JPH03106283A - 動ベクトル検出装置 - Google Patents

動ベクトル検出装置

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JPH03106283A
JPH03106283A JP1244454A JP24445489A JPH03106283A JP H03106283 A JPH03106283 A JP H03106283A JP 1244454 A JP1244454 A JP 1244454A JP 24445489 A JP24445489 A JP 24445489A JP H03106283 A JPH03106283 A JP H03106283A
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洋 藤原
Masanori Maruyama
丸山 優徳
Hiroo Jofu
上符 浩男
Tein San Min
ミン ティン サン
Min Yan Kun
クン ミン ヤン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は動画像信号を高能率符号化して伝送するテレビ
電話およびテレビ会議等において用いられる動ベクトル
検出装置に関する。
「従来の技術」 動画像信号が伝送されるテレビ電話およびテレビ会議等
においては、膨大な情報量を持つ動画像信号を高能率で
符号化する必要があるが、その方法の1つとして、フレ
ーム間予測符号化方法がある。この方法は、現在伝送し
ようとしているフレーム(現フレーム)の各画素データ
と、1回前に伝送したフレーム(前フレーム)の現フレ
ームの各画素と同位置の画素データとの差分(以下、予
測誤差データという)を取り、この予測誤差データを現
フレームの各画素データに代えて符号化して伝送するも
のである。この方法は、動きのないあるいは動きの少な
い画像についてはフレーム間の相関が大きいので、高能
率で符号化できるが、動きの大きい画像についてはフレ
ーム間の相関が小さいため、伝送されるデータが増加し
てしまうという欠点がある。
これを解決するための方法として、動き補償フレーム間
予測符号化方法がある。この方法は、予測誤差データを
求める前に、まず、現フレームと前フレームから動ベク
トルを検出する。そして、この動ベクトルに従って前フ
レームを移動させ、この移動させた前フレームと現フレ
ームとの予測誤差データを取り、この予測誤差データと
動ベクトルとを伝送するものである。
ここで、動ベクトルについて説明する。例えば、第13
図に示すように、現フレームNFにおいて位置pにある
物体が前フレームLFにおいては位置p′にあった場合
の動ベクトルはVになる。この動ベクトルを検出するに
は、例えば、352ドット,288ラインの現フレーム
を例にとると、まず、この現フレームを(16Xl6)
の画素を1ブロックとするブロック毎に分割する。そし
て、このブロックを動ベクトルを検出するブロック(以
下、単に、検出ブロックという)として前フレーム内の
この検出ブロックと同位置のブロック(以下、同位置ブ
ロックという)より水平方向および垂直方向とも±7画
素大きいブロック、即ち、同位置ブロックを中心とした
(30X30)の画素によるブロックを探索ブロックと
する。
そして、第1の方法として、検出ブロックをこの探索ブ
ロック内において水平方向および垂直方向に1画素ずつ
順次移動させて対応する各画素データ毎に差分(以下、
差分データという)を取り、この差分データより評価デ
ータ(例えば、差分データの絶対値の相、または、差分
データの2乗の和)を求め、この評価データが最小とな
る検出ブロックに対応する小ブロックを探索する。これ
により、同位置ブロックの中心から評価データが最小と
なる小ブロックに向かうベクトルをもってその探索ブロ
ックにおける動ベクトルとする。
ところが、上述した探索ブロック内すべてについて差分
データおよび評価データを求め、その評価データを最小
とする動ベクトルを求めると、例えば、上述した検出ブ
ロックおよび探索ブロックの場合には、評価データの計
算回数が225回となってしまう。
そこで、これを解決するための第2の方法として、上述
した評価データを求める際に前フレームLP上で多段階
に分けて動ベクトルの検出を行う方法が知られており、
この方法によれば、評価データの計算回数が大幅に削減
できる。例えば、上述した検出ブロックおよび探索ブロ
ックの場合には、25回の評価データの計算回数で動ベ
クトルが検出できる(特開昭55−158784号公報
参照)。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の第1の方法においては、探索
ブロックを拡張すると、差分データおよび評価データの
計算回数か急激に増加してしまうため、実時間処理が困
難になるという欠点があった。従って、探索ブロックを
小さく限定しなければならない。そして、この場合には
、この方法を適用した検出装置を使用したテレビ電話お
よびテレビ会議の画質の劣化を招くという問題があった
また、前フレームLP上で多段階に分けて動べクトルの
検出を行う第2の方法においては、簡略化された方法を
用いて動ベクトルを検出しているため、正確な動ベクト
ルを検出できないという欠点があった。そして、この場
合も、テレビ電話およびテレビ会議の画質の劣化を招く
という問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、正確な
勤ベクトルを検出でき、しかも、複数の演算手段により
効率的に並列処理を行うことができる動ベクトル検出装
置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 第1発明は、水平方向および垂直方向共にM個の画素か
ら構或され、現フレームを所定の数に分割する第1のブ
ロノクを、水平方向および垂直方向共にN個の画素から
構成され、前フレームの第1のブロックと同位置のブロ
ックを包含する第2のブロック内において水平方向およ
び垂直方向に1画素ずつ順次移動させ、第1のブロック
の全画素データと、第2のブロックの第1のブロックに
対応する第3のブロックの全画素データとから演算され
る評価データを第2のブロック全域に亙って求めると共
に、評価データの中から最小値を演算し、最小値を持つ
第3のブロックの第2のブロックにおける位置を前フレ
ーム全域に亙って演算することにより現フームと前フレ
ームとの間における画像の移動方向および移動距離を示
す動ベクトルを検出する動ベクトル検出装置において、
(p−1)個多段接続され、第1のブロックの各画素デ
ータを初段から次段へ順次入力して所定時間遅延させる
レジスタと、第1のブロックの各画素データ、あるいは
、(p−1)個のレジスタのいずれかの出力と、第2の
ブロックを画素数MとNとの関係において式(N/M+
1)を越えない最大の整数個に分割する中ブロックの各
画素データとを入力して評価データを演算するp個の演
算手段と、p個の演算手段から出力されるp個の評価デ
ータを用いて最小値および位置を求める動ベクトルデー
タ検出手段とを具備し、画素数MおよびN並びに個数p
は、式(N=M+p〜1)を満たすことを特徴としてい
る。
また、第2発明は、第1発明において、動ベクトルデー
タ検出手段は、所定の周波数のクロックを計数して計数
データを出力するクロック計数回路と、p個の評価デー
タから1つの評価データを選択して第1の比較データと
して出力する選択手段と、第1の比較データと第2の比
較データとを比較し、第1の比較データの値が第2の比
較データの値より小さい時、検出パルスを出力する比較
手段と、直前に保持したデータを第2の比較データとし
て出力すると共に、検出パルスに同期して保持内容を第
1の比較データによって更新する最小データレジスタと
、検出パルスに同期して計数データを保持するアドレス
レジスタとを具備することを特徴としている。
さらに、第3発明は、第2発明において、選択手段は、
p個の演算データをクロノクに同期して時系列に並べて
第1の比較データとして出力することを特徴としている
「作用」 本発明によれば、まず、(p−1)個のレジスタは、第
1のブロックの各画素データを初段から次段へ順次入力
して所定時間遅延させる。これにより、p個の演算手段
は、第1のブロックの各画素データ、あるいは、(p−
1)個のレジスタのいずれかの出力と、中ブロックの各
画素データとを入力して評価データを演算する。そして
、動ベクトルデータ検出手段は、p個の演算手段から出
力されるp個の評価データを用いて動ベクトルデータで
ある最小値および位置を求める。
「実施例」 本発明の一実施例を説明する前に、上述した課題を解決
するための基本的な考え方について説明する。第9図(
a)および(b)にgドット.hラインの現フレームN
Fおよヒ前フレームLF(7) 一例を示す。まず、フ
レームNFおよびLFをそれぞれ(MXM)の画素を1
ブロックとするブロック毎に分割する。この内、現フレ
ームNF内の各ブロックは上述した検出ブロックとなる
。また、第9図(a)の斜線を施した検出ブロックA(
i.j)(i,j=O〜M−1)と同位置である第9図
(b)のブロック、即ち、同位置ブロックA’(i’,
j’)(ij’=o 〜M−1)を包含した(N X 
N )ノ画素のブロックB(k,I)(k,I=O〜N
−1、k,+>i.j)を探索ブロックとする。
次に、探索ブロックB(k,l)をさらにいくつかに分
割し、これら分割されたブロック内の各画素データと検
出ブロックA(i,  j)内の各画素データとから評
価データを演算する演算手段を複数設ける。そして、こ
れらの演算手段が互いが用いる画素データあるいは演算
結果のデータを利用しながらその演算を平行して行うこ
とにより、従来より効率的に実時間で正確な動ベクトル
を検出することができる。
そこで、検出ブロックA(i,  j)の゜水平方向お
よび垂直方向の画素数をM、探索ブロックB(k,!)
の水平方向および垂直方向の画素数をN1探索ブロック
B(k,1)を分割する数をDとしたときに、これらの
数が、以下に示す関係を満たすように探索ブロックB(
k,I)を分割する。
D=[N/M+1]・ ・ ・■ 但し、[ ]はガウスの記号である。従って、分割数D
は、実数(N/M+1.)を越えない整数のうち、最大
のものである。
また、この動ベクトル検出装置はLSI(大規模集積回
路)によって構或されることが一般的である。その場合
には、このLSIが上述した演算を実時間で効率よく処
理できなければならない。
そこで、演算手段の数をpとしたときに、この数pと、
上述した画素数M1画素数Nとが、以下に示す関係を満
たすように装置を構成する。
N=M+p−1・・・■ 尚、演算手段の個数pは画素数Mと同じ値にすることに
より、演算がより効率よく行われる。この場合には■式
は、以下に示す式となる。
N=2M−1・・・■ 以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。まず、上述した■式において、M=3,N=5,p
=3とした第1の実施例について説明する。第8図(a
)および(b)にM=3,N=5の場合の検出ブロック
A(i,  j)および探索ブロックB(k,!)の一
例を示す。この図において、a(i,  j)(i. 
 j=o 〜2)およびb(k,I)(k+=O〜4)
はそれぞれ検出ブロックA(i.  j)および探索ブ
ロックB(k,I)を構或する画素データである。
また、■式にM=3,N=5を代入すると、D−[5/
3+1] =[2.66・・・] 一2 となるので、第8図(b)に示すように、探索ブロック
B(k,1)は、2つの中ブロックB.(k,I)およ
びB.(k,I)に分割される。
次に、第1図は本発明の第1の実施例による動ベクトル
検出装置の構戊を示すブロック図であり、この図におい
て、■は検出ブロックA(i,  j)内の各画素デー
タa(i.j)(i,j=o〜2)が順次入力される入
力端子、21は中ブロックB.(k,1)内の各画素デ
ータb(k,I)(k−0〜4、1一〇〜2)が順次入
力される入力端子、2!は中ブロツクB,(k,I)内
の各画素データb(k.IXk一〇〜4、1=3.4)
が順次入力される入力端子、3は基準クロックCKを発
生するクロック発生手段である。
さらに、4はクロックCKを入力してシフトクロックS
CK.およびS C K .、クリアバルスCR1〜C
R3並びにラッチパルスLT,〜LT.を生戊して出力
する制御パルス発生手段、51および5,はセレクタで
あり、入力端子2Iおよび2,からそれぞれ入力された
中ブロックB.(k,1)およびB,(k,I)の各画
素データb(k,I)を入力端子aおよびbから入力し
、シフトクロックSCKおよびSCK,が”H”レベル
の時、入力端子aから入力された画素データb(k,1
)を出力し、シフトクロックSCK.およびSCK,が
″L”レベルの時、入力端子bから入力された画素デー
タb(kl)を出力する。
また、61および6,はそれぞれ入力された画素データ
を1クロックCK遅延して出力するレジスタ、7I〜7
3は上述した演算手段であり、例えば、以下に示す照合
評価関数を用いて端子aから入力された検出ブロックA
(i.  j)の全画素データと端子bから入力された
中ブロックBn(k,I)内の検出ブロックA(i,j
)に対応する全画素データとの差分データの絶対値の和
、即ち、評価データEを順次演算する。
E一ΣΣla(i.  j) 一b(k.l)L ・・
■例えば、演算手段71は、第1演算サイクルにおいて
、検出ブロックta(0.0),a(2.2)1と、中
ブロックB.(k,I)内の検出ブロックA(ij)に
対応する小ブロック {b(0,O),b(2.2)}
 との全画素データに対する評価データを演算する。こ
こで、画素データa(0.0)およびa(2.2)は、
第8図(a)における左上および右下の画素データにそ
れぞれ対応し、画素データb(00)およびb(2.2
)は、第8図(b)の2重枠部分における左上および右
下の画素データにそれぞれ対応する。以下、これら2つ
の画素データによって各小ブロックを表現する。
ここで、第2図に演算手段7の具体的な回路図を示す。
この図において、8は端子aから入力された検出ブロッ
クA(i,j)の画素データをクロックCKの立ち上が
りで一時保持するラッチ、9は端子bから入力された中
ブロックB.,(k,I)内の検出ブロックA(+,j
)に対応する小ブロックの画素データをクロックCKの
立ち上がりで一時保持するラッチ、10およびl1はそ
れぞれラッチ8および9の出力を反転するインバータ、
12はラッチ8の出力とインバータ11の出力とを加算
する加算器、l3はラッチ9の出力とインバータ10の
出力とを加算する加算器である。
ところで、加算器12および13のそれぞれのキャリ入
力端子COは、常に、”H″レベル、即ち、「1」が入
力されているので、加算812および13は、インバー
タl1および10と共に減算器として動作する。従って
、減算結果が正またはOとなる加算器12およびl3の
キャリ出力端子C4からは「l」が出力され、減算結果
が負となる加算器12および13のキャリ出力端子C4
からは「0」が出力される。
また、14は加算器l2およびl3の出力をそれぞれ入
力して、加算器12のキャリ出力端子C4から出力され
る信号によりどちらかの出力を選択して出力するセレク
タ、15は加算器、l6はラッチであり、加算器15は
、セレクタ14の出力とラッチl6の出力とを加算し、
ラッチl6は、加算滞15の出力をクロックCKの立ち
上がりで一時保持する。尚、ラッチ16の内容は、クリ
アパノレスCR.lこよって1肖去される。17はラノ
チl6の出力をラッチパルスLTnの立ち上がりで一時
保持するラッチである。
さらに、第1図において、18は演算手段7〜73から
出力されるそれぞれの評価データE.〜E3の中から最
小の評価データE mlnを検出すると共に、その評価
データE ++iInを持つ探索ブロックB(k,t)
内の小フロックのアドレスA D ..n,即ち、動ベ
クトルデータを検出する動ベクトルデータ検出手段であ
る。
ここで、第3図に動ベクトルデータ検出手段18のブロ
ック図を示す。この図において、■9は?ロックCKを
入力してタイミングクロックTS■ψTS.t,TS,
.およびTS.を発生するタイミングクロック発生手段
、20はクロツクCKを計数するクロック計数回路であ
る。
また、2lは評価データE1〜E3をクロックCKに同
期して時系列に並べて出力する選択手段であり、第4図
にそのブロック図を示す。第4図において、22は評価
データE3をタイミングクロックT S .,の立ち上
がりに同明してlクロツクCK遅延させるレジスタ、2
3はセレクタであり、評価データE,を入力端子aから
、レジスタ22の出力データR,を入力端子bからそれ
ぞれ入力し、タイミングクロックTS.!が″L”レベ
ルの時、評価データE,を出力し、タイミングクロック
TSl,が”H”レベルの時、データR1を出力する。
さらに、24はセレクタ23の出力データをタイミング
クロックTS■の立ち上がりに同期して1クロ・1クC
K遅延させるレジスタ、25はセレクタであり、評価デ
ータE1を入力端子aから、レジスタ24の出力データ
R,を入力端子bからそれぞれ入力し、タイミングクロ
ックT S ,,が“L”レベルの時、評価データE1
を出力し、タイミングクロックTS,.が″H”レベル
の時、データR,を出力する。
加えて、第3図において、26は比較手段、27はi 
小データレジスタ、28はアドレスレジスタであり、比
較手段26は、選択手段21から転送されたデータSl
と最小データレジスタ27に記憶されているデータS,
を比較し、データSlの値がデータS,の値より小さい
時、検出バルスDPを出力する。また、最小データレジ
スタ27は、検出パルスDPに同期してデータS.を保
持する。
さらに、アドレスレジスタ28は、検出バルスDPに同
期してクロック計数回路20から出力される計数データ
を保持する。
このような構成において、まず、第1図において、入力
端子1から入力された検出プロ・ノクA(i〕)の各画
素データa(t,3)は、クロノクCKに同期してa(
0.0)、a(0.1)、・・・の順序(第5図(3)
参照)で順次入力され、演算手段7.の端子aおよびレ
ジスタ6,に入力される(第5図(7)参照)。
一方、入力端子2,から入力された中ブロックB,(k
,I)の各画素データb(k,I)は、クロヅクCKに
同期してb(0.0)、b(0.1)、・・・の順序(
第5図(4)参照)で順次入力され、演算手段7,の端
子b並びにセレクタ5,および5,それぞれの端子aに
入力される(第5図(8)参照)。
また、入力端子2,から入力された中ブロックBy(k
,1)の各画素データb(k,I)は、クロックCKに
同期してb(0.3)、b(0.4)、・・・の順序(
第5図(5)参照)で順次入力され、セレクタ5Iおよ
び5,それぞれの端子bに入力される。
これにより、演算千段7,において、まず、端子aから
入力された検出ブロックA(i,3)の最初の画素デー
タa(0.0)がクロックCKの立ち上がりでラッチ8
に一時保持されると共に、喘子bから入力された中ブロ
ックB,(k,I)の最初の画素データb(0.0)が
クロックCKの立ち上がりでラッチ9に一時保持される
次に、ラッチ8の出力は、加算器12の入力端子AI−
A8から入力されると共に、インノく一夕10を介して
加算113の入力端子A1〜八8から入力される。一方
、ラッチ9の出力は、加算器13の入力端子B1〜B8
から入力されると共に、インバータ11を介して加算器
12の入力端子B1〜B8から入力される。
これにより、加算1312およびl3のそれぞれの減算
結果の内、符号が負でない値がセレクタ14によって選
択され、出力される。即ち、端子aから入力された検出
ブロノクA(i.  j)の最初の画素データa.(0
.0)と、端子bから入力された中ブロックB,(k,
t)の最初の画素データb(0,O)との差の絶対値が
計算され、出力される。
次に、セレクタl4の出力は、加算器15の入力端子A
1〜八8に入力される。一方、加算器15の入力端子B
1〜B16にはラ・ノチ16の出力が入力される。従っ
て、加算器15は、累算器として動作する。そして、加
算器l5の出力は、クロックCKの立ち上がりでラノチ
16に一時保持された後、第5図(l O)に示すラノ
チバルスLT1の立ち上がりで評価データE.とじてラ
ッチ17に一時保持される(第5図(9)参照)。尚、
ラッチl6の内容は、加算器15による累算が開始さレ
ル前に、第5図(6)示すクリアバルスcRIによって
消去される。
即ち、演算手段17.においては、第5図(6)に示す
クリアパルスCR,にょって前回の演算結果がクリアさ
れた後、検出ブロックA(i,j)の全画素データと小
ブロックfb(0,0),b(2.2)}の全画素デー
タとについて、■式に基づいて評価データE.が演算さ
れる(第6図参照)。そして、この評価データE II
が第5図(1o)に示すラ7チパルスLT,によって保
持される(第5図(9)参照)。
また、検出ブロックA(i,  j)の各画素データa
(i,  j)は、レジスタ6lにおいて、それぞれ1
クロックCK遅延されて検出ブロックA at( i 
,j)の各画素データa.,(i,j)となり、演算手
段7,の端子aおよびレジスタ6,に入カされる(第5
図(13)参照)。
一方、セレクタ5Iにおいて、第5図(1l)に示すシ
フトクロックSCK.が″H″レベルの時、端子aから
入力された中ブロックB,(k,1)の各画素データb
(k,1)が出力され、シフトクロックSCK.が″L
”レベルの時、端子bから入力された中ブロックB,(
k.,I)の各画素データb(k,1)が出力される。
これにより、演算手段7,の端子bには第5図(l4)
に示す探索ブロック内の小ブロックBS.(k,1)の
画素データb(k,I)が入力される。
これにより、演算千段7,において、第5図(12)に
示すクリアパルスCR,によって前回の演算結果がクリ
アされた後、検出ブロックA dtmj)の全画素デー
タと小ブロック +b(0.1).b(2.3)lの全
画素データとについて、■式に基づいて評価データEt
tが演算される(第6図参照)。そして、この評価デー
タEe+が第5図(l6)示すラッチパルスLT,によ
って保持される(第5図(15)参照)。
また、検出ブロックAd+(++  J)の各画素デー
タadl(i.j)は、レジスタ14,において、それ
ぞれlクロソクCK遅延されて検出ブロックAdt(i
,j)の各画素データad*(!+  j)となり、演
算手段7,の端子aおよびレジスタ14,に入力される
(第5図(l9)参照)。
一方、セレクタ5,において、第5図(17)に示すシ
フトクロノクSCK,が″H”レベルの時、端子aから
入力された中ブロックB .(k ,  I )の各画
素データb(k,I)が出力され、シフトクロックSC
K.が”L”レベルの時、端子bから入力された中ブロ
ックB,(k,!)の各画素データb(k,1)が出力
される。これにより、演算手段7,の端子bには第5図
(20)に示す探索ブロック内の小ブロックBS,(k
,l)の画素データb(k,!)が入力される。
これにより、演算手段73において、第5図(18)に
示スクリアバルスCR3によって前回の演算結果がクリ
アされた後、検出ブロックA d?( + +j)の全
画素データと小ブロック {b(0.2),b(2.4
)l の全画素データとについて、■式に基づいて評価
データE 31が演算される(第6図参照)。そして、
この評価データE 31が第5図(22)示すラッチバ
ルスLT.によって保持される(第5図(2l)参照)
以上が第5図の第1演算サイクルにおける各演算手段7
1〜73の動作の説明である。そして、これらの演算手
段7.〜7,は、それぞれ1演算サイクル毎に評価デー
タE1〜E,を演算して、順次、動ベクトルデータ検出
手段l8に転送する。そして、第3演算サイクルが終了
すると、第8図(b)の探索ブロックB(k.,l)に
ついてすべての評価データE1〜E3が演算される。
次に、動ベクトル検出手段18において、演算手段7I
から転送された評価データE1はセレクタ25の端子a
に、演算手段7,から転送された評価データE!はセレ
クタ23の喘子aに、演算手段73から転送された評価
データE,はレジスタ22にそれぞれ入力される(第7
図(2)〜(4)参照)。
そして、評価データE,は、レジスタ22において、第
7図(5)に示すタイミングクロックTS0の立ち上が
りに同期して1クロック遅延された(第7図(6)参照
)後、出力データE”,としてセレクタ23の端子bに
入力される。セレクタ23においては、第7図(7)に
示すタイミングクロックTS.が”し”レベルの時、端
子aから入力された評価データE,が出力され、タイミ
ングクロツクTS口が”H”レベルの時、端子bから入
力されたレジスタ22の出力データE′,が出力される
次に、セレクタ23の出力データは、レジスタ24にお
いて、第7図(8)に示すタイミングクロックT S 
,.の立ち上がりに同期して1クロック遅延された(第
7図(9)参照)後、出力データR,としてセレクタ2
5の端子bに入力される。セレクタ25においては、第
7図(10)に示すタイミングクロツクTS..が”L
”レベルの時、端子aから入力された評価データE,が
出力データSIとして出力され、タイミングクロックT
S..が″H”レベルの時、端子bから入力されたレジ
スタ25の出力データR,が出力データSlとして選択
手段21から出力される(第7図(l1)参照)。
次に、データSIは比較手段26および最小データレジ
スタ27に入力され、まず、最初のデータS1、即ち、
評価データE 11が最小データレジスタ27に保持さ
れる。そして、比較手段26において、選択手段2lか
ら転送された次のデータS1、今の場合、評価データE
’tIと最小データレジスタ27に記憶されている前の
データS,、今の場合、評価データE I1を比較し、
新しい評価データE ’ t Iの値が評価データE 
I1の値より小さい時、比較手段26は検出パルスDP
を出力する。
これにより、最小データレジスタ27は、検出パルスD
Pに同期して評価データE’llを保持する。
また、アドレスレジスタ28は、検出パルスDPに同期
してクロック計数回路20から出力される計数データを
データS,を持つ小ブロックのアドレスとして保持する
。以上の動作が3演算サイクル繰り返されることにより
、探索ブロックB(k,!)内における最小の評価デー
タE.,1およびその評価データE +wlnを持つ小
ブロックのアドレスADsl。、即ち、動ベクトルデー
タが正確に検出される。
次に、上述した■式において、M=16.N=31,p
=16とした本発明の第2の実施例について説明する。
ここで、■式にM=16,N=31を代入すると、 D=[3 1/1 6+1] =[2.’ 9 3 7 5] 一2 となるので、第1の実施例と同様に、探索プロ・ノクB
(k,l)は、2つの中ブロノクB,およびB,に分割
される。
第1O図は本発明の第2の実施例による動ベクトル検出
装置の構或を示すプロ・ノク図であり、この図において
、第1図の各部に対応する部分には同一の符号を付け、
その説明を省略する。第10図においては、制御パルス
発生手段4に代えて、クロックCKを入力してシフトク
ロ・ノクSCK,〜S C K ..、クリアパルスC
R.〜CR,.並びにラッチバルスLT.〜LT.を生
戊して出力する制御パルス発生手段29が新たに設けら
れている。
また、入力端子2,および2tからそれぞれ入力された
中ブロックB,(k,I)およびB,(k,I)の各画
素データb(k,l)を入力端子aおよびbから入力し
、シフトクロックSCK.〜S C K ..が”H”
レベルの時、入力端子aから入力された画素データb(
k,!)を出力し、シフトク口ツクSCK,〜S C 
K ,.が″L”レベルの時、入力端子bから入力され
た画素データb(k,l)を出力するセレクタ5,〜5
 15が新たに設けられている。
さらに、入力された画素データをlクロツクCK遅延し
て出力するレジスタ6,〜6.,、評価データE,〜E
 18を演算する演算手段73〜7。が新たに設けられ
ている。
加えて、動ベクトルデータ検出手段■8に代えて、評価
データE1〜E 18の中から最小の評価データE..
1を検出すると共に、その評価データE,inを持つ探
索ブロックB(k,I)内の小ブロックのアドレスA 
D waLn、即ち、動ベクトルデータを?出する動ベ
クトルデータ検出手段30が新たに設けられている。
ここで、第11図に動ベクトルデータ検出手段30のブ
ロック図を示す。この図において、第3図の各部に対応
する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
第11図においては、タイミングクロック発生手段l9
に代えて、タイミングクロックTS,。,〜TS.sお
よびTS,。1〜TS■,を出力するタイミングクロッ
ク発生手段3lが新たに設けられている。
また、選択手段21に代えて、評価データE1〜E I
l1からlっのデータを選択して出力する選択手段32
が新たに設けられている。ここで、第12図にそのブロ
ック図を示す。この図において、第4図の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。第
12図においては、入力データをタイミングクロックT
S■,〜TS.。,の立ち上がりに同期してlクロック
CK遅延させるレジスタ331〜3314、評価データ
Elll〜E3を入力端子aから、レジスタ331〜3
3.4の出力データR1〜R,4を入力端子bからそれ
ぞれ入力し、タイミングクロツクT S .,.〜TS
Io−が′″L′″レベルの時、評価データEli〜E
3を出力し、タイミングクロックTS.s〜T’S t
asが″H″レベルの時、データR,〜R 14を出力
するセレクタ34.〜341,が新たに設けられている
また、第11図においては、比較手段26に代えて、選
択手段32から転送されたデータSlと最小データレジ
スタ27に記憶されているデータS,を比較し、データ
SIの値がデータS,の値より小さい時、検出パルスD
Pを出力する選択手段35が新たに設けられている。
尚、動作については第1の実施例と同様であるので、そ
の説明を省略する。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、正確な動ベクト
ルを検出できるという効果がある。
また、複数の演算手段により効率的に並列処理が実行さ
れ、実時間で探索ブロックの全領域について動ベクトル
の探索を行うことができるという効果がある。
従って、この動ベクトル検出装置をテレビ電話およびテ
レビ会議のシステムに用いれば、それらの再生画像の画
質を飛躍的に向上させることができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による動ベクトル検出装
置の構或を示すブロック図、第2図は演算手段7の具体
的な構成を示す回路図、第3図は動ベクトルデータ検出
手段18の構成を示すブロック図、第4図は選択手段2
1の構或を示すブロック図、第5図は本発明の第1の実
施例による動ベクトル検出装置の動作を説明するための
タイミングチャート、第6図は同実施例の演算手順を説
明するための図、第7図は選択手段21の動作を説明す
るためのタイミングチャート、第8図(a)は(3X3
)の画素からなる検出ブロノクA(i.  j)の一例
を示す図、第8図(b)は(5X5)の画素からなる探
索ブロックB(k,I)の一例を示す図、第9図(a)
および(b)はそれぞれ現フレームおよび前フレームに
一例を示す図、第10図は本発明の第2の実施例による
動ベクトル検出装置の構成を示すブロック図、第1!図
は動ベクトルデータ検出手段30の構成を示すブロック
図、第12図は選択手段32の構威を示すブロック図、
第13図は動ベクトルを説明するための図である。 3・・・・・・クロック発生手段、4,29・・・・・
・制御パルス発生手段、5,〜5,,,23,25,3
4.〜341,・・・・・・セレクタ、61〜6。、2
2,24、33.〜3314・・・・・・レジスタ、7
1〜718・・・・・・演算手段、18.30・・・・
・・動ベクトルデータ検出手段、19.31・・・・・
・タイミングクロブク発生手段、20・・・・・・クロ
ック計数回路、21.32・・・・・・選択手段、26
.35・・・・・・比較手段、27・・・・・・最小デ
ータレジスタ、28・・・・・・アドレスレジスタ。 第1図 第4図 第8図 ?B,一シヒB2−′ 第9図 第10図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平方向および垂直方向共にM個の画素から構成
    され、現フレームを所定の数に分割する第1のブロック
    を、水平方向および垂直方向共にN個の画素から構成さ
    れ、前フレームの前記第1のブロックと同位置のブロッ
    クを包含する第2のブロック内において水平方向および
    垂直方向に1画素ずつ順次移動させ、前記第1のブロッ
    クの全画素データと、前記第2のブロックの前記第1の
    ブロックに対応する第3のブロックの全画素データとか
    ら演算される評価データを前記第2のブロック全域に亙
    って求めると共に、前記評価データの中から最小値を演
    算し、前記最小値を持つ前記第3のブロックの前記第2
    のブロックにおける位置を前記前フレーム全域に亙って
    演算することにより前記現フームと前記前フレームとの
    間における画像の移動方向および移動距離を示す動ベク
    トルを検出する動ベクトル検出装置において、 (p−1)個多段接続され、前記第1のブロックの各画
    素データを初段から次段へ順次入力して所定時間遅延さ
    せるレジスタと、 前記第1のブロックの各画素データ、あるいは、前記(
    p−1)個のレジスタのいずれかの出力と、前記第2の
    ブロックを前記画素数MとNとの関係において式(N/
    M+1)を越えない最大の整数個に分割する中ブロック
    の各画素データとを入力して前記評価データを演算する
    p個の演算手段と、前記p個の演算手段から出力される
    p個の前記評価データを用いて前記最小値および前記位
    置を求める動ベクトルデータ検出手段とを具備し、前記
    画素数MおよびN並びに前記個数pは、式(N=M+p
    −1)を満たすことを特徴とする動ベクトル検出装置。
  2. (2)前記動ベクトルデータ検出手段は、 所定の周波数のクロックを計数して計数データを出力す
    るクロック計数回路と、 前記p個の評価データから1つの評価データを選択して
    第1の比較データとして出力する選択手段と、 前記第1の比較データと第2の比較データとを比較し、
    前記第1の比較データの値が前記第2の比較データの値
    より小さい時、検出パルスを出力する比較手段と、 直前に保持したデータを前記第2の比較データとして出
    力すると共に、前記検出パルスに同期して保持内容を前
    記第1の比較データによって更新する最小データレジス
    タと、 前記検出パルスに同期して前記計数データを保持するア
    ドレスレジスタと を具備することを特徴とする請求項1記載の動ベクトル
    検出装置。
  3. (3)前記選択手段は、前記p個の演算データを前記ク
    ロックに同期して時系列に並べて前記第1の比較データ
    として出力することを特徴とする請求項2記載の動ベク
    トル検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05183893A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Oki Electric Ind Co Ltd 動きベクトル検出回路
JPH0723350A (ja) * 1993-05-20 1995-01-24 Korean Broadcasting Syst 高画質tv(hdtv)の画像データ動き推定方法及びその装置
US5717462A (en) * 1993-12-24 1998-02-10 Nec Corporation Motion prediction processor and motion prediction apparatus including a plurality of motion prediction processors

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