JPH0292640A - 印刷機のインキングローラーおよび印刷機のインキングローラーの製造方法 - Google Patents

印刷機のインキングローラーおよび印刷機のインキングローラーの製造方法

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JPH0292640A
JPH0292640A JP63246587A JP24658788A JPH0292640A JP H0292640 A JPH0292640 A JP H0292640A JP 63246587 A JP63246587 A JP 63246587A JP 24658788 A JP24658788 A JP 24658788A JP H0292640 A JPH0292640 A JP H0292640A
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ink
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roller
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micro hollow
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則之 芝
Yuichi Okamura
雄一 岡村
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、印刷機のインキングローラー及び印刷機の
インキングローラーの製造方法に係る。詳細にはローラ
ー表面の加剰インキを掻き落し、残留したほぼ一定量の
インキを刷版に向けて供給するキーレスインキング用の
ローラー及びその製造方法に係る。
(従来の技術) オフセット印刷、例えば新聞のオフセット印刷において
は、メツシュローラーとドクターブレードとの共同作用
によりメツシュローラー表面に規則正しく配列されて設
けられた精緻かつ略定形なセル内にインキを残留せしめ
、この残留されたインキを版面に向けて供給するいわゆ
るキーレスインキングが行われるようになった。そして
、オフセット印刷のキーレスインキングに適するメツシ
ュローラ、すなわち版面を介してインキング経路内に侵
入する湿し水の影響を最小限にとどめ得るメツシュロー
ラーとするために、セルを含めたメツシュローラーの表
面素材の全部または一部として、銅、または銅合金等の
親油性物質を使用したメツシュローラーが開示されてい
る。例えば、特開昭58−42463rオフセツト印刷
用メツシユロール」公報、特開昭58−56856 r
オフセット印刷用メツシュロール」公報、特開昭61−
181645 r平版印刷用インキ計量ローラー」公報
等に記載のローラーである。
他方、ローラー表面を無機粉とを樹脂との混合物で形成
したローラーとしては、特公昭59−42119rプレ
ス用ロールおよびその製造方法」公報(以下第1従来例
という)、特開昭61.−696rプレス用ロール」公
報(以下第2従来例という)、特開昭61−1.499
7 「オフセット印刷用のインキングローラ」公報(以
下第3従来例という)、特開昭62−71649rオフ
セット印刷機の湿し水装置」(以下第4従来例という)
、および実開昭83−3397Orオフセット印刷機用
仕上げインキ着はローラ」(以下第5従来例という)等
に開示されるローラーが知られている。そして、第1従
来例と第2従来例に記載のローラーは、プレス用ローラ
ーである。特に第1従来例では、ローラー表面を石粉を
含有した非多孔性硬質ポリウレタンで形成し、ショア(
5hare) D硬度が70以上あるようにされたロー
ラーについて開示がされる。第2従来例では、ローラー
表面を無機質粉末を含有した熱硬化性樹脂で形成しシヨ
アD硬度が70以上であるようされたローラーについて
開示がある。第1従来例、第2従来例ともに、■物理的
強度は大となり、■紙との剥離性に優れ、■含有粉末の
脱落によるローラー表面の肌荒れが極めて少ない等の諸
点が特徴となるとされる。
第3従来例では、ローラー表面をアルミニウム、真ちゅ
うなどの金属粉を含有したウレタン系樹脂で形成された
オフセット印刷用インキングローラーが開示されている
。そして、■インキに含まれる溶剤による劣化がなく、
■印刷インキの受難性に優れ、■含有粉末による表面の
微小な凹凸によりインキ粒子の飛散が生じないとの諸点
が特徴とされる。
第4従来例では、ローラー表面を親水性粉末を液状樹脂
からなるバインダーで硬化させた層で形成されたオフセ
ット印刷用のダンプニングローラーが開示される。そし
て、■水上がりが均一となり、■寿命が長く、■親水性
無機粉末の微細な凹凸面形状により物理的保水性を存し
、0表面キズの補修が容易である諸点が特徴とされる。
第5従来例では、ローラー表面を酸化物系セラミック粉
末の少なくとも一種類を含有した可撓性ウレタン合成樹
脂で形成されたオフセット印刷用仕上げインキ着はロー
ラーが開示される。そして、■含有する粉末によりロー
ラー表面の親水性が増進し、すなわち親油性が減少し、
■従って、インキ練りローラーを増すことなくインキ仕
上げローラーへのインキ転移量を減少し得て、仕上げ効
果を十分に上げることができる等の諸点が特徴とされる
(発明が解決しようとする課題) 前記従来のキーレスインキングに使用するメツシュロー
ラーは、表面に極めて精緻かつ略定形の多数のセルが規
則正しく配列されて設けられており、ドクターブレード
の過剰インキ掻き落としによってセル内に残留するイン
キ量はかなり正確な一定量となる。
しかしながら、メツシュローラー表面にセルを形成する
には特殊なセル加工が必要とされた。さらに、セルを設
けても、メツシュローラーは稼働状態でドクターブレー
ドによる摩耗を受けることから、稼働経時にしたがって
メツシュローラー表面が摩耗してセルがじよじょに浅く
なり、これにつれてセル内残留のインキ量が減少して印
刷に十分なインキ供給が出来なくなり、使用不可能とな
る課題を有した。
他方、従来例1〜従来例5に開示されるローラー表面を
無機粉末と合成樹脂との混合物で形成されたローラーは
、無機粉末を含有させることにより表面硬度を上げ得る
ので、耐摩耗性の向上を図る上で有効なことは推定出来
るが、ドクターブレードをローラー表面に当接し、ロー
ラー表面に付着したインキ等の液体の過剰分を掻き落と
しほぼ一定量の液体をローラー表面に残留させ得るもの
ではなかった。
(課題を解決するための手段) この発明は、インキ受理層に前記従来のキーレスインキ
ングに使用するメツシュローラーの表面に設けられるよ
うなセルを設けることなく、ドクターブレードを表面に
当接させて過剰インキを掻き落とし、かつ略一定量のイ
ンキをローラー表面に残留させ得るとともに、ドクター
ブレードによる摩耗によってローラー表面の性状および
ローラー表面に残留するインキの量に有意な変動を生じ
させないローラーおよび、その製造方法を提供すること
を目的とするものである。すなわち、ローラー表面に、
微小中空体を分散させたインキ受理層基材を有するイン
キ受理層を形成することを特徴とする印刷機のインキン
グローラー および、 ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空体を分
散させたインキ受理層基材を有するインキ受理層を形成
することを特徴とする印刷機のインキングローラー および、 ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空体を、
可撓性合成樹脂からなるバインダーであるインキ受理層
基材に分散させ硬化させたインキ受理層を形成すること
を特徴とする印刷機のインキングローラー および、 インキ受理層基材中に微小中空体を分散させる工程、次
いで、前記工程で得られた、微小中空体が分散されたイ
ンキ受理層基で、母部材表面を被覆してインキ受理層と
する工程、次いで、母部材表面を被覆したインキ受理層
表面を研削し、インキ受理層表面に位置する微小中空体
の殻層の一部を除去し中空部を開口させる工程からなる
ことを特徴とする印刷機のインキングローラーの製造方
法。
および、 インキ受理層基材中に微小中空体、および硬質無機粉末
を分散させる工程、次いで、前記工程で得られた微小中
空体および硬質無機粉末が分散されたインキ受理層基材
で、鼻部材表面を被覆してインキ受理層とする工程、次
いで、@部材表面を被覆したインキ受理層表面を研削し
、インキ受理層表面に位置する微小中空体の殻層の一部
を除去し中空部を開口させるとともに、硬質無機粉末を
露出させる工程からなることを特徴とする印刷機のイン
キングローラーの製造方法。
および、これらの印刷機のインキングローラーおよび印
刷機のインキングローラーの製造方法において、インキ
受理層中の微小中空体の分散が均等分散であるインキン
グローラーおよびインキングローラーの製造方法を提供
することで従来例の有する課題を解決する。
(作  用) インキ受理層基材中に微小中空体を分散さ仕る工程、次
いで、前記工程で得られた微小中空体が分散されたイン
キ受理層基材で、鼻部材表面を被覆してインキ受理層と
する工程、次いで、鼻部材表面を被覆したインキ受理層
表面を研削し、インキ受理層表面に位置する微小中空体
の殻層の一部を除去し中空部を開口させる工程により、
ローラー表面に、微小中空体を分散させたインキ受理層
基材を有するインキ受理層を形成するとともに、インキ
受理層表面に位置する微小中空体の殻層の一部を除去し
、中空部を開口させた印刷機のインキングローラーが得
られる。
また、インキ受理層基材中に微小中空体、および硬質無
機粉末を分散させる工程、次いで、前記工程で得られた
、微小中空体および硬質無機粉末が分散されたインキ受
理層基材で、鼻部材表面を被覆してインキ受理層とする
工程、次いで、鼻部材表面を被覆したインキ受理層表面
を研削し、インキ受理層表面に位置する微小中空体の穀
層の一部を除去し中空部を開口させ、硬質無機粉末を露
出させる工程により、ローラー表面に、硬質無機粉末お
よび、微小中空体を分散させたインキ受理層基材を有す
るインキ受理層を形成するととらに、インキ受理層表面
に一位置する微小中空体の穀層の一部を除去し中空部を
開口させるとともに、硬質無機粉末を露出させる印刷機
のインキングローラーを提供する。
ローラー表面に、微小中空体を分散させたインキ受理層
基材を有するインキ受理層を形成することを特徴とする
印刷機のインキングローラー、および、ローラー表面に
、硬質無機粉末および、微小中空体を分散させたインキ
受理層基材を有するインキ受理層を形成することを特徴
とする印刷機のインキングローラー、および、ローラー
表面に、硬質無機粉末および、微小中空体を、可撓性合
成樹脂からなるバインダーであるインキ受理層基材に分
散させ硬化させたインキ受理層を形成することを特徴と
する印刷機のインキングローラー、等のインキングロー
ラーにおいては、インキ受理層に、インキが供給される
とインキはインキ受理層表面に絡み付くとともに、イン
キ受理層表面に中空部を開口する微小中空体の開口する
中空部に保持される。このような状態で、インキ受理層
の表面にドクターブレードを当接して過剰インキの掻き
落としをおこなうと、インキ受理層表面に中空部を開口
する微小中空体は、あたかもインキ保留セルのような作
用を行い、中空部に保持されたインキを引き続き保留す
るので、インキ受理層にはほぼ一定のインキが残留する
。さらに、ローラー表面がドクターブレードとの摩擦に
よって摩耗しても、インキ受理層は、微小中空体がイン
キ受理層表面の摩耗の進行にしたがって順次露出し開口
するので、ドクターブレードによる過剰インキの掻き落
としを受けた場合であっても、ローラー表面のインキ保
持性に有意な変化がなくかつ、ローラー表面形状および
性状にも有意な変化が生じない。
ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空体を分
散させたインキ受理層基材を有するインキ受理層を形成
することを特徴とする印刷機のインキングローラーおよ
び、ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空体
を、可撓性合成樹脂からなるバインダー分散させ硬化さ
せたインキ受理層基材からなるインキ受理層を形成する
ことを特徴とする印刷機のインキングローラーにおいて
は、インキ受理層に硬質無機粉末が混在しており、その
ためドクターブレードによる過剰インキの掻き落としの
ようにインキ受理層に摩擦作用が働くときは、表面に露
出した硬質無機粉末がこれを負担し得るので、インキ受
理層の摩耗を抑制してインキングローラーとしての寿命
を長くすることが可能となる。
さらに、これらインキングローラーのインキ受理層はい
くつかのの素材が混在するが、各素材の混在状態をそれ
ぞれ略均等分散に保たせておけば、インキ受理層が摩耗
しても、順次路間−状態かインキ受理層表面に保たれて
インキ保留量や耐摩耗性に影響を与えるような差を発生
せず、インキ受理層が摩耗しきる寸前までの長期間にわ
たり、インキングローラーとして路間−の性能を維持す
る。
(実施例) この発明の実施例にかかるインキングローラーの概略斜
視図をあられす第1図、同インキングローラーのインキ
受理層の一部拡大を表す第2図、この発明の他の実施例
にかかるインキングローラーのインキ受理層の一部拡大
を表す第3図に従い説明する。
(1)は、インキングローラーである。インキングロー
ラー(1)は、例えば鋼材からなる母部材(6)表面に
インキ受理層(2)を形成してなる。
このインキ受理層(2)は、第2図に図示されるように
インキ受理層基材(4)とインキ受理層基材(4)に分
散される微小中空体(3)とが混在する略均−な層から
なる。あるいは、第3図に図示されるように硬質無機粉
末(5)とインキ受理層基材(4)と微小中空体(3)
とが混在する略均−な層からなる。
インキ受理層基材(4)としては、この実施例では可撓
性を有する物質を使用し、可撓性合成樹脂であるウレタ
ン樹脂を使用したが、可撓性を有すればそれ以外の合成
樹脂、それ以外の樹脂、ゴムでもよい。
インキ受理層基材(4)に均質に分散される微小中空体
は、その殻層の一部が除去されることによって中空部の
開口部を形成しうるちのであればよい。微小中空体(3
)は、一般にマイクロバルーン、マイクロスフェア−、
ホローバルブ、シンタフティックフオーム材と称される
もので、例えばカーボンバルーン、ガラスバルーン、シ
リカバルーン、シラスバルーン、フェノールバルーン、
塩化ビニリデンバルーン、アルミナバルーン、シリコニ
アバルーンと呼ばれる、種々の素材の中空粉体が知られ
ている。−1二、例をあげれば、米国VER3ARMa
nufacturing Inc。
製r Carbo 5pheresJ (商標)や英国
フィライト社製[FilliLeJ (商品名)等があ
る。前者はカーボンバルーンで、かさ密度は、0.15
g/cm、粒子肉厚は、1〜2μm1粒径分布は50〜
150μm(平均粒子径504m) 、粒径分布5〜1
00μff1(平均粒子径45μff1)、粒径分布5
〜50μm(平均粒子径30μII)、粒径分布50〜
150um(平均粒子径60μm)からなる4種類であ
る。さらにその表面を、ニッケル、鉄、銅、金等でコー
ティングされたものも知られており、有効である。後者
はシリカバルーンで、かさ密度は、0.4g/cff1
3、粒径分布は、30〜300μmである。
この発明では粉軽5〜300μmの範囲に包含されてい
る微小中空体(3)が少なくとも使用可能である。
硬質無機粉末(5)としては、例えばセラミックス粉末
、金属粉末、合金粉末等が使用可能である。硬質無機粉
末の大きさは少なくとも1〜100μm程度のものが使
用可能である。
次に、インキングローラーの製造方法について説明する
。まず、第2図に図示されるインキングローラーにおい
ては、インキ受理層基材(4)中に微小中空体(3)を
均等に分散させる。第3図に図示されるインキングロー
ラーにおいては、インキ受理層基材(4)中に微小中空
体(3)および、硬質無機粉末(5)を均等に分散させ
る。この工程は、混合または混練手段等インキ受理層基
材(4)の性状に整合した適宜の手段による。得られた
、微小中空体(3)、あるいは微小中空体(3)および
硬質無機粉末(5)を均等に分散されたインキ受理層基
材(4)で、母部材(6)表面を被覆してインキ受理層
(2)とする。この工程は、鋳込み、巻きつけまたは塗
布等、適宜な手段による。
次いで、母部材(6)表面を被覆したインキ受理層(2
)表面を研削する。研削は、研削用の機械で行ってもイ
ンキングローラーを輪転機に設置後のドクターブレード
との摩擦によって行ってもよい。すると、第2図に図示
されるように、微小中空体(3)を分散されたインキ受
理層(2)においては、インキ受理層(2)の表面近く
に存在する微小中空体(3)の殻層の一部は除去され中
空内表面が剥き出しにされ、インキ受理層(2)表面に
中空部を開口することになる。また、第3図に図示され
るように、微小中空体(3)、および硬質無機粉末(5
)を分散されたインキ受理層(2)においては、インキ
受理層(2)表面近くに存在する微小中空体(3)の殻
層の一部は除去され中空内表面が剥き出しにされ、イン
キ受理層(2)表面に中空部を開口することにるととも
に、硬質無機粉末(5)はインキ受理層(2)表面に露
出される。
次に、この実施例にかかるインキングローラー(1)の
作用について説明する。第2図に図示されるインキング
ローラー(υにおいては、インキ受理層(2)に、イン
キが供給されるとインキはインキ受理層(2)表面に絡
み付くとともに、インキ受理層(2)表面に中空部を開
口する微小中空体(3)の開口する中空部に保持される
。このような状態で、インキ受理層(2)の表面にドク
ターブレードを当接して過剰インキの掻き落としをおこ
なうと、インキ受理層(2)表面に中空部を開口する微
小中空体(3)は、あたかもインキ保留セルのような作
用を行い、中空部に保持されたインキを引き続き保留す
るので、インキ受理層(2)にはほぼ一定のインキが残
留する。
第3図に図示されるインキングローラー(1)において
は、インキ受理層(2)に硬質無機粉末(5)が混在し
ており、そのためドクターブレードによる過剰インキの
掻き落としのようにインキ受理層(2)に摩擦作用が働
くときは、表面に露出した硬質無機粉末(5)がこれを
負担し得るので、インキ受理層(2)の摩耗を抑制して
インキングローラー(1)としての寿命を長くすること
が可能となる。
第2図、第3図に図示されるインキングローラー(1)
ともに、インキ受理層(2)はいくつかの素材が混在す
るが、各素材の混在状態はそれぞれ略均−に保たれてい
るのでインキ受理層(2)が摩耗しても、路間−状態か
保たれて順次微小中空体(3)のインキ受理層(2)表
面側の殻層が除去され、中空部が開口され、あるいは硬
質無機粉末(5)が露出される。そのため、インキ保留
量や耐摩耗性に影響を与えるような差を発生せず、イン
キ受理層(2)が摩耗しきる寸前までの長期間にわたり
、インキングローラー(1)として路間−の性能を維持
する。
(発明の効果) したがってこの発明に係る印刷機のインキングローラー
では、インキ受理層に、インキが供給されるとインキは
インキ受理層表面に絡み付くとともに、インキ受理層表
面に中空部を開口4″る微小中空体の開口する中空部に
保持される。このような状態で、インキ受理層の表面に
ドクターブレードを当接して過剰インキの掻き落としを
おこなうと、インキ受理層表面に中空部を開口する微小
中空体は、あたかもインキ保留セルのような作用を行い
、中空部に保持されたインキを引き続き保留するので、
インキ受理層にはほぼ−゛定のインキが残留する。さら
に、ローラー表面がドクターブレードとの摩擦によって
摩耗しても、インキ受理層は、微小中空体がインキ受理
層表面の摩耗の進行にしたがって順次露出し開口するの
で、ドクターブレードによる過剰インキの掻き落としを
受けた場合であっても、ローラー表面のインキ保持性に
有意な変化がなく、かつローラー表面形状および性状に
も有意な変化が生じない。そのため、キーレスインキン
グの定量インキ供給ローラーとして使用すれば、従来の
メツシュローラーのように摩耗の進行にしたがってイン
キ保留量が減少することがなく、長期間の使用に耐える
とともにその間の印刷物品質を一定に保ち得る。
さらに、従来のメツシュローラーのような表面のセル加
工や特殊な被覆処理を行う必要がなく、従来のメツシュ
ローラーに比し安価に提供し得る。
ローラー表面に、硬質無機粉末を分散させたインキ受理
層基材を有するインキ受理層を形成する印刷機のインキ
ングローラーにおいては、インキ受理層に硬質無機粉末
が混在しており、そのためドクターブレードによる過剰
インキの掻き落としのようにインキ受理層に摩擦作用が
働くときは、表面に露出した硬質無機粉末がこれを負担
し得るので、インキ受理層の摩耗を抑制してインキング
ローラーとしての寿命をより長くすることが可能となる
さらに、インキ受理層基材を可撓性素材で形成した場合
は、従来のメツシュローラー表面に比し硬度が低くなる
ので、これと当接してインキを掻き落とすドクターブレ
ードの摩耗を減少しドクターブレードの長期間の使用を
可能とする。
さらに、この発明に係る印刷機のインキングローラーの
製造方法においては、セル加工を別途に行うことなく、
微小中空体をインキ受理層に混在させるという単純な作
業により、セルの役割を果たしかつ使用経時により順次
開口する微小中空体を有する印刷機のインキローラーを
提供する。すなわち、ローラー表面に、微小中空体を分
散させたインキ受理層基材を有するインキ受理層を形成
するとともに、インキ受理層表面に位置する微小中空体
の殻層の一部を除去し、中空部を開口させた印刷機のイ
ンキングローラーあるいは、ローラー表面に、硬質無機
粉末および、微小中空体を分散させたインキ受理層基材
を有するインキ受理層を形成するとともに、インキ受理
層表面に位置する微小中空体の殻層の一部を除去し中空
部を開口させるとともに、硬質無機粉末を露出させる印
刷機のインキングローラーが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例にかかるインキングローラ
ーの概略斜図、第2図は同インキングローラーのインキ
受理層の一部拡大図、第3図はこの発明の他の実施例に
かかるインキングローラーのインキ受理層の一部拡大図
である。 (1)・・・インキングローラー、(2)・・・インキ
受理層、(3)・・・微小中空体、(4)・・・インキ
受理層基材、(5)・・・硬質無機粉末、(6)・・・
母印材、胴 安 原 正 義

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ローラー表面に微小中空体を分散させたインキ受
    理層基材を有するインキ受理層を形成することを特徴と
    する印刷機のインキングローラー。
  2. (2)微小中空体の分散が均等分散である特許請求の範
    囲第1項記載の印刷機のインキングローラー。
  3. (3)ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空
    体を分散させたインキ受理層基材を有するインキ受理層
    を形成することを特徴とする印刷機のインキングローラ
    ー。
  4. (4)微小中空体の分散が均等分散である特許請求の範
    囲第3項記載の印刷機のインキングローラー。
  5. (5)ローラー表面に、硬質無機粉末および、微小中空
    体を、可撓性合成樹脂からなるバインダーであるインキ
    受理層基材に分散させ硬化させたインキ受理層を形成す
    ることを特徴とする印刷機のインキングローラー。
  6. (6)微小中空体の分散が均等分散である特許請求の範
    囲第5項記載の印刷機のインキングローラー。
  7. (7)インキ受理層基材中に微小中空体を分散させる工
    程、次いで前記工程で得られた微小中空体が分散された
    インキ受理層基材で、母部材表面を被覆してインキ受理
    層とする工程、次いで、母部材表面を被覆したインキ受
    理層表面を研削し、インキ受理層表面に位置する微小中
    空体の殻層の一部を除去し中空部を開口させる工程から
    なることを特徴とする印刷機のインキングローラーの製
    造方法。
  8. (8)微小中空体の分散が均等分散であるよう分散させ
    る特許請求の範囲第7項記載の印刷機のインキングロー
    ラーの製造方法。
  9. (9)インキ受理層基材中に微小中空体、および硬質無
    機粉末を分散させる工程、次いで、前記工程で得られた
    微小中空体および硬質無機粉末が分散されたインキ受理
    層基材で、母部材表面を被覆してインキ受理層とする工
    程、次いで、母部材表面を被覆したインキ受理層表面を
    研削し、インキ受理層表面に位置する微小中空体の殻層
    の一部を除去し中空部を開口させるとともに、硬質無機
    粉末を露出させる工程からなることを特徴とする印刷機
    のインキングローラーの製造方法。
  10. (10)微小中空体の分散が均等分散であるよう分散さ
    せる特許請求の範囲第9項記載の印刷機のインキングロ
    ーラーの製造方法。
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