JP4057124B2 - ジェットルームにおける緯糸把持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緯入れ用メインノズルの噴射作用によって経糸開口内へ緯糸を緯入れするジェットルームにおいて緯入れ用メインノズルからの糸抜けを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平5−272033号公報、特開平5−279940号公報、特開平5−287639号公報に開示されるように、緯入れ用メインノズルにおける微噴射作用は緯入れ用メインノズルからの糸抜け防止に有効である。スパンデックスヤーンのような伸縮性の高い緯糸の場合には製織時における緯入れ用メインノズルの高圧の緯入れ用噴射作用によって引き伸ばされるが、前記緯入れ用噴射作用が停止しているときには伸縮性の高い緯糸は縮む。前記微噴射作用は伸縮糸の縮みを抑制し、緯入れ用メインノズルからの伸縮糸の糸抜けが防止される。しかし、微噴射作用を受ける緯糸部位に撚り戻りが生じたり、芯材である弾性糸の周りにカバードヤーン(飾り糸)を巻き付けたスパンデックスヤーンの場合には前記カバードヤーンが微噴射作用によって飛ばされてしまうといった不具合が生じ、織布に傷が生じる。
【0003】
実開昭51−124159号公報には緯入れ用メインノズルからの糸抜けを防止する装置が開示されている。この従来公報には緯糸を機械的に挟んで積極的に把持する装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
緯糸を緯入れする期間では機械式把持装置の把持作用から緯糸を解放する必要があり、可動把持体と固定把持体とによる緯糸の把持及び解放の繰り返しが高速で行われる。このような可動把持体と固定把持体とによる高速の把持及び解放の繰り返しは、緯糸を適正な力で把持するための把持力の適正設定を難しくする。緯糸を把持する力が過小であれば糸抜け防止の確実性が損なわれる。緯糸を把持する力が過大であれば緯糸が損傷を受け易い上、可動把持体あるいは固定把持体が損傷を受け、緯糸を適正に把持できなくなる。即ち、緯糸把持装置の信頼性は低い。
【0005】
本発明は、緯糸把持装置の信頼性を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために請求項1の本発明では、緯入れ用メインノズル内の糸通路からの緯糸の抜けを防止するためにエア流によって緯糸を把持するエア式把持手段を設け、前記エア式把持手段は、前記緯入れ用メインノズルのノズルボディに接続された把持ノズルと、前記緯入れ用メインノズルのスレッドガイドに該スレッドガイド内の糸通路と交差するように貫設されて前記把持ノズルと接続され、前記スレッドガイド内にある緯糸の中途部分が前記把持ノズルからの噴射エアにより屈曲把持される把持用エア通路とからなるようにした。
【0007】
エア式把持手段による緯糸の把持及び解放は圧力エアの供給及びその停止の高速の繰り返しによって行われる。しかし、圧力エアの供給及びその停止の高速の繰り返しによる緯糸の把持及び解放がエア式把持手段及び緯糸に悪影響を与えることはない。又、エア式把持手段の把持力はエア噴射圧の調整によって容易に適正設定できる。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1において、前記エア式把持手段の把持位置は、前記緯入れ用メインノズル内の前記糸通路と前記緯入れ用メインノズルへ供給される圧力エアとの合流開始部よりも上流側の糸経路に設けた。
【0009】
前記合流開始部よりも下流側の糸経路に前記把持位置を設けることは難しく、前記合流開始部よりも上流側の糸経路は前記把持位置の設定位置として好適である。
【0010】
請求項3の発明では、請求項2において、緯入れされる緯糸は糸の長さ方向に伸縮可能な伸縮糸であり、前記緯入れ用メインノズルの緯入れ用噴射による伸張状態において前記把持位置と緯入れ用メインノズルの出口との距離の長さになる前記伸縮糸が、前記緯入れ用噴射が停止された状態の自由状態において前記把持位置と前記合流開始部との距離よりも長くなるような位置に前記把持位置を設定した。
【0011】
このような把持位置の設定は、緯入れ用メインノズルの緯入れ用噴射を緯糸に確実に作用させ、緯入れ不良が発生することはない
【0012】
求項の発明では、請求項1乃至請求項のいずれか1項において、前記緯入れ用メインノズルの上流側に緯入れ補助用のタンデムノズルを備えており、前記タンデムノズルは緯入れ用エア噴射以外に微噴射を行なうようにした。
【0013】
タンデムノズルの微噴射は緯入れ用メインノズルからの糸抜け防止に寄与する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図3に示すように、緯糸チーズ11,12から供給される緯糸Y1,Y2は巻付方式の緯糸測長貯留装置13,14の糸巻付面131,141に巻付貯留される。緯糸Y1,Y2を糸巻付面131,141に巻き付ける糸巻付管132,142は巻付モータ133,143により回転駆動される。
【0016】
糸巻付面131,141上に巻付貯留された緯糸Y1,Y2は電磁ソレノイド15,16によって駆動される係止ピンの出没によって糸巻付面131,141からの引出しを制御される。糸巻付面131,141の近傍には反射式光電センサ型の緯糸解舒検出器17,18が設置されている。緯糸解舒検出器17,18は糸巻付面131,141からの緯糸Y1,Y2の解舒を検出する。緯糸解舒検出器17,18から出力される解舒検出信号は織機制御コンピュータCに送られ、織機制御コンピュータCは緯糸解舒検出器17,18からの緯糸解舒情報及び織機回転角度検出用のロータリエンコーダ19からの織機回転角度情報に基づいて電磁ソレノイド15,16の励消磁を制御する。この励消磁制御によって糸巻付面131,141と係止ピンとの係合及び糸巻付面131,141からの係止ピンの離間が行われ、糸巻付面131,141からの巻付緯糸の引出し解舒及び解舒阻止が行われる。
【0017】
糸巻付面131,141上の巻付緯糸は、タンデムノズル20,21及び緯入れ用メインノズル22,23の噴射作用によって経糸Tの開口内へ緯入れされる。タンデムノズル20,21には緯入れ用エア供給管路24,25及び微噴射用エア供給管路26,27が並列接続されている。緯入れ用エア供給管路24,25上には電磁開閉弁28,29が介在されており、微噴射用エア供給管路26,27上にはスピードコントロールバルブ30,31が介在されている。スピードコントロールバルブ30,31はタンデムノズル20,21における微噴射の強さを調整するためのものである。
【0018】
緯入れ用メインノズル22,23には緯入れ用エア供給管路32,33、カットブロー用エア供給管路34,35及び糸通し用エア供給管路36,37が並列接続されている。緯入れ用エア供給管路32,33上には電磁開閉弁38,39が介在されており、カットブロー用エア供給管路34,35上には電磁開閉弁40,41が介在されている。糸通し用エア供給管路36,37上には手動式の開閉弁42,43が介在されている。緯入れ用メインノズル22,23への糸通しには開閉弁42,43が開かれる。
【0019】
図4に示すように、緯入れ用メインノズル22は、ノズルボディ44と、ノズルボディ44の筒内に嵌入結合された加速管45と、ノズルボディ44の筒内に螺合されたスレッドガイド46と、スレッドガイド46をノズルボディ44に固定するためのロックナット47とからなる。スレッドガイド46の入口側にはセラミック製の摺接ガイドピース461が嵌合固定されている。スレッドガイド46の先端側は小径部462となっており、この小径部462の中間には複数の位置決めフィン463が周方向に配列されている。位置決めフィン463の先端はノズルボディ44の内周壁に接している。加速管45は、ノズルボディ44に嵌合された基管451と、基管451に嵌合連結された細管452とからなる。スレッドガイド46の先端部は基管451の管内に入りこんでおり、スレッドガイド46の先端部の外周壁面と基管451の内周壁面との間にはテーパ状のエア流路が形成されている。
【0020】
緯入れ用エア供給管路32から供給されるエアは、ノズルボディ44の内周壁面と小径部172の外周壁面との間のエア流路、基管451内及び細管452内を流れる。スレッドガイド46内及び加速管45内を通る緯糸Y1はスレッドガイド46の先端464よりも先の加速管45内でエア流による推進力を受ける。
【0021】
緯入れ用メインノズル23はノズルボディ44を共通として緯入れ用メインノズル22と同じ構成となっている。緯入れ用メインノズル23のスレッドガイド46内及び加速管45内を通る緯糸Y2は、スレッドガイド46の先端よりも先の加速管45内で緯入れ用エア供給管路33から供給されるエア流による推進力を受ける。
【0022】
図4に示すように、ノズルボディ44には箱形の把持基体48が取り付けられている。把持基体48にはセラミック製の糸ガイド49,50が各緯入れ用メインノズル22,23のスレッドガイド46と対向するように止着されている。図6に示すように、把持基体48には把持ノズル51,52が止着されている。把持ノズル51,52の噴射方向は、糸ガイド49,50と各緯入れ用メインノズル22,23のスレッドガイド46との間の糸経路と交差するようにしてある。把持ノズル51,52には糸把持用エア供給管路53,54が接続されている。把持基体48にはエア逃し細孔481,482が形成されている。エア逃し細孔481の群の中心は把持ノズル51の噴射軸線上にあり、エア逃し細孔482の群の中心は把持ノズル52の噴射軸線上にある。
【0023】
図1〜図3に示すように、糸把持用エア供給管路53,54上には電磁開閉弁55,56及び圧力調整弁57,58が介在されている。
緯入れ末端側には緯糸検出器59が設置されており、緯入れが正常に行われた場合には緯糸Y1,Y2の先端は緯糸検出器59の設置位置まで到達する。織機制御コンピュータCは、緯糸検出器59が緯糸を検出しない場合には緯入れ異常と判断し、電磁開閉弁38,39、電磁カッター60及び電磁ソレノイド15,16の励消磁制御を停止するとともに、織機駆動モータM及び巻付モータ133,143の作動を停止する。
【0024】
緯入れ用メインノズル22,23の直下には緯入れ阻止ノズル61が設置されており、直上には緯糸導入ダクト62が対向設置されている。緯糸導入ダクト62の出口の後方には吸引パイプ63が設置されており、吸引パイプ63の出口側が図示しないダストボックスに向けて湾曲されているとともに、この湾曲部には吸引ノズル64が接続されている。
【0025】
緯入れ用メインノズル22,23、緯入れ阻止ノズル61、緯糸導入ダクト62、及び吸引パイプ63はいずれもスレイ上に装着されており、スレイの揺動に伴って一体的に揺動する。これら各部材22,23,61,62,63の揺動領域の後方には緯糸引き取りモータ65が設置されており、その上方にはエアシリンダ66が設置されている。緯糸引き取りモータ65には駆動ローラ67が作動連結されており、エアシリンダ66の駆動ロッドには被動ローラ68が取り付けられている。被動ローラ68はエアシリンダ66の突出動作によって駆動ローラ67に圧接される。
【0026】
エアシリンダ66の駆動ロッドにはリミットスイッチ型の緯糸検出器69が取り付けられている。緯糸検出器69の検知針691はエアシリンダ66の突出動作に伴って緯糸導入ダクト62と吸引パイプ63との間の領域を掃過する。緯糸検出器69は緯糸導入ダクト62と吸引パイプ63との間における緯糸の有無を検出する。
【0027】
緯入れ阻止ノズル61及び吸引ノズル64はいずれも電磁開閉弁70,71を介して図示しない圧力エア供給タンクに接続されている。又、エアシリンダ66は3方弁型の電磁弁72を介して前記圧力エア供給タンクに接続されている。
【0028】
緯入れ用メインノズル22,23の噴射口と緯糸導入ダクト62の入口との間には電磁カッター73が配設されている。電磁カッター73、電磁開閉弁70,71、電磁弁72及び緯糸引き取りモータ65は、織機駆動モータM、巻付モータ133,143、電磁ソレノイド15,16、電磁開閉弁28,29,38〜41,55,56、電磁カッター60とともに織機制御コンピュータCの指令制御を受ける。
【0029】
製織時には織機制御コンピュータCは電磁開閉弁28,29,38,39を励消磁制御し、タンデムノズル20,21及び緯入れ用メインノズル22,23が織機1回転毎に緯入れのための噴射を行なう。緯入れされた緯糸Y1,Y2は筬打ち直後に電磁カッター60によって切断分離される。この切断の前後にわたって電磁開閉弁40,41が励磁され、カットブロー用エア供給管路34,35からエアが緯入れ用メインノズル22,23へ供給される。緯入れ用メインノズル22,23に連なる緯糸の先端部は切断ショックによってバックする。このバック量が大きいと緯糸が緯入れ用メインノズル22,23から抜けるが、カットブロー用エア供給管路34,35から供給されるエア流が緯糸のバックを受け止め、切断ショックによる糸抜けが防止される。
【0030】
図7の波形M1は電磁開閉弁38の励消磁を表し、波形M2は電磁開閉弁39の励消磁を表す。波形T1は電磁開閉弁28の励消磁を表し、波形T2は電磁開閉弁29の励消磁を表す。又、織機制御コンピュータCは波形A1,A2で示すように電磁開閉弁55,56の励消磁を制御する。電磁開閉弁55,56は緯入れ開始タイミングθ1の直前から励磁を停止し、緯入れ終了タイミングθ2の直後に励磁を再開する。図示しない製織停止スイッチのON操作、あるいは経糸切れを検出する図示しない経糸切れ検出器からの経糸切れ検出信号の発信が行われると、織機制御コンピュータCは以後の電磁開閉弁28,29,38,39の励磁、及び電磁開閉弁55,56の消磁を中止する。
【0031】
電磁開閉弁55,56の励磁状態では把持ノズル51,52がエア噴射を行ない、電磁開閉弁55,56の消磁状態では把持ノズル51,52がエア噴射を行なわない。図4では把持ノズル51がエア噴射状態にあり、糸ガイド49とスレッドガイド46との間で緯糸Y1が把持ノズル51の噴射作用を受けている。把持ノズル51からの噴射エアはエア逃し細孔481から把持基体48の外部へ漏洩し、把持ノズル51の噴射作用を受ける緯糸Y1はエア逃し細孔481の存在する48の内面に押接される。緯糸Y1は把持ノズル51の噴射作用による前記内面への押し付けによって把持される。
【0032】
緯糸検出器59が緯入れミスを検出した場合には、織機制御コンピュータCは予め設定された緯入れパターンに基づいて緯入れミスした緯糸がY1,Y2のいずれかを把握する。緯糸Y1が緯入れミスを起こした場合、織機制御コンピュータCは電磁開閉弁38の励消磁制御及び電磁カッター60の開閉制御を停止し、同時に電磁開閉弁70の所定時間励磁を指令する。電磁開閉弁70の所定時間励磁により緯入れ阻止ノズル61が所定時間噴射する。又、織機制御コンピュータCは電磁開閉弁40を所定時間励磁し、カットブロー用エア供給管路34から緯入れ用メインノズル22へエアが供給される。さらに電磁ソレノイド15が励磁され、緯入れ1回分の後続緯糸Yeがカットブロー用エア供給管路34からのエア流によって緯入れ用メインノズル22から射出される。緯入れ用メインノズル22から射出された後続緯糸Yeは緯入れ阻止ノズル61の所定時間噴射によって緯糸導入ダクト62内へ吹き入れられ、緯入れミスしたミス糸Ymに後続する後続緯糸Yeの緯入れ阻止が行われる。
【0033】
その後、電磁開閉弁71及び電磁弁72の励磁により後続緯糸Yeが図2に示すようにローラ67,68間に把持される。この状態では緯糸検出器69が後続緯糸Ymを検出する。この検出結果に基づいて織機制御コンピュータCが電磁カッター73を作動し、後続緯糸Yeが電磁カッター73によって緯入れ用メインノズル22から切断分離される。この切断の前後にわたって電磁開閉弁40が励磁され、カットブロー用エア供給管路34からエアが緯入れ用メインノズル22へ供給される。カットブロー用エア供給管路34から供給されるエア流は切断ショックに伴う緯糸のバックを受け止め、切断ショックによる糸抜けが防止される。そして、図3に示すように、緯糸引き取りモータ65の作動によりミス糸Ymが後続緯糸Yeを手掛かりとして織布Wの織前W1から分離除去される。
【0034】
図7(b)は緯糸Y1が緯入れミスしたときの電磁開閉弁28,38,40,55及び電磁ソレノイド15の励消磁タイミングを表すタイミングチャートである。織機回転角度θ3は織機制御コンピュータCが緯入れミス発生の判断を行なったタイミングである。織機回転角度θ4は電磁カッター73の作動タイミングである。波形M1mは電磁開閉弁38の励消磁を表し、波形T1mは電磁開閉弁28の励消磁を表す。波形A1mは電磁開閉弁55の励消磁を表し、波形Cmは電磁開閉弁40の励消磁を表す。波形Smは電磁ソレノイド15の励消磁を表す。把持ノズル51からのエア噴射は織機回転角度θ3から電磁カッター73の作動タイミングθ4の直後まで行われない。
【0035】
本実施の形態では、スパンデックスヤーンのような伸縮性の高い緯糸Y1,Y2が使用されている。図4の矢印Rで示す把持ノズル51,52からのエア噴射軸線は緯糸Y1,Y2に対する把持位置を表す。矢印Rで表す把持位置と先端464との間の距離の長さLの緯糸Y1,Y2は緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用噴射によって緯入れ用メインノズル22,23の出口から延出する。即ち、緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用噴射による伸張状態において前記把持位置と緯入れ用メインノズル22,23の出口との距離の長さになる緯糸Y1,Y2が、前記緯入れ用噴射が停止された状態の自由状態において前記把持位置と前記合流開始部との距離Lよりも長くなる。
【0036】
第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1-1)緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用エア噴射がないときには、緯糸Y1,Y2は把持基体48及び把持ノズル51から構成されるエア式把持手段によって把持される。このような把持作用は緯入れ用メインノズル22,23からの緯糸Y1,Y2の抜けを防止する。エア式把持手段による緯糸Y1,Y2の把持及び解放は圧力エアの供給及びその停止の高速の繰り返しによって行われる。しかし、エア流による把持基体48の内面に対する緯糸Y1,Y2の押し付けは、機械式把持装置の把持作用に比べてソフトである。従って、圧力エアの供給及びその停止の高速の繰り返しによる緯糸Y1,Y2の把持及び解放が緯糸Y1,Y2に悪影響を与えることはない。
(1-2)エア流による把持基体48の内面への緯糸Y1,Y2の接触はソフトであるため、把持基体48の内面が傷つくおそれは少ない。万一、把持基体48の内面の緯糸Y1,Y2との接触部位が損傷してもこの接触部位への緯糸押し付け力は変わらないため、把持力が変わることはない。従って、糸抜け防止機能は経時変化することなく安定確保される。
(1-3)エア式把持手段の把持力を左右する把持ノズル51,52における噴射圧は、圧力調整弁57,58の圧力調整によって容易に変更設定できる。このような噴射圧設定の容易性は、緯糸Y1,Y2の糸種類に応じた把持力の適正設定の容易性をもたらす。
(1-4)スレッドガイド46の小径部462の先端464は、緯入れ用メインノズル22,23内の糸通路と、緯入れ用メインノズル22,23へ供給される圧力エアとの合流開始部となる。エア式把持手段における把持位置は先端464よりも上流側である。先端464よりも下流側の糸通路では緯入れ用エアが高速で流れる所であり、このような高速のエア流の流路と交差するようにに把持用エア流を生成させる構成は緯入れ用エアの円滑な流れを阻害する。又、揺動する緯入れ用メインノズル22,23の下流にエア式把持手段を設置することも織布Wの織端と緯入れ用メインノズル22,23の先端との間隔の関係から困難である。即ち、先端464の下流側にエア式把持手段の把持位置を設けることは難しく、先端464よりも上流側の糸経路は前記把持位置の設定位置として好適である。特に、緯入れ用メインノズル22,23の入口、即ちスレッドガイド46の入口よりも上流側にエア式把持手段を設置する構成は、従来構成の緯入れ用メインノズル22,23をそのまま使えるために簡便である。
(1-5)矢印Rで表す把持位置と先端464との間の距離の長さLの緯糸Y1,Y2は緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用噴射によって緯入れ用メインノズル22,23の出口から延出する。即ち、緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用噴射がないときには緯糸Y1,Y2の先端部は緯入れ用メインノズル22,23内に引っ込むが、エア式把持手段によって把持されている緯糸Y1,Y2の先端部は先端464よりも下流側に延出する。従って、緯入れ用メインノズル22,23の緯入れ用噴射は緯糸Y1,Y2の先端部に確実に作用し、緯入れ不良が発生することはない。
(1-6)タンデムノズル20,22の微噴射は、緯入れ用メインノズル22,23とタンデムノズル20,21との間の緯糸Y1,Y2の縮みを防止して緯入れ用メインノズル22,23からの糸抜け防止に寄与する。緯糸Y1,Y2の先端部以外への微噴射の作用が緯糸Y1,Y2に悪影響を与えることはない。
【0037】
次に、図8の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、第1の実施の形態における微噴射用エア供給管路26,27に代えて機械式把持機構74,75がタンデムノズル20,21と緯入れ用メインノズル22,23との間の糸経路上に配置されている。機械式把持機構74,75の把持及び解放のタイミングはエア式把持手段の把持及び解放のタイミングと同じである。
【0038】
機械式把持機構74,75は、緯入れ用メインノズル22,23とタンデムノズル20,21との間の緯糸Y1,Y2の縮みを防止して緯入れ用メインノズル22,23からの糸抜け防止に寄与する。
【0039】
次に、図9の第3の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、網76が把持ノズル51,52と対向して把持基体48に止着されている。把持ノズル51,52の噴射時には緯糸Y1,Y2は網76に押し付けられて把持される。網76は押し付けられた緯糸Y1,Y2を不動保持する上で好適である。
【0040】
次に、図10の第4の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、通気性のあるモケット77が把持ノズル51,52と対向して把持基体48に止着されている。把持ノズル51,52の噴射時には緯糸Y1,Y2はモケット77に付着把持される。把持ノズル51,52からの噴射エアはモケット77を透過してエア逃し孔483から逃される。モケット77は押し付けられた緯糸Y1,Y2を不動保持する上で好適である。
【0041】
次に、図11(a),(b)の第5の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、4つの緯入れ用メインノズル78,79,80,81の各スレッドガイド46の入口側に把持基体82が取り付けられており、4つの把持ノズル83,84,84,86が把持基体82に止着されている。把持ノズル83の噴射方向は緯入れ用メインノズル78のスレッドガイド46を通る緯糸の糸経路と交差し、把持ノズル84の噴射方向は緯入れ用メインノズル79のスレッドガイド46を通る緯糸の糸経路と交差する。把持ノズル85の噴射方向は緯入れ用メインノズル80のスレッドガイド46を通る緯糸の糸経路と交差し、把持ノズル86の噴射方向は緯入れ用メインノズル81のスレッドガイド46を通る緯糸の糸経路と交差する。把持基体82には4群のエア逃し細孔821,822,823,824が把持ノズル83〜86と対向するように形成されている。
【0042】
この実施の形態の構成によれば4種類の緯糸を緯入れする場合にも信頼性の高いエア式把持手段を用いて糸抜け防止を達成することができる。
次に、図12の第6の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
【0043】
この実施の形態では、把持ノズル51がノズルボディ44に接続されている。スレッドガイド46には把持用エア通路465がスレッドガイド46内の糸通路と交差するように貫設されている。把持用エア通路465は把持ノズル51に連なっており、把持ノズル51からの噴射エアはスレッドガイド46内の糸通路を横切って把持用エア通路465を流れる。ノズルボディ44にはエア逃し細孔441が把持ノズル51と対向して形成されている。把持ノズル51からの噴射エアは把持用エア通路465を通過してエア逃し細孔441から逃される。
【0044】
この実施の形態では、エアによる把持位置が第1の実施の形態の場合よりも前記合流開始部に近づく。そのため、緯入れ用エア噴射の停止時における自由状態の緯糸の先端が前記合流開始部よりも上流側に戻るおそれが一層少なくなる。
【0045】
又、スレッドガイド46内の糸通路の径が小さいため、把持ノズル51のエア噴射径を第1の実施の形態の場合よりも小さくすることができる。そのため、エア把持力が第1の実施の形態の場合よりも大きくなり、緯糸把持の確実性が向上する。
【0046】
本発明では、以下のような実施の形態も可能である。
(1)タンデムノズルの上流側に機械式把持機構を配置すること。
(2)緯入れ用メインノズルに微噴射用エア供給管路を接続し、微噴射用エア供給管路上にスピードコントロールバルブを介在すること。微噴射によって悪影響を受けにくい緯糸を使用する場合には微噴射を併用して糸抜け防止を行ない、微噴射によって悪影響を受けやすい緯糸を使用する場合にはスピードコントロールバルブをスピード零状態にして微噴射を行わないようにすればよい。
(3)1つの緯入れ用メインノズルのみを備えたジェットルーム、あるいは3つの緯入れ用メインノズルを備えたジェットルーム、さらには5つ以上の緯入れ用メインノズルを備えたジェットルームに本発明を適用すること。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、緯入れ用メインノズル内の糸通路からの緯糸の抜けを防止するためにエア流によって緯糸を把持するエア式把持手段を設けたので、緯糸把持装置の信頼性を向上し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す緯入れ装置付近の図。
【図2】ミス糸処理状態を示す図。
【図3】ミス糸処理状態を示す図。
【図4】要部側断面図。
【図5】要部平面図。
【図6】図5のX−X線断面図。
【図7】(a),(b)はエア式把持手段におけるエア噴射タイミングを表すタイミングチャート。
【図8】第2の実施の形態を示す緯入れ装置付近の図。
【図9】第3の実施の形態を示す要部平面図。
【図10】第4の実施の形態を示す要部縦断面図。
【図11】第5の実施の形態を示し、(a)は要部縦断面図。(b)は側面図。
【図12】第6の実施の形態を示す要部側断面図。
【符号の説明】
20,21…タンデムノズル、22,23…緯入れ用メインノズル、26,27…微噴射用エア供給管路、464…先端、48…把持基体、51,52…把持ノズル、53,54…エア式把持手段を構成する糸把持用エア供給管路、55,56…エア式把持手段を構成する電磁開閉弁、Y1,Y2…緯糸。

Claims (4)

  1. 緯入れ用メインノズルの噴射作用によって経糸開口内へ緯糸を緯入れするジェットルームにおいて、
    前記緯入れ用メインノズル内の糸通路からの緯糸の抜けを防止するためにエア流によって緯糸を把持するエア式把持手段を設け、
    前記エア式把持手段は、
    前記緯入れ用メインノズルのノズルボディに接続された把持ノズルと、
    前記緯入れ用メインノズルのスレッドガイドに該スレッドガイド内の糸通路と交差するように貫設されて前記把持ノズルと接続され、前記スレッドガイド内にある緯糸の中途部分が前記把持ノズルからの噴射エアにより屈曲把持される把持用エア通路とからなるジェットルームにおける緯糸把持装置。
  2. 前記エア式把持手段の把持位置は、前記緯入れ用メインノズル内の前記糸通路と前記緯入れ用メインノズルへ供給される圧力エアとの合流開始部よりも上流側の糸経路に設けた請求項1に記載のジェットルームにおける緯糸把持装置。
  3. 緯入れされる緯糸は糸の長さ方向に伸縮可能な伸縮糸であり、前記緯入れ用メインノズルの緯入れ用噴射による伸張状態において前記把持位置と緯入れ用メインノズルの出口との距離の長さになる前記伸縮糸が、前記緯入れ用噴射が停止された状態の自由状態において前記把持位置と前記合流開始部との距離よりも長くなるような位置に前記把持位置が設定されている請求項2に記載のジェットルームにおける緯糸把持装置。
  4. 前記緯入れ用メインノズルの上流側に緯入れ補助用のタンデムノズルを備えており、前記タンデムノズルは緯入れ用エア噴射以外に微噴射を行なう請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のジェットルームにおける緯糸把持装置。
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