JPH02106350A - 印刷機のインキ供給装置 - Google Patents

印刷機のインキ供給装置

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JPH02106350A
JPH02106350A JP25907188A JP25907188A JPH02106350A JP H02106350 A JPH02106350 A JP H02106350A JP 25907188 A JP25907188 A JP 25907188A JP 25907188 A JP25907188 A JP 25907188A JP H02106350 A JPH02106350 A JP H02106350A
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roller
inking roller
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Noriyuki Shiba
則之 芝
Yuichi Okamura
雄一 岡村
Masaaki Kawahara
河原 公明
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、印刷機のインキ供給装置に係り、詳細には
、インキングローラー表面ニインキ除去手段を当接して
過剰または余剰インキを除去してキーレスインキ供給を
行うキーレスインキ供給装置に関する。
(従来の技術) キーレスインキ供給装置は、従来からフレキソ印刷の分
野で使用されている。すなわちローラー表面に精緻かっ
略定形な微小徴深セルを規則正しく配列して設けたイン
キ計量ローラー、いわゆるアニロックスローラーと、こ
のアニロックスローラーに当接して、セル内に取り込ま
れたインキ以外の過剰分のインキを除去するインキ除去
手段(例えば、ブレード)との共同作用により、印刷稼
動中は、セル内に取り込まれたインキを刷版に供給しよ
うとする装置である。また、近年においてフレキソ印刷
以外の凸版印刷、および、オフセット印刷の分野で、ア
ニロックスローラーを使用したキーレスインキ供給装置
が使用されるようになった([最新の新聞製作主要機材
1986」、昭和61年5月17日(社)日本新聞協会
発行、第323頁左11[122行乃至第325頁左I
Qfl 12行目参照)。
そして、これらのキーレスインキ供給装置に使用される
アニロックスローラーは、微小徴深セルを、転造によっ
て、若しくは、レーザー加工によって設けたもの、また
は、これらのものの表面を、適宜必要に応じて、適応し
た素材で被覆したものが使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のキーレスインキ供給装置はこのよ
うにアニロックスローラーと、このローラーに当接する
インキ除去手段(例えば、ブレード)との共同作用によ
って、印刷稼動中、セル内に取り込まれたインキを版面
に供給する装置である。そのため、印刷稼動によって、
アニロックスローラーとインキ除去手段とが、常時擦れ
合って互いに摩耗する。そして、このキーレスインキ供
給装置は、アニロックスローラーの摩耗が僅かでも進行
することにより、微小徴深セルの容積が減少して、版面
に供給できるインキの量が減少するので、印刷面の品質
を一定に維持することができない。また、ある程度(例
えば、セルの初期深さ(多くの場合30μ友以下)の1
割程度)以上摩耗が進行すると、必要量のインキを版面
に供給する”ことができなくなる。従って、比較的短期
間の印刷稼動でアニロックスローラーの入れ換えが必要
となり、印刷作業効率が低かった。
また、アニロックスローラーは、セルを設ける工程が繁
雑であるとともに多くの時間を要するために、比較的高
価であり、アニロックスローラーの入れ換え頻度が高い
ことと相俟って、ランニングコストがやや高いものにな
っていた課題を有した。
(課題を解決するための手段) この発明は、課題を解決するために微小中空体を分散混
在させたインキ受理層を表面に具備しかつローラー外周
位置に位置する微小中空体の中空部を開口したインキン
グローラーとインキングローラーに当接してインキング
ローラー上の過剰インキまたは余剰インキを除去するイ
ンキ除去手段と、インキングローラーにインキを補給す
るインキ補給手段とを、版面にインキを供給する経路中
に設けてなる、印刷機のインキ供給装置を提供する。
用) この発明の構成によれば、まず、インキ補給手段により
、外周面にインキがからみつくように、インキングロー
ラーにインキを補給する。このインキ補給によってイン
キングローラーの外周面にからみついたインキの一部は
、ローラーの外周位置に中空部を開口して分散混在する
微小中空体の中空部に取り込まれる。
続いて、インキングローラーに当接したイ(作 ンキ除去手段により、インキングローラーの外周面にか
らみついたインキの過剰分を外周面から除去する。この
除去によって、インキングローラー外周面には、微小中
空体に取り込まれたインキが残留する。
インキングローラー外周面に残留したインキは、直接ま
たはインキフオームローラーを介して版面に供給される
他方、インキングローラーに補給されるインキがインキ
補給手段において適正量に調整されて補給される場合に
は、インキングローラーの外周面に過剰インキか存在し
ないので、インキ除去手段は過剰インキの除去を行わず
、そのまま、版面へのインキ供給がおこなわれる。そし
て、版面へ直接に、またはインキフオームローラーを介
しての、版面へのインキ供給後のインキングローラー外
周面には、版面画線部と当接せずに未消費だったインキ
、すなわち余剰インキが残余または転移されている。従
って、これをインキ除去手段によって除去した後、イン
キングローラー外周面にインキ補給手段からインキを補
給して、版面へのインキ供給量を略一定儀に保つ。
更に、インキ除去手段による過剰インキまたは余剰イン
キの除去作用時にインキングローラー外周面が摩耗する
が、インキングローラーのインキ受理層には微小中空体
が分散混在しており、摩耗に従って順次外周面に露出し
続いて中空部を開口するので、ローラー外周面の状態に
有意な変化が生じない。
更にまた、インキ受理層に硬質材粉末を分散混在させる
と、インキ除去手段による過剰インキまたは余剰インキ
の除去作用時に、インキ除去手段の摩擦を、専ら、イン
キ受理層に混在する硬質材粉末が負担するので、インキ
ングローラー外周面の摩耗を抑制し、インキングローラ
ーとしての寿命を延長する。
(実 施 例) この発明について、オフセット輪転印刷機に係る実施例
を示す図面に従い説明する。
第1図は、この発明の代表的実施例のひとつを示すもの
である。即ち、回転するインキングローラー(1)と、
インキングローラー(1)に当接してインキングローラ
ー(1)の外周面上の過剰インキを除去するインキ除去
手段に)と、インキングローラー(1)の上流側にあっ
てインキングローラー(1)の外周面にインキを補給す
るインキ補給手段(3)と、インキングローラー(1)
の下流側にあってインキングローラー(1)の外周面と
版胴P上の刷版面とのいずれにも外周面を当接して回転
するインキフオームローラー(4)とから構成される。
インキングローラー(1)は、第2図(a)に示すよう
に、例えば鋼材からなる母部材(16)の表面に複数素
材が混在してなるインキ受理層(11)を具備する。こ
のインキ受理層(11)には、少なくとも微小中空体(
12)を略均等に分散した状態で混在させかつローラー
外周位置に分散混在する微小中空体(12)の中空部を
開口させる。また微小中空体(12)に加えて、耐摩耗
性を高めるために、硬質材粉末(13)例えば硬質無機
粉末を、やはり略均等に分散した状態で混在させる(第
2図(b)、(c)参照)。
即ち、このインキ受理層(11)は、第2図(b)に図
示されるようにインキ受理層基材(14)とインキ受理
層基材(14)に分散される微小中空体(12)とが混
在する略均−な層からなる。あるいは、第2図(c)に
図示されるように硬質材粉末(13)とインキ受理層基
材(14)と微小中空体(12)とが混在する略均−な
層からなる。
インキ受理層基材(14)としては、この実施例では可
撓性を有する物質を使用し、可撓性合成樹脂であるウレ
タン樹脂を使用したが、可撓性を有するそれ以外の合成
樹脂、それ以外の樹脂、ゴムでもよい。
インキ受理層基材(14)に均質に分散される微小中空
体(12)は、その殻層の一部が除去されることによっ
て中空部の開口部を形成しうるしのであればよい。微小
中空体(12)は、般にマイクロバルーン、マイクロス
フェア−ホローバブル、シンタフティックフオーム材と
称されるもので、例えばカーボンバルーン、ガラスバル
ーン、シリカバルーン、シラスバルーン、フェノールバ
ルーン、塩化ビニリデンバルーン、アルミナバルーン、
シリコニアバルーンと呼ばれる、種々の素材の中空粉体
が知られている。−1二、例をあげれば、米国VERS
ARManufacturing Inc、製r Ca
rbo 5pheresJ (商標)や英国フィライト
社製r FilliteJ (商品名)等がある。前者
はカーホンバルーンで、かさ密度は、0.15g/Cm
3、粒子肉厚は、1〜2811粒径分布は50〜150
μm(平均粒子径50μm)、粒径分布5〜100μ1
11(平均粒子径45μl11)、粒径分布5〜50μ
Im(平均粒子径30μm)、粒径分布50〜150μ
Im(平均粒子径60μi)からなる4種類である。さ
らにその表面を、ニッケル、鉄、銅、金等でコーティン
グされたものも知られており、有効である。後者はシリ
カバルーンで、かさ密度は、0.4g/cn+3、粒径
分布は、30〜300μmである。
この発明では粉径5〜300μmの範囲に包含されてい
る微小中空体(12)が少なくとも使用可能である。イ
ンキングローラー(1)のインキ受理層(11)に分散
混合する微小中空体(12)の混合比率を変えることに
よって、または/および、微小中空体(12)のサイズ
を変えることによって、版面へのインキ供給量の異なる
インキングローラー(1)を容易に作成し得る。
外周位置に分散混在して開口する微小中空体(12)に
よるインキ取り込み量を変えたインキングローラー(1
)は、物性の異なるインキの供給量のバランスを常に一
定に保つ必要のある多色刷印刷において、個々の色イン
キ毎に適正な量のインキを供給する。そのため多色印刷
の場合に、個々の色インキ毎に適正なインキ供給をする
ことのできるインキ供給装置を容易に得ることができ、
このインキ供給装置を、サテライト型、B−B積み重ね
型、B−B横並べ型等の多色刷用輪転印刷機に適用実施
して有効である。即ち、従来の多色刷用輪転印刷機では
、色毎にインキの物性が異なり、同一の容量のセルを備
えたアニロックスローラーを使用して金色のインキを供
給したのでは、色毎にインキ供給量に過剰または不足が
生じ、印刷面の色彩バランスがとれず多色刷の刷り上が
りが美しくならない。そのため、多色刷用輪転印刷機の
前記キーレスインキ供給装置では、使用するアニロック
スローラーのセルの容量を色毎に僅かずっ異ならせる必
要があり、その加工および稼動による摩耗の管理により
厳格さが求められ、単色印刷用輪転機に比較して更にラ
ンニングコストが高いものになっていた課題を有した。
しかし、この課題は、上述の構成により解決可能である
硬質材粉末(13)としては、例えばセラミックス粉末
、金属粉末、合金粉末等が使用可能である。硬質材粉末
(13)として使用される硬質無機粉末の大きさは少な
くとも1〜looμm程度のものが使用可能である。
次に、インキングローラーの製造方法にっいて説明する
。まず、第2図(b)に図示されるインキングローラー
(1)においては、インキ受理層基材(14)中に微小
中空体(12)を均等に分散させる。第2図(c)に図
示されるインキングローラー(1)においては、インキ
受理層基材(14)中に微小中空体(12)および、硬
質材粉末(13)を均等に分散させる。この工程は、混
合または混練手段等インキ受理層基材(14)の性状に
整合した適宜の手段による。得られた、微小中空体(1
2)、あるいは微小中空体(12)および硬質材粉末(
13)を均等に分散されたインキ受理層基材(14)で
、母部材(16)表面を被覆してインキ受理層(11)
とする。この工程は、鋳込、巻きつけまたは塗布等、適
宜な手段による。次いで、母部材(16)表面を被覆し
たインキ受理層(11)表面を研削する。研削は、研削
用の機械で行ってもインキングローラー(1)を輪転機
に設置後のブレードあるいは、バーとの摩擦によって行
ってもよい。すると、第2図(b)に図示されるように
、微小中空体(12)を分散されたインキ受理層(11
)においては、インキ受理層(11)の表面近くに存在
する微小中空体(12)の殻層の一部は除去され中空内
表面が剥き出しにされ、インキ受理層(11)表面に中
空部を開口することになる。また、第2図(c)に図示
されるように、微小中空体(12)、および硬質材粉末
(13)を分散されたインキ受理層(11)においては
、インキ受理層(11)表面近くに存在する微小中空体
(12)の殻層の一部は除去され中空内表面が剥き出し
にされ、インキ受理層(11)表面に中空部を開口する
ことになるとともに、硬質材粉末(13)はインキ受理
層(lり表面に露出される。
インキ除去手段(2)は、第1図に図示するようにイン
キングローラー(りの外周面に刃先を当接して設けたブ
レード(21)からなる。インキ補給手段(3)は、イ
ンキングローラー(1)の上流側に設けられ、インキン
グローラー(1)の外周面と僅かに外周面を離隔して回
転するインキ元ローラ−(3)と、このインキ元ローラ
−(3)の上流側に設けられ、インキ元ローラ−(31
)の一部を浸漬する状態にインキを貯留するインキ貯留
体(32)とからなる。そしてインキ貯留体(32)内
のインキは、印刷稼動中は、図中矢印で示すように、追
加送給されるとともにオーバーフローして貯留面高さを
一定に保つ。
第3図(a)乃至第7図(d)は、この発明に係るオフ
セット輪転印刷機での種々実施例の構成を示している。
尚、第4図(d)は第1図に示す実施例と同一である。
第3図(a)、(b)は第1図に示す実施例とは異なる
インキ除去手段(2)の形態を示すものである。即ち、
第3図(a)においてはブレード(21)にかえて、イ
ンキングローラー(1)の外周面に外周面を当接し、イ
ンキングローラー(1)の回転周速よりも遅い回転周速
で回転するか、インキングローラー(1)との当接圧を
強力にするとともにインキングローラー(1)の回転周
速と路間等の回転周速で回転するようにしたローラー(
22)を使用した形態からなる。第3図(b)において
はブレード(21)にかえてインキングローラー(1)
の外周面に一側を当接した棒状体であるバー(23)を
使用した形態からなる。
尚、以下に説明する第4図、第5図、第6図のそれぞれ
の(a)乃至(r)は、インキ除去手段(2)としてブ
レード(21)を使用した形態で示したが、ローラー(
22)またはバー(23)を使用しても差し支えない。
第4図(a)乃至第7図(d)は、インキングローラー
(1)へのインキ補給手段(3)とインキングローラー
(1)乃至刷版面へのインキ供給経路との組合わせによ
る各実施例の構成を示す。第4図(a)乃至(「)は、
インキを常時一定の貯留高さに保って貯留する、例えば
インキパン若しくはインキファウンテン形状のインキ貯
留体(32)をインキ補給手段(3)の必須構成要部と
する形態である。第5図(a)乃至(f)は、インキを
常時所定量放出する、例えばノズル形状のインキ放出体
(33)をインキ補給手段(3)の必須構成要部とする
形態である。第6図(a)乃至第7図(d)は、開口部
の少な(とも一部をインキングローラー(1)若しくは
インキ元ローラ−(31)の周面の一部で区切る、例え
ば、いわゆるインキツボ若しくはインキチャンバー形状
のインキ保留体(34)、(35)をインキ補給手段(
3)の必須構成要部とする形態である。第6図(a)乃
至(f)は、開口部の一部を開放したままのインキ保留
体(34)を使用し、第7図(a)乃至(d)は、開口
部を閉塞するとともにインキ除去手段(2)を併設した
インキ保留体(35)を使用した形態を示している。そ
して、第7図(a)、(b)は、併設したインキ除去手
段(2)がブレード(21)からなり、第7図(c)、
(d)は、併設したインキ除去手段(2)がバー(23
)からなる。
更に、第4図乃至第7図において、それぞれの(a)、
(c)、(e)図は、インキングローラー(1)が直接
刷版面にインキを供給する形態を示し、同じり(b)、
(d)、(f)図は、インキングローラー(1)と刷版
面との間にインキフオームローラー(4)が介在し、イ
ンキフオームローラー(4)が刷版面にインキ供給する
形態である。
そして、第4図乃至第7図において、それぞれの(a)
、(b)図は、インキ補給手段(3)のインキ貯留体(
32)またはインキ放出体(33)またはインキ保留体
(34)、(35)からインキングローラー(1)の外
周面に直接インキを補給する形態を示す。同じり(c)
、(d)、(e)、(f)図は、インキ補給手段(3)
がインキ元ローラ−(31)を具備し、インキ貯留体(
32)またはインキ放出体(33)またはインキ保留体
(34)、(35)からインキ元ローラ−(31)を介
してインキングローラー(1)の外周面にインキを補給
する形態である。
各(c)、(d)図は、インキ元ローラ−(31)で直
接インキングローラー(1)の外周面にインキを補給す
る形態であり、各(e)、(r)図は、インキ元ローラ
−(31)とインキングローラー(1)との間に他のロ
ーラー(36)が介在し、他のローラー(36)がイン
キングローラー(1)の外周面にインキを補給する形態
を示す。上記におけるインキ元ローラ−(31)は、各
(c)、(d)図に示す形態では、その外周面がインキ
ングローラー(1)の外周面と離隔していても当接して
いても良い。また、各(e)、(f)図に示す形態は、
インキ元ローラ−(31)の外周面に近接してインキ膜
厚調整ブレード(37)が具備されてインキ元ローラ−
(31)の外周面上のインキ膜厚を規定して他のローラ
ー(36)を介してインキングローラー(1)の外周面
にインキを補給する形態である。従って、他のローラー
(36)は、その外周面をインキ元ローラ−(31)の
外周面とインキングローラー(1)との外周面とのいず
れとも当接して設けられており、また、インキングロー
ラー(1)の外周面には過剰インキが補給されない。し
かしながら、刷版面またはインキフオームローラー(4
)の外周面を履歴後のインキングローラー(1)の外周
面には、画線部と当接せずに未消費だったインキ、即ち
余剰インキが残余または転移しているので、インキ除去
手段(2)であるブレード(21)は、こうした余剰イ
ンキを除去するよう設けられている。
尚、各図中りは湿し水供給手段であり、第4図(a)乃
至第7図(d)は、湿し水フオームローラーのみで略示
している。
また、各構成は全てオフセット輪転印刷機での実施例を
示したが、同様の構成を、フレキソ輪転印刷機を含む凸
版輪転印刷機にもそのまま実施しても差し支えない。
以上の実施例の構成によれば、まず、インキ補給手段(
3)によりインキングローラー(1)の外周面にインキ
を絡み付けて補給する。
インキ補給手段(3)がインキ貯留体(32)を具備す
る場合には、インキ貯留体(32)に貯留したインキに
インキングローラー(1)またはインキ元ローラ−(3
1)の少なくとも一部を浸漬している。そしてインキン
グローラー(1)の外周面に直接に、または、インキ元
ローラ−(31)の外周面によって汲み出したインキを
インキ元ローラ−(31)の外周面から若しくは他のロ
ーラー(36)の外周面を介して、インキングローラー
(1)の外周面に補給する。インキ補給手段(3)がイ
ンキ放出体(33)を具備する場合には、インキ放出体
(33)からインキングローラー(11の外周面に向け
てインキを放出する。または、インキ元ローラ−(31
)とインキングローラー(1)との近接部若しくは当接
部に向けてインキを放出する、または、インキ元ローラ
−(31)の外周部に向けてインキを放出し、インキン
グローラー(りの外周面に直接に、または、インキ元ロ
ーラ−(31)の外周面から若しくは他のローラー(3
6)の外周面を介して、インキングローラー(1)の外
周面に補給する。インキ補給手段(3)が開口部を有し
この開口部の少なくと6一部をインキングローラー(1
)またはインキ元ローラ−(31)の一部で区切ったイ
ンキ保留体(34)または(35)を具備する場合には
、インキ保留体(34)または(35)の開口部を区切
るインキングローラー(1)の外周面に直接に、または
、インキ保留体(34)の開口部を区切るインキ元ロー
ラ−(31)の外周面から若しくは他のローラー(36
)の外周面を介して、インキングローラー(1)の外周
面に補給する。
インキングローラー(1)に補給されたインキは、その
一部が、インキングローラー(1)の外周位置に中空部
を開口して分散混在する微小中空体(12)の中空部に
取り込まれる。
続いて、インキングローラー(1)の回転によって、イ
ンキングローラー(1)の外周面に当接したインキ除去
手段(2)が、インキングローラー(1)の外周面に補
給されたインキの過剰分を外周面から除去する。この過
剰インキ除去後のインキングローラー(1)の外周面に
は、あたかもインキ保留セルのような作用をおこなう微
小中空体(12)の中空部に取り込まれた、印刷に適正
量のインキが保留され残留する。
他方、第4図乃至第6図のそれぞれの(e)、(0図に
示す構成では、インキングローラー(1)には、インキ
補給手段(3)において印刷適正量に調整されたインキ
が微小中空体(12)の中空部等インキングローラー(
1)の外周面に補給されるので、インキングローラー(
1)の外周面には過剰インキが存在せず、過剰インキの
除去は必要ないので行なわれない。
引続いて、インキングローラー(1)の更なる回転によ
って、微小中空体(12)の中空部等インキングローラ
ー(1)の外周面の印刷適正量のインキを、インキング
ローラー(1)から直接に、または、インキフオームロ
ーラー(4)の外周面を介して、刷版面に供給する。
インキングローラー(1)から直接に、または、インキ
フオームローラー(4)の外周面を介して、刷版面への
インキ供給を済ませたインキングローラー(1)の外周
面には、刷版面画線部と当接せず未消費で残留したイン
キ、即ち余剰インキが残余または転移されている。第1
図、第3図(a)、(b)、第4図乃至第7図のそれぞ
れの(a)乃至(d)図に示される構成では、余剰イン
キに上被せ状態にインキを補給し、インキ除去手段(2
)によって過剰インキを除去し、インキングローラー(
1)の外周面のインキを印刷適正量とするが、第4図乃
至第6図のそれぞれの(e)、(f)図に示される構成
では、余剰インキに上被せ状態にインキを補給すると、
インキングローラー(1)の外周面上にインキ過剰部分
が発生する。従って、第4図乃至第6図のそれぞれの(
e)、(f)図に示される構成では、インキ除去手段(
2)であるブレードを、刷版面へのインキ供給を済ませ
たインキングローラー(1)の外周面に当接して、余剰
インキをインキングローラー(1)の外周面から除去す
る。
インキングローラー(1)の回転が連続することによっ
て、以上記載の作用が連続して行なわれる。
他方、インキ除去手段(2)による過剰インキまたは余
剰インキの除去作用時にインキングローラー(1)の外
周面が徐々に摩耗するが、インキングローラー(1)の
表面に具備されたインキ受理層(11)には微小中空体
(12)が略均等に分散して混在しており、摩耗に従っ
て順次外周面に露出し、続いて中空部を開口するので、
インキングローラー(1)の外周面の状態は、インキ受
理層(11)が消尽する直前まで有意な変化を生ずるこ
とがない。従って、印刷適正量のインキ供給が極めて長
期間継続できる。
更に、インキ受理層(11)に硬質材粉末(13)、例
えば硬質無機粉末を略均等に分散して混在させたインキ
ングローラー(1)を使用した構成では、インキ除去作
用時のインキ除去手段(2)による摩擦を、専ら、硬質
無機粉末が負担するので、インキングローラー(1)の
外周面の摩耗が抑制される。また、この場合も、インキ
ングローラー(1)の外周面の状態は、インキ受理層(
11)が消尽する直前まで有意な変化を生ずることがな
い。従って、印刷適正量のインキ供給がより長期間に亘
り継続できる。
この発明は、以上記載の実施例に局限されるものではな
く、特許請求の記載を逸脱しない設計上の改変を含むも
のである。
(効  果) 以上記載の通り、この発明により、キーレスインキ供給
装置において、インキ除去手段が当接して作用するイン
キングローラーが摩耗してもその外周面の状態に有意な
変化を生じないので、このインキングローラーを長期間
使用することが可能であり、従ってインキングローラー
の入れ換え頻度が低くなり、印刷作業効率を高くするこ
とかでまる。
また、インキングローラーは、従来のアニロックスロー
ラーに比較すると安価であり、インキングローラーの入
れ換え頻度の低減と相俟って、ランニングコストを太き
(低減することができる。
尚、この発明の印刷機のインキ供給装置は、インキ供給
装置に限らず、他の液体供給装置例えば湿し水供給装置
、ニス塗り装置等を含むものであってこれらに使用して
も同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の代表的実施例を示す概略図、第2図
(a)、(b)、(c)はこの発明に使用するインキン
グローラーの説明図、第3図(a)、(b)は第1図に
示す実施例においてインキ除去子(b)、(c)、(d
)、(e)、(D、第6図(a)、(b)、(C)、(
d)、(e)、(f)、第7図(a)、(b)、(C)
、(d)は、他の代表的実施例を示す概略図である。 尚、第4図(d)は、第1図に示す実施例と同一である
。 (1)・・・・・・インキングローラー、(11)・・
・・・・インキ受理層、(12)・・・・・・微小中空
体、(13)・・・・・・硬質材粉末、(14)・・・
・・・インキ受理層基材、(16)・・・・・・母部材
、(2)・・・・・・インキ除去手段、(21)ブレー
ド、(22)・・・・・・ローラー、(23)・・・・
・・バー、(3)・・・・・・インキ補給手段、(31
)・・・・・・インキ元ローラ−、(32)・・・・・
・インキ貯留体、(33)・・・・・・インキ放出体、
(34)、(35)・・・・・・インキ保留体、(36
)・・・・・・他のローラー、(37)・・・・・・イ
ンキ膜圧調整ブレード、(4)・・・インキフオームロ
ーラー、D・・・・・・湿し水供給手段、P・・・・・
・版胴 vS3図(a) 第3回(b)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微小中空体を分散混在させたインキ受理層を表面
    に具備しかっローラー外周位置に位置する微小中空体の
    中空部を開口したインキングローラーとインキングロー
    ラーに当接してインキングローラー上の過剰インキまた
    は余剰インキを除去するインキ除去手段と、インキング
    ローラーにインキを補給するインキ補給手段とを、版面
    にインキを供給する経路中に設けてなる、印刷機のイン
    キ供給装置。
  2. (2)インキ受理層に硬質材粉末を分散混在させた請求
    項1記載の印刷機のインキ供給装置。
  3. (3)インキングローラーを版面に当接して設けた請求
    項1または請求項2記載の印刷機のインキ供給装置。
  4. (4)インキングローラーの下流に版面に当接してイン
    キフォームローラーを設けた請求項1または請求項2記
    載の印刷機のインキ供給装置。
  5. (5)インキングローラーとインキフォームローラーと
    を接触させて設けた請求項4記載の印刷機のインキ供給
    装置。
  6. (6)インキ除去手段がインキングローラーに当接した
    ブレードである請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載の印刷機のインキ供給装置。
  7. (7)インキ除去手段がインキングローラーに当接した
    ローラーである請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載の印刷機のインキ供給装置。
  8. (8)インキ除去手段がインキングローラーに当接した
    バーである請求項1、請求項2、請求項3、請求項4ま
    たは請求項5記載の印刷機のインキ供給装置。
  9. (9)インキ補給手段が、インキングローラーに接触若
    しくは非接触またはインキングローラーとの間に他のロ
    ーラーを介在した状態で回転するインキ元ローラーと、
    インキ元ローラーの少なくとも一部を浸漬する状態にイ
    ンキを貯留し得るインキ貯留体とを供えてなる請求項1
    、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6
    、請求項7または請求項8記載の印刷機のインキ供給装
    置。
  10. (10)インキ補給手段が、インキングローラーに接触
    若しくは非接触またはインキングローラーとの間に他の
    ローラーを介在した状態で回転するインキ元ローラーと
    、開口部を具備するとともにこの開口部の少なくとも一
    部をインキ元ローラーで区切るインキ保留体とを備えて
    なる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7または請求項8記載の印刷機の
    インキ供給装置。
  11. (11)インキ補給手段が、インキングローラーに接触
    若しくは非接触またはインキングローラーとの間に他の
    ローラーを介在した状態で回転するインキ元ローラーと
    、インキ元ローラーの周面部若しくはインキングローラ
    ーの周面部またはインキ元ローラーとインキングローラ
    ーとの当接部若しくはインキ元ローラーとインキングロ
    ーラーとの近接部に向けてインキを放出するインキ放出
    体とを備えてなる請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8記
    載の印刷機のインキ供給装置。
  12. (12)インキ補給手段が、インキングローラーの少な
    くとも一部を浸漬する状態にインキを貯留し得るインキ
    貯留体を備えてなる請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5、請求項6、請求項7、または請求項
    8のいずれかに記載の印刷機のインキ供給装置。
  13. (13)インキ補給手段が、インキングローラーの周面
    部に向けてインキを放出するインキ放出体を備えてなる
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6、請求項7、または請求項8のいずれかに記載
    の印刷機のインキ供給装置。
  14. (14)インキ補給手段が、開口部を具備するとともに
    この開口部の少なくとも一部をインキングローラーで区
    切るインキ保留体を備えてなる請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、ま
    たは請求項8のいずれかに記載の印刷機のインキ供給装
    置。
  15. (15)インキ保留体が少なくとも一側部に、インキン
    グローラーに当接してインキングローラー上の過剰また
    は余剰インキを除去するインキ除去手段を併設してなる
    請求項14記載の印刷機のインキ供給装置。
  16. (16)インキ除去手段がインキングローラーに当接し
    たプレートである請求項15記載の印刷機のインキ供給
    装置。
  17. (17)インキ除去手段がインキングローラーに当接し
    たバーである請求項15記載の印刷機のインキ供給装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH091780A (ja) * 1995-06-24 1997-01-07 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd インキ供給装置
JPH0911444A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd インキ供給装置
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