JPS591749B2 - 染色安定性の分散染料及びその製法 - Google Patents

染色安定性の分散染料及びその製法

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JPS591749B2
JPS591749B2 JP18516380A JP18516380A JPS591749B2 JP S591749 B2 JPS591749 B2 JP S591749B2 JP 18516380 A JP18516380 A JP 18516380A JP 18516380 A JP18516380 A JP 18516380A JP S591749 B2 JPS591749 B2 JP S591749B2
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JP
Japan
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dye
dyeing
suspension
melt
temperature
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JP18516380A
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JPS5699258A (en
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ペ−タ・オイグスタ
ステフアン・コルラ
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、CuK−α1−放射線で測定し、第1図に示
した特徴的な反射をもつX線回折模様およびこの回折模
様から算出される次の平面間隔(Interplana
rspacing)のd値〔ここでは相対的強度が非常
に強い(Ss)および強い(s)線だけを考慮した〕d
〔λ〕:10.9s,9.1ss,7.7s,6.2s
,4.58s,4.34s,3.86s,3.57s,
3.37s,3.09s で特徴づけられる染色に安定な形態(MOdifi−C
atiOn)をした式で表わされるアゾ染料に関する。
90℃以下の軟化範囲をもつ前記式で表わされる染料の
結晶学的に非晶質な形態およびその織物材料、特にポリ
エステル繊維材料の染色およびなつ染への使用は知られ
ている。
その染料はスイス特許第561756号明細書から知ら
れた力法で、ジアゾ化した2−シアノ−4−ニトロ−ア
ニリンと1−〔N−(β−ヒドロキシプロピル)−アミ
ノ〕−2−クロル−5−アセチルアミノーベンゼンとの
水性媒質中でのカツプリングによつて生成される。
この力法によつては、染料は非晶質の形態で生成され、
これは染浴中で生じる条件下で充分に安定ではない。本
発明による新規な染色安定形態(以下ε一形態と称する
)は、場合により陰イオン性分散剤を含有することのあ
る前記非晶質染料の水性分散液を液体状染料溶融物が完
全に生成するまで90′C以上に急速に加熱し、この溶
融物を同時にまたは好ましくは続いて激しくかきまぜて
水性相中に微細に分散させ、そしてこの生成した懸濁液
を溶融物が完全に結晶化するまでこの温度に保つことに
よつて得られる非晶質染料から結晶染料への変化はX線
回折スペクトルの測定および融点の測定から容易に追跡
できる。
新規染色安定性ε一形態の製造には、カツプリング後の
染料の生成中に得られるアゾ染料の水性カツプリング懸
濁液を直接使用するのが有利である。
まずこの懸濁液を場合により圧力下で90〜13『C1
好ましくは93〜100℃に急速に加熱し、この間に非
晶質の染料は水性相上に浮かぶ液体状溶融物になり、有
利には、溶解した染料を続いて激しくかきまぜて細かな
小滴にし、水性相中に微細に分散させる。この懸濁液を
90〜130細C好ましくは93〜100℃で、染料の
小滴全部が完全に結晶化するまで強くかきまぜる。この
実施に0.5〜101好ましくは2〜5時間必要である
。この結晶化は場合によりε一形態の種結晶の添加によ
つて始まる。この染色安定性なε一形態を生成した後、
例えばろ過によつて水性相から分離し、そして通常の仕
上げをする。染色およびなつ染に技術的に適当な染料調
合物を得るために、本発明によると形態染料を場合によ
り水および適当な分散剤およびその他の通常の添加物の
存在下で通常の機械的操作によつて微細に分割した形に
することができる。
この場合により行なうと一形態染料の微細分配には標準
的な型の装置、例えばボールミル、振動ミル、サンドミ
ルまたは混練機などのミルが使用できる。適する分散剤
は例えば単核または多核芳香族化合物、例えばナフタリ
ン、ナフトール、フエノールまたはそのスルホン酸とホ
ルムアルデヒドとのまたは芳香族環と縮合できる他の物
質例えば尿素、エチレンオキシドまたはイソシアネート
との場合により亜硫酸ナトリウムの添加しての縮合物並
びにリグニンスルホネートおよび非イオン性または陰イ
オン性界面活性剤である。染色条件下、例えば高温およ
び染色助剤の存在下で、染色に安定なこの新規なε一形
態は結晶粒度および結晶形に関してもはや変化を受けな
いので、染色性および分散物の安定性は、染色に不安定
な非晶質形態の場合のこれらの性質とは対照的に染色工
程中にそこなわれることがない。
微細に分配された形に処理された新規な染料形態は合成
および半合成織物材料、例えばポリエチレングリコール
テレフタレートのような合成線形ポリエステルまたは化
学的に同じように合成したポリマーおよび半合成繊維材
料、例えばセルローストリアセテートの温度約100〜
220℃における染色にきわめて適している。
染色条件下において、この新規な染料形態は分散系中で
安定であり、染料が長時間水性媒質中で高められた温度
にさらされる染色工程において、摩擦に対して堅牢度の
低い不均一な染色をしばしばもたらす染料の凝集および
ろ過効果を生じるような、前記染料の不安定な非晶質形
態に通常起こり得る欠点は持つていない。特に巻いたパ
ツケージ例えばチーズの染色の場合に、染浴をゆつくり
と吸尽させた時または染浴の吸尽が全く起こらないほど
過剰の染料で染色を行う時でさえも糸巻き上の染料の凝
集(アグロメレーシヨンおよびフロキユレーシヨン)お
よび最終的なろ過は生じない。従つてこの新規な染料形
態は特にバラ毛材料の機械染色および糸巻きまたは糸の
染色にきわめて適している。特に記載しない限り、次の
実施例において「部』は重量部を意味する。X線回折図
はCuK−α1放射線(λ=1.5405A)でとつた
佼正物質はα一石英を使用し、そのd値はa−4.91
3人およびc=5,405λから算出した。相対的線強
度は目視で判断した。例1 ジアゾ化した2−シアノ−4−ニトロアニリン74部と
1−〔N−(β−ヒドロキシプロピノ(ハ)−アミノ〕
−2−クロル−5−アセチルアミノベンゼン95部との
カツプリングによつて得た非晶質アゾ染料のカツプリン
グ懸濁液を、直接的な加熱例えば飽和蒸気の導入によつ
て急速に95℃に加熱する。
この間に染料は希薄な液体溶融物になり水性相上に浮く
。続いて95゜Cで激しくかきまぜると液体状有機染料
相は砕かれて小滴になり、水性相に微細に分散される。
93〜98にCで3時間かきまぜた後、細かい染料の小
滴は結晶染料顆粒(径約0.2−15mTI11主に約
0.5〜2mm)の形で所望のε一形態で完全に結晶し
ている。
容易にろ別できるこの顆粒を吸引ろ過器上で吸引ろ別し
、50℃の水で洗浄し、吸収して乾燥させる。最後に、
この湿つたろ過ケーキを真空中70〜80後Cで乾燥さ
せる。最初に非晶質形態であつた染料は今や完全に、融
点168〜176℃(未補正)の新規ε一形態に変わつ
ている。
例2 例1に従つて製造した染色安定性のε一形態染料10部
をナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物
5部と共に水60部中でガラス玉ミルによつて充分に微
細な分散物を得るまで粉砕する。
続いてオキシリグニンスルホネート15部を加え、この
混合物を噴霧乾燥装置中で乾燥させる。圧染装置中で、
オレイルポリグリコールエーテル49を含む70レCの
水401中に、得られた染料分散液409を懸濁させる
染色浴のPH値を酢酸によつて4〜5に調節する。これ
によつて、ポリエチレングリコールテレフタレート糸2
0009から成る巻きパツケージを、染浴の温度を30
分間かけて70℃から130℃に高め、この温度に50
分間保つて染色する。通常の染色の仕上げの後、しみま
たは染料沈着のない均一な青昧がかつた赤色に染まつた
巻きパツケージを得る。例1に従つて得た染色不安定性
な非晶質形態の染料10部を使い、他の点は前記例と同
じに操作すると、不均一で使用不可能で摩擦堅牢性がな
く、その上染色された材料の表面上に染料の沈着のある
ような青味がかつた赤色の染色を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はCuK−α1放射線(λ−1.5405λ)に
よる、本発明のアゾ染料ε一形態のX線回折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線(CuK−α−放射線)回折模様から算出され
    る平面間隔のd値d〔Å〕:10.9s、9.1ss、
    7.7s、6.2s、4.58s、4.34s、3.8
    6s、3.57s、3.37s、3.09s によつて特徴づけられる染色に安定な形態をした、式▲
    数式、化学式、表等があります▼ で表わされる染料。 2 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる結晶学的に非晶質の染料を水性懸濁液中で
    液体状染料溶融物が生成するまで90℃以上に急速に加
    熱し、前記溶融物全体が完全に結晶化するまでその懸濁
    液をこの温度に保つことから成り、X線(CuK−α−
    放射線)回折模様から算出される平面間隔のd値d〔Å
    〕:10.9s、9.1ss、7.7s、6.2s、4
    .58s、4.34s、3.86s、3.57s、3.
    37s、3.09s によつて特徴づけられる染色に安定な形態をした、前記
    の式で表わされる染料の製法。 3 液体状染料溶融物を激しくかきまぜて水性相に微細
    に分散させ、この懸濁液を0.5〜10時間、好ましく
    は2〜5時間、温度90〜130℃、好ましくは93〜
    100℃に保つことを特徴とする特許請求の範囲第2項
    に記載の方法。 4 非結晶アゾ染料の生成中に生じた水性カップリング
    懸濁液を出発材料として直接使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項または第3項に記載の方法。
JP18516380A 1979-12-27 1980-12-27 染色安定性の分散染料及びその製法 Expired JPS591749B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH1146079 1979-12-27
CH11460/791 1979-12-27
CH134/804 1980-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5699258A JPS5699258A (en) 1981-08-10
JPS591749B2 true JPS591749B2 (ja) 1984-01-13

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