JP2011047061A - エアジェットルームにおける緯糸把持装置 - Google Patents

エアジェットルームにおける緯糸把持装置 Download PDF

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    • D03D47/3026Air supply systems
    • D03D47/3053Arrangements or lay out of air supply systems

Abstract

【課題】機械的な緯糸把持に用いられる空気を緯入れ安定化のために有効利用できるようにする。
【解決手段】ピストン48,49は、ピストンハウジング46,47内を圧力導入室54,55とばね収容室56,57とに区画しており、ばね収容室56,57には圧縮ばね58,59が収容されている。電磁三ポート弁63,66は、排出用エア供給チューブ68,70及び逆止弁69,71を介して緯入れ用エア供給チューブ29,32の途中に合流接続されている。電磁三ポート弁63が消磁状態では、圧力エアがピストン48を圧力導入室54側からばね収容室56側へ移動させながら圧力導入室54へ供給され、緯糸が把持される。電磁三ポート弁63が励磁状態では、圧力導入室54内の圧力エアが排出用エア供給チューブ68及び逆止弁69を介して緯入れ用エア供給チューブ29へ排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、加速管を備えた緯入れ用メインノズルの緯入れ用エアの噴射によって前記緯入れ用メインノズルから緯糸を射出して緯入れするエアジェットルームにおける緯糸把持装置に関する。
緯入れ用メインノズルからの緯糸抜けを防止するために緯入れ用メインノズルから空気微噴射を行なう緯糸抜け防止装置が例えば特許文献2,3に開示されている。特許文献2,3に開示の装置では、緯入れ待機中に緯入れ用メインノズルから微噴射が行われ、この微噴射が緯入れ用メインノズルからの緯糸抜けを防止する。
又、スパンデックスヤーンのような伸縮性の高い緯糸を緯入れする際には、緯入れ用メインノズルから高圧エアを噴射することによって緯糸が引き伸ばされ、伸縮性の高い緯糸の縮みを防止することができる。しかし、緯入れが終了して緯糸が緯入れ待機する際には、緯入れ用メインノズルからの噴射が高圧噴射から微噴射に切り替わるため、伸縮性の高い緯糸の縮みを抑制することができず、緯入れ待機中の微噴射圧力を高める必要が生じる。
緯入れ待機中の微噴射圧を高めた場合には、緯糸が静止しているために高い噴射圧の作用を受ける緯糸部位に撚り戻りが生じたり、芯材である弾性糸の周りにカバードヤーン(飾り糸)を巻き付けたスパンデックスヤーンの場合には、カバードヤーンが緯入れ待機中の微噴射作用によって吹き飛ばされてしまうといった不具合が生じる。このような不具合は、織布に傷をもたらす。
特許文献4では、空気流によって緯糸を固定壁に押し付けて把持する装置が開示されている。この把持方式は、特許文献2,3に開示の装置と同様に、緯糸把持の確実性に欠ける。
緯入れ用メインノズルからの緯糸抜けを防止するために、緯入れ待機中の緯糸を機械的に把持する緯糸抜け防止装置が例えば特許文献1,5,6に開示されている。機械的な把持は、空気圧を用いて行われる。特許文献1,5,6に開示の装置では、緯入れ待機中の緯糸を機械的に挟んで積極的に把持するため、把持中の伸縮性の高い緯糸の縮みを抑制することができる。
特開昭57−128236号公報 特開平5−279940号公報 特開平5−287639号公報 特開平11−200193号公報 特開2008−144336号公報 特開2008−508432号公報
しかし、特許文献1,5,6に開示の装置では、機械的に挟んでいる緯糸を把持作用から解放したときから緯入れ用噴射が開始されるまでの僅かな間に、緯糸が縮んで上流側に緩んだ状態となる。これは、緯入れ開始時間並びに緯入れ終了時間のばらつきを大きくして緯入れミスを発生し易くする。伸縮性の低い緯糸においても、緯糸が緯入れ用メインノズル内で一旦緩んだ状態となるため、伸縮性の高い緯糸と同様の問題が発生する。
このようなばらつきを少なくするために、緯入れ用噴射タイミングまで待ってから緯糸を把持作用から解放した場合、緯糸把持装置の応答が遅いために、緯糸把持板が抵抗となって緯入れ用メインノズルの上流側に向けて噴流が逆流する。そのため、緯糸が傷ついたり、緯糸の緯入れが不安定になるという問題がある。
噴流の逆流を防止するために、緯入れ用メインノズルにおける緯入れ用空気の噴射タイミングを通常よりも早めると、緯糸の緩みを抑制することができるが、強い噴射空気力が緯入れ待機中の静止した緯糸に作用するため、撚りの甘い緯糸や糸強力の弱い緯糸では、撚り戻りによる糸切れが発生し易くなる。
又、機械的な把持に用いられた空気が大気に放出されるため、空気消費が多くなるという問題がある。
特許文献6に開示の装置では、緯入れ用メインノズルに付属する加速管が2分割されており、2分割された加速管を連結する受け台に緯糸把持レバーが押し付けられて緯糸把持が行われるようになっている。そのため、2分割された加速管の間には大気開放された空間が多く存在するため、緯入れ用噴射エアの一部がこの空間から漏れ出す。これは、分割されていない加速管を備える緯入れ用メインノズルに比べて、緯糸推進力の低下をもたらし、結果として空気消費量が増大するという問題がある。
本発明は、機械的な緯糸把持に空気圧を用いる緯糸把持装置を対象として、機械的な緯糸把持に用いられる空気を緯入れ安定化のために有効利用できるようにすることを目的とする。
本発明は、加速管を備えた緯入れ用メインノズルの緯入れ用エアの噴射によって前記緯入れ用メインノズルから緯糸を射出して緯入れし、前記緯糸を機械的に把持する把持機構が設けられているエアジェットルームにおける緯糸把持装置を対象とし、請求項1の発明では、前記把持機構は、把持用エアを導入する圧力導入室を備え、前記加速管の内部で前記緯糸に微噴射を作用させる微噴射通路が前記圧力導入室と前記加速管の内部との間に設けられており、前記圧力導入室に対して把持用エアを供給する供給状態と、前記圧力導入室に対して把持用エアの供給を停止する供給停止状態とに切り換えられる第1把持用エア供給切り換え手段が設けられており、前記圧力導入室内の把持用エアを前記微噴射通路へ排出する排出状態と、前記圧力導入室内の把持用エアの排出を停止する排出停止状態とに切り換えられる第2把持用エア供給切り換え手段が設けられており、前記把持機構は、前記第1把持用エア供給切り換え手段が前記供給状態かつ前記第2把持用エア供給切り換え手段が前記排出停止状態では、前記緯糸を把持し、前記把持機構は、前記第1把持用エア供給切り換え手段が前記供給停止状態かつ前記第2把持用エア供給切り換え手段が前記排出状態では、前記緯糸を解放する。
緯糸を機械的に把持するために用いられた把持用エアを緯糸解放の際に加速管内へ、且つ加速管内の緯糸に微噴射を作用させられるように排出するようにしたため、機械的な緯糸把持に用いられた空気を緯入れ直前に緯糸に微噴射作用を与えるといったように有効利用することができる。このような利用は、緯入れ直前の緯入れ用メインノズル内における緯糸の緩みを無くして、安定した緯入れの達成に寄与する。
好適な例では、前記緯入れ用エアは、開閉弁を介して前記緯入れ用メインノズルへ供給され、前記微噴射通路は、前記開閉弁と前記緯入れ用メインノズルとを繋ぐ緯入れ用エア通路に合流する排出通路を備えており、前記排出通路における緯入れ用エアの逆流を防止する逆止弁が前記排出通路に設けられている。
緯入れ用エアが把持機構側へ逆流することを防止するようにした構成は、緯入れ用エアの無駄を無くし、且つ安定した緯入れの達成に寄与する。
好適な例では、前記微噴射通路は、前記加速管の管内に直通されており、前記微噴射通路の一部は、前記加速管の外周から内周へ貫設された斜め通路であり、前記斜め通路は、前記加速管の外周から内周へ向かうにつれて緯入れ方向に向かう形状である。
把持用エアが緯入れ用メインノズルにおける緯入れ用エアの供給箇所とは別の場所から加速管内へ排出されるため、逆止弁が不要となる。又、斜め通路からの把持用エアの排出は、緯入れ用メインノズル内の緯糸に微噴射を作用させることができ、緯入れ不良を防止して安定した緯入れが達成される。さらに、斜め通路からのエア排出は、エジェクタ効果をもたらして緯入れ用メインノズル内の緯糸通路内へ緯入れ用メインノズル外からエアを吸引するため、緯糸推進力が高まる。
好適な例では、前記圧力導入室内の把持用エアは、緯入れ開始前に前記加速管内へ排出される。
緯入れ開始前に加速管内へ把持用エアを排出する構成は、緯入れ直前の緯入れ用メインノズル内における緯糸の緩みを無くして、安定した緯入れの達成に寄与する。
好適な例では、織機回転数をNrpmとすると、前記圧力導入室内の把持用エアは、緯入れ開始時から織機回転角度24°×Nrpm/800rpm〜72°×Nrpm/800rpm前に前記圧力導入室から排出開始され、前記圧力導入室からの把持用エアの排出と緯入れ用エアの噴射とが連続的に行われる。
ここにおける織機回転数Nrpmは、1分間当たりの回転数である。緯糸が把持部材の把持作用から解放された後に緯入れ噴射が行われるため、緯糸の緩みを無くして安定した状態で緯入れを行なうことができる。
好適な例では、前記把持機構は、前記加速管の内周壁面に前記緯糸を押接する把持部材を備え、前記把持部材は、前記圧力導入室へ把持用エアが供給されたときに、前記内周壁面に押接可能である。
把持部材は、緯入れ用メインノズル内の緯糸を加速管の内周壁面に押し付けて把持する。内周壁面に緯糸を押し付ける構成では、加速管を2分割する特許文献6の場合のように緯入れ用エアを無駄に漏らすことはない。
好適な例では、前記微噴射通路は、前記加速管の管内に直通されており、前記微噴射通路の一部は、前記加速管の外周から内周へ貫設された貫通路であり、前記貫通路は、前記把持部材を指向し、前記貫通路から前記加速管内へ排出された把持用エアは、前記緯糸を解放する方向へ前記把持部材を付勢する。
把持部材が加速管内への把持用エアの排出によって緯糸を解放する方向へ付勢されるため、把持部材の緯糸解放時の応答性が高められる。
好適な例では、前記貫通路は、前記加速管の外周から内周へ向かうにつれて緯入れ方向に向かう形状である。
貫通路からの把持用エアの排出は、緯入れ用メインノズル内の緯糸の緩み防止に寄与する。
好適な例では、前記第1把持用エア供給切り換え手段及び前記第2把持用エア供給切り換え手段は、三ポート弁型の制御弁を備えており、該制御弁は、前記圧力導入室へ把持用エアを供給する前記供給状態と前記圧力導入室からの把持用エアの排出を停止する前記排出停止状態とをとる第1切り換え状態と、前記圧力導入室への把持用エアの供給を停止する前記供給停止状態と前記圧力導入室から把持用エアを排出する前記排出状態とをとる第2切り換え状態とに切り換えられる。
三ポート弁は、第1把持用エア供給切り換え手段及び第2把持用エア供給切り換え手段の構成要素として簡便である。
好適な例では、前記把持機構は、前記加速管の内周壁面に前記緯糸を押接する把持部材と、前記把持部材によって前記圧力導入室から区画される背圧室とを備え、前記第1把持用エア供給切り換え手段及び前記第2把持用エア供給切り換え手段は、五ポート弁型の制御弁を備えており、該制御弁は、前記圧力導入室へ把持用エアを供給する前記供給状態と、前記圧力導入室からの把持用エアの排出を停止する前記排出停止状態と、前記背圧室からの解放用エアの放出を許容する背圧放出状態とをとる把持状態と、前記圧力導入室への把持用エアの供給を停止する前記供給停止状態と、前記圧力導入室から把持用エアを排出する前記排出状態と、前記背圧室へ解放用エアを供給する背圧供給状態とをとる把持解放状態とに切り換えられる。
緯糸を把持作用から解放するのに解放用エアを用いる構成は、把持部材の応答時間を短くして、織機の高速化に寄与する。
好適な例では、前記制御弁の有効断面積は、1mm〜3mmに設定されている。
このような設定では、緯入れ用メインノズル内に把持用エアを排出したときの微噴射圧が緯糸切れを生じない程度の適正圧に保たれる。
本発明は、機械的な緯糸把持に空気圧を用いる緯糸把持装置を対象として、機械的な緯糸把持に用いられる空気を緯入れ安定化のために有効利用できるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した第1の実施形態を示し、(a)は、緯入れ用メインノズル及び緯糸把持器を示す斜視図。(b)は、緯糸把持器の断面図。(c)は、加速管の部分拡大断面図。 ジェットルーム全体の模式図。 (a)は、緯糸把持状態を示す緯糸把持装置の断面図及びエア配管図。(b)は、緯糸解放状態を示す緯糸把持装置の断面図及びエア配管図。 緯入れ状態を示す緯糸把持装置の断面図及びエア配管図。 緯入れ用メインノズル内の圧力変化を示すグラフ。 (a)は、緯入れ用メインノズル内の圧力変化を示すグラフ。(b)は、従来の微噴射使用時における緯入れ用メインノズル内の圧力変化を示すグラフ。 (a)は、緯糸先端通過時間の測定例を示すグラフ。(b)は、把持用エアを大気放出した場合の緯糸先端通過時間の測定例を示すグラフ。 三ポート弁の有効断面積と緯入れ用メインノズル内における圧力との関係を示すグラフ。 第2の実施形態を示し、(a)は、緯糸把持状態を示す緯糸把持装置の断面図及びエア配管図。(b)は、緯糸解放状態を示す緯糸把持装置の断面図及びエア配管図。 第3の実施形態を示す緯糸把持装置の緯糸解放状態を示す断面図及びエア配管図。 第4の実施形態を示す緯糸把持装置の緯糸解放状態を示す断面図及びエア配管図。
以下、本発明を2色緯入れ方式のエアジェットルームに具体化した第1の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、スレイ11は、織機駆動モータ(図示略)から駆動力を得て往復回動するロッキングシャフト12にスレイソード13を介して支持されている。スレイ11上には緯入れ用メインノズル14,15が支持台10を介して固定されており、スレイ11上には筬16及び複数の補助ノズル17が固定されている。スレイ11、緯入れ用メインノズル14,15、筬16及び複数の補助ノズル17は、ロッキングシャフト12の往復回動によって、ロッキングシャフト12を中心にして織機の前後方向へ揺動する。
織機のサイドフレーム(図示略)には一対のタンデムノズル18,19が固定設置されている。20,21は、巻付方式の緯糸測長貯留装置である。
図2に示すように、糸巻き付け管22の回転によって緯糸Y1,Y2が糸巻付面23上に巻き付けられる。糸巻付面23からの緯糸引き出し解舒は、電磁ソレノイド24の係止ピン241の出没動作によって制御される。電磁ソレノイド24の励消磁は、制御コンピュータCの指令制御によって行われ、制御コンピュータCは、緯糸解舒検出器25からの緯糸解舒検出情報に基づいて電磁ソレノイド24の励消磁を制御する。緯糸解舒検出器25は、糸巻付面23上の巻き糸の解舒を検出する。糸巻付面23上の巻き糸が所定巻数解舒されると、制御コンピュータCは、係止ピン241を突出して緯糸引き出し解舒を阻止するように電磁ソレノイド24を消磁する。
緯糸測長貯留装置20,21で測長貯留された緯糸Y1,Y2は、タンデムノズル18,19を通され、タンデムノズル18,19を通された緯糸Y1,Y2は、緯入れ用メインノズル14,15の加速管26,27に別々に通されている。緯入れ用メインノズル14,15の加速管26,27は、筬16の筬羽161の前面に形成された緯糸案内通路162を指向している。緯糸Y1は、加速管26からのエア噴射によって経糸Tの開口内へ緯入れされ、緯糸Y2は、加速管27からのエア噴射によって経糸Tの開口内へ緯入れされる。
緯糸Y1,Y2は、予め設定された緯入れ順序パターンに従って、緯入れ1回にいずれか一方のみが緯入れされる。
経糸Tの開口内へ緯入れされた緯糸Y1,Y2は、複数の補助ノズル17のリレー噴射によって緯糸案内通路162内を牽引される。緯入れされた緯糸〔図1(a)に図示の例ではY1〕は、筬16の筬打ち動作によって織布Wの織前W1に筬打ちされる。
緯入れが良好に行われた場合には所定の織機回転角度範囲にて緯糸Y1,Y2が緯糸検出器28によって検出される。緯糸検出器28からの緯糸有無検出信号は、制御コンピュータCに入力され、制御コンピュータCは、緯糸有無検出信号に基づいて、織機の運転継続及び停止のいずれかを選択する。
緯入れ用メインノズル14は、緯入れ用エア通路としての緯入れ用エア供給チューブ29及び電磁開閉弁30を介して空気供給タンク31に接続されており、緯入れ用メインノズル15は、緯入れ用エア通路としての緯入れ用エア供給チューブ32及び電磁開閉弁33を介して空気供給タンク34に接続されている。タンデムノズル18は、緯入れ用エア供給チューブ35及び電磁開閉弁36を介して空気供給タンク37に接続されており、タンデムノズル19は、緯入れ用エア供給チューブ38及び電磁開閉弁39を介して空気供給タンク40に接続されている。補助ノズル17は、エア供給チューブ41及び電磁開閉弁42を介して空気供給タンク43に接続されている。
各電磁開閉弁30,33,36,39,42の励消磁制御は、制御コンピュータCからの指令により行われる。制御コンピュータCは、織機回転角度検出用のロータリーエンコーダEから得られる織機回転角度検出情報に基づいて電磁開閉弁30,33,36,39,42の励消磁を制御する。各電磁開閉弁30,33,36,39,42は、励磁によって開状態(エア供給状態)となり、消磁によって閉状態(エア供給停止状態)となる。
図1(a)に示すように、緯入れ用メインノズル14,15の加速管26,27の先端部には緯糸把持器44が取り付けられている。緯糸把持器44は、支持台10の一部によって下支えされている。
図1(b)に示すように、緯糸把持器44は、加速管26,27を水平に保つように加速管26,27に取り付けられた取り付けブロック45と、取り付けブロック45に収容された一対のピストンハウジング46,47と、各ピストンハウジング46,47内にスライド可能に収容されたピストン48,49とを備えている。ピストン48,49の一端面にはガイドロッド50,51が突設されており、ピストン48,49の他端面には把持ロッド52,53が突設されている。ピストン48,49は、ピストンハウジング46,47内を圧力導入室54,55とばね収容室56,57とに区画しており、ばね収容室56,57には圧縮ばね58,59が収容されている。本実施形態では、ピストンハウジング46,47は、砲金製であり、ピストン48,49は、軽量で耐久性の高いポリイミド樹脂製である。
ピストンハウジング46,47、ピストン48,49、把持ロッド52,53及び圧力導入室54,55は、緯糸Y1,Y2を把持するための把持機構を構成する。
ピストンハウジング46,47を構成する蓋60,61には導入口601,611が蓋60,61の外面に開口するように設けられていると共に、ガイド孔602,612が蓋60,61の内面に開口するように設けられている。ガイド孔602,612と導入口601,611とは、連通しており、ガイド孔602,612の径は、導入口601,611の径よりも大きくしてある。ガイドロッド50,51は、ガイド孔602,612にスライド可能に嵌合されている。ガイドロッド50,51は、ガイド孔602,612と導入口601,611との段差に当接可能である。ガイドロッド50,51内には連通路501,511が形成されている。連通路501,511は、圧力導入室54,55と導入口601,611とを連通している。
取り付けブロック45の底壁451には一対の通し孔452,453が貫設されており、通し孔452,453には加速管26,27が通されている。
図1(c)に示すように、加速管26,27には出入り孔261,271が加速管26,27の管壁を貫通するように形成されており、加速管26,27の内周壁面260,270には凹部262,272が出入り孔261,271と対向するように凹み形成されている。把持ロッド52の先端面は、出入り孔261から加速管26の管内に突入して凹部262の底に面接触可能であり、把持ロッド53の先端面は、出入り孔271から加速管27の管内に突入して凹部272の底に面接触可能である。凹部262,272の底は、平面であり、把持ロッド52,53の先端面は、凹部262,272の底と平行な平面である。
図1(b)及び図2に示すように、ピストンハウジング46は、導入口601〔図1(b)参照〕に接続された共通エアチューブ62B、制御弁としての電磁三ポート弁63及び把持用エア供給チューブ62Aを介して空気供給タンク64に接続されている。ピストンハウジング47は、導入口611〔図1(b)参照〕に接続された共通エアチューブ65B、制御弁としての電磁三ポート弁66及び把持用エア供給チューブ65Aを介して空気供給タンク67に接続されている。
電磁三ポート弁63,66の励消磁制御は、制御コンピュータCからの指令により行われる。制御コンピュータCは、織機回転角度検出用のロータリーエンコーダEから得られる織機回転角度検出情報に基づいて電磁三ポート弁63,66の励消磁を制御する。電磁三ポート弁63,66は、消磁によって開状態(エア供給状態)となり、励磁によって閉状態(エア供給停止状態)となる。
電磁三ポート弁63は、排出用エア供給チューブ68及び逆止弁69を介して緯入れ用エア供給チューブ29の途中に合流接続されている。逆止弁69は、緯入れ用エア供給チューブ29側から電磁三ポート弁63側への逆流を防止する。電磁三ポート弁66は、排出用エア供給チューブ70及び逆止弁71を介して緯入れ用エア供給チューブ32の途中に合流接続されている。逆止弁71は、緯入れ用エア供給チューブ32側から電磁三ポート弁66側への逆流を防止する。
電磁三ポート弁63が消磁状態では、空気供給タンク64内の圧力エアがピストン48に作用する圧縮ばね58のばね力に抗してピストン48を圧力導入室54側からばね収容室56側へ移動させながら圧力導入室54へ供給される。電磁三ポート弁63が励磁状態では、ピストン48が圧縮ばね58のばね力によってばね収容室56側から圧力導入室54側へ戻され、圧力導入室54内の圧力エアが共通エアチューブ62B、排出用エア供給チューブ68及び逆止弁69を介して緯入れ用エア供給チューブ29へ排出される。共通エアチューブ62B及び排出用エア供給チューブ68は、圧力導入室54内の把持用エアを加速管26へ排出するための排出通路79〔図1(a)及び図3参照〕を構成する。
電磁三ポート弁66が消磁状態では、空気供給タンク67内の圧力エアがピストン49に作用する圧縮ばね59のばね力に抗してピストン49を圧力導入室55側からばね収容室57側へ移動させながら圧力導入室55へ供給される。電磁三ポート弁66が励磁状態では、ピストン49が圧縮ばね59のばね力によってばね収容室57側から圧力導入室55側へ戻され、圧力導入室55内の圧力エアが共通エアチューブ65B、排出用エア供給チューブ70及び逆止弁71を介して緯入れ用エア供給チューブ32へ排出される。共通エアチューブ65B及び排出用エア供給チューブ70は、圧力導入室55内の把持用エアを加速管27へ排出するための排出通路80〔図1(a)参照〕を構成する。
制御コンピュータC及び電磁三ポート弁63,66は、圧力導入室54,55に対して把持用エアを供給する供給状態と、圧力導入室54,55に対して把持用エアの供給を停止する供給停止状態とに切り換えられる第1把持用エア供給切り換え手段を構成する。
又、制御コンピュータC及び電磁三ポート弁63,66は、圧力導入室54,55内の把持用エアを加速管26,27内へ排出する排出状態と、圧力導入室54,55内の把持用エアの排出を停止する排出停止状態とに切り換えられる第2把持用エア供給切り換え手段を構成する。
電磁三ポート弁63,66の消磁状態は、前記供給状態かつ前記排出停止状態に対応しており、電磁三ポート弁63,66の励磁状態は、前記供給停止状態かつ前記排出状態に対応している。
次に、図3(a),(b)及び図4に基づいて、緯入れ用メインノズル14側の緯糸Y1を把持してから緯入れするまでの一連の動作を説明する。
図3(a)は、電磁三ポート弁63の消磁状態を示す。電磁三ポート弁63が消磁されると、空気供給タンク64内の圧力エアが把持用エア供給チューブ62A、電磁三ポート弁63及び共通エアチューブ62Bを経由してピストン48を圧力導入室54側からばね収容室56側へ移動させながら圧力導入室54へ供給され、緯糸Y1が把持ロッド52の先端と、加速管26の凹部262の底との間で把持される。
緯糸Y1を解放するタイミングが来ると、図3(b)に示すように、電磁三ポート弁63が励磁される。電磁三ポート弁63が励磁されると、ピストン48が圧縮ばね58のばね力によってばね収容室56側から圧力導入室54側へ戻され、圧力導入室54内の圧力エアが共通エアチューブ62B、電磁三ポート弁63、排出用エア供給チューブ68、逆止弁69及び緯入れ用エア供給チューブ29を経由して、緯入れ用メインノズル14内のエア通路141へ排出される。圧力導入室54内の圧力は、徐々に減少してゆき、把持ロッド52が凹部262の底から離れていって緯糸Y1が把持ロッド52の把持作用から解放される。
圧力導入室54内の圧力エア(把持用エア)は、排出通路79、緯入れ用エア供給チューブ29及び緯入れ用メインノズル14におけるスレッドガイド140の周囲のエア通路141を経由して加速管26内へ排出される。つまり、緯入れ用エア供給チューブ29からエア通路141へのエア排出は、微噴射となって緯入れ用メインノズル14内の緯糸Y1に作用する。これにより、加速管26内の緯糸Y1の糸姿勢が真っ直ぐに保たれる。
排出通路79、緯入れ用エア供給チューブ29及びエア通路141は、加速管26の内部で緯糸Y1に微噴射を作用させるように圧力導入室54と加速管26の内部との間に設けられる微噴射通路を構成する。
同様に、排出通路80、緯入れ用エア供給チューブ32及び緯入れ用メインノズル15内のエア通路(図示略)は、加速管27の内部で緯糸Y2に微噴射を作用させるように圧力導入室55と加速管27の内部との間に設けられる微噴射通路を構成する。
緯入れタイミングになると、図4に示すように、電磁開閉弁30が励磁され、空気供給タンク31〔図2参照〕内の緯入れ用圧力エアが電磁開閉弁30及び緯入れ用エア供給チューブ29を経由して緯入れ用メインノズル14内へ供給される。把持ロッド52の把持作用から解放されている緯糸Y1は、緯入れ用メインノズル14内への緯入れ用圧力エアの供給によって、加速管26から射出される。緯入れ用エア供給チューブ29に合流接続する排出用エア供給チューブ68の途中には逆止弁69が設けられているため、緯入れ用エア供給チューブ29を流れる緯入れ用圧力エアの一部が圧力導入室54側へ供給されることはない。図4の状態では、把持ロッド52が加速管26の管内から退避しており、円滑な緯入れが可能となっている。
図6(a)のグラフにおける曲線P1は、緯入れ用メインノズル14における噴射圧力の変化を示し、曲線P2は、緯入れ用メインノズル15における噴射圧力の変化を示す。曲線P1,P2の一部である曲線部P11,P21は、圧力導入室54から緯入れ用メインノズル14内へ把持用エアが排出されたことによる圧力変化、つまり緯糸Y1に微噴射となって作用する圧力変化を表す。この微噴射期間は、緯入れ噴射開始直前の織機回転角度範囲30°前後である。
図6(b)のグラフにおける曲線D1は、電磁三ポート弁63及び緯糸把持器44がない従来の緯入れ用メインノズル14における噴射圧力の変化を示し、曲線D2は、電磁三ポート弁66及び緯糸把持器44がない従来の緯入れ用メインノズル15における噴射圧力の変化を示す。曲線D1,D2の一部である曲線部D11,D21は、従来の微噴射用エアを緯入れ用メインノズル14,15に供給した場合の圧力変化を表す。
曲線部P11,P21で示す本実施形態における微噴射期間は、曲線部D11,D21で示す従来の微噴射期間に比べて、はるかに短い。
図5のグラフにおける曲線F1,F2は、圧力導入室54内の把持用エアを緯入れ用メインノズル14へ排出したときの緯入れ用メインノズル14における噴射圧力の変化を示す。電磁三ポート弁63における有効断面積は、2mmである。曲線F1は、圧力導入室54内の最大圧力を0.3MPaに設定したときの圧力変化であり、曲線F2は、圧力導入室54内の最大圧力を0.5MPaに設定したときの圧力変化である。織機回転数は、曲線F1,F2のいずれの場合にも、800rpmである。曲線F1,F2は、最大圧力の設定の仕方によって、圧力導入室54から緯入れ用メインノズル14内への排出による微噴射の有効噴射期間が5ms〜15ms程度変化することを示している。5ms〜15msは、織機回転角度で示すと、24°〜72°である。本実施形態では、圧力導入室54内の把持用エアは、緯入れ開始時から織機回転角度24°〜72°前のうちのいずれかに圧力導入室54から排出開始される。
図7(a)のグラフにおける曲線Gは、本実施形態において緯糸Y1が緯入れ開始直後に120mm飛走した位置での緯糸飛走時間(緯糸先端通過時間)のばらつきについて調べた結果を表す。図7(b)のグラフにおける曲線Lは、特許文献5,6に開示の従来装置(把持用エアを微噴射に利用することなく大気放出してしまう装置)において緯糸Y1が緯入れ開始直後に120mm飛走した位置での緯糸飛走時間のばらつきについて調べた結果を表す。曲線G,Lは、把持用エアを大気放出してしまう従来装置に比べ、把持用エアを微噴射に利用する本実施形態の方が緯糸飛走時間のばらつきが少ないことを示している。
図8のグラフにおける曲線Kは、電磁三ポート弁63の有効断面積と緯入れ用メインノズル14における微噴射圧との関係を表す。本実施形態では、電磁三ポート弁63の有効断面積は、1mm〜3mmに設定されている。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)圧力導入室54,55内の把持用エアを緯糸解放の際、且つ緯入れ直前に加速管26,27内へ排出して緯糸Y1,Y2に微噴射作用を与えるようにしたため、緯糸Y1,Y2を機械的に把持するために用いられた把持用エアは、無駄に捨てられることなく安定した緯入れの達成に有効利用できる。
(2)緯入れ用エアが圧力導入室54,55側へ逆流することを防止するようにした構成は、緯入れ用エアの無駄を防止されると共に、安定した緯入れの達成に寄与する。
(3)図6(a),(b)のグラフから明らかなように、圧力導入室54,55内の把持用エアを微噴射に利用する構成は、微噴射の期間を短くしてエア消費量の低減に寄与する。従来では、緯糸種類が増すほど緯入れ用メインノズル1本当たりの微噴射の期間が長くなるが、本実施形態では、緯糸種類が増しても緯入れ用メインノズル1本当たりの微噴射の期間を長くする必要が無く、エア消費量の大幅な低減が可能である。
(4)図7(a),(b)のグラフから明らかなように、把持用エアを微噴射に利用することなく大気放出した場合に比べ、本実施形態では、緯糸先端通過時間のばらつきが大幅に低減する。このような緯糸先端通過時間のばらつきの低減は、緯入れ安定化に寄与する。把持用エアを微噴射に利用する構成は、緯糸の飛走の面においても緯入れ安定化に有効である。
(5)圧力導入室54から排出される把持用エアを微噴射に利用する場合には、微噴射圧を適切に保つ必要がある。スパン糸の場合には、緯入れ用メインノズル14における適切な微噴射圧は、0.01MPa〜0.03MPaである。曲線Kは、電磁三ポート弁63の有効断面積を1mm〜3mmにすることが望ましいことを示している。つまり、電磁三ポート弁63の有効断面積を1mm〜3mmに設定した本実施形態では、緯入れ用メインノズル14,15内に把持用エアを排出したときの微噴射圧が緯糸切れを生じない程度の適正圧に保たれる。
(6)緯糸Y1,Y2が把持ロッド52,53の先端面と加速管26,27の内周壁面260,270との間で把持されるため、緯糸Y1,Y2の把持された箇所が変形するおそれがある。しかし、把持ロッド52,53は、加速管26,27の先端側で緯糸Y1,Y2を把持するため、緯糸Y1,Y2の把持箇所は、捨て耳として除去処理される。そのため、緯糸Y1,Y2の把持箇所が織布W内に織り込まれることはなく、織物品質が低下することはない。
(7)把持ロッド52,53と加速管26,27の内周壁面260,270との間で緯糸Y1,Y2を把持する機械的把持装置を用いた本実施形態では、特許文献4に開示のような空気流によって緯糸を固定壁に押し付けて把持する方式に比べて、緯糸把持の確実性が格段に高い。内周壁面260,270(凹部262,272)に緯糸Y1,Y2を押し付ける構成では、加速管を2分割する特許文献6の場合のように緯入れ用エアを無駄に漏らすことはない。
(8)電磁三ポート弁63,66は、第1把持用エア供給切り換え手段及び第2把持用エア供給切り換え手段の構成要素として簡便である。
(9)図5に示すように、圧力導入室54内の最大圧力の設定の仕方によって、圧力導入室54から緯入れ用メインノズル14内への排出による微噴射の有効噴射期間が24°〜72°程度変化する。従って、織機回転数が800rpmの場合には、圧力導入室54内の把持用エアの排出開始は、緯入れ開始時から織機回転角度24°〜72°前から行なうのが望ましい。
一般的に、織機回転数は、700rpm〜1000rpmの範囲で使用されており、織機回転角度表示による把持用エアの排出開始の範囲は、織機回転数の変更に応じて変化する。例えば、織機回転数が700rpmであれば、把持用エアの排出開始の範囲は、24°×700rpm/800rpm=21°〜72°×700rpm/800rpm=63°となる。織機回転数が700rpmであれば、把持用エアの排出開始の範囲は、24°×1000rpm/800rpm=30°〜72°×1000rpm/800rpm=90°となる。
従って、織機回転数をNrpmとすると、圧力導入室54内の把持用エアの排出開始は、緯入れ開始時から織機回転角度24°×N/800〜72°×N/800前から行なうのが望ましい。
次に、図9(a),(b)の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
第2の実施形態では、電磁三ポート弁の代わりに、電磁五ポート弁72,73が用いられている。電磁五ポート弁72は、緯入れ用メインノズル14用であり、電磁五ポート弁73は、緯入れ用メインノズル15用である。電磁五ポート弁72,73は、制御コンピュータC〔図2参照〕の励消磁制御を受ける。
緯糸把持器44Aのピストン48A,49Aは、ピストンハウジング46,47内を圧力導入室54,55と背圧室74,75とに区画する。圧力導入室54,55は、把持用エア供給チューブ62A,65Aを介して電磁五ポート弁72,73に接続されており、背圧室74,75は、背圧用チューブ76,77を介して電磁五ポート弁72,73に接続されている。
図9(a)は、電磁五ポート弁72,73の消磁状態を示す。電磁五ポート弁72,73が消磁されると、圧力エアが把持用エア供給チューブ62A,65A、電磁五ポート弁72,73及び共通エアチューブ62B,65Bを経由してピストン48A,49Aを圧力導入室54,55側から背圧室74,75側へ移動させながら圧力導入室54へ供給され、緯糸Y1,Y2が把持ロッド52,53の先端と加速管26の凹部262の底との間で把持される。背圧室74,75内のエアは、背圧用チューブ76,77及び電磁五ポート弁72,73を経由して大気へ放出される。
緯糸Y1,Y2を解放するタイミングが来ると、図9(b)に示すように、電磁五ポート弁72,73が励磁される。電磁五ポート弁72,73が励磁されると、圧力エアが共通エアチューブ62B,65B、電磁五ポート弁72,73及び背圧用チューブ76,77を経由して背圧室74,75へ供給される。ピストン48A,49Aは、背圧室74,75内の背圧によって背圧室74,75側から圧力導入室54,55側へ戻され、圧力導入室54,55内の圧力エアが共通エアチューブ62B,65B、排出用エア供給チューブ68,70、逆止弁69,71及び緯入れ用エア供給チューブ29,32を経由して、緯入れ用メインノズル14,15内のへ排出される。圧力導入室54,55内の圧力は、徐々に減少してゆき、把持ロッド52,53が内周壁面260,270から離れていって緯糸Y1,Y2が把持ロッド52,53の把持作用から解放される。
制御コンピュータC及び電磁五ポート弁72,73は、圧力導入室54,55に対して把持用エアを供給する供給状態と、圧力導入室54,55に対して把持用エアの供給を停止する供給停止状態とに切り換えられる第1把持用エア供給切り換え手段を構成する。
又、制御コンピュータC及び電磁五ポート弁72,73は、圧力導入室54,55内の把持用エアを加速管26,27内へ排出する排出状態と、圧力導入室54,55内の把持用エアの排出を停止する排出停止状態とに切り換えられる第2把持用エア供給切り換え手段を構成する。
電磁五ポート弁72,73の消磁状態は、前記供給状態かつ前記排出停止状態に対応しており、電磁五ポート弁72,73の励磁状態は、前記供給停止状態かつ前記排出状態に対応している。
なお、本実施形態では、第1の実施形態における凹部262,272はなく、把持ロッド52,53の先端面は、内周壁面260,270の曲面に面接合可能に曲面形状に形成されている。
緯入れ用エア供給チューブ29,32から緯入れ用メインノズル14,15内へのエア排出は、微噴射となって緯入れ用メインノズル14,15内の緯糸Y1,Y2に作用する。これにより、加速管26,27内の緯糸Y1,Y2の糸姿勢が真っ直ぐに保たれる。
第2の実施形態では、第1の実施形態における(1)〜(7)項と同様の効果が得られる。又、緯糸の把持及び解放の両方に圧力エアを用いるため、把持ロッド52,53の応答時間を第1の実施形態の場合よりも短くすることができる。さらに、緯糸解放のために圧縮ばねを用いないため、メインテナンスが少なくなる。
次に、図10の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
第3の実施形態では、加速管26,27の根元に通路形成リング78が装着されている。通路形成リング78には導入口781が形成されており、通路形成リング78と加速管26,27の外周面との間には環状通路782が形成されている。導入口781には排出用エア供給チューブ68,70が接続されている。環状通路782によって包囲される加速管26,27の外周面には複数の斜め通路263,273が加速管26,27の管壁を貫通して管内に開口するように形成されている。斜め通路263,273は、加速管26,27の外周面から内周面に向かうにつれて緯入れ方向Rに向かう形状である。
圧力導入室54,55内の把持用エアは、共通エアチューブ62B,65B、電磁三ポート弁63,66、排出用エア供給チューブ68,70、環状通路782及び斜め通路263,273を経由して、加速管26,27内に排出される。排出用エア供給チューブ68,70、環状通路782及び斜め通路263,273は、加速管26,27の内部で緯糸Y1,Y2に微噴射を作用させるように圧力導入室54,55と加速管26,27の内部との間に設けられる微噴射通路を構成する。
第3の実施形態では、排出用エア供給チューブ68,70を緯入れ用エア供給チューブ29,32に合流しないため、第1の実施形態における逆止弁69,71が不要になる。
斜め通路263,273から加速管26,27内への把持用エアの排出は、加速管26,27内の緯糸Y1,Y2に微噴射を作用させることができ、緯入れ不良を防止して安定した緯入れが達成される。又、斜め通路263,273からのエア排出は、エジェクタ効果をもたらして緯入れ用メインノズル14,15内の緯糸通路内へ緯入れ用メインノズル14,15外からエアを吸引するため、緯糸推進力が高まる。
次に、図11の第4の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
第4の実施形態では、加速管26,27の先端側における外周面には把持ロッド52,53の先端面と対向する位置に貫通路264,274が内周壁面260,270に開口するように貫設されている。取り付けブロック45の底壁451には導入口454,455が貫通路264,274に連通するように形成されている。導入口454,455には排出用エア供給チューブ68,70が接続されている。貫通路264,274は、加速管26,27の外周面から内周面に向かうにつれて緯入れ方向Rに向かう形状である。貫通路264,274は、把持ロッド52,53の先端面を指向している。
圧力導入室54,55内の把持用エアは、共通エアチューブ62B,65B、電磁三ポート弁63,66、排出用エア供給チューブ68,70及び貫通路264,274を経由して、加速管26,27内に排出される。加速管26,27内に排出された把持用エアは、把持ロッド52,53の先端面に当たり、把持ロッド52,53は、その対向する内周壁面260,270の部位から遠ざかる方向に付勢される。つまり、把持ロッド52,53は、加速管26,27内への把持用エアの排出によって緯糸Y1,Y2を解放する方向へ付勢される。そのため、把持ロッド52,53の応答性が高められ、緯糸Y1,Y2の解放が早められる。緯糸Y1,Y2の早期の解放は、緯入れ安定化に有効である。
又、加速管26,27の外周から内周へ向かうにつれて緯入れ方向Rに向かう形状の貫通路264,274から加速管26,27内へ排出される把持用エアは、緯糸Y1,Y2を緯入れ方向Rへ牽引する微噴射となり、貫通路264,274からの把持用エアの排出は、緯入れ用メインノズル14,15内の緯糸Y1,Y2の緩み防止に寄与する。
排出用エア供給チューブ68,70及び貫通路264,274は、加速管26,27の内部で緯糸Y1,Y2に微噴射を作用させるように圧力導入室54,55と加速管26,27の内部との間に設けられる微噴射通路を構成する。
本発明では以下のような実施の形態も可能である。
○第1,3,4の実施形態において、電磁三ポート弁として、励磁によって把持用エアを圧力導入室54,55に供給し、消磁によって圧力導入室54,55内の把持用エアを排出するようにした電磁三ポート弁を用いてもよい。
○電磁三ポート弁63,66の有効断面積が3mmより大きい場合、電磁三ポート弁63,66の排出ポート(排出用エア供給チューブ68,70が接続されるポート)に絞り弁を設け、この絞り弁の有効断面積を1mm〜3mmとしてもよい。
○第4の実施形態において、貫通路264,274が緯入れ方向Rに対して垂直な方向を指向するようにしてもよい。この場合にも、把持ロッド52,53の応答性が高められる。
○第1把持用エア供給切り換え手段として第1の電磁開閉弁を用いて構成し、第2把持用エア供給切り換え手段として第2の電磁開閉弁を用いて構成してもよい。この場合、第1の電磁開閉弁と圧力導入室54,55とを第1のエアチューブで接続すると共に、第1の電磁開閉弁に把持用エア供給チューブ62A,65Aを接続し、第2の電磁開閉弁と圧力導入室54,55とを第2のエアチューブで接続すると共に、第2の電磁開閉弁に排出用エア供給チューブ68,70を接続すればよい。第1の電磁開閉弁が開状態かつ第2の電磁開閉弁が閉状態のときに、把持用エアが第1のエアチューブを経由して圧力導入室54,55へ供給される。第2の電磁開閉弁が開状態かつ第1の電磁開閉弁が閉状態のときに、圧力導入室54,55内の把持用エアが第2のエアチューブを経由して排出される。
○加速管26,27の先端よりも下流側で緯糸を把持するようにした緯糸把持装置に本発明を適用してもよい。
○加速管26,27よりも上流側で緯糸を把持するようにした緯糸把持装置に本発明を適用してもよい。
○3種類以上の緯糸を緯入れする多色ジェットルームに本発明を適用してもよい。
前記した実施形態から把握できる技術思想について以下に記載する。
(イ)前記圧力導入室から排出される把持用エアは、大気に排出される請求項10に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
(ロ)前記把持機構は、前記加速管内又は前記加速管よりも上流側で緯糸を機械的に把持する請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
緯糸の把持箇所が織布内に織り込まれることはなく、織物品質が低下することはない。
14,15…緯入れ用メインノズル。26,27…加速管。260,270…内周壁面。263,273…斜め通路。264,274…貫通路。29,32…緯入れ用エア通路としての緯入れ用エア供給チューブ。30,33…電磁開閉弁。52,53…把持機構を構成する把持部材としての把持ロッド。54,55…把持機構を構成する圧力導入室。63,64…第1把持用エア供給切り換え手段及び第2把持用エア供給切り換え手段を構成する制御弁としての電磁三ポート弁。68,70…排出通路を構成する排出用エア供給チューブ。69,71…逆止弁。72,73…制御弁としての電磁五ポート弁。74,75…背圧室。79,80…微噴射通路を構成する排出通路。Y1,Y2…緯糸。C…第1把持用エア供給切り換え手段及び第2把持用エア供給切り換え手段を構成する制御コンピュータ。R…緯入れ方向。

Claims (11)

  1. 加速管を備えた緯入れ用メインノズルの緯入れ用エアの噴射によって前記緯入れ用メインノズルから緯糸を射出して緯入れし、前記緯糸を機械的に把持する把持機構が設けられているエアジェットルームにおける緯糸把持装置において、
    前記把持機構は、把持用エアを導入する圧力導入室を備え、
    前記加速管の内部で前記緯糸に微噴射を作用させる微噴射通路が前記圧力導入室と前記加速管の内部との間に設けられており、
    前記圧力導入室に対して把持用エアを供給する供給状態と、前記圧力導入室に対して把持用エアの供給を停止する供給停止状態とに切り換えられる第1把持用エア供給切り換え手段が設けられており、
    前記圧力導入室内の把持用エアを前記微噴射通路へ排出する排出状態と、前記圧力導入室内の把持用エアの排出を停止する排出停止状態とに切り換えられる第2把持用エア供給切り換え手段が設けられており、
    前記把持機構は、前記第1把持用エア供給切り換え手段が前記供給状態かつ前記第2把持用エア供給切り換え手段が前記排出停止状態では、前記緯糸を把持し、
    前記把持機構は、前記第1把持用エア供給切り換え手段が前記供給停止状態かつ前記第2把持用エア供給切り換え手段が前記排出状態では、前記緯糸を解放するエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  2. 前記緯入れ用エアは、開閉弁を介して前記緯入れ用メインノズルへ供給され、前記微噴射通路は、前記開閉弁と前記緯入れ用メインノズルとを繋ぐ緯入れ用エア通路に合流する排出通路を備えており、前記排出通路における緯入れ用エアの逆流を防止する逆止弁が前記排出通路に設けられている請求項1に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  3. 前記微噴射通路は、前記加速管の管内に直通されており、前記微噴射通路の一部は、前記加速管の外周から内周へ貫設された斜め通路であり、前記斜め通路は、前記加速管の外周から内周へ向かうにつれて緯入れ方向に向かう形状である請求項1に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  4. 前記圧力導入室内の把持用エアは、緯入れ開始前に前記加速管内へ排出される請求項2及び請求項3のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  5. 織機回転数をNrpmとすると、前記圧力導入室内の把持用エアは、緯入れ開始時から織機回転角度24°×Nrpm/800rpm〜72°×Nrpm/800rpm前に前記圧力導入室から排出開始され、前記圧力導入室からの把持用エアの排出と緯入れ用エアの噴射とが連続的に行われる請求項4に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  6. 前記把持機構は、前記加速管の内周壁面に前記緯糸を押接する把持部材を備え、前記把持部材は、前記圧力導入室へ把持用エアが供給されたときに、前記内周壁面に押接可能である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  7. 前記微噴射通路は、前記加速管の管内に直通されており、前記微噴射通路の一部は、前記加速管の外周から内周へ貫設された貫通路であり、前記貫通路は、前記把持部材を指向し、前記貫通路から前記加速管内へ排出された把持用エアは、前記緯糸を解放する方向へ前記把持部材を付勢する請求項6に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  8. 前記貫通路は、前記加速管の外周から内周へ向かうにつれて緯入れ方向に向かう形状である請求項7に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  9. 前記第1把持用エア供給切り換え手段及び前記第2把持用エア供給切り換え手段は、三ポート弁型の制御弁を備えており、該制御弁は、前記圧力導入室へ把持用エアを供給する前記供給状態と前記圧力導入室からの把持用エアの排出を停止する前記排出停止状態とをとる第1切り換え状態と、前記圧力導入室への把持用エアの供給を停止する前記供給停止状態と前記圧力導入室から把持用エアを排出する前記排出状態とをとる第2切り換え状態とに切り換えられる請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  10. 前記把持機構は、前記加速管の内周壁面に前記緯糸を押接する把持部材と、前記把持部材によって前記圧力導入室から区画される背圧室とを備え、前記第1把持用エア供給切り換え手段及び前記第2把持用エア供給切り換え手段は、五ポート弁型の制御弁を備えており、
    該制御弁は、前記圧力導入室へ把持用エアを供給する前記供給状態と、前記圧力導入室からの把持用エアの排出を停止する前記排出停止状態と、前記背圧室からの解放用エアの放出を許容する背圧放出状態とをとる把持状態と、前記圧力導入室への把持用エアの供給を停止する前記供給停止状態と、前記圧力導入室から把持用エアを排出する前記排出状態と、前記背圧室へ解放用エアを供給する背圧供給状態とをとる把持解放状態とに切り換えられる請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
  11. 前記制御弁の有効断面積は、1mm〜3mmに設定されている請求項9及び請求項10のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯糸把持装置。
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