JP2868444B2 - 動きベクトル探索方法および探索装置 - Google Patents

動きベクトル探索方法および探索装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル動画像
の情報圧縮に適用される動きベクトル探索装置に係り、
特に、現画像の一部を構成する現符号化ブロックの画素
データと前符号化画像上のサーチウィンドウ内の複数の
候補ブロックの画素データとに基づいて算出されたそれ
ぞれのディストーションによって動きベクトルを探索す
る動きベクトル探索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形、音声、映像などの異なる情
報をデジタルデータで表現し、これらのメディアを統合
して一元的に取り扱うマルチメディアが近年注目を浴び
ている。このマルチメディアをより効果的に実現するキ
ー・テクノロジーのひとつとして情報圧縮技術がある。
情報圧縮技術は、情報の冗長性に着目し、冗長な部分の
情報を削減することにより、情報量を少なくする技術で
あり、これにより大量の情報を効率的に処理し、蓄積
し、伝送することが可能となる。
【0003】各種のメディアの情報量には大きな差があ
り、とりわけ、動画像は膨大な情報量を有するため、大
幅な情報の圧縮が必要となる。情報の圧縮方法には各種
方式があり、これらの方式を組み合わせることにより、
大幅な圧縮を実現している。一般に、これらの圧縮機能
はLSI(Large scale integrated circuit)として提
供されている。
【0004】動画像情報の圧縮方式の一つとして、動画
像の一部を構成する2つの画面間の時間的な相関関係に
基づいて情報圧縮を行う方式が知られている。この圧縮
方式には、例えば、単純フレーム間予測符号化方式、動
き補償フレーム間予測符号化方式がある。ここで、フレ
ームとは、動画像を構成する1枚の画面を表わす。以
下、単純フレーム間予測符号化方式および動き補償フレ
ーム間予測符号化方式について説明する。
【0005】図66は単純フレーム間予測符号化方式を
示す図である。単純フレーム間予測符号化方式において
は、互いに位置的に対応する現画像100の各画素デー
タと前符号化画像200の各画素データとの差分値を算
出し、この差分値を適当な閾値と比較して、有意画素デ
ータと非有意画素データとに識別する。有意画素データ
は、この差分値が閾値より大きい場合に相当し、前符号
化画像200から現画像100を予測する際に省略する
ことのできないデータである。一方、非有意画素データ
は、この差分値が閾値以下の場合に相当し、前符号化画
像200から現画像100を予測する際に削減すること
が可能なデータである。
【0006】なお、前符号化画像200は、現画像10
0よりも過去の画像であっても、未来の画像であっても
よいが、現画像100よりも時間的に先に符号化される
画像である。例えば、図66に示すように、前符号化画
像200における人物像10が現画像100において右
方向に移動してる場合、有意画素データを示す領域は、
2つの有意画素領域20および21によって示される。
有意画素領域20に位置的に対応する現画像100上の
画素データは、この画素データと有意画素領域20との
差分値および有意画素領域20によって表わすことがで
き、有意画素領域21に位置的に対応する現画像100
上の画素データは、この画素データと有意画素領域21
との差分値および有意画素領域21によって表わすこと
ができる。残りの非有意画素領域は、この非有意画素領
域と位置的に対応する前符号化画像200の画素データ
そのものによって表わすことができる。
【0007】単純フレーム間予測符号化方式では、有意
画素数が少ないほど予測の際に必要な差分値のデータ量
を少なくすることができるので、圧縮効率を向上するこ
とができる。また、閾値を高く設定することによって有
意画素数を少なくして圧縮効率をさらに向上することも
できるが、閾値を高くしすぎると、画像の動きがぎくし
ゃくして不自然になったり、動くべき画像の一部が残像
として現れたりするため、画像品質が著しく劣化すると
いった不具合が発生する。
【0008】このように、単純フレーム間予測符号化方
式では、現画像100を前符号化画像200の同一位置
の画素データに基づいて予測するので、現画像100と
前符号化画像200との間の画像上の変化が小さいとき
には高い圧縮効率を実現することができるが、図66に
示されるように、画像の一部が画像上で大幅に移動する
ような場合には、単純フレーム間予測符号化方式よりも
次に説明する動き補償フレーム間予測符号化方式を用い
た方が圧縮効率は高くなる。
【0009】動き補償フレーム間予測符号化方式では、
図67に示されるように、人物像10が移動した場合、
図67に示される動きベクトルMVを算出する。動きベ
クトルMVは、人物像10の移動方向および移動距離を
表わし、この動きベクトルMVと前符号化画像200の
人物像10を形成する画素データとによって、現画像1
00上の人物像10を予測する。この場合、有意画素領
域は領域20のみになる。したがって、動き補償フレー
ム間予測符号化方式のほうが、有意画素数を大幅に少な
くすることができるので、画像情報の圧縮効率を大幅に
向上することができる。
【0010】ところで、国際標準方式であるITU−T
(International telecommunication Union-Telecommun
ication Standardization Sector)H.261による動
き補償フレーム間予測方式では、まず、図68に示すよ
うに、現画像101を複数のブロックに分割し、その一
つのブロック(以下、現符号化ブロックと呼ぶ)170
に類似した同一サイズの複数のブロック370(以下、
候補ブロックと呼ぶ)を含むサーチウィンドウ270を
前符号化画像201上で特定し、サーチウインド270
内に含まれる複数の候補ブロック370と現符号化ブロ
ック170とのディストーションを算出する。
【0011】ここで、ディストーションとは、各候補ブ
ロック370と現符号化ブロック170との類似性を表
わすものであり、各候補ブロック内の位置的に対応する
画素データの差分値をそれぞれ求め、これらの差分値が
相殺されないように絶対値演算または二乗演算等によっ
て正数データに変換して累積した値で示される。次に、
算出されたディストーションの中から最小の値をもつデ
ィストーションを特定し、この最小ディストーションを
有する候補ブロック370と現符号化ブロック170に
基づいて動きベクトルMVが算出される。
【0012】さらに、現符号化ブロック170、サーチ
ウィンドウ270、候補ブロック370の関係について
説明する。図69(b)に示すように、現符号化ブロッ
ク170がN行M列の画素から構成され、図69(a)
に示すように、サーチウィンドウ270がH行L列の画
素から構成されるとすると、現符号化ブロック170に
類似した候補ブロック370は、サーチウィンドウ27
0内に(H−N+1)×(L−M+1)個存在する。
【0013】また、現符号化ブロック170の左上角の
画素データをa(0,0)で表わすとすると、サーチウ
ィンドウ270内でこの画素データa(0,0)に位置
的に対応する各候補ブロック370の画素の取り得る範
囲は、図69(a)の斜線領域で示される。現符号化ブ
ロック170内の画素データと各候補ブロック370内
の画素データとの位置的な対応関係を図70に示す。図
70に示すように、現符号化ブロック170内の画素デ
ータa(m,n)に位置的に対応する各候補ブロック3
70内の画素データは、サーチウィンドウ270内の画
素データb(l+m,h+n)で表わされる。ここで、
hおよびlはサーチウィンドウ270内の各候補ブロッ
ク370を特定する値であり、サーチウィンドウ270
内の画素データb(l,h)は候補ブロック370の左
上角の画素データであり、現符号化ブロック170の左
上角の画素データa(0,0)に位置的に対応する。
【0014】図69および図70に示された現符号化ブ
ロック170、サーチウィンドウ270および複数の候
補ブロック370において、現符号化ブロック170と
各候補ブロック370とのディストーションをD(l,
h)とすると、D(l,h)は以下の式により表わされ
る。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、‖‖はディストーションを演算す
るノルムを示し、d(m,n)は、 d(m,n)=b(l+m,h+n)−a(m,n) で表わされ、現符号化ブロック170の画素データおよ
び位置的に対応する各候補ブロック370の画素データ
の差分値である局所ディストーションを示している。ノ
ルム演算は、一般に、絶対値演算および二乗演算が用い
られるが、計算の複雑さと効率の点で絶対値演算が最も
頻繁に用いられる。
【0017】なお、動き補償フレーム間予測方式におい
て、現画像と前符号化画像をブロック単位で比較する方
法は、ブロック・マッチング法と呼ばれており、さら
に、サーチウィンドウ内に含まれる全ての候補ブロック
と現符号化ブロックとを比較する場合には、フル・サー
チ・ブロック・マッチング法(全点探索法)と呼ばれて
いる。
【0018】この全点探索法を用いて動きベクトルを求
める方法および装置として、例えば、特開平2−213
291号公報の二次元アニメート画像の連続画像を表わ
すデータ信号を処理するための方法および回路が知られ
ている。この方法および回路においては、演算時間を短
縮するため、候補ブロックの数だけプロセッサエレメン
トを配置して、プロセッサエレメントに供給されたサー
チエリアのデータを全体として上方向、下方向および左
方向に切り換えてスキャニングを行うことでディストー
ションを求めている。
【0019】すなわち、図71および図72に示すよう
に、lおよびhを l=0,1,2 h=0,1,2 で表わすとすると、まず、各プロセッサエレメントにサ
ーチウィンドウの画素データが入力されるとともに、現
符号化ブロックの画素データa(0,0)が入力された
サイクル0では、各プロセッサエレメントでは、局所デ
ィストーション |b(l,h)−a(0,0)| の計算およびストアが行われる。
【0020】次のサイクル1では、サーチウィンドウの
各画素データを全体として上に移動するとともに、現符
号化ブロックの画素データa(0,1)が入力されるこ
とで局所ディストーション |b(l,h+1)−a(0,1)| の計算が行われ、さらに、サイクル0で計算された局所
ディストーションに加算されてストアされる。
【0021】次いで、サイクル2では、サーチウィンド
ウの各画素データを全体として左に移動するとともに、
現符号化ブロックの画素データa(1,1)が入力され
ることで局所ディストーション |b(l+1,h+1)−a(1,1)| の計算が行われ、さらに、サイクル1での演算結果に加
算されてストアされる。
【0022】次いで、サイクル3では、サーチウィンド
ウの各画素データを全体として下に移動するとともに、
現符号化ブロックの画素データa(1,0)が入力され
ることで |b(l+1,h)−a(1,0)| の計算が行われ、さらに、サイクル2での演算結果に加
算されてストアされ、結果として配置したプロセッサエ
レメントと同数の9個の候補ブロックに対応する各候補
ブロックと現符号化ブロックとのディストーションが計
算される。
【0023】次いで、この9個のディストーションの中
から検出された最小ディストーションに基づいて動きベ
クトルが求められる。一般に、動きベクトルを探索する
処理は、ディストーションの演算と画像メモリへのアク
セスが大部分を占め、膨大な処理を行うために高速のL
SIが要求される。これに対し、上記動きベクトル探索
装置は、LSIチップ内に複数のプロセッサエレメント
を配置して、並列動作を行うことにより動きベクトル探
索処理の高速化を実現している。
【0024】また、国際標準ITU−TのH.261お
よびISO/IEC11172−2では、順次走査方式
の画像の符号化のみを取り扱っていたのに対して、国際
標準の暫定標準方式ISO/IEC13818−2で
は、さらに、インタレース走査方式の画像の符号化も取
扱っている。インタレース走査方式は、単純に順次1ラ
イン毎に垂直走査を行う順次走査方式に対して、所定の
走査ライン毎に飛び越して垂直走査を行い、飛び越した
走査ラインの本数に対応した走査回数によってフレーム
を構成するものである。例えば、2:1インタレース走
査方式は、1枚のフレームを奇数走査ラインからなるフ
ィールドと偶数走査ラインからなるフィールドとの2枚
のフィールドで構成し、まず一方のフィールドの走査を
行なってから他方のフィールドの走査を行うものであ
る。このインタレース走査方式は、信号帯域幅を節減
し、実質的に走査線数を減らすことなく、画面全体の走
査回数を多くして画像のちらつきを少なくするものであ
る。
【0025】インタレース走査方式の画像には、フレー
ムを符号化の単位とするフレーム構造とフィールドを符
号化の単位とするフィールド構造との両方が提供され、
さらに、予測方式には、フレーム予測方式とフィールド
予測方式とがある。ただし、フィールド構造の場合に
は、フレーム予測方式は使えない。以下、フレーム構造
におけるそれぞれの予測方式の例を説明する。
【0026】ここで、図73に示すように、現画像フレ
ーム600が奇数走査ラインからなる第1フィールド6
01および偶数走査ラインからなる第2フィールド60
2から構成され、前符号化フレーム700が奇数走査ラ
インからなる第1フィールド701および偶数走査ライ
ンからなる第2フィールド702から構成され、前符号
化画像フレーム700から現画像フレーム600を予測
するとする。また、図96に示すように、斜線で示され
た人物像11が画面の左下から右上の方向に移動してい
るとする。
【0027】フレーム構造におけるフィールド予測方式
は、前符号化画像フレーム700の第1フィールド70
1または第2フィールド702から現画像フレーム60
0の第1フィールド601を動きベクトルMV1によっ
て予測し、前符号化画像フレーム700の第1フィール
ド701または第2フィールド702から現画像フレー
ム600の第2フィールド602を動きベクトルMV2
によって予測し、この予測された2つのフィールドを合
成することによって現画像フレーム600を予測する。
【0028】フレーム構造におけるフレーム予測方式
は、前符号化画像フレーム700から現画像フレーム6
00を動きベクトルMVによって予測する。結局、フレ
ーム構造では、フィールド予測方式による2本の動きベ
クトルMV1,MV2とフレーム予測方式による1本の
動きベクトルMVが求められる。すなわち、図74に示
すように、現画像を時間n、前符号化画像を時間(n−
1)とし、現画像および前符号化画像の奇数走査ライン
の各画素を白丸で表し、現画像および前符号化画像の偶
数走査ラインの各画素を黒丸で表し、垂直8画素の現画
像フレームブロック800が垂直4画素の現画像第1フ
ィールドブロック801と垂直4画素の現画像第2フィ
ールドブロック802からなるとすると、動きベクトル
MV1は、現画像第1フィールドブロック801を現符
号化ブロックとし、この現画像第1フィールドブロック
801の画素データと前符号化画像の第1フィールドま
たは第2フィールドの複数の第1フィールド候補ブロッ
ク901の画素データに基づいて求められ、動きベクト
ルMV2は、現画像第2フィールドブロック802を現
符号化ブロックとし、この現画像第2フィールドブロッ
ク802の画素データと前符号化画像の第1フィールド
または第2フィールドの複数の第2フィールド候補ブロ
ック902の画素データに基づいて求められ、動きベク
トルMVは、現画像フレームブロック800を現符号化
ブロックとし、現画像フレームブロック800の画素デ
ータと前符号化画像の複数のフレーム候補ブロック90
0の画素データに基づいて求められる。
【0029】さらに、動きベクトルを求める方法は、現
画像フレームブロック800内の現画像第1フィールド
ブロック801および第2フィールドブロック802に
対して、前符号化画像上の候補ブロックの取り方によっ
て同一パリティーフェーズおよび異パリティーフェーズ
に分けられる。図75に示すように、現画像を時間n、
前符号化画像を時間(n−1)とし、現画像および前符
号化画像の奇数走査ラインの各画素を白丸で表し、現画
像および前符号化画像の偶数走査ラインの各画素を黒丸
で表し、垂直8画素の現画像フレームブロック810が
垂直4画素の現画像第1フィールドブロック811と垂
直4画素の第2フィールドブロック812からなるとす
ると、同一パリティーフェーズは、現画像第1フィール
ドブロック811の画素データと前符号化画像の第1フ
ィールドの複数の候補ブロック911の画素データに基
づいて動きベクトルMV11を求めるとともに、現画像
第2フィールドブロック812の画素データと前符号化
画像の第2フィールドの複数の候補ブロック912の画
素データに基づいて動きベクトルMV21を求め、現画
像フレームブロック810の画素データと第1フィール
ド候補ブロック911および第2フィールド候補ブロッ
ク912を含む複数のフレーム候補ブロック910の画
素データに基づいて動きベクトルを求めるものである。
【0030】一方、異パリティーフェーズは、現画像第
1フィールドブロック811の画素データと前符号化画
像の第2フィールドの複数の第2フィールド候補ブロッ
ク922の画素データに基づいて動きベクトルMV12
を求めるとともに、現画像第2フィールドブロック81
2の画素データと前符号化画像の第1フィールドの複数
の第1フィールド候補ブロック921の画素データに基
づいて動きベクトルMV22を求め、現画像フレームブ
ロック810の画素データと第1フィールド候補ブロッ
ク921および第2フィールド候補ブロック922を含
む複数のフレーム候補ブロック920の画素データに基
づいて動きベクトルを求めるものである。
【0031】最終的には、これらの動きベクトルの中か
らフィールド予測方式による2本の動きベクトルMV
1,MV2とフレーム予測方式による1本の動きベクト
ルMVから最適な動きベクトルが選択される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動きベクトル探索装置にあっては、図71〜図72に示
すように、サーチウィンドウの画素データは、ディスト
ーションの算出に使用され、最も左の列のプロセッサエ
レメントの左方向にスキャンされると消滅し、複数の現
画像ブロックに対してそれぞれサーチウィンドウを設定
してディストーションを算出する場合、同じサーチウィ
ンドウの画素データを参照画像の画素データが記憶され
た画像メモリに何回もアクセスする必要があるため、プ
ロセッサエレメントによりディストーションを演算する
時間より、入力すべきサーチウィンドウの画素データを
画像メモリにアクセスする時間のほうが長くかかってし
まい、画像メモリへの参照画像の画素データのアクセス
速度が全体の処理速度の向上を妨げる原因となってしま
うといった問題があった。
【0033】そこで、本発明は、同じサーチウィンドウ
の画素データを共有する複数の現画像ブロックに対し
て、一つの現画像ブロックに対応するディストーション
の算出に使用されたサーチウィンドウの画素データのう
ち、プロセッサエレメントから消滅してしまう画素デー
タを保持するレジスタを設け、レジスタに保持された画
素データを再度プロセッサエレメントに戻して異なる現
画像ブロック対応するディストーションを算出すること
で、サーチウィンドウの画素データを画像メモリにアク
セスするデータ量を少なくし、相対的に動きベクトル探
索処理を高速化することができる動きベクトル探索方法
および探索装置を提供することを目的とする。
【0034】さらに、従来の動きベクトル探索装置にあ
っては、現画像フレームブロック800、現画像第1フ
ィールドブロック801および現画像第2フィールドブ
ロック802のそれぞれの動きベクトルMV,MV1,
MV2を同時に求めようとするとき、現画像フレームの
動きベクトルを求めるフレーム動きベクトル探索装置と
現画像の第1フィールドの動きベクトルを求める第1フ
ィールド動きベクトル探索装置と現画像の第2フィール
ドの動きベクトルを求める第2フィールド動きベクトル
探索装置との3つの回路を構成し、並列動作によって、
フレーム動きベクトル探索装置においてフレームの現符
号化ブロックに対応する複数のディストーションを算出
すると同時に、第1フィールド動きベクトル探索装置に
おいて第1フィールドの現符号化ブロックに対応する複
数のディストーションを算出し、第2フィールド動きベ
クトル探索装置において第2フィールドの現符号化ブロ
ックに対応するディストーションを算出することが考え
られるが、回路規模が大きくなってしまうといった問題
があった。
【0035】また、フレームの動きベクトルを求める動
作と第1フィールドの動きベクトルを求める動作と第2
フィールドの動きベクトルを求める動作とを並列に処理
するため、フレーム、第1フィールドおよび第2フィー
ルドのそれぞれの画素データを並列して読み出す信号バ
ンド幅、並びに、サーチウィンドウのフレーム、第1フ
ィールドおよび第2フィールドのそれぞれの画素データ
を並列して読み出す信号バンド幅が必要となるため、回
路が複雑になってしまうといった問題があった。
【0036】また、従来の動きベクトル探索装置にあっ
ては、回路規模を小さくするため、現画像の一方のフィ
ールドの動きベクトルを求めるフィールド動きベクトル
探索装置を構成し、まず、現画像の第1フィールドの動
きベクトルを求め、次いで、現画像の第2フィールドの
動きベクトルを求め、さらに、現画像フレームの動きベ
クトルを求めることが考えられる。
【0037】しかしながら、最適な動きベクトルを求め
るために、第1フィールドの動きベクトルを求めるとき
に算出された第1フィールドのディストーションをメモ
リに記憶しておき、次いで、第2フィールドの動きベク
トルを求めるときに算出された第2フィールドのディス
トーションをメモリに記憶しておき、フレームのディス
トーションが算出されたときに、メモリから第1フィー
ルドおよび第2フィールドのディストーションを一々読
み出し、最適な動きベクトルを求めるので、第1フィー
ルドのディストーションおよび第2フィールドのディス
トーションを記憶するメモリを構成して回路規模が大き
くなってしまうとともに、処理が複雑になってしまうと
いった問題があった。
【0038】ところで、例えば図74に示された現画像
フレームブロック800の動きベクトルMVは、現画像
フレームブロック800をそれぞれ現符号化ブロックと
し、この現画像フレームブロック800の画素データと
前符号化画像の複数の候補ブロック900の画素データ
に基づいて求めることができるが、現画像第1フィール
ドブロック801および現画像第2フィールドブロック
802のそれぞれの動きベクトルMV1,MV2を求め
るときに算出された第1フィールドの複数のディストー
ションと第2フィールドの複数のディストーションとを
複数の候補ブロック900に対応するように加算された
複数のディストーションに基づいて求めることができ
る。
【0039】そこで、本発明は、現符号化ブロックの画
素データと位置的に対応するサーチウィンドウの画素デ
ータに基づいてディストーションを算出するプロセッサ
エレメントにフリップフロップ回路を追加するだけで、
第1フィールドの複数のディストーションと第2フィー
ルドの複数のディストーションを時分割処理で算出し、
それぞれのディストーションを加算することによりフレ
ームのディストーションを求め、フレーム動きベクトル
を算出することによって、回路を簡素化し、かつ、回路
規模を小さくすることができる動きベクトル探索装置を
提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、動画像を部分的に構成する現画像フレームを、前記
動画像を部分的に構成する参照画像フレームに基づいて
予測するのに用いられる複数の動きベクトルを探索する
動きベクトル探索方法であり、前記現画像フレームが、
現画像第1フィールドおよび現画像第2フィールドから
なるとともに、画素データをそれぞれ有する複数の画素
により表わされる現画像フレームブロックを含み、該現
画像フレームブロックが、前記現画像第1フィールドを
部分的に構成する現画像第1フィールドブロックおよび
前記現画像第2フィールドを部分的に構成する現画像第
2フィールドブロックからなり、前記参照画像フレーム
が、参照画像第1フィールドおよび参照画像第2フィー
ルドからなるとともに、画素データをそれぞれ有する複
数の画素により表わされるサーチウインドウを含み、該
サーチウインドウが、複数のフレーム候補ブロックを含
み、該フレーム候補ブロックが、前記参照画像第1フィ
ールドを部分的に構成する第1フィールド候補ブロック
および前記参照画像第2フィールドを部分的に構成する
第2フィールド候補ブロックからなり、現画像フレーム
ブロックと各フレーム候補ブロックが同一サイズであ
り、現画像フレームブロックの現画像第1フィールドブ
ロックおよび現画像第2フィールドブロックのそれぞれ
が、各フレーム候補ブロックの第1フィールド候補ブロ
ックおよび第2フィールド候補ブロックのそれぞれと同
一サイズであり、前記複数の動きベクトルが、前記現画
像フレームブロックのブロック位置と該現画像フレーム
ブロックに最も類似したフレーム候補ブロックのブロッ
ク位置とによって特定されるフレーム動きベクトルと、
前記現画像第1フィールドブロックのブロック位置と該
現画像第1フィールドブロックに最も類似した第1フィ
ールド候補ブロックのブロック位置とによって特定され
る第1フィールド動きベクトルと、前記現画像第2フィ
ールドブロックのブロック位置と該現画像第2フィール
ドブロックに最も類似した第2フィールド候補ブロック
のブロック位置とによって特定される第2フィールド動
きベクトルと、を含む動きベクトル探索方法であって、
前記現画像第1フィールドブロックおよび前記現画像第
2フィールドブロックを含む現画像フレームブロックの
画素データと、前記第1フィールド候補ブロックおよび
前記第2フィールド候補ブロックを含むサーチウィンド
ウの画素データと、を準備する工程と、前記サーチウィ
ンドウおよび前記現画像フレームブロックのサイズに応
じた探索領域を形成し、該探索領域内に前記サーチウィ
ンドウ内の各第1フィールド候補ブロックの画素データ
の一部および各第2フィールド候補ブロックの画素デー
タの一部を入力して保持するとともに、該保持した画素
データを前記探索領域の所定方向に転送する第1の画素
データ転送保持手段と、前記第1の画素データ転送保持
手段との間で画素データを授受し、前記第1の画素デー
タ転送保持手段と共に前記サーチウィンドウの画素デー
タを前記探索領域を通る所定の転送経路に沿って転送す
る第2の画素データ転送保持手段と、前記転送経路に沿
って転送されたサーチウィンドウの画素データの一部を
前記第1および第2の画素データ転送保持手段から入力
し、該入力した画素データを前記第1および第2の画素
データ転送保持手段に戻すよう出力する第3の画素デー
タ転送保持手段と、をそれぞれ準備する工程と、前記サ
ーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第
2フィールド候補ブロックの画素データを前記第1およ
び第2の画素データ転送保持手段に入力させるウィンド
ウデータ入力工程と、該ウィンドウデータ入力工程によ
り入力された前記サーチウィンドウの第1フィールド候
補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの画素デ
ータを前記転送経路に沿って転送させるウィンドウデー
タ転送工程と、前記現画像第1フィールドブロックの画
素データおよび前記現画像第2フィールドブロックの画
素データと前記第1の画素データ転送保持手段に保持さ
れた画素データとに基づいて、前記現画像第1フィール
ドブロックおよび前記現画像第2フィールドブロックの
各々に対し、該現画像第1フィールドブロックと前記各
第1フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす
複数の第1のフィールドブロックディストーション、並
びに、および該現画像第2フィールドブロックと前記各
第2フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす
複数の第2のフィールドブロックディストーションを時
分割演算する第1のフィールドブロックディストーショ
ン算出工程と、該第1のフィールドブロックディストー
ション算出工程により算出された各第1のフィールドブ
ロックディストーションと各第2のフィールドブロック
ディストーションをそれぞれ加算することにより、前記
現画像フレームブロックと前記各フレーム候補ブロック
との間の画像の差を表わす各第1のフレームブロックデ
ィストーションを算出する第1のフレームブロックディ
ストーション算出工程と、前記第1のフィールドブロッ
クディストーション算出工程により算出された各第1の
フィールドブロックディストーションのうちの最小の第
1のフィールドブロックディストーションを検出して、
該最小の第1のフィールドブロックディストーションに
対応する第1最小フィールド候補ブロック、並びに、前
記第1のフィールドブロックディストーション算出工程
により算出された各第2のフィールドブロックディスト
ーションのうちの最小の第2のフィールドブロックディ
ストーションを検出して、該最小の第2のフィールドブ
ロックディストーションに対応する第2最小フィールド
候補ブロックを特定する第1のフィールドブロック特定
工程と、前記第1のフレームブロックディストーション
算出工程により算出された各第1のフレームブロックデ
ィストーションのうちの最小の第1のフレームブロック
ディストーションを検出して、該最小の第1のフレーム
ブロックディストーションに対応する第1最小フレーム
候補ブロックを特定する第1のフレームブロック特定工
程と、を備え、さらに、前記第1および第2の画素デー
タ転送保持手段に入力された前記サーチウィンドウの画
素データのうち一部の画素データを前記第1および第2
の画素データ転送保持手段から排出しつつ前記第3の画
素データ転送保持手段に保持させる排出データ保持工程
と、前記第3の画素データ転送保持手段に保持された前
記サーチウィンドウの画素データを前記第3の画素デー
タ転送保持手段から排出しつつ前記第1および第2の画
素データ転送保持手段に保持させる戻しデータ転送工程
と、該戻しデータ転送工程により前記第1および第2の
画素データ転送保持手段に戻された画素データに基づい
て、前記第1のフィールドブロックディストーション算
出工程で求めた前記現画像第1フィールドブロックとは
異なる現画像フィールドブロックと前記各第1フィール
ド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第3の
フィールドブロックディストーション、並びに、前記第
2のフィールドブロックディストーション算出工程で求
めた前記現画像第2フィールドブロックとは異なる現画
像フィールドブロックと前記各第2フィールド候補ブロ
ックとの間の画像の差を表わす複数の第4のフィールド
ブロックディストーション、を時分割演算する第2のフ
ィールドブロックディストーション算出工程と、該第2
のフィールドブロックディストーション算出工程により
算出された各第3のフィールドブロックディストーショ
ンと各第4のフィールドブロックディストーションをそ
れぞれ加算することにより、前記現画像フレームブロッ
クとは異なる現画像フレームブロックと前記各フレーム
候補ブロックとの間の画像の差を表わす各第2のフレー
ムブロックディストーションを算出する第2のフレーム
ブロックディストーション算出工程と、前記第2のフィ
ールドブロックディストーション算出工程により算出さ
れた各第3のフィールドブロックディストーションのう
ちの最小の第3のフィールドブロックディストーション
を検出して、該最小の第3のフィールドブロックディス
トーションに対応する第3最小フィールド候補ブロッ
ク、並びに、前記第2のフィールドブロックディストー
ション算出工程により算出された各第4のフィールドブ
ロックディストーションのうちの最小の第4のフィール
ドブロックディストーションを検出して、該最小の第4
のフィールドブロックディストーションに対応する第4
最小フィールド候補ブロック、を特定する第2のフィー
ルドブロック特定工程と、前記第2のフレームブロック
ディストーション算出工程により算出された各第2のフ
レームブロックディストーションのうちの最小の第2の
フレームブロックディストーションを検出して、該最小
の第2のフレームブロックディストーションに対応する
第2最小フレーム候補ブロックを特定する第2のフレー
ムブロック特定工程と、を備えたことを特徴とする。
【0041】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索方法において、前記現画像および前記
参照画像がインタレース構造による符号化画像であるこ
とを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、前記第2のフィー
ルドブロックディストーション算出工程では、前記現画
像第2フィールドブロックと前記各第1フィールド候補
ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第3のフィー
ルドブロックディストーション、並びに、前記現画像第
1フィールドブロックと前記各第2フィールド候補ブロ
ックとの間の画像の差を表わす複数の第4のフィールド
ブロックディストーション、を時分割演算することを特
徴とする。
【0042】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索方法において、前記第2のフィールド
ブロックディストーション算出工程では、前記戻しデー
タ転送工程と同時に、前記第3のフィールドブロックデ
ィストーションおよび前記第4のフィールドブロックデ
ィストーションを時分割演算することを特徴とする。
【0043】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索方法において、H,L,NおよびMを
それぞれ整数とし、前記現画像フレームブロックが、
(N×2)行M列の画素からなり、該現画像フレームブ
ロックの前記現画像第1フィールドブロックが、N行M
列の画素からなり、前記現画像第2フィールドブロック
が、N行M列の画素からなるとともに、前記サーチウイ
ンドウが、(H×2)行L列の画素からなり、該サーチ
ウインドウの前記フレーム候補ブロックが、(N×2)
行M列の画素からなり、該フレーム候補ブロックの前記
第1フィールド候補ブロックが、N行M列の画素からな
り、前記第2フィールド候補ブロックが、N行M列の画
素からなる動きベクトル探索方法であって、前記第1の
画素データ転送保持手段が、(H−N+1)×(L−M
+1)個の第1レジスタユニットを有し、前記第2の画
素データ転送保持手段が、前記第1の画素データ転送保
持手段の第1レジスタユニットとの間で画素データを授
受する(L−M+1)個の第2レジスタユニットを有
し、前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経
路に沿って転送された画素データの一部を前記第1の画
素データ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前
記第2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニッ
トから入力し、該入力した画素データを該第1レジスタ
ユニットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力
する(M−1)個の第3レジスタユニットを有し、前記
排出データ保持工程では、前記第1および第2の画素デ
ータ転送保持手段に入力された画素データのうち前記サ
ーチウィンドウの1列目から(M−1)列目までの各列
の画素データを前記第1および第2の画素データ転送保
持手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手
段に保持させ、前記戻しデータ転送工程では、前記第3
の画素データ転送保持手段に入力された画素データのう
ち前記サーチウィンドウの(M−1)列目から1列目ま
での各列の画素データを前記第3の画素データ転送保持
手段から排出しつつ前記第1および第2の画素データ転
送保持手段に保持させることを特徴とする。
【0044】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索方法において、H,L,NおよびMを
それぞれ整数とし、前記現画像フレームブロックが、
(N×2)行M列の画素からなり、該現画像フレームブ
ロックの前記現画像第1フィールドブロックが、N行M
列の画素からなり、前記現画像第2フィールドブロック
が、N行M列の画素からなるとともに、前記サーチウイ
ンドウが、(H×2)行L列の画素からなり、該サーチ
ウインドウの前記フレーム候補ブロックが、(N×2)
行M列の画素からなり、該フレーム候補ブロックの前記
第1フィールド候補ブロックが、N行M列の画素からな
り、前記第2フィールド候補ブロックが、N行M列の画
素からなる動きベクトル探索方法であって、前記第1の
画素データ転送保持手段が、(H−N+1)×(L−M
+1)個の第1レジスタユニットを有し、前記第2の画
素データ転送保持手段が、前記第1の画素データ転送保
持手段の第1レジスタユニットとの間で画素データを授
受する(L−M+1)個の第2レジスタユニットを有
し、前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経
路に沿って転送された画素データの一部を前記第1の画
素データ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前
記第2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニッ
トから入力し、該入力した画素データを該第1レジスタ
ユニットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力
するM個の第3レジスタユニットを有し、前記排出デー
タ保持工程では、前記第1および第2の画素データ転送
保持手段に入力された画素データのうち前記サーチウィ
ンドウの1列目からM列目までの各列の画素データを前
記第1および第2の画素データ転送保持手段から排出し
つつ前記第3の画素データ転送保持手段に保持させ、前
記戻しデータ転送工程では、前記第3の画素データ転送
保持手段に保持された画素データのうち前記サーチウィ
ンドウのM列目から1列目までの各列の画素データを前
記第3の画素データ転送保持手段から排出しつつ前記第
1および第2の画素データ転送保持手段に保持させるこ
とを特徴とする。
【0045】請求項7に記載の発明は、請求項1記載の
動きベクトル探索方法において、前記参照画像第1フィ
ールドおよび前記参照画像第2フィールドを含む参照画
像フレームの画素データを記憶し、前記サーチウィンド
ウの第1フィールド候補ブロックおよび第2フィールド
候補ブロックの画素データを出力する参照画像データ記
憶手段と、前記参照画像データ記憶手段から前記サーチ
ウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第2フ
ィールド候補ブロックの画素データを所定画素領域分ず
つ取り込んで記憶するとともに、該記憶済の画素データ
を前記参照画像データ記憶手段からのデータ転送速度よ
り大きい転送速度で前記第1および第2の画素データ転
送保持手段に供給する高速転送記憶手段と、をそれぞれ
準備する工程と、前記ウィンドウデータ入力工程が、前
記サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよ
び第2フィールド候補ブロックの画素データを、所定画
素領域分ずつ前記参照画像データ記憶手段から読み出し
て、前記高速転送記憶手段に記憶させるウィンドウデー
タ読み出し工程と、前記高速転送記憶手段に記憶された
前記第1フィールド候補ブロックの画素データおよび前
記第2フィールド候補ブロックの画素データを、前記第
1および第2の画素データ転送保持手段に入力する第1
のウィンドウデータ入力転送工程と、前記高速転送記憶
手段に記憶されている前記所定画素領域分の画素データ
のうち、前記第2のフィールドブロックディストーショ
ン算出工程の開始時に前記探索領域内に戻された画素デ
ータに続く転送順序の画素データを、前記高速転送記憶
手段から前記第1および第2の画素データ転送保持手段
に再度入力させる第2のウィンドウデータ入力転送工程
と、を有し、前記第2のフィールドブロックディストー
ション算出工程では、前記戻しデータ転送工程により第
1および第2の画素データ転送保持手段に戻された画素
データと、前記第2のウィンドウデータ入力工程により
第1および第2の画素データ転送保持手段に入力された
画素データとに基づいて、それぞれ前記現画像フィール
ドブロックとは異なる現画像フィールドブロックに対応
する前記複数の第3のフィールドブロックディストーシ
ョンおよび前記複数の第4のフィールドブロックディス
トーションを時分割演算することを特徴とする。
【0046】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
動きベクトル探索方法において、前記ウィンドウデータ
読み出し工程では、前記第1のウィンドウデータ入力転
送工程の開始から前記第2のウィンドウデータ入力転送
工程の終了までの間に、該第1および第2のウィンドウ
データ入力工程が前記第1および第2の画素データ転送
制御手段に入力させたサーチウィンドウの画素データと
は別のサーチウィンドウの画素データを、前記参照画像
データ記憶手段から前記高速転送記憶手段に読み込むこ
とを特徴とする。
【0047】請求項9に記載の発明は、請求項5および
6記載の動きベクトル探索方法において、前記ウィンド
ウデータ転送制御手段が、前記サーチウィンドウ内で隣
り合う2つの画素列の画素データを互いに列方向で逆方
向に転送させるよう、前記探索領域内で入力画素データ
を列方向に往復移動させながら前記転送経路に沿って転
送させることを特徴とする。
【0048】請求項10に記載の発明は、請求項1記載
の動きベクトル探索方法において、前記排出データ保持
工程では、前記探索領域内におけるディストーション算
出開始時の画素データの位置を保って、前記第1および
第2の画素データ転送保持手段から第3の画素データ転
送保持手段に画素データを排出させ、かつ、前記戻しデ
ータ転送工程では、前記探索領域内におけるディストー
ション算出開始時の画素データの位置を保って、前記第
3の画素データ転送保持手段から前記第1および第2の
画素データ転送保持手段に画素データを戻すよう出力さ
せることを特徴とする。
【0049】請求項11に記載の発明は、動画像を部分
的に構成する現画像フレームを、前記動画像を部分的に
構成する参照画像フレームに基づいて予測するのに用い
られる複数の動きベクトルを探索する動きベクトル探索
装置であり、前記現画像フレームが、現画像第1フィー
ルドおよび現画像第2フィールドからなるとともに、画
素データをそれぞれ有する複数の画素により表わされる
現画像フレームブロックを含み、該現画像フレームブロ
ックが、前記現画像第1フィールドを部分的に構成する
現画像第1フィールドブロックおよび前記現画像第2フ
ィールドを部分的に構成する現画像第2フィールドブロ
ックからなり、前記参照画像フレームが、参照画像第1
フィールドおよび参照画像第2フィールドからなるとと
もに、画素データをそれぞれ有する複数の画素により表
わされるサーチウインドウを含み、該サーチウインドウ
が、複数のフレーム候補ブロックを含み、該フレーム候
補ブロックが、前記参照画像第1フィールドを部分的に
構成する第1フィールド候補ブロックおよび前記参照画
像第2フィールドを部分的に構成する第2フィールド候
補ブロックからなり、現画像フレームブロックと各フレ
ーム候補ブロックが同一サイズであり、現画像フレーム
ブロックの現画像第1フィールドブロックおよび現画像
第2フィールドブロックのそれぞれが、各フレーム候補
ブロックの第1フィールド候補ブロックおよび第2フィ
ールド候補ブロックのそれぞれと同一サイズであり、前
記複数の動きベクトルが、前記現画像フレームブロック
のブロック位置と該現画像フレームブロックに最も類似
したフレーム候補ブロックのブロック位置とによって特
定されるフレーム動きベクトルと、前記現画像第1フィ
ールドブロックのブロック位置と該現画像第1フィール
ドブロックに最も類似した第1フィールド候補ブロック
のブロック位置とによって特定される第1フィールド動
きベクトルと、前記現画像第2フィールドブロックのブ
ロック位置と該現画像第2フィールドブロックに最も類
似した第2フィールド候補ブロックのブロック位置とに
よって特定される第2フィールド動きベクトルと、を含
む動きベクトル探索装置であって、前記現画像第1フィ
ールドブロックの画素データおよび前記現画像第2フィ
ールドブロックの画素データを出力する現画像データ出
力手段と、前記参照画像第1フィールドおよび前記参照
画像第2フィールドを含む参照画像フレームの画素デー
タを記憶し、前記サーチウィンドウの第1フィールド候
補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの画素デ
ータを出力する参照画像データ記憶手段と、前記サーチ
ウィンドウおよび前記現画像フレームブロックのサイズ
に応じた探索領域を形成し、該探索領域内に前記サーチ
ウィンドウ内の各第1フィールド候補ブロックの画素デ
ータの一部および各第2フィールド候補ブロックの画素
データの一部を入力して保持するとともに、該保持した
画素データを前記探索領域の所定方向に転送する第1の
画素データ転送保持手段と、前記第1の画素データ転送
保持手段との間で画素データを授受し、前記第1の画素
データ転送保持手段と共に前記サーチウィンドウの画素
データを前記探索領域を通る所定の転送経路に沿って転
送する第2の画素データ転送保持手段と、前記転送経路
に沿って転送されたサーチウィンドウの画素データの一
部を前記第1および第2の画素データ転送保持手段から
入力し、該入力した画素データを前記第1および第2の
画素データ転送保持手段に戻すよう出力する第3の画素
データ転送保持手段と、前記参照画像データ記憶手段に
記憶されている前記サーチウィンドウの第1フィールド
候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの画素
データを前記第1および第2の画素データ転送保持手段
に入力させるウィンドウデータ入力制御手段と、該ウィ
ンドウデータ入力制御手段により入力された前記サーチ
ウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第2フ
ィールド候補ブロックの画素データを前記転送経路に沿
って転送させるウィンドウデータ転送制御手段と、前記
現画像データ出力手段から出力された前記現画像第1フ
ィールドブロックの画素データおよび前記現画像第2フ
ィールドブロックの画素データと前記第1の画素データ
転送保持手段に保持された画素データとに基づいて、前
記現画像第1フィールドブロックおよび前記現画像第2
フィールドブロックの各々に対し、該現画像第1フィー
ルドブロックと前記各第1フィールド候補ブロックとの
間の画像の差を表わす複数の第1のフィールドブロック
ディストーション、並びに、該現画像第2フィールドブ
ロックと前記各第2フィールド候補ブロックとの間の画
像の差を表わす複数の第2のフィールドブロックディス
トーション、を時分割演算させるフィールドブロックデ
ィストーション算出手段と、該フィールドブロックディ
ストーション算出手段により算出された各第1のフィー
ルドブロックディストーションと各第2のフィールドブ
ロックディストーションをそれぞれ加算することによ
り、前記現画像フレームブロックと前記各フレーム候補
ブロックとの間の画像の差を表わす各第1のフレームブ
ロックディストーションを算出させるフレームブロック
ディストーション算出手段と、前記フィールドブロック
ディストーション算出手段により算出された各第1のフ
ィールドブロックディストーションのうちの最小の第1
のフィールドブロックディストーションを検出して、該
最小の第1のフィールドブロックディストーションに対
応する第1最小フィールド候補ブロック、並びに、前記
フィールドブロックディストーション算出手段により算
出された各第2のフィールドブロックディストーション
のうちの最小の第2のフィールドブロックディストーシ
ョンを検出して、該最小の第2のフィールドブロックデ
ィストーションに対応する第2最小フィールド候補ブロ
ックを特定させるフィールドブロック特定手段と、前記
フレームブロックディストーション算出手段により算出
された各第1のフレームブロックディストーションのう
ちの最小の第1のフレームブロックディストーションを
検出して、該最小の第1のフレームブロックディストー
ションに対応する第1最小フレーム候補ブロックを特定
させるフレームブロック特定手段と、前記第1および第
2の画素データ転送保持手段により画素データが転送さ
れるとき、前記第1および第2の画素データ転送保持手
段に入力された画素データのうち前記サーチウィンドウ
の1列目から所定列分だけ各列の画素データを前記第1
および第2の画素データ転送保持手段から排出しつつ前
記第3の画素データ転送保持手段に保持させる排出デー
タ保持制御手段と、前記第3の画素データ転送保持手段
に保持された各列の画素データを前記第3の画素データ
転送保持手段から排出しつつ前記第1および第2の画素
データ転送保持手段に保持させる戻しデータ転送制御手
段と、を備え、前記フィールドブロックディストーショ
ン算出手段が、前記第3の画素データ転送保持手段から
前記第1および第2の画素データ転送保持手段に戻され
た画素データに基づいて、前記第1のフィールドブロッ
クディストーションを求めた現画像第1フィールドブロ
ックとは異なる現画像フィールドブロックと前記各第1
フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数
の第3のフィールドブロックディストーション、並び
に、前記第2のフィールドブロックディストーションを
求めた現画像第2フィールドブロックとは異なる現画像
フィールドブロックと前記各第2フィールド候補ブロッ
クとの間の画像の差を表わす複数の第4のフィールドブ
ロックディストーション、を時分割演算させ、フレーム
ブロックディストーション算出手段が、該フィールドブ
ロックディストーション算出手段により算出された各第
3のフィールドブロックディストーションと各第4のフ
ィールドブロックディストーションをそれぞれ加算する
ことにより、前記現画像フレームブロックとは異なる現
画像フレームブロックと前記各フレーム候補ブロックと
の間の画像の差を表わす各第2のフレームブロックディ
ストーションを算出させ、フィールドブロック特定手段
が、前記フィールドブロックディストーション算出手段
により算出された各第3のフィールドブロックディスト
ーションのうちの最小の第3のフィールドブロックディ
ストーションを検出して、該最小の第3のフィールドブ
ロックディストーションに対応する第3最小フィールド
候補ブロック、並びに、前記フィールドブロックディス
トーション算出手段により算出された各第4のフィール
ドブロックディストーションのうちの最小の第4のフィ
ールドブロックディストーションを検出して、該最小の
第4のフィールドブロックディストーションに対応する
第4最小フィールド候補ブロックを特定させ、フレーム
ブロック特定手段が、前記フレームブロックディストー
ション算出手段により算出された各第2のフレームブロ
ックディストーションのうちの最小の第2のフレームブ
ロックディストーションを検出して、該最小の第2のフ
レームブロックディストーションに対応する第2最小フ
レーム候補ブロックを特定させることを特徴とする。
【0050】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、前記現画像および
前記参照画像がインタレース構造による符号化画像であ
ることを特徴とする。請求項13に記載の発明は、請求
項11記載の動きベクトル探索装置において、前記フィ
ールドブロックディストーション算出手段が、前記第3
の画素データ転送保持手段から前記第1および第2の画
素データ転送保持手段に戻された画素データに基づい
て、前記現画像第2フィールドブロックと前記各第1フ
ィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の
第3のフィールドブロックディストーション、並びに、
前記現画像第1フィールドブロックと前記各第2フィー
ルド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第4
のフィールドブロックディストーション、を時分割演算
させることを特徴とする。
【0051】請求項14に記載の発明は、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、前記フィールドブ
ロックディストーション算出手段が、前記戻しデータ転
送制御手段による画素データの転送と同時に、前記第3
のフィールドブロックディストーションおよび前記第4
のフィールドブロックディストーションを時分割演算さ
せることを特徴とする。
【0052】請求項15に記載の発明は、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、H,L,Nおよび
Mをそれぞれ整数とし、前記現画像フレームブロック
が、(N×2)行M列の画素からなり、該現画像フレー
ムブロックの前記現画像第1フィールドブロックが、N
行M列の画素からなり、前記現画像第2フィールドブロ
ックが、N行M列の画素からなるとともに、前記サーチ
ウインドウが、(H×2)行L列の画素からなり、該サ
ーチウインドウの前記フレーム候補ブロックが、(N×
2)行M列の画素からなり、該フレーム候補ブロックの
前記第1フィールド候補ブロックが、N行M列の画素か
らなり、前記第2フィールド候補ブロックが、N行M列
の画素からなる動きベクトル探索装置であって、前記第
1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)×(L
−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、前記第2
の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素データ転
送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画素データ
を授受する(L−M+1)個の第2レジスタユニットを
有し、前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送
経路に沿って転送された画素データの一部を前記第1の
画素データ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび
前記第2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニ
ットから入力し、該入力した画素データを該第1レジス
タユニットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出
力する(M−1)個の第3レジスタユニットを有し、前
記排出データ保持制御手段が、前記第1および第2の画
素データ転送保持手段に入力された画素データのうち前
記サーチウィンドウの1列目から(M−1)列目までの
各列の画素データを前記第1および第2の画素データ転
送保持手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保
持手段に保持させ、前記戻しデータ転送制御手段が、前
記第3の画素データ転送保持手段に入力された画素デー
タのうち前記サーチウィンドウの(M−1)列目から1
列目までの各列の画素データを前記第3の画素データ転
送保持手段から排出しつつ前記第1および第2の画素デ
ータ転送保持手段に保持させることを特徴とする。
【0053】請求項16に記載の発明は、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、H,L,Nおよび
Mをそれぞれ整数とし、前記現画像フレームブロック
が、(N×2)行M列の画素からなり、該現画像フレー
ムブロックの前記現画像第1フィールドブロックが、N
行M列の画素からなり、前記現画像第2フィールドブロ
ックが、N行M列の画素からなるとともに、前記サーチ
ウインドウが、(H×2)行L列の画素からなり、該サ
ーチウインドウの前記フレーム候補ブロックが、(N×
2)行M列の画素からなり、該フレーム候補ブロックの
前記第1フィールド候補ブロックが、N行M列の画素か
らなり、前記第2フィールド候補ブロックが、N行M列
の画素からなる動きベクトル探索装置であって、前記第
1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)×(L
−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、前記第2
の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素データ転
送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画素データ
を授受する(L−M+1)個の第2レジスタユニットを
有し、前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送
経路に沿って転送された画素データの一部を前記第1の
画素データ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび
前記第2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニ
ットから入力し、該入力した画素データを該第1レジス
タユニットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出
力するM個の第3レジスタユニットを有し、前記排出デ
ータ保持制御手段が、前記第1および第2の画素データ
転送保持手段に入力された画素データのうち前記サーチ
ウィンドウの1列目からM列目までの各列の画素データ
を前記第1および第2の画素データ転送保持手段から排
出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段に保持さ
せ、前記戻しデータ転送制御手段が、前記第3の画素デ
ータ転送保持手段に入力された画素データのうち前記サ
ーチウィンドウのM列目から1列目までの各列の画素デ
ータを前記第3の画素データ転送保持手段から排出しつ
つ前記第1および第2の画素データ転送保持手段に保持
させることを特徴とする。
【0054】請求項17に記載の発明は、請求項11記
載の動きベクトル探索装置において、前記参照画像デー
タ記憶手段から前記サーチウィンドウの第1フィールド
候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの画素
データを所定画素領域分ずつ読み出して記憶するととも
に、該記憶済の画素データを前記参照画像データ記憶手
段からのデータ転送速度より大きい転送速度で前記第1
および第2の画素データ転送保持手段に供給する高速転
送記憶手段を有し、前記ウィンドウデータ入力制御手段
が、前記参照画像データ記憶手段に記憶されている前記
サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび
第2フィールド候補ブロックの画素データを前記高速転
送記憶手段に入力させるウィンドウデータ読み出し手段
と、該ウィンドウデータ読み出し手段により高速転送記
憶手段に入力された前記サーチウィンドウの第1フィー
ルド候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの
画素データを前記第1および第2の画素データ転送保持
手段に入力させ、さらに、前記探索領域内に戻される画
素データに続く転送順序の画素データを前記第1および
第2の画素データ転送保持手段に再度入力させるウィン
ドウデータ入力転送手段と、を有し、前記フィールドブ
ロックディストーション算出手段が、前記第3の画素デ
ータ転送保持手段から前記第1および第2の画素データ
転送保持手段に戻された画素データと、前記高速転送記
憶手段から前記第1および第2の画素データ転送保持手
段に再度入力された画素データとに基づいて、前記複数
の第3のフィールドブロックディストーションおよび前
記複数の第4のフィールドブロックディストーションを
時分割演算させることを特徴とする。
【0055】請求項18に記載の発明は、請求項17記
載の動きベクトル探索装置において、前記ウィンドウデ
ータ読み出し手段が、前記ウィンドウデータ入力転送手
段による前記画素データの転送の間に、該ウィンドウデ
ータ入力転送手段が転送させた画素データとは別のサー
チウィンドウの画素データを前記参照画像データ記憶手
段から前記高速転送記憶手段に入力させることを特徴と
する。
【0056】請求項19に記載の発明は、請求項15お
よび16記載の動きベクトル探索装置において、前記ウ
ィンドウデータ転送制御手段が、前記サーチウィンドウ
内で隣り合う2つの画素列の画素データを互いに列方向
で逆方向に転送させるよう、前記探索領域内で入力画素
データを列方向に往復移動させながら前記転送経路に沿
って転送させることを特徴とする。
【0057】請求項20に記載の発明は、請求項15お
よび16記載の動きベクトル探索装置において、前記第
1の画素データ転送保持手段の第1レジスタユニット、
前記第2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニ
ットおよび前記第3の画素データ転送保持手段の第3レ
ジスタユニットが、入力端子および出力端子を有し、画
素データを入力端子を通して入力して出力端子を通して
出力する第1フリップフロップと、入力端子および出力
端子を有し、第1フリップフロップから画素データを入
力端子を通して入力して出力端子を通して出力する第2
フリップフロップと、を有することを特徴とする。
【0058】請求項21に記載の発明は、請求項15お
よび16記載の動きベクトル探索装置において、前記フ
ィールドブロックディストーション算出手段が、前記第
1レジスタユニットと共に二次元的に配列された複数の
演算器を有するシストリックアレー構造の演算回路によ
って構成されることを特徴とする。
【0059】請求項22に記載の発明は、請求項15お
よび16記載の動きベクトル探索装置において、前記各
第2レジスタユニットが、画素データを入力して一時的
に保持し出力する直列に互いに電気的に接続された(N
−1)個のサイドレジスタからなることを特徴とする。
【0060】請求項23に記載の発明は、請求項15お
よび16記載の動きベクトル探索装置において、前記各
第2レジスタユニットが、各列の1行目の第1レジスタ
ユニットに電気的に接続された第1サイドレジスタユニ
ットと、各列の(H−N+1)行目の第1レジスタユニ
ットに電気的に接続された第2サイドレジスタユニット
からなり、該各第1サイドレジスタユニットが、画素デ
ータを入力して一時的に保持し出力する直列に互いに電
気的に接続された(N−1)個のサイドレジスタからな
り、該各第2サイドレジスタユニットが、画素データを
入力して一時的に保持し出力する直列に互いに電気的に
接続された(N−1)個のサイドレジスタからなること
を特徴とする。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。本発明に係る動きベ
クトル探索装置は、図1および図2に示すように、現画
像データ出力手段1000、参照画像データ記憶手段2
000、第1の画素データ転送保持手段3001、第2
の画素データ転送保持手段3002、第3の画素データ
転送保持手段4000、フィールドブロックディストー
ション算出手段5000、フレームブロックディストー
ション算出手段5005、フィールドブロック特定手段
6000、フレームブロック特定手段6005および信
号出力ユニット7000を備え、信号出力ユニット70
00は、ウィンドウデータ転送制御手段7001、排出
データ保持制御手段7002、戻しデータ転送制御手段
7003およびウィンドウデータ入力制御手段7004
を有している。
【0062】現画像データ出力手段1000は、現画像
第1フィールドブロックおよび現画像第2フィールドブ
ロックの画素データをフィールドブロックディストーシ
ョン算出手段5000に出力するものである。参照画像
データ記憶手段2000は、参照画像の画素データを記
憶し、候補ブロックをそれぞれ少なくとも2つ含んだ複
数のサーチウィンドウの画素データを第1の画素データ
転送保持手段3001および第2の画素データ転送保持
手段3002に出力するものである。
【0063】第1の画素データ転送保持手段3001お
よび第2の画素データ転送保持手段3002は、サーチ
ウィンドウ内の各候補ブロックの画素データの一部を入
力して保持するとともに、第1および第2の画素データ
転送保持手段3001,3002との間で画素データを
授受し、該保持した画素データを所定の転送経路に沿っ
て転送するものである。
【0064】第3の画素データ転送保持手段4000
は、前記転送経路に沿って転送された画素データの一部
を前記第1および第2の画素データ転送保持手段300
1,3002から入力し、該入力した画素データを前記
第1および第2の画素データ転送保持手段3001,3
002に戻すよう出力するものである。ここで、現画像
の第1、第2フィールドをそれぞれ、奇数ラインからな
る奇数フィールド、偶数ラインからなる偶数フィールド
とし、参照画像の第1、第2フィールドをそれぞれ、奇
数ラインからなる奇数フィールド、偶数ラインからなる
偶数フィールドとして、現画像および参照画像の奇数フ
ィールドと奇数フィールド、偶数フィールドと偶数フィ
ールドからフィールドブロックディストーションを求め
てフレームブロックディストーションを求める処理を同
一パリティフェーズ、現画像および参照画像の奇数フィ
ールドと偶数フィールド、偶数フィールドと奇数フィー
ルドからフィールドブロックディストーションを求めて
フレームブロックディストーションを求める処理を異パ
リティフェーズとする。
【0065】フィールドブロックディストーション算出
手段5000は、前記現画像データ出力手段1000か
ら出力された現画像ブロックの画素データと前記第1の
画素データ転送保持手段3001に保持された画素デー
タとに基づいて、前記現画像ブロックの各々に対し、前
記現画像ブロックと前記複数の候補ブロックとの間の画
像の差を表わす同一パリティフェーズのフィールドブロ
ックディストーションをそれぞれ算出し、また、前記第
3の画素データ転送保持手段4000から前記第1およ
び第2の画素データ転送保持手段3001,3002に
戻された画素データを用いて、異パリティフェーズのフ
ィールドブロックディストーションをそれぞれ算出する
ものである。
【0066】フレームブロックディストーション算出手
段5005は、前記フィールドブロックディストーショ
ン算出手段5000で算出されたフィールドブロックデ
ィストーションをもとに対応する候補ブロックの同一パ
リティフェーズおよび異パリティフェーズのフレームブ
ロックディストーションを算出し、フレームブロック特
定手段6005に転送するものである。
【0067】フィールドブロック特定手段6000は、
前記現画像ブロックの各々に対し算出された複数のフィ
ールドブロックディストーションの値のうち最小値を検
出して、前記現画像ブロックに最も類似するそれぞれ1
つのフィールド候補ブロックを特定するものである。フ
レームブロック特定手段6005は、前記現画像ブロッ
クの各々に対し算出された複数の同一パリティフェーズ
および異パリティフェーズのフレームブロックディスト
ーションの値のうちそれぞれ最小値を検出して、前記現
画像ブロックに最も類似するそれぞれ1つの同一パリテ
ィフェーズおよび異パリティフェーズのフレーム候補ブ
ロックを特定するものである。
【0068】ウィンドウデータ入力制御手段7004
は、参照画像データ記憶手段2000に記憶されている
サーチウィンドウの画素データを第1および第2の画素
データ転送保持手段3001,3002に入力させるも
のである。ウィンドウデータ転送制御手段7001は、
第1および第2の画素データ転送保持手段3001,3
002により保持されている画素データを前記転送経路
に沿って転送させるものである。
【0069】排出データ保持制御手段7002は、第1
および第2の画素データ転送保持手段3001,300
2により画素データが転送されるとき、第1および第2
の画素データ転送保持手段3001,3002に入力さ
れた画素データのうち前記サーチウィンドウの1列目か
ら所定列分だけ各列の画素データを第1および第2の画
素データ転送保持手段3001,3002から排出しつ
つ第3の画素データ転送保持手段4000に保持させる
ものである。
【0070】戻しデータ転送制御手段7003は、第3
の画素データ転送保持手段4000に入力された各列の
画素データを第3の画素データ転送保持手段4000か
ら排出しつつ第1および第2の画素データ転送保持手段
3001,3002に保持させるものである。ウィンド
ウデータ入力制御手段7004は、参照画像データ記憶
手段2000に記憶されているサーチウィンドウの第1
フィールド候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロ
ックの画素データを第1および第2の画素データ転送保
持手段3001,3002に入力させるものである。
【0071】以上により、現画像データ出力手段100
0から出力された現画像ブロックの画素データと参照画
像データ記憶手段2000から出力されたサーチウィン
ドウの画素データに基づいて、現画像ブロックと複数の
候補ブロックとのフレームブロックディストーションお
よびフィールドブロックディストーションを同一パリテ
ィフェーズについて算出することができ、また、現画像
データ出力手段1000から出力された現画像ブロック
の画素データと第3の画素データ転送保持手段4000
から戻されたサーチウィンドウの画素データに基づい
て、現画像ブロックと複数の候補ブロックとのフレーム
ブロックおよびフィールドブロックディストーションを
異パリティフェーズについて算出することができる。
【0072】したがって、参照画像データ記憶手段20
00から第1の画素データ転送保持手段3001および
第2の画素データ転送保持手段3002にデータを転送
する早さよりも早い第3の画素データ転送保持手段40
00から第1の画素データ転送保持手段3001および
第2の画素データ転送保持手段3002にサーチウィン
ドウの画素データを入力することができ、同一パリティ
フェーズおよび異パリティフェーズ毎にフレームブロッ
クディストーションおよびフィールドブロックディスト
ーションを短時間で算出をすることができる。
【0073】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図58は、本発明に係る動きベクトル探索装置の第
1実施例を示す図である。図1は構成例を示し、図2に
機能ブロック図を示す。図1に示すように、第1の画素
データ転送保持手段3001、第2の画素データ転送保
持手段3002および第3の画素データ転送保持手段4
000は、プロセッサーエレメントPE、入力レジスタ
IR、垂直サイドレジスタVSおよび水平サイドレジス
タHSから構成される。
【0074】図2に示すように、動きベクトル探索装置
は、現画像データ出力手段1000、参照画像データ記
憶手段2000、第1の画素データ転送保持手段300
1、第2の画素データ転送保持手段3002、第3の画
素データ転送保持手段4000、フィールドブロックデ
ィストーション算出手段5000、フィールドブロック
特定手段6000、フレームブロックディストーション
算出手段5005、フレームブロック特定手段600
5、ウインドウデータ転送制御手段7001、排出デー
タ保持制御手段7002、戻しデータ転送制御手段70
03およびウィンドウデータ入力制御手段7004から
なる。
【0075】ここで、図3〜図7に示される図は、現画
像フレームブロック110、現画像第1フィールドブロ
ック111、現画像第2フィールドブロック112、サ
ーチウインドウ210および参照画像第1フィールド内
のサーチウィンドウである第1フィールドサーチウィン
ドウ211、参照画像第2フィールド内のサーチウィン
ドウである第2フィールドサーチウィンドウ212、上
記それぞれのサーチウインドウ210、211、212
内の各フレーム候補ブロック310、第1フィールド候
補ブロック311、第2フィールド候補ブロック312
の関係を示す図である。
【0076】図3(a)および図4は、第1フィールド
候補ブロック111が奇数走査ラインのみからなり、第
2フィールド候補ブロック112が偶数走査ラインのみ
からなり、現画像フレームブロック110が第1フィー
ルドブロック111と第2フィールドブロック112の
和として表せることを示す。図3(b)および図4は、
第1フィールドサーチウインドウ211が奇数走査ライ
ンからなり、第2フィールドサーチウインドウ212が
偶数走査ラインからなり、サーチウインドウ210が第
1フィールドサーチウインドウ211と第2フィールド
サーチウインドウ212の和として表せることを示す。
【0077】また、図5は本発明における動きベクトル
探索の際、現画像ブロックと候補ブロックとの組合せの
違いによって同一パリティフェーズおよび異パリティフ
ェーズのフィールドブロックディストーションが存在す
ることを示している。つまり、動きベクトルを求める方
法は、現画像フレームブロック110内の現画像第1フ
ィールドブロック111および現画像第2フィールドブ
ロック112に対して、それぞれ前符号化画像上の候補
ブロックとして第1フィールド候補ブロックおよび第2
フィールド候補ブロックを対応させる同一パリティフェ
ーズと、第2フィールド候補ブロックおよび第1フィー
ルド候補ブロックを対応させる異パリティフェーズに分
けられる。
【0078】はじめに、各手段の概要について説明す
る。現画像データ出力手段1000は、現画像第1フィ
ールドPa1および現画像第2フィールドPa2を部分
的に構成する一つの現画像第1フィールドブロック11
1および現画像第2フィールドブロック112の画素デ
ータをフィールドブロックディストーション算出手段5
000に出力するものである。現画像第1フィールドブ
ロック111および現画像第2フィールドブロック11
2は任意のブロックサイズであってよいが、以下の説明
では、図6に示されるように、現画像第1フィールドブ
ロックとして、画素データa(0,0)、a(0,
1)、a(1,0)、a(1,1)、a(2,0)、a
(2,1)、a(3,0)およびa(3,1)、現画像
第2フィールドブロックとして、画素データb(0,
0)、b(0,1)、b(1,0)、b(1,1)、b
(2,0)、b(2,1)、b(3,0)およびb
(3,1)からなる4×4画素サイズのブロックとす
る。
【0079】参照画像データ記憶手段2000は、参照
画像の画素データを第1の画素データ転送保持手段30
01および第2の画素データ転送保持手段3002に出
力するものである。現画像フレームブロック110に類
似した複数の参照画像フレームブロックを含む参照画像
フレームPb上の範囲をサーチウインドウとして特定さ
れたサーチウインドウ210内の各フレーム候補ブロッ
クを、図6に示されるようにフレーム候補ブロック31
0として、各フレーム候補ブロック310内の各画素デ
ータを第1の画素データ転送保持手段3001および第
2の画素データ転送保持手段3002に出力するもので
ある。
【0080】サーチウインドウ210のサイズは、現画
像フレームブロック110より大きければ任意のサイズ
でよいが、以下の説明では、サーチウインドウ210
は、図6および図7に示されるように画素データc
(0,0)、c(0,1)、c(0,2)、c(0,
3)、c(1,0)、c(1,1)、c(1,2)、c
(1,3)、c(2,0)、c(2,1)、c(2,
2)、c(2,3)、c(3,0)、c(3,1)、c
(3,2)、c(3,3)、c(4,0)、c(4,
1)、c(4,2)、c(4,3)、c(5,0)、c
(5,1)、c(5,2)、c(5,3)、c(6,
0)、c(6,1)、c(6,2)、c(6,3)、d
(0,0)、d(0,1)、d(0,2)、d(0,
3)、d(1,0)、d(1,1)、d(1,2)、d
(1,3)、d(2,0)、d(2,1)、d(2,
2)、d(2,3)、d(3,0)、d(3,1)、d
(3,2)、d(3,3)、d(4,0)、d(4,
1)、d(4,2)、d(4,3)、d(5,0)、d
(5,1)、d(5,2)、d(5,3)、d(6,
0)、d(6,1)、d(6,2)およびd(6,3)
からなる8×7画素サイズである。
【0081】第1の画素データ転送保持手段3001お
よび第2の画素データ転送保持手段3002は、垂直サ
イドレジスタVS、入力レジスタIRおよびプロセッサ
エレメントPEの転送レジスタからなり、入力された画
素データをレジスタユニット間で繰り返し転送させ、各
レジスタユニットに保持させるものである。フィールド
ブロックディストーション算出手段5000は、プロセ
ッサエレメントPEの演算器からなり、同一パリティフ
ェーズのディストーションを算出する場合においては、
現画像第1フィールドブロック111内の各画素データ
をサーチウインドウ210の各第1フィールド候補ブロ
ック311内の位置的に対応する各画素データおよび現
画像第2フィールドブロック112内の各画素データを
サーチウインドウ210の各第2フィールド候補ブロッ
ク312内の位置的に対応する各画素データから減算し
たものを正数データに変換し、正数変換後の各画素のデ
ィストーションすなわち局所ディストーションをフィー
ルドブロック単位に合計することによって、現画像第1
フィールドPa1上の現画像第1フィールドブロック1
11と参照画像第1フィールドPb1上のサーチウイン
ドウ210内の各第1フィールド候補ブロック311お
よび現画像第2フィールドPa2上の現画像第2フィー
ルドブロック112と参照画像第2フィールドPb2上
のサーチウインドウ210内の各第2フィールド候補ブ
ロック312との間の各ディストーションを算出する。
【0082】これに対し、異パリティフェーズのディス
トーションを算出する場合においては、現画像第2フィ
ールドブロック112内の各画素データをサーチウイン
ドウ210の各第1フィールド候補ブロック311内の
位置的に対応する各画素データおよび現画像第1フィー
ルドブロック111内の各画素データをサーチウインド
ウ210の各第2フィールド候補ブロック312内の位
置的に対応する各画素データから減算したものを正数デ
ータに変換し、正数変換後の各画素のディストーション
すなわち局所ディストーションをフィールド候補ブロッ
ク単位に合計することによって、現画像第2フィールド
Pa2上の現画像第2フィールドブロック112と参照
画像第1フィールドPb1上のサーチウインドウ210
内の各第1フィールド候補ブロック311および現画像
第1フィールドPa1上の現画像第1フィールドブロッ
ク111と参照画像第2フィールドPb2上のサーチウ
インドウ210内の各第2フィールド候補ブロック31
2との間の各ディストーションを算出するものである。
【0083】フィールドブロック特定手段6000は、
フィールドブロックディストーション算出手段5000
により算出された各第1のフィールドブロックディスト
ーションのうちの最小の第1のフィールドブロックディ
ストーションを検出して、検出された最小の第1のフィ
ールドブロックディストーションに対応する第1最小フ
ィールド候補ブロック、並びに、フィールドブロックデ
ィストーション算出手段5000により算出された各第
2のフィールドブロックディストーションのうちの最小
の第2のフィールドブロックディストーションを検出し
て、検出された最小の第2最小フィールドブロックディ
ストーションに対応する第2フィールド候補ブロックを
特定し、また、フィールドブロックディストーション算
出手段5000により算出された各第1のフィールドブ
ロックディストーションのうちの最小の第3のフィール
ドブロックディストーションを検出して、検出された最
小の第3のフィールドブロックディストーションに対応
する第3最小フィールド候補ブロック、並びに、フィー
ルドブロックディストーション算出手段5000により
算出された各第4のフィールドブロックディストーショ
ンのうちの最小の第4のフィールドブロックディストー
ションを検出して、検出された最小の第4のフィールド
ブロックディストーションに対応する第4最小フィール
ド候補ブロックを特定するものである。
【0084】フレームブロックディストーション算出手
段5005は、フィールドブロックディストーション算
出手段5000により算出された各第1のフィールドブ
ロックディストーションと各第2のフィールドブロック
ディストーションをそれぞれ加算することにより、現画
像フレームブロック110と各フレーム候補ブロック3
10との間の画像の差を表わす各第1のフレームブロッ
クディストーションを算出し、また、フィールドブロッ
クディストーション算出手段5000により算出された
各第3のフィールドブロックディストーションと各第4
のフィールドブロックディストーションをそれぞれ加算
することにより、現画像フレームブロック110と各フ
レーム候補ブロック310との間の画像の差を表わす各
第2のフレームブロックディストーションを算出するも
のである。
【0085】フレームブロック特定手段6005は、フ
レームブロックディストーション算出手段5005によ
り算出された各第1のフレームブロックディストーショ
ンのうちの最小の第1のフレームブロックディストーシ
ョンを検出して、検出された最小の第1のフレームブロ
ックディストーションに対応する第1最小フレーム候補
ブロックを特定し、また、フレームブロックディストー
ション算出手段5005により算出された各第2のフレ
ームブロックディストーションのうちの最小の第2のフ
レームブロックディストーションを検出して、検出され
た最小の第2のフレームブロックディストーションに対
応する第2最小フレーム候補ブロックを特定するもので
ある。
【0086】信号出力ユニット7000は、現画像デー
タ出力手段1000、第1の画素データ転送保持手段3
001、第2の画素データ転送保持手段3002、第3
の画素データ転送保持手段4000、フィールドブロッ
クディストーション算出手段5000、フレームブロッ
クディストーション算出手段5005、フィールドブロ
ック特定手段6000およびフレームブロック特定手段
6005の動作を制御するものである。
【0087】図8に示されるように、信号出力ユニット
7000は、第1〜第13信号出力端子P1〜P13を
有しており、各信号出力端子P1〜P13から出力され
る各信号は、現画像データ出力手段1000、第1の画
素データ転送保持手段3001、第2の画素データ転送
保持手段3002、第3の画素データ転送保持手段40
00、フィールドブロックディストーション算出手段5
000、フレームブロックディストーション算出手段5
005、フィールドブロック特定手段6000およびフ
レームブロック特定手段6005の各手段の動作を制御
するための信号であり、各手段に出力される。
【0088】信号出力ユニット7000の各信号出力端
子P1〜P13から各手段に出力される各信号は、図
9、図11〜図14および図16〜図20に示される。
図9は現画像データ出力手段1000の詳細図である。
図10はプロセッサエレメントPEの入出力端子を示
し、図11はその詳細図である。図12は入力レジスタ
IRの入出力端子およびその詳細図である。図13、図
14はそれぞれ偶数列および奇数列の垂直サイドレジス
タVSの入出力端子およびその詳細図である。図15、
図16はそれぞれ水平レジスタHSの入出力端子および
その詳細図である。図17、図18はそれぞれフィール
ドブロック特定手段6000の詳細図およびフィールド
ブロック特定手段6000中のセレクタ付きフリップフ
ロップ回路6180の詳細図である。図19はフレーム
ブロックディストーション算出手段5005の詳細図で
ある。図20はフレームブロックト特定手段6005の
詳細図である。
【0089】信号出力ユニット7000の各信号出力端
子P1〜P13から出力される各信号のタイムチャート
は図49〜図58に示されている。第1信号出力端子P
1から出力される信号は、クロックパルス信号CK1で
あり、第2信号出力端子P2から出力される信号は、ク
ロックパルス信号CK1と同じパルス幅および同じ周期
をもつパルス信号CK2でクロックパルス信号CK1の
1クロック目に同期して出力される。
【0090】本信号はクロックパルス信号CK1と次の
ように区別している。すなわち、クロックパルス信号C
K1は現画像データ出力手段1000、第1の画素デー
タ転送保持手段3001、第2の画素データ転送保持手
段3002、第3の画素データ転送保持手段4000お
よびフィールドブロックディストーション算出手段50
00において、フィールドブロックディストーションを
算出するまでの間の動作を制御するための信号であり、
クロックパルス信号CK2はフィールドブロックディス
トーションおよびフレームブロックディストーションを
もとにフィールドブロックディストーション算出手段5
000およびフィールドブロック特定手段6000と、
フレームブロックディストーション算出手段6005お
よびフレームブロック特定手段6005においてそれぞ
れ最小フィールドブロックディストーションおよびフィ
ールド動きベクトルと、フレームブロックディストーシ
ョンおよびフレーム動きベクトルを特定するための信号
である。
【0091】第3信号出力端子P3から出力される信号
は、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅のパル
ス信号SLがクロックパルス信号CK1の4クロック目
の立ち下がりに同期してクロックパルス信号CK1の4
倍の周期で出力される。本信号は第1の画素データ転送
保持手段3001、第2の画素データ転送保持手段30
02および第3の画素データ転送保持手段4000にお
いて、画素データの転送方向を右から左へ伝送するタイ
ミングおよび現画像データ出力手段1000において画
素データの転送方向を分岐させるタイミングをとるため
の信号である。
【0092】第4信号出力端子P4から出力される信号
は、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅のパル
ス信号SHがクロックパルス信号CK1の18クロック
目の立ち下がりに同期してクロックパルス信号CK1の
6倍の周期で出力され、クロックパルス信号CK1の8
倍のパルス幅で、クロックパルス信号CK1の24クロ
ック目の立ち下がりに同期して出力され、また、クロッ
クパルス信号CK1の4倍のパルス幅でクロックパルス
信号CK1の38クロック目の立ち下がりに同期してク
ロックパルス信号CK1の6倍の周期で出力され、クロ
ックパルス信号CK1の8倍のパルス幅で、クロックパ
ルス信号CK1の44クロック目の立ち下がりに同期し
て出力される。
【0093】本信号は第1の画素データ転送保持手段3
001および第2の画素データ転送保持手段3002に
おいて排出された画素データを第3の画素データ転送保
持手段3001に転送し、保持するタイミングをとるた
めの信号である。第5信号出力端子P5から出力される
信号は、クロックパルス信号CK1の12倍のパルス幅
のパルス信号SRがクロックパルス信号CK1の32ク
ロック目の立ち下がりに同期して出力される。
【0094】本信号は第3の画素データ転送保持手段4
000で保持された画素データを第1の画素データ転送
保持手段3001および第2の画素データ転送保持手段
3002に戻すタイミングをとるための信号である。第
6信号出力端子P6から出力される信号は、クロックパ
ルス信号CK1の4倍のパルス幅のパルス信号LD1が
クロックパルス信号CK1の18クロック目の立ち下が
りからクロックパルス信号CK1の16倍の周期で出力
され、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅でク
ロックパルス信号CK1の34クロック目の立ち下がり
からクロックパルス信号CK1の20倍の周期で出力さ
れる。
【0095】本信号はフィールドブロックディストーシ
ョン算出手段5000において、フィールドブロックデ
ィストーションの転送タイミングをとるための信号であ
る。第7信号出力端子P7から出力される信号は、クロ
ックパルス信号CK1の4倍のパルス幅のパルス信号L
D2がクロックパルス信号CK1の36クロック目の立
ち下がりからクロックパルス信号CK1の20倍の周期
で出力され、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス
幅で、クロックパルス信号CK1の56クロック目の立
ち下がりにクロックパルス信号CK1の16倍の周期で
出力される。また、クロックパルス信号CK1の72ク
ロック目の立ち下がりからクロックパルス信号CK1の
4倍のパルス幅で、クロックパルス信号CK1の20倍
の周期で出力される。
【0096】本信号はフィールドブロック特定手段60
00において、フィールド動きベクトルを求めるための
各機器の動作のタイミングをとるための信号である。第
8信号出力端子P8から出力される信号は、クロックパ
ルス信号CK1の4倍のパルス幅のパルス信号LD3が
クロックパルス信号CK1の38クロック目の立ち下が
りからクロックパルス信号CK1の20倍の周期で出力
され、クロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅でク
ロックパルス信号CK1の58クロック目の立ち下がり
にクロックパルス信号CK1の16倍の周期で出力され
る。
【0097】本信号はフレームブロック特定手段600
5において、フレーム動きベクトルを求めるための各機
器の動作のタイミングをとるための信号である。第9信
号出力端子P9から出力される信号は、クロックパルス
信号CK1の2倍のパルス幅のパルス信号CTEがクロ
ックパルス信号CK1の2クロック目の立ち下がりに同
期して2倍の周期で出力される。
【0098】本信号はフィールドブロック特定手段60
00およびフレームブロック特定手段6005におい
て、それぞれの動きベクトルを求めるためにカウントを
取り、フレームブロック特定手段6005においては、
フレームブロックディストーションを出力するための機
器の動作のタイミングをとるための信号である。第10
信号出力端子P10から出力される信号は、クロックパ
ルス信号CK1の2倍のパルス幅のパルス信号SMV1
がクロックパルス信号CK1の51クロック目の立ち下
がりからクロックパルス信号CK1の20倍の周期で出
力され、クロックパルス信号CK1の2倍のパルス幅で
クロックパルス信号CK1の71クロック目の立ち下が
りにクロックパルス信号CK1の16倍の周期で出力さ
れる。
【0099】本信号はフィールドブロック特定手段60
00において、最小第1フィールドブロックディストー
ションおよびその動きベクトルを出力するための機器の
動作のタイミングをとるための信号である。第11信号
出力端子P11から出力される信号は、クロックパルス
信号CK1の32倍のパルス幅のパルス信号SPがクロ
ックパルス信号CK1の56クロック目の立ち下がりに
同期して出力され、36倍の周期で出力される。
【0100】本信号は同一パリティフェーズと異パリテ
ィフェーズを判断するための信号である。第12信号出
力端子P12から出力される信号は、クロックパルス信
号CK1の4倍のパルス幅のパルス信号CLがクロック
パルス信号CK1の18クロック目の立ち下がりからク
ロックパルス信号CK1の20倍の周期で出力され、ク
ロックパルス信号CK1の4倍のパルス幅で、クロック
パルス信号CK1の38クロック目の立ち下がりにクロ
ックパルス信号CK1の16倍の周期で出力される。
【0101】本信号は演算器の積算結果をクリアするた
めの信号である。第13信号出力端子P13から出力さ
れる信号は、クロックパルス信号CK1の2倍のパルス
幅のパルス信号SMV2がクロックパルス信号CK1の
52クロック目の立ち下がりからクロックパルス信号C
K1の20倍の周期で出力され、クロックパルス信号C
K1の2倍のパルス幅でクロックパルス信号CK1の7
2クロック目の立ち下がりにクロックパルス信号CK1
の16倍の周期で出力される。
【0102】本信号はフィールドブロック特定手段60
00において、最小第2フィールドブロックディストー
ションおよびその動きベクトルを出力するための機器の
動作のタイミングをとるための信号である。動きベクト
ル探索装置の各手段の具体例を以下に説明する。図1に
おいて、現画像データ出力手段1000は、図9に示す
ように、第1現画像ブロックデータ出力ユニット110
0および第2現画像ブロックデータ出力ユニット120
0からなり、さらに、第1現画像データ出力ユニット1
100は、第1フリップフロップ1111、1121、
1131、第2フリップフロップ1112、1122お
よび1132からなり、第2現画像データ出力ユニット
1200は、第1フリップフロップ1211、122
1、第2フリップフロップ1212、1222およびセ
レクタ1230からなる。
【0103】第1フリップフロップ1111、112
1、1131、1211、1221、第2フリップフロ
ップ1112、1122、1132、1212および1
222は、Dフリップフロップからなり、データ入力端
子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期して、
データ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力
端子Yにラッチするものである。
【0104】セレクタ1230は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0105】詳しくは、第1フリップフロップ1111
のデータ入力端子Aに現画像第1フィールドブロックお
よび現画像第2フィールドブロックの画素データa
(0,0)、b(0,0)、a(0,1)、b(0,
1)、a(1,0)、b(1,0)・・・が、図49〜
図50に示すパルス信号CK1の13、14、15、1
6、17、18・・・クロック目のそれぞれのパルスに
同期して記載順に入力されるようになっている。そし
て、第2フリップフロップ1132のデータ出力端子Y
から画素データa(0,0)、b(0,0)、a(0,
1)、b(0,1)、a(1,0)、b(1,0)・・
・が、パルス信号CK1の18、19、20、21、2
2、23・・・クロック目のそれぞれのパルスに同期し
て記載順に出力されるようになっており、第2フリップ
フロップ1222のデータ出力端子Yから画素データa
(0,1)、b(0,1)、a(0,0)、b(0,
0)、a(1,1)、b(1,1)・・・が、パルス信
号CK1の18、19、20、21、22、23・・・
クロック目のそれぞれのパルスに同期して記載順に出力
されるようになっている。
【0106】参照画像データ記憶手段2000は、後述
する第2の画素データ転送保持手段3002の入力レジ
スタIR(4,0)の入力端子にサーチウインドウの画
素データc(0,0)、d(0,0)、c(0,1)、
d(0,1)、c(1,0)、d(1,0)・・・を、
入力レジスタIR(4,2)の入力端子にサーチウイン
ドウの画素データc(0,2)、d(0,2)、c
(0,3)、d(0,3)、c(1,2)、d(1,
2)・・・を、クロックパルス信号CK1の1クロック
毎にそれぞれのクロックに同期して記載順に出力される
ようになっている。
【0107】第1の画素データ転送保持手段3001、
第2の画素データ転送保持手段3002、第3の画素デ
ータ転送保持手段4000およびフィールドブロックデ
ィストーション算出手段5000は、12個のプロセッ
サエレメントPE(0,0)、PE(0,1)、PE
(0,2)、PE(1,0)、PE(1,1)、PE
(1,2)、PE(2,0)、PE(2,1)、PE
(2,2)、PE(3,0)、PE(3,1)、PE
(3,2)、8個の垂直サイドレジスタVS(0,−
1)、VS(1,−1)、VS(2,−1)、VS
(3,−1)、VS(0,3)、VS(1,3)、VS
(2,3)、VS(3,3)、4個の入力レジスタIR
(4,−1)、IR(4,0)、IR(4,1)、IR
(4,2)、並びに、15個の水平レジスタHS(−
1,−1)、HS(−1,0)、HS(−1,1)、H
S(−1,2)、HS(−1,3)、HS(−2,−
1)、HS(−2,0)、HS(−2,1)、HS(−
2,2)、HS(−2,3)、HS(−3,−1)、H
S(−3,0)、HS(−3,1)、HS(−3,2)
およびHS(−3,3)を有している。x=−3,−
2,ー1,0,1,2,3,4、y=−1,0,1,
2,3として、上述の各プロセッサエレメントPEをP
E(x,y)、各垂直サイドレジスタVSをVS(x,
y)、各入力レジスタIRをIR(x,y)、各水平レ
ジスタHSをHS(x,y)と表わすものとする。
【0108】ここで、プロセッサエレメントPE(0,
0)の位置を基準として、第1列目のプロセッサエレメ
ントと呼ぶとするとき、第1列目のプロセッサエレメン
トPE(0,y)および第3列目のプロセッサエレメン
トPE(2,y)を奇数列のプロセッサエレメントと呼
び、第2列目のプロセッサエレメントPE(1,y)お
よび第4列目のプロセッサエレメントPE(3,y)を
偶数列のプロセッサエレメントと以下の説明で呼ぶこと
にする。また、垂直サイドレジスタVS(x,y)につ
いても同様に、第1列目の垂直サイドレジスタVS
(0,y)および第3列目の垂直サイドレジスタVS
(2,y)を奇数列の垂直サイドレジスタと呼び、第2
列目の垂直サイドレジスタVS(1,y)および第4列
目の垂直サイドレジスタVS(3,y)を偶数列の垂直
サイドレジスタと以下の説明で呼ぶことにする。
【0109】奇数列のプロセッサエレメントの入出力端
子を図10(b)に示し、偶数列のプロセッサエレメン
トの入出力端子を図10(a)に示す。同図に示される
ように、偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,
y)は、入力端子X、YDi、YLi、YRiおよびD
i、並びに、出力端子YDo、Do、YRoおよびYL
oを有し、さらに信号出力ユニット7000の各信号出
力端子に接続された入力端子(図示省略)を有してい
る。また、奇数列の各プロセッサエレメント(x,y)
は、YDi、YDoのかわりに入力端子YUiおよび出
力端子YUoを有している。
【0110】各プロセッサエレメントの詳細構成を図1
1に示す。同図において、各プロセッサエレメントPE
(x,y)は、セレクタ3110、第1フリップフロッ
プ3121、第2フリップフロップ3122、減算器5
110、正数変換器5120、加算器5210、第1フ
リップフロップ5221、第2フリップフロップ522
2、反転器5230、論理積演算器5240、セレクタ
5310、第1フリップフロップ5321および第2フ
リップフロップ5322を備えている。
【0111】セレクタ3110は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、第3データ入力端子C、第
1信号入力端子S0、第2信号入力端子S1およびデー
タ出力端子Yを有し、第1信号入力端子S0、第2信号
入力端子S1の入力信号の状態により第1データ入力端
子A、第2データ入力端子B、第3データ入力端子Cと
データ出力端子Yとの接続を切り換えるものである。
【0112】信号入力端子S0に入力された信号が1の
ときは、信号入力端子S1に入力された信号の状態に関
わらず、第3データ入力端子Cに入力されているデータ
をデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S0に入
力された信号が0のときは、信号入力端子S0に入力さ
れた信号の状態により、データ出力端子Yから出力する
データを第1データ入力端子Aと第2データ入力端子B
のデータで切換え、信号入力端子S1に入力された信号
が1のときは、第2データ入力端子Bに入力されている
データをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S
0に入力された信号が0のときは、第1データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yから出力
するものである。
【0113】第1フリップフロップ3121は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ3122は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0114】減算器5110は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有
し、第1データ入力端子Aに入力されたデータから第2
データ入力端子Bに入力されたデータを減算してデータ
出力端子Yから出力するものである。正数変換器512
0は、データ入力端子Aおよびデータ出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータを絶対値演算
により正数データに変換してデータ出力端子Yから出力
するものである。
【0115】加算器5210は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有
し、第1データ入力端子Aに入力されたデータと第2デ
ータ入力端子Bに入力されたデータを加算してデータ出
力端子Yから出力するものである。第1フリップフロッ
プ5221は、Dフリップフロップからなり、データ入
力端子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期し
て、データ入力端子Aに入力されているデータをデータ
出力端子Yにラッチするものである。
【0116】第2フリップフロップ5222は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。反転器5230は、信号入力端子Aおよ
び信号出力端子Yを有し、信号入力端子Aに入力された
信号が0を表わす信号である場合には、信号出力端子Y
に1を表わす信号を出力し、入力された信号が1を表わ
す信号である場合には、信号出力端子Yに0を表わす信
号を出力するものである。
【0117】論理積演算器5240は、信号入力端子
A、データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Aおよびデータ入力端子Bに入力された信
号およびデータが共に1を表わすときのみ1を表わすデ
ータをデータ出力端子Yに出力し、どちらか一方でも0
を表わす信号またはデータが入力された場合には、0を
表わすデータをデータ出力端子Yに出力するものであ
る。言い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が
0を表わす信号の場合には、データ出力端子Yに0を表
わすデータを出力し、信号入力端子Aに入力された信号
が1を表わす信号の場合には、データ出力端子Yにデー
タ入力端子Bに入力されたデータを出力するものであ
る。
【0118】セレクタ5310は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0のとき第1データ入力端子Aに入力されているデー
タをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入
力された信号が1のとき第2データ入力端子Bに入力さ
れているデータをデータ出力端子Yから出力するもので
ある。
【0119】第1フリップフロップ5321は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ5322は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0120】各プロセッサエレメントPE(x,y)の
セレクタ3110の第1データ入力端子Aは、プロセッ
サエレメントPE(x,y)が奇数列にある場合には、
別のプロセッサエレメントPE(x,y+1)の第2フ
リップフロップ3122のデータ出力端子Yまたは垂直
サイドレジスタVS(x,y+1)のデータ出力端子Y
に入力端子YUiを介して電気的に接続され、プロセッ
サエレメントPE(x,y)が偶数列にある場合には、
別のプロセッサエレメントPE(x,y−1)の第2フ
リップフロップ3122のデータ出力端子Yまたは垂直
サイドレジスタVS(x,y−1)のデータ出力端子Y
に入力端子YDiを介して電気的に接続されている。
【0121】図1における第2の画素データ転送保持手
段3002の垂直サイドレジスタVS(x,y)の構成
例を図13および図14に示す。図13に示す図は、偶
数列の各垂直サイドレジスタVS(x,y)を示す図で
あり、図14に示す図は、奇数列の各垂直サイドレジス
タVS(x,y)を示す図である。図13に示すよう
に、偶数列の各垂直サイドレジスタVS(x,y)は、
入力端子YDi、YLi、YRiおよび出力端子YD
o、YLo、YRoを有し、さらに信号出力ユニット7
000の各信号出力端子に接続された入力端子(図示省
略)を有している。また、図14に示すように、奇数列
の各垂直サイドレジスタVS(x,y)は、入力端子Y
Ui、YLi、YRiおよび出力端子YUo、YLo、
YRoを有し、さらに信号出力ユニット7000の各信
号出力端子に接続された入力端子(図示省略)を有して
いる。
【0122】各垂直サイドレジスタVS(x,y)は、
図13および図14に示すように、セレクタ3310、
第1フリップフロップ3321および第2フリップフロ
ップ3322からなる。セレクタ3310は、第1デー
タ入力端子A、第2データ入力端子B、第3データ入力
端子C、第1信号入力端子S0、第2信号入力端子S1
およびデータ出力端子Yを有し、第1信号入力端子S
0、第2信号入力端子S1の入力信号の状態により第1
データ入力端子A、第2データ入力端子B、第3データ
入力端子Cとデータ出力端子Yとの接続を切り換えるも
のである。
【0123】信号入力端子S0に入力された信号が1の
ときは、信号入力端子S1に入力された信号の状態に関
わらず、第3データ入力端子Cに入力されているデータ
をデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S0に入
力された信号が0のときは、信号入力端子S0に入力さ
れた信号の状態により、データ出力端子Yから出力する
データを第1データ入力端子Aと第2データ入力端子B
のデータで切換え、信号入力端子S1に入力された信号
が1のときは、第2データ入力端子Bに入力されている
データをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S
0に入力された信号が0のときは、第1データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yから出力
するものである。
【0124】第1フリップフロップ3321は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ3322は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0125】図1における第2の画素データ転送保持手
段3002の入力レジスタIR(x,y)の構成例を図
12に示す。図12に示すように、入力レジスタIR
(x,y)は、入力端子Inおよび出力端子Outを有
し、さらに信号出力ユニット7000の各信号出力端子
に接続された入力端子(図示省略)を有している。入力
レジスタIR(x,y)は、図12に示すように、第1
フリップフロップ3221および第2フリップフロップ
3222からなる。
【0126】第1フリップフロップ3221は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ3222は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0127】図1における第3の画素データ転送保持手
段4000の水平サイドレジスタHS(x,y)の構成
例を図15および図16に示す。図15に示すように、
各水平サイドレジスタHS(x,y)は、入力端子YL
i,YRiおよび出力端子YLo、YRoを有し、さら
に図示されない信号出力ユニット7000の各信号出力
端子に接続された入力端子を有している。
【0128】各水平サイドレジスタHS(x,y)は、
図16に示すように、セレクタ3410,フリップフロ
ップ3420からなる。セレクタ3410は、第1デー
タ入力端子A、第2データ入力端子B、第3データ入力
端子C、第1信号入力端子S0、第2信号入力端子S1
およびデータ出力端子Yを有し、第1信号入力端子S
0、第2信号入力端子S1の入力信号の状態により第1
データ入力端子A、第2データ入力端子B、第3データ
入力端子Cとデータ出力端子Yとの接続を切り換えるも
のである。
【0129】信号入力端子S1に入力された信号が1の
ときは、信号入力端子S0に入力された信号の状態に関
わらず、第3データ入力端子Cに入力されているデータ
をデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S1に入
力された信号が0のときは、信号入力端子S0に入力さ
れた信号の状態により、データ出力端子Yから出力する
データを第1データ入力端子Aと第2データ入力端子B
のデータで切換え、信号入力端子S0に入力された信号
が1のときは、第2データ入力端子Bに入力されている
データをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子S
0に入力された信号が0のときは、第1データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yから出力
するものである。
【0130】フリップフロップ3420は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。図17は、フィールドブロック特定手段60
00の詳細なブロック構成図であり、同図において、フ
ィールドブロック特定手段6000は、最小フィールド
ディストーション検出ユニット6100、フィールド動
きベクトル垂直成分検出ユニット6200およびフィー
ルド動きベクトル水平成分検出ユニット6300からな
り、最小フィールドディストーション検出ユニット61
00は、比較器6110、比較器6120、セレクタ6
130、第1フリップフロップ6141、第2フリップ
フロップ6142、論理和演算器6150、第1セレク
タ付きフリップフロップ6180および第2セレクタ付
きフリップフロップ6190からなる。
【0131】また、フィールド動きベクトル垂直成分検
出ユニット6200は、セレクタ6220、第1フリッ
プフロップ6231、第2フリップフロップ6232、
換算テーブル6240、第1セレクタ付きフリップフロ
ップ6280および第2セレクタ付きフリップフロップ
6290からなり、フィールド動きベクトル水平成分検
出ユニット6300は、カウンタ6310、セレクタ6
320、第1フリップフロップ6331、第2フリップ
フロップ6332、換算テーブル6340、第1セレク
タ付きフリップフロップ6380および第2セレクタ付
きフリップフロップ6390からなる。
【0132】比較器6110は、データ入力端子A0、
A1、A2、データ出力端子MおよびYを有し、データ
入力端子A0、A1およびA2に入力されたデータの中
で最小の値を持つデータを出力端子Yから出力し、最小
の値を持つデータの入力された入力端子がA0ならば0
を、A1ならば1を、A2ならば2をデータ出力端子M
から出力するものである。
【0133】比較器6120は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよび信号出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータがデータ入力
端子Bに入力されたデータ以上の大きさであるとき、0
を表わす信号を信号出力端子Yから出力し、データ入力
端子Aに入力されたデータがデータ入力端子Bに入力さ
れたデータより小さいとき、1を表わす信号を信号出力
端子Yから出力するものである。
【0134】セレクタ6130は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0135】第1フリップフロップ6141は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ6142は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0136】論理和演算器6150は、信号入力端子
A、データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、
信号入力端子Aおよびデータ入力端子Bのいずれか一方
に1を表わす信号またはデータが入力された場合には、
データ出力端子Yに1を表わすデータを出力し、信号入
力端子Aおよびデータ入力端子Bの両入力端子に0を表
わす信号およびデータが入力された場合のみ、データ出
力端子Yに0を表わすデータを出力するものである。言
い換えれば、信号入力端子Aに入力された信号が1を表
わす信号の場合には、1を表わす信号をデータ出力端子
Yに出力し、信号入力端子Aに入力された信号が0であ
る場合には、データ入力端子Bに入力されているデータ
をデータ出力端子Yに出力するものである。
【0137】第1セレクタ付きフリップフロップ618
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図18に示されるように、セレ
クタ9110およびフリップフロップ9120からな
る。セレクタ9110は、第1データ入力端子A、第2
データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端
子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号が0を表
わす信号のとき、データ入力端子Aに入力されているデ
ータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに
入力された信号が1を表わす信号のとき、データ入力端
子Bに入力されているデータをデータ出力端子Yから出
力するものである。
【0138】フリップフロップ9120は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。第2セレクタ付きフリップフロップ6190
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図18に示されるように、第1セ
レクタ付きフリップフロップ6180と同様の構成であ
る。
【0139】セレクタ6220は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0140】第1フリップフロップ6231は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ6232は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0141】換算テーブル6240は、データ入力端子
Aおよびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに
入力されたデータを動きベクトルデータに換算し、デー
タ出力端子Yに出力するものである。第1セレクタ付き
フリップフロップ6280は、データ入力端子I、信号
入力端子E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図18
に示されるように、第1セレクタ付きフリップフロップ
6180と同様の構成である。
【0142】第2セレクタ付きフリップフロップ629
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図18に示されるように、第1
セレクタ付きフリップフロップ6180と同様の構成で
ある。カウンタ6310は、信号入力端子CK、CL、
ENおよびカウント出力端子Qnを有し、信号入力端子
CLに入力された信号のパルスに同期してカウント出力
端子Qnの出力を0にリセットし、信号入力端子CK、
ENに入力された信号のパルスがともに1を表わす信号
のときにカウント出力端子Qnの出力カウントをカウン
トアップして、信号入力端子CKに入力された信号のパ
ルスに同期して出力するものである。
【0143】セレクタ6320は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0144】第1フリップフロップ6331は、Dフリ
ップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力端
子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに
入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子A
に入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチす
るものである。第2フリップフロップ6332は、Dフ
リップフロップからなり、データ入力端子A、信号入力
端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子S
に入力された信号のパルスに同期して、データ入力端子
Aに入力されているデータをデータ出力端子Yにラッチ
するものである。
【0145】換算テーブル6340は、データ入力端子
Aおよびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに
入力されたデータを動きベクトルデータに換算し、デー
タ出力端子Yに出力するものである。第1セレクタ付き
フリップフロップ6380は、データ入力端子I、信号
入力端子E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図18
に示されるように、第1セレクタ付きフリップフロップ
6180と同様の構成である。
【0146】第2セレクタ付きフリップフロップ639
0は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデ
ータ出力端子Oを有し、図18に示されるように、第1
セレクタ付きフリップフロップ6180と同様の構成で
ある。
【0147】図19は、フレームブロックディストーシ
ョン算出手段5005の詳細なブロック構成図であり、
同図において、フレームブロックディストーション算出
手段5005は、フリップフロップ5115、521
5、5315、加算器5125、5225、5325、
セレクタ付きフリップフロップ5135、5235、5
335、セレクタ5145、5245および論理和演算
器5355からならなる。
【0148】セレクタ5145および5245は、第1
データ入力端子A、第2データ入力端子B、第1信号入
力端子S0、第2信号入力端子S1およびデータ出力端
子Yを有し、第1信号入力端子S0および第2信号入力
端子S1に入力された信号がともに1のとき、第2デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力し、第1信号入力端子S0に入力された信号
が0のとき、または、第1信号入力端子S0に信号1が
入力され第2信号入力端子S1に信号0が入力されたと
き、第1データ入力端子Aに入力されているデータをデ
ータ出力端子Yから出力するものである。
【0149】また、セレクタ5145の第1データ入力
端子Aは、プロセッサエレメントPE(0,0)の第2
フリップフロップ5322のデータ出力端子Yに接続さ
れ、第2データ入力端子Bは、プロセッサエレメントP
E(0,1)の第2フリップフロップ5322のデータ
出力端子Yに接続され、セレクタ5245の第1データ
入力端子Aは、プロセッサエレメントPE(0,1)の
第2フリップフロップ5322のデータ出力端子Yに接
続され、第2データ入力端子Bは、プロセッサエレメン
トPE(0,2)の第2フリップフロップ5322のデ
ータ出力端子Yに接続される。
【0150】論理和演算器5355は、データ入力端子
A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有し、信
号入力端子Sに入力された信号が1を表わす信号の場合
には、1を表わすデータをデータ出力端子Yに出力し、
信号入力端子Sに入力された信号が0である場合には、
データ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力
端子Yに出力するものである。
【0151】また、論理和演算器5355の第1データ
入力端子Aは、プロセッサエレメントPE(0,2)の
第2フリップフロップ5322のデータ出力端子Yに接
続される。フリップフロップ5115、5215および
5315は、Dフリップフロップからなり、データ入力
端子A、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号のパルスに同期し
て、データ入力端子Aに入力されているデータをデータ
出力端子Yにラッチするものである。
【0152】加算器5125、5225および5325
は、第1データ入力端子A、第2データ入力端子Bおよ
びデータ出力端子Yを有し、第1データ入力端子Aに入
力されたデータと第2データ入力端子Bに入力されたデ
ータを加算してデータ出力端子Yから出力するものであ
る。セレクタ付きフリップフロップ5135、5235
および5335は、データ入力端子I、信号入力端子
E、Fおよびデータ出力端子Oを有し、図18に示され
るように、セレクタ9110およびフリップフロップ9
120からなり、フィールドブロック特定手段6000
の第1セレクタ付きフリップフロップ6180と同様の
構成である。
【0153】図20は、フレームブロック特定手段60
05の詳細なブロック構成図であり、同図において、フ
レームブロック特定手段6005は、最小フレームディ
ストーション検出ユニット6105、フレーム動きベク
トル垂直成分検出ユニット6205およびフレーム動き
ベクトル水平成分検出ユニット6305からなり、最小
フレームディストーション検出ユニット6105は、比
較器6115、比較器6125、セレクタ6135、フ
リップフロップ6145、論理和演算器6155および
セレクタ付きフリップフロップ6185からなる。
【0154】また、フレーム動きベクトル垂直成分検出
ユニット6205は、セレクタ6225、フリップフロ
ップ6235、換算テーブル6245およびセレクタ付
きフリップフロップ6285からなり、フレーム動きベ
クトル水平成分検出ユニット6305は、カウンタ63
15、セレクタ6325、フリップフロップ6335、
換算テーブル6345およびセレクタ付きフリップフロ
ップ6385からなる。
【0155】比較器6115は、データ入力端子A0、
A1、A2、データ出力端子MおよびYを有し、データ
入力端子A0、A1およびA2に入力されたデータの中
で最小の値を持つデータを出力端子Yから出力し、最小
の値を持つデータの入力された入力端子がA0ならば0
を、A1ならば1を、A2ならば2をデータ出力端子M
から出力するものである。
【0156】比較器6125は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子Bおよび信号出力端子Yを有
し、データ入力端子Aに入力されたデータがデータ入力
端子Bに入力されたデータ以上の大きさであるとき、0
を表わす信号を信号出力端子Yから出力し、データ入力
端子Aに入力されたデータがデータ入力端子Bに入力さ
れたデータより小さいとき、1を表わす信号を信号出力
端子Yから出力するものである。
【0157】セレクタ6135は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Aに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0158】フリップフロップ6145は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。論理和演算器6155は、信号入力端子A、
データ入力端子Bおよびデータ出力端子Yを有し、信号
入力端子Aおよびデータ入力端子Bのいずれか一方に1
を表わす信号またはデータが入力された場合には、デー
タ出力端子Yに1を表わすデータを出力し、信号入力端
子Aおよびデータ入力端子Bの両入力端子に0を表わす
信号およびデータが入力された場合のみ、データ出力端
子Yに0を表わすデータを出力するものである。言い換
えれば、信号入力端子Aに入力された信号が1を表わす
信号の場合には、1を表わすデータをデータ出力端子Y
に出力し、信号入力端子Aに入力された信号が0である
場合には、データ入力端子Bに入力されているデータを
データ出力端子Yに出力するものである。
【0159】セレクタ付きフリップフロップ6185
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図18に示されるように、セレク
タ9110およびフリップフロップ9120からなり、
フィールドブロック特定手段6000の第1セレクタ付
きフリップフロップ6180と同様の構成である。セレ
クタ6225は、第1データ入力端子A、第2データ入
力端子B、信号入力端子Sおよびデータ出力端子Yを有
し、信号入力端子Sに入力された信号が0を表わす信号
のとき、データ入力端子Aに入力されているデータをデ
ータ出力端子Yから出力し、信号入力端子Sに入力され
た信号が1を表わす信号のとき、データ入力端子Bに入
力されているデータをデータ出力端子Yから出力するも
のである。
【0160】フリップフロップ6235は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。換算テーブル6245は、データ入力端子A
およびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに入
力されたデータを動きベクトルデータに換算し、データ
出力端子Yに出力するものである。
【0161】セレクタ付きフリップフロップ6285
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図18に示されるように、フィー
ルドブロック特定手段6000の第1セレクタ付きフリ
ップフロップ6180と同様の構成である。カウンタ6
315は、信号入力端子CK、CL、ENおよびカウン
ト出力端子Qnを有し、信号入力端子CLに入力された
信号のパルスに同期してカウント出力端子Qnの出力を
0にリセットし、信号入力端子CK、ENに入力された
信号のパルスがともに1を表わす信号のときにカウント
出力端子Qnの出力カウントをカウントアップして、信
号入力端子CKに入力された信号のパルスに同期して出
力するものである。
【0162】セレクタ6325は、第1データ入力端子
A、第2データ入力端子B、信号入力端子Sおよびデー
タ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力された信号
が0を表わす信号のとき、データ入力端子Aに入力され
ているデータをデータ出力端子Yから出力し、信号入力
端子Sに入力された信号が1を表わす信号のとき、デー
タ入力端子Bに入力されているデータをデータ出力端子
Yから出力するものである。
【0163】フリップフロップ6335は、Dフリップ
フロップからなり、データ入力端子A、信号入力端子S
およびデータ出力端子Yを有し、信号入力端子Sに入力
された信号のパルスに同期して、データ入力端子Aに入
力されているデータをデータ出力端子Yにラッチするも
のである。換算テーブル6345は、データ入力端子A
およびデータ出力端子Yを有し、データ入力端子Aに入
力されたデータを動きベクトルデータに換算し、データ
出力端子Yに出力するものである。
【0164】セレクタ付きフリップフロップ6385
は、データ入力端子I、信号入力端子E、Fおよびデー
タ出力端子Oを有し、図18に示されるように、フィー
ルドブロック特定手段6000の第1セレクタ付きフリ
ップフロップ6180と同様の構成である。次に、作用
を説明する。
【0165】最初に、現画像データ出力手段1000お
よび参照画像データ記憶手段2000から第1の画素デ
ータ転送保持手段3001および第2の画素データ転送
保持手段3002に入力される画素データの流れを説明
するとともに、第3の画素データ転送保持手段4000
のデータ保持状態およびフィールドブロックディストー
ション算出手段5000における演算状態を説明する。
【0166】なお、図49〜図52のパルス信号SLお
よびパルス信号CK1のタイミングから理解されるよう
に、パルス信号CK1の各パルスが発せられる前に、パ
ルス信号SLの信号が変化し、プロセッサエレメントP
E(x,y)のセレクタ3110では、パルス信号CK
1の1クロック目が発せられる前に、第2データ入力端
子Bが選択され、3クロック目が発せられる前に、第1
データ入力端子Aが選択され、この選択がクロックパル
ス信号CK1の2クロック毎に、以後の各クロックで繰
り返される。また、現画像データ出力手段1000のセ
レクタ1230では、パルス信号CK1の1クロック目
が発せられる前に、第2データ入力端子Bが選択され、
3クロック目が発せられる前に、第1データ入力端子A
が選択され、この選択がクロックパルス信号CK1の2
クロック毎に、以後の各クロックで繰りされる。
【0167】一方、図12に示されるように、各入力レ
ジスタIR(x,y)では、データ入力端子Aに入力さ
れている各データがクロックパルス信号CK1の各パル
スに同期してラッチされて、他のレジスタやプロセッサ
エレメントに出力され、図11に示されるように、各プ
ロセッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフロ
ップ3121では、セレクタ3110で選択されている
データ入力端子に入力されている各データがパルス信号
CK1の各パルスに同期してラッチされ、第2フリップ
フロップ3122に出力され、次のパルスに同期して第
2フリップフロップ3122から他のプロセッサエレメ
ントやレジスタに出力端子YLo、YDo、YUoを通
して出力される。
【0168】図9に示されるように、現画像データ出力
手段1000の第1フリップフロップ1221では、セ
レクタ1230で選択されているデータ入力端子Yから
入力されている各データがパルス信号CK1の各パルス
に同期してラッチされ、第2フリップフロップ1222
に出力され、次のパルスに同期して第2フリップフロッ
プ1222から偶数列の各プロセッサエレメントに出力
端子Downを通して出力される。また、現画像データ
出力手段1000の第1フリップフロップ1131で
は、第2フリップフロップ1122のデータ入力端子Y
から入力されている各データがパルス信号CK1の各パ
ルスに同期してラッチされ、第2フリップフロップ11
32に出力され、次のパルスに同期して第2フリップフ
ロップ1132から奇数列の各プロセッサエレメントに
出力端子Upを通して出力される。
【0169】よって、以下で説明する各入力レジスタI
R(x,y)に対しての画素データの入力は、各入力レ
ジスタIR(x,y)の第1、第2フリップフロップ3
221、3222におけるラッチ時を意味するものと
し、各垂直サイドレジスタVS(x,y)に対しての画
素データの入力は、各垂直サイドレジスタVS(x,
y)の第1、第2フリップフロップ3321、3322
におけるラッチ時を意味するものとする。また、各プロ
セッサエレメントPE(x,y)に対しての画素データ
の入力は、各プロセッサエレメントPE(x,y)の第
1、第2フリップフロップ3121、3122における
ラッチ時を意味するものとする。
【0170】クロックパルス信号CK1のパルス信号に
同期して、各入力レジスタは、図1における下側の入力
レジスタおよび参照画像データ記憶手段2000からデ
ータを入力するようになっており、クロックパルス信号
CK1の各クロック毎に上述の動作が繰り返される。ま
た、クロックパルス信号CK1の1、2クロック目に
は、各プロセッサエレメントおよび各レジスタは図1に
おける右側のプロセッサエレメントあるいはレジスタか
らデータを入力し、3、4クロック目には、奇数列の各
プロセッサエレメントおよび各レジスタは図1における
下側のプロセッサエレメントあるいはレジスタからデー
タを入力し、偶数列の各プロセッサエレメントおよび各
レジスタでは図1における上側のプロセッサエレメント
あるいはレジスタからデータを入力するようになってお
り、クロックパルス信号CK1の2クロック毎に、以後
の各クロックにおいて上述の動作が繰り返される。
【0171】詳しく説明すると、クロックパルス信号C
K1の1クロック目に同期して、参照画像データ記憶手
段2000から、画素データc(0,0)が入力レジス
タIR(4,0)の第1フリップフロップ3221に、
画素データc(0,2)が入力レジスタIR(4,2)
の第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力され
る。
【0172】次いで、クロックパルス信号CK1の2ク
ロック目に同期して、図22に示されるように、画素デ
ータc(0,0)が入力レジスタIR(4,0)の第1
フリップフロップ3221から第2フリップフロップ3
222に、画素データc(0,2)が入力レジスタIR
(4,2)の第1フリップフロップ3221から第2フ
リップフロップ3222に、それぞれ伝送される。同時
に、参照画像データ記憶手段2000から、画素データ
d(0,0)が入力レジスタIR(4,0)の第1フリ
ップフロップ3221に、画素データd(0,2)が入
力レジスタIR(4,2)の第1フリップフロップ32
21に、それぞれ入力される。
【0173】次いで、クロックパルス信号CK1の3ク
ロック目に同期して、画素データc(0,0)が入力レ
ジスタIR(4,0)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(4,−1)の第1フリップフロ
ップ3221に、画素データd(0,0)が入力レジス
タIR(4,0)の第1フリップフロップ3221から
第2フリップフロップ3222に、画素データc(0,
2)が入力レジスタIR(4,2)の第2フリップフロ
ップ3222から入力レジスタIR(4,1)の第1フ
リップフロップ3221に、画素データd(0,2)が
入力レジスタIR(4,2)の第1フリップフロップ3
221から第2フリップフロップ3222に、それぞれ
伝送される。
【0174】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データc(0,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータc(0,3)が入力レジスタIR(4,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。次
いで、クロックパルス信号CK1の4クロック目に同期
して、図23に示されるように、画素データc(0,
0)が入力レジスタIR(4,−1)の第1フリップフ
ロップ3221から第2フリップフロップ3222に、
画素データd(0,0)が入力レジスタIR(4,0)
の第2フリップフロップ3222から入力レジスタIR
(4,−1)の第1フリップフロップ3221に、画素
データc(0,1)が入力レジスタIR(4,0)の第
1フリップフロップ3221から第2フリップフロップ
3222に、画素データc(0,2)が入力レジスタI
R(4,1)の第1フリップフロップ3221から第2
フリップフロップ3222に、画素データd(0,2)
が入力レジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ
3222から入力レジスタIR(4,1)の第1フリッ
プフロップ3221に、画素データc(0,3)が入力
レジスタIR(4,2)の第1フリップフロップ322
1から第2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送
される。
【0175】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データd(0,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータd(0,3)が入力レジスタIR(4,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。ク
ロックパルス信号CK1の2クロック目毎に、画素デー
タは、第1フリップフロップから第2フリップフロップ
へ転送されるので容易に理解されるので以下2クロック
目毎の動きを説明する。
【0176】次いで、クロックパルス信号CK1の6ク
ロック目に同期して、図24に示されるように、画素デ
ータc(0,0)が垂直サイドレジスタVS(3,−
1)の第1フリップフロップ3321から第2フリップ
フロップ3322に、画素データd(0,0)が入力レ
ジスタIR(4,−1)の第2フリップフロップ322
2から垂直サイドレジスタVS(3,−1)の第1フリ
ップフロップ3321に、画素データc(0,1)がプ
ロセッサエレメントPE(3,0)の第1フリップフロ
ップ3121から第2フリップフロップ3122に、画
素データd(0,1)が入力レジスタIR(4,0)の
第2フリップフロップ3222からプロセッサエレメン
トPE(3,0)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(0,2)がプロセッサエレメントPE
(3,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(0,2)が
入力レジスタIR(4,1)の第2フリップフロップ3
222からプロセッサエレメントPE(3,1)の第1
フリップフロップ3121に、画素データc(0,3)
がプロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリップ
フロップ3121から第2フリップフロップ3122
に、画素データd(0,3)が入力レジスタIR(4,
2)の第2フリップフロップ3222からプロセッサエ
レメントPE(3,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0177】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(1,2)が入力レジスタIR(4,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、参照画像データ記憶
手段2000から、画素データd(1,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221
に、画素データd(1,2)が入力レジスタIR(4,
2)の第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力
される。
【0178】次いで、クロックパルス信号CK1の8ク
ロック目に同期して、図25に示されるように、画素デ
ータc(0,0)がプロセッサエレメントPE(3,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,0)が垂直サ
イドレジスタVS(3,−1)の第2フリップフロップ
3322からプロセッサエレメントPE(3,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(0,
1)がプロセッサエレメントPE(3,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,1)がプロセッサエレメント
PE(3,0)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(3,1)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(0,2)がプロセッサ
エレメントPE(3,2)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(0,2)がプロセッサエレメントPE(3,1)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(3,2)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(0,3)が垂直サイドレジスタVS
(2,3)の第1フリップフロップ3321から第2フ
リップフロップ3322に、画素データd(0,3)が
プロセッサエレメントPE(3,2)の第2フリップフ
ロップ3122から垂直サイドレジスタVS(2,3)
の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送され
る。
【0179】また、画素データc(1,0)が入力レジ
スタIR(4,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(1,0)が入力レジスタIR(4,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(4,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(1,1)が入力レジスタIR(4,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(1,2)が入力レジスタIR(4,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(1,2)が入力レ
ジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(4,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(1,3)が入力レジスタ
IR(4,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0180】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データd(1,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータd(1,3)が入力レジスタIR(4,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。次
いで、クロックパルス信号CK1の10クロック目に同
期して、図26に示されるように、画素データc(0,
0)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,0)がプロセッサエレメント
PE(3,0)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(0,1)がプロセッサ
エレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(0,1)がプロセッサエレメントPE(3,1)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(2,1)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(0,2)がプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(0,2)が
プロセッサエレメントPE(3,2)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
2)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(0,3)が垂直サイドレジスタVS(1,3)の第1
フリップフロップ3321から第2フリップフロップ3
322に、画素データd(0,3)が垂直サイドレジス
タVS(2,3)の第2フリップフロップ3322から
垂直サイドレジスタVS(1,3)の第1フリップフロ
ップ3321に、それぞれ伝送される。
【0181】また、画素データc(1,0)が垂直サイ
ドレジスタVS(3,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タd(1,0)が入力レジスタIR(4,−1)の第2
フリップフロップ3222から垂直サイドレジスタVS
(3,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データc(1,1)がプロセッサエレメントPE(3,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(1,1)が入力レ
ジスタIR(4,0)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(3,0)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,2)がプロ
セッサエレメントPE(3,1)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(1,2)が入力レジスタIR(4,1)の第
2フリップフロップ3222からプロセッサエレメント
PE(3,1)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(1,3)がプロセッサエレメントPE
(3,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(1,3)が
入力レジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ3
222からプロセッサエレメントPE(3,2)の第1
フリップフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0182】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(2,2)が入力レジスタIR(4,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、参照画像データ記憶
手段2000から、画素データd(2,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221
に、画素データd(2,2)が入力レジスタIR(4,
2)の第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力
される。
【0183】次いで、クロックパルス信号CK1の12
クロック目に同期して、図27に示されるように、画素
データc(0,0)が垂直サイドレジスタVS(1,−
1)の第1フリップフロップ3321から第2フリップ
フロップ3322に、画素データd(0,0)がプロセ
ッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフロップ
3122から垂直サイドレジスタVS(1,−1)の第
1フリップフロップ3321に、画素データc(0,
1)がプロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,1)がプロセッサエレメント
PE(2,1)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(2,0)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(0,2)がプロセッサ
エレメントPE(2,1)の第1フリップフロップ31
21から第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(0,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の
第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメン
トPE(2,1)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(0,3)がプロセッサエレメントPE
(2,2)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(0,3)が
垂直サイドレジスタVS(1,3)の第2フリップフロ
ップ3322からプロセッサエレメントPE(2,2)
の第1フリップフロップ3121に、それぞれ伝送され
る。
【0184】また、画素データc(1,0)がプロセッ
サエレメントPE(3,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(1,0)が垂直サイドレジスタVS(3,−1)
の第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメ
ントPE(3,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(1,1)がプロセッサエレメントP
E(3,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(1,1)
がプロセッサエレメントPE(3,0)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(3,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(3,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(3,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)が垂直
サイドレジスタVS(2,3)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータd(1,3)がプロセッサエレメントPE(3,
2)の第2フリップフロップ3122から垂直サイドレ
ジスタVS(2,3)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0185】また、画素データc(2,0)が入力レジ
スタIR(4,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(2,0)が入力レジスタIR(4,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(4,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(2,1)が入力レジスタIR(4,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(2,2)が入力レジスタIR(4,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(2,2)が入力レ
ジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(4,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(2,3)が入力レジスタ
IR(4,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0186】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データd(2,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータd(2,3)が入力レジスタIR(4,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。さ
らに、現画像ブロックデータ出力手段1000では、パ
ルス信号CK1の14クロック目に同期して、画素デー
タa(0,0)が第1フリップフロップ1111から第
2フリップフロップ1112に伝送され、同時に、デー
タ入力手段から画素データb(0,0)が第1フリップ
フロップ1111に入力される。
【0187】次いで、クロックパルス信号CK1の16
クロック目に同期して、図29に示されるように、画素
データc(0,0)がプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,0)が垂直サ
イドレジスタVS(2,−1)の第2フリップフロップ
3322からプロセッサエレメントPE(1,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(0,
1)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(0,1)がプロセッサエレメント
PE(1,0)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(1,1)の 第1フリップフ
ロップ3121に、画素データc(0,2)がプロセッ
サエレメントPE(1,2)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(0,2)がプロセッサエレメントPE(1,1)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(1,2)の第1フリップフロップ3121
に、それぞれ伝送される。
【0188】また、画素データc(1,0)が垂直サイ
ドレジスタVS(2,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タd(1,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3122から垂直サイドレジス
タVS(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、画素データc(1,1)がプロセッサエレメントP
E(2,0)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(1,1)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
0)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)がプロ
セッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(1,3)が垂直サイドレジスタVS(2,
3)の第2フリップフロップ3322からプロセッサエ
レメントPE(2,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0189】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(3,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(2,0)が垂直サイドレジスタVS(3,−1)
の第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメ
ントPE(3,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(2,1)がプロセッサエレメントP
E(3,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(2,1)
がプロセッサエレメントPE(3,0)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(3,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(3,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(3,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)が垂直
サイドレジスタVS(3,3)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータd(2,3)がプロセッサエレメントPE(3,
2)の第2フリップフロップ3122から垂直サイドレ
ジスタVS(3,3)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0190】また、画素データc(3,0)が入力レジ
スタIR(4,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(3,0)が入力レジスタIR(4,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(4,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(3,1)が入力レジスタIR(4,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(3,2)が入力レジスタIR(4,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(3,2)が入力レ
ジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(4,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(3,3)が入力レジスタ
IR(4,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0191】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データd(3,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータd(3,3)が入力レジスタIR(4,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。さ
らに、現画像ブロックデータ出力手段1000では、パ
ルス信号CK1の16クロック目に同期して、画素デー
タa(0,0)が第1フリップフロップ1121から第
2フリップフロップ1122に、画素データb(0,
0)が第2フリップフロップ1112から第1フリップ
フロップ1121に、画素データa(0,1)が第1フ
リップフロップ1111から第2フリップフロップ11
12に、それぞれ伝送される。同時に、データ入力手段
から画素データb(0,1)が第1フリップフロップ1
111に入力される。
【0192】次いで、クロックパルス信号CK1の18
クロック目に同期して、図30に示されるように、画素
データc(0,0)はプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3121に、画素データc(0,1)がプロセ
ッサエレメントPE(1,1)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータc(0,2)がプロセッサエレメントPE(0,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(0,0)はプロセ
ッサエレメントPE(1,0)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(0,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データd(0,
1)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第2フリ
ップフロップ3122からプロセッサエレメントPE
(0,1)の第1フリップフロップ3121に、画素デ
ータd(0,2)がプロセッサエレメントPE(1,
2)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(0,2)の第1フリップフロップ312
1に、画素データc(0,3)が垂直サイドレジスタV
S(0,3)の第1フリップフロップ3321から第2
フリップフロップ3322に、画素データd(0,3)
が垂直サイドレジスタVS(1,3)の第2フリップフ
ロップ3322から垂直サイドレジスタVS(0,3)
の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送され
る。
【0193】画素データc(1,0)が垂直サイドレジ
スタVS(1,−1)の第1フリップフロップ3321
から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(1,0)が垂直サイドレジスタVS(2,−1)の第
2フリップフロップ3322から垂直サイドレジスタV
S(1,−1)の第1フリップフロップ3321に、画
素データc(1,1)がプロセッサエレメントPE
(1,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(1,1)が
プロセッサエレメントPE(2,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)がプロ
セッサエレメントPE(1,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ2122に、画素
データd(1,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(1,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0194】また、画素データc(2,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(2,0)がプロセッサエレメントPE(3,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(2,0)の第1フリップフロップ3122
に、画素データc(2,1)がプロセッサエレメントP
E(2,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(2,1)
がプロセッサエレメントPE(3,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(3,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)が垂直
サイドレジスタVS(2,3)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータd(2,3)が垂直サイドレジスタVS(3,3)
の第2フリップフロップ3322から垂直サイドレジス
タVS(2,3)の第1フリップフロップ3321に、
それぞれ伝送される。
【0195】また、画素データc(3,0)が垂直サイ
ドレジスタVS(3,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3322に、画素デー
タd(3,0)が入力レジスタIR(4,−1)の第2
フリップフロップ3222から垂直サイドレジスタVS
(3,−1)の第1フリップフロップ3321に、画素
データc(3,1)がプロセッサエレメントPE(3,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(3,1)が入力レ
ジスタIR(4,0)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(3,0)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(3,2)がプロ
セッサエレメントPE(3,1)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(3,2)が入力レジスタIR(4,1)の第
2フリップフロップ3222からプロセッサエレメント
PE(3,1)の1フリップフロップ3121に、画素
データc(3,3)がプロセッサエレメントPE(3,
2)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(3,3)が入力レ
ジスタIR(4,2)の第2フリップフロップ3222
からプロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、それぞれ伝送される。
【0196】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(4,2)が入力レジスタIR(4,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2リップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、参照画像データ記憶
手段2000から、画素データd(4,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221
に、画素データd(4,2)が入力レジスタIR(4,
2)の第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力
される。
【0197】さらに、現画像ブロックデータ出力手段1
000では、パルス信号CK1の18クロック目に同期
して、画素データa(0,0)が第1フリップフロップ
1211から第2フリップフロップ1212に、第1フ
リップフロップ1131から第2フリップフロップ11
32に、画素データb(0,0)が第2フリップフロッ
プ1122から第1フリップフロップ1211および第
1フリップフロップ1131に、画素データa(0,
1)が第1フリップフロップ1221から第2フリップ
フロップ1222に、第1フリップフロップ1121か
ら第2フリップフロップ1122に、画素データb
(0,1)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1221および第1フリップフロップ1
121に、画素データa(1,0)が第1フリップフロ
ップ1111から第2フリップフロップ1112に、そ
れぞれ伝送され、同時に、データ入力手段から画素デー
タb(1,0)が第1フリップフロップ1111に入力
される。
【0198】次いで、クロックパルス信号CK1の20
クロック目に同期して、図31に示されるように、18
クロック目でプロセッサエレメントPE(0,0)、プ
ロセッサエレメントPE(0,1)、プロセッサエレメ
ントPE(0,2)および垂直サイドレジスタVS
(0、3)の第2フリップフロップおよび第1フリップ
フロップで保持されていた各画素データc(0,0)、
d(0,0)、c(0,1)、d(0,1)、c(0,
2)、d(0,2)、c(0,3)およびd(0,3)
はそれぞれ水平レジスタHS(−1,0)、HS(−
1,1)、HS(−1,2)およびHS(−1,3)の
第2フリップフロップおよび第1フリップフロップに転
送される。
【0199】画素データc(0,0)が垂直サイドレジ
スタVS(0,−1)の第1フリップフロップ3321
から第2フリップフロップ3322に、画素データd
(0,0)はプロセッサエレメントPE(0,0)の第
2フリップフロップ3122から垂直サイドレジスタV
S(0,−1)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(0,1)がプロセッサエレメントPE
(0,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(0,1)が
プロセッサエレメントPE(1,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(0,2)がプロセッサエレメントPE(0,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(0,2)がプロセッサエレ
メントPE(0,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(0,3)がプロ
セッサエレメントPE(0,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(0,3)が垂直サイドレジスタVS(0,
3)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(0,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0200】画素データc(1,0)がプロセッサーエ
レエントPE(1,0)の第1フリップフロップ312
1からの第2フリップフロップ3122に、画素データ
d(1,0)が垂直サイドレジスタVS(1,−1)の
第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメン
トPE(1,0)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(1,1)がプロセッサエレメントPE
(1,1)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(1,1)が
プロセッサエレメントPE(1,0)の第2フリップフ
ロップ3122からプロセッサエレメントPE(1,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(1,2)がプロセッサエレメントPE(1,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(1,2)がプロセッサエレ
メントPE(1,1)の第2フリップフロップ3121
からプロセッサエレメントPE(1,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(1,3)が垂直
サイドレジスタVS(1,0)の第1フリップフロップ
3121からの第2フリップフロップ3122に、画素
データd(1,3)がプロセッサエレメントPE(1,
2)の第2フリップフロップ3322から垂直サイドレ
ジスタVS(1,3)の第1フリップフロップ3121
に、それぞれ伝送される。
【0201】また、画素データc(2,0)が垂直サイ
ドレジスタVS(2,−1)の第1フリップフロップ3
321から第2フリップフロップ3321に、画素デー
タd(2,0)がプロセッサエレメントPE(2,0)
の第2フリップフロップ3122から垂直サイドレジス
タVS(2,−1)の第1フリップフロップ3321
に、画素データc(2,1)がプロセッサエレメントP
E(2,0)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(2,1)
がプロセッサエレメントPE(2,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
0)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(2,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,2)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(2,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)がプロ
セッサエレメントPE(2,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(2,3)が垂直サイドレジスタVS(2,
3)の第2フリップフロップ3322からプロセッサエ
レメントPE(2,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0202】また、画素データc(3,0)がプロセッ
サエレメントPE(3,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(3,0)が垂直サイドレジスタVS(3,−1)
の第2フリップフロップ3322からプロセッサエレメ
ントPE(3,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(3,1)がプロセッサエレメントP
E(3,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(3,1)
がプロセッサエレメントPE(3,0)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(3,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(3,2)がプロセッサエレメントPE(3,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(3,2)がプロセッサエレ
メントPE(3,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(3,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(3,3)が垂直
サイドレジスタVS(3,3)の第1フリップフロップ
3321から第2フリップフロップ3322に、画素デ
ータd(3,3)がプロセッサエレメントPE(3,
2)の第2フリップフロップ3122から垂直サイドレ
ジスタVS(3,3)の第1フリップフロップ3321
に、それぞれ伝送される。
【0203】また、画素データc(4,0)が入力レジ
スタIR(4,−1)の第1フリップフロップ3221
から第2フリップフロップ3222に、画素データd
(4,0)が入力レジスタIR(4,0)の第2フリッ
プフロップ3222から入力レジスタIR(4,−1)
の第1フリップフロップ3221に、画素データc
(4,1)が入力レジスタIR(4,0)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、画素データc(4,2)が入力レジスタIR(4,
1)の第1フリップフロップ3221から第2フリップ
フロップ3222に、画素データd(4,2)が入力レ
ジスタIR(3,2)の第2フリップフロップ3222
から入力レジスタIR(4,1)の第1フリップフロッ
プ3221に、画素データc(4,3)が入力レジスタ
IR(3,2)の第1フリップフロップ3221から第
2フリップフロップ3222に、それぞれ伝送される。
【0204】同時に、参照画像データ記憶手段2000
から、画素データd(4,1)が入力レジスタIR
(4,0)の第1フリップフロップ3221に、画素デ
ータd(4,3)が入力レジスタIR(3,2)の第1
フリップフロップ3221に、それぞれ入力される。さ
らに、現画像ブロックデータ出力手段1000では、パ
ルス信号CK1の20クロック目に同期して、画素デー
タb(0,0)が第1フリップフロップ1212から第
1フリップフロップ1221に、画素データa(0,
0)が第1フリップフロップ1221から第2フリップ
フロップ1222に、画素データa(0,1)が第1フ
リップフロップ1131から第2フリップフロップ11
32に、画素データb(0,1)が第2フリップフロッ
プ1122から第1フリップフロップ1131に、画素
データa(1,0)が第1フリップフロップ1121か
ら第2フリップフロップ1122に、画素データb
(1,0)が第2フリップフロップ1112から第1フ
リップフロップ1121に、画素データa(1,1)が
第1フリップフロップ1111から第2フリップフロッ
プ1112に、それぞれ伝送される。同時に、データ入
力手段から画素データb(1,1)が第1フリップフロ
ップ1111に入力される。
【0205】次いで、クロックパルス信号CK1の22
クロック目に同期して、図32に示されるように、画素
データc(1,0)がプロセッサエレメントPE(0,
0)の第1フリップフロップ3121から第2フリップ
フロップ3122に、画素データd(1,1)がプロセ
ッサエレメントPE(1,0)の第2フリップフロップ
3122からプロセッサエレメントPE(0,0)の第
1フリップフロップ3121に、画素データc(1,
1)がプロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリ
ップフロップ3121から第2フリップフロップ312
2に、画素データd(1,1)がプロセッサエレメント
PE(1,1)の第2フリップフロップ3122からプ
ロセッサエレメントPE(0,1)の第1フリップフロ
ップ3121に、画素データc(1,2)がプロセッサ
エレメントPE(1,2)の第2フリップフロップ31
22からプロセッサエレメントPE(0,2)の第1フ
リップフロップ3121に、画素データd(1,3)が
垂直サイドレジスタVS(1,3)の第2フリップフロ
ップ3122から垂直サイドレジスタVS(0,3)の
第1フリップフロップ3121に、それぞれ伝送され
る。
【0206】画素データc(2,0)が垂直サイドレジ
スタVS(1,ー1)の第1フリップフロップ3121
からの第2フリップフロップ3122に、画素データd
(2,0)が垂直サイドレジスタVS(2,ー1)の第
2フリップフロップ3322から垂直サイドレジスタV
S(1,ー1)の第1フリップフロップ3121に、画
素データc(2,1)がプロセッサーエレエントPE
(1,0)の第1フリップフロップ3121からの第2
フリップフロップ3122に、画素データd(2,1)
がプロセッサエレメントPE(2,0)の第2フリップ
フロップ3322からプロセッサエレメントPE(1,
0)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(2,2)がプロセッサエレメントPE(1,1)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(2,2)がプロセッサエレ
メントPE(2,1)の第2フリップフロップ3122
からプロセッサエレメントPE(1,1)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(2,3)がプロ
セッサエレメントPE(1,2)の第1フリップフロッ
プ3121から第2フリップフロップ3122に、画素
データd(2,3)がプロセッサエレメントPE(2,
2)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(1,2)の第1フリップフロップ312
1に、それぞれ伝送される。
【0207】また、画素データc(3,0)がプロセッ
サエレメントPE(2,0)の第1フリップフロップ3
121から第2フリップフロップ3122に、画素デー
タd(3,0)がプロセッサエレメントPE(3,0)
の第2フリップフロップ3122からプロセッサエレメ
ントPE(2,0)の第1フリップフロップ3121
に、画素データc(3,1)がプロセッサエレメントP
E(2,1)の第1フリップフロップ3121から第2
フリップフロップ3122に、画素データd(3,1)
がプロセッサエレメントPE(3,1)の第2フリップ
フロップ3122からプロセッサエレメントPE(2,
1)の第1フリップフロップ3121に、画素データc
(3,2)がプロセッサエレメントPE(2,2)の第
1フリップフロップ3121から第2フリップフロップ
3122に、画素データd(3,2)がプロセッサエレ
メントPE(3,2)の第2フリップフロップ3322
からプロセッサエレメントPE(2,2)の第1フリッ
プフロップ3121に、画素データc(3,3)が垂直
サイドレジスタVS(2,3)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータd(3,3)が垂直サイドレジスタVS(3,3)
の第2フリップフロップ3322から垂直サイドレジス
タVS(2,3)の第1フリップフロップ3121に、
それぞれ伝送される。
【0208】また、画素データc(4,0)がプロセッ
サエレメントPE(3,ー1)の第1フリップフロップ
3121から第2フリップフロップ3122に、画素デ
ータd(4,0)が入力レジスタIR(4,−1)の第
2フリップフロップ3322からプロセッサエレメント
PE(3,ー1)の第1フリップフロップ3121に、
画素データc(4,1)がプロセッサエレメントPE
(3,0)の第1フリップフロップ3121から第2フ
リップフロップ3122に、画素データd(4,1)が
入力レジスタIR(4,0)の第2フリップフロップ3
322からプロセッサエレメントPE(3,0)の第2
フリップフロップ3122に、画素データc(4,2)
がプロセッサエレメントPE(3,1)の第1フリップ
フロップ3121から第2フリップフロップ3122
に、画素データd(4,2)が入力レジスタIR(4,
1)の第2フリップフロップ3122からプロセッサエ
レメントPE(3,1)の第1フリップフロップ312
1に、画素データc(4,3)がプロセッサエレメント
PE(3,2)の第1フリップフロップ3321から第
2フリップフロップ3322に、画素データd(4,
3)が入力レジスタIR(4,2)の第2フリップフロ
ップ3122からプロセッサエレメントPE(3,2)
の第1フリップフロップ3321に、それぞれ伝送され
る。
【0209】また、画素データc(5,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221か
ら第2フリップフロップ3222に、画素データc
(5,2)が入力レジスタIR(4,2)の第1フリッ
プフロップ3221から第2フリップフロップ3222
に、それぞれ伝送される。同時に、参照画像データ記憶
手段2000から、画素データd(5,0)が入力レジ
スタIR(4,0)の第1フリップフロップ3221
に、画素データd(5,3)が入力レジスタIR(4,
2)の第1フリップフロップ3221に、それぞれ入力
される。
【0210】さらに、現画像ブロックデータ出力手段1
000では、パルス信号CK1の22クロック目に同期
して、画素データa(1,0)が第1フリップフロップ
1131から第2フリップフロップ1132に、画素デ
ータb(1,0)が第2フリップフロップ1122から
第1フリップフロップ1131および第1フリップフロ
ップ1211に、画素データa(1,1)が第1フリッ
プフロップ1121から第2フリップフロップ1122
に、画素データb(1,1)が第2フリップフロップ1
112から第1フリップフロップ1121および第1フ
リップフロップ1211に、画素データa(2,0)が
第1フリップフロップ1111から第2フリップフロッ
プ1112に、画素データa(1,0)が第1フリップ
フロップ1211から第2フリップフロップ1212
に、画素データa(1,1)が第1フリップフロップ1
221から第2フリップフロップ1222に、それぞれ
伝送される。同時に、データ入力手段から画素データb
(2,0)が第1フリップフロップ1111に入力され
る。
【0211】以降パルス信号CK1の24クロック目か
ら37クロック目まで、図33〜39に示すように同様
の転送動作をする。但し、注意すべきは、図33の24
クロック目のVS(0,−1)、PE(0,0)、PE
(0,1)およびPE(0,2)の第1フリップフロッ
プ1221と第2フリップフロップ1222に保持され
ている画素データ、図34の26クロック目のPE
(0,0)、PE(0,1)、PE(0,2)およびV
S(0,3)の第1フリップフロップ1221と第2フ
リップフロップ1222に保持されている画素データは
それぞれ26クロック目および28クロック目におい
て、左側の水平サイドレジスタHS(−1,y)に転送
保持されており、32クロック目から37クロック目ま
で、第3の画素データ転送保持手段4000の水平サイ
ドレジスタHS(x,y)に保存されていた画素データ
を第1の画素データ転送保持手段3001および第2の
画素データ転送保持手段3002に転送していることで
ある。また、34クロック目から現画像ブロックデータ
出力手段1000では画素データb(0,0)が第1フ
リップフロップ1111に入力され、35クロック目か
ら現画像ブロックデータ出力手段1000では画素デー
タa(0,0)が入力される。以降、18クロック目か
ら33クロック目までで行っているように現画像第1フ
ィールドブロックデータを現画像第2フィールドブロッ
クデータより先に入力する場合と異なり、現画像第2フ
ィールドブロックデータを現画像第1フィールドブロッ
クデータより先に入力している。これによって、異パリ
ティーフィールドディストーションの計算をする準備を
している。
【0212】パルス信号CK1の38クロック目から5
3クロック目まで異パリティーフィールドディストーシ
ョンの計算を行う。図40〜47に示すように転送方法
は第3の画素データ転送保持手段4000の水平サイド
レジスタHS(x,y)への保持および戻し作業がない
だけで同一パリティーフィールドディストーションの計
算の時と同様であるので説明は省略する。
【0213】54クロック目からは、第2現画像ブロッ
クに対して動きベクトルを求めるため、前述と同様な同
一パリティーフィールドディストーションおよび異パリ
ティーフィールドディストーションの計算を行う。一
方、クロックパルス信号CK1の18クロック目のアッ
プエッヂから33クロック目のアップエッヂまでの間の
期間c18、c19、c20、c21、c22、c2
3、c24、c25、c26、c27、c28、c2
9、c30、c31、およびc32において、各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の各素子では、同一パリ
ティフィールドディストーションの以下の演算がなされ
ている。
【0214】すなわち、期間c18においては、図30
に示すように、各画素データc(0,0)、c(0,
1)、c(0,2)、c(1,1)、c(1,2)、c
(1,3)、c(2,0)、c(2,1)、c(2,
2)、c(3,1)、c(3,2)およびc(3,3)
が、各プロセッサエレメントのセレクタ3110、第1
フリップフロップ3121および第2フリップフロップ
3122を経由して、それぞれ記載順に対応するプロセ
ッサエレメントPE(0,0)、PE(0,1)、PE
(0,2)、PE(1,0)、PE(1,1)、PE
(1,2)、PE(2,0)、PE(2,1)、PE
(2,2)、PE(3,0)、PE(3,1)およびP
E(3,2)の減算器5110に第1データ入力端子A
を介して入力される。すなわち、奇数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)には、c(x,y)が入力さ
れ、偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)に
は、c(x,y+1)が入力される。
【0215】また、同時に奇数列の各プロセッサエレメ
ントでは現画像ブロックの画素データa(0,0)が、
各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算器511
0に第2データ入力端子Bを介して入力され、偶数列の
各プロセッサエレメントでは現画像ブロックの画素デー
タa(0,1)が、各プロセッサエレメントPE(x,
y)の減算器5110に第2データ入力端子Bを介して
入力される。
【0216】これにより、奇数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、減算器5110によりc
(x,y)−a(0,0)が演算され、偶数列の各プロ
セッサエレメント(x,y)では、c(x,y+1)−
a(0,1)が演算されて、正数変換器5120によ
り、 (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| に変換されて、加算器5210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転器5230には、信号入力端子Aを介して信号LD
1が入力される。この信号CLが期間c18の前の期間
c17において、1を表わす信号を出力するため、反転
器5230から信号出力端子Yを介して、0を表わす信
号が出力される。この信号が論理積演算器5240に信
号入力端子Aを介して入力されるため、データ入力端子
B側から入力されるデータにかかわらず、データ出力端
子Yを介してデータ0が出力され、加算器5210にデ
ータ入力端子Bを介して0が入力される。よって、加算
器5210では、第1データ入力端子Aを介して入力さ
れる上記データと第2入力端子Bを介して入力される0
とが加算され、 (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| が第1フリップフロップ5221に入力される。
【0217】期間c19においては、奇数列の各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の減算器5110には、
第1データ入力端子Aを介して、d(x,y)が入力さ
れ、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の減
算器5110には、第2データ入力端子Bを介して、現
画像ブロックの画素データb(0,0)が入力される。
偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の減算
器5110には、第1データ入力端子Aを介して、d
(x,y+1)が入力され、また、各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の減算器5110には、第2データ
入力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データb
(0,1)が入力される。
【0218】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器5110によりd(x,y)−
b(0,0)が演算され、偶数列の各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)では、d(x,y+1)−b(0,
1)が演算されて、正数変換器5120により (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| に変換されて、加算器5210に第1データ入力端子A
を介して入力される。一方、各プロセッサエレメントの
反転器5230に、信号入力端子Aを介して1を表わす
信号が入力されるため、反転器5230から信号出力端
子Yを介して、0を表わす信号が出力される。この信号
が論理積演算器5240に信号入力端子Aを介して入力
されるため、データ入力端子B側から入力されるデータ
にかかわらず、データ出力端子Yを介してデータ0が出
力され、加算器5210にデータ入力端子Bを介して0
が入力される。よって、加算器5210では、第1デー
タ入力端子Aを介して入力される上記データと第2入力
端子Bを介して入力される0とが加算され、 (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| が第1フリップフロップ5221に入力される。また、
第1フリップフロップ5221から前回計算されたデー
タ (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| が第2フリップフロップ5222に入力される。
【0219】期間c20において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器5110には、第
1データ入力端子Aを介して、c(x,y+1)が入力
され、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器5110には、第2データ入力端子Bを介して、
現画像ブロックの画素データa(0,1)が入力され
る。偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器5110には、第1データ入力端子Aを介して、
c(x,y)が入力され、また、各プロセッサエレメン
トPE(x,y)の減算器5110には、第2データ入
力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データa
(0,0)が入力される。
【0220】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器5110によりc(x,y+
1)−a(0,1)が演算され、偶数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、c(x,y)−a
(0,0)が演算されて、正数変換器5120により (奇数) |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y)-a(0,0)| に変換されて、加算器5210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器5210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c18において計算さ
れた上記値が第2フリップフロップ5222より論理積
演算器5240を通して入力される。加算器5210で
は、上記二つのデータが加算され、 (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x,y)-a(0,0)| が算出されて、第1フリップフロップ5221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ5221から前回計
算されたデータ (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| が第2フリップフロップ5222に入力される。
【0221】期間c21において、奇数列の各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の減算器5110には、第
1データ入力端子Aを介して、d(x,y+1)が入力
され、また、各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器5110には、第2データ入力端子Bを介して、
現画像ブロックの画素データb(0,1)が入力され
る。偶数列の各プロセッサエレメントPE(x,y)の
減算器5110には、第1データ入力端子Aを介して、
d(x,y)が入力され、また、各プロセッサエレメン
トPE(x,y)の減算器5110には、第2データ入
力端子Bを介して、現画像ブロックの画素データb
(0,0)が入力される。
【0222】奇数列の各プロセッサエレメントPE
(x,y)では、減算器5110によりd(x,y+
1)−b(0,1)が演算され、偶数列の各プロセッサ
エレメントPE(x,y)では、d(x,y)−b
(0,0)が演算されて、正数変換器5120により (奇数) |d(x,y+1)-b(0,1)| (偶数) |d(x,y)-b(0,0)| に変換されて、加算器5210に第1データ入力端子A
を介して入力される。また、加算器5210には、第2
データ入力端子Bを介して、期間c21において計算さ
れた上記値が第2フリップフロップ5222より論理積
演算器5240を通して入力される。加算器5210で
は、上記二つのデータが加算され、 (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| + |d(x,y+1)-b(0,1)| (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| + |d(x,y)-b(0,0)| が算出されて、第1フリップフロップ5221に入力さ
れる。また、第1フリップフロップ5221から前回計
算されたデータ (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x,y+1)-a(0,1)| (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x,y)-a(0,0)| が第2フリップフロップ5222に入力される。
【0223】以下、図31〜37のようにc21からc
33まで第1フリップフロップ5221および第2フリ
ップフロップ5222で同様にしてフィールドディスト
ーションは計算される。クロックパルス信号CK1の3
2クロック目のアップエッヂにおいて、奇数列の各プロ
セッサエレメントPE(x,y)および偶数列の各プロ
セッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフロッ
プ5221の入力端子Aにはそれぞれ次式(Q1)およ
び(Q2)がラッチされる。
【0224】 (奇数) |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x+1,y)-a(1,0)| + |c(x+1,y+1)-a(1,1)| + |c(x+2,y)-a(2,0)| + |c(x+2,y+1)-a(2,1)| + |c(x+3,y)-a(3,0)| + |c(x+3,y+1)-a(3,1)| ・・・(Q1) (偶数) |c(x,y+1)-a(0,1)| + |c(x,y)-a(0,0)| + |c(x+1,y+1)-a(1,1)| + |c(x+1,y)-a(1,0)| + |c(x+2,y+1)-a(2,1)| + |c(x+2,y)-a(2,0)| + |c(x+3,y+1)-a(3,1)| + |c(x+3,y)-a(3,0)| ・・・(Q2) 奇数列のプロセッサエレメントPE(x,y)から出力
される上記式(Q1)は、変形すると偶数列のプロセッ
サエレメントPE(x,y)から出力される上記式(Q
2)と同等であるので、奇数列のプロセッサエレメント
PE(x,y)と偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)は、いずれも各同一パリティ第1フィールド
ブロックディストーションを表わすデータを出力する。
ここで、上記式(Q2)は、図3〜図5に示された参照
画像第1フィールドPb1の第1フィールド候補ブロッ
ク311と、現画像第1フィールドPa1の現画像第1
フィールドブロック111との同一パリティ第1フィー
ルドブロックディストーションを表わす式である。
【0225】クロックパルス信号CK1の33クロック
目のアップエッヂにおいて、奇数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)および偶数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)の第1フリップフロップ5221
の入力端子Aにはそれぞれ次式(Q3)および(Q4)
がラッチされる。 (奇数) |d(x,y)-b(0,0)| + |d(x,y+1)-b(0,1)| + |d(x+1,y)-b(1,0)| + |d(x+1,y+1)-b(1,1)| + |d(x+2,y)-b(2,0)| + |d(x+2,y+1)-b(2,1)| + |d(x+3,y)-b(3,0)| + |d(x+3,y+1)-b(3,1)| ・・・(Q3) (偶数) |d(x,y+1)-b(0,1)| + |d(x,y)-b(0,0)| + |d(x+1,y+1)-b(1,1)| + |d(x+1,y)-b(1,0)| + |d(x+2,y+1)-b(2,1)| + |d(x+2,y)-b(2,0)| + |d(x+3,y+1)-b(3,1)| + |d(x+3,y)-b(3,0)| ・・・(Q4) 奇数列のプロセッサエレメントPE(x,y)から出力
される上記式(Q3)は、変形すると偶数列のプロセッ
サエレメントPE(x,y)から出力される上記式(Q
4)と同等であるので、奇数列のプロセッサエレメント
PE(x,y)と偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)は、いずれも各同一パリティ第2フィールド
ブロックディストーションを表わすデータを出力する。
ここで、上記式(Q3)は、図3〜図5に示された参照
画像第2フィールドPb2の第2フィールド候補ブロッ
ク312と、現画像第2フィールドPa2の現画像第2
フィールドブロック112との同一パリティ第2フィー
ルドブロックディストーションを表わす式である。
【0226】したがって、各プロセッサエレメントPE
(x,y)において、サーチウインドウ210内の全て
のフィールドブロックディストーション、本実施例では
12個の第1フィールド候補ブロック311のそれぞれ
と、現画像第1フィールドブロック111との各フィー
ルドブロックディストーション、12個の第2フィール
ド候補ブロック312のそれぞれと、現画像第2フィー
ルドブロック112との各フィールドブロックディスト
ーションが算出されたことになる。
【0227】一方、クロックパルス信号CK1の38ク
ロック目のアップエッヂから53クロック目のアップエ
ッヂまでの間の期間c38、c39、c40、c41、
c42、c43、c44、c45、c46、c47、c
48、c49、c50、c51、c52およびc53に
おいて、各プロセッサエレメントPE(x,y)の各素
子では、異パリティフィールドブロックディストーショ
ンの以下の演算がなされている。
【0228】異パリティフィールドブロックディストー
ションでは、現画像データ出力手段1000から入力さ
れる現画像データの入力順序が現画像第2フィールドブ
ロックの画素データが現画像第1フィールドブロックの
画素データより先に入力される。図59に異パリティフ
ィールドブロックディストーションの候補ブロックの取
り方が示されている。同一パリティフィールドブロック
ディストーションではy方向に3つの現画像ブロックを
取ることが可能であったが、異パリティでは2つの現画
像ブロックしか取れないことがわかる。しかし、図40
〜47のように水平レジスタHS(x,y)に画素デー
タが保存されない点を除けば、同一パリティフィールド
ブロックディストーションの画素データの動きと同様で
ある。
【0229】よって、クロックパルス信号CK1の52
クロック目のアップエッヂにおいて、奇数列の各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)および偶数列の各プロセ
ッサエレメントPE(x,y)の第1フリップフロップ
5221の入力端子Aにはそれぞれ次式(Q5)および
(Q6)がラッチされる。 (奇数) |c(x,y)-b(0,0)| + |c(x,y+1)-b(0,1)| + |c(x+1,y)-b(1,0)| + |c(x+1,y+1)-b(1,1)| + |c(x+2,y)-b(2,0)| + |c(x+2,y+1)-b(2,1)| + |c(x+3,y)-b(3,0)| + |c(x+3,y+1)-b(3,1)| ・・・(Q5) (偶数) |c(x,y+1)-b(0,1)| + |c(x,y)-b(0,0)| + |c(x+1,y+1)-b(1,1)| + |c(x+1,y)-b(1,0)| + |c(x+2,y+1)-b(2,1)| + |c(x+2,y)-b(2,0)| + |c(x+3,y+1)-b(3,1)| + |c(x+3,y)-b(3,0)| ・・・(Q6) 奇数列のプロセッサエレメントPE(x,y)から出力
される上記式(Q5)は、変形すると偶数列のプロセッ
サエレメントPE(x,y)から出力される上記式(Q
6)と同等であるので、奇数列のプロセッサエレメント
PE(x,y)と偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)は、いずれも各異パリティフィールドブロッ
クディストーションを表わすデータを出力する。ここ
で、上記式(Q5)は、図3〜図5に示された参照画像
第1フィールドPb1の第1フィールド候補ブロック3
11と、現画像第2フィールドPa2の現画像第2フィ
ールドブロック112との間の異パリティフィールドブ
ロックディストーションを表わす式である。
【0230】クロックパルス信号CK1の53クロック
目のアップエッヂにおいて、奇数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)および偶数列の各プロセッサエレ
メントPE(x,y)の第1フリップフロップ5221
の入力端子Aにはそれぞれ次式(Q7)および(Q8)
がラッチされる。 (奇数) |d(x,y)-a(0,0)| + |d(x,y+1)-a(0,1)| + |d(x+1,y)-a(1,0)| + |d(x+1,y+1)-a(1,1)| + |d(x+2,y)-a(2,0)| + |d(x+2,y+1)-a(2,1)| + |d(x+3,y)-a(3,0)| + |d(x+3,y+1)-a(3,1)| ・・・(Q7) (偶数) |d(x,y+1)-a(0,1)| + |d(x,y)-a(0,0)| + |d(x+1,y+1)-a(1,1)| + |d(x+1,y)-a(1,0)| + |d(x+2,y+1)-a(2,1)| + |d(x+2,y)-a(2,0)| + |d(x+3,y+1)-a(3,1)| + |d(x+3,y)-a(3,0)| ・・・(Q8) 奇数列のプロセッサエレメントPE(x,y)から出力
される上記式(Q7)は、変形すると偶数列のプロセッ
サエレメントPE(x,y)から出力される上記式(Q
8)と同等であるので、奇数列のプロセッサエレメント
PE(x,y)と偶数列のプロセッサエレメントPE
(x,y)は、いずれも各異パリティフィールドブロッ
クディストーションを表わすデータを出力する。ここ
で、上記式(Q7)は、図3〜図5に示された参照画像
第2フィールドPb2の第2フィールド候補ブロック3
12と、現画像第1フィールドPa1の現画像第1フィ
ールドブロック111との異パリティフィールドブロッ
クディストーションを表わす式である。
【0231】したがって、各プロセッサエレメントPE
(x,y)において、サーチウインドウ210内の異パ
リティーフィールドディストーション、本実施例では8
個の第1フィールド候補ブロック311のそれぞれと、
現画像第2フィールドブロック112との各フィールド
ブロックディストーション、8個の第2フィールド候補
ブロック312のそれぞれと、現画像第1フィールドブ
ロック111との各フィールドブロックディストーショ
ンが算出されたことになる。
【0232】以下の説明では、上記式(Q1)および
(Q2)をDcs(x,y)、上記式(Q3)および
(Q4)をDds(x,y)、(Q5)および(Q6)
をDcd(x,y)、(Q7)および(Q8)をDdd
(x,y)とし、作用の説明に戻る。期間c33の間に
発せられるパルス信号LD1に同期して、セレクタ53
10のデータ出力端子Yが第2フリップフロップ522
2のデータ出力端子Yにラッチされ、パルス信号CK1
の34クロック目、すなわち、パルス信号CK2に同期
して、Dcs(x,y)が第1フリップフロップ532
1にラッチされ、第1フリップフロップ5221からD
ds(x,y)が第2フリップフロップ5222に入力
される。
【0233】期間c35において、パルス信号LD1は
期間c33のままであるので、Dds(x,y)が第1
フリップフロップ5321にラッチされ、第1フリップ
フロップ5321からDcs(x,y)が第2フリップ
フロップ5322に入力される。期間c36において、
第1フリップフロップ5321からDds(x,y)が
第2フリップフロップ5322に入力され、第2フリッ
プフロップ5322からDcs(x,y)が各プロセッ
サエレメントPE(x,y)の出力端子Doを介して出
力される。このとき、プロセッサエレメントPE(0,
0)、PE(0,1)、PE(0,2)で算出された上
記フィールドブロックディストーションDcs(x,
y)は、プロセッサエレメントの出力端子Doを介して
フレームブロックディストーション算出手段5005の
セレクタ5145、5245、5345および5355
に、それぞれ入力される。この時、セレクタ5145、
5245、5345および5355の入力信号端子S1
および入力信号端子S2を介して、それぞれ0および1
を表わす信号SPおよびTが入力される。
【0234】ここで、セレクタ5145は入力信号端子
S1に0を表わす信号SPが入力され、入力信号端子S
2のTの信号値にかかわらず出力端子Yには入力端子A
の値が出力される。セレクタ5245は入力信号端子S
1に0を表わす信号SPが入力され、入力信号端子S2
のTの信号値にかかわらず出力端子Y2には入力端子A
の値が出力され、出力端子Y1には0の値が出力され
る。ここで、セレクタ5245の出力端子Y1はセレク
タ5145の出力端子Yとフリップフロップ5115の
入力端子Aとの間で電気的に接続している。また、セレ
クタ5345は入力信号端子S1に0を表わす信号SP
が入力され、入力信号端子S2のTの信号値にかかわら
ず出力端子Y2には入力端子Aの値が出力され、出力端
子Y1には0の値が出力される。ここで、セレクタ53
45の出力端子Y1はセレクタ5245の出力端子Y2
とフリップフロップ5215の入力端子Aとの間で電気
的に接続している。また、セレクタ5355の入力端子
Aがセレクタ5345の出力端子Y2と電気的に接続し
ている。セレクタ5355の入力信号端子S1には0を
表わす信号SPが入力され、出力端子Yには入力端子A
の値が出力される。
【0235】セレクタ5145、5245および535
5の出力端子Yはそれぞれフリップフロップ5115、
5215および5315の入力端子A、加算器512
5、5225、5325の入力端子Aに電気的に接続し
ている。また、各プロセッサエレメントPE(x,y)
のセレクタ5310は、第1データ入力端子Aを選択し
ているため、プロセッサエレメントPE(1,0)、P
E(1,1)、PE(1,2)、PE(2,0)、PE
(2,1)、PE(2,2)、PE(3,0)、PE
(3,1)およびPE(3,2)で算出された上記フィ
ールドブロックディストーションDcs(x,y)は、
パルス信号CK2の36クロック目に同期して、各プロ
セッサエレメントPE(x−1,y)にそれぞれ伝送さ
れる。
【0236】期間c37において、第2フリップフロッ
プ5322からDds(x,y)が各プロセッサエレメ
ントPE(x,y)の出力端子Doを介して出力され
る。このとき、プロセッサエレメントPE(0,0)、
PE(0,1)、PE(0,2)で算出された上記フィ
ールドディストーションDds(x,y)は、プロセッ
サエレメントの出力端子Doを介してフレームブロック
ディストーション算出手段5005のセレクタ514
5、5245、5345に、それぞれ入力される。ま
た、各プロセッサエレメントPE(x,y)のセレクタ
5310は、第1データ入力端子Aを選択しているた
め、プロセッサエレメントPE(1,0)、PE(1,
1)、PE(1,2)、PE(2,0)、PE(2,
1)、PE(2,2)、PE(3,0)、PE(3,
1)およびPE(3,2)で算出された上記フィールド
ディストーションDds(x,y)は、パルス信号CK
2の38クロック目に同期して、各プロセッサエレメン
トPE(x−1,y)にそれぞれ伝送されるとともに、
各プロセッサエレメントPE(x−1,y)の第1フリ
ップフロップ5321からDcs(x,y)が第2フリ
ップフロップ5322に入力される。
【0237】以下同様の動作をするので省略する。次
に、フィールドブロック特定手段6000の作用につい
て説明する。フィールドブロック特定手段6000で
は、比較器6110に各データ入力端子A0、A1、A
2を介して、第1の画素データ転送保持手段3001お
よびフィールドブロックディストーション算出手段50
00の各プロセッサエレメントPE(x,y)によって
求められたそれぞれのフィールドブロックディストーシ
ョンが入力される。以下の説明では、信号の表わす2値
を”0”と”1”とし、また、各プロセッサエレメント
PE(x,y)から算出された同一パリティフェーズの
第1フィールドブロックディストーションをDcs
(x,y)、第2フィールドブロックディストーション
をDds(x,y)、異パリティフェーズの第1フィー
ルドブロックディストーションをDcd(x,y)、第
2フィールドブロックディストーションをDdd(x,
y)、として説明する。
【0238】まず、期間c33において、パルス信号L
D2に同期して、論理和演算器6150に信号入力端子
Aを介して信号1が入力されるため、データ入力端子B
に入力される値に関係なく、データ出力端子Yを介して
すべてのビットが1のデータ、すなわち、最大値が出力
されたことになる。また、カウンタ6310に信号入力
端子CLを介して、パルス信号LD2に同期して入力さ
れた信号により、カウンタ6310からカウント出力端
子Qnを介して出力される出力カウントが0にリセット
される。
【0239】次に、パルス信号CK2の34クロック目
に同期して、Dcs(0,0)、Dcs(0,1)、Dc
s(0,2)が、比較器6110にデータ入力端子A
0、A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器6
110では、データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力されたデータが比較され、その中から最も
小さいフィールドディストーションが選択されて、デー
タ出力端子Yを介して最小のフィールドディストーショ
ンが出力され、最小のフィールドディストーションに対
応するデータ入力端子をLMVyとし、0、1または2
がデータ出力端子Mを介して出力される。本実施例で
は、図53に示されるように最小のフィールドディスト
ーションはDcs(0,0)であり、LMVyは0であ
る。
【0240】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器6150では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0241】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDcs(0,0)と、第2データ
入力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを比
較し、Dcs(0,0)の方が小さいため信号出力端子
Yを介して1が出力される。セレクタ6130では、信
号入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力
端子Aを介して入力されているDcs(0,0)がデー
タ出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ
6141に入力される。
【0242】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち0を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ6231に出
力される。カウンタ6310では、CK2のパルス信号
に同期して、信号入力端子CLに入力される信号LD2
によってリセットされたデータ0がカウント出力端子Q
nを介してCTxとして出力される。
【0243】次に、パルス信号CK2の35クロック目
に同期して、Dds(0,0)、Dds(0,1)、Dd
s(0,2)が、比較器6110にデータ入力端子A
0、A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器6
110では、データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小
さいフィールドディストーションDds(0,2)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、Dds(0,2)が
入力されたデータ入力端子A2を表わす2が、データ出
力端子Mを介して出力される。
【0244】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器6150では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0245】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDds(0,2)と、第2データ
入力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを比
較し、Dds(0,2)の方が小さいため信号出力端子
Yを介して1が出力される。セレクタ6130では、信
号入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力
端子Aを介して入力されているDds(0,2)がデー
タ出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ
6141に入力される。
【0246】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち2を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ6231に出
力される。カウンタ6310では、CK2のパルス信号
に同期して、リセットされたデータ0がカウント出力端
子Qnを介してCTxとして出力される。
【0247】同時に、パルス信号CK2の35クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDcs(0,0)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ0がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ0がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0248】次に、パルス信号CK2の36クロック目
に同期して、Dcs(1,0)、Dcs(1,1)、Dc
s(1,2)が、比較器6110にデータ入力端子A
0、A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器6
110では、データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小
さいフィールドディストーションDcs(1,2)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、Dcs(1,2)が
入力されたデータ入力端子A2を表わす2が、データ出
力端子Mを介して出力される。
【0249】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dcs(0,0)が
データ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器61
50では、信号入力端子Aを介して入力されている信号
が0なので、データ入力端子Bを介して入力されている
データDcs(0,0)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0250】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDcs(1,2)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDcs(0,0)を比較
し、Dcs(0,0)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して0が出力される。セレクタ6130では、信号
入力端子Sを介して0が入力されるため、データ入力端
子Bを介して入力されているDcs(0,0)がデータ
出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ6
141に入力される。
【0251】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ0を入力し、データ出力端子Yを介し
て第1フリップフロップ6231に出力される。カウン
タ6310では、CK2のパルス信号に同期して、パル
ス信号CTEによりカウントアップされたデータ1がカ
ウント出力端子Qnを介してCTxとして出力される。
【0252】同時に、パルス信号CK2の36クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDds(0,2)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ2がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ0がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0253】また、第2フリップフロップ6232で
は、Myとして入力データ0がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ6332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の37クロック目に同期
して、Dds(1,0)、Dds(1,1)、Dds
(1,2)が、比較器6110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器611
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小さい
フィールドディストーションDds(1,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、Dd(1,1)が入力さ
れたデータ入力端子A1を表わす1が、データ出力端子
Mを介して出力される。
【0254】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dds(0,2)が
データ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器61
50では、信号入力端子Aを介して入力されている信号
が0なので、データ入力端子Bを介して入力されている
データDds(0,2)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0255】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDds(1,1)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDds(0,2)を比較
し、Dds(1,1)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して1が出力される。セレクタ6130では、信号
入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力端
子Aを介して入力されているDds(1,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ6
141に入力される。
【0256】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ6231に出
力される。カウンタ6310では、CK2のパルス信号
に同期して、データ1がカウント出力端子Qnを介して
CTxとして出力される。
【0257】同時に、パルス信号CK2の37クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDcs(0,0)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ0がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ0がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0258】また、第2フリップフロップ6232で
は、Myとして入力データ2がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ6332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の24クロック目に同期
して、Dcs(2,0)、Dcs(2,1)、Dcs
(2,2)が、比較器6110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器611
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小さい
フィールドディストーションDcs(2,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、Dcs(2,1)が入力
されたデータ入力端子A1を表わす1が、データ出力端
子Mを介して出力される。
【0259】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dcs(0,0)が
データ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器61
50では、信号入力端子Aを介して入力されている信号
が0なので、データ入力端子Bを介して入力されている
データDcs(0,0)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0260】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDcs(2,1)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDcs(0,0)を比較
し、Dcs(2,1)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して1が出力される。セレクタ6130では、信号
入力端子Sを介して1が入力されるため、データ入力端
子Aを介して入力されているDcs(2,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ6
141に入力される。
【0261】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介して第1フリップフロップ6231に出
力される。カウンタ6310では、CK2のパルス信号
に同期して、パルス信号CTEによりカウントアップさ
れたデータ2がカウント出力端子Qnを介してCTxと
して出力される。
【0262】同時に、パルス信号CK2の38クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDds(1,1)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ1がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ1がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0263】また、第2フリップフロップ6232で
は、Myとして入力データ0がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ6332では、Mx
として入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。次に、パルス信号CK2の25クロック目に同期
して、Dds(2,0)、Dds(2,1)、Dds
(2,2)が、比較器6110にデータ入力端子A0、
A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器611
0では、データ入力端子A0、A1、A2を介してそれ
ぞれ入力されたデータが比較され、その中で最も小さい
フィールドディストーションDds(2,0)がデータ
出力端子Yを介して出力され、Dds(2,0)が入力
されたデータ入力端子A0を表わす0が、データ出力端
子Mを介して出力される。
【0264】第2フリップフロップ6142では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、Dds(1,1)が
データ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器61
50では、信号入力端子Aを介して入力されている信号
が0なので、データ入力端子Bを介して入力されている
データDds(1,1)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0265】比較器6120では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDds(2,0)と、第2データ
入力端子Bを介して入力されたDds(1,1)を比較
し、Dds(1,1)の方が小さいため信号出力端子Y
を介して0が出力される。セレクタ6130では、信号
入力端子Sを介して0が入力されるため、データ入力端
子Aを介して入力されているDds(2,1)がデータ
出力端子Yを介して出力され、第1フリップフロップ6
141に入力される。
【0266】セレクタ6220では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ1を入力し、データ出力端子Yを介し
て第1フリップフロップ6231に出力される。カウン
タ6310では、CK2のパルス信号に同期して、デー
タ2がカウント出力端子Qnを介してCTxとして出力
される。
【0267】同時に、パルス信号CK2の39クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDcs(2,1)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ1がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ2がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0268】また、第2フリップフロップ6232で
は、Myとして入力データ1がデータ出力端子Yを介し
て出力され、第2フリップフロップ6332では、Mx
として入力データ1がデータ出力端子Yを介して出力さ
れる。また、パルス信号CK2の毎クロックに同期し
て、第2フリップフロップ6232および6332のデ
ータ出力端子Yを介して出力されるMxおよびMyは換
算テーブル6240および6340で動きベクトルに換
算され、換算テーブル6240および6340のデータ
出力端子Yを介して出力され、セレクタ付きDフリップ
フロップ6280、6290、6380および6390
の入力端子Iを介して入力される。同時に第2フリップ
フロップ6142のデータ出力端子Yを介して出力され
るフィールドディストーションは、セレクタ付きDフリ
ップフロップ6180および6190の入力端子Iを介
して入力される。
【0269】例えば、パルス信号CK2の40クロック
目に同期して、第1フリップフロップ6141では、入
力データDds(1,1)がデータ出力端子Yを介して
出力され、第1フリップフロップ6231では、入力デ
ータ1がデータ出力端子Yを介して出力され、第1フリ
ップフロップ6331では、入力データ1がデータ出力
端子Yを介して出力される。
【0270】また、第2フリップフロップ6232で
は、入力データ1がMyとしてデータ出力端子Yを介し
て出力され、換算テーブル6240では、データ入力端
子Aを介して入力されたデータ1が動きベクトルに換算
され、データ出力端子Yを介して換算データ0が出力さ
れ、第2フリップフロップ6332では、入力データ2
がMxとしてデータ出力端子Yを介して出力され、換算
テーブル6340では、データ入力端子Aを介して入力
されたデータ2が動きベクトルに換算され、データ出力
端子Yを介して換算データ0が出力される。
【0271】次に、パルス信号CK2の41クロック目
に同期して、第2フリップフロップ6232では、入力
データ1がMyとしてデータ出力端子Yを介して出力さ
れ、換算テーブル6240では、データ入力端子Aを介
して入力されたデータ1が動きベクトルに換算され、デ
ータ出力端子Yを介して換算データ0が出力され、第2
フリップフロップ6332では、入力データ1がMxと
してデータ出力端子Yを介して出力され、換算テーブル
6340では、データ入力端子Aを介して入力されたデ
ータ1が動きベクトルに換算され、データ出力端子Yを
介して換算データ−1が出力される。
【0272】以降、図53、図54のように同様の動作
でc40〜c48の期間において最小の同一パリティフ
ィールドディストーションが判定される。次に、パルス
信号CK2の48クロック目に同期して、第1セレクタ
付きフリップフロップ6180では、入力信号SMV1
が入力されるため、セレクタ9110により選択されて
いるDcs(3,0)が、フリップフロップ9120か
ら出力され、第1フィールドブロックディストーション
MinDisFi1としてDcs(3,0)がデータ出
力端子Oを介して出力され、第1セレクタ付きフリップ
フロップ6280では、入力信号SMV1が入力される
ため、セレクタ9110により選択されているデータ−
1が、フリップフロップ9120から出力され、第1フ
ィールド動きベクトル垂直成分MVFi1yとしてデー
タ−1がデータ出力端子Oを介して出力され、第1セレ
クタ付きフリップフロップ6380では、入力信号SM
V1が入力されるため、セレクタ9110により選択さ
れているデータ1が、フリップフロップ9120から出
力され、第1フィールド動きベクトル水平成分MVFi
1xとしてデータ1がデータ出力端子Oを介して出力さ
れる。
【0273】次に、パルス信号CK2の49クロック目
に同期して、第2セレクタ付きフリップフロップ619
0では、入力信号SMV2が入力されるため、セレクタ
9110により選択されているDds(6,0)が、フ
リップフロップ9120から出力され、第2フィールド
ブロックディストーションMinDisFi2としてD
ds(6,0)がデータ出力端子Oを介して出力され、
第2セレクタ付きフリップフロップ6290では、入力
信号SMV2が入力されるため、セレクタ9110によ
り選択されているデータ−1が、フリップフロップ91
20から出力され、第2フィールド動きベクトル垂直成
分MVFi2yとしてデータ−1がデータ出力端子Oを
介して出力され、第2セレクタ付きフリップフロップ6
390では、入力信号SMV2が入力されるため、セレ
クタ9110により選択されているデータ4が、フリッ
プフロップ9120から出力され、第2フィールド動き
ベクトル水平成分MVFi2xとしてデータ4がデータ
出力端子Oを介して出力される。
【0274】以上により、現画像第1フィールドブロッ
ク111に対応する最小第1フィールドブロックディス
トーションDcs(3,0)と第1フィールド動きベク
トル(1,−1)が求まり、現画像第2フィールドブロ
ック112に対応する最小第2フィールドブロックディ
ストーションDds(6,0)と第2フィールド動きベ
クトル(4,−1)が求まる。
【0275】したがって、フィールドブロック特定手段
6000により、サーチウインドウ210内の全ての第
1フィールド候補ブロック311と現画像第1フィール
ドブロック111との間の第1最小フィールドブロック
ディストーションMinDisFi1および第1最小フ
ィールドブロックディストーションに対応する第1フィ
ールド動きベクトルMV1(x,y)が算出されるとと
もに、サーチウインドウ210内の全ての第2フィール
ド候補ブロック312と現画像第2フィールドブロック
112との間の第2最小フィールドブロックディストー
ションMinDisFi2および第2最小フィールドブ
ロックディストーションに対応する第2フィールド動き
ベクトルMV2(x,y)が算出される。
【0276】異パリティフェーズ(c54〜c71)の
フィールドブロック特定手段6000の作用についても
同様なのでここでは説明を省略する。次に、フレームブ
ロックディストーション算出手段5005の作用につい
て説明する。まず、同一パリティフェーズにおける動作
を説明する。フレームブロックディストーション算出手
段5005のセレクタ5145および5245は、第1
信号入力端子S0に入力される信号SPが0なので、第
2信号入力端子S1に入力される信号値に関わらず、デ
ータ出力端子Yには第1データ入力端子Aを介してプロ
セッサエレメントPE(0,0)から入力されるフィー
ルドブロックディストーションDcs(x,0)および
Dds(x,0)が出力される。
【0277】セレクタ5245は、第1信号入力端子S
0に入力される信号SPが0なので、第2信号入力端子
S1に入力される信号値に関わらず、データ出力端子Y
には第1データ入力端子Aを介してプロセッサエレメン
トPE(0,1)から入力されるフィールドブロックデ
ィストーションDcs(x,1)およびDds(x,1)
が出力される。
【0278】論理和演算器5355は、信号入力端子S
に入力される信号SPが0なので、データ出力端子Yに
はデータ入力端子Aを介してプロセッサエレメントPE
(0,2)から入力されるフィールドブロックディスト
ーションDcs(x,2)およびDds(x,2)が出力
される。フリップフロップ5115、5215および5
315は、フィールドブロックディストーションDcs
(x,y)およびDds(x,y)が入力され、パルス
信号CK2に同期して出力される。
【0279】加算器5125、5225および5325
は、フィールドブロックディストーションDcs(x,
y)およびDds(x,y)が入力され、加算して出力
される。セレクタ付きフリップフロップ5135、52
35および5335は、上記加算結果フレームブロック
ディストーションDiss(x,y)がパルス信号CK
2に同期して出力される。
【0280】具体的には、パルス信号CK2の34クロ
ック目に同期して、フィールドブロックディストーショ
ンDcs(0,0)、Dcs(0,1)およびDcs
(0,2)が、セレクタ5145、5245および論理
和演算器5355にデータ入力端子Aを介してそれぞれ
入力され、前述の如くフリップフロップ5115、52
15および5315にそれぞれのデータ入力端子Aを介
してそれぞれ入力される。
【0281】次に、パルス信号CK2の35クロック目
に同期して、フィールドブロックディストーションDd
s(0,0)、Dds(0,1)およびDds(0,2)
が、セレクタ5145、5245および論理和演算器5
355にデータ入力端子Aを介してそれぞれ入力され、
加算器5125、5225および5325によって、フ
リップフロップ5115、5215および5315から
出力されるDcs(0,0)、Dcs(0,1)およびD
cs(0,2)と加算され、フレームブロックディスト
ーションDiss(0,0)、Diss(0,1)および
Diss(0,2)がセレクタ付きフリップフロップ5
135、5235および5335に入力される。
【0282】パルス信号CK2の36クロック目に同期
して、フレームブロックディストーションDiss
(0,0)、Diss(0,1)およびDiss(0,
2)がセレクタ付きフリップフロップ5135、523
5および5335から出力される。また、フィールドブ
ロックディストーションDcs(1,0)、Dcs(1,
1)およびDcs(1,2)が、セレクタ5145、5
245および論理和演算器5355にデータ入力端子A
を介してそれぞれ入力され、前述の如くフリップフロッ
プ5115、5215および5315にそれぞれのデー
タ入力端子Aを介してそれぞれ入力される。
【0283】パルス信号CK2の37クロック目に同期
して、フィールドブロックディストーションDds
(1,0)、Dds(1,1)およびDds(1,2)
が、セレクタ5145、5245および論理和演算器5
355にデータ入力端子Aを介してそれぞれ入力され、
加算器5125、5225および5325によって、フ
リップフロップ5115、5215および5315から
出力されるDcs(1,0)、Dcs(1,1)およびD
cs(1,2)と加算され、フレームブロックディスト
ーションDiss(1,0)、Diss(1,1)および
Diss(1,2)がセレクタ付きフリップフロップ5
135、5235および5335に入力される。
【0284】パルス信号CK2の38クロック目に同期
して、フレームブロックディストーションDiss
(1,0)、Diss(1,1)およびDiss(1,
2)がセレクタ付きフリップフロップ5135、523
5および5335から出力される。以下同様にして、パ
ルス信号CK2の40クロック目に同期して、フレーム
ブロックディストーションDiss(2,0)、Diss
(2,1)およびDiss(2,2)がセレクタ付きフ
リップフロップ5135、5235および5335から
出力され、パルス信号CK2の42クロック目に同期し
て、フレームブロックディストーションDiss(3,
0)、Diss(3,1)およびDiss(3,2)がセ
レクタ付きフリップフロップ5135、5235および
5335から出力される。
【0285】異パリティフェーズにおいては、フレーム
ブロックディストーション算出手段5005のセレクタ
5145は、第1信号入力端子S0に入力される信号S
Pが1なので、第2信号入力端子S1に入力される信号
CTEにより、データ出力端子Yには、第2データ入力
端子Bを介してプロセッサエレメントPE(0,1)か
ら入力されるフィールドブロックディストーションDc
d(x,1)と、第1データ入力端子Aを介してプロセ
ッサエレメントPE(0,0)から入力されるフィール
ドブロックディストーションDdd(x,0)とが交互
に出力される。
【0286】セレクタ5245は、第1信号入力端子S
0に入力される信号SPが1なので、第2信号入力端子
S1に入力される信号CTEにより、データ出力端子Y
には、第2データ入力端子Bを介してプロセッサエレメ
ントPE(0,2)から入力されるフィールドブロック
ディストーションDcd(x,2)と、第1データ入力
端子Aを介してプロセッサエレメントPE(0,1)か
ら入力されるフィールドブロックディストーションDd
d(x,1)とが交互に出力される。
【0287】論理和演算器5355は、信号入力端子S
に入力される信号SPが1なので、データ出力端子Yに
は全てのビット列が1のデータすなわち最大値が出力さ
れる。
【0288】フリップフロップ5115およびは、フィ
ールドブロックディストーションDcd(x,y)およ
びDdd(x,y)が入力され、フリップフロップ53
15は、最大値がパルス信号CK2に同期して出力され
る。加算器5125および5225は、フィールドブロ
ックディストーションDcd(x,y)およびDdd
(x,y)が入力され、加算器5325は、最大値が入
力され、加算して出力される。
【0289】セレクタ付きフリップフロップ5135お
よび5235は、上記加算結果フレームブロックディス
トーションDisd(x,y)が、セレクタ付きフリッ
プフロップ5335は、最大値がパルス信号CK2に同
期して出力される。具体的には、同一パリティフェーズ
と同様にして、パルス信号CK2の56クロック目に同
期して、フレームブロックディストーションDisd
(0,0)、Disd(0,1)および最大値がセレク
タ付きフリップフロップ5135、5235および53
35から出力され、パルス信号CK2の58クロック目
に同期して、フレームブロックディストーションDis
d(1,0)、Disd(1,1)および最大値がセレク
タ付きフリップフロップ5135、5235および53
35から出力され、パルス信号CK2の60クロック目
に同期して、フレームブロックディストーションDis
d(2,0)、Disd(2,1)および最大値がセレク
タ付きフリップフロップ5135、5235および53
35から出力される。
【0290】次に、フレームブロック特定手段6005
の作用について説明する。フレームブロック特定手段6
005では、比較器6115に各データ入力端子A0、
A1、A2を介して、フレームブロックディストーショ
ン算出手段5005の加算器5125、5225、53
25によって求められたセレクタ付きDフリップフロッ
プ5135、5235および5335から出力されたそ
れぞれのフレームブロックディストーションが入力され
る。
【0291】まず、期間c35においてパルス信号LD
3に同期して、論理和演算器6155に信号入力端子A
を介して信号1が入力されるため、データ入力端子Bに
入力される値に関係なく、データ出力端子Yを介してす
べてのビットが1のデータ、すなわち、最大値が出力さ
れたことになる。また、カウンタ6315に信号入力端
子CLを介して、パルス信号LD3に同期して入力され
た信号により、カウンタ6315からカウント出力端子
Qnを介して出力される出力カウントが0にリセットさ
れる。
【0292】次に、パルス信号CK2の36クロック目
に同期して、同一パリティフレームブロックディストー
ションDiss(0,0)、Diss(0,1)、Dis
s(0,2)が、比較器6115にデータ入力端子A
0、A1、A2を介してそれぞれ入力される。比較器6
115では、データ入力端子A0、A1、A2を介して
それぞれ入力されたデータが比較され、その中から最も
小さいディストーションが選択されて、データ出力端子
Yを介して最小のディストーションが出力され、最小の
ディストーションに対応するデータ入力端子をLMVy
とし、0、1または2がデータ出力端子Mを介して出力
される。本実施例では、図56に示されるように最小の
ディストーションはDiss(0,0)であり、LMV
yは0である。
【0293】第2フリップフロップ6145では、パル
ス信号CK2のパルスに同期して、保持しているデータ
をデータ出力端子Yを介して出力されるが、論理和演算
器6155では、信号入力端子Aを介して1が入力され
ているので、データ入力端子Bを介して入力されている
データによらずにデータ出力端子Yを介してすべてのビ
ットが1のデータ、すなわち、最大値のデータが出力さ
れる。
【0294】比較器6125では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDiss(0,0)と、第2デー
タ入力端子Bを介して入力された上記最大値のデータを
比較し、Diss(0,0)の方が小さいため信号出力
端子Yを介して1が出力される。セレクタ6135で
は、信号入力端子Sを介して1が入力されるため、デー
タ入力端子Aを介して入力されているDiss(0,
0)がデータ出力端子Yを介して出力され、フリップフ
ロップ6145に入力される。
【0295】セレクタ6225では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち0を入力し、データ
出力端子Yを介してフリップフロップ6235に出力さ
れる。カウンタ6315では、CK2のパルス信号に同
期して、信号入力端子CLに入力される信号LD3によ
ってリセットされたデータ0がカウント出力端子Qnを
介してCTxとして出力される。
【0296】次に、パルス信号CK2の37クロック目
に同期して、フリップフロップ6235では、Myとし
て入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力され、
フリップフロップ6335では、Mxとして入力データ
0がデータ出力端子Yを介して出力される。次に、パル
ス信号CK2の38クロック目に同期して、Diss
(1,0)、Diss(1,1)、Diss(1,2)
が、比較器6115にデータ入力端子A0、A1、A2
を介してそれぞれ入力される。比較器6115では、デ
ータ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力さ
れたデータが比較され、その中で最も小さいディストー
ションDiss(1,2)がデータ出力端子Yを介して
出力され、Diss(1,2)が入力されたデータ入力
端子A2を表わす2が、データ出力端子Mを介して出力
される。
【0297】フリップフロップ6145では、パルス信
号CK2のパルスに同期して、Diss(0,0)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器615
5では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDiss(0,0)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0298】比較器6125では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDiss(1,2)と、第2デー
タ入力端子Bを介して入力されたDiss(0,0)を
比較し、Diss(0,0)の方が小さいため信号出力
端子Yを介して0が出力される。セレクタ6135で
は、信号入力端子Sを介して0が入力されるため、デー
タ入力端子Bを介して入力されているDiss(0,
0)がデータ出力端子Yを介して出力され、フリップフ
ロップ6145に入力される。
【0299】セレクタ6225では、信号入力端子Sを
介して入力された信号0により、データ入力端子Aを選
択して入力データ0を入力し、データ出力端子Yを介し
てフリップフロップ6235に出力される。カウンタ6
315では、CK2のパルス信号に同期して、パルス信
号CTEによりカウントアップされたデータ1がカウン
ト出力端子Qnを介してCTxとして出力される。
【0300】次に、パルス信号CK2の39クロック目
に同期して、フリップフロップ6235では、Myとし
て入力データ0がデータ出力端子Yを介して出力され、
フリップフロップ6335では、Mxとして入力データ
0がデータ出力端子Yを介して出力される。次に、パル
ス信号CK2の40クロック目に同期して、Diss
(2,0)、Diss(2,1)、Diss(2,2)
が、比較器6115にデータ入力端子A0、A1、A2
を介してそれぞれ入力される。比較器6115では、デ
ータ入力端子A0、A1、A2を介してそれぞれ入力さ
れたデータが比較され、その中で最も小さいディストー
ションDiss(2,1)がデータ出力端子Yを介して
出力され、Diss(2,1)が入力されたデータ入力
端子A1を表わす1が、データ出力端子Mを介して出力
される。
【0301】フリップフロップ6145では、パルス信
号CK2のパルスに同期して、Diss(0,0)がデ
ータ出力端子Yを介して出力され、論理和演算器615
5では、信号入力端子Aを介して入力されている信号が
0なので、データ入力端子Bを介して入力されているデ
ータDiss(0,0)がそのままデータ出力端子Yを
介して出力される。
【0302】比較器6125では、第1データ入力端子
Aを介して入力されたDiss(2,1)と、第2デー
タ入力端子Bを介して入力されたDiss(0,0)を
比較し、Diss(2,1)の方が小さいため信号出力
端子Yを介して1が出力される。セレクタ6135で
は、信号入力端子Sを介して1が入力されるため、デー
タ入力端子Aを介して入力されているDiss(2,
1)がデータ出力端子Yを介して出力され、フリップフ
ロップ6145に入力される。
【0303】セレクタ6225では、信号入力端子Sを
介して入力された信号1により、データ入力端子Bを選
択して入力データLMVyすなわち1を入力し、データ
出力端子Yを介してフリップフロップ6235に出力さ
れる。カウンタ6315では、CK2のパルス信号に同
期して、パルス信号CTEによりカウントアップされた
データ2がカウント出力端子Qnを介してCTxとして
出力される。
【0304】次に、パルス信号CK2の41クロック目
に同期して、フリップフロップ6145では、入力デー
タDiss(2,1)がデータ出力端子Yを介して出力
され、フリップフロップ6235では、入力データ1が
Myとしてデータ出力端子Yを介して出力され、換算テ
ーブル6245では、データ入力端子Aを介して入力さ
れたデータ1が動きベクトルに換算され、データ出力端
子Yを介して換算データ0が出力され、フリップフロッ
プ6335では、入力データ2がMxとしてデータ出力
端子Yを介して出力され、換算テーブル6345では、
データ入力端子Aを介して入力されたデータ2が動きベ
クトルに換算され、データ出力端子Yを介して換算デー
タ0が入力される。
【0305】このようにc50まで、同様の最小同一パ
リティフレームブロックディストーションの判定を行
う。図57の例では最小同一パリティフレームブロック
ディストーションMinDisFrsは(5,1)とな
る。c50において1の値を表すSMV2の信号値が、
それぞれセレクタ付きフリップフロップ回路6185、
6285および6385の信号入力端子Eに入力され
る。セレクタ付きフリップフロップ回路6185、62
85および6385は図18の6180のセレクタ付き
フリップフロップ回路と同じ構造であり、図18の信号
入力端子Sの信号値が1の時セレクタは出力端Yの出力
値として入力端子Aの値を選択する。よって、SMV2
の信号値が1のとき、セレクタ付きフリップフロップ回
路6185、6285および6385は、それぞれ最小
動きベクトルのy座標、最小同一パリティフレームブロ
ックディストーションおよび最小同一パリティ動きベク
トルのx座標をパルス信号CK2の51クロック目に同
期して出力する。
【0306】また、異パリティフェーズ(c54〜c6
9)の期間においても比較器6115の入力端子A2の
信号値が常に最大値であること以外は同様であるので説
明は省略する。(詳細は図57〜図58参照) よって、パルス信号CK2の69クロック目に同期し
て、フリップフロップ6185、6285および638
5の信号端子Eの信号SMV2の値が1で入力され、c
54〜c69で判定される最小異パリティフレームブロ
ックディストーションと最小異パリティフレーム動きベ
クトルがセレクタ付きDフリップフロップ6185、6
285および6385の出力端子Oから出力される。
【0307】以上により、同一パリティフェーズおよび
異パリティフェーズにおいてそれぞれ現画像フレームブ
ロック110に対応する最小フレームブロックディスト
ーションとフレーム動きベクトルが求まる。したがっ
て、フレームブロック特定手段6005により、サーチ
ウインドウ210内の全てのフレーム候補ブロック31
0と現画像フレームブロック110との間の最小同一パ
リティフレームブロックディストーションおよび最小同
一パリティフレームブロックディストーションに対応す
る最小同一パリティ動きベクトル、最小異パリティフレ
ームブロックディストーションおよび最小異パリティフ
レームブロックディストーションに対応する最小異パリ
ティ動きベクトルがそれぞれ算出される。
【0308】図60〜図63は本発明に係わる動きベク
トル探索装置の垂直サイドレジスタの配置をかえた第2
実施例を示す図である。図60は、第1実施例における
同じ列に上下2つある垂直サイドレジスタユニットを、
1つにまとめセレクタによってデータの流れを制御する
ものである。列の最後のプロセッサエレメントPE
(0,3)、PE(1,3)、PE(2,3)およびP
E(3,3)がそれぞれ垂直サイドレジスタVS(0,
−1)、VS(1,−1)、VS(2,−1)およびV
S(3,−1)と電気的に接続されていることがわか
る。第1の画素データ転送保持手段3001、第2の画
素データ転送保持手段3002および第3の画素データ
転送保持4000をグループ毎に大きく捉らえると、入
力レジスタ群、垂直サイドレジスタ群、プロセッサエレ
メント群水平サイドレジスタ群としてみることができ、
図61(b)のように表わせる。図61(a)は、垂直
サイドレジスタ群が第1垂直サイドレジスタ群と第2垂
直サイドレジスタ群に分れて表わされる前述の第1実施
例を表わす図である。
【0309】以下、第1実施例を参考に同様の動作を繰
り返すことにより、各々のプロセッサエレメントにおい
て各ディストーションを算出することができる。また、
このとき、垂直サイドレジスタVS(1,−1)、VS
(2,−1)、VS(3,−1)およびVS(4,−
1)を含む列を図62に示すようにリング状に配置し、
転送バスの長さを短く、転送バスどうしの長さの差を小
さく、または同一にすることができる。
【0310】図63は、本発明に係る動きベクトル探索
装置の第3実施例を示す図である。ここでは、第1実施
例においてプロセッサエレメントおよび垂直サイドレジ
スタに中間レジスタを設けて、第1実施例のプロセッサ
エレメントと同じ数のプロセッサエレメント数で第1実
施例のサーチウインドウよりも大きなサーチウインドウ
を対象にして、動きベクトルを探索する場合である。
【0311】12個のプロセッサエレメントPEおよび
4個の垂直サイドレジスタVS、6個の入力レジスタに
加えて、8個の中間レジスタIPA、18個の中間レジ
スタIPBおよび図63では省略しているが36個の水
平サイドレジスタHSを有している。中間レジスタIP
Aは奇数列の2つのプロセッサエレメントPEとの間に
あり、左右上下方向に画素データを保持転送するもので
ある。中間レジスタIPBは偶数列に存在しており、左
右方向にのみ画素データを保持転送するものである。中
間レジスタIPAおよびIPBとも画素データのディス
トーションの計算は行わない。
【0312】また、第2実施例のように、本来同じ列に
上下2つある垂直サイドレジスタおよび中間レジスタI
PBを、1つにまとめて置き換えている。また、図63
では省略している36個の水平サイドレジスタHSによ
って、前述の実施例1、2と同様の画素データの戻し動
作を行い、同一候補ブロックについて同一パリティおよ
び異パリティの各ディストーションおよび動きベクトル
を算出することができる。現画像データ出力手段100
0、第1の画素データ転送保持手段3001、第2の画
素データ転送保持手段3002および第3の画素データ
転送保持4000の画素データの流れおよび水平サイド
レジスタのデータ保持状態およびディストーション算出
演算状態は容易に前記の実施例1より推測できるので省
略する。
【0313】各プロセッサエレメントにおいて計算され
たディストーションは、第1実施例と同様に、フィール
ドブロック特定手段6000にそれぞれ入力され、同一
パリティにおいてそれぞれ第1最小フィールドブロック
ディストーションおよび第1最小フィールドブロックデ
ィストーションに対応する第1フィールド動きベクトル
が算出されるとともに、第2最小フィールドブロックデ
ィストーションおよび第2最小フィールドブロックディ
ストーションに対応する第2フィールド動きベクトルが
算出され、異パリティにおいてそれぞれ第3最小フィー
ルドブロックディストーションおよび第3最小フィール
ドブロックディストーションに対応する第3フィールド
動きベクトルが算出されるとともに、第4最小フィール
ドブロックディストーションおよび第4最小フィールド
ブロックディストーションに対応する第4フィールド動
きベクトルが算出される。
【0314】また、各プロセッサエレメントにおいて計
算されたディストーションは、第1実施例と同様に、フ
レームブロックディストーション算出手段5005にそ
れぞれ入力され、同一パリティおよび異パリティにおけ
る各フレームブロックディストーションが、フレームブ
ロック特定手段6005に出力される。フレームブロッ
ク特定手段6005では、第1実施例と同様に、同一パ
リティおよび異パリティにおいて最小フレームブロック
ディストーションおよび最小フレームブロックディスト
ーションに対応するフレーム動きベクトルが算出され
る。
【0315】したがって、本実施例においても、同一パ
リティおよび異パリティにおいて各ディストーションお
よび各動きベクトルを算出することができる。また、第
1実施例のように、現画像ブロックデータ出力手段10
00およびサーチウインドウデータ出力手段2000か
ら続けて画像データを出力させることにより、現画像ブ
ロックに隣接するもう一つの現画像ブロックに対応する
各ディストーションおよび各動きベクトルを算出するこ
とができる。
【0316】また、上記実施例では、プロセッサエレメ
ントと中間レジスタを等間隔に配置した例を示したが、
図64、図65に示されるように、プロセッサエレメン
トを中央部に密集させ、周縁部を粗く配置することもで
き、さらに、プロセッサエレメントを放射状に配置等、
配置の仕方は自由であり、探索対象のサーチウインド
ウ、参照画像の候補ブロックに合せて配置するものであ
る。
【0317】次に、水平サイドレジスタHSからプロセ
ッサエレメントPE方向に画素データを戻しながらディ
ストーションの算出を行なう場合について説明する。本
実施例においては、プロセッサエレメントPEおよび垂
直サイドレジスタVSから水平サイドレジスタHSに画
素データを出力するタイミングは、すべて水平サイドレ
ジスタHSに接続されているプロセッサエレメントPE
および垂直サイドレジスタVSの列のディストーション
算出開始位置を保って出力される。すなわち、プロセッ
サエレメントPE(0,0),PE(0,1),PE
(0,2),垂直サイドレジスタVS(0,3)に、入
力された画素データ(x,0),(x,1),(x,
2),(x,3)が、水平サイドレジスタHS(−1,
0),HS(−1,1),HS(−1,2),HS(−
1,3)に出力される。
【0318】したがって、第1実施例における上の行に
ある垂直レジスタHS(−1,−1),HS(−2,−
1),HS(−3,−1)は、必要なくなる。また、第
1および第2のフィールドブロックディストーション算
出終了時にプロセッサエレメントおよび垂直サイドレジ
スタに保持されていた画素データは、ディストーション
算出後、隣の列に一旦シフトされ、上下のシフト後、元
の列に戻され、ディストーション算出開始位置に転送さ
れる。以後、第3および第4のフィールドブロックディ
ストーションを算出しながら上下方向の転送を行ない、
1列分のディストーションの算出を行なう。
【0319】次に、右方向に画素データの転送を行なう
とともに、水平サイドレジスタHS(−1,0),HS
(−1,1),HS(−1,2),HS(−1,3)か
らプロセッサエレメントPE(0,0),PE(0,
1),PE(0,2),垂直サイドレジスタVS(0,
3)に、画素データの転送を行ないディストーションの
算出を行なう。以下、同様にして、上下方向の転送と右
方向の転送により第3および第4のフィールドブロック
ディストーションを算出することができる。
【0320】ディストーション算出後は、上記実施例と
同様の方法で動きベクトルを算出することができる。
【0321】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1のフ
ィールドブロックディストーション算出工程において、
第1のフィールドブロックディストーションおよび第2
のフィールドブロックディストーションを同時に算出
し、第3の画素データ転送保持手段により画素データを
高速に転送し、第2のフィールドブロックディストーシ
ョン算出工程において、第3のフィールドブロックディ
ストーションおよび第4のフィールドブロックディスト
ーションを同時に算出する。したがって、第1および第
2のフィールドブロックディストーションから第3およ
び第4のフィールドブロックディストーションの算出が
高速にでき、第2のフレームブロック特定工程における
第2最小フレーム候補ブロックおよび第2最小フレーム
候補ブロックに対応する動きベクトルを特定する間での
時間を短縮することができる。
【0322】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、インタレース構造
の動画像について適用できるので、同一および異パリテ
ィの最小フィールド候補ブロックおよび同一および異パ
リティの最小フレーム候補ブロックを求めることがで
き、高速に同一および異パリティの動きベクトルを特定
することができる。
【0323】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、第1のフィールド
ブロックディストーション算出工程により同一パリティ
フェーズのフィールドブロックディストーションを算出
し、第2のフィールドブロックディストーション算出工
程により異パリティフェーズのフィールドブロックディ
ストーションを算出するので、第1および第2のフレー
ムブロック特定工程において、同一および異パリティの
最小フレーム候補ブロックを求めることができ、高速に
同一および異パリティの動きベクトルを特定することが
できる。
【0324】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、戻しデータ転送工
程と同時に、第2のフィールドブロックディストーショ
ン算出工程により、第3のフィールドブロックディスト
ーションおよび第4のフィールドブロックディストーシ
ョンを時分割演算するので、ディストーション算出と次
のディストーション算出の間に余分な待ち時間を設ける
必要がなく、高速にディストーションの算出に移ること
ができる。
【0325】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、第3の画素データ
転送保持手段の(M−1)列分の第3レジスタユニット
が、画素データを第1の画素データ転送保持手段の第1
レジスタユニットおよび第2の画素データ転送保持手段
の第2レジスタユニットに戻すことができるので、高速
にディストーションの算出をすることができ、動きベク
トルを高速に求めることができる。
【0326】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、第3の画素データ
転送保持手段のM列分の第3レジスタユニットが、画素
データを第1の画素データ転送保持手段の第1レジスタ
ユニットおよび第2の画素データ転送保持手段の第2レ
ジスタユニットに戻すので、現画像ブロックの大きさを
どのようにとっても第1および第2レジスタユニットに
画素データを転送することができ、高速にディストーシ
ョンの算出をすることができ、動きベクトルを高速に求
めることができる。
【0327】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の動きベクトル探索方法において、高速転送記憶手段
が第1および第2の画素データ転送保持手段に画素デー
タの入力を行なうので、第1および第2の画素データ転
送保持手段に高速に画素データを入力することができ、
ディストーションの算出および動きベクトルを高速に求
めることができる。
【0328】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の動きベクトル探索方法において、高速転送記憶手段
が第1および第2の画素データ転送保持手段に画素デー
タを入力する間に、次に入力する画素データを参照画像
データ記憶手段から読み込むので、参照画像データ記憶
手段による画素データの出力速度に妨げられることなく
高速にデータ入力ができ、ディストーションの算出およ
び動きベクトルを高速に求めることができる。
【0329】請求項9記載の発明によれば、請求項5お
よび6記載の動きベクトル探索方法において、サーチウ
ィンドウ内で隣り合う2つの画素列の画素データを互い
に列方向で逆方向に転送させるよう、探索領域内で入力
画素データを列方向に往復移動させるので、第1および
第2レジスタユニットの列毎に転送方向を一方向にで
き、第1および第2レジスタ間の列方向の転送バスを削
減することができる。
【0330】請求項10記載の発明によれば、請求項1
記載の動きベクトル探索方法において、第3の画素デー
タ転送保持手段における画素データの入出力を、探索領
域内におけるディストーション算出開始時の画素データ
の位置を保って行なうので、画素データを水平方向に移
動させるだけで転送ができ、ディストーションの算出お
よび動きベクトルを高速に求めることができる。
【0331】請求項11記載の発明によれば、フィール
ドブロックディストーション算出手段において、第1の
フィールドブロックディストーションおよび第2のフィ
ールドブロックディストーションを同時に算出し、第3
の画素データ転送保持手段により画素データを高速に転
送し、さらに、フィールドブロックディストーション算
出手段において、第3のフィールドブロックディストー
ションおよび第4のフィールドブロックディストーショ
ンを同時に算出する。したがって、第1および第2のフ
ィールドブロックディストーションから第3および第4
のフィールドブロックディストーションの算出が高速に
でき、フレームブロック特定手段における第2最小フレ
ーム候補ブロックおよび第2最小フレーム候補ブロック
に対応する動きベクトルを特定する間での時間を短縮す
ることができる。
【0332】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索方法において、インタレース
構造の動画像について適用できるので、同一および異パ
リティの最小フィールド候補ブロックおよび同一および
異パリティの最小フレーム候補ブロックを求めることが
でき、高速に同一および異パリティの動きベクトルを特
定することができる。
【0333】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索装置において、フィールドブ
ロックディストーション算出手段により同一パリティフ
ェーズのフィールドブロックディストーションを算出
し、さらに、フィールドブロックディストーション算出
手段により異パリティフェーズのフィールドブロックデ
ィストーションを算出するので、フレームブロック特定
手段において、同一および異パリティの最小フレーム候
補ブロックを求めることができ、高速に同一および異パ
リティの動きベクトルを特定することができる。
【0334】請求項14記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索装置において、戻しデータ転
送制御手段による画素データの転送と同時に、フィール
ドブロックディストーション算出手段により、第3のフ
ィールドブロックディストーションおよび第4のフィー
ルドブロックディストーションを時分割演算するので、
ディストーション算出と次のディストーション算出の間
に余分な待ち時間を設ける必要がなく、高速にディスト
ーションの算出に移ることができる。
【0335】請求項15記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索装置において、第3の画素デ
ータ転送保持手段の(M−1)列分の第3レジスタユニ
ットが、画素データを第1の画素データ転送保持手段の
第1レジスタユニットおよび第2の画素データ転送保持
手段の第2レジスタユニットに戻すことができるので、
高速にディストーションの算出をすることができ、動き
ベクトルを高速に求めることができる。
【0336】請求項16記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索装置において、第3の画素デ
ータ転送保持手段のM列分の第3レジスタユニットが、
画素データを第1の画素データ転送保持手段の第1レジ
スタユニットおよび第2の画素データ転送保持手段の第
2レジスタユニットに戻すので、現画像ブロックの大き
さをどのようにとっても第1および第2レジスタユニッ
トに画素データを転送することができ、高速にディスト
ーションの算出をすることができ、動きベクトルを高速
に求めることができる。
【0337】請求項17記載の発明によれば、請求項1
1記載の動きベクトル探索装置において、高速転送記憶
手段が第1および第2の画素データ転送保持手段に画素
データの入力を行なうので、第1および第2の画素デー
タ転送保持手段に高速に画素データを入力することがで
き、ディストーションの算出および動きベクトルを高速
に求めることができる。
【0338】請求項18記載の発明によれば、請求項1
7記載の動きベクトル探索装置において、高速転送記憶
手段が第1および第2の画素データ転送保持手段に画素
データを入力する間に、次に入力する画素データを参照
画像データ記憶手段から読み込むので、参照画像データ
記憶手段による画素データの出力速度に妨げられること
なく高速にデータ入力ができ、ディストーションの算出
および動きベクトルを高速に求めることができる。
【0339】請求項19記載の発明によれば、請求項1
5および16記載の動きベクトル探索装置において、サ
ーチウィンドウ内で隣り合う2つの画素列の画素データ
を互いに列方向で逆方向に転送させるよう、探索領域内
で入力画素データを列方向に往復移動させるので、第1
および第2レジスタユニットの列毎に転送方向を一方向
にでき、第1および第2レジスタ間の列方向の転送バス
を削減することができる。
【0340】請求項20記載の発明によれば、請求項1
5および16記載の動きベクトル探索装置において、第
1、第2および第3レジスタユニットがそれぞれ第1お
よび第2フリップフロップを有するので、各レジスタユ
ニットが2つの画素データを保持することができ、簡単
な装置で2つのフィールドブロックディストーションを
同時に求めることができる。
【0341】請求項21記載の発明によれば、請求項1
5および16記載の動きベクトル探索装置において、第
1の画素データ転送保持手段の各第1レジスタユニット
とフィールドブロックディストーション算出手段の各演
算器によりそれぞれプロセッサエレメントを構成するこ
とができ、二次元的に配列することができる。したがっ
て、第1の画素データ転送保持手段とフィールドブロッ
クディストーション算出手段との同期がとりやすく、高
速処理を安定させることができる。また、配列がしやす
く、回路設計が容易にできる。
【0342】請求項22記載の発明によれば、請求項1
5および16記載の動きベクトル探索装置において、第
2レジスタユニットの各サイドレジスタがそれぞれ一対
の画素データを保持することができるので、回路構成を
簡単にでき、最小限のレジスタによって高速なフィール
ドブロックディストーションの算出ができる。請求項2
3記載の発明によれば、請求項15および16記載の動
きベクトル探索装置において、1行目の第1レジスタユ
ニットから排出される画素データを第1サイドレジスタ
ユニットが保持し、(H−N+1)行目の第1レジスタ
ユニットから排出される画素データを第2サイドレジス
タユニットが保持するので、画素データの転送を簡単に
でき、転送制御を容易にすることができる。また、各サ
イドレジスタがそれぞれ一対の画素データを保持するこ
とができるので、回路構成を簡単にでき、高速なフィー
ルドブロックディストーションの算出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第1の
構成例を示す図である。
【図2】本発明の動きベクトル探索装置における機能ブ
ロック図を示す図である。
【図3】現画像の第1、第2フィールドブロックおよび
参照画像の第1、第2フィールドサーチウインドウを示
す図である。
【図4】現画像の第1、第2フィールドブロックおよび
参照画像の第1、第2フィールドサーチウインドウを示
す図である。
【図5】同一パリティおよび異パリティフェーズでの現
画像と参照画像の画素データの組合せ方の違いを説明す
る図である。
【図6】第1実施例における現画像ブロックとサーチウ
ィンドウとの対応例を示す図である。
【図7】第1実施例における候補ブロックにおいて第1
フィールド候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロ
ックの取り方を説明する図である。
【図8】図1に示された動きベクトル探索装置の信号出
力ユニットにおける各手段に対する信号経路を示す図で
ある。
【図9】図1に示された現画像データ出力手段の詳細な
回路図を示す図である。
【図10】図1に示された各プロセッサエレエントの入
出力端子の配置を示す図である。
【図11】図1に示された各プロセッサエレメントの詳
細な回路図である。
【図12】図1に示された入力レジスタの入出力端子の
配置および詳細な回路図を示す図である。
【図13】図1に示された偶数列の垂直サイドレジスタ
の入出力端子の配置および詳細な回路図を示す図であ
る。
【図14】図1に示された奇数列の垂直サイドレジスタ
の入出力端子の配置および詳細な回路図を示す図であ
る。
【図15】図1に示された水平サイドレジスタの入出力
端子の配置を示す図である。
【図16】図1に示された水平サイドレジスタの詳細な
回路図である。
【図17】図1に示されたフィールドブロック特定手段
の詳細な回路図である。
【図18】図17に示されたフィールドブロック特定手
段にあるセレクタ付きフリップフロップ回路6180詳
細な回路図である。
【図19】図1に示されたフレームブロックディストー
ション算出手段の詳細な回路図である。
【図20】図1に示されたフレームブロック特定手段の
詳細な回路図である。
【図21】図1の各エレメントの座標を示す図である。
【図22】クロックパルス信号CK1の2パルス目にお
けるサーチウインドウの画素データの各レジスタにおけ
るデータ転送位置を示す図である。
【図23】クロックパルス信号CK1の4パルス目にお
けるサーチウインドウの画素データの各レジスタにおけ
るデータ転送位置を示す図である。
【図24】クロックパルス信号CK1の6パルス目にお
けるサーチウインドウの画素データの各レジスタにおけ
るデータ転送位置を示す図である。
【図25】クロックパルス信号CK1の8パルス目にお
けるサーチウインドウの画素データの各レジスタにおけ
るデータ転送位置を示す図である。
【図26】クロックパルス信号CK1の10パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図27】クロックパルス信号CK1の12パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図28】クロックパルス信号CK1の14パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図29】クロックパルス信号CK1の16パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図30】クロックパルス信号CK1の18パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図31】クロックパルス信号CK1の20パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図32】クロックパルス信号CK1の22パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図33】クロックパルス信号CK1の24パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図34】クロックパルス信号CK1の26パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図35】クロックパルス信号CK1の28パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図36】クロックパルス信号CK1の30パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図37】クロックパルス信号CK1の32パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図38】クロックパルス信号CK1の34パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図39】クロックパルス信号CK1の36パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図40】クロックパルス信号CK1の38パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図41】クロックパルス信号CK1の40パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図42】クロックパルス信号CK1の42パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図43】クロックパルス信号CK1の44パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図44】クロックパルス信号CK1の46パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図45】クロックパルス信号CK1の48パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図46】クロックパルス信号CK1の50パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図47】クロックパルス信号CK1の52パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図48】クロックパルス信号CK1の54パルス目に
おけるサーチウインドウの画素データの各レジスタにお
けるデータ転送位置を示す図である。
【図49】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図50】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図51】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図52】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図53】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図54】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図55】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図56】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図57】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図58】図8に示された信号出力ユニットから出力さ
れる各信号のタイムチャートである。
【図59】異パリティフェーズにおける現画像ブロック
と候補ブロックとの対応例を示す図である。
【図60】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第2
の構成例を示す図である。
【図61】本発明に係わる動きベクトル探索装置の構成
例の各エレメントの配置を説明する図である。
【図62】プロッセサエレメントと垂直サイドレジスタ
の別の配置の仕方を説明する図である。
【図63】本発明に係わる動きベクトル探索装置の第3
の構成例を示す図である。
【図64】本発明に係わる動きベクトル探索装置のプロ
ッセサエレメントの別の配置の仕方を説明する図であ
る。
【図65】本発明に係わる動きベクトル探索装置のプロ
ッセサエレメントの別の配置の仕方を説明する図であ
る。
【図66】従来の単純フレーム間予測を説明する図であ
る。
【図67】従来の動き補償フレーム間予測を説明する図
である。
【図68】従来の現符号化ブロックとサーチウインドウ
を説明する図である。
【図69】従来の現符号化ブロックと探索領域を説明す
る図である。
【図70】従来の現符号化ブロック内の画素と候補ブロ
ック内の画素との位置関係を説明する図である。
【図71】従来のディストーション算出方法とサーチウ
インドウデータの転送過程を説明する図である。
【図72】従来のディストーション算出方法とサーチウ
インドウデータの転送過程を説明する図である。
【図73】従来のフレーム構造における予測方式を説明
する図である。
【図74】従来のフレーム構造における予測方式を説明
する図である。
【図75】従来のフレーム構造における同一パリティー
フェーズおよび異パリティーフェーズを説明する図であ
る。
【符号の説明】
10、11 人物像 20、21 有意画素領域 100、101 現画像 110 現画像フレームブロック、第1現画像フレーム
ブロック 111 現画像第1フィールドブロック 112 現画像第2フィールドブロック 120 第2現画像フレームブロック 170 現符号化ブロック 200、201 前符号化画像 210 サーチウインドウ、第1サーチウインドウ 211 第1フィールドサーチウインドウ 212 第2フィールドサーチウインドウ 220 第2サーチウインドウ 270 サーチウィンドウ 310 フレーム候補ブロック 311 第1フィールド候補ブロック 312 第2フィールド候補ブロック 600 現画像フレーム 601 第1フィールド 602 第2フィールド 700 前符号化フレーム 701 第1フィールド 702 第2フィールド 800、810 現画像フレームブロック 801、811 現画像第1フィールドブロック 802、812 現画像第2フィールドブロック 900、910、920 フレーム候補ブロック 901、911、921 第1フィールド候補ブロック 902、912、922 第2フィールド候補ブロック 1000 現画像データ出力手段 1100 第1現画像ブロックデータ出力ユニット 1111、1121、1131 第1フリップフロップ 1112、1122、1132 第2フリップフロップ 1200 第2現画像ブロックデータ出力ユニット 1211、1221 第1フリップフロップ 1212、1222 第2フリップフロップ 1230 セレクタ 2000 参照画像データ記憶手段 3001 第1の画素データ転送保持手段 3002 第2の画素データ転送保持手段 3100 画素データ入力転送ユニット 3110 セレクタ 3121 第1フリップフロップ 3122 第2フリップフロップ 3221 第1フリップフロップ 3222 第2フリップフロップ 3310 セレクタ 3321 第1フリップフロップ 3322 第2フリップフロップ 3410 セレクタ 3420 フリップフロップ 4000 第3の画素データ転送保持手段 5000 フィールドブロックディストーション算出手
段 5110 減算器 5120 正数変換器 5210 加算器 5221 第1フリップフロップ 5222 第2フリップフロップ 5230 反転器 5240 論理積演算器 5300 ディストーション出力転送ユニット 5310 セレクタ 5321 第1フリップフロップ 5322 第2フリップフロップ 5005 フレームブロックディストーション算出手段 5115、5215、5315 フリップフロップ 5125、5225、5325 加算器 5135、5235、5335 セレクタ付きフリップ
フロップ 5145、5245 セレクタ 5355 論理和演算器 6000 フィールドブロック特定手段 6005 フレームブロック特定手段 6100 最小フィールドブロックディストーション検
出ユニット 6105 最小フレームブロックディストーション検出
ユニット 6115 比較器 6120 比較器 6130 セレクタ 6141 第1フリップフロップ 6142 第2フリップフロップ 6150 論理和演算器 6180 セレクタ付きフリップフロップ 6125 比較器 6135 セレクタ 6145 フリップフロップ 6155 論理和演算器 6185 セレクタ付きフリップフロップ 6200 動きベクトル垂直成分検出ユニット 6205 動きベクトル垂直成分検出ユニット 6220 セレクタ 6225 セレクタ 6231 第1フリップフロップ 6232 第2フリップフロップ 6235 フリップフロップ 6240 換算テーブル 6245 換算テーブル 6280 セレクタ付きフリップフロップ 6285 セレクタ付きフリップフロップ 6300 動きベクトル水平成分検出ユニット 6305 動きベクトル水平成分検出ユニット 6310 カウンタ 6315 カウンタ 6320 セレクタ 6325 セレクタ 6331 第1フリップフロップ 6332 第2フリップフロップ 6335 フリップフロップ 6340 換算テーブル 6345 換算テーブル 6385 セレクタ付きフリップフロップ 7000 信号出力ユニット 7001 ウィンドウデータ転送制御手段 7002 排出データ保持制御手段 7003 戻しデータ転送制御手段 7004 ウィンドウデータ入力制御手段 9110 セレクタ 9120 フリップフロップ
フロントページの続き (72)発明者 大坪 宏安 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 マルチメディアシ ステム開発本部内 (72)発明者 浅田 耕史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 マルチメディアシ ステム開発本部内 (56)参考文献 特開 平9−84020(JP,A) 特開 平9−93587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像を部分的に構成する現画像フレーム
    を、前記動画像を部分的に構成する参照画像フレームに
    基づいて予測するのに用いられる複数の動きベクトルを
    探索する動きベクトル探索方法であり、前記現画像フレ
    ームが、現画像第1フィールドおよび現画像第2フィー
    ルドからなるとともに、画素データをそれぞれ有する複
    数の画素により表わされる現画像フレームブロックを含
    み、該現画像フレームブロックが、前記現画像第1フィ
    ールドを部分的に構成する現画像第1フィールドブロッ
    クおよび前記現画像第2フィールドを部分的に構成する
    現画像第2フィールドブロックからなり、前記参照画像
    フレームが、参照画像第1フィールドおよび参照画像第
    2フィールドからなるとともに、画素データをそれぞれ
    有する複数の画素により表わされるサーチウインドウを
    含み、該サーチウインドウが、複数のフレーム候補ブロ
    ックを含み、該フレーム候補ブロックが、前記参照画像
    第1フィールドを部分的に構成する第1フィールド候補
    ブロックおよび前記参照画像第2フィールドを部分的に
    構成する第2フィールド候補ブロックからなり、現画像
    フレームブロックと各フレーム候補ブロックが同一サイ
    ズであり、現画像フレームブロックの現画像第1フィー
    ルドブロックおよび現画像第2フィールドブロックのそ
    れぞれが、各フレーム候補ブロックの第1フィールド候
    補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックのそれぞ
    れと同一サイズであり、前記複数の動きベクトルが、前
    記現画像フレームブロックのブロック位置と該現画像フ
    レームブロックに最も類似したフレーム候補ブロックの
    ブロック位置とによって特定されるフレーム動きベクト
    ルと、前記現画像第1フィールドブロックのブロック位
    置と該現画像第1フィールドブロックに最も類似した第
    1フィールド候補ブロックのブロック位置とによって特
    定される第1フィールド動きベクトルと、前記現画像第
    2フィールドブロックのブロック位置と該現画像第2フ
    ィールドブロックに最も類似した第2フィールド候補ブ
    ロックのブロック位置とによって特定される第2フィー
    ルド動きベクトルと、を含む動きベクトル探索方法であ
    って、 前記現画像第1フィールドブロックおよび前記現画像第
    2フィールドブロックを含む現画像フレームブロックの
    画素データと、前記第1フィールド候補ブロックおよび
    前記第2フィールド候補ブロックを含むサーチウィンド
    ウの画素データと、を準備する工程と、 前記サーチウィンドウおよび前記現画像フレームブロッ
    クのサイズに応じた探索領域を形成し、該探索領域内に
    前記サーチウィンドウ内の各第1フィールド候補ブロッ
    クの画素データの一部および各第2フィールド候補ブロ
    ックの画素データの一部を入力して保持するとともに、
    該保持した画素データを前記探索領域の所定方向に転送
    する第1の画素データ転送保持手段と、 前記第1の画素データ転送保持手段との間で画素データ
    を授受し、前記第1の画素データ転送保持手段と共に前
    記サーチウィンドウの画素データを前記探索領域を通る
    所定の転送経路に沿って転送する第2の画素データ転送
    保持手段と、 前記転送経路に沿って転送されたサーチウィンドウの画
    素データの一部を前記第1および第2の画素データ転送
    保持手段から入力し、該入力した画素データを前記第1
    および第2の画素データ転送保持手段に戻すよう出力す
    る第3の画素データ転送保持手段と、 をそれぞれ準備する工程と、 前記サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックお
    よび第2フィールド候補ブロックの画素データを前記第
    1および第2の画素データ転送保持手段に入力させるウ
    ィンドウデータ入力工程と、 該ウィンドウデータ入力工程により入力された前記サー
    チウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第2
    フィールド候補ブロックの画素データを前記転送経路に
    沿って転送させるウィンドウデータ転送工程と、 前記現画像第1フィールドブロックの画素データおよび
    前記現画像第2フィールドブロックの画素データと前記
    第1の画素データ転送保持手段に保持された画素データ
    とに基づいて、前記現画像第1フィールドブロックおよ
    び前記現画像第2フィールドブロックの各々に対し、該
    現画像第1フィールドブロックと前記各第1フィールド
    候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第1のフ
    ィールドブロックディストーション、並びに、および該
    現画像第2フィールドブロックと前記各第2フィールド
    候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第2のフ
    ィールドブロックディストーションを時分割演算する第
    1のフィールドブロックディストーション算出工程と、 該第1のフィールドブロックディストーション算出工程
    により算出された各第1のフィールドブロックディスト
    ーションと各第2のフィールドブロックディストーショ
    ンをそれぞれ加算することにより、前記現画像フレーム
    ブロックと前記各フレーム候補ブロックとの間の画像の
    差を表わす各第1のフレームブロックディストーション
    を算出する第1のフレームブロックディストーション算
    出工程と、 前記第1のフィールドブロックディストーション算出工
    程により算出された各第1のフィールドブロックディス
    トーションのうちの最小の第1のフィールドブロックデ
    ィストーションを検出して、該最小の第1のフィールド
    ブロックディストーションに対応する第1最小フィール
    ド候補ブロック、並びに、前記第1のフィールドブロッ
    クディストーション算出工程により算出された各第2の
    フィールドブロックディストーションのうちの最小の第
    2のフィールドブロックディストーションを検出して、
    該最小の第2のフィールドブロックディストーションに
    対応する第2最小フィールド候補ブロックを特定する第
    1のフィールドブロック特定工程と、 前記第1のフレームブロックディストーション算出工程
    により算出された各第1のフレームブロックディストー
    ションのうちの最小の第1のフレームブロックディスト
    ーションを検出して、該最小の第1のフレームブロック
    ディストーションに対応する第1最小フレーム候補ブロ
    ックを特定する第1のフレームブロック特定工程と、を
    備え、 さらに、 前記第1および第2の画素データ転送保持手段に入力さ
    れた前記サーチウィンドウの画素データのうち一部の画
    素データを前記第1および第2の画素データ転送保持手
    段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段に
    保持させる排出データ保持工程と、 前記第3の画素データ転送保持手段に保持された前記サ
    ーチウィンドウの画素データを前記第3の画素データ転
    送保持手段から排出しつつ前記第1および第2の画素デ
    ータ転送保持手段に保持させる戻しデータ転送工程と、 該戻しデータ転送工程により前記第1および第2の画素
    データ転送保持手段に戻された画素データに基づいて、
    前記第1のフィールドブロックディストーション算出工
    程で求めた前記現画像第1フィールドブロックとは異な
    る現画像フィールドブロックと前記各第1フィールド候
    補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第3のフィ
    ールドブロックディストーション、並びに、前記第2の
    フィールドブロックディストーション算出工程で求めた
    前記現画像第2フィールドブロックとは異なる現画像フ
    ィールドブロックと前記各第2フィールド候補ブロック
    との間の画像の差を表わす複数の第4のフィールドブロ
    ックディストーション、を時分割演算する第2のフィー
    ルドブロックディストーション算出工程と、 該第2のフィールドブロックディストーション算出工程
    により算出された各第3のフィールドブロックディスト
    ーションと各第4のフィールドブロックディストーショ
    ンをそれぞれ加算することにより、前記現画像フレーム
    ブロックとは異なる現画像フレームブロックと前記各フ
    レーム候補ブロックとの間の画像の差を表わす各第2の
    フレームブロックディストーションを算出する第2のフ
    レームブロックディストーション算出工程と、 前記第2のフィールドブロックディストーション算出工
    程により算出された各第3のフィールドブロックディス
    トーションのうちの最小の第3のフィールドブロックデ
    ィストーションを検出して、該最小の第3のフィールド
    ブロックディストーションに対応する第3最小フィール
    ド候補ブロック、並びに、前記第2のフィールドブロッ
    クディストーション算出工程により算出された各第4の
    フィールドブロックディストーションのうちの最小の第
    4のフィールドブロックディストーションを検出して、
    該最小の第4のフィールドブロックディストーションに
    対応する第4最小フィールド候補ブロック、を特定する
    第2のフィールドブロック特定工程と、 前記第2のフレームブロックディストーション算出工程
    により算出された各第2のフレームブロックディストー
    ションのうちの最小の第2のフレームブロックディスト
    ーションを検出して、該最小の第2のフレームブロック
    ディストーションに対応する第2最小フレーム候補ブロ
    ックを特定する第2のフレームブロック特定工程と、 を備えたことを特徴とする動きベクトル探索方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記現画像および前記参照画像がインタレース構造によ
    る符号化画像であることを特徴とする動きベクトル探索
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記第2のフィールドブロックディストーション算出工
    程では、前記現画像第2フィールドブロックと前記各第
    1フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複
    数の第3のフィールドブロックディストーション、並び
    に、前記現画像第1フィールドブロックと前記各第2フ
    ィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数の
    第4のフィールドブロックディストーション、を時分割
    演算することを特徴とする動きベクトル探索方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記第2のフィールドブロックディストーション算出工
    程では、前記戻しデータ転送工程と同時に、前記第3の
    フィールドブロックディストーションおよび前記第4の
    フィールドブロックディストーションを時分割演算する
    ことを特徴とする動きベクトル探索方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 H,L,NおよびMをそれぞれ整数とし、前記現画像フ
    レームブロックが、(N×2)行M列の画素からなり、
    該現画像フレームブロックの前記現画像第1フィールド
    ブロックが、N行M列の画素からなり、前記現画像第2
    フィールドブロックが、N行M列の画素からなるととも
    に、前記サーチウインドウが、(H×2)行L列の画素
    からなり、該サーチウインドウの前記フレーム候補ブロ
    ックが、(N×2)行M列の画素からなり、該フレーム
    候補ブロックの前記第1フィールド候補ブロックが、N
    行M列の画素からなり、前記第2フィールド候補ブロッ
    クが、N行M列の画素からなる動きベクトル探索方法で
    あって、 前記第1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)
    ×(L−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、 前記第2の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素
    データ転送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画
    素データを授受する(L−M+1)個の第2レジスタユ
    ニットを有し、 前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経路に
    沿って転送された画素データの一部を前記第1の画素デ
    ータ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前記第
    2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニットか
    ら入力し、該入力した画素データを該第1レジスタユニ
    ットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力する
    (M−1)個の第3レジスタユニットを有し、 前記排出データ保持工程では、前記第1および第2の画
    素データ転送保持手段に入力された画素データのうち前
    記サーチウィンドウの1列目から(M−1)列目までの
    各列の画素データを前記第1および第2の画素データ転
    送保持手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保
    持手段に保持させ、 前記戻しデータ転送工程では、前記第3の画素データ転
    送保持手段に入力された画素データのうち前記サーチウ
    ィンドウの(M−1)列目から1列目までの各列の画素
    データを前記第3の画素データ転送保持手段から排出し
    つつ前記第1および第2の画素データ転送保持手段に保
    持させることを特徴とする動きベクトル探索方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 H,L,NおよびMをそれぞれ整数とし、前記現画像フ
    レームブロックが、(N×2)行M列の画素からなり、
    該現画像フレームブロックの前記現画像第1フィールド
    ブロックが、N行M列の画素からなり、前記現画像第2
    フィールドブロックが、N行M列の画素からなるととも
    に、前記サーチウインドウが、(H×2)行L列の画素
    からなり、該サーチウインドウの前記フレーム候補ブロ
    ックが、(N×2)行M列の画素からなり、該フレーム
    候補ブロックの前記第1フィールド候補ブロックが、N
    行M列の画素からなり、前記第2フィールド候補ブロッ
    クが、N行M列の画素からなる動きベクトル探索方法で
    あって、 前記第1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)
    ×(L−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、 前記第2の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素
    データ転送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画
    素データを授受する(L−M+1)個の第2レジスタユ
    ニットを有し、 前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経路に
    沿って転送された画素データの一部を前記第1の画素デ
    ータ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前記第
    2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニットか
    ら入力し、該入力した画素データを該第1レジスタユニ
    ットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力する
    M個の第3レジスタユニットを有し、 前記排出データ保持工程では、前記第1および第2の画
    素データ転送保持手段に入力された画素データのうち前
    記サーチウィンドウの1列目からM列目までの各列の画
    素データを前記第1および第2の画素データ転送保持手
    段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段に
    保持させ、 前記戻しデータ転送工程では、前記第3の画素データ転
    送保持手段に保持された画素データのうち前記サーチウ
    ィンドウのM列目から1列目までの各列の画素データを
    前記第3の画素データ転送保持手段から排出しつつ前記
    第1および第2の画素データ転送保持手段に保持させる
    ことを特徴とする動きベクトル探索方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記参照画像第1フィールドおよび前記参照画像第2フ
    ィールドを含む参照画像フレームの画素データを記憶
    し、前記サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロッ
    クおよび第2フィールド候補ブロックの画素データを出
    力する参照画像データ記憶手段と、 前記参照画像データ記憶手段から前記サーチウィンドウ
    の第1フィールド候補ブロックおよび第2フィールド候
    補ブロックの画素データを所定画素領域分ずつ取り込ん
    で記憶するとともに、該記憶済の画素データを前記参照
    画像データ記憶手段からのデータ転送速度より大きい転
    送速度で前記第1および第2の画素データ転送保持手段
    に供給する高速転送記憶手段と、をそれぞれ準備する工
    程と、 前記ウィンドウデータ入力工程が、 前記サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックお
    よび第2フィールド候補ブロックの画素データを、所定
    画素領域分ずつ前記参照画像データ記憶手段から読み出
    して、前記高速転送記憶手段に記憶させるウィンドウデ
    ータ読み出し工程と、 前記高速転送記憶手段に記憶された前記第1フィールド
    候補ブロックの画素データおよび前記第2フィールド候
    補ブロックの画素データを、前記第1および第2の画素
    データ転送保持手段に入力する第1のウィンドウデータ
    入力転送工程と、 前記高速転送記憶手段に記憶されている前記所定画素領
    域分の画素データのうち、前記第2のフィールドブロッ
    クディストーション算出工程の開始時に前記探索領域内
    に戻された画素データに続く転送順序の画素データを、
    前記高速転送記憶手段から前記第1および第2の画素デ
    ータ転送保持手段に再度入力させる第2のウィンドウデ
    ータ入力転送工程と、 を有し、 前記第2のフィールドブロックディストーション算出工
    程では、前記戻しデータ転送工程により第1および第2
    の画素データ転送保持手段に戻された画素データと、前
    記第2のウィンドウデータ入力工程により第1および第
    2の画素データ転送保持手段に入力された画素データと
    に基づいて、それぞれ前記現画像フィールドブロックと
    は異なる現画像フィールドブロックに対応する前記複数
    の第3のフィールドブロックディストーションおよび前
    記複数の第4のフィールドブロックディストーションを
    時分割演算することを特徴とする動きベクトル探索方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の動きベクトル探索方法にお
    いて、 前記ウィンドウデータ読み出し工程では、前記第1のウ
    ィンドウデータ入力転送工程の開始から前記第2のウィ
    ンドウデータ入力転送工程の終了までの間に、該第1お
    よび第2のウィンドウデータ入力工程が前記第1および
    第2の画素データ転送制御手段に入力させたサーチウィ
    ンドウの画素データとは別のサーチウィンドウの画素デ
    ータを、前記参照画像データ記憶手段から前記高速転送
    記憶手段に読み込むことを特徴とする動きベクトル探索
    方法。
  9. 【請求項9】請求項5および6記載の動きベクトル探索
    方法において、 前記ウィンドウデータ転送制御手段が、前記サーチウィ
    ンドウ内で隣り合う2つの画素列の画素データを互いに
    列方向で逆方向に転送させるよう、前記探索領域内で入
    力画素データを列方向に往復移動させながら前記転送経
    路に沿って転送させることを特徴とする動きベクトル探
    索方法。
  10. 【請求項10】請求項1記載の動きベクトル探索方法に
    おいて、 前記排出データ保持工程では、前記探索領域内における
    ディストーション算出開始時の画素データの位置を保っ
    て、前記第1および第2の画素データ転送保持手段から
    第3の画素データ転送保持手段に画素データを排出さ
    せ、 かつ、前記戻しデータ転送工程では、前記探索領域内に
    おけるディストーション算出開始時の画素データの位置
    を保って、前記第3の画素データ転送保持手段から前記
    第1および第2の画素データ転送保持手段に画素データ
    を戻すよう出力させることを特徴とする動きベクトル探
    索方法。
  11. 【請求項11】動画像を部分的に構成する現画像フレー
    ムを、前記動画像を部分的に構成する参照画像フレーム
    に基づいて予測するのに用いられる複数の動きベクトル
    を探索する動きベクトル探索装置であり、前記現画像フ
    レームが、現画像第1フィールドおよび現画像第2フィ
    ールドからなるとともに、画素データをそれぞれ有する
    複数の画素により表わされる現画像フレームブロックを
    含み、該現画像フレームブロックが、前記現画像第1フ
    ィールドを部分的に構成する現画像第1フィールドブロ
    ックおよび前記現画像第2フィールドを部分的に構成す
    る現画像第2フィールドブロックからなり、前記参照画
    像フレームが、参照画像第1フィールドおよび参照画像
    第2フィールドからなるとともに、画素データをそれぞ
    れ有する複数の画素により表わされるサーチウインドウ
    を含み、該サーチウインドウが、複数のフレーム候補ブ
    ロックを含み、該フレーム候補ブロックが、前記参照画
    像第1フィールドを部分的に構成する第1フィールド候
    補ブロックおよび前記参照画像第2フィールドを部分的
    に構成する第2フィールド候補ブロックからなり、現画
    像フレームブロックと各フレーム候補ブロックが同一サ
    イズであり、現画像フレームブロックの現画像第1フィ
    ールドブロックおよび現画像第2フィールドブロックの
    それぞれが、各フレーム候補ブロックの第1フィールド
    候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックのそれ
    ぞれと同一サイズであり、前記複数の動きベクトルが、
    前記現画像フレームブロックのブロック位置と該現画像
    フレームブロックに最も類似したフレーム候補ブロック
    のブロック位置とによって特定されるフレーム動きベク
    トルと、前記現画像第1フィールドブロックのブロック
    位置と該現画像第1フィールドブロックに最も類似した
    第1フィールド候補ブロックのブロック位置とによって
    特定される第1フィールド動きベクトルと、前記現画像
    第2フィールドブロックのブロック位置と該現画像第2
    フィールドブロックに最も類似した第2フィールド候補
    ブロックのブロック位置とによって特定される第2フィ
    ールド動きベクトルと、を含む動きベクトル探索装置で
    あって、 前記現画像第1フィールドブロックの画素データおよび
    前記現画像第2フィールドブロックの画素データを出力
    する現画像データ出力手段と、 前記参照画像第1フィールドおよび前記参照画像第2フ
    ィールドを含む参照画像フレームの画素データを記憶
    し、前記サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロッ
    クおよび第2フィールド候補ブロックの画素データを出
    力する参照画像データ記憶手段と、 前記サーチウィンドウおよび前記現画像フレームブロッ
    クのサイズに応じた探索領域を形成し、該探索領域内に
    前記サーチウィンドウ内の各第1フィールド候補ブロッ
    クの画素データの一部および各第2フィールド候補ブロ
    ックの画素データの一部を入力して保持するとともに、
    該保持した画素データを前記探索領域の所定方向に転送
    する第1の画素データ転送保持手段と、 前記第1の画素データ転送保持手段との間で画素データ
    を授受し、前記第1の画素データ転送保持手段と共に前
    記サーチウィンドウの画素データを前記探索領域を通る
    所定の転送経路に沿って転送する第2の画素データ転送
    保持手段と、 前記転送経路に沿って転送されたサーチウィンドウの画
    素データの一部を前記第1および第2の画素データ転送
    保持手段から入力し、該入力した画素データを前記第1
    および第2の画素データ転送保持手段に戻すよう出力す
    る第3の画素データ転送保持手段と、 前記参照画像データ記憶手段に記憶されている前記サー
    チウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第2
    フィールド候補ブロックの画素データを前記第1および
    第2の画素データ転送保持手段に入力させるウィンドウ
    データ入力制御手段と、 該ウィンドウデータ入力制御手段により入力された前記
    サーチウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび
    第2フィールド候補ブロックの画素データを前記転送経
    路に沿って転送させるウィンドウデータ転送制御手段
    と、 前記現画像データ出力手段から出力された前記現画像第
    1フィールドブロックの画素データおよび前記現画像第
    2フィールドブロックの画素データと前記第1の画素デ
    ータ転送保持手段に保持された画素データとに基づい
    て、前記現画像第1フィールドブロックおよび前記現画
    像第2フィールドブロックの各々に対し、該現画像第1
    フィールドブロックと前記各第1フィールド候補ブロッ
    クとの間の画像の差を表わす複数の第1のフィールドブ
    ロックディストーション、並びに、該現画像第2フィー
    ルドブロックと前記各第2フィールド候補ブロックとの
    間の画像の差を表わす複数の第2のフィールドブロック
    ディストーション、を時分割演算させるフィールドブロ
    ックディストーション算出手段と、 該フィールドブロックディストーション算出手段により
    算出された各第1のフィールドブロックディストーショ
    ンと各第2のフィールドブロックディストーションをそ
    れぞれ加算することにより、前記現画像フレームブロッ
    クと前記各フレーム候補ブロックとの間の画像の差を表
    わす各第1のフレームブロックディストーションを算出
    させるフレームブロックディストーション算出手段と、 前記フィールドブロックディストーション算出手段によ
    り算出された各第1のフィールドブロックディストーシ
    ョンのうちの最小の第1のフィールドブロックディスト
    ーションを検出して、該最小の第1のフィールドブロッ
    クディストーションに対応する第1最小フィールド候補
    ブロック、並びに、前記フィールドブロックディストー
    ション算出手段により算出された各第2のフィールドブ
    ロックディストーションのうちの最小の第2のフィール
    ドブロックディストーションを検出して、該最小の第2
    のフィールドブロックディストーションに対応する第2
    最小フィールド候補ブロックを特定させるフィールドブ
    ロック特定手段と、 前記フレームブロックディストーション算出手段により
    算出された各第1のフレームブロックディストーション
    のうちの最小の第1のフレームブロックディストーショ
    ンを検出して、該最小の第1のフレームブロックディス
    トーションに対応する第1最小フレーム候補ブロックを
    特定させるフレームブロック特定手段と、 前記第1および第2の画素データ転送保持手段により画
    素データが転送されるとき、前記第1および第2の画素
    データ転送保持手段に入力された画素データのうち前記
    サーチウィンドウの1列目から所定列分だけ各列の画素
    データを前記第1および第2の画素データ転送保持手段
    から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段に保
    持させる排出データ保持制御手段と、 前記第3の画素データ転送保持手段に保持された各列の
    画素データを前記第3の画素データ転送保持手段から排
    出しつつ前記第1および第2の画素データ転送保持手段
    に保持させる戻しデータ転送制御手段と、 を備え、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    前記第3の画素データ転送保持手段から前記第1および
    第2の画素データ転送保持手段に戻された画素データに
    基づいて、前記第1のフィールドブロックディストーシ
    ョンを求めた現画像第1フィールドブロックとは異なる
    現画像フィールドブロックと前記各第1フィールド候補
    ブロックとの間の画像の差を表わす複数の第3のフィー
    ルドブロックディストーション、並びに、前記第2のフ
    ィールドブロックディストーションを求めた現画像第2
    フィールドブロックとは異なる現画像フィールドブロッ
    クと前記各第2フィールド候補ブロックとの間の画像の
    差を表わす複数の第4のフィールドブロックディストー
    ション、を時分割演算させ、 フレームブロックディストーション算出手段が、該フィ
    ールドブロックディストーション算出手段により算出さ
    れた各第3のフィールドブロックディストーションと各
    第4のフィールドブロックディストーションをそれぞれ
    加算することにより、前記現画像フレームブロックとは
    異なる現画像フレームブロックと前記各フレーム候補ブ
    ロックとの間の画像の差を表わす各第2のフレームブロ
    ックディストーションを算出させ、 フィールドブロック特定手段が、前記フィールドブロッ
    クディストーション算出手段により算出された各第3の
    フィールドブロックディストーションのうちの最小の第
    3のフィールドブロックディストーションを検出して、
    該最小の第3のフィールドブロックディストーションに
    対応する第3最小フィールド候補ブロック、並びに、前
    記フィールドブロックディストーション算出手段により
    算出された各第4のフィールドブロックディストーショ
    ンのうちの最小の第4のフィールドブロックディストー
    ションを検出して、該最小の第4のフィールドブロック
    ディストーションに対応する第4最小フィールド候補ブ
    ロックを特定させ、 フレームブロック特定手段が、前記フレームブロックデ
    ィストーション算出手段により算出された各第2のフレ
    ームブロックディストーションのうちの最小の第2のフ
    レームブロックディストーションを検出して、該最小の
    第2のフレームブロックディストーションに対応する第
    2最小フレーム候補ブロックを特定させることを特徴と
    する動きベクトル探索装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記現画像および前記参照画像がインタレース構造によ
    る符号化画像であることを特徴とする動きベクトル探索
    装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    前記第3の画素データ転送保持手段から前記第1および
    第2の画素データ転送保持手段に戻された画素データに
    基づいて、前記現画像第2フィールドブロックと前記各
    第1フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす
    複数の第3のフィールドブロックディストーション、並
    びに、前記現画像第1フィールドブロックと前記各第2
    フィールド候補ブロックとの間の画像の差を表わす複数
    の第4のフィールドブロックディストーション、を時分
    割演算させることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  14. 【請求項14】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    前記戻しデータ転送制御手段による画素データの転送と
    同時に、前記第3のフィールドブロックディストーショ
    ンおよび前記第4のフィールドブロックディストーショ
    ンを時分割演算させることを特徴とする動きベクトル探
    索装置。
  15. 【請求項15】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 H,L,NおよびMをそれぞれ整数とし、前記現画像フ
    レームブロックが、(N×2)行M列の画素からなり、
    該現画像フレームブロックの前記現画像第1フィールド
    ブロックが、N行M列の画素からなり、前記現画像第2
    フィールドブロックが、N行M列の画素からなるととも
    に、前記サーチウインドウが、(H×2)行L列の画素
    からなり、該サーチウインドウの前記フレーム候補ブロ
    ックが、(N×2)行M列の画素からなり、該フレーム
    候補ブロックの前記第1フィールド候補ブロックが、N
    行M列の画素からなり、前記第2フィールド候補ブロッ
    クが、N行M列の画素からなる動きベクトル探索装置で
    あって、 前記第1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)
    ×(L−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、 前記第2の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素
    データ転送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画
    素データを授受する(L−M+1)個の第2レジスタユ
    ニットを有し、 前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経路に
    沿って転送された画素データの一部を前記第1の画素デ
    ータ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前記第
    2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニットか
    ら入力し、該入力した画素データを該第1レジスタユニ
    ットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力する
    (M−1)個の第3レジスタユニットを有し、 前記排出データ保持制御手段が、前記第1および第2の
    画素データ転送保持手段に入力された画素データのうち
    前記サーチウィンドウの1列目から(M−1)列目まで
    の各列の画素データを前記第1および第2の画素データ
    転送保持手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送
    保持手段に保持させ、 前記戻しデータ転送制御手段が、前記第3の画素データ
    転送保持手段に入力された画素データのうち前記サーチ
    ウィンドウの(M−1)列目から1列目までの各列の画
    素データを前記第3の画素データ転送保持手段から排出
    しつつ前記第1および第2の画素データ転送保持手段に
    保持させることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  16. 【請求項16】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 H,L,NおよびMをそれぞれ整数とし、前記現画像フ
    レームブロックが、(N×2)行M列の画素からなり、
    該現画像フレームブロックの前記現画像第1フィールド
    ブロックが、N行M列の画素からなり、前記現画像第2
    フィールドブロックが、N行M列の画素からなるととも
    に、前記サーチウインドウが、(H×2)行L列の画素
    からなり、該サーチウインドウの前記フレーム候補ブロ
    ックが、(N×2)行M列の画素からなり、該フレーム
    候補ブロックの前記第1フィールド候補ブロックが、N
    行M列の画素からなり、前記第2フィールド候補ブロッ
    クが、N行M列の画素からなる動きベクトル探索装置で
    あって、 前記第1の画素データ転送保持手段が、(H−N+1)
    ×(L−M+1)個の第1レジスタユニットを有し、 前記第2の画素データ転送保持手段が、前記第1の画素
    データ転送保持手段の第1レジスタユニットとの間で画
    素データを授受する(L−M+1)個の第2レジスタユ
    ニットを有し、 前記第3の画素データ転送保持手段が、前記転送経路に
    沿って転送された画素データの一部を前記第1の画素デ
    ータ転送保持手段の第1レジスタユニットおよび前記第
    2の画素データ転送保持手段の第2レジスタユニットか
    ら入力し、該入力した画素データを該第1レジスタユニ
    ットおよび該第2レジスタユニットに戻すよう出力する
    M個の第3レジスタユニットを有し、 前記排出データ保持制御手段が、前記第1および第2の
    画素データ転送保持手段に入力された画素データのうち
    前記サーチウィンドウの1列目からM列目までの各列の
    画素データを前記第1および第2の画素データ転送保持
    手段から排出しつつ前記第3の画素データ転送保持手段
    に保持させ、 前記戻しデータ転送制御手段が、前記第3の画素データ
    転送保持手段に入力された画素データのうち前記サーチ
    ウィンドウのM列目から1列目までの各列の画素データ
    を前記第3の画素データ転送保持手段から排出しつつ前
    記第1および第2の画素データ転送保持手段に保持させ
    ることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  17. 【請求項17】請求項11記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記参照画像データ記憶手段から前記サーチウィンドウ
    の第1フィールド候補ブロックおよび第2フィールド候
    補ブロックの画素データを所定画素領域分ずつ読み出し
    て記憶するとともに、該記憶済の画素データを前記参照
    画像データ記憶手段からのデータ転送速度より大きい転
    送速度で前記第1および第2の画素データ転送保持手段
    に供給する高速転送記憶手段を有し、 前記ウィンドウデータ入力制御手段が、 前記参照画像データ記憶手段に記憶されている前記サー
    チウィンドウの第1フィールド候補ブロックおよび第2
    フィールド候補ブロックの画素データを前記高速転送記
    憶手段に入力させるウィンドウデータ読み出し手段と、 該ウィンドウデータ読み出し手段により高速転送記憶手
    段に入力された前記サーチウィンドウの第1フィールド
    候補ブロックおよび第2フィールド候補ブロックの画素
    データを前記第1および第2の画素データ転送保持手段
    に入力させ、さらに、前記探索領域内に戻される画素デ
    ータに続く転送順序の画素データを前記第1および第2
    の画素データ転送保持手段に再度入力させるウィンドウ
    データ入力転送手段と、 を有し、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    前記第3の画素データ転送保持手段から前記第1および
    第2の画素データ転送保持手段に戻された画素データ
    と、前記高速転送記憶手段から前記第1および第2の画
    素データ転送保持手段に再度入力された画素データとに
    基づいて、前記複数の第3のフィールドブロックディス
    トーションおよび前記複数の第4のフィールドブロック
    ディストーションを時分割演算させることを特徴とする
    動きベクトル探索装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の動きベクトル探索装置
    において、 前記ウィンドウデータ読み出し手段が、前記ウィンドウ
    データ入力転送手段による前記画素データの転送の間
    に、該ウィンドウデータ入力転送手段が転送させた画素
    データとは別のサーチウィンドウの画素データを前記参
    照画像データ記憶手段から前記高速転送記憶手段に入力
    させることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  19. 【請求項19】請求項15および16記載の動きベクト
    ル探索装置において、 前記ウィンドウデータ転送制御手段が、前記サーチウィ
    ンドウ内で隣り合う2つの画素列の画素データを互いに
    列方向で逆方向に転送させるよう、前記探索領域内で入
    力画素データを列方向に往復移動させながら前記転送経
    路に沿って転送させることを特徴とする動きベクトル探
    索装置装置。
  20. 【請求項20】請求項15および16記載の動きベクト
    ル探索装置において、 前記第1の画素データ転送保持手段の第1レジスタユニ
    ット、前記第2の画素データ転送保持手段の第2レジス
    タユニットおよび前記第3の画素データ転送保持手段の
    第3レジスタユニットが、入力端子および出力端子を有
    し、画素データを入力端子を通して入力して出力端子を
    通して出力する第1フリップフロップと、入力端子およ
    び出力端子を有し、第1フリップフロップから画素デー
    タを入力端子を通して入力して出力端子を通して出力す
    る第2フリップフロップと、を有することを特徴とする
    動きベクトル探索装置。
  21. 【請求項21】請求項15および16記載の動きベクト
    ル探索装置において、 前記フィールドブロックディストーション算出手段が、
    前記第1レジスタユニットと共に二次元的に配列された
    複数の演算器を有するシストリックアレー構造の演算回
    路によって構成されることを特徴とする動きベクトル探
    索装置。
  22. 【請求項22】請求項15および16記載の動きベクト
    ル探索装置において、 前記各第2レジスタユニットが、画素データを入力して
    一時的に保持し出力する直列に互いに電気的に接続され
    た(N−1)個のサイドレジスタからなることを特徴と
    する動きベクトル探索装置。
  23. 【請求項23】請求項15および16記載の動きベクト
    ル探索装置において、 前記各第2レジスタユニットが、各列の1行目の第1レ
    ジスタユニットに電気的に接続された第1サイドレジス
    タユニットと、各列の(H−N+1)行目の第1レジス
    タユニットに電気的に接続された第2サイドレジスタユ
    ニットからなり、 該各第1サイドレジスタユニットが、画素データを入力
    して一時的に保持し出力する直列に互いに電気的に接続
    された(N−1)個のサイドレジスタからなり、 該各第2サイドレジスタユニットが、画素データを入力
    して一時的に保持し出力する直列に互いに電気的に接続
    された(N−1)個のサイドレジスタからなることを特
    徴とする動きベクトル探索装置。
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