JPH0296176A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH0296176A
JPH0296176A JP24869688A JP24869688A JPH0296176A JP H0296176 A JPH0296176 A JP H0296176A JP 24869688 A JP24869688 A JP 24869688A JP 24869688 A JP24869688 A JP 24869688A JP H0296176 A JPH0296176 A JP H0296176A
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坂井 栄一
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    • G03G5/0557Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
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    • G03G5/0557Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
    • G03G5/0564Polycarbonates

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は感光体、例えば電子写真感光体に関するもので
ある。
口、従来技術 電子写真感光体としては、帯電特性および感度が良好で
更に暗減衰が小さい等の電子写真特性は勿論であるが、
加えて繰り返し使用での耐剛性、耐摩耗性、耐湿性等の
物理的性質や、コロナ放電時に発生するオゾン、露光時
の紫外線等への耐性(耐環境性)においても良好である
ことが要求される。
近年、種々の有機光導電性物質を電子写真感光体の感光
層の材料として利用することが近年活発に開発、研究さ
れている。このような有機電子写真感光体によれば、感
光層を塗布により形成できるので製造コストが安く、公
害や環境汚染も防止でき、また種々の形(シート状等)
に容易に加工できる。
しかし、有機電子写真感光体には、以下の欠点があり、
これらの欠点の解決が強く要望されている。
(a)、例えば、低分子の有機゛化合物を高分子有機樹
脂(バインダー)で結着することにより層形成すると、
機械的強度が必ずしも充分ではなく、感光体の反覆使用
時に、現像ブレードの摺擦等により感光体表面に傷が生
じたり、表面が摩耗したりする。
Tb)、感光体は主として負帯電用として用いられ、特
開昭60−247647号に記載されているように支持
体上に薄いキャリア発生層を設け、この上に比較的厚い
キャリア輸送層を設ける構成がとられている。
この理由は、負帯電使用の場合には、キャリアのうちホ
ールの移動度が大きいことから、ホール輸送性の材料を
使用でき、光感度等の点で有利であるのに対し、電子輸
送性の材料には優れた特性をもつものがほとんど無く、
あるいは発がん性、催奇性を有するので使用できないた
めである。
しかし、負のコロナ放電時、帯電器による負帯電時に、
雰囲気中に発生するオゾンの量が多く、環境条件の悪化
を生ずる。このため、イオン性物質の感光体表面への吸
着や、感光体表面の材質の劣化を招くため、繰り返し使
用時に電位低下をきたし、残留電位上昇、感度低下、画
像の品質の低下の原因となり、感光体の寿命を低下させ
る。
(C)、電子写真複写機等の機器は種々の条件下で長期
間使用されるものであるため、高温高湿の条件下に置か
れることが多い。従って、耐環境性の高い実用的な感光
体が要望される。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、機械的強度が高く、帯電電位特性、感
度特性、残留電位特性に優れ、かつ耐環境性に優れた感
光体を提供することである。
二0発明の構成及びその作用効果 本発明は、導電性支持体上にキャリア発生層とキャリア
輸送層とを順次積層してなる感光体において、下記−船
人(1)で表される構造単位と下記−船人(If)で表
される構造単位との少なくとも一方を繰り返し単位とし
て有する樹脂が前記キャリア輸送層を設けた面側の少な
くとも表面領域に含有され、前記キャリア輸送層が複数
の構成層からなり、かつこれら複数の構成層のうち前記
導電性支持体側の構成層中のキャリア輸送物質のバイン
ダー物質に対する含有量比(重量比、キャリア輸送物質
/バインダー物質)が前記表面領域側の構成層中のキャ
リア輸送物質のバインダー物質に対する含有量比(重量
比、キャリア輸送物質/バインダー物質)よりも大きい
ことを特徴とする感光体に係るものである。
一般式(1) 一般式〔■〕 (R’  、R” 、R3、R’  、R’  、Rh
 % R7、R8、R9、RIOはそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、置換若しくは未置換の脂肪族基、置換若
しくは未置換の炭素環基、置換若しくは未置換の芳香族
基、又は置換若しくは未W挨のアルコキシ基を表し、更
にR9とR”とは共同して置換若しくは未置換の炭素環
又は置換若しくは未置換の複素環を構成するのに必要な
原子群又は原子であってよい。但し、R1、R2、R3
R’、R’、R’、R7、RB、R9、R寞0のうち少
なくとも一つはフッ素原子又はフン素原子を有する置換
基を表すものとする。〕[Rl l、R”% R”、R
”、R”、R”% R”、R”、R19、R20はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換の脂
肪族基、置換若しくは未置換の炭素環基、置換若しくは
未置換の芳香族基、又は置換若しくは未置換のアルコキ
シ基を表し、更にR”とRloとは共同して置換若しく
は未置換の炭素環又は置換若しくは未置換の複素環を構
成するのに必要な原子群又は原子であってよい。但し、
R”、R”、RI3R”、R15、RI6、R”、R■
、RI9、R”のうち少なくとも一つはフン素原子又は
フッ素原子を有する置換基を表すものとする。〕「キャ
リア輸送層を設けた面側の表面領域」とは、感光体の表
面側の領域(導電性基体の反対側)を意味し、例えばキ
ャリア輸送層、表面(保護)層、表面改質層等の感光体
表面側に設けられた層の他、明確に層をなしていない場
合も含むものであり、キャリア輸送層の複数の構成層の
うち最表面の構成層と一致する場合もある。
本発明の感光体は、キャリア輸送層を2層以上の構成層
に分け、それぞれのキャリア輸送物質濃度を変えている
ことに顕著な特徴を有する。
即ち、導電性支持体側の「キャリア輸送層の構成層」に
おいてキャリア輸送物質濃度をより高くしているので、
キャリア発生層で発生した光キャリアは効率よくキャリ
ア輸送層中へと注入される。
また、感光体表面領域側の「キャリア輸送層の構成層」
中のキャリア輸送物質濃度をより低くしているので、低
分子量のキャリア輸送物質の濃度が低い分だけ、キャリ
ア輸送層の機械的強度を上げることができる。
更に、感光体においてキャリア輸送層側の少なくとも表
面領域に上記−服代(1)、〔■〕で表される構造単位
を繰り返し単位として有する樹脂を含有せしめた点が重
要である。
即ち、これらの樹脂は機械的強度、耐傷性、耐摩耗性、
耐剛性に優れ、帯電性能も良好である。
特に、表面が硬く、かつ適度の滑り性をもつという特徴
を有しており、透明性、絶縁性が良好であり、キャリア
輸送物質との相溶性にも優れている。
しかも、これらの樹脂はオゾンを侵入させ難いため、キ
ャリア輸送物質の劣化が生じ難くなる。
これと相まって、感光体表面領域側の「キャリア輸送層
の構成層」中のキャリア輸送物質の濃度をより低くして
いるので、キャリア輸送物質の劣化の度合は更に少なく
なる。
「キャリア輸送層の構成層」は、2層又は3層以上とす
ることができる。3層以上とした場合には、導電性支持
体側から順次キャリア輸送物質の含有率を低くしてゆけ
ばよい。
次に、本発明の感光体の一般的構成を第1図〜第4図に
例示する。
第1図の感光体は、導電性支持体1上にキャリア発生層
2を設け、キャリア発生層2上に、構成層3A、3Bか
らなるキャリア輸送層3を設けたものである。第2図の
感光体では、可撓性の基体1A上に導電層IBを設ける
ことにより、導電性支持体1を形成している。第3図の
感光体では、第1図の感光体上に表面像li層5を設け
ている。
第4図の感光体では、第1図の感光体でキャリア発生層
2と導電性支持体1との間に中間層又は下引き層6を設
けている。
最上層側のキャリア輸送層構成層(第1図〜第4図の例
では構成層3B)におけるキャリア輸送物質のバインダ
ー物質に対する含有量比(重量比、キャリア輸送物質/
バインダー物質)は、70重量%以下、更には5〜70
重量%とすることが好ましい。これにより、成膜強度も
大きくでき、またキャリア輸送能力も阻害されない。
最下層側のキャリア輸送層構成層(第1図〜第4図の例
では構成層3A)におけるキャリア輸送物質のバインダ
ー物質に対する含有量比は、30重量%以上、更には3
0〜300重量%とすることが好ましい。これにより、
キャリア発生層からの光キヤリア注入能を大きくできる
。特筆すべきことは、キャリア輸送物質の含有量比を例
えば300重量%と非常に大きくできることであり、こ
れは感光体表面bB域側のキャリア輸送層構成層の成膜
強度を大きくしたために可能となったのである。
最上層側のキャリア輸送層構成層におけるキャリア輸送
物質のバインダー物質に対する含有量比(キャリア輸送
物質/バインダー物質、重量比)と、最下層側のキャリ
ア輸送層構成層におけるキャリア輸送物質のバインダー
物質に対する含有量比とは、10重量%以上の差がある
ことが好ましい。
下側構成層3Aの厚みは5〜50μmが好ましく、5〜
30μmとするのが更に好ましい。上層構成層3Bの厚
みは、0.1〜10μmとするのが好ましく、0.5〜
5μmとするのが更に好ましい。
キャリア発生層の膜厚は0.01〜1(lumとするの
が好ましく、0.1〜5μmとするのが更に好ましい。
保護層の膜厚は2μm以下が好ましく、1μm以下とす
るのが更に好ましい。
キャリア輸送層の各構成層のバインダーを一般式(1)
、(II)で表される構造単位を有する樹脂とすること
もできる。これにより、成膜強度は更に大きくなる。
次に、感光体を構成する材質、処方について述べる。
最初に、−船人(1)で表される構造単位と一般式(I
I)で表される構造単位との少なくとも一方を主要繰り
返し単位として有する樹脂について述べる。
本発明の感光体に用いる上記樹脂は、いわゆるポリカー
ボネート、ボリアリレートの構造内にフッ素を導入した
ものである。
この樹脂は、−船人(1)及び/又は(II)で表され
る構造単位を主要繰り返し単位として有するものである
。ここで、−船人CI)、(II)で表される種々の構
造単位のうち、一種類のみを共縮合させたものでもよく
、多種類を共縮合させたものでもよい、更に、−船人(
1)、(I[]においてのR1〜RIG、R””−R2
0のいずれにもフッ素原子を有しない構造単位(例えば
、R1−R8のすべてが水素原子でありかつR9、RI
Gがメチル基である構造単位等)と、−船人[1)、(
II)で表される構造単位との共重合体でもよい。この
場合、−船人(1)、(It)で表される含フツ素構造
単位の割合は20モル%以上が好ましく、50モル%以
上とすればなお好ましい。
更に、必要に応じて、物理的、化学的、電気的特性の更
なる改良等を目的として、−船人CI)、(II)で表
される構造単位以外の構造単位を含有せしめ、共縮合さ
せてもよい。
更には、−i式(1)、(n)で表される構造単位のみ
からなるホモポリマーが好ましい。
次に、−船人(1)、(II)で表される構造単位の内
容について述べる。
一般式〔I〕、(I[)において、「脂肪族基としは、
メチル基、エチル基、プロピル基等を例示でき、「炭素
環基」としては、シクロヘキシル基等を例示でき、「芳
香族基」としてはフェニル基、ナフチル基等を例示でき
、「アルコキシ基」としてはメトキシ基等を例示できる
。「置換脂肪族基」としては、ペルフルオロアルキル基
、クロロフルオロアルキル基、エトキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基等を例示できる。「炭素環基」の
置換基としては、クロル原子等が例示できる。
「芳香族基」の置換基としては、アルキル基、ペルフル
オロメチル基、フッ素原子、ペルフルオロプロピル基等
が例示できる。「置換アルコキシ基」としては、ペルフ
ルオロメトキシ基等が例示できる。
R9とRIG<又はR”とR20)とで炭素環を形成す
る際、この炭素環としてはシクロペンクン環、シクロヘ
キサン環等のシクロアルキル環、ビシクロアルキル環等
を例示でき、「置換炭素環」としてはペルフルオロシク
ロアルキル環、アセチルシクロアルキル環等を例示でき
る。「複素環」としては炭素原子、酸素原子等から構成
されたものを例示できる。
一般式〔I〕、(Illにおいて、R9、RIo(RI
 9、R20)の少なくとも一方をかさ高い(bu 1
ky)基とすることができる。こうした、かさ高い基は
炭素原子数が3以上であることが望ましく、分子鎖配列
を妨げる如き立体障害作用をなすものである。
R9、RIGの一方(又はR”、R”の一方)がかさ高
い基である場合、他方は水素原子、フッ素原子、メチル
基等のアルキル基、ペルフルオロメチル基等であってよ
い。
R9とRIoとで(又はRI9とR”とで)環を形成し
ている場合には、5員又は6員の炭素環又は複素環が好
ましい。
また、R9及びR10(又はR′9、R20)の少なく
とも一方にかさ高い基を使用したり、或いは環状構造を
形成せしめた場合は、脂肪の分子鎖が特定方向に配列す
ることを効果的に防止しうると考えられる。従って、樹
脂の結晶性を下げることができると考えられる。
上記の樹脂は機械的強度、耐傷性、耐摩耗性、耐剛性に
優れ、帯電性能も良好である。特に、表面が硬く、かつ
適度の滑り性をもつという特徴を有しており、透明性、
絶縁性、クリーニング性が良好であり、CTMとの相溶
性にも優れている。
特に、フッ素原子を含有させているが、重合によって透
明度を失わないことが見出されており、上記樹脂を感光
体表面領域に含有させても、光透過を遮断しないという
効果がある。更に、高感度化の効果もある。この理由は
定かではないが、フッ素原子の強い電子吸引性によるも
のとも考えられる。
以下、−船人(1)、(I[)で表される構造単位を例
示するが、これらに限られるものではない。
(以下余白) ■−5 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ CF。
■ ■ ■ Ctl。
■ CH。
■ CI(。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ Pa ■ ■ ■ ■ ド ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ (以下余白) ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ しH3 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F3 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ CF3 cpt−CF2 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H3 H Hn C)13 H3 COOC4H9 ■ −41 ■−42 一般式(1)で表される構造単位をもつポリカーボネー
トを得るには、下記−服代N)で表されるビスフェノー
ルの一種以上を用い、ホスゲン法等の一般的なポリカー
ボネート合成法を適用すればよい。
(以下余白) 一般式(II)で表される構造単位をもつボリアリレー
トを得るには、下記−船人(2)で表されるビスフェノ
ールの一種以上を用い、テレフタル酸法等の一般的なポ
リ了りレート合成法を適用すればよい。
また、変性ポリカーボネートとして、以下の(3)、(
4)の共重合からなるものが好ましい。
(6)のビスフェノール化合物を用いて、常法に従い合
成することができる。
R”、R”% R”、R24はそれぞれ水素原子、アル
キル基(好ましくは炭素原子数1〜3個)又はハロゲン
原子を表す。
Ras、R2b、Rtマ、Rt8はそれぞれ水素原子、
アルキル基(好ましくは炭素原子数1〜3個)又はハロ
ゲン原子を表す。R29、R”はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、(好ましくは炭素原子数1〜3個)又はフェ
ニル基を表す。
この変性ポリカーボネートの粘度平均分子量10.00
0〜100.OOQが好ましく 、15,000〜50
.000が更に好ましい。
上記(5)と上記(6)との使用量比は、〔(5): 
 (6))= (95: 5)〜(1:99)が好まし
く、(70: 30)〜(5:95)が更に好ましい。
上記(5)の具体例としは、1.  i  l、  3
゜3.3−ヘキサフルオロ−22=ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、1,1.1,3゜3.3−へキ
サフルオロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)プロパン、1゜1.1.3,3.3−ヘキ
サフルオロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)プロパン、1. 1. 1. 3.
 3. 3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3クロロ−5−メチルフェニル)プロパン、1
,1゜1.3,3.3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス
〔4−ヒドロキシ−3−(2−プロピル)フェニルツー
プロパン等がある。
上記(6)の具体例としては、2.2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン、2.2−ビス(4ヒドロキシ−3−クロロ−5−メ
チルフェニル)プロパン、2.2−ビス〔4−ヒドロキ
シ−3(2−プロピル)フェニル〕プロパン、1.1、
ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エタン、
1.1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5ジメチルフエニ
ル)エタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2
−ビス(4ヒドロキシフエニル)ブタン、1−フェニル
−2゜2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン等が
挙げられる。
上記の変性ポリカーボネートは、具体的には塩化メチレ
ン、1.2−ジクロロエタン等の不活性溶媒の存在下、
前記ビスフェノール系化合物に酸受容体として、アルカ
リ水溶液あるいはピリジン等を入れ、ホスゲンを導入し
ながら反応させて製造する。
酸受容体としてアルカリ水溶液を使う時は、触媒として
トリメチルアミン、トリエチルアミン等の第3級アミン
、あるいはテトラブチルアンモニウムクロリド、ベンジ
ルトリブチルアンモニウムプロミド等の第4級アンモニ
ウム化合物を用いると反応速度が増大する。必要に応じ
て、分子量調節剤としてフェノール、p−ターシャリ−
ブチルフェノール等の一価フエノールを存在させてもよ
い。触媒は最初から入れても良いし、オリゴマーを合成
した後に入れて高分子量化しても良い。
この変性ポリカーボネートは、有機溶剤に対する溶解性
に優れ、酢酸エチル、THF、1.4ジオキサン等の非
ハロゲン系溶媒にもよく溶ける。
二種以上のビスフェノールを共重合させるには、以下の
方法をとりうる。
(イ)一方をまずホスゲンと反応させ、ある程度反応を
行った後、他方を入れて重合する方法(ロ)別々にホス
ゲンと反応させてオリゴマーを造り、それらを反応させ
て重合する方法(ハ)二種以上のビスフェノール系化合
物を、同時にホスゲンと反応させて共重合する方法法に
、キャリア輸送層に含有させるキャリア輸送物質につい
て述べる。
キャリア輸送物質として、下記−船人のものを好ましく
例示できる。
一般式〔■〕 : (但、この−船人中、 R23:置換若しくは未置換のアリール基、 R24:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換
のアルキル基、 アルコキシ基、アミノ基、水酸 基、置換アミノ基、 R25:置換若しくは未置換のアリール基、置換若しく
は未置換の複素 環基を表わす。) 一般式〔■〕 : (但、この−船人中、 R”、R17:それぞれ、水素原子又はハロゲン原子、 R”、R29:それぞれ、置換若しくは未置換のアリー
ル基、 Ar5=置換若しくは未置換のアリーレン基を表わす、
) −船人〔■〕 : (但、この−船人中、 R3°:置換若しくは未置換のアリール基または置換若
しくは未置換の 複素環基、 R31:水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基ま
たは、置換若し くは未置換のアリール基、 Q:水素原子、ハロゲン原子、フル キル基、置換アミノ基、アルコ キシ基またはシアノ基、 p:Oまたは1の整数を表わす。) −船人 : (但、この−船人中、 R32,置換若しくは未置換の了り−ルまたは置換若し
くは未置換の複 素環基、 R33:水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基ま
たは置換若しく は未置換のアリール基、 Q;水素原子、ハロゲン原子、アル キル基、置換アミノ基、アルコ キシ基またはシアノ基、 q:0または1の整数を表わす。) −船人〔■〕 )I    R37 (但、この−船人中、 i:O又は1の整数、 R”、R3S、R36:置換若しくは未置換のアリール
基、 R37、R38;水素原子、炭素原子数1〜4のアルキ
ル基、又は置換若しくは 未置換のアリール基若しくはア ラルキル基(但、R”及びR28 は共に水素原子であることはな く、lが0のときはR1?は水素 原子ではない。)である、) 一般式 【 この−船人中、 R”、R40;置換若しくは未置換のアルキル基、フェ
ニル基を表わし、置換 基としてはアルキル基、アルコ キシ基、フェニル基を用いる。
R” :置換若しくは未置換のフェニル基、ナフチル基
、アントリル基、 フルオレニル基または複素環基 を表わし、置換基としてはアル キル基、アルコキシ基、ハロゲ ン原子、水酸基、フェニル基を 用いる。
R4′=水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基、
フェニル基ヲ表 す。
R”、R”、R”、R45: 水素原子、ハロゲン原子、アル キル基、アルコキシ基またはア ルキルアミノ基を表わす、) 一般式(IX)  : (但、この−船人中、 Ar’、Ar’ : it置換若くは未置換のフェニル
基を表わし、置換基としてはハ ロゲン原子、アルキル基、ニト ロ基、アルコキシ基を用いる。
Ar6:置換若しくは未置換のフェニル基、ナフチル基
、アントリル基、 フルオレニル基、複素環基を表 わし、置換基としてはアルキル 基、アルコキシ基、ハロゲン原 子、水酸基、アリールオキシ基、 アリール基、アミノ基、ニトロ 基、ピペリジノ基、モルホリノ 基、ナフチル基、アンスリル基 及び置換アミノ基を用いる。但 し、置換アミノ基の置換基とし てアシル基、アルキル基、アリ ール基、アラルキル基を用いる。) −船人〔X〕 D−CH=N−N−R46 R4フ (Dは、置換若しくは未置換のフェニル基、置換若しく
は未置換のカルバゾリル基を表す。
具体的には、 R46、R4?は置換若しくは未置換のアルキル基、置
換若しくは未置換のアラルキル基、又は置換若しくは未
置換のアリール基を表す。
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基等が挙げられ、アラルキル基としてはベンジ
ル基、フェネチル基等が挙げられ、アリール基としては
フェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基等が挙げ
られる。置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、置換アミノ基′(ジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジベンジルアミ
ノ基)等が例示される。
R”、R49、R”はR46、R4’rと同様のものを
表す。R80SR8I、 R52、R53、R54、R
56はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子等を表
す、)これらのCTMは、特願昭59−28309号明
細書に具体的に例示されている。キャリア発生層に使用
できるキャリア発生物質は、例えば特願昭632115
36号明細書、特願昭59−28309号明細書等に例
示されている。
(以下余白) キャリア発生物質として以下のものも好ましい。
−船人(XI): =船人α■〕: =船人α■〕: (但、上記各式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、アシル基又はカルボキシル基を表わし、nはθ〜
4の整数、mは0〜6の整数を表わす。)−船人(XV
I)  : (Xl及びXZは、それぞれ、ハロゲン原子、置換若し
くは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基又は置換若
しくは未置換のアミノ基を表し、Xl及びXZのうち少
なくとも1つはハロゲン原子である。
p及びqはそれぞれOll又は2の整数を表し、p及び
qは同時に0となることはなく、且つ、pが2のときは
XI は互いに同一の又は異なる基であってよく、qが
2のときはXZは互いに同一の又は異なる基であってよ
い。
Aは下記−船人〔χ■〕で表わされる基を表す。
−船人〔X■〕 ゛・、2−・′ (式中、A r ”は少なくともフッ素化炭化水素基を
有する芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表す。Zは
置換若しくは未置換の芳香族炭素環又は置換若しくは未
置換の芳香族複素環を形成するのに必要な非金属原子群
を表す、) m及びnはそれぞれOll又は2の整数を表す。
但し、m及びnが同時に0となることはない、〕一般船
人XVI)のXI及びXZにより表わされるハロゲン原
子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原
子を挙げることができる。Xl及びXZのうち、少なく
とも一方がハロゲン原子を有している。
XI及びx2で表されるアルキル基としては炭素原子数
1ないし4個の置換若しくは未置換のアルキル基が好ま
しく、このようなアルキル基の例としては、例えばメチ
ル基、エチル基、β−シアノエチル基、1so−プロピ
ル基、トリフルオロメチル基、t−ブチル基等が挙げら
れる。
またXI及びXZで表わされるアルコキシ基は、炭素原
子数が1ないし4個の置換若しくは未置換のアルコキシ
基が好ましく、このようなアルコキシ基の例としては、
メトキシ基、エトキシ基、β−クロルエトキシ基、5e
c−ブトキシ基等が挙げられる。
更にまた、Xl及びXZで表わされる置換若しくは未置
換のアミノ基としては、例えばアルキル基、アリール基
(好ましくはフェニル基)等で置換されたもの、例えば
N−メチルアミノ基、Nエチルアミキ基、N、N−ジメ
チルアミノ基、N。
N−ジエチルアミノ基、N−フェニルアミノ基、N、N
−ジフェニルアミノ基や、更にはアシル基で置換された
アセチルアミノ基、p−クロルベンゾイルアミノ基等が
挙げられる。
前記−船人(XVI )においてp及びqは、それぞれ
、0、l又は2を表わすが、p及びqは同時にOとなる
ことはなく、好ましくはp=1、q=0又はp=i、Q
=1の場合である。
更にまたp又はqが2のときは、xl又はXZは、それ
ぞれ同−又は異なる基をとることができる。
また、前記−船人(XVI)において、Aは下記−船人
〔X■〕で表わされる。
一般式〔X■〕 式中、A r ”はフッ素化炭化水素基を少なくとも1
個有する芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表わすが
、前記フッ素化炭化水素基の炭素原子数1ないし4のフ
ッ素化炭化水素基が好ましく、例えば、トリフルオロメ
チル基、ペンタフルオロ(5B) エチル基、テトラフルオロエチル基、ヘプタフルオロプ
ロピル基等が挙げられる。このうちさらに好ましいフッ
素化炭化水素基はトリフルオロメチル基である。また、
前記芳香族炭素環基の例としてはフェニル基、ナフチル
基、アンスリル基等が挙げられ、好ましくはフェニル基
である。さらに前記芳香族複素環基としては、例えば、
カルバゾリル基、ジベンゾフリル基等が挙げられる。さ
らにまた前記芳香族炭素環基及び芳香族複素環基におい
て前記フッ素化炭化水素基以外の置換基としては、例え
ば、炭素原子数1ないし4個の置換及び未置換のアルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、t
−ブチル基、トリフルオロメチル基環;置換及び未置換
のアラルキル基、例えばベンジル基、フェネチル基等;
ハロゲン原子、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子
、沃素原子;炭素原子数1〜4個の置換若しくは未置換
のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基、t−ブトキシ基、2−クロルエトキシ基
環;ヒドロキシ基;置換若しくは未置換のアリールオキ
シ基、例えばp−クロルフェノキシ基、1−ナフトキシ
基環;アシルオキシ基、例えばアセチルオキシ基、p−
シアノベンゾイルオキシ基筒;カルボキシル基、そのエ
ステル基、例えばエトキシカルボニル基、m−ブロモフ
ェノキシカルボニル基;カルバモイル基、例えばアミノ
カルボニル基、t−ブチルアミノカルボニル基、アニリ
ノカルボニル基等;アシル基、例えばアセチル基、0−
ニトロベンゾイル基環;スルホ基、スルファモイル基、
例えばアミノスルホニル基、t−ブチルアミノスルホニ
ル基、p−)リルアミノスルホニル基等;アミノ基、ア
シルアミノ基、例えばアセチルアミノ基、ベンゾイルア
ミノ基等;スルホンアミド基、例えばメタンスルホンア
ミド基、p−)ルエンスルホンアミド基等;シアノ基;
ニトロ基等が挙げられる。これら置換基のうち、好まし
いものは炭素原子数1ないし4個の置換・未置換のアル
キル基、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、
t−ブチル基、トリフルオロメチル基等;ハロゲン原子
、例えば塩素原子、臭素原子、フン素原子、沃素原子;
炭素原子数1ないし4個の置換・未置換のアルコキシ基
、例えばメトキシ基、エトキシ基、t−ブトキシ基、2
−クロルエトキシ基等;ニトロ基;シアノ基等である。
前記−船人〔X■〕において、2は置換・未置換の芳香
族炭素環、または置換・未置換の芳香族複素環を形成す
るに必要な原子群であって、具体的には例えば置換・未
置換のベンゼン環、置換・未置換のナフタレン環、置換
・未置換のインドール環、置換・未置換のカルバゾール
環等を形成するのに必要な原子群を表わす。
これらの環を形成するのに必要な原子群の置換基として
は、例えばA r ”の置換基として挙げたような一連
の置換基が列挙されるが、好ましくはハロゲン原子(塩
素原子、臭素原子、弗素原子、沃素原子)、スルホ基、
スルファモイル基(例えばアミノスルホニル基、p−)
リルアミノスルホニル基等)である。
前記−船人(XVI )で表されるビスアゾ化合物は、
好ましくは下記−船人〔X■〕、〔χ■〕、(XX)、
(XXI )で表わされる。
一数式■■〕 −■聞−Ar” =船人α■〕 一数式淵〕 一般式1■I〕 式中、X”% Xlb% X”およびX”は、それぞれ
水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換のアルキ
ル基、置換若しくは未置換のアルコキシ基、ニトロ基、
シアノ基、ヒドロキシ基又は置換若しくは未置換のアミ
ノ基を表わし、X”、、X+bX”およびX2bのうち
、少なくとも1つはハロゲン原子である。XImおよび
X1b、並びにX21″およびXzbは、それぞれ互い
に同−又は異なる基であってもよい。
Yは前記−船人(XVIIにおけるZの置換基と同義で
ある。
前記−船人(XVI )で表されるビスアゾ化合物は、
公知の方法により容易に合成することができる。
合成例(化合物XVI−71の合成) 2.7−ジアミツー4−ブロム−9−フルオレノン2.
89g  (0,01モル)を塩酸10m !2、水2
0m1に分散し、5℃以下に保ちつつ亜硝酸ナトリウム
1.40g  (0,02モル)を水5 m l ニ溶
した溶液を滴下した。同温度でさらに1時間攪拌をつづ
けた後、不溶物を濾過除去し、濾液に六弗化燐酸アンモ
ニウム4.6gを水50mNに溶かした溶液を加えた。
析出したテトラゾニウム塩を濾取し、N、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)100 mffに溶解した。
5℃以下に保ちながら、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸−3−トリフルオロメチルアニリド6.62g (0
,02モル)をDMF200mj!に溶かした溶液を滴
下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながらトリエタノールアミン
6 g <0.04モル)をDMF30mj!に溶解し
たものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で4理論値 C=60.5%、H=2.77%、N=8.63%実測
値 C=60.1%、H=2.95%、N=8.72%他の
化合物も前記合成例と同様にそれぞれ対応するアミノ化
合物を用いてジアゾニウム塩を作り、次いで2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸−置換アニリド又は2−ヒドロキ
シ−3−(置換フェニルカルバモイル)ベンゾ(a)−
置換・未置換カルバゾールと反応させて作ることができ
る。
導電性支持体の材料としては、例えばアルミニウム、ニ
ッケル、銅、亜鉛、パラジウム、銀、インジウム、錫、
白金、金、ステンレス鋼、真鍮等の金属シートを用いる
ことができる。
また、絶縁性基体上に導電層を設けて導電性支持体を構
成することもできる。この場合において、絶縁性基体と
しては紙、プラスチックシート等の可撓性を有し、しか
も曲げ、引張り等の応力に対しても十分な強度を有する
ものが適当である。又、導電層は、金属シートをラミネ
ートし或いは金属を真空蒸着せしめることにより、又は
その他の方法によって設けることができる。
キャリア発生層は、キャリア発生物質(CGM)単独に
より、又はこれに適当なバインダー樹脂を加えたものに
より、或いは更に特定乃至非特定の極性のキャリアに対
する移動度の大きい物質(即ちキャリア輸送物質)を添
加したものにより形成することができる。
具体的な形成方法としては、前記支持体上にCGMを真
空蒸着せしめる方法、CGMを適当な溶剤に単独で若し
くは適当なバインダー樹脂と共に溶解若しくは分散せし
めたものを塗布(若しくは浸漬塗布)して乾燥せしめる
方法を挙げることができる。
この後者の方法においては、バインダー樹脂若しくはキ
ャリア輸送物質を添加してもよく、その場合における、
キャリア発生物質:バインダー樹脂:キャリア輸送物質
の割合は、重量比で1:(O〜100):(0〜500
)、特に1; (θ〜10):(0〜50)であること
が好ましい。
また、キャリア輸送層の各構成層は、キャリア輸送物質
とバインダー樹脂とを溶媒中に溶解、分散せしめた溶液
又は分散液を、キャリア発生層上又は他のキャリア輸送
層構成層上に塗布、乾燥して形成することができる。
第1図〜第4図において、キャリア輸送層3の構成層3
A、3Bは、同一バインダー樹脂により形成してもよく
、互いに異なるバインダー樹脂により形成してもよい。
例えば、上側構成層3Bを一般式(1)、(II)で表
される構造単位を有する樹脂により形成し、下側構成層
3AをビスフェノールA型ポリカーボネートにより形成
すると、光感度向上の点で好ましい。
上側構成層3Bを塗布形成するための溶媒に対し、下側
構成層3Aを塗布形成するためのバインダー樹脂があま
り溶けない(溶解度が低い)ようにすることもできる、
この場合は、下側構成層3Aへのキャリア輸送物質の拡
散、下側構成層3Aの膨潤を防止することができる。
また、上側構成層3Bと下側構成層3Aとの塗布形成方
法を異ならせることもできる。例えば、構成層3Aを浸
漬塗布により形成し、構成層3Bをスプレー塗布により
形成すれば、下側構成層3Aの溶解、膨潤を防止できる
感光体の各層は浸漬塗布、スプレー塗布、ブレード塗布
、ロール塗布、スパイラル塗布、スライドホッパー塗布
等の種々の塗布方法により形成できる。例えば、構成層
3Bを浸漬塗布により形成すれば、構成層3Bからオゾ
ン等の気体が一層透過しにくくなり、キャリア輸送物質
の劣化防止の点で一層有利である。
保護層、中間層又は下引き層は、バインダー樹脂を溶媒
中に溶解せしめた溶液を塗布、乾燥して形成することが
できる。
上記方法で使用する溶媒或いは分散媒としては例えばn
−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、
イソプロパツールアミン、モノエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリエチレンジアミン、N、N−ジ
メチルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタ
ノール、イソプロパツール、酢酸エチル、酢酸ブチル、
ジメチルスルホキシド、その他を用いることができる。
バインダー樹脂としては、−船人(1)、CII)で表
される構造単位を主要繰り返し単位として有する樹脂の
他に、例えば上記以外のポリカーボネート、ポリエステ
ル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリビニルアセテ
ート、メラミン樹脂、ポリウレタン、スチレン−アクリ
ル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、塩化ビニ
リデンアクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体、シリコン樹脂、シリコンーアルキンド樹脂
、フェノール樹脂、スチレン−アルキ・ンド樹脂、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール等か
ら選ばれた一種以上の樹脂又はこれらの混合物を使用で
きる。
必要に応じて設けられる保護層のバインダー樹脂として
は、本発明のポリカーボネートを用いることができる。
これ以外に併用できる樹脂としては、体積抵抗1011
Ω・口取上、好ましくは1010Ω・1以上、より好ま
しくは10+″Ω・1以上の透明樹脂が用いられる。又
前記バインダーは光又は熱により硬化する樹脂を用いて
もよく、かかる光又は熱により硬化する樹脂としては、
例えば熱硬化性アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、
メラミン樹脂、光硬化性桂皮酸樹脂等又はこれらの共重
合若しくは縮合樹脂があり、その他電子写真材料に供さ
れる光又は熱硬化性樹脂の全てが利用される。又前記保
護層中には加工性及び物性の改良(亀裂防止、柔軟性付
与等)を目的として必要により熱可塑性樹脂を50重量
%未満含有せしめることができる。かかる熱可塑性樹脂
としては、例えばポリプロピレン、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリカーボネート樹脂、又はこれらの共重合樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導
体、その他電子写真材料に供される熱可塑性樹脂の全て
が利用される。
中間層又は下引き層に用いるバインダー樹脂、材質とし
ては、酸化アルミニウム、酸化インジウム等の金属酸化
物、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、シリコン樹脂、メラミン樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂等の高分子物質を
用いることができる。
感光層中に高分子有機半導体を含有せしめることもでき
る。こうした高分子有機半導体のうちポリ−N−ビニル
カルバゾール又はその誘導体が硬化が大であり、好まし
く用いられる。かかるポリN−ビニルカルバゾール誘導
体とは、その繰り返し単位における全部又は一部のカル
バゾール環が種々の置換基、例えばフルキル基、ニトロ
基、アミノ基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子によって
置換されたものである。
また、感光層内に感度の向上、残留電位ないし反復使用
時の疲労低減等を目的として、少なくとも1種の電子受
容性物質を含有せしめることができる。これらの具体例
は特願昭63−211536号明細書等に記載されてい
る。
また更に表面改質剤としてシリコーンオイル、フッ素系
界面活性剤を存在させてもよい。また耐久性向上剤とし
てアンモニウム化合物が含有されていてもよい。
更に紫外線吸収剤を用いてもよい、好ましい紫外線吸収
剤としては、安息香酸、スチルベン化合物等及びその誘
導体、トリアゾール化合物、イミダゾール化合物、トリ
アジン化合物、クマリン化合物、オキサジアゾール化合
物、チアゾール化合物及びその誘導体等の含窒素化合物
類が用いられる。
キャリア輸送層、キャリア発生層、感光層中に酸化防止
剤を含有せしめることができる。これにより放電で発生
するオゾンの影響を抑制でき、繰り返し使用時の残留電
位上昇や帯電電位の低下を防止できる。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダー
ドアミン、バラフェニレンジアミン、アリールアルカン
、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノン
及びそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物等
が挙げられる。
これらの具体的化合物としては、特願昭61−1628
66号、同61−188975号、同61−19587
8号、同61−157644号、同61−195879
号、同61−162867号、同61−204469号
、同61−217493号、同61−217492号及
び同61221541号に記載がある。
本発明の感光体は、電子写真複写機、レーザービームプ
リンター、CRTプリンター、電子写真式製版システム
等に用いることができる。
その際、光源として、He−Neレーザー、半導体レー
ザー(7B0nm 、680nm等)、LED、ハロゲ
ンランプ等の各種光源が使用できる。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明するが、本発明の実施の態様
がこれにより限定されるものではない。
く樹脂の製造〉 まず、以下のようにして、実施例に使用する各樹脂を製
造した。
まず、以下のようにしてフッ素原子含有ポリカーボネー
ト(ホモポリマー)を製造した。
攪拌機付き500m1セパラブルフラスコにビスフェノ
ール[0,15モル、フェノール0.353g、 N 
a OH16,8g 、水238m7!を入れ、50℃
に加熱溶解後、25℃に冷却し、塩化メチレン147m
Jを加えた。
次いで、25℃で攪拌しながらホスゲン19.1gを6
0分間かけて導入した。
次いで、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド0
.0342g 、 N a OH4,5g、水30mj
!を加えた後、25℃で攪拌しながら4.5時間重合を
行った。
重合終了後、塩化メチレン360m1を加えて希釈し、
塩酸で弱酸性として洗浄し、さらに5回水洗した。ポリ
マー溶液をメタノール中に投入し凝固させ、分離して1
00℃l smogで15時間乾燥し、白色ポリマーを
得た。
上記のようにして、(1−2)、Cl−14>、(1−
35)で表される構造単位からなる各ポリカーボネート
(ホモポリマー)を得た。各ホモポリマーに以下の符号
を付す。
構造単位 1−A  −−−−−−(I−2) 1−B−−−一−−−−(1−14) 1− C−m−−−−−(I −35)次に、以下のよ
うにして各変性ポリカーボネート(共重合体)を製造し
た。
(イ)ポリカーボネートオリゴマーの製造1.1.1,
3.3.3−へキサフルオロ2.2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン      ・・・・・・ t
oo s水酸化ナトリウム    ・・・・・・ 50
部水              ・・・・・・ 87
0 部塩化メチレン      ・・・・・・ 530
部p−ターシャリ−ブチルフェノール ・・・・・・ 2部 上記混合物を攪拌機付き反応器に仕込み、800rpm
で攪拌した。これにホスゲン70部を2時間の間に吹き
込み、界面重合を行った。反応終了後、ポリカーボネー
トオリゴマーを含有する塩化メチレン溶液のみを捕集し
た。得られたオリゴマーの塩化メチレン溶液の分析結果
は下記の通りであった。
オリゴマー濃度        24.0重量%末端ク
ロロホーメート革製度  0.56規定末端フ工ノール
性水酸基濃度  0.13規定以上の方法で得られたオ
リゴマー溶液を、オリゴマー溶液甲とする。
(ロ)ポリカーボネートオリゴマーの製造水酸化ナトリ
ウム水溶液にビスフェノールAを溶解して調整したビス
フェノールAナトリウム塩の16.6%水溶液 ・・・
・・・ 100部p−ターシャリ−ブチルフェノール ・・・・・・0.23部 塩化メチレン       ・・・・・・ 40部ホス
ゲン         ・・・・・・  7部上記組成
の混合物を定量的にパイプリアクターへ供給し、界面重
合を行った。
反応混合液を分液し、ポリカーボネートオリゴマーを含
有する塩化メチレン溶液のみを捕集した。
得られたオリゴマーの塩化メチレン溶液の分析結果は下
記のとおりであった。
オリゴマー濃度        24.5重量%末端ク
ロロホーメート革製度  1.3規定末端フ工ノール性
水酸基濃度  0.3規定以上の方法で得られたオリゴ
マー溶液を、オリゴマー溶液乙とする。
(ハ)共重合ポリカーボネートの製造 オリゴマー溶液−甲         80部オリゴマ
ー溶液−乙        180部塩化メチレン  
         100部p−ターシャリ−ブチルフ
ェノール 0.3部を攪拌機付き反応器に仕込み、55
0rpmで攪拌した。
更に下記組成の水溶液を仕込み、5時間界面重合を行っ
た。
水酸化ナトリウム          14部トリエチ
ルアミン          0.07部水     
                 80部引き続き、
反応混合物を分液し、ポリカーボネート樹脂を含む塩化
メチレン溶液を水、塩酸水溶液、水を用いて洗浄し、最
後に塩化メチレンを蒸発させて樹脂をとり出した。
この樹脂の平均分子量“は24,900であった。また
NMRの分析結果から共重合されているビスフェノール
Aの量は71重量%であった。
この樹脂をI−Dとする。同様にして、下記表に示す樹
脂1−E、l−Fを得た。
(以下余白) 次に、以下のようにしてフッ素原子含有ポリカーボネー
ト(ホモポリマー)を製造した。
具体的にはビスフェノール類1.0モルを1モル水酸化
ナトリウム水溶液に溶解し、界面活性剤を加えて激しく
攪拌しながら、テレフタル酸塩化物1.0モルをクロロ
ホルムに溶解した溶液を加えた。
攪拌を続けた後、得られた乳濁液をアセトン中に注いで
ポリマーを析出させ、これを充分水洗後濾別し、加熱乾
燥後、白色ポリマーを得た。
上記のようにして、(n−2)、(n−14)、(II
−35)で表される構造単位からなる各ポリカーボネー
ト(ホモポリマー)を得た。各ホモポリマーに以下の符
号を付す。
構造単位 II −A−−−−−−一(In−2)11−B  −
−−−−−−−−(In−14)n −c  −一−−
・−−−一一一(IL−35)〈電子写真感光体の作成
〉 大旌貰よ人 8抛鶴φのドラム状アルミニウム製導電性基体(アルミ
ニウムシリンダー)上に、塩化ビニル酢酸ビニル−マレ
イン酸共重合体「エスレックMF10」(積木化学工業
社製)より成る厚さ約0.1μmの中間層を設けた0次
に、下記構造式(XI3)で示す多環キノン顔料4gを
ボールミルで24時間粉砕し、これにビスフェノールA
型ポリカーボネート「パンライ1−L−12504(奇
人化成社製)20gを1.2−ジクロルエタン1300
m (lに溶解した溶液を加えて、更に24時間分散し
、得られた分散液を前記中間層上に浸漬塗布し、十分乾
燥して厚さ約0.5μmのCGLを形成した。
次に、下記構造式■−35で示すスチリル化合物(キャ
リア輸送物質)80gとポリカーボネート「パンライト
L −1250J IQOgとを1.2−ジクロロエタ
ン1000m j!に溶解して得た溶液を上記キャリア
発生層上に浸漬塗布し、温度80℃にて1時間乾燥して
厚さ18μmの下層側の構成層を形成した。
ここで、キャリア輸送物質のバインダー樹脂に対する含
有量比(重量比、キャリア輸送物質/バインダー樹脂)
は、80%である。
次に、構造式■−35で表されるスチリル化合物60g
と、前記合成例の樹脂1−A100gとを1.2−ジク
ロロエタン1000m lに溶解し、得られた溶液を下
層側の構成層上にスプレー塗布し、膜厚4μmの上層側
構成層を得た。この層において、キャリア輸送物質のバ
インダー物質に対する含有量比は60%である。
1B〜LH,比例IB、LC 実施例IAにおいて、下層側構成層、上側構成層のバイ
ンダー樹脂、CTMの含有率、膜厚をそれぞれ第5図に
示すようにした。他は実施例IAと同様にして各電子写
真感光体を作成した。
但し、実施例IGでは下記構造式(V−2)を上側構成
層、下側構成層のキャリア輸送物質として用い、実施例
IHでは(■−22)をキャリア輸送物質として用いた
止較廻1人 実施例1と同様にして中間層、キャリア発生層を形成し
た。
次に、構造式■−35で示すキャリア輸送物質80gと
ポリカーボネート「パンライトL −1250J 10
0gとを1.2−ジクロロエタン1000m lに溶解
して得た溶液をキャリア発生層上に浸漬塗布し、単層の
キャリア輸送層(膜厚22μm)を形成し、比較用の感
光体を得た。
人皇■1人 キャリア発生物質を下記構造式XVlilのフルオレノ
ン化合物に変え、かつキャリア輸送物質を下記構造式■
−38で示される置換スチリル化合物に変えた外は実施
例1と同様にして中間層、キャリア発生層を形成した。
次に、前記合成例(n−A)のボリアリレートLogと
キャリア輸送物質(構造式■−38) 100gとをモ
ノクロルベンゼン10100O!中に溶解し、この溶液
を上記キャリア発生層上に塗布して膜厚15μmの下側
構成層を形成した。
次に、上記の下側構成層用溶液において、キャリア輸送
物質の含有量を70gとし、これ以外は上記と同様にし
て上側構成層用溶液を調製した。この溶液を下側構成層
上にスプレー塗布し、膜厚5μmの上側構成層を形成し
た。
2B、2G、   ’  2B 実施例2Aにおいて、上側構成層、下側構成層のバイン
ダー樹脂、CTMの含有率、膜厚を第5図に示すように
した。他は実施例2Aと同様にして各電子写真感光体を
作成した。
ル較桝主人 実施例2Aと同様に中間層、ギヤリア発生層を形成した
次に、実施例2Aにおけるキャリア輸送層の下層構成層
用溶液(キャリア輸送物質含有量100g)をキャリア
発生層上に浸漬塗布し、膜厚2oμmの単層のキャリア
輸送層を形成し、電子写真感光体とした。
スm人 実施例IAと同様にして中間層を形成した。
次に、実施例IAにおいてキャリア発生物質を下記構造
式XIV−5のビスアゾ化合物に変え、またバインダー
樹脂をポリエステル樹脂「バイロン200」(東洋紡社
製)に変え、これ以外は実施例IAと同様にしてキャリ
ア発生層を形成した。
次に、下記構造式X−2のキャリア輸送物質1゜gとポ
リ−N−ビニルカルバゾール「ルビカンM170」 (
BASF社製) 100gとをテトラヒドロフラン(T
 HF ) 1000m j!中に溶解し、この溶液を
キャリア発生層上に浸漬塗布して膜厚18μmの下側構
成層を形成した。
次に、構造式X−2のキャリア輸送物質60gと、前記
合成例(n−A)のボリアリレー) 100gとを1.
2−ジクロロエタン1000m j!中に溶解し、この
溶液を下側構成層上に塗布し、膜厚4μmの上側構成層
を形成した。
例3B、3C,比拳4例3A 実施例3Aにおいて、上側構成層、下側構成層のバイン
ダー樹脂、CTMの含有率、膜厚を第5図に示すように
変えた。また、キャリア輸送層の上側構成層を、実施例
3Bでは浸漬塗布により形成し、実施例3Cでは円形ス
ライドホッパーを用いて塗布した。他は実施例3Aと同
様にして各電子写真感光体を作成した。
此]LfL=L比 実施例3Aと同様にして中間層、キャリア発生層を形成
した。
次に、実施例3Aにおける、キャリア輸送層の下側構成
層用溶液と同様の塗布液を調製し、この塗布液をキャリ
ア発生層上に浸漬塗布して単層のキャリア輸送層を形成
した(膜厚22μm)。
(以下余白) 構造式 (V−2) αに−22) 亡−■ 備−刀 (X−2) α1 く感光体特性の評価〉 以上の様にして得た電子写真感光体試料をコニカ社製U
−Bix 1550 MRに装着し、5万回コピーの実
写テストを行うと共に、黒紙電位Vb、白紙電位V。を
測定した。また5万回コピー後の膜厚減耗量と画像傷の
発生状況を調べた。但し、図にはVb、V−(初期値及
び5万回コピー後)と、5万回コピー後のそれぞれの変
動量Δv1、Δ■。
とを示す。
尚、ここでいう黒紙電位とは反射濃度1.3の黒紙原稿
とし、上述の複写サイクルを実施した時の感光体の表面
電位を表し、白紙電位とは白紙を原稿としたときの感光
体の表面電位を表す。この測定結果を第5図に示す。
但し、第5図中、「実−」は実施例を、「比−」は比較
例を示す。
第5図に示す結果より、実施例の電子写真感光体は耐摩
耗性、耐傷性に優れ、黒紙電位、白紙電位共に良好な値
を示し、かつ連続して多数枚の複写を行っても黒紙電位
、白紙電位の変動が少なく、安定した複写画像が得られ
ることが理解される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図はそれぞれ実施例の電
子写真感光体の一例を示す一部断面図である。 第5図は各感光体の電子写真特性を示す表である。 なお、図面に示す符号において、 1・−−−−−−−−−−m−導電性支持体2−−−−
−−−−−一一キャリア発生層3−−−−−・−・−キ
ャリア輸送層 3 A−−−一−−−・−−−−一下側構成層3 B 
−−−−−−−一 上側構成層5−−−−−−−−−−
一 表面(保護)層6−−−・−−−−m−中間層 である。 代理人  弁理士  逢 坂   宏 へ (自発) 手続補正書 明細書第54頁7行目の 昭和63年12月5日 1、事件の表示 昭和63年 特許願第248696号 2、発明の名称 感光体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)コニカ株式会社 4、代理人 住 所 東京都立川市柴崎町2−4−11FINEビル
と訂正します。 明細書の発明の詳細な説明の欄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上にキャリア発生層とキャリア輸送層
    とを順次積層してなる感光体において、下記一般式〔
    I 〕で表される構造単位と下記一般式〔II〕で表される
    構造単位との少なくとも一方を繰り返し単位として有す
    る樹脂が前記キャリア輸送層を設けた面側の少なくとも
    表面領域に含有され、前記キャリア輸送層が複数の構成
    層からなり、かつこれら複数の構成層のうち前記導電性
    支持体側の構成層中のキャリア輸送物質のバインダー物
    質に対する含有量比(重量比、キャリア輸送物質/バイ
    ンダー物質)が前記表面領域側の構成層中のキャリア輸
    送物質のバインダー物質に対する含有量比(重量比、キ
    ャリア輸送物質/バインダー物質)よりも大きいことを
    特徴とする感光体。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R^6、
    R^7、R^8、R^9、R^1^0はそれぞれ水素原
    子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換の脂肪族基、置
    換若しくは未置換の炭素環基、置換若しくは未置換の芳
    香族基、又は置換若しくは未置換のアルコキシ基を表し
    、更にR^9とR^1^0とは共同して置換若しくは未
    置換の炭素環又は置換若しくは未置換の複素環を構成す
    るのに必要な原子群又は原子であってよい。但し、R^
    1、R^2、R^3、R^4、R^5、R^6、R^7
    、R^8、R^9、R^1^0のうち少なくとも一つは
    フッ素原子又はフッ素原子を有する置換基を表すものと
    する。〕 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R^1^1、R^1^2、R^1^3、R^1^4、
    R^1^5、R^1^6、R^1^7、R^1^8、R
    ^1^9、R^2^0はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、置換若しくは未置換の脂肪族基、置換若しくは未置
    換の炭素環基、置換若しくは未置換の芳香族基、又は置
    換若しくは未置換のアルコキシ基を表し、更にR^1^
    9とR^2^0とは共同して置換若しくは未置換の炭素
    環又は置換若しくは未置換の複素環を構成するのに必要
    な原子群又は原子であってよい。但し、R^1^1、R
    ^1^2、R^1^3、R^1^4、R^1^5、R^
    1^6、R^1^7、R^1^8、R^1^9、R^2
    ^0のうち少なくとも一つはフッ素原子又はフッ素原子
    を有する置換基を表すものとする。〕
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