JPH0299644A - 織機の操作方法及びその方法を用いた織機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−１−の利用分野」 本発明は、横糸挿入処理の間、特に空気噴射式織機にお
ける横糸挿入処理の間、横糸に生じる馴初応力のピーク
を防１卜する！こめの織機の操作方法に関づる。

［従来の技術１ 糸の破断は、横糸挿入処理の終わり近く、特に空気噴射
式織機に、１３いては実質的に４１幅付近で生じること
が多い。これらの横糸挿入の欠陥番、工、通常、横糸の
長さが完全に挿入されて、糸止めがｉｌＪき始めるとき
に発生する。糸の移動が突然化められることがしばしば
あり、これにより横糸の全ての運動エネルギーが、その
糸を引っ張る引張エネルギーに変換される。その結末、
糸の性質に応じて糸の破断が定住ゲる。

織機にＪ３ける糸制動装置及び／又は糸引張装置は知ら
れている。糸制動装置によって横糸は、ηいに相対的に
移動する２つの要素の間で、比較的緩やかに締め付けら
れる。モのυ１初作用が比較的突然に生じると、応力ピ
ークが生じ、その結果、糸の破断が発生する。上記の公
知の糸引張装置は、横糸を伸ばしたり、又はそれをわず
かに制動するのに有効である。それら１よ、糸の破断を
防止する助ｔ」となることはできない。

上記の装置は、例えば、ヨーロッパ特許Ａｌ−１５５４
３２シ）で説明されている。

［発明が解決しようとする課題１ 本発明は、横糸に応力ピークが生じるのを防止して、そ
の結果、糸の破断の危険性を減少又は排除するための方
法を提供することを課題とづる。

［課題を解決するための手段］ それゆえ本発明によれば、横糸は、横糸挿入処理の終わ
り近くで減衰手段によって制動されるときに、その進行
路から偏向される。そして同時に、その糸内の応力ピー
クは、少なくとも（の偏向の減少によって減衰される。

従って、制動過程中に発生する糸の運動エネルギーのい
くらか（よ、−上記の減衰手段によって吸収される。

本発明の第１の実施態様において、横糸は、横糸挿入処
理φが行われている全ての期間中、その通常の進行路か
ら偏向されることができる。この場合、横糸と糸偏向装
置との間には摩擦が生じるので、横糸が繰り返して偏向
されるのは好ましくない。それゆえ横糸番よ、横糸挿入
処理の終わり近くにおいてのみ、その進行路から偏向さ
れるのが好ましい。この特徴は、横糸についての効果を
減少さける。

本発明によれば、糸制動装置と光減衰装置とを別々に設
けることができる。しかしながら本発明によれば、それ
らの両方の機能を１つのｌｆｆ１で兼ねることしてきる
。この場合横糸は、予め決められた偏向位置においての
み、上記の減衰手段によってその進行を妨げられる。そ
してその後、偏向が小さくなって過度の応力ピークが回
避される。

制動並びに減衰過程中における偏向の減少に関しての開
始時期、継続時間及び／又はそれらの大きさは、調節又
は制御することができる。この制御は、例えば計測され
た糸の速度に基づいて行うことができる。

本発明に係る減衰手段であって上述した方払を実施する
ために用いられるものは、力Ｍ積手段と、それに駆動連
結されていて横糸の移動に作用するようになっている上
部偏向装置とを有している。

上記の力蓄積手段は、うず巻ばね、ばね片、あるいはそ
れらに相当づるばね組立体とすることができる。この実
Ｉｋ態様によって生じる欠点は、横糸が常に偏向状態に
置かれるということＣある。この横糸挿入処理における
連続作用は、布の品質を悪くすることもある。

上記の欠点を除去するために、本発明によれば、上記の
上部偏向装置のいずれか一方の側に偏向装置が備えられ
ており、その偏向装置が、上部偏向装置の他方の側にお
いて、横糸の進行路内へ案内される。換言すれば、横糸
挿入処理の大部分の間、横糸は、上部偏向装置と他の偏
向装置との間で直線的に伸ばされる状態に置かれる。横
糸挿入処理の終わり近くで、上部偏向装置も偏向を生じ
るように、後者の偏向ｖｉ置が横糸の方向へ移動する。

応力ピークが発生ずると、上部偏向装置に作用する力が
増大する。そしてその増大した力は、対応する上記の力
蓄積手段によって相殺される。

減衰手段の他の態様は、ソレノイドの原理に基づいてい
る。横糸挿入処理の終わり近くにおいて、？１ｉｌａ石
によってアーマチュアが横糸挿入路内へと動かされ、こ
れによって横糸が偏向される。上記の電磁石に印加され
る電１’ｆは、次のように、すなわち応力ピークが発生
したとき、横糸が電磁力に打ち勝ら、そしてアーマチュ
アが初期位置へ向がって移動することができるように、
調節されている。これに代えて、制動動作を行う初期時
に、より高い電圧を印加し、その復その電圧を低くして
いって減衰動作を確実に行うということもできる。

本発明の好ましい実施態様は、空気作動式往復動系を有
する減衰手段に基づいている。、Ｆ部偏向装Ｒは、例え
ばピストンロッドを介してその空気作動式往復動系のピ
ストンに接続される。この作動系の反力は対応するソレ
ノイド弁によって感度良く制御できるが、その作動系の
仕事室が充満されると、その結果、例えば横糸挿入処理
の終わり近くで、上部偏向装置が素早く横糸の進行路内
へ動かされる。

後者の実施態様の場合、正確にいうと、減衰手段は十分
に糸を１ｔｉｌ動するために用いられることらできる。

この場合には、弾性受部材が上部偏向装置と共に用いら
れる。上部偏向装置がその終期位置にあるとき、それは
上記の弾性受部材の上で横糸に係合する。これにより、
横糸が弾性受部材と上部偏向装置との間で締め付けられ
る。そして、シリンダ内の空気圧が低下すると、上部偏
向装置は、応力ピークに応じてシリンダ室内の空気［に
抗して元の位置へ戻る。このとき、上記の往復作動系は
有効に減衰動作を行う。

減衰手段それ自体は、本発明においてその他の実施態様
をとることが可能である。実際上、本発明に係る減衰手
段は糸の破断を約４０％低下させることがわかった。

［実施例］ 本発明の他の利点、特徴、そして詳細は、以下の好まし
い実施例の説明によって、そして図面を参照することに
よって明らかにされる。

空気噴射式織機Ｒにおいて、横糸１は縦糸２によって形
成されている杼道３の外部に位置が変わらないように置
かれているパッケージ４から引き出される。横糸１は、
まず、第２図に示すドラム状の糸貯蓄装置５に向かい、
そして、糸制動部６を通って主挿入ノズル７へ向かう。

ノズル７は、切断部８を経由して、横糸１を布幅Ｗの杼
道３内へ噴射する。杼道３を通過覆る間、横糸１はソレ
ノイド弁１ｏを介して圧縮空気ライン又は管１１に接続
されているリレーノズル９の作用を受ける。

横糸１の先端が杼道３から出た後、その糸は取出器１３
の漏斗１２に入り、そして切断され、その糸の両端は、
各々の耳部１４によって布幅の端部領域に置かれる。

管１１を空気圧縮ユニット１６に接続する圧縮空気ライ
ン１５が側方に配設されている。織機Ｒは両側壁１７及
び千巻１８を有している。

第２図かられかるように、主挿入ノズル７の前に本発明
に係る減資手段２０が設けられている。

その減衰手段は、基本的に、横糸１をその直線進行路か
ら偏向させるための力蓄積手段２１を有している。その
偏向は、とりわＧノ、力蓄積手段２１の各側に１つ配設
された偏向装置２２によってもたらされる。その力蓄積
手段は、上部偏向装置２３と協同して、上記２ｇ４の偏
向装置２２のほぼ中央で横糸１に係合している。

第３図は、本発明に係る方法であって、全ての偏向Ｂｆ
？！２２．２３が横糸１の進行路に対して位置変更する
ことができるようになっている方法にお番プる、角能な
変化を示している。

第３図の左手部分は、横糸挿入期間中におけるｈＭ梢手
段２１及び偏向装置２２．２３の配置を小している。横
糸挿入処理の終わり近くにおいて、偏向装置２２が矢印
ｙで示す方向に下降する。これにより、横糸１が偏向装
置２３を越えてその進行路の下方へ偏向づろ。これに遅
れて力蓄積手段２１は、第３図の右手部分に示寸Ｊ：う
に、横糸１の偏向によつＣ上部偏向装置２３に及ぼされ
る上記の力に達するまで、変形づるようになっている。

この変形Ｇｊ、横糸１が実質的にそのＺｉ　Ｉ！２進行
路に戻るまで続くことができる。

第４図〜第９図に示す本発明の実施例にＪ３いて、偏向
装置２２は位置変位できないように配置できる。一方こ
の場合、力β積手段２１は次のように、４なわち糸挿入
ｇ８埋の終わり近くで上８Ｉ！偏向装置２３が引き出さ
れて、横糸１をその進行路がら偏向させるように、構成
される。その後、上記力蓄積手段２１０力が弱められ、
これにより、横糸１が引張られたときに上部偏向装置２
３が初Ｊｆ！　（１７置へ戻る。

第４図に示した減資手段２０ａの実施例において、その
減衰手段は圧縮バネ２４を有しており、この圧縮バネの
頂部には、糸を保護するためのカップ２５等が設けられ
ている。糸ガイド２６が設けられており、糸を２つのガ
イド部材２６ａ及び２６ｂの間でガイド丈ることができ
る。減衰手段２０ａは、その重ωが軽く、適宜のバネ比
を有しており、そしてかなり高い囚有撮動数を有してい
るので、これによりその減衰手段は、偏向がおこった後
の適宜のタイミングで初期位置へ戻ることができる。上
記の減裏手りは、糸内の応力ピークを減じるについての
非常に簡単な手段である。しかしながら、横糸は圧縮バ
ネ２４によって常時、偏向を受けるので、糸の品質が横
糸挿入処理の間に損なわれることがある。この欠点がら
すれば、減衰手段をオン・オフ制御又は、より好ましく
は、連続可変制御することにより、実際に必要とされる
時間のみＭ哀手段を横糸１に係合させることが好ましい
。

この理由のため、第５図に示す実施例においては、上記
の圧縮バネに代えて軽いソレノイドが用いられている。

対応する電磁石２７は位置変更できないように置かれて
おり、しがしアーマチュア２８は複合矢印で示す方向に
移動できる。電磁石が用いられる場合、電１ｉｆ１’６
に制御されてアーマチュアが糸の進行路へと移動される
。ぞ【）Ｃそこで、制動作用及び減衰作用を兼ねる要素
どして作用する。偏向動作詩において振動が起こるのを
確実に防止するために、後述するように、受部材上で糸
を偏向させることがぐきる。

第７図に示す実施例は、減衰手段２０ｃを有しており、
同様の原理で作動する。上ｉｔ偏向装置２３は、空気式
往復１作動系２９によって、第７図において矢印で示す
方向へ移動する。上記の系２９は、圧縮空気連結部材３
０を介して、適宜の圧縮空気供給源（図示せず）に）を
通している。空気式（↑復作動系を用いることにより、
制動作用及び減衰作用を兼ねる要素に影響を与える異な
ったパラメータを、比較的容易に変更することができる
。

その調節は、リレーノズル弁１０と同様なンレノイド弁
を用いて行う適宜の作動によって、織機のターミナル部
分において直接、行うことができる。

斥力が増大すると、ピストンの移動速度が増／Ｆ：し、
同時に減衰作用が減少する。このことが好ましくないこ
とがある。まず第１に、正確で迅速な係合が望まれると
共に、多様性を補助するためには、非常に短い反応時間
が要求されることである。

第２に、バネ比を低くすることが望まれるということで
ある。偏向機能及び減衰機能を第３図に示すように分割
するものとすると、上記の両方の要望を満足させること
ができる。既述したように減衰機能は、第４図に示した
ような筒中な圧縮バネ要素によって達成することができ
る。必要であれば、係合の初期及び終期における応答性
を改良するために、受部材によって上記の圧縮バネ２４
を予めわずかにイ１勢しておくことができる。偏向装置
２２による係合は、糸に応力ピークが生じたことに対応
してのみ、そして時期的に早すぎることなく圧縮バネ２
４が圧縮されるように、例えば、リニアモータによって
達成される。バネ２４のバネ比は低くされているので、
そのときの応力ピークはより良く減じられる。そして、
横糸の確実な偏向移動によって減衰効果が大きくなる。

第６図に示す減衰手段の実施例２０ｄは、第４図に示す
実施例に、Ｊ：り密接に対応している。横糸挿入処理の
間、バネ片３１が横糸１を偏向させる。横糸挿入処理の
終わりに糸の張力が上昇したとき、バネ片３１が押し戻
される。圧縮空気連結部３２からの空気流がバネ片３１
に作用し、バネ３１のバネ効果を種々の範囲に高める。

これにより、制動及び減衰のタイミングを、空気圧に応
じて変化させることができる。

第８図は、引き出された状態の一ト部偏向装置２３と係
合する弾性受部材３３を示している。横糸１は、シリ動
効果を増大できるように締め付ｐられている。弾性受部
材２３は、又、ソレノイド型の減衰手段２０ｄど共に用
いられて、終端位置におけるガタッキを防止する。

全ての偏向装置２２．２３はＷ擦係数の低い材料、例え
ばサファイアガラスで作られる。

第９図は減衰手段２０ａについての他の簡易な実施例を
示している。この実施例は、用いられているバネが、圧
縮バネではなくて、渦巻バネが付設されたバネ片である
ことを除いて、第４図に示４゜ した実施例と同じである。

【図面の簡単な説明】

第１図は空気噴射式織機を図式的に示寸正面図、第２図
は空気噴射式ｌｌｉ機を簡略化して示す図式図であって
減衰手段を含んだ図、第３図は横糸用糸の減衰過程を示
す図式図、第４図から第９図は減衰手段の実施例の図式
図である。 Ｒ・・・空気噴射式織機、１・・・横糸、４・・・パッ
ケージ、３・・・杼道、２０，２０ａ、２０ｂ、２０ｃ
。 ２０ｄ・・・減資手段、２２．２３・・・偏向装置、２
１・・・力蓄積手段、２４・・・ル縮バネ、３１・・・
バネ片、３４・・・渦巻バネ、２７・・・電磁石、２８
・・・アーマチュア、２９・・・空気式往復作動系。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）横糸挿入処理時において、特に空気噴射式織機に
   おける横糸挿入処理時において横糸に生じる制動応力ピ
   ークを防止するための織機の操作方法であつて、横糸挿
   入処理の終わり近くで制動が働いたときに、横糸がその
   進行路から偏向され、そして同時に、少なくともその偏
   向が減少することによつてその糸内の応力ピークが減衰
   されることを特徴とする操作方法。
2. （２）制動動作を行うための偏向の開始時期、継続時間
   及び／又は大きさ並びに減衰過程中における偏向の減少
   の開始時期、継続時間及び／又は大きさが、調節又は制
   御されることを特徴とする請求項１記載の操作方法。
3. （３）上記の糸の速度が計測され、上記の偏向及び／又
   は減衰過程中におけるその偏向の減少の開始時期、継続
   時間及び大きさを制御するための基準として、その計測
   された糸の速度が用いられることを特徴とする請求項２
   記載の操作方法。
4. （４）請求項１に係る操作方法を実施するための織機、
   特に空気噴射式織機であつて、 横糸をパッケージから引き出して杼道内へ挿入する横糸
   挿入手段と、 上記の杼道の他方の側において横糸を受け取る手段とを
   有する織機において、 制動手段に加えて、横糸（１）における応力ピークを防
   止する減衰手段（２０）がその横糸の進行路内に配設さ
   れており、そして 横糸の偏向を変化させるために、少なくとも２つの偏向
   装置（２２、２３）が上記の減衰手段と共に用いられる
   ことを特徴とする織機。
5. （５）上記の減衰手段（２０）は、力蓄積手段（２１）
   と、その力蓄積手段に駆動連結されていて横糸と係合す
   るようになつている上部偏向装置（２３）とを有するこ
   とを特徴とする請求項４記載の織機。
6. （６）上記の力蓄積手段は、予め付勢されている状態の
   圧縮バネ又はバネ片（２４、３１）又は渦巻バネ（３４
   ）等であることを特徴とする請求項５記載の織機。
7. （７）上記の偏向装置（２２）は上部偏向装置（２３）
   の一方の側に設けられており、その偏向装置は、力蓄積
   手段の作動方向に関して上部偏向装置（２３）の他方の
   側において、横糸（１）の進行路へ向かう１つの方向（
   ｙ）へ案内されることを特徴とする請求項６記載の織機
   。
8. （８）減衰手段（２０ｂ）が、電磁石（２７）によつて
   駆動されるアーマチュア（２８）であることを特徴とす
   る請求項４記載の織機。
9. （９）減衰手段（２０ｃ）が、空気式往復作動装置（２
   ９）であつて、そのピストンが上部偏向装置（２３）に
   結合されていることを特徴とする請求項４記載の織機。
10. （１０）上部偏向装置（２３）又は上記のアーマチュア
    部と共に弾性受部材が用いられ、これらが横糸（１）に
    係合して、それを偏向させ、 上記の上部偏向装置（２３）又はアーマチュア部は、偏
    向実施位置において上記の受部材と係合して横糸を締め
    付けることを特徴とする請求項４から９のうちのいずれ
    か１つに記載の織機。