JP2768648B2 - 動きベクトル探索方法および装置 - Google Patents

動きベクトル探索方法および装置

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JP2768648B2 JP14704995A JP14704995A JP2768648B2 JP 2768648 B2 JP2768648 B2 JP 2768648B2 JP 14704995 A JP14704995 A JP 14704995A JP 14704995 A JP14704995 A JP 14704995A JP 2768648 B2 JP2768648 B2 JP 2768648B2
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孝之 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル動画像デー
タの圧縮に用いられる動きベクトルの探索方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアという言葉が一躍
注目を浴びるようになってきている。マルチメディアと
は、従来異なるデータ形式で扱われていた文字、図形、
音声および画像等の異なる各種メディアを統合してコン
ピュータで処理できるようにすることを意味する。コン
ピュータで音声や画像のデータを扱うにはデータをディ
ジタル化する必要があるが、これらのデータをディジタ
ル化、特に動画像データをディジタル化すると、データ
量が膨大になるため、ディジタル動画像データを記憶媒
体に蓄積したり回線を通して伝送したりするときにはデ
ータを大幅に圧縮して処理する必要がある。
【0003】動画像データの圧縮方法の一つとして、動
画像の一部を構成する2つの画面間の相関関係(時間的
な相関関係)に従って画像データを圧縮する方法が知ら
れており、この圧縮方法には、以下に説明する単純フレ
ーム間予測符号化、動き補償フレーム間予測符号化、双
方向内挿予測符号化およびデュアルプライム予測符号化
等の各種符号化方法が用いられる。また、以下に記述さ
れる画像とは、一つのフレームまたは一つのフィールド
を意味する。フレームは一対のフィールドにより構成さ
れ、一方がフレーム上の奇数走査ラインからなるフィー
ルド、他方がフレーム上の偶数走査ラインからなるフィ
ールドである。
【0004】図65は、動画像を構成する画像を示す図
である。それぞれの画像はピクチャという単位で扱われ
るが、図に示されるI、P、BはそれぞれIピクチャ、
Pピクチャ、Bピクチャを表わす。Iピクチャとは、そ
の画像内で圧縮される画像であり、Pピクチャは、Iま
たはPピクチャから原画像と同じ順序で符号化される画
像であり、Bピクチャは、I、Pピクチャを先に処理し
た後で符号化され、間に挿入される画像である。また、
Mとは、IまたはPピクチャの現われる周期のことを表
わし、Fdとは、前符号化画像と符号化する画像の間の
距離を表わす。
【0005】図66は、単純フレーム間予測符号化方式
を説明する図である。単純フレーム間予測においては、
現符号化画像12の各画素データと前符号化画像11の
位置的に対応する各画素データとの差分を算出し、この
差分を適当な閾値と比較して、現符号化画像12の各画
素データを、閾値より大きな差分に対応する有意画素デ
ータと閾値以下の差分に対応する非有意画素データとに
分ける。有意画素データは、前符号化画像11から現符
号化画像12を予測する際には、省略することのできな
い有用な画素データである。一方、非有意画素データ
は、前符号化画像11から現符号化画像12を予測する
際には、必要のない画素データである。なお、前符号化
画像11は、現符号化画像12よりも過去の画像であっ
てもよく、未来の画像であってもよいが、現符号化画像
12よりも時間的に先に符号化される画像である。
【0006】例えば、図66に示すように、前符号化画
像11における人物像10が現符号化画像12において
は右方向に移動してる場合、上述の有意画素の領域は2
つあり、符号13および14で示される。現符号化画像
12の画素データのうちの有意画素領域13および14
に位置的に対応する画素データは、有意画素領域13お
よび14に位置的に対応する前符号化画像11の画素デ
ータに、両画素データの差分データを加算することによ
って表すことができ、残りの非有意画素領域は、該領域
と位置的に対応する前符号化画像11の画素データその
ものによって表すことができる。
【0007】単純フレーム間予測符号化方式では、有意
画素の数が少ない程、予測の際に必要な差分データのデ
ータ量を少なくすることができ、圧縮効率を向上するこ
とができる。また、閾値を高く設定することによって、
有意画素の数を少なくして圧縮効率をさらに向上するこ
ともできるが、閾値を高くしすぎると、画像の動きがぎ
くしゃくして不自然になったり、動いている部分の一部
がそのまま前の場所に張り付いて見えるようになったり
して、画像品質が著しく劣化するといった不具合が発生
することになる。
【0008】上述のような単純フレーム間予測の特性を
考慮すると、単純フレーム間予測では、現符号化画像を
前符号化画像の同一位置の画素データに基づいて予測す
るので、前符号化画像と現符号化画像の間の画像上の変
化が小さいときには高い圧縮効率を実現することができ
るが、図66に示されるように、画像の一部が画像上で
大幅に移動するような場合には、単純フレーム間予測符
号化方式よりも後述の動き補償フレーム間予測符号化方
式を用いた方が圧縮効率は高くなる。
【0009】動き補償フレーム間予測符号化方式では、
図67に示されるように人物像10が移動した場合、図
67に示される動きベクトルMVを算出する。動きベク
トルMVは人物像10の移動方向および移動距離を表し
ており、この動きベクトルMVと前符号化画像11の人
物像10を形成する画素データとによって、現符号化画
像12上の人物像10を予測する。この場合、有意画素
の領域は領域13のみになる。したがって、動き補償フ
レーム間予測符号化方式の方が、有意画素の数を大幅に
少なくすることができ、圧縮効率を大幅に向上すること
ができる。
【0010】上述の動き補償フレーム間予測方式を、以
下に詳細に説明する。ITU−T(International tele
communication Union-Telecommunication Standardizat
ion Sector) H.261による動き補償フレーム間予
測方式では、図68に示される現符号化画像20を複数
のブロックに分割し、その一つのブロック(以下、現符
号化ブロックと呼ぶ)21に類似したブロック(以下、
候補ブロックと呼ぶ)を含むサーチウインドウ31を、
前符号化画像30上で特定し、サーチウインド31内に
含まれる各候補ブロックと現符号化ブロック21とのデ
ィストーションを算出する。ディストーションとは、2
つのブロック間の位置的に対応する画素データの差分
を、例えば絶対値演算や二乗演算によって正数データに
変換してブロック単位に総和したものを意味する。
【0011】次いで、算出されたディストーションの中
で最小ディストーションに対応する候補ブロック32を
サーチウインドウ31内で特定し、候補ブロック32が
ブロック21に移動する距離および方向、すなわち、上
述の動きベクトルMVを算出する。このようにして算出
された動きベクトルMVと、前符号化画像30内の候補
ブロック32と現符号化ブロック21とのディストーシ
ョンとが符号化されることになる。
【0012】上述の現符号化ブロック、サーチウインド
ウ、候補ブロックの関係は、図69に示される。図69
(b)に示すように、現符号化ブロック21がN×M画
素からなり、図69(a)に示すように、サーチウイン
ドウ31がH×L画素からなるとすると、現符号化ブロ
ック21に類似した候補ブロック32は、サーチウイン
ドウ31内に(H−N+1)×(L−M+1)個存在す
る。また、現符号化ブロック21の左上角の画素データ
をa(0,0)で表わすとすると、この画素データa
(0,0)に位置的に対応する各候補ブロック32の画
素のとりうる範囲は、図69(a)の斜線領域で示され
る。
【0013】現符号化ブロック21内の画素データと候
補ブロック32内の位置的に対応する画素データとの関
係は、図70(a)、(b)に示される。同図(b)に
示される現符号化ブロック21内の画素データa(m,
n)に位置的に対応する候補ブロック内の画素データ
は、同図(a)に示されるサーチウインドウ31内の画
素データb(l+m,h+n)になる。ここに、hおよ
びlはサーチウインドウ31内の候補ブロック32を特
定する値であり、サーチウインドウ31内の画素データ
b(l,h)は候補ブロック32の左上角の画素データ
であり、現符号化ブロック21の左上角の画素データa
(0,0)に位置的に対応するものである。
【0014】図69および図70に示された現符号化ブ
ロック21、サーチウインドウ31および候補ブロック
32において、現符号化ブロック21と候補ブロック3
2とのディストーションをD(l,h)とすると、D
(l,h)は以下の式により示される。
【0015】
【数1】
【0016】ただし、‖‖はディストーションを演算す
るためのノルムを表しており、d(m,n)はd(m,
n)=b(l+m,h+n)−a(m,n)であり、位
置的に対応する画素データの差分、すなわち局所ディス
トーションを表している。上述のノルム演算としては、
絶対値演算、二乗演算等がよく用いられているが、絶対
値演算が最も頻繁に用いられている。なお、上述の動き
補償フレーム間予測方式において、現符号化画像と前符
号化画像をブロック単位で比較する方法は、ブロック・
マッチング法と呼ばれており、また、サーチウインドウ
内に含まれる全ての候補ブロックと現符号化ブロックと
を比較する場合には、フル・サーチ・ブロック・マッチ
ング法(全点探索法)と呼ばれている。
【0017】この全点探索法を用い動きベクトルを求め
る方法として、例えば、特許出願公開平2−21329
1号公報に記載されたものが知られている。この方法に
おいては、演算時間を短縮するため、探索ブロックの数
だけプロセッサエレメントを配置して、サーチウインド
ウのデータ全体を上方向スキャンや下方向スキャンおよ
び左方向スキャンを切り換えながらディストーションを
求めていた。
【0018】詳しくは、図71、図72に示すように、
各プロセッサエレメントにサーチウインドウの画素デー
タが入力されたサイクル0のとき、各プロセッサエレメ
ントでは、|b(l、h)−a(0,0)|が計算(こ
こで、l=0,1,2、h=0,1,2)され、次のサ
イクル1では、|b(l+1、h)−a(1,0)|を
計算するため、サーチウインドウの画素データ全体を上
に移動していた。さらに、サイクル2においては、各プ
ロセッサエレメントが、|b(l+1、h+1)−a
(1,1)|を計算するため、サーチウインドウの画素
データを左に移動し、サイクル3では、|b(l、h+
1)−a(0,1)|を計算するため、サーチウインド
ウの画素データを下に移動していた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
動きベクトル探索方法にあっては、サーチウインドウの
画素データ全体のスキャンを上方向と下方向で切り換え
ていたため、各々のプロセッサエレメントで上方向用の
バスと下方向用のバスの両方が必要であった。また、移
動量が大きな動画像や動きベクトルを求める現符号化画
像による再生画像と前符号化画像による再生画像が再生
される時間的な間隔が長い場合には、期待する候補ブロ
ックの存在する位置が広範囲にわたるため、サーチウイ
ンドウの大きさを大きくしなければならず、プロセッサ
エレメントの数を増やさなければならなかった。しか
も、このプロセッサエレメントの増加量は、サーチウイ
ンドウが大きくなればなるほど増えてしまう。
【0020】さらに、従来の動きベクトル探索装置にお
いては、プロセッサエレメントの数によって、サーチウ
インドウの大きさが決ってしまうため、大きさの違うサ
ーチウインドウから動きベクトルを求める場合には、別
にプロセッサエレメントの数の違う動きベクトル探索装
置を用意しなければならなかった。そこで、本発明は、
一つの動きベクトル探索装置において、大きさの異なる
サーチウインドウからそれぞれ動きベクトルを求めるこ
とを目的とする。
【0021】また、各プロセッサエレメントの列位置に
応じて、サーチウインドウの画素データの転送方向を上
方向か下方向かのどちらかに決定し、バスの数を減らす
こと、および、全点探索法において動きベクトルをもと
める動きベクトル探索装置のプロセッサエレメントの数
と同じ数のプロセッサエレメントを持つ動きベクトル探
索装置によって、上記装置のサーチウインドウより広範
囲のサーチウインドウから動きベクトルを求めることを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、動画
像を部分的に構成する現符号化画像を、前記動画像を部
分的に構成するとともに現符号化画像よりも先に符号化
される前符号化画像に基づいて予測するのに用いられる
動きベクトルを探索する動きベクトル探索方法であり、
前記現符号化画像が、画素データをそれぞれ有する複数
の画素により表される現符号化ブロックを含み、前記前
符号化画像が、画素データをそれぞれ有する複数の画素
によりそれぞれ表される複数のサーチウインドウを含
み、これらサーチウインドウのそれぞれが、現符号化ブ
ロックと同一サイズを有する複数の前符号化候補ブロッ
クを含み、前記動きベクトルが、現符号化ブロックと該
現符号化ブロックに最も類似したサーチウインドウの前
符号化候補ブロックとの変位により表される動きベクト
ルを探索する動きベクトル探索方法であって、前記サー
チウインドウのうちサーチウインドウに含まれる前符号
化候補ブロックの最大数と同数の第1レジスタおよび複
数の第2レジスタからなり、これら第1および第2レジ
スタに、サーチウインドウの画素データを入力させて互
いに転送させ合い、それぞれに転送されたデータを一時
的に保持して出力させるレジスタグループと、各第1レ
ジスタからそれぞれ画素データを入力するととともに、
現符号化ブロックの画素データを入力して、該入力した
画素データに基づいて現符号化ブロックと各サーチウイ
ンドウの各前符号化候補ブロックとの差を表わすディス
トーションをそれぞれ算出する第1レジスタと同数の演
算器からなる演算器グループと、を準備する準備ステッ
プと、前記サーチウインドウのうちの一つのサーチウイ
ンドウを選択するサーチウインドウ選択ステップと、該
サーチウインドウ選択ステップで選択されたサーチウイ
ンドウの画素データを前記レジスタグループに供給する
サーチウインドウデータ供給ステップと、現符号化ブロ
ックの画素データを演算器グループの各演算器に供給す
る現符号化ブロックデータ供給ステップと、該サーチウ
インドウ選択ステップで選択されたサーチウインドウの
サイズに基づいて前記第1および第2レジスタのうちの
一部のレジスタを選択し、選択されたレジスタ間でサー
チウインドウの画素データを転送させる画素データ転送
ステップと、前記サーチウインドウ選択ステップで選択
されたサーチウインドウに含まれる前符号化候補ブロッ
クに対応するディストーションを、前記演算器グループ
の演算器に算出させるディストーション算出ステップ
と、該ディストーション算出ステップで算出されたディ
ストーションのうちの最小のディストーションを検出
し、該最小のディストーションに対応する前符号化候補
ブロックを現符号化ブロックに最も類似した前符号化候
補ブロックとして特定する候補ブロック特定ステップ
と、を有することを特徴とする。
【0023】請求項2の発明は、請求項1記載の動きベ
クトル探索方法において、前記サーチウインドウ選択ス
テップでは、前記現符号化画像と前符号化画像との時間
的隔たりの大きさに比例したサイズのサーチウインドウ
が選択されることを特徴とする。請求項3の発明は、請
求項1記載の動きベクトル探索方法において、サーチウ
インドウ選択ステップ、サーチウインドウデータ供給ス
テップ、画素データ転送ステップ、ディストーション算
出ステップおよび候補ブロック特定ステップを、複数回
繰り返す繰り返しステップ、を有し、2回目以降の各サ
ーチウインドウ選択ステップでは、前回のサーチウイン
ドウ選択ステップで選択されたサーチウインドウのサイ
ズより小さく、かつ、前回の候補ブロック特定ステップ
で特定された前符号化候補ブロックを含むサーチウイン
ドウが選択されることを特徴とする。
【0024】請求項4の発明は、請求項3記載の動きベ
クトル探索方法において、最後のサーチウインドウ選択
ステップで選択されるサーチウインドウの各前符号化候
補ブロックが水平、垂直および対角方向に隣接する各前
符号化候補ブロックと1画素ピッチだけずれたことを特
徴とする。請求項5の発明は、動画像を部分的に構成す
る現符号化画像を、前記動画像を部分的に構成するとと
もに現符号化画像よりも先に符号化される前符号化画像
に基づいて予測するのに用いられる動きベクトルを探索
する動きベクトル探索装置であり、前記現符号化画像
が、画素データをそれぞれ有する複数の画素により表さ
れる現符号化ブロックを含み、前記前符号化画像が、画
素データをそれぞれ有する複数の画素によりそれぞれ表
される複数のサーチウインドウを含み、これらサーチウ
インドウのそれぞれが、現符号化ブロックと同一サイズ
を有する複数の前符号化候補ブロックを含み、前記動き
ベクトルが、現符号化ブロックと該現符号化ブロックに
最も類似したサーチウインドウの前符号化候補ブロック
との変位により表される動きベクトル探索装置であっ
て、前記サーチウインドウの画素データを出力するサー
チウインドウデータ出力手段と、前記現符号化ブロック
の画素データを出力する現符号化ブロックデータ出力手
段と、前記サーチウインドウに含まれる前符号化候補ブ
ロックの最大数と同数の第1レジスタおよび複数の第2
レジスタを有し、これら第1および第2レジスタに、サ
ーチウインドウデータ出力手段から出力されたサーチウ
インドウの画素データを入力させて互いに転送させ合
い、それぞれに転送されたデータを一時的に保持して出
力させるサーチウインドウデータ転送出力手段と、該サ
ーチウインドウデータ転送出力手段の第1レジスタと同
数の演算器を有し、これら演算器に、第1レジスタのそ
れぞれからサーチウインドウの画素データを入力させる
ととともに、現符号化ブロックの画素データを入力させ
て、該入力した画素データに基づいて現符号化ブロック
と各サーチウインドウの各前符号化候補ブロックとの差
を表わすディストーションをそれぞれ算出させるディス
トーション算出手段と、前記サーチウインドウのうちの
一つのサーチウインドウを選択するサーチウインドウ選
択手段と、該サーチウインドウ選択手段により選択され
たサーチウインドウの画素データを前記サーチウインド
ウデータ出力手段に出力させるサーチウインドウデータ
出力制御手段と、前記サーチウインドウ選択手段により
選択されたサーチウインドウのサイズに基づいて前記第
1および第2レジスタのうちの一部のレジスタを選択
し、選択されたレジスタ間でサーチウインドウの画素デ
ータを転送させる画素データ転送制御手段と、前記ディ
ストーション算出手段により算出されたディストーショ
ンのうちの最小のディストーションを検出し、該最小の
ディストーションに対応する前符号化候補ブロックを現
符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブロックと
して特定する候補ブロック特定手段と、を有することを
特徴とする。
【0025】請求項6の発明は、動画像を部分的に構成
する現符号化画像を、前記動画像を部分的に構成すると
ともに現符号化画像よりも先に符号化される前符号化画
像に基づいて予測するのに用いられる動きベクトルを探
索する動きベクトル探索装置であり、H1、L1、H
2、L2、NおよびMを自然数とし、H2をH1以下の
自然数、L2をL1以下の自然数として、前記現符号化
画像が、画素データをそれぞれ有するN行M列の画素に
より表される現符号化ブロックを含み、前記前符号化画
像が、画素データをそれぞれ有するH1行L1列の画素
により表される第1サーチウインドウおよび画素データ
をそれぞれ有するH2行L2列の画素により表される第
2サーチウインドウを含み、第1および第2サーチウイ
ンドウのそれぞれが、各サーチウインドウのN行M列画
素により表される複数の前符号化候補ブロックを含み、
現符号化ブロックと該現符号化ブロックに最も類似した
第1サーチウインドウ内の前符号化候補ブロックとの変
位により表される動きベクトルを探索する第1動作モー
ドと、現符号化ブロックと該現符号化ブロックに最も類
似した第2サーチウインドウ内の前符号化候補ブロック
との変位により表される動きベクトルを探索する第2動
作モードと、を有する動きベクトル探索装置であって、
前記第1および第2サーチウインドウに含まれる各前符
号化候補ブロック内の各画素データと現符号化ブロック
内の位置的に対応する各画素データとの差を正数データ
に変換した局所ディストーションおよび前記各局所ディ
ストーションをブロック単位に総和した各ディストーシ
ョンを算出する(H2−N+1)×(L2−M+1)個
以下のプロセッサエレメントと、前記プロセッサエレメ
ントを含む総数が(H1−N+1)×(L1−M+1)
個になる複数の中間レジスタと、データを入力して一時
的に保持した後に出力する(L1−M+1)個のサイド
レジスタユニットと、データを入力して一時的に保持し
た後に出力する入力レジスタユニットと、前記第1動作
モードおよび第2動作モードのどちらか一方を選択する
動作モード選択手段と、を有し、前記中間レジスタと共
に前記プロセッサエレメントが、(H1−N+1)行
(L1−M+1)列のマトリックス状に想像上配置され
るものとするとき、nを(H1−N+1)以下の自然
数、mを(L1−M+1)以下の自然数とし、各サイド
レジスタユニットが、各列の1行目および(H1−N+
1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに
電気的に接続され、m列目の1行目および(H1−N+
1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに
接続されたサイドレジスタユニットをm列目のサイドレ
ジスタユニットと呼ぶとするとき、2列目以降のm列目
のサイドレジスタユニットが、(m−1)列目のサイド
レジスタユニットに電気的に接続され、(L1−M+
1)列目のサイドレジスタユニットが、前記入力レジス
タユニットに電気的に接続されるとともに、(L1−M
+1)列目の各プロセッサエレメントおよび中間レジス
タが入力レジスタユニットに電気的に接続され、iを
(H2−N+1)以下の自然数とし、jを(L2−M+
1)以下の自然数とし、前記動作モード選択手段で第2
動作モードが選択された場合、前記第2サーチウィンド
ウの探索範囲を示す(H2−N+1)行に対応するよう
1行目から(H1−N+1)行目までの(H1−N+
1)個の行から少なくとも1つのプロセッサエレメント
を含むプロセッサエレメントおよび中間レジスタからな
る(H2−N+1)個の行をマトリックスの行数として
カウントし、かつ、前記第2サーチウィンドウの探索範
囲を示す(L2−M+1)列に対応するよう1列目から
(L1−M+1)列目までの(L1−N+1)個の列か
ら少なくとも1つのプロセッサエレメントを含むプロセ
ッサエレメントおよび中間レジスタからなる(L2−M
+1)個の列をマトリックスの列数としてカウントし、
それぞれの行をi行、それぞれの列をj列で表すとき、
さらに、前記動作モード選択手段により第1動作モード
が選択されたとき、第1サーチウインドウに含まれる各
前符号化候補ブロックの画素データを前記入力レジスタ
ユニットに供給し、動作モード選択手段により第2動作
モードが選択されたとき、第2サーチウインドウに含ま
れる各前符号化候補ブロックの画素データを前記入力レ
ジスタユニットに出力するサーチウインドウデータ出力
ユニットと、現符号化ブロックの画素データを各プロセ
ッサエレメントに出力する現符号化ブロックデータ出力
ユニットと、動作モード選択手段により第1動作モード
が選択されたとき、(L1−M+1)列目のサイドレジ
スタユニットと、(L1−M+1)列目の各プロセッサ
エレメントおよび中間レジスタとに、入力レジスタユニ
ットから互いに異なる1画素分の画素データを転送さ
せ、動作モード選択手段により第2動作モードが選択さ
れたとき、(L1−M+1)列目のサイドレジスタユニ
ットと、(L1−M+1)列目の各プロセッサエレメン
トおよび中間レジスタとに、入力レジスタユニットから
互いに異なる1画素分の画素データを転送させる第1転
送制御手段と、該第1転送制御手段による画素データの
転送動作に同期して、動作モード選択手段により第1動
作モードが選択されたとき、2列目以降のm列目の各プ
ロセッサエレメントから(m−1)列目の各プロセッサ
エレメントおよび各中間レジスタに、2列目以降のm列
目の各中間レジスタから(m−1)列目の各プロセッサ
エレメントおよび各中間レジスタに、並びに、2列目以
降のm列目のサイドレジスタユニットから(m−1)列
目のサイドレジスタユニットに、1画素分の画素データ
を転送させ、動作モード選択手段により第2動作モード
が選択されたとき、2列目以降のj列目の各プロセッサ
エレメントから(j−1)列目の各プロセッサエレメン
トおよび各中間レジスタに、2列目以降のj列目の各中
間レジスタから(j−1)列目の各プロセッサエレメン
トおよび各中間レジスタに、並びに、2列目以降のj列
目のサイドレジスタユニットから(j−1)列目のサイ
ドレジスタユニットに、1画素分の画素データを転送さ
せる第2転送制御手段と、少なくとも一つのプロセッサ
エレメントを含む列のみの列数をカウントしたときの奇
数番目の列と偶数番目の列との各列を奇数列、偶数列に
分けるものとして、該第2転送制御手段による画素デー
タの転送動作の後、動作モード選択手段により第1動作
モードが選択されたとき、奇数列のサイドレジスタユニ
ットから奇数列の1行目のプロセッサエレメントまたは
中間レジスタに、奇数列の1行目から(H1−N)行目
までのn行目のプロセッサエレメントから(n+1)行
目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、奇数
列の1行目から(H1−N)行目までのn行目の中間レ
ジスタから(n+1)行目のプロセッサエレメントまた
は中間レジスタに、並びに、奇数列の(H1−N+1)
行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタから奇
数列のサイドレジスタユニットに、1画素分の画素デー
タを転送させ、動作モード選択手段により第2動作モー
ドが選択されたとき、奇数列のサイドレジスタユニット
から奇数列の1行目のプロセッサエレメントまたは中間
レジスタに、奇数列の1行目から(H1−N)行目まで
のi行目のプロセッサエレメントから(i+1)行目の
プロセッサエレメントまたは中間レジスタに、奇数列の
1行目から(H1−N)行目までのi行目の中間レジス
タから(i+1)行目のプロセッサエレメントまたは中
間レジスタに、並びに、奇数列の(H1−N+1)行目
のプロセッサエレメントから奇数列のサイドレジスタユ
ニットに、1画素分の画素データを転送させる第3転送
制御手段と、該第3転送制御手段による画素データの転
送動作に同期して、動作モード選択手段により第1動作
モードが選択されたとき、偶数列のサイドレジスタユニ
ットから偶数列の(H1−N+1)行目のプロセッサエ
レメントまたは中間レジスタに、偶数列の(H1−N+
1)行目から2行目までのn行目のプロセッサエレメン
トから(n−1)行目のプロセッサエレメントまたは中
間レジスタに、偶数列の(H1−N+1)行目から2行
目までのn行目の中間レジスタから(n−1)行目のプ
ロセッサエレメントまたは中間レジスタに、並びに、偶
数列の1行目のプロセッサエレメントまたは中間レジス
タから偶数列のサイドレジスタユニットに、1画素分の
画素データを転送させ、動作モード選択手段により第2
動作モードが選択されたとき、偶数列のサイドレジスタ
ユニットから偶数列の(H1−N+1)行目のプロセッ
サエレメントまたは中間レジスタに、偶数列の(H1−
N+1)行目から2行目までのi行目のプロセッサエレ
メントから(i−1)行目のプロセッサエレメントまた
は中間レジスタに、偶数列の(H1−N+1)行目から
2行目までのi行目の中間レジスタから(i−1)行目
のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、並び
に、偶数列の1行目のプロセッサエレメントまたは中間
レジスタから偶数列のサイドレジスタユニットに、1画
素分の画素データを転送させる第4転送制御手段と、第
1転送制御手段による画素データの転送動作から第4転
送制御手段による画素データの転送動作までを繰り返さ
せる第5転送制御手段と、動作モード選択手段により第
1動作モードが選択されたとき、1列目のプロセッサエ
レメントに前記第1サーチウインドウの画素データが初
めて転送されるタイミングに同期して、奇数列の各プロ
セッサエレメントに前記現符号化ブロックの1画素分の
画素データを入力し、以後、第2転送制御手段および第
3転送制御手段による画素データの転送タイミングに同
期して奇数列の各プロセッサエレメントに、前記現符号
化ブロックの全ての画素データが入力されるまで、現符
号化ブロックデータ出力ユニットから1画素分づつ画素
データを転送させ、動作モード選択手段により第2動作
モードが選択されたとき、1列目のプロセッサエレメン
トに前記第2サーチウインドウの画素データが初めて転
送されるタイミングに同期して、奇数列の各プロセッサ
エレメントに前記現符号化ブロックの1画素分の画素デ
ータを入力し、以後、第2転送制御手段および第3転送
制御手段による画素データの転送タイミングに同期して
奇数列の各プロセッサエレメントに、前記現符号化ブロ
ックの全ての画素データが入力されるまで、現符号化ブ
ロックデータ出力ユニットから1画素分づつ画素データ
を転送させる第6転送制御手段と、動作モード選択手段
により第1動作モードが選択されたとき、1列目のプロ
セッサエレメントに前記第1サーチウインドウの画素デ
ータが初めて転送されるタイミングに同期して、偶数列
の各プロセッサエレメントに、前記第6転送制御手段に
より奇数列の各プロセッサエレメントに最初に入力され
た画素データとは異なる前記現符号化ブロックの1画素
分の画素データを入力し、以後、第2転送制御手段およ
び第4転送制御手段による画素データの転送タイミング
に同期して偶数列の各プロセッサエレメントに、前記現
符号化ブロックの全ての画素データが入力されるまで、
現符号化ブロックデータ出力ユニットから1画素分づつ
画素データを転送させ、動作モード選択手段により第2
動作モードが選択されたとき、1列目のプロセッサエレ
メントに前記第2サーチウインドウの画素データが初め
て転送されるタイミングに同期して、偶数列の各プロセ
ッサエレメントに、前記第6転送制御手段により奇数列
の各プロセッサエレメントに最初に入力された画素デー
タとは異なる前記現符号化ブロックの1画素分の画素デ
ータを入力し、以後、第2転送制御手段および第4転送
制御手段による画素データの転送タイミングに同期して
偶数列の各プロセッサエレメントに、前記現符号化ブロ
ックの全ての画素データが入力されるまで、現符号化ブ
ロックデータ出力ユニットから1画素分づつ画素データ
を転送させる第7転送制御手段と、前記各プロセッサエ
レメントに第6転送制御手段および第7転送制御手段で
入力された現符号化ブロックの画素データと第6転送制
御手段および第7転送制御手段による画素データの転送
タイミングに同期して入力されたサーチウインドウの画
素データとに基づいて、各プロセッサエレメントに前記
各ディストーションを算出させるディストーション算出
ユニットと、ディストーション算出ユニットにより算出
されたディストーションのうちの最小のディストーショ
ンを検出し、該最小のディストーションに対応する前符
号化候補ブロックを現符号化ブロックに最も類似した前
符号化候補ブロックとして特定する候補ブロック特定ユ
ニットと、を有することを特徴とする。
【0026】請求項7の発明は、請求項6記載の動きベ
クトル探索装置において、前記各サイドレジスタユニッ
トが、各列の1行目のプロセッサエレメントおよび中間
レジスタに電気的に接続された第1サイドレジスタユニ
ットと、各列の(H1−N+1)行目のプロセッサエレ
メントおよび中間レジスタに電気的に接続された第2サ
イドレジスタユニットからなり、第1サイドレジスタユ
ニットが、画素データを入力して一時的に保持した後出
力する直列に互いに電気的に接続された(N−1)個の
レジスタからなり、第2サイドレジスタユニットが、画
素データを入力して一時的に保持した後出力する直列に
互いに電気的に接続された(N−1)個のレジスタから
なることを特徴とする。
【0027】請求項8の発明は、請求項6記載の動きベ
クトル探索装置において、前記各サイドレジスタユニッ
トが、画素データを入力して一時的に保持した後出力す
る直列に互いに電気的に接続された(N−1)個のレジ
スタからなることを特徴とする。請求項9の発明は、請
求項6記載の動きベクトル探索装置において、前記入力
レジスタユニットが、第1入力レジスタユニットと第2
入力レジスタユニットからなり、前記第1入力レジスタ
ユニットが、画素データを入力して一時的に保持した後
出力する直列に互いに電気的に接続された(H1−N+
1)個のレジスタを有し、前記第1入力レジスタユニッ
トのレジスタのうちの一端のレジスタの入力端子がサー
チウインドウデータ出力ユニットに電気的に接続され、
他端のレジスタの出力端子が第2入力レジスタユニット
に電気的に接続され、前記第1入力レジスタユニットの
各レジスタの出力端子が、(L1−M+1)列目のプロ
セッサエレメントおよび中間レジスタに電気的に接続さ
れ、前記第2入力レジスタユニットの出力端子が、(L
1−M+1)列目のサイドレジスタユニットに電気的に
接続され、サーチウインドウデータ出力ユニットが、前
記第1転送制御手段および第3転送制御手段の画素デー
タの転送周期のN/H1の周期でサーチウインドウ内の
同列の画素データを行数の昇順に第1入力レジスタユニ
ットの上記一端のレジスタの入力端子に入力する動作
を、列数の昇順に繰り返し、前記各レジスタが、入力端
子に入力されているデータを出力端子に、前記第1転送
制御手段および第3転送制御手段の画素データの転送周
期のN/H1の周期で出力し、第2入力レジスタユニッ
トが、入力端子に入力されているデータを出力端子に、
前記第1転送制御手段の画素データの転送周期で(L1
−M+1)列目のサイドレジスタユニットに出力するこ
とを特徴とする。
【0028】請求項10の発明は、請求項6記載の動き
ベクトル探索装置において、前記入力レジスタユニット
が、第1入力レジスタユニットと第2入力レジスタユニ
ットからなり、前記第2入力レジスタユニットが、直列
に互いに電気的に接続された(N−1)個のフリップフ
ロップからなることを特徴とする。
【0029】請求項11の発明は、請求項6記載の動き
ベクトル探索装置において、前記現符号化ブロックデー
タ出力ユニットが、現符号化ブロック内の各列の画素デ
ータを第1行目から第N行目まで昇順に入力する動作
を、第1列から第M列まで昇順に実行し、入力した現符
号化ブロックの各列の画素データを行の昇順に出力する
動作を列の昇順に実行すると同時に、各列の画素データ
を行の降順に出力する動作を列の昇順に実行することを
特徴とする。
【0030】請求項12の発明は、請求項11記載の動
きベクトル探索装置において、前記現符号化ブロックデ
ータ出力ユニットが、第1テンプレート出力ユニットと
第2テンプレート出力ユニットからなり、前記第1テン
プレート出力ユニットが、直列に互いに電気的に接続さ
れた(N+1)個のフリップフロップを有し、前記フリ
ップフロップのうちの一端のフリップフロップの出力端
子が偶数列の各プロセッサエレメントに電気的に接続さ
れ、前記第2テンプレート出力ユニットが、N個のフリ
ップフロップと(N−1)個のセレクタとを有し、各フ
リップフロップとセレクタが交互に、フリップフロップ
で始まり、フリップフロップで終わるように、直列に互
いに電気的に接続され、前記フリップフロップのうちの
一端のフリップフロップの出力端子が奇数列の各プロセ
ッサエレメントに電気的に接続され、他端のフリップフ
ロップの入力端子が第1テンプレートユニットに電気的
に接続され、前記各セレクタの入力端子が、第1テンプ
レートユニットに電気的に接続され、第1テンプレート
出力ユニットの出力端子から現符号化ブロック内の各列
の画素データを行の昇順に出力する動作を列の昇順に実
行すると同時に、第2テンプレート出力ユニットの出力
端子から現符号化ブロック内の各列の画素データを行の
降順に出力する動作を列の昇順に実行することを特徴と
する動きベクトル探索装置。
【0031】請求項13の発明は、請求項6記載の動き
ベクトル探索装置において、前記中間レジスタの一部の
中間レジスタが、前記第2転送制御手段による画素デー
タの転送タイミングに同期して前記第1サーチウィンド
ウの画素データを選択して入力するセレクタとフリップ
フロップとを有することを特徴とする。請求項14の発
明は、請求項6記載の動きベクトル探索装置において、
前記中間レジスタの一部の中間レジスタが、直列に互い
に電気的に接続されたN個のフリップフロップからなる
ことを特徴とする。
【0032】請求項15の発明は、請求項6記載の動き
ベクトル探索装置において、前記プロセッサエレメント
がディストーションの算出を終了した後、全てのプロセ
ッサエレメントで算出されたディストーションを前記候
補ブロック特定ユニットに転送させるディストーション
転送制御手段を有することを特徴とする。請求項16の
発明は、請求項6記載の動きベクトル探索装置におい
て、前記候補ブロック特定ユニットが、少なくとも一つ
のプロセッサエレメントを含む行に対して、それぞれの
行の一端に位置するプロセッサエレメントに電気的に接
続され、各プロセッサエレメントがディストーションの
算出を終了した後、候補ブロック特定ユニットに接続さ
れた各プロセッサエレメントから候補ブロック特定ユニ
ットにディストーションを転送するとともに、候補ブロ
ック特定ユニットに接続された各プロセッサエレメント
に向けて各プロセッサエレメントから、それぞれ隣の列
のプロセッサエレメントにディストーションを転送させ
るディストーション転送制御手段と、を有し、前記ディ
ストーション転送制御手段が、全てのプロセッサエレメ
ントで算出されたディストーションが候補ブロック特定
ユニットに転送されるまで、前記ディストーションの転
送動作を繰り返すことを特徴とする。
【0033】請求項17の発明は、請求項6記載の動き
ベクトル探索装置において、前記候補ブロック特定ユニ
ットが、少なくとも一つのプロセッサエレメントを含む
列に対して、それぞれの列の一端に位置するプロセッサ
エレメントに電気的に接続され、各プロセッサエレメン
トがディストーションの算出を終了した後、候補ブロッ
ク特定ユニットに接続された各プロセッサエレメントか
ら候補ブロック特定ユニットにディストーションを転送
するとともに、候補ブロック特定ユニットに接続された
各プロセッサエレメントに向けて各プロセッサエレメン
トから、それぞれ隣の行のプロセッサエレメントにディ
ストーションを転送させるディストーション転送制御手
段と、を有し、前記ディストーション転送制御手段が、
全てのプロセッサエレメントで算出されたディストーシ
ョンが候補ブロック特定ユニットに転送されるまで、前
記ディストーションの転送動作を繰り返すことを特徴と
する。
【0034】請求項18の発明は、請求項15記載の動
きベクトル探索装置において、動作モード選択手段によ
り第1動作モードが選択されたとき、サーチウインドウ
データ出力ユニットが、前記第1サーチウインドウの範
囲を越えて、該サーチウインドウからM画素分だけ水平
方向にずれた第3サーチウインドウの範囲の画素データ
まで入力レジスタユニットに入力させるとともに、現符
号化ブロックデータ出力ユニットが、前記現符号化ブロ
ックを、該現符号化ブロックに対して水平方向に隣接す
るもう一つの現符号化ブロックに置き換えて、現符号化
ブロックの画素データを転送する前記第6転送制御手段
および第7転送制御手段を動作させ、前記サーチウイン
ドウデータ出力ユニットが、第1サーチウインドウ内の
同列の画素データを行数の昇順に入力レジスタユニット
に入力する動作を、列数の昇順に繰り返し、さらに、前
記サーチウインドウデータ出力ユニットが、該入力動作
を前記第1サーチウインドウの範囲を越えて前記第3サ
ーチウインドウの範囲まで繰り返し、前記ディストーシ
ョン算出ユニットによる前記第3サーチウインドウに対
応するディストーションの算出が終了する前に、前記デ
ィストーション転送制御手段による前記第1サーチウイ
ンドウに対応するディストーションの転送動作が終了
し、動作モード選択手段により第2動作モードが選択さ
れたとき、サーチウインドウデータ出力ユニットが、前
記第2サーチウインドウの範囲を越えて、該サーチウイ
ンドウからM画素分だけ水平方向にずれた第4サーチウ
インドウの範囲の画素データまで入力レジスタユニット
に入力させるとともに、現符号化ブロックデータ出力ユ
ニットが、前記現符号化ブロックを、該現符号化ブロッ
クに対して水平方向に隣接するもう一つの現符号化ブロ
ックに置き換えて、現符号化ブロックの画素データを転
送する前記第6転送制御手段および第7転送制御手段を
動作させ、前記サーチウインドウデータ出力ユニット
が、第2サーチウインドウ内の同列の画素データを行数
の昇順に入力レジスタユニットに入力する動作を、列数
の昇順に繰り返し、さらに、前記サーチウインドウデー
タ出力ユニットが、該入力動作を前記第2サーチウイン
ドウの範囲を越えて前記第4サーチウインドウの範囲ま
で繰り返し、前記ディストーション算出ユニットによる
前記第4サーチウインドウに対応するディストーション
の算出が終了する前に、前記ディストーション転送制御
手段による前記第2サーチウインドウに対応するディス
トーションの転送動作が終了することを特徴とする。
【0035】
【作用】請求項1記載の発明では、まず、サーチウイン
ドウ選択ステップで、前記サーチウインドウの中から一
つのサーチウインドウを選択する。次いで、サーチウイ
ンドウデータ供給ステップで、選択されたサーチウイン
ドウの画素データをレジスタグループに順次供給し、次
いで、現符号化ブロックデータ供給ステップで、現符号
化ブロックの画素データを演算器グループの各演算器に
順次供給し、選択されたサーチウインドウのサイズに基
づいて第1および第2レジスタのうちの一部のレジスタ
を選択し、次いで、画素データ転送ステップで、前記サ
ーチウインドウ選択ステップで選択されたレジスタ間で
サーチウインドウの画素データを転送させ、ディストー
ション算出ステップで、選択されたサーチウインドウに
含まれる前符号化候補ブロックに対応するディストーシ
ョンを演算器グループの各演算器に算出させる。次い
で、候補ブロック特定ステップで、算出されたディスト
ーションのうちの最小のディストーションが検出され、
該最小のディストーションに対応する前符号化候補ブロ
ックが現符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブ
ロックとして特定される。
【0036】このため、複数のサーチウインドウの中か
ら一つのサーチウインドウを選択し、選択されたサーチ
ウインドウに対する最小ディストーションおよび動きベ
クトルを特定することができる。したがって、複数のサ
ーチウインドウを切り換えて、それぞれのサーチウイン
ドウに対応する最小ディストーションおよび動きベクト
ルを特定することができる。
【0037】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、現符号化画像と前符号化画像との時間的
隔たりの大きさに比例したサイズのサーチウインドウを
選択することができる。このため、現符号化画像と前符
号化画像との間の時間的隔たりの大きさに応じて、隔た
りが小さい場合には探索範囲の狭いサーチウインドウを
選択し、時間的隔たりが大きい場合には探索範囲の広い
サーチウインドウを選択して、動きベクトルを探索する
ことができる。
【0038】したがって、時間的隔たりが小さい場合に
は、前符号化候補ブロックの存在する密度が高い、狭い
探索範囲のサーチウインドウを選択することによって、
予測精度の高い動きベクトルを求めることができるとと
もに、時間的隔たりが大きい場合には、探索範囲の広い
サーチウインドウを選択することによって、動きの大き
な画像に対して、最適な前符号化画像の前符号化候補ブ
ロックが探索範囲から外れてしまうことを防止すること
ができ、最適な動きベクトルを求めることができる。
【0039】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、最小のディストーションの算出、およ
び、該最小のディストーションに対応する前符号化候補
ブロックの特定を複数回繰り返し、2回目以降の各サー
チウインドウが、前回特定された前符号化候補ブロック
を含むサーチウインドウが選択される。このため、広い
探索範囲のサーチウインドウから特定された前符号化候
補ブロックに基づいてこの前符号化候補ブロックの近傍
に、再度、前符号化候補ブロックの密度が高い狭い探索
範囲のサーチウインドウを設定することができる。
【0040】したがって、広い探索範囲から順次前符号
化候補ブロックの密度が高い狭い探索範囲に切換えて動
きベクトルを求めることができるので、予測精度の高い
動きベクトルを求めることができる。請求項4記載の発
明では、請求項3記載の発明において、各前符号化候補
ブロックが水平、垂直および対角方向に隣接する各前符
号化候補ブロックと1画素ピッチだけずれたサーチウイ
ンドウが最後に選択される。
【0041】このため、最後に探索されるサーチウイン
ドウでは、全点探索法によって動きベクトルを求めるこ
とができる。したがって、予測精度の高い動きベクトル
を確実に求めることができる。請求項5記載の発明で
は、複数のサーチウインドウのうちの一つのサーチウイ
ンドウを選択し、サーチウインドウに含まれる前符号化
候補ブロックの最大数と同数の第1レジスタおよび複数
の第2レジスタを有し、これら第1および第2レジスタ
に、選択されたサーチウインドウのサイズに基づいて前
記第1および第2レジスタのうちの一部のレジスタを選
択し、選択されたレジスタ間でサーチウインドウの画素
データを転送させ、第1レジスタと同数の演算器を有
し、これら演算器に、第1レジスタのそれぞれからサー
チウインドウの画素データを入力させるととともに、現
符号化ブロックの画素データを入力させて、該入力した
画素データに基づいて現符号化ブロックと各サーチウイ
ンドウの各前符号化候補ブロックとの差を表わすディス
トーションをそれぞれ算出させ、算出されたディストー
ションのうちの最小のディストーションを検出し、該最
小のディストーションに対応する前符号化候補ブロック
を現符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブロッ
クとして特定する。
【0042】このため、複数のサーチウインドウの中か
らサーチウインドウを選択し、選択されたサーチウイン
ドウに対する最小ディストーションおよび動きベクトル
を特定することができる。したがって、複数のサーチウ
インドウを切り換えて、それぞれのサーチウインドウに
対応する最小ディストーションおよび動きベクトルを特
定することができる。
【0043】請求項6記載の発明は、各ディストーショ
ンを算出する(H2−N+1)×(H2−M+1)個以
下のプロセッサエレメントと、前記プロセッサエレメン
トを含む総数が(H1−N+1)×(L1−M+1)個
になる複数の中間レジスタと、(L1−M+1)個のサ
イドレジスタユニットと、入力レジスタユニットと、を
有し、前記中間レジスタと共に前記プロセッサエレメン
トが、(H1−N+1)行(L1−M+1)列のマトリ
ックス状に想像上配置され、N行M列の画素により表さ
れる現符号化ブロックと、H1行L1列の画素により表
される第1サーチウインドウとに、基づいて前符号化候
補ブロックとの動きベクトルを探索する第1動作モード
と、N行M列の画素により表される現符号化ブロック
と、H2行H2列の画素により表される第2サーチウイ
ンドウとに、基づいて前符号化候補ブロックとの動きベ
クトルを探索する第2動作モードと、からどちらか一方
を選択する動作モード選択手段を有し、さらに、動作モ
ード選択手段により第1動作モードが選択されたとき、
第1サーチウインドウに含まれる各前符号化候補ブロッ
クの画素データを前記入力レジスタユニットに供給し、
動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
とき、第2サーチウインドウに含まれる各前符号化候補
ブロックの画素データを前記入力レジスタユニットに出
力するサーチウインドウデータ出力ユニットと、現符号
化ブロックの画素データを各プロセッサエレメントに出
力する現符号化ブロックデータ出力ユニットと、現符号
化ブロックの画素データとサーチウインドウの画素デー
タとに基づいて、各プロセッサエレメントに前記各ディ
ストーションを算出させるディストーション算出ユニッ
トと、ディストーション算出ユニットにより算出された
ディストーションのうちの最小のディストーションを検
出し、該最小のディストーションに対応する前符号化候
補ブロックを現符号化ブロックに最も類似した前符号化
候補ブロックとして特定する候補ブロック特定ユニット
と、を有する。
【0044】さらに、請求項6記載の発明では、第1転
送制御手段において、動作モード選択手段により第1動
作モードが選択されたとき、(L1−M+1)列目のサ
イドレジスタユニットと、(L1−M+1)列目の各プ
ロセッサエレメントおよび中間レジスタとに、入力レジ
スタユニットから互いに異なる1画素分の画素データを
転送させ、動作モード選択手段により第2動作モードが
選択されたとき、(L1−M+1)列目のサイドレジス
タユニットと、(L1−M+1)列目の各プロセッサエ
レメントおよび中間レジスタとに、入力レジスタユニッ
トから互いに異なる1画素分の画素データを転送させ、
第2転送制御手段において、該第1転送段階による画素
データの転送動作に同期して、動作モード選択手段によ
り第1動作モードが選択されたとき、2列目以降のm列
目の各プロセッサエレメントから(m−1)列目の各プ
ロセッサエレメントおよび各中間レジスタに、2列目以
降のm列目の各中間レジスタから(m−1)列目の各プ
ロセッサエレメントおよび各中間レジスタに、並びに、
2列目以降のm列目のサイドレジスタユニットから(m
−1)列目のサイドレジスタユニットに、1画素分の画
素データを転送させ、動作モード選択手段により第2動
作モードが選択されたとき、2列目以降のj列目の各プ
ロセッサエレメントから(j−1)列目の各プロセッサ
エレメントおよび各中間レジスタに、2列目以降のj列
目の各中間レジスタから(j−1)列目の各プロセッサ
エレメントおよび各中間レジスタに、並びに、2列目以
降のj列目のサイドレジスタユニットから(j−1)列
目のサイドレジスタユニットに、1画素分の画素データ
を転送させ、少なくとも一つのプロセッサエレメントを
含む列のみの列数をカウントしたときの奇数番目の列と
偶数番目の列との各列を奇数列、偶数列に分けるものと
して、第3転送制御手段において、該第2転送段階によ
る画素データの転送動作の後、動作モード選択手段によ
り第1動作モードが選択されたとき、奇数列のサイドレ
ジスタユニットから奇数列の1行目のプロセッサエレメ
ントまたは中間レジスタに、奇数列の1行目から(H1
−N)行目までのn行目のプロセッサエレメントから
(n+1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジ
スタに、奇数列の1行目から(H1−N)行目までのn
行目の中間レジスタから(n+1)行目のプロセッサエ
レメントまたは中間レジスタに、並びに、奇数列の(H
1−N+1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レ
ジスタから奇数列のサイドレジスタユニットに、1画素
分の画素データを転送させ、動作モード選択手段により
第2動作モードが選択されたとき、奇数列のサイドレジ
スタユニットから奇数列の1行目のプロセッサエレメン
トまたは中間レジスタに、奇数列の1行目から(H1−
N)行目までのi行目のプロセッサエレメントから(i
+1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタ
に、奇数列の1行目から(H1−N)行目までのi行目
の中間レジスタから(i+1)行目のプロセッサエレメ
ントまたは中間レジスタに、並びに、奇数列の(H1−
N+1)行目のプロセッサエレメントから奇数列のサイ
ドレジスタユニットに、1画素分の画素データを転送さ
せ、第4転送制御手段において、該第3転送制御手段に
よる画素データの転送動作に同期して、動作モード選択
手段により第1動作モードが選択されたとき、偶数列の
サイドレジスタユニットから偶数列の(H1−N+1)
行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、偶
数列の(H1−N+1)行目から2行目までのn行目の
プロセッサエレメントから(n−1)行目のプロセッサ
エレメントまたは中間レジスタに、偶数列の(H1−N
+1)行目から2行目までのn行目の中間レジスタから
(n−1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジ
スタに、並びに、偶数列の1行目のプロセッサエレメン
トまたは中間レジスタから偶数列のサイドレジスタユニ
ットに、1画素分の画素データを転送させ、動作モード
選択手段により第2動作モードが選択されたとき、偶数
列のサイドレジスタユニットから偶数列の(H1−N+
1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタ
に、偶数列の(H1−N+1)行目から2行目までのi
行目のプロセッサエレメントから(i−1)行目のプロ
セッサエレメントまたは中間レジスタに、偶数列の(H
1−N+1)行目から2行目までのi行目の中間レジス
タから(i−1)行目のプロセッサエレメントまたは中
間レジスタに、並びに、偶数列の1行目のプロセッサエ
レメントまたは中間レジスタから偶数列のサイドレジス
タユニットに、1画素分の画素データを転送させる第4
転送制御手段と、第1転送制御手段による画素データの
転送動作から第4転送制御手段による画素データの転送
動作までを繰り返させ、第6転送制御手段において、動
作モード選択手段により第1動作モードが選択されたと
き、1列目のプロセッサエレメントに前記第1サーチウ
インドウの画素データが初めて転送されるタイミングに
同期して、奇数列の各プロセッサエレメントに前記現符
号化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以後、
第2転送制御手段および第3転送制御手段による画素デ
ータの転送タイミングに同期して奇数列の各プロセッサ
エレメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素デー
タが入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ットから1画素分づつ画素データを転送させ、動作モー
ド選択手段により第2動作モードが選択されたとき、1
列目のプロセッサエレメントに前記第2サーチウインド
ウの画素データが初めて転送されるタイミングに同期し
て、奇数列の各プロセッサエレメントに前記現符号化ブ
ロックの1画素分の画素データを入力し、以後、第2転
送制御手段および第3転送制御手段による画素データの
転送タイミングに同期して奇数列の各プロセッサエレメ
ントに、前記現符号化ブロックの全ての画素データが入
力されるまで、現符号化ブロックデータ出力ユニットか
ら1画素分づつ画素データを転送させ、第7転送制御手
段において、動作モード選択手段により第1動作モード
が選択されたとき、1列目のプロセッサエレメントに前
記第1サーチウインドウの画素データが初めて転送され
るタイミングに同期して、偶数列の各プロセッサエレメ
ントに、前記第6転送制御手段により奇数列の各プロセ
ッサエレメントに最初に入力された画素データとは異な
る前記現符号化ブロックの1画素分の画素データを入力
し、以後、第2転送制御手段および第4転送制御手段に
よる画素データの転送タイミングに同期して偶数列の各
プロセッサエレメントに、前記現符号化ブロックの全て
の画素データが入力されるまで、現符号化ブロックデー
タ出力ユニットから1画素分づつ画素データを転送さ
せ、動作モード選択手段により第2動作モードが選択さ
れたとき、1列目のプロセッサエレメントに前記第2サ
ーチウインドウの画素データが初めて転送されるタイミ
ングに同期して、偶数列の各プロセッサエレメントに、
前記第6転送制御手段により奇数列の各プロセッサエレ
メントに最初に入力された画素データとは異なる前記現
符号化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以
後、第2転送制御手段および第4転送制御手段による画
素データの転送タイミングに同期して偶数列の各プロセ
ッサエレメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素
データが入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力
ユニットから1画素分づつ画素データを転送させる。
【0045】このため、動作モード選択手段によって選
択されたモードにより、サーチウインドウが選択され、
各レジスタにおいては、2方向からデータが入力され、
2方向にデータが出力されて、各レジスタ間で選択され
たサーチウインドウの画素データが転送されて、各局所
ディストーションが求められ、候補ブロック特定ユニッ
トによって、最小ディストーションが特定される。
【0046】したがって、複数のサーチウインドウを切
り換えて、それぞれのサーチウインドウに対応する最小
ディストーションおよび動きベクトルを特定することが
できる。請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明
において、各サイドレジスタユニットが、各列の1行目
のプロセッサエレメントおよび中間レジスタに電気的に
接続された第1サイドレジスタユニットと、各列の(H
−N+1)行目のプロセッサエレメントおよび中間レジ
スタに電気的に接続された第2サイドレジスタユニット
からなり、第1サイドレジスタユニットが、画素データ
を入力して一時的に保持した後出力する直列に互いに電
気的に接続された(N−1)個のレジスタからなり、第
2サイドレジスタユニットが、画素データを入力して一
時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接続さ
れた(N−1)個のレジスタからなり、各レジスタ間で
データの転送が行なわれる。
【0047】このため、サイドレジスタユニットにおけ
る各レジスタは、各転送タイミングに応じて、1データ
ずつ隣のレジスタに画素データの転送することができ
る。また、サイドレジスタユニットにおける各レジスタ
をセレクタとフリップフロップによって構成することが
できるので、回路を容易に構成することができる。請求
項8記載の発明では、請求項6記載の発明において、各
サイドレジスタユニットが、画素データを入力して一時
的に保持して出力する直列に互いに電気的に接続された
(N−1)個のレジスタからなり、各レジスタ間でデー
タの転送が行なわれる。
【0048】このため、サイドレジスタユニットにおけ
る各レジスタは、各転送タイミングに応じて、1データ
ずつ隣のレジスタに画素データの転送を行なうことがで
きる。したがって、レジスタの数を極力押えることがで
きる。また、サイドレジスタユニットにおける各レジス
タをセレクタとフリップフロップによって構成すること
ができるので、回路を容易に構成することができる。
【0049】また、サイドレジスタユニットとプロセッ
サエレメントの列をリング上に配置することができるの
で、データの転送バスを短くすることができ、転送時間
を均一にすることができる。したがって、誤りの少ない
安定した回路を形成することができる。請求項9記載の
発明では、請求項6記載の動きベクトル探索装置におい
て、入力レジスタユニットが、第1入力レジスタユニッ
トと第2入力レジスタユニットからなり、第1入力レジ
スタユニットが、(H−N+1)個のレジスタを有し、
サーチウインドウデータ出力ユニットが、第1転送制御
手段および第3転送制御手段の画素データの転送周期の
N/Hの周期でサーチウインドウ内の同列の画素データ
を行数の昇順に第1入力レジスタユニットの上記一端の
レジスタの入力端子に入力する動作を、列数の昇順に繰
り返し、前記各レジスタが、入力端子に入力されている
データを出力端子に、前記第1転送制御手段および第3
転送制御手段の画素データの転送周期のN/Hの周期で
出力し、第2入力レジスタユニットが、入力端子に入力
されているデータを出力端子に、前記第1転送制御手段
の画素データの転送周期で(L−M+1)列目のサイド
レジスタユニットに出力する。
【0050】このため、第1入力レジスタユニットの各
レジスタは、第1転送制御手段および第3転送制御手段
の画素データの転送周期のN/Hの周期で隣のレジスタ
にサーチウインドウ内の画素データを転送することがで
きる。したがって、第1入力レジスタユニットの各レジ
スタを、簡単なセレクタとフリップフロップによって構
成することができ、回路を容易に構成することができ
る。
【0051】請求項10記載の発明では、請求項6記載
の動きベクトル探索装置において、入力レジスタユニッ
トが、第1入力レジスタユニットと第2入力レジスタユ
ニットからなり、第2入力レジスタユニットが、直列に
互いに電気的に接続された(N−1)個のフリップフロ
ップからなる。このため、第2入力レジスタユニットの
各フリップフロップは、第1転送制御手段および第3転
送制御手段の画素データの転送周期のN/Hの周期で隣
のフリップフロップにサーチウインドウ内の画素データ
を転送することができる。
【0052】したがって、第2入力レジスタユニット
を、フリップフロップのみによって構成することがで
き、容易に回路を構成することができる。請求項11記
載の発明では、請求項6記載の動きベクトル探索装置に
おいて、前記現符号化ブロックデータ出力ユニットが、
現符号化ブロック内の各列の画素データを第1行目から
第N行目まで昇順に入力する動作を、第1列から第M列
まで昇順に実行し、入力した現符号化ブロックの各列の
画素データを行の昇順に出力する動作を列の昇順に実行
すると同時に、各列の画素データを行の降順に出力する
動作を列の昇順に実行する。
【0053】このため、奇数列のプロセッサエレメント
と偶数列のプロセッサエレメントに別の現符号化ブロッ
クの画素データを入力することができる。したがって、
各列によりサーチウインドウの画素データの転送方向が
異なっていても、各プロセッサエレメントにおいて、同
一の現符号化ブロックにおける各局所ディストーション
を算出することができる。
【0054】請求項12記載の発明では、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、現符号化ブロック
データ出力ユニットが、第1テンプレート出力ユニット
と第2テンプレート出力ユニットからなり、前記第1テ
ンプレート出力ユニットが、(N+1)個のフリップフ
ロップを有し、前記第2テンプレート出力ユニットが、
N個のフリップフロップと(N−1)個のセレクタとを
有し、各フリップフロップとセレクタが交互に、フリッ
プフロップで始まり、フリップフロップで終わるよう
に、接続され、第1テンプレート出力ユニットの出力端
子から現符号化ブロック内の各列の画素データを行の昇
順に出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、第2
テンプレート出力ユニットの出力端子から現符号化ブロ
ック内の各列の画素データを行の降順に出力する動作を
列の昇順に実行する。
【0055】このため、奇数列のプロセッサエレメント
と偶数列のプロセッサエレメントに別の現符号化ブロッ
クの画素データを入力することができる。したがって、
セレクタとフリップフロップによって第2テンプレート
出力ユニットを構成することができるので、回路を容易
に構成することができる。また、各列によりサーチウイ
ンドウの画素データの転送方向が異なっていても、各プ
ロセッサエレメントにおいて、同一の現符号化ブロック
における各局所ディストーションを算出することができ
る。
【0056】請求項13記載の発明では、請求項6記載
の動きベクトル探索装置において、前記中間レジスタの
一部の中間レジスタが、前記第2転送制御手段による画
素データの転送タイミングに同期して前記第1サーチウ
インドウの画素データを選択して入力するセレクタとフ
リップフロップを有するように構成される。このため、
第2転送制御手段による画素データの転送タイミング、
すなわち、セレクタに入力される信号のタイミングに同
期して、一部の中間レジスタからプロセッサエレメン
ト、他の中間レジスタおよびサイドレジスタに画素デー
タを転送することができる。
【0057】したがって、プロセッサエレメント、他の
中間レジスタおよびサイドレジスタに画素データが転送
されるタイミングをセレクタに入力される信号により制
御することができる。さらに、一部の中間レジスタをそ
れぞれ一つのセレクタとフリップフロップを有するよう
に構成することができるので、回路を容易に構成するこ
とができる。
【0058】請求項14記載の発明では、請求項6記載
の動きベクトル探索装置において、前記中間レジスタの
一部の中間レジスタが、互いに直列に電気的に接続され
たN個のフリップフロップからなり、入力される信号の
タイミングに同期して、それぞれ隣のフリップフロップ
またはプロセッサエレメント、他の中間レジスタおよび
サイドレジスタに画素データが転送される。
【0059】このため、N回の信号入力タイミングに同
期して、一部の中間レジスタからプロセッサエレメン
ト、他の中間レジスタおよびサイドレジスタに画素デー
タを転送することができる。したがって、プロセッサエ
レメント、他の中間レジスタおよびサイドレジスタに画
素データが転送されるタイミングをフリップフロップの
数により設定することができる。さらに、一部の中間レ
ジスタをフリップフロップによって構成することができ
るので、回路を容易に構成することができる。
【0060】請求項15記載の発明では、請求項6記載
の動きベクトル探索装置において、各プロセッサエレメ
ントがディストーションの算出を終了した後、ディスト
ーション転送制御手段によって、全てのプロセッサエレ
メントで算出されたディストーションを前記候補ブロッ
ク特定ユニットに転送するように構成する。このため、
サーチウインドウ内の各前符号化ブロックと現符号化ブ
ロックとの間の各ディストーションの内の最小のディス
トーションを検出することができるので、最小ディスト
ーションにより動きベクトルを求めることができる。
【0061】請求項16記載の発明では、請求項6記載
の動きベクトル探索装置において、前記候補ブロック特
定ユニットが、少なくとも一つのプロセッサエレメント
を含む行にあって、それぞれの行の一端に位置するプロ
セッサエレメントに電気的に接続され、各プロセッサエ
レメントがディストーションの算出を終了した後、候補
ブロック特定ユニットに接続された各プロセッサエレメ
ントから候補ブロック特定ユニットにディストーション
を転送するとともに、候補ブロック特定ユニットに接続
された各プロセッサエレメントに向けて各プロセッサエ
レメントから、それぞれ隣の列のプロセッサエレメント
にディストーションを転送させるディストーション転送
制御手段と、を有し、前記ディストーション転送制御手
段が、全てのプロセッサエレメントで算出されたディス
トーションが候補ブロック特定ユニットに転送されるま
で、前記ディストーションの転送動作を繰り返す。
【0062】このため、サーチウインドウ内の各前符号
化ブロックと現符号化ブロックとの間の各ディストーシ
ョンの内の最小のディストーションを検出することがで
きるので、最小ディストーションにより動きベクトルを
求めることができる。請求項17記載の発明では、請求
項6記載の動きベクトル探索装置において、前記候補ブ
ロック特定ユニットが、少なくとも一つのプロセッサエ
レメントを含む列にあって、それぞれの列の一端に位置
するプロセッサエレメントに電気的に接続され、各プロ
セッサエレメントがディストーションの算出を終了した
後、候補ブロック特定ユニットに接続された各プロセッ
サエレメントから候補ブロック特定ユニットにディスト
ーションを転送するとともに、候補ブロック特定ユニッ
トに接続された各プロセッサエレメントに向けて各プロ
セッサエレメントから、それぞれ隣の行のプロセッサエ
レメントにディストーションを転送させるディストーシ
ョン転送制御手段と、を有し、前記ディストーション転
送制御手段が、全てのプロセッサエレメントで算出され
たディストーションが候補ブロック特定ユニットに転送
されるまで、前記ディストーションの転送動作を繰り返
す。
【0063】このため、サーチウインドウ内の各前符号
化ブロックと現符号化ブロックとの間の各ディストーシ
ョンの内の最小のディストーションを検出することがで
きるので、最小ディストーションにより動きベクトルを
求めることができる。請求項18記載の発明では、請求
項15記載の動きベクトル探索装置において、動作モー
ド選択手段により第1動作モードが選択されたとき、サ
ーチウインドウデータ出力ユニットが、前記第1サーチ
ウインドウの範囲を越えて、該サーチウインドウからM
画素分だけ列方向にずれた第3サーチウインドウの範囲
の画素データまで入力レジスタユニットに入力させると
ともに、現符号化ブロックデータ出力ユニットが、前記
現符号化ブロックを、該現符号化ブロックに対して列方
向に隣接するもう一つの現符号化ブロックに置き換え
て、現符号化ブロックの画素データを転送する前記第6
転送制御手段および第7転送制御手段を動作させ、前記
サーチウインドウデータ出力ユニットが、第1サーチウ
インドウ内の同列の画素データを行数の昇順に入力レジ
スタユニットに入力する動作を、列数の昇順に繰り返
し、さらに、前記サーチウインドウデータ出力ユニット
が、該入力動作を前記第1サーチウインドウの範囲を越
えて前記第3サーチウインドウの範囲まで繰り返し、前
記ディストーション算出ユニットによる前記第3サーチ
ウインドウに対応するディストーションの算出が終了す
る前に、前記ディストーション転送制御手段による前記
第1サーチウインドウに対応するディストーションの転
送動作が終了する。
【0064】また、動作モード選択手段により第2動作
モードが選択されたとき、サーチウインドウデータ出力
ユニットが、前記第2サーチウインドウの範囲を越え
て、該サーチウインドウからM画素分だけ列方向にずれ
た第4サーチウインドウの範囲の画素データまで入力レ
ジスタユニットに入力させるとともに、現符号化ブロッ
クデータ出力ユニットが、前記現符号化ブロックを、該
現符号化ブロックに対して列方向に隣接するもう一つの
現符号化ブロックに置き換えて、現符号化ブロックの画
素データを転送する前記第6転送制御手段および第7転
送制御手段を動作させ、前記サーチウインドウデータ出
力ユニットが、第2サーチウインドウ内の同列の画素デ
ータを行数の昇順に入力レジスタユニットに入力する動
作を、列数の昇順に繰り返し、さらに、前記サーチウイ
ンドウデータ出力ユニットが、該入力動作を前記第2サ
ーチウインドウの範囲を越えて前記第4サーチウインド
ウの範囲まで繰り返し、前記ディストーション算出ユニ
ットによる前記第4サーチウインドウに対応するディス
トーションの算出が終了する前に、前記ディストーショ
ン転送制御手段による前記第2サーチウインドウに対応
するディストーションの転送動作が終了するこのため、
動作モード選択手段により第1動作モードおよび第2動
作モードのどちらが選択されても、複数の現符号化ブロ
ックに対する動きベクトルおよびディストーションを、
連続して求めることができるとともに、サーチウインド
ウ内の画素データを共有して使用することができるの
で、サーチウインドウ内の画素データの入力を行なう回
数を、現符号化ブロックに対する動きベクトルおよびデ
ィストーションを1ブロックずつ求めた場合よりも大幅
に削減することができる。また、この削減できる回数
は、(L−M)×H画素分削減することができ、サーチ
ウインドウのサイズが大きければ大きいほど増え、削減
できる率についても増えるので、サーチウインドウが大
きくなるほど有効である。
【0065】また、各プロセッサエレメントにおいて、
一つの現符号化ブロックに対するディストーションと該
現符号化ブロックに対して水平方向に隣接するもう一つ
の現符号化ブロックに対するディストーションとが、混
在しないので、先に算出されたディストーションを保持
する記憶部を新たに設ける必要が無く、回路を簡素化す
ることができる。
【0066】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図41は、本発明に係る動きベクトル探索装置の第
1の実施例を示す図である。ここでは、二つのサーチウ
インドウから一つのサーチウインドウを選んで、動きベ
クトルを探索する場合について説明する。図1に示すよ
うに、動きベクトル探索装置は、現符号化ブロックデー
タ出力ユニット100、サーチウインドウデータ出力ユ
ニット200、ディストーション算出ユニット100
0、候補ブロック特定ユニット400、信号出力ユニッ
ト300および動作モード選択ユニット600からな
り、図2(a)に示された現符号化画像Paを部分的に
構成する一つの現符号化ブロック50の動きベクトル
を、現符号化画像Paよりも先に符号化された図2
(b)に示された前符号化画像Pbに基づいて探索する
ものである。
【0067】現符号化ブロックデータ出力ユニット10
0は、現符号化画像Paを部分的に構成する一つの現符
号化ブロック50の画素データをディストーション算出
ユニット1000に出力するものである。現符号化ブロ
ック50は任意のブロックサイズであってよいが、以下
の説明では、図3、図4に示されるように、画素データ
a(0,0)、a(0,1)、a(1,0)およびa
(1,1)からなる2×2画素サイズのブロックとす
る。
【0068】サーチウインドウデータ出力ユニット20
0は、現符号化ブロック50に類似した複数の前符号化
ブロックを含む前符号化画像Pb上の範囲を第1サーチ
ウインドウとして特定された第1サーチウインドウ60
内の各前符号化ブロックを、図3に示されるように前符
号化候補ブロック60aとして、各前符号化候補ブロッ
ク60a内の各画素データをディストーション算出ユニ
ット1000に出力、または、上記前符号化画像Pb上
の範囲を第2サーチウインドウとして特定された第2サ
ーチウインドウ70内の各前符号化ブロックを、図4に
示されるように前符号化候補ブロック70aとして、各
前符号化候補ブロック70a内の各画素データをディス
トーション算出ユニット1000に出力するものであ
る。
【0069】第1サーチウインドウ60および第2サー
チウインドウ70のサイズは、現符号化ブロック50よ
り大きければ任意のサイズでよいが、以下の説明では、
第1サーチウインドウ60は、図3に示されるように画
素データb(0,0)、b(0,1)、b(0,2)、
b(0,3)、b(0,4)、b(0,5)、b(1,
0)、b(1,1)、b(1,2)、b(1,3)、b
(1,4)、b(1,5)、b(2,0)、b(2,
1)、b(2,2)、b(2,3)、b(2,4)、b
(2,5)、b(3,0)、b(3,1)、b(3,
2)、b(3,3)、b(3,4)、b(3,5)、b
(4,0)、b(4,1)、b(4,2)、b(4,
3)、b(4,4)、b(4,5)、b(5,0)、b
(5,1)、b(5,2)、b(5,3)、b(5,
4)およびb(5,5)からなる6×6画素サイズであ
り、第2サーチウインドウ70は、図4に示されるよう
に画素データc(0,0)、c(0,1)、c(0,
2)、c(0,3)、c(1,0)、c(1,1)、c
(1,2)、c(1,3)、c(2,0)、c(2,
1)、c(2,2)、c(2,3)、c(3,0)、c
(3,1)、c(3,2)およびc(3,3)からなる
4×4画素サイズである。
【0070】ディストーション算出ユニット1000
は、現符号化ブロック50内の各画素データを第1サー
チウインドウ60の各前符号化候補ブロック60aまた
は第2サーチウインドウ70の各前符号化候補ブロック
70a内の位置的に対応する各画素データから減算した
ものを正数データに変換し、正数変換後の各画素のディ
ストーションすなわち局所ディストーションをブロック
単位に合計することによって、現符号化画像Pa上の現
符号化ブロック50と前符号化画像Pb上の第1サーチ
ウインドウ60内の各前符号化候補ブロック60aまた
は第2サーチウインドウ70内の各前符号化候補ブロッ
ク70aとの間の各ディストーションを算出するもので
ある。
【0071】候補ブロック特定ユニット400は、ディ
ストーション算出ユニット1000により算出されたデ
ィストーションの中から最小のディストーションを特定
し、特定された最小のディストーションに対応する第1
サーチウインドウ60内の前符号化候補ブロック60a
または第2サーチウインドウ70内の前符号化候補ブロ
ック70aの位置に基づいて、動きベクトルを算出する
ものである。
【0072】信号出力ユニット300は、現符号化ブロ
ックデータ出力ユニット100、サーチウインドウデー
タ出力ユニット200、ディストーション算出ユニット
1000および候補ブロック特定ユニット400の動作
を制御するものである。動作モード選択ユニット600
は、サーチウインドウデータ出力ユニット200、ディ
ストーション算出ユニット1000および信号出力ユニ
ット300の動作を制御するものであり、動きベクトル
を算出する対象のサーチウインドウを第1サーチウイン
ドウ60および第2サーチウインドウ70のいずれかに
選択するものである。
【0073】ここで、図3に示される図は、現符号化ブ
ロック50、第1サーチウインドウ60および該第1サ
ーチウインドウ60内の各前符号化候補ブロック60a
の関係を示す図である。同図において、第1サーチウイ
ンドウのハッチングされている画素位置b(0,0)、
b(0,2)、b(0,4)、b(2,0)、b(2,
2)、b(2,4)、b(4,0)、b(4,2)、b
(4,4)と、現符号化ブロック50のa(0,0)と
がそれぞれ対応する前符号化ブロックが第1サーチウイ
ンドウ60内の各前符号化候補ブロック60aとなり、
この前符号化候補ブロック60aがディストーション算
出の対象ブロックとなる。
【0074】図4に示される図は、現符号化ブロック5
0、第2サーチウインドウ70および該第2サーチウイ
ンドウ70内の各前符号化候補ブロック70aの関係を
示す図である。同図は、全点探索法の図であり、第2サ
ーチウインドウ70内の各前符号化ブロックは、すべて
ディストーション算出の対象となる前符号化候補ブロッ
クである。
【0075】図5に示されるように、信号出力ユニット
300は、第1〜第7信号出力端子P1〜P7を有して
いる。各信号出力端子P1〜P7から出力されるそれぞ
れの信号は、現符号化ブロックデータ出力ユニット10
0、サーチウインドウデータ出力ユニット200、ディ
ストーション算出ユニット1000および候補ブロック
特定ユニット400の各ユニットの動作を制御する信号
であり、各ユニットに出力される。
【0076】信号出力ユニット300の各信号出力端子
P1〜P7から出力される各信号は、図7から図12に
示され、図7から図10に示される図は、動作モード選
択ユニット600により第1動作モードが選択されたと
きの信号を示す図であり、図11および図12に示され
る図は、動作モード選択ユニット600により第2動作
モードが選択されたときの信号を示す図である。
【0077】動作モード選択ユニット600により第1
動作モードが選択されたとき、信号出力ユニット300
の各信号出力端子P1〜P7から出力される各信号は、
以下のとおりである。第1信号出力端子P1から出力さ
れる信号は、クロックパルス信号CK0であり、第2信
号出力端子P2から出力される信号は、クロックパルス
信号CK0の2倍のパルス幅のパルス信号CK1がクロ
ックパルス信号CK0の1パルス目に同期して出力さ
れ、以後クロックパルス信号CK0の3倍の周期で出力
される。第3信号出力端子P3から出力される信号は、
上記パルス信号CK1と同じパルス幅および同じ周期を
もつパルス信号CK2がクロックパルス信号CK0の1
パルス目に同期して出力される。
【0078】第4信号出力端子P4から出力される信号
は、クロックパルス信号CK0の6倍のパルス幅のパル
ス信号SLがクロックパルス信号CK0の2パルス目に
同期して出力され、以後クロックパルス信号CK0の6
倍の周期で出力される。第5信号出力端子P5から出力
される信号は、クロックパルス信号CK0の6倍のパル
ス幅のパルス信号LDがクロックパルス信号CK0の2
9パルス目に同期して出力され、以後クロックパルス信
号CK0の12倍の周期で出力される。第6信号出力端
子P6から出力される信号は、上記パルス信号LDと同
じパルス幅および同じ周期をもつパルス信号CLがクロ
ックパルス信号CK0の29パルス目に同期して出力さ
れる。
【0079】第7信号出力端子P7から出力される信号
は、クロックパルス信号CK0の2倍のパルス幅のパル
ス信号CK3がクロックパルス信号CK0の52パルス
目に同期して出力され、以後クロックパルス信号CK0
の12倍の周期で出力される。動作モード選択ユニット
600により第2動作モードが選択されたとき、信号出
力ユニット300の各信号出力端子P1〜P7から出力
される各信号は、以下のとおりである。
【0080】第1信号出力端子P1から出力される信号
は、クロックパルス信号CK0であり、第2信号出力端
子P2から出力される信号は、クロックパルス信号CK
0の2倍のパルス幅のパルス信号CK1がクロックパル
ス信号CK0の1パルス目に同期して出力され、以後ク
ロックパルス信号CK0の2倍の周期で出力される。第
3信号出力端子P3から出力される信号は、上記パルス
信号CK1と同じパルス幅および同じ周期をもつパルス
信号CK2がクロックパルス信号CK0の1パルス目に
同期して出力される。
【0081】第4信号出力端子P4から出力される信号
は、クロックパルス信号CK0の4倍のパルス幅のパル
ス信号SLがクロックパルス信号CK0の2パルス目に
同期して出力され、以後クロックパルス信号CK0の4
倍の周期で出力される。第5信号出力端子P5から出力
される信号は、クロックパルス信号CK0の4倍のパル
ス幅のパルス信号LDがクロックパルス信号CK0の1
2パルス目に同期して出力され、以後クロックパルス信
号CK0の8倍の周期で出力される。第6信号出力端子
P6から出力される信号は、上記パルス信号LDと同じ
パルス幅および同じ周期をもつパルス信号CLがクロッ
クパルス信号CK0の12パルス目に同期して出力され
る。
【0082】第7信号出力端子P7から出力される信号
は、クロックパルス信号CK0の2倍のパルス幅のパル
ス信号CK3がクロックパルス信号CK0の27パルス
目に同期して出力され、以後クロックパルス信号CK0
の8倍の周期で出力される。図6に示されるように、動
作モード選択ユニット600は、信号出力端子Cv、C
hおよびCsを有しており、各信号出力端子から出力さ
れる各信号は、ディストーション算出ユニット100
0、サーチウインドウデータ出力ユニット200、信号
出力ユニット300および候補ブロック特定ユニット4
00の各ユニットの動作を制御するための信号であり、
各ユニットに出力される。
【0083】ディストーション算出ユニット1000
は、図13に示されるように、供給データ選択手段10
01、画素データ供給手段1002、差分データ算出手
段1003、差分データ変換手段1004および差分デ
ータ総和手段1005から構成される。供給データ選択
手段1001は、画素データ供給手段1002がサーチ
ウインドウデータ出力ユニット200から受取る前符号
化候補ブロック画素データを第1サーチウインドウの画
素データおよび第2サーチウインドウの画素データから
いずれかを選択するものである。
【0084】画素データ供給手段1002は、現符号化
ブロックデータ出力ユニット100から現符号化ブロッ
ク画素データを入力し、供給データ選択手段1001に
より選択されたサーチウインドウデータ出力ユニット2
00の前符号化候補ブロック画素データを入力して、各
前符号化候補ブロック60aまたは各前符号化候補ブロ
ック70aと現符号化ブロック50との位置的に対応す
る画素データの全ての組を順々に差分データ算出手段1
003に供給して、差分データ算出手段1003の動作
を、位置的に対応する画素データの組の数だけ繰り返さ
せるものである。
【0085】差分データ算出手段1003は、現符号化
ブロック供給ユニット100から入力される一つの画素
データをサーチウインドウデータ出力ユニット200か
ら入力される位置的に対応する一つの画素データから減
算することによって、現符号化ブロック50の一つの画
素と前符号化ブロックの位置的に対応する一つの画素と
の差分を表す差分データを、各前符号化候補ブロック6
0aまたは各前符号化候補ブロック70a毎に算出する
ものである。
【0086】差分データ変換手段1004は、差分デー
タ算出手段1003により算出された全ての差分データ
を各データ毎に正数データに変換するものである。差分
データ総和手段1005は、差分データ算出手段100
3により算出され差分データ変換手段1004により正
数変換された差分データを各前符号化候補ブロック60
aまたは各前符号化候補ブロック70a毎に合計して、
各前符号化候補ブロック60aまたは各前符号化候補ブ
ロック70aに対応する各ディストーションを求めるも
のである。
【0087】図1は、上記のように構成されるディスト
ーション算出手段1000を備えた動きベクトル探索装
置の各手段の具体例を示している。図1において、現符
号化ブロックデータ出力ユニット100は、図14に示
すように、フリップフロップ110、120、130、
140、150およびセレクタ160からなる。
【0088】フリップフロップ110、120、13
0、140および150は、Dフリップフロップからな
り、データ入力端子、信号入力端子およびデータ出力端
子を有し、信号入力端子に入力されたパルスに同期し
て、データ入力端子に入力されているデータをデータ出
力端子にラッチするものである。セレクタ160は、第
1データ入力端子A、第2データ入力端子B、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号が0のとき第1データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yから出力し、信
号入力端子Sに入力された信号が1のとき第2データ入
力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yか
ら出力するものである。
【0089】現符号化ブロックデータ出力ユニット10
0のすべてのフリップフロップ110、120、13
0、140および150の信号入力端子は、信号出力ユ
ニット300の第2信号出力端子P2に電気的に接続さ
れている。フリップフロップ110のデータ入力端子
は、図示しない現符号化ブロックの入力元に電気的に接
続され、フリップフロップ120のデータ入力端子は、
フリップフロップ110のデータ出力端子に電気的に接
続されている。フリップフロップ130のデータ入力端
子は、フリップフロップ120のデータ出力端子に電気
的に接続され、フリップフロップ140のデータ入力端
子は、フリップフロップ120のデータ出力端子に電気
的に接続されている。フリップフロップ150のデータ
入力端子は、セレクタ160のデータ出力端子Yに電気
的に接続されている。セレクタ160の信号入力端子S
は、信号出力ユニット300の第4信号出力端子P4に
電気的に接続され、セレクタ160の第1データ入力端
子Aは、フリップフロップ140のデータ出力端子に電
気的に接続され、第2データ入力端子Bは、フリップフ
ロップ110のデータ出力端子に電気的に接続されてい
る。
【0090】詳しくは、フリップフロップ110のデー
タ入力端子に現符号化ブロックの画素データa(0,
0)、a(0,1)、a(1,0)、a(1,1)、a
(2,0)、a(2,1)・・・が、図7〜図10に示
すパルス信号CK1の9、10、11、12、13、1
4・・・パルス目のそれぞれのパルスに同期して記載順
に入力されるようになっている。そして、フリップフロ
ップ130のデータ出力端子から画素データa(0,
0)、a(0,1)、a(1,0)、a(1,1)、a
(2,0)、a(2,1)・・・が、パルス信号CK1
の11、12、13、14、15、16・・・パルス目
のそれぞれのパルスに同期して記載順に出力されるよう
になっており、フリップフロップ150のデータ出力端
子から画素データa(0,1)、a(0,0)、a
(1,1)、a(1,0)、a(2,1)、a(2,
0)・・・が、パルス信号CK1の11、12、13、
14、15、16・・・パルス目のそれぞれのパルスに
同期して記載順に出力されるようになっている。
【0091】サーチウインドウデータ出力ユニット20
0は、図27に示されるディストーション算出ユニット
1000のレジスタRE(5,4)の入力端子にサーチ
ウインドウの画素データb(0,0)、b(0,1)、
b(0,2)、b(0,3)、b(0,4)、b(0,
5)、b(1,0)、b(1,1)、b(1,2)、b
(1,3)、b(1,4)、b(1,5)、b(2,
0)、b(2,1)、b(2,2)、b(2,3)、b
(2,4)、b(2,5)、b(3,0)、b(3,
1)、b(3,2)、b(3,3)、b(3,4)、b
(3,5)、b(4,0)、b(4,1)、b(4,
2)、b(4,3)、b(4,4)、b(4,5)・・
・を、クロックパルス信号CK0の1パルス毎にそれぞ
れのパルスに同期して記載順に出力されるようになって
いる。
【0092】ディストーション算出手段1000は、9
個のプロセッサエレメント PE(0,0)、PE(0,2)、PE(0,4)、P
E(2,0)、PE(2,2)、PE(2,4)、PE
(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4)、5個の
サイドレジスタSR(0,−1)、SR(2,−1)、
SR(4,−1)、SR(2,5)、SR(4,5)、
6個の入力レジスタRE(5,−1)、RE(5,
0)、RE(5,1)、RE(5,2)、RE(5,
3)、RE(5,4)、12個の第1中間レジスタIR
1(1,−1)、IR1(1,0)、IR1(1,
1)、IR1(1,2)、IR1(1,3)、IR1
(1,4)、IR1(3,0)、IR1(3,1)、I
R1(3,2)、IR1(3,3)、IR1(3,
4)、IR1(3,5)、並びに、6個の第2中間レジ
スタIR2(0,1)、IR2(0,3)、IR2
(2,1)、IR2(2,3)、IR2(4,1)、I
R2(4,3)を有している。ここで、x=0,1,
2,3,4,5、y=−1,0,1,2,3,4,5と
して、上述の各プロセッサエレエントPEをPE(x,
y)、各サイドレジスタSRをSR(x,y)、各入力
レジスタREをRE(x,y)、各第1中間レジスタI
R1をIR1(x,y)、各第2中間レジスタIR2を
IR2(x,y)と表すものとする。
【0093】第1列および第5列のプロセッサエレメン
トの入出力端子は図15(a)に示され、第3列のプロ
セッサエレメントの入出力端子は図15(b)に示され
る。同図に示されるように、各プロセッサエレメントP
E(x,y)は、入力端子X、YHi1、YHi2、D
Li、YVi1およびYVi2、並びに、出力端子YV
o、DLoおよびYHoを有し、さらに信号出力ユニッ
ト300の各信号出力端子に接続された入力端子(図示
省略)を有している。また、第3列のプロセッサエレメ
ントと、第1列および第5列のプロセッサエレメントで
は、入力端子YVi1、YVi2および出力端子YVo
の位置が上下逆になっている。
【0094】各プロセッサエレメントの詳細構成を図1
6に示す。同図において、プロセッサエレメントPE
(x,y)は、垂直スキップセレクタ1110、水平ス
キップセレクタ1120、セレクタ1010、フリップ
フロップ1020、減算器1030、正数変換器104
0、反転素子1090、論理積素子1100、加算器1
050、フリップフロップ1060、セレクタ1070
およびフリップフロップ1080を備えている。
【0095】ここで、第1列の最上段のプロセッサエレ
メント、第3列の最下段のプロセッサエレメントおよび
第5列の最上段のプロセッサエレメント、すなわち、 PE(0,0)、PE(2,4)、PE(4,0) は、垂直スキップセレクタ1110をもたず、入力端子
YVi1およびYVi2のかわりにYViを有してい
る。また、第5列のすべてのプロセッサエレメント、す
なわち、 PE(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4) は、水平スキップセレクタ1120をもたず、入力端子
YHi1およびYHi2のかわりにYHiを有してい
る。
【0096】垂直スキップセレクタ1110は、第1デ
ータ入力端子A、第2データ入力端子B、信号入力端子
Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入
力された信号が0のとき第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1のとき第2データ入力端
子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yから出
力するものである。
【0097】水平スキップセレクタ1120は、第1デ
ータ入力端子A、第2データ入力端子B、信号入力端子
Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入
力された信号が0のとき第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1のとき第2データ入力端
子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yから出
力するものである。
【0098】セレクタ1010は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0099】フリップフロップ1020は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子、信号入力端子10
20aおよびデータ出力端子を有し、信号入力端子10
20aに入力された信号のパルスに同期して、データ入
力端子に入力されているデータをデータ出力端子にラッ
チするものである。減算器1030は、第1データ入力
端子A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子を
有し、第1データ入力端子Aに入力されたデータから第
2データ入力端子Bに入力されたデータを減算してデー
タ出力端子から出力するものである。
【0100】正数変換器1040は、データ入力端子お
よびデータ出力端子を有し、データ入力端子に入力され
たデータを絶対値演算または二乗演算により正数データ
に変換してデータ出力端子から出力するものである。反
転素子1090は、信号入力端子および信号出力端子を
有し、信号入力端子に入力された信号が0を表わす信号
である場合には、信号出力端子に1を表わす信号を出力
し、入力された信号が1を表わす信号である場合には、
信号出力端子に0を表わす信号を出力するものである。
【0101】論理積素子1100は、信号入力端子A、
データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、信号
入力端子Aおよびデータ入力端子Bに入力された信号お
よびデータが共に1を表わすときのみ1を表わすデータ
をデータ出力端子Yに出力し、どちらか一方でも0を表
わす信号およびデータが入力された場合には、0を表わ
すデータをデータ出力端子Yに出力するものである。言
い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が0を表
わすデータの場合には、データ出力端子Yに0を表わす
データを出力し、信号入力端子Aに入力された信号が1
を表わす信号の場合には、データ入力端子Bに入力され
たデータをデータ出力端子Yに出力するものである。
【0102】加算器1050は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有
し、第1データ入力端子Aに入力されたデータと第2デ
ータ入力端子Bに入力されたデータを加算してデータ出
力端子Yから出力するものである。フリップフロップ1
060は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子、信号入力端子1060aおよびデータ出力端子を有
し、信号入力端子1060aに入力された信号のパルス
に同期して、データ入力端子に入力されているデータを
データ出力端子にラッチするものである。
【0103】セレクタ1070は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき第2
データ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力
端子Yから出力するものである。
【0104】フリップフロップ1080は、データ入力
端子、信号入力端子1080aおよびデータ出力端子を
有し、信号入力端子1080aに入力された信号のパル
スに同期して、データ入力端子に入力されているデータ
をデータ出力端子にラッチするものである。各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の垂直スキップセレクタ1
110の第1データ入力端子Aは、プロセッサエレメン
トPE(x,y)が第1列および第5列にある場合は、
第2中間レジスタIR2(x,y−1)のデータ出力端
子に入力端子YVi1を介して電気的に接続され、プロ
セッサエレメントPE(x,y)が第3列にある場合
は、第2中間レジスタIR2(x,y+1)のデータ出
力端子に入力端子YVi1を介して電気的に接続され、
垂直スキップセレクタ1110の第2データ入力端子B
は、プロセッサエレメントPE(x,y)が第1列およ
び第5列にある場合は、別のプロセッサエレメントPE
(x,y−2)のフリップフロップ1020のデータ出
力端子に入力端子YVi2を介して電気的に接続され、
プロセッサエレメントPE(x,y)が第3列にある場
合は、別のプロセッサエレメントPE(x,y+2)の
フリップフロップ1020のデータ出力端子に入力端子
YVi2を介して電気的に接続されている。
【0105】また、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の垂直スキップセレクタ1110の信号入力端子S
は動作モード選択ユニット600の信号出力端子Cvに
電気的に接続されている。各プロセッサエレメントPE
(x,y)の水平スキップセレクタ1120の第1デー
タ入力端子Aは、第1中間レジスタIR1(x+1,
y)のデータ出力端子に入力端子YHi1を介して電気
的に接続され、水平スキップセレクタ1120の第2デ
ータ入力端子Bは、別のプロセッサエレメントPE(x
+2,y)のフリップフロップ1020のデータ出力端
子に入力端子YHi2を介して電気的に接続されてい
る。
【0106】また、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の水平スキップセレクタ1120の信号入力端子S
は動作モード選択ユニット600の信号出力端子Chに
電気的に接続されている。各プロセッサエレメントPE
(x,y)のセレクタ1010の第1データ入力端子A
は、同じプロセッサエレメント(x,y)の垂直スキッ
プセレクタ1110のデータ出力端子Yに電気的に接続
され、垂直スキップセレクタ1110をもたない第1列
および第5列の最上段のプロセッサエレメント、すなわ
ち、PE(0,0)およびPE(4,0)は、サイドレ
ジスタSR(x,y−1)の出力端子にYViを介して
電気的に接続され、垂直スキップセレクタ1110をも
たない第3列の最下段のプロセッサエレメント、すなわ
ち、PE(2,4)は、サイドレジスタSR(x,y+
1)の出力端子にYViを介して電気的に接続されてい
る。
【0107】セレクタ1010の第2データ入力端子B
は同じのプロセッサエレメントPE(x,y)の水平ス
キップセレクタ1120のデータ出力端子Yに電気的に
接続され、水平スキップセレクタ1120をもたない第
5列のすべてのプロセッサエレメント、すなわち、PE
(4,0)、PE(4,2)およびPE(4,4)は、
入力レジスタRE(x+1,y)の出力端子にYHiを
介して電気的に接続されている。
【0108】また、各プロセッサエレメントPE(x,
y)のセレクタ1010の信号入力端子Sは信号出力ユ
ニット300の第4信号出力端子P4に電気的に接続さ
れている。各プロセッサエレメントPE(x,y)のフ
リップフロップ1020のデータ入力端子は同じプロセ
ッサエレメントPE(x,y)のセレクタ1010のデ
ータ出力端子Yに電気的に接続され、フリップフロップ
1020の信号入力端子1020aは信号出力ユニット
300の第2信号出力端子P2に電気的に接続されてい
る。
【0109】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器1030の第1データ入力端子Aは同じプロセッ
サエレメントPE(x,y)のフリップフロップ102
0のデータ出力端子に電気的に接続され、減算器103
0の第2データ入力端子Bは、第1列および第5列のプ
ロセッサエレメントにおいては、現符号化ブロックデー
タ出力ユニット100のフリップフロップ150のデー
タ出力端子に入力端子Xを介して電気的に接続され、第
3列のプロセッサエレメントにおいては、現符号化ブロ
ックデータ出力ユニット100のフリップフロップ13
0のデータ出力端子に入力端子Xを介して電気的に接続
されている。
【0110】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
正数変換器1040のデータ入力端子は同じプロセッサ
エレメントPE(x,y)の減算器1030のデータ出
力端子に電気的に接続されている。各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)のフリップフロップ1020のデー
タ入力端子は同じプロセッサエレメントPE(x,y)
のセレクタ1010のデータ出力端子Yに電気的に接続
され、フリップフロップ1020の信号入力端子102
0aは信号出力ユニット300の第2信号出力端子P2
に電気的に接続されている。
【0111】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器1030の第1データ入力端子Aは同じプロセッ
サエレメントPE(x,y)のフリップフロップ102
0のデータ出力端子に電気的に接続され、減算器103
0の第2データ入力端子Bは、第1列および第5列のプ
ロセッサエレメントにおいては、現符号化ブロックデー
タ出力ユニット100のフリップフロップ150のデー
タ出力端子に入力端子Xを介して電気的に接続され、第
3列のプロセッサエレメントにおいては、現符号化ブロ
ックデータ出力ユニット100のフリップフロップ13
0のデータ出力端子に入力端子Xを介して電気的に接続
されている。
【0112】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
正数変換器1040のデータ入力端子は同じプロセッサ
エレメントPE(x,y)の減算器1030のデータ出
力端子に電気的に接続されている。各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の反転素子1090の信号入力端子
は信号出力ユニット300の第5信号出力端子P5に電
気的に接続されている。
【0113】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
論理積素子1100の信号入力端子Aは同じプロセッサ
エレメントPE(x,y)の反転素子1090の信号出
力端子に電気的に接続され、論理積素子1100のデー
タ入力端子Bは同じプロセッサエレメントPE(x,
y)のフリップフロップ1060のデータ出力端子に電
気的に接続されている。
【0114】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
加算器1050の第1データ入力端子Aは同じプロセッ
サエレメントPE(x,y)の正数変換器1040のデ
ータ出力端子に電気的に接続され、加算器1050の第
2データ入力端子Bは同じプロセッサエレメントPE
(x,y)の論理積素子1100のデータ出力端子Yに
電気的に接続されている。
【0115】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
フリップフロップ1060のデータ入力端子は同じプロ
セッサエレメントPE(x,y)の加算器1050のデ
ータ出力端子に電気的に接続され、フリップフロップ1
060の信号入力端子1060aは信号出力ユニット3
00の第2信号出力端子P2に電気的に接続されてい
る。
【0116】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
セレクタ1070の第1データ入力端子Aは別のプロセ
ッサエレメントPE(x+2,y)のフリップフロップ
1080のデータ出力端子に入力端子DLiを介して電
気的に接続され、セレクタ1070の第2データ入力端
子Bは同じプロセッサエレメントPE(x,y)のフリ
ップフロップ1060のデータ出力端子に電気的に接続
され、セレクタ1070の信号入力端子Sは信号出力ユ
ニット300の第5信号出力端子P5に電気的に接続さ
れている。
【0117】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
フリップフロップ1080のデータ入力端子は同じプロ
セッサエレメントPE(x,y)のセレクタ1070の
データ出力端子Yに電気的に接続され、第3フリップフ
ロップ1080の信号入力端子1080aは信号出力ユ
ニット300の第3信号出力端子P3に電気的に接続さ
れている。
【0118】再び図1に戻り、ディストーション算出ユ
ニット1000の各入力レジスタRE(x,y)のう
ち、RE(5,4)、RE(5,3)、RE(5,1)
およびRE(5,−1)は、Dフリップフロップからな
り、データ入力端子、信号入力端子およびデータ出力端
子を有し、信号入力端子に入力された信号のパルスに同
期して、データ入力端子に入力されているデータをデー
タ出力端子にラッチするものである。
【0119】ディストーション算出ユニット1000の
各入力レジスタRE(x,y)のうち、RE(5,2)
およびRE(5,0)は、図17に示すようにデータ入
力端子YUi1、YUi2およびデータ出力端子YUo
を有し、さらに信号出力ユニット300の各信号出力端
子に接続された入力端子(図示省略)を有している。ま
た、その構成は、図18に示すように、セレクタ183
0およびフリップフロップ1820からなる。
【0120】セレクタ1830は第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき第2
データ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力
端子Yから出力するものである。フリップフロップ18
20は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子、信号入力端子1820aおよびデータ出力端子を有
し、信号入力端子1820aに入力された信号のパルス
に同期して、データ入力端子に入力されているデータを
データ出力端子にラッチするものである。
【0121】ディストーション算出ユニット1000の
各入力レジスタRE(x,y)のうち、RE(5,4)
のデータ入力端子は、サーチウインドウデータ出力ユニ
ット200のデータ出力端子に電気的に接続され、信号
入力端子は信号出力ユニット300の第1信号出力端子
P1に電気的に接続されている。各入力レジスタRE
(x,y)のうち、RE(5,3)、RE(5,1)お
よびRE(5,−1)のデータ入力端子は、別の入力レ
ジスタRE(x,y+1)のデータ出力端子に電気的に
接続され、信号入力端子は信号出力ユニット300の第
1信号出力端子P1に電気的に接続されている。
【0122】ディストーション算出ユニット1000の
各入力レジスタRE(x,y)のうち、RE(5,2)
およびRE(5,0)のセレクタ1510の第1データ
入力端子Aは、別の入力レジスタRE(x,y+1)の
データ出力端子に入力端子YUi1を介して電気的に接
続され、セレクタ1830の第2データ入力端子Bは、
別の入力レジスタRE(x,y+2)のデータ出力端子
に入力端子YUi2を介して電気的に接続され、セレク
タ1830の信号入力端子Sは動作モード選択ユニット
600の信号出力端子Cvに電気的に接続されている。
RE(5,2)およびRE(5,0)のフリップフロッ
プ1820のデータ入力端子は、同じ入力レジスタRE
(x,y)のセレクタ1830のデータ出力端子Yに電
気的に接続され、フリップフロップ1820の信号入力
端子1820aは信号出力ユニット300の第1信号出
力端子P1に電気的に接続されている。
【0123】ディストーション算出ユニット1000の
各サイドレジスタSR(x、y)のうち、SR(4,−
1)、SR(4,5)およびSR(2,−1)は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子、信号入力端
子およびデータ出力端子を有し、信号入力端子に入力さ
れた信号のパルスに同期して、データ入力端子に入力さ
れているデータをデータ出力端子にラッチするものであ
る。
【0124】ディストーション算出ユニット1000の
各サイドレジスタSR(x、y)のうち、SR(0,−
1)は、図19(a)に示すようにデータ入力端子YL
i1、YLi2およびデータ出力端子YDoを有し、S
R(2,5)は、図19(b)に示すようにデータ入力
端子YLi1、YLi2およびデータ出力端子YUoを
有して、さらに両SR(x,y)は信号出力ユニット3
00の各信号出力端子に接続された入力端子(図示省
略)を有している。また、その構成は、図20に示すよ
うに、セレクタ1630およびフリップフロップ162
0からなる。
【0125】セレクタ1630は第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき第1データ入力端子Aに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入
力端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき第2
データ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力
端子Yから出力するものである。フリップフロップ16
20は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子、信号入力端子1620aおよびデータ出力端子を有
し、信号入力端子1620aに入力された信号のパルス
に同期して、データ入力端子に入力されているデータを
データ出力端子にラッチするものである。
【0126】ディストーション算出ユニット1000の
各サイドレジスタSR(x,y)のうち、SR(4,−
1)のデータ入力端子は、入力レジスタRE(5,−
1)のデータ出力端子に電気的に接続され、信号入力端
子は信号出力ユニット300の第2信号出力端子P2に
電気的に接続されている。各サイドレジスタSR(x,
y)のうち、SR(4,5)およびSR(2,−1)の
データ入力端子は、それぞれPE(4,4)およびPE
(2,0)のフリップフロップ1020のデータ出力端
子に電気的に接続され、信号入力端子は信号出力ユニッ
ト300の第2信号出力端子P2に電気的に接続されて
いる。
【0127】ディストーション算出ユニット1000の
各サイドレジスタSR(x,y)のうち、SR(2,
5)およびSR(0,−1)のセレクタ1630の第1
データ入力端子Aは、それぞれ第1中間レジスタIR1
(3,5)およびIR1(1,−1)のデータ出力端子
に電気的に接続され、SR(2,5)およびSR(0,
−1)のセレクタ1630の第2データ入力端子Bは、
それぞれSR(4,5)およびSR(2,−1)のデー
タ出力端子に電気的に接続され、SR(2,5)および
SR(0,−1)のセレクタ1630の信号入力端子S
は動作モード選択ユニット600の信号出力端子Chに
電気的に接続されている。各サイドレジスタSRのう
ち、SR(2,5)およびSR(0,−1)のフリップ
フロップ1620のデータ入力端子は、同じサイドレジ
スタSR(x,y)のセレクタ1630のデータ出力端
子Yに電気的に接続され、信号入力端子は信号出力ユニ
ット300の第2信号出力端子P2に電気的に接続され
ている。
【0128】図21は、図1に示された各第2中間レジ
スタIR2(x,y)の入出力端子の配置を示す図であ
る。IR2(x,y)は、プロセッサエレメントの存在
する列のみに、プロセッサエレメントとプロセッサエレ
メントの間に存在し、プロセッサエレメントの存在する
列のみを数えるものとして、奇数列と偶数列とに分ける
と、各第2中間レジスタIR2(x,y)は、奇数列で
は、図21(a)に示すように、データ入力端子YD
i、YLiおよびデータ出力端子YDoを有し、偶数列
では、図21(b)に示すように、データ入力端子YL
i、YUiおよびデータ出力端子YUoを有し、さら
に、奇数列、偶数列ともに信号出力ユニット300の各
信号出力端子に接続された入力端子(図示省略)を有し
ている。なお、本実施例では、第1列目および第5列目
がここでいうところの奇数列であり、第3列目が偶数列
である。
【0129】図23は、図1に示された各第1中間レジ
スタIR1(x,y)の入出力端子の配置を示す図であ
る。図23において、各第1中間レジスタIR1(x,
y)は、データ入力端子YLiおよびデータ出力端子Y
Loを有し、さらに、信号出力ユニット300の各信号
出力端子に接続された入力端子(図示省略)を有してい
る。
【0130】奇数列において、各第2中間レジスタIR
2(x,y)のデータ入力端子YDiは、プロセッサエ
レメントPE(x,y−1)のフリップフロップ102
0のデータ出力端子に電気的に接続され、第1列の各第
2中間レジスタIR2(x,y)のデータ入力端子YL
iは、第1中間レジスタIR1(x+1,y)のデータ
出力端子YLoに電気的に接続され、第5列の各第2中
間レジスタIR2(x,y)のデータ入力端子YLi
は、入力レジスタRE(x+1,y)のデータ出力端子
に電気的に接続され、各第2中間レジスタIR2(x,
y)のデータ出力端子YDoは、プロセッサエレメント
PE(x,y+1)の垂直スキップセレクタ1110の
第1データ入力端子Aに電気的に接続されている。
【0131】偶数列において、各第2中間レジスタIR
2(x,y)のデータ入力端子YUiは、プロセッサエ
レメントPE(x,y+1)のフリップフロップ102
0のデータ出力端子に電気的に接続され、データ入力端
子YLiは、第1中間レジスタIR1(x+1,y)の
データ出力端子YLoに電気的に接続され、データ出力
端子YUoは、プロセッサエレメントPE(x,y−
1)の垂直スキップセレクタ1110の第1データ入力
端子Aに電気的に接続されている。
【0132】各第1中間レジスタIR1(x,y)のデ
ータ入力端子YLiは、それぞれプロセッサエレメント
PE(x+1,y)のフリップフロップ1020のデー
タ出力端子、第2中間レジスタIR2(x+1,y)の
データ出力端子YDo、YUoまたはサイドレジスタS
R(x+1,y)のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、各第1中間レジスタIR1(x,y)のデータ出力
端子YLoは、プロセッサエレメントPE(x−1,
y)の水平スキップセレクタ1120の第1データ入力
端子A、第2中間レジスタIR2(x−1,y)のデー
タ入力端子YLiまたはサイドレジスタSR(x−1,
y)のデータ入力端子に電気的に接続されている。
【0133】上述の各第2中間レジスタIR2(x,
y)の詳細構成は、図22に示される。同図において、
各第2中間レジスタIR2(x,y)は、セレクタ14
10およびフリップフロップ1420を備えている。各
第2中間レジスタIR2(x,y)のセレクタ1410
は、第1データ入力端子A、第2データ入力端子B、信
号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有しており、信
号入力端子Sに入力された信号が0を表わす信号のと
き、第1データ入力端子Aに入力されているデータをデ
ータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入力され
た信号が1を表わす信号のとき、第2データ入力端子B
に入力されているデータをデータ出力端子Yから出力す
るものである。
【0134】各第2中間レジスタIR2(x,y)のフ
リップフロップ1420は、Dフリップフロップからな
り、データ入力端子、信号入力端子1420aおよびデ
ータ出力端子を有し、信号入力端子1420aに入力さ
れた信号のパルスに同期して、データ入力端子に入力さ
れているデータをデータ出力端子にラッチするものであ
る。
【0135】上述の各第1中間レジスタIR1(x,
y)の詳細構成は、図24に示される。同図において、
各第1中間レジスタIR1(x,y)は、セレクタ13
10およびフリップフロップ1320を備え、セレクタ
1310は、第1データ入力端子A、第2データ入力端
子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Sに入力された信号が0を表わす信号のと
き、第1データ入力端子Aに入力されているデータをデ
ータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入力され
た信号が1を表わす信号のとき、第2データ入力端子B
に入力されているデータをデータ出力端子Yから出力す
るものである。フリップフロップ1320は、Dフリッ
プフロップからなり、データ入力端子、信号入力端子1
320aおよびデータ出力端子を有し、信号入力端子1
320aに入力された信号のパルスに同期して、データ
入力端子に入力されているデータをデータ出力端子にラ
ッチするものである。
【0136】また、上記各第1中間レジスタIR1
(x,y)は、図25に示されるような構成でも良い。
本実施例では、図25に示される構成については簡単な
説明にとどめ、詳細な説明については、図24の説明を
もって代用する。図25において、各第1中間レジスタ
IR1(x,y)は、フリップフロップ1321および
フリップフロップ1322を備え、フリップフロップ1
321は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子、信号入力端子1321aおよびデータ出力端子を有
し、信号入力端子1321aに入力された信号のパルス
に同期して、データ入力端子に入力されているデータを
データ出力端子にラッチするものである。フリップフロ
ップ1322は、Dフリップフロップからなり、データ
入力端子、信号入力端子1322aおよびデータ出力端
子を有し、信号入力端子1322aに入力された信号の
パルスに同期して、データ入力端子に入力されているデ
ータをデータ出力端子にラッチするものである。
【0137】図22に戻り、各第2中間レジスタIR2
(x,y)のセレクタ1410の第1データ入力端子A
は、奇数列においては、プロセッサエレメントPE
(x,y−1)のフリップフロップ1020のデータ出
力端子に入力端子YDiを介して電気的に接続され、偶
数列においては、プロセッサエレメントPE(x,y+
1)のフリップフロップ1020のデータ出力端子に入
力端子YUiを介して電気的に接続され、セレクタ14
10の第2データ入力端子Bは、最後列の各第2中間レ
ジスタIR2(x,y)では、入力レジスタRE(x+
1,y)のデータ出力端子に入力端子YLiを介して電
気的に接続され、残りの各第2中間レジスタIR2
(x,y)では、第1中間レジスタIR1(x+1,
y)のフリップフロップ1320のデータ出力端子に入
力端子YLiを介して電気的に接続されている。
【0138】また、各第2中間レジスタIR2(x,
y)のセレクタ1410の信号入力端子Sは、信号出力
ユニット300の第4信号出力端子P4に電気的に接続
されている。各第2中間レジスタIR2(x,y)のフ
リップフロップ1420のデータ入力端子は同じ中間レ
ジスタIR2(x,y)のセレクタ1410のデータ出
力端子Yに電気的に接続され、フリップフロップ142
0の信号入力端子1420aは信号出力ユニット300
の第2信号出力端子P2に電気的に接続されている。
【0139】図24に戻り、各第1中間レジスタIR1
(x,y)のセレクタ1310の第1データ入力端子A
は、同じ第1中間レジスタIR1(x,y)のフリップ
フロップ1320のデータ出力端子に電気的に接続さ
れ、セレクタ1310の第2データ入力端子Bは、プロ
セッサエレメントPE(x+1,y)のフリップフロッ
プ1020のデータ出力端子、第2中間レジスタIR2
(x+1,y)のフリップフロップ1420のデータ出
力端子またはサイドレジスタSR(x+1,y)のデー
タ出力端子に入力端子YLiを介して電気的に接続さ
れ、各第1中間レジスタIR1(x,y)のセレクタ1
310の信号入力端子Sは、信号出力ユニット300の
第4信号出力端子P4に電気的に接続されている。各第
1中間レジスタIR1(x,y)のフリップフロップ1
320のデータ入力端子は、同じ第1中間レジスタIR
1(x,y)のセレクタ1310のデータ出力端子Yに
電気的に接続され、フリップフロップ1320の信号入
力端子Sは、信号出力ユニット300の第2信号出力端
子P2に電気的に接続されている。
【0140】図26は、候補ブロック特定ユニット40
0の詳細なブロック構成図であり、同図において、候補
ブロック特定ユニット400は、比較器410、フリッ
プフロップ420、比較器430、セレクタ440、フ
リップフロップ450、論理和素子500、反転素子4
60、論理積素子470、カウンタ480、フリップフ
ロップ490、換算テーブル510、換算テーブル52
0、フリップフロップ530、フリップフロップ540
およびフリップフロップ550からなる。
【0141】比較器410は、データ入力端子A0、A
1、A2、データ出力端子MおよびYを有し、データ入
力端子A0、A1、A2に入力されたデータの中で最小
の値を持つデータを出力端子Yから出力し、最小の値を
持つデータの入力された入力端子がA0ならば0を、A
1ならば1を、A2ならば2をデータ出力端子Mから出
力するものである。
【0142】比較器430は、第1データ入力端子A、
第2データ入力端子Bおよび信号出力端子を有し、デー
タ入力端子Aに入力されたデータがデータ入力端子Bに
入力されたデータ以上の大きさであるとき、0を表わす
信号を信号出力端子から出力し、データ入力端子Aに入
力されたデータがデータ入力端子Bに入力されたデータ
より小さいとき、1を表わす信号を信号出力端子から出
力するものである。
【0143】セレクタ440は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0144】フリップフロップ450は、Dフリップフ
ロップからなり、データ入力端子、信号入力端子450
aおよびデータ出力端子を有し、信号入力端子450a
に入力されたパルスに同期してデータ入力端子に入力さ
れているデータをデータ出力端子にラッチするものであ
る。論理和素子500は、信号入力端子A、データ入力
端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子A
およびデータ入力端子Bのいずれか一方に1を表わす信
号が入力されたとき、データ出力端子Yに1を表わす信
号を出力し、信号入力端子Aおよびデータ入力端子Bの
両入力端子に0を表わす信号が入力されたとき、データ
出力端子Yに0を表わす信号を出力するものである。言
い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が1であ
るとき、1を表わす信号をデータ出力端子Yに出力し、
信号入力端子Aに入力された信号が0であるとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yに出力するものである。
【0145】反転素子460は、信号入力端子および信
号出力端子を有し、信号入力端子に入力された信号が0
を表わす信号のとき、信号出力端子に1を表わす信号を
出力し、信号入力端子に入力された信号が1を表わす信
号のとき、信号出力端子に0を表わす信号を出力するも
のである。論理積素子470は、第1信号入力端子A、
第2信号入力端子Bおよび信号出力端子Yを有し、第1
信号入力端子Aおよび第2信号入力端子Bに入力された
信号が共に1を表わす信号であるときのみ1を表わす信
号を信号出力端子Yに出力し、第1信号入力端子Aおよ
び第2信号入力端子Bのいずれか一方でも入力される信
号が0を表わす信号であるときには、0を表わす信号を
信号出力端子Yに出力するものである。
【0146】フリップフロップ420は、Dフリップフ
ロップからなり、データ入力端子、信号入力端子および
データ出力端子を有し、信号入力端子に入力された信号
のパルスに同期してデータ入力端子に入力されているデ
ータをデータ出力端子にラッチするものである。カウン
タ480は、信号入力端子CK、CLおよびカウント出
力端子Qnを有し、信号入力端子CLに入力された信号
のパルスに同期してカウント出力端子Qnの出力を0に
リセットし、信号入力端子CKに入力された信号のパル
スに同期してカウント出力端子Qnの出力信号をカウン
トアップして、信号入力端子CKに入力された信号のパ
ルスに同期して出力するものである。
【0147】フリップフロップ490は、Dフリップフ
ロップからなり、カウント入力端子、信号入力端子およ
びデータ出力端子を有し、信号入力端子に入力された信
号のパルスに同期して、カウント入力端子に入力されて
いるデータをデータ出力端子にラッチするものである。
換算テーブル510は、データ入力端子およびデータ出
力端子を有し、データ入力端子に入力されたデータを動
きベクトルデータに換算し、データ出力端子に出力する
ものである。
【0148】換算テーブル520は、データ入力端子お
よびデータ出力端子を有し、データ入力端子に入力され
たデータを動きベクトルデータに換算し、データ出力端
子に出力するものである。フリップフロップ530は、
Dフリップフロップからなり、データ入力端子、信号入
力端子およびデータ出力端子を有し、信号入力端子に入
力された信号のパルスに同期して、データ入力端子に入
力されているデータをデータ出力端子にラッチするもの
である。
【0149】フリップフロップ540は、Dフリップフ
ロップからなり、データ入力端子、信号入力端子および
データ出力端子を有し、信号入力端子に入力された信号
のパルスに同期して、データ入力端子に入力されている
データをデータ出力端子にラッチするものである。フリ
ップフロップ550は、Dフリップフロップからなり、
データ入力端子、信号入力端子およびデータ出力端子を
有し、信号入力端子に入力された信号のパルスに同期し
て、データ入力端子に入力されているデータをデータ出
力端子にラッチするものである。
【0150】さらに、比較器410のデータ入力端子A
0は、プロセッサエレエントPE(0,0)のフリップ
フロップ1080のデータ出力端子に、プロセッサエレ
エントPE(0,0)の出力端子DLoを介して電気的
に接続され、データ入力端子A1は、プロセッサエレエ
ントPE(0,2)のフリップフロップ1080のデー
タ出力端子に、プロセッサエレエントPE(0,2)の
出力端子DLoを介して電気的に接続され、データ入力
端子A2は、プロセッサエレエントPE(0,4)のフ
リップフロップ1080のデータ出力端子に、プロセッ
サエレエントPE(0,4)の出力端子DLoを介して
電気的に接続されている。
【0151】比較器430の第1データ入力端子Aは、
比較器410のデータ出力端子Yに電気的に接続され、
第2データ入力端子Bは、論理和素子500のデータ出
力端子Yに電気的に接続されている。セレクタ440の
第1データ入力端子Aは、比較器410のデータ出力端
子Yに電気的に接続され、第2データ入力端子Bは、論
理和素子500のデータ出力端子Yに電気的に接続され
ている。
【0152】フリップフロップ450のデータ入力端子
は、セレクタ440のデータ出力端子Yに電気的に接続
され、信号入力端子450aは、信号出力ユニット30
0の第3信号出力端子P3に電気的に接続されている。
論理和素子500の信号入力端子Aは、信号出力ユニッ
ト300の第5信号出力端子P5に電気的に接続され、
データ入力端子Bは、フリップフロップ450のデータ
出力端子に電気的に接続されている。
【0153】反転素子460の信号入力端子は、信号出
力ユニット300の第3信号出力端子P3に電気的に接
続されている。論理積素子470の第1信号入力端子A
は、比較器430の信号出力端子に電気的に接続され、
第2信号入力端子Bは、反転素子460の信号出力端子
に電気的に接続されている。フリップフロップ420の
データ入力端子は、比較器410のデータ出力端子Mに
電気的に接続され、信号入力端子は、論理積素子470
のデータ出力端子Yに電気的に接続されている。
【0154】カウンタ480の信号入力端子CKは、信
号出力ユニット300の第3信号出力端子P3に電気的
に接続され、信号入力端子CLは、信号出力ユニット3
00の第5信号出力端子P5に電気的に接続されてい
る。フリップフロップ490のデータ入力端子は、カウ
ンタ480のカウント出力端子Qnに電気的に接続さ
れ、信号入力端子は、論理積素子470のデータ出力端
子Yに電気的に接続されている。
【0155】換算テーブル510のデータ入力端子は、
フリップフロップ420のデータ出力端子に電気的に接
続され、換算テーブル520のデータ入力端子は、フリ
ップフロップ490のデータ出力端子に電気的に接続さ
れている。フリップフロップ530のデータ入力端子
は、換算テーブル510のデータ出力端子に電気的に接
続され、信号入力端子は、信号出力ユニット300の第
7信号出力端子P7に電気的に接続されている。
【0156】フリップフロップ540のデータ入力端子
は、フリップフロップ450のデータ出力端子に電気的
に接続され、信号入力端子は、信号出力ユニット300
の第7信号出力端子P7に電気的に接続されている。フ
リップフロップ550のデータ入力端子は、換算テーブ
ル520のデータ出力端子に電気的に接続され、信号入
力端子は、信号出力ユニット300の第7信号出力端子
P7に電気的に接続されている。
【0157】次に、作用を説明する。最初に、現符号化
ブロックデータ出力ユニット100およびサーチウイン
ドウデータ出力ユニット200からディストーション算
出ユニット1000に入力される画素データの流れを説
明する。ここで、本実施例においては、動作モード選択
ユニット600により、第1動作モードが選択されたと
き、ディストーション算出ユニット1000内の各プロ
セッサエレメントおよび各レジスタの垂直スキップセレ
クタでは、第1入力端子Aが選択され、各プロセッサエ
レメントおよび各レジスタの水平スキップセレクタで
も、第1入力端子Aが選択され、上記モードでディスト
ーションが算出されている間は変更されることはない。
【0158】同様に、動作モード選択ユニット600に
より、第2動作モードが選択されたとき、ディストーシ
ョン算出ユニット1000内の各プロセッサエレメント
および各レジスタの垂直スキップセレクタでは、第2入
力端子Bが選択され、各プロセッサエレメントおよび各
レジスタの水平スキップセレクタでも、第2入力端子B
が選択され、上記モードでディストーションが算出され
ている間は変更されることはない。よって、以下の説明
では動作モードの変更がない期間については、特に垂直
スキップセレクタ1110、水平スキップセレクタ11
20については触れない。
【0159】なお、図7〜図10、図11〜図12のパ
ルス信号SLおよびパルス信号CK1のタイミングから
理解されるように、パルス信号CK1の各パルスが発せ
られる前に、パルス信号SLの信号が変化し、プロセッ
サエレメントPE(x,y)のセレクタ1010では、
パルス信号CK1の1パルス目が発せられる前に、第2
データ入力端子Bが選択され、2パルス目が発せられる
前に、第1データ入力端子Aが選択され、この選択がク
ロックパルス信号CK1の以後の各パルスで繰り返され
る。また、現符号化ブロックデータ出力ユニット100
のセレクタ160では、パルス信号CK1の1パルス目
が発せられる前に、第2データ入力端子Bが選択され、
2パルス目が発せられる前に、第1データ入力端子Aが
選択され、この選択がクロックパルス信号CK1の以後
の各パルスで繰りされる。
【0160】一方、図1に示されるように、各入力レジ
スタRE(x,y)では、データ入力端子に入力されて
いる各データがクロックパルス信号CK0の各パルスに
同期してラッチされて、他のレジスタやプロセッサエレ
メントに出力され、図16に示されるように、各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)のフリップフロップ10
20では、セレクタ1010で選択されているデータ入
力端子に入力されている各データがパルス信号CK1の
各パルスに同期してラッチされて、他のプロセッサエレ
メントやレジスタに出力端子YHo、YVoを通して出
力される。
【0161】また、図14に示されるように、現符号化
ブロックデータ出力ユニット100のフリップフロップ
150では、セレクタ160で選択されているデータ入
力端子に入力されている各データがパルス信号CK1の
各パルスに同期してラッチされて、ディストーション算
出ユニット1000の各プロセッサエレメントに出力端
子を通して出力される。
【0162】よって、以下で説明する各入力レジスタ
(x,y)に対しての画素データの入力は、各入力レジ
スタ(x,y)のフリップフロップにおけるラッチ時を
意味するものとし、各サイドレジスタSR(x,y)に
対しての画素データの入力は、各サイドレジスタSR
(x,y)のフリップフロップ1620におけるラッチ
時を意味するものとする。また、各第2中間レジスタI
R2(x,y)に対しての画素データの入力は、各第2
中間レジスタIR2(x,y)のフリップフロップ14
20におけるラッチ時を意味するものとし、各第1中間
レジスタIR1(x,y)に対しての画素データの入力
は、各第1中間レジスタIR1(x,y)のフリップフ
ロップ1320におけるラッチ時を意味するものとし、
各プロセッサエレメントPE(x,y)に対しての画素
データの入力は、各プロセッサエレエントPE(x,
y)のフリップフロップ1020におけるラッチ時を意
味するものとする。
【0163】以下に、動作モード選択ユニット600に
より、第1動作モードが選択されたときの作用を説明す
る。クロックパルス信号CK0のパルス信号に同期し
て、入力レジスタREは図1における下側の入力レジス
タREおよびサーチウインドウデータ出力ユニット20
0からデータを入力するようになっており、クロックパ
ルス信号CK0のパルス毎に上述の動作が繰り返され
る。また、パルス信号CK1の1パルス目には、各プロ
セッサエレエントおよび各レジスタは図1における右側
のプロセッサエレエントあるいはレジスタからデータを
入力し、2パルス目には、第1列および第5列の各プロ
セッサエレエントおよび各レジスタは図1における上側
のプロセッサエレエントあるいはレジスタからデータを
入力し、第3列の各プロセッサエレエントおよび各レジ
スタでは図1における下側のプロセッサエレエントある
いはレジスタからデータを入力するようになっており、
パルス信号CK1の以後のパルスにおいて上述の動作が
繰り返される。
【0164】詳しく説明すると、クロックパルス信号C
K0の1パルス目に同期して、サーチウインドウデータ
出力ユニット200から画素データb(0,0)が、入
力レジスタRE(5,4)に入力される。次いで、クロ
ックパルス信号CK0の2パルス目に同期して、画素デ
ータb(0,0)が入力レジスタRE(5,4)から入
力レジスタRE(5,3)に伝送される。同時に、サー
チウインドウデータ出力ユニット200から画素データ
b(0,1)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0165】次いで、クロックパルス信号CK0の3パ
ルス目に同期して、画素データb(0,0)がフリップ
フロップRE(5,3)から入力レジスタRE(5,
2)に伝送され、画素データb(0,1)が入力レジス
タRE(5,4)から入力レジスタRE(5,3)に伝
送される。同時に、サーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から画素データb(0,2)が入力レジスタR
E(5,4)に入力される。
【0166】次いで、クロックパルス信号CK0の4パ
ルス目に同期して、画素データb(0,0)が入力レジ
スタRE(5,2)から入力レジスタRE(5,1)に
伝送され、画素データb(0,1)が入力レジスタRE
(5,3)から入力レジスタRE(5,2)に伝送さ
れ、画素データb(0,2)が入力レジスタRE(5,
4)から入力レジスタRE(5,3)に伝送される。同
時に、サーチウインドウデータ出力ユニット200から
画素データb(0,3)が入力レジスタRE(5,4)
に入力される。
【0167】次いで、クロックパルス信号CK0の5パ
ルス目に同期して、画素データb(0,0)が入力レジ
スタRE(5,1)から入力レジスタRE(5,0)に
伝送され、画素データb(0,1)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,1)に伝送さ
れ、画素データb(0,2)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素
データb(0,3)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,3)に伝送される。同時に、サ
ーチウインドウデータ出力ユニット200から画素デー
タb(0,4)が入力レジスタRE(5,4)に入力さ
れる。
【0168】次いで、クロックパルス信号CK0の6パ
ルス目に同期して、画素データb(0,0)が入力レジ
スタRE(5,0)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(0,1)が入力レジスタR
E(5,1)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(0,2)が入力レジスタRE(5,
2)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(0,3)が入力レジスタRE(5,3)から
入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素データb
(0,4)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,3)に伝送される。同時に、サーチウイ
ンドウデータ出力ユニット200から画素データb
(0,5)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0169】そして、パルス信号CK1の3パルス目に
同期して、図29に示されるように画素データb(0,
0)が入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジス
タSR(4,−1)に、画素データb(0,1)が入力
レジスタRE(5,0)からプロセッサエレメントPE
(4,0)に、画素データb(0,2)が入力レジスタ
RE(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)
に、画素データb(0,3)が入力レジスタRE(5,
2)からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素
データb(0,4)が入力レジスタRE(5,3)から
第2中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb
(0,5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッ
サエレメントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0170】次いで、クロックパルス信号CK0の7パ
ルス目に同期して、画素データb(0,1)が入力レジ
スタRE(5,0)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(0,2)が入力レジスタR
E(5,1)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(0,3)が入力レジスタRE(5,
2)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(0,4)が入力レジスタRE(5,3)から
入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素データb
(0,5)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,3)に伝送される。同時に、サーチウイ
ンドウデータ出力ユニット200から画素データb
(1,0)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0171】次いで、クロックパルス信号CK0の8パ
ルス目に同期して、画素データb(0,2)が入力レジ
スタRE(5,0)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(0,3)が入力レジスタR
E(5,1)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(0,4)が入力レジスタRE(5,
2)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(0,5)が入力レジスタRE(5,3)から
入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素データb
(1,0)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,3)に伝送される。同時に、サーチウイ
ンドウデータ出力ユニット200から画素データb
(1,1)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0172】次いで、クロックパルス信号CK0の9パ
ルス目に同期して、画素データb(0,3)が入力レジ
スタRE(5,0)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(0,4)が入力レジスタR
E(5,1)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(0,5)が入力レジスタRE(5,
2)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(1,0)が入力レジスタRE(5,3)から
入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素データb
(1,1)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,3)に伝送される。同時に、サーチウイ
ンドウデータ出力ユニット200から画素データb
(1,2)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0173】そして、パルス信号CK1の4パルス目に
同期して、図30に示されるように画素データb(0,
0)がサイドレジスタSR(4,−1)からプロセッサ
エレメントPE(4,0)に、画素データb(0,1)
がプロセッサメレメントPE(4,0)から第2中間レ
ジスタIR2(4,1)に、画素データb(0,2)が
第2中間レジスタIR2(4,1)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(0,3)がプ
ロセッサエレメントPE(4,2)から第2中間レジス
タIR2(4,3)に、画素データb(0,4)が第2
中間レジスタIR2(4,3)からプロセッサエレメン
トPE(4,4)に、画素データb(0,5)がプロセ
ッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタSR
(4,5)に、それぞれ伝送される。
【0174】次いで、クロックパルス信号CK0の1
0、11、12パルス目にそれぞれ同期して、伝送が行
なわれ、パルス信号CK1の5パルス目までに、画素デ
ータb(1,0)が入力レジスタRE(5,2)から入
力レジスタRE(5,1)、RE(5,0)を経て、入
力レジスタRE(5,−1)に伝送され、画素データb
(1,1)が入力レジスタRE(5,3)から入力レジ
スタRE(5,2)、RE(5,1)を経て、入力レジ
スタRE(5,0)に伝送され、画素データb(1,
2)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジスタR
E(5,3)、RE(5,2)を経て、入力レジスタR
E(5,1)に伝送され、画素データb(1,3)がサ
ーチウインドウデータ出力ユニット200から入力レジ
スタRE(5,4)、RE(5,3)を経て、入力レジ
スタRE(5,2)に伝送され、画素データb(1,
4)がサーチウインドウデータ出力ユニット200から
入力レジスタRE(5,4)を経て、入力レジスタRE
(5,3)に伝送され、画素データb(1,5)がサー
チウインドウデータ出力ユニット200から入力レジス
タRE(5,4)に入力される。
【0175】次いで、パルス信号CK1の5パルス目に
同期して、図31に示されるように画素データb(0,
0)がプロセッサエレメントPE(4,0)から第1中
間レジスタIR1(3,0)に、画素データb(0,
1)が第2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間
レジスタIR1(3,1)に、画素データb(0,2)
がプロセッサエレメントPE(4,2)から第1中間レ
ジスタIR1(3,2)に、画素データb(0,3)が
第2中間レジスタIR2(4,3)から第1中間レジス
タIR1(3,3)に、画素データb(0,4)がプロ
セッサエレメントPE(4,4)から第1中間レジスタ
IR1(3,4)に、画素データb(0,5)がサイド
レジスタSR(4,5)から第1中間レジスタIR1
(3,5)に、それぞれ伝送され、画素データb(1,
0)が入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジス
タSR(4,−1)に、画素データb(1,1)が入力
レジスタRE(5,0)からプロセッサエレメントPE
(4,0)に、画素データb(1,2)が入力レジスタ
RE(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)
に、画素データb(1,3)が入力レジスタRE(5,
2)からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素
データb(1,4)が入力レジスタRE(5,3)から
第2中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb
(1,5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッ
サエレメントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0176】次いで、パルス信号CK1の6パルス目ま
でに、画素データb(1,3)が上述と同様に入力レジ
スタRE(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(1,4)が入力レジスタR
E(5,3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(1,5)が入力レジスタRE(5,
4)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(2,0)がサーチウインドウデータ出力ユニ
ット200から入力レジスタRE(5,2)に伝送さ
れ、画素データb(2,1)がサーチウインドウデータ
出力ユニット200から入力レジスタRE(5,3)に
伝送され、画素データb(2,2)がサーチウインドウ
データ出力ユニット200から入力レジスタRE(5,
4)に入力される。
【0177】次いで、パルス信号CK1の6パルス目に
同期して、図32に示されるように画素データb(1,
0)がサイドレジスタSR(4,−1)からプロセッサ
エレメントPE(4,0)に、画素データb(1,1)
がプロセッサメレメントPE(4,0)から第2中間レ
ジスタIR2(4,1)に、画素データb(1,2)が
第2中間レジスタIR2(4,1)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(1,3)がプ
ロセッサエレメントPE(4,2)から第2中間レジス
タIR2(4,3)に、画素データb(1,4)が第2
中間レジスタIR2(4,3)からプロセッサエレメン
トPE(4,4)に、画素データb(1,5)がプロセ
ッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタSR
(4,5)に、それぞれ伝送される。
【0178】次いで、パルス信号CK1の7パルス目ま
でに、画素データb(2,0)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(2,1)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(2,2)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(2,3)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(2,4)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(2,5)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0179】次いで、パルス信号CK1の7パルス目に
同期して、図33に示されるように画素データb(0,
0)が第1中間レジスタIR1(3,0)からプロセッ
サエレメントPE(2,0)に、画素データb(0,
1)が第1中間レジスタIR1(3,1)から第2中間
レジスタIR2(2,1)に、画素データb(0,2)
が第1中間レジスタIR1(3,2)からプロセッサエ
レメントPE(2,2)に、画素データb(0,3)が
第1中間レジスタIR1(3,3)から第2中間レジス
タIR2(2,3)に、画素データb(0,4)が第1
中間レジスタIR1(3,4)からプロセッサエレメン
トPE(2,4)に、画素データb(0,5)が第1中
間レジスタIR1(3,5)からサイドレジスタSR
(2,5)に、それぞれ伝送され、画素データb(1,
0)がプロセッサエレメントPE(4,0)から第1中
間レジスタIR1(3,0)に、画素データb(1,
1)が第2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間
レジスタIR1(3,1)に、画素データb(1,2)
がプロセッサエレメントPE(4,2)から第1中間レ
ジスタIR1(3,2)に、画素データb(1,3)が
第2中間レジスタIR2(4,3)から第1中間レジス
タIR1(3,3)に、画素データb(1,4)がプロ
セッサエレメントPE(4,4)から第1中間レジスタ
IR1(3,4)に、画素データb(1,5)がサイド
レジスタSRD1(4,5)から第1中間レジスタIR
1(3,5)に、それぞれ伝送され、画素データb
(2,0)が入力レジスタRE(5,−1)からサイド
レジスタSR(4,−1)に、画素データb(2,1)
が入力レジスタRE(5,0)からプロセッサエレメン
トPE(4,0)に、画素データb(2,2)が入力レ
ジスタRE(5,1)から第2中間レジスタIR2
(4,1)に、画素データb(2,3)が入力レジスタ
RE(5,2)からプロセッサエレメントPE(4,
2)に、画素データb(2,4)が入力レジスタRE
(5,3)から第2中間レジスタIR2(4,3)に、
画素データb(2,5)が入力レジスタRE(5,4)
からプロセッサエレメントPE(4,4)に、それぞれ
伝送される。
【0180】次いで、パルス信号CK1の8パルス目ま
でに、画素データb(2,3)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(2,4)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(2,5)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(3,0)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(3,1)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(3,2)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0181】次いで、パルス信号CK1の8パルス目に
同期して、図34に示されるように画素データb(0,
0)がプロセッサエレメントPE(2,0)からサイド
レジスタSR(2,−1)に、画素データb(0,1)
が第2中間レジスタIR2(2,1)からプロセッサエ
レメントPE(2,0)に、画素データb(0,2)が
プロセッサメレメントPE(2,2)から第2中間レジ
スタIR2(2,1)に、画素データb(0,3)が第
2中間レジスタIR2(2,3)からプロセッサエレメ
ントPE(2,2)に、画素データb(0,4)がプロ
セッサエレメントPE(2,4)から第2中間レジスタ
IR2(2,3)に、画素データb(0,5)がサイド
レジスタSR(2,5)からプロセッサエレメントPE
(2,4)に、それぞれ伝送され、画素データb(2,
0)がサイドレジスタSR(4,−1)からプロセッサ
エレメントPE(4,0)に、画素データb(2,1)
がプロセッサメレメントPE(4,0)から第2中間レ
ジスタIR2(4,1)に、画素データb(2,2)が
第2中間レジスタIR2(4,1)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(2,3)がプ
ロセッサエレメントPE(4,2)から第2中間レジス
タIR2(4,3)に、画素データb(2,4)が第2
中間レジスタIR2(4,3)からプロセッサエレメン
トPE(4,4)に、画素データb(2,5)がプロセ
ッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタSR
(4,5)に、それぞれ伝送される。
【0182】次いで、パルス信号CK1の9パルス目ま
でに、画素データb(3,0)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(3,1)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(3,2)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(3,3)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(3,4)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(3,5)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0183】次いで、パルス信号CK1の9パルス目に
同期して、図35に示されるように画素データb(0,
0)がサイドレジスタSR(2,−1)から第1中間レ
ジスタIR1(1,−1)に、画素データb(0,1)
がプロセッサエレメントPE(2,0)から第1中間レ
ジスタIR1(1,0)に、画素データb(0,2)が
第2中間レジスタIR2(2,1)から第1中間レジス
タIR1(1,1)に、画素データb(0,3)がプロ
セッサエレメントPE(2,2)から第1中間レジスタ
IR1(1,2)に、画素データb(0,4)が第2中
間レジスタIR2(2,3)から第1中間レジスタIR
1(1,3)に、画素データb(0,5)がプロセッサ
エレメントPE(2,4)から第1中間レジスタIR1
(1,4)に、それぞれ伝送され、画素データb(1,
0)が第1中間レジスタIR1(3,0)からプロセッ
サエレメントPE(2,0)に、画素データb(1,
1)が第1中間レジスタIR1(3,1)から第2中間
レジスタIR2(2,1)に、画素データb(1,2)
が第1中間レジスタIR1(3,2)からプロセッサエ
レメントPE(2,2)に、画素データb(1,3)が
第1中間レジスタIR1(3,3)から第2中間レジス
タIR2(2,3)に、画素データb(1,4)が第1
中間レジスタIR1(3,4)からプロセッサエレメン
トPE(2,4)に、画素データb(1,5)が第1中
間レジスタIR1(3,5)からサイドレジスタSR
(2,5)に、それぞれ伝送され、画素データb(2,
0)がプロセッサエレメントPE(4,0)から第1中
間レジスタIR1(3,0)に、画素データb(2,
1)が第2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間
レジスタIR1(3,1)に、画素データb(2,2)
がプロセッサエレメントPE(4,2)から第1中間レ
ジスタIR1(3,2)に、画素データb(2,3)が
第2中間レジスタIR2(4,3)から第1中間レジス
タIR1(3,3)に、画素データb(2,4)がプロ
セッサエレメントPE(4,4)から第1中間レジスタ
IR1(3,4)に、画素データb(2,5)がサイド
レジスタSR(4,5)から第1中間レジスタIR1
(3,5)に、それぞれ伝送され、画素データb(3,
0)が入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジス
タSR(4,−1)に、画素データb(3,1)が入力
レジスタRE(5,0)からプロセッサエレメントPE
(4,0)に、画素データb(3,2)が入力レジスタ
RE(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)
に、画素データb(3,3)が入力レジスタRE(5,
2)からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素
データb(3,4)が入力レジスタRE(5,3)から
第2中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb
(3,5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッ
サエレメントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0184】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の9パルス目に同期
して、図示しないデータ入力手段から、画素データa
(0,0)がフリップフロップ110に入力される。次
いで、パルス信号CK1の10パルス目までに、画素デ
ータb(3,3)が入力レジスタRE(5,2)から入
力レジスタRE(5,−1)に伝送され、画素データb
(3,4)が入力レジスタRE(5,3)から入力レジ
スタRE(5,0)に伝送され、画素データb(3,
5)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジスタR
E(5,1)に伝送され、画素データb(4,0)がサ
ーチウインドウデータ出力ユニット200から入力レジ
スタRE(5,2)に伝送され、画素データb(4,
1)がサーチウインドウデータ出力ユニット200から
入力レジスタRE(5,3)に伝送され、画素データb
(4,2)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,4)に入力される。
【0185】次いで、パルス信号CK1の10パルス目
に同期して、図36に示されるように画素データb
(1,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)から
サイドレジスタSR(2,−1)に、画素データb
(1,1)が第2中間レジスタIR2(2,1)からプ
ロセッサエレメントPE(2,0)に、画素データb
(1,2)がプロセッサメレメントPE(2,2)から
第2中間レジスタIR2(2,1)に、画素データb
(1,3)が第2中間レジスタIR2(2,3)からプ
ロセッサエレメントPE(2,2)に、画素データb
(1,4)がプロセッサエレメントPE(2,4)から
第2中間レジスタIR2(2,3)に、画素データb
(1,5)がサイドレジスタSR(2,5)からプロセ
ッサエレメントPE(2,4)に、それぞれ伝送され、
画素データb(3,0)がサイドレジスタSR(4,−
1)からプロセッサエレメントPE(4,0)に、画素
データb(3,1)がプロセッサメレメントPE(4,
0)から第2中間レジスタIR2(4,1)に、画素デ
ータb(3,2)が第2中間レジスタIR2(4,1)
からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素デー
タb(3,3)がプロセッサエレメントPE(4,2)
から第2中間レジスタIR2(4,3)に、画素データ
b(3,4)が第2中間レジスタIR2(4,3)から
プロセッサエレメントPE(4,4)に、画素データb
(3,5)がプロセッサエレメントPE(4,4)から
サイドレジスタSR(4,5)に、それぞれ伝送され
る。
【0186】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の10パルス目に同
期して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ
110からフリップフロップ120に入力され、データ
入力手段から画素データa(0,1)がフリップフロッ
プ110に入力される。次いで、パルス信号CK1の1
1パルス目までに、画素データb(4,0)が入力レジ
スタRE(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(4,1)が入力レジスタR
E(5,3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(4,2)が入力レジスタRE(5,
4)から入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素
データb(4,3)がサーチウインドウデータ出力ユニ
ット200から入力レジスタRE(5,2)に伝送さ
れ、画素データb(4,4)がサーチウインドウデータ
出力ユニット200から入力レジスタRE(5,3)に
伝送され、画素データb(4,5)がサーチウインドウ
データ出力ユニット200から入力レジスタRE(5,
4)に入力される。
【0187】次いで、パルス信号CK1の11パルス目
に同期して、図37に示されるように画素データb
(0,0)が第1中間レジスタIR1(1,−1)から
サイドレジスタSR(0,−1)に、画素データb
(0,1)が第1中間レジスタIR1(1,0)からプ
ロセッサエレメントPE(0,0)に、画素データb
(0,2)が第1中間レジスタIR1(1,1)から第
2中間レジスタIR2(0,1)に、画素データb
(0,3)が第1中間レジスタIR1(1,2)からプ
ロセッサエレメントPE(0,2)に、画素データb
(0,4)が第1中間レジスタIR1(1,3)から第
2中間レジスタIR2(0,3)に、画素データb
(0,5)が第1中間レジスタIR1(1,4)からプ
ロセッサエレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(1,0)がサイドレジスタSR
(2,−1)から第1中間レジスタIR1(1,−1)
に、画素データb(1,1)がプロセッサエレメントP
E(2,0)から第1中間レジスタIR1(1,0)
に、画素データb(1,2)が第2中間レジスタIR2
(2,1)から第1中間レジスタIR1(1,1)に、
画素データb(1,3)がプロセッサエレメントPE
(2,2)から第1中間レジスタIR1(1,2)に、
画素データb(1,4)が第2中間レジスタIR2
(2,3)から第1中間レジスタIR1(1,3)に、
画素データb(1,5)がプロセッサエレメントPE
(2,4)から第1中間レジスタIR1(1,4)に、
それぞれ伝送され、画素データb(2,0)が第1中間
レジスタIR1(3,0)からプロセッサエレメントP
E(2,0)に、画素データb(2,1)が第1中間レ
ジスタIR1(3,1)から第2中間レジスタIR1
(2,1)に、画素データb(2,2)が第1中間レジ
スタIR1(3,2)からプロセッサエレメントPE
(2,2)に、画素データb(2,3)が第1中間レジ
スタIR1(3,3)から第2中間レジスタIR2
(2,3)に、画素データb(2,4)が第1中間レジ
スタIR1(3,4)からプロセッサエレメントPE
(2,4)に、画素データb(2,5)が第1中間レジ
スタIR1(3,5)からサイドレジスタSR(2,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(3,0)が
プロセッサエレメントPE(4,0)から第1中間レジ
スタIR1(3,0)に、画素データb(3,1)が第
2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間レジスタ
IR1(3,1)に、画素データb(3,2)がプロセ
ッサエレメントPE(4,2)から第1中間レジスタI
R1(3,2)に、画素データb(3,3)が第2中間
レジスタIR2(4,3)から第1中間レジスタIR1
(3,3)に、画素データb(3,4)がプロセッサエ
レメントPE(4,4)から第1中間レジスタIR1
(3,4)に、画素データb(3,5)がサイドレジス
タSR(4,5)から第1中間レジスタIR1(3,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(4,0)が
入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジスタSR
(4,−1)に、画素データb(4,1)が入力レジス
タRE(5,0)からプロセッサエレメントPE(4,
0)に、画素データb(4,2)が入力レジスタRE
(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)に、
画素データb(4,3)が入力レジスタRE(5,2)
からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素デー
タb(4,4)が入力レジスタRE(5,3)から第2
中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb(4,
5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッサエレ
メントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0188】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の11パルス目に同
期して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ
120からフリップフロップ130およびフリップフロ
ップ140に入力され、画素データa(0,1)が、フ
リップフロップ110からフリップフロップ120およ
びフリップフロップ150に入力され、データ入力手段
から、画素データa(1,0)がフリップフロップ11
0に入力される。
【0189】次いで、パルス信号CK1の12パルス目
までに、画素データb(4,3)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(4,4)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(4,5)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(5,0)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(5,1)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(5,2)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0190】次いで、パルス信号CK1の12パルス目
に同期して、図38に示されるように画素データb
(0,0)がサイドレジスタSR(0,−1)からプロ
セッサエレメントPE(0,0)に、画素データb
(0,1)がプロセッサメレメントPE(0,0)から
第2中間レジスタIR2(0,1)に、画素データb
(0,2)が第2中間レジスタIR2(0,1)からプ
ロセッサエレメントPE(0,2)に、画素データb
(0,3)がプロセッサエレメントPE(0,2)から
第2中間レジスタIR2(0,3)に、画素データb
(0,4)が第2中間レジスタIR2(0,3)からプ
ロセッサエレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(2,0)がプロセッサエレメントP
E(2,0)からサイドレジスタSR(2,−1)に、
画素データb(2,1)が第2中間レジスタIR2
(2,1)からプロセッサエレメントPE(2,0)
に、画素データb(2,2)がプロセッサメレメントP
E(2,2)から第2中間レジスタIR2(2,1)
に、画素データb(2,3)が第2中間レジスタIR2
(2,3)からプロセッサエレメントPE(2,2)
に、画素データb(2,4)がプロセッサエレメントP
E(2,4)から第2中間レジスタIR2(2,3)
に、画素データb(2,5)がサイドレジスタSR
(2,5)からプロセッサエレメントPE(2,4)
に、それぞれ伝送され、画素データb(4,0)がサイ
ドレジスタSR(4,−1)からプロセッサエレメント
PE(4,0)に、画素データb(4,1)がプロセッ
サメレメントPE(4,0)から第2中間レジスタIR
2(4,1)に、画素データb(4,2)が第2中間レ
ジスタIR2(4,1)からプロセッサエレメントPE
(4,2)に、画素データb(4,3)がプロセッサエ
レメントPE(4,2)から第2中間レジスタIR2
(4,3)に、画素データb(4,4)が第2中間レジ
スタIR2(4,3)からプロセッサエレメントPE
(4,4)に、画素データb(4,5)がプロセッサエ
レメントPE(4,4)からサイドレジスタSR(4,
5)に、それぞれ伝送される。
【0191】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の12パルス目に同
期して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ
140からフリップフロップ150に入力され、画素デ
ータa(0,1)が、フリップフロップ120からフリ
ップフロップ130に入力され、画素データa(1,
0)が、フリップフロップ110からフリップフロップ
120に入力され、データ入力手段から、画素データa
(1,1)がフリップフロップ110に入力される。
【0192】次いで、パルス信号CK1の13パルス目
までに、画素データb(5,0)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(5,1)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(5,2)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(5,3)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(5,4)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(5,5)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0193】次いで、パルス信号CK1の13パルス目
に同期して、図39に示されるように画素データb
(1,0)が第1中間レジスタIR1(1,−1)から
サイドレジスタSR(0,−1)に、画素データb
(1,1)が第1中間レジスタIR1(1,0)からプ
ロセッサエレメントPE(0,0)に、画素データb
(1,2)が第1中間レジスタIR1(1,1)から第
2中間レジスタIR2(0,1)に、画素データb
(1,3)が第1中間レジスタIR1(1,2)からプ
ロセッサエレメントPE(0,2)に、画素データb
(1,4)が第1中間レジスタIR1(1,3)から第
2中間レジスタIR2(0,3)に、画素データb
(1,5)が第1中間レジスタIR1(1,4)からプ
ロセッサエレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(2,0)がサイドレジスタSR
(2,−1)から第1中間レジスタIR1(1,−1)
に、画素データb(2,1)がプロセッサエレメントP
E(2,0)から第1中間レジスタIR1(1,0)
に、画素データb(2,2)が第2中間レジスタIR2
(2,1)から第1中間レジスタIR1(1,1)に、
画素データb(2,3)がプロセッサエレメントPE
(2,2)から第1中間レジスタIR1(1,2)に、
画素データb(2,4)が第2中間レジスタIR2
(2,3)から第1中間レジスタIR1(1,3)に、
画素データb(2,5)がプロセッサエレメントPE
(2,4)から第1中間レジスタIR1(1,4)に、
それぞれ伝送され、画素データb(3,0)が第1中間
レジスタIR1(3,0)からプロセッサエレメントP
E(2,0)に、画素データb(3,1)が第1中間レ
ジスタIR1(3,1)から第2中間レジスタIR1
(2,1)に、画素データb(3,2)が第1中間レジ
スタIR1(3,2)からプロセッサエレメントPE
(2,2)に、画素データb(3,3)が第1中間レジ
スタIR1(3,3)から第2中間レジスタIR2
(2,3)に、画素データb(3,4)が第1中間レジ
スタIR1(3,4)からプロセッサエレメントPE
(2,4)に、画素データb(3,5)が第1中間レジ
スタIR1(3,5)からサイドレジスタSR(2,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(4,0)が
プロセッサエレメントPE(4,0)から第1中間レジ
スタIR1(3,0)に、画素データb(4,1)が第
2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間レジスタ
IR1(3,1)に、画素データb(4,2)がプロセ
ッサエレメントPE(4,2)から第1中間レジスタI
R1(3,2)に、画素データb(4,3)が第2中間
レジスタIR2(4,3)から第1中間レジスタIR1
(3,3)に、画素データb(4,4)がプロセッサエ
レメントPE(4,4)から第1中間レジスタIR1
(3,4)に、画素データb(4,5)がサイドレジス
タSR(4,5)から第1中間レジスタIR1(3,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(5,0)が
入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジスタSR
(4,−1)に、画素データb(5,1)が入力レジス
タRE(5,0)からプロセッサエレメントPE(4,
0)に、画素データb(5,2)が入力レジスタRE
(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)に、
画素データb(5,3)が入力レジスタRE(5,2)
からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素デー
タb(5,4)が入力レジスタRE(5,3)から第2
中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb(5,
5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッサエレ
メントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0194】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の13パルス目に同
期して、画素データa(1,0)が、フリップフロップ
120からフリップフロップ130およびフリップフロ
ップ140に入力され、画素データa(1,1)が、フ
リップフロップ110からフリップフロップ120およ
びフリップフロップ150に入力され、データ入力手段
から、画素データa(2,0)がフリップフロップ11
0に入力される。
【0195】次いで、パルス信号CK1の14パルス目
までに、画素データb(5,3)が入力レジスタRE
(5,2)から入力レジスタRE(5,−1)に伝送さ
れ、画素データb(5,4)が入力レジスタRE(5,
3)から入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素
データb(5,5)が入力レジスタRE(5,4)から
入力レジスタRE(5,1)に伝送され、画素データb
(6,0)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素デ
ータb(6,1)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、
画素データb(6,2)がサーチウインドウデータ出力
ユニット200から入力レジスタRE(5,4)に入力
される。
【0196】次いで、パルス信号CK1の14パルス目
に同期して、図40に示されるように画素データb
(1,0)がサイドレジスタSR(0,−1)からプロ
セッサエレメントPE(0,0)に、画素データb
(1,1)がプロセッサメレメントPE(0,0)から
第2中間レジスタIR2(0,1)に、画素データb
(1,2)が第2中間レジスタIR2(0,1)からプ
ロセッサエレメントPE(0,2)に、画素データb
(1,3)がプロセッサエレメントPE(0,2)から
第2中間レジスタIR2(0,3)に、画素データb
(1,4)が第2中間レジスタIR2(0,3)からプ
ロセッサエレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(3,0)がプロセッサエレメントP
E(2,0)からサイドレジスタSR(2,−1)に、
画素データb(3,1)が第2中間レジスタIR2
(2,1)からプロセッサエレメントPE(2,0)
に、画素データb(3,2)がプロセッサメレメントP
E(2,2)から第2中間レジスタIR2(2,1)
に、画素データb(3,3)が第2中間レジスタIR2
(2,3)からプロセッサエレメントPE(2,2)
に、画素データb(3,4)がプロセッサエレメントP
E(2,4)から第2中間レジスタIR2(2,3)
に、画素データb(3,5)がサイドレジスタSR
(2,5)からプロセッサエレメントPE(2,4)
に、それぞれ伝送され、画素データb(5,0)がサイ
ドレジスタSR(4,−1)からプロセッサエレメント
PE(4,0)に、画素データb(5,1)がプロセッ
サメレメントPE(4,0)から第2中間レジスタIR
2(4,1)に、画素データb(5,2)が第2中間レ
ジスタIR2(4,1)からプロセッサエレメントPE
(4,2)に、画素データb(5,3)がプロセッサエ
レメントPE(4,2)から第2中間レジスタIR2
(4,3)に、画素データb(5,4)が第2中間レジ
スタIR2(4,3)からプロセッサエレメントPE
(4,4)に、画素データb(5,5)がプロセッサエ
レメントPE(4,4)からサイドレジスタSR(4,
5)に、それぞれ伝送される。
【0197】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の14パルス目に同
期して、画素データa(1,0)が、フリップフロップ
140からフリップフロップ150に入力され、画素デ
ータa(1,1)が、フリップフロップ120からフリ
ップフロップ130に入力され、画素データa(2,
0)が、フリップフロップ110からフリップフロップ
120に入力され、データ入力手段から、画素データa
(2,1)がフリップフロップ110に入力される。
【0198】一方、パルス信号CK1の11パルス目の
アップエッヂと12パルス目のアップエッヂの間の期間
k、12パルス目のアップエッヂと13パルス目のアッ
プエッヂの間の期間l、13パルス目のアップエッヂと
14パルス目のアップエッヂの間の期間m、並びに、1
4パルス目のアップエッヂと15パルス目のアップエッ
ヂの間の期間nにおいて、各プロセッサエレエントPE
(x,y)の各素子では、以下の演算がなされている。
【0199】すなわち、期間kにおいては、図37に示
すように、各画素データb(0,1)、b(0,3)、
b(0,5)、b(2,0)、b(2,2)、b(2,
4)、b(4,1)、b(4,3)およびb(4,5)
が、各プロセッサエレメントのセレクタ1010および
フリップフロップ1020を経由して、それぞれ記載順
に対応するプロセッサエレエントPE(0,0)、PE
(0,2)、PE(0,4)、PE(2,0)、PE
(2,2)、PE(2,4)、PE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)の減算器1030に第1デ
ータ入力端子Aを介して入力される。すなわち、奇数列
の各プロセッサエレメントPE(x,y)には、b
(x,y+1)が入力され、偶数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)には、b(x,y)が入力され
る。
【0200】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現符号化ブロックの画素データa(0,1)
が、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器1
030に第2データ入力端子Bを介して入力され、偶数
列の各プロセッサエレメントでは現符号化ブロックの画
素データa(0,0)が、各プロセッサエレメントPE
(x,y)の減算器1030に第2データ入力端子Bを
介して入力される。
【0201】これにより、奇数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、減算器1030により b(x,y+1)−a(0,1) が演算され、偶数列の各プロセッサエレメント(x、
y)では、 b(x,y)−a(0,0) が演算されて、正数変換器1040により、 (奇数) |b(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |b(x,y)-a(0,0)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転素子1090には、信号入力端子を介して信号LD
が入力される。この信号LDが期間kの前の期間jにお
いて、1を表わす信号を出力するため、反転素子109
0から信号出力端子を介して、0を表わす信号が出力さ
れる。この信号が論理積素子1100に信号入力端子A
を介して入力されるため、データ入力端子B側から入力
されるデータにかかわらず、データ出力端子Yを介して
データ0が出力され、加算器1050にデータ入力端子
Bを介して0が入力される。よって、加算器1050で
は、第1データ入力端子Aを介して入力される上記デー
タと第2入力端子Bを介して入力される0とが加算さ
れ、 (奇数) |b(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |b(x,y)-a(0,0)| がフリップフロップ1060に入力される。
【0202】期間lにおいて、奇数列の各プロセッサエ
レメントPE(x,y)の減算器1030には、第1デ
ータ入力端子Aを介して、図1における上側の第2中間
レジスタIR2(x,y−1)のデータ出力端子、ある
いは、サイドレジスタSR(x,y−1)のデータ出力
端子を介してb(x,y)が入力され、また、各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の減算器1030には、
第2データ入力端子Bを介して、現符号化ブロックの画
素データa(0,0)が入力される。偶数列の各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の減算器1030には、
第1データ入力端子Aを介して、下側の第2中間レジス
タIR2(x,y+1)の出力端子、あるいは、サイド
レジスタSR(x,y+1)のデータ出力端子を介し
て、b(x,y+1)が入力され、また、各プロセッサ
エレメントPE(x,y)の減算器1030には、第2
データ入力端子Bを介して、現符号化ブロックの画素デ
ータa(0,1)が入力される。
【0203】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器1030により b(x,y)−a(0,0) が演算され、偶数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、 b(x,y+1)−a(0,1) が演算されて、正数変換器1040により (奇数) |b(x,y)-a(0,0)| (偶数) |b(x,y+1)-a(0,1)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器1050には、第2
データ入力端子Bを介して、期間kにおいて計算された
上記値がフリップフロップ1060より論理積素子11
00を通して入力される。加算器1050では、上記二
つのデータが加算され、 が算出されて、フリップフロップ1060に入力され
る。
【0204】期間mにおいて、奇数列の各プロセッサエ
レメントPE(x,y)の減算器1030には、第1デ
ータ入力端子Aを介して、図1における右側の第1中間
レジスタIR1(x+1,y)のデータ出力端子、ある
いは、入力レジスタRE(x+1,y)のデータ出力端
子を介してb(x+1,y+1)が入力され、また、各
プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器1030
には、第2データ入力端子Bを介して、現符号化ブロッ
クの画素データa(1,1)が入力される。偶数列の各
プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器1030
には、第1データ入力端子Aを介して、右側の第1中間
レジスタIR1(x+1,y)のデータ出力端子を介し
てb(x+1,y)が入力され、また、各プロセッサエ
レメントPE(x,y)の減算器1030には、第2デ
ータ入力端子Bを介して、現符号化ブロックの画素デー
タa(1,0)が入力される。
【0205】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器1030により b(x+1,y+1)−a(1,1) が演算され、偶数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器1030により b(x+1,y)−a(1,0) が演算されて、正数変換器1040により (奇数) |b(x+1,y+1)-a(1,1)| (偶数) |b(x+1,y)-a(1,0)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器1050には第2データ入
力端子Bを介して、期間lにおいて計算された上記値が
フリップフロップ1060より論理積素子1100を介
して入力される。加算器1050では、上記2つのデー
タが加算され、 が算出されて、フリップフロップ1060に入力され
る。
【0206】期間nにおいて、奇数列の各プロセッサエ
レメントPE(x,y)の減算器1030には第1デー
タ入力端子Aを介して、図1における上側の第1中間レ
ジスタIR1(x,y−1)のデータ出力端子、あるい
は、サイドレジスタSR(x,y−1)のデータ出力端
子を介してb(x+1,y)が入力され、また、各プロ
セッサエレメントPE(x,y)の減算器1030には
第2データ入力端子Bを介して、現符号化ブロックの画
素データa(1,0)が入力される。偶数列の各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の減算器1030には第
1データ入力端子Aを介して、下側の第2中間レジスタ
IR2(x,y+1)の出力端子、あるいは、サイドレ
ジスタSR(x,y+1)のデータ出力端子を介して、
b(x+1,y+1)が入力され、また、各プロセッサ
エレメントPE(x,y)の減算器1030には、第2
データ入力端子Bを介して、現符号化ブロックの画素デ
ータa(1,1)が入力される。
【0207】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器1030により b(x+1,y)−a(1,0) が演算され、偶数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器1030により b(x+1,y+1)−a(1,1) が演算されて、正数変換器1040により (奇数) |b(x+1,y)-a(1,0)| (偶数) |b(x+1,y+1)-a(1,1)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器1050には、第2
データ入力端子Bを介して、期間mにおいて計算された
上記値がフリップフロップ1060より論理積素子11
00を介して入力される。加算器1050では、上記2
つのデータが加算され、 (奇数) |b(x,y+1)-a(0,1)| + |b(x,y)-a(0,0)| + |b(x+1,y+1)-a(1,1)| + |b(x+1,y)-a(1,0)| ・・・(Q1) (偶数) |b(x,y)-a(0,0)| + |b(x,y+1)-a(0,1)| + |b(x+1,y)-a(1,0)| + |b(x+1,y+1)-a(1,1)| ・・・(Q2) が算出される。
【0208】期間nの間に発せられるパルス信号LDに
同期して、セレクタ1070のデータ出力端子Yがフリ
ップフロップ1060のデータ出力端子にラッチされ、
パルス信号CK1の15パルス目、すなわち、パルス信
号CK2に同期して、加算器1050の上記算出結果が
各プロセッサエレエントPE(x,y)の出力端子DL
oから出力される。例えば、プロセッサエレエントPE
(2,2)の出力端子DLoから出力されるデータは、 である。
【0209】ここで、上記式(Q2)は、図2〜図4に
示された前符号化画像Pbの前符号化候補ブロック60
aおよび70aと、現符号化画像Paの現符号化ブロッ
ク50とのディストーションを表す式である。また、奇
数列のプロセッサエレメントPE(x,y)から出力さ
れる上記式(Q1)は、変形すると偶数列のプロセッサ
エレメントPE(x,y)から出力される上記式(Q
2)と同等であるので、奇数列のプロセッサエレメント
PE(x,y)と偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)は、いずれも各ディストーションを表わすデ
ータを出力する。
【0210】したがって、各プロセッサエレエントPE
(x,y)で、図3のハッチングされている画素位置が
現符号化ブロックの画素a(0,0)と対応する前符号
化候補ブロック60aの全て、本実施例では9個の前符
号化候補ブロック60aのそれぞれと、現符号化ブロッ
ク50との各ディストーションが算出されたことにな
る。
【0211】次に、パルス信号CK2の15パルス目に
同期して、プロセッサエレエントPE(0,0)、PE
(0,2)、PE(0,4)で算出された上記ディスト
ーションは、プロセッサエレエントの出力端子DLoを
介して候補ブロック特定ユニット400の比較器410
に各データ入力端子A0、A1、A2を介して、それぞ
れ入力される。このとき、各プロセッサエレエントPE
(x,y)のセレクタ1070は、第1データ入力端子
Bを選択しているため、プロセッサエレエントPE
(2,0)、PE(2,2)、PE(2,4)、PE
(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4)で算出さ
れた上記ディストーションは、パルス信号CK2の15
パルス目に同期して、図1における左隣の各プロセッサ
エレエントにそれぞれ伝送される。
【0212】パルス信号CK2の16パルス目に同期し
て、今度はプロセッサエレエントPE(2,0)、PE
(2,2)、PE(2,4)で算出された上記ディスト
ーションが、PE(0,0)、PE(0,2)、PE
(0,4)から候補ブロック特定ユニット400の比較
器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介し
て、それぞれ入力される。また、PE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)で算出された上記ディスト
ーションは、PE(2,0)、PE(2,2)、PE
(2,4)から、PE(0,0)、PE(0,2)、P
E(0,4)にそれぞれ伝送される。
【0213】パルス信号CK2の17パルス目に同期し
て、今度はプロセッサエレエントPE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)で算出された上記ディスト
ーションが、PE(0,0)、PE(0,2)、PE
(0,4)から候補ブロック特定ユニット400の比較
器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介し
て、それぞれ入力される。
【0214】候補ブロック特定ユニット400では、比
較器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介し
て、ディストーション算出ユニット1000の各プロセ
ッサエレメントによって求められたそれぞれのディスト
ーションが入力される。以下の説明では、信号の表わす
2値を”0”と”1”とし、また、各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)から算出されたディストーションを
D(x,y)として説明する。
【0215】まず、期間nにおいて、パルス信号LDに
同期して、論理和素子500に信号入力端子Aを介して
信号1が入力されるため、データ入力端子Bに入力され
る値に関係なく、データ出力端子Yを介して1が出力さ
れ、最大値が出力されたことになる。また、カウンタ4
80に信号入力端子CLを介して、パルス信号LDに同
期して入力された信号により、カウンタ480からカウ
ント出力端子Qnを介して出力される出力カウントが0
にリセットされる。
【0216】次に、パルス信号CK2の15パルス目に
同期して、D(0,0)、D(0,2)、D(0,4)
が、比較器410にデータ入力端子A0、A1、A2を
介してそれぞれ入力される。比較器410では、データ
入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力された
データが比較され、その中から最も小さいディストーシ
ョンが選択されて、データ出力端子Yを介して最小のデ
ィストーションが出力され、最小のディストーションに
対応するデータ入力端子をLMVyとし、0、1または
2をデータ出力端子Mを介して出力する。本実施例で
は、図9に示されるように最小のディストーションはD
(0,0)であり、LMVyは0である。
【0217】フリップフロップ450では、パルス信号
CK2のパルスに同期して、保持しているデータをデー
タ出力端子を介して出力されるが、論理和素子500で
は、信号入力端子Aを介して上記期間nでセットされた
1がセットされているので、データ入力端子Bを介して
入力されているデータによらずにデータ出力端子Yを介
してすべて1のデータ、すなわち、最大値のデータが出
力される。
【0218】比較器430では、第1データ入力端子A
を介して入力されたD(0,0)と、第2データ入力端
子Bを介して入力された上記最大値のデータを比較し、
D(0,0)の方が小さいため信号出力端子を介して1
を出力する。セレクタ440では、信号入力端子Sを介
して1が入力されるため、データ入力端子Aを介して入
力されているD(0,0)がデータ出力端子Yを介して
出力され、フリップフロップ450に入力される。カウ
ンタ480では、CK2のパルス信号に同期して、上記
期間nでリセットされたデータ0がカウント出力端子Q
nを介してCTxとして出力される。
【0219】次に、CK2のダウンエッヂに同期して、
反転素子460から信号出力端子を介して信号1が出力
され、論理積素子470に信号入力端子Bを介して入力
され、論理積素子470の信号入力端子AおよびBの入
力信号を介して入力される信号がともに1となるため、
信号出力端子Yを介して1が出力される。フリップフロ
ップ420では、論理積素子470から信号出力端子Y
を介して出力された信号1に同期して、入力データLM
Vyすなわち0をデータ出力端子を介してMyとして0
を出力させる。換算テーブル510では、データ入力端
子を介して入力されたデータMyすなわち0を動きベク
トルに換算し、データ出力端子を介して−2を出力す
る。
【0220】フリップフロップ490では、論理積素子
470から信号出力端子Yを介して出力された信号1に
同期して、入力データCTxすなわち0をデータ出力端
子を介してMxとして0を出力させる。換算テーブル5
20では、データ入力端子を介して入力されたデータM
xすなわち0を動きベクトルに換算し、データ出力端子
を介して−2を出力する。
【0221】次に、パルス信号CK2の16パルス目に
同期して、D(2,0)、D(2,2)、D(2,4)
が、比較器410にデータ入力端子A0、A1、A2を
介してそれぞれ入力される。比較器410では、データ
入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力された
データが比較され、その中で最も小さいディストーショ
ンD(2,4)がデータ出力端子Yを介して出力され、
D(2,4)が入力されたデータ入力端子A2を表わす
2を、データ出力端子Mを介して出力させる。
【0222】フリップフロップ450では、パルス信号
CK2のパルスに同期して、D(0,0)がデータ出力
端子を介して出力され、論理和素子500では、第1信
号入力端子Aを介して入力されている信号が0なので、
第2データ入力端子Bを介して入力されているデータD
(0,0)をそのままデータ出力端子Yを介して出力さ
せる。
【0223】比較器430では、第1データ入力端子A
を介して入力されたD(2,4)と、第2データ入力端
子Bを介して入力されたD(0,0)を比較し、D
(0,0)の方が小さいため信号出力端子を介して0を
出力する。セレクタ440では、信号入力端子Sを介し
て0が入力されるため、データ入力端子Bを介して入力
されているD(0,0)がデータ出力端子Yを介して出
力され、フリップフロップ450に入力される。
【0224】カウンタ480では、CK2のパルス信号
に同期して、カウンタ出力端子Qnを介してCTxとし
て1が出力される。次に、CK2のダウンエッヂに同期
して、反転素子460の信号出力端子を介して信号1が
出力され、論理積素子470に信号入力端子Bを介して
入力されるが、信号入力端子Aを介して入力信号0が入
力されるため、信号出力端子Yを介して0が出力され
る。
【0225】フリップフロップ420では、信号入力端
子を介して入力される信号が0なので、Myの値を保持
する。また、フリップフロップ490でも、信号入力端
子を介して入力される信号が0なので、Mxの値を保持
する。次に、パルス信号CK2の17パルス目に同期し
て、D(4,0)、D(4,2)、D(4,4)が、比
較器410にデータ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力される。比較器410では、データ入力端
子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力されたデータ
が比較され、その中で最も小さいディストーションD
(4,2)がデータ出力端子Yを介して出力され、D
(4,2)が入力されたデータ入力端子A1を表わす1
をデータ出力端子Mを介して出力させる。
【0226】フリップフロップ450では、パルス信号
CK2のパルスに同期して、D(0,0)がデータ出力
端子を介して出力され、論理和素子500では、第1信
号入力端子Aを介して入力されている信号が0なので、
第2データ入力端子Bを介して入力されているデータD
(0,0)をそのままデータ出力端子Yに出力させる。
【0227】比較器430では、第1データ入力端子A
を介して入力されたD(4,2)と、第2データ入力端
子Bを介して入力されたD(0,0)を比較し、D
(4,2)の方が小さいため信号出力端子を介して1を
出力する。セレクタ440では、信号入力端子Sを介し
て1が入力されるため、データ入力端子Bを介して入力
されているD(4,2)がデータ出力端子Yを介して出
力され、フリップフロップ450に入力される。
【0228】カウンタ480では、CK2のパルス信号
に同期して、カウンタ出力端子Qnを介してCTxとし
て2が出力される。次に、CK2のダウンエッヂに同期
して、反転素子460から信号出力端子を介して信号1
が出力され、論理積素子470に信号入力端子Bを介し
て入力され、論理積素子470の信号入力端子Aおよび
Bを介して入力される信号がともに1となるため、信号
出力端子Yを介して1が出力される。
【0229】フリップフロップ420では、論理積素子
470から信号出力端子Yを介して出力された信号1に
同期して、入力データLMVyすなわち1をデータ出力
端子を介してMyとして1を出力させる。換算テーブル
510では、データ入力端子を介して入力されたデータ
Myすなわち1を動きベクトルに換算し、データ出力端
子を介して0を出力する。
【0230】フリップフロップ490では、論理積素子
470から信号出力端子Yを介して出力された信号1に
同期して、入力データCTxすなわち2をデータ出力端
子を介してMxとして2を出力させる。換算テーブル5
20では、データ入力端子を介して入力されたデータM
xすなわち2を動きベクトルに換算し、データ出力端子
を介して2を出力する。
【0231】次に、パルス信号CK3のパルスに同期し
て、フリップフロップ530は、動きベクトルに換算さ
れたデータ入力端子を介して入力されているデータ0
を、動きベクトルの垂直方向座標MVyとしてデータ出
力端子を介して出力する。フリップフロップ540は、
パルス信号CK2の17パルス目に同期して、フリップ
フロップ450からデータ入力端子を介して入力されて
いるディストーションD(4,2)を、最小ディストー
ションとしてデータ出力端子を介して出力する。フリッ
プフロップ550は、動きベクトルに換算されたデータ
入力端子を介して入力されているデータ2を、動きベク
トルの水平方向座標MVxとしてデータ出力端子を介し
て出力する。
【0232】これにより、現符号化ブロックa(0,
0)、a(0,1)、a(1,0)およびa(1,1)
に対応する動きベクトル(2,0)と最小ディストーシ
ョンD(4,2)が求まる。したがって、候補ブロック
特定ユニット400により、前符号化候補ブロック60
aと現符号化ブロック50との間の最小ディストーショ
ンMinDisおよび最小ディストーションに対応する
動きベクトルMVx、MVyが算出される。
【0233】また、ディストーション算出ユニット10
00では、パルス信号CK1の15パルス目までに、画
素データb(6,0)が入力レジスタRE(5,2)か
ら入力レジスタRE(5,−1)に伝送され、画素デー
タb(6,1)が入力レジスタRE(5,3)から入力
レジスタRE(5,0)に伝送され、画素データb
(6,2)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,1)に伝送され、画素データb(6,
3)がサーチウインドウデータ出力ユニット200から
入力レジスタRE(5,2)に伝送され、画素データb
(6,4)がサーチウインドウデータ出力ユニット20
0から入力レジスタRE(5,3)に伝送され、画素デ
ータb(6,5)がサーチウインドウデータ出力ユニッ
ト200から入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0234】次いで、パルス信号CK1の15パルス目
に同期して、図41に示されるように画素データb
(2,0)が第1中間レジスタIR1(1,−1)から
サイドレジスタSR(0,−1)に、画素データb
(2,1)が第1中間レジスタIR1(1,0)からプ
ロセッサエレメントPE(0,0)に、画素データb
(2,2)が第1中間レジスタIR1(1,1)から第
2中間レジスタIR2(0,1)に、画素データb
(2,3)が第1中間レジスタIR1(1,2)からプ
ロセッサエレメントPE(0,2)に、画素データb
(2,4)が第1中間レジスタIR1(1,3)から第
2中間レジスタIR2(0,3)に、画素データb
(2,5)が第1中間レジスタIR1(1,4)からプ
ロセッサエレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(3,0)がサイドレジスタSR
(2,−1)から第1中間レジスタIR1(1,−1)
に、画素データb(3,1)がプロセッサエレメントP
E(2,0)から第1中間レジスタIR1(1,0)
に、画素データb(3,2)が第2中間レジスタIR2
(2,1)から第1中間レジスタIR1(1,1)に、
画素データb(3,3)がプロセッサエレメントPE
(2,2)から第1中間レジスタIR1(1,2)に、
画素データb(3,4)が第2中間レジスタIR2
(2,3)から第1中間レジスタIR1(1,3)に、
画素データb(3,5)がプロセッサエレメントPE
(2,4)から第1中間レジスタIR1(1,4)に、
それぞれ伝送され、画素データb(4,0)が第1中間
レジスタIR1(3,0)からプロセッサエレメントP
E(2,0)に、画素データb(4,1)が第1中間レ
ジスタIR1(3,1)から第2中間レジスタIR1
(2,1)に、画素データb(4,2)が第1中間レジ
スタIR1(3,2)からプロセッサエレメントPE
(2,2)に、画素データb(4,3)が第1中間レジ
スタIR1(3,3)から第2中間レジスタIR2
(2,3)に、画素データb(4,4)が第1中間レジ
スタIR1(3,4)からプロセッサエレメントPE
(2,4)に、画素データb(4,5)が第1中間レジ
スタIR1(3,5)からサイドレジスタSR(2,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(5,0)が
プロセッサエレメントPE(4,0)から第1中間レジ
スタIR1(3,0)に、画素データb(5,1)が第
2中間レジスタIR2(4,1)から第1中間レジスタ
IR1(3,1)に、画素データb(5,2)がプロセ
ッサエレメントPE(4,2)から第1中間レジスタI
R1(3,2)に、画素データb(5,3)が第2中間
レジスタIR2(4,3)から第1中間レジスタIR1
(3,3)に、画素データb(5,4)がプロセッサエ
レメントPE(4,4)から第1中間レジスタIR1
(3,4)に、画素データb(5,5)がサイドレジス
タSR(4,5)から第1中間レジスタIR1(3,
5)に、それぞれ伝送され、画素データb(6,0)が
入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジスタSR
(4,−1)に、画素データb(6,1)が入力レジス
タRE(5,0)からプロセッサエレメントPE(4,
0)に、画素データb(6,2)が入力レジスタRE
(5,1)から第2中間レジスタIR2(4,1)に、
画素データb(6,3)が入力レジスタRE(5,2)
からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素デー
タb(6,4)が入力レジスタRE(5,3)から第2
中間レジスタIR2(4,3)に、画素データb(6,
5)が入力レジスタRE(5,4)からプロセッサエレ
メントPE(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0235】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の15パルス目に同
期して、画素データa(2,0)が、フリップフロップ
120からフリップフロップ130およびフリップフロ
ップ140に入力され、画素データa(2,1)が、フ
リップフロップ110からフリップフロップ120およ
びフリップフロップ150に入力され、データ入力手段
から、画素データa(3,0)がフリップフロップ11
0に入力される。
【0236】以下同様にして、現符号化ブロックa
(2,0)、a(2,1)、a(3,0)およびa
(3,1)の各画素データと該現符号化ブロックに対応
するサーチエリア内の各画素データが、クロックパルス
信号CK0およびパルス信号CK1のパルスに同期して
次々に入力される。一方、パルス信号CK1の15パル
ス目のアップエッヂと16パルス目のアップエッヂの間
の期間o、16パルス目のアップエッヂと17パルス目
のアップエッヂの間の期間p、17パルス目のアップエ
ッヂと18パルス目のアップエッヂの間の期間q、並び
に、18パルス目のアップエッヂと19パルス目のアッ
プエッヂの間の期間rにおいて、各プロセッサエレエン
トPE(x,y)の各素子では、以下の演算がなされて
いる。
【0237】すなわち、期間oにおいては、図41に示
すように、各画素データb(2,1)、b(2,3)、
b(2,5)、b(4,0)、b(4,2)、b(4,
4)、b(6,1)、b(6,3)およびb(6,5)
が、各プロセッサエレメントPE(x,y)のセレクタ
1010およびフリップフロップ1020を経由して、
それぞれ記載順に対応するプロセッサエレエントPE
(0,0)、PE(0,2)、PE(0,4)、PE
(2,0)、PE(2,2)、PE(2,4)、PE
(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4)の減算器
1030に第1データ入力端子Aを介して入力される。
すなわち、奇数列の各プロセッサエレメントPE(x,
y)には、b(x+2,y+1)が入力され、偶数列の
各プロセッサエレメントPE(x,y)には、b(x+
2,y)が入力される。
【0238】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現符号化ブロックの画素データa(2,1)
が、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器1
030に第2データ入力端子Bを介して入力され、偶数
列の各プロセッサエレメントでは現符号化ブロックの画
素データa(2,0)が、各プロセッサエレメントPE
(x,y)の減算器1030に第2データ入力端子Bを
介して入力される。
【0239】これにより、奇数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、減算器1030により b(x+2,y+1)−a(2,1) が演算され、偶数列の各プロセッサエレメント(x、
y)では、 b(x+2,y)−a(2,0) が演算されて、正数変換器1040により、 (奇数) |b(x+2,y+1)-a(2,1)| (偶数) |b(x+2,y)-a(2,0)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。
【0240】ここで、期間nのパルス信号LDの立ち上
がりで、反転素子1090に信号入力端子を介して信号
1が入力され、反転素子1090から信号出力端子を介
して信号0が出力される。論理積素子1100では、第
1信号入力端子Aを介して信号0が入力されるため、第
2データ入力端子Bを介して入力されるデータにかかわ
らず、データ出力端子Yを介してデータ0が出力され
る。
【0241】パルス信号CK1の15パルス目において
も、パルス信号LDは信号1を出力しているので、加算
器1050には第2データ入力端子Bを介して、データ
0が入力される。よって、加算器1050では、第1デ
ータ入力端子Aを介して入力された上記データと、第2
データ入力端子Bを介して入力されたデータ0とが加算
され、 (奇数) |b(x+2,y+1)-a(2,1)| (偶数) |b(x+2,y)-a(2,0)| がフリップフロップ1060に入力される。
【0242】期間pにおいても、期間oと同様な計算が
なされて、正数変換器1040により、 (奇数) |b(x+2,y)-a(2,0)| (偶数) |b(x+2,y+1)-a(2,1)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器1050には第2データ入
力端子Bを介して、期間oにおいて計算された上記値が
フリップフロップ1060より論理積素子1100を通
して入力される。加算器1050では、上記二つのデー
タが加算され、 が算出されて、フリップフロップ1060に入力され
る。
【0243】期間qにおいても、期間oおよびpと同様
な計算がなされて、正数変換器1040により、 (奇数) |b(x+3,y+1)-a(3,1)| (偶数) |b(x+3,y)-a(3,0)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器1050には第2データ入
力端子Bを介して、期間pにおいて計算された上記値が
フリップフロップ1060より論理積素子1100を通
して入力される。加算器1050では、上記二つのデー
タが加算され、 が算出されて、フリップフロップ1060に入力され
る。
【0244】期間rにおいても、期間o、pおよびqと
同様な計算がなされて、正数変換器1040により、 (奇数) |b(x+3,y)-a(3,0)| (偶数) |b(x+3,y+1)-a(3,1)| に変換されて、加算器1050に第1データ入力端子A
を介して入力される。加算器1050には第2データ入
力端子Bを介して、期間qにおいて計算された上記値が
フリップフロップ1060より入力される。加算器10
50では、上記二つのデータが加算され、 (奇数) |b(x+2,y+1)-a(2,1)| + |b(x+2,y)-a(2,0)| + |b(x+3,y+1)-a(3,1)| + |b(x+3,y)-a(3,0)| ・・・(Q3) (偶数) |b(x+2,y)-a(2,0)| + |b(x+2,y+1)-a(2,1)| + |b(x+3,y)-a(3,0)| + |b(x+3,y+1)-a(3,1)| ・・・(Q4) が算出される。
【0245】期間rの間に発せられるパルス信号LDに
同期して、セレクタ1070のデータ出力端子Yがフリ
ップフロップ1060のデータ出力端子にラッチされ、
パルス信号CK2の19パルス目に同期して、加算器1
050の上記算出結果が各プロセッサエレエントPE
(x,y)の出力端子DLoから出力される。例えば、
プロセッサエレエントPE(2,2)の出力端子DLo
から出力されるデータは、 である。
【0246】ここで、前述の説明からもわかるように、
上記式(Q3)は、上記式(Q4)と同等であり、2つ
の式は、図3、図4、図42、図43に示す第1サーチ
ウインドウ60から2画素分だけ列方向にずれたもう一
つのサーチウインドウ、すなわち、第3サーチウインド
ウ61内に含まれる9個の前符号化候補ブロックのそれ
ぞれと、現符号化ブロック50に対して列方向に隣接す
るもう一つの現符号化ブロック51とのディストーショ
ンが算出されたことになる。
【0247】次に、パルス信号CK2の19パルス目に
同期して、プロセッサエレエントPE(0,0)、PE
(0,2)、PE(0,4)で算出された上記ディスト
ーションは、プロセッサエレエントの出力端子DLoを
介して候補ブロック特定ユニット400の比較器410
に各データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ
入力される。
【0248】また、パルス信号CK2の20パルス目に
同期して、プロセッサエレエントPE(2,0)、PE
(2,2)、PE(2,4)で算出された上記ディスト
ーションが、パルス信号CK2の21パルス目に同期し
て、プロセッサエレエントPE(4,0)、PE(4,
2)、PE(4,4)で算出された上記ディストーショ
ンが、PE(0,0)、PE(0,2)、PE(0,
4)から候補ブロック特定ユニット400の比較器41
0に各データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞ
れ入力される。
【0249】候補ブロック特定ユニット400では、比
較器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介し
て、ディストーション算出ユニット1000の各プロセ
ッサエレメントによって求められた、それぞれのディス
トーションが入力され、前述のように、2画素分だけ列
方向にずれた第3サーチウインドウ61内の前符号化候
補ブロックと現符号化ブロック50に対して列方向に隣
接するもう一つの現符号化ブロック51との間の最小デ
ィストーションMinDisおよび最小ディストーショ
ンに対応する動きベクトルMVx、MVyが算出され
る。
【0250】別々の現符号化ブロック50、51、52
・・・に対するそれぞれのサーチウインドウ60、6
1、62・・・の画素データは、サーチウインドウ間に
おいて重複するデータが有るが、上記操作により、サー
チウインドウの同一データを重複して入力させることな
く、次々に連続して各現符号化ブロックの動きベクトル
と最小ディストーションを求めることができる。
【0251】図44〜図49は本発明に係わる動きベク
トル探索装置の別のサイドレジスタ配置の実施例を示す
図である。図44は、上記実施例における同じ列に上下
2つあるサイドレジスタユニットを、1つにまとめセレ
クタによってデータの流れを制御するものである。具体
的に説明すると、3列目にあったサイドレジスタSR
(2,−1)、SR(2,5)を図46(b)、図47
(b)に示すサイドレジスタに置き換え、SR(2,−
1)とし、5列目にあったサイドレジスタSR(4,−
1)、SR(4,5)を図46(a)、図47(a)に
示すサイドレジスタに置き換え、SR(4,−1)と
し、4列目にあった中間レジスタIR1(3,5)を中
間レジスタIR1(3,−1)に置き換えたものであ
る。
【0252】また、この実施例において、ディストーシ
ョン算出ユニット2000をグループ毎に大きく捉らえ
ると、入力レジスタ群、サイドレジスタ群、プロセッサ
エレメント群としてみることができ、図45(b)のよ
うに表わせる。図45(a)は、サイドレジスタ群が第
1サイドレジスタ群と第2レジスタ群に分れて表わされ
る前述の実施例を表わす図である。なお、プロセッサエ
レメント群、サイドレジスタ群には、中間レジスタも含
まれる。
【0253】図46は、サイドレジスタSR(x,y)
の入出力端子を示す図であり、図47は、サイドレジス
タSR(x,y)の詳細な回路図を示すものである。図
46(b)、図47(b)には第3列に存在するサイド
レジスタSR(x,y)が示され、入力端子YUi、Y
Li1、YLi2および出力端子YUoを有し、水平ス
キップセレクタ2630、セレクタ2610およびフリ
ップフロップ2620からなる。
【0254】図46(a)、図47(a)には第5列に
存在するサイドレジスタSR(x,y)が示され、入力
端子YDi、YLiおよび出力端子YDoを有し、セレ
クタ2610およびフリップフロップ2620からな
る。サイドレジスタSR(x,y)の水平スキップセレ
クタ2630は、第1データ入力端子A、第2データ入
力端子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号が0のとき第1デ
ータ入力端子Aを介して入力されているデータをデータ
出力端子Yを介して出力し、信号入力端子Sを介して入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bを介して
入力されているデータをデータ出力端子Yを介して出力
するものである。
【0255】サイドレジスタSR(x,y)のセレクタ
2610は、第1データ入力端子A、第2データ入力端
子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Sを介して入力された信号が0のとき第1
データ入力端子Aを介して入力されているデータをデー
タ出力端子Yを介して出力し、信号入力端子Sを介して
入力された信号が1のとき第2データ入力端子Bを介し
て入力されているデータをデータ出力端子Yを介して出
力するものである。
【0256】サイドレジスタSR(x,y)のフリップ
フロップ2620は、Dフリップフロップからなり、デ
ータ入力端子、信号入力端子2620aおよびデータ出
力端子を有し、信号入力端子2620aを介して入力さ
れた信号のパルスに同期して、データ入力端子を介して
入力されているデータをデータ出力端子にラッチするも
のである。
【0257】サイドレジスタSR(2,−1)の水平ス
キップセレクタ2630の第1データ入力端子Aは、中
間レジスタIR1(3,−1)のデータ出力端子に入力
端子YLi1を介して電気的に接続され、水平スキップ
セレクタ2630の第2データ入力端子Bは、別のサイ
ドレジスタSR(4,−1)のフリップフロップ262
0のデータ出力端子に入力端子YLi2を介して電気的
に接続されている。
【0258】また、サイドレジスタSR(2,−1)の
水平スキップセレクタ2630の信号入力端子Sは動作
モード選択ユニット600の信号出力端子Chに電気的
に接続されている。サイドレジスタSR(2,−1)の
セレクタ2610の第1データ入力端子Aは、プロセッ
サエレメント(2,0)のフリップフロップ1080の
出力端子にYUiを介して電気的に接続され、セレクタ
2610の第2データ入力端子Bは同じのサイドレジス
タSR(2,−1)の水平スキップセレクタ2630の
データ出力端子Yに電気的に接続されている。
【0259】サイドレジスタSR(4,−1)のセレク
タ2610の第1データ入力端子Aは、プロセッサエレ
メント(4,5)のフリップフロップ1080の出力端
子にYDiを介して電気的に接続され、セレクタ261
0の第2データ入力端子Bは入力レジスタRE(5,−
1)のデータ出力端子に電気的に接続されている。ま
た、サイドレジスタSR(x,y)のセレクタ2610
の信号入力端子Sは信号出力ユニット300の第4信号
出力端子P4に電気的に接続されている。
【0260】サイドレジスタSR(x,y)のフリップ
フロップ2620のデータ入力端子は同じサイドレジス
タSR(x,y)のセレクタ2610のデータ出力端子
Yに電気的に接続され、フリップフロップ2620の信
号入力端子2620aは信号出力ユニット300の第2
信号出力端子P2に電気的に接続されている。中間レジ
スタIR1(3,−1)は、上記実施例における中間レ
ジスタIR1と同様のものであり、その入力端子はサイ
ドレジスタSR(4,−1)のフリップフロップ262
0のデータ出力端子に電気的に接続されている。
【0261】ここで、サイドレジスタSR(2,−
1)、SR(4,−1)、中間レジスタIR1(3,−
1)における作用を説明する。まず、パルス信号CK1
の3パルス目に同期して、画素データb(0,0)が入
力レジスタRE(5,−1)からサイドレジスタSR
(4,−1)に伝送される。次いで、パルス信号CK1
の4パルス目に同期して、画素データb(0,0)がサ
イドレジスタSR(4,−1)からプロセッサエレメン
トPE(4,0)に、画素データb(0,5)がプロセ
ッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタSR
(4,−1)に伝送される。
【0262】次いで、パルス信号CK1の5パルス目に
同期して、画素データb(0,5)がサイドレジスタS
R(4,−1)から中間レジスタIR1(3,−1)
に、画素データb(1,0)が入力レジスタRE(5,
−1)からサイドレジスタSR(4,−1)に伝送され
る。次いで、パルス信号CK1の6パルス目に同期し
て、画素データb(1,0)がサイドレジスタSR
(4,−1)からプロセッサエレメントPE(4,0)
に、画素データb(1,5)がプロセッサエレメントP
E(4,4)からサイドレジスタSR(4,−1)に伝
送される。
【0263】次いで、パルス信号CK1の7パルス目に
同期して、画素データb(0,5)が中間レジスタIR
1(3,−1)からサイドレジスタSR(2,−1)
に、画素データb(1,5)がサイドレジスタSR
(4,−1)から中間レジスタIR1(3,−1)に、
画素データb(2,0)が入力レジスタRE(5,−
1)からサイドレジスタSR(4,−1)に伝送され
る。
【0264】次いで、パルス信号CK1の8パルス目に
同期して、画素データb(0,0)がプロセッサエレメ
ントPE(2,0)からサイドレジスタSR(2,−
1)に、画素データb(0,5)がサイドレジスタSR
(2,−1)からプロセッサエレメントPE(2,4)
に伝送され、画素データb(2,0)がサイドレジスタ
SR(4,−1)からプロセッサエレメントPE(4,
0)に、画素データb(2,5)がプロセッサエレメン
トPE(4,4)からサイドレジスタ(4,−1)に、
それぞれ伝送される。
【0265】次いで、パルス信号CK1の9パルス目に
同期して、画素データb(0,0)がサイドレジスタS
R(2,−1)から中間レジスタIR1(1,−1)
に、画素データb(1,5)が中間レジスタIR1
(3,−1)からサイドレジスタSR(2,−1)に、
画素データb(2,5)がサイドレジスタSR(4,−
1)から中間レジスタIR1(3,−1)に、画素デー
タb(3,0)が入力レジスタRE(5,−1)からサ
イドレジスタSR(4,−1)に、それぞれ伝送され
る。
【0266】以下、上記動作を繰り返すことにより、各
々のプロセッサエレメントにおいて各ディストーション
を算出することができる。また、このとき、サイドレジ
スタSR(2,−1)、SR(4,−1)を含む列を図
48に示すようにリング状に配置し、転送バスの長さを
短く、転送バスどうしの長さの差を小さくすることがで
きる。図48は、説明をわかりやすくするために、サイ
ドレジスタSRの数を4個にしてある。
【0267】図49は、上記配置を行なったときの、他
の列との接続を説明をする図である。この場合も、サイ
ドレジスタ、プロセッサエレメント等の数は上記実施例
の数とは異なっているが、図の見やすさを考慮したもの
で数に意味はない。図50〜図61は、本発明に係る動
きベクトル探索装置において、動作モード選択ユニット
600により第2動作モードが選択された場合の作用を
示す図である。
【0268】最初に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100および候補ブロックデータ算出ユニット20
0からディストーション算出ユニット2000に入力さ
れる画素データの流れを説明する。動作モード選択ユニ
ット600により第2動作モードが選択された場合のタ
イミングチャートは、図11、図12に示される。ま
た、第2動作モードが選択された場合、各プロセッサエ
レメントPE(x,y)、サイドレジスタSR(x,
y)、入力レジスタRE(x,y)の水平、垂直スキッ
プセレクタでは、信号出力ユニット300からの信号S
V、SHによって第2データ入力端子Bが選択される。
このため、本実施例においては、すべての中間レジスタ
IR1(x,y),中間レジスタIR2(x,y)と一
部の入力レジスタRE(x,y)をとび越えてデータが
入力されることになる。
【0269】一方、クロックパルス信号CK0のパルス
信号に同期して、入力レジスタRE(x、y)は図1に
おける下側の入力レジスタRE(x、y+1)、RE
(x、y+2)またはサーチウインドウデータ出力ユニ
ット200からデータを入力するようになっており、ク
ロックパルス信号CK0のパルス毎に上述の動作が繰り
返される。また、パルス信号CK1の1パルス目には、
各プロセッサエレメントPE(x,y)およびサイドレ
ジスタSR(x,y)の機能エレメントは図1における
右側の各機能エレメントからデータを入力し、2パルス
目には、奇数列の各プロセッサエレメントPE(x,
y)およびサイドレジスタSR(x,y)では図1にお
ける上側のプロセッサエレエントPE(x,y)あるい
はサイドレジスタSR(x,y)からデータを入力し、
偶数列の各プロセッサエレエントPE(x,y)および
サイドレジスタSR(x,y)では図1における下側の
プロセッサエレエントPE(x,y)あるいはサイドレ
ジスタSR(x,y)からデータを入力するようになっ
ており、クロックパルス信号CK1の以後のパルスにお
いて上述の動作が繰り返される。
【0270】詳しく説明すると、クロックパルス信号C
K0の1パルス目に同期して、図50に示すように、サ
ーチウインドウデータ出力ユニット200から画素デー
タb(0,0)が、入力レジスタRE(5,4)に入力
される。次いで、クロックパルス信号CK0の2パルス
目に同期して、図51に示すように、画素データb
(0,0)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジ
スタRE(5,2)に伝送される。同時に、サーチウイ
ンドウデータ出力ユニット200から画素データb
(0,1)が入力レジスタRE(5,4)に入力され
る。
【0271】次いで、クロックパルス信号CK0の3パ
ルス目に同期して、図52に示すように、画素データb
(0,0)が入力レジスタRE(5,2)から入力レジ
スタRE(5,0)に伝送され、画素データb(0,
1)が入力レジスタRE(5,4)から入力レジスタR
E(5,2)に伝送される。同時に、サーチウインドウ
データ出力ユニット200から画素データb(0,2)
が入力レジスタRE(5,4)に入力される。
【0272】次いで、クロックパルス信号CK0の4パ
ルス目に同期して、画素データb(0,0)が入力レジ
スタRE(5,0)から入力レジスタRE(5,−1)
に伝送され、画素データb(0,1)が入力レジスタR
E(5,2)から入力レジスタRE(5,0)に伝送さ
れ、画素データb(0,2)が入力レジスタRE(5,
4)から入力レジスタRE(5,2)に伝送される。同
時に、サーチウインドウデータ出力ユニット200から
画素データb(0,3)が入力レジスタRE(5,4)
に入力される。
【0273】そして、パルス信号CK1の3パルス目に
同期して、図53に示すように画素データb(0,0)
が入力レジスタRE(5,−1)からサイドレジスタS
R(4,−1)に、画素データb(0,1)が入力レジ
スタRE(5,0)からプロセッサエレメントPE
(4,0)に、画素データb(0,2)が入力レジスタ
RE(5,2)からプロセッサエレメントPE(4,
2)に、画素データb(0,3)が入力レジスタRE
(5,4)からプロセッサエレメントPE(4,4)
に、それぞれ伝送される。
【0274】次いで、パルス信号CK1の4パルス目に
同期して、図54に示すように画素データb(0,0)
がサイドレジスタSR(4,−1)からプロセッサエレ
メントPE(4,0)に、画素データb(0,1)がプ
ロセッサエレメントPE(4,0)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(0,2)がプ
ロセッサエレメントPE(4,2)からプロセッサエレ
メントPE(4,4)に、画素データb(0,3)がプ
ロセッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタ
SR(4,5)に、それぞれ伝送される。
【0275】次いで、パルス信号CK1の5パルス目ま
でに、画素データb(1,0)が入力レジスタRE
(5,−1)に伝送され、画素データb(1,1)が入
力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素データb
(1,2)が入力レジスタRE(5,2)に伝送され、
画素データb(1,3)が入力レジスタRE(5,4)
に伝送される。
【0276】次いで、パルス信号CK1の5パルス目に
同期して、図55に示すように画素データb(0,0)
がプロセッサエレメントPE(4,0)からプロセッサ
エレメントPE(2,0)に、画素データb(0,1)
がプロセッサエレメントPE(4,2)からプロセッサ
エレメントPE(2,2)に、画素データb(0,2)
がプロセッサエレメントPE(4,4)からプロセッサ
エレメントPE(2,4)に、画素データb(0,3)
がサイドレジスタSR(4,5)からサイドレジスタS
R(2,5)に、それぞれ伝送され、画素データb
(1,0)が入力レジスタRE(5,−1)からサイド
レジスタSR(4,−1)に、画素データb(1,1)
が入力レジスタRE(5,0)からプロセッサエレメン
トPE(4,0)に、画素データb(1,2)が入力レ
ジスタRE(5,2)からプロセッサエレメントPE
(4,2)に、画素データb(1,3)が入力レジスタ
RE(5,4)からプロセッサエレメントPE(4,
4)に、それぞれ伝送される。
【0277】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の5パルス目に同期
して、図示しないデータ入力手段から、画素データa
(0,0)がフリップフロップ110に入力される。次
いで、パルス信号CK1の6パルス目に同期して、図5
6に示すように画素データb(0,0)がプロセッサエ
レメントPE(2,0)からサイドレジスタSR(2,
−1)に、画素データb(0,1)がプロセッサエレメ
ントPE(2,2)からプロセッサエレメントPE
(2,0)に、画素データb(0,2)がプロセッサエ
レメントPE(2,4)からプロセッサエレメントPE
(0,2)に、画素データb(0,3)がサイドレジス
タSR(2,5)からプロセッサエレメントPE(2,
4)に、それぞれ伝送され、画素データb(1,0)が
サイドレジスタSR(4,−1)からプロセッサエレメ
ントPE(4,0)に、画素データb(1,1)がプロ
セッサエレメントPE(4,0)からプロセッサエレメ
ントPE(4,2)に、画素データb(1,2)がプロ
セッサエレメントPE(4,2)からプロセッサエレメ
ントPE(4,4)に、画素データb(1,3)がプロ
セッサエレメントPE(4,4)からサイドレジスタS
R(4,5)に、それぞれ伝送される。
【0278】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の6パルス目に同期
して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ1
10からフリップフロップ120に入力され、データ入
力手段から画素データa(0,1)がフリップフロップ
110に入力される。次いで、パルス信号CK1の7パ
ルス目までに、画素データb(2,0)が入力レジスタ
RE(5,−1)に伝送され、画素データb(2,1)
が入力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素データ
b(2,2)が入力レジスタRE(5,2)に伝送さ
れ、画素データb(2,3)が入力レジスタRE(5,
4)に伝送される。
【0279】次いで、パルス信号CK1の7パルス目に
同期して、図57に示すように画素データb(0,0)
がサイドレジスタSR(2,−1)からサイドレジスタ
SR(0,−1)に、画素データb(0,1)がプロセ
ッサエレメントPE(2,0)からプロセッサエレメン
トPE(0,0)に、画素データb(0,2)がプロセ
ッサエレメントPE(2,2)からプロセッサエレメン
トPE(0,2)に、画素データb(0,3)がプロセ
ッサエレメントPE(2,4)からプロセッサエレメン
トPE(0,4)に、それぞれ伝送され、画素データb
(1,0)がプロセッサエレメントPE(4,0)から
プロセッサエレメントPE(2,0)に、画素データb
(1,1)がプロセッサエレメントPE(4,2)から
プロセッサエレメントPE(2,2)に、画素データb
(1,2)がプロセッサエレメントPE(4,4)から
プロセッサエレメントPE(2,4)に、画素データb
(1,3)がサイドレジスタSR(4,5)からサイド
レジスタSR(2,5)に、それぞれ伝送され、画素デ
ータb(2,0)が入力レジスタRE(5,−1)から
サイドレジスタSR(4,−1)に、画素データb
(2,1)が入力レジスタRE(5,0)からプロセッ
サエレメントPE(4,0)に、画素データb(2,
2)が入力レジスタRE(5,2)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(2,3)が入
力レジスタRE(5,4)からプロセッサエレメントP
E(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0280】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の7パルス目に同期
して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ1
20からフリップフロップ130およびフリップフロッ
プ140に入力され、画素データa(0,1)が、フリ
ップフロップ110からフリップフロップ120および
フリップフロップ150に入力され、データ入力手段か
ら、画素データa(1,0)がフリップフロップ110
に入力される。
【0281】次いで、パルス信号CK1の8パルス目に
同期して、図58に示すように画素データb(0,0)
がサイドレジスタSR(0,−1)からプロセッサエレ
メントPE(0,0)に、画素データb(0,1)がプ
ロセッサエレメントPE(0,0)からプロセッサエレ
メントPE(0,2)に、画素データb(0,2)がプ
ロセッサエレメントPE(0,2)からプロセッサエレ
メントPE(0,4)に、それぞれ伝送され、画素デー
タb(1,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
からサイドレジスタSR(2,−1)に、画素データb
(1,1)がプロセッサエレメントPE(2,2)から
プロセッサエレメントPE(2,0)に、画素データb
(1,2)がプロセッサエレメントPE(2,4)から
プロセッサエレメントPE(2,2)に、画素データb
(1,3)がサイドレジスタSR(2,5)からプロセ
ッサエレメントPE(2,4)に、それぞれ伝送され、
画素データb(2,0)がサイドレジスタSR(4,−
1)からプロセッサエレメントPE(4,0)に、画素
データb(2,1)がプロセッサエレメントPE(4,
0)からプロセッサエレメントPE(4,2)に、画素
データb(2,2)がプロセッサエレメントPE(4,
2)からプロセッサエレメントPE(4,4)に、画素
データb(2,3)がプロセッサエレメントPE(4,
4)からサイドレジスタSR(4,5)に、それぞれ伝
送される。
【0282】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の8パルス目に同期
して、画素データa(0,0)が、フリップフロップ1
40からフリップフロップ150に入力され、画素デー
タa(0,1)が、フリップフロップ120からフリッ
プフロップ130に入力され、画素データa(1,0)
が、フリップフロップ110からフリップフロップ12
0に入力され、データ入力手段から、画素データa
(1,1)がフリップフロップ110に入力される。
【0283】次いで、パルス信号CK1の9パルス目ま
でに、画素データb(3,0)が入力レジスタRE
(5,−1)に伝送され、画素データb(3,1)が入
力レジスタRE(5,0)に伝送され、画素データb
(3,2)が入力レジスタRE(5,2)に伝送され、
画素データb(3,3)が入力レジスタRE(5,4)
に伝送される。
【0284】次いで、パルス信号CK1の9パルス目に
同期して、図59に示すように画素データb(1,0)
がサイドレジスタSR(2,−1)からサイドレジスタ
SR(0,−1)に、画素データb(1,1)がプロセ
ッサエレメントPE(2,0)からプロセッサエレメン
トPE(0,0)に、画素データb(1,2)がプロセ
ッサエレメントPE(2,2)からプロセッサエレメン
トPE(0,2)に、画素データb(1,3)がプロセ
ッサエレメントPE(2,4)からプロセッサエレメン
トPE(0,4)に、それぞれ伝送され、画素データb
(2,0)がプロセッサエレメントPE(4,0)から
プロセッサエレメントPE(2,0)に、画素データb
(2,1)がプロセッサエレメントPE(4,2)から
プロセッサエレメントPE(2,2)に、画素データb
(2,2)がプロセッサエレメントPE(4,4)から
プロセッサエレメントPE(2,4)に、画素データb
(2,3)がサイドレジスタSR(4,5)からサイド
レジスタSR(2,5)に、それぞれ伝送され、画素デ
ータb(3,0)が入力レジスタRE(5,−1)から
サイドレジスタSR(4,−1)に、画素データb
(3,1)が入力レジスタRE(5,0)からプロセッ
サエレメントPE(4,0)に、画素データb(3,
2)が入力レジスタRE(5,2)からプロセッサエレ
メントPE(4,2)に、画素データb(3,3)が入
力レジスタRE(5,4)からプロセッサエレメントP
E(4,4)に、それぞれ伝送される。
【0285】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の9パルス目に同期
して、画素データa(1,0)が、フリップフロップ1
20からフリップフロップ130およびフリップフロッ
プ140に入力され、画素データa(1,1)が、フリ
ップフロップ110からフリップフロップ120および
フリップフロップ150に入力され、データ入力手段か
ら、画素データa(2,0)がフリップフロップ110
に入力される。
【0286】次いで、パルス信号CK1の10パルス目
に同期して、図60に示すように画素データb(1,
0)がサイドレジスタSR(0,−1)からプロセッサ
エレメントPE(0,0)に、画素データb(1,1)
がプロセッサエレメントPE(0,0)からプロセッサ
エレメントPE(0,2)に、画素データb(1,2)
がプロセッサエレメントPE(0,2)からプロセッサ
エレメントPE(0,4)に、それぞれ伝送され、画素
データb(2,0)がプロセッサエレメントPE(2,
0)からサイドレジスタSR(2,−1)に、画素デー
タb(2,1)がプロセッサエレメントPE(2,2)
からプロセッサエレメントPE(2,0)に、画素デー
タb(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,4)
からプロセッサエレメントPE(2,2)に、画素デー
タb(2,3)がサイドレジスタSR(2,5)からプ
ロセッサエレメントPE(2,4)に、それぞれ伝送さ
れ、画素データb(3,0)がサイドレジスタSR
(4,−1)からプロセッサエレメントPE(4,0)
に、画素データb(3,1)がプロセッサエレメントP
E(4,0)からプロセッサエレメントPE(4,2)
に、画素データb(3,2)がプロセッサエレメントP
E(4,2)からプロセッサエレメントPE(4,4)
に、画素データb(3,3)がプロセッサエレメントP
E(4,4)からサイドレジスタSR(4,5)に、そ
れぞれ伝送される。
【0287】同時に、現符号化ブロックデータ出力ユニ
ット100では、パルス信号CK1の10パルス目に同
期して、画素データa(1,0)が、フリップフロップ
140からフリップフロップ150に入力され、画素デ
ータa(1,1)が、フリップフロップ120からフリ
ップフロップ130に入力され、画素データa(2,
0)が、フリップフロップ110からフリップフロップ
120に入力され、データ入力手段から、画素データa
(2,1)がフリップフロップ110に入力される。
【0288】一方、パルス信号CK1の7パルス目のア
ップエッヂと8パルス目のアップエッヂの間の期間g、
8パルス目のアップエッヂと9パルス目のアップエッヂ
の間の期間h、9パルス目のアップエッヂと10パルス
目のアップエッヂの間の期間i、並びに、10パルス目
のアップエッヂと11パルス目のアップエッヂの間の期
間jにおいて、各プロセッサエレエントPE(x,y)
の各素子では、以下の演算がなされている。
【0289】すなわち、期間gにおいては、図57に示
すように、各画素データb(0,1)、b(0,2)、
b(0,3)、b(1,0)、b(1,1)、b(1,
2)、b(2,1)、b(2,2)およびb(2,3)
が、各プロセッサエレメントのセレクタ1010および
フリップフロップ1020を経由して、それぞれ記載順
に対応するプロセッサエレエントPE(0,0)、PE
(0,2)、PE(0,4)、PE(2,0)、PE
(2,2)、PE(2,4)、PE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)の減算器1030に第1デ
ータ入力端子Aを介して入力される。
【0290】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現符号化ブロックの画素データa(0,1)
が、偶数列の各プロセッサエレメントでは現符号化ブロ
ックの画素データa(0,0)が、各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の減算器1030に第2データ入力
端子Bを介して入力される。これにより、各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、減算器1030により
演算され、上記実施例と同様に、転送、演算がなされフ
リップフロップ1060に演算結果が入力される。
【0291】以下、期間h、i、jにおいて同様に演算
がなされ、本実施例においても各プロセッサエレエント
PE(x,y)は各々のディストーションを算出する。
次に、パルス信号CK2の11パルス目に同期して、プ
ロセッサエレエントPE(0,0)、PE(0,2)、
PE(0,4)で算出された上記ディストーションは、
プロセッサエレエント(x,y)の出力端子DLoを介
して候補ブロック特定ユニット400の比較器410に
各データ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入
力される。このとき、各プロセッサエレエントPE
(x,y)のセレクタ1070は、第2データ入力端子
Bを選択しているため、プロセッサエレエントPE
(2,0)、PE(2,2)、PE(2,4)、PE
(4,0)、PE(4,2)、PE(4,4)で算出さ
れた上記ディストーションは、パルス信号CK2の11
パルス目に同期して、プロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,2)、PE(0,4)、PE(2,
0)、PE(2,2)、PE(2,4)にそれぞれ伝送
される。
【0292】パルス信号CK2の12パルス目に同期し
て、今度はプロセッサエレエントPE(2,0)、PE
(2,2)、PE(2,4)で算出された上記ディスト
ーションが、PE(0,0)、PE(0,2)、PE
(0,4)から候補ブロック特定ユニット400の比較
器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力される。また、PE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)で算出された上記ディスト
ーションは、PE(2,0)、PE(2,2)、PE
(2,4)から、PE(0,0)、PE(0,2)、P
E(0,4)にそれぞれ伝送される。
【0293】パルス信号CK2の13パルス目に同期し
て、今度はプロセッサエレエントPE(4,0)、PE
(4,2)、PE(4,4)で算出された上記ディスト
ーションがPE(0,0)、PE(0,2)、PE
(0,4)から候補ブロック特定ユニット400の比較
器410に各データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力される。
【0294】候補ブロック特定ユニット400では、上
記実施例と同様にして、期間k、l、mおよびnにおい
て、入力されたディストーションD(0,0)、D
(0,2)、D(0,4)、D(2,0)、D(2,
2)、D(2,4)、D(4,0)、D(4,2)およ
びD(4,4)から最小のディストーションMinDi
s並びに動きベクトルMVx、MVyを算出する。
【0295】また、ディストーション算出ユニット10
00では、パルス信号CK1の11パルス目に同期し
て、図61に示すように、次の現符号化ブロックに対す
るディストーションの計算が始まり、パルス信号CK1
の12、13、14パルス目に同期して計算され、候補
ブロック特定ユニット400では、次の期間o、p、q
およびrにおいて、上記ディストーションから最小のデ
ィストーションMinDis並びに動きベクトルMV
x、MVyを算出する。
【0296】このようにして、次々に連続して各現符号
化ブロックの動きベクトルMVx、MVyと最小ディス
トーションMinDisが、サーチウインドウの画素デ
ータを重複して入力させずに求めることができる。ま
た、上記実施例では、プロセッサエレメントと中間レジ
スタを等間隔に配置した例を示したが、図62、図63
のように、プロセッサエレメントを中央部に密集させ、
周縁部を粗く配置することもでき、さらに、プロセッサ
エレメントを放射状に配置等、配置の仕方は自由であ
り、探索対象のサーチウインドウ、前符号化候補ブロッ
クに合せて配置するものである。
【0297】図64は、図62、図63のような装置の
場合のサーチウインドウを表わす図である。ここで、通
常の画像を考えた場合、垂直方向の画像の動きに比べ水
平方向の画像の動きの方が大きいので、図62のような
装置の方が有効である。また、ここで示した例では、中
間レジスタをプロセッサエレメントとプロセッサエレメ
ントの間に一つしか配置していないが、中間レジスタの
数が画素数に対応するものではなく、もちろん、中間レ
ジスタを画素数分配置してもよいが、図24のセレクタ
1310に入力される信号をかえたり、図25のフリッ
プフロップ1321、1322の数を増やすことで、複
数のサーチウインドウサイズに対応できる。
【0298】
【効果】請求項1記載の発明によれば、複数のサーチウ
インドウの中から一つのサーチウインドウを選択し、選
択されたサーチウインドウの画素データをレジスタグル
ープに供給し、現符号化ブロックの画素データを演算器
グループの各演算器に供給し、選択されたサーチウイン
ドウのサイズに基づいて第1および第2レジスタのうち
の一部のレジスタを選択し、選択されたレジスタ間でサ
ーチウインドウの画素データを転送させ、選択されたサ
ーチウインドウに含まれる前符号化候補ブロックに対応
するディストーションを、演算器グループの演算器に算
出させ、算出されたディストーションのうちの最小のデ
ィストーションが検出され、該最小のディストーション
に対応する前符号化候補ブロックが現符号化ブロックに
最も類似した前符号化候補ブロックとして特定される。
【0299】このため、複数のサーチウインドウの中か
ら一つのサーチウインドウを選択し、選択されたサーチ
ウインドウに対する最小ディストーションおよび動きベ
クトルを特定することができる。したがって、複数のサ
ーチウインドウを切り換えて、それぞれのサーチウイン
ドウに対応する最小ディストーションおよび動きベクト
ルを特定することができる。
【0300】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、現符号化画像と前符号化画像との時
間的隔たりの大きさに比例したサイズのサーチウインド
ウが選択される。このため、現符号化画像と前符号化画
像との間の時間的隔たりの大きさに応じて、隔たりが小
さい場合には、探索範囲の狭いサーチウインドウを選択
し、時間的隔たりが大きい場合には、探索範囲の広いサ
ーチウインドウを選択して、動きベクトルを探索するこ
とができる。
【0301】したがって、時間的隔たりが小さい場合に
は、前符号化候補ブロックの存在する密度が高い、狭い
探索範囲のサーチウインドウを選択することによって、
予測精度の高い動きベクトルを求めることができるとと
もに、時間的隔たりが大きい場合には、探索範囲の広い
サーチウインドウを選択することによって、動きの大き
な画像に対して、最適な前符号化画像の前符号化候補ブ
ロックが探索範囲から外れてしまうことを防止すること
ができ、最適な動きベクトルを求めることができる。
【0302】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、最小のディストーションの算出、お
よび、該最小のディストーションに対応する前符号化候
補ブロックの特定を複数回繰り返し、2回目以降の各サ
ーチウインドウが、前回特定された前符号化候補ブロッ
クを含むサーチウインドウが選択される。このため、広
い探索範囲のサーチウインドウから特定された前符号化
候補ブロックに基づいてこの前符号化候補ブロックの近
傍に、再度、前符号化候補ブロックの密度が高い狭い探
索範囲のサーチウインドウを設定することができる。
【0303】したがって、広い探索範囲から順次前符号
化候補ブロックの密度が高い狭い探索範囲に切換えて動
きベクトルを求めることができるので、予測精度の高い
動きベクトルを求めることができる。請求項4記載の発
明によれば、請求項3記載の発明において、各前符号化
候補ブロックが水平、垂直および対角方向に隣接する各
前符号化候補ブロックと1画素ピッチだけずれたサーチ
ウインドウが最後に選択される。
【0304】このため、最後に探索されるサーチウイン
ドウでは、全点探索法によって動きベクトルを求めるこ
とができる。したがって、予測精度の高い動きベクトル
を確実に求めることができる。請求項5記載の発明によ
れば、複数のサーチウインドウのうちの一つのサーチウ
インドウを選択し、第1レジスタおよび複数の第2レジ
スタを有し、これら第1および第2レジスタに、選択さ
れたサーチウインドウのサイズに基づいて前記第1およ
び第2レジスタのうちの一部のレジスタを選択し、選択
されたレジスタ間でサーチウインドウの画素データを転
送させ、第1レジスタと同数の演算器を有し、これら演
算器に、サーチウインドウの画素データを入力させると
とともに、現符号化ブロックの画素データを入力させ
て、各ディストーションをそれぞれ算出させ、算出され
たディストーションのうちの最小のディストーションを
検出し、該最小のディストーションに対応する前符号化
候補ブロックを現符号化ブロックに最も類似した前符号
化候補ブロックとして特定する。
【0305】このため、複数のサーチウインドウの中か
らサーチウインドウを選択して、選択されたサーチウイ
ンドウに対する最小ディストーションおよび動きベクト
ルを特定することができる。したがって、複数のサーチ
ウインドウを切り換えて、それぞれのサーチウインドウ
に対応する最小ディストーションおよび動きベクトルを
特定することができる。
【0306】請求項6記載の発明によれば、動作モード
選択手段により第1動作モードが選択されたとき、第1
サーチウインドウに含まれる各前符号化候補ブロックの
画素データを前記入力レジスタユニットに供給し、動作
モード選択手段により第2動作モードが選択されたと
き、第2サーチウインドウに含まれる各前符号化候補ブ
ロックの画素データを前記入力レジスタユニットに出力
するサーチウインドウデータ出力ユニットと、を有し、
サーチウインドウ内の各画素データを順番に入力し、プ
ロセッサエレメントの並ぶ各列でデータの上下方向の転
送を交互に行ない、各列においての転送方向を上方向か
下方向のどちらか一方に限定して、各ディストーション
を算出することができる。
【0307】このため、動作モード選択手段によって選
択されたモードにより、サーチウインドウが選択され、
転送方向を限定して、最小ディストーションを特定する
ことができる。したがって、各プロセッサエレメント間
のデータの転送バスを減らすことができ、回路構成を簡
素化することができ、さらに、複数のサーチウインドウ
を切り換えて、それぞれのサーチウインドウに対応する
最小ディストーションおよび動きベクトルを特定するこ
とができる。
【0308】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明において、各サイドレジスタユニットが、第1
サイドレジスタユニットと、第2サイドレジスタユニッ
トからなり、第1サイドレジスタユニットが、画素デー
タを入力して一時的に保持した後出力する直列に互いに
電気的に接続された(N−1)個のレジスタからなり、
第2サイドレジスタユニットが、画素データを入力して
一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接続
された(N−1)個のレジスタからなり、各レジスタ間
でデータの転送が行なわれる。
【0309】このため、サイドレジスタユニットにおけ
る各レジスタは、各転送タイミングに応じて、1データ
ずつ隣のレジスタに画素データの転送することができ
る。また、サイドレジスタユニットにおける各レジスタ
をセレクタとフリップフロップによって構成することが
できるので、回路を容易に構成することができる。請求
項8記載の発明によれば、請求項6記載の発明におい
て、各サイドレジスタユニットが、画素データを入力し
て一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接
続された(N−1)個のレジスタからなり、各レジスタ
間でデータの転送が行なわれる。
【0310】このため、サイドレジスタユニットにおけ
る各レジスタは、各転送タイミングに応じて、1データ
ずつ隣のレジスタに画素データの転送を行なうことがで
きる。したがって、レジスタの数を極力押えることがで
きる。また、サイドレジスタユニットにおける各レジス
タをセレクタとフリップフロップによって構成すること
ができるので、回路を容易に構成することができる。
【0311】また、サイドレジスタユニットとプロセッ
サエレメントの列をリング上に配置することができるの
で、データの転送バスの長さを短くすることができ、転
送時間を均一にすることができる。したがって、誤りの
少ない安定した回路を形成することができる。請求項9
記載の発明によれば、請求項6記載の動きベクトル探索
装置において、入力レジスタユニットが、第1入力レジ
スタユニットと第2入力レジスタユニットからなり、第
1入力レジスタユニットが、(H−N+1)個のレジス
タを有し、第1入力レジスタユニットの各レジスタが、
入力端子に入力されているデータを出力端子に、前記第
1転送制御手段および第3転送制御手段の画素データの
転送周期のN/Hの周期でラッチし、第2入力レジスタ
ユニットが、入力端子に入力されているデータを出力端
子に、前記第1転送制御手段の画素データの転送周期で
(L−M+1)列目のサイドレジスタユニットに出力す
る。
【0312】このため、第1入力レジスタユニットの各
レジスタは、第1転送制御手段および第3転送制御手段
の画素データの転送周期のN/Hの周期で隣のレジスタ
にサーチウインドウ内の画素データを転送することがで
きる。したがって、第1入力レジスタユニットの各レジ
スタを、セレクタとフリップフロップによって構成する
ことができ、回路を容易に構成することができる。
【0313】請求項10記載の発明において、請求項6
記載の動きベクトル探索装置において、入力レジスタユ
ニットが、第1入力レジスタユニットと第2入力レジス
タユニットからなり、第2入力レジスタユニットが、直
列に互いに電気的に接続された(N−1)個のフリップ
フロップからなる。このため、第2入力レジスタユニッ
トの各フリップフロップは、第1転送制御手段および第
3転送制御手段の画素データの転送周期のN/Hの周期
で隣のフリップフロップにサーチウインドウ内の画素デ
ータを転送する。
【0314】したがって、第2入力レジスタユニット
を、フリップフロップのみによって構成することがで
き、容易に回路を構成することができる。請求項11記
載の発明によれば、請求項6記載の発明において、前記
現符号化ブロックデータ出力ユニットが、現符号化ブロ
ック内の各列の画素データを第1行目から第N行目まで
昇順に入力する動作を、第1列から第M列まで昇順に実
行し、入力した現符号化ブロックの各列の画素データを
行の昇順に出力する動作を列の昇順に実行すると同時
に、各列の画素データを行の降順に出力する動作を列の
昇順に実行する。
【0315】このため、奇数列のプロセッサエレメント
と偶数列のプロセッサエレメントに別の現符号化ブロッ
ク画素データを入力することができる。したがって、各
列によりサーチウインドウの画素データの転送方向が異
なっていても、各プロセッサエレメントにおいて、同一
の現符号化ブロックにおける各局所ディストーションが
算出することができる。
【0316】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明において、現符号化ブロックデータ出力ユ
ニットが、第1テンプレート出力ユニットと第2テンプ
レート出力ユニットからなり、第1テンプレート出力ユ
ニットの出力端子から現符号化ブロック内の各列の画素
データを行の昇順に出力する動作を列の昇順に実行する
と同時に、第2テンプレート出力ユニットの出力端子か
ら現符号化ブロック内の各列の画素データを行の降順に
出力する動作を列の昇順に実行する。
【0317】このため、奇数列のプロセッサエレメント
と偶数列のプロセッサエレメントに別の現符号化ブロッ
ク画素データを入力することができる。したがって、セ
レクタとフリップフロップによって第2テンプレート出
力ユニットを構成することができるので、回路を容易に
構成することができる。また、各列によりサーチウイン
ドウの画素データの転送方向が異なっていても、各プロ
セッサエレメントにおいて、同一の現符号化ブロックに
おける各局所ディストーションを算出することができ
る。
【0318】請求項13記載の発明によれば、請求項6
記載の発明において、前記中間レジスタの一部の中間レ
ジスタが、前記第2転送制御手段による画素データの転
送タイミングに同期して前記第1サーチウインドウの画
素データを選択して入力するセレクタとフリップフロッ
プを有するように構成される。このため、第2転送制御
手段による画素データの転送タイミング、すなわち、セ
レクタに入力される信号のタイミングに同期して、一部
の中間レジスタからプロセッサエレメント、他の中間レ
ジスタおよびサイドレジスタに画素データを転送するこ
とができる。
【0319】したがって、プロセッサエレメント、他の
中間レジスタおよびサイドレジスタに画素データが転送
されるタイミングをセレクタに入力される信号により制
御することができる。さらに、一部の中間レジスタをそ
れぞれ一つのセレクタとフリップフロップを有するよう
に構成することができるので、回路を容易に構成するこ
とができる。
【0320】請求項14記載の発明によれば、請求項6
記載の発明において、前記中間レジスタの一部の中間レ
ジスタが、互いに直列に電気的に接続されたN個のフリ
ップフロップからなり、入力される信号のタイミングに
同期して、それぞれ隣のフリップフロップあるいはプロ
セッサエレメント、第2中間レジスタおよびサイドレジ
スタに画素データが転送される。
【0321】このため、N回の信号入力タイミングに同
期して、一部の中間レジスタからプロセッサエレメン
ト、他の中間レジスタおよびサイドレジスタに画素デー
タが転送される。したがって、プロセッサエレメント、
他の中間レジスタおよびサイドレジスタに画素データが
転送されるタイミングをフリップフロップの数により設
定することができる。さらに、一部の中間レジスタをフ
リップフロップによって構成することができるので、回
路を容易に構成することができる。
【0322】請求項15記載の発明によれば、請求項6
記載の発明において、各プロセッサエレメントがディス
トーションの算出を終了した後、ディストーション転送
制御手段によって、全てのプロセッサエレメントで算出
されたディストーションを前記候補ブロック特定ユニッ
トに転送するように構成する。このため、サーチウイン
ドウ内の各前符号化ブロックと現符号化ブロックとの間
の各ディストーションの内の最小のディストーションを
検出することができるので、最小ディストーションによ
り動きベクトルを求めることができる。
【0323】請求項16記載の発明によれば、請求項6
記載の発明において、前記候補ブロック特定ユニット
が、少なくとも一つのプロセッサエレメントを含む行に
あって、それぞれの行の一端に位置するプロセッサエレ
メントに電気的に接続され、各プロセッサエレメントが
ディストーションの算出を終了した後、候補ブロック特
定ユニットに接続された各プロセッサエレメントから候
補ブロック特定ユニットにディストーションを転送する
とともに、候補ブロック特定ユニットに接続された各プ
ロセッサエレメントに向けて各プロセッサエレメントか
ら、それぞれ隣の列のプロセッサエレメントにディスト
ーションを転送させるディストーション転送制御手段
と、を有し、前記ディストーション転送制御手段が、全
てのプロセッサエレメントで算出されたディストーショ
ンが候補ブロック特定ユニットに転送されるまで、前記
ディストーションの転送動作を繰り返す。
【0324】このため、サーチウインドウ内の各前符号
化ブロックと現符号化ブロックとの間の各ディストーシ
ョンの内の最小のディストーションを検出することがで
きるので、最小ディストーションにより動きベクトルを
求めることができる。請求項17記載の発明によれば、
請求項6記載の発明において、前記候補ブロック特定ユ
ニットが、少なくとも一つのプロセッサエレメントを含
む列にあって、それぞれの列の一端に位置するプロセッ
サエレメントに電気的に接続され、各プロセッサエレメ
ントがディストーションの算出を終了した後、候補ブロ
ック特定ユニットに接続された各プロセッサエレメント
から候補ブロック特定ユニットにディストーションを転
送するとともに、候補ブロック特定ユニットに接続され
た各プロセッサエレメントに向けて各プロセッサエレメ
ントから、それぞれ隣の行のプロセッサエレメントにデ
ィストーションを転送させるディストーション転送制御
手段と、を有し、前記ディストーション転送制御手段
が、全てのプロセッサエレメントで算出されたディスト
ーションが候補ブロック特定ユニットに転送されるま
で、前記ディストーションの転送動作を繰り返す。
【0325】このため、サーチウインドウ内の各前符号
化ブロックと現符号化ブロックとの間の各ディストーシ
ョンの内の最小のディストーションを検出することがで
きるので、最小ディストーションにより動きベクトルを
求めることができる。請求項18記載の発明によれば、
請求項15記載の発明において、動作モード選択手段に
より第1動作モードが選択されたとき、サーチウインド
ウデータ出力ユニットが、前記第1サーチウインドウの
範囲を越えて、該サーチウインドウからM画素分だけ列
方向にずれた第3サーチウインドウの範囲の画素データ
まで入力レジスタユニットに入力させるとともに、前記
ディストーション算出ユニットによる前記第3サーチウ
インドウに対応するディストーションの算出が終了する
前に、前記ディストーション転送制御手段による前記第
1サーチウインドウに対応するディストーションの転送
動作が終了する。
【0326】また、動作モード選択手段により第2動作
モードが選択されたとき、サーチウインドウデータ出力
ユニットが、前記第2サーチウインドウの範囲を越え
て、該サーチウインドウからM画素分だけ列方向にずれ
た第4サーチウインドウの範囲の画素データまで入力レ
ジスタユニットに入力させるとともに、前記ディストー
ション算出ユニットによる前記第4サーチウインドウに
対応するディストーションの算出が終了する前に、前記
ディストーション転送制御手段による前記第2サーチウ
インドウに対応するディストーションの転送動作が終了
するこのため、動作モード選択手段により第1動作モー
ドおよび第2動作モードのどちらが選択されても、複数
の現符号化ブロックに対する動きベクトルおよびディス
トーションを、連続して求めることができるとともに、
サーチウインドウ内の画素データを共有して使用するこ
とができるので、サーチウインドウ内の画素データの入
力を行なう回数が、現符号化ブロックに対する動きベク
トルおよびディストーションを1ブロックずつ求めた場
合よりも大幅に削減することができる。この削減できる
回数は、(L−M)×H画素分削減でき、サーチウイン
ドウが大きければ大きいほど増え、削減できる率につい
ても増えるので、サーチウインドウが大きくなるほど有
効である。
【0327】また、各プロセッサエレメントにおいて、
一つの現符号化ブロックに対するディストーションと該
現符号化ブロックに対して水平方向に隣接するもう一つ
の現符号化ブロックに対するディストーションとが、混
在しないので、先に算出されたディストーションを保持
する記憶部を新たに設ける必要が無く、回路を簡素化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる動きベクトル探索装置の構成例
を示す図である。
【図2】現符号化画像の現符号化ブロックおよび前符号
化画像の第1、第2サーチウインドウを示す図である。
【図3】現符号化画像上の現符号化ブロックの前符号化
画像の第1サーチウインドウにおける一対応例を示す図
である。
【図4】現符号化画像上の現符号化ブロックの前符号化
画像の第2サーチウインドウにおける一対応例を示す図
である。
【図5】図1に示された動きベクトル探索装置の信号出
力ユニットにおける各ユニットに対する信号経路を示す
図である。
【図6】図1に示された動きベクトル探索装置の動作モ
ード選択ユニットにおける各ユニットに対する信号経路
を示す図である。
【図7】動作モード選択ユニットにより第1動作モード
が選択された場合の図5に示された信号出力ユニットか
ら出力される各信号のタイミングチャートである。
【図8】動作モード選択ユニットにより第1動作モード
が選択された場合の図5に示された信号出力ユニットか
ら出力される各信号のタイミングチャートである。
【図9】動作モード選択ユニットにより第1動作モード
が選択された場合の図5に示された信号出力ユニットか
ら出力される各信号のタイミングチャートである。
【図10】動作モード選択ユニットにより第1動作モー
ドが選択された場合の図5に示された信号出力ユニット
から出力される各信号のタイミングチャートである。
【図11】動作モード選択ユニットにより第2動作モー
ドが選択された場合の図5に示された信号出力ユニット
から出力される各信号のタイミングチャートである。
【図12】動作モード選択ユニットにより第2動作モー
ドが選択された場合の図5に示された信号出力ユニット
から出力される各信号のタイミングチャートである。
【図13】図1に示されたディストーション算出ユニッ
トの機能ブロックを示す図である。
【図14】図1に示された現符号化ブロックデータ出力
ユニットの詳細な回路図である。
【図15】図1に示された各プロセッサエレエントの入
出力端子の配置を示す図である。
【図16】図1に示された各プロセッサエレメントの詳
細な回路図である。
【図17】図1に示されたセレクタ付の入力レジスタの
入出力端子の配置を示す図である。
【図18】図18に示された入力レジスタの詳細な回路
図である。
【図19】図1に示されたセレクタ付のサイドレジスタ
の入出力端子の配置を示す図である。
【図20】図19に示されたサイドレジスタの詳細な回
路図である。
【図21】図1に示された各第2中間レジスタの入出力
端子の配置を示す図である。
【図22】図21に示された第2中間レジスタの詳細な
回路図である。
【図23】図1に示された各第1中間レジスタの入出力
端子の配置を示す図である。
【図24】図23に示された第1中間レジスタの詳細な
回路図の一例である。
【図25】図23に示された第1中間レジスタの詳細な
回路図の一例である。
【図26】図1に示された候補ブロック特定ユニットの
詳細な回路図である。
【図27】図7〜図10に示されたクロックパルス信号
CK0の1パルス目における前符号化候補ブロック画素
データのディストーション算出ユニット内のデータ位置
を示す図である。
【図28】図7〜図10に示されたクロックパルス信号
CK0の4パルス目における前符号化候補ブロック画素
データのディストーション算出ユニット内のデータ位置
を示す図である。
【図29】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
3パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図30】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
4パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図31】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
5パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図32】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
6パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図33】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
7パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図34】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
8パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す図
である。
【図35】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
9パルス目における前符号化候補ブロック画素データの
ディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図36】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
10パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図37】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
11パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図38】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
12パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図39】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
13パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図40】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
14パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図41】図7〜図10に示されたパルス信号CK1の
15パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図42】現符号化ブロックに隣接する別の現符号化ブ
ロックを示す図である。
【図43】第1サーチウインドウからM画素分だけ列方
向にずれた別のサーチウインドウを示す図である。
【図44】図1に示された動きベクトル探索装置とは別
のディストーション算出ユニットを採用する動きベクト
ル探索装置の構成例を示す図である。
【図45】図1、図44に示された動きベクトル探索装
置の機能別構成図を示す図である。
【図46】図44に示されたサイドレジスタの入出力端
子の配置を示す図である。
【図47】図46に示されたサイドレジスタの詳細な回
路図を示す図である。
【図48】図44に示されたディストーション算出ユニ
ットの一つの列の配置を示す図の一例である。
【図49】図48に示された例の別の列との接続を示す
図である。
【図50】図11、図12に示されたクロックパルス信
号CK0の2パルス目における前符号化候補ブロック画
素データのディストーション算出ユニット内のデータ位
置を示す図である。
【図51】図11、図12に示されたクロックパルス信
号CK0の3パルス目における前符号化候補ブロック画
素データのディストーション算出ユニット内のデータ位
置を示す図である。
【図52】図11、図12に示されたクロックパルス信
号CK0の4パルス目における前符号化候補ブロック画
素データのディストーション算出ユニット内のデータ位
置を示す図である。
【図53】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の3パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す
図である。
【図54】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の4パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置を示す
図である。
【図55】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の5パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図56】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の6パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図57】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の7パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図58】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の8パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図59】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の9パルス目における前符号化候補ブロック画素データ
のディストーション算出ユニット内のデータ位置、およ
び、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロックデ
ータ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図60】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の10パルス目における前符号化候補ブロック画素デー
タのディストーション算出ユニット内のデータ位置、お
よび、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロック
データ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図61】図11、図12に示されたパルス信号CK1
の11パルス目における前符号化候補ブロック画素デー
タのディストーション算出ユニット内のデータ位置、お
よび、現符号化ブロック画素データの現符号化ブロック
データ出力ユニット内のデータ位置を示す図である。
【図62】図1に示されたディストーション算出ユニッ
トの各レジスタおよび演算器の別の配置を示す図であ
る。
【図63】図1に示されたディストーション算出ユニッ
トの各レジスタおよび演算器の別の配置を示す図であ
る。
【図64】図62、図63に示されたディストーション
算出ユニットを採用したときのそれぞれのサーチウイン
ドウの関係を示す図である。
【図65】従来の動画像を構成する画像を示す図であ
る。
【図66】従来の単純フレーム間予測を説明する図であ
る。
【図67】従来の動き補償フレーム間予測を説明する図
である。
【図68】従来の符号化ブロックと探索領域を説明する
図である。
【図69】従来の符号化ブロックとサーチウインドウを
説明する図である。
【図70】従来の現符号化ブロック内の画素と候補ブロ
ック内の画素との位置関係を説明する図である。
【図71】従来のディストーション算出方法と候補ブロ
ックデータの転送過程を説明する図である
【図72】従来のディストーション算出方法と候補ブロ
ックデータの転送過程を説明する図である
【符号の説明】
50 現符号化ブロック 60 第1サーチウインドウ 60a 前符号化候補ブロック 61 第3サーチウインドウ 62 第5サーチウインドウ 70 第2サーチウインドウ 70a 前符号化候補ブロック 71 第4サーチウインドウ 72 第6サーチウインドウ 100 現符号化ブロックデータ出力ユニット 110、120、130、140、150 フリップフ
ロップ 160 セレクタ 200 サーチウインドウデータ出力ユニット 300 信号出力ユニット 400 候補ブロック特定ユニット 410 比較器 420 フリップフロップ 430 比較器 440 セレクタ 450 フリップフロップ 460 反転素子 470 論理積素子 480 カウンタ 490 フリップフロップ 500 論理和素子 510 換算テーブル 520 換算テーブル 530 フリップフロップ 540 フリップフロップ 550 フリップフロップ 600 動作モード選択ユニット 1000、2000 ディストーション算出ユニット 1001 供給データ選択手段 1002 画素データ供給手段 1003 差分データ算出手段 1004 差分データ変換手段 1005 差分データ総和手段 1010 セレクタ 1020 フリップフロップ 1030 減算器 1040 正数変換器 1050 加算器 1060 フリップフロップ 1070 セレクタ 1080 フリップフロップ 1090 反転素子 1100 論理積素子 1110 垂直スキップセレクタ 1120 水平スキップセレクタ 1310 セレクタ 1320、1321、1322 フリップフロップ 1410 セレクタ 1420 フリップフロップ 1620 フリップフロップ 1630 セレクタ 1820 フリップフロップ 1830 セレクタ 2610 セレクタ 2620 フリップフロップ 2630 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 豊 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (56)参考文献 特開 平8−280023(JP,A) 特開 平6−113290(JP,A) 特開 平5−37922(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像を部分的に構成する現符号化画像
    を、前記動画像を部分的に構成するとともに現符号化画
    像よりも先に符号化される前符号化画像に基づいて予測
    するのに用いられる動きベクトルを探索する動きベクト
    ル探索方法であり、前記現符号化画像が、画素データを
    それぞれ有する複数の画素により表される現符号化ブロ
    ックを含み、前記前符号化画像が、画素データをそれぞ
    れ有する複数の画素によりそれぞれ表される複数のサー
    チウインドウを含み、これらサーチウインドウのそれぞ
    れが、現符号化ブロックと同一サイズを有する複数の前
    符号化候補ブロックを含み、前記動きベクトルが、現符
    号化ブロックと該現符号化ブロックに最も類似したサー
    チウインドウの前符号化候補ブロックとの変位により表
    される動きベクトルを探索する動きベクトル探索方法で
    あって、 前記サーチウインドウのうちサーチウインドウに含まれ
    る前符号化候補ブロックの最大数と同数の第1レジスタ
    および複数の第2レジスタからなり、これら第1および
    第2レジスタに、サーチウインドウの画素データを入力
    させて互いに転送させ合い、それぞれに転送されたデー
    タを一時的に保持して出力させるレジスタグループと、
    各第1レジスタからそれぞれ画素データを入力するとと
    ともに、現符号化ブロックの画素データを入力して、該
    入力した画素データに基づいて現符号化ブロックと各サ
    ーチウインドウの各前符号化候補ブロックとの差を表わ
    すディストーションをそれぞれ算出する第1レジスタと
    同数の演算器からなる演算器グループと、を準備する準
    備ステップと、 前記サーチウインドウのうちの一つのサーチウインドウ
    を選択するサーチウインドウ選択ステップと、 該サーチウインドウ選択ステップで選択されたサーチウ
    インドウの画素データを前記レジスタグループに供給す
    るサーチウインドウデータ供給ステップと、 現符号化ブロックの画素データを演算器グループの各演
    算器に供給する現符号化ブロックデータ供給ステップ
    と、 該サーチウインドウ選択ステップで選択されたサーチウ
    インドウのサイズに基づいて前記第1および第2レジス
    タのうちの一部のレジスタを選択し、選択されたレジス
    タ間でサーチウインドウの画素データを転送させる画素
    データ転送ステップと、 前記サーチウインドウ選択ステップで選択されたサーチ
    ウインドウに含まれる前符号化候補ブロックに対応する
    ディストーションを、前記演算器グループの演算器に算
    出させるディストーション算出ステップと、 該ディストーション算出ステップで算出されたディスト
    ーションのうちの最小のディストーションを検出し、該
    最小のディストーションに対応する前符号化候補ブロッ
    クを現符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブロ
    ックとして特定する候補ブロック特定ステップと、を有
    することを特徴とする動きベクトル探索方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記サーチウインドウ選択ステップでは、前記現符号化
    画像と前符号化画像との時間的隔たりの大きさに比例し
    たサイズのサーチウインドウが選択されることを特徴と
    する動きベクトル探索方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 サーチウインドウ選択ステップ、サーチウインドウデー
    タ供給ステップ、画素データ転送ステップ、ディストー
    ション算出ステップおよび候補ブロック特定ステップ
    を、複数回繰り返す繰り返しステップ、を有し、 2回目以降の各サーチウインドウ選択ステップでは、前
    回のサーチウインドウ選択ステップで選択されたサーチ
    ウインドウのサイズより小さく、かつ、前回の候補ブロ
    ック特定ステップで特定された前符号化候補ブロックを
    含むサーチウインドウが選択されることを特徴とする動
    きベクトル探索方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 最後のサーチウインドウ選択ステップで選択されるサー
    チウインドウの各前符号化候補ブロックが水平、垂直お
    よび対角方向に隣接する各前符号化候補ブロックと1画
    素ピッチだけずれたことを特徴とする動きベクトル探索
    方法。
  5. 【請求項5】動画像を部分的に構成する現符号化画像
    を、前記動画像を部分的に構成するとともに現符号化画
    像よりも先に符号化される前符号化画像に基づいて予測
    するのに用いられる動きベクトルを探索する動きベクト
    ル探索装置であり、前記現符号化画像が、画素データを
    それぞれ有する複数の画素により表される現符号化ブロ
    ックを含み、前記前符号化画像が、画素データをそれぞ
    れ有する複数の画素によりそれぞれ表される複数のサー
    チウインドウを含み、これらサーチウインドウのそれぞ
    れが、現符号化ブロックと同一サイズを有する複数の前
    符号化候補ブロックを含み、前記動きベクトルが、現符
    号化ブロックと該現符号化ブロックに最も類似したサー
    チウインドウの前符号化候補ブロックとの変位により表
    される動きベクトル探索装置であって、 前記サーチウインドウの画素データを出力するサーチウ
    インドウデータ出力手段と、 前記現符号化ブロックの画素データを出力する現符号化
    ブロックデータ出力手段と、 前記サーチウインドウに含まれる前符号化候補ブロック
    の最大数と同数の第1レジスタおよび複数の第2レジス
    タを有し、これら第1および第2レジスタに、サーチウ
    インドウデータ出力手段から出力されたサーチウインド
    ウの画素データを入力させて互いに転送させ合い、それ
    ぞれに転送されたデータを一時的に保持して出力させる
    サーチウインドウデータ転送出力手段と、 該サーチウインドウデータ転送出力手段の第1レジスタ
    と同数の演算器を有し、これら演算器に、第1レジスタ
    のそれぞれからサーチウインドウの画素データを入力さ
    せるととともに、現符号化ブロックの画素データを入力
    させて、該入力した画素データに基づいて現符号化ブロ
    ックと各サーチウインドウの各前符号化候補ブロックと
    の差を表わすディストーションをそれぞれ算出させるデ
    ィストーション算出手段と、 前記サーチウインドウのうちの一つのサーチウインドウ
    を選択するサーチウインドウ選択手段と、 該サーチウインドウ選択手段により選択されたサーチウ
    インドウの画素データを前記サーチウインドウデータ出
    力手段に出力させるサーチウインドウデータ出力制御手
    段と、 前記サーチウインドウ選択手段により選択されたサーチ
    ウインドウのサイズに基づいて前記第1および第2レジ
    スタのうちの一部のレジスタを選択し、選択されたレジ
    スタ間でサーチウインドウの画素データを転送させる画
    素データ転送制御手段と、 前記ディストーション算出手段により算出されたディス
    トーションのうちの最小のディストーションを検出し、
    該最小のディストーションに対応する前符号化候補ブロ
    ックを現符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブ
    ロックとして特定する候補ブロック特定手段と、を有す
    ることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  6. 【請求項6】動画像を部分的に構成する現符号化画像
    を、前記動画像を部分的に構成するとともに現符号化画
    像よりも先に符号化される前符号化画像に基づいて予測
    するのに用いられる動きベクトルを探索する動きベクト
    ル探索装置であり、H1、L1、H2、L2、Nおよび
    Mを自然数とし、H2をH1以下の自然数、L2をL1
    以下の自然数として、前記現符号化画像が、画素データ
    をそれぞれ有するN行M列の画素により表される現符号
    化ブロックを含み、前記前符号化画像が、画素データを
    それぞれ有するH1行L1列の画素により表される第1
    サーチウインドウおよび画素データをそれぞれ有するH
    2行L2列の画素により表される第2サーチウインドウ
    を含み、第1および第2サーチウインドウのそれぞれ
    が、各サーチウインドウのN行M列画素により表される
    複数の前符号化候補ブロックを含み、現符号化ブロック
    と該現符号化ブロックに最も類似した第1サーチウイン
    ドウ内の前符号化候補ブロックとの変位により表される
    動きベクトルを探索する第1動作モードと、現符号化ブ
    ロックと該現符号化ブロックに最も類似した第2サーチ
    ウインドウ内の前符号化候補ブロックとの変位により表
    される動きベクトルを探索する第2動作モードと、を有
    する動きベクトル探索装置であって、 前記第1および第2サーチウインドウに含まれる各前符
    号化候補ブロック内の各画素データと現符号化ブロック
    内の位置的に対応する各画素データとの差を正数データ
    に変換した局所ディストーションおよび前記各局所ディ
    ストーションをブロック単位に総和した各ディストーシ
    ョンを算出する(H2−N+1)×(L2−M+1)個
    以下のプロセッサエレメントと、前記プロセッサエレメ
    ントを含む総数が(H1−N+1)×(L1−M+1)
    個になる複数の中間レジスタと、データを入力して一時
    的に保持した後に出力する(L1−M+1)個のサイド
    レジスタユニットと、データを入力して一時的に保持し
    た後に出力する入力レジスタユニットと、前記第1動作
    モードおよび第2動作モードのどちらか一方を選択する
    動作モード選択手段と、を有し、前記中間レジスタと共
    に前記プロセッサエレメントが、(H1−N+1)行
    (L1−M+1)列のマトリックス状に想像上配置され
    るものとするとき、 nを(H1−N+1)以下の自然数、mを(L1−M+
    1)以下の自然数とし、各サイドレジスタユニットが、
    各列の1行目および(H1−N+1)行目のプロセッサ
    エレメントまたは中間レジスタに電気的に接続され、m
    列目の1行目および(H1−N+1)行目のプロセッサ
    エレメントまたは中間レジスタに接続されたサイドレジ
    スタユニットをm列目のサイドレジスタユニットと呼ぶ
    とするとき、2列目以降のm列目のサイドレジスタユニ
    ットが、(m−1)列目のサイドレジスタユニットに電
    気的に接続され、(L1−M+1)列目のサイドレジス
    タユニットが、前記入力レジスタユニットに電気的に接
    続されるとともに、(L1−M+1)列目の各プロセッ
    サエレメントおよび中間レジスタが入力レジスタユニッ
    トに電気的に接続され、 iを(H2−N+1)以下の自然数とし、jを(L2−
    M+1)以下の自然数とし、前記動作モード選択手段で
    第2動作モードが選択された場合、前記第2サーチウィ
    ンドウの探索範囲を示す(H2−N+1)行に対応する
    よう1行目から(H1−N+1)行目までの(H1−N
    +1)個の行から少なくとも1つのプロセッサエレメン
    トを含むプロセッサエレメントおよび中間レジスタから
    なる(H2−N+1)個の行をマトリックスの行数とし
    てカウントし、かつ、前記第2サーチウィンドウの探索
    範囲を示す(L2−M+1)列に対応するよう1列目か
    ら(L1−M+1)列目までの(L1−N+1)個の列
    から少なくとも1つのプロセッサエレメントを含むプロ
    セッサエレメントおよび中間レジスタからなる(L2−
    M+1)個の列をマトリックスの列数としてカウント
    し、それぞれの行をi行、それぞれの列をj列で表すと
    き、 さらに、前記動作モード選択手段により第1動作モード
    が選択されたとき、第1サーチウインドウに含まれる各
    前符号化候補ブロックの画素データを前記入力レジスタ
    ユニットに供給し、動作モード選択手段により第2動作
    モードが選択されたとき、第2サーチウインドウに含ま
    れる各前符号化候補ブロックの画素データを前記入力レ
    ジスタユニットに出力するサーチウインドウデータ出力
    ユニットと、 現符号化ブロックの画素データを各プロセッサエレメン
    トに出力する現符号化ブロックデータ出力ユニットと、 動作モード選択手段により第1動作モードが選択された
    とき、(L1−M+1)列目のサイドレジスタユニット
    と、(L1−M+1)列目の各プロセッサエレメントお
    よび中間レジスタとに、入力レジスタユニットから互い
    に異なる1画素分の画素データを転送させ、動作モード
    選択手段により第2動作モードが選択されたとき、(L
    1−M+1)列目のサイドレジスタユニットと、(L1
    −M+1)列目の各プロセッサエレメントおよび中間レ
    ジスタとに、入力レジスタユニットから互いに異なる1
    画素分の画素データを転送させる第1転送制御手段と、 該第1転送制御手段による画素データの転送動作に同期
    して、動作モード選択手段により第1動作モードが選択
    されたとき、2列目以降のm列目の各プロセッサエレメ
    ントから(m−1)列目の各プロセッサエレメントおよ
    び各中間レジスタに、2列目以降のm列目の各中間レジ
    スタから(m−1)列目の各プロセッサエレメントおよ
    び各中間レジスタに、並びに、2列目以降のm列目のサ
    イドレジスタユニットから(m−1)列目のサイドレジ
    スタユニットに、1画素分の画素データを転送させ、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、2列目以降のj列目の各プロセッサエレメントか
    ら(j−1)列目の各プロセッサエレメントおよび各中
    間レジスタに、2列目以降のj列目の各中間レジスタか
    ら(j−1)列目の各プロセッサエレメントおよび各中
    間レジスタに、並びに、2列目以降のj列目のサイドレ
    ジスタユニットから(j−1)列目のサイドレジスタユ
    ニットに、1画素分の画素データを転送させる第2転送
    制御手段と、 少なくとも一つのプロセッサエレメントを含む列のみの
    列数をカウントしたときの奇数番目の列と偶数番目の列
    との各列を奇数列、偶数列に分けるものとして、 該第2転送制御手段による画素データの転送動作の後、
    動作モード選択手段により第1動作モードが選択された
    とき、奇数列のサイドレジスタユニットから奇数列の1
    行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、奇
    数列の1行目から(H1−N)行目までのn行目のプロ
    セッサエレメントから(n+1)行目のプロセッサエレ
    メントまたは中間レジスタに、奇数列の1行目から(H
    1−N)行目までのn行目の中間レジスタから(n+
    1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタ
    に、並びに、奇数列の(H1−N+1)行目のプロセッ
    サエレメントまたは中間レジスタから奇数列のサイドレ
    ジスタユニットに、1画素分の画素データを転送させ、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、奇数列のサイドレジスタユニットから奇数列の1
    行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、奇
    数列の1行目から(H1−N)行目までのi行目のプロ
    セッサエレメントから(i+1)行目のプロセッサエレ
    メントまたは中間レジスタに、奇数列の1行目から(H
    1−N)行目までのi行目の中間レジスタから(i+
    1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタ
    に、並びに、奇数列の(H1−N+1)行目のプロセッ
    サエレメントから奇数列のサイドレジスタユニットに、
    1画素分の画素データを転送させる第3転送制御手段
    と、 該第3転送制御手段による画素データの転送動作に同期
    して、動作モード選択手段により第1動作モードが選択
    されたとき、偶数列のサイドレジスタユニットから偶数
    列の(H1−N+1)行目のプロセッサエレメントまた
    は中間レジスタに、偶数列の(H1−N+1)行目から
    2行目までのn行目のプロセッサエレメントから(n−
    1)行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタ
    に、偶数列の(H1−N+1)行目から2行目までのn
    行目の中間レジスタから(n−1)行目のプロセッサエ
    レメントまたは中間レジスタに、並びに、偶数列の1行
    目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタから偶数
    列のサイドレジスタユニットに、1画素分の画素データ
    を転送させ、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、偶数列のサイドレジスタユニットから偶数列の
    (H1−N+1)行目のプロセッサエレメントまたは中
    間レジスタに、偶数列の(H1−N+1)行目から2行
    目までのi行目のプロセッサエレメントから(i−1)
    行目のプロセッサエレメントまたは中間レジスタに、偶
    数列の(H1−N+1)行目から2行目までのi行目の
    中間レジスタから(i−1)行目のプロセッサエレメン
    トまたは中間レジスタに、並びに、偶数列の1行目のプ
    ロセッサエレメントまたは中間レジスタから偶数列のサ
    イドレジスタユニットに、1画素分の画素データを転送
    させる第4転送制御手段と、 第1転送制御手段による画素データの転送動作から第4
    転送制御手段による画素データの転送動作までを繰り返
    させる第5転送制御手段と、 動作モード選択手段により第1動作モードが選択された
    とき、1列目のプロセッサエレメントに前記第1サーチ
    ウインドウの画素データが初めて転送されるタイミング
    に同期して、奇数列の各プロセッサエレメントに前記現
    符号化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以
    後、第2転送制御手段および第3転送制御手段による画
    素データの転送タイミングに同期して奇数列の各プロセ
    ッサエレメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素
    データが入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力
    ユニットから1画素分づつ画素データを転送させ、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、1列目のプロセッサエレメントに前記第2サーチ
    ウインドウの画素データが初めて転送されるタイミング
    に同期して、奇数列の各プロセッサエレメントに前記現
    符号化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以
    後、第2転送制御手段および第3転送制御手段による画
    素データの転送タイミングに同期して奇数列の各プロセ
    ッサエレメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素
    データが入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力
    ユニットから1画素分づつ画素データを転送させる第6
    転送制御手段と、 動作モード選択手段により第1動作モードが選択された
    とき、1列目のプロセッサエレメントに前記第1サーチ
    ウインドウの画素データが初めて転送されるタイミング
    に同期して、偶数列の各プロセッサエレメントに、前記
    第6転送制御手段により奇数列の各プロセッサエレメン
    トに最初に入力された画素データとは異なる前記現符号
    化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以後、第
    2転送制御手段および第4転送制御手段による画素デー
    タの転送タイミングに同期して偶数列の各プロセッサエ
    レメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素データ
    が入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力ユニッ
    トから1画素分づつ画素データを転送させ、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、1列目のプロセッサエレメントに前記第2サーチ
    ウインドウの画素データが初めて転送されるタイミング
    に同期して、偶数列の各プロセッサエレメントに、前記
    第6転送制御手段により奇数列の各プロセッサエレメン
    トに最初に入力された画素データとは異なる前記現符号
    化ブロックの1画素分の画素データを入力し、以後、第
    2転送制御手段および第4転送制御手段による画素デー
    タの転送タイミングに同期して偶数列の各プロセッサエ
    レメントに、前記現符号化ブロックの全ての画素データ
    が入力されるまで、現符号化ブロックデータ出力ユニッ
    トから1画素分づつ画素データを転送させる第7転送制
    御手段と、 前記各プロセッサエレメントに第6転送制御手段および
    第7転送制御手段で入力された現符号化ブロックの画素
    データと第6転送制御手段および第7転送制御手段によ
    る画素データの転送タイミングに同期して入力されたサ
    ーチウインドウの画素データとに基づいて、各プロセッ
    サエレメントに前記各ディストーションを算出させるデ
    ィストーション算出ユニットと、 ディストーション算出ユニットにより算出されたディス
    トーションのうちの最小のディストーションを検出し、
    該最小のディストーションに対応する前符号化候補ブロ
    ックを現符号化ブロックに最も類似した前符号化候補ブ
    ロックとして特定する候補ブロック特定ユニットと、を
    有することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記各サイドレジスタユニットが、各列の1行目のプロ
    セッサエレメントおよび中間レジスタに電気的に接続さ
    れた第1サイドレジスタユニットと、各列の(H1−N
    +1)行目のプロセッサエレメントおよび中間レジスタ
    に電気的に接続された第2サイドレジスタユニットから
    なり、 第1サイドレジスタユニットが、画素データを入力して
    一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接続
    された(N−1)個のレジスタからなり、 第2サイドレジスタユニットが、画素データを入力して
    一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接続
    された(N−1)個のレジスタからなることを特徴とす
    る動きベクトル探索装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記各サイドレジスタユニットが、画素データを入力し
    て一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接
    続された(N−1)個のレジスタからなることを特徴と
    する動きベクトル探索装置。
  9. 【請求項9】請求項6記載の動きベクトル探索装置にお
    いて、 前記入力レジスタユニットが、第1入力レジスタユニッ
    トと第2入力レジスタユニットからなり、 前記第1入力レジスタユニットが、画素データを入力し
    て一時的に保持した後出力する直列に互いに電気的に接
    続された(H1−N+1)個のレジスタを有し、 前記第1入力レジスタユニットのレジスタのうちの一端
    のレジスタの入力端子がサーチウインドウデータ出力ユ
    ニットに電気的に接続され、他端のレジスタの出力端子
    が第2入力レジスタユニットに電気的に接続され、 前記第1入力レジスタユニットの各レジスタの出力端子
    が、(L1−M+1)列目のプロセッサエレメントおよ
    び中間レジスタに電気的に接続され、 前記第2入力レジスタユニットの出力端子が、(L1−
    M+1)列目のサイドレジスタユニットに電気的に接続
    され、 サーチウインドウデータ出力ユニットが、前記第1転送
    制御手段および第3転送制御手段の画素データの転送周
    期のN/H1の周期でサーチウインドウ内の同列の画素
    データを行数の昇順に第1入力レジスタユニットの上記
    一端のレジスタの入力端子に入力する動作を、列数の昇
    順に繰り返し、 前記各レジスタが、入力端子に入力されているデータを
    出力端子に、前記第1転送制御手段および第3転送制御
    手段の画素データの転送周期のN/H1の周期で出力
    し、 第2入力レジスタユニットが、入力端子に入力されてい
    るデータを出力端子に、前記第1転送制御手段の画素デ
    ータの転送周期で(L1−M+1)列目のサイドレジス
    タユニットに出力することを特徴とする動きベクトル探
    索装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記入力レジスタユニットが、第1入力レジスタユニッ
    トと第2入力レジスタユニットからなり、 前記第2入力レジスタユニットが、直列に互いに電気的
    に接続された(N−1)個のフリップフロップからなる
    ことを特徴とする動きベクトル探索装置。
  11. 【請求項11】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記現符号化ブロックデータ出力ユニットが、現符号化
    ブロック内の各列の画素データを第1行目から第N行目
    まで昇順に入力する動作を、第1列から第M列まで昇順
    に実行し、 入力した現符号化ブロックの各列の画素データを行の昇
    順に出力する動作を列の昇順に実行すると同時に、各列
    の画素データを行の降順に出力する動作を列の昇順に実
    行することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記現符号化ブロックデータ出力ユニットが、第1テン
    プレート出力ユニットと第2テンプレート出力ユニット
    からなり、 前記第1テンプレート出力ユニットが、直列に互いに電
    気的に接続された(N+1)個のフリップフロップを有
    し、 前記フリップフロップのうちの一端のフリップフロップ
    の出力端子が偶数列の各プロセッサエレメントに電気的
    に接続され、 前記第2テンプレート出力ユニットが、N個のフリップ
    フロップと(N−1)個のセレクタとを有し、各フリッ
    プフロップとセレクタが交互に、フリップフロップで始
    まり、フリップフロップで終わるように、直列に互いに
    電気的に接続され、 前記フリップフロップのうちの一端のフリップフロップ
    の出力端子が奇数列の各プロセッサエレメントに電気的
    に接続され、他端のフリップフロップの入力端子が第1
    テンプレートユニットに電気的に接続され、 前記各セレクタの入力端子が、第1テンプレートユニッ
    トに電気的に接続され、 第1テンプレート出力ユニットの出力端子から現符号化
    ブロック内の各列の画素データを行の昇順に出力する動
    作を列の昇順に実行すると同時に、第2テンプレート出
    力ユニットの出力端子から現符号化ブロック内の各列の
    画素データを行の降順に出力する動作を列の昇順に実行
    することを特徴とする動きベクトル探索装置。
  13. 【請求項13】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記中間レジスタの一部の中間レジスタが、前記第2転
    送制御手段による画素データの転送タイミングに同期し
    て前記第1サーチウィンドウの画素データを選択して入
    力するセレクタとフリップフロップとを有することを特
    徴とする動きベクトル探索装置。
  14. 【請求項14】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記中間レジスタの一部の中間レジスタが、直列に互い
    に電気的に接続されたN個のフリップフロップからなる
    ことを特徴とする動きベクトル探索装置。
  15. 【請求項15】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記プロセッサエレメントがディストーションの算出を
    終了した後、全てのプロセッサエレメントで算出された
    ディストーションを前記候補ブロック特定ユニットに転
    送させるディストーション転送制御手段を有することを
    特徴とする動きベクトル探索装置。
  16. 【請求項16】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記候補ブロック特定ユニットが、少なくとも一つのプ
    ロセッサエレメントを含む行に対して、それぞれの行の
    一端に位置するプロセッサエレメントに電気的に接続さ
    れ、 各プロセッサエレメントがディストーションの算出を終
    了した後、候補ブロック特定ユニットに接続された各プ
    ロセッサエレメントから候補ブロック特定ユニットにデ
    ィストーションを転送するとともに、候補ブロック特定
    ユニットに接続された各プロセッサエレメントに向けて
    各プロセッサエレメントから、それぞれ隣の列のプロセ
    ッサエレメントにディストーションを転送させるディス
    トーション転送制御手段と、を有し、 前記ディストーション転送制御手段が、全てのプロセッ
    サエレメントで算出されたディストーションが候補ブロ
    ック特定ユニットに転送されるまで、前記ディストーシ
    ョンの転送動作を繰り返すことを特徴とする動きベクト
    ル探索装置。
  17. 【請求項17】請求項6記載の動きベクトル探索装置に
    おいて、 前記候補ブロック特定ユニットが、少なくとも一つのプ
    ロセッサエレメントを含む列に対して、それぞれの列の
    一端に位置するプロセッサエレメントに電気的に接続さ
    れ、 各プロセッサエレメントがディストーションの算出を終
    了した後、候補ブロック特定ユニットに接続された各プ
    ロセッサエレメントから候補ブロック特定ユニットにデ
    ィストーションを転送するとともに、候補ブロック特定
    ユニットに接続された各プロセッサエレメントに向けて
    各プロセッサエレメントから、それぞれ隣の行のプロセ
    ッサエレメントにディストーションを転送させるディス
    トーション転送制御手段と、を有し、 前記ディストーション転送制御手段が、全てのプロセッ
    サエレメントで算出されたディストーションが候補ブロ
    ック特定ユニットに転送されるまで、前記ディストーシ
    ョンの転送動作を繰り返すことを特徴とする動きベクト
    ル探索装置。
  18. 【請求項18】請求項15記載の動きベクトル探索装置
    において、 動作モード選択手段により第1動作モードが選択された
    とき、サーチウインドウデータ出力ユニットが、前記第
    1サーチウインドウの範囲を越えて、該サーチウインド
    ウからM画素分だけ水平方向にずれた第3サーチウイン
    ドウの範囲の画素データまで入力レジスタユニットに入
    力させるとともに、現符号化ブロックデータ出力ユニッ
    トが、前記現符号化ブロックを、該現符号化ブロックに
    対して水平方向に隣接するもう一つの現符号化ブロック
    に置き換えて、現符号化ブロックの画素データを転送す
    る前記第6転送制御手段および第7転送制御手段を動作
    させ、 前記サーチウインドウデータ出力ユニットが、第1サー
    チウインドウ内の同列の画素データを行数の昇順に入力
    レジスタユニットに入力する動作を、列数の昇順に繰り
    返し、 さらに、前記サーチウインドウデータ出力ユニットが、
    該入力動作を前記第1サーチウインドウの範囲を越えて
    前記第3サーチウインドウの範囲まで繰り返し、 前記ディストーション算出ユニットによる前記第3サー
    チウインドウに対応するディストーションの算出が終了
    する前に、前記ディストーション転送制御手段による前
    記第1サーチウインドウに対応するディストーションの
    転送動作が終了し、 動作モード選択手段により第2動作モードが選択された
    とき、サーチウインドウデータ出力ユニットが、前記第
    2サーチウインドウの範囲を越えて、該サーチウインド
    ウからM画素分だけ水平方向にずれた第4サーチウイン
    ドウの範囲の画素データまで入力レジスタユニットに入
    力させるとともに、現符号化ブロックデータ出力ユニッ
    トが、前記現符号化ブロックを、該現符号化ブロックに
    対して水平方向に隣接するもう一つの現符号化ブロック
    に置き換えて、現符号化ブロックの画素データを転送す
    る前記第6転送制御手段および第7転送制御手段を動作
    させ、 前記サーチウインドウデータ出力ユニットが、第2サー
    チウインドウ内の同列の画素データを行数の昇順に入力
    レジスタユニットに入力する動作を、列数の昇順に繰り
    返し、 さらに、前記サーチウインドウデータ出力ユニットが、
    該入力動作を前記第2サーチウインドウの範囲を越えて
    前記第4サーチウインドウの範囲まで繰り返し、 前記ディストーション算出ユニットによる前記第4サー
    チウインドウに対応するディストーションの算出が終了
    する前に、前記ディストーション転送制御手段による前
    記第2サーチウインドウに対応するディストーションの
    転送動作が終了することを特徴とする動きベクトル探索
    装置。
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