JP2005539161A - よこ糸の保持方法及び特に同方法の実施のためのジェットルーム - Google Patents

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    • D03D47/3013Main nozzles

Abstract

本発明は特に多色よこ入れ式のジェットルーム、特にエアジェットルームのメインノズルの区域でよこ糸(9)を、たて糸(10)によって形成されたひ口(20)に挿入する前に保持する方法に関する。本発明によれば、よこ糸(9)はインゼクタ(1)の挿入方向後方でメインノズルの混合管内で締付けられ、よこ糸(9)挿入のための圧力パルスがメインノズルにより放出される直前に解放される。該ジェットルームを制御するため、締付け装置(6)は圧力センサ(7)を有する。圧力センサ(7)は圧縮空気源(8)、主制御装置(13)、弁(8)に、また信号線(11)、(14)及び圧縮空気管(15)、(17)を経てインゼクタ(1)の圧縮空気供給源(3)に接続される。締付け装置(6)は第1の混合管部分(4)と第2の混合管部分(5)の間に配置され、第2の混合管部分(5)に切断装置(18)が接続する。このようにして本発明は、よこ糸の一部を締付け、直前に挿入されたよこ糸(9)の受取側への到着と、柄に基づき必要な次のよこ糸の挿入のための圧力パルスの放出の間だけ、締付けの解放と共に保持空気を吹き込む方法に関する。

Description

本発明は、たて糸によって形成されたひ口によこ糸を挿入する前に、よこ糸をジェットルーム、特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内に保持するための方法に関する。
既知のジェットルームではひ口に挿入するよこ糸が、いわゆる糸貯蔵装置(予備巻取り器又は予備巻取り装置とも言う)からよこ糸挿入手段をなす空気作動式メインノズルに所定の長さだけ供給される。メインノズルはインゼクタと混合管を有する。混合管はよこ糸を受け取り、よこ糸のひ口挿入までそこに保持する。よこ糸の残りの部分はメインノズルと糸貯蔵装置/予備巻取り器の間及び糸貯蔵装置/予備巻取り器自体の上にあり、よこ入れまでそこに保持される。
既知のエアジェットルームでは、メインノズルの混合管の中にあるよこ糸は挿入の前に、混合管の縦中心軸の方向に作用する空気流によって伸張して保持される。そのために挿入の前の全よこ糸保持時間のあいだ適当な強さの保持空気を上記のように混合管に吹き込まなければならない。よこ糸をメインノズルの混合管の中に保持する時間と比較して、本来のよこ入れは大変短時間であり、糸の品質に応じて1.0ないし6バールの圧力で行われるが、保持空気の圧力は通常0.1ないし1.5バールである。
織物によっては、特に柄に応じてしばしば複数のメインノズルが必要である。その場合よこ糸がメインノズルの混合管の中に保持される時間はリピート又は柄に応じて長くなり、大変短いよこ入れ時間と比較して場合によっては何倍にもなる。
とりわけ高級品質の織物に必要ななるべく一定の糸張力を維持するために、特に多かれ少なかれ比較的高い固有復元力を持つ弾性糸でなるべく一定の等しい糸張力を得るために、メインノズル内の保持空気の圧力を通常の糸と比較して一層高めなければならない。ところがメインノズル/インゼクタの高い圧力は通常高い空気消費をもたらす。
圧力媒質をノズルの縦軸の周りに回転させ、それによって装置内にあるよこ糸に回転又は補助回転を付与するように形成された圧力媒質の流入口を有する少なくとも1個のノズルを備えた織機のよこ糸挿入装置が国際特許公開WO 00/52242に記載されている。こうしてスピンを有する圧力媒質が個々のよこ入れの間によこ糸を比較的長時間保持する。その場合、強すぎる回転は避けるべきである。さもなければ品質の劣る織物が生じるからである。この既知のエアジェットルームではこうしてスピンを有する空気流がメインノズルの混合管内で、おおむね全よこ入れ待機時間のあいだ、よこ糸に作用させられる。その場合、保持空気による保持の冒頭で述べた欠点が存続する。
エアジェットルームのメインノズルの混合管内のよこ糸を機械的締付けによって保持することがドイツ特許公開第3200638号により既知である。このために必要な締付け装置は、よこ糸がひ口に移行する混合管出口区域に配置されている。締付け装置は例えば往復運動部材として混合管の縦方向を横切って移動可能なスライドになっていて、混合管内のよこ糸をスライドの通過口と混合管の内壁の間に締付ける。別の実施形態は、よこ糸を混合管の内壁に押し付ける横移動可能なプランジャを設ける。最後に、混合管の小区域が弾性中間片として形成された既知の混合装置の別の実施形態が提示される。正反対の側に相対する2個の往復運動部材が向き合いに移動すると、中間片はこれによって圧縮される。そこでよこ糸は圧縮された弾性中間片によって締付けられる。
このエアジェットルームの締付け装置の第1及び第2の実施形態では、よこ糸が締付けの際に横に変位させられる。即ちもはや混合管の縦中心軸にない。第3の実施形態でもこの現象が懸念される。弾性中間片の圧縮のために2個の往復運動部材しか設けられず、従って圧縮が厳密に中心対称に行われないからである。混合管の縦中心を外れたよこ糸の位置は、続いてよこ糸をひ口に挿入する時に困難を生じる。
ドイツ特許公開第3200638号では、締付け装置の機械的操作が具体的にどのように構成されているかが詳しく説明されていない。弾性中間片の圧縮のためのスライド、行程調整可能なプランジャ又は往復運動部材には必ず機械的駆動装置が必要であり、この駆動装置は若干の取付け場所を必要とし、しかも無振動で動作することはできない。この先行技術については、糸の締付け操作の際に混合管の自由端が無秩序な旋回運動を行う可能性も、すでに厳しく指摘されているからである。特に多色よこ入れの場合は密接して並列された多数の混合管のために利用できる場所はごく限られているから、既知の解決策を実際に直ちに実施することはできない。さらに混合管の機械的振動又は衝撃は、この種のジェットルームの正確な機能を損なう。
国際特許公開WO 02/095106A1は複数のメインノズルと所属の混合管を1つの平行配列にまとめたエアジェットルームを取り上げる。この既知のエアジェットルームはこうして織柄を織成し、複数の色を処理するために設けられたものである。この場合メインノズル及び混合管の中にあるよこ糸は、当該のよこ糸が挿入のために解放されるまで、締付け作用によって保持される。締付け装置は補助ノズルとメインノズルの間に配置され、常にメインノズルの入口に、従って混合管の外にある。この配列では混合管内のよこ糸の位置が不確定であるから、別の処置を講じなければ、よこ糸の解放の後にひ口の中心に挿入することは保証されない。また国際特許公開WO 02/095106A1によるエアジェットルームでも、締付け装置は機械式締付け部材を装備する。しかもピストン又はプランジャとして形成された縦移動可能な締付け部材は空気圧により移動させられる。過圧の影響のもとで締付け部材は当該のよこ糸を締付け装置の内壁に締付け、一方、締付け部材のリセットとよこ糸の解放は締付け部材を低圧供給源に接続することによって行われる。こうしてこの既知のエアジェットルームでは種々のよこ糸の保持装置がすでに極めてコンパクトに構成されている。メインノズルの入口でよこ糸を締付け、比較的がっしりした作りの機械式締付け部材を使用することは、空気操作にかかわらず前述の欠点をもたらす。即ち混合管内のよこ糸の位置が不確定であり、機械振動がなくならないのである。
最後に、さらにメインノズルの入口でよこ糸を保持する方法において、メインノズルに進入する前に圧縮空気を横向きに流入させて、よこ糸をバイパス管の入口に押し付ける方法が知られている(日本特許抄録11200193A、99年7月27日付)。この場合、よこ糸は同時に縦向きと横向きの流れにさらされ、これによって保持空気によるよこ糸保持の欠点は取り除かれなかった。
これに対して本発明の根底にあるのは、よこ糸の種類と品質にほとんど関係なく、必要な保持空気の量が決定的に減少され又は保持空気を全廃することさえでき、さらにメインノズルと混合管のコンパクトな多重配列が可能になり、織物製造時の屑が減少され、よこ糸に対する保持の否定的影響がなくなり、全体として製織される織物の品質が向上するような、ジェットルーム特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内のよこ糸の保持方法及びこの方法を実施するためのジェットルームを提供する課題である。
この課題は請求項1に記載の方法及び特にこの方法の実施のための請求項8に記載のジェットルームによる第1の解決策によって解決される。別の解決策が請求項20に記載の方法及び特にこの方法の実施のための請求項24に記載のジェットルームに示されている。これらの異なる独立の解決策の実施態様が当該の請求項の主題である。
こうして請求項1に記載の本発明の第1の解決策は、ジェットルーム特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内のよこ糸を、たて糸によって形成されたひ口への挿入の前に保持するための方法において、柔軟に形成された混合管の小区域を外側から圧力媒質を作用させて圧縮し、よこ糸を締付けて保持する方法である。
この方法によれば、柔軟に形成された混合管の小区域を圧力媒質が圧縮することによって、純液圧式又は空気圧式操作が行われる。よこ糸は締付けて保持される。この締付け方式はよこ糸に不都合な変性を生じない。締付けはこの点で問題ないが、保持空気は糸を比較的急速に、しかも不都合に変性させることが判明した。圧縮空気を直接働かせて混合管の柔軟な小区域を圧縮することは、極めて慣性の少ない操作を可能にし、当該の装置は場所を取らずに格納される。さらにこの操作方式では運転中に混合管の振動を生じる恐れのある機械的衝撃がほとんど回避される。
本発明に基づく方法の有利な改良によれば、締付けはおおむね混合管の出口区域で行われる。この締付け方式では、保持空気を働かせなくても、よこ糸を混合管のほぼ中心に配置することが保証される。挿入のためによこ糸が解放される時に、こうしてよこ糸を適正な位置でひ口に挿入するための有利な前提が与えられる。
本発明に基づく方法の一層の最適化のために、柔軟に形成された混合管の小区域を圧力媒質によって、よこ糸が縦中心軸の区域で締付けられるように縦中心軸の方向に変形することが好ましい。例えばドイツ特許公開第3200638号による既知のジェットルームでは、正反対の側で相対する2個の往復運動部材が設けられ、柔軟かつ弾性的に形成された小区域を均等にではなく、不規則に変形して圧縮することしかできないが、本方法では正確に中心対称な均一な圧縮が行われる。よこ糸は正確に混合管の中心軸で締付けられ、保持される。締付け装置はいわば中心ストッパをなし、よこ糸を中心対称に整列し、それによってひ口への挿入のための最適な前提を作り出す。
別の実施態様に基づき締付けの解除とよこ糸の解放を速めるために、外側から制御に基づき混合管の柔軟な小区域に低圧を働かせることによって、本発明方法による、いずれにせよ極めて慣性の少ない操作が一層改善される。
実験が明らかにしたところでは、制御に基づき締付け作用を解除し、同時に別のよこ糸を新たにひ口に挿入するために打込み空気をよこ糸に作用させる時に、よこ入れのために混合管の弾性小区域に流入するメインノズルの打ち込み空気が小区域の弛緩を助けるのだが、小区域はさほど十分に急速に解放されない。不利な場合には、その結果よこ入れ時によこ糸が柔軟な小区域の内壁となお接触し、そこに摩耗痕を残すことになる。このため締付け装置の機能と寿命が恒久的に低下する。締付けの解除の際に低圧を働かせることよって、こうして起こる欠点が確実に回避される。
その場合、混合管の柔軟な小区域を2.0バール未満の過圧の圧縮空気により締付けのために制御し、−50.0バール未満の低圧の圧縮空気により解放するのが有利であることが判明した。
前述のように、混合管の縦中心軸かつ出口の区域で締付ければ、続いてよこ糸を適正な位置でひ口に挿入するための最良の前提が与えられる。しかし、ひ口に進入する前のよこ糸の一切の望ましくない変位を排除し、さらに必要な伸張を得るために、締付けの解除とひ口へのよこ糸の挿入との間の短い過渡期に、従来どおり縦に流れる保持空気によってよこ糸を一時的に保持することができる。そのために本発明方法の有利な実施態様によれば、所定のよこ糸はひ口への挿入の前に、柄に基づき次のよこ糸として挿入される時に初めて、締付けを開いて保持空気により保持される。
具体的には、直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と次のよこ糸の挿入の前の圧力パルスの放出との間だけ、よこ糸が保持空気により保持されるように構成することができる。
本発明方法のこの実施態様は、もちろん多色よこ入れで極めて重要である。柄が必要とすれば、そのために特定のよこ糸に比較的長い待機時間が割当てられるからである。そこで、このよこ糸は全待機時間の間もっぱら締付けによって保持される。この時間に保持空気は必要でなく、従ってよこ糸の変性という保持空気の不都合な作用もなくなる。1本のよこ糸が直前に挿入され、保持された当該のよこ糸の挿入が差し迫っている時に初めて、このよこ糸を挿入のために最適な状態にし、かつ混合管内の適正な位置に置くために、保持空気により短時間のあいだ保持するのである。
本発明に基づく方法によれば、よこ糸がメインノズルから滑脱せず、しかもその後の挿入のためになるべく最適な位置を保つように、よこ糸を所定の締付け力で保持する。本発明の方法によれば、従来ジェットルーム、特にエアジェットルームで全く又は簡単に製織できなかった種類の糸でも、高級品質の織物に織成することが可能である。例えばシェニールヤーン及び加撚した弾性繊維がこれに属する。本発明に基づく方法により、今やこれらの糸を特にエアジェットルームで比較的問題なく加工することができる。
所定の柄を織成するために、異なる色のよこ糸を挿入する場合にこの方法を使用することが特に好ましい。本発明方法の重要な利点は、通常各色に割当てられる複数個のメインノズルでリピートに従って、よこ糸の締付けが柄に応じて行われることである。その場合、よこ糸はその挿入の直前までの全よこ入れ「待機時間」のあいだ締付けて保持される。
中心対称締付けの場合は、いずれにしてもよこ糸を適正な位置に挿入するための良好な前提が与えられるから、保持空気による短時間の保持は補助最適化をなすに過ぎない。しかし一定の糸張力の維持は高級品質の織物のための重要な基準であり、保持空気で保持することによって特に見事に達成されることが判明した。その場合、よこ糸は必要な糸張力と混合管内の最適な位置を得る。よこ糸の挿入が直前に迫っている時だけ保持空気が必要である本発明方法の場合は、保持空気の作用時間がごく短いため、保持空気によるよこ糸の不利な変性が避けられる。
また本発明の根底にある課題は、インゼクタ、圧縮空気接続部及びインゼクタに接続する混合管からなる少なくとも1個のメインノズルと、混合管に配置され、混合管の柔軟に形成された小区域からなり、混合管内にあるよこ糸を混合管の内壁に締付けるために使用される締付け装置と、小区域が所定の圧力Pの圧力媒質の作用で圧縮されてよこ糸を締付け、圧力の解除で再び元の位置に戻るように、柔軟に形成された混合管の小区域に圧力媒質を作用させる装置とを有する、特に請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法の実施のためのジェットルームによって解決される。
本方法に関連してすでに説明したように、ジェットルームのこのような構造は慣性の少ない、コンパクトな、ほとんど無振動の機能を可能にする。従ってこのような構造は種々の色の織柄を作成するのに特に適している。その場合は多数のメインノズルと所属の混合管をコンパクトな配列に構成しなければならないのである。しかも液圧又は空気圧力媒質、とりわけ圧縮空気による操作と制御は低振動運転をもたらすから、個々の混合管は連続運転中もひ口に関して最適な正確な位置をほぼ取りつづけることができる。
その場合、締付け装置が空気圧又は液圧筋肉の形の中心ストッパであれば好都合である。この場合、空気圧又は液圧筋肉が混合管のおおむね縦中心軸の区域でよこ糸を締付ける実施形態が好ましい。
液圧又は空気圧筋肉は、混合管の小区域を柔軟な高弾性材料で作成することによって実現される。その場合、圧力媒質、とりわけ圧縮空気は筋肉に対して外側から均一に、かつ中心対称に作用するから、混合管の縦中心軸の区域での締付けが極めて確実に実現される。
その場合、空気圧又は液圧筋肉は混合管の第1の部分と第2の部分の間に配置され、2つの混合管部分を気密に結合し、圧力媒質は周囲の隔室の中で筋肉に作用する。
別の実施形態に基づき締付け装置を混合管のノズル開口部に配置することによって、適正な位置での最適なよこ糸保持が得られる。
よこ糸の挿入のためにメインノズルのインゼクタで放出される圧力パルスが締付け装置の締付け作用を解除するように、空気圧又は液圧筋肉を制御することができる。
いずれにしても、ひ口へのよこ糸の挿入の前に締付けを解除しなければならないから、この構造は好都合である。
また空気圧又は液圧筋肉の迅速な圧力解除のために、隔室が低圧源に接続されるように構成することが好ましい。
こうして単に外側から筋肉への過圧の作用を終わらせることによって締付け作用を解除するだけでなく、むしろ同時に筋肉内部に圧縮空気を吹き込み、さらに筋肉を取り囲む隔室が低圧の作用を受けるようにすることができる。
このために必要な接続は電磁方向弁によって行うことができ、低圧源として真空ポンプを利用することができる。
有利な別の実施形態は、本発明に基づくジェットルームが圧縮空気源からインゼクタへ、及び圧力センサを備えた締付け装置への圧縮空気の供給の際に協調した共同動作を行わせる制御装置を備えるものである。その場合、圧縮空気が締付け装置の圧力媒質として利用される。
メインノズルと締付け装置の操作をこのようにリンクさせれば、コンパクトに形成され、経済的に動作する制御装置が生じる。
またその場合、よこ糸の挿入の直前に締付け装置が開放位置に保持され、締付け装置が開いた時だけ、保持空気がインゼクタを経て混合管に導入されるように構成することが好ましい。
この構成では、よこ糸が「待機時間」のうち最大の期間のあいだ、空気圧又は液圧筋肉で締付けて保持される。よこ入れの直前だけ保持空気による保持が行われ、それによってよこ糸の位置及び状態がひ口への挿入のために最適に準備される。先行技術と比較して、糸が保持によって不都合な変性を生じる危険がこうして決定的に減少される。
よこ糸のひ口への挿入が行われた後、挿入方向でよこ糸が切断装置により切断される。メインノズルのインゼクタが放出する圧力パルスが再び低下し、筋肉を取り囲む隔室の圧力が優勢になり、よこ糸を再び締付け部で締付ける時点で、切断が行われる。締付け装置の開閉の制御は、筋肉を形成する弾性ホース片の性質に応じて、もっぱらインゼクタの圧力パルスと筋肉を取り囲む隔室の圧力との圧力差を選択することによって行われる。
メインノズルのインゼクタが放出する圧力及びよこ糸の保持のために筋肉を圧縮する圧力媒質の圧力の最大圧に関するこのような圧力均衡式又は圧力調整式システムは、高速エアジェットルームの特に急速に交替するサイクル、即ちこの場合は製織サイクルに特に適している。
最後に、よこ糸がよこ入れ終了の直前にブレーキを掛けられ、制動されたまま締付け装置をすべり抜ける程度に、締付け装置をよこ入れのこの段階のあいだ閉じるように制御装置を構成することによって、本発明に基づくジェットルームをさらに有利に改良することができる。それは圧力パルス又は圧力パルスの波形と締付け装置を取り囲む隔室の圧力又は圧力の推移との間の圧力差を計画的に制御することによって得られる。その場合、締付け装置はよこ入れ終了の直前の期間のあいだブレーキとして作用する。
上記の圧力差の設定に基づき、このブレーキ装置によってよこ入れ時に高い速度に加速されるよこ糸の運動エネルギーが糸にやさしく解消される。よこ糸の末端が通常予備巻取り器のストップ装置に向けられるよこ糸運動(リバウンド)がこうしてほとんど回避される。制動作用に関して最適化され、糸ブレーキの役割をするこのような締付け装置によって、よこ糸のストップ部材へのリバウンド(ゆるみ)を防止することができ、しかも−先行技術で通例のように−高いリレーノズル圧力、伸縮ノズルの使用及び/又は屑糸長の増大をもたらすことはない。その場合、ゆるやかな制動時の締付け作用は、よこ糸が締付け装置をソフトにすべり抜け、糸自体が変性しないように、圧力差によって制御される。よこ糸の種類と品質に応じて制動作用が最適に調整されるように、隔室の圧力又は圧力の推移と圧力パルス又は圧力パルスの波形との間の同調が見事に実現されることが判明した。この作用は織物品質を低下することなく実現される。織物の品質はブレーキなしのよこ入れと比較して明らかに改善されたから、むしろその逆である。
インゼクタが予備パルスを放出し、圧力センサがこれを検出し、締付けの解除のトリガとして利用することも可能である。予備パルスが筋肉を取り囲む隔室の圧力より所定の値だけ大きく、予備パルスの持続時間が少なくともよこ入れ時間に相当するように、予備パルスの振幅を選定する。
本発明の別の独立の提案によれば、冒頭に挙げた課題の解決のために、ジェットルーム、特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内のよこ糸を、たて糸によって形成されたひ口へのよこ糸の挿入の前に保持するための方法において、横から吹き込まれる圧縮空気によってよこ糸を混合管の内壁に締付ける方法を提案する。
この場合、方法に関する第1の解決策との相違は、作用する圧縮空気がもはや混合管の柔軟な弾性部分片を介して締付けを生じるのではなく、よこ糸を混合管の内壁に直接に締付けることにある。
本発明に基づくこの構成は、構造上特に簡単な方法を可能にする。横から流入する圧縮空気の圧力と量を調整することによって、この場合も希望する所定の保持力を正確に調整することができる。
この方法では、締付けをおおむね混合管の出口区域で行うことができることが特に好都合である。混合管の横開口部を経て圧縮空気を混合管の内部に導入するだけでよいからである。このことは糸屑の減少を意味し、本来の織物に変性のない糸だけがあることを保証する。この締付け方式は、混合管の外部かつ向こう側で特殊な締付け装置によって実現することもできる。
ところがよこ糸を横から混合管の内壁に締付けることによって、よこ糸は混合管の縦中心から偏らされ、横へ変位させられる。そこで、横から吹き付けられる圧縮空気によってよこ糸の少なくとも一部を混合管の内壁に締付ける、この本発明方法の有利な実施態様は、ひ口への挿入の直前によこ糸を混合管内で、圧縮空気を供給せずに保持空気により保持し、又は請求項1ないし3に基づき混合管の縦中心軸の区域に締付けて保持するものである。
こうしてよこ糸をひ口に挿入する直前に横締付けが解除され、保持空気による保持又は中心対称な締付けによって混合管の縦中心によこ糸が戻され、これでよこ入れのための最適な前提が保証される。所定の柄を織成するために種々の色のよこ糸を挿入する場合は、このことが特に重要である。その場合は個々のよこ糸が柄に従って締付けられる。よこ糸は挿入の直前までの全よこ入れ「待機時間」のあいだ締付けて保持される。当該のよこ糸を柄に基づき次のよこ糸として挿入する時に、このよこ糸は締付けの解放の後に初めて中心対称に締付けられ、又は保持空気により保持される。その他の時間即ち待機時間の間は、よこ糸に保持空気を働かせる必要はなく、構造上簡単なやり方で横から締付けるだけでよい。こうして保持空気が節約され又は完全に回避され、よこ糸の変性という有害な作用が現れない。
その場合、具体的には別の有利な実施態様に基づき、よこ糸が保持空気により、又は混合管の縦中心軸区域の締付けにより保持される期間が、直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と次のよこ糸の挿入の起動とのあいだの時間間隔であるように構成する。
特にこの第2の本発明方法の実施のための当該のジェットルームは、インゼクタ、圧縮空気接続部及びインゼクタに接続する混合管を具備する少なくとも1個のメインノズルと、混合管に配置され、横から吹き込まれる圧縮空気でよこ糸を混合管の内壁に締付ける断続可能な締付け装置とを装備し、締付け装置を切断した時は直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と次のよこ糸の挿入のための圧力パルスの放出との間の期間のあいだインゼクタにより混合管に保持空気が導入されるが、締付け装置を接続した時はよこ糸を待機位置に締付けるために圧縮空気が横から混合管の内壁の方向へ導入される。
このようなジェットルームの利点は本発明方法の説明ですでに明らかである。構造上の事情から必要ならば、締付け装置を混合管の末端又はその外部に配置することもできる。
この場合は直ちに挿入する予定のよこ糸の挿入の直前だけ保持空気が吹き込まれるように、インゼクタを制御可能な弁により制御することが好ましい。
この実施態様は保持空気を節約し、かつ保持空気によるよこ糸の不都合な変性を回避するために役立つ。
最後に、本発明に基づくジェットルームに側部圧縮空気接続部及びこれと相対する混合管壁部の開口を設け、圧縮空気の吹き込みの際によこ糸の末端が折れ曲って開口に押し込まれ、混合管の内部の円周状の開口端に圧縮空気により締付けて保持されるように形成することが好ましい。
混合管の壁部の相対する開口を適正に形成すれば、一方では開口の縁端によこ糸を極めて正確に、正しい位置で保持することが可能になり、しかもよこ糸を変性させ又は別様の損傷を生じる危険がない。
本発明のその他の利点、特徴及び応用の可能性を以下で添付の図面に基づき、実施形態により詳述する。
図1はインゼクタ1、混合管2及び混合管に組込まれた締付け装置6を有するメインノズル並びに締付け装置6と制御装置13の接続の基本構造を示す。制御装置13によってインゼクタ1の制御と締付け装置6の制御との連係が実現される。インゼクタ1及び混合管2を有するメインノズルの中によこ糸9が配置され、おおむね混合管2の縦中心軸に沿って延びている。混合管2には、第1の混合管部分4と第2の混合管部分5の間に締付け装置6が組込まれている。これを図2及び3に拡大して示す。混合管5からのよこ糸9の出口に、切断装置18の概要が示されている。切断装置18は第2の混合管部分5と、平面図で示した、よこ糸を挿入する予定のひ口20との間にある。ひ口20は多数のたて糸10によって形成される。
締付け装置6に圧力センサ7が接続され、信号線11を介して制御装置13と結合されている。別の信号線14を介して制御装置13によって弁8が制御される。一方、弁8は圧縮空気源19に接続されており、締付け装置6に至る圧縮空気管15又は圧縮空気接続部3に至る別の圧縮空気管17を経て適当な空気供給を行うことができる。圧縮空気接続部3はメインノズルのインゼクタ1に接続され、保持空気の供給及びよこ糸9の挿入のためにインゼクタ1に圧縮空気を供給する。締付け装置6の開閉、よこ糸9の挿入のための圧力パルスの放出及び保持空気の吹き込みの開始と終了の間の時間的関係が信号線14及び11を介して制御される。
開いた状態の図1の締付け装置6の拡大断面図が図2に示されている。開いた状態とは、締付け装置6がよこ糸9を締付けない状態、即ち挿入のために又は挿入時によこ糸9を解放する状態を意味する。しかし柄の関係上よこ糸がまだ挿入されない場合は、保持空気を吹き込まないで、本発明に基づきよこ糸を締付ける(図3を参照)。
よこ糸9は第1の混合管部分4、締付け装置6及び第2の混合管部分5を通って、混合管の縦中心軸に沿って延びている。締付け装置6は混合管部分4及び5でいわば二つ割になった混合管を気密に連結する。換言すれば締付け装置は、締付け区域の混合管2の隔壁が柔軟なホース片として柔軟に形成され、締付け装置6の入口の方向への矢印で示す圧力媒質が作用すると隔壁が圧力Pで圧縮され、又は圧力の解除とともに再び元の位置に戻るように形成されている。混合管の内部には圧力Pmが働く。締付け装置の柔軟な隔壁は空気圧又は液圧筋肉として形成されている。この空気圧又は液圧筋肉16は隔室12に取り囲まれ、圧力Pの圧力媒質が圧縮空気管15(図1)を経て隔室内の締付け装置6に導入される。圧力媒質は適宜に増加した圧力(P>Pm)で空気圧又は液圧筋肉の柔軟な隔壁を混合管の縦中心軸及びよこ糸9の方向に変形する。隔室12に圧力センサ7が接続され、信号線11を介して制御装置13(図1を参照)と結合されている。よこ糸9をひ口20に挿入するためのメインノズルのインゼクタの圧力パルスの放出に時間的に関連して、締付け装置6のそれぞれの状態、即ちよこ糸の締付け又は解放を得るために、適当な制御回路により圧力センサ7と弁8を介して圧力供給源19から圧力媒質が制御に基づき供給され、又は圧力媒質の供給が遮断される。インゼクタ1への圧縮空気の供給は圧縮空気管17によって行われる。
図3は、隔室12の中の圧力媒質の圧力Pが混合管の内圧Pmより大きく、よこ糸9が中心に確実に締付けられ、第1の混合管部分4の区域の糸張力が希望通りに維持されるように、空気圧又は液圧筋肉16の柔軟な隔壁が混合管2の縦中心軸の方向に変形された締付け装置6の状態を示す。図3に示さない切断装置18によって切断され、第2の混合管部分5の中にあるよこ糸部分は、第2の混合管部分5の内壁に無張力で接している。筋肉16を有する締付け装置6は切断点、即ちよこ糸の挿入方向前方の末端の比較的近傍にあり、かつ締付け装置によって保持空気がほとんど回避され、直接締付け区域に糸の変性がおおむね現れないから、織物の品質が高く、屑が少ない。後に完成織物に織り込まれるのは、おおむね第1の混合管部分にあって、おおむね一定の糸張力を有し、さもなければ織物に品質の差異を引き起こす糸張力の変動が回避されるよこ糸部分だけである。
第1の混合管部分4と第2の混合管部分5の間の気密の結合は、Oリングシール22を有する継手のユニオンナットの形のリングカラー21によって実現される。リングカラー21は締付け装置6のケースの上にねじ込まれているから、リングカラー21のねじ込みによってシール22が圧縮され、それとともにその密封効果が得られる。
図4及び図5に、本発明に基づき設計されたジェットルームの制御の変形を示す。なお、前述の実施形態に対して変更のない部材は、前記と同じ参照符号で示した。
空気圧/液圧筋肉16の操作のために電磁方向弁23が使用される。電磁方向弁23は制御装置によって制御され、圧力管24、26を介して締付け装置6の隔室12と過圧源25を連絡する。こうして空気圧/液圧筋肉16、即ち柔軟かつ高弾性に形成された混合管の小区域が、混合管2の縦中心軸の方向に対称かつ均等に圧縮され、よこ糸9を緊定する。
締付け作用の解除のために、電磁方向弁23が逆転され、こうして隔室12、圧力管26及び接続管27と低圧源28とを連絡する。それによって空気圧/液圧筋肉16の迅速な圧力解除が生じる。解放過程を速めることで、引続き直ちに運動させられるよこ糸9はもはや筋肉16の柔軟かつ高弾性の隔壁に沿って摺動しない。こうして比較的長い運転時間でも筋肉16の損傷が回避される。
インゼクタ、混合管及びよこ糸の締付けのために混合管に組込まれた締付け装置並びによこ糸の締付けとインゼクタによる圧力パルスの放出とを互いに同調させる制御装置を備えたメインノズルの概略図を示す。 開いた状態、即ちよこ糸が筋肉によって締付けられていない位置にある空気圧/液圧筋肉の形の締付け装置の実施形態を示す。 よこ糸を挿入の後に切断し、締付け装置により保持した位置にある、混合管に組込まれた筋肉を示す。 締付け位置で示した空気圧/液圧筋肉の制御装置の変形を有する本発明のジェットルームの詳細図を示す。 締付けの解放時の図4に相当する図を示す。

Claims (26)

  1. たて糸によって形成されたひ口によこ糸を挿入する前に、ジェットルーム、特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内によこ糸を保持するための方法において、圧力媒質を外側から作用させて混合管の柔軟に形成された小区域を圧縮し、よこ糸を締付けて保持する方法。
  2. 締付けがおおむね混合管の出口端の区域で行われる請求項1に記載の方法。
  3. よこ糸が混合管の縦中心軸の区域で締付けられるように、混合管の柔軟に形成された小区域を圧力媒質により縦中心軸の方向に変形する請求項1又は2に記載の方法。
  4. よこ糸の締付けの解除と解放を速めるために、混合管の柔軟な小区域に外部から制御に基づき低圧を働かせる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 混合管の柔軟な小区域を2.0バール未満の過圧の圧縮空気により締付けのために制御し、−50.0ミリバール未満の低圧の圧縮空気により解放する請求項4に記載の方法。
  6. 所定のよこ糸をひ口に挿入する前に、柄に基づき次のよこ糸として挿入する時に初めて締付けを開いて、保持空気により保持する、特に多色よこ入れによる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と、次のよこ糸の挿入のための圧力パルスの放出との間だけ、よこ糸を保持空気により保持する請求項6に記載の方法。
  8. インゼクタ(1)、圧縮空気接続部(3)及びインゼクタ(1)に接続する混合管(2)を具備する少なくとも1個のメインノズルと、混合管(2)に配置され、柔軟に形成された混合管(2)の小区域からなり、混合管内にあるよこ糸を混合管の内壁に締付けるために使用される締付け装置(6)と、小区域が所定の圧力Pの圧力媒質の作用で圧縮されてよこ糸を締付け、圧力解除で再び元の位置に戻るように、混合管の柔軟に形成された小区域に圧力媒質を作用させる装置とを有する、特に請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法の実施のためのジェットルーム。
  9. 締付け装置(6)が空気圧又は液圧筋肉の形の中心ストッパである請求項8に記載のジェットルーム。
  10. 空気圧又は液圧筋肉がおおむね混合管(2)の縦中心軸の区域でよこ糸を締付ける請求項9に記載のジェットルーム。
  11. 空気圧又は液圧筋肉が第1の混合管部分(4)と第2の混合管部分(5)の間に配置され、2つの混合管部分(4、5)を気密に結合し、圧力媒質が周囲の隔室(12)の中で筋肉に作用する請求項8又は9に記載のジェットルーム。
  12. 締付け装置(6)が混合管(2)の出口に配置されている請求項8乃至11のいずれか一項に記載のジェットルーム。
  13. よこ糸(9)の挿入のためにメインノズルのインゼクタ(1)で放出された圧力パルスが締付け装置(6)の締付け作用を解除する請求項8乃至12のいずれか一項に記載のジェットルーム。
  14. 空気圧又は液圧筋肉の迅速な圧力解除のために、隔室(12)を低圧源(28)に接続することができる請求項11乃至13のいずれか一項に記載のジェットルーム。
  15. 接続が電磁方向弁(23)によって行われる請求項14に記載のジェットルーム。
  16. 低圧源(28)として真空ポンプを有する請求項14又は15に記載のジェットルーム。
  17. 圧縮空気源(19)からインゼクタ(1)へ、及び圧力センサ(7)を備えた締付け装置(6)への圧縮空気の供給の際の協調した共同動作のための制御装置(13)を有し、圧縮空気が締付け装置(6)のための圧力媒質として利用される請求項8乃至16のいずれか一項に記載のジェットルーム。
  18. 締付け装置(6)がよこ糸(9)の挿入の直前に開放位置に保持され、締付け装置が開放されたときだけ、保持空気がインゼクタ(1)を経て混合管(2)に導入されるように制御装置(13)が構成されている請求項17に記載のジェットルーム。
  19. よこ糸(9)の挿入の終了の直前に、よこ糸(9)がこの挿入段階のあいだブレーキをかけられ、制動されつつ締付け装置(6)をすべり抜ける程度に締付け装置(6)を閉じる請求項17又は18に記載のジェットルーム。
  20. たて糸によって形成されたひ口によこ糸を挿入する前にジェットルーム、特にエアジェットルームのメインノズルの混合管内によこ糸を保持するための方法において、横から吹き込まれる圧縮空気によってよこ糸を混合管の内壁に締付ける方法。
  21. 締付けがおおむね混合管の出口区域で行われる請求項20に記載の方法。
  22. よこ糸の少なくとも一部を横から吹き付けられる圧縮空気により混合管の内壁に締付け、ひ口への挿入の直前に圧縮空気を供給せずに保持空気によりよこ糸を混合管内に保持し、又は請求項1乃至3に基づき混合管の縦中心軸の区域に締付けて保持する請求項20又は21に記載の方法。
  23. よこ糸が保持空気により、又は混合管の縦中心軸の区域の締付けにより保持される期間が、直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と次のよこ糸の挿入の起動との間の時間間隔である請求項22に記載の方法。
  24. インゼクタ、圧縮空気接続部及びインゼクタに接続する混合管を具備するメインノズルと、混合管に配置され、横から吹き込まれる圧縮空気によりよこ糸を混合管の内壁に締付ける断続可能な締付け装置とを有する特に請求項20乃至23のいずれか一項に記載の方法の実施のためのジェットルームにおいて、締付け装置が切断されたときは、直前に挿入されたよこ糸の受取側への到着と次のよこ糸の挿入のための圧力パルスの放出との間の期間のあいだインゼクタによって混合管に保持空気が導入され、締付け装置が接続されたときは、よこ糸を待機位置に締付けるために圧縮空気が横から混合管の内壁の方向へ導入されるジェットルーム。
  25. 直ちに挿入する予定の各よこ糸の挿入の直前に保持空気が吹き込まれる請求項24に記載のジェットルーム。
  26. 側部圧縮空気接続部とこれの反対側にある混合管壁部の開口とが、圧縮空気の吹き込みの際によこ糸の末端が折れ曲がって開口に押し込まれ、混合管の内部の円周状の開口端に圧縮空気により締付けて保持されるように形成されている請求項24又は25に記載のジェットルーム。
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