JP2901848B2 - ベクトル相関検出回路 - Google Patents

ベクトル相関検出回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像の圧縮の際に動
き検出を行うためのベクトル相関検出回路の改良に関
し、詳述すると、現フレームにおいて注目している画像
のある一領域が前フレームの画像のどの領域と最も類似
しているかを検出する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、動画像データの記憶処理について
説明する。
【0003】図6は動画像データの一例を示す。1画面
(即ち、1フレーム)は720 ×480画素から成り、これ
を1秒間に30フレーム表示することにより、動きのあ
る画像を実現する。1画素は8ビットから成り、その部
分の明るさを示す。画像データは前記のような構成を取
るため、例えば10分間の画像データを記録するには、 10×60×30×720 ×480 ×8 =49,766,400,000 bit もの記憶容量が必要になる。
【0004】このように画像データは膨大なデータ量と
なるため、データの転送、蓄積、編集等に時間とハード
ウェア量等にコストを要する。この問題を解決するため
に、画像データの圧縮を行い、時間とコストとの効率化
を図る。
【0005】画像データ圧縮の一例を図7ないし図9に
示す。これ等の図に示すものはフレーム間の相関を利用
した圧縮方法である。図7に示すように、隣接するフレ
ームの画像が類似していることを利用し、隣接フレーム
間の画像データの差分を抽出し、データ量を削減する。
【0006】更に、圧縮率を高めるために、注目画像領
域に最も類似した画像領域を探索すること、即ち動き検
出を行う。この動き検出は、通常、マクロブロック単位
で行う。マクロブロックとは、図8(a)に示すように
フレームを微小区間に分けたものであって、普通16×
16画素より成る。ここで、動き検出は、同図(b)に
示すように、あるマクロブロックの前フレームとの差分
を取る際、マクロブロックの近傍で、より差分の値が小
さくなるブロックを探し、より小さな差分データを得よ
うとするものである。マクロブロック近傍の探索対象領
域は、普通48×48画素程度である。
【0007】前記の動き検出は、例えば以下のようにし
て行う。即ち、画像領域を画素数分の成分を持つベクト
ルと考え、画像領域同志の相関を2個のベクトルの相関
と考える。これら2個のベクトルの相関の程度を測るの
に、1マクロブロックにつき、(数1)に示す尺度Sを
用い、S値が最も小さい画像領域を最も類似している領
域と判定する。
【0008】
【数1】 X:圧縮対象フレームのマクロブロック内データ Y:前フレームのマクロブロック内データ Xi :データXのi 番目の成分 Yi :データYのi 番目の成分 このように動き検出を行うことにより、図9に示すよう
に差分データを更に小さくすることができる。
【0009】ここで、前記の演算を探索領域の範囲内で
32×32=1024回繰り返すのである。これを全て
のマクロブロックで行うよう45×30=1350回行
って、1フレーム分の処理が終了する。10分間の画像
データを処理するには、10×60×30×1350=24,300,000
回もの演算が必要である。
【0010】このように動き検出には膨大な演算量が繰
り返し必要であり、膨大な処理時間を必要とする。従っ
て、演算処理の時間を削減するため、基本的な演算器の
処理速度の向上が少しでも望まれる。
【0011】一方、演算処理の向上のため、演算器を並
列に動作させることが考えられるが、この場合は、膨大
な量の演算器を並べる必要があるため、全体のハードウ
ェア面積が増大する欠点が生じる。基本的な演算器のハ
ードウェア量を削減することは、たとえそれが僅かで
も、画像処理システム全体から見ると、非常に効果的で
あるので、演算器のハードウェア面積の削減が要求され
る。
【0012】図10に動き検出を用いた予測器の概要を
示す。同図において51は現フレーム、52は現フレー
ム51中の注目する画像領域、53は前フレーム、54
は前フレーム53中の探索対象領域、55は探索対象領
域54の中で注目画像領域52と最も類似する画像領域
である。前述の通り、動き検出を用いた予測は、先ず注
目する画像領域52に対し前フレーム53のどの領域と
最も類似しているかを探す。普通、この探索は注目する
画像領域52に対応する位置の周辺の画像領域54が対
象となる。次に、最も類似している領域55が決定され
た後、探索対象領域54と注目する画像領域52との差
分を差分演算器56で計算し、この差分データに対して
符号化器57で直交変換等を行って符号化を行う。
【0013】従来では、前記(数1)でSを計算するの
に、Xi とYi の絶対値をi 毎に計算していた。従来例
として図11と図12に示す方法を説明する。
【0014】先ず、図11の従来のベクトル相関検出回
路(1) について説明する。同図において61と62は2
組のN次元ベクトルデータ(X1 ,X2 ,…,XN )、
(Y1 ,Y2 ,…,YN )の対応する成分データXi と
Yi 、63と64は減算器、65はマルチプレクサ、6
6は累算器である。図11の方法は先ず、2個のN次元
ベクトルデータ(X1 ,X2 ,…,XN )、(Y1 ,Y
2 ,…,YN )の対応する成分データXi 61とYi 6
2に対して減算器63でXi −Yi の計算を行い、減算
器64でYi −Xi の計算を行う。これら2個の減算結
果の正の値の方をマルチプレクサ65で選択して|Xi
−Yi |の値を得て、これを累算器66によりi が増加
するに従い順に累算する。
【0015】次に、図12の従来のベクトル相関検出回
路(2) について説明する。同図において、71と72は
前述と同様に、2個のN次元ベクトルデータ(X1 ,X
2 ,…,XN )、(Y1 ,Y2 ,…,YN )の対応する
成分データXi とYi 、73は減算器、74はビット反
転回路、75は加算器、76はマルチプレクサ、77は
累算器である。図12の相関検出回路は、2組のN次元
ベクトルデータ(X1,X2 ,…,XN )、(Y1 ,Y2
,…,YN )の入力データXi 71とYi 72に対し
て減算器73でXi −Yi の計算を行い、Xi −Yi の
減算結果が正の場合はXi −Yi をそのまま出力し、X
i −Yi の減算結果が負の場合は(数2)に示す2の補
数表現のための演算処理を行う。
【0016】
【数2】|Xi −Yi |=^(Xi −Yi )+1 即ち、Xi −Yi をビット反転回路74によりビットを
反転した後、加算器75により1を加算して^(Xi −
Yi )+1のデータを出力する(ここで^はビット反転
を表す)。このようにして|Xi −Yi |の値を得て、
これを累算器77によりi が増加するに従い順に累算す
る。
【0017】図13に他の従来例のベクトル相関検出回
路(3) を示す。同図において、81及び82は2個のN
次元ベクトルデータ(X1 ,X2 ,…,XN )と(Y1
,Y2 ,…,YN )、83は減算器、84は減算器8
3によって得られた減算結果のビットを反転するビット
反転回路、85は減算結果そのもの、又は減算結果をビ
ット反転回路84に通した結果を選択するマルチプレク
サ、86は減算器83によって得られた減算結果が負の
場合の数を数えるカウンタ、87は累算器、88は加算
器である。
【0018】このベクトル相関検出回路(3) では、2個
のN次元ベクトルデータ(X1 ,X2 ,…,XN )8
1、(Y1 ,Y2 ,…,YN )82に対して各成分毎に
減算器83により(Xi −Yi )の減算を行う。マルチ
プレクサ85によりこの減算結果の正の場合にはそのま
まのデータ(Xi −Yi )を選択し、(Xi −Yi )の
減算結果が負の場合にはビット反転データ^(Xi −Y
i )を選択してN個のデータを得る。また(Xi −Yi
)の減算結果が負の場合の数をカウンタ86により数
える。これらのN個のデータとカウンタ86の内容を加
算器87により加算し、ベクトルの相関値を得る。
【0019】この演算の原理は|Xi −Yi |の演算で
(Xi −Yi )の値が負の場合には |Xi −Yi |=^(Xi −Yi )+1 であるが、この式の右辺の最後の項の+1をカウンタ8
6に蓄えておき、全体の加算結果にまとめて加えるとい
うものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図11に示したベクトル相関検出回路の場合では1個の
絶対値演算を求めるのに2個の減算器を必要とし、多く
の素子数を必要としてしまう。また、図12に示したベ
クトル相関検出回路の場合では1を加算する段階で最下
位から最上位までの桁上げがあり、個々の絶対値演算に
要する演算時間が多くなる。更に、図13に示した従来
例では、カウンタ及び加算器を必要とし、その分、素子
数が多くなると共に、カウンタの値を加算器に加算する
処理時間分だけ、演算時間が長くなる欠点を有する。
【0021】本発明はかかる点に鑑み、その目的は、前
記のような演算速度を速くする要求が強いベクトル相関
検出回路において、素子数の削減を図り且つ演算時間の
少ないベクトル相関検出回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、減算器の結果が負の場合にその減算デ
ータの反転データに1を加算する操作を、累算器で減算
結果を累算する際に同時に行うことにより、カウンタや
加算器を不要にして素子数を減らすと共に、演算速度を
速める構成とする。
【0023】即ち、請求項1記載の発明の具体的な構成
は、2組のN次元ベクトルデータ(X1 ,X2 ,…,X
N )、(Y1 ,Y2 ,…,YN )に対して、対応する成
分毎に(Xi −Yi )の減算を行なう2入力の減算器
と、前記減算器の減算結果が正の場合にはその減算結果
(Xi −Yi )を選択する一方、前記減算結果(X i
−Yi )が負の場合にはその減算結果のビットを反転
し、そのビット反転データ^(Xi −Yi )を選択し
て、N個のデータを得る排他的論理和回路と、前記減算
器の各減算結果の最上位ビットの値と前記排他的論理和
回路により得られたN個のデータの内容との総和を求め
る累算器とを設けて、ベクトル相関値を計算する構成で
ある。
【0024】更に、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の発明の排他的論理和回路のビット反転機能と
選択機能とを分け、減算器により得られる各減算結果の
ビットを反転するビット反転回路と、減算器の減算結果
が正の場合にはその減算結果を選択し、前記減算結果が
負の場合にはその減算結果を前記ビット反転回路により
得られるビット反転データを選択して、N個のデータを
得る選択手段とにより構成したものである。
【0025】
【作用】以上の構成により、請求項1及び請求項2記載
の発明では、減算器は1個で済むと共に、減算器の結果
が負の場合にその減算データの反転データに1を加算す
る操作は、累算器で減算結果を累算する際に同時に行う
ことで済むので、素子数が少なく、しかも演算時間の少
ないベクトル相関検出回路を提供できる。
【0026】特に、請求項1記載の発明では、減算結果
のビット反転機能と、減算結果の正,負に応じた減算結
果又はそのビット反転データの選択機能とを排他的論理
和回路で構成しているので、より一層に素子数の少ない
ベクトル相関検出回路を提供できる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)次に、図1に本発明の実施例1の一構成を
示すベクトル相関検出回路の構成図を示す。同図におい
て21及び22は、2組のN次元ベクトルデータ(X1
,X2 ,…,XN )、(Y1 ,Y2 ,…,YN )の対
応する成分データXi とYi 、23は前記N次元ベクト
ルデータの対応する成分毎に減算を行う2入力の減算
器、26はその減算結果、27は前記減算器23の減算
結果26の最上位ビット、24は前記減算結果26とそ
の減算結果26の最上位ビット27とを入力とし、減算
結果26の最上位ビットの値が0であれば減算結果26
をそのまま出力し、最上位ビットの値が1であれば減算
結果26のビットを反転して出力する排他的論理和回
路、25は累算器である。
【0028】次に、前記構成の動作を説明する。2組の
N次元ベクトルデータに対して先ず第1の成分X1 とY
1 の減算(X1 −Y1 )を減算器23で行う。この減算
結果(X1 −Y1 )26と減算結果26の最上位ビット
27とを排他的論理和回路24に入力し、減算結果26
の最上位ビット27の値が0であれば減算結果26をそ
のまま出力し、最上位ビット27の値が1であれば減算
結果26のビットを反転して出力する。初期値として0
の入った累算器26でこの出力データと減算結果26の
最上位ビット27の値を累算する。
【0029】ここで排他的論理和回路24での処理を詳
しく説明する。図2に示すように、排他的論理和回路2
4では、各ビット毎に、減算結果26の最上位ビット2
7の値と、減算結果26の各ビットの排他的論理和をと
ることにより、同図(b)にも示すように、減算結果2
6が正の場合は減算結果26の最上位ビット27の値が
0となるため、排他的論理和の出力28は減算結果26
の各ビットがそのまま出力され、減算結果26が負の場
合は減算結果26の最上位ビット27の値が1となるた
め、排他的論理和の出力28は減算結果26の各ビット
が反転されて出力される。
【0030】次に対象となるデータを第2の成分X2 と
Y2 に変えて同様の処理を行う。即ち、減算(X2 −Y
2 )を減算器23で行い、この減算結果(X2 −Y2 )
26と減算結果26の最上位ビット27とを排他的論理
和回路24に入力し、減算結果26の最上位ビット27
の値が0であれば減算結果26をそのまま出力し、最上
位ビット27の値が1であれば減算結果26のビットを
反転して出力する。この出力データと減算結果26の最
上位ビット27の値を累算器26で累算する。以下同様
の処理を順次添字をインクリメントしながら対象データ
が第Nの成分XN とYN となるまで続け(数1)のS値
を得る。
【0031】この演算の原理の詳細を以下に述べる。減
算結果(Xi −Yi )の値の最上位ビット27は、(X
i −Yi )の値が正の場合には0であり、減算結果(X
i −Yi )の値が負の場合は1である。このことを利用
し、図3(a)に示すように、加算器101と加算器の
出力100を記憶する累算レジスタ102よりなる累算
器16において、この減算結果26の最上位ビット27
と排他的論理和回路24の出力28を累算する際、同図
(b)に示すように、減算結果26の最上位ビット27
を加算器101の最下位の桁に合わせ、これと、排他的
論理和回路24の出力28と、累算レジスタの値103
の3つを加算器101で加算することにより、減算結果
(Xi −Yi )の値が正の場合にはそのまま減算結果
(Xi −Yi )の値が累算され、減算結果(Xi −Yi
)の値が負の場合には前記(数2)に示す値が累算さ
れるので、(数2)の値を正しく求めることができるの
である。
【0032】したがって、本実施例においては、減算器
23を1個設ければよいので、従来の図11のベクトル
相関検出回路(1) に比べて、素子数を少なくできる。更
に、図12に示すベクトル相関検出回路(1) のように1
を加算する段階での桁上げがなく、個々の減算及びその
減算結果26の絶対値演算に要する演算時間を少なくで
きる。しかも、減算器23の減算結果26が負の場合に
その減算結果26の反転データに1を加算する操作は、
累算器25で減算結果26を累算する際に同時に行われ
るので、従来の図13に示すベクトル相関検出回路(3)
に比べて、カウンタや加算器を要さず、素子数を少なく
できる。
【0033】特に、排他的論理和回路24は、ビット反
転機能と、減算結果の正,負に応じた減算結果又はその
ビット反転データの選択機能とを併有するので、これ等
の機能を別々の素子で行う場合に比して、素子数を低減
できる効果を奏する。
【0034】(実施例2)図4に本発明の実施例2の構
成を示すベクトル相関検出回路の構成図を示す。同図に
おいて11及び12は2組のN次元ベクトルデータ(X
1 ,X2 ,…,XN )と(Y1 ,Y2 ,…,YN )の対
応する成分データXi とYi 、13は前記N次元ベクト
ルデータの対応する成分毎に減算を行う2入力の減算
器、14は前記減算器13によって得られた各減算結果
のビットを反転するビット反転回路、15は前記減算器
13により得られた減算結果が正の場合にはその減算結
果を選択し、前記減算結果が負の場合にはその減算結果
を前記ビット反転回路14により得られるビット反転デ
ータを選択してN個のデータを得るマルチプレクサより
成る選択手段、16は累算器、17は減算結果の最上位
ビット、18はマルチプレクサの出力データである。
【0035】前記マルチプレクサ15の具体的構成は、
図5に示すように、減算器13及びビット反転回路14
からの8ビットデータの各ビットが入力される2個1対
のAND回路151a1,151b1、151a2,151b2
…151aN,151bNと、前記1対のAND回路151
a1,151b1…からの出力を受けるNOR回路152
a、152b…152N と、前記各NOR回路152a
…の出力を反転するインバータ153a、153b…1
53N とから成る。
【0036】次に、前記の構成の動作を説明すると、2
組のN次元ベクトルデータに対して先ず第1の成分X1
とY1 の減算(X1 −Y1 )を減算器13で行い、この
減算結果(X1 −Y1 )が正の場合にはその減算結果
(X1 −Y1 )を選択し、負の場合にはビット反転回路
14を通した反転データ^(X1 −Y1 )を選択する。
この選択は減算結果の最上位ビット17を制御信号とし
てマルチプレクサ15によって行う。初期値として0の
入った累算器16でこの出力データ18と減算結果の最
上位ビット17の値を累算する。
【0037】次に対象となるデータを第2の成分X2 と
Y2 に変えて同様の処理を行う。即ち、減算(X2 −Y
2 )を減算器13で行う。この減算結果(X2 −Y2 )
が正の場合には(X2 −Y2 )を選択し、負の場合には
ビット反転回路を通した反転データ^(X2 −Y2 )を
選択する。この出力データ18と減算結果の最上位ビッ
ト17の値を累算器16で累算する。以下、同様の処理
を順次添字をインクリメントしながら対象データが第N
の成分XN とYN となるまで続け(数1)のS値を得
る。
【0038】従って、前記実施例1と同様に、従来のベ
クトル相関検出回路(1) 、(2) 及び(3) に比べて、素子
数を少なくできると共に、演算時間を短縮できる効果を
奏する。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のベクトル相
関検出回路によれば、減算器の結果が負の場合にその減
算データの反転データに1を加算する操作を、累算器で
減算結果を累算する際に同時に行うようにしたので、従
来のベクトル相関検出回路に比べて、素子数が少なく且
つ演算処理時間の少ないベクトル相関検出回路を提供で
きる。
【0040】しかも、減算結果のビット反転機能と、減
算結果の正,負に応じた減算結果又はそのビット反転デ
ータの選択機能とを排他的論理和回路で構成すれば、よ
り一層に素子数の少ないベクトル相関検出回路を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるベクトル相関検出回
路の構成図である。
【図2】同実施例におけるベクトル相関検出回路の排他
的論理和回路の説明図である。
【図3】同実施例におけるベクトル相関検出回路の累算
器の説明図である。
【図4】本発明の実施例2におけるベクトル相関検出回
路の構成図である。
【図5】同実施例におけるマルチプレクサの具体的構成
を示す図である。
【図6】動画像データの説明図である。
【図7】隣接フレーム間の画像データの差分を抽出する
説明図である。
【図8】マクロブロックにおいて隣接フレーム間の画像
データの差分を抽出する説明図である。
【図9】動き検出により差分データを少なくできる説明
図である。
【図10】動き検出を用いた予測器の構成図である。
【図11】従来のベクトル相関検出回路(1) の構成図で
ある。
【図12】従来のベクトル相関検出回路(2) の構成図で
ある。
【図13】従来のベクトル相関検出回路(3) の構成図で
ある。
【符号の説明】
13,23 減算器 14 ビット反転回路 15 マルチプレクサ(選択手段) 24 排他的論理和回路 25,26 累算器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2組のN次元ベクトルデータ(Nは自然
    数)に対して対応する成分毎に減算を行なう2入力の減
    算器と、 前記減算器の減算結果が正の場合にはその減算結果を選
    択する一方、前記減算結果が負の場合には前記減算器に
    より得られる各減算結果のビットを反転し、そのビット
    反転データを選択して、N個のデータを得る排他的論理
    和回路と、 前記減算器の各減算結果の最上位ビットの値と、前記排
    他的論理和回路により得られたN個のデータの内容との
    総和を求める累算器とを有し、ベクトル相関値を計算す
    ることを特徴とするベクトル相関検出回路。
  2. 【請求項2】 2組のN次元ベクトルデータ(Nは自然
    数)に対して対応する成分毎に減算を行なう2入力の減
    算器と、 前記減算器により得られる各減算結果のビットを反転す
    るビット反転回路と、 前記減算器の減算結果が正の場合にはその減算結果を選
    択し、前記減算結果が負の場合にはその減算結果を前記
    ビット反転回路により得られるビット反転データを選択
    して、N個のデータを得る選択手段と、 前記減算器の各減算結果の最上位ビットの値と、前記選
    択手段により得られたN個のデータの内容との総和を求
    める累算器とを有し、ベクトル相関値を計算することを
    特徴とするベクトル相関検出回路。
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