JPH08300797A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH08300797A
JPH08300797A JP7113118A JP11311895A JPH08300797A JP H08300797 A JPH08300797 A JP H08300797A JP 7113118 A JP7113118 A JP 7113118A JP 11311895 A JP11311895 A JP 11311895A JP H08300797 A JPH08300797 A JP H08300797A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
printing
plate cylinder
stencil
ink supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP7113118A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nagashima
正幸 長島
Shusuke Yamamoto
秀典 山本
Masato Sakakibara
正登 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP7113118A priority Critical patent/JPH08300797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インキの組成や物性等の変化を抑制するとと
もに、印刷速度が異なっても版上のインキ量を一定にし
て、印刷品質を向上させる。 【構成】 本発明の印刷装置は、中空ローラ状体に形成
され、内側から外側にインキが流出可能な複数の細孔3
2aを有する版胴32と、版胴32の外周面に設けら
れ、内側から外側にインキが流出可能な複数の微細孔を
有するインキ供給層33と、インキ供給層33の外周面
に設けられ、内側から外側にインキが流出可能な画線部
34aを有し、印刷対象物42と接触する孔版34と、
版胴32の中空部内に、印刷速度に応じた量のインキを
送り出すインキタンク36及びポンプ35と、ポンプ3
5と連結して版胴32の中空部内に設けられ、ポンプ3
5から送り出されたインキを、版胴32の細孔32aに
案内するインキ案内部31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、版に付着したインキ
を印刷対象物に転移させることにより印刷を行う印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の印刷装置の第1の例であ
るファニッシャー方式によるグラビア印刷装置のインキ
供給機構の概略構成を示す図である。図2において、イ
ンキが貯められているインキパン11内には、ファニッ
シャーローラ12がインキと接触するように配置されて
いる。版胴13の外周面には、画線部が形成された版1
3aが設けられている。版13aとファニッシャーロー
ラ12とは、当接している。圧胴14は、印字圧を付与
するためのものであり、印刷対象物20を介して版13
aを押圧している。ファニッシャーローラ12の回転に
より、インキパン11内からインキがファニッシャーロ
ーラ12に付着し、ファニッシャーローラ12から版1
3aにインキが供給される。そして、インキは、版13
aから印刷対象物20に転移する。ドクター15は、版
13aに付着した余分なインキをかき落とす。
【0003】図3は、従来の印刷装置の第2の例である
特開平6−297690号公報に開示されたインキ供給
機構の概略構成を示す斜視図である。図3において、イ
ンキローラ10、並びにローラ2及び3がそれぞれ連動
するように配置されている。インキローラ10は、イン
キ浸透性材質1aからなるものであり、略中空状体をな
している。そして、この中空内部には、インキ源1bが
配置されている。この印刷装置では、インキ源1bから
インキ浸透性材質1aの外周面にインキが浸透し、この
インキがローラ2及び3に付着され、印刷対象物4に転
写される。印刷濃度の調整は、インキローラ10と2と
の当接圧力を変化させることや、インキローラ10の回
転数を変化させてインキに発生する遠心力を調整するこ
とで行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術では、以下の課題があった。第1の例では、インキ
が雰囲気中にさらされる時間、及びその量が大きく、ま
た、インキの雰囲気中に対する接触面積が大きいため、
インキ中の溶剤が蒸発し、インキ組成(含溶剤率の変化
等)や、インキ物性(粘性,表面張力,硬化反応等)が
変化してしまった。さらに、インキが雰囲気中におかれ
ると、ドクターの磨耗粉や大気中の異物等の混入や、水
分の吸収、気温の影響等によっても、インキ組成,イン
キ物性が変化してしまう。このため、印刷品質が劣ると
いう問題があった。
【0005】一方、第2の例では上記問題点は解消され
る。しかし、インキ浸透性物質1aの表面のインキ厚
は、インキローラ10の遠心力に依存されるので、適切
な印刷濃度を確保するためのインキローラ10の回転数
が一義的に決まってしまう。従って、印刷速度の調整を
行うことができず、印刷開始時、停止時の昇降速時には
安定した品質の印刷物を供給できないという問題があ
る。また、この例では、インキ源1b内のインキがなく
なった場合には、インキローラ10の中空内部にインキ
を補充するか、あるいはインキローラ10全体を交換し
なければならないと考えられるので、生産性に欠けると
いう問題がある。
【0006】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、インキの組成や物性等の変
化を抑制するとともに、印刷速度が異なっても版上のイ
ンキ量を一定にして、印刷品質を向上させることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、中空ローラ状体に形成され、
内側から外側にインキが流出可能な複数のインキ供給孔
(32a)を有する版胴(32)と、前記版胴の外周面
に設けられ、内側から外側にインキが流出可能な多孔質
層を有するインキ供給層(33)と、前記インキ供給層
の外周面に設けられ、内側から外側にインキが流出可能
な画線部(34a)を有し、印刷対象物(42)と接触
する孔版(34)と、前記版胴の中空部内に、印刷速度
に応じた量のインキを送り出すインキ送出部(35,3
6)と、前記インキ送出部と連結して前記版胴の中空部
内に設けられ、前記インキ送出部から送り出されたイン
キを、前記版胴の前記第1のインキ供給孔に案内するイ
ンキ案内部(31)とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷
装置において、前記インキ案内部は、前記孔版の前記印
刷対象物との当接位置近傍であって当接前の位置と対応
する位置にインキを案内することを特徴とする。請求項
3の発明は、請求項1又は2に記載の印刷装置におい
て、前記版胴の中空部に漏れたインキを、前記版胴外に
排出するインキ排出部(37)を備えることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、インキ送出部から
インキ案内部に供給されたインキは、版胴のインキ供給
孔,インキ供給層の多孔質層を通り、孔版の画線部に供
給される。このインキが印刷対象物に付着して、印刷が
行われる。従って、インキが雰囲気中にさらされる時
間,量が少なくなる。また、印刷速度に応じたインキ量
がインキ案内部に送出されるので、印刷速度に関係なく
孔版上のインキ厚が一定に保たれる。請求項2の発明に
おいては、印刷直前の位置にインキが供給される。従っ
て、インキが雰囲気中にされされる時間がより少なくな
る。請求項3の発明においては、版胴内部に漏れたイン
キは、インキ排出部によって回収される。
【0010】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図1(a)は、本発明による印刷装
置のインキ供給機構の一実施例の構成を示す図である。
また、図1(b)は、図1(a)のインキ供給部30を
示す図である。本実施例の印刷装置は、インキ供給部3
0と、圧胴41等とから構成されている。インキ供給部
30は、印刷対象物42にインキを転移するものであ
る。圧胴41は、印刷対象物42を介してインキ供給部
30を押圧し、印圧を付与するものである。
【0011】インキ供給部30は、インキ案内部31
と、版胴32と、インキ供給層33と、孔版34と、ポ
ンプ35等とから構成されている。版胴32は、略中空
円柱状体に形成されており、内側から外側にインキが流
出可能な多数の細孔32aを有している。インキ供給層
33は、版胴32の外周面に取り付けられている。イン
キ供給層33は、内側から外側にインキが流出可能な多
数の微細孔を有する物質(メッシュや、全ベタの謄写版
等)から形成されたものである。インキ供給層33の版
胴32への取付方法としては、両面テープの使用や、く
わえ部による固定があげられる。
【0012】孔版34は、インキ供給層33の外周面に
取り付けられている。孔版34は、画線部が貫通孔34
aとなり、非画線部がインキを通さないように形成され
た版である。孔版34の製作方法としては、従来より公
知の孔版の製作方法の他、例えば金属版や樹脂版に対
し、レーザ彫刻等で画線部を貫通させる方法があげられ
る。インキ案内部31は、版胴32の中空部内に配置さ
れ、その一部に設けられたインキ供給口31aから版胴
32の細孔32aにインキを供給するものである。この
インキ供給口31aの先端部と版胴32の内周面とのギ
ャップは、インキの漏れを抑制するためには、50μm
程度が好ましい。インキ案内部31は、版胴32の外部
に設けられたインキタンク36及びポンプ35(ギヤポ
ンプ等)と連結されている。ポンプ35は、インキタン
ク36内のインキを、インキ案内部31に供給し、加圧
する。
【0013】次に、この印刷装置の動作について説明す
る。ポンプ35は、インキタンク36内からインキをイ
ンキ案内部31に送り出す。これにより、インキ案内部
31内にインキが充填される。ポンプ35のインキの送
出圧力が高まるにつれ、インキ案内部31のインキ供給
口31aからインキが流れ出て、版胴32の細孔32a
にインキが供給される。さらにこのインキは、インキ供
給層33の微細孔からインキ供給層33の表面に出て、
孔版34の貫通孔34aに供給される。孔版34の表面
に出たインキは、画線部を形成しており、これがそのま
ま印刷対象物42に転移される。なお、ポンプ35は、
印刷速度に応じた量のインキをインキ案内部31に送り
出す。従って、印刷速度に関係なくインキ案内部31内
のインキ量が一定となるので、印刷濃度を印刷速度に関
係なく一定に保つことができる。また、インキ供給口3
1aから版胴32の中空部内に漏れたインキは、インキ
排出部37により再度インキタンク36内に吸引回収さ
れる。これにより、版胴32内に漏れたインキは、細孔
32aから流出することがなくなる。
【0014】また、実施例では、図1(a)に示すよう
に、インキ案内部31のインキ供給口31aは、孔版3
4と印刷対象物42との当接位置の近傍であって当接前
の位置の、内側にある版胴32の細孔32aに向いてい
る。このように配置すれば、インキが孔版34の貫通孔
34aからインキが出た直後に印刷対象物42に転移す
るようになるので、インキが雰囲気中にふれる時間が極
めて短くなり、好ましい。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インキが雰囲
気中にさらされる時間,量が少なくなるので、インキの
インキ組成やインキ物性等の変化を抑制することができ
る。また、印刷速度が異なっても孔版上のインキ量を一
定にして、印刷品質を向上させることができる。さら
に、インキ供給機構の簡素化を図るとともに、インキ消
費量を低減することができる。請求項2の発明によれ
ば、インキが雰囲気中にされされる時間をより少なくす
ることができる。請求項3の発明によれば、版胴の第1
のインキ供給孔から流出するインキ量がより一定にな
り、印刷濃度をより一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷装置のインキ供給機構の一実
施例の構成を示す図である。
【図2】従来の印刷装置の第1の例であるファニッシャ
ー方式によるグラビア印刷装置のインキ供給機構の概略
構成を示す図である。
【図3】従来の印刷装置の第2の例である特開平6−2
97690号公報に開示されたインキ供給機構の概略構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
30 インキ供給部 31 インキ案内部 31a インキ供給口 32 版胴 32a 細孔 33 インキ供給層 34 孔版 34a 貫通孔 35 ポンプ 36 インキタンク 37 インキ排出部 41 圧胴 42 印刷対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空ローラ状体に形成され、内側から外
    側にインキが流出可能な複数のインキ供給孔を有する版
    胴と、 前記版胴の外周面に設けられ、内側から外側にインキが
    流出可能な多孔質層を有するインキ供給層と、 前記インキ供給層の外周面に設けられ、内側から外側に
    インキが流出可能な画線部を有し、印刷対象物と接触す
    る孔版と、 前記版胴の中空部内に、印刷速度に応じた量のインキを
    送り出すインキ送出部と、 前記インキ送出部と連結して前記版胴の中空部内に設け
    られ、前記インキ送出部から送り出されたインキを、前
    記版胴の前記第1のインキ供給孔に案内するインキ案内
    部とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置において、 前記インキ案内部は、前記孔版の前記印刷対象物との当
    接位置近傍であって当接前の位置と対応する位置にイン
    キを案内することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の印刷装置におい
    て、 前記版胴の中空部に漏れたインキを、前記版胴外に排出
    するインキ排出部を備えることを特徴とする印刷装置。
JP7113118A 1995-05-11 1995-05-11 印刷装置 Pending JPH08300797A (ja)

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JP7113118A JPH08300797A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 印刷装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105189A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Komori Corp 液体供給装置
JP2011056698A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Toppan Printing Co Ltd 印刷用版胴および印刷装置
CN104275918A (zh) * 2014-08-07 2015-01-14 长兴新峰印染有限公司 丝网印花机
KR101933312B1 (ko) * 2017-07-20 2019-03-15 이기한 잉크 공급이 가능한 그라비아 인쇄 시스템

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