JPH10255049A - ブロックマッチングを用いた画像処理方法 - Google Patents

ブロックマッチングを用いた画像処理方法

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JPH10255049A
JPH10255049A JP5664897A JP5664897A JPH10255049A JP H10255049 A JPH10255049 A JP H10255049A JP 5664897 A JP5664897 A JP 5664897A JP 5664897 A JP5664897 A JP 5664897A JP H10255049 A JPH10255049 A JP H10255049A
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JP5664897A
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So Takezawa
創 竹澤
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックマッチングの「正確さ」を向上させ
る。 【解決手段】 マッチング類似度演算部14及びマッチ
ング強度演算部15を備え、注目ブロックとその周辺ブ
ロック間のマッチング類似度及び比較の対象となる画像
からのブロックの切り出し位置の変化に対するマッチン
グ値の変化の度合であるマッチング強度を算出する。こ
れらを周辺ブロックに対する重み算出時に考慮し、周辺
ブロックのマッチング強度が強い場合には重みを小さ
く、逆に周辺ブロックのマッチング強度が弱い場合には
重みを大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の画像をブ
ロックマッチングにより比較し画像上の対応点や画像の
動きベクトルを検出する方法及び装置、及びその結果を
利用して3次元距離/形状計測や動画像圧縮/補間など
を行なう方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の少しづつ異なる画像間の対応する
点を求める問題、例えば動画像の動きベクトル検出、ス
テレオ画像の対応点探索などにブロックマッチングが使
われている。
【0003】まず画像処理の基礎となる画像データの構
造について説明する。ここで扱う画像データは2次元の
画像データであり、画素データが2次元的に整列したも
のである。画素データとは画像の上の該当する位置での
明るさを表すデータであり、白黒画像においては一つの
数値、カラー画像においては3原色を表す三つの数値が
用いられる。
【0004】以下、ブロックマッチングについて説明す
る。ブロックマッチングにおいては、まず基準とする画
像データと、比較の対象となる、基準とする画像データ
と内容の少し異なる画像データを入力する。例えば動画
像の場合の注目するフレームとその少し前後のフレー
ム、ステレオ画像の場合の視差の異なる左右の画像など
がこれにあたる。
【0005】図1は、一対の入力画像、すなわち基準と
なる画像と比較の対象となる画像との例と、そこからの
ブロックの切り出しを説明する概念図である。基準とな
る画像1及び比較の対象となる画像2は、被写体3を含
んでいる。4は基準となる画像1から切り出されたブロ
ックを表し、5は比較の対象となる画像2上でブロック
4と対応するブロックを表す。
【0006】図2は、入力画像からブロックが切り出さ
れる様子の一例を示す図である。まず、基準となる画像
1から一つのブロック6を切り出す。ブロック6は複数
の画素7を含んでおり、通常ブロックの形状としては数
画素から数十画素の大きさの長方形もしくは正方形(図
示の例では、8×8画素からなる正方形)が使われる。
以下では、この切り出されたブロック6を注目ブロック
と呼ぶ。ここで、ブロックの切り出しとは画像の部分的
なコピーを作ることを言う。
【0007】次に、比較の対象となる画像2の任意の箇
所から、基準となる画像1から切り出したものと同一の
形状のブロックの切り出しを行ない、基準となる画像1
から切り出したブロック6との比較を行なう。比較に
は、ブロック内の同一の位置にある画素値同士の差の自
乗をブロック内の全ての画素に関して計算し、その総和
を取り、この総和が小さいほどブロック同士が似ている
とみなす方法がよく用いられている。以下では、この総
和をマッチング値と呼ぶ。
【0008】この任意の位置からのブロックの切り出し
とブロック同士の比較を繰り返し、一番似ている(マッ
チング値が最小となる)ブロックが切り出された位置を
記憶する。この記憶された位置が求める位置、すなわち
基準となる画像1から切り出されたブロックに対応する
比較の対象となる画像2上の位置である。すなわち、図
1でいうと、注目ブロック4に対応するブロック5の場
所が求められたことになる。また動画像の場合には、基
準となる画像から切り出したブロックの位置と、比較の
対象となる画像上での対応するブロックの位置の差が動
きベクトルであり、動きベクトルの検出がなされたこと
になる。
【0009】ブロックマッチングにおいては「精度」と
「正確さ」が問題になる。ここで「精度」は真の値の周
りの変動を、「正確さ」は誤対応すなわち本来全く対応
する箇所ではない箇所を誤って対応する箇所であると判
断してしまうことを反映するものとする。一般に、ブロ
ックのサイズが大きくなると「正確さ」が向上して「精
度」が低下する傾向にあり、逆にブロックのサイズが小
さくなると「正確さ」が低下して「精度」が向上する傾
向にあることが知られている。そこで「正確さ」と「精
度」を高いレベルで両立させるために様々な方法が提案
されている。
【0010】例えば、電子情報通信学会論文誌、vol.J7
4-D-II、 No.6、 pp.669-677では周辺状況からブロックの
サイズを動的に選択、「正確さ」が得にくい箇所ではブ
ロックのサイズを大きくして「正確さ」を向上させ、そ
うでない箇所ではブロックを小さくすることにより「精
度」を保っている。
【0011】また、信学技報、IE95-40(1995/7) 及び特
開平3−217184号公報では、注目ブロックの周辺
のブロックを切り出し、そのマッチング値を重みを付け
て注目ブロックのマッチング値に加算している。以下、
この注目ブロックの周辺から切り出したブロックを周辺
ブロックと呼ぶ。信学技報、IE95-40(1995/7) では、こ
の重みを変化させることにより疑似的にブロックサイズ
を可変するのと同様の効果を得ている。特開平3−21
7184号公報では、マッチング値に非線形の演算処理
を行なうことにより重みを変化させるのと同様の効果を
得ている。
【0012】図3は、入力画像から注目ブロックと周辺
ブロックが切り出される様子の一例を示す図である。図
中、1は基準となる画像、6は注目ブロック、7は一つ
の画素、8a〜8hは周辺ブロック、3は被写体を表
す。
【0013】例えば、注目するブロック6の周囲の8つ
の周辺ブロック8a〜8hを同時に切りだし、注目する
ブロック6とあわせて計9ブロックで一つの大きなブロ
ックと考え、マッチング値の計算を行なう。ただし、総
和を取る時に各ブロック6,8a〜8h毎に設定された
重みを乗じた後に加算し、マッチング値を求める。図4
は、重み付け係数の例を示している。
【0014】周辺ブロック8a〜8hの重みを注目する
ブロック6と同じにして計算するならば、ブロックのサ
イズが3倍(面積で9倍)になったのと同じことにな
る。周辺ブロック8a〜8hの重みが全て0であれば注
目ブロック6単体で計算した場合と同じ結果となり、中
間の値であれば当然中間的な結果になる。すなわち、こ
の重みを変化させることにより疑似的にブロックのサイ
ズを可変するのと同様の効果を生み出している。この重
みを動的に決定することにより、電子情報通信学会論文
誌、vol.J74-D-II、 No.6、 pp.669-677と同様の効果を得
ている。
【0015】以下、重みを動的に決定する方法について
説明する。信学技報、IE95-40(1995/7) では、注目ブロ
ックと近傍のブロックのマッチングの状況が似ている場
合には画像中の動きが似通った領域であるとして重みを
大きくし、似ていない場合には逆に重みを小さくしてい
る。ここでマッチングの状況が似ているかどうかの計算
にはいくつかの方法が考えられる。
【0016】以下は、信学技報、IE95-40(1995/7) で行
なわれている方法の説明である。まず、注目ブロック及
び周辺ブロックで、一度単一ブロックのみでマッチング
値の計算を行なう。この時、マッチング値が最小になる
ものから上位N個のマッチング値と、その時の比較の対
象となる画像から切り出したブロックの位置を記憶して
おく。注目ブロックと任意の一つの周辺ブロックの間
で、上記N個のうち共通する比較の対象となる画像から
のブロックの切り出し位置が何個あるか計算し、その個
数を注目ブロックとその周辺ブロック間のマッチング類
似度とし、重みに使用する。これを全ての周辺ブロック
に対し行ない、それぞれ重みを決定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信学技
報、IE95-40(1995/7) 及び特開平3−217184号公
報の方法では、重みの決定に際しマッチング類似度にの
み注目しているため、テクスチャ等に乏しく比較の対象
となる画像からのブロックの切り出し位置の変化に対す
るマッチング値の変化が小さいブロックと物体のエッジ
などのマッチングしやすくマッチング値の変化が大きい
箇所とが隣接している場合、性質の違いからマッチング
の類似度も低いため重みも小さくなるものの、必要十分
に小さくなることができないことがある。
【0018】ここで、重みが十分に小さくない場合で、
注目ブロックが比較の対象となる画像からのブロックの
切り出し位置の変化に対するマッチング値の変化が小さ
いブロックである場合、比較の対象となる画像からのブ
ロックの切り出し位置の変化に対するマッチング値の変
化の大きい周辺ブロックのマッチング値を加算すると、
注目しているブロックの変化の小さいマッチング値より
も周辺ブロックの変化の大きいマッチング値が結果に対
し大きく作用してしまい、注目ブロックの対応している
比較の対象となる画像上のブロックの位置でのマッチン
グ値が最小にならず、その結果、誤対応が生じてしまう
現象が発生していた。
【0019】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、ブロックマッチングの「正確
さ」を向上させることを目的とする。また、本発明は、
ブロックマッチングを用いた画像処理によって得られる
画像の品質を向上すること、及びブロックマッチングを
用いた画像処理に基づく計測の精度を向上することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、周辺ブロ
ックにおいて比較の対象となる画像からのブロックの切
り出し位置の変化に対するマッチング値の変化の度合が
大き過ぎることに対応できないことから発生している。
以下では、このマッチング値の変化の度合をマッチング
強度と呼ぶ。
【0021】本発明では、マッチング強度を重みの算出
時に考慮し、周辺ブロックのマッチング強度が強い場合
には、最終結果に必要以上に大きい影響を与えることが
ないよう重みを小さく、逆に周辺ブロックのマッチング
強度が弱い場合にはマッチング値の計算に必要十分に作
用できるよう重みを大きくすることにより上記問題を軽
減する。
【0022】ここで、マッチング強度を計算する最も簡
単な計算方法は、マッチング値全体の平均と最小値の差
をマッチング強度とする計算方法である。次に考えられ
るのは、マッチング値のうち、対応箇所の決定に大きく
作用すると考えられるマッチング値の上位M個の値の平
均と最小値の差をマッチング強度とする計算方法であ
る。他に、マッチング値の最小値周辺でのマッチング値
の変化量そのものをマッチング強度とする計算方法も考
えられる。この場合、例えばマッチング値の最小値周辺
で関数近似を行ない、そのパラメータを使用する。
【0023】すなわち、本発明は、互いに異なる2枚の
画像からブロックマッチング法により動きベクトル及び
/又は対応点検出を行なう画像処理方法において、注目
ブロックと近傍のブロックのマッチングの類似度及びマ
ッチング強度を考慮して決定した重みを用いて注目ブロ
ックの近傍のブロックのマッチング結果を重み付き加算
することにより最終的なマッチング結果を算出すること
を特徴とする。
【0024】マッチング強度を算出する手段としては、
マッチングの全体平均、マッチングの上位の平均、ある
いはマッチング周辺の変化量を使うことができる。ま
た、本発明は、前記画像処理方法を使用してステレオ画
像の対応点探索を行ない、その結果を演算処理すること
により3次元形状計測及び/又は距離計測を行うことを
特徴とする。
【0025】また、本発明は、前記画像処理方法を使用
してステレオ画像の対応点探索を行ない、その結果を演
算処理し、ステレオ画像から画像補間、画像変形等の手
段を用いステレオ画像の中間の視点からの画像となる疑
似画像を一枚あるいは複数枚生成することを特徴とす
る。
【0026】さらに、本発明は、前記画像処理方法を使
用して動画像の動きベクトル検出を行ない動画像を圧縮
することを特徴とする。また、本発明は、前記画像処理
方法を使用して動画像の動きベクトル検出を行ない、動
画像中の任意の二枚の画像から画像補間、画像変形等の
手段を用い、動画中の二枚の画像の中間画像となる疑似
画像を一枚あるいは複数枚生成することを特徴とする。
【0027】このように、本発明では、2枚の画像を入
力し、片方を基準側画像、もう片方を比較対象側画像と
する。基準側画像からブロックを切り出す。これを注目
ブロックと呼ぶ。さらに注目ブロックの周辺からブロッ
クを切り出す。これを周辺ブロックと呼ぶ。比較対象側
画像からも同様にブロックの切り出しを行ない、単一の
ブロック同士でマッチング値の計算を行なう。ここでマ
ッチング値とは、基準側画像から切り出されたブロック
と比較対象側画像から切り出されたブロックがどの程度
似ているかを表す値である。
【0028】次に、計算されたマッチング値から注目ブ
ロックと周辺ブロックのマッチング類似度を計算する。
マッチング類似度は注目ブロックと周辺ブロックのマッ
チングの傾向がどの程度似通っているかを表す。また、
計算されたマッチング値から注目ブロック及び周辺ブロ
ックのマッチング強度を計算する。マッチング強度は各
ブロックのマッチングの強さ、すなわちマッチング値の
変化の度合を表す。
【0029】計算されたマッチング類似度及びマッチン
グ強度から各周辺ブロックに関し重みを決定する。この
重みを乗じて再度マッチング値の計算を行ない、このマ
ッチング値が最小になる位置を求める位置とする。この
重みの決定に関しマッチング強度及びマッチング類似度
を考慮することにより、従来方式より高い「正確さ」を
得る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔実施の形態1〕図5は、本発明の一実施の形態による
画像処理装置のシステム構成図である。この画像処理装
置は、ステレオ画像により三次元形状/距離計測を行う
もので、2台のカメラで対象物を撮影しステレオ画像を
入力、計算機本体で処理することにより三次元形状/距
離データを得る。得られたデータは表示装置に表示され
ると同時に、外部記憶装置に記録される。
【0031】画像処理装置本体10は、CPU(中央演
算装置)11、メモリ12、マッチング値演算部13、
マッチング類似度演算部14、マッチング強度演算部1
5、補助記憶装置16、画像入力インターフェース部1
7、外部記憶装置インターフェース部18、ユーザーイ
ンターフェース部19を備える。計測対象を撮影するカ
メラ21,22は画像入力インターフェース部17に、
外部記憶装置23は外部記憶装置インターフェイス部1
8に、表示装置24、キーボード25、マウス26はユ
ーザーインターフェイス部19にそれぞれ接続されてい
る。
【0032】図6は、マッチング値演算部13の詳細図
である。マッチング値演算部13は、基準側のブロック
及び比較対象側のブロックを記憶するブロック1記憶部
31及びブロック2記憶部32、2つのブロックの同じ
位置にある画素同士の差を演算する減算回路33、減算
された値の自乗を計算しそれをブロック内の全画素に関
して総和を取る積和回路34、及び積和回路34の計算
値をマッチング値と値手記憶するマッチング値記憶部3
5からなる。
【0033】図7は、マッチング類似度演算部14の詳
細図である。マッチング類似度演算部14は、注目ブロ
ックマッチング値記憶部41、周辺ブロックマッチング
値記憶部42、マッチング値の小さい順に並べる並べ替
え回路43,44、注目ブロックと周辺ブロックにおい
て両者に共通するものを検出する共通部分検出回路4
5、共通部分の個数を計数するカウンター46、カウン
ター46の計数値を正規化するための除算回路47、及
び除算回路47の出力をマッチングの類似度として記憶
するマッチング類似度記憶部48からなる。
【0034】図8は、マッチング強度演算部15の詳細
図である。マッチング強度演算部15は、マッチング値
記憶部51、その平均を計算するための積和回路52及
び除算回路53、マッチング値の最小値を算出し記憶す
る最小値記憶部54、除算回路53の出力と最小値記憶
部54に記憶された最小値との差を計算する減算回路5
5、その差をマッチング強度として記憶するマッチング
強度記憶部56からなる。
【0035】この実施の形態では左右二つのカメラ2
1,22を使用しているが、カメラの位置関係や台数は
ここで示した例になんら限定されるものではない。例え
ば、画像電子学会誌、第20巻、第4号、380〜38
6頁に記載のように、カメラを縦に並べて設置してもよ
い。また、カメラや撮影対象は固定されて動かないとは
限らないし、画像入力手段としてカメラ以外のものを用
いても構わない。
【0036】次に、図9のフローチャートを参照して画
像処理の方法について説明する。まず、図9のステップ
11において、左右のカメラ21,22よりステレオ画
像データを入力し、画像処理装置10のメモリ12に記
憶する。ここで2台のカメラ21,22で撮影された2
つの画像データのうち片方を基準側、もう一方を比較対
象側とする。
【0037】次に、ステップ12において、メモリ12
上に記憶された基準側の画像の任意の位置から8×8画
素のブロック6(図3)を読み出し、メモリ12の別の
位置にある計算用のバッファ領域に記憶(コピー)す
る。以下、この操作を切り出しと呼ぶ。また、ここで切
り出されたブロックを注目ブロックと呼ぶ。
【0038】次に、ステップ13において、注目ブロッ
ク6の周辺から、切り出されたブロック全体の形状が3
×3ブロックとなるように8×8画素のブロック8a〜
8hを8つ(図3)切り出す。この8つのブロック8a
〜8hを周辺ブロックと呼ぶ。
【0039】ここでは、ブロックの大きさを8×8画素
とし、図3に示したような周辺ブロックの切り出し方に
よって説明するが、ブロックのサイズや注目ブロックと
周辺ブロックの位置関係、周辺ブロックの数などはここ
に示した例に限られず、種々変更可能である。
【0040】次に、ステップ14において、比較対象側
の画像データから基準側から切り出したものと同一形状
のブロック、すなわち8×8画素のブロックを3×3ブ
ロック切り出す。
【0041】続いて、ステップ15において、基準側と
比較対象側で対応するブロック同士のマッチング値を図
6に詳細を示したマッチング値演算部13にて計算す
る。すなわち、切り出されたブロックの情報をマッチン
グ値演算部13の内部のブロック1記憶部31及びブロ
ック2記憶部32に転送し、減算回路33及び積和回路
34により、基準側のあるブロックのある画素に対し、
比較対象側の対応するブロックの同じ位置にある画素と
の差の自乗を計算し、それをブロック内の全画素に関し
て総和を取る。得られた総和はマッチング値記憶部35
に蓄えられた後、画像処理装置10のメモリ12(図
5)に転送される。これを全てのブロックについて行な
い、得られた9個のマッチング値を比較対象側からのブ
ロックの切り出し位置と共にメモリ12に記憶する。
【0042】ステップ14からステップ15を比較対象
側のある範囲に対し繰り返し実行する。この範囲は通
常、基準側の切り出し位置と同一の位置を中心としてあ
らかじめ設定した一定の距離以内が使用される。ステッ
プ16において、前記範囲内での比較対象側画像の切り
出しと、マッチング値の計算が終了したと判定されると
ステップ17に進む。
【0043】ステップ17では、ステップ14からステ
ップ16で計算された切り出し位置とマッチング値か
ら、全ての基準側画像から切り出された周辺ブロック8
a〜8hに関し、注目ブロック7とのマッチングの類似
度を計算する。
【0044】図10に、ステップ17の詳細を示す。ま
ず、記憶されたデータを、図7に詳細を示すマッチング
類似度演算部14内部の注目ブロックマッチング値記憶
部41及び周辺ブロックマッチング値記憶部42に転送
する。次に、ステップ31において、並べ替え回路4
3,44により、各ブロック毎にマッチング値の小さい
順番に並べかえる。次に、ステップ32において、予め
設定した定数Nにより、マッチング値の小さいものから
上位N個のマッチング値とその切り出し位置を取り出
す。ステップ33では、注目ブロック6と重みを決定し
たい周辺ブロック8a〜8hにおいて、それぞれから取
り出した上位N個の切り出し位置の中で、両者に共通す
るものが何個あるかを共通部分検出回路45及びカウン
ター46で計算する。最小は0個、最大は全部共通する
場合なのでN個となる。ステップ34では、この個数を
除算回路47によりNで割って正規化し、マッチングの
類似度とする。このマッチング類似度はマッチング類似
度記憶部48に蓄えられた後、画像処理装置10のメモ
リ12に転送され記憶される。
【0045】図9のステップ17の操作を全ての周辺ブ
ロック8a〜8hに対して行ない、全ての周辺ブロック
の注目ブロックとのマッチング類似度を計算し、それが
終了するとステップ18からステップ19に進む。
【0046】ステップ19では、ステップ14からステ
ップ16で計算された切り出し位置とマッチング値か
ら、注目ブロック6と周辺ブロック8a〜8hのマッチ
ング強度を、図8に詳細を示すマッチング強度演算部1
5にて計算する。図11は、ステップ19の詳細を示す
図である。
【0047】ステップ19では、まずマッチング強度を
計算したいブロックのマッチング値をマッチング値記憶
部51に転送する。次に、図11のステップ41におい
て、その平均を積和回路52及び除算回路53により計
算する。またマッチング値の最小値を算出し、最小値記
憶部54に記憶する。次に、ステップ42で、減算回路
55によりこの平均とマッチング値の最小値との差を計
算する。この差をマッチング強度とし、マッチング強度
記憶部56に記憶し、画像処理装置10のメモリ12に
転送し記憶する。
【0048】ステップ19の操作を注目ブロック6及び
全ての周辺ブロック8a〜8hに対して行ない、マッチ
ング強度を計算する。それが終了すると、ステップ20
からステップ21に進む。
【0049】ステップ21では、ステップ17からステ
ップ18で計算されたマッチング類似度及びステップ1
9からステップ20で計算されたマッチング強度から、
図4に示すように重みを計算する。ここでの例では、重
みはマッチング類似度とマッチング強度の逆数との積を
使用する。ただし、注目ブロック6に関してはマッチン
グ類似度が存在しないので、マッチング類似度は任意の
定数で代用する。図の例では、この定数に2を使用して
いる。この定数をマッチング類似度の最大値1を越える
値としたのは、注目ブロックの比重を大きくすることに
より精度の向上を得るためである。なお、重みの計算
は、マッチング類似度とマッチング強度の逆数との積以
外にも両者に対して正の相関を有する関数を目的に合わ
せて選択して使用することができる。
【0050】次に、ステップ22において、ステップ2
1で計算された重みを用い、基準側画素から切り出され
たブロック全体でのマッチング値の計算を行なう。本例
では8×8画素のブロックが3×3ブロックであるの
で、重みを乗ずる以外には24×24画素のブロックで
のマッチング値の計算とほぼ同様の計算となる。ただ
し、既に各ブロック毎にマッチング値と位置を計算し、
メモリ12に記憶してあるので、ある位置のマッチング
値にそのブロックの重みを乗じ、注目ブロック6及び全
ての周辺ブロック8a〜8hに関してその総和を取るだ
けでマッチング値の計算ができる。このようにして計算
されたマッチング値と位置を再びメモリ12に記憶す
る。
【0051】ステップ22の操作を、ステップ16と同
じ範囲に対して繰り返し実行する。この操作が終了する
と、ステップ23からステップ24に進む。ステップ2
4では、ステップ22からステップ23で計算されたマ
ッチング値のうち最小のものを計算する。この最小のも
のの位置が、注目ブロックに対する比較対象側の画像中
の対応するブロックの位置、例えば図1中のブロック4
に対応するブロック5の位置である。
【0052】ステップ12からステップ24までの操作
を基準側画像のある範囲に関して繰り返し実行する。こ
の範囲には通常基準側画像全体が用いられる。これによ
り基準側画像全体に関し比較対象側画像の対応する箇所
が求められる。この操作が終了するとステップ25から
ステップ26に進む。
【0053】ステップ26では、基準側画像全体に関し
比較対象側画像の対応する箇所が求められたなら、カメ
ラの位置情報等と合わせて基準画像上の任意の箇所の3
次元的位置を三角測量により求めることができる。この
計算方法は、一般に広く知られたもの既知のものを用い
ることができる。
【0054】この実施の形態によると、ブロックマッチ
ングの「正確さ」を向上し、従来の方法に比較して特に
物体と動きが異なりテクスチャに乏しい背景との境界領
域付近等での誤対応を減少することができる。また、3
次元形状/距離計測の正確さを向上することができる。
【0055】〔実施の形態2〕画像処理装置10のマッ
チング強度演算部15を図12に示す構成とし、マッチ
ング強度を図13に示す処理によって計算した。それ以
外は、実施の形態1と同様であるので、ここでは図9の
ステップ19のマッチング強度の計算についてのみ説明
する。
【0056】マッチング強度演算部15は、図12に示
すように、マッチング値記憶部61、記憶したマッチン
グ値をその大小によって並べ替える並べ替え回路62、
並び替えられたマッチング値の平均を計算するための積
和回路63及び除算回路64、並び替えられたマッチン
グ値の最小値を算出し記憶する最小値記憶部65、除算
回路64の出力と最小値記憶部65に記憶された最小値
との差を計算する減算回路66、その差をマッチング強
度として記憶するマッチング強度記憶部67からなる。
【0057】次に、マッチング強度の演算について説明
する。図9のステップ19で、まずマッチング強度を計
算したいブロックのマッチング値をマッチング値記憶部
61に転送する。次に、図13のステップ51におい
て、マッチング強度に計算したいブロックのマッチング
値を並べ替え回路62により小さい順に並べかえる。次
に、ステップ52において、小さいものから上位M個の
マッチング強度の平均を積和回路63及び除算回路64
により計算する。ここでMはあらかじめ与える任意の定
数である。またマッチング値の最小値を算出し、最小値
記憶部65に記憶する。次に、ステップ53において、
この平均とマッチング値の最小値との差を減算回路66
により計算する。この差をマッチング強度とし、マッチ
ング強度記憶部67に記憶し、画像処理装置10のメモ
リ12に転送し記憶する。この実施の形態によると、簡
易な回路の追加でより高いブロックマッチングの「正確
さ」を実現することができる。
【0058】〔実施の形態3〕画像処理装置10のマッ
チング強度演算部15を図14に示す構成とし、マッチ
ング強度を図15に示す処理によって計算した。それ以
外は、実施の形態1と同様であるので、ここでは図9の
ステップ19のマッチング強度の計算についてのみ説明
する。
【0059】マッチング強度演算部15は、図14に示
すように、マッチング値記憶部71、近傍マッチング値
記憶部72、記憶したマッチング値をその大小によって
並べ替え最小値を求める並べ替え回路62、マッチング
値の最小値を記憶する最小値記憶回路74、パラメータ
推定部75、及びマッチング強度記憶部76からなる。
【0060】次に、マッチング強度の演算について説明
する。図9のステップ19で、まずマッチング強度を計
算したいブロックのマッチング値をマッチング値記憶部
71に転送する。次に、図15のステップ61におい
て、マッチング強度を計算したいブロックのマッチング
値の最小値を並べ替え回路73により求め、最小値記憶
部74に記憶し、その時の比較対象側画像から切り出し
たブロックの位置を求める。次に、ステップ62におい
て、その近傍のブロックの切り出しを行なった時のマッ
チング値をマッチング値記憶部71より取りだし、近傍
マッチング値記憶部72に記憶する。次に、ステップ6
3において、これらの値からマッチング値の変化量をパ
ラメータ推定部75にて推定する。
【0061】この例では、最小値と両隣の3つの値を下
記〔数1〕の2次関数に当てはめ、関数のパラメータa
を変化量を表す値として使用する。すなわち、このパラ
メータaをマッチング強度とする。そして、このマッチ
ング強度をマッチング強度記憶部76に記憶し、画像処
理装置10のメモリ12に転送し記憶する。〔数1〕に
おいてyはマッチング値、xは各ブロックの位置を表す
変数である。3個の変数a,b,cに対して3本の式が
与えられるので、a,b,cの値を求めることができ
る。
【0062】
【数1】y=ax2+bx+c この実施の形態によると、回路は多少複雑になるが、さ
らに高いブロックマッチングの「正確さ」を達成するこ
とができる。
【0063】〔実施の形態4〕2枚の画像からその中間
の画像を形成する実施の形態について説明する。実施の
形態1〜3と同様に、図5に示した画像処理層値10の
画像入力インターフェース部17よりカメラ21,22
からの画像を二枚を入力し、画像間で対応点を求める。
次に、実施の形態1〜3におけるステップ26(図9)
の3次元的位置を求める処理を行なうのではなく、求め
た対応点情報を使用して二枚の画像の中間の画像を生成
する。
【0064】求めた対応点情報を使用し二枚の画像の中
間の画像を画像補間及び画像変形により生成する方法に
ついては様々な方法が知られており、例えば次のような
方法を用いることができる。
【0065】まず、基準側画像上で近隣の点同士を線で
結び、網を形成する。対応点情報により、この網が比較
対象側画像上でどのように変形された状態になるかが計
算される。また、対応する点への移動ベクトルにある係
数αを乗ずることより、変形の中間状態も計算される。
この中間状態の網の形状に対し、基準側画像及び比較対
象側画像上での網の対応する部分を網の形状に沿って変
形した画像を生成し、基準側画像から生成された変形画
像に対し係数αを乗じ、比較対象側画像から生成された
変形画像に(1−α)を乗じ、加算することにより一枚
の中間画像を生成する。
【0066】生成された中間画像は、誤ったベクトルに
より処理された部分があると、その部分に違和感が生じ
る。本実施の形態では従来の方法に比較して「正確さ」
の向上を図ったブロックマッチングの手法を適用したこ
とにより、結果として得られる画像の視覚的品質が改善
される。
【0067】〔実施の形態5〕図16は、本発明の他の
実施の形態による画像処理装置のシステム構成図であ
る。この画像処理装置は、動画像圧縮を行う。動画像源
からの動画像を動画像入力ブロックを通じて入力、計算
機本体で処理し、圧縮された画像データを得る。得られ
たデータは外部記憶装置インターフェース部を通じ外部
記憶装置に記録される。
【0068】画像処理装置本体10は、CPU(中央演
算装置)11、メモリ12、マッチング値演算部13、
マッチング類似度演算部14、マッチング強度演算部1
5、補助記憶装置16、動画像入力インターフェース部
81、外部記憶装置インターフェース部18、ユーザー
インターフェース部19を備える。カメラやビデオ等の
動画像源82は動画像入力インターフェース部81に、
外部記憶装置23は外部記憶装置インターフェイス部1
8に、表示装置24、キーボード25、マウス26はユ
ーザーインターフェイス部19にそれぞれ接続されてい
る。マッチング値演算部13、マッチング類似度演算部
14、マッチング強度演算部15には前述したものを用
いることができる。
【0069】動画像入力インターフェース部81より動
画像源82からの動画像を構成する画像群のうちの二枚
を入力する。通常は、動画像上で連続する二枚もしくは
時間的に近い二枚が入力される。二枚の画像のうちどち
らか基準側とする。入力された二枚の画像に対し、先の
実施の形態のステップ12からステップ25(図9)と
同一の処理を施す。その結果、基準側の画像全域に対
し、二枚の画像間の動きベクトルが得られる。この動き
ベクトルを使用して動画像を圧縮するアルゴリズムは様
々な方法が知られており、例えば以下の方法を用いるこ
とができる。
【0070】二枚の画像より求められた動きベクトルを
用い、基準側画像から動きベクトルを求めた時と同一の
サイズのブロックを取り出し、動きベクトルに従い並行
移動する。基準側画像全体に対しこの操作を行ない、重
ね合わせることによって一枚の画像を生成する。次に、
この画像と比較対象側画像との差を取る。この差は予測
誤差画像と呼ばれ、比較対象側画像に比べ同一の圧縮手
段を用いてもより高い圧縮率で圧縮できるという特徴を
持つ。この差に対し、通常の静止画と同じ圧縮を行な
う。
【0071】画像圧縮において誤ったベクトルにより処
理された部分があると、伸長後の再生画像に違和感が生
じる。この実施の形態では、本発明によるブロックマッ
チングの「正確さ」が向上された画像処理の手法を動画
像等の圧縮に利用することにより、結果として得られる
画像の視覚的品質を改善することができる。
【0072】〔実施の形態6〕本発明の他の実施の形態
による画像処理装置について説明する。この実施の形態
では、実施の形態5と同様に図16に示したシステム構
成を用い、動画像補間を行う。動画像源からの動画像を
動画像入力ブロックを通じて入力、計算機本体で処理
し、補間された画像データを得る。得られたデータは外
部記憶装置インターフェース部を通じ外部記憶装置に記
録される。
【0073】動画像入力インターフェース部81よりカ
メラやビデオ等の動画像源82からの動画像を構成する
画像群のうちの二枚を入力し、動きベクトルを求める。
求めた動きベクトルより動画像中の二枚の画像の中間画
像を画像補間及び画像変形により生成する。この方法に
ついて様々な方法が知られており、例えば以下の方法を
使用することができる。
【0074】二枚の画像より求められた動きベクトルを
用い、基準側画像から動きベクトルを求めた時と同一の
サイズのブロックを取り出し、動きベクトルに定数βを
乗じたベクトルに従い並行移動する。基準側画像全体に
対しこの操作を行ない、重ね合わせることによって一枚
の画像を生成する。同様の操作を比較対象側画像に関し
ても行なう。ただし、動きベクトルには(1−β)を乗
ずる。このようにして求めた二枚の画像に対し、基準側
画像から求めた画像にはβを乗じ、比較対象側画像から
求めた画像には(1−β)を乗じて加算し、一枚の画像
を合成する。これが中間画像となる。
【0075】誤ったベクトルにより処理された部分があ
ると、生成された中間画像に違和感が生じる。本実施の
形態によると、本発明によってブロックマッチングの
「正確さ」の向上を図った画像処理方法を動画像等の補
間/中間画像の生成に適用することにより、結果として
得られる画像の視覚的品質が改善される。
【0076】
【発明の効果】本発明によると、ブロックマッチングの
「正確さ」を向上し、物体と動きが異なりテクスチャに
乏しい背景との境界領域付近等での誤対応を減少するこ
とができる。また、このようにして「正確さ」の向上し
たブロックマッチングを利用することにより、計測精度
の向上及び画像の視覚的品質の改善を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の入力画像の例と、そこからのブロックの
切り出し及び対応する箇所を説明するための概念図。
【図2】入力画像からブロックが切り出される様子の一
例を示す図。
【図3】入力画像から注目ブロックと周辺ブロックが切
り出される様子の一例を示す図。
【図4】重み付け係数の説明図。
【図5】本発明の一実施の形態による画像処理装置のシ
ステム構成図。
【図6】マッチング値演算部の詳細図。
【図7】マッチング類似度演算部の詳細図。
【図8】マッチング強度演算部の詳細図。
【図9】処理のフローチャートを示す図。
【図10】マッチング類似度計算の処理フローの一例を
示す図。
【図11】マッチング強度計算の処理フローの一例を示
す図。
【図12】マッチング強度演算部の他の例の詳細図。
【図13】マッチング強度計算の処理フローの他の例を
示す図。
【図14】マッチング強度演算部の他の例の詳細図。
【図15】マッチング強度計算の処理フローの他の例を
示す図。
【図16】本発明の他の実施の形態による画像処理装置
のシステム構成図。
【符号の説明】
1…基準画像、2…比較画像、3…被写体、4…基準と
なる画像から切り出されたブロック、5…比較の対象と
なる画像上でブロックと対応するブロック、6…注目ブ
ロック、7…画素、8a〜8h…周辺ブロック、10…
画像処理装置、11…CPU(中央演算装置)、12…
メモリ、13…マッチング値演算部、14…マッチング
類似度演算部、15…マッチング強度演算部、16…補
助記憶装置、17…画像入力インターフェース部、18
…外部記憶装置インターフェース部、19…ユーザーイ
ンターフェース部、21,22…カメラ、23…外部記
憶装置、24…表示装置、25…キーボード、26…マ
ウス、81…動画像入力インターフェース部、82…動
画像源、31…ブロック1記憶部、32…ブロック2記
憶部、33…減算回路、34…積和回路、35…マッチ
ング値記憶部、41…注目ブロックマッチング値記憶
部、42…周辺ブロックマッチング値記憶部、43,4
4…並べ替え回路、45…共通部分検出回路、46…カ
ウンター、47…除算回路、48…マッチング類似度記
憶部、51…マッチング値記憶部、52…積和回路、5
3…除算回路、54…最小値記憶部、55…減算回路、
56…マッチング強度記憶部、61…マッチング値記憶
部、62…並べ替え回路、63…積和回路、64…除算
回路、65…最小値記憶部、66…減算回路、67…マ
ッチング強度記憶部、71…マッチング値記憶部、72
…近傍マッチング値記憶部、73…並べ替え回路、74
…最小値記憶部、75…パラメータ推定部、76…マッ
チング強度記憶部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる2枚の画像からブロックマ
    ッチング法により動きベクトル及び/又は対応点検出を
    行なう画像処理方法において、 注目ブロックと近傍のブロックのマッチングの類似度及
    びマッチング強度を考慮して決定した重みを用いて注目
    ブロックの近傍のブロックのマッチング結果を重み付き
    加算することにより最終的なマッチング結果を算出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記マッチング強度を算出する手段としてマッチングの
    全体平均を使うことを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記マッチング強度を算出する手段としてマッチングの
    上位の平均を使うことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理方法において、
    前記マッチング強度を算出する手段としてマッチング周
    辺の変化量を使うことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の画像
    処理方法を使用してステレオ画像の対応点探索を行な
    い、その結果を演算処理することにより3次元形状計測
    及び/又は距離計測を行うことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項記載の画像
    処理方法を使用してステレオ画像の対応点探索を行な
    い、その結果を演算処理し、ステレオ画像から画像補
    間、画像変形等の手段を用いステレオ画像の中間の視点
    からの画像となる疑似画像を一枚あるいは複数枚生成す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項記載の画像
    処理方法を使用して動画像の動きベクトル検出を行ない
    動画像を圧縮することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか1項記載の画像
    処理方法を使用して動画像の動きベクトル検出を行な
    い、動画像中の任意の二枚の画像から画像補間、画像変
    形等の手段を用い、動画中の二枚の画像の中間画像とな
    る疑似画像を一枚あるいは複数枚生成することを特徴と
    する画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004508639A (ja) * 2000-09-07 2004-03-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 画像のマッチング
JP2010049607A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Mitsubishi Electric Corp コンテンツ再生装置および方法

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