JPH0927959A - 動きベクトル探索装置 - Google Patents

動きベクトル探索装置

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JPH0927959A
JPH0927959A JP17611695A JP17611695A JPH0927959A JP H0927959 A JPH0927959 A JP H0927959A JP 17611695 A JP17611695 A JP 17611695A JP 17611695 A JP17611695 A JP 17611695A JP H0927959 A JPH0927959 A JP H0927959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、動きベクトル探索装置において、二
つのフィールドの動きベクトルおよびフレームの動きベ
クトルを同時に求めることを課題とする。 【解決手段】動きベクトル探索装置におけるディストー
ション算出ユニット内のレジスタおよび演算器に、第1
フリップフロップ3121、4221、4321、第2
フリップフロップ3122、4222、4322を設
け、2つのフィールドの画素データを時分割で送り、2
つのディストーションの演算を時分割に行なう。また、
2つのディストーションを加算することによりフレーム
のディストーションを求めて、フィールドおよびフレー
ムの動きベクトルをそれぞれ求めることにより、二つの
フィールドの動きベクトルおよびフレームの動きベクト
ルを同時に求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル動画像の情
報圧縮に適用される動きベクトル探索装置に係り、特
に、現画像の一部を構成する現符号化ブロックの画素デ
ータと前符号化画像上のサーチウィンドウ内の複数の候
補ブロックの画素データとに基づいて算出されたそれぞ
れのディストーションによって動きベクトルを探索する
動きベクトル探索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形、音声、映像などの異なる情
報をデジタルデータで表現し、これらのメディアを統合
して一元的に取り扱うマルチメディアが近年注目を浴び
ている。このマルチメディアをより効果的に実現するキ
ー・テクノロジーのひとつとして情報圧縮技術がある。
情報圧縮技術は、情報の冗長性に着目し、冗長な部分の
情報を削減することにより、情報量を少なくする技術で
あり、これにより大量の情報を効率的に処理し、蓄積
し、伝送することが可能となる。
【0003】各種のメディアの情報量には大きな差があ
り、とりわけ、動画像は膨大な情報量を有するため、大
幅な情報の圧縮が必要となる。情報の圧縮方法には各種
方式があり、これらの方式を組み合わせることにより、
大幅な圧縮を実現している。一般に、これらの圧縮機能
はLSI(Large scale integrated circuit)として提
供されている。
【0004】動画像情報の圧縮方式の一つとして、動画
像の一部を構成する2つの画面間の時間的な相関関係に
基づいて情報圧縮を行う方式が知られている。この圧縮
方式には、例えば、単純フレーム間予測符号化方式、動
き補償フレーム間予測符号化方式がある。ここで、フレ
ームとは、動画像を構成する1枚の画面を表す。以下、
単純フレーム間予測符号化方式および動き補償フレーム
間予測符号化方式について説明する。
【0005】図89は単純フレーム間予測符号化方式を
示す図である。単純フレーム間予測符号化方式において
は、互いに位置的に対応する現画像60の各画素データ
と前符号化画像260の各画素データとの差分値を算出
し、この差分値を適当な閾値と比較して、有意画素デー
タと非有意画素データとに識別する。有意画素データ
は、この差分値が閾値より大きい場合に相当し、前符号
化画像260から現画像60を予測する際に省略するこ
とのできないデータである。一方、非有意画素データ
は、この差分値が閾値以下の場合に相当し、前符号化画
像260から現画像60を予測する際に削減することが
可能なデータである。
【0006】なお、前符号化画像260は、現画像60
よりも過去の画像であっても、未来の画像であってもよ
いが、現画像60よりも時間的に先に符号化される画像
である。例えば、図89に示すように、前符号化画像2
60における人物像10が現画像60において右方向に
移動してる場合、有意画素データを示す領域は、2つの
有意画素領域20および21によって示される。有意画
素領域20に位置的に対応する現画像60上の画素デー
タは、この画素データと有意画素領域20との差分値お
よび有意画素領域20によって表すことができ、有意画
素領域21に位置的に対応する現画像60上の画素デー
タは、この画素データと有意画素領域21との差分値お
よび有意画素領域21によって表すことができる。残り
の非有意画素領域は、この非有意画素領域と位置的に対
応する前符号化画像260の画素データそのものによっ
て表すことができる。
【0007】単純フレーム間予測符号化方式では、有意
画素数が少ないほど予測の際に必要な差分値のデータ量
を少なくすることができるので、圧縮効率を向上するこ
とができる。また、閾値を高く設定することによって有
意画素の数を少なくして圧縮効率をさらに向上すること
もできるが、閾値を高くしすぎると、画像の動きがぎく
しゃくして不自然になったり、動くべき画像の一部が残
像として現れたりするため、画像品質が著しく劣化する
といった不具合が発生する。
【0008】このように、単純フレーム間予測符号化方
式では、現画像60を前符号化画像260の同一位置の
画素データに基づいて予測するので、現画像60と前符
号化画像260との間の画像上の変化が小さいときには
高い圧縮効率を実現することができるが、図89に示さ
れるように、画像の一部が画像上で大幅に移動するよう
な場合には、単純フレーム間予測符号化方式よりも次に
説明する動き補償フレーム間予測符号化方式を用いた方
が圧縮効率は高くなる。
【0009】動き補償フレーム間予測符号化方式では、
図90に示されるように、人物像10が移動した場合、
図90に示される動きベクトルMVを算出する。動きベ
クトルMVは、人物像10の移動方向および移動距離を
表し、この動きベクトルMVと前符号化画像260の人
物像10を形成する画素データとによって、現画像60
上の人物像10を予測する。この場合、有意画素領域は
領域20のみになる。したがって、動き補償フレーム間
予測符号化方式のほうが、有意画素数を大幅に少なくす
ることができるので、画像情報の圧縮効率を大幅に向上
することができる。
【0010】ところで、国際標準方式であるITU−T
(International telecommunication Union-Telecommun
ication Standardization Sector)H.261による動
き補償フレーム間予測方式では、まず、図91に示すよ
うに、現画像70を複数のブロックに分割し、その一つ
のブロック(以下、現符号化ブロックと呼ぶ)170に
類似した同一サイズの複数のブロック530(以下、候
補ブロックと呼ぶ)を含むサーチウィンドウ430を前
符号化画像270上で特定し、サーチウインド430内
に含まれる複数の候補ブロック530と現符号化ブロッ
ク170とのディストーションを算出する。
【0011】ここで、ディストーションとは、各候補ブ
ロック530と現符号化ブロック170との類似性を表
すものであり、各候補ブロック内の位置的に対応する画
素データの差分値をそれぞれ求め、これらの差分値が相
殺されないように絶対値演算または二乗演算によって正
数データに変換して累積した値で示される。次に、算出
されたディストーションの中から最小の値をもつディス
トーションを特定し、この最小ディストーションを有す
る候補ブロック530と現符号化ブロック170に基づ
いて動きベクトルMVが算出される。
【0012】さらに、現符号化ブロック170、サーチ
ウィンドウ430、候補ブロック530の関係について
説明する。図92(b)に示すように、現符号化ブロッ
ク170がN行M列の画素から構成され、図92(a)
に示すように、サーチウィンドウ430がH行L列の画
素から構成されるとすると、現符号化ブロック170に
類似した候補ブロック530は、サーチウィンドウ43
0内に(H−N+1)×(L−M+1)個存在する。
【0013】また、現符号化ブロック170の左上角の
画素データをa(0,0)で表わすとすると、サーチウ
ィンドウ430内でこの画素データa(0,0)に位置
的に対応する各候補ブロック530の画素の取り得る範
囲は、図92(a)の斜線領域で示される。現符号化ブ
ロック170内の画素データと各候補ブロック530内
の画素データとの位置的な対応関係を図93に示す。図
93に示すように、現符号化ブロック170内の画素デ
ータa(m,n)に位置的に対応する各候補ブロック5
30内の画素データは、サーチウィンドウ430内の画
素データb(l+m,h+n)で表される。ここで、h
およびlはサーチウィンドウ430内の各候補ブロック
530を特定する値であり、サーチウィンドウ430内
の画素データb(l,h)は候補ブロック530の左上
角の画素データであり、現符号化ブロック170の左上
角の画素データa(0,0)に位置的に対応する。
【0014】図92および図93に示された現符号化ブ
ロック170、サーチウィンドウ430および複数の候
補ブロック530において、現符号化ブロック170と
各候補ブロック530とのディストーションをD(l,
h)とすると、D(l,h)は以下の式により表され
る。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、‖‖はディストーションを演算す
るノルムを示し、d(m,n)は、 d(m,n)=b(l+m,h+n)−a(m,n) で表され、現符号化ブロック170の画素データおよび
位置的に対応する各候補ブロック530の画素データの
差分値である局所ディストーションを示している。ノル
ム演算は、一般に、絶対値演算および二乗演算が用いら
れるが、計算の複雑さと効率の点で絶対値演算が最も頻
繁に用いられる。
【0017】なお、動き補償フレーム間予測方式におい
て、現画像と前符号化画像をブロック単位で比較する方
法は、ブロック・マッチング法と呼ばれており、さら
に、サーチウィンドウ内に含まれる全ての候補ブロック
と現符号化ブロックとを比較する場合には、フル・サー
チ・ブロック・マッチング法(全点探索法)と呼ばれて
いる。
【0018】この全点探索法を用いて動きベクトルを求
める方法および装置として、例えば、特開平2−213
291号公報の二次元アニメート画像の連続画像を表す
データ信号を処理するための方法および回路が知られて
いる。この方法および回路においては、演算時間を短縮
するため、候補ブロックの数だけプロセッサエレメント
を配置して、プロセッサエレメントに供給されたサーチ
エリアのデータを全体として上方向、下方向および左方
向に切り換えてスキャニングを行うことでディストーシ
ョンを求めている。
【0019】すなわち、図94および図95に示すよう
に、lおよびhを l=0,1,2,3 h=0,1,2,3 で表すとすると、まず、各プロセッサエレメントにサー
チウィンドウの画素データが入力されるとともに、現符
号化ブロックの画素データa(0,0)が入力されたサ
イクル0では、各プロセッサエレメントでは、局所ディ
ストーション |b(l,h)−a(0,0)| の計算およびストアが行われる。
【0020】次のサイクル1では、サーチウィンドウの
各画素データを全体として上に移動するとともに、現符
号化ブロックの画素データa(0,1)が入力されるこ
とで局所ディストーション |b(l,h+1)−a(0,1)| の計算が行われ、さらに、サイクル0で計算された局所
ディストーションに加算されてストアされる。
【0021】次いで、サイクル2では、サーチウィンド
ウの各画素データを全体として左に移動するとともに、
現符号化ブロックの画素データa(1,1)が入力され
ることで局所ディストーション |b(l+1,h+1)−a(1,1)| の計算が行われ、さらに、サイクル1での演算結果に加
算されてストアされる。
【0022】次いで、サイクル3では、サーチウィンド
ウの各画素データを全体として下に移動するとともに、
現符号化ブロックの画素データa(1,0)が入力され
ることで局所ディストーション |b(l+1,h)−a(1,0)| の計算が行われ、さらに、サイクル2での演算結果に加
算されてストアされ、結果として9個の候補ブロックに
対応する各候補ブロックと現符号化ブロックとのディス
トーションが計算される。
【0023】次いで、この9個のディストーションの中
から検出された最小ディストーションに基づいて動きベ
クトルが求められる。また、国際標準ITU−TのH.
261およびISO/IEC11172−2では、順次
走査方式の画像の符号化のみを取り扱っていたのに対し
て、国際標準の暫定標準方式ISO/IEC13818
−2では、さらに、インタレース走査方式の画像の符号
化も取扱っている。
【0024】インタレース走査方式は、単純に順次1ラ
イン毎に垂直走査を行う順次走査方式に対して、所定の
走査ライン毎に飛び越して垂直走査を行い、飛び越した
走査ラインの本数に対応した走査回数によってフレーム
を構成するものである。例えば、2:1インタレース走
査方式は、1枚のフレームを奇数走査ラインからなるフ
ィールドと偶数走査ラインからなるフィールドとの2枚
のフィールドで構成し、まず一方のフィールドの走査を
行なってから他方のフィールドの走査を行うものであ
る。このインタレース走査方式は、信号帯域幅を節減
し、実質的に走査線数を減らすことなく、画面全体の走
査回数を多くして画像のちらつきを少なくするものであ
る。
【0025】インタレース走査方式の画像には、フレー
ムを符号化の単位とするフレーム構造とフィールドを符
号化の単位とするフィールド構造との両方が提供され、
さらに、予測方式には、フレーム予測方式とフィールド
予測方式とがある。ただし、フィールド構造の場合に
は、フレーム予測方式は使えない。以下、フレーム構造
におけるそれぞれの予測方式の例を説明する。
【0026】ここで、図96に示すように、現画像フレ
ーム600が奇数走査ラインからなる第1フィールド6
01および偶数走査ラインからなる第2フィールド60
2から構成され、前符号化フレーム700が奇数走査ラ
インからなる第1フィールド701および偶数走査ライ
ンからなる第2フィールド702から構成され、前符号
化画像フレーム700から現画像フレーム600を予測
するとする。また、図96に示すように、斜線で示され
た人物像11が画面の左下から右上の方向に移動してい
るとする。
【0027】フレーム構造におけるフィールド予測方式
は、前符号化画像フレーム700の第1フィールド70
1または第2フィールド702から現画像フレーム60
0の第1フィールド601を動きベクトルMV1によっ
て予測し、前符号化画像フレーム700の第1フィール
ド701または第2フィールド702から現画像フレー
ム600の第2フィールド602を動きベクトルMV2
によって予測し、この予測された2つのフィールドを合
成することによって前符号化画像フレーム700から現
画像フレーム600を予測する。
【0028】フレーム構造におけるフレーム予測方式
は、前符号化画像フレーム700から現画像フレーム6
00を動きベクトルMVによって予測する。結局、フレ
ーム構造では、フィールド予測方式による2本の動きベ
クトルMV1,MV2とフレーム予測方式による1本の
動きベクトルMVが求められる。すなわち、図97に示
すように、現画像を時間n、前符号化画像を時間(n−
1)とし、現画像および前符号化画像の奇数走査ライン
の各画素を白丸で表し、現画像および前符号化画像の偶
数走査ラインの各画素を黒丸で表し、垂直8画素の現画
像フレームブロック800が垂直4画素の現画像第1フ
ィールドブロック801と垂直4画素の現画像第2フィ
ールドブロック802からなるとすると、動きベクトル
MV1は、現画像第1フィールドブロック801を現符
号化ブロックとし、この現画像第1フィールドブロック
801の画素データと前符号化画像の第1フィールドま
たは第2フィールドの複数の第1フィールド候補ブロッ
ク901の画素データに基づいて求められ、動きベクト
ルMV2は、現画像第2フィールドブロック802を現
符号化ブロックとし、この現画像第2フィールドブロッ
ク802の画素データと前符号化画像の第1フィールド
または第2フィールドの複数の第2フィールド候補ブロ
ック902の画素データに基づいて求められ、動きベク
トルMVは、現画像フレームブロック800を現符号化
ブロックとし、現画像フレームブロック800の画素デ
ータと前符号化画像の複数のフレーム候補ブロック90
0の画素データに基づいて求められる。
【0029】さらに、動きベクトルを求める方法は、現
画像フレームブロック800内の現画像第1フィールド
ブロック801および第2フィールドブロック802に
対して、前符号化画像上の候補ブロックの取り方によっ
て同一パリティーフェーズおよび異パリティーフェーズ
に分けられる。図98に示すように、現画像を時間n、
前符号化画像を時間(n−1)とし、現画像および前符
号化画像の奇数走査ラインの各画素を白丸で表し、現画
像および前符号化画像の偶数走査ラインの各画素を黒丸
で表し、垂直8画素の現画像フレームブロック810が
垂直4画素の現画像第1フィールドブロック811と垂
直4画素の第2フィルドブロック812からなるとする
と、同一パリティーフェーズは、現画像第1フィールド
ブロック811の画素データと前符号化画像の第1フィ
ールドの複数の候補ブロック911の画素データに基づ
いて動きベクトルMV11を求めるとともに、現画像第
2フィールドブロック812の画素データと前符号化画
像の第2フィールドの複数の候補ブロック912の画素
データに基づいて動きベクトルMV21を求め、現画像
フレームブロック810の画素データと第1フィールド
候補ブロック911および第2フィールド候補ブロック
912を含む複数のフレーム候補ブロック910の画素
データに基づいて動きベクトルを求めるものである。
【0030】一方、異パリティーフェーズは、現画像第
1フィールドブロック811の画素データと前符号化画
像の第2フィールドの複数の第2フィールド候補ブロッ
ク922の画素データに基づいて動きベクトルMV12
を求めるとともに、現画像第2フィールドブロック81
2の画素データと前符号化画像の第1フィールドの複数
の第1フィールド候補ブロック921の画素データに基
づいて動きベクトルMV22を求め、現画像フレームブ
ロック810の画素データと第1フィールド候補ブロッ
ク921および第2フィールド候補ブロック922を含
む複数のフレーム候補ブロック920の画素データに基
づいて動きベクトルを求めるものである。
【0031】最終的には、これらの動きベクトルの中か
らフィールド予測方式による2本の動きベクトルMV
1,MV2とフレーム予測方式による1本の動きベクト
ルMVが選択される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動きベクトル探索装置にあっては、現画像フレームブロ
ック800、現画像第1フィールドブロック801およ
び現画像第2フィールドブロック802のそれぞれの動
きベクトルMV,MV1,MV2を同時に求めようとす
るとき、現画像フレームの動きベクトルを求めるフレー
ム動きベクトル探索装置と現画像の第1フィールドの動
きベクトルを求める第1フィールド動きベクトル探索装
置と現画像の第2フィールドの動きベクトルを求める第
2フィールド動きベクトル探索装置との3つの回路を構
成し、並列動作によって、フレーム動きベクトル探索装
置においてフレームの現符号化ブロックに対応する複数
のディストーションを算出すると同時に、第1フィール
ド動きベクトル探索装置において第1フィールドの現符
号化ブロックに対応する複数のディストーションを算出
し、第2フィールド動きベクトル探索装置において第2
フィールドの現符号化ブロックに対応するディストーシ
ョンを算出するため、回路規模が大きくなってしまうと
いった問題があった。
【0033】また、フレームの動きベクトルを求める動
作と第1フィールドの動きベクトルを求める動作と第2
フィールドの動きベクトルを求める動作とを並列に処理
するため、フレーム、第1フィールドおよび第2フィー
ルドのそれぞれの画素データを並列して読み出す信号バ
ンド幅、並びに、サーチウィンドウのフレーム、第1フ
ィールドおよび第2フィールドのそれぞれの画素データ
を並列して読み出す信号バンド幅が必要となるため、回
路が複雑になってしまうといった問題があった。
【0034】また、従来の動きベクトル探索装置にあっ
ては、回路規模を小さくするため、現画像の一方のフィ
ールドの動きベクトルを求めるフィールド動きベクトル
探索装置を構成し、まず、現画像の第1フィールドの動
きベクトルを求め、次いで、現画像の第2フィールドの
動きベクトルを求め、さらに、現画像フレームの動きベ
クトルを求めていた。
【0035】しかしながら、最適な動きベクトルを求め
るために、第1フィールドの動きベクトルを求めるとき
に算出された第1フィールドのディストーションをメモ
リに記憶しておき、次いで、第2フィールドの動きベク
トルを求めるときに算出された第2フィールドのディス
トーションをメモリに記憶しておき、フレームのディス
トーションが算出されたときに、メモリから第1フィー
ルドおよび第2フィールドのディストーションを一々読
み出し、最適な動きベクトルを求めるので、第1フィー
ルドのディストーションおよび第2フィールドのディス
トーションを記憶するメモリを構成して回路規模が大き
くなってしまうとともに、処理が複雑になってしまうと
いった問題があった。
【0036】さらに、従来の全点探索法を適用した動き
ベクトル探索装置にあっては、サーチウィンドウ内の候
補ブロックの数に応じてディストーションを算出するプ
ロセッサエレメントを回路上に配置する必要があるの
で、広い探索範囲を設定して動きベクトルを探索したい
場合には、プロセッサエレメントの数が膨大となってし
まい、回路が非常に複雑になってしまうといった問題が
あった。
【0037】ところで、例えば図97に示された現画像
フレームブロック800の動きベクトルMVは、現画像
フレームブロック800をそれぞれ現符号化ブロックと
し、この現画像フレームブロック800の画素データと
前符号化画像の複数の候補ブロック900の画素データ
に基づいて求めることができるが、現画像第1フィール
ドブロック801および現画像第2フィールドブロック
802のそれぞれの動きベクトルMV1,MV2を求め
るときに算出された第1フィールドの複数のディストー
ションと第2フィールドの複数のディストーションとを
複数の候補ブロック900に対応するように加算された
複数のディストーションに基づいて求めることができ
る。
【0038】そこで、本発明は、現符号化ブロックの画
素データと位置的に対応するサーチウィンドウの画素デ
ータに基づいてディストーションを算出するプロセッサ
エレメントにフリップフロップ回路を追加するだけで、
第1フィールドの複数のディストーションと第2フィー
ルドの複数のディストーションを時分割処理で算出し、
それぞれのディストーションを加算することによりフレ
ームのディストーションを求め、フレーム動きベクトル
を算出することによって、回路を簡素化し、かつ、回路
規模を小さくすることができる動きベクトル探索装置を
提供することを目的とする。
【0039】また、本発明は、図94および図95に示
された上方向、下方向および左方向にサーチウィンドウ
内の画素データを転送して保持する画素データ転送保持
機能および転送されたサーチウィンドウの画素データと
現符号化ブロックの画素データとに基づいてディストー
ションを算出するディストーション算出機能の2つの機
能を有するプロセッサエレメントに対して、画素データ
転送保持機能のみを有する中間レジスタを設け、必要な
候補ブロック数に応じたプロセッサエレメントを設ける
とともにプロセッサエレメントおよび中間レジスタの総
数がサーチウィンドウの画素数に対応するように中間レ
ジスタを各プロセッサエレメントの間に配置すること
で、プロセッサエレメントの数を増やすことなく、簡略
的な探索方法により探索範囲を広くすることができる動
きベクトル探索装置を提供することを目的とする。
【0040】さらに、転送方向を上下方向に行なってい
たものをプロセッサエレメントの列に応じて上方向また
は下方向のどちらかに決定することにより、転送バスの
数を削減することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インタレース走査方式の動画像を部分的に構成する現画
像フレームを、前記動画像を部分的に構成する参照画像
フレームに基づいて予測するのに用いられる複数の動き
ベクトルを探索する動きベクトル探索装置であり、前記
現画像フレームが、現画像第1フィールドおよび現画像
第2フィールドからなるとともに、画素データをそれぞ
れ有する複数の画素により表わされる現画像フレームブ
ロックを含み、該現画像フレームブロックが、前記現画
像第1フィールドを部分的に構成する現画像第1フィー
ルドブロックおよび前記現画像第2フィールドを部分的
に構成する現画像第2フィールドブロックからなり、前
記参照画像フレームが、参照画像第1フィールドおよび
参照画像第2フィールドからなるとともに、画素データ
をそれぞれ有する複数の画素により表わされるサーチウ
インドウを含み、該サーチウインドウが、複数のフレー
ム候補ブロックを含み、該フレーム候補ブロックが、前
記参照画像第1フィールドを部分的に構成する第1フィ
ールド候補ブロックおよび前記参照画像第2フィールド
を部分的に構成する第2フィールド候補ブロックからな
り、現画像フレームブロックと各フレーム候補ブロック
が同一サイズであり、現画像フレームブロックの現画像
第1フィールドブロックおよび現画像第2フィールドブ
ロックのそれぞれが、各フレーム候補ブロックの第1フ
ィールド候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロッ
クのそれぞれと同一サイズであり、前記複数の動きベク
トルが、前記現画像フレームブロックと該現画像フレー
ムブロックに最も類似したフレーム候補ブロックとの変
位を表わすフレーム動きベクトルと、現画像第1フィー
ルドブロックと該現画像第1フィールドブロックに最も
類似した第1フィールド候補ブロックとの変位を表わす
第1フィールド動きベクトルと、現画像第2フィールド
ブロックと該現画像第2フィールドブロックに最も類似
した第2フィールド候補ブロックとの変位を表わす第2
フィールド動きベクトルと、を含む動きベクトル探索装
置であって、前記サーチウインドウの画素データを出力
するサーチウインドウデータ出力手段と、前記フレーム
候補ブロックの数より多い複数のレジスタユニットを有
し、前記サーチウインドウデータ出力手段からサーチウ
インドウの画素データを入力し、入力された画素データ
を前記レジスタユニット間で繰り返し転送させ、各レジ
スタユニットに保持させるサーチウインドウデータ転送
保持手段と、現画像フレームブロックの画素データを出
力する現画像ブロックデータ出力手段と、前記フレーム
候補ブロックと同数の演算器を有し、サーチウインドウ
データ転送保持手段のフレーム候補ブロックと同数のレ
ジスタユニットのそれぞれに保持されたサーチウインド
ウの画素データを各演算器に入力するとともに、現画像
ブロックデータ出力手段から現画像フレームブロックの
画素データを各演算器に入力し、各演算器に、現画像第
1フィールドブロックと各第1フィールド候補ブロック
との差を表わす第1フィールドブロックディストーショ
ンおよび現画像第2フィールドブロックと各第2フィー
ルド候補ブロックとの差を表わす第2フィールドブロッ
クディストーションを時分割演算させるフィールドブロ
ックディストーション算出手段と、該フィールドブロッ
クディストーション算出手段により算出された各第1フ
ィールドブロックディストーションおよび各第2フィー
ルドブロックディストーションを加算することにより、
現画像フレームブロックと各フレーム候補ブロックとの
差を表わすフレームブロックディストーションを算出す
るフレームブロックディストーション算出手段と、フィ
ールドブロックディストーション算出手段により算出さ
れた第1フィールドブロックディストーションのうちの
最小の第1フィールドブロックディストーションを検出
して、該最小の第1フィールドブロックディストーショ
ンに対応する第1フィールド候補ブロック、並びに、フ
ィールドブロックディストーション算出手段により算出
された第2フィールドブロックディストーションのうち
の最小の第2フィールドブロックディストーションを検
出して、該最小の第2フィールドブロックディストーシ
ョンに対応する第2フィールド候補ブロックを特定する
フィールドブロック特定手段と、フレームブロックディ
ストーション算出手段により算出されたフレームブロッ
クディストーションのうちの最小のフレームブロックデ
ィストーションを検出して、該最小のフレームブロック
ディストーションに対応するフレーム候補ブロックを特
定するフレームブロック特定手段と、を有することを特
徴とする。
【0042】請求項2記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記サーチウインドウデ
ータ転送保持手段の各レジスタユニットが、入力端子お
よび出力端子を有し、他のレジスタユニットから画素デ
ータを入力端子を通して入力して出力端子を通して出力
する第1フリップフロップと、入力端子および出力端子
を有し、第1フリップロップから画素データを入力端子
を通して入力して出力端子を通して他のレジスタユニッ
トに画素データを出力する第2フリップフロップと、か
らなり、前記フィールドブロックディストーション算出
手段の各演算器が、前記レジスタユニットの第2フリッ
プフロップから画素データを入力して、互いに位置的に
対応する現画像第1フィールドブロックの画素データと
第1フィールド候補ブロックの画素データとの差を表わ
す第1局所ディストーション、並びに、互いに位置的に
対応する現画像第2フィールドブロックの画素データと
第2フィールド候補ブロックの画素データとの差を表わ
す第2局所ディストーションを算出する局所ディストー
ション算出ユニットと、局所ディストーション算出ユニ
ットにより算出された第1フィールド候補ブロックに対
応する第1局所ディストーションの総和を算出して、前
記第1フィールドブロックディストーションを算出する
とともに、局所ディストーション算出ユニットにより算
出された第2フィールド候補ブロックに対応する第2局
所ディストーションの総和を算出して、前記第2フィー
ルドブロックディストーションを算出する局所ディスト
ーション総和ユニットと、を有し、該局所ディストーシ
ョン総和ユニットが、第1、第2入力端子および出力端
子を有し、第1および第2入力端子に入力されたデータ
を加算し、出力端子を通して出力する加算器と、入力端
子および出力端子を有し、加算器からデータを入力端子
を通して入力して、出力端子を通して出力する第1フリ
ップフロップと、入力端子および出力端子を有し、第1
フリップフロップからデータを入力端子を通して入力し
て出力端子を通して出力する第2フリップフロップと、
を有し、局所ディストーション総和ユニットの加算器
が、局所ディストーション算出ユニットから第1および
第2局所ディストーションを第1入力端子を通して入力
するとともに、局所ディストーション総和ユニットの第
2フリップフロップからデータを第2入力端子を通して
入力し、全ての前記レジスタユニットの第1および第2
フリップフロップ、並びに、全ての前記局所ディストー
ション総和ユニットの第1および第2フリップフロップ
が、同じクロックパルスにより動作することを特徴とす
る。
【0043】請求項3記載の発明は、請求項2記載の動
きベクトル探索装置において、前記フィールドブロック
ディストーション算出手段の各演算器が、局所ディスト
ーション総和ユニットにより算出された第1および第2
フィールドブロックディストーションをそれぞれフレー
ムブロックディストーション算出手段に転送するととも
に、フィールドブロック特定手段に転送するディストー
ション転送ユニットを有し、該ディストーション転送ユ
ニットが、入力端子および出力端子を有して、局所ディ
ストーション総和ユニットにより算出された第1および
第2フィールドブロックディストーションを入力端子を
通して入力して、出力端子を通して出力する第1フリッ
プフロップと、入力端子および出力端子を有して、第1
フリップフロップから第1および第2フィールドブロッ
クディストーションを入力端子を通して入力して、フレ
ームブロックディストーション算出手段に出力端子を通
して出力するとともに、フィールドブロック特定手段に
出力端子を通して出力する第2フリップフロップと、を
有し、全ての前記レジスタユニットの第1および第2フ
リップフロップ、全ての前記局所ディストーション総和
ユニットの第1および第2フリップフロップ、並びに、
全ての前記ディストーション転送ユニットの第1および
第2フリップフロップが、同じクロックパルスにより動
作することを特徴とする。
【0044】請求項4記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記フレームブロックデ
ィストーション算出手段が、前記サーチウインドウ内で
垂直方向に並んだフレーム候補ブロックと同数設けら
れ、フィールドブロックディストーション算出手段か
ら、該フレーム候補ブロックの第1フィールド候補ブロ
ックに対応する第1フィールドブロックディストーショ
ンをそれぞれ入力して、同時に保持するフリップフロッ
プと、該フリップフロップと同数設けられ、サーチウイ
ンドウ内で垂直方向に並んだフレーム候補ブロックの第
2フィールド候補ブロックに対応する第2フィールドブ
ロックディストーションをそれぞれ入力するとともに、
フレームブロックディストーション算出手段の各フリッ
プフロップに保持された第1フィールドブロックディス
トーションを入力して、入力された第1フィールドディ
ストーションと第2フィールドディストーションを加算
して、フレームブロックディストーションを算出する加
算器と、を有することを特徴とする。
【0045】請求項5記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記フレームブロックデ
ィストーション算出手段が、前記サーチウインドウ内で
水平方向に並んだフレーム候補ブロックと同数設けら
れ、フィールドブロックディストーション算出手段か
ら、該フレーム候補ブロックの第1フィールド候補ブロ
ックに対応する第1フィールドブロックディストーショ
ンをそれぞれ入力して、同時に保持するフリップフロッ
プと、該フリップフロップと同数設けられ、サーチウイ
ンドウ内で水平方向に並んだフレーム候補ブロックの第
2フィールド候補ブロックに対応する第2フィールドブ
ロックディストーションをそれぞれ入力するとともに、
フレームブロックディストーション算出手段の各フリッ
プフロップに保持された第1フィールドブロックディス
トーションを入力して、入力された第1フィールドディ
ストーションと第2フィールドディストーションを加算
して、フレームブロックディストーションを算出する加
算器と、を有することを特徴とする。
【0046】請求項6記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記フィールドブロック
特定手段が、フィールドブロックディストーション算出
手段から、前記サーチウインドウ内で垂直方向に一列に
並んだ第1フィールド候補ブロックに対応する第1フィ
ールドブロックディストーションを、最も外側の列から
同時に入力するとともに、次いで、前記サーチウインド
ウ内で垂直方向に一列に並んだ第2フィールド候補ブロ
ックに対応する第2フィールドディストーションを、最
も外側の列から同時に入力し、サーチウインドウ内の全
ての第1および第2フィールドブロックディストーショ
ンが入力されるまで、前記入力動作を繰り返し、第1フ
ィールドブロックディストーションのうちの最小の第1
フィールドブロックディストーション、並びに、第2フ
ィールドブロックディストーションのうちの最小の第2
フィールドブロックディストーションを検出することを
特徴とする。
【0047】請求項7記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記フィールドブロック
特定手段が、フィールドブロックディストーション算出
手段から、前記サーチウインドウ内で水平方向に一列に
並んだ第1フィールド候補ブロックに対応する第1フィ
ールドブロックディストーションを、最も外側の列から
同時に入力するとともに、次いで、前記サーチウインド
ウ内で水平方向に一列に並んだ第2フィールド候補ブロ
ックに対応する第2フィールドディストーションを、最
も外側の列から同時に入力し、サーチウインドウ内の全
ての第1および第2フィールドブロックディストーショ
ンが入力されるまで、前記入力動作を繰り返し、第1フ
ィールドブロックディストーションのうちの最小の第1
フィールドブロックディストーション、並びに、第2フ
ィールドブロックディストーションのうちの最小の第2
フィールドブロックディストーションを検出することを
特徴とする。
【0048】請求項8記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記現画像フレームおよ
び前記参照画像フレームのそれぞれの第1フィールド
が、符号化フレームのライン数を数えたときに奇数ライ
ンから構成される奇数フィールドからなるとともに、前
記現画像フレームおよび前記参照画像フレームのそれぞ
れの第2フィールドが、符号化フレームのライン数を数
えたときに偶数ラインから構成される偶数フィールドか
らなることを特徴とする。
【0049】請求項9記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記現画像フレームの第
1フィールドが、符号化フレームのライン数を数えたと
きに奇数ラインから構成される奇数フィールドからな
り、前記参照画像フレームの第1フィールドが、符号化
フレームのライン数を数えたときに偶数ラインから構成
される偶数フィールドからなるとともに、前記現画像フ
レームの第2フィールドが、偶数フィールドからなり、
前記参照画像フレームの第2フィールドが、奇数フィー
ルドからなることを特徴とする。
【0050】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索装置において、H、L、NおよびMを
自然数とし、前記現画像フレームブロックが、(N×
2)行M列の画素からなり、該現画像フレームブロック
の前記現画像第1フィールドブロックが、N行M列の画
素からなり、前記現画像第2フィールドブロックが、N
行M列の画素からなるとともに、前記サーチウインドウ
が、(H×2)行L列の画素からなり、該サーチウイン
ドウの前記フレーム候補ブロックが、(N×2)行M列
画素からなり、該フレーム候補ブロックの前記第1フィ
ールド候補ブロックが、N行M列の画素からなり、前記
第2フィールド候補ブロックが、N行M列の画素からな
る動きベクトル探索装置であって、前記サーチウインド
ウデータ転送保持手段の複数のレジスタユニットが、
(H−N+2)行(L−M+2)列のマトリックス状に
想像上配置されるものとし、1行目から(H−N+1)
行目までの1列目から(L−M+1)行目の{(H−N
+1)×(L−M+1)}個のレジスタユニットを転送
レジスタユニットとし、(H−N+2)行目の1列目か
ら(L−M+1)列目の(L−M+1)個のレジスタユ
ニットをサイドレジスタユニットとし、(L−M+2)
列目の全てのレジスタユニットを入力レジスタユニット
とするとき、nを(H−N+1)以下の自然数、mを
(L−M+1)以下の自然数とし、(L−M+1)列目
の各転送レジスタユニットと(L−M+1)列目のサイ
ドレジスタユニットとに、各入力レジスタユニットから
互いに異なる第1フィールド候補ブロックの1画素分の
画素データを転送させ、互いに異なる第2フィールド候
補ブロックの1画素分の画素データを続けて転送させる
第1転送制御手段と、該第1転送制御手段による画素デ
ータの転送動作に同期して、2列目以降のm列目の各転
送レジスタユニットから(m−1)列目の各転送レジス
タユニットに、並びに、2列目以降のm列目のサイドレ
ジスタユニットから(m−1)列目のサイドユニット
に、第1フィールド候補ブロックの1画素分の画素デー
タを転送させ、第2フィールド候補ブロックの1画素分
の画素データを続けて転送させる第2転送制御手段と、
演算器に接続された転送レジスタユニットを含む列のみ
の列数をカウントしたときの奇数番目の列を奇数列、偶
数番目の列を偶数列と呼ぶものとして、該第2転送制御
手段による画素データの転送動作の後、奇数列のサイド
レジスタユニットから同列の1行目の転送レジスタユニ
ットに、奇数列の1行目から(H−N)行目までのn行
目の転送レジスタユニットから同列の(n+1)行目の
転送レジスタユニットに、並びに、奇数列の(H−N+
1)行目の転送レジスタユニットから同列のサイドレジ
スタユニットに、第1フィールド候補ブロックの1画素
分の画素データを転送させ、第2フィールド候補ブロッ
クの1画素分の画素データを続けて転送させる第3転送
制御手段と、該第3転送制御手段による画素データの転
送動作に同期して、偶数列のサイドレジスタユニットか
ら同列の(H−N+1)行目の転送レジスタユニット
に、偶数列の(H−N+1)行目から2行目までのn行
目のレジスタユニットから同列の(n−1)行目の転送
レジスタユニットに、並びに、偶数列の1行目の転送レ
ジスタユニットから同列のサイドレジスタユニットに、
第1フィールド候補ブロックの1画素分の画素データを
転送させ、第2フィールド候補ブロックの1画素分の画
素データを続けて転送させる第4転送制御手段と、第1
転送制御手段による画素データの転送動作から第4転送
制御手段による画素データの転送動作までを繰り返させ
る第5転送制御手段と、n行目の転送レジスタユニット
に接続された演算器をn行目の演算器、m列目の転送レ
ジスタユニットに接続された演算器をm列目の演算器と
呼ぶとすると、1列目の演算器に前記第1フィールド候
補ブロックの画素データが初めて転送されるタイミング
に同期して、奇数列の各演算器に前記現画像第1フィー
ルドブロックの1画素分の画素データを入力し、1列目
の演算器に前記第2フィールド候補ブロックの画素デー
タが初めて転送されるタイミングに同期して、奇数列の
各演算器に前記現画像第2フィールドブロックの1画素
分の画素データを入力し、以後、第2転送制御手段およ
び第3転送制御手段による画素データの転送タイミング
に同期して奇数列の各演算器に、前記現画像第1フィー
ルドブロックおよび現画像第2フィールドブロックの全
ての画素データが入力されるまで、現画像ブロックデー
タ出力ユニットから1画素分づつ続けて画素データを転
送させる第6転送制御手段と、1列目の演算器に前記第
1フィールド候補ブロックの画素データが初めて転送さ
れるタイミングに同期して、偶数列の各演算器に、前記
第6転送制御手段により奇数列の各演算器に最初に入力
された画素データとは異なる前記現画像第1フィールド
ブロックの1画素分の画素データを入力し、1列目の演
算器に前記第2フィールド候補ブロックの画素データが
初めて転送されるタイミングに同期して、偶数列の各演
算器に、前記第6転送制御手段により奇数列の各演算器
に最初に入力された画素データとは異なる前記現画像第
2フィールドブロックの1画素分の画素データを入力
し、以後、第2転送制御手段および第4転送制御手段に
よる画素データの転送タイミングに同期して偶数列の各
演算器に、前記現画像第1フィールドブロックおよび現
画像第2フィールドブロックの全ての画素データが入力
されるまで、現画像ブロックデータ出力ユニットから1
画素分づつ続けて画素データを転送させる第7転送制御
手段と、前記各演算器に、第6転送制御手段および第7
転送制御手段により入力された現画像第1フィールドブ
ロックの画素データと第6転送制御手段および第7転送
制御手段による画素データの転送タイミングに同期して
入力された第1フィールド候補ブロックの画素データと
に基づいて、前記各第1フィールドブロックディストー
ションを算出させるとともに、第6転送制御手段および
第7転送制御手段により入力された現画像第2フィール
ドブロックの画素データと第6転送制御手段および第7
転送制御手段による画素データの転送タイミングに同期
して入力された第2フィールド候補ブロックの画素デー
タとに基づいて、前記各第2フィールドブロックディス
トーションを算出させるディストーション算出制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0051】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記レジスタユニッ
トの各転送レジスタユニット、サイドレジスタユニット
および入力レジスタユニットが、入力端子および出力端
子を有し、画素データを入力端子を通して入力して出力
端子を通して出力する第1フリップフロップと、入力端
子および出力端子を有し、第1フリップフロップから画
素データを入力端子を通して入力して出力端子を通して
出力する第2フリップフロップと、を有することを特徴
とする。
【0052】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記フィールドブロ
ックディストーション算出手段が、{(H−N+1)×
(L−M+1)}個の演算器からなることを特徴とす
る。請求項13記載の発明は、請求項10記載の動きベ
クトル探索装置において、前記サイドレジスタユニット
が、各列の1行目の転送レジスタユニットに電気的に接
続された第1サイドレジスタグループと、各列の(H−
N+1)行目の転送レジスタユニットに電気的に接続さ
れた第2サイドレジスタグループに分類され、第1サイ
ドレジスタグループの各サイドレジスタユニットが、画
素データを入力して一時的に保持し出力する直列に互い
に電気的に接続された(N−1)個のレジスタからな
り、第2サイドレジスタグループの各サイドレジスタユ
ニットが、画素データを入力して一時的に保持し出力す
る直列に互いに電気的に接続された(N−1)個のレジ
スタからなることを特徴とする。
【0053】請求項14記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記各サイドレジス
タユニットが、画素データを入力して一時的に保持し出
力する直列に互いに電気的に接続された(N−1)個の
レジスタからなることを特徴とする。請求項15記載の
発明は、請求項10記載の動きベクトル探索装置におい
て、前記現画像ブロックデータ出力手段が、現画像第1
フィールドブロックおよび現画像第2フィールドブロッ
ク内の各列の画素データをそれぞれ第1行目から第N行
目まで昇順に入力する動作を、第1列から第M列まで昇
順に実行し、入力した現画像第1フィールドブロックお
よび現画像第2フィールドブロックの各列の画素データ
をそれぞれ行の昇順に出力する動作を列の昇順に実行す
ると同時に、各列の画素データを行の降順に出力する動
作を列の昇順に実行することを特徴とする。
【0054】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の動きベクトル探索装置において、前記現画像ブロック
データ出力手段が、直列に互いに電気的に接続された
(N+1)個のレジスタユニットを有する第1現画像ブ
ロックデータ出力ユニットと、直列に互いに電気的に接
続されたN個のレジスタユニットを有する第2現画像ブ
ロックデータ出力ユニットと、からなり、第1現画像ブ
ロックデータ出力ユニットのレジスタユニットのうちの
一端のレジスタユニットの出力端子が偶数列の各演算器
に電気的に接続され、第1現画像ブロックデータ出力ユ
ニットの他のレジスタユニットの出力端子が第2現画像
ブロックデータ出力ユニットの各レジスタユニットの入
力端子に電気的に接続され、第2現画像ブロックデータ
出力ユニットのレジスタユニットのうちの一端のレジス
タユニットの出力端子が奇数列の各演算器に電気的に接
続され、第1現画像ブロックデータ出力ユニットの出力
端子から現画像第1フィールドブロックおよび現画像第
2フィールドブロック内の各列の画素データを行の昇順
に出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、第2現
画像ブロックデータ出力ユニットの出力端子から現画像
第1フィールドブロックおよび現画像第2フィールドブ
ロック内の各列の画素データを行の降順に出力する動作
を列の昇順に実行することを特徴とする。
【0055】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の動きベクトル探索装置において、前記第1現画像ブロ
ックデータ出力ユニットおよび前記第2現画像ブロック
データ出力ユニットの各レジスタユニットが、入力端子
および出力端子を有し、画素データを入力端子を通して
入力して出力端子を通して出力する第1フリップフロッ
プと、入力端子および出力端子を有し、第1フリップフ
ロップから画素データを入力端子を通して入力して出力
端子を通して出力する第2フリップフロップと、を有す
ることを特徴とする。
【0056】請求項18記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記フィールドブロ
ックディストーション算出手段の各演算器と、該演算器
と同数のサーチウインドウデータ転送保持手段の前記各
転送レジスタユニットとによって、それぞれプロセッサ
エレメントが構成されることを特徴とする。請求項19
記載の発明は、請求項10記載の動きベクトル探索装置
において、前記フィールドブロックディストーション算
出手段の各演算器が転送レジスタユニットに接続され、
それぞれに接続されている各転送レジスタユニットとと
もにマトリックス状に配置されるものとするとき、それ
ぞれの行の一端に位置する演算器が、前記フレームブロ
ックディストーション算出手段および前記フィールドブ
ロック特定手段に第1フィールドブロックディストーシ
ョンを出力するとともに、第2フィールドブロックディ
ストーションを出力し、各演算器が第1フィールドブロ
ックディストーションおよび第2フィールドブロックデ
ィストーションの算出を終了した後、フレームブロック
ディストーション算出手段およびフィールドブロック特
定手段に各ディストーションを出力する各演算器からフ
レームブロックディストーション算出手段およびフィー
ルドブロック特定手段にディストーションを転送すると
ともに、フレームブロックディストーション算出手段お
よびフィールドブロック特定手段に各ディストーション
を出力する各演算器に向けてその他の各演算器から、そ
れぞれ隣の列の各演算器に各ディストーションを転送さ
せ、さらに、全ての演算器で算出されたディストーショ
ンがフレームブロックディストーション算出手段および
フィールドブロック特定手段に転送されるまで、前記デ
ィストーションの転送動作を繰り返すことを特徴とす
る。
【0057】請求項20記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記フィールドブロ
ックディストーション算出手段の各演算器が転送レジス
タユニットに接続され、それぞれに接続されている各転
送レジスタユニットとともにマトリックス状に配置され
るものとするとき、それぞれの列の一端に位置する演算
器が、前記フレームブロックディストーション算出手段
および前記フィールドブロック特定手段に第1フィール
ドブロックディストーションを出力するとともに、第2
フィールドブロックディストーションを出力し、各演算
器が第1フィールドブロックディストーションおよび第
2フィールドブロックディストーションの算出を終了し
た後、フレームブロックディストーション算出手段およ
びフィールドブロック特定手段に各ディストーションを
出力する各演算器からフレームブロックディストーショ
ン算出手段およびフィールドブロック特定手段にディス
トーションを転送するとともに、フレームブロックディ
ストーション算出手段およびフィールドブロック特定手
段に各ディストーションを出力する各演算器に向けてそ
の他の各演算器から、それぞれ隣の行の各演算器に各デ
ィストーションを転送させ、さらに、全ての演算器で算
出されたディストーションがフレームブロックディスト
ーション算出手段およびフィールドブロック特定手段に
転送されるまで、前記ディストーションの転送動作を繰
り返すことを特徴とする。
【0058】請求項21記載の発明は、請求項10記載
の動きベクトル探索装置において、前記現画像フレーム
ブロックを第1現画像フレームブロックと呼ぶととも
に、前記サーチウインドウを第1サーチウインドウと呼
び、該第1現画像フレームブロックに対して列方向に隣
接するもう一つの現画像フレームブロックを第2現画像
フレームブロックと呼ぶとともに、該第1サーチウイン
ドウからM画素分だけ列方向にずれたもう一つのサーチ
ウインドウを第2サーチウインドウと呼ぶとするとき、
前記サーチウインドウデータ出力手段が、第1サーチウ
インドウの範囲を越えて、第2サーチウインドウの範囲
の画素データまで入力レジスタユニットに出力させると
ともに、現画像ブロックデータ出力手段が、第1現画像
フレームブロックの画素データを転送後、第1現画像フ
レームブロックを、第2現画像フレームブロックに置き
換えて、第2現画像フレームブロックの画素データを転
送させる前記第6転送制御手段および第7転送制御手段
を繰り返し動作させ、前記フィールドブロックディスト
ーション算出手段による前記第2サーチウインドウに対
応するディストーションの算出が終了する前に、前記第
1サーチウインドウに対応するディストーションの転送
動作が終了することを特徴とする。
【0059】
【作用】請求項1記載の発明では、サーチウインドウデ
ータ出力手段によって、サーチウインドウの画素データ
が出力される。次に、サーチウインドウデータ転送保持
手段によって、前記サーチウインドウデータ出力手段か
らサーチウインドウの画素データを入力し、入力された
画素データをレジスタユニット間で繰り返し転送させ、
各レジスタユニットに保持される。
【0060】また、現画像ブロックデータ出力手段によ
って、現画像フレームブロックの画素データが出力され
る。次に、フィールドブロックディストーション算出手
段によって、サーチウインドウデータ転送保持手段のフ
レーム候補ブロックと同数のレジスタユニットのそれぞ
れに保持されたサーチウインドウの画素データを各演算
器に入力させるとともに、現画像ブロックデータ出力手
段から現画像フレームブロックの画素データを各演算器
に入力させ、各演算器に、現画像第1フィールドブロッ
クと各第1フィールド候補ブロックとの差を表わす第1
フィールドブロックディストーションおよび現画像第2
フィールドブロックと各第2フィールド候補ブロックと
の差を表わす第2フィールドブロックディストーション
を時分割演算させる。
【0061】次に、フレームブロックディストーション
算出手段によって、該フィールドブロックディストーシ
ョン算出手段により算出された各第1フィールドブロッ
クディストーションおよび各第2フィールドブロックデ
ィストーションを加算させることにより、現画像フレー
ムブロックと各フレーム候補ブロックとの差を表わすフ
レームブロックディストーションを算出させる。
【0062】また、フィールドブロック特定手段によっ
て、フィールドブロックディストーション算出手段によ
り算出された第1フィールドブロックディストーション
のうちの最小の第1フィールドブロックディストーショ
ンを検出して、該最小の第1フィールドブロックディス
トーションに対応する第1フィールド候補ブロック、並
びに、フィールドブロックディストーション算出手段に
より算出された第2フィールドブロックディストーショ
ンのうちの最小の第2フィールドブロックディストーシ
ョンを検出して、該最小の第2フィールドブロックディ
ストーションに対応する第2フィールド候補ブロックを
特定させる。
【0063】次に、フレームブロック特定手段によっ
て、フレームブロックディストーション算出手段により
算出されたフレームブロックディストーションのうちの
最小のフレームブロックディストーションを検出して、
該最小のフレームブロックディストーションに対応する
フレーム候補ブロックを特定させる。このため、従来、
現画像の第1フィールド動きベクトルを求める第1フィ
ールド動きベクトル探索装置と現画像の第2フィールド
動きベクトルを求める第2フィールド動きベクトル探索
装置との2つの回路を並列動作させることによってそれ
ぞれの動きベクトルを求めていたのに対して、フィール
ドブロックディストーション算出手段によって、フレー
ム候補ブロックの数と同数の演算器によって第1フィー
ルドブロックディストーションおよび第2フィールドブ
ロックディストーションを時分割演算で算出することが
できるので、回路規模を半減することができる。
【0064】また、回路規模を小さくするために、ま
ず、第1フィールドブロックディストーションを算出し
てメモリに記憶しておき、次いで、第2フィールドブロ
ックディストーションを算出したとき、メモリから第1
フィールドブロックディストーションを一々読み出し、
フレームブロックディストーションを算出する従来の動
きベクトル探索装置に対して、フィールドブロックディ
ストーション算出手段によって、フレーム候補ブロック
と同数の演算器で第1フィールドブロックディストーシ
ョンおよび第2フィールドブロックディストーションを
時分割で算出することができるので、第1フィールドブ
ロックディストーションをメモリに記憶して再度読み出
す必要がなく、回路規模が大きくなることを防止すると
ともに、処理を簡素化することができる。
【0065】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
動きベクトル探索装置において、前記サーチウインドウ
データ転送保持手段の各レジスタユニットが、第1フリ
ップフロップと第2フリップフロップを有し、前記フィ
ールドブロックディストーション算出手段の各演算器
が、局所ディストーション算出ユニットと局所ディスト
ーション総和ユニットを有し、該局所ディストーション
総和ユニットが、加算器、第1フリップフロップおよび
第2フリップフロップを有し、全ての前記レジスタユニ
ットの第1および第2フリップフロップ、並びに、全て
の前記局所ディストーション総和ユニットの第1および
第2フリップフロップが、同じクロックパルスにより動
作するように構成する。
【0066】まず、前記サーチウィンドウデータ転送保
持手段の各レジスタが、第1フリップフロップによっ
て、前記サーチウィンドウの画素データを入力端子を通
して入力し、出力端子を通して出力し、次いで、第2フ
リップフロップによって、第1フリップフロップから出
力された画素データを入力端子を通して入力し、出力端
子を通して出力する。
【0067】次に、前記フィールドブロックディストー
ション算出手段の各演算器が、局所ディストーション算
出ユニットによって、前記レジスタの第2フリップフロ
ップから画素データを入力し、互いに位置的に対応する
現画像第1フィールドブロックの画素データと第1フィ
ールド候補ブロックの画素データとの差を表す第1局所
ディストーションを算出するとともに、互いに位置的に
対応する現画像第2フィールドブロックの画素データと
第2フィールド候補ブロックの画素データとの差を表す
第2局所ディストーションを算出する。
【0068】次に、各演算器の局所ディストーション総
和ユニットが、加算器によって、局所ディストーション
算出ユニットから出力されたデータと局所ディストーシ
ョン総和ユニットの第2フリップフロップから出力され
たデータをそれぞれ第1入力端子および第2入力端子を
通して入力し、入力されたデータを加算して出力端子を
通して出力し、次いで、第1フリップフロップによっ
て、加算器から出力されたデータを入力端子を通して入
力して出力端子を通して出力し、次いで、第2フリップ
フロップによって、第1フリップフロップから出力され
たデータを入力端子を通して入力し出力端子を通して出
力する動作を繰り返し、局所ディストーション算出ユニ
ットにより算出された第1フィールド候補ブロックに対
応する第1局所ディストーションの総和を算出して前記
第1フィールドブロックディストーションを算出すると
ともに、局所ディストーション算出ユニットによって算
出された第2フィールド候補ブロックに対応する第2局
所ディストーションの総和を算出して前記第2フィール
ドブロックディストーションを算出する。
【0069】このため、レジスタの第2フリップフロッ
プにラッチされて局所ディストーション算出ユニットで
算出された局所ディストーションと局所ディストーショ
ン総和ユニットの第2フリップフロップにラッチされた
データとを加算器によって累積演算を行うことができる
ので、レジスタの第1フリップフロップおよびディスト
ーション総和ユニットの第1フリップフロップでは、同
一の現画像フィールドブロックに対応するデータを保持
するとともに、レジスタの第2フリップフロップおよび
ディストーション総和ユニットの第2フリップフロップ
においても、それぞれ第1フリップフロップと異なる同
一の現画像フィールドブロックに対応するデータを保持
することができる。このため、第1フィールドブロック
ディストーションおよび第2フィールドブロックディス
トーションをそれぞれ時分割で算出することができる。
【0070】また、直列に電気的に接続された2つのフ
リップフロップによってレジスタおよびディストーショ
ン総和ユニットを構成することができるので、容易に回
路を構成することができる。請求項3記載の発明では、
請求項2記載の動きベクトル探索装置において、前記フ
ィールドブロックディストーション算出手段の各演算器
が、ディストーション転送ユニットを有し、該ディスト
ーション転送ユニットが、第1フリップフロップと第2
フリップフロップを有し、全ての前記レジスタユニット
の第1および第2フリップフロップ、全ての前記局所デ
ィストーション総和ユニットの第1および第2フリップ
フロップ、並びに、全ての前記ディストーション転送ユ
ニットの第1および第2フリップフロップが、同じクロ
ックパルスにより動作するように構成する。
【0071】まず、前記フィールドブロックディストー
ション算出手段の各演算器のディストーション転送ユニ
ットが、第1フリップフロップによって、前記局所ディ
ストーション総和ユニットによって算出された第1フィ
ールドブロックディストーションおよび第2フィールド
ブロックディストーションを入力端子を通して入力して
出力端子を通して出力する。
【0072】次に、第2フリップフロップによって、第
1フリップフロップから第1フィールドブロックディス
トーションおよび第2フィールドブロックディストーシ
ョンを入力端子を通して入力し、前記フィールドブロッ
ク特定手段およびフレームブロックディストーション算
出手段に出力端子を通して出力する。このため、レジス
タ、ディストーション総和ユニットおよびディストーシ
ョン転送ユニットのそれぞれの第1フリップフロップで
は、同一の現画像フィールドブロックに対応するデータ
を保持するとともに、レジスタ、ディストーション総和
ユニットおよびディストーション転送ユニットのそれぞ
れの第2フリップフロップにおいても、それぞれ第1フ
リップフロップに保持されたデータと異なる同一の現画
像フィールドブロックに対応するデータを保持すること
ができる。このため、第1フィールドブロックディスト
ーションおよび第2フィールドブロックディストーショ
ンをそれぞれ時分割で出力することができる。
【0073】また、直列に電気的に接続された2つのフ
リップフロップによってディストーション転送ユニット
を構成することができるので、容易に回路を構成するこ
とができる。請求項4記載の発明は、請求項1記載の動
きベクトル探索装置において、前記フレームブロックデ
ィストーション算出手段が、前記サーチウィンドウ内で
垂直方向に並んだフレーム候補ブロックと同数設けられ
たフリップフロップによって、フィールドブロックディ
ストーション算出手段の各演算器から出力されたフレー
ム候補ブロックの第1フィールド候補ブロックに対応す
る第1フィールドブロックディストーションをそれぞれ
同時に入力して保持する。
【0074】次に、前記フリップフロップと同数設けら
れた加算器によって、サーチウィンドウ内で垂直方向に
並んだフレーム候補ブロックの第2フィールド候補ブロ
ックに対応する第2フィールドブロックディストーショ
ンをそれぞれ入力するとともに、フレームブロックディ
ストーション算出手段の各フリップフロップに保持され
た第1フィールドブロックディストーションを入力し、
入力された第1フィールドブロックディストーションと
第2フィールドブロックディストーションとを加算して
フレームブロックディストーションを算出する。
【0075】このため、サーチウィンドウ内で垂直方向
に並んだフレーム候補ブロックと同数のフリップフロッ
プおよび加算器によって、それぞれの行に対応する演算
器で算出された第1および第2フィールドブロックディ
ストーションから順次フレームブロックディストーショ
ンを算出することができるので、レジスタと演算器が想
像上配置されたマトリックス状にフィールドブロックデ
ィストーション算出手段の演算器と同数のフリップフロ
ップおよび加算器を設ける必要がなく、フィールドブロ
ックディストーション算出手段と別のエリアにフレーム
ブロックディストーション算出手段をユニットとして配
置することができる。従って、フレームブロックディス
トーションを算出する回路の規模を小さくすることがで
きる。
【0076】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
動きベクトル探索装置において、前記フレームブロック
ディストーション算出手段が、前記サーチウィンドウ内
で水平方向に並んだフレーム候補ブロックと同数設けら
れたフリップフロップによって、フィールドブロックデ
ィストーション算出手段の各演算器から出力されたこの
フレーム候補ブロックの第1フィールド候補ブロックに
対応する第1フィールドブロックディストーションをそ
れぞれ同時に入力して保持する。
【0077】次に、前記フリップフロップと同数設けら
れた加算器によって、サーチウィンドウ内で水平方向に
並んだフレーム候補ブロックの第2フィールド候補ブロ
ックに対応する第2フィールドブロックディストーショ
ンをそれぞれ入力するとともに、フレームブロックディ
ストーション算出手段の各フリップフロップに保持され
た第1フィールドブロックディストーションを入力し、
入力された第1フィールドブロックディストーションと
第2フィールドブロックディストーションとを加算して
フレームブロックディストーションを算出する。
【0078】このため、サーチウィンドウ内で水平方向
に並んだフレーム候補ブロックと同数のフリップフロッ
プおよび加算器によって、それぞれの列に対応する演算
器で算出された第1および第2フィールドブロックディ
ストーションから順次フレームブロックディストーショ
ンを算出することができるので、レジスタと演算器が想
像上配置されたマトリックス状にフィールドブロックデ
ィストーション算出手段の演算器と同数のフリップフロ
ップおよび加算器を設ける必要がなく、フィールドブロ
ックディストーション算出手段と別のエリアにフレーム
ブロックディストーション算出手段をユニットとして配
置することができる。従って、フレームブロックディス
トーションを算出する回路の規模を小さくすることがで
きる。
【0079】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
動きベクトル探索装置において、前記フィールドブロッ
ク特定手段が、まず、フィールドブロックディストーシ
ョン算出手段から、前記サーチウィンドウ内で垂直方向
に一列に並んだ第1フィールド候補ブロックに対応する
第1フィールドブロックディストーションに対して、最
も外側の列の第1フィールドブロックディストーション
をそれぞれ同時に入力するとともに、前記サーチウィン
ドウ内で垂直方向に一列に並んだ第2フィールド候補ブ
ロックに対応する第2フィールドブロックディストーシ
ョンに対して、最も外側の列の第2フィールドブロック
ディストーションをそれぞれ同時に入力する。
【0080】次に、前記サーチウィンドウ内の全ての第
1フィールドブロックディストーションおよび第2フィ
ールドブロックディストーションが入力されるまで、前
記サーチウィンドウの外側の列から順次列毎に第1フィ
ールドブロックディストーションおよび第2フィールド
ブロックディストーションを時分割で入力する。次に、
入力された全ての第1フィールドブロックディストーシ
ョンの中から最小の第1フィールドブロックディストー
ションを検出するとともに、入力された全ての第2フィ
ールドブロックディストーションの中から最小の第2フ
ィールドブロックディストーションを検出する。
【0081】このため、同時に入力された第1または第
2フィールドブロックディストーションに基づいて、フ
ィールドブロックディストーション算出手段の各演算器
の配置位置に対応する第1または第2フィールド候補ブ
ロックの垂直方向の位置を特定することができるととも
に、第1または第2フィールドブロックディストーショ
ンがフィールドブロック特定手段に入力された順番に基
づいて、フィールドブロックディストーション算出手段
の各演算器の配置位置に対応する第1または第2フィー
ルド候補ブロックの水平方向の位置を特定することがで
きる。
【0082】従って、最小の第1および第2フィールド
ブロックディストーションが検出された演算器の配置位
置に基づいて、それぞれ第1フィールド動きベクトルお
よび第2フィールド動きベクトルを特定することができ
る。請求項7記載の発明では、請求項1記載の動きベク
トル探索装置において、前記フィールドブロック特定手
段が、まず、フィールドブロックディストーション算出
手段から、前記サーチウィンドウ内で水平方向に一列に
並んだ第1フィールド候補ブロックに対応する第1フィ
ールドブロックディストーションに対して、最も外側の
行の第1フィールドブロックディストーションをそれぞ
れ同時に入力するとともに、前記サーチウィンドウ内で
水平方向に一行に並んだ第2フィールド候補ブロックに
対応する第2フィールドブロックディストーションに対
して、最も外側の行の第2フィールドブロックディスト
ーションをそれぞれ同時に入力する。
【0083】次に、前記サーチウィンドウ内の全ての第
1フィールドブロックディストーションおよび第2フィ
ールドブロックディストーションが入力されるまで、前
記サーチウィンドウの外側の行から順次行毎に第1フィ
ールドブロックディストーションおよび第2フィールド
ブロックディストーションを時分割で入力する。次に、
入力された全ての第1フィールドブロックディストーシ
ョンの中から最小の第1フィールドブロックディストー
ションを検出するとともに、入力された全ての第2フィ
ールドブロックディストーションの中から最小の第2フ
ィールドブロックディストーションを検出する。
【0084】このため、同時に入力された第1または第
2フィールドブロックディストーションに基づいて、フ
ィールドブロックディストーション算出手段の各演算器
の配置位置に対応する第1または第2フィールド候補ブ
ロックの水平方向の位置を特定することができるととも
に、第1または第2フィールドブロックディストーショ
ンがフィールドブロック特定手段に入力された順番に基
づいて、フィールドブロックディストーション算出手段
の各演算器の配置位置に対応する第1または第2フィー
ルド候補ブロックの垂直方向の位置を特定することがで
きる。
【0085】従って、最小の第1および第2フィールド
ブロックディストーションが検出された演算器の配置位
置に基づいてそれぞれ第1フィールド動きベクトルおよ
び第2フィールド動きベクトルを特定することができ
る。請求項8記載の発明では、請求項1記載の動きベク
トル探索装置において、奇数フィールドによって前記現
画像フレームおよび前記参照画像フレームのそれぞれの
第1フィールドが構成されるとともに、偶数フィールド
によって前記現画像フレームおよび前記参照画像フレー
ムのそれぞれの第2フィールドが構成される。
【0086】このため、同一パリティーフェーズの現画
像フレームブロックとサーチウィンドウのフレーム候補
ブロックに対して、第1フィールド動きベクトル、第2
フィールド動きベクトルおよびフレーム動きベクトルを
それぞれ求めることができる。請求項9記載の発明で
は、請求項1記載の動きベクトル探索装置において、奇
数フィールドによって前記現画像フレームの第1フィー
ルドが構成され、偶数フィールドによって前記現画像フ
レームの第2フィールドが構成されるとともに、偶数フ
ィールドによって前記参照画像フレームの第1フィール
ドが構成され、奇数フィールドによって前記参照画像フ
レームの第2フィールドが構成される。
【0087】このため、異パリティーフェーズの現画像
フレームブロックとサーチウィンドウのフレーム候補ブ
ロックに対して、第1フィールド動きベクトル、第2フ
ィールド動きベクトルおよびフレーム動きベクトルをそ
れぞれ求めることができる。請求項10記載の発明で
は、請求項1記載の動きベクトル探索装置において、第
1転送制御手段が、(L−M+1)列目の各転送レジス
タユニットと(L−M+1)列目のサイドレジスタユニ
ットとに、各入力レジスタユニットから互いに異なる第
1フィールド候補ブロックの1画素分の画素データを転
送させ、互いに異なる第2フィールド候補ブロックの1
画素分の画素データを続けて転送させる。
【0088】同時に、第2転送制御手段が、2列目以降
のm列目の各転送レジスタユニットから(m−1)列目
の各転送レジスタユニットに、並びに、2列目以降のm
列目のサイドレジスタユニットから(m−1)列目のサ
イドユニットに、第1フィールド候補ブロックの1画素
分の画素データを転送させ、第2フィールド候補ブロッ
クの1画素分の画素データを続けて転送させる。
【0089】次いで、第3転送制御手段が、奇数列のサ
イドレジスタユニットから同列の1行目の転送レジスタ
ユニットに、奇数列の1行目から(H−N)行目までの
n行目の転送レジスタユニットから同列の(n+1)行
目の転送レジスタユニットに、並びに、奇数列の(H−
N+1)行目の転送レジスタユニットから同列のサイド
レジスタユニットに、第1フィールド候補ブロックの1
画素分の画素データを転送させ、第2フィールド候補ブ
ロックの1画素分の画素データを続けて転送させる。
【0090】同時に、第4転送制御手段が、偶数列のサ
イドレジスタユニットから同列の(H−N+1)行目の
転送レジスタユニットに、偶数列の(H−N+1)行目
から2行目までのn行目のレジスタユニットから同列の
(n−1)行目の転送レジスタユニットに、並びに、偶
数列の1行目の転送レジスタユニットから同列のサイド
レジスタユニットに、第1フィールド候補ブロックの1
画素分の画素データを転送させ、第2フィールド候補ブ
ロックの1画素分の画素データを続けて転送させる。
【0091】次いで、第5転送制御手段が、第1転送制
御手段による画素データの転送動作から第4転送制御手
段による画素データの転送動作までを繰り返させる。次
いで、第6転送制御手段が、1列目の演算器に前記第1
フィールド候補ブロックの画素データが初めて転送され
るタイミングに同期して、奇数列の各演算器に前記現画
像第1フィールドブロックの1画素分の画素データを入
力し、1列目の演算器に前記第2フィールド候補ブロッ
クの画素データが初めて転送されるタイミングに同期し
て、奇数列の各演算器に前記現画像第2フィールドブロ
ックの1画素分の画素データを入力し、以後、第2転送
制御手段および第3転送制御手段による画素データの転
送タイミングに同期して奇数列の各演算器に、前記現画
像第1フィールドブロックおよび現画像第2フィールド
ブロックの全ての画素データが入力されるまで、現画像
ブロックデータ出力ユニットから1画素分づつ続けて画
素データを転送させる。
【0092】同時に、第7転送制御手段が、1列目の演
算器に前記第1フィールド候補ブロックの画素データが
初めて転送されるタイミングに同期して、偶数列の各演
算器に、前記第6転送制御手段により奇数列の各演算器
に最初に入力された画素データとは異なる前記現画像第
1フィールドブロックの1画素分の画素データを入力
し、1列目の演算器に前記第2フィールド候補ブロック
の画素データが初めて転送されるタイミングに同期し
て、偶数列の各演算器に、前記第6転送制御手段により
奇数列の各演算器に最初に入力された画素データとは異
なる前記現画像第2フィールドブロックの1画素分の画
素データを入力し、以後、第2転送制御手段および第4
転送制御手段による画素データの転送タイミングに同期
して偶数列の各演算器に、前記現画像第1フィールドブ
ロックおよび現画像第2フィールドブロックの全ての画
素データが入力されるまで、現画像ブロックデータ出力
ユニットから1画素分づつ続けて画素データを転送させ
る。
【0093】また、ディストーション算出制御手段が、
前記各演算器に、第6転送制御手段および第7転送制御
手段により入力された現画像第1フィールドブロックの
画素データと第6転送制御手段および第7転送制御手段
による画素データの転送タイミングに同期して入力され
た第1フィールド候補ブロックの画素データとに基づい
て、前記各第1フィールドブロックディストーションを
算出させるとともに、第6転送制御手段および第7転送
制御手段により入力された現画像第2フィールドブロッ
クの画素データと第6転送制御手段および第7転送制御
手段による画素データの転送タイミングに同期して入力
された第2フィールド候補ブロックの画素データとに基
づいて、前記各第2フィールドブロックディストーショ
ンを算出させる。
【0094】このため、従来、現画像の第1フィールド
動きベクトルを求める第1フィールド動きベクトル探索
装置と現画像の第2フィールド動きベクトルを求める第
2フィールド動きベクトル探索装置との2つの回路を並
列動作させることによってそれぞれの動きベクトルを求
めていたのに対して、フィールドブロックディストーシ
ョン算出手段によって、フレーム候補ブロックの数と同
数の演算器によって第1フィールドブロックディストー
ションおよび第2フィールドブロックディストーション
を時分割演算で算出することができるので、回路規模を
半減することができる。
【0095】また、回路規模を小さくするために、ま
ず、第1フィールドブロックディストーションを算出し
てメモリに記憶しておき、次いで、第2フィールドブロ
ックディストーションを算出したとき、メモリから第1
フィールドブロックディストーションを一々読み出し、
フレームブロックディストーションを算出する従来の動
きベクトル探索装置に対して、フィールドブロックディ
ストーション算出手段によって、フレーム候補ブロック
と同数の演算器で第1フィールドブロックディストーシ
ョンおよび第2フィールドブロックディストーションを
時分割で算出することができるので、第1フィールドブ
ロックディストーションをメモリに記憶して再度読み出
す必要がなく、回路規模が大きくなることを防止すると
ともに、処理を簡素化することができる。
【0096】さらに、全点探索法による従来の動きベク
トル探索装置に対して、演算器の数を{(H−N+1)
×(L−M+1)}個よりも少なくすることができるの
で、演算器の数を削減することにより、回路規模を小さ
くすることができ、かつ、広い範囲で簡略的な探索方法
で動きベクトルを求めることができる。請求項11記載
の発明では、請求項10記載の動きベクトル探索装置に
おいて、前記レジスタユニットの各転送レジスタユニッ
ト、サイドレジスタユニットおよび入力レジスタユニッ
トが、第1フリップフロップと第2フリップフロップを
有し、第1フィールドと第2フィールドのブロックの画
素データを交互に転送させる。
【0097】このため、第1フィールドと第2フィール
ドのブロックの画素データの転送を時分割に行なうこと
ができる また、直列に電気的に接続された2つのフリップフロッ
プによってレジスタを構成することができるので、容易
に回路を構成することができる。請求項12記載の発明
では、請求項10記載の動きベクトル探索装置におい
て、前記フィールドブロックディストーション算出手段
が{(H−N+1)×(L−M+1)}個の演算器を有
するように構成される。
【0098】このため、{(H−N+1)×(L−M+
1)}個の候補ブロックに対応したディストーションを
算出することができるので、確実に全点探索法により予
測精度の高い第1および第2フィールドブロックディス
トーション、並びに、フレームブロックディストーショ
ンを求めることができる。請求項13記載の発明では、
請求項10記載の動きベクトル探索装置において、前記
サイドレジスタユニットが、各列の1行目の転送レジス
タユニットに電気的に接続された第1サイドレジスタグ
ループと、各列の(H−N+1)行目の転送レジスタユ
ニットに電気的に接続された第2サイドレジスタグルー
プに分類され、第1サイドレジスタグループの各サイド
レジスタユニットが、直列に互いに電気的に接続された
(N−1)個のレジスタからなり、第2サイドレジスタ
グループの各サイドレジスタユニットが、直列に互いに
電気的に接続された(N−1)個のレジスタからなる。
【0099】このため、サイドレジスタユニットを、転
送レジスタユニットと同じレジスタで構成することがで
きるので、回路を容易に構成することができる。請求項
14記載の発明では、請求項10記載の動きベクトル探
索装置において、前記各サイドレジスタユニットが、直
列に互いに電気的に接続された(N−1)個のレジスタ
からなる。
【0100】このため、サイドレジスタユニットを、転
送レジスタユニットと同じレジスタで構成することがで
きるので、回路を容易に構成することができる。また、
サイドレジスタユニットのレジスタに不要なデータが入
力されることがないため、有効に活用できる。また、各
レジスタを列毎にリング状に電気的に接続させることが
でき、各レジスタ間の距離を均一に配置することができ
るので、各レジスタ間に短い転送バスを形成することが
できるとともに、各レジスタ間の転送時間を均一にする
ことができる。従って、誤りの少ない安定した回路を形
成することができる。
【0101】請求項15記載の発明では、請求項10記
載の動きベクトル探索装置において、前記現画像ブロッ
クデータ出力手段が、現画像第1フィールドブロックお
よび現画像第2フィールドブロック内の各列の画素デー
タをそれぞれ第1行目から第N行目まで昇順に入力する
動作を、第1列から第M列まで昇順に実行し、入力した
現画像第1フィールドブロックおよび現画像第2フィー
ルドブロックの各列の画素データをそれぞれ行の昇順に
出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、各列の画
素データを行の降順に出力する動作を列の昇順に実行す
る。
【0102】このため、現画像ブロックデータ出力手段
に、順序良く画素データの取込みを行なっても、フィー
ルドブロックディストーション算出手段の演算器には、
奇数列と偶数列にそれぞれ別の画素データを出力させる
ことができる。請求項16記載の発明では、請求項15
記載の動きベクトル探索装置において、前記現画像ブロ
ックデータ出力手段が、(N+1)個のレジスタユニッ
トを有する第1現画像ブロックデータ出力ユニットと、
N個のレジスタユニットを有する第2現画像ブロックデ
ータ出力ユニットと、からなり、第2現画像ブロックデ
ータ出力ユニットのレジスタユニットのうちの一端のレ
ジスタユニットの出力端子が奇数列の各演算器に電気的
に接続され、第1現画像ブロックデータ出力ユニットの
レジスタユニットのうちの一端のレジスタユニットの出
力端子が偶数列の各演算器に電気的に接続される。
【0103】このため、第1現画像ブロックデータ出力
ユニットと第2現画像ブロックデータ出力ユニットか
ら、現画像第1フィールドブロックおよび現画像第2フ
ィールドブロック内の各列の画素データを出力すること
ができる。請求項17記載の発明では、請求項16記載
の動きベクトル探索装置において、前記第1現画像ブロ
ックデータ出力ユニットおよび前記第2現画像ブロック
データ出力ユニットの各レジスタユニットが、第1フリ
ップフロップと第2フリップフロップを有する。
【0104】このため、第1および第2現画像ブロック
画素データをそれぞれ時分割で出力することができる。
また、直列に電気的に接続された2つのフリップフロッ
プによってレジスタを構成することができるので、容易
に回路を構成することができる。請求項18記載の発明
では、請求項10記載の動きベクトル探索装置におい
て、前記フィールドブロックディストーション算出手段
の各演算器と、該演算器と同数のサーチウインドウデー
タ転送保持手段の前記各転送レジスタユニットとによっ
て、それぞれプロセッサエレメントが構成される。
【0105】このため、サーチウィンドウデータ転送手
段の各レジスタとフィールドブロックディストーション
算出手段の各演算器を共通制御信号によって同一時刻に
同一動作を行うように制御することができるので、演算
処理の並列化による高速処理を行うことができる。請求
項19記載の発明では、請求項10記載の動きベクトル
探索装置において、それぞれの行の一端に位置する演算
器が、前記フレームブロックディストーション算出手段
および前記フィールドブロック特定手段に第1フィール
ドブロックディストーションを出力するとともに、第2
フィールドブロックディストーションを出力し、各演算
器が第1フィールドブロックディストーションおよび第
2フィールドブロックディストーションの算出を終了し
た後、フレームブロックディストーション算出手段およ
びフィールドブロック特定手段に各ディストーションを
出力する各演算器からフレームブロックディストーショ
ン算出手段およびフィールドブロック特定手段にディス
トーションを転送するとともに、フレームブロックディ
ストーション算出手段およびフィールドブロック特定手
段に各ディストーションを出力する各演算器に向けてそ
の他の各演算器から、それぞれ隣の列の各演算器に各デ
ィストーションを転送させ、さらに、全ての演算器で算
出されたディストーションがフレームブロックディスト
ーション算出手段およびフィールドブロック特定手段に
転送されるまで、前記ディストーションの転送動作を繰
り返す。
【0106】このため、同一行の演算器で算出されたそ
れぞれの第1および第2フィールドブロックディストー
ションを順次各演算器を介して一方向に転送し、同一行
の一端の演算器からフレームブロックディストーション
算出手段およびフィールドブロック特定手段にそれぞれ
第1および第2フィールドブロックディストーションを
転送することができるので、第1および第2フィールド
ブロックディストーションを転送する方向にフレームブ
ロックディストーション算出手段およびフィールドブロ
ック特定手段を容易にユニットとして配置することがで
きる。
【0107】また、一端の演算器のディストーション転
送ユニットからフレームブロックディストーション算出
手段およびフィールドブロック特定手段へ第1および第
2フィールドブロックを出力する転送バスを演算器の存
在する行数に削減することができるとともに、短い転送
バスを形成することができる。さらに、同一行の各演算
器の間にも短い転送バスを形成することができるので、
各演算器間の転送時間を均一にすることができる。従っ
て、誤りの少ない安定した回路を形成することができ
る。
【0108】請求項20記載の発明では、請求項10記
載の動きベクトル探索装置において、それぞれの列の一
端に位置する演算器が、前記フレームブロックディスト
ーション算出手段および前記フィールドブロック特定手
段に第1フィールドブロックディストーションを出力す
るとともに、第2フィールドブロックディストーション
を出力し、各演算器が第1フィールドブロックディスト
ーションおよび第2フィールドブロックディストーショ
ンの算出を終了した後、フレームブロックディストーシ
ョン算出手段およびフィールドブロック特定手段に各デ
ィストーションを出力する各演算器からフレームブロッ
クディストーション算出手段およびフィールドブロック
特定手段にディストーションを転送するとともに、フレ
ームブロックディストーション算出手段およびフィール
ドブロック特定手段に各ディストーションを出力する各
演算器に向けてその他の各演算器から、それぞれ隣の行
の各演算器に各ディストーションを転送させ、さらに、
全ての演算器で算出されたディストーションがフレーム
ブロックディストーション算出手段およびフィールドブ
ロック特定手段に転送されるまで、前記ディストーショ
ンの転送動作を繰り返す。
【0109】このため、同一列の演算器で算出されたそ
れぞれの第1および第2フィールドブロックディストー
ションを順次各演算器を介して一方向に転送し、同一列
の一端の演算器からフレームブロックディストーション
算出手段およびフィールドブロック特定手段にそれぞれ
第1および第2フィールドブロックディストーションを
転送することができるので、第1および第2フィールド
ブロックディストーションを転送する方向にフレームブ
ロックディストーション算出手段およびフィールドブロ
ック特定手段を容易にユニットとして配置することがで
きる。
【0110】また、一端の演算器のディストーション転
送ユニットからフレームブロックディストーション算出
手段およびフィールドブロック特定手段へ第1および第
2フィールドブロックを出力する転送バスを演算器の存
在する列数に削減することができるとともに、短い転送
バスを形成することができる。さらに、同一列の各演算
器のディストーション転送ユニットの間にも短い転送バ
スを形成することができるので、各演算器間の転送時間
を均一にすることができる。従って、誤りの少ない安定
した回路を形成することができる。
【0111】請求項21記載の発明では、請求項10記
載の動きベクトル探索装置において、前記サーチウイン
ドウデータ出力手段が、第1サーチウインドウの範囲を
越えて、第2サーチウインドウの範囲の画素データまで
入力レジスタユニットに出力させるとともに、現画像ブ
ロックデータ出力手段が、第1現画像フレームブロック
の画素データを転送後、第1現画像フレームブロック
を、第2現画像フレームブロックに置き換えて、第2現
画像フレームブロックの画素データを転送させる前記第
6転送制御手段および第7転送制御手段を繰り返し動作
させ、前記フィールドブロックディストーション算出手
段による前記第2サーチウインドウに対応するディスト
ーションの算出が終了する前に、前記第1サーチウイン
ドウに対応するディストーションの転送動作が終了す
る。
【0112】このため、フィールドブロックディストー
ション算出手段によって、第1現画像フレームブロック
に隣接する第2現画像フレームブロックに対応する第1
および第2フィールドブロックディストーションを順次
求めることができる。また、第1サーチウィンドウと第
2サーチウィンドウとで共通する画素データを重複する
ことなく第2サーチウィンドウの画素データをサーチウ
ィンドウデータ出力手段から出力することができるの
で、第2サーチウィンドウのデータを始めから出力し直
す必要がなく、処理効率を大幅に向上させることができ
る。
【0113】
【発明の実施の形態】
【0114】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図43は、本発明に係る動きベクトル探索装置の第
1実施例を示す図である。図1に示すように、動きベク
トル探索装置は、現画像ブロックデータ出力手段100
0、サーチウインドウデータ出力手段2000、サーチ
ウインドウデータ転送保持手段3000、フィールドブ
ロックディストーション算出手段4000、フィールド
ブロック特定手段5000、フレームブロックディスト
ーション算出手段6000、フレームブロック特定手段
7000および信号出力ユニット8000からなり、図
2、図3に示された現画像フレームPaを部分的に構成
する一つの現画像フレームブロック110のフレーム動
きベクトル、現画像第1フィールドPa1を部分的に構
成する一つの現画像第1フィールドブロック111の第
1フィールド動きベクトルおよび現画像第2フィールド
Pa2を部分的に構成する一つの現画像第2フィールド
ブロック112の第2フィールド動きベクトルを、現画
像フレームPa、現画像第1フィールドPa1および現
画像第2フィールドPa2よりも先に符号化された図2
に示された参照画像フレームPb、参照画像第1フィー
ルドPb1および参照画像第2フィールドPb2に基づ
いて探索するものである。
【0115】現画像ブロックデータ出力手段1000
は、現画像第1フィールドPa1および現画像第2フィ
ールドPa2を部分的に構成する一つの現画像第1フィ
ールドブロック111および現画像第2フィールドブロ
ック112の画素データをサーチウインドウデータ転送
保持手段3000に出力するものである。現画像第1フ
ィールドブロック111および現画像第2フィールドブ
ロック112は任意のブロックサイズであってよいが、
以下の説明では、図4に示されるように、現画像第1フ
ィールドブロックとして、画素データa(0,0)、a
(0,1)、a(1,0)およびa(1,1)、現画像
第2フィールドブロックとして、画素データb(0,
0)、b(0,1)、b(1,0)およびb(1,1)
からなる4×2画素サイズのブロックとする。
【0116】サーチウインドウデータ出力手段2000
は、現画像フレームブロック110に類似した複数の参
照画像フレームブロックを含む参照画像フレームPb上
の範囲をサーチウインドウとして特定されたサーチウイ
ンドウ210内の各フレーム候補ブロックを、図4に示
されるようにフレーム候補ブロック310として、各フ
レーム候補ブロック310内の各画素データをサーチウ
インドウデータ転送保持手段3000に出力するもので
ある。
【0117】サーチウインドウ210のサイズは、現画
像フレームブロック110より大きければ任意のサイズ
でよいが、以下の説明では、サーチウインドウ210
は、図4に示されるように画素データc(0,0)、c
(0,1)、c(0,2)、c(0,3)、c(1,
0)、c(1,1)、c(1,2)、c(1,3)、c
(2,0)、c(2,1)、c(2,2)、c(2,
3)、c(3,0)、c(3,1)、c(3,2)、c
(3,3)、d(0,0)、d(0,1)、d(0,
2)、d(0,3)、d(1,0)、d(1,1)、d
(1,2)、d(1,3)、d(2,0)、d(2,
1)、d(2,2)、d(2,3)、d(3,0)、d
(3,1)、d(3,2)およびd(3,3)からなる
8×4画素サイズである。
【0118】サーチウインドウデータ転送保持手段30
00は、サイドレジスタSR、入力レジスタIRおよび
プロセッサエレメントPEの転送レジスタからなり、入
力された画素データをレジスタユニット間で繰り返し転
送させ、各レジスタユニットに保持させるものである。
フィールドブロックディストーション算出手段4000
は、プロセッサエレメントPEの演算器からなり、現画
像第1フィールドブロック111内の各画素データをサ
ーチウインドウ210の各第1フィールド候補ブロック
311内の位置的に対応する各画素データおよび現画像
第2フィールドブロック112内の各画素データをサー
チウインドウ210の各第2フィールド候補ブロック3
12内の位置的に対応する各画素データから減算したも
のを正数データに変換し、正数変換後の各画素のディス
トーションすなわち局所ディストーションをフィールド
ブロック単位に合計することによって、現画像第1フィ
ールドPa1上の現画像第1フィールドブロック111
と参照画像第1フィールドPb1上のサーチウインドウ
210内の各第1フィールド候補ブロック311および
現画像第2フィールドPa2上の現画像第2フィールド
ブロック112と参照画像第2フィールドPb2上のサ
ーチウインドウ210内の各第2フィールド候補ブロッ
ク312との間の各ディストーションを算出するもので
ある。
【0119】フィールドブロック特定手段5000は、
フィールドブロックディストーション算出手段4000
により算出された第1フィールドブロックディストーシ
ョンのうちの最小の第1フィールドブロックディストー
ションを検出して、検出された最小の第1フィールドブ
ロックディストーションに対応する第1フィールド候補
ブロック、並びに、フィールドブロックディストーショ
ン算出手段4000により算出された第2フィールドブ
ロックディストーションのうちの最小の第2フィールド
ブロックディストーションを検出して、検出された最小
の第2フィールドブロックディストーションに対応する
第2フィールド候補ブロックを特定するするものであ
る。
【0120】フレームブロックディストーション算出手
段6000は、フィールドブロックディストーション算
出手段4000により算出された各第1フィールドブロ
ックディストーションおよび各第2フィールドブロック
ディストーションを加算することにより、現画像フレー
ムブロック110と各フレーム候補ブロック310との
差を表わすフレームブロックディストーションを算出す
るものである。
【0121】フレームブロック特定手段7000は、フ
レームブロックディストーション算出手段6000によ
り算出されたフレームブロックディストーションのうち
の最小のフレームブロックディストーションを検出し
て、検出された最小のフレームブロックディストーショ
ンに対応するフレーム候補ブロックを特定するものであ
る。
【0122】信号出力ユニット8000は、現画像ブロ
ックデータ出力手段1000、サーチウインドウデータ
出力手段2000、サーチウインドウデータ転送保持手
段3000、フィールドブロックディストーション算出
手段4000、フィールドブロック特定手段5000、
フレームブロックディストーション算出手段6000お
よびフレームブロック特定手段7000の動作を制御す
るものである。
【0123】ここで、図2〜図5に示される図は、現画
像フレームブロック110、現画像第1フィールドブロ
ック111、現画像第2フィールドブロック112、サ
ーチウインドウ210および該サーチウインドウ210
内の各フレーム候補ブロック310、第1フィールド候
補ブロック311、第2フィールド候補ブロック312
の関係を示す図である。
【0124】図6に示されるように、信号出力ユニット
8000は、第1〜第9信号出力端子P1〜P9を有し
ており、各信号出力端子P1〜P9から出力される各信
号は、現画像ブロックデータ出力手段1000、サーチ
ウインドウデータ出力手段2000、サーチウインドウ
データ転送保持手段3000、フィールドブロックディ
ストーション算出手段4000、フィールドブロック特
定手段5000、フレームブロックディストーション算
出手段6000およびフレームブロック特定手段700
0の各手段の動作を制御するための信号であり、各手段
に出力される。
【0125】信号出力ユニット8000の各信号出力端
子P1〜P9から出力される各信号は、図7から図11
に示される。図9に示される図は、フィールドブロック
特定手段5000に出力される信号を示す図であり、図
10に示される図は、フレームブロックディストーショ
ン算出手段6000およびフレームブロック特定手段7
000に出力される信号を示す図である。
【0126】信号出力ユニット8000の各信号出力端
子P1〜P9から出力される各信号は、以下のとおりで
ある。第1信号出力端子P1から出力される信号は、ク
ロックパルス信号CK1であり、第2信号出力端子P2
から出力される信号は、クロックパルス信号CK1と同
じパルス幅および同じ周期をもつパルス信号CK2がク
ロックパルス信号CK1の1クロック目に同期して出力
される。
【0127】第3信号出力端子P3から出力される信号
は、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅のパル
ス信号SLがクロックパルス信号CK1の2クロック目
に同期して出力され、以後クロックパルス信号CK1の
4倍の周期で出力される。第4信号出力端子P4から出
力される信号は、クロックパルス信号CK1の4倍のパ
ルス幅のパルス信号LD1がクロックパルス信号CK1
の13クロック目に同期して出力され、以後クロックパ
ルス信号CK1の8倍の周期で出力される。第5信号出
力端子P5から出力される信号は、クロックパルス信号
CK1の4倍のパルス幅のパルス信号LD2がクロック
パルス信号CK1の23クロック目に同期して出力さ
れ、以後クロックパルス信号CK1の8倍の周期で出力
される。第6信号出力端子P6から出力される信号は、
クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅のパルス信
号LD3がクロックパルス信号CK1の25クロック目
に同期して出力され、以後クロックパルス信号CK1の
8倍の周期で出力される。
【0128】第7信号出力端子P7から出力される信号
は、クロックパルス信号CK1の2倍のパルス幅のパル
ス信号CTEがクロックパルス信号CK1の23クロッ
ク目に同期して出力され、以後クロックパルス信号CK
1の2倍の周期で出力される。第8信号出力端子P8か
ら出力される信号は、クロックパルス信号CK1の2倍
のパルス幅のパルス信号SMV1がクロックパルス信号
CK1の30クロック目に同期して出力され、以後クロ
ックパルス信号CK1の8倍の周期で出力される。第9
信号出力端子P9から出力される信号は、クロックパル
ス信号CK1の2倍のパルス幅のパルス信号SMV2が
クロックパルス信号CK1の31クロック目に同期して
出力され、以後クロックパルス信号CK1の8倍の周期
で出力される。
【0129】動きベクトル探索装置の各手段の具体例を
以下に説明する。図1において、現画像ブロックデータ
出力手段1000は、図12に示すように、第1現画像
ブロックデータ出力ユニット1100および第2現画像
ブロックデータ出力ユニット1200からなり、さら
に、第1現画像ブロックデータ出力ユニット1100
は、第1フリップフロップ1111、1121、113
1および第2フリップフロップ1112、1122、1
132からなり、第2現画像ブロックデータ出力ユニッ
ト1200は、第1フリップフロップ1211、122
1、第2フリップフロップ1212、1222およびセ
レクタ1230からなる。
【0130】第1フリップフロップ1111、112
1、1131、1211、1221および第2フリップ
フロップ1112、1122、1132、1212、1
222は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期して、
データ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力
端子Yにラッチするものである。
【0131】セレクタ1230は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0132】現画像ブロックデータ出力手段1000の
全ての第1フリップフロップ1111、1121、11
31、1211、1221および全ての第2フリップフ
ロップ1112、1122、1132、1212、12
22の信号入力端子Sは、信号出力ユニット8000の
第1信号出力端子P1に電気的に接続されている。第1
フリップフロップ1111のデータ入力端子Aは、図示
しない現画像第1フィールドブロックおよび現画像第2
フィールドブロックの出力元に電気的に接続され、第2
フリップフロップ1112のデータ入力端子Aは、第1
フリップフロップ1111のデータ出力端子Yに電気的
に接続されている。第1フリップフロップ1121のデ
ータ入力端子Aは、第2フリップフロップ1112のデ
ータ出力端子Yに電気的に接続され、第2フリップフロ
ップ1122のデータ入力端子Aは、第1フリップフロ
ップ1121のデータ出力端子Yに電気的に接続されて
いる。第1フリップフロップ1131のデータ入力端子
Aは、第2フリップフロップ1122のデータ出力端子
Yに電気的に接続され、第2フリップフロップ1132
のデータ入力端子Aは、第1フリップフロップ1131
のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。
【0133】第1フリップフロップ1211のデータ入
力端子Aは、第2フリップフロップ1122のデータ出
力端子Yに電気的に接続され、第2フリップフロップ1
212のデータ入力端子Aは、第1フリップフロップ1
211のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。
第1フリップフロップ1221のデータ入力端子Aは、
セレクタ1230のデータ出力端子Yに電気的に接続さ
れ、第2フリップフロップ1222のデータ入力端子A
は、第1フリップフロップ1221のデータ出力端子Y
に電気的に接続されている。
【0134】セレクタ1230の信号入力端子Sは、信
号出力ユニット8000の第3信号出力端子P3に電気
的に接続され、セレクタ1230の第1データ入力端子
Aは、第2フリップフロップ1212のデータ出力端子
Yに電気的に接続され、第2データ入力端子Bは、第2
フリップフロップ1112のデータ出力端子Yに電気的
に接続されている。
【0135】詳しくは、第1フリップフロップ1111
のデータ入力端子Aに現画像第1フィールドブロックお
よび現画像第2フィールドブロックの画素データa
(0,0)、b(0,0)、a(0,1)、b(0,
1)、a(1,0)、b(1,0)・・・が、図7〜図
11に示すパルス信号CK1の9、10、11、12、
13、14・・・クロック目のそれぞれのパルスに同期
して記載順に入力されるようになっている。そして、第
2フリップフロップ1132のデータ出力端子Yから画
素データa(0,0)、b(0,0)、a(0,1)、
b(0,1)、a(1,0)、b(1,0)・・・が、
パルス信号CK1の14、15、16、17、18、1
9・・・クロック目のそれぞれのパルスに同期して記載
順に出力されるようになっており、第2フリップフロッ
プ1222のデータ出力端子Yから画素データa(0,
1)、b(0,1)、a(0,0)、b(0,0)、a
(1,1)、b(1,1)・・・が、パルス信号CK1
の14、15、16、17、18、19・・・クロック
目のそれぞれのパルスに同期して記載順に出力されるよ
うになっている。
【0136】サーチウインドウデータ出力手段2000
は、後述するサーチウインドウデータ転送保持手段30
00の入力レジスタIR(3,0)の入力端子にサーチ
ウインドウの画素データc(0,0)、d(0,0)、
c(0,1)、d(0,1)、c(1,0)、d(1,
0)・・・を、入力レジスタIR(3,2)の入力端子
にサーチウインドウの画素データc(0,2)、d
(0,2)、c(0,3)、d(0,3)、c(1,
2)、d(1,2)・・・を、クロックパルス信号CK
1の1クロック毎にそれぞれのクロックに同期して記載
順に出力されるようになっている。
【0137】サーチウインドウデータ転送保持手段30
00およびフィールドブロックディストーション算出手
段4000は、9個のプロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,1)、PE(0,2)、PE(1,
0)、PE(1,1)、PE(1,2)、PE(2,
0)、PE(2,1)、PE(2,2)、5個のサイド
レジスタSR(0,−1)、SR(1,−1)、SR
(2,−1)、SR(1,3)、SR(2,3)、並び
に、4個の入力レジスタIR(3,−1)、IR(3,
0)、IR(3,1)、IR(3,2)を有している。
x=0,1,2,3、y=−1,0,1,2,3とし
て、上述の各プロセッサエレメントPEをPE(x,
y)、各サイドレジスタSRをSR(x,y)、各入力
レジスタIRをIR(x,y)と表わすものとする。
【0138】奇数列すなわち第1列および第3列のプロ
セッサエレメントの入出力端子は図13(a)に示さ
れ、偶数列すなわち第2列のプロセッサエレメントの入
出力端子は図13(b)に示される。同図に示されるよ
うに、奇数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)
は、入力端子X、YDi、YLiおよびDi、並びに、
出力端子YDo、DoおよびYLoを有し、さらに信号
出力ユニット8000の各信号出力端子に接続された入
力端子(図示省略)を有している。また、偶数列の各プ
ロセッサエレメント(x,y)では、YDi、YDoの
かわりに入力端子YUiおよび出力端子YUoを有して
いる。
【0139】各プロセッサエレメントの詳細構成を図1
4に示す。同図において、各プロセッサエレメントPE
(x,y)は、セレクタ3110、第1フリップフロッ
プ3121、第2フリップフロップ3122、減算器4
110、正数変換器4120、加算器4210、第1フ
リップフロップ4221、第2フリップフロップ422
2、反転器4230、論理積演算器4240、セレクタ
4310、第1フリップフロップ4321および第2フ
リップフロップ4322を備えている。
【0140】セレクタ3110は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0141】第1フリップフロップ3121は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ3122は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0142】減算器4110は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有
し、第1データ入力端子Aに入力されたデータから第2
データ入力端子Bに入力されたデータを減算してデータ
出力端子Yから出力するものである。正数変換器412
0は、データ入力端子Aおよびデータ出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータを絶対値演算
または二乗演算により正数データに変換してデータ出力
端子Yから出力するものである。
【0143】加算器4210は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有
し、第1データ入力端子Aに入力されたデータと第2デ
ータ入力端子Bに入力されたデータを加算してデータ出
力端子Yから出力するものである。第1フリップフロッ
プ4221は、Dフリップフロップからなり、データ入
力端子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期し
て、データ入力端子Aに入力されているデータをデータ
出力端子Yにラッチするものである。
【0144】第2フリップフロップ4222は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。反転器4230は、信号入力端子Aおよ
び信号出力端子Yを有し、信号入力端子Aに入力された
信号が0を表わす信号である場合には、信号出力端子Y
に1を表わす信号を出力し、入力された信号が1を表わ
す信号である場合には、信号出力端子Yに0を表わす信
号を出力するものである。
【0145】論理積演算器4240は、信号入力端子
A、データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Aおよびデータ入力端子Bに入力された信
号およびデータが共に1を表わすときのみ1を表わすデ
ータをデータ出力端子Yに出力し、どちらか一方でも0
を表わす信号またはデータが入力された場合には、0を
表わすデータをデータ出力端子Yに出力するものであ
る。言い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が
0を表わす信号の場合には、データ出力端子Yに0を表
わすデータを出力し、信号入力端子Aに入力された信号
が1を表わす信号の場合には、データ出力端子Yにデー
タ入力端子Bに入力されたデータを出力するものであ
る。
【0146】セレクタ4310は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0147】第1フリップフロップ4321は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ4322は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0148】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
セレクタ3110の第1データ入力端子Aは、プロセッ
サエレメントPE(x,y)が奇数列にある場合には、
別のプロセッサエレメントPE(x,y−1)の第2フ
リップフロップ3122のデータ出力端子またはサイド
レジスタSR(x,y−1)のデータ出力端子に入力端
子YDiを介して電気的に接続され、プロセッサエレメ
ントPE(x,y)が偶数列にある場合には、別のプロ
セッサエレメントPE(x,y+1)の第2フリップフ
ロップ3122のデータ出力端子またはサイドレジスタ
SR(x,y+1)のデータ出力端子に入力端子YUi
を介して電気的に接続されている。
【0149】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
セレクタ3110の第2データ入力端子Bは、別のプロ
セッサエレメントPE(x+1,y)の第2フリップフ
ロップ3122のデータ出力端子または入力レジスタI
R(x+1,y)のデータ出力端子に入力端子YLiを
介して電気的に接続されている。また、各プロセッサエ
レメントPE(x,y)のセレクタ3110の信号入力
端子Sは、信号出力ユニット8000の第3信号出力端
子P3に電気的に接続されている。
【0150】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第1フリップフロップ3121のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)のセレクタ311
0のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第1フリッ
プフロップ3121の信号入力端子Sは信号出力ユニッ
ト8000の第1信号出力端子P1に電気的に接続され
ている。
【0151】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第2フリップフロップ3122のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフ
ロップ3121のデータ出力端子に電気的に接続され、
第2フリップフロップ3122の信号入力端子Sは信号
出力ユニット8000の第1信号出力端子P1に電気的
に接続されている。
【0152】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器4110の第1データ入力端子Aは同じプロセッ
サエレメントPE(x,y)の第2フリップフロップ3
122のデータ出力端子に電気的に接続され、減算器4
110の第2データ入力端子Bは、奇数列の各プロセッ
サエレメントにおいては、現画像ブロックデータ出力手
段1000の第2フリップフロップ1132のデータ出
力端子に入力端子Xを介して電気的に接続され、偶数列
の各プロセッサエレメントにおいては、現画像ブロック
データ出力手段1000の第2フリップフロップ122
2のデータ出力端子に入力端子Xを介して電気的に接続
されている。
【0153】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
正数変換器4120のデータ入力端子は同じプロセッサ
エレメントPE(x,y)の減算器4110のデータ出
力端子に電気的に接続されている。各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の加算器4210の第1データ入力
端子Aは同じプロセッサエレメントPE(x,y)の正
数変換器4120のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、加算器4210の第2データ入力端子Bは同じプロ
セッサエレメントPE(x,y)の論理積演算器424
0のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。
【0154】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第1フリップフロップ4221のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)の加算器4210
のデータ出力端子に電気的に接続され、第1フリップフ
ロップ4221の信号入力端子Sは信号出力ユニット8
000の第1信号出力端子P1に電気的に接続されてい
る。
【0155】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第2フリップフロップ4222のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフ
ロップ4221のデータ出力端子に電気的に接続され、
第2フリップフロップ4222の信号入力端子Sは信号
出力ユニット8000の第1信号出力端子P1に電気的
に接続されている。
【0156】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
反転器4230の信号入力端子は信号出力ユニット80
00の第4信号出力端子P4に電気的に接続されてい
る。各プロセッサエレメントPE(x,y)の論理積演
算器4240の信号入力端子Aは同じプロセッサエレメ
ントPE(x,y)の反転器4230の信号出力端子に
電気的に接続され、論理積演算器4240のデータ入力
端子Bは同じプロセッサエレメントPE(x,y)の第
2フリップフロップ4222のデータ出力端子に電気的
に接続されている。
【0157】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
セレクタ4310の第1データ入力端子Aは、別のプロ
セッサエレメントPE(x+1,y)の第2フリップフ
ロップ4322のデータ出力端子に入力端子Diを介し
て電気的に接続され、セレクタ4310の第2データ入
力端子Bは、同じプロセッサエレメントPE(x,y)
の第2フリップフロップ4222のデータ出力端子に電
気的に接続され、セレクタ4310の信号入力端子S
は、信号出力ユニット8000の第4信号出力端子P4
に電気的に接続されている。
【0158】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第1フリップフロップ4321のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)のセレクタ431
0のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第1フリッ
プフロップ4321の信号入力端子Sは信号出力ユニッ
ト8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続され
ている。
【0159】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
第2フリップフロップ4322のデータ入力端子は同じ
プロセッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフ
ロップ4321のデータ出力端子に電気的に接続され、
第2フリップフロップ4322の信号入力端子Sは信号
出力ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気的
に接続されている。
【0160】図1におけるサーチウインドウデータ転送
保持手段3000の入力レジスタIR(x,y)の構成
例を図15に示す。同図に示すように、入力レジスタI
R(x,y)は、第1フリップフロップ3221および
第2フリップフロップ3222からなる。第1フリップ
フロップ3221は、Dフリップフロップからなり、デ
ータ入力端子、信号入力端子Sおよびデータ出力端子を
有し、信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期
して、データ入力端子に入力されているデータをデータ
出力端子にラッチするものである。
【0161】第2フリップフロップ3222は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子、信号入力端子
Sおよびデータ出力端子を有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子に入力
されているデータをデータ出力端子にラッチするもので
ある。入力レジスタIR(x,y)の内の入力レジスタ
IR(3,−1)およびIR(3,1)の第1フリップ
フロップ3221のデータ入力端子は別の入力レジスタ
IR(x,y+1)の第2フリップフロップ3222の
データ出力端子に電気的に接続され、入力レジスタIR
(3,0)およびIR(3,2)の第1フリップフロッ
プ3221のデータ入力端子は、サーチウインドウデー
タ出力手段2000のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、全ての入力レジスタIR(x,y)の第1フリップ
フロップ3221の信号入力端子Sは信号出力ユニット
8000の第1信号出力端子P1に電気的に接続されて
いる。
【0162】各入力レジスタIR(x,y)の第2フリ
ップフロップ3222のデータ入力端子は同じ入力レジ
スタIR(x,y)の第1フリップフロップ3221の
データ出力端子に電気的に接続され、第2フリップフロ
ップ3222の信号入力端子Sは信号出力ユニット80
00の第1信号出力端子P1に電気的に接続されてい
る。
【0163】図1におけるサーチウインドウデータ転送
保持手段3000のサイドレジスタSR(x,y)の構
成例を図16、図17に示す。図16に示す図は、奇数
列の各サイドレジスタSR(x,y)を示す図であり、
図17に示す図は、偶数列の各サイドレジスタSR
(x,y)を示す図である。図16に示すように、奇数
列の各サイドレジスタSR(x,y)は、入力端子YD
i、YLiおよび出力端子YDo、YLoを有し、さら
に信号出力ユニット8000の各信号出力端子に接続さ
れた入力端子(図示省略)を有している。また、図17
に示すように、偶数列の各サイドレジスタSR(x,
y)は、入力端子YUi、YLiおよび出力端子YU
o、YLoを有し、さらに信号出力ユニット8000の
各信号出力端子に接続された入力端子(図示省略)を有
している。
【0164】各サイドレジスタSR(x,y)は、図1
6、図17に示すように、セレクタ3310、第1フリ
ップフロップ3321および第2フリップフロップ33
22からなる。セレクタ3310は、第1データ入力端
子A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデ
ータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信
号が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデ
ータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに
入力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力
されているデータをデータ出力端子Yから出力するもの
である。
【0165】第1フリップフロップ3321は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子、信号入力端子
Sおよびデータ出力端子を有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子に入力
されているデータをデータ出力端子にラッチするもので
ある。第2フリップフロップ3322は、Dフリップフ
ロップからなり、データ入力端子、信号入力端子Sおよ
びデータ出力端子を有し、信号入力端子Sに入力された
信号のパルスに同期して、データ入力端子に入力されて
いるデータをデータ出力端子にラッチするものである。
【0166】ここで、サイドレジスタSR(0,−
1)、SR(2,−1)においては、入力端子YDi、
出力端子YLoは無くて良く、サイドレジスタSR
(2,3)においては、入力端子YLi、出力端子YD
oは無くて良い。また、サイドレジスタSR(1,−
1)においては、入力端子YLi、出力端子YUoは無
くて良く、サイドレジスタSR(1,3)においては、
入力端子YUi、出力端子YLoは無くて良い。これ
は、本実施例において、現画像第1、第2フィールドブ
ロックの大きさを(2×2)画素としたためで、一般的
には、現画像第1、第2フィールドブロックの大きさが
N行の画素からなるとすると、上下のサイドレジスタ
は、図18に示すように、たてにサイドレジスタが(N
−1)個ならぶので、一番外側に位置するサイドレジス
タSR以外では、上記省略はできない。すなわち、上側
のサイドレジスタグループを第1サイドレジスタグルー
プ、下側のサイドレジスタグループを第2サイドレジス
タグループとすると、奇数列の第1サイドレジスタグル
ープでは、入力端子YDiは必要であり、奇数列の第2
サイドレジスタグループでは、出力端子YDoは必要で
ある。また、偶数列の第1サイドレジスタグループで
は、出力端子YUoは必要であり、偶数列の第2サイド
レジスタグループでは、入力端子YUiは必要である。
【0167】各サイドレジスタSR(x,y)のセレク
タ3310の第1データ入力端子Aは、サイドレジスタ
SR(x,y)が奇数列にある場合には、別のサイドレ
ジスタSR(x,y−1)の第2フリップフロップ33
22のデータ出力端子またはプロセッサエレメントPE
(x,y−1)のデータ出力端子に入力端子YDiを介
して電気的に接続され、サイドレジスタSR(x,y)
が偶数列にある場合には、別のサイドレジスタSR
(x,y+1)の第2フリップフロップ3322のデー
タ出力端子またはプロセッサエレメントPE(x,y+
1)のデータ出力端子に入力端子YUiを介して電気的
に接続されている。
【0168】セレクタ3310の第2データ入力端子B
は、別のサイドレジスタSR(x+1,y)の第2フリ
ップフロップ3322のデータ出力端子または入力レジ
スタIR(x+1,y)のデータ出力端子に入力端子Y
Liを介して電気的に接続されている。また、各サイド
レジスタSR(x,y)のセレクタ3310の信号入力
端子Sは信号出力ユニット8000の第3信号出力端子
P3に電気的に接続されている。
【0169】各サイドレジスタSR(x,y)の第1フ
リップフロップ3321のデータ入力端子は同じサイド
レジスタSR(x,y)のセレクタ3310のデータ出
力端子Yに電気的に接続され、第1フリップフロップ3
321の信号入力端子Sは信号出力ユニット8000の
第1信号出力端子P1に電気的に接続されている。各サ
イドレジスタSR(x,y)の第2フリップフロップ3
322のデータ入力端子は同じサイドレジスタSR
(x,y)の第1フリップフロップ3321のデータ出
力端子に電気的に接続され、第2フリップフロップ33
22の信号入力端子Sは信号出力ユニット8000の第
1信号出力端子P1に電気的に接続されている。
【0170】図19は、フィールドブロック特定手段5
000の詳細なブロック構成図であり、同図において、
フィールドブロック特定手段5000は、最小フィール
ドディストーション検出ユニット5100、フィールド
動きベクトル垂直成分検出ユニット5200およびフィ
ールド動きベクトル水平成分検出ユニット5300から
なり、最小フィールドディストーション検出ユニット5
100は、比較器5110、比較器5120、セレクタ
5130、第1フリップフロップ5141、第2フリッ
プフロップ5142、論理和演算器5150、第1セレ
クタ付きフリップフロップ5180および第2セレクタ
付きフリップフロップ5190からなる。
【0171】また、フィールド動きベクトル垂直成分検
出ユニット5200は、セレクタ5220、第1フリッ
プフロップ5231、第2フリップフロップ5232、
換算テーブル5240、第1セレクタ付きフリップフロ
ップ5280および第2セレクタ付きフリップフロップ
5290からなり、フィールド動きベクトル水平成分検
出ユニット5300は、カウンタ5310、セレクタ5
320、第1フリップフロップ5331、第2フリップ
フロップ5332、換算テーブル5340、第1セレク
タ付きフリップフロップ5380および第2セレクタ付
きフリップフロップ5390からなる。
【0172】比較器5110は、データ入力端子A0、
A1、A2、データ出力端子MおよびYを有し、データ
入力端子A0、A1、A2に入力されたデータの中で最
小の値を持つデータを出力端子Yから出力し、最小の値
を持つデータの入力された入力端子がA0ならば0を、
A1ならば1を、A2ならば2をデータ出力端子Mから
出力するものである。
【0173】比較器5120は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよび信号出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータがデータ入力
端子Bに入力されたデータ以上の大きさであるとき、0
を表わす信号を信号出力端子Yから出力し、データ入力
端子Aに入力されたデータがデータ入力端子Bに入力さ
れたデータより小さいとき、1を表わす信号を信号出力
端子Yから出力するものである。
【0174】セレクタ5130は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0175】第1フリップフロップ5141は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ5142は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0176】論理和演算器5150は、信号入力端子
A、データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Aおよびデータ入力端子Bのいずれか一方
に1を表わす信号またはデータが入力された場合には、
データ出力端子Yに1を表わすデータを出力し、信号入
力端子Aおよびデータ入力端子Bの両入力端子に0を表
わす信号およびデータが入力された場合のみ、データ出
力端子Yに0を表わすデータを出力するものである。言
い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が1を表
わす信号の場合には、1を表わす信号をデータ出力端子
Yに出力し、信号入力端子Aに入力された信号が0であ
る場合には、データ入力端子Bに入力されているデータ
をデータ出力端子Yに出力するものである。
【0177】第1セレクタ付きフリップフロップ518
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図20に示されるように、セレ
クタ9110およびフリップフロップ9120からな
る。セレクタ9110は、第1データ入力端子A、第2
データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端
子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号が0を表
わす信号のとき、データ入力端子Aに入力されているデ
ータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに
入力された信号が1を表わす信号のとき、データ入力端
子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yから出
力するものである。
【0178】フリップフロップ9120は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。第2セレクタ付きフリップフロップ5190
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図20に示されるように、第1セ
レクタ付きフリップフロップ5180と同様の構成であ
る。
【0179】セレクタ5220は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0180】第1フリップフロップ5231は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ5232は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0181】換算テーブル5240は、データ入力端子
Aおよびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに
入力されたデータを動きベクトルデータに換算し、デー
タ出力端子Yに出力するものである。第1セレクタ付き
フリップフロップ5280は、データ入力端子I、信号
入力端子E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図20
に示されるように、第1セレクタ付きフリップフロップ
5180と同様の構成である。
【0182】第2セレクタ付きフリップフロップ529
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図20に示されるように、第1
セレクタ付きフリップフロップ5180と同様の構成で
ある。カウンタ5310は、信号入力端子CK、CL、
ENおよびカウント出力端子Qnを有し、信号入力端子
CLに入力された信号のパルスに同期してカウント出力
端子Qnの出力を0にリセットし、信号入力端子CK、
ENに入力された信号のパルスがともに1を表わす信号
のときにカウント出力端子Qnの出力カウントをカウン
トアップして、信号入力端子CKに入力された信号のパ
ルスに同期して出力するものである。
【0183】セレクタ5320は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0184】第1フリップフロップ5331は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ5332は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0185】換算テーブル5340は、データ入力端子
Aおよびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに
入力されたデータを動きベクトルデータに換算し、デー
タ出力端子Yに出力するものである。第1セレクタ付き
フリップフロップ5380は、データ入力端子I、信号
入力端子E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図20
に示されるように、第1セレクタ付きフリップフロップ
5180と同様の構成である。
【0186】第2セレクタ付きフリップフロップ539
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図20に示されるように、第1
セレクタ付きフリップフロップ5180と同様の構成で
ある。さらに、比較器5110のデータ入力端子A0
は、プロセッサエレメントPE(0,0)の第2フリッ
プフロップ4322のデータ出力端子Yに、プロセッサ
エレメントPE(0,0)の出力端子Doを介して電気
的に接続され、データ入力端子A1は、プロセッサエレ
メントPE(0,1)のフリップフロップ4322のデ
ータ出力端子Yに、プロセッサエレメントPE(0,
1)の出力端子Doを介して電気的に接続され、データ
入力端子A2は、プロセッサエレメントPE(0,2)
のフリップフロップ4322のデータ出力端子Yに、プ
ロセッサエレメントPE(0,2)の出力端子Doを介
して電気的に接続されている。
【0187】比較器5120の第1データ入力端子A
は、比較器5110のデータ出力端子Yに電気的に接続
され、第2データ入力端子Bは、論理和演算器5150
のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。セレク
タ5130の第1データ入力端子Aは、比較器5110
のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第2データ入
力端子Bは、論理和演算器5150のデータ出力端子Y
に電気的に接続され、信号入力端子Sは、比較器512
0の信号出力端子Yに電気的に接続されている。
【0188】第1フリップフロップ5141のデータ入
力端子Aは、セレクタ5130のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。第2フリップフロップ5142のデータ入力端子
Aは、第1フリップフロップ5141のデータ出力端子
Yに電気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユ
ニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続
されている。
【0189】論理和演算器5150の信号入力端子A
は、信号出力ユニット8000の第5信号出力端子P5
に電気的に接続され、データ入力端子Bは、第2フリッ
プフロップ5142のデータ出力端子Yに電気的に接続
されている。第1セレクタ付きフリップフロップ518
0のデータ入力端子Iは、第2フリップフロップ514
2のデータ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端
子Eは、信号出力ユニット8000の第8信号出力端子
P8に電気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力
ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接
続されている。
【0190】セレクタ9110の第1データ入力端子A
は、フリップフロップ9120のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、フリップフロップ9120のデータ入
力端子Aは、セレクタ9110のデータ出力端子Yに電
気的に接続されている。また、セレクタ9110のデー
タ入力端子B、信号入力端子Sおよびフリップフロップ
9120の信号出力端子は、セレクタ付きフリップフロ
ップのデータ入力端子I、信号入力端子E、Fを通し
て、それぞれのセレクタ付きフリップフロップにおいて
説明する出力端子に電気的に接続されている。
【0191】第2セレクタ付きフリップフロップ519
0のデータ入力端子Iは、第2フリップフロップ514
2のデータ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端
子Eは、信号出力ユニット8000の第9信号出力端子
P9に電気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力
ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接
続されている。
【0192】セレクタ5220の第1データ入力端子A
は、第2フリップフロップ5232のデータ出力端子Y
に電気的に接続され、第2データ入力端子Bは、比較器
5110のデータ出力端子Mに電気的に接続され、信号
入力端子Sは、比較器5120の信号出力端子Yに電気
的に接続されている。第1フリップフロップ5231の
データ入力端子Aは、セレクタ5220のデータ出力端
子Yに電気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力
ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接
続されている。
【0193】第2フリップフロップ5232のデータ入
力端子Aは、第1フリップフロップ5231のデータ出
力端子Yに電気的に接続され、信号入力端子Sは、信号
出力ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気的
に接続されている。換算テーブル5240のデータ入力
端子Aは、第2フリップフロップ5232のデータ出力
端子Yに電気的に接続されている。
【0194】第1セレクタ付きフリップフロップ528
0のデータ入力端子Iは、換算テーブル5240のデー
タ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、
信号出力ユニット8000の第8信号出力端子P8に電
気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。
【0195】第2セレクタ付きフリップフロップ529
0のデータ入力端子Iは、換算テーブル5240のデー
タ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、
信号出力ユニット8000の第9信号出力端子P9に電
気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。
【0196】カウンタ5310の信号入力端子CKは、
信号出力ユニット8000の第2信号出力端子P2に電
気的に接続され、信号入力端子CLは、信号出力ユニッ
ト8000の第5信号出力端子P5に電気的に接続さ
れ、信号入力端子ENは、信号出力ユニット8000の
第7信号出力端子P7に電気的に接続されている。セレ
クタ5320の第1データ入力端子Aは、第2フリップ
フロップ5332のデータ出力端子Yに電気的に接続さ
れ、第2データ入力端子Bは、カウンタ5310のカウ
ント出力端子Qnに電気的に接続され、信号入力端子S
は、比較器5120の信号出力端子Yに電気的に接続さ
れている。
【0197】第1フリップフロップ5331のデータ入
力端子Aは、セレクタ5320のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。第2フリップフロップ5332のデータ入力端子
Aは、第1フリップフロップ5331のデータ出力端子
Yに電気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユ
ニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続
されている。
【0198】換算テーブル5340のデータ入力端子A
は、第2フリップフロップ5332のデータ出力端子Y
に電気的に接続されている。第1セレクタ付きフリップ
フロップ5380のデータ入力端子Iは、換算テーブル
5340のデータ出力端子Yに電気的に出力され、信号
入力端子Eは、信号出力ユニット8000の第8信号出
力端子P8に電気的に接続され、信号入力端子Fは、信
号出力ユニット8000の第2信号出力端子P2に電気
的に接続されている。
【0199】第2セレクタ付きフリップフロップ539
0のデータ入力端子Iは、換算テーブル5340のデー
タ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、
信号出力ユニット8000の第9信号出力端子P9に電
気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。
【0200】図21は、フレームブロックディストーシ
ョン算出手段6000の詳細なブロック構成図であり、
同図において、フレームブロックディストーション算出
手段6000は、フリップフロップ6110、621
0、6310、加算器6120、6220、6320お
よびセレクタ付きフリップフロップ6130、623
0、6330からなる。
【0201】フリップフロップ6110、6210、6
310は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期して、
データ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力
端子Yにラッチするものである。加算器6120、62
20、6320は、第1データ入力端子A、第2データ
入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、第1データ
入力端子Aに入力されたデータと第2データ入力端子B
に入力されたデータを加算してデータ出力端子Yから出
力するものである。
【0202】セレクタ付きフリップフロップ6130、
6230、6330は、データ入力端子I、信号入力端
子E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図20に示さ
れるように、セレクタ9110およびフリップフロップ
9120からなり、フィールドブロック特定手段500
0の第1セレクタ付きフリップフロップ5180と同様
の構成である。
【0203】さらに、フリップフロップ6110のデー
タ入力端子Aは、プロセッサエレメントPE(0,0)
の第2フリップフロップ4322のデータ出力端子Y
に、プロセッサエレメントPE(0,0)の出力端子D
oを介して電気的に接続されている。加算器6120の
第1データ入力端子Aは、フリップフロップ6110の
データ出力端子Yに電気的に接続され、第2データ入力
端子Bは、プロセッサエレメントPE(0,0)の第2
フリップフロップ4322のデータ出力端子Yに、プロ
セッサエレメントPE(0,0)の出力端子Doを介し
て電気的に接続されている。
【0204】セレクタ付きフリップフロップ6130の
データ入力端子Iは、加算器6120のデータ出力端子
Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、信号出力ユ
ニット8000の第7信号出力端子P7に電気的に接続
され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット8000の
第2信号出力端子P2に電気的に接続されている。フリ
ップフロップ6210のデータ入力端子Aは、プロセッ
サエレメントPE(0,1)のフリップフロップ432
2のデータ出力端子Yに、プロセッサエレメントPE
(0,1)の出力端子Doを介して電気的に接続されて
いる。
【0205】加算器6220の第1データ入力端子A
は、フリップフロップ6210のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、第2データ入力端子Bは、プロセッサ
エレメントPE(0,1)の第2フリップフロップ43
22のデータ出力端子Yに、プロセッサエレメントPE
(0,1)の出力端子Doを介して電気的に接続されて
いる。
【0206】セレクタ付きフリップフロップ6230の
データ入力端子Iは、加算器6220のデータ出力端子
Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、信号出力ユ
ニット8000の第7信号出力端子P7に電気的に接続
され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット8000の
第2信号出力端子P2に電気的に接続されている。フリ
ップフロップ6310のデータ入力端子Aは、プロセッ
サエレメントPE(0,2)のフリップフロップ432
2のデータ出力端子Yに、プロセッサエレメントPE
(0,2)の出力端子Doを介して電気的に接続されて
いる。
【0207】加算器6320の第1データ入力端子A
は、フリップフロップ6310のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、第2データ入力端子Bは、プロセッサ
エレメントPE(0,2)の第2フリップフロップ43
22のデータ出力端子Yに、プロセッサエレメントPE
(0,2)の出力端子Doを介して電気的に接続されて
いる。
【0208】セレクタ付きフリップフロップ6330の
データ入力端子Iは、加算器6320のデータ出力端子
Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、信号出力ユ
ニット8000の第7信号出力端子P7に電気的に接続
され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット8000の
第2信号出力端子P2に電気的に接続されている。図2
2は、フレームブロック特定手段7000の詳細なブロ
ック構成図であり、同図において、フレームブロック特
定手段7000は、最小フレームディストーション検出
ユニット7100、フレーム動きベクトル垂直成分検出
ユニット7200およびフレーム動きベクトル水平成分
検出ユニット7300からなり、最小フレームディスト
ーション検出ユニット7100は、比較器7110、比
較器7120、セレクタ7130、フリップフロップ7
140、論理和演算器7150およびセレクタ付きフリ
ップフロップ7180からなる。
【0209】また、フレーム動きベクトル垂直成分検出
ユニット7200は、セレクタ7220、フリップフロ
ップ7230、換算テーブル7240およびセレクタ付
きフリップフロップ7280からなり、フレーム動きベ
クトル水平成分検出ユニット7300は、カウンタ73
10、セレクタ7320、フリップフロップ7330、
換算テーブル7340およびセレクタ付きフリップフロ
ップ7380からなる。
【0210】比較器7110は、データ入力端子A0、
A1、A2、データ出力端子MおよびYを有し、データ
入力端子A0、A1、A2に入力されたデータの中で最
小の値を持つデータを出力端子Yから出力し、最小の値
を持つデータの入力された入力端子がA0ならば0を、
A1ならば1を、A2ならば2をデータ出力端子Mから
出力するものである。
【0211】比較器7120は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよび信号出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータがデータ入力
端子Bに入力されたデータ以上の大きさであるとき、0
を表わす信号を信号出力端子Yから出力し、データ入力
端子Aに入力されたデータがデータ入力端子Bに入力さ
れたデータより小さいとき、1を表わす信号を信号出力
端子Yから出力するものである。
【0212】セレクタ7130は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0213】フリップフロップ7140は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。論理和演算器7150は、信号入力端子A、
データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、信号
入力端子Aおよびデータ入力端子Bのいずれか一方に1
を表わす信号またはデータが入力された場合には、デー
タ出力端子Yに1を表わすデータを出力し、信号入力端
子Aおよびデータ入力端子Bの両入力端子に0を表わす
信号およびデータが入力された場合のみ、データ出力端
子Yに0を表わすデータを出力するものである。言い換
えれば、信号入力端子Aに入力された信号が1を表わす
信号の場合には、1を表わすデータをデータ出力端子Y
に出力し、信号入力端子Aに入力された信号が0である
場合には、データ入力端子Bに入力されているデータを
データ出力端子Yに出力するものである。
【0214】セレクタ付きフリップフロップ7180
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図20に示されるように、セレク
タ9110およびフリップフロップ9120からなり、
フィールドブロック特定手段5000の第1セレクタ付
きフリップフロップ5180と同様の構成である。セレ
クタ7220は、第1データ入力端子A、第2データ入
力端子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号が0を表わす信号
のとき、データ入力端子Aに入力されているデータをデ
ータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入力され
た信号が1を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入
力されているデータをデータ出力端子Yから出力するも
のである。
【0215】フリップフロップ7230は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。換算テーブル7240は、データ入力端子A
およびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに入
力されたデータを動きベクトルデータに換算し、データ
出力端子Yに出力するものである。
【0216】セレクタ付きフリップフロップ7280
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図20に示されるように、フィー
ルドブロック特定手段5000の第1セレクタ付きフリ
ップフロップ5180と同様の構成である。カウンタ7
310は、信号入力端子CK、CL、ENおよびカウン
ト出力端子Qnを有し、信号入力端子CLに入力された
信号のパルスに同期してカウント出力端子Qnの出力を
0にリセットし、信号入力端子CK、ENに入力された
信号のパルスがともに1を表わす信号のときにカウント
出力端子Qnの出力カウントをカウントアップして、信
号入力端子CKに入力された信号のパルスに同期して出
力するものである。
【0217】セレクタ7320は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0218】フリップフロップ7330は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。換算テーブル7340は、データ入力端子A
およびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに入
力されたデータを動きベクトルデータに換算し、データ
出力端子Yに出力するものである。
【0219】セレクタ付きフリップフロップ7380
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図20に示されるように、フィー
ルドブロック特定手段5000の第1セレクタ付きフリ
ップフロップ5180と同様の構成である。さらに、比
較器7110のデータ入力端子A0は、フレームブロッ
ク特定手段6000のセレクタ付きフリップフロップ6
130のデータ出力端子Oに電気的に接続され、データ
入力端子A1は、フレームブロック特定手段6000の
セレクタ付きフリップフロップ6230のデータ出力端
子Oに電気的に接続され、データ入力端子A2は、フレ
ームブロック特定手段6000のセレクタ付きフリップ
フロップ6330のデータ出力端子Oに電気的に接続さ
れている。
【0220】比較器7120の第1データ入力端子A
は、比較器7110のデータ出力端子Yに電気的に接続
され、第2データ入力端子Bは、論理和演算器7150
のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。セレク
タ7130の第1データ入力端子Aは、比較器7110
のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第2データ入
力端子Bは、論理和演算器7150のデータ出力端子Y
に電気的に接続され、信号入力端子Sは、比較器712
0の信号出力端子Yに電気的に接続されている。
【0221】フリップフロップ7140のデータ入力端
子Aは、セレクタ7130のデータ出力端子Yに電気的
に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユニット80
00の第2信号出力端子P2に電気的に接続されてい
る。論理和演算器7150の信号入力端子Aは、信号出
力ユニット8000の第6信号出力端子P6に電気的に
接続され、データ入力端子Bは、フリップフロップ71
40のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。
【0222】セレクタ付きフリップフロップ7180の
データ入力端子Iは、フリップフロップ7140のデー
タ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、
信号出力ユニット8000の第9信号出力端子P9に電
気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット
8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。
【0223】セレクタ7220の第1データ入力端子A
は、フリップフロップ7230のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、第2データ入力端子Bは、セレクタ7
110のデータ出力端子Mに電気的に接続され、信号入
力端子Sは、比較器7120の信号出力端子Yに電気的
に接続されている。フリップフロップ7230のデータ
入力端子Aは、セレクタ7220のデータ出力端子Yに
電気的に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユニッ
ト8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続され
ている。
【0224】換算テーブル7240のデータ入力端子A
は、フリップフロップ7230のデータ出力端子Yに電
気的に接続されている。セレクタ付きフリップフロップ
7280のデータ入力端子Iは、換算テーブル7240
のデータ出力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子
Eは、信号出力ユニット8000の第9信号出力端子P
9に電気的に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユ
ニット8000の第2信号出力端子P2に電気的に接続
されている。
【0225】カウンタ7310の信号入力端子CKは、
信号出力ユニット8000の第2信号出力端子P2に電
気的に接続され、信号入力端子CLは、信号出力ユニッ
ト8000の第6信号出力端子P6に電気的に接続さ
れ、信号入力端子ENは、信号出力ユニット8000の
第7信号出力端子P7に電気的に接続されている。セレ
クタ7320の第1データ入力端子Aは、フリップフロ
ップ7330のデータ出力端子Yに電気的に接続され、
第2データ入力端子Bは、カウンタ7310のカウント
出力端子Qnに電気的に接続され、信号入力端子Sは、
比較器7120の信号出力端子Yに電気的に接続されて
いる。
【0226】フリップフロップ7330のデータ入力端
子Aは、セレクタ7320のデータ出力端子Yに電気的
に接続され、信号入力端子Sは、信号出力ユニット80
00の第2信号出力端子P2に電気的に接続されてい
る。換算テーブル7340のデータ入力端子Aは、フリ
ップフロップ7330のデータ出力端子Yに電気的に接
続されている。
【0227】セレクタ付きフリップフロップ7380の
データ入力端子Iは、換算テーブル7340のデータ出
力端子Yに電気的に出力され、信号入力端子Eは、信号
出力ユニット8000の第9信号出力端子P9に電気的
に接続され、信号入力端子Fは、信号出力ユニット80
00の第2信号出力端子P2に電気的に接続されてい
る。
【0228】次に、作用を説明する。最初に、現画像ブ
ロックデータ出力手段1000およびサーチウインドウ
データ出力手段2000からサーチウインドウデータ転
送保持手段3000に入力される画素データの流れを説
明するとともに、サーチウインドウデータ転送保持手段
3000のデータ保持状態およびフィールドブロックデ
ィストーション算出手段4000における演算状態を説
明する。
【0229】なお、図7〜図11のパルス信号SLおよ
びパルス信号CK1のタイミングから理解されるよう
に、パルス信号CK1の各パルスが発せられる前に、パ
ルス信号SLの信号が変化し、プロセッサエレメントP
E(x,y)のセレクタ3110では、パルス信号CK
1の1クロック目が発せられる前に、第2データ入力端
子Bが選択され、3クロック目が発せられる前に、第1
データ入力端子Aが選択され、この選択がクロックパル
ス信号CK1の2クロック毎に、以後の各クロックで繰
り返される。また、現画像ブロックデータ出力手段10
00のセレクタ1230では、パルス信号CK1の1ク
ロック目が発せられる前に、第2データ入力端子Bが選
択され、3クロック目が発せられる前に、第1データ入
力端子Aが選択され、この選択がクロックパルス信号C
K1の2クロック毎に、以後の各クロックで繰りされ
る。
【0230】一方、図1に示されるように、各入力レジ
スタIR(x,y)では、データ入力端子に入力されて
いる各データがクロックパルス信号CK1の各パルスに
同期してラッチされて、他のレジスタやプロセッサエレ
メントに出力され、図14に示されるように、各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフロップ
3121では、セレクタ3110で選択されているデー
タ入力端子に入力されている各データがパルス信号CK
1の各パルスに同期してラッチされ、第2フリップフロ
ップ3122に出力され、次のパルスに同期して第2フ
リップフロップ3122から他のプロセッサエレメント
やレジスタに出力端子YLo、YDo、YUoを通して
出力される。
【0231】また、図12に示されるように、現画像ブ
ロックデータ出力手段1000の第1フリップフロップ
1221では、セレクタ1230で選択されているデー
タ入力端子に入力されている各データがパルス信号CK
1の各パルスに同期してラッチされ、第2フリップフロ
ップ1222に出力され、次のパルスに同期して第2フ
リップフロップ1222から奇数列の各プロセッサエレ
メントに出力端子を通して出力される。
【0232】よって、以下で説明する各入力レジスタI
R(x,y)に対しての画素データの入力は、各入力レ
ジスタIR(x,y)の第1、第2フリップフロップ3
221、3222におけるラッチ時を意味するものと
し、各サイドレジスタSR(x,y)に対しての画素デ
ータの入力は、各サイドレジスタSR(x,y)の第
1、第2フリップフロップ3321、3322における
ラッチ時を意味するものとする。また、各プロセッサエ
レメントPE(x,y)に対しての画素データの入力
は、各プロセッサエレメントPE(x,y)の第1、第
2フリップフロップ3121、3122におけるラッチ
時を意味するものとする。
【0233】クロックパルス信号CK1のパルス信号に
同期して、各入力レジスタは、図1における下側の入力
レジスタおよびサーチウインドウデータ出力手段200
0からデータを入力するようになっており、クロックパ
ルス信号CK1の各クロック毎に上述の動作が繰り返さ
れる。また、クロックパルス信号CK1の1、2クロッ
ク目には、各プロセッサエレメントおよび各レジスタは
図1における右側のプロセッサエレメントあるいはレジ
スタからデータを入力し、3、4クロック目には、奇数
列の各プロセッサエレメントおよび各レジスタは図1に
おける上側のプロセッサエレメントあるいはレジスタか
らデータを入力し、偶数列の各プロセッサエレメントお
よび各レジスタでは図1における下側のプロセッサエレ
メントあるいはレジスタからデータを入力するようにな
っており、クロックパルス信号CK1の2クロック毎
に、以後の各クロックにおいて上述の動作が繰り返され
る。
【0234】詳しく説明すると、クロックパルス信号C
K1の1クロック目に同期して、図23に示されるよう
に、サーチウインドウデータ出力手段2000から、画
素データc(0,0)が入力レジスタIR(3,0)の
第1フリップフロップ3221に、画素データc(0,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0235】次いで、クロックパルス信号CK1の2ク
ロック目に同期して、図24に示されるように、画素デ
ータc(0,0)が入力レジスタIR(3,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(0,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、それぞれ伝送される。同時
に、サーチウインドウデータ出力手段2000から、画
素データd(0,0)が入力レジスタIR(3,0)の
第1フリップフロップ3221に、画素データd(0,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0236】次いで、クロックパルス信号CK1の3ク
ロック目に同期して、図25に示されるように、画素デ
ータc(0,0)が入力レジスタIR(3,0)の第2
フリップフロップ3222から入力レジスタIR(3,
−1)の第1フリップフロップ3221に、画素データ
d(0,0)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリ
ップフロップ3221から第2フリップフロップ322
2に、画素データc(0,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第2フリップフロップ3222から入力レ
ジスタIR(3,1)の第1フリップフロップ3221
に、画素データd(0,2)が入力レジスタIR(3,
2)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0237】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(0,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(0,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。次いで、クロックパルス信号CK1の4クロック目
に同期して、図26に示されるように、画素データc
(0,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第1フリ
ップフロップ3221から第2フリップフロップ322
2に、画素データd(0,0)が入力レジスタIR
(3,0)の第2フリップフロップ3222から入力レ
ジスタIR(3,−1)の第1フリップフロップ322
1に、画素データc(0,1)が入力レジスタIR
(3,0)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、画素データc(0,2)が
入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、画素デー
タd(0,2)が入力レジスタIR(3,2)の第2フ
リップフロップ3222から入力レジスタIR(3,
1)の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(0,3)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。
【0238】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データd(0,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データd(0,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。次いで、クロックパルス信号CK1の5クロック目
に同期して、図27に示されるように、画素データc
(0,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フリ
ップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,−
1)の第1フリップフロップ3321に、画素データd
(0,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第1フリ
ップフロップ3221から第2フリップフロップ322
2に、画素データc(0,1)が入力レジスタIR
(3,0)の第2フリップフロップ3222からプロセ
ッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(0,1)が入力レジスタI
R(3,0)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データc(0,2)
が入力レジスタIR(3,1)の第2フリップフロップ
3222からプロセッサエレメントPE(2,1)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(0,
2)が入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロ
ップ3221から第2フリップフロップ3222に、画
素データc(0,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第2フリップフロップ3222からプロセッサエレメン
トPE(2,2)の第1フリップフロップ3121に、
画素データd(0,3)が入力レジスタIR(3,2)
の第1フリップフロップ3221から第2フリップフロ
ップ3222に、それぞれ伝送される。
【0239】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(1,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(1,2)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。次いで、クロックパルス信号CK1の6クロック目
に同期して、図28に示されるように、画素データc
(0,0)がサイドレジスタSR(2,−1)の第1フ
リップフロップ3321から第2フリップフロップ33
22に、画素データd(0,0)が入力レジスタIR
(3,−1)の第2フリップフロップ3222からサイ
ドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ3
321に、画素データc(0,1)がプロセッサエレメ
ントPE(2,0)の第1フリップフロップ3121か
ら第2フリップフロップ3122に、画素データd
(0,1)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(0,2)がプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,2)が入力レ
ジスタIR(3,1)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(2,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(0,3)がプロ
セッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(0,3)が入力レジスタIR(3,2)の第
2フリップフロップ3222からプロセッサエレメント
PE(2,2)の第1フリップフロップ3121に、そ
れぞれ伝送される。
【0240】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(1,2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、サーチウインドウデ
ータ出力手段2000から、画素データd(1,0)が
入力レジスタIR(3,0)の第1フリップフロップ3
221に、画素データd(1,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第1フリップフロップ3221に、それぞ
れ入力される。
【0241】次いで、クロックパルス信号CK1の7ク
ロック目に同期して、図29に示されるように、画素デ
ータc(0,0)がサイドレジスタSR(2,−1)の
第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメン
トPE(2,0)の第1フリップフロップ3121に、
画素データd(0,0)がサイドレジスタSR(2,−
1)の第1フリップフロップ3321から第2フリップ
フロップ3322に、画素データc(0,1)がプロセ
ッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(2,1)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(0,
1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データc(0,2)がプロセッサエレメント
PE(2,1)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データd(0,2)がプロセッサ
エレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
c(0,3)がプロセッサエレメントPE(2,2)の
第2フリップフロップ3122からサイドレジスタSR
(2,3)の第1フリップフロップ3321に、画素デ
ータd(0,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0242】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第2フリップフロップ3222か
ら入力レジスタIR(3,−1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データd(1,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、画素データc(1,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロ
ップ3222から入力レジスタIR(3,1)の第1フ
リップフロップ3221に、画素データd(1,2)が
入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。
【0243】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(1,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(1,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。次いで、クロックパルス信号CK1の8クロック目
に同期して、図30に示されるように、画素データc
(0,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(0,0)がサイドレジスタ
SR(2,−1)の第2フリップフロップ3322から
プロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフ
ロップ3121に、画素データc(0,1)がプロセッ
サエレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(0,1)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(2,1)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(0,2)がプロセッサエレメントP
E(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(0,2)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(0,3)がサイドレジスタSR(2,3)の第1フリ
ップフロップ3321から第2フリップフロップ332
2に、画素データd(0,3)がプロセッサエレメント
PE(2,2)の第2フリップフロップ3122からサ
イドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ3
321に、それぞれ伝送される。
【0244】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(1,0)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(3,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(1,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(1,2)が入力レジスタIR(3,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(1,2)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(1,3)が入力レジスタ
IR(3,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0245】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データd(1,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データd(1,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。次いで、クロックパルス信号CK1の9クロック目
に同期して、図31に示されるように、画素データc
(0,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,0)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(0,0)がプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(0,1)が
プロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データd
(0,1)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データc(0,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データd(0,2)がプロ
セッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データc(0,3)がサイドレジスタSR(2,3)の
第2フリップフロップ3322からサイドレジスタSR
(1,3)の第1フリップフロップ3321に、画素デ
ータd(0,3)がサイドレジスタSR(2,3)の第
1フリップフロップ3321から第2フリップフロップ
3322に、それぞれ伝送される。
【0246】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第2フリップフロップ3222
からサイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフ
ロップ3321に、画素データd(1,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データc
(1,1)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(1,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(1,2)が入力レジスタIR
(3,1)の第2フリップフロップ3222からプロセ
ッサエレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(1,2)が入力レジスタI
R(3,1)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データc(1,3)
が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ
3222からプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(1,
3)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221から第2フリップフロップ3222に、そ
れぞれ伝送される。
【0247】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(2,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(2,2)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の9クロック目に同期して、図示
しないデータ入力手段から、画素データa(0,0)が
第1フリップフロップ1111に入力される。
【0248】次いで、クロックパルス信号CK1の10
クロック目に同期して、図32に示されるように、画素
データc(0,0)がプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,0)がプロセ
ッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(0,
1)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,1)がプロセッサエレメント
PE(2,1)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(0,2)がプロセッサ
エレメントPE(1,2)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(0,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(1,2)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(0,3)がサイドレジスタSR(1,
3)の第1フリップフロップ3321から第2フリップ
フロップ3322に、画素データd(0,3)がサイド
レジスタSR(2,3)の第2フリップフロップ332
2からサイドレジスタSR(1,3)の第1フリップフ
ロップ3321に、それぞれ伝送される。
【0249】また、画素データc(1,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(1,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フリ
ップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,−
1)の第1フリップフロップ3321に、画素データc
(1,1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,1)が入力レジスタI
R(3,0)の第2フリップフロップ3222からプロ
セッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データc(1,2)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(1,2)が入力レジスタIR(3,1)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(1,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(1,3)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0250】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(2,2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、サーチウインドウデ
ータ出力手段2000から、画素データd(2,0)が
入力レジスタIR(3,0)の第1フリップフロップ3
221に、画素データd(2,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第1フリップフロップ3221に、それぞ
れ入力される。
【0251】さらに、現画像ブロックデータ出力手段1
000では、パルス信号CK1の10クロック目に同期
して、画素データa(0,0)が第1フリップフロップ
1111から第2フリップフロップ1112に伝送さ
れ、同時に、データ入力手段から画素データb(0,
0)が第1フリップフロップ1111に入力される。次
いで、クロックパルス信号CK1の11クロック目に同
期して、図33に示されるように、画素データc(0,
0)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第2フリ
ップフロップ3122からサイドレジスタSR(1,−
1)の第1フリップフロップ3321に、画素データd
(0,0)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データc(0,1)がプロセッサエレ
メントPE(1,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,0)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データd(0,1)がプロ
セッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データc(0,2)がプロセッサエレメントPE(1,
2)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(1,1)の第1フリップフロップ312
1に、画素データd(0,2)がプロセッサエレメント
PE(1,2)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データc(0,
3)がサイドレジスタSR(1,3)の第2フリップフ
ロップ3322からプロセッサエレメントPE(1,
2)の第1フリップフロップ3121に、画素データd
(0,3)がサイドレジスタSR(1,3)の第1フリ
ップフロップ3321から第2フリップフロップ332
2に、それぞれ伝送される。
【0252】また、画素データc(1,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121に、画素データd(1,0)がサ
イドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータc(1,1)がプロセッサエレメントPE(2,
0)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1に、画素データd(1,1)がプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データc(1,
2)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(1,2)がプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データc(1,3)がプロセ
ッサエレメントPE(2,2)の第2フリップフロップ
3122からサイドレジスタSR(2,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(1,3)がプ
ロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、そ
れぞれ伝送される。
【0253】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第2フリップフロップ3222か
ら入力レジスタIR(3,−1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データd(2,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、画素データc(2,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロ
ップ3222から入力レジスタIR(3,1)の第1フ
リップフロップ3221に、画素データd(2,2)が
入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。
【0254】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(2,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(2,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の11クロック目に同期して、画
素データa(0,0)が第2フリップフロップ1112
から第1フリップフロップ1121に、画素データb
(0,0)が第1フリップフロップ1111から第2フ
リップフロップ1112に、それぞれ伝送され、同時
に、データ入力手段から、画素データa(0,1)が第
1フリップフロップ1111に入力される。
【0255】次いで、クロックパルス信号CK1の12
クロック目に同期して、図34に示されるように、画素
データc(0,0)がサイドレジスタSR(1,−1)
の第1フリップフロップ3321から第2フリップフロ
ップ3322に、画素データd(0,0)がプロセッサ
エレメントPE(1,0)の第2フリップフロップ31
22からサイドレジスタSR(1,−1)の第1フリッ
プフロップ3321に、画素データc(0,1)がプロ
セッサエレメントPE(1,0)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(0,1)がプロセッサエレメントPE(1,
1)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(1,0)の第1フリップフロップ312
1に、画素データc(0,2)がプロセッサエレメント
PE(1,1)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データd(0,
2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(1,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(0,3)がプロセッサエレメントPE(1,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,3)がサイド
レジスタSR(1,3)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリ
ップフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0256】また、画素データc(1,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(1,0)がサイドレジスタSR(2,−1)の第
2フリップフロップ3322からプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(1,1)がプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(1,1)が
プロセッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)がサイ
ドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(1,3)がプロセッサエレメントPE(2,2)の
第2フリップフロップ3122からサイドレジスタSR
(2,3)の第1フリップフロップ3321に、それぞ
れ伝送される。
【0257】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(2,0)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(3,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(2,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(2,2)が入力レジスタIR(3,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(2,2)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(2,3)が入力レジスタ
IR(3,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0258】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データd(2,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データd(2,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の12クロック目に同期して、画
素データa(0,0)が第1フリップフロップ1121
から第2フリップフロップ1122に、画素データb
(0,0)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1121に、画素データa(0,1)が
第1フリップフロップ1111から第2フリップフロッ
プ1112に、それぞれ伝送される。同時に、データ入
力手段から画素データb(0,1)が第1フリップフロ
ップ1111に入力される。
【0259】次いで、クロックパルス信号CK1の13
クロック目に同期して、図35に示されるように、画素
データc(0,0)がサイドレジスタSR(1,−1)
の第2フリップフロップ3322からサイドレジスタS
R(0,−1)の第1フリップフロップ3321に、画
素データd(0,0)がサイドレジスタSR(1,−
1)の第1フリップフロップ3321からの第2フリッ
プフロップ3322に、画素データc(0,1)がプロ
セッサエレメントPE(1,0)の第2フリップフロッ
プ3122からプロセッサエレメントPE(0,0)の
第1フリップフロップ3121に、画素データd(0,
1)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第1フリ
ップフロップ3121からプ第2フリップフロップ31
22に、画素データc(0,2)がプロセッサエレメン
トPE(1,1)の第2フリップフロップ3122から
プロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフ
ロップ3121に、画素データd(0,2)がプロセッ
サエレメントPE(1,1)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タc(0,3)がプロセッサエレメントPE(1,2)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(0,2)の第1フリップフロップ3121
に、画素データd(0,3)がプロセッサエレメントP
E(1,2)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0260】また、画素データc(1,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ3
122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第1
フリップフロップ3121に、画素データd(1,0)
がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップ
フロップ3121から第2フリップフロップ3122
に、画素データc(1,1)がプロセッサエレメントP
E(2,1)の第2フリップフロップ3122からプロ
セッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データd(1,1)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,2)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(1,2)がプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(1,3)が
サイドレジスタSR(2,3)の第2フリップフロップ
3322からサイドレジスタSR(1,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(1,3)がサ
イドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、それぞれ
伝送される。
【0261】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第2フリップフロップ3222
からサイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフ
ロップ3321に、画素データd(2,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データc
(2,1)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(2,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(2,2)が入力レジスタIR
(3,1)の第2フリップフロップ3222からプロセ
ッサエレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(2,2)が入力レジスタI
R(3,1)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データc(2,3)
が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ
3222からプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(2,
3)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221から第2フリップフロップ3222に、そ
れぞれ伝送される。
【0262】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(3,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(3,2)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の13クロック目に同期して、画
素データa(0,0)が第2フリップフロップ1122
から第1フリップフロップ1211および第1フリップ
フロップ1131に伝送され、画素データb(0,0)
が第1フリップフロップ1121から第2フリップフロ
ップ1122に、画素データa(0,1)が第2フリッ
プフロップ1112から第1フリップフロップ1221
および第1フリップフロップ1121に、画素データb
(0,1)が第1フリップフロップ1111から第2フ
リップフロップ1112に、それぞれ伝送される。同時
に、データ入力手段から画素データa(1,0)が第1
フリップフロップ1111に入力される。
【0263】次いで、クロックパルス信号CK1の14
クロック目に同期して、図36に示されるように、画素
データc(0,0)がサイドレジスタSR(0,−1)
の第1フリップフロップ3321から第2フリップフロ
ップ3322に、画素データd(0,0)がサイドレジ
スタSR(1,−1)の第2フリップフロップ3322
からのサイドレジスタSR(0,−1)の第1フリップ
フロップ3321に、画素データc(0,1)がプロセ
ッサエレメントPE(0,0)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータd(0,1)がプロセッサエレメントPE(1,
0)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(0,0)の第1フリップフロップ312
1に、画素データc(0,2)がプロセッサエレメント
PE(0,1)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データd(0,
2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(0,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(0,3)がプロセッサエレメントPE(0,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,3)がプロセ
ッサエレメントPE(1,2)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(0,2)の第
1フリップフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0264】また、画素データc(1,0)がプロセッ
サエレメントPE(1,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(1,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(1,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(1,1)がプロセッサエレメントP
E(1,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(1,1)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)がサイ
ドレジスタSR(1,3)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(1,3)がサイドレジスタSR(2,3)の第2フ
リップフロップ3322からサイドレジスタSR(1,
3)の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送
される。
【0265】また、画素データc(2,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(2,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フリ
ップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,−
1)の第1フリップフロップ3321に、画素データc
(2,1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,1)が入力レジスタI
R(3,0)の第2フリップフロップ3222からプロ
セッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データc(2,2)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(2,2)が入力レジスタIR(3,1)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(2,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(2,3)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0266】また、画素データc(3,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(3,2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、サーチウインドウデ
ータ出力手段2000から、画素データc(3,0)が
入力レジスタIR(3,0)の第1フリップフロップ3
221に、画素データd(3,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第1フリップフロップ3221に、それぞ
れ入力される。
【0267】さらに、現画像ブロックデータ出力手段1
000では、パルス信号CK1の14クロック目に同期
して、画素データa(0,0)が第1フリップフロップ
1211から第2フリップフロップ1212に、第1フ
リップフロップ1131から第2フリップフロップ11
32に、画素データb(0,0)が第2フリップフロッ
プ1122から第1フリップフロップ1211および第
1フリップフロップ1131に、画素データa(0,
1)が第1フリップフロップ1221から第2フリップ
フロップ1222に、第1フリップフロップ1121か
ら第2フリップフロップ1122に、画素データb
(0,1)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1221および第1フリップフロップ1
121に、画素データa(1,0)が第1フリップフロ
ップ1111から第2フリップフロップ1112に、そ
れぞれ伝送され、同時に、データ入力手段から画素デー
タb(1,0)が第1フリップフロップ1111に入力
される。
【0268】次いで、クロックパルス信号CK1の15
クロック目に同期して、図37に示されるように、画素
データc(0,0)がサイドレジスタSR(0,−1)
の第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメ
ントPE(0,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データd(0,0)がサイドレジスタSR
(0,−1)の第1フリップフロップ3321からの第
2フリップフロップ3322に、画素データc(0,
1)がプロセッサエレメントPE(0,0)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(0,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(0,1)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データc(0,2)がプロセ
ッサエレメントPE(0,1)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(0,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(0,
2)がプロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,3)がプロセッサエレメント
PE(0,2)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0269】また、画素データc(1,0)がプロセッ
サエレメントPE(1,0)の第2フリップフロップ3
122からサイドレジスタSR(1,−1)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(1,0)がプ
ロセッサエレメントPE(1,0)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、画
素データc(1,1)がプロセッサエレメントPE
(1,1)の第2フリップフロップ3122からプロセ
ッサエレメントPE(1,0)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(1,1)がプロセッサエレ
メントPE(1,1)の第1フリップフロップ3121
から第2フリップフロップ3122に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,1)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(1,2)がプロセッサエレメントPE
(1,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(1,3)が
サイドレジスタSR(1,3)の第2フリップフロップ
3322からプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(1,
3)がサイドレジスタSR(1,3)の第1フリップフ
ロップ3321から第2フリップフロップ3322に、
それぞれ伝送される。
【0270】また、画素データc(2,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121に、画素データd(2,0)がサ
イドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータc(2,1)がプロセッサエレメントPE(2,
0)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1に、画素データd(2,1)がプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データc(2,
2)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データc(2,3)がプロセ
ッサエレメントPE(2,2)の第2フリップフロップ
3122からサイドレジスタSR(2,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(2,3)がプ
ロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、そ
れぞれ伝送される。
【0271】また、画素データc(3,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第2フリップフロップ3222か
ら入力レジスタIR(3,−1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データd(3,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、画素データc(3,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロ
ップ3222から入力レジスタIR(3,1)の第1フ
リップフロップ3221に、画素データd(3,2)が
入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。
【0272】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(3,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(3,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の15クロック目に同期して、画
素データb(0,1)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データa
(0,0)が第2フリップフロップ1212から第1フ
リップフロップ1221に、画素データb(0,0)が
第1フリップフロップ1211から第2フリップフロッ
プ1212に、画素データb(0,0)が第1フリップ
フロップ1131から第2フリップフロップ1132
に、画素データa(0,1)が第2フリップフロップ1
122から第1フリップフロップ1131に、画素デー
タb(0,1)が第1フリップフロップ1121から第
2フリップフロップ1122に、画素データa(1,
0)が第2フリップフロップ1112から第1フリップ
フロップ1121に、画素データb(1,0)が第1フ
リップフロップ1111から第2フリップフロップ11
12に、それぞれ伝送される。同時に、データ入力手段
から画素データa(1,1)が第1フリップフロップ1
111に入力される。
【0273】次いで、クロックパルス信号CK1の16
クロック目に同期して、図38に示されるように、画素
データc(0,0)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,0)がサイド
レジスタSR(0,−1)の第2フリップフロップ33
22からプロセッサエレメントPE(0,0)の第1フ
リップフロップ3121に、画素データc(0,1)が
プロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフ
ロップ3121から第2フリップフロップ3122に、
画素データd(0,1)がプロセッサエレメントPE
(0,0)の第2フリップフロップ3122からプロセ
ッサエレメントPE(0,1)の 第1フリップフロッ
プ3121に、画素データc(0,2)がプロセッサエ
レメントPE(0,2)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(0,2)がプロセッサエレメントPE(0,1)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(0,2)の第1フリップフロップ3121に、そ
れぞれ伝送される。
【0274】また、画素データc(1,0)がサイドレ
ジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(1,0)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第
2フリップフロップ3122からサイドレジスタSR
(1,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データc(1,1)がプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(1,1)がプロセ
ッサエレメントPE(1,1)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(1,
2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(1,2)がプロセッサエレメント
PE(1,2)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(1,3)がプロセッサ
エレメントPE(1,2)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(1,3)がサイドレジスタSR(1,3)の第2フ
リップフロップ3322からプロセッサエレメントPE
(1,2)の第1フリップフロップ3121に、それぞ
れ伝送される。
【0275】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(2,0)がサイドレジスタSR(2,−1)の第
2フリップフロップ3322からプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(2,1)がプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(2,1)が
プロセッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)がサイ
ドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(2,3)がプロセッサエレメントPE(2,2)の
第2フリップフロップ3122からサイドレジスタSR
(2,3)の第1フリップフロップ3321に、それぞ
れ伝送される。
【0276】また、画素データc(3,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(3,0)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(3,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(3,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(3,2)が入力レジスタIR(3,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(3,2)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(3,3)が入力レジスタ
IR(3,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0277】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データd(3,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データd(3,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の16クロック目に同期して、画
素データa(0,0)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データb
(0,0)が第2フリップフロップ1212から第1フ
リップフロップ1221に、画素データa(0,1)が
第1フリップフロップ1131から第2フリップフロッ
プ1132に、画素データb(0,1)が第2フリップ
フロップ1122から第1フリップフロップ1131
に、画素データa(1,0)が第1フリップフロップ1
121から第2フリップフロップ1122に、画素デー
タb(1,0)が第2フリップフロップ1112から第
1フリップフロップ1121に、画素データa(1,
1)が第1フリップフロップ1111から第2フリップ
フロップ1112に、それぞれ伝送される。同時に、デ
ータ入力手段から画素データb(1,1)が第1フリッ
プフロップ1111に入力される。
【0278】次いで、クロックパルス信号CK1の17
クロック目に同期して、図39に示されるように、画素
データd(0,0)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,1)がプロセ
ッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータd(0,2)がプロセッサエレメントPE(0,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0279】また、画素データc(1,0)がサイドレ
ジスタSR(1,−1)の第2フリップフロップ332
2からサイドレジスタSR(0,−1)の第1フリップ
フロップ3321に、画素データd(1,0)がサイド
レジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
c(1,1)がプロセッサエレメントPE(1,0)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(0,0)の第1フリップフロップ3121に、
画素データd(1,1)がプロセッサエレメントPE
(1,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(1,2)が
プロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データd
(1,2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データc(1,3)がプロセッサエレ
メントPE(1,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データd(1,3)がプロ
セッサエレメントPE(1,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、それ
ぞれ伝送される。
【0280】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ3
122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第1
フリップフロップ3121に、画素データd(2,0)
がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップ
フロップ3121から第2フリップフロップ3122
に、画素データc(2,1)がプロセッサエレメントP
E(2,1)の第2フリップフロップ3122からプロ
セッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データd(2,1)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,2)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(2,2)がプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(2,3)が
サイドレジスタSR(2,3)の第2フリップフロップ
3322からサイドレジスタSR(1,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(2,3)がサ
イドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、それぞれ
伝送される。
【0281】また、画素データc(3,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第2フリップフロップ3222
からサイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフ
ロップ3321に、画素データd(3,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データc
(3,1)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(3,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(3,2)が入力レジスタIR
(3,1)の第2フリップフロップ3222からプロセ
ッサエレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(3,2)が入力レジスタI
R(3,1)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データc(3,3)
が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ
3222からプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(3,
3)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221から第2フリップフロップ3222に、そ
れぞれ伝送される。
【0282】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(4,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(4,2)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の17クロック目に同期して、画
素データb(0,0)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データb
(0,1)が第1フリップフロップ1131から第2フ
リップフロップ1132に、画素データa(1,0)が
第2フリップフロップ1122から第1フリップフロッ
プ1211および第1フリップフロップ1131に、画
素データb(1,0)が第1フリップフロップ1121
から第2フリップフロップ1122に伝送され、画素デ
ータa(1,1)が第2フリップフロップ1112から
第1フリップフロップ1221および第1フリップフロ
ップ1121に、画素データb(1,1)が第1フリッ
プフロップ1111から第2フリップフロップ1112
に、それぞれ伝送される。同時に、データ入力手段から
画素データa(2,0)が第1フリップフロップ111
1に入力される。
【0283】次いで、クロックパルス信号CK1の18
クロック目に同期して、図40に示されるように、画素
データc(1,0)がサイドレジスタSR(0,−1)
の第1フリップフロップ3321から第2フリップフロ
ップ3322に、画素データd(1,0)がサイドレジ
スタSR(1,−1)の第2フリップフロップ3322
からサイドレジスタSR(0,−1)の第1フリップフ
ロップ3321に、画素データc(1,1)がプロセッ
サエレメントPE(0,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(1,1)がプロセッサエレメントPE(1,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(0,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(1,2)がプロセッサエレメントP
E(0,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(1,2)
がプロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,3)がプロセッサエレメントPE(0,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
2122に、画素データd(1,3)がプロセッサエレ
メントPE(1,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0284】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(1,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(2,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3121からプロセッサエレメ
ントPE(1,0)の第1フリップフロップ3122
に、画素データc(2,1)がプロセッサエレメントP
E(1,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(2,1)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)がサイ
ドレジスタSR(1,3)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(2,3)がサイドレジスタSR(2,3)の第2フ
リップフロップ3322からサイドレジスタSR(1,
3)の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送
される。
【0285】また、画素データc(3,0)がサイドレ
ジステSR(2,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(3,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フリ
ップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,−
1)の第1リップフロップ3321に、画素データc
(3,1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(3,1)が入力レジスタI
R(3,0)の第2フリップフロップ3222からプロ
セッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データc(3,2)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(3,2)が入力レジスタIR(3,1)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,1)の1フリップフロップ3121に、画素デー
タc(3,3)がプロセッサエレメントPE(2,2)
の第1フリップフロップ3121から第2フリップフロ
ップ3122に、画素データd(3,3)が入力レジス
タIR(3,2)の第2フリップフロップ3222から
プロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフ
ロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0286】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(4,2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2リップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、サーチウインドウデ
ータ出力手段2000から、画素データd(4,0)が
入力レジスタIR(3,0)の第1フリップフロップ3
221に、画素データd(4,2)が入力レジスタIR
(3,2)の第1フリップフロップ3221に、それぞ
れ入力される。
【0287】さらに、現画像ブロックデータ出力手段1
000では、パルス信号CK1の18クロック目に同期
して、画素データa(1,0)が第1フリップフロップ
1211から第2フリップフロップ1212に、第1フ
リップフロップ1131から第2フリップフロップ11
32に、画素データb(1,0)が第2フリップフロッ
プ1122から第1フリップフロップ1211および第
1フリップフロップ1131に、画素データa(1,
1)が第1フリップフロップ1221から第2フリップ
フロップ1222に、第1フリップフロップ1121か
ら第2フリップフロップ1122に、画素データb
(1,1)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1221と第1フリップフロップ112
1に、画素データa(2,0)が第1フリップフロップ
1111から第2フリップフロップ1112に、それぞ
れ伝送される。同時に、データ入力手段から画素データ
b(2,0)が第1フリップフロップ1111に入力さ
れる。
【0288】次いで、クロックパルス信号CK1の19
クロック目に同期して、図41に示されるように、画素
データc(1,0)がサイドレジスタSR(0,−1)
の第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメ
ントPE(0,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データd(1,0)がサイドレジスタSR
(0,−1)の第1フリップフロップ3321から第2
フリップフロップ3322に、画素データc(1,1)
がプロセッサエレメントPE(0,0)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データd
(1,1)がプロセッサエレメントPE(0,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データc(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(0,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データd(1,2)がプロ
セッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(1,3)がプロセッサエレメントPE(0,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0289】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(1,0)の第2フリップフロップ3
122からサイドレジスタSR(0,−1)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(2,0)がプ
ロセッサエレメントPE(1,0)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、画
素データc(2,1)がプロセッサエレメントPE
(1,1)の第2フリップフロップ3122からプロセ
ッサエレメントPE(1,0)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(2,1)がプロセッサエレ
メントPE(1,1)の第1フリップフロップ3121
から第2フリップフロップ3122に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,1)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(2,2)がプロセッサエレメントPE
(1,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(2,3)が
サイドレジスタSR(1,3)の第2フリップフロップ
3322からプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(2,
3)がサイドレジスタSR(1,3)の第1フリップフ
ロップ3321から第2フリップフロップ3322に、
それぞれ伝送される。
【0290】また、画素データc(3,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121に、画素データd(3,0)がサ
イドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータc(3,1)がプロセッサエレメントPE(2,
0)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1に、画素データd(3,1)がプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データc(3,
2)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(3,2)がプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データc(3,3)がプロセ
ッサエレメントPE(2,2)の第2フリップフロップ
3122からサイドレジスタSR(2,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(3,3)がプ
ロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、そ
れぞれ伝送される。
【0291】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第2フリップフロップ3222か
ら入力レジスタIR(3,−1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データd(4,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、画素データc(4,
2)が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロ
ップ3222から入力レジスタIR(3,1)の第1フ
リップフロップ3221に、画素データd(4,2)が
入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。
【0292】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(4,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(4,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の19クロック目に同期して、画
素データb(1,1)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データa
(1,0)が第2フリップフロップ1212から第1フ
リップフロップ1221に、画素データb(1,0)が
第1フリップフロップ1211から第2フリップフロッ
プ1212に、画素データb(1,0)が第1フリップ
フロップ1131から第2フリップフロップ1132
に、画素データa(1,1)が第2フリップフロップ1
122から第1フリップフロップ1131に、画素デー
タb(1,1)が第1フリップフロップ1121から第
2フリップフロップ1122に、画素データa(2,
0)が第2フリップフロップ1112から第1フリップ
フロップ1121に、画素データb(2,0)が第1フ
リップフロップ1111から第2フリップフロップ11
12に、それぞれ伝送される。同時に、データ入力手段
から画素データa(2,1)が第1フリップフロップ1
111に入力される。
【0293】次いで、クロックパルス信号CK1の20
クロック目に同期して、図42に示されるように、画素
データc(1,0)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ2122に、画素データd(1,0)がサイド
レジスタSR(0,−1)の第2フリップフロップ33
22からプロセッサエレメントPE(0,0)の第1フ
リップフロップ3121に、画素データc(1,1)が
プロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフ
ロップ3121から第2フリップフロップ3122に、
画素データd(1,1)がプロセッサエレメントPE
(0,0)の第2フリップフロップ3122からプロセ
ッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフロップ
3121に、画素データc(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(0,2)の第1フリップフロップ3121
から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(1,2)がプロセッサエレメントPE(0,1)の第
2フリップフロップ3121からプロセッサエレメント
PE(0,2)の第1フリップフロップ3121に、そ
れぞれ伝送される。
【0294】また、画素データc(2,0)がサイドレ
ジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3321に、画素データd
(2,0)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第
2フリップフロップ3122からサイドレジスタSR
(1,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データc(2,1)がプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(2,1)がプロセ
ッサエレメントPE(1,1)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(2,
2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(2,2)がプロセッサエレメント
PE(1,2)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(2,3)がプロセッサ
エレメントPE(1,2)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(2,3)がサイドレジスタSR(1,3)の第2フ
リップフロップ3322からプロセッサエレメントPE
(1,2)の第1フリップフロップ3121に、それぞ
れ伝送される。
【0295】また、画素データc(3,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(3,0)がサイドレジスタSR(2,−1)の第
2フリップフロップ3322からプロセッサエレメント
PE(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(3,1)がプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(3,1)が
プロセッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(3,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(3,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(3,3)がサイ
ドレジスイタSR(2,3)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タd(3,3)がプロセッサエレメントPE(2,2)
の第2フリップフロップ3122からサイドレジスタS
R(2,3)の第1フリップフロップ3321に、それ
ぞれ伝送される。
【0296】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(4,0)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(3,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(4,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(4,2)が入力レジスタIR(3,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(4,2)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(3,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(4,3)が入力レジスタ
IR(3,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0297】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データd(4,1)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データd(4,3)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の20クロック目に同期して、画
素データa(1,0)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データb
(1,0)が第2フリップフロップ1212から第1フ
リップフロップ1221に、画素データa(1,1)が
第1フリップフロップ1131から第2フリップフロッ
プ1132に、画素データb(1,1)が第2フリップ
フロップ1122から第1フリップフロップ1131
に、画素データa(2,0)が第1フリップフロップ1
121から第2フリップフロップ1122に、画素デー
タb(2,0)が第2フリップフロップ1112から第
1フリップフロップ1121に、画素データa(2,
1)が第1フリップフロップ1111から第2フリップ
フロップ1112に、それぞれ伝送される。同時に、デ
ータ入力手段から画素データb(2,1)が第1フリッ
プフロップ1111に入力される。
【0298】次いで、クロックパルス信号CK1の21
クロック目に同期して、図43に示されるように、画素
データd(1,0)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(1,1)がプロセ
ッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータd(1,2)がプロセッサエレメントPE(0,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、それぞれ伝送される。
【0299】また、画素データc(2,0)がサイドレ
ジスタSR(1,−1)の第2フリップフロップ332
2からサイドレジスタSR(0,−1)の第1フリップ
フロップ3321に、画素データd(2,0)がサイド
レジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
c(2,1)がプロセッサエレメントPE(1,0)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(0,0)の第1フリップフロップ3121に、
画素データd(2,1)がプロセッサエレメントPE
(1,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(2,2)が
プロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データd
(2,2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データc(2,3)がプロセッサエレ
メントPE(1,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データd(2,3)がプロ
セッサエレメントPE(1,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、それ
ぞれ伝送される。
【0300】また、画素データc(3,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ3
122からプロセッサエレメントPE(1,0)の第1
フリップフロップ3121に、画素データd(3,0)
がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップ
フロップ3121から第2フリップフロップ3122
に、画素データc(3,1)がプロセッサエレメントP
E(2,1)の第2フリップフロップ3122からプロ
セッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データd(3,1)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データc
(3,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(1,2)の第1フリップフロップ3121に、画
素データd(3,2)がプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データc(3,3)が
サイドレジスタSR(2,3)の第2フリップフロップ
3322からサイドレジスタSR(1,3)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データd(3,3)がサ
イドレジスタSR(2,3)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、それぞれ
伝送される。
【0301】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第2フリップフロップ3222
からサイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフ
ロップ3321に、画素データd(4,0)が入力レジ
スタIR(3,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データc
(4,1)が入力レジスタIR(3,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(4,1)が入力レジスタIR(3,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(4,2)が入力レジスタIR
(3,1)の第2フリップフロップ3222からプロセ
ッサエレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ
3121に、画素データd(4,2)が入力レジスタI
R(3,1)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データc(4,3)
が入力レジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ
3222からプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(4,
3)が入力レジスタIR(3,2)の第1フリップフロ
ップ3221から第2フリップフロップ3222に、そ
れぞれ伝送される。
【0302】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データc(5,0)が入力レジスタ
IR(3,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データc(5,2)が入力レジスタIR(3,2)の
第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。さらに、現画像ブロックデータ出力手段1000で
は、パルス信号CK1の21クロック目に同期して、画
素データb(1,0)が第1フリップフロップ1221
から第2フリップフロップ1222に、画素データb
(1,1)が第1フリップフロップ1131から第2フ
リップフロップ1132に、画素データa(2,0)が
第2フリップフロップ1122から第1フリップフロッ
プ1211および第1フリップフロップ1131に、画
素データb(2,0)が第1フリップフロップ1121
から第2フリップフロップ1122に、画素データa
(2,1)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1221および第1フリップフロップ1
121に、画素データb(2,1)が第1フリップフロ
ップ1111から第2フリップフロップ1112に、そ
れぞれ伝送される。同時に、データ入力手段から画素デ
ータa(3,0)が第1フリップフロップ1111に入
力される。
【0303】一方、クロックパルス信号CK1の14ク
ロック目のアップエッヂから22クロック目のアップエ
ッヂまでの間の期間c14、c15、c16、c17、
c18、c19、c20、c21において、各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の各素子では、以下の演算
がなされている。すなわち、期間c14においては、図
36に示すように、各画素データc(0,1)、c
(0,2)、c(0,3)、c(1,0)、c(1,
1)、c(1,2)、c(2,1)、c(2,2)およ
びc(2,3)が、各プロセッサエレメントのセレクタ
3110、第1フリップフロップ3121および第2フ
リップフロップ3122を経由して、それぞれ記載順に
対応するプロセッサエレメントPE(0,0)、PE
(0,1)、PE(0,2)、PE(1,0)、PE
(1,1)、PE(1,2)、PE(2,0)、PE
(2,1)、PE(2,2)の減算器4110に第1デ
ータ入力端子Aを介して入力される。すなわち、奇数列
の各プロセッサエレメントPE(x,y)には、c
(x,y+1)が入力され、偶数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)には、c(x,y)が入力され
る。
【0304】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現画像ブロックの画素データa(0,1)が、
各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器411
0に第2データ入力端子Bを介して入力され、偶数列の
各プロセッサエレメントでは現画像ブロックの画素デー
タa(0,0)が、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110に第2データ入力端子Bを介して
入力される。
【0305】これにより、奇数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、減算器4110によりc
(x,y+1)−a(0,1)が演算され、偶数列の各
プロセッサエレメント(x,y)では、c(x,y)−
a(0,0)が演算されて、正数変換器4120によ
り、 (奇数) |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y)-a(0,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転器4230には、信号入力端子Aを介して信号LD
1が入力される。この信号LD1が期間c14の前の期
間c13において、1を表わす信号を出力するため、反
転器4230から信号出力端子Yを介して、0を表わす
信号が出力される。この信号が論理積演算器4240に
信号入力端子Aを介して入力されるため、データ入力端
子B側から入力されるデータにかかわらず、データ出力
端子Yを介してデータ0が出力され、加算器4210に
データ入力端子Bを介して0が入力される。よって、加
算器4210では、第1データ入力端子Aを介して入力
される上記データと第2入力端子Bを介して入力される
0とが加算され、 (奇数) |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y)-a(0,0)| が第1フリップフロップ4221に入力される。
【0306】期間c15においては、図37に示すよう
に、奇数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器4110には、第1データ入力端子Aを介して、
d(x,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレ
メントPE(x,y)の減算器4110には、第2デー
タ入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データb
(0,1)が入力される。偶数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の減算器4110には、第1データ
入力端子Aを介して、d(x,y)が入力され、また、
各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器411
0には、第2データ入力端子Bを介して、現画像ブロッ
クの画素データb(0,0)が入力される。
【0307】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりd(x,y+
1)−b(0,1)が演算され、偶数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、d(x,y)−b
(0,0)が演算されて、正数変換器4120により (奇数) |d(x,y+1)-b(0,1)| (偶数) |d(x,y)-b(0,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転器4230に、信号入力端子Aを介して1を表わす
信号が入力されるため、反転器4230から信号出力端
子Yを介して、0を表わす信号が出力される。この信号
が論理積演算器4240に信号入力端子Aを介して入力
されるため、データ入力端子B側から入力されるデータ
にかかわらず、データ出力端子Yを介してデータ0が出
力され、加算器4210にデータ入力端子Bを介して0
が入力される。よって、加算器4210では、第1デー
タ入力端子Aを介して入力される上記データと第2入力
端子Bを介して入力される0とが加算され、 (奇数) |d(x,y+1)-b(0,1)| (偶数) |d(x,y)-b(0,0)| が第1フリップフロップ4221に入力される。また、
第1フリップフロップ4221から前回計算されたデー
タ (奇数) |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y)-a(0,0)| が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0308】期間c16において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
1データ入力端子Aを介して、c(x,y)が入力さ
れ、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減
算器4110には、第2データ入力端子Bを介して、現
画像ブロックの画素データa(0,0)が入力される。
偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算
器4110には、第1データ入力端子Aを介して、c
(x,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の減算器4110には、第2データ
入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データa
(0,1)が入力される。
【0309】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりc(x,y)−
a(0,0)が演算され、偶数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、c(x,y+1)−a(0,
1)が演算されて、正数変換器4120により (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器4210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c14において計算さ
れた上記値が第2フリップフロップ4222より論理積
演算器4240を通して入力される。加算器4210で
は、上記二つのデータが加算され、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ (奇数) |d(x,y+1)-b(0,1)| (偶数) |d(x,y)-b(0,0)| が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0310】期間c17において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
1データ入力端子Aを介して、d(x,y)が入力さ
れ、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減
算器4110には、第2データ入力端子Bを介して、現
画像ブロックの画素データb(0,0)が入力される。
偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算
器4110には、第1データ入力端子Aを介して、d
(x,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の減算器4110には、第2データ
入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データb
(0,1)が入力される。
【0311】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりd(x,y)−
b(0,0)が演算され、偶数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、d(x,y+1)−b(0,
1)が演算されて、正数変換器4120により (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器4210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c15において計算さ
れた上記値が第2フリップフロップ4222より論理積
演算器4240を通して入力される。加算器4210で
は、上記二つのデータが加算され、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0312】期間c18において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
1データ入力端子Aを介して、c(x+1,y+1)が
入力され、また、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110には、第2データ入力端子Bを介
して、現画像ブロックの画素データa(1,1)が入力
される。偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110には、第1データ入力端子Aを介
して、c(x+1,y)が入力され、また、各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
2データ入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素デ
ータa(1,0)が入力される。
【0313】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりc(x+1,y
+1)−a(1,1)が演算され、偶数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)では、減算器4110によ
りc(x+1,y)−a(1,0)が演算されて、正数
変換器4120により (奇数) |c(x+1,y+1)-a(1,1)| (偶数) |c(x+1,y)-a(1,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器4210には第2データ入
力端子Bを介して、期間c16において計算された上記
値が第2フリップフロップ4222より論理積演算器4
240を介して入力される。加算器4210では、上記
2つのデータが加算され、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0314】期間c19において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
1データ入力端子Aを介して、d(x+1,y+1)が
入力され、また、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110には、第2データ入力端子Bを介
して、現画像ブロックの画素データb(1,1)が入力
される。偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110には、第1データ入力端子Aを介
して、d(x+1,y)が入力され、また、各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には、第
2データ入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素デ
ータb(1,0)が入力される。
【0315】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりd(x+1,y
+1)−b(1,1)が演算され、偶数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)では、減算器4110によ
りd(x+1,y)−b(1,0)が演算されて、正数
変換器4120により (奇数) |d(x+1,y+1)-b(1,1)| (偶数) |d(x+1,y)-b(1,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器4210には第2データ入
力端子Bを介して、期間c16において計算された上記
値が第2フリップフロップ4222より論理積演算器4
240を介して入力される。加算器4210では、上記
2つのデータが加算され、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0316】期間c20において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には第1
データ入力端子Aを介して、c(x+1,y)が入力さ
れ、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減
算器4110には第2データ入力端子Bを介して、現画
像ブロックの画素データa(1,0)が入力される。偶
数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器
4110には第1データ入力端子Aを介して、c(x+
1,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレメン
トPE(x,y)の減算器4110には、第2データ入
力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データa
(1,1)が入力される。
【0317】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりc(x+1,
y)−a(1,0)が演算され、偶数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、減算器4110により
c(x+1,y+1)−a(1,1)が演算されて、正
数変換器4120により (奇数) |c(x+1,y)-a(1,0)| (偶数) |c(x+1,y+1)-a(1,1)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器4210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c18において計算さ
れた上記値がフリップフロップ4222より論理積演算
器4240を介して入力される。加算器4210では、
上記2つのデータが加算され、 (奇数) |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x+1,y+1)-a(1,1)| + |c(x+1,y)-a(1,0)| ・・・(Q1) (偶数) |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x+1,y)-a(1,0)| + |c(x+1,y+1)-a(1,1)| ・・・(Q2) が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0318】期間c21において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器4110には第1
データ入力端子Aを介して、d(x+1,y)が入力さ
れ、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減
算器4110には第2データ入力端子Bを介して、現画
像ブロックの画素データb(1,0)が入力される。偶
数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器
4110には第1データ入力端子Aを介して、d(x+
1,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレメン
トPE(x,y)の減算器4110には、第2データ入
力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データb
(1,1)が入力される。
【0319】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器4110によりd(x+1,
y)−b(1,0)が演算され、偶数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、減算器4110により
d(x+1,y+1)−b(1,1)が演算されて、正
数変換器4120により (奇数) |d(x+1,y)-b(1,0)| (偶数) |d(x+1,y+1)-b(1,1)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器4210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c19において計算さ
れた上記値がフリップフロップ4222より論理積演算
器4240を介して入力される。加算器4210では、
上記2つのデータが加算され、 (奇数) |d(x,y+1)-b(0,1)| + |d(x,y)-b(0,0)| + |d(x+1,y+1)-b(1,1)| + |d(x+1,y)-b(1,0)| ・・・(Q3) (偶数) |d(x,y)-b(0,0)| + |d(x,y+1)-b(0,1)| + |d(x+1,y)-b(1,0)| + |d(x+1,y+1)-b(1,1)| ・・・(Q4) が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ4221から前回計
算されたデータ が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0320】ここで、上記式(Q2)は、図2〜図5に
示された参照画像第1フィールドPb1の第1フィール
ド候補ブロック311と、現画像第1フィールドPa1
の現画像第1フィールドブロック111とのディストー
ションを表わす式である。また、奇数列のプロセッサエ
レメントPE(x,y)から出力される上記式(Q1)
は、変形すると偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)から出力される上記式(Q2)と同等である
ので、奇数列のプロセッサエレメントPE(x,y)と
偶数列のプロセッサエレメントPE(x,y)は、いず
れも各ディストーションを表わすデータを出力する。
【0321】また、上記式(Q3)、(Q4)について
も、同様に参照画像第2フィールドPb2の第2フィー
ルド候補ブロック312と、現画像第2フィールドPa
2の現画像第2フィールドブロック112とのディスト
ーションを表わす式である。したがって、各プロセッサ
エレメントPE(x,y)において、サーチウインドウ
210内の全てのフィールドブロックディストーショ
ン、本実施例では9個の第1フィールド候補ブロック3
11のそれぞれと、現画像第1フィールドブロック11
1との各ディストーション、9個の第2フィールド候補
ブロック312のそれぞれと、現画像第2フィールドブ
ロック112との各ディストーションが算出されたこと
になる。
【0322】以下の説明では、上記式(Q1)、(Q
2)をDc(x,y)、上記式(Q3)、(Q4)をD
d(x,y)とし、作用の説明に戻る。期間c21の間
に発せられるパルス信号LD1に同期して、セレクタ4
310のデータ出力端子Yが第2フリップフロップ42
22のデータ出力端子Yにラッチされ、パルス信号CK
1の22クロック目、すなわち、パルス信号CK2に同
期して、Dc(x,y)が第1フリップフロップ432
1にラッチされ、第1フリップフロップ4221からD
d(x,y)が第2フリップフロップ4222に入力さ
れる。
【0323】期間c23において、パルス信号LD1は
期間c22のままであるので、Dd(x,y)が第1フ
リップフロップ4321にラッチされ、第1フリップフ
ロップ4321からDc(x,y)が第2フリップフロ
ップ4322に入力される。期間c24において、第1
フリップフロップ4321からDd(x,y)が第2フ
リップフロップ4322に入力され、第2フリップフロ
ップ4322からDc(x,y)が各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の出力端子Doを介して出力され
る。このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、
PE(0,1)、PE(0,2)で算出された上記ディ
ストーションDc(x,y)は、プロセッサエレメント
の出力端子Doを介してフレームブロックディストーシ
ョン算出手段6000のフリップフロップ6110、6
210、6310、加算器6120、6220、632
0およびフィールドブロック特定手段5000の比較器
5110に、それぞれ入力される。また、各プロセッサ
エレメントPE(x,y)のセレクタ4310は、第1
データ入力端子Aを選択しているため、プロセッサエレ
メントPE(1,0)、PE(1,1)、PE(1,
2)、PE(2,0)、PE(2,1)、PE(2,
2)で算出された上記ディストーションDc(x,y)
は、パルス信号CK2の24クロック目に同期して、各
プロセッサエレメントPE(x−1,y)にそれぞれ伝
送される。
【0324】期間c25において、第2フリップフロッ
プ4322からDd(x,y)が各プロセッサエレメン
トPE(x,y)の出力端子Doを介して出力される。
このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、PE
(0,1)、PE(0,2)で算出された上記ディスト
ーションDd(x,y)は、プロセッサエレメントの出
力端子Doを介してフレームブロックディストーション
算出手段6000のフリップフロップ6110、621
0、6310、加算器6120、6220、6320お
よびフィールドブロック特定手段5000の比較器51
10に、それぞれ入力される。また、各プロセッサエレ
メントPE(x,y)のセレクタ4310は、第1デー
タ入力端子Aを選択しているため、プロセッサエレメン
トPE(1,0)、PE(1,1)、PE(1,2)、
PE(2,0)、PE(2,1)、PE(2,2)で算
出された上記ディストーションDd(x,y)は、パル
ス信号CK2の25クロック目に同期して、各プロセッ
サエレメントPE(x−1,y)にそれぞれ伝送される
とともに、各プロセッサエレメントPE(x−1,y)
の第1フリップフロップ4321からDc(x,y)が
第2フリップフロップ4322に入力される。
【0325】期間c26において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−1,y)の第1フリップフロップ432
1からDd(x,y)が第2フリップフロップ4322
に入力され、第2フリップフロップ4322からDc
(x,y)が各プロセッサエレメントPE(x−1,
y)の出力端子Doを介して出力される。このとき、プ
ロセッサエレメントPE(0,0)、PE(0,1)、
PE(0,2)から出力されるディストーションDc
(x,y)は、プロセッサエレメントの出力端子Doを
介してフレームブロックディストーション算出手段60
00のフリップフロップ6110、6210、631
0、加算器6120、6220、6320およびフィー
ルドブロック特定手段5000の比較器5110に、そ
れぞれ入力される。また、プロセッサエレメントPE
(2,0)、PE(2,1)、PE(2,2)で算出さ
れた上記ディストーションDc(x,y)は、パルス信
号CK2の24クロック目に同期して、各プロセッサエ
レメントPE(x−2,y)にそれぞれ伝送される。
【0326】期間c27において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−1,y)の第2フリップフロップ432
2からDd(x,y)が出力端子Doを介して出力され
る。このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、
PE(0,1)、PE(0,2)から出力されるディス
トーションDd(x,y)は、プロセッサエレメントの
出力端子Doを介してフレームブロックディストーショ
ン算出手段6000のフリップフロップ6110、62
10、6310、加算器6120、6220、6320
およびフィールドブロック特定手段5000の比較器5
110に、それぞれ入力される。また、プロセッサエレ
メントPE(2,0)、PE(2,1)、PE(2,
2)で算出された上記ディストーションDd(x,y)
は、パルス信号CK2の27クロック目に同期して、各
プロセッサエレメントPE(x−2,y)にそれぞれ伝
送されるとともに、各プロセッサエレメントPE(x−
2,y)の第1フリップフロップ4321からDc
(x,y)が第2フリップフロップ4322に入力され
る。
【0327】期間c28において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−2,y)の第1フリップフロップ432
1からDd(x,y)が第2フリップフロップ4322
に入力され、第2フリップフロップ4322からDc
(x,y)が各プロセッサエレメントPE(x−2,
y)の出力端子Doを介して出力される。このとき、プ
ロセッサエレメントPE(0,0)、PE(0,1)、
PE(0,2)から出力されるディストーションDc
(x,y)は、プロセッサエレメントの出力端子Doを
介してフレームブロックディストーション算出手段60
00のフリップフロップ6110、6210、631
0、加算器6120、6220、6320およびフィー
ルドブロック特定手段5000の比較器5110に、そ
れぞれ入力される。
【0328】期間c29において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−2,y)の第2フリップフロップ432
2からDd(x,y)が出力端子Doを介して出力され
る。このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、
PE(0,1)、PE(0,2)から出力されるディス
トーションDd(x,y)は、プロセッサエレメントの
出力端子Doを介してフレームブロックディストーショ
ン算出手段6000のフリップフロップ6110、62
10、6310、加算器6120、6220、6320
およびフィールドブロック特定手段5000の比較器5
110に、それぞれ入力される。
【0329】次に、フィールドブロック特定手段500
0の作用について説明する。フィールドブロック特定手
段5000では、比較器5110に各データ入力端子A
0、A1、A2を介して、サーチウインドウデータ転送
保持手段3000およびフィールドブロックディストー
ション算出手段4000の各プロセッサエレメントPE
(x,y)によって求められたそれぞれのフィールドブ
ロックディストーションが入力される。以下の説明で
は、信号の表わす2値を”0”と”1”とし、また、各
プロセッサエレメントPE(x,y)から算出された第
1フィールドブロックディストーションをDc(x,
y)、第2フィールドブロックディストーションをDd
(x,y)として説明する。
【0330】まず、期間c23において、パルス信号L
D2に同期して、論理和演算器5150に信号入力端子
Aを介して信号1が入力されるため、データ入力端子B
に入力される値に関係なく、データ出力端子Yを介して
すべてのビットが1のデータ、すなわち、最大値が出力
されたことになる。また、カウンタ5310に信号入力
端子CLを介して、パルス信号LD2に同期して入力さ
れた信号により、カウンタ5310からカウント出力端
子Qnを介して出力される出力カウントが0にリセット
される。
【0331】次に、パルス信号CK2の24クロック目
に同期して、Dc(0,0)、Dc(0,1)、Dc
(0,2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器511
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中から最も小さ
いディストーションが選択されて、データ出力端子Yを
介して最小のディストーションが出力され、最小のディ
ストーションに対応するデータ入力端子をLMVyと
し、0、1または2がデータ出力端子Mを介して出力さ
れる。本実施例では、図9に示されるように最小のディ
ストーションはDc(0,0)であり、LMVyは0で
ある。
【0332】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器5150では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0333】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDc(0,0)と、第2データ入
力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを比較
し、Dc(0,0)の方が小さいため信号出力端子Yを
介して1が出力される。セレクタ5130では、信号入
力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力端子
Aを介して入力されているDc(0,0)がデータ出力
端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ514
1に入力される。
【0334】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち0を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ5231に出
力される。カウンタ5310では、CK2のパルス信号
に同期して、信号入力端子CLに入力される信号LD2
によってリセットされたデータ0がカウント出力端子Q
nを介してCTxとして出力される。
【0335】次に、パルス信号CK2の25クロック目
に同期して、Dd(0,0)、Dd(0,1)、Dd
(0,2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器511
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小さい
ディストーションDd(0,2)がデータ出力端子Yを
介して出力され、Dd(0,2)が入力されたデータ入
力端子A2を表わす2が、データ出力端子Mを介して出
力される。
【0336】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器5150では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0337】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDd(0,2)と、第2データ入
力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを比較
し、Dd(0,2)の方が小さいため信号出力端子Yを
介して1が出力される。セレクタ5130では、信号入
力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力端子
Aを介して入力されているDd(0,2)がデータ出力
端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ514
1に入力される。
【0338】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち2を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ5231に出
力される。カウンタ5310では、CK2のパルス信号
に同期して、リセットされたデータ0がカウント出力端
子Qnを介してCTxとして出力される。
【0339】同時に、パルス信号CK2の25クロック
目に同期して、第1フリップフロップ5141では、入
力データDc(0,0)がデータ出力端子Yを介して出
力され、第1フリップフロップ5231では、入力デー
タ0がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリッ
プフロップ5331では、入力データ0がデータ出力端
子Yを介して出力される。
【0340】次に、パルス信号CK2の26クロック目
に同期して、Dc(1,0)、Dc(1,1)、Dc
(1,2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器511
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小さい
ディストーションDc(1,2)がデータ出力端子Yを
介して出力され、Dc(1,2)が入力されたデータ入
力端子A2を表わす2が、データ出力端子Mを介して出
力される。
【0341】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dc(0,0)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器515
0では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDc(0,0)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0342】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDc(1,2)と、第2データ入
力端子Bを介して入力されたDc(0,0)を比較し、
Dc(0,0)の方が小さいため信号出力端子Yを介し
て0が出力される。セレクタ5130では、信号入力端
子Sを介して0が入力されるため、データ入力端子Bを
介して入力されているDc(0,0)がデータ出力端子
Yを介して出力され、第1フリップフロップ5141に
入力される。
【0343】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ0を入力し、データ出力端子Yを介し
て第1フリップフロップ5231に出力される。カウン
タ5310では、CK2のパルス信号に同期して、パル
ス信号CTEによりカウントアップされたデータ1がカ
ウント出力端子Qnを介してCTxとして出力される。
【0344】同時に、パルス信号CK2の26クロック
目に同期して、第1フリップフロップ5141では、入
力データDd(0,2)がデータ出力端子Yを介して出
力され、第1フリップフロップ5231では、入力デー
タ2がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリッ
プフロップ5331では、入力データ0がデータ出力端
子Yを介して出力される。
【0345】また、第2フリップフロップ5232で
は、Myとして入力データ0がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ5332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の27クロック目に同期
して、Dd(1,0)、Dd(1,1)、Dd(1,
2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、A1、
A2を介してそれぞれ入力される。比較器5110で
は、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ
入力されたデータが比較され、その中で最も小さいディ
ストーションDd(1,1)がデータ出力端子Yを介し
て出力され、Dd(1,1)が入力されたデータ入力端
子A1を表わす1が、データ出力端子Mを介して出力さ
れる。
【0346】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dd(0,2)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器515
0では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDd(0,2)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0347】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDd(1,1)と、第2データ入
力端子Bを介して入力されたDd(0,2)を比較し、
Dd(1,1)の方が小さいため信号出力端子Yを介し
て1が出力される。セレクタ5130では、信号入力端
子Sを介して1が入力されるため、データ入力端子Aを
介して入力されているDd(1,1)がデータ出力端子
Yを介して出力され、第1フリップフロップ5141に
入力される。
【0348】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ5231に出
力される。カウンタ5310では、CK2のパルス信号
に同期して、データ1がカウント出力端子Qnを介して
CTxとして出力される。
【0349】同時に、パルス信号CK2の27クロック
目に同期して、第1フリップフロップ5141では、入
力データDc(0,0)がデータ出力端子Yを介して出
力され、第1フリップフロップ5231では、入力デー
タ0がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリッ
プフロップ5331では、入力データ0がデータ出力端
子Yを介して出力される。
【0350】また、第2フリップフロップ5232で
は、Myとして入力データ2がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ5332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の28クロック目に同期
して、Dc(2,0)、Dc(2,1)、Dc(2,
2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、A1、
A2を介してそれぞれ入力される。比較器5110で
は、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ
入力されたデータが比較され、その中で最も小さいディ
ストーションDc(2,1)がデータ出力端子Yを介し
て出力され、Dc(2,1)が入力されたデータ入力端
子A1を表わす1が、データ出力端子Mを介して出力さ
れる。
【0351】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dc(0,0)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器515
0では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDc(0,0)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0352】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDc(2,1)と、第2データ入
力端子Bを介して入力されたDc(0,0)を比較し、
Dc(2,1)の方が小さいため信号出力端子Yを介し
て1が出力される。セレクタ5130では、信号入力端
子Sを介して1が入力されるため、データ入力端子Aを
介して入力されているDc(2,1)がデータ出力端子
Yを介して出力され、第1フリップフロップ5141に
入力される。
【0353】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ5231に出
力される。カウンタ5310では、CK2のパルス信号
に同期して、パルス信号CTEによりカウントアップさ
れたデータ2がカウント出力端子Qnを介してCTxと
して出力される。
【0354】同時に、パルス信号CK2の28クロック
目に同期して、第1フリップフロップ5141では、入
力データDd(1,1)がデータ出力端子Yを介して出
力され、第1フリップフロップ5231では、入力デー
タ1がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリッ
プフロップ5331では、入力データ1がデータ出力端
子Yを介して出力される。
【0355】また、第2フリップフロップ5232で
は、Myとして入力データ0がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ5332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の29クロック目に同期
して、Dd(2,0)、Dd(2,1)、Dd(2,
2)が、比較器5110にデータ入力端子A0、A1、
A2を介してそれぞれ入力される。比較器5110で
は、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ
入力されたデータが比較され、その中で最も小さいディ
ストーションDd(2,0)がデータ出力端子Yを介し
て出力され、Dd(2,0)が入力されたデータ入力端
子A0を表わす0が、データ出力端子Mを介して出力さ
れる。
【0356】第2フリップフロップ5142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dd(1,1)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器515
0では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDd(1,1)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0357】比較器5120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDd(2,0)と、第2データ入
力端子Bを介して入力されたDd(1,1)を比較し、
Dd(1,1)の方が小さいため信号出力端子Yを介し
て0が出力される。セレクタ5130では、信号入力端
子Sを介して0が入力されるため、データ入力端子Aを
介して入力されているDd(2,1)がデータ出力端子
Yを介して出力され、第1フリップフロップ5141に
入力される。
【0358】セレクタ5220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ1を入力し、データ出力端子Yを介し
て第1フリップフロップ5231に出力される。カウン
タ5310では、CK2のパルス信号に同期して、デー
タ2がカウント出力端子Qnを介してCTxとして出力
される。
【0359】同時に、パルス信号CK2の29クロック
目に同期して、第1フリップフロップ5141では、入
力データDc(2,1)がデータ出力端子Yを介して出
力され、第1フリップフロップ5231では、入力デー
タ1がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリッ
プフロップ5331では、入力データ2がデータ出力端
子Yを介して出力される。
【0360】また、第2フリップフロップ5232で
は、Myとして入力データ1がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ5332では、Mx
として入力データ1がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の30クロック目に同期
して、第1フリップフロップ5141では、入力データ
Dd(1,1)がデータ出力端子Yを介して出力され、
第1フリップフロップ5231では、入力データ1がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロッ
プ5331では、入力データ1がデータ出力端子Yを介
して出力される。
【0361】また、第2フリップフロップ5232で
は、入力データ1がMyとしてデータ出力端子Yを介し
て出力され、換算テーブル5240では、データ入力端
子Aを介して入力されたデータ1が動きベクトルに換算
され、データ出力端子Yを介して換算データ0が出力さ
れ、第2フリップフロップ5332では、入力データ2
がMxとしてデータ出力端子Yを介して出力され、換算
テーブル5340では、データ入力端子Aを介して入力
されたデータ2が動きベクトルに換算され、データ出力
端子Yを介して換算データ1が出力される。
【0362】次に、パルス信号CK2の31クロック目
に同期して、第2フリップフロップ5232では、入力
データ1がMyとしてデータ出力端子Yを介して出力さ
れ、換算テーブル5240では、データ入力端子Aを介
して入力されたデータ1が動きベクトルに換算され、デ
ータ出力端子Yを介して換算データ0が出力され、第2
フリップフロップ5332では、入力データ1がMxと
してデータ出力端子Yを介して出力され、換算テーブル
5340では、データ入力端子Aを介して入力されたデ
ータ1が動きベクトルに換算され、データ出力端子Yを
介して換算データ0が出力される。
【0363】また、第1セレクタ付きフリップフロップ
5180では、入力信号SMV1が入力されるため、セ
レクタ9110により選択されているDc(2,1)
が、フリップフロップ9120から出力され、第1フィ
ールドブロックディストーションMinDisFi1と
してDc(2,1)がデータ出力端子Oを介して出力さ
れ、第1セレクタ付きフリップフロップ5280では、
入力信号SMV1が入力されるため、セレクタ9110
により選択されているデータ0が、フリップフロップ9
120から出力され、第1フィールド動きベクトル垂直
成分MVFi1yとしてデータ0がデータ出力端子Oを
介して出力され、第1セレクタ付きフリップフロップ5
380では、入力信号SMV1が入力されるため、セレ
クタ9110により選択されているデータ1が、フリッ
プフロップ9120から出力され、第1フィールド動き
ベクトル水平成分MVFi1xとしてデータ1がデータ
出力端子Oを介して出力される。
【0364】次に、パルス信号CK2の32クロック目
に同期して、第2セレクタ付きフリップフロップ519
0では、入力信号SMV2が入力されるため、セレクタ
9110により選択されているDd(1,1)が、フリ
ップフロップ9120から出力され、第2フィールドブ
ロックディストーションMinDisFi2としてDd
(1,1)がデータ出力端子Oを介して出力され、第2
セレクタ付きフリップフロップ5290では、入力信号
SMV2が入力されるため、セレクタ9110により選
択されているデータ0が、フリップフロップ9120か
ら出力され、第2フィールド動きベクトル垂直成分MV
Fi2yとしてデータ0がデータ出力端子Oを介して出
力され、第2セレクタ付きフリップフロップ5390で
は、入力信号SMV2が入力されるため、セレクタ91
10により選択されているデータ0が、フリップフロッ
プ9120から出力され、第2フィールド動きベクトル
水平成分MVFi2xとしてデータ0がデータ出力端子
Oを介して出力される。
【0365】以上により、現画像第1フィールドブロッ
ク111に対応する最小第1フィールドブロックディス
トーションDc(2,1)と第1フィールド動きベクト
ル(1,0)が求まり、現画像第2フィールドブロック
112に対応する最小第2フィールドブロックディスト
ーションDd(1,1)と第2フィールド動きベクトル
(0,0)が求まる。
【0366】したがって、フィールドブロック特定手段
5000により、サーチウインドウ210内の全ての第
1フィールド候補ブロック311と現画像第1フィール
ドブロック111との間の最小第1フィールドブロック
ディストーションMinDisFi1および最小第1フ
ィールドブロックディストーションに対応する第1フィ
ールド動きベクトルMV1(x,y)が算出されるとと
もに、サーチウインドウ210内の全ての第2フィール
ド候補ブロック312と現画像第2フィールドブロック
112との間の最小第2フィールドブロックディストー
ションMinDisFi2および最小第2フィールドブ
ロックディストーションに対応する第2フィールド動き
ベクトルMV2(x,y)が算出される。
【0367】次に、フレームブロックディストーション
算出手段6000の作用について説明する。フレームブ
ロックディストーション算出手段6000では、フリッ
プフロップ6110、6210、6310にデータ入力
端子Aを介して、フィールドブロックディストーション
算出手段3000の各プロセッサエレメントPE(x,
y)によって求められたそれぞれのフィールドブロック
ディストーションが入力されるとともに、加算器612
0、6220、6320にデータ入力端子Bを介して、
上記それぞれのフィールドブロックディストーションが
入力される。
【0368】まず、パルス信号CK2の24クロック目
に同期して、Dc(0,0)、Dc(0,1)、Dc
(0,2)が、フリップフロップ6110、6210、
6310にそれぞれのデータ入力端子Aを介してそれぞ
れ入力される。次に、パルス信号CK2の25クロック
目に同期して、Dd(0,0)、Dd(0,1)、Dd
(0,2)が、加算器6120、6220、6320に
それぞれのデータ入力端子Bを介してそれぞれ入力され
る。フリップフロップ6110、6210、6310で
は、それぞれのデータ出力端子Yを介してDc(0,
0)、Dc(0,1)、Dc(0,2)が出力され、そ
れぞれ加算器6120、6220、6320に第1デー
タ入力端子Aを介して入力される。加算器6120、6
220、6320では、第1データ入力端子Aを介して
入力されるDc(0,0)、Dc(0,1)、Dc
(0,2)と第2データ入力端子Bを介して入力される
Dd(0,0)、Dd(0,1)、Dd(0,2)がそ
れぞれ加算され、フレームブロックディストーションD
is(0,0)、Dis(0,1)、Dis(0,2)
として、データ出力端子Yを介して出力される。
【0369】次に、パルス信号CK2の26クロック目
に同期して、Dc(1,0)、Dc(1,1)、Dc
(1,2)が、フリップフロップ6110、6210、
6310にそれぞれのデータ入力端子Aを介して入力さ
れる。セレクタ付きフリップフロップ6130、623
0、6330では、入力信号CTEが入力されるため、
セレクタ9110により選択されているDis(0,
0)、Dis(0,1)、Dis(0,2)が、フリッ
プフロップ9120から出力され、データ出力端子Oを
介してフレームブロック特定手段7000の比較器71
10に出力される。
【0370】次に、パルス信号CK2の27クロック目
に同期して、Dd(1,0)、Dd(1,1)、Dd
(1,2)が、加算器6120、6220、6320に
それぞれのデータ入力端子Bを介してそれぞれ入力され
る。フリップフロップ6110、6210、6310で
は、それぞれのデータ出力端子Yを介してDc(1,
0)、Dc(1,1)、Dc(1,2)が出力される。
加算器6120、6220、6320では、第1データ
入力端子Aを介して入力されるDc(1,0)、Dc
(1,1)、Dc(1,2)と第2データ入力端子Bを
介して入力されるDd(1,0)、Dd(1,1)、D
d(1,2)がそれぞれ加算され、フレームブロックデ
ィストーションDis(1,0)、Dis(1,1)、
Dis(1,2)として、データ出力端子Yを介して出
力される。
【0371】次に、パルス信号CK2の28クロック目
に同期して、Dc(2,0)、Dc(2,1)、Dc
(2,2)が、フリップフロップ6110、6210、
6310にそれぞれのデータ入力端子Aを介して入力さ
れる。セレクタ付きフリップフロップ6130、623
0、6330では、入力信号CTEが入力されるため、
セレクタ9110により選択されているDis(1,
0)、Dis(1,1)、Dis(1,2)が、フリッ
プフロップ9120から出力され、データ出力端子Oを
介してフレームブロック特定手段7000の比較器71
10に出力される。
【0372】次に、パルス信号CK2の29クロック目
に同期して、Dd(2,0)、Dd(2,1)、Dd
(2,2)が、加算器6120、6220、6320に
それぞれのデータ入力端子Bを介してそれぞれ入力され
る。フリップフロップ6110、6210、6310で
は、それぞれのデータ出力端子Yを介してDc(2,
0)、Dc(2,1)、Dc(2,2)が出力される。
加算器6120、6220、6320では、第1データ
入力端子Aを介して入力されるDc(2,0)、Dc
(2,1)、Dc(2,2)と第2データ入力端子Bを
介して入力されるDd(2,0)、Dd(2,1)、D
d(2,2)がそれぞれ加算され、フレームブロックデ
ィストーションDis(2,0)、Dis(2,1)、
Dis(2,2)として、データ出力端子Yを介して出
力される。
【0373】次に、パルス信号CK2の30クロック目
に同期して、セレクタ付きフリップフロップ6130、
6230、6330では、入力信号CTEが入力される
ため、セレクタ9110により選択されているDis
(2,0)、Dis(2,1)、Dis(2,2)が、
フリップフロップ9120から出力され、データ出力端
子Oを介してフレームブロック特定手段7000の比較
器7110に出力される。
【0374】次に、フレームブロック特定手段7000
の作用について説明する。フレームブロック特定手段7
000では、比較器7110に各データ入力端子A0、
A1、A2を介して、フレームブロックディストーショ
ン算出手段6000の加算器6120、6220、63
20によって求められたそれぞれのフレームブロックデ
ィストーションが入力される。
【0375】まず、期間c25において、パルス信号L
D3に同期して、論理和演算器7150に信号入力端子
Aを介して信号1が入力されるため、データ入力端子B
に入力される値に関係なく、データ出力端子Yを介して
すべてのビットが1のデータ、すなわち、最大値が出力
されたことになる。また、カウンタ7310に信号入力
端子CLを介して、パルス信号LD3に同期して入力さ
れた信号により、カウンタ7310からカウント出力端
子Qnを介して出力される出力カウントが0にリセット
される。
【0376】次に、パルス信号CK2の26クロック目
に同期して、Dis(0,0)、Dis(0,1)、D
is(0,2)が、比較器7110にデータ入力端子A
0、A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器7
110では、データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力されたデータが比較され、その中から最も
小さいディストーションが選択されて、データ出力端子
Yを介して最小のディストーションが出力され、最小の
ディストーションに対応するデータ入力端子をLMVy
とし、0、1または2がデータ出力端子Mを介して出力
される。本実施例では、図10に示されるように最小の
ディストーションはDis(0,0)であり、LMVy
は0である。
【0377】第2フリップフロップ7140では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器7150では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0378】比較器7120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDis(0,0)と、第2データ
入力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを比
較し、Dis(0,0)の方が小さいため信号出力端子
Yを介して1が出力される。セレクタ7130では、信
号入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力
端子Aを介して入力されているDis(0,0)がデー
タ出力端子Yを介して出力され、フリップフロップ71
40に入力される。
【0379】セレクタ7220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち0を入力し、データ
出力端子Yを介してフリップフロップ7230に出力さ
れる。カウンタ7310では、CK2のパルス信号に同
期して、信号入力端子CLに入力される信号LD3によ
ってリセットされたデータ0がカウント出力端子Qnを
介してCTxとして出力される。
【0380】次に、パルス信号CK2の27クロック目
に同期して、フリップフロップ7230では、Myとし
て入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力され、
フリップフロップ7330では、Mxとして入力データ
0がデータ出力端子Yを介して出力される。次に、パル
ス信号CK2の28クロック目に同期して、Dis
(1,0)、Dis(1,1)、Dis(1,2)が、
比較器7110にデータ入力端子A0、A1、A2を介
してそれぞれ入力される。比較器7110では、データ
入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力された
データが比較され、その中で最も小さいディストーショ
ンDis(1,2)がデータ出力端子Yを介して出力さ
れ、Dis(1,2)が入力されたデータ入力端子A2
を表わす2が、データ出力端子Mを介して出力される。
【0381】フリップフロップ7140では、パルス信
号CK2のパルスに同期して、Dis(0,0)がデー
タ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器7150
では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が0
なので、データ入力端子Bを介して入力されているデー
タDis(0,0)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0382】比較器7120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDis(1,2)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDis(0,0)を比較
し、Dis(0,0)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して0が出力される。セレクタ7130では、信号
入力端子Sを介して0が入力されるため、データ入力端
子Bを介して入力されているDis(0,0)がデータ
出力端子Yを介して出力され、フリップフロップ714
0に入力される。
【0383】セレクタ7220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ0を入力し、データ出力端子Yを介し
てフリップフロップ7230に出力される。カウンタ7
310では、CK2のパルス信号に同期して、パルス信
号CTEによりカウントアップされたデータ1がカウン
ト出力端子Qnを介してCTxとして出力される。
【0384】次に、パルス信号CK2の29クロック目
に同期して、フリップフロップ7230では、Myとし
て入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力され、
フリップフロップ7330では、Mxとして入力データ
0がデータ出力端子Yを介して出力される。次に、パル
ス信号CK2の30クロック目に同期して、Dis
(2,0)、Dis(2,1)、Dis(2,2)が、
比較器7110にデータ入力端子A0、A1、A2を介
してそれぞれ入力される。比較器7110では、データ
入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力された
データが比較され、その中で最も小さいディストーショ
ンDis(2,1)がデータ出力端子Yを介して出力さ
れ、Dis(2,1)が入力されたデータ入力端子A1
を表わす1が、データ出力端子Mを介して出力される。
【0385】フリップフロップ7140では、パルス信
号CK2のパルスに同期して、Dis(0,0)がデー
タ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器7150
では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が0
なので、データ入力端子Bを介して入力されているデー
タDis(0,0)がそのままデータ出力端子Yを介し
て出力される。
【0386】比較器7120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDis(2,1)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDis(0,0)を比較
し、Dis(2,1)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して1が出力される。セレクタ7130では、信号
入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力端
子Aを介して入力されているDis(2,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、フリップフロップ714
0に入力される。
【0387】セレクタ7220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介してフリップフロップ7230に出力さ
れる。カウンタ7310では、CK2のパルス信号に同
期して、パルス信号CTEによりカウントアップされた
データ2がカウント出力端子Qnを介してCTxとして
出力される。
【0388】次に、パルス信号CK2の31クロック目
に同期して、フリップフロップ7140では、入力デー
タDis(2,1)がデータ出力端子Yを介して出力さ
れ、フリップフロップ7230では、入力データ1がM
yとしてデータ出力端子Yを介して出力され、換算テー
ブル7240では、データ入力端子Aを介して入力され
たデータ1が動きベクトルに換算され、データ出力端子
Yを介して換算データ0が出力され、フリップフロップ
7330では、入力データ2がMxとしてデータ出力端
子Yを介して出力され、換算テーブル7340では、デ
ータ入力端子Aを介して入力されたデータ2が動きベク
トルに換算され、データ出力端子Yを介して換算データ
1が出力される。
【0389】次に、パルス信号CK2の32クロック目
に同期して、セレクタ付きフリップフロップ7180で
は、入力信号SMV2が入力されるため、セレクタ91
10により選択されているDis(2,1)が、フリッ
プフロップ9120から出力され、フレームブロックデ
ィストーションMinDisFrとしてDis(2,
1)がデータ出力端子Oを介して出力され、セレクタ付
きフリップフロップ7280では、入力信号SMV2が
入力されるため、セレクタ9110により選択されてい
るデータ0が、フリップフロップ9120から出力さ
れ、フレーム動きベクトル垂直成分MVFryとしてデ
ータ0がデータ出力端子Oを介して出力され、セレクタ
付きフリップフロップ7380では、入力信号SMV2
が入力されるため、セレクタ9110により選択されて
いるデータ1が、フリップフロップ9120から出力さ
れ、フレーム動きベクトル水平成分MVFrxとしてデ
ータ1がデータ出力端子Oを介して出力される。
【0390】以上により、現画像フレームブロック11
0に対応する最小フレームブロックディストーションD
is(2,1)とフレーム動きベクトル(1,0)が求
まる。したがって、フレームブロック特定手段7000
により、サーチウインドウ210内の全てのフレーム候
補ブロック310と現画像フレームブロック110との
間の最小フレームブロックディストーションMinDi
sFrおよび最小フレームブロックディストーションに
対応するフレーム動きベクトルMVFr(x,y)が算
出される。
【0391】図44〜図48は、本発明に係る動きベク
トル探索装置の第2実施例を示す図である。ここでは、
第1実施例において対象にした現画像フレームブロック
110およびサーチウインドウ210をそれぞれ第1現
画像フレームブロック110および第1サーチウインド
ウ210とし、該第1現画像フレームブロック110お
よび第1サーチウインドウ210に対しM画素分横にず
れた第2現画像フレームブロック120および第2サー
チウインドウ220を探索対象にし、第1実施例に続い
て動きベクトルを探索する場合について説明する。
【0392】サーチウインドウデータ転送保持手段30
00およびフィールドブロックディストーション算出手
段4000では、クロックパルス信号CK1の22クロ
ック目に同期して、図44に示されるように、画素デー
タc(2,0)がサイドレジスタSR(0,−1)の第
1フリップフロップ3321から第2フリップフロップ
3322に、画素データd(2,0)がサイドレジスタ
SR(1,−1)の第2フリップフロップ3322から
サイドレジスタSR(0,−1)の第1フリップフロッ
プ3321に、画素データc(2,1)がプロセッサエ
レメントPE(0,0)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(2,1)がプロセッサエレメントPE(1,0)の第
2フリップフロップ3122からプロセッサエレメント
PE(0,0)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(2,2)がプロセッサエレメントPE
(0,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(2,2)が
プロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,3)がプロセッサエレメントPE(0,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,3)がプロセッサエレ
メントPE(1,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0393】また、画素データc(3,0)がプロセッ
サエレメントPE(1,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(3,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(1,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(3,1)がプロセッサエレメントP
E(1,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(3,1)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(3,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(3,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(3,3)がサイ
ドレジスタSR(1,3)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(3,3)がサイドレジスタSR(2,3)の第2フ
リップフロップ3322からサイドレジスタSR(1,
3)の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送
される。
【0394】また、画素データc(4,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ332
1から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(4,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フリ
ップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,−
1)の第1フリップフロップ3321に、画素データc
(4,1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(4,1)が入力レジスタI
R(3,0)の第2フリップフロップ3222からプロ
セッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロッ
プ3121に、画素データc(4,2)がプロセッサエ
レメントPE(2,1)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データd
(4,2)が入力レジスタIR(3,1)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(2,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータc(4,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(4,3)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0395】また、画素データc(5,0)が入力レジ
スタIR(3,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に伝送され、画素デー
タc(5,2)が入力レジスタIR(3,2)の第1フ
リップフロップ3221から第2フリップフロップ32
22に、それぞれ伝送される。同時に、サーチウインド
ウデータ出力手段2000から、画素データd(5,
0)が入力レジスタIR(3,0)の第1フリップフロ
ップ3221に、画素データd(5,2)が入力レジス
タIR(3,2)の第1フリップフロップ3221に入
力される。
【0396】さらに、画像ブロックデータ出力手段10
00では、パルス信号CK1の22クロック目に同期し
て、画素データa(2,0)が第1フリップフロップ1
131から第2フリップフロップ1132に伝送され、
第1フリップフロップ1211から第2フリップフロッ
プ1212に伝送され、画素データb(2,0)が第2
フリップフロップ1122から第1フリップフロップ1
131および第1フリップフロップ1211に伝送さ
れ、画素データa(2,1)が第1フリップフロップ1
121から第2フリップフロップ1122に伝送され、
第1フリップフロップ1221から第2フリップフロッ
プ1222に伝送され、画素データb(2,1)が第2
フリップフロップ1112から第1フリップフロップ1
121および第1フリップフロップ1221に伝送さ
れ、画素データa(3,0)が第1フリップフロップ1
111から第2フリップフロップ1112に伝送され、
データ入力手段から、画素データb(3,0)が第1フ
リップフロップ1111に入力される。
【0397】以下同様にして、現画像第1フィールドブ
ロックa(2,0)、a(2,1)、a(3,0)、a
(3,1)の各画素データと該現画像第1フィールドブ
ロックに対応するサーチエリア内の各画素データおよび
現画像第2フィールドブロックb(2,0)、b(2,
1)、b(3,0)、b(3,1)の各画素データと該
現画像第2フィールドブロックに対応するサーチエリア
内の各画素データが、クロックパルス信号CK1のパル
ス信号に同期して次々に入力される。
【0398】一方、クロックパルス信号CK1の22ク
ロック目のアップエッヂから30クロック目のアップエ
ッヂまでの間の期間c22、c23、c24、c25、
c26、c27、c28、c29において、各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の各素子では、以下の演算
がなされている。すなわち、期間c22においては、図
44に示すように、各画素データc(2,1)、c
(2,2)、c(2,3)、c(3,0)、c(3,
1)、c(3,2)、c(4,1)、c(4,2)およ
びc(4,3)が、各プロセッサエレメント(x,y)
のセレクタ3110、第1フリップフロップ3121お
よび第2フリップフロップ3122を経由して、それぞ
れ記載順に対応するプロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,1)、PE(0,2)、PE(1,
0)、PE(1,1)、PE(1,2)、PE(2,
0)、PE(2,1)、PE(2,2)の減算器411
0に第1データ入力端子Aを介して入力される。すなわ
ち、奇数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)に
は、c(x+2,y+1)が入力され、偶数列の各プロ
セッサエレメントPE(x,y)には、c(x+2,
y)が入力される。
【0399】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現画像ブロックの画素データa(2,1)が、
各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器411
0に第2データ入力端子Bを介して入力され、偶数列の
各プロセッサエレメントでは現画像ブロックの画素デー
タa(2,0)が、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器4110に第2データ入力端子Bを介して
入力される。
【0400】これにより、奇数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、減算器4110によりc(x
+2,y+1)−a(2,1)が演算され、偶数列の各
プロセッサエレメント(x,y)では、c(x+2,
y)−a(2,0)が演算されて、正数変換器4120
により、 (奇数) |c(x+2,y+1)-a(2,1)| (偶数) |c(x+2,y)-a(2,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転器4230には、信号入力端子を介して信号LD1
が入力される。この信号LD1が期間c22の前の期間
c21において、1を表わす信号を出力するため、反転
器4230から信号出力端子を介して、0を表わす信号
が出力される。この信号が論理積演算器4240に信号
入力端子Aを介して入力されるため、データ入力端子B
側から入力されるデータにかかわらず、データ出力端子
Yを介してデータ0が出力され、加算器4210にデー
タ入力端子Bを介して0が入力される。よって、加算器
4210では、第1データ入力端子Aを介して入力され
る上記データと第2入力端子Bを介して入力される0と
が加算され、 (奇数) |c(x+2,y+1)-a(2,1)| (偶数) |c(x+2,y)-a(2,0)| が第1フリップフロップ4221に入力される。
【0401】期間c23においても、期間c22と同様
な計算がなされて、正数変換器4120により (奇数) |d(x+2,y+1)-b(2,1)| (偶数) |d(x+2,y)-b(2,0)| に変換されて、加算器4210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、加算器4210にはデータ
入力端子Bを介して0が入力される。よって、加算器4
210では、上記二つのデータが加算され、 (奇数) |d(x+2,y+1)-b(2,1)| (偶数) |d(x+2,y)-b(2,0)| が第1フリップフロップ4221に入力される。また、
第1フリップフロップ4221から前回計算されたデー
タ (奇数) |c(x+2,y+1)-a(2,1)| (偶数) |c(x+2,y)-a(2,0)| が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0402】以下、第1実施例と同様にして、期間c2
4では、加算器4210により、(奇数) |c(x
+2,y+1)-a(2,1)|+ |c(x+2,y)-a(2,0)|(偶数)
|c(x+2,y)-a(2,0)|+ |c(x+2,y+1)-a(2,1)|が算
出されて、第1フリップフロップ4221に入力され、
第1フリップフロップ4221から (奇数) |d(x+2,y+1)-b(2,1)| (偶数) |d(x+2,y)-b(2,0)| が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0403】期間c25では、加算器4210により、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れ、第1フリップフロップ4221から が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0404】期間c26では、加算器4210により、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れ、第1フリップフロップ4221から が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0405】期間c27では、加算器4210により、 が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れ、第1フリップフロップ4221から が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0406】期間c28では、加算器4210により、 (奇数) |c(x+2,y+1)-a(2,1)| + |c(x+2,y)-a(2,0)| + |c(x+3,y+1)-a(3,1)| + |c(x+3,y)-a(3,0)| ・・・(Q5) (偶数) |c(x+2,y)-a(2,0)| + |c(x+2,y+1)-a(2,1)| + |c(x+3,y)-a(3,0)| + |c(x+3,y+1)-a(3,1)| ・・・(Q6) が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れ、第1フリップフロップ4221から が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0407】期間c29では、加算器4210により、 (奇数) |d(x+2,y+1)-b(2,1)| + |d(x+2,y)-b(2,0)| + |d(x+3,y+1)-b(3,1)| + |d(x+3,y)-b(3,0)| ・・・(Q7) (偶数) |d(x+2,y)-b(2,0)| + |d(x+2,y+1)-b(2,1)| + |d(x+3,y)-b(3,0)| + |d(x+3,y+1)-b(3,1)| ・・・(Q8) が算出されて、第1フリップフロップ4221に入力さ
れ、第1フリップフロップ4221から が第2フリップフロップ4222に入力される。
【0408】ここで、実施例1の説明からもわかるよう
に、上記式(Q5)は、上記式(Q6)と同等であり、
2つの式は、図2〜図5、図45〜図48に示された第
1サーチウインドウ210から2画素分だけ列方向にず
れたもう一つのサーチウインドウ、すなわち、第2サー
チウインドウ220内に含まれる9個の第1フィールド
候補ブロック321のそれぞれと、現画像第1フィール
ドブロック111に対して列方向に隣接するもう一つの
現画像第1フィールドブロック121とのディストーシ
ョンを表わす式であり、上記期間に該ディストーション
が算出されたことになる。
【0409】また、上記式(Q7)は、上記式(Q8)
と同等であり、2つの式は、第2サーチウインドウ22
0内に含まれる9個の第2フィールド候補ブロック32
2のそれぞれと、現画像第2フィールドブロック122
とのディストーションを表わす式であり、上記期間に該
ディストーションが算出されたことになる。次に、パル
ス信号CK1の30クロック目、すなわち、パルス信号
CK2に同期して、Dc(x+2,y)が第1フリップ
フロップ4321にラッチされ、第1フリップフロップ
4221からDd(x+2,y)が第2フリップフロッ
プ4222に入力される。
【0410】期間c31において、パルス信号LD1は
期間c30のままであるので、Dd(x+2,y)が第
1フリップフロップ4321にラッチされ、第1フリッ
プフロップ4321からDc(x+2,y)が第2フリ
ップフロップ4322に入力される。期間c32におい
て、第1フリップフロップ4321からDd(x+2,
y)が第2フリップフロップ4322に入力され、第2
フリップフロップ4322からDc(x+2,y)が各
プロセッサエレメントPE(x,y)の出力端子Doを
介して出力される。このとき、プロセッサエレメントP
E(0,0)、PE(0,1)、PE(0,2)で算出
された上記ディストーションDc(x+2,y)は、プ
ロセッサエレメントの出力端子Doを介してフレームブ
ロックディストーション算出手段6000のフリップフ
ロップ6110、6210、6310、加算器612
0、6220、6320およびフィールドブロック特定
手段5000の比較器5110に、それぞれ入力され
る。また、各プロセッサエレメントPE(x,y)のセ
レクタ4310は、第1データ入力端子Aを選択してい
るため、プロセッサエレメントPE(1,0)、PE
(1,1)、PE(1,2)、PE(2,0)、PE
(2,1)、PE(2,2)で算出された上記ディスト
ーションDc(x+2,y)は、パルス信号CK2の3
2クロック目に同期して、各プロセッサエレメントPE
(x−1,y)にそれぞれ伝送される。
【0411】期間c33において、第2フリップフロッ
プ4322からDd(x+2,y)が各プロセッサエレ
メントPE(x,y)の出力端子Doを介して出力され
る。このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、
PE(0,1)、PE(0,2)で算出された上記ディ
ストーションDd(x+2,y)は、プロセッサエレメ
ントの出力端子Doを介してフレームブロックディスト
ーション算出手段6000のフリップフロップ611
0、6210、6310、加算器6120、6220、
6320およびフィールドブロック特定手段5000の
比較器5110に、それぞれ入力される。また、各プロ
セッサエレメントPE(x,y)のセレクタ4310
は、第1データ入力端子Aを選択しているため、プロセ
ッサエレメントPE(1,0)、PE(1,1)、PE
(1,2)、PE(2,0)、PE(2,1)、PE
(2,2)で算出された上記ディストーションDd(x
+2,y)は、パルス信号CK2の33クロック目に同
期して、各プロセッサエレメントPE(x−1,y)に
それぞれ伝送されるとともに、各プロセッサエレメント
PE(x−1,y)の第1フリップフロップ4321か
らDc(x+2,y)が第2フリップフロップ4322
に入力される。
【0412】期間c34において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−1,y)の第1フリップフロップ432
1からDd(x+2,y)が第2フリップフロップ43
22に入力され、第2フリップフロップ4322からD
c(x+2,y)が各プロセッサエレメントPE(x−
1,y)の出力端子Doを介して出力される。このと
き、プロセッサエレメントPE(0,0)、PE(0,
1)、PE(0,2)から出力されるディストーション
Dc(x+2,y)は、プロセッサエレメントの出力端
子Doを介してフレームブロックディストーション算出
手段6000のフリップフロップ6110、6210、
6310、加算器6120、6220、6320および
フィールドブロック特定手段5000の比較器5110
に、それぞれ入力される。また、プロセッサエレメント
PE(2,0)、PE(2,1)、PE(2,2)で算
出された上記ディストーションDc(x+2,y)は、
パルス信号CK2の34クロック目に同期して、各プロ
セッサエレメントPE(x−2,y)にそれぞれ伝送さ
れる。
【0413】期間c35において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−1,y)の第2フリップフロップ432
2からDd(x+2,y)が出力端子Doを介して出力
される。このとき、プロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,1)、PE(0,2)から出力される
ディストーションDd(x+2,y)は、プロセッサエ
レメントの出力端子Doを介してフレームブロックディ
ストーション算出手段6000のフリップフロップ61
10、6210、6310、加算器6120、622
0、6320およびフィールドブロック特定手段500
0の比較器5110に、それぞれ入力される。また、プ
ロセッサエレメントPE(2,0)、PE(2,1)、
PE(2,2)で算出された上記ディストーションDd
(x+2,y)は、パルス信号CK2の35クロック目
に同期して、各プロセッサエレメントPE(x−2,
y)にそれぞれ伝送されるとともに、各プロセッサエレ
メントPE(x−2,y)の第1フリップフロップ43
21からDc(x+2,y)が第2フリップフロップ4
322に入力される。
【0414】期間c36において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−2,y)の第1フリップフロップ432
1からDd(x+2,y)が第2フリップフロップ43
22に入力され、第2フリップフロップ4322からD
c(x+2,y)が各プロセッサエレメントPE(x−
2,y)の出力端子Doを介して出力される。このと
き、プロセッサエレメントPE(0,0)、PE(0,
1)、PE(0,2)から出力されるディストーション
Dc(x,y)は、プロセッサエレメントの出力端子D
oを介してフレームブロックディストーション算出手段
6000のフリップフロップ6110、6210、63
10、加算器6120、6220、6320およびフィ
ールドブロック特定手段5000の比較器5110に、
それぞれ入力される。
【0415】期間c37において、各プロセッサエレメ
ントPE(x−2,y)の第2フリップフロップ432
2からDd(x+2,y)が出力端子Doを介して出力
される。このとき、プロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,1)、PE(0,2)から出力される
ディストーションDd(x+2,y)は、プロセッサエ
レメントの出力端子Doを介してフレームブロックディ
ストーション算出手段6000のフリップフロップ61
10、6210、6310、加算器6120、622
0、6320およびフィールドブロック特定手段500
0の比較器5110に、それぞれ入力される。
【0416】次に、フィールドブロック特定手段500
0では、比較器5110に各データ入力端子A0、A
1、A2を介して、サーチウインドウデータ転送保持手
段3000およびフィールドブロックディストーション
算出手段4000の各プロセッサエレメントPE(x,
y)によって求められたそれぞれの第1フィールドブロ
ックディストーションDc(x+2,y)および第2フ
ィールドブロックディストーションDd(x+2,y)
が入力され、第1実施例と同様にして、第1サーチウイ
ンドウ210に対して2画素分だけ列方向にずれた第2
サーチウインドウ220内の第1フィールド候補ブロッ
ク321および第2フィールド候補ブロック322と現
画像フレーム110に対して列方向に隣接するもう一つ
の現画像フレーム120内の現画像第1フィールドブロ
ック121および現画像第2フィールドブロック122
との間の最小第1フィールドブロックディストーション
MinDisFi1、最小第2フィールドブロックディ
ストーションMinDisFi2およびMinDisF
i1、MinDisFi2に対応する動きベクトルMV
1(x,y)、MV2(x,y)が算出される。
【0417】また、フレームブロックディストーション
算出手段6000では、加算器6120、6220、6
320に各データ入力端子A、Bを介して、サーチウイ
ンドウデータ転送保持手段3000およびフィールドブ
ロックディストーション算出手段4000の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)によって求められたそれぞ
れの第1フィールドブロックディストーションDc(x
+2,y)および第2フィールドブロックディストーシ
ョンDd(x+2,y)が入力され、第1実施例と同様
にして、第1サーチウインドウ210に対して2画素分
だけ列方向にずれた第2サーチウインドウ220内のそ
れぞれのフレーム候補ブロック320と現画像フレーム
ブロック110に対して列方向に隣接する第2現画像フ
レームブロック120との間の各フレームブロックディ
ストーションDiS(x+2,y)が算出される。
【0418】次に、フレームブロック特定手段7000
では、比較器7110に各データ入力端子A0、A1、
A2を介して、フレームブロックディストーション算出
手段6000の各加算器6120、6220、6320
によって求められたそれぞれのフレームブロックディス
トーションDis(x+2,y)が入力され、第1実施
例と同様にして、第1サーチウインドウ210に対して
2画素分だけ列方向にずれた第2サーチウインドウ22
0内のフレーム候補ブロック320と現画像フレームブ
ロック110に対して列方向に隣接する第2現画像フレ
ームブロック120との間の最小フレームブロックディ
ストーションMinDiSFrおよびMinDisFr
に対応する動きベクトルMVFr(x,y)が算出され
る。
【0419】以上により、サーチウインドウに対して列
方向にずれた別のサーチウインドウ内のフレーム候補ブ
ロックと現画像フレームに対して列方向に隣接するもう
一つの現画像フレームとの間の最小フレームブロックデ
ィストーションMinDiSFr、最小第1フィールド
ブロックディストーションMinDisFi1、最小第
2フィールドブロックディストーションMinDisF
i2およびそれぞれに対応する動きベクトルMVFr
(x,y)、MV1(x,y)、MV2(x,y)が算
出される。この算出経過を図49に示す。
【0420】また、別々の現画像フレームブロック11
0、120、130・・・に対するそれぞれのサーチウ
インドウ210、220、230・・・の画素データ
は、サーチウインドウ間において重複するデータが有る
が、上記操作により、サーチウインドウ内の同一データ
を重複して入力させることなく、次々に連続して各現画
像ブロックの動きベクトルと最小ディストーションを求
めることができる。
【0421】図50〜図52は本発明に係わる動きベク
トル探索装置のサイドレジスタの配置をかえた第3実施
例を示す図である。図50は、第1実施例における同じ
列に上下2つあるサイドレジスタユニットを、1つにま
とめセレクタによってデータの流れを制御するものであ
る。具体的に説明すると、2列目にあったサイドレジス
タSR(1,−1)、SR(1,3)を図17に示すサ
イドレジスタに置き換え、サイドレジスタSR(1,−
1)とし、3列目にあったサイドレジスタSR(2,−
1)、SR(2,3)を図16に示すサイドレジスタに
置き換え、サイドレジスタSR(2,−1)として、サ
イドレジスタを置き換えたものである。
【0422】また、この実施例において、サーチウイン
ドウデータ転送保持手段3000およびフィールドブロ
ックディストーション算出手段4000をグループ毎に
大きく捉らえると、入力レジスタ群、サイドレジスタ
群、プロセッサエレメント群としてみることができ、図
51(b)のように表わせる。図51(a)は、サイド
レジスタ群が第1サイドレジスタ群と第2サイドレジス
タ群に分れて表わされる前述の第1実施例を表わす図で
ある。
【0423】図16、図17に示すサイドレジスタSR
(x,y)は、第1実施例と構成は同じであり、サイド
レジスタSR(2,−1)のセレクタ3310の第1デ
ータ入力端子Aは、プロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122のデータ出力端子
Yに入力端子YLiを介して電気的に接続され、プロセ
ッサエレメントPE(1,2)のセレクタ3110の第
1データ入力端子Aは、サイドレジスタSR(1,−
1)の第2フリップフロップ3322のデータ出力端子
Yに入力端子YUiを介して電気的に接続されている。
【0424】ここで、サイドレジスタSR(1,−
1)、SR(2,−1)における作用を説明する。ま
ず、クロックパルス信号CK1の5クロック目に同期し
て、画素データc(0,0)が入力レジスタIR(3,
−1)の第2フリップフロップ3222からサイドレジ
スタSR(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に伝送される。
【0425】次いで、クロックパルス信号CK1の6ク
ロック目に同期して、画素データc(0,0)がサイド
レジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ33
21から第2フリップフロップ3322に、画素データ
d(0,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2フ
リップフロップ3222からサイドレジスタSR(2,
−1)の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝
送される。
【0426】次いで、クロックパルス信号CK1の7ク
ロック目に同期して、画素データc(0,0)がサイド
レジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ33
22からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フ
リップフロップ3121に、画素データd(0,0)が
サイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロッ
プ3321から第2フリップフロップ3322に、画素
データc(0,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からサイドレジス
タSR(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0427】次いで、クロックパルス信号CK1の8ク
ロック目に同期して、画素データd(0,0)がサイド
レジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ33
22からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フ
リップフロップ3121に、画素データc(0,3)が
サイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロッ
プ3321から第2フリップフロップ3322に、画素
データd(0,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からサイドレジス
タSR(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0428】次いで、クロックパルス信号CK1の9ク
ロック目に同期して、画素データc(0,3)がサイド
レジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ33
22からサイドレジスタSR(1,−1)の第1フリッ
プフロップ3321に、画素データd(0,3)がサイ
ドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タc(1,0)が入力レジスタIR(3,−1)の第2
フリップフロップ3222からサイドレジスタSR
(2,−1)の第1フリップフロップ3321に、それ
ぞれ伝送される。
【0429】次いで、クロックパルス信号CK1の10
クロック目に同期して、画素データc(0,3)がサイ
ドレジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タd(0,3)がサイドレジスタSR(2,−1)の第
2フリップフロップ3322からサイドレジスタSR
(1,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データc(1,0)がサイドレジスタSR(2,−1)
の第1フリップフロップ3321から第2フリップフロ
ップ3322に、画素データd(1,0)が入力レジス
タIR(3,−1)の第2フリップフロップ3222か
らサイドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロ
ップ3321に、それぞれ伝送される。
【0430】次いで、クロックパルス信号CK1の11
クロック目に同期して、画素データc(0,3)がサイ
ドレジスタSR(1,−1)の第2フリップフロップ3
322からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1
フリップフロップ3121に、画素データd(0,3)
がサイドレジスタSR(1,−1)の第1フリップフロ
ップ3321から第2フリップフロップ3322に、画
素データc(0,0)がプロセッサエレメントPE
(1,0)の第2フリップフロップ3122からサイド
レジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ33
21に、それぞれ伝送される。
【0431】また、画素データc(1,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121に、画素データd(1,0)がサ
イドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータc(1,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からサイドレジス
タSR(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0432】次いで、クロックパルス信号CK1の12
クロック目に同期して、画素データd(0,3)がサイ
ドレジスタSR(1,−1)の第2フリップフロップ3
322からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1
フリップフロップ3121に、画素データc(0,0)
がサイドレジスタSR(1,−1)の第1フリップフロ
ップ3321から第2フリップフロップ3322に、画
素データd(0,0)がプロセッサエレメントPE
(1,0)の第2フリップフロップ3122からサイド
レジスタSR(1,−1)の第1フリップフロップ33
21に、それぞれ伝送される。
【0433】また、画素データd(1,0)がサイドレ
ジスタSR(2,−1)の第2フリップフロップ332
2からプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121に、画素データc(1,3)がサ
イドレジスタSR(2,−1)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータd(1,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からサイドレジス
タSR(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0434】以下、上記動作を繰り返すことにより、各
々のプロセッサエレメントにおいて各ディストーション
を算出することができる。また、このとき、サイドレジ
スタSR(1,−1)、SR(2,−1)を含む列を図
52に示すようにリング状に配置し、転送バスの長さを
短く、転送バスどうしの長さの差を小さく、または同一
にすることができる。
【0435】図53〜図85は、本発明に係る動きベク
トル探索装置の第4実施例を示す図である。ここでは、
第1実施例においてサーチウインドウデータ転送保持手
段3000に中間レジスタを設けて、第1実施例のプロ
セッサエレメントと同じ数のプロセッサエレメント数で
第1実施例のサーチウインドウよりも大きなサーチウイ
ンドウを対象にして、動きベクトルを探索する場合につ
いて説明する。
【0436】図54は、この実施例における現画像ブロ
ックとサーチウインドウを示す図であり、同図におい
て、ハッチングされている位置を左上の頂点とするブロ
ックを候補ブロックとする。図53は、図54に示され
た候補ブロックよりディストーションを求めるサーチウ
インドウデータ転送保持手段3000およびフィールド
ブロックディストーション算出手段4000の具体的構
成例を示す図である。サーチウインドウデータ転送保持
手段3000およびフィールドブロックディストーショ
ン算出手段4000は、9個のプロセッサエレメントP
E(0,0)、PE(0,2)、PE(0,4)、PE
(2,0)、PE(2,2)、PE(2,4)、PE
(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4)、5個の
サイドレジスタSR(0,−1)、SR(2,−1)、
SR(4,−1)、SR(2,5)、SR(4,5)、
6個の入力レジスタIR(5,−1)、IR(5,
0)、IR(5,1)、IR(5,2)、IR(5,
3)、IR(5,4)に加えて、6個の中間レジスタI
PA(0,1)、IPA(0,3)、IPA(2,
1)、IPA(2,3)、IPA(4,1)、IPA
(4,3)および12個の中間レジスタIPB(1,−
1)、IPB(1,0)、IPB(1,1)、IPB
(1,2)、IPB(1,3)、IPB(1,4)、I
PB(3,0)、IPB(3,1)、IPB(3,
2)、IPB(3,3)、IPB(3,4)、IPB
(3,5)を有している。x=0,1,2,3,4,
5、y=−1,0,1,2,3,4,5として、上述の
各プロセッサエレメントPEをPE(x,y)、各サイ
ドレジスタSRをSR(x,y)、各入力レジスタIR
をIR(x,y)、各中間レジスタIPA(x,y)を
IPA(x,y)、各中間レジスタIPB(x,y)を
IPB(x,y)と表わすものとする。
【0437】同図において、PE(x,y)、SR
(x,y)、IR(x,y)は、図1に示すそれぞれの
PE(x,y)、SR(x,y)、IR(x,y)と構
成は同じであり、各プロセッサエレメントPE(x,
y)のセレクタ4310の第1データ入力端子Aは、別
のプロセッサエレメントPE(x+2,y)の第2フリ
ップフロップ4322のデータ出力端子Yに入力端子D
iを介して電気的に接続されている。
【0438】図55、図56は、図53に示された各中
間レジスタIPA(x,y)の入出力端子の配置および
構成を示す図である。IPA(x,y)は、プロセッサ
エレメントの存在する列のみに、プロセッサエレメント
とプロセッサエレメントの間に存在し、プロセッサエレ
メントの存在する列のみを数えるものとして、奇数列と
偶数列とに分けると、各中間レジスタIPA(x,y)
は、奇数列では、図55に示すように、データ入力端子
YDi、YLiおよびデータ出力端子YDoを有し、偶
数列では、図56に示すように、データ入力端子YL
i、YUiおよびデータ出力端子YUoを有し、さら
に、奇数列、偶数列ともに信号出力ユニット8000の
各信号出力端子に接続された入力端子(図示省略)を有
している。
【0439】図57は、図53に示された各中間レジス
タIPB(x,y)の入出力端子の配置および構成を示
す図である。図57において、各中間レジスタIPB
(x,y)は、データ入力端子YLiおよびデータ出力
端子YLoを有し、さらに、信号出力ユニット8000
の各信号出力端子に接続された入力端子(図示省略)を
有している。
【0440】奇数列において、各中間レジスタIPA
(x,y)のデータ入力端子YDiは、プロセッサエレ
メントPE(x,y−1)のデータ出力端子YDoに電
気的に接続され、データ入力端子YLiは、中間レジス
タIPB(x+1,y)のデータ出力端子または入力レ
ジスタIR(x+1,y)のデータ出力端子に電気的に
接続され、データ出力端子YDoは、プロセッサエレメ
ントPE(x,y+1)のデータ入力端子YDiに電気
的に接続されている。
【0441】偶数列において、各中間レジスタIPA
(x,y)のデータ入力端子YLiは、中間レジスタI
PB(x+1,y)のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、データ入力端子YUiは、プロセッサエレメントP
E(x,y+1)のデータ出力端子YUoに電気的に接
続され、データ出力端子YUoは、プロセッサエレメン
トPE(x,y−1)のデータ入力端子YUiに電気的
に接続されている。
【0442】各中間レジスタIPB(x,y)のデータ
入力端子YLiは、プロセッサエレメントPE(x+
1,y)のデータ出力端子YLo、中間レジスタIPA
(x+1,y)のデータ出力端子またはサイドレジスタ
SR(x+1,y)のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、データ出力端子YLoは、プロセッサエレメントP
E(x−1,y)のデータ入力端子YLi、中間レジス
タIPA(x−1,y)のデータ入力端子またはサイド
レジスタSR(x−1,y)のデータ入力端子に電気的
に接続されている。
【0443】上述の各中間レジスタIPA(x,y)の
詳細構成は、図55、図56に示される。同図におい
て、各中間レジスタIPA(x,y)は、セレクタ36
10、第1フリップフロップ3621および第2フリッ
プフロップ3622を備えている。セレクタ3610
は、第1データ入力端子A、第2データ入力端子B、信
号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有しており、信
号入力端子Sに入力された信号が0であるとき、第1デ
ータ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端
子Yから出力し、信号入力端子Sに入力された信号が1
のとき、第2データ入力端子Bに入力されているデータ
をデータ出力端子Yから出力するものである。
【0444】第1フリップフロップ3621は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力されたパルス信号に同期して、データ入力端子Aに
入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチする
ものである。上述の各中間レジスタIPB(x,y)の
詳細構成は、図57に示される。同図において、各中間
レジスタIPB(x,y)は、セレクタ3510、第1
フリップフロップ3521および第2フリップフロップ
3522を備えている。
【0445】セレクタ3510は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有しており、信号入力端子Sに入力され
た信号が0であるとき、第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1のとき、第2データ入力
端子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yから
出力するものである。
【0446】第1フリップフロップ3521は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力されたパルス信号に同期して、データ入力端子Aに
入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチする
ものである。第2フリップフロップ3522は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力されたパルス信号に同期して、データ入力端子Aに
入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチする
ものである。
【0447】図55、図56に戻り、各中間レジスタI
PA(x,y)のセレクタ3610の第1データ入力端
子Aは、奇数列においては、別のプロセッサエレメント
PE(x,y−1)の第2フリップフロップ3122の
データ出力端子Yに入力端子YDiを介して電気的に接
続され、偶数列においては、別のプロセッサエレメント
PE(x,y+1)の第2フリップフロップ3122の
データ出力端子Yに入力端子YUiを介して電気的に接
続され、セレクタ3610の第2データ入力端子Bは、
別の中間レジスタIPB(x+1,y)の第2フリップ
フロップ3522のデータ出力端子Yまたは入力レジス
タIR(x+1,y)のデータ出力端子に入力端子YL
iを介して電気的に接続されている。
【0448】また、各中間レジスタIPA(x,y)の
セレクタ3610の信号入力端子Sは、信号出力ユニッ
ト8000の第3信号出力端子P3に電気的に接続され
ている。各中間レジスタIPA(x,y)の第1フリッ
プフロップ3621のデータ入力端子Aは同じ中間レジ
スタIPA(x,y)のセレクタ3610のデータ出力
端子Yに電気的に接続され、第1フリップフロップ36
21の信号入力端子Sは信号出力ユニット8000の第
1信号出力端子P1に電気的に接続されている。
【0449】各中間レジスタIPA(x,y)の第2フ
リップフロップ3622のデータ入力端子Aは同じ中間
レジスタIPA(x,y)の第1フリップフロップ36
21のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第2フリ
ップフロップ3622の信号入力端子Sは信号出力ユニ
ット8000の第1信号出力端子P1に電気的に接続さ
れている。
【0450】図57に戻り、各中間レジスタIPB
(x,y)のセレクタ3510の第1データ入力端子A
は、同じ中間レジスタIPB(x,y)の第2フリップ
フロップ3522のデータ出力端子Yに電気的に接続さ
れ、セレクタ3510の第2データ入力端子Bは、別の
プロセッサエレメントPE(x+1,y)の第2フリッ
プフロップ3122のデータ出力端子Y、中間レジスタ
IPA(x+1,y)の第2フリップフロップ3622
のデータ出力端子YまたはサイドレジスタSR(x+
1,y)の第2フリップフロップ3322のデータ出力
端子Yに入力端子YLiを介して電気的に接続されてい
る。
【0451】また、各中間レジスタIPB(x,y)の
セレクタ3510の信号入力端子Sは、信号出力ユニッ
ト8000の第3信号出力端子P3に電気的に接続され
ている。各中間レジスタIPB(x,y)の第1フリッ
プフロップ3521のデータ入力端子Aは、同じ中間レ
ジスタIPB(x,y)のセレクタ3510のデータ出
力端子Yに電気的に接続され、第1フリップフロップ3
521の信号入力端子Sは、信号出力ユニット8000
の第1信号出力端子P1に電気的に接続されている。
【0452】各中間レジスタIPB(x,y)の第2フ
リップフロップ3522のデータ入力端子Aは、同じ中
間レジスタIPB(x,y)の第1フリップフロップ3
521のデータ出力端子Yに電気的に接続され、第2フ
リップフロップ3522の信号入力端子Sは、信号出力
ユニット8000の第1信号出力端子P1に電気的に接
続されている。
【0453】次に、作用を説明する。最初に、現画像ブ
ロックデータ出力手段1000およびサーチウインドウ
データ出力手段2000からサーチウインドウデータ転
送保持手段3000に入力される画素データの流れを説
明するとともに、サーチウインドウデータ転送保持手段
3000のデータ保持状態およびフィールドブロックデ
ィストーション算出手段4000における演算状態を説
明する。
【0454】なお、図58〜図61のパルス信号SLお
よびクロックパルス信号CK1のタイミングにおける動
作は、第1実施例と同様であり、第1実施例に同一の動
作については、特に必要が無い限り省略する。第1実施
例と同様に、以下で説明する各入力レジスタIR(x,
y)に対しての画素データの入力は、各入力レジスタI
R(x,y)の第1、第2フリップフロップ3221、
3222におけるラッチ時を意味するものとし、各サイ
ドレジスタSR(x,y)に対しての画素データの入力
は、各サイドレジスタSR(x,y)の第1、第2フリ
ップフロップ3321、3322におけるラッチ時を意
味するものとする。また、各プロセッサエレメントPE
(x,y)に対しての画素データの入力は、各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の第1、第2フリップフロ
ップ3121、3122におけるラッチ時を意味するも
のとする。各中間レジスタIPA(x,y)に対しての
画素データの入力は、各中間レジスタIPA(x,y)
の第1、第2フリップフロップ3621、3622にお
けるラッチ時を意味するものとし、各中間レジスタIP
B(x,y)に対しての画素データの入力は、各中間レ
ジスタIPB(x,y)の第1、第2フリップフロップ
3521、3522におけるラッチ時を意味するものと
する。
【0455】クロックパルス信号CK1のパルス信号に
同期して、各入力レジスタは、図53における下側の入
力レジスタおよびサーチウインドウデータ出力手段20
00からデータを入力するようになっており、クロック
パルス信号CK1の各クロック毎に上述の動作が繰り返
される。また、クロックパルス信号CK1の1、2クロ
ック目には、各プロセッサエレメントおよび各レジスタ
は図1における右側のプロセッサエレメントあるいはレ
ジスタからデータを入力し、3、4クロック目には、奇
数列の各プロセッサエレメントおよび各レジスタは図1
における上側のプロセッサエレメントあるいはレジスタ
からデータを入力し、偶数列の各プロセッサエレメント
および各レジスタでは図1における下側のプロセッサエ
レメントあるいはレジスタからデータを入力するように
なっており、クロックパルス信号CK1の以後の各クロ
ックにおいて上述の動作が繰り返される。
【0456】詳しく説明すると、クロックパルス信号C
K1の1クロック目に同期して、サーチウインドウデー
タ出力手段2000から、画素データe(0,0)が入
力レジスタIR(5,0)の第1フリップフロップ32
21に、画素データe(0,2)が入力レジスタIR
(5,2)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータe(0,4)が入力レジスタIR(5,4)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。
【0457】次いで、クロックパルス信号CK1の2ク
ロック目に同期して、図63に示されるように、画素デ
ータe(0,0)が入力レジスタIR(5,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データe(0,2)が入力レジスタIR
(5,2)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、画素データe(0,4)が
入力レジスタIR(5,4)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データf(0,0)が入力レジスタ
IR(5,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データf(0,2)が入力レジスタIR(5,2)の
第1フリップフロップ3221に、画素データf(0,
4)が入力レジスタIR(5,2)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0458】次いで、クロックパルス信号CK1の3ク
ロック目に同期して、図64に示されるように、画素デ
ータe(0,0)が入力レジスタIR(5,0)の第2
フリップフロップ3222から入力レジスタIR(5,
−1)の第1フリップフロップ3221に、画素データ
f(0,0)が入力レジスタIR(5,0)の第1フリ
ップフロップ3221から第2フリップフロップ322
2に、画素データe(0,2)が入力レジスタIR
(5,2)の第2フリップフロップ3222から入力レ
ジスタIR(5,1)の第1フリップフロップ3221
に、画素データf(0,2)が入力レジスタIR(5,
2)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データe(0,4)が入力レ
ジスタIR(5,4)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(5,3)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データf(0,4)が入力レジスタ
IR(5,4)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0459】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データe(0,1)が入力レジスタ
IR(5,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データe(0,3)が入力レジスタIR(5,2)の
第1フリップフロップ3221に、画素データe(0,
5)が入力レジスタIR(5,2)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0460】次いで、クロックパルス信号CK1の4ク
ロック目に同期して、図65に示されるように、画素デ
ータe(0,0)が入力レジスタIR(5,−1)の第
1フリップフロップ3221から第2フリップフロップ
3222に、画素データf(0,0)が入力レジスタI
R(5,0)の第2フリップフロップ3222から入力
レジスタIR(5,−1)の第1フリップフロップ32
21に、画素データe(0,1)が入力レジスタIR
(5,0)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、画素データe(0,2)が
入力レジスタIR(5,1)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、画素デー
タf(0,2)が入力レジスタIR(5,2)の第2フ
リップフロップ3222から入力レジスタIR(5,
1)の第1フリップフロップ3221に、画素データe
(0,3)が入力レジスタIR(5,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データf(0,4)が入力レジスタIR(5,
4)の第2フリップフロップ3222から入力レジスタ
IR(5,3)の第1フリップフロップ3221に、画
素データe(0,5)が入力レジスタIR(5,4)の
第1フリップフロップ3221から第2フリップフロッ
プ3222に、それぞれ伝送される。
【0461】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データf(0,1)が入力レジスタ
IR(5,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データf(0,3)が入力レジスタIR(5,2)の
第1フリップフロップ3221に、画素データf(0,
5)が入力レジスタIR(5,4)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0462】次いで、クロックパルス信号CK1の5ク
ロック目に同期して、図66に示されるように、画素デ
ータe(0,0)が入力レジスタIR(5,−1)の第
2フリップフロップ3222からサイドレジスタSR
(4,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データf(0,0)が入力レジスタIR(5,−1)の
第1フリップフロップ3221から第2フリップフロッ
プ3222に、画素データe(0,1)が入力レジスタ
IR(5,0)の第2フリップフロップ3222からプ
ロセッサエレメントPE(4,0)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データf(0,1)が入力レジス
タIR(5,0)の第1フリップフロップ3221から
第2フリップフロップ3222に、画素データe(0,
2)が入力レジスタIR(5,1)の第2フリップフロ
ップ3222から中間レジスタIPA(4,1)の第1
フリップフロップ3621に、画素データf(0,2)
が入力レジスタIR(5,1)の第1フリップフロップ
3221から第2フリップフロップ3222に、画素デ
ータe(0,3)が入力レジスタIR(5,2)の第2
フリップフロップ3222からプロセッサエレメントP
E(4,2)の第1フリップフロップ3121に、画素
データf(0,3)が入力レジスタIR(5,2)の第
1フリップフロップ3221から第2フリップフロップ
3222に、画素データe(0,4)が入力レジスタI
R(5,3)の第2フリップフロップ3222から中間
レジスタIPA(4,3)の第1フリップフロップ36
21に、画素データf(0,4)が入力レジスタIR
(5,3)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、画素データe(0,5)が
入力レジスタIR(5,4)の第2フリップフロップ3
222からプロセッサエレメントPE(4,2)の第1
フリップフロップ3121に、画素データf(0,5)
が入力レジスタIR(5,4)の第1フリップフロップ
3221から第2フリップフロップ3222に、それぞ
れ伝送される。
【0463】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データe(1,0)が入力レジスタ
IR(5,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データe(1,2)が入力レジスタIR(5,2)の
第1フリップフロップ3221に、画素データe(1,
4)が入力レジスタIR(5,4)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0464】次いで、クロックパルス信号CK1の6ク
ロック目に同期して、図67に示されるように、画素デ
ータe(0,0)がサイドレジスタSR(4,−1)の
第1フリップフロップ3321から第2フリップフロッ
プ3322に、画素データf(0,0)が入力レジスタ
IR(5,−1)の第2フリップフロップ3222から
サイドレジスタSR(4,−1)の第1フリップフロッ
プ3321に、画素データe(0,1)がプロセッサエ
レメントPE(4,0)の第1フリップフロップ312
1から第2フリップフロップ3122に、画素データf
(0,1)が入力レジスタIR(5,0)の第2フリッ
プフロップ3222からプロセッサエレメントPE
(4,0)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータe(0,2)が中間レジスタIPA(4,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データf(0,2)が入力レジスタI
R(5,1)の第2フリップフロップ3222から中間
レジスタIPA(4,1)の第1フリップフロップ31
21に、画素データe(0,3)がプロセッサエレメン
トPE(4,2)の第1フリップフロップ3121から
第2フリップフロップ3122に、画素データf(0,
3)が入力レジスタIR(5,2)の第2フリップフロ
ップ3222からプロセッサエレメントPE(4,2)
の第1フリップフロップ3121に、画素データe
(0,4)が中間レジスタIPA(4,3)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データf(0,4)が入力レジスタIR
(5,3)の第2フリップフロップ3222から中間レ
ジスタIPA(4,3)の第1フリップフロップ312
1に、画素データe(0,5)がプロセッサエレメント
PE(4,3)の第1フリップフロップ3121から第
2フリップフロップ3122に、画素データf(0,
5)が入力レジスタIR(5,4)の第2フリップフロ
ップ3222からプロセッサエレメントPE(4,4)
の第1フリップフロップ3121に、それぞれ伝送され
る。
【0465】また、画素データe(1,0)が入力レジ
スタIR(5,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データe
(1,2)が入力レジスタIR(5,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データe(1,4)が入力レジスタIR(5,
4)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0466】同時に、サーチウインドウデータ出力手段
2000から、画素データf(1,0)が入力レジスタ
IR(5,0)の第1フリップフロップ3221に、画
素データf(1,2)が入力レジスタIR(5,2)の
第1フリップフロップ3221に、画素データf(1,
4)が入力レジスタIR(5,4)の第1フリップフロ
ップ3221に、それぞれ入力される。
【0467】以下、図68〜図77に示されるように画
素データの入力を行ない、以降も同じように画素データ
の入力を行なう。また、クロックパルス信号CK1の1
7クロック目よりクロックパルス信号CK1のパルス信
号毎に、現画像ブロックデータ出力手段1000に画素
データa(0,0)、b(0,0)、a(0,1)、b
(0,1)、a(1,0)、b(1,0)、a(1,
1)、b(1,1)、a(2,0)、b(2,0)、a
(2,1)、b(2,1)・・・が入力される。
【0468】クロックパルス信号CK1の22パルス目
に同期して、図78に示すように、1列目のプロセッサ
エレメントに始めて画素データが入力されて、同時に各
プロセッサエレメントに、現画像ブロック出力手段10
00から画素データが入力される。以後、クロックパル
ス信号CK1の23から29クロック目に同期して、各
プロセッサエレメントにおいてディストーションの計算
がなされる。
【0469】各プロセッサエレメントにおいて計算され
たディストーションは、第1実施例と同様に、フィール
ドブロック特定手段5000にそれぞれ入力され、最小
第1フィールドブロックディストーションMinDis
Fi1および最小第1フィールドブロックディストーシ
ョンに対応する第1フィールド動きベクトルMV1
(x,y)が算出されるとともに、最小第2フィールド
ブロックディストーションMinDisFi2および最
小第2フィールドブロックディストーションに対応する
第2フィールド動きベクトルMV2(x,y)が算出さ
れる。
【0470】また、各プロセッサエレメントにおいて計
算されたディストーションは、第1実施例と同様に、フ
レームブロックディストーション算出手段6000にそ
れぞれ入力され、各フレームブロックディストーション
Dis(x,y)が、フレームブロック特定手段700
0に出力される。フレームブロック特定手段7000で
は、第1実施例と同様に、最小フレームブロックディス
トーションMinDisFrおよび最小フレームブロッ
クディストーションに対応するフレーム動きベクトルM
VFr(x,y)が算出される。
【0471】したがって、本実施例においても、各ディ
ストーションおよび各動きベクトルを算出することがで
きる。また、第2実施例のように、現画像ブロックデー
タ出力手段1000およびサーチウインドウデータ出力
手段2000から続けて画像データを出力させることに
より、現画像ブロックに隣接するもう一つの現画像ブロ
ックに対応する各ディストーションおよび各動きベクト
ルを算出することができる。
【0472】また、第3実施例のように、同じ列に上下
2つあるサイドレジスタおよび中間レジスタIPBを、
1つにまとめて図86のように置き換えることができ
る。具体的には、3列目にあるサイドレジスタSR
(2,−1)とSR(2,5)を図17に示すサイドレ
ジスタSR(2,−1)に置き換えて、5列目にあるサ
イドレジスタSR(4,−1)、D1(4,5)を図1
6に示すサイドレジスタSR(4,−1)に置き換え、
さらに、4列目にある中間レジスタIPB(3,5)を
サイドレジスタSR(2,−1)とSR(4,−1)と
の間において中間レジスタIPB(3,−1)としたも
のである。これにより、各ディストーションおよび各動
きベクトルを算出することができる。
【0473】また、上記実施例では、プロセッサエレメ
ントと中間レジスタを等間隔に配置した例を示したが、
図87、図88に示されるように、プロセッサエレメン
トを中央部に密集させ、周縁部を粗く配置することもで
き、さらに、プロセッサエレメントを放射状に配置等、
配置の仕方は自由であり、探索対象のサーチウインド
ウ、参照画像の候補ブロックに合せて配置するものであ
る。
【0474】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フィール
ドブロックディストーション算出手段によって、フレー
ム候補ブロックの数と同数の演算器によって第1フィー
ルドブロックディストーションおよび第2フィールドブ
ロックディストーションを時分割演算で算出することが
できるので、回路規模を小さくすることができる。
【0475】請求項2記載の発明によれば、レジスタの
第2フリップフロップにラッチされたサーチウィンドウ
の画素データと現画像ブロックデータ出力手段によって
出力された画素データに基づいて局所ディストーション
算出ユニットで算出された局所ディストーションと局所
ディストーション総和ユニットの第2フリップフロップ
にラッチされた局所ディストーションとを加算器によっ
て累積演算を行うことができるので、レジスタの第1フ
リップフロップおよびディストーション総和ユニットの
第1フリップフロップでは、同一の現画像フィールドブ
ロックに対応するデータを保持するとともに、レジスタ
の第2フリップフロップおよびディストーション総和ユ
ニットの第2フリップフロップにおいても、それぞれ第
1フリップフロップと異なる同一の現画像フィールドブ
ロックに対応するデータを保持することができる。この
ため、第1フィールドブロックディストーションおよび
第2フィールドブロックディストーションをそれぞれ時
分割で算出することができる。また、直列に電気的に接
続された2つのフリップフロップによってレジスタおよ
びディストーション総和ユニットを構成することができ
るので、容易に回路を構成することができる。
【0476】請求項3記載の発明によれば、レジスタ、
ディストーション総和ユニットおよびディストーション
転送ユニットのそれぞれの第1フリップフロップでは、
同一の現画像フィールドブロックに対応するデータを保
持するとともに、レジスタ、ディストーション総和ユニ
ットおよびディストーション転送ユニットのそれぞれの
第2フリップフロップにおいても、それぞれ第1フリッ
プフロップに保持されたデータと異なる同一の現画像フ
ィールドブロックに対応するデータを保持することがで
きる。このため、第1フィールドブロックディストーシ
ョンおよび第2フィールドブロックディストーションを
それぞれ時分割で出力することができる。また、直列に
電気的に接続された2つのフリップフロップによってデ
ィストーション転送ユニットを構成することができるの
で、容易に回路を構成することができる。
【0477】請求項4記載の発明によれば、サーチウィ
ンドウ内で垂直方向に並んだフレーム候補ブロックと同
数のフリップフロップおよび加算器によって、それぞれ
の行に対応する演算器で算出された第1および第2フィ
ールドブロックディストーションから順次フレームブロ
ックディストーションを算出することができるので、フ
ィールドブロックディストーション算出手段と別のエリ
アにフレームブロックディストーション算出手段をユニ
ットとして配置することができる。したがって、フレー
ムブロックディストーションを算出する回路の規模を小
さくすることができる。
【0478】請求項5記載の発明によれば、サーチウィ
ンドウ内で水平方向に並んだフレーム候補ブロックと同
数のフリップフロップおよび加算器によって、それぞれ
の列に対応する演算器で算出された第1および第2フィ
ールドブロックディストーションから順次フレームブロ
ックディストーションを算出することができるので、フ
ィールドブロックディストーション算出手段と別のエリ
アにフレームブロックディストーション算出手段をユニ
ットとして配置することができる。したがって、フレー
ムブロックディストーションを算出する回路の規模を小
さくすることができる。
【0479】請求項6記載の発明によれば、同時に入力
された第1または第2フィールドブロックディストーシ
ョンに基づいて、フィールドブロックディストーション
算出手段の各演算器の配置位置に対応する第1または第
2フィールド候補ブロックの垂直方向の位置を特定する
ことができるとともに、第1または第2フィールドブロ
ックディストーションがフィールドブロック特定手段に
入力された順番に基づいて、フィールドブロックディス
トーション算出手段の各演算器の配置位置に対応する第
1または第2フィールド候補ブロックの水平方向の位置
を特定することができる。したがって、最小の第1およ
び第2フィールドブロックディストーションが検出され
た演算器の配置位置に基づいて、それぞれ第1フィール
ド動きベクトルおよび第2フィールド動きベクトルを特
定することができる。
【0480】請求項7記載の発明によれば、同時に入力
された第1または第2フィールドブロックディストーシ
ョンに基づいて、フィールドブロックディストーション
算出手段の各演算器の配置位置に対応する第1または第
2フィールド候補ブロックの水平方向の位置を特定する
ことができるとともに、第1または第2フィールドブロ
ックディストーションがフィールドブロック特定手段に
入力された順番に基づいて、フィールドブロックディス
トーション算出手段の各演算器の配置位置に対応する第
1または第2フィールド候補ブロックの垂直方向の位置
を特定することができる。したがって、最小の第1およ
び第2フィールドブロックディストーションが検出され
た演算器の配置位置に基づいて、それぞれ第1フィール
ド動きベクトルおよび第2フィールド動きベクトルを特
定することができる。
【0481】請求項8記載の発明によれば、同一パリテ
ィーフェーズの現画像フレームブロックおよびサーチウ
ィンドウのフレーム候補ブロックに対して、第1フィー
ルド動きベクトル、第2フィールド動きベクトルおよび
フレーム動きベクトルをそれぞれ求めることができる。
請求項9記載の発明によれば、異パリティーフェーズの
現画像フレームブロックおよびサーチウィンドウのフレ
ーム候補ブロックに対して、第1フィールド動きベクト
ル、第2フィールド動きベクトルおよびフレーム動きベ
クトルをそれぞれ求めることができる。
【0482】請求項10記載の発明によれば、演算器の
数を{(H−N+1)×(L−M+1)}個よりも少な
くすることができるので、演算器の数を削減することに
より、回路規模を小さくすることができ、かつ、広い範
囲で簡略的な探索方法で動きベクトルを求めることがで
きる。請求項11記載の発明によれば、各レジスタにお
いて、第1および第2フリップフロップによって、それ
ぞれ異なるフィールドの画素データを保持することがで
きる。このため、参照画像第1フィールドブロックの画
素データおよび参照画像第2フィールドブロックの画素
データをそれぞれ時分割で転送することができ、演算器
の構成も簡素化することができる。また、直列に電気的
に接続された2つのフリップフロップによってレジスタ
を構成することができるので、容易に回路を構成するこ
とができる。
【0483】請求項12記載の発明によれば、{(H−
N+1)×(L−M+1)}個の候補ブロックに対応し
たディストーションを算出することができるので、確実
に全点探索法により予測精度の高い第1および第2フィ
ールドブロックディストーション、並びに、フレームブ
ロックディストーションを求めることができる。請求項
13記載の発明によれば、サイドレジスタユニットを、
転送レジスタユニットと同じレジスタで構成することが
できるので、回路を容易に構成することができる。
【0484】請求項14記載の発明によれば、サイドレ
ジスタユニットを、転送レジスタユニットと同じレジス
タで構成することができるので、回路を容易に構成する
ことができる。また、サイドレジスタユニットのレジス
タに不要なデータが入力されることがないため、有効に
活用できる。また、各レジスタを列毎にリング状に電気
的に接続させることができ、各レジスタ間の距離を均一
に配置することができるので、各レジスタ間に短い転送
バスを形成することができるとともに、各レジスタ間の
転送時間を均一にすることができる。したがって、誤り
の少ない安定した回路を形成することができる。
【0485】請求項15記載の発明によれば、現画像ブ
ロックデータ出力手段が、現画像第1フィールドブロッ
クおよび現画像第2フィールドブロック内の各列の画素
データをそれぞれ第1行目から第N行目まで昇順に入力
する動作を、第1列から第M列まで昇順に実行し、入力
した現画像第1フィールドブロックおよび現画像第2フ
ィールドブロックの各列の画素データをそれぞれ行の昇
順に出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、各列
の画素データを行の降順に出力する動作を列の昇順に実
行する。このため、現画像ブロックデータ出力手段に、
順序良く画素データの取込みを行なっても、フィールド
ブロックディストーション算出手段の演算器には、奇数
列と偶数列にそれぞれ別の画素データを出力させること
ができる。
【0486】請求項16記載の発明によれば、現画像ブ
ロックデータ出力手段が、(N+1)個のレジスタユニ
ットを有する第1現画像ブロックデータ出力ユニット
と、N個のレジスタユニットを有する第2現画像ブロッ
クデータ出力ユニットと、からなり、第2現画像ブロッ
クデータ出力ユニットの出力端子が奇数列の各演算器に
電気的に接続され、第1現画像ブロックデータ出力ユニ
ットの出力端子が偶数列の各演算器に電気的に接続され
る。このため、第1現画像ブロックデータ出力ユニット
と第2現画像ブロックデータ出力ユニットから、現画像
第1フィールドブロックおよび現画像第2フィールドブ
ロック内の各列の画素データを出力することができる。
【0487】請求項17記載の発明によれば、第1現画
像ブロックデータ出力ユニットおよび前記第2現画像ブ
ロックデータ出力ユニットの各レジスタユニットが、第
1フリップフロップと第2フリップフロップを有する。
このため、第1および第2現画像ブロック画素データを
それぞれ時分割で出力することができる。また、直列に
電気的に接続された2つのフリップフロップによってレ
ジスタを構成することができるので、容易に回路を構成
することができる。
【0488】請求項18記載の発明によれば、フィール
ドブロックディストーション算出手段の各演算器と該演
算器と同数のサーチウインドウデータ転送保持手段の各
転送レジスタユニットを共通制御信号によって同一時刻
に同一動作を行うように制御することができるので、演
算処理の並列化による高速処理を行うことができる。請
求項19記載の発明によれば、同一行の演算器で算出さ
れたそれぞれの第1および第2フィールドブロックディ
ストーションを順次各演算器を介して一方向に転送し、
同一行の一端の演算器からフレームブロックディストー
ション算出手段およびフィールドブロック特定手段にそ
れぞれ第1および第2フィールドブロックディストーシ
ョンを転送することができるので、第1および第2フィ
ールドブロックディストーションを転送する方向にフレ
ームブロックディストーション算出手段およびフィール
ドブロック特定手段を容易にユニットとして配置するこ
とができる。
【0489】また、一端の演算器からフレームブロック
ディストーション算出手段およびフィールドブロック特
定手段へ第1および第2フィールドブロックを出力する
転送バスを演算器の存在する行数に削減することができ
るとともに、短い転送バスを形成することができる。さ
らに、同一行の各演算器の間にも短い転送バスを形成す
ることができるので、各演算器間の転送時間を均一にす
ることができる。したがって、誤りの少ない安定した回
路を形成することができる。
【0490】請求項20記載の発明によれば、同一列の
演算器で算出されたそれぞれの第1および第2フィール
ドブロックディストーションを順次各演算器を介して一
方向に転送し、同一列の一端の演算器からフレームブロ
ックディストーション算出手段およびフィールドブロッ
ク特定手段にそれぞれ第1および第2フィールドブロッ
クディストーションを転送することができるので、第1
および第2フィールドブロックディストーションを転送
する方向にフレームブロックディストーション算出手段
およびフィールドブロック特定手段を容易にユニットと
して配置することができる。
【0491】また、一端の演算器からフレームブロック
ディストーション算出手段およびフィールドブロック特
定手段へ第1および第2フィールドブロックを出力する
転送バスを演算器の存在する列数に削減することができ
るとともに、短い転送バスを形成することができる。さ
らに、同一列の各演算器の間にも短い転送バスを形成す
ることができるので、各演算器間の転送時間を均一にす
ることができる。したがって、誤りの少ない安定した回
路を形成することができる。
【0492】請求項21記載の発明によれば、フィール
ドブロックディストーション算出手段によって、第1現
画像フレームブロックに隣接する第2現画像フレームブ
ロックに対応する第1および第2フィールドブロックデ
ィストーションを順次求めることができる。また、第1
サーチウィンドウと第2サーチウィンドウとで共通する
画素データを重複することなく第2サーチウィンドウの
画素データをサーチウィンドウデータ出力手段から出力
することができるので、第2サーチウィンドウのデータ
を始めから出力し直す必要がなく、処理効率を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる動きベクトル探索装置の構成例
を示す図である。
【図2】現画像および参照画像の第1フィールド、第2
フィールドおよびフレームを示す図である。
【図3】現画像第1、第2フィールドブロックおよび第
1、第2フィールドサーチウインドウを示す図である。
【図4】現画像ブロックのサーチウインドウにおける一
対応例を示す図である。
【図5】第1、第2フィールドサーチウインドウにおけ
る第1、第2フィールド候補ブロックを示す図である。
【図6】図1に示された動きベクトル探索装置の信号出
力ユニットにおける各手段に対する信号経路を示す図で
ある。
【図7】図6に示された信号出力ユニットから出力され
る各信号のタイミングチャートである。
【図8】図6に示された信号出力ユニットから出力され
る各信号のタイミングチャートである。
【図9】図6に示された信号出力ユニットから出力され
る各信号のタイミングチャートである。
【図10】図6に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイミングチャートである。
【図11】図6に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイミングチャートである。
【図12】図1に示された現画像ブロックデータ出力手
段の詳細な回路図である。
【図13】図1に示された各プロセッサエレエントの入
出力端子の配置を示す図である。
【図14】図1に示された各プロセッサエレメントの詳
細な回路図である。
【図15】図1に示された入力レジスタの入出力端子の
配置および詳細な回路図を示す図である。
【図16】図1に示されたサイドレジスタの入出力端子
の配置および詳細な回路図を示す図である。
【図17】図1に示されたサイドレジスタの入出力端子
の配置および詳細な回路図を示す図である。
【図18】現画像フレームブロックの行数が(N×2)
の場合のサイドレジスタの配置を示す図である。
【図19】図1に示されたフィールドブロック特定手段
の詳細な回路図である。
【図20】図19に示されたセレクタ付きフリップフロ
ップの詳細な回路図である。
【図21】図1に示されたフレームブロックディストー
ション算出手段の詳細な回路図である。
【図22】図1に示されたフレームブロック特定手段の
詳細な回路図である。
【図23】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の1パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図24】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の2パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図25】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の3パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図26】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の4パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図27】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の5パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図28】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の6パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図29】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の7パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図30】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の8パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図であ
る。
【図31】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の9パルス目におけるサーチウインドウの画素デ
ータの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、現
画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力手
段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す図
である。
【図32】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の10パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図33】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の11パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図34】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の12パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図35】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の13パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図36】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の14パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図37】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の15パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図38】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の16パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図39】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の17パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図40】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の18パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図41】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の19パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図42】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の20パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図43】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の21パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図44】図7〜図11に示されたクロックパルス信号
CK1の22パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置、および、
現画像ブロック画素データの現画像ブロックデータ出力
手段内の各フリップフロップにおけるデータ位置を示す
図である。
【図45】現画像ブロックに隣接する別の現画像ブロッ
クを示す図である。
【図46】第1サーチウインドウからM画素分だけ列方
向にずれた別のサーチウインドウを示す図である。
【図47】M画素分だけ列方向にずれた現画像ブロック
とサーチウインドウの対応関係をを示す図である。
【図48】M画素分だけ列方向にずれた第1、第2フィ
ールドサーチウインドウにおける第1、第2フィールド
候補ブロックを示す図である。
【図49】パイプライン処理の工程を示す図である
【図50】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第2
構成例を示す図である。
【図51】図1、図50に示された動きベクトル探索装
置の機能別構成図を示す図である。
【図52】図50に示されたサーチウインドウデータ転
送手段の二つの列の配置を示す図の一例である。
【図53】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第3
構成例を示す図である。
【図54】現画像ブロックのサーチウインドウにおける
一対応例を示す図である。
【図55】図53に示された中間レジスタの入出力端子
の配置および詳細な回路図を示す図である。
【図56】図53に示された中間レジスタの入出力端子
の配置および詳細な回路図を示す図である。
【図57】図53に示された中間レジスタの入出力端子
の配置および詳細な回路図を示す図である。
【図58】図53に示された信号出力ユニットから出力
される各信号のタイミングチャートである。
【図59】図53に示された信号出力ユニットから出力
される各信号のタイミングチャートである。
【図60】図53に示された信号出力ユニットから出力
される各信号のタイミングチャートである。
【図61】図53に示された信号出力ユニットから出力
される各信号のタイミングチャートである。
【図62】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の1パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図63】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の2パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図64】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の3パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図65】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の4パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図66】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の5パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図67】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の6パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図68】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の7パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図69】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の8パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図70】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の9パルス目におけるサーチウインドウの画素
データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図で
ある。
【図71】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の10パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図72】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の11パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図73】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の12パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図74】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の13パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図75】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の14パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図76】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の15パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図77】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の16パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置を示す図
である。
【図78】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の22パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図79】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の23パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図80】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の24パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図81】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の25パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図82】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の26パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図83】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の27パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図84】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の28パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図85】図58〜図61に示されたクロックパルス信
号CK1の29パルス目におけるサーチウインドウの画
素データの各レジスタにおけるデータ転送位置、およ
び、現画像ブロックデータ出力手段から入力される現画
像ブロック画素データを示す図である。
【図86】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第4
構成例を示す図である。
【図87】図1に示されたサーチウインドウデータ転送
保持手段の各レジスタおよびフィールドブロックディス
トーション算出手段の各演算器の別の配置を示す図であ
る。
【図88】図1に示されたサーチウインドウデータ転送
保持手段の各レジスタおよびフィールドブロックディス
トーション算出手段の各演算器の別の配置を示す図であ
る。
【図89】従来の単純フレーム間予測を説明する図であ
る。
【図90】従来の動き補償フレーム間予測を説明する図
である。
【図91】従来の現符号化ブロックとサーチウインドウ
を説明する図である。
【図92】従来の現符号化ブロックと探索領域を説明す
る図である。
【図93】従来の現符号化ブロック内の画素と候補ブロ
ック内の画素との位置関係を説明する図である。
【図94】従来のディストーション算出方法とサーチウ
インドウデータの転送過程を説明する図である
【図95】従来のディストーション算出方法とサーチウ
インドウデータの転送過程を説明する図である
【図96】従来のフレーム構造における予測方式を説明
する図である
【図97】従来のフレーム構造における予測方式を説明
する図である
【図98】従来のフレーム構造における同一パリティー
フェーズおよび異パリティーフェーズを説明する図であ
【符号の説明】
10、11 人物像 20、21 有意画素領域 60、70 現画像 110 現画像フレームブロック、第1現画像フレーム
ブロック 111、121 現画像第1フィールドブロック 112、122 現画像第2フィールドブロック 120 第2現画像フレームブロック 130 第3現画像フレームブロック 170 現符号化ブロック 210 サーチウインドウ、第1サーチウインドウ 211、221 第1フィールドサーチウインドウ 212、222 第2フィールドサーチウインドウ 220 第2サーチウインドウ 230 第3サーチウインドウ 260、270 前符号化画像 310、320 フレーム候補ブロック 311、321 第1フィールド候補ブロック 312、322 第2フィールド候補ブロック 430 サーチウインドウ 530 候補ブロック 600 現画像フレーム 601 第1フィールド 602 第2フィールド 700 前符号化フレーム 701 第1フィールド 702 第2フィールド 800、810 現画像フレームブロック 801、811 現画像第1フィールドブロック 802、812 現画像第2フィールドブロック 900、910、920 フレーム候補ブロック 901、911、921 第1フィールド候補ブロック 902、912、922 第2フィールド候補ブロック 1000 現画像ブロックデータ出力手段 1100 第1現画像ブロックデータ出力ユニット 1111、1121、1131 第1フリップフロップ 1112、1122、1132 第2フリップフロップ 1200 第2現画像ブロックデータ出力ユニット 1211、1221 第1フリップフロップ 1212、1222 第2フリップフロップ 1230 セレクタ 2000 サーチウインドウデータ出力手段 3000 サーチウインドウデータ転送保持手段 3110 セレクタ 3121 第1フリップフロップ 3122 第2フリップフロップ 3221 第1フリップフロップ 3222 第2フリップフロップ 3310 セレクタ 3321 第1フリップフロップ 3322 第2フリップフロップ 3510 セレクタ 3521 第1フリップフロップ 3522 第2フリップフロップ 3610 セレクタ 3621 第1フリップフロップ 3622 第2フリップフロップ 4000 フィールドブロックディストーション算出手
段 4110 減算器 4120 正数変換器 4210 加算器 4221 第1フリップフロップ 4222 第2フリップフロップ 4230 反転器 4240 論理積演算器 4310 セレクタ 4321 第1フリップフロップ 4322 第2フリップフロップ 5000 フィールドブロック特定手段 5100 最小フィールドディストーション検出ユニッ
ト 5110 比較器 5120 比較器 5130 セレクタ 5141 第1フリップフロップ 5142 第2フリップフロップ 5150 論理和演算器 5180 第1セレクタ付きフリップフロップ 5190 第2セレクタ付きフリップフロップ 5200 フィールド動きベクトル垂直成分検出ユニッ
ト 5220 セレクタ 5231 第1フリップフロップ 5232 第2フリップフロップ 5240 換算テーブル 5280 第1セレクタ付きフリップフロップ 5290 第2セレクタ付きフリップフロップ 5300 フィールド動きベクトル水平成分検出ユニッ
ト 5310 カウンタ 5320 セレクタ 5331 第1フリップフロップ 5332 第2フリップフロップ 5340 換算テーブル 5380 第1セレクタ付きフリップフロップ 5390 第2セレクタ付きフリップフロップ 6000 フレームブロックディストーション算出手段 6110、6210、6310 フリップフロップ 6120、6220、6320 加算器 6130、6230、6330 セレクタ付きフリップ
フロップ 7000 フレームブロック特定手段 7100 最小フレームディストーション検出ユニット 7110 比較器 7120 比較器 7130 セレクタ 7140 フリップフロップ 7150 論理和演算器 7180 セレクタ付きフリップフロップ 7200 フレーム動きベクトル垂直成分検出ユニット 7220 セレクタ 7230 フリップフロップ 7240 換算テーブル 7280 セレクタ付きフリップフロップ 7300 フレーム動きベクトル水平成分検出ユニット 7310 カウンタ 7320 セレクタ 7330 フリップフロップ 7340 換算テーブル 7380 セレクタ付きフリップフロップ 8000 信号出力ユニット 9110 セレクタ 9120 フリップフロップ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インタレース走査方式の動画像を部分的に
    構成する現画像フレームを、前記動画像を部分的に構成
    する参照画像フレームに基づいて予測するのに用いられ
    る複数の動きベクトルを探索する動きベクトル探索装置
    であり、前記現画像フレームが、現画像第1フィールド
    および現画像第2フィールドからなるとともに、画素デ
    ータをそれぞれ有する複数の画素により表わされる現画
    像フレームブロックを含み、該現画像フレームブロック
    が、前記現画像第1フィールドを部分的に構成する現画
    像第1フィールドブロックおよび前記現画像第2フィー
    ルドを部分的に構成する現画像第2フィールドブロック
    からなり、前記参照画像フレームが、参照画像第1フィ
    ールドおよび参照画像第2フィールドからなるととも
    に、画素データをそれぞれ有する複数の画素により表わ
    されるサーチウインドウを含み、該サーチウインドウ
    が、複数のフレーム候補ブロックを含み、該フレーム候
    補ブロックが、前記参照画像第1フィールドを部分的に
    構成する第1フィールド候補ブロックおよび前記参照画
    像第2フィールドを部分的に構成する第2フィールド候
    補ブロックからなり、現画像フレームブロックと各フレ
    ーム候補ブロックが同一サイズであり、現画像フレーム
    ブロックの現画像第1フィールドブロックおよび現画像
    第2フィールドブロックのそれぞれが、各フレーム候補
    ブロックの第1フィールド候補ブロックおよび第2フィ
    ールド候補ブロックのそれぞれと同一サイズであり、前
    記複数の動きベクトルが、前記現画像フレームブロック
    と該現画像フレームブロックに最も類似したフレーム候
    補ブロックとの変位を表わすフレーム動きベクトルと、
    現画像第1フィールドブロックと該現画像第1フィール
    ドブロックに最も類似した第1フィールド候補ブロック
    との変位を表わす第1フィールド動きベクトルと、現画
    像第2フィールドブロックと該現画像第2フィールドブ
    ロックに最も類似した第2フィールド候補ブロックとの
    変位を表わす第2フィールド動きベクトルと、を含む動
    きベクトル探索装置であって、 前記サーチウインドウの画素データを出力するサーチウ
    インドウデータ出力手段と、 前記フレーム候補ブロックの数より多い複数のレジスタ
    ユニットを有し、前記サーチウインドウデータ出力手段
    からサーチウインドウの画素データを入力し、入力され
    た画素データを前記レジスタユニット間で繰り返し転送
    させ、各レジスタユニットに保持させるサーチウインド
    ウデータ転送保持手段と、 現画像フレームブロックの画素データを出力する現画像
    ブロックデータ出力手段と、 前記フレーム候補ブロックと同数の演算器を有し、サー
    チウインドウデータ転送保持手段のフレーム候補ブロッ
    クと同数のレジスタユニットのそれぞれに保持されたサ
    ーチウインドウの画素データを各演算器に入力するとと
    もに、現画像ブロックデータ出力手段から現画像フレー
    ムブロックの画素データを各演算器に入力し、各演算器
    に、現画像第1フィールドブロックと各第1フィールド
    候補ブロックとの差を表わす第1フィールドブロックデ
    ィストーションおよび現画像第2フィールドブロックと
    各第2フィールド候補ブロックとの差を表わす第2フィ
    ールドブロックディストーションを時分割演算させるフ
    ィールドブロックディストーション算出手段と、 該フィールドブロックディストーション算出手段により
    算出された各第1フィールドブロックディストーション
    および各第2フィールドブロックディストーションを加
    算することにより、現画像フレームブロックと各フレー
    ム候補ブロックとの差を表わすフレームブロックディス
    トーションを算出するフレームブロックディストーショ
    ン算出手段と、 フィールドブロックディストーション算出手段により算
    出された第1フィールドブロックディストーションのう
    ちの最小の第1フィールドブロックディストーションを
    検出して、該最小の第1フィールドブロックディストー
    ションに対応する第1フィールド候補ブロック、並び
    に、フィールドブロックディストーション算出手段によ
    り算出された第2フィールドブロックディストーション
    のうちの最小の第2フィールドブロックディストーショ
    ンを検出して、該最小の第2フィールドブロックディス
    トーションに対応する第2フィールド候補ブロックを特
    定するフィールドブロック特定手段と、 フレームブロックディストーション算出手段により算出
    されたフレームブロックディストーションのうちの最小
    のフレームブロックディストーションを検出して、該最
    小のフレームブロックディストーションに対応するフレ
    ーム候補ブロックを特定するフレームブロック特定手段
    と、を有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記サーチウインドウデータ転送保持手段の各レジスタ
    ユニットが、 入力端子および出力端子を有し、他のレジスタユニット
    から画素データを入力端子を通して入力して出力端子を
    通して出力する第1フリップフロップと、入力端子およ
    び出力端子を有し、第1フリップロップから画素データ
    を入力端子を通して入力して出力端子を通して他のレジ
    スタユニットに画素データを出力する第2フリップフロ
    ップと、からなり、 前記フィールドブロックディストーション算出手段の各
    演算器が、 前記レジスタユニットの第2フリップフロップから画素
    データを入力して、互いに位置的に対応する現画像第1
    フィールドブロックの画素データと第1フィールド候補
    ブロックの画素データとの差を表わす第1局所ディスト
    ーション、並びに、互いに位置的に対応する現画像第2
    フィールドブロックの画素データと第2フィールド候補
    ブロックの画素データとの差を表わす第2局所ディスト
    ーションを算出する局所ディストーション算出ユニット
    と、 局所ディストーション算出ユニットにより算出された第
    1フィールド候補ブロックに対応する第1局所ディスト
    ーションの総和を算出して、前記第1フィールドブロッ
    クディストーションを算出するとともに、局所ディスト
    ーション算出ユニットにより算出された第2フィールド
    候補ブロックに対応する第2局所ディストーションの総
    和を算出して、前記第2フィールドブロックディストー
    ションを算出する局所ディストーション総和ユニット
    と、を有し、 該局所ディストーション総和ユニットが、第1、第2入
    力端子および出力端子を有し、第1および第2入力端子
    に入力されたデータを加算し、出力端子を通して出力す
    る加算器と、入力端子および出力端子を有し、加算器か
    らデータを入力端子を通して入力して、出力端子を通し
    て出力する第1フリップフロップと、入力端子および出
    力端子を有し、第1フリップフロップからデータを入力
    端子を通して入力して出力端子を通して出力する第2フ
    リップフロップと、を有し、 局所ディストーション総和ユニットの加算器が、局所デ
    ィストーション算出ユニットから第1および第2局所デ
    ィストーションを第1入力端子を通して入力するととも
    に、局所ディストーション総和ユニットの第2フリップ
    フロップからデータを第2入力端子を通して入力し、 全ての前記レジスタユニットの第1および第2フリップ
    フロップ、並びに、全ての前記局所ディストーション総
    和ユニットの第1および第2フリップフロップが、同じ
    クロックパルスにより動作することを特徴とする動きベ
    クトル探索装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記フィールドブロックディストーション算出手段の各
    演算器が、 局所ディストーション総和ユニットにより算出された第
    1および第2フィールドブロックディストーションをそ
    れぞれフレームブロックディストーション算出手段に転
    送するとともに、フィールドブロック特定手段に転送す
    るディストーション転送ユニットを有し、 該ディストーション転送ユニットが、入力端子および出
    力端子を有して、局所ディストーション総和ユニットに
    より算出された第1および第2フィールドブロックディ
    ストーションを入力端子を通して入力して、出力端子を
    通して出力する第1フリップフロップと、入力端子およ
    び出力端子を有して、第1フリップフロップから第1お
    よび第2フィールドブロックディストーションを入力端
    子を通して入力して、フレームブロックディストーショ
    ン算出手段に出力端子を通して出力するとともに、フィ
    ールドブロック特定手段に出力端子を通して出力する第
    2フリップフロップと、を有し、 全ての前記レジスタユニットの第1および第2フリップ
    フロップ、全ての前記局所ディストーション総和ユニッ
    トの第1および第2フリップフロップ、並びに、全ての
    前記ディストーション転送ユニットの第1および第2フ
    リップフロップが、同じクロックパルスにより動作する
    ことを特徴とする動きベクトル探索装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記フレームブロックディストーション算出手段が、 前記サーチウインドウ内で垂直方向に並んだフレーム候
    補ブロックと同数設けられ、フィールドブロックディス
    トーション算出手段から、該フレーム候補ブロックの第
    1フィールド候補ブロックに対応する第1フィールドブ
    ロックディストーションをそれぞれ入力して、同時に保
    持するフリップフロップと、 該フリップフロップと同数設けられ、サーチウインドウ
    内で垂直方向に並んだフレーム候補ブロックの第2フィ
    ールド候補ブロックに対応する第2フィールドブロック
    ディストーションをそれぞれ入力するとともに、フレー
    ムブロックディストーション算出手段の各フリップフロ
    ップに保持された第1フィールドブロックディストーシ
    ョンを入力して、入力された第1フィールドディストー
    ションと第2フィールドディストーションを加算して、
    フレームブロックディストーションを算出する加算器
    と、を有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記フレームブロックディストーション算出手段が、 前記サーチウインドウ内で水平方向に並んだフレーム候
    補ブロックと同数設けられ、フィールドブロックディス
    トーション算出手段から、該フレーム候補ブロックの第
    1フィールド候補ブロックに対応する第1フィールドブ
    ロックディストーションをそれぞれ入力して、同時に保
    持するフリップフロップと、 該フリップフロップと同数設けられ、サーチウインドウ
    内で水平方向に並んだフレーム候補ブロックの第2フィ
    ールド候補ブロックに対応する第2フィールドブロック
    ディストーションをそれぞれ入力するとともに、フレー
    ムブロックディストーション算出手段の各フリップフロ
    ップに保持された第1フィールドブロックディストーシ
    ョンを入力して、入力された第1フィールドディストー
    ションと第2フィールドディストーションを加算して、
    フレームブロックディストーションを算出する加算器
    と、を有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記フィールドブロック特定手段が、 フィールドブロックディストーション算出手段から、前
    記サーチウインドウ内で垂直方向に一列に並んだ第1フ
    ィールド候補ブロックに対応する第1フィールドブロッ
    クディストーションを、最も外側の列から同時に入力す
    るとともに、次いで、前記サーチウインドウ内で垂直方
    向に一列に並んだ第2フィールド候補ブロックに対応す
    る第2フィールドディストーションを、最も外側の列か
    ら同時に入力し、サーチウインドウ内の全ての第1およ
    び第2フィールドブロックディストーションが入力され
    るまで、前記入力動作を繰り返し、第1フィールドブロ
    ックディストーションのうちの最小の第1フィールドブ
    ロックディストーション、並びに、第2フィールドブロ
    ックディストーションのうちの最小の第2フィールドブ
    ロックディストーションを検出することを特徴とする動
    きベクトル探索装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記フィールドブロック特定手段が、 フィールドブロックディストーション算出手段から、前
    記サーチウインドウ内で水平方向に一列に並んだ第1フ
    ィールド候補ブロックに対応する第1フィールドブロッ
    クディストーションを、最も外側の列から同時に入力す
    るとともに、次いで、前記サーチウインドウ内で水平方
    向に一列に並んだ第2フィールド候補ブロックに対応す
    る第2フィールドディストーションを、最も外側の列か
    ら同時に入力し、サーチウインドウ内の全ての第1およ
    び第2フィールドブロックディストーションが入力され
    るまで、前記入力動作を繰り返し、第1フィールドブロ
    ックディストーションのうちの最小の第1フィールドブ
    ロックディストーション、並びに、第2フィールドブロ
    ックディストーションのうちの最小の第2フィールドブ
    ロックディストーションを検出することを特徴とする動
    きベクトル探索装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記現画像フレームおよび前記参照画像フレームのそれ
    ぞれの第1フィールドが、符号化フレームのライン数を
    数えたときに奇数ラインから構成される奇数フィールド
    からなるとともに、 前記現画像フレームおよび前記参照画像フレームのそれ
    ぞれの第2フィールドが、符号化フレームのライン数を
    数えたときに偶数ラインから構成される偶数フィールド
    からなることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記現画像フレームの第1フィールドが、符号化フレー
    ムのライン数を数えたときに奇数ラインから構成される
    奇数フィールドからなり、前記参照画像フレームの第1
    フィールドが、符号化フレームのライン数を数えたとき
    に偶数ラインから構成される偶数フィールドからなると
    ともに、 前記現画像フレームの第2フィールドが、偶数フィール
    ドからなり、前記参照画像フレームの第2フィールド
    が、奇数フィールドからなることを特徴とする動きベク
    トル探索装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 H、L、NおよびMを自然数とし、前記現画像フレーム
    ブロックが、(N×2)行M列の画素からなり、該現画
    像フレームブロックの前記現画像第1フィールドブロッ
    クが、N行M列の画素からなり、前記現画像第2フィー
    ルドブロックが、N行M列の画素からなるとともに、前
    記サーチウインドウが、(H×2)行L列の画素からな
    り、該サーチウインドウの前記フレーム候補ブロック
    が、(N×2)行M列画素からなり、該フレーム候補ブ
    ロックの前記第1フィールド候補ブロックが、N行M列
    の画素からなり、前記第2フィールド候補ブロックが、
    N行M列の画素からなる動きベクトル探索装置であっ
    て、 前記サーチウインドウデータ転送保持手段の複数のレジ
    スタユニットが、(H−N+2)行(L−M+2)列の
    マトリックス状に想像上配置されるものとし、 1行目から(H−N+1)行目までの1列目から(L−
    M+1)行目の{(H−N+1)×(L−M+1)}個
    のレジスタユニットを転送レジスタユニットとし、(H
    −N+2)行目の1列目から(L−M+1)列目の(L
    −M+1)個のレジスタユニットをサイドレジスタユニ
    ットとし、(L−M+2)列目の全てのレジスタユニッ
    トを入力レジスタユニットとするとき、 nを(H−N+1)以下の自然数、mを(L−M+1)
    以下の自然数とし、 (L−M+1)列目の各転送レジスタユニットと(L−
    M+1)列目のサイドレジスタユニットとに、各入力レ
    ジスタユニットから互いに異なる第1フィールド候補ブ
    ロックの1画素分の画素データを転送させ、互いに異な
    る第2フィールド候補ブロックの1画素分の画素データ
    を続けて転送させる第1転送制御手段と、 該第1転送制御手段による画素データの転送動作に同期
    して、2列目以降のm列目の各転送レジスタユニットか
    ら(m−1)列目の各転送レジスタユニットに、並び
    に、2列目以降のm列目のサイドレジスタユニットから
    (m−1)列目のサイドユニットに、第1フィールド候
    補ブロックの1画素分の画素データを転送させ、第2フ
    ィールド候補ブロックの1画素分の画素データを続けて
    転送させる第2転送制御手段と、 演算器に接続された転送レジスタユニットを含む列のみ
    の列数をカウントしたときの奇数番目の列を奇数列、偶
    数番目の列を偶数列と呼ぶものとして、 該第2転送制御手段による画素データの転送動作の後、
    奇数列のサイドレジスタユニットから同列の1行目の転
    送レジスタユニットに、奇数列の1行目から(H−N)
    行目までのn行目の転送レジスタユニットから同列の
    (n+1)行目の転送レジスタユニットに、並びに、奇
    数列の(H−N+1)行目の転送レジスタユニットから
    同列のサイドレジスタユニットに、第1フィールド候補
    ブロックの1画素分の画素データを転送させ、第2フィ
    ールド候補ブロックの1画素分の画素データを続けて転
    送させる第3転送制御手段と、 該第3転送制御手段による画素データの転送動作に同期
    して、偶数列のサイドレジスタユニットから同列の(H
    −N+1)行目の転送レジスタユニットに、偶数列の
    (H−N+1)行目から2行目までのn行目のレジスタ
    ユニットから同列の(n−1)行目の転送レジスタユニ
    ットに、並びに、偶数列の1行目の転送レジスタユニッ
    トから同列のサイドレジスタユニットに、第1フィール
    ド候補ブロックの1画素分の画素データを転送させ、第
    2フィールド候補ブロックの1画素分の画素データを続
    けて転送させる第4転送制御手段と、 第1転送制御手段による画素データの転送動作から第4
    転送制御手段による画素データの転送動作までを繰り返
    させる第5転送制御手段と、 n行目の転送レジスタユニットに接続された演算器をn
    行目の演算器、m列目の転送レジスタユニットに接続さ
    れた演算器をm列目の演算器と呼ぶとすると、 1列目の演算器に前記第1フィールド候補ブロックの画
    素データが初めて転送されるタイミングに同期して、奇
    数列の各演算器に前記現画像第1フィールドブロックの
    1画素分の画素データを入力し、1列目の演算器に前記
    第2フィールド候補ブロックの画素データが初めて転送
    されるタイミングに同期して、奇数列の各演算器に前記
    現画像第2フィールドブロックの1画素分の画素データ
    を入力し、以後、第2転送制御手段および第3転送制御
    手段による画素データの転送タイミングに同期して奇数
    列の各演算器に、前記現画像第1フィールドブロックお
    よび現画像第2フィールドブロックの全ての画素データ
    が入力されるまで、現画像ブロックデータ出力ユニット
    から1画素分づつ続けて画素データを転送させる第6転
    送制御手段と、 1列目の演算器に前記第1フィールド候補ブロックの画
    素データが初めて転送されるタイミングに同期して、偶
    数列の各演算器に、前記第6転送制御手段により奇数列
    の各演算器に最初に入力された画素データとは異なる前
    記現画像第1フィールドブロックの1画素分の画素デー
    タを入力し、1列目の演算器に前記第2フィールド候補
    ブロックの画素データが初めて転送されるタイミングに
    同期して、偶数列の各演算器に、前記第6転送制御手段
    により奇数列の各演算器に最初に入力された画素データ
    とは異なる前記現画像第2フィールドブロックの1画素
    分の画素データを入力し、以後、第2転送制御手段およ
    び第4転送制御手段による画素データの転送タイミング
    に同期して偶数列の各演算器に、前記現画像第1フィー
    ルドブロックおよび現画像第2フィールドブロックの全
    ての画素データが入力されるまで、現画像ブロックデー
    タ出力ユニットから1画素分づつ続けて画素データを転
    送させる第7転送制御手段と、 前記各演算器に、第6転送制御手段および第7転送制御
    手段により入力された現画像第1フィールドブロックの
    画素データと第6転送制御手段および第7転送制御手段
    による画素データの転送タイミングに同期して入力され
    た第1フィールド候補ブロックの画素データとに基づい
    て、前記各第1フィールドブロックディストーションを
    算出させるとともに、 第6転送制御手段および第7転送制御手段により入力さ
    れた現画像第2フィールドブロックの画素データと第6
    転送制御手段および第7転送制御手段による画素データ
    の転送タイミングに同期して入力された第2フィールド
    候補ブロックの画素データとに基づいて、前記各第2フ
    ィールドブロックディストーションを算出させるディス
    トーション算出制御手段と、を有することを特徴とする
    動きベクトル探索装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記レジスタユニットの各転送レジスタユニット、サイ
    ドレジスタユニットおよび入力レジスタユニットが、入
    力端子および出力端子を有し、画素データを入力端子を
    通して入力して出力端子を通して出力する第1フリップ
    フロップと、入力端子および出力端子を有し、第1フリ
    ップフロップから画素データを入力端子を通して入力し
    て出力端子を通して出力する第2フリップフロップと、
    を有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    {(H−N+1)×(L−M+1)}個の演算器からな
    ることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  13. 【請求項13】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記サイドレジスタユニットが、各列の1行目の転送レ
    ジスタユニットに電気的に接続された第1サイドレジス
    タグループと、各列の(H−N+1)行目の転送レジス
    タユニットに電気的に接続された第2サイドレジスタグ
    ループに分類され、 第1サイドレジスタグループの各サイドレジスタユニッ
    トが、画素データを入力して一時的に保持し出力する直
    列に互いに電気的に接続された(N−1)個のレジスタ
    からなり、 第2サイドレジスタグループの各サイドレジスタユニッ
    トが、画素データを入力して一時的に保持し出力する直
    列に互いに電気的に接続された(N−1)個のレジスタ
    からなることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  14. 【請求項14】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記各サイドレジスタユニットが、画素データを入力し
    て一時的に保持し出力する直列に互いに電気的に接続さ
    れた(N−1)個のレジスタからなることを特徴とする
    動きベクトル探索装置。
  15. 【請求項15】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記現画像ブロックデータ出力手段が、現画像第1フィ
    ールドブロックおよび現画像第2フィールドブロック内
    の各列の画素データをそれぞれ第1行目から第N行目ま
    で昇順に入力する動作を、第1列から第M列まで昇順に
    実行し、 入力した現画像第1フィールドブロックおよび現画像第
    2フィールドブロックの各列の画素データをそれぞれ行
    の昇順に出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、
    各列の画素データを行の降順に出力する動作を列の昇順
    に実行することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記現画像ブロックデータ出力手段が、直列に互いに電
    気的に接続された(N+1)個のレジスタユニットを有
    する第1現画像ブロックデータ出力ユニットと、直列に
    互いに電気的に接続されたN個のレジスタユニットを有
    する第2現画像ブロックデータ出力ユニットと、からな
    り、 第1現画像ブロックデータ出力ユニットのレジスタユニ
    ットのうちの一端のレジスタユニットの出力端子が偶数
    列の各演算器に電気的に接続され、第1現画像ブロック
    データ出力ユニットの他のレジスタユニットの出力端子
    が第2現画像ブロックデータ出力ユニットの各レジスタ
    ユニットの入力端子に電気的に接続され、 第2現画像ブロックデータ出力ユニットのレジスタユニ
    ットのうちの一端のレジスタユニットの出力端子が奇数
    列の各演算器に電気的に接続され、 第1現画像ブロックデータ出力ユニットの出力端子から
    現画像第1フィールドブロックおよび現画像第2フィー
    ルドブロック内の各列の画素データを行の昇順に出力す
    る動作を列の昇順に実行すると同時に、第2現画像ブロ
    ックデータ出力ユニットの出力端子から現画像第1フィ
    ールドブロックおよび現画像第2フィールドブロック内
    の各列の画素データを行の降順に出力する動作を列の昇
    順に実行することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記第1現画像ブロックデータ出力ユニットおよび前記
    第2現画像ブロックデータ出力ユニットの各レジスタユ
    ニットが、 入力端子および出力端子を有し、画素データを入力端子
    を通して入力して出力端子を通して出力する第1フリッ
    プフロップと、入力端子および出力端子を有し、第1フ
    リップフロップから画素データを入力端子を通して入力
    して出力端子を通して出力する第2フリップフロップ
    と、を有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  18. 【請求項18】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段の各
    演算器と、該演算器と同数のサーチウインドウデータ転
    送保持手段の前記各転送レジスタユニットとによって、
    それぞれプロセッサエレメントが構成されることを特徴
    とする動きベクトル探索装置。
  19. 【請求項19】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段の各
    演算器が転送レジスタユニットに接続され、それぞれに
    接続されている各転送レジスタユニットとともにマトリ
    ックス状に配置されるものとするとき、 それぞれの行の一端に位置する演算器が、前記フレーム
    ブロックディストーション算出手段および前記フィール
    ドブロック特定手段に第1フィールドブロックディスト
    ーションを出力するとともに、第2フィールドブロック
    ディストーションを出力し、 各演算器が第1フィールドブロックディストーションお
    よび第2フィールドブロックディストーションの算出を
    終了した後、フレームブロックディストーション算出手
    段およびフィールドブロック特定手段に各ディストーシ
    ョンを出力する各演算器からフレームブロックディスト
    ーション算出手段およびフィールドブロック特定手段に
    ディストーションを転送するとともに、フレームブロッ
    クディストーション算出手段およびフィールドブロック
    特定手段に各ディストーションを出力する各演算器に向
    けてその他の各演算器から、それぞれ隣の列の各演算器
    に各ディストーションを転送させ、 さらに、全ての演算器で算出されたディストーションが
    フレームブロックディストーション算出手段およびフィ
    ールドブロック特定手段に転送されるまで、前記ディス
    トーションの転送動作を繰り返すことを特徴とする動き
    ベクトル探索装置。
  20. 【請求項20】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段の各
    演算器が転送レジスタユニットに接続され、それぞれに
    接続されている各転送レジスタユニットとともにマトリ
    ックス状に配置されるものとするとき、 それぞれの列の一端に位置する演算器が、前記フレーム
    ブロックディストーション算出手段および前記フィール
    ドブロック特定手段に第1フィールドブロックディスト
    ーションを出力するとともに、第2フィールドブロック
    ディストーションを出力し、 各演算器が第1フィールドブロックディストーションお
    よび第2フィールドブロックディストーションの算出を
    終了した後、フレームブロックディストーション算出手
    段およびフィールドブロック特定手段に各ディストーシ
    ョンを出力する各演算器からフレームブロックディスト
    ーション算出手段およびフィールドブロック特定手段に
    ディストーションを転送するとともに、フレームブロッ
    クディストーション算出手段およびフィールドブロック
    特定手段に各ディストーションを出力する各演算器に向
    けてその他の各演算器から、それぞれ隣の行の各演算器
    に各ディストーションを転送させ、 さらに、全ての演算器で算出されたディストーションが
    フレームブロックディストーション算出手段およびフィ
    ールドブロック特定手段に転送されるまで、前記ディス
    トーションの転送動作を繰り返すことを特徴とする動き
    ベクトル探索装置。
  21. 【請求項21】請求項10記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記現画像フレームブロックを第1現画像フレームブロ
    ックと呼ぶとともに、前記サーチウインドウを第1サー
    チウインドウと呼び、該第1現画像フレームブロックに
    対して列方向に隣接するもう一つの現画像フレームブロ
    ックを第2現画像フレームブロックと呼ぶとともに、該
    第1サーチウインドウからM画素分だけ列方向にずれた
    もう一つのサーチウインドウを第2サーチウインドウと
    呼ぶとするとき、 前記サーチウインドウデータ出力手段が、第1サーチウ
    インドウの範囲を越えて、第2サーチウインドウの範囲
    の画素データまで入力レジスタユニットに出力させると
    ともに、現画像ブロックデータ出力手段が、第1現画像
    フレームブロックの画素データを転送後、第1現画像フ
    レームブロックを、第2現画像フレームブロックに置き
    換えて、第2現画像フレームブロックの画素データを転
    送させる前記第6転送制御手段および第7転送制御手段
    を繰り返し動作させ、 前記フィールドブロックディストーション算出手段によ
    る前記第2サーチウインドウに対応するディストーショ
    ンの算出が終了する前に、前記第1サーチウインドウに
    対応するディストーションの転送動作が終了することを
    特徴とする動きベクトル探索装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038331A1 (en) * 1998-01-27 1999-07-29 Sanyo Electric Co., Ltd. Device and method for detecting moving vector

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