公知方法でジアゾニ
ウム塩溶液を撹拌下にカップリング溶液に注ぐ。この場
合カップリング温度を間接的に又は直接、たとえば氷を
用いてたとえば−15〜+40℃、好ましくは0〜30℃の範
囲に冷却して保つ。次いでカップリングが終了するまで
更に後撹拌する。
ウム塩溶液を撹拌下にカップリング溶液に注ぐ。この場
合カップリング温度を間接的に又は直接、たとえば氷を
用いてたとえば−15〜+40℃、好ましくは0〜30℃の範
囲に冷却して保つ。次いでカップリングが終了するまで
更に後撹拌する。
カップリングの終了後、本発明によれば存在する水性
染料懸濁液を50℃ないし水性相の沸点までの温度に加熱
する。加熱を常圧又は過圧下に実施することができる。
過圧下に加熱する場合、たとえば140℃までの温度が達
成される。しかし一般に加熱を過圧下に行う必要はな
い。50〜95℃の温度に加熱するのが好ましい。加熱して
撹拌するのが好ましい。
染料懸濁液を50℃ないし水性相の沸点までの温度に加熱
する。加熱を常圧又は過圧下に実施することができる。
過圧下に加熱する場合、たとえば140℃までの温度が達
成される。しかし一般に加熱を過圧下に行う必要はな
い。50〜95℃の温度に加熱するのが好ましい。加熱して
撹拌するのが好ましい。
加熱して染料の結晶変態が変化し、元々存在するα−
変態から新規β−変態が生じることが認められる。染料
(I)の新しいβ−変態の生成は、常法で1/4時間ない
し10時間、好ましくは1/2時間ないし2時間の加熱時間
後に終了する。正確な加熱時間は、顕微鏡によって又は
X線によって取り出された染料試料を測定して決定する
ことができる。β−変態に変化するまで、特にこの変化
が終了するまで加熱する。
変態から新規β−変態が生じることが認められる。染料
(I)の新しいβ−変態の生成は、常法で1/4時間ない
し10時間、好ましくは1/2時間ないし2時間の加熱時間
後に終了する。正確な加熱時間は、顕微鏡によって又は
X線によって取り出された染料試料を測定して決定する
ことができる。β−変態に変化するまで、特にこの変化
が終了するまで加熱する。
式(I)なる染料の新規β−変態は回折角2θ(゜)
で次の線: 大きい強度の線:18,34;26,46; 中位の強度の線:12,02;20,29;22,26;23,94; 小さい強度の線:7,35;7,92;8,42;10,08;11,10;27,93;2
8,11;28,89;29,34 を示すX線回折図(Cu−Kα−線)を有する。
で次の線: 大きい強度の線:18,34;26,46; 中位の強度の線:12,02;20,29;22,26;23,94; 小さい強度の線:7,35;7,92;8,42;10,08;11,10;27,93;2
8,11;28,89;29,34 を示すX線回折図(Cu−Kα−線)を有する。
Cu−Kα−線を用いて作成された染料(I)のβ−変
態のX線回折図を第1図に示す。X線回折図を作成する
ために、シーメンス社のX線回折計を使用する。
態のX線回折図を第1図に示す。X線回折図を作成する
ために、シーメンス社のX線回折計を使用する。
式(I)なる染料の従来公知のα−変態は、第2図に
示したX線回折図(Cu−Kα−線)を示し、回折角2θ
(゜)で次の線を有する: 大きい強度の線:18,48;20,47; 中位の強度の線:10,15;23,58;27,26; 小さい強度の線:8,76;11,03;14,21;16,76;22,26;25,86;
29,07;30,35;31,44;32,97 水性染料懸濁液の本発明による加熱を、分散剤の存在
下に実施する。その際分散剤をすでにカップリングで存
在させる、たとえばカップリング成分と共に予め加える
のが好都合である。適当な分散剤は、特に界面活性性質
を有する合成物質であり、これはカチオン又は好ましく
非イオン又はアニオン性質を有することができる。2種
又はそれ以上の異なる分散剤、たとえば非イオン性及び
アニオン性分散剤から成る混合物を使用することもでき
る。
示したX線回折図(Cu−Kα−線)を示し、回折角2θ
(゜)で次の線を有する: 大きい強度の線:18,48;20,47; 中位の強度の線:10,15;23,58;27,26; 小さい強度の線:8,76;11,03;14,21;16,76;22,26;25,86;
29,07;30,35;31,44;32,97 水性染料懸濁液の本発明による加熱を、分散剤の存在
下に実施する。その際分散剤をすでにカップリングで存
在させる、たとえばカップリング成分と共に予め加える
のが好都合である。適当な分散剤は、特に界面活性性質
を有する合成物質であり、これはカチオン又は好ましく
非イオン又はアニオン性質を有することができる。2種
又はそれ以上の異なる分散剤、たとえば非イオン性及び
アニオン性分散剤から成る混合物を使用することもでき
る。
適するアニオン分散剤はたとえば次のものである:芳
香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物、平
均分子量1000〜80000のリグニンスルホナート、亜硝酸
セルロース廃液、アルキル基が夫々C−原子数3〜10の
ジアルキルスルホサクシナート、脂肪酸残基がC−原子
数10〜22の、硫酸化された又はスルホン化された脂肪酸
又は脂肪酸エステル、長鎖アルキル−及びアルキルアリ
ール−スルホナート、たとえばドデシルベンゾールスル
ホナート、s−アルカンスルホナート、ジイソプロピル
−、ジイソブチルナフタリン−スルホナート又はジナフ
チルメタンスルホナート。通常このアニオン性界面活性
物質は、アルカリ金属、特にナトリウム、アンモニウム
又はアミン、たとえばモルホリン、トリエタノールアミ
ン、エタノールアミン、イソプロパノールアミンとの塩
の形で又は2−もしくは3−価のカチオン、たとえばカ
ルシウム、マグネシウム又はアルミニウムとの塩の形で
存在する。
香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物、平
均分子量1000〜80000のリグニンスルホナート、亜硝酸
セルロース廃液、アルキル基が夫々C−原子数3〜10の
ジアルキルスルホサクシナート、脂肪酸残基がC−原子
数10〜22の、硫酸化された又はスルホン化された脂肪酸
又は脂肪酸エステル、長鎖アルキル−及びアルキルアリ
ール−スルホナート、たとえばドデシルベンゾールスル
ホナート、s−アルカンスルホナート、ジイソプロピル
−、ジイソブチルナフタリン−スルホナート又はジナフ
チルメタンスルホナート。通常このアニオン性界面活性
物質は、アルカリ金属、特にナトリウム、アンモニウム
又はアミン、たとえばモルホリン、トリエタノールアミ
ン、エタノールアミン、イソプロパノールアミンとの塩
の形で又は2−もしくは3−価のカチオン、たとえばカ
ルシウム、マグネシウム又はアルミニウムとの塩の形で
存在する。
適するカチオン界面活性分散剤はたとえば次のもので
ある:少なくともC12〜C25アルキル基を有する第四級ア
ルキルアンモニウムハロゲニド、ピリジン、モルホリン
及びイミダゾリンの長鎖第四級化合物、たとえばラウリ
ルピリジニウムクロライド。
ある:少なくともC12〜C25アルキル基を有する第四級ア
ルキルアンモニウムハロゲニド、ピリジン、モルホリン
及びイミダゾリンの長鎖第四級化合物、たとえばラウリ
ルピリジニウムクロライド。
適する非イオン界面活性分散剤はたとえば次のもので
ある:たとえばC−原子数6〜20の飽和及び(又は)不
飽和脂肪アルコール又はアルキル基がC−原子数4〜12
のアルキルフエノール、水又はC−原子数14〜20の飽和
及び(又は)不飽和脂肪アミン又はC−原子数14〜20の
飽和及び(又は)不飽和脂肪酸とのエチレンオキシド−
又はプロピレンオキシド−付加物:更にエチレンオキシ
ドとポリプロピレングリコールとのグラフトポリマー、
並びに0−リン酸とポリグリコール(分子量200〜200
0)及び飽和又は不飽和長鎖脂肪アルコールとの混合エ
ステル−これは1〜4単位エチレンオキシドでオキシエ
チル化されている−、たとえばO−リン酸、ポリグリコ
ール(分子量300)及びエチレンオキシド1モルとラウ
リルアルコール1モルとの反応生成物とから成るエステ
ル。
ある:たとえばC−原子数6〜20の飽和及び(又は)不
飽和脂肪アルコール又はアルキル基がC−原子数4〜12
のアルキルフエノール、水又はC−原子数14〜20の飽和
及び(又は)不飽和脂肪アミン又はC−原子数14〜20の
飽和及び(又は)不飽和脂肪酸とのエチレンオキシド−
又はプロピレンオキシド−付加物:更にエチレンオキシ
ドとポリプロピレングリコールとのグラフトポリマー、
並びに0−リン酸とポリグリコール(分子量200〜200
0)及び飽和又は不飽和長鎖脂肪アルコールとの混合エ
ステル−これは1〜4単位エチレンオキシドでオキシエ
チル化されている−、たとえばO−リン酸、ポリグリコ
ール(分子量300)及びエチレンオキシド1モルとラウ
リルアルコール1モルとの反応生成物とから成るエステ
ル。
分散剤又は分散剤混合物をカップリング後に存在する
染料量に対して0.2〜30重量%、特に0.5〜10重量%の量
で使用する。
染料量に対して0.2〜30重量%、特に0.5〜10重量%の量
で使用する。
加熱前に水性懸濁液のpH−値を7〜10、好ましくは8
〜9に調整する。このpH−値調整を酸、特に鉱酸、たと
えばリン酸、硫酸又は特に塩酸の添加によって行うこと
ができる。
〜9に調整する。このpH−値調整を酸、特に鉱酸、たと
えばリン酸、硫酸又は特に塩酸の添加によって行うこと
ができる。
本発明によればペースト含有率の著しい増加が達成さ
れるばかりでなく、同時に濾過によるペースト収得時間
を著しく、しかも一般にほぼ係数3だけ短縮する。それ
によって製造方法の空時収量も著しく改良される。
れるばかりでなく、同時に濾過によるペースト収得時間
を著しく、しかも一般にほぼ係数3だけ短縮する。それ
によって製造方法の空時収量も著しく改良される。
更に本発明者は、本発明による方法で生じる式(I)
なる染料のβ−変態が、合成又は半合成材料から成る成
形された構造物の染色に際して、特に均染性及び摩擦堅
牢性の点で、従来公知のα−変態に比して優れているこ
とを見い出した。
なる染料のβ−変態が、合成又は半合成材料から成る成
形された構造物の染色に際して、特に均染性及び摩擦堅
牢性の点で、従来公知のα−変態に比して優れているこ
とを見い出した。
たとえばポリエステル繊維材料を、水性浴から高めら
れた温度で式(I)なる染料をα−変態で含有する分散
液で染色した場合、一般に悪い摩擦堅牢性を有する不均
一な染色が得られる。この様な染色は、染浴が緩慢にし
か吸尽されないあらゆる染色の場合あるいはたとえばル
ーズな材料、トップのような粗糸のための又はパッケー
ジタイプの精紡糸のための機械染め又は管巻体の染色に
於て決して染浴が吸尽されることのないような大過剰の
染浴を使用して染色が行われるようなあらゆる場合に生
じる。その際上記欠点は、染色処理の間に生じ、そして
不利な結果を導く、染料の物理的状態の変化に由来す
る。
れた温度で式(I)なる染料をα−変態で含有する分散
液で染色した場合、一般に悪い摩擦堅牢性を有する不均
一な染色が得られる。この様な染色は、染浴が緩慢にし
か吸尽されないあらゆる染色の場合あるいはたとえばル
ーズな材料、トップのような粗糸のための又はパッケー
ジタイプの精紡糸のための機械染め又は管巻体の染色に
於て決して染浴が吸尽されることのないような大過剰の
染浴を使用して染色が行われるようなあらゆる場合に生
じる。その際上記欠点は、染色処理の間に生じ、そして
不利な結果を導く、染料の物理的状態の変化に由来す
る。
これに対して本発明による新規β−変態の染料(I)
は合成及び半合成繊維材料の染色に著しく有利に作用す
る。分散染料との染色に慣用の条件下、たとえば水性媒
体中で約140℃の温度で、場合により通常の染色助剤の
存在下に、好ましくは100〜約140℃の温度で加圧下に、
あるいは水の沸騰温度でキャリヤー、たとえばフエニル
フエノール、ポリクロルベンゾール化合物又は類似の助
剤の存在下にβ−変態の染料(I)はその結晶構造がも
はや変化せず、そして結晶幾何学、たとえば結晶サイズ
は染色性質が不利な影響を受けない程度にしか変化しな
い。したがってβ−変態の染料(I)の分散液は染色安
定性を示す。この場合染料を単独で又はその他の分散染
料との混合物の形で使用することができる。たとえば本
発明によるβ−変態の染料(I)の分散液を用いてポリ
エステル繊維材料上に水性浴から130℃で加圧下に高い
摩擦堅牢性の均一染色を得ることができる。特にβ−変
態の染料(I)の分散液を用いて機械染めした場合、ポ
リエステル繊維材料から成る管巻体に沈着物のない染色
が得られる。
は合成及び半合成繊維材料の染色に著しく有利に作用す
る。分散染料との染色に慣用の条件下、たとえば水性媒
体中で約140℃の温度で、場合により通常の染色助剤の
存在下に、好ましくは100〜約140℃の温度で加圧下に、
あるいは水の沸騰温度でキャリヤー、たとえばフエニル
フエノール、ポリクロルベンゾール化合物又は類似の助
剤の存在下にβ−変態の染料(I)はその結晶構造がも
はや変化せず、そして結晶幾何学、たとえば結晶サイズ
は染色性質が不利な影響を受けない程度にしか変化しな
い。したがってβ−変態の染料(I)の分散液は染色安
定性を示す。この場合染料を単独で又はその他の分散染
料との混合物の形で使用することができる。たとえば本
発明によるβ−変態の染料(I)の分散液を用いてポリ
エステル繊維材料上に水性浴から130℃で加圧下に高い
摩擦堅牢性の均一染色を得ることができる。特にβ−変
態の染料(I)の分散液を用いて機械染めした場合、ポ
リエステル繊維材料から成る管巻体に沈着物のない染色
が得られる。
したがって染料(I)のβ−変態は、成形された構造
物、たとえば合成及び半合成材料から成る繊維、織物及
びフィルムを分散染料の染色及び印捺に公知の方法に従
って染色及び印捺するのに最適である。
物、たとえば合成及び半合成材料から成る繊維、織物及
びフィルムを分散染料の染色及び印捺に公知の方法に従
って染色及び印捺するのに最適である。
この際“合成及び半合成材料”なる概念は、たとえば
セルロース−ジ−、−2 1/2−又は−トリアセテート、
から成る材料、並びにポリアミド、たとえばポリ−ε−
カプロラクタム又はポリヘキサメチレンジアミンアジパ
ートから成る又はポリウレタン、ポリオレフィン又はポ
リカルボナートから成る繊維材料、特にポリエステル、
たとえばポリエチレングリコールテレフタラート繊維か
ら成る繊維材料を意味する。
セルロース−ジ−、−2 1/2−又は−トリアセテート、
から成る材料、並びにポリアミド、たとえばポリ−ε−
カプロラクタム又はポリヘキサメチレンジアミンアジパ
ートから成る又はポリウレタン、ポリオレフィン又はポ
リカルボナートから成る繊維材料、特にポリエステル、
たとえばポリエチレングリコールテレフタラート繊維か
ら成る繊維材料を意味する。
染色及び印捺に関して、染色(I)のβ−変態を公知
方法で高い微分散物に変える。
方法で高い微分散物に変える。
更に本発明者は、染料(I)のすでに存在するα−変
態も水性媒体中で分散剤の存在下に、好ましくは撹拌
下、50℃ないし水性相の沸点の温度に、場合により加圧
下に、好ましくは50〜95℃の常圧で加圧してβ−変態に
変えることができることも見い出した。
態も水性媒体中で分散剤の存在下に、好ましくは撹拌
下、50℃ないし水性相の沸点の温度に、場合により加圧
下に、好ましくは50〜95℃の常圧で加圧してβ−変態に
変えることができることも見い出した。
加熱をα−変態がβ−変態に変わるまで実施する。こ
れは通常1/4時間ないし10時間好ましくは1/2時間ないし
2時間継続する。変化をX線によって又は顕微鏡によっ
て取り出された試料で追跡する。
れは通常1/4時間ないし10時間好ましくは1/2時間ないし
2時間継続する。変化をX線によって又は顕微鏡によっ
て取り出された試料で追跡する。
分散剤としてすでに公知の分散剤を単独で又は相互に
組合せて使用することができる。通常変化するα−変態
に対して1〜500重量%、好ましくは5〜400重量%を使
用する。
組合せて使用することができる。通常変化するα−変態
に対して1〜500重量%、好ましくは5〜400重量%を使
用する。
加熱を種々の方法で実施することができる。たとえば
α−変態の式(I)なる染料を含有する、中性かつ塩不
含になるまで洗浄されたペーストを水性媒体中で、分散
剤の添加下、好ましくは撹拌下に加熱することができ
る。しかし加熱をたとえば染料の高微分散物への通常の
変化の間に行うことができる。その際α−変態を1種又
はそれ以上の分散剤又は場合により他の通常の添加物
(たとえば防塵剤、不凍剤、湿潤剤、乾燥防止剤等々)
の添加下に湿潤状態で通常の装置、たとえばミル又は混
合機で、微分散形に変える。適するミルはたとえばボー
ルミル、振動ミル、パールミル、サンドミルである。染
料の微分散形への変化を上記温度で、好ましくは50〜95
℃の温度で実施する場合、式(I)なる染料の染色不安
定なα−変態が式(I)なる染料の染色安定なβ−変態
に変えられる。
α−変態の式(I)なる染料を含有する、中性かつ塩不
含になるまで洗浄されたペーストを水性媒体中で、分散
剤の添加下、好ましくは撹拌下に加熱することができ
る。しかし加熱をたとえば染料の高微分散物への通常の
変化の間に行うことができる。その際α−変態を1種又
はそれ以上の分散剤又は場合により他の通常の添加物
(たとえば防塵剤、不凍剤、湿潤剤、乾燥防止剤等々)
の添加下に湿潤状態で通常の装置、たとえばミル又は混
合機で、微分散形に変える。適するミルはたとえばボー
ルミル、振動ミル、パールミル、サンドミルである。染
料の微分散形への変化を上記温度で、好ましくは50〜95
℃の温度で実施する場合、式(I)なる染料の染色不安
定なα−変態が式(I)なる染料の染色安定なβ−変態
に変えられる。
ジアゾ化し、カップリングし、カップリングで生じる
懸濁液の加熱によって一連の最初に記載した染料(I)
のβ−変態を製造するが好ましい。
懸濁液の加熱によって一連の最初に記載した染料(I)
のβ−変態を製造するが好ましい。
式(I)なる染料の染色安定なβ変態を高い微分散物
に変える間加熱によって製造しない、すなわちしたがっ
てすでに高微分散形で存在しない場合、これを染色使用
に又は染色調製物の製造に前記公知方法で高微分散形に
変える。染色調製物の製造に、その際公知方法で場合に
より通常の添加物、たとえば防塵剤、不凍剤、湿潤剤、
乾燥防止剤、流動改良剤等々を加える。
に変える間加熱によって製造しない、すなわちしたがっ
てすでに高微分散形で存在しない場合、これを染色使用
に又は染色調製物の製造に前記公知方法で高微分散形に
変える。染色調製物の製造に、その際公知方法で場合に
より通常の添加物、たとえば防塵剤、不凍剤、湿潤剤、
乾燥防止剤、流動改良剤等々を加える。
微分散物で染料粒子を、最適な表面が達成され、染料
粒子の沈降を液状染料調製物中で又は染浴中でできる限
り僅かになるまで機械的に粉砕する。染料粒子のサイズ
は、微分散の終了後一般に約0.1〜10μmである。
粒子の沈降を液状染料調製物中で又は染浴中でできる限
り僅かになるまで機械的に粉砕する。染料粒子のサイズ
は、微分散の終了後一般に約0.1〜10μmである。
染料(I)のβ−変態は、微分散された分散液で驚く
べきことに染料(I)の従来公知のα−変態に比して著
しく改良された粉砕ペースト安定性を有する。更にβ−
変態の微分散された分散液の製造に於て、α−変態の微
分散された分散液の製造で生じる所望されないかつ妨げ
となる泡形成を実質上完全に抑制する。
べきことに染料(I)の従来公知のα−変態に比して著
しく改良された粉砕ペースト安定性を有する。更にβ−
変態の微分散された分散液の製造に於て、α−変態の微
分散された分散液の製造で生じる所望されないかつ妨げ
となる泡形成を実質上完全に抑制する。
次いで粉末状染色調製物を製造するために、更に公知
の乾燥が行われる。
の乾燥が行われる。
本発明によるβ−変態は、微分散物の製造で前もって
洗浄処理を行った製品の代りにいわゆる技術上の品質を
有する染料製品から出発する場合、この結晶構造で染料
(I)の微分散物が染色技術上の要求を満たすことで重
要である。この技術的製品−これはたとえばカップリン
グ液の濾去後及び水で中性洗滌した後湿性ペーストとし
て又は乾燥後乾燥粉末として存在する−は、高価な及び
(又は)経費のかかる、いずれにせよ付加的な処理、た
とえば再結晶によって又は有機溶剤で洗滌して精製され
た製品がその変動する量の副生成物又は不純物を含有す
ることで区別される。この副生成物又は不純物は、技術
上の品質で染料製造に使用される前駆体から生じる又は
染料製造それ自体で生じる。
洗浄処理を行った製品の代りにいわゆる技術上の品質を
有する染料製品から出発する場合、この結晶構造で染料
(I)の微分散物が染色技術上の要求を満たすことで重
要である。この技術的製品−これはたとえばカップリン
グ液の濾去後及び水で中性洗滌した後湿性ペーストとし
て又は乾燥後乾燥粉末として存在する−は、高価な及び
(又は)経費のかかる、いずれにせよ付加的な処理、た
とえば再結晶によって又は有機溶剤で洗滌して精製され
た製品がその変動する量の副生成物又は不純物を含有す
ることで区別される。この副生成物又は不純物は、技術
上の品質で染料製造に使用される前駆体から生じる又は
染料製造それ自体で生じる。
次の例中部は重量部を示す。
例1 a)アニリン23.3部を水300部及び塩酸80部中に溶解
し、次いでジアゾ化のために−5〜+5℃で撹拌下に40
重量%亜硝酸ナトリウム溶液45部を加える。反応の終了
後、ジアゾニウム塩溶液を30分間水1000部及び27重量%
苛性ソーダ溶液中にN−(p−メトキシフエニル)−3
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミド82部及び
変性リグニンスルホナート2,5部を含有する溶液に5〜2
0℃で注ぐ。1時間5〜20℃で撹拌し、濃塩酸でpH8〜9
に調整し、70℃に加熱し、反応混合物を撹拌下に1時間
この温度で保つ。その後染料を熱時吸引濾取し、これに
3分間を必要とし、中性かつ塩不含になるまで水洗し、
ペーストとして単離する。このペーストは染料をβ−変
態で含有し、乾燥物含有率69重量%を有する。
し、次いでジアゾ化のために−5〜+5℃で撹拌下に40
重量%亜硝酸ナトリウム溶液45部を加える。反応の終了
後、ジアゾニウム塩溶液を30分間水1000部及び27重量%
苛性ソーダ溶液中にN−(p−メトキシフエニル)−3
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミド82部及び
変性リグニンスルホナート2,5部を含有する溶液に5〜2
0℃で注ぐ。1時間5〜20℃で撹拌し、濃塩酸でpH8〜9
に調整し、70℃に加熱し、反応混合物を撹拌下に1時間
この温度で保つ。その後染料を熱時吸引濾取し、これに
3分間を必要とし、中性かつ塩不含になるまで水洗し、
ペーストとして単離する。このペーストは染料をβ−変
態で含有し、乾燥物含有率69重量%を有する。
b)a)に従って得られた染料ペースト30重量部をナフ
タリンスルホン酸とホルムアルデヒドとから成る縮合生
成物を基体とするアニオン性分散剤60重量部の添加下に
20℃で湿潤状態で粒子の90%が1μmに等しい又はそれ
以下のサイズになるまで粉砕する。粉砕生成物の乾燥
後、染料の粉末状調整物が得られる。これはすべての使
用技術上の要求を著しく満たす。
タリンスルホン酸とホルムアルデヒドとから成る縮合生
成物を基体とするアニオン性分散剤60重量部の添加下に
20℃で湿潤状態で粒子の90%が1μmに等しい又はそれ
以下のサイズになるまで粉砕する。粉砕生成物の乾燥
後、染料の粉末状調整物が得られる。これはすべての使
用技術上の要求を著しく満たす。
比較例 (従来公知のα−変態で染料を製造する。) アニリン23.3部を水300部及び塩酸80部中に溶解し、
次いでジアゾ化のために−5〜+5℃で撹拌下に40重量
%亜硝酸ナトリウム溶液45を加える。反応の終了後、ジ
アゾニウム塩溶液を30分間水1000部及び27重量%苛性ソ
ーダ溶液110部中にN−(p−メトキシフエニル)−3
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミド82部を含
有する溶液に5〜20℃で注ぐ。1時間5〜20℃で撹拌す
る。その後染料を吸引濾取し、これに9分を必要とし、
水で中性かつ塩不含になるまで水洗し、ペーストとして
単離する。このペーストは染料(I)をα−変態で含有
し、乾燥物含有率19重量%を有する。
次いでジアゾ化のために−5〜+5℃で撹拌下に40重量
%亜硝酸ナトリウム溶液45を加える。反応の終了後、ジ
アゾニウム塩溶液を30分間水1000部及び27重量%苛性ソ
ーダ溶液110部中にN−(p−メトキシフエニル)−3
−ヒドロキシナフタリン−2−カルボンアミド82部を含
有する溶液に5〜20℃で注ぐ。1時間5〜20℃で撹拌す
る。その後染料を吸引濾取し、これに9分を必要とし、
水で中性かつ塩不含になるまで水洗し、ペーストとして
単離する。このペーストは染料(I)をα−変態で含有
し、乾燥物含有率19重量%を有する。
例2 染料(I)を19重量%がα−変態で含有するペースト
100部(このペーストを前記比較例に従って製造す
る。)を、ナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドと
の縮合生成物を主体とするアニオン性分散剤60重量部の
添加下パールミル中で80℃で、粒子の90%が1μmに等
しい又はそれ以下のサイズを有し、またβ−変態への完
全な結晶構造変化が観察されるまで湿潤状態で粉砕す
る。乾燥後、式(I)なる染料の粉末調整物が染色安定
なβ−変態で得られる。これはすべての使用技術上の要
求を充分に満たす。
100部(このペーストを前記比較例に従って製造す
る。)を、ナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドと
の縮合生成物を主体とするアニオン性分散剤60重量部の
添加下パールミル中で80℃で、粒子の90%が1μmに等
しい又はそれ以下のサイズを有し、またβ−変態への完
全な結晶構造変化が観察されるまで湿潤状態で粉砕す
る。乾燥後、式(I)なる染料の粉末調整物が染色安定
なβ−変態で得られる。これはすべての使用技術上の要
求を充分に満たす。
例3 編物の形でポリエチレンテレフタラート繊維5gを1時
間130℃で、水200ml中にβ−変態で式(I)なる微分散
された染料1重量部を含有する浴中で染色する。得られ
た橙色染色を通常の様に還元後処理し、熱い状態で、次
いで冷たい状態で洗滌し、乾燥する。得られた染色は、
染料(I)のα−変態で同様に製造された染色に比して
改良された均染性及び改良された摩擦堅牢性を有する。
間130℃で、水200ml中にβ−変態で式(I)なる微分散
された染料1重量部を含有する浴中で染色する。得られ
た橙色染色を通常の様に還元後処理し、熱い状態で、次
いで冷たい状態で洗滌し、乾燥する。得られた染色は、
染料(I)のα−変態で同様に製造された染色に比して
改良された均染性及び改良された摩擦堅牢性を有する。
例4 ポリエチレンテレフタラート織物25gを、kgあたりβ
−変態の染料(I)50g、ナフカゴム200g、ナフトール
ジグリコールエーテル50g及び水700gを含有する捺染ペ
ーストで捺染する。乾燥後、30秒間200℃で固着し、最
後に還元後処理する。良好な堅牢性質、特に良好な摩擦
堅牢性を有する橙色捺染が得られる。
−変態の染料(I)50g、ナフカゴム200g、ナフトール
ジグリコールエーテル50g及び水700gを含有する捺染ペ
ーストで捺染する。乾燥後、30秒間200℃で固着し、最
後に還元後処理する。良好な堅牢性質、特に良好な摩擦
堅牢性を有する橙色捺染が得られる。
例5 ポリマーε−カプロラクタムから成る織物5gを、β−
変態の式(I)なる微分散された染料2重量%を含有す
る浴中で染液割合1:40で染色する。1時間100℃で染色
し、次いで60℃で洗滌する。得られた染色は、染料
(I)のα−変態を用いて同様に製造された染色に比し
て特に改良された均染性及び改良された摩擦堅牢性を有
する。
変態の式(I)なる微分散された染料2重量%を含有す
る浴中で染液割合1:40で染色する。1時間100℃で染色
し、次いで60℃で洗滌する。得られた染色は、染料
(I)のα−変態を用いて同様に製造された染色に比し
て特に改良された均染性及び改良された摩擦堅牢性を有
する。
第1図はCu−Kα−線を用いて作成された本発明による
染料(I)のβ−変態のX線回折図であり、第2図は式
(I)なる染料の従来公知のα−変態のX線回折図であ
る。
染料(I)のβ−変態のX線回折図であり、第2図は式
(I)なる染料の従来公知のα−変態のX線回折図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】回折角2θ(゜)で次ぎの線: 大きい強度の線:18,34;26,46; 中位の強度の線;12,02;20,29:22,26;23,94; 小さい強度の線:7,35;7,92;8,42;10,08;11,10;27,93; 28,11;28,89;29,34; を示すX線回折図(Cu−Kα−線)を有する、 式(I) なる染料のβ−変態。
- 【請求項2】α−変態で存在する、請求項1記載の式
(I)なる染料を水性媒体中で1種又はそれ以上の分散
剤の存在下に50℃ないし水性相の沸点の温度に、β−変
態へ変化するまで加熱する請求項1記載の式(I)なる
染料のβ−変態の製造方法。 - 【請求項3】β−変態で存在する、請求項1記載の式
(I)なる染料を、ジアゾ化されたアニリンと水性相中
でN−(p−メトキシフエニル)−3−ヒドロキシナフ
タリン−2−カルボンアミドとをカップリングし、次い
で染料を単離することによって製造するにあたり、カッ
プリング終了後にα−変態で存在する、請求項1記載の
式(I)なる染料の水性懸濁液を1種又はそれ以上の分
散剤の存在下に50℃ないし水性相の沸点の温度に加熱す
ることを特徴とする上記式(I)なる染料のβ−変態の
製造方法。 - 【請求項4】50〜95℃の温度に加熱する請求項2又は3
記載の方法。 - 【請求項5】0.25〜10時間、加熱する請求項2ないし4
のいずれかに記載した方法。 - 【請求項6】加熱前にpH−値7〜10を調整する請求項2
ないし5のいずれかに記載した方法。 - 【請求項7】加熱の間撹拌する請求項2ないし6のいず
れかに記載した方法。 - 【請求項8】請求項1に記載された式(I)なる染料の
β−変態を含有する染色調製物。 - 【請求項9】請求項1に記載された式(I)なる染料の
β−変態を合成または半合成繊維材料の染色または印捺
に使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3743349.0 | 1987-12-21 | ||
DE19873743349 DE3743349A1 (de) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | Verfahren zur herstellung eines azofarbstoffes |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01197566A JPH01197566A (ja) | 1989-08-09 |
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Family
ID=6343153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (7)
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---|---|
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EP (1) | EP0321814B1 (ja) |
JP (1) | JP2647939B2 (ja) |
KR (1) | KR970000742B1 (ja) |
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DE (2) | DE3743349A1 (ja) |
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DE4000529A1 (de) * | 1990-01-10 | 1991-07-11 | Cassella Ag | Faerbestabile ss-modifikation eines monoazofarbstoffes, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
EP0880598A4 (en) * | 1996-01-23 | 2005-02-23 | Affymetrix Inc | RAPID EVALUATION OF NUCLEIC ACID ABUNDANCE DIFFERENCE, WITH A HIGH-DENSITY OLIGONUCLEOTIDE SYSTEM |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US2007382A (en) * | 1932-08-16 | 1935-07-09 | Celanese Corp | Production of dispersions |
CH602898A5 (ja) * | 1975-05-09 | 1978-08-15 | Hoechst Ag | |
DE2921210A1 (de) * | 1979-05-25 | 1980-12-04 | Hoechst Ag | Faerbestabiler monoazofarbstoff, dessen herstellung und verwendung |
DE2950588A1 (de) * | 1979-12-15 | 1981-06-19 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Faerbestabiler monoazofarbstoff, dessen herstellung und verwendung |
US4329144A (en) * | 1979-12-27 | 1982-05-11 | Ciba-Geigy Corporation | Disperse dye stable to dyeing, and its use for dyeing and printing synthetic and semi-synthetic fibre materials |
US4327999A (en) * | 1980-01-09 | 1982-05-04 | Ciba-Geigy Corporation | Disperse dye stable to dyeing, and its use for dyeing synthetic and semi-synthetic fibre materials |
US4332588A (en) * | 1980-01-11 | 1982-06-01 | Ciba-Geigy Corporation | Disperse dye stable to dyeing, and its use for dyeing and printing synthetic and semi-synthetic fibre materials |
DE3125159A1 (de) * | 1981-06-26 | 1983-01-13 | Cassella Ag, 6000 Frankfurt | Faerbestabile modifikation eines dispersionsfarbstoffs, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung |
DE3242309A1 (de) * | 1982-11-16 | 1984-05-17 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | "faerbestabiler monoazofarbstoff, verfahren zu seiner herstellung und dessen verwendung" |
DE3606379A1 (de) * | 1986-02-27 | 1987-09-03 | Bayer Ag | (gamma)-modifikation eines benzisothiazolazofarbstoffs |
-
1987
- 1987-12-21 DE DE19873743349 patent/DE3743349A1/de not_active Withdrawn
-
1988
- 1988-12-10 ES ES88120691T patent/ES2063021T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-10 EP EP88120691A patent/EP0321814B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-10 DE DE88120691T patent/DE3888491D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-12 US US07/283,470 patent/US4921505A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-19 JP JP63318703A patent/JP2647939B2/ja not_active Expired - Lifetime
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- 1988-12-20 BR BR888806747A patent/BR8806747A/pt unknown
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DE3743349A1 (de) | 1989-06-29 |
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