JPH091780A - インキ供給装置 - Google Patents

インキ供給装置

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JPH091780A
JPH091780A JP7180673A JP18067395A JPH091780A JP H091780 A JPH091780 A JP H091780A JP 7180673 A JP7180673 A JP 7180673A JP 18067395 A JP18067395 A JP 18067395A JP H091780 A JPH091780 A JP H091780A
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Taiichi Ichizawa
泰一 一澤
Koji Yoshizawa
浩二 吉沢
Takayuki Iijima
孝之 飯島
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘度のインキを版胴の刷版に円滑に供給す
ることができ、それを基礎にしてキーレスインキ供給に
よる全面均等印刷を行う通常品質の印刷と、非キーレス
インキ供給による部分印刷を行う高品質の印刷の双方を
選択することが可能なインキ供給装置を提供する。 【構成】 インキ壷1内からファウンテンローラー2に
よって第1の隙間13を介して下方へ引き出されたイン
キにファウンテンローラーの回転周速よりも速い周速の
凹凸ローラー3を第2の隙間33を介して近接して設け
るなど、インキ供給の過程で高粘度インキに外力による
圧迫と分裂を繰り返し与えることにより、一時的にイン
キの流動性を高くし、インキ壷の第1の隙間の調節手段
14とドクター手段6の計量ローラー5への接触乃至回
転接触手段の切換との関連操作により、キーレスインキ
供給モードと非キーレスインキ供給モードの双方の印刷
を選択して行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷機のインキ供給
装置に関し、より詳細には、インキ供給量の調整を不要
とするいわゆるキーレス、すなわち、計量ローラーの使
用によってインキの厚さを常時略均等にして刷版の全面
に供給することができるインキ供給装置に関し、とりわ
け、比較的高粘度のインキに対応し得るようにしたイン
キ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来型のキーレスインキ供給装置は、例
えば特開平1−93397号公報で示すように、インキ
パン内のインキにファウンテンローラー(別名インキ元
ローラー)の周面の一部を浸漬させながらそのローラー
を回転させることによって、そのローラー周面の上方へ
インキを導き出し、そのインキを下流の計量ローラーに
移し、過剰インキは計量ローラーの周面に当接されたド
クターブレードで掻き取ることによって、インキ量は計
量ローラーの周面全面に設けた多数の計量セル(凹部)
内に限定され、それによって、略定量のインキが残留
し、そのインキが刷版面全体に略均等に供給されるもの
であった。
【0003】しかしながら、前項に記載の従来型キーレ
スインキ供給装置は、低粘度のインキには対応するもの
の、高粘度のインキを使用する場合には、ファウンテン
ローラー周面へのインキの付着が低粘度のインキよりも
劣るため、インキのローラー周面上方への導き出しが不
充分となり、有効なインキ供給ができなかった。
【0004】これに対し、本願出願人は、特公平7−4
5244号公報で示すように、斜板とファウンテンロー
ラーの周面とによって形成されるインキ壷内のインキ
が、ファウンテンローラーの周面と斜板の下方端部との
間に設けた隙間から下方に導き出されるようにファウン
テンローラーを回転させる仕方により、比較的高粘度の
インキに対応し得る高粘度インキ対応型のキーレスイン
キ供給装置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この高
粘度インキ対応型のキーレスインキ供給装置は、インキ
の飛散と押圧力の不足について解決すべき課題を有す
る。
【0006】まず、インキの飛散は、インキ壷の下方へ
のインキの導き出しに対応して回転するインキファウン
テンローラーの周面の回転方向に対して、そのローラー
の周面に近接してインキを受け渡される下流のローラー
の周面の回転方向が互いに逆向きで対向する関係に設定
されているために、その間をインキが転移する時にイン
キの飛散が生じ、特に回転速度が高くなると飛散量が増
え、インキの供給効率が低下するばかりか、周囲の汚れ
がひどくなる。
【0007】次に、インキ壷から導き出された高粘度の
インキが、大きな外力の付与による流動性の増大がない
まま計量ローラーの周面に達し、かつ、計量ローラーの
周面への供給時にも大きな押圧力が作用しないために、
インキが計量ローラー周面の凹部にうまく付着されず、
所望のインキ供給が達せられない場合が生じる。
【0008】他方において、これまでのキーレスインキ
供給装置全般に共通する最大のメリット、すなわち、イ
ンキ調節キーによる調節なしに、刷版の全面にわたって
常時略均等な厚さのインキを供給し得る機能が、高粘度
インキ使用によるカラー印刷に対しては不利益に作用す
る場合がある。すなわち、現在の印刷業界において、比
較的高粘度インキを使用するカラー印刷では、しばし
ば、スポットカラー印刷として、例えば新聞広告の「日
の丸」のように、印刷面の極めて限られた部分にのみイ
ンキを供給し、刷面全面には供給を要しない場合があ
り、このような場合に、従来型のキーレスインキ供給装
置を使用すれば、本来不要な部分に対してまでもインキ
が供給され、従って、その無駄が多く、後の清掃に手数
と時間がかかり能率が悪かった。
【0009】更に、他方において、従来、通常の三原色
(イエロー、シアン、マゼンダ)や墨(ブラック)以外
の特殊な色いわゆる特色の、通常よりも粘度の高いイン
キによる印刷、あるいは、通常よりも粘度の高い三原色
インキや墨インキを使用した、色艶と量感の優れた高品
質の印刷があり、その印刷に対応するには、高品質用の
印刷設備を特設することを要し、従来型のキーレスイン
キ供給による印刷設備を兼用して印刷することは困難で
あった。そのため、上記双方の印刷に対応するには、上
記2種類の印刷設備を常備せざるを得ず、場所をとり、
無駄が多かった。
【0010】この発明の目的は、前記(0005)項か
ら(0009)項に記載の課題を一挙に解決したインキ
供給装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によるインキ供
給装置は、版胴の刷版にインキを供給して印刷する印刷
機において、その刷版に接触して周面が回転する着けロ
ーラーと、インキの供給においてその着けローラーの上
流側の周面に接触して周面が回転し、その周面にインキ
を収容する多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラ
ーと、インキの供給においてその計量ローラーの上流側
の周面に接触して周面が回転する中間ローラーと、前記
中間ローラーとの接触位置よりも下流側であり、かつ、
前記着けローラーとの接触位置よりも上流側における前
記計量ローラーの周面に接触させたドクター手段と、そ
のドクター手段を上方に臨み、上部と前部とを開放し、
両側板と傾斜した基台とからなるインキ壷と、そのイン
キ壷の前部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の基台前縁
に第1の隙間を介して近接する位置に周面を設け、その
周面が下方に変位して回転するファウンテンローラー
と、インキの供給においてそのファウンテンローラーの
下流側の周面に前記第1の隙間よりも狭い第2の隙間を
介して近接し、かつ、前記中間ローラーの上流側におけ
る周面に接触して周面が回転し、その周面に凹凸が均等
に配された凹凸ローラーと、を備え、ファウンテンロー
ラーの回転によって引き出された第1の隙間に対応する
厚さをもったインキが、第2の隙間を通過するときに圧
迫されつつ凹凸ローラーの周面に供給されるとともに、
凹凸ローラーの周面と中間ローラーの周面との接触及び
中間ローラーの周面と計量ローラーの周面との接触から
生ずる圧迫と分裂により流動性が増して計量ローラーの
周面に供給され、更に、計量ローラーの周面の過剰イン
キをドクター手段で掻き取ってインキ壷に戻す一方、計
量ローラーの軸線に沿ったあらゆる位置において略均等
なインキ量を着けローラーの周面を介して版胴の刷版に
供給することを特徴とするものである。
【0012】前項に記載のインキ供給装置において、計
量ローラーの微細な凹部は、周面に規則的に設けた窪
み、または、外周層に均等に分散させて形成した中空部
が周面に開口した窪みからなり、更に、ドクター手段
は、ドクターブレード、ドクターバー、計量ローラーよ
りも遅い周速で回転するドクターローラー、または、計
量ローラーとの接触部で、計量ローラー周面の変位と逆
向きに変位して回転するドクターローラーとする。な
お、凹凸ローラーの凹凸は、周面を溝で区切った規則的
な多数の突起からなるものである。
【0013】更に、この発明によるインキ供給装置は、
版胴の刷版にインキを供給して印刷する印刷機におい
て、その刷版に接触して周面が回転する着けローラー
と、インキの供給においてその着けローラーの上流側の
周面に接触して周面が回転し、その周面にインキを収容
する多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラーと、
インキの供給においてその計量ローラーの上流側の周面
に接触して周面が回転する中間ローラーと、前記中間ロ
ーラーとの接触位置よりも下流側であり、かつ、前記着
けローラーとの接触位置よりも上流側における前記計量
ローラーの周面に接触する位置と、その周面から離隔す
る位置とに選択的に切換える手段を備えたドクター手段
と、そのドクター手段を上方に臨み、上部と前部とを開
放し、両側板と傾斜した基台とからなるインキ壷と、そ
のインキ壷の前部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の基
台前縁に第1の隙間を介して近接する位置に周面を設
け、その周面が下方に変位して回転するファウンテンロ
ーラーと、前記第1の隙間をファウンテンローラーの軸
線方向に沿った分割区分ごとに仕分けてそれぞれ調整可
能にインキ壷に設けた第1の隙間の調節手段と、インキ
の供給においてそのファウンテンローラーの下流側の周
面に前記第1の隙間よりも狭い第2の隙間を介して近接
し、かつ、前記中間ローラーの上流側における周面に接
触して周面が回転し、その周面に凹凸が均等に配された
凹凸ローラーと、を備え、前記第1の隙間を全開させる
とともに、ドクター手段を計量ローラーの周面に接触さ
せ、ファウンテンローラーの回転によって引き出された
全開の第1の隙間に対応する厚さをもったインキが、第
2の隙間を通過するときに圧迫されつつ凹凸ローラーの
周面に供給されるとともに、凹凸ローラーの周面と中間
ローラーの周面との接触及び中間ローラーの周面と計量
ローラーの周面との接触から生ずる圧迫と分裂により流
動性が増して計量ローラーの周面に供給され、更に、計
量ローラーの周面の過剰インキを計量ローラーの周面に
接触させたドクター手段で掻き取ってインキ壷に戻す一
方、計量ローラーの軸線に沿ったあらゆる位置において
略均等なインキ量を着けローラーの周面を介して版胴の
刷版に供給する全面的インキ供給と、前記第1の隙間を
その調節手段によって分割区分ごとに必要な大きさまで
狭く調節するとともに、ドクター手段を計量ローラーの
周面から離隔し、ファウンテンローラーの回転によって
インキ壷から各区分ごとに所望する厚さで引き出された
インキが、第2の隙間を通過するときに各区分ごとにイ
ンキの厚さに対応した量だけ凹凸ローラーの周面に供給
されるとともに、凹凸ローラーの周面と中間ローラーの
周面との接触及び中間ローラーの周面と計量ローラーの
周面との接触による圧迫と分裂により流動性が増して計
量ローラーの周面に供給され、この計量ローラーの周面
に供給されたインキを着けローラーの周面を介して版胴
の刷版に供給する区分的インキ供給と、の双方からいず
れか一方のインキ供給を選択できることを特徴とするも
のである。
【0014】前項に記載のインキ供給装置において、計
量ローラーの微細な凹部は、周面に規則的に設けた窪
み、または、外周層に均等に分散させて形成した中空部
が周面に開口した窪みからなり、更に、ドクター手段
は、ドクターブレード、ドクターバー、計量ローラーよ
りも遅い周速で回転するドクターローラー、または、計
量ローラーとの接触部で、計量ローラー周面の変位と逆
向きに変位して回転するドクターローラーとする。な
お、凹凸ローラーの凹凸は、周面を溝で区切った規則的
な多数の突起からなるものである。
【0015】更に、この発明によるインキ供給装置は、
版胴の刷版にインキを供給して印刷する印刷機におい
て、その刷版に接触して周面が回転する着けローラー
と、インキの供給においてその着けローラーの上流側の
周面に接触して周面が回転し、その周面にインキを収容
する多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラーと、
インキの供給においてその計量ローラーの上流側の周面
に接触して周面が回転する中間ローラーと、前記中間ロ
ーラーとの接触位置よりも下流側であり、かつ、前記着
けローラーとの接触位置よりも上流側における前記計量
ローラーの周面に接触し、計量ローラーの周面からイン
キを掻き取る回転と掻き取らない回転とに選択的に切換
える手段を備えたドクターローラーと、そのドクターロ
ーラーを上方に臨み、上部と前部とを開放し、両側板と
傾斜した基台とからなるインキ壷と、そのインキ壷の前
部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の基台前縁に第1の
隙間を介して近接する位置に周面を設け、その周面が下
方に変位して回転するファウンテンローラーと、前記第
1の隙間をファウンテンローラーの軸線方向に沿った分
割区分ごとに仕分けてそれぞれ調整可能にインキ壷を設
けた第1の隙間の調節手段と、インキの供給においてそ
のファウンテンローラーの下流側の周面に前記第1の隙
間よりも狭い第2の隙間を介して近接し、かつ、前記中
間ローラーの上流側における周面に接触して周面が回転
し、その周面に凹凸が均等に配された凹凸ローラーと、
を備え、前記第1の隙間を全開させるとともに、ドクタ
ーローラーを計量ローラーの周面からインキを掻き取る
回転をするように切換え、ファウンテンローラーの回転
によって引き出された全開の第1の隙間に対応する厚さ
をもったインキが、第2の隙間を通過するときに圧迫さ
れつつ凹凸ローラーの周面に供給されるとともに、凹凸
ローラーの周面と中間ローラーの周面との接触及び中間
ローラーの周面と計量ローラーの周面との接触から生ず
る圧迫と分裂により流動性が増して計量ローラーの周面
に供給され、更に、計量ローラーの周面の過剰インキ
を、計量ローラーの周面からインキを掻き取る回転をす
るドクターローラーで掻き取ってインキ壷に戻す一方、
計量ローラーの軸線に沿ったあらゆる位置において略均
等なインキ量を着けローラーの周面を介して版胴の刷版
に供給する全面的インキ供給と、前記第1の隙間をその
調節手段によって分割区分ごとに必要な大きさまで狭く
調節するとともに、ドクター手段を計量ローラーの周面
からインキを掻き取らない回転をするように切換え、フ
ァウンテンローラーの回転によってインキ壷から各区分
ごとに所望する厚さで引き出されたインキが、第2の隙
間を通過するときに各区分ごとにインキの厚さに対応し
た量だけ凹凸ローラーの周面に供給されるとともに、凹
凸ローラーの周面と中間ローラーの周面との接触及び中
間ローラーの周面と計量ローラーの周面との接触による
圧迫と分裂により流動性が増して計量ローラーの周面に
供給され、更に計量ローラーの周面で計量ローラーから
インキを掻き取らない回転をするドクターローラーの周
面による圧迫と分裂の外力の付与により流動性を増大さ
せ、そのインキを着けローラーの周面を介して版胴の刷
版に供給する区分的インキ供給と、の双方からいずれか
一方のインキ供給を選択できることを特徴とするもので
ある。
【0016】前項に記載のインキ供給装置において、計
量ローラーの微細な凹部は、周面に規則的に設けた窪
み、または、外周層に均等に分散させて形成した中空部
が周面に開口した窪みからなり、計量ローラーの周面か
らインキを掻き取らないドクターローラーの回転は、計
量ローラーとの接触摩擦力による連れ回り回転、また
は、計量ローラーの周面と同じ周速であって、計量ロー
ラーとの接触部で、周面が計量ローラーの周面の変化と
同じ向きに変位して回転する駆動回転であり、計量ロー
ラーの周面からインキを掻き取るドクターローラーの回
転は、計量ローラーよりも遅い周速による駆動回転、ま
たは、計量ローラーとの接触部で、計量ローラーの周面
の変位と逆向きに変位して回転する駆動回転であり、そ
して、凹凸ローラーの凹凸は、周囲を溝で区切った規則
的な多数の突起からなるものである。
【0017】
【作用】請求項1乃至8に記載の発明における作用につ
いて以下に説明する。
【0018】まず、インキ壷に粘度の高いインキを入れ
ると、インキ壷の底部前縁とファウンテンローラーの周
面との間に第1の隙間が設けられているにも拘らず、流
動性が低いために、インキは、自らの変形によってその
第1の隙間から垂れ落ちることなくインキ壷内に貯留さ
れる。
【0019】そこで、ファウンテンローラーを、インキ
壷の開放前部を塞ぐ周面が下に向かって変位する方向に
回転させると、この周面に触れているインキ壷内のイン
キがファウンテンローラーの周面に付着した粘性によっ
てファウンテンローラーの周面の変位に追従し、その結
果として、インキは第1の隙間を通過し得る厚さに圧延
されつつインキ壷から引き出される。
【0020】このようにして、ファウンテンローラーの
継続的な回転によって、インキ壷内の高粘度のインキ
が、一定の厚さでファウンテンローラーの周面に付着し
つつ順次引き出され、やがて、ファウンテンローラーの
周面に周面を近接する凹凸ローラーとの間の第2の隙間
に至る。この第2の隙間は、前記第1の隙間よりも狭く
設定されている。従って、ファウンテンローラーの周面
に付着するインキは、この第2の隙間の通過により、更
に圧延されてその厚さを薄くしつつ凹凸ローラーの凹凸
周面へ押しつけられる。このように作用する外力でイン
キに一時的な軟化現象が生じ、インキの流動性が一時的
に増大する。
【0021】凹凸ローラーは、ファウンテンローラーの
周面と対向する周面が、これと対向するファウンテンロ
ーラーの周面と同じ向きに変位する方向に回転し、か
つ、その回転周速がファウンテンローラーの回転周速よ
りも速く設定されている。従って、ファウンテンローラ
ーの周面から凹凸ローラーの周面へのインキの転移は、
凹凸ローラーの周面の凸部が、それよりも回転の遅いフ
ァウンテンローラーの周面に付着するインキ内に食い込
んでその部分を削り取り、削り取られたインキが凸部及
びそれに隣接する凹部に取り込まれることによって行わ
れる。
【0022】凹凸ローラーの周面に供給されたインキ
は、凹凸ローラーの回転によって中間ローラーとの接触
位置に到り、その接触位置を経由して中間ローラーの周
面に供給され、更に、中間ローラーの周面に供給された
インキは、中間ローラーの回転によって計量ローラーと
の接触位置に到り、その接触位置を経由して計量ローラ
ーの周面に供給される。
【0023】インキが凹凸ローラーから中間ローラー
へ、更に、中間ローラーから計量ローラーへ、いずれも
双方のローラー周面の接触位置を経由して通過する際、
2つのローラー周面の接触によりインキ皮膜に押圧力が
負荷され、かつ、2つのローラーの周面に付着して分け
られてインキ皮膜に圧迫と分裂が生じる。インキに作用
するこれらの外力で更にインキに一時的な軟化現象が生
じて、インキの流動性が一時的に一層増大するために、
インキの供給が確実かつ充分に行われる。
【0024】このようにして計量ローラーの周面に供給
されたインキは、計量ローラーの回転によってドクター
手段との接触位置に運ばれ、計量ローラー周面における
インキの過剰分がそのドクター手段で掻き落とされ、掻
き落とされたインキは、ドクター手段の下方に上部を開
放して設けられているインキ壷に回収される。
【0025】ドクター手段には、ドクターブレードやド
クターバーのように、計量ローラー周面との接触部不変
型のインキ掻き取りタイプと、ドクターローラーのよう
に、計量ローラー周面との接触部が回転する可変型つま
りドクターローラーを計量ローラーの周面速度よりも遅
い周面速度及び又は異なる向きに変位するように回転さ
せられるインキ掻き取りタイプとがあり、請求項1乃至
8に記載の発明は、前記双方のインキ掻き取りタイプに
好適する。
【0026】なお、前項において、後者すなわち回転可
変型インキ掻き取りタイプのドクター手段を採用する場
合には、弾性流体潤滑(エラスト ハイドロ ルブリケ
ーション)現象を利用して、計量ローラーの周面に残存
するインキ量の調節が可能であり、これによって、印刷
面全体の印刷濃度を変更することができる。
【0027】ドクター手段によって過剰インキが掻き落
とされた計量ローラーの周面のインキは、計量ローラー
の回転によって着けローラーとの接触位置に到り、その
接触位置を経由して着けローラーの周面に供給され、更
に、着けローラーの周面に供給されたインキは、着けロ
ーラーの回転により刷版との接触位置に到り、刷版全体
に略均等の厚さでインキが供給される。
【0028】刷版との接触を終えた着けローラーの下流
における周面は、その直後は、刷版の画像部にインキを
供給した部分と供給しなかった部分との間で残留インキ
の厚さが相違するが、引き続く回転により、計量ローラ
ーの周面から前記同様の作動により、前記インキの厚さ
の相違を無効にし得る量のインキの供給が行われ、刷版
へのインキ供給と計量ローラーの周面からのインキ供給
が連続して繰り返される。
【0029】なお、インキ供給における前記凹凸ローラ
ーより下流に設けられているローラーは、いずれもその
周面速度が版胴の刷版の周面速度と略等しく、また、接
触する2つのローラーの周面は、接触位置において同一
の向きに変位して回転している。これにより、下流への
インキの供給が円滑に行われ、また、各ローラーの無用
の摩耗や、摩擦熱の発生が防止される。
【0030】次に、請求項9乃至16に記載の発明及び
同17乃至24に記載の発明は、刷版面への全面均等供
給を要する場合には、キーレスインキ供給のモードで印
刷を遂行し得る反面、キーレスインキ供給では無駄や不
都合または不向きな印刷の場合には、非キーレスインキ
供給のモードに切換えて印刷を行うことができる。
【0031】すなわち、請求項9乃至16に記載の発明
及び同17乃至24に記載の発明は、前者では、ドクタ
ー手段の計量ローラー周面への接触により、また、後者
では、計量ローラー周面からインキを掻き取らない回転
から掻き取る回転へのドクターローラーの回転変更によ
って、計量ローラーの周面から過剰インキを掻き取るこ
とができ、かつ、前記双方ともインキ壷に設けた第1の
隙間の調節手段を全開にして作動することによって、請
求項1乃至8に記載の発明と同一の作用、つまり、キー
レスとして、刷版面全面へのインキの常時略均等な供給
が可能である。
【0032】他方において、請求項9乃至16に記載の
発明及び同17乃至24に記載の発明は、前者では、ド
クター手段の計量ローラー周面からの離隔により、ま
た、後者では、ドクターローラーの回転を計量ローラー
の周面からインキを掻き取る回転からインキを掻き取ら
ない回転に切換えて、過剰インキの掻き取りを失わせる
とともに、インキ壷に設けた第1の隙間の調節手段によ
って、ファウンテンローラーの軸方向に沿って分割した
区分ごとに、インキ壷の基台前縁とファウンテンローラ
ー周面との第1の隙間を、刷版面の画像の分布に合わせ
て調節すれば、非キーレスとして、各区分ごとに必要か
つ充分な量のインキを刷版面の所望の部分へ供給するこ
とができる。
【0033】インキ供給の不要な区分に対して、ファウ
ンテンローラーから凹凸ローラーへのインキ供給を区分
ごとに断つには、インキ壷の基台前縁とファウンテンロ
ーラー周面との第1の隙間を、ファウンテンローラーと
凹凸ローラーの両周面間の第2の隙間よりも小さくなる
ように、第1の隙間の調節手段により、区分ごとに調節
する。
【0034】また、限定された分割区分にのみインキを
供給するには、その分割区分に対応してインキ壷を仕切
り、その仕切り内にのみインキを貯留する。
【0035】なお、請求項17乃至24に記載の発明に
おいて、ドクターローラーを計量ローラーの周面からイ
ンキを掻き取らない回転にしたときには、当該ドクター
ローラーは、計量ローラーの周面のインキに押圧力を与
え、それを分裂させるライダーローラーとしての作用を
有する。
【0036】
【実施例】この発明によるインキ供給装置の具体的実施
例を図面を参照して以下に説明する。まず、図1は、こ
の発明の実施例の概略構成を示す斜視図である。この図
1において、インキ壷1は、ファウンテンローラー2の
周面に向けて下がり傾斜する基台11と、この基台とフ
ァウンテンローラー2の周面によって形成された溝の両
側を仕切る側板12、12とによって構成され、そのイ
ンキ壷1の上部は開放され、前記溝内でインキを貯留す
る。基台11の傾斜下方端とファウンテンローラー2の
周面との間に第1の隙間13(図20参照)を設け、そ
の第1の隙間13からファウンテンローラーの周面に付
着したインキが、ファウンテンローラーの回転によって
引き出される。
【0037】この第1の隙間13は、請求項1乃至8に
記載の発明では、図5乃至7の実施例で示すように、一
定不変である。これに対して、請求項9乃至24に記載
の発明では、図9乃至15の実施例で示すように、ファ
ウンテンローラーの軸方向にそって所定の幅に分割した
分割区分ごとに第1の隙間の調節手段14によって広く
または狭く調節することができる。
【0038】調節手段14は、例えば図20に示すよう
に、基台11の傾斜上面と適宜な間隔を介して底面プレ
ート142を固定し、その傾斜上面と底面プレート14
2の間に、この間隔に整合した厚さの複数の分割調節板
141をファウンテンローラー2の軸方向に互いに接触
した状態に並べて設け、更に、この分割調節板141を
ファウンテンローラー2の周面に対して遠近移動できる
ように移動機構を設ける。
【0039】この移動機構は、分割調節板141をファ
ウンテンローラー2の周面から遠ざける圧縮ばね146
と、この圧縮ばね146の力に抗して分割調節板141
の後端をおさえかつ押し戻す押棒143と、この押棒1
43の後端に対向させてリング状の傾斜面を配した端面
カム145と、押捧143の後端に取り付けられ、か
つ、カムの傾斜面に接触するカムフォロワ144と、前
記端面カム145を回転させる駆動源148と、その駆
動源148からの動力を伝達するいくつかのギヤを噛み
合わせた伝動機構147とからなる。なお、駆動源14
8には、手動操作ができるように、その一方の出力軸に
操作用つまみ149を設ける。
【0040】インキ壷1の開放前縁部は、前記したよう
に基台11の傾斜下方端に対して第1の隙間13を介し
て設けたファウンテンローラー2の周面によって塞がれ
る。
【0041】ファウンテンローラー2は、前記インキ壷
の開放前縁部を塞ぐ周面が下方に変位する方向に回転
し、その回転周速は、版胴の回転周速の変化に従って変
化するが、版胴の回転周速よりも遅く、その対比は、例
えば1/30乃至1/100である。
【0042】インキ供給におけるファウンテンローラー
2の下流側には、前記第1の隙間13よりも小さな第2
の隙間33(図5乃至7、図9乃至15参照)でファウ
ンテンローラー2の周面と周面が対向する凹凸ローラー
3を設ける。
【0043】図4に示すように、凹凸ローラー3の周面
には、周囲を溝32で区切った多数の突起31を設け、
ファウンテンローラー2の周面のインキを、受け取りや
すくかつ受け入れやすくする。突起31の形状は、図4
に示すダイヤ形の他、三角形、円形等でもよく、例えば
0.5乃至5mmのピッチで設ける。また、図4に示す
ような規則的な凹凸にかえて、均等な梨地状の凹凸を設
けた周面にしてもよい。
【0044】インキ供給における凹凸ローラー3の下流
側には、中間ローラー4、計量ローラー5、着けローラ
ー7を、順次互いに周面を接触させて設け、着けローラ
ー7の周面は、版胴8の刷版に接触して設ける。そし
て、凹凸ローラー3、中間ローラー4、計量ローラー
5、着けローラー7は、いずれも、版胴の回転周速と略
同じ回転周速で回転させる。
【0045】また、ファウンテンローラー2、凹凸ロー
ラー3、中間ローラー4、計量ローラー5、着けローラ
ー7は、相互の対向部または相互の接触部において、両
ローラーの周面が同一の向きに変位して回転し、着けロ
ーラー7は、刷版との接触部で、その周面が刷版の変位
する向きと同一の向きに変位する。
【0046】以上のローラー配列のレイアウトにおい
て、中間ローラー4が、凹凸ローラー3からインキを供
給され、このインキを下流側の計量ローラー5に供給す
る過程で、インキに圧縮と分裂を2度繰り返し与え、こ
の繰り返しによって、インキは一時的軟化現象により一
時的に流動性が増し、下流への供給に良好な条件が設定
される。なお、中間ローラー4は、例えば表面硬さを2
0乃至40度(ショアーA)のゴム表面層のローラーで
ある。
【0047】図2に示すように、計量ローラー5の周面
には、所定量のインキを収容できる多数の微細な凹部が
均等に配されている。それらの凹部は、計量ローラー5
の外周層53を構成する基材54に均等に散在された微
小空洞55、すなわち、具体的には、例えば基材54の
合成樹脂にマイクロバルーンと称する直径5乃至300
μmほどの微小中空体を混合して分散させたものによっ
て、ローラーの外周層53が形成されている。
【0048】このような、外周層53を構成する基材5
4に微小空洞55を均等に分散した計量ローラー5は、
後述するドクター手段6によるインキ掻き取り作用を受
けるときに、計量ローラー5の周面が摩耗して表面に開
口している微小空洞55が消滅しても、その下側にあっ
た微小空洞55が新たに表面に開口することになるの
で、計量ローラー5としての周面の凹部が収容するイン
キの量に、有意な変化を生じない。
【0049】前記の合成樹脂に微小中空体を混合して分
散させた外周層を有する計量ローラー5は、例えば、表
面硬さを70乃至100度(ショアーA)に作成され
る。
【0050】図3に示すように、計量ローラー5の周面
の凹部を、規則的に配した窪み(セル)51とそれを囲
む土手52とによって形成してもよい。このような窪み
51は、例えば金属、合成樹脂、タングステンカーバイ
ト等の素材に、転造、レーザー加工、腐食等の加工を施
し、80線/cm乃至200線/cmの密度で形成され
る。
【0051】ドクター手段6は、計量ローラー5の回転
方向において、中間ローラー4との接触位置よりも下流
であり、かつ、着けローラーとの接触位置よりも上流で
ある計量ローラーの周面に接触するように設け、その具
体的な構成は、例えば、図5に示すドクターブレード6
1、図6に示すドクターバー62、図7に示すドクター
ローラー63であり、それらは、いずれも、印刷稼働時
には計量ローラー5の周面にその全長にわたって接触
し、それらの接触によって、計量ローラー5の周面から
過剰なインキが掻き取られる。
【0052】まず、図5において、前記ドクターブレー
ド61は、計量ローラー5の周面に接触するブレード6
11と、それを支持するブレードホルダー612とから
なり、図示を省略したフレームに支持されている。
【0053】次に、図6において、前記ドクターバー6
2は、計量ローラー5の周面に接触するバー621と、
そのバーのたわみ変形を抑制するバックステップステー
622とからなり、図示を省略したフレームに支持され
ている。
【0054】更に、図7において、前記ドクターローラ
ー63は、計量ローラー5の周面に接触するドクターロ
ーラー63からなり、図示を省略したフレームに回転可
能に支持されている。
【0055】このドクターローラー63は、各種印刷の
モードに対応するように、この発明においては、以下に
列挙するさまざまな駆動機構を備えるように設計され
る。すなわち、図8に示すように、このドクターローラ
ー63は、計量ローラー5よりも遅い回転周速で、か
つ、接触部において計量ローラー5の周面と同じ向きに
周面が変位する方向に回転可能な駆動機構を設ける。ま
たは、図18、図19に示すように、このドクターロー
ラー63は、その回転周速は問わず、接触部において計
量ローラー5の周面と逆向きに周面が変位する方向に回
転可能な駆動機構を設ける。
【0056】図8に示す駆動機構64は、駆動上流側に
位置する伝動ギヤ643の回転を、計量ローラー5の端
軸に取り付けた計量ローラー側のギヤ642を介して、
ドクターローラー63の端軸に取り付けたドクターロー
ラー側のギヤ641に伝達して、ドクターローラー63
を、その周面が計量ローラー5との接触部において計量
ローラー5の周面と同じ向きに変位し、かつ、計量ロー
ラーの回転周速よりも遅い回転周速で回転するように動
力を伝える。
【0057】図18に示す駆動機構65は、駆動上流側
に位置する伝動ギヤ654の回転を計量ローラー5の端
軸に取り付けた計量ローラー側の第1ギヤ652、この
ギヤ652と一体に設けられた計量ローラー側の第2ギ
ヤ653、フレーム9に適宜の手段によって回転可能に
支持させた中間ギヤ655を介して、ドクターローラー
63の端軸に取り付けたドクターローラー側のギヤ65
に伝達して、ドクターローラー63を、その周面が計量
ローラー5との接触部において計量ローラー5の周面と
逆向きに変位して回転するように動力を伝達する。
【0058】図19に示す駆動機構66は、駆動上流側
に独立したドクターローラー駆動源664を設け、この
駆動源664の回転を、駆動源664の出力軸に取り付
けた駆動源側のプーリー663と、ドクターローラー6
3の端軸に取り付けたドクターローラー側のプーリー6
61とに掛けわたされた伝動ベルト665を介して、ド
クターローラー63に伝え、それを回転駆動する。
【0059】この駆動源66では、ドクターローラー6
3の回転の向きを選択する場合に、駆動源664の回転
の向きを右回転または左回転のいずれかに選択すること
によって変更することができる。また、ドクターローラ
ー63の回転周速は、駆動源664の出力軸の単位時間
当りの回転数を制御することによって変更することがで
きる。そして、ドクターローラー63の回転周速の変更
は、弾性流体潤滑現象を利用した計量ローラー5とドク
ターローラー63の接触部を通過するインキの厚さの変
更を可能にし、それによって、印刷面の全体的な濃度を
変えることができる。また、ドクターローラー63を、
計量ローラー5の周面からインキを掻き取る回転と、計
量ローラー5の周面からインキを掻き取らない回転の双
方に駆動回転することができる。ドクターローラー63
は、計量ローラー5の表面の素材、硬さによってその素
材、硬さを選定することが望ましい。
【0060】更に、この駆動機構66では、ドクターロ
ーラー63に回転を確実に伝達するために、駆動源側の
プーリー663及びドクターローラー側のプーリー66
1を歯付プーリーとし、伝動ベルト665を、プーリー
の歯と噛み合って伝動する歯付ベルトにすることが望ま
しく、伝動ベルト665の緩みを取り除けるように、ベ
ルト張り用のプーリー662の位置がベルトの緩みの変
化に応じて変位可能であるようにねじりばね666の力
によって伝動ベルト665の面に付勢されている。
【0061】なお、図19の実施例では、計量ローラー
5は、例えば図示しない反対側の端軸に連係する駆動機
構によって駆動される。
【0062】着けローラー7は、ドクター手段6によっ
て過剰インキを掻き取られた後の計量ローラー5の周面
から、全長にわたって略均一なインキを供給され、この
インキを、版胴8の刷版に供給する。着けローラー7
は、例えば表面硬さ20乃至40度(ショアーA)のゴ
ム表面層のローラーである。
【0063】請求項8乃至16に記載の発明では、ドク
ター手段6を、印刷稼働に際して、必要に応じて、計量
ローラー5に接触した位置と非接触の位置、即ち計量ロ
ーラー5から離れた位置とに選択的に変更可能であるよ
うに設ける。
【0064】図9及び図10の実施例で示すように、ド
クター手段6がドクターブレード61であるときは、ド
クターホルダー612を、フレームに角変位可能に設け
たホルダー変位軸613に、この軸613と一体で変位
可能に取り付けるとともに、ホルダー変位軸613の少
なくとも一方側に接離アーム614を取り付け、接離ア
ーム614の開放端に、ブレード611を計量ローラー
5の周面に接離するための駆動源である流体圧シリンダ
ー615の出力ロッドを連結し、この流体圧シリンダー
615を、流体圧シリンダー支持軸616によって、角
変位が可能であるよう図示を省略したフレームに取り付
け、ブレード611を計量ローラー5の周面に対して接
離するための回転変位機構とする。
【0065】図11及び図12の実施例で示すように、
ドクター手段6がドクターバー62であるときには、バ
ックアップステー622の両端にステー端軸623を設
けて図示を省略したフレームに角変位可能に設けるとと
もに、少なくとも一方のステー端軸623に、前記ドク
ターブレード61の場合と同様の機構(図示せず)を連
係し、これを、バー621を計量ローラー5の周面に対
して接離するための回転変位機構とする。
【0066】図13及び図14の実施例で示すように、
ドクター手段6がドクターローラー63であるときに
は、ドクターローラー63の両端を、図16に示すよう
に、偏心スリーブ631をもって、ドクターローラー6
3を計量ローラー5の周面に対して接離するための機構
とする。即ち、偏心スリーブ631を適宜の手段によっ
てフレーム9に対して角変位させ、ドクターローラー6
3を、計量ローラー5と接触する位置(図13)と、計
量ローラー5から離れた位置(図14)とに移動する。
なお、このドクターローラー63を回転駆動する駆動機
構は、図16に示すように、前述した駆動機構64(図
8)と同様の構成であっても、駆動機構66(図1
9)、または、65(図18)であってもよい。
【0067】他方、請求項16乃至24に記載の発明で
は、印刷稼働に際して、ドクターローラー63を計量ロ
ーラー5の周面に接触するように設けるとともに、ドク
ターローラー63の回転を、計量ローラー5からインキ
を掻き取る回転と掻き取らない回転とに選択的に変更可
能であるように設ける。
【0068】まず、ドクターローラー63の、前記計量
ローラー5からインキを掻き取る回転は、ドクターロー
ラー63の回転周速が計量ローラー5の回転周速よりも
遅い回転、または、ドクターローラー63が計量ローラ
ー5との接触部において、その周面を計量ローラー5の
周面の変位と逆むきに変位する回転のいずれかであり、
ドクターローラー63の、前記掻き取らない回転は、ド
クターローラー63が計量ローラー5との接触部におい
て、その周面を計量ローラー5の周面の変位と同じ向き
に変位する回転であって、しかも、ドクターローラ63
の回転周速が計量ローラー5の回転周速と略同じになる
回転である。
【0069】次に、図17に示すように、ドクターロー
ラー63の回転を前記のように選択的に変更する機構
は、前に説明した図8の駆動機構64において、ドクタ
ーローラー側のギヤ641とドクターローラー63との
間に電磁クラッチ644を介在させて設け、この電磁ク
ラッチ644によって、ドクターローラー側のギヤ64
1に伝達された回転をドクターローラー63に伝達する
状態と、ドクターローラー63を駆動機構64から全く
切り離した状態とに切換え変更する機構による。
【0070】同様の機構は、図19に示す駆動機構66
またはず18に示す駆動機構65においても構成するこ
とができる。
【0071】また、図19に示す駆動機構66では、前
に触れたように、駆動源664の単位時間あたりの回転
数を適宜に設定し切換えることによって、ドクターロー
ラー63の回転を、前記計量ローラー5からインキを掻
き取る回転と掻き取らない回転とに変更することができ
る。
【0072】以上記載の各実施例において、通常の印刷
品質が要求される印刷つまりキーレスインキ供給による
印刷を行うときには、図5乃至7に示すように、インキ
壷1の基台11または第1の隙間の調節手段14の分割
調節板141とファウンテンローラー2の周面との第1
の隙間13を最大限に広げ、かつドクター手段6を計量
ローラー5の周面に当接し、ドクター手段6がドクター
ローラー63であるときには、ドクターローラー63が
計量ローラー5の周面からインキを掻き取る回転をなす
ように選択して、印刷稼働をする。
【0073】他方、より高い品質を求められる印刷また
は及び印刷画像が、版胴8の軸方向における一部の領域
にしか存在しない場合には、非キーレスインキ供給によ
る印刷を行う。すなわち、図9乃至15に示すように、
請求項9乃至24に記載の発明に対応する実施例(図9
乃至図15の実施例)により、第1の隙間幅調節手段1
4によって分割調節板141をファウンテンローラー2
の周面に対して遠近調節し、分割調節板141の先端と
ファウンテンローラー2の周面との間の第1の隙間13
の大きさを、版胴8の刷版の画像の版胴8の軸線方向の
分割区分毎の分布状態に合わせて、所望の量のインキを
引き出し得る大きさにする一方、ドクター手段6を計量
ローラー5の周面から離して、またはドクター手段6が
ドクターローラー63で計量ローラー5の周面から離す
ことができないときには、ドクターローラー63が計量
ローラー5の周面からインキを掻き取らない回転をなす
ように選択して、印刷稼働をする。
【0074】前記印刷画像が、版胴8の軸方向における
一部の領域にしか存在しない刷版で印刷を行うときに
は、非キーレスインキ供給による印刷でそれを行う。そ
して、その時には、図21に示すように、インキ壷1
の、前記刷版の印刷画像の領域と整合する部分に、イン
キ壷仕切手段15を装着し、このインキ壷仕切手段15
にインキを貯留して印刷稼働を行うと、インキ供給にお
いてインキが付着する領域が限定され、インキの無駄を
少なくし得るとともに、印刷稼働後のインキ壷1等の清
掃が限られた部分のみで済み、極めて楽である。
【0075】インキ壷仕切手段15は、仕切用の底板1
51、仕切用の側板152及びインキ壷仕切手段15の
取り扱いを容易にする取手153とからなる。仕切用の
側板152の前側は、回転するファウンテンローラー2
の周面に密接するよう、ファウンテンローラー2の周面
に整合した凹曲面が形成されており、凹曲面は、ファウ
ンテンローラー2の周面を損傷しないよう硬さの低い素
材、例えば、合成樹脂あるいは鉛等で形成する。また、
仕切用の底板151は、インキ壷仕切手段15をインキ
壷1に密着したときに前記分割調節板141とファウン
テンローラー2の周面との第1の隙間13の最大開放の
大きさをせばめることがないように設定し、両方の仕切
り用の側板152の対向間隔は前記刷版の印刷画像の領
域により若干広くなるように設定する。
【0076】なお、キーレスインキ供給では、ドクター
手段6による計量ローラー5からインキ掻き取りの際、
インキの有無によって、ドクター手段6と計量ローラー
5との間の摩擦力に極めて大きな差異を生じ、計量ロー
ラー5の周面に不均一な摩耗が生じるため、前記インキ
壷仕切手段15を用いたインキ供給をすることはできな
い。
【0077】
【発明の効果】この発明によるインキ供給装置は、まず
第1に、高粘度のインキに一時的な軟化現象、すなわち
一時的に流動性を増大させる機構をインキ供給経路の各
所に重畳的に設けることによって、高粘度のインキを確
実円滑に版胴の刷版面に供給することに成功したこと、
すなわち、これを本発明による構成から順次説明すれ
ば、インキ壷の基台前縁とファウンテンローラーとの間
の第1の隙間から、ファウンテンローラーの周面に乗っ
た状態で、下方に向けて、第1の隙間に対応する厚さに
圧延されて、インキ壷内のインキが外部に引き出される
折りに、その圧延による外力で初期の一時的軟化がはじ
まり、更に、インキがファウンテンローラーの周面から
前記第1の隙間より狭い第2の隙間を介して凹凸ローラ
ーの凹凸周面に移る際、凹凸ローラーの周速回転をファ
ウンテンローラーの周速回転よりも速く設定して、イン
キに強制的に圧迫と分裂を生ぜしめて、更に一時的軟化
を促進させ、凹凸ローラーの凹部に容易に付着させるよ
うにし、更に、その凹凸ローラーと中間ローラーとの接
触、その中間ローラーと計量ローラーとの接触の過程に
おいて、インキに対して更に圧迫と分裂とを繰り返し与
えて、計量ローラーの窪み内にインキが容易に付着する
ように構成したので、高粘度のインキが、度重なる外力
の作用によって、充分に流動性を増した状態にされ、か
くして、今まで不可能とされてきた高粘度のインキを、
版胴の刷版に対して、確実、かつ、円滑に、そして継続
的に供給することが可能となった。
【0078】更に、このように高粘度インキの刷版への
供給を容易にした本発明は、印刷モードの多機能性にも
充分に対応可能な道を開いた。すなわち、それは、一方
において、通常品質の印刷に対応する設備としての機能
を有する反面、高品質の印刷に対応する設備としても共
用可能なインキ供給を有する多機能型印刷機を提供する
ことを可能にした。
【0079】まず、通常品質の印刷に対応する設備とし
て、キーレスインキ供給による全面均等印刷モードを望
む場合には、インキ壷に設けた第1の隙間の調節手段に
ついて、請求項1乃至8に記載の発明では、それを不用
とし、請求項9乃至16に記載の発明、及び、請求項1
7乃至24に記載の発明では、それを全開として使用す
る一方、ドクターブレード、ドクターバー、ドクターロ
ーラーを含むドクター手段の切換えについて、請求項1
乃至8に記載の発明ではその切換え手段を不用として計
量ローラーの周面にそれを接触させることとし、請求項
9乃至16に記載の発明、及び、請求項17乃至24に
記載の発明では、切換え手段の切換操作により、接触、
乃至、ドクターローラーにおいては、接触の外にドクタ
ーローラーの回転のインキ掻き取り回転への変更、つま
り、計量ローラーの周速より遅い周速回転、または、計
量ローラーの周面に対してドクターローラーの周速が接
触位置において逆向きとなる回転に切換操作することに
より、それを実現することができるようになった。
【0080】次に、高品質の印刷に対応する設備とし
て、非キーレスインキ供給による部分印刷モードを望む
場合、すなわち、請求項9乃至16に記載の発明、及
び、請求項17乃至24に記載の発明には、インキ壷に
設けた第1の隙間の調節手段を作動させて、分割区分ご
とに必要な大きさまで狭く調節する一方、ドクターブレ
ード、ドクターバー及びドクターローラーを含むドクタ
ー手段の切換操作により、離隔、乃至、ドクターローラ
ーにおいては、離隔の他にドクターローラーの回転のイ
ンキを掻き取らない回転への変更、つまり、計量ローラ
ーとの接触部で、周面が計量ローラーの周面と同じ向き
に変位し、回転周速が計量ローラーの回転周速と同じで
ある回転に切り換え操作することにより、それを実現す
ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるインキ供給装置の一実施例(請
求項1及び4)の概略を示す斜視図、
【図2】この発明によるインキ供給装置における計量ロ
ーラーの周面の一実施例(請求項2、10及び18)を
示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図3】この発明によるインキ供給装置における計量ロ
ーラーの周面の他の実施例(請求項3、11及び19)
を示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図4】この発明によるインキ供給装置における凹凸ロ
ーラーの周面の一実施例(請求項8、16及び24)を
示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図5】図1の側断面図であって、ドクター手段をドク
ターブレードにしたキーレス専用型の実施例(請求項1
及び4)を示す。
【図6】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターバーにしたキーレス専用型の実施例
(請求項1及び5)を示す側断面図、
【図7】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターローラーにしたキーレス専用型の実施
例(請求項1及び6)を示す側断面図、
【図8】図7で示すドクターローラーの駆動機構の一例
を示す一部断面を含む要部の拡大図、
【図9】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターブレードにしたキーレス非キーレス両
用型の実施例(請求項9及び12)におけるキーレスイ
ンキ供給モードを示す側断面図、
【図10】図9の実施例(請求項9及び12)における
非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図11】この発明によるインキ供給装置においてドク
ター手段をドクターバーにしたキーレス非キーレス両用
型の実施例(請求項9及び13)におけるキーレスイン
キ供給モードを示す側断面図、
【図12】図11の実施例(請求項9及び13)におけ
る非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図13】この発明によるインキ供給装置においてドク
ター手段をドクターローラーにしたキーレス非キーレス
両用型の実施例(請求項9、14、17及び22)にお
けるキーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図14】図13の実施例(請求項9及び14)におけ
る非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図15】図13の実施例(請求項17、20及び2
1)における非キーレスインキ供給モードを示す側断面
図、
【図16】図13及び図14の実施例(請求項9及び1
4)におけるドクターローラーの駆動機構と、ドクター
ローラーの計量ローラーからの接離手段の一例を示す一
部断面を含む要部の拡大図、
【図17】図15の実施例(請求項17及び20)にお
いて、ドクターローラーを計量ローラーに接触したモー
ドでドクターローラーへの動力の伝達をオンオフする一
例、つまり、オフの場合にドクターローラーが計量ロー
ラーの回転に連れ回り回転するようにした実施例を示す
一部断面図を含む要部の拡大図、
【図18】図7、図13及び図15の実施例において、
ドクターローラーを計量ローラーに接触したモードでド
クターローラーの周面の回転が計量ローラーの周面の回
転に対して接触位置において逆向きになる駆動機構の実
施例を示す一部断面を含む要部の拡大図、
【図19】図7、図13及び図15の実施例において、
ドクターローラーを計量ローラーに接触したモードでド
クターローラーの周面の回転を計量ローラーの周面の回
転に対して接触位置において順逆両方向に切換可能、か
つ、回転速度の変更可能な駆動機構の実施例を示す一部
断面を含む要部の拡大図、
【図20】この発明によるインキ供給装置におけるイン
キ壷に設けた第1の隙間の調節手段の一実施例(請求項
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20及び23)を示す縦断面図、
【図21】この発明によるインキ供給装置におけるイン
キ壷を区分してその一部を使用するための仕切手段の一
実施例を示す斜視図、
【符号の説明】
1 インキ壷 11 基台 12 側板 13 第1の隙間(インキ壷の基台前縁とファウンテン
ローラー周面の間) 14 第1の隙間の調節手段(図20) 141 複数の分割調節板 142 底面プレート 143 押棒 144 カムフォロワ 145 端面カム 146 圧縮ばね 147 伝動機構 148 駆動源 149 操作用つまみ 15 仕切り手段(図21) 151 仕切用の底板 152 仕切用の側板 153 取手 16 インキ 2 ファウンテンローラー 3 凹凸ローラー 31 突起(図4) 32 溝 33 第2の隙間 4 中間ローラー 5 計量ローラー 51 窪み(セル)(図3) 52 土手 53 外周層 54 基材 55 微小空洞(図2) 6 ドクター手段 61 ドクターブレード(図5) 611 ブレード 612 ブレードホルダー 613 ホルダー変位軸 614 接離用アーム 615 流体圧シリンダー 616 流体圧シリンダーの支持軸 62 ドクターバー(図6) 621 バー 622 バックアップステー 622 ステーの端軸 63 ドクターローラー(図7) 631 接離用の偏心スリーブ(図16) 64 ドクターローラーの駆動機構(図8) 641 ドクターローラー側のギヤ 642 計量ローラー側のギヤ 643 駆動上流側の伝動ギヤ 644 電磁クラッチ 65 ドクターローラーの駆動機構(図18) 651 ドクターローラー側のギヤ 652 計量ローラー側の第1ギヤ 653 計量ローラー側の第2ギヤ 654 伝動ギヤ 655 中間ギヤ 66 ドクターローラーの駆動機構(図19) 661 ドクターローラー側のプーリー 662 ベルト張り用のプーリー 663 駆動源側のプーリー 664 駆動源 665 伝動ベルト 666 ベルト張り用のねりじばね 7 着けローラー 8 版胴 9 印刷機のフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】請求項乃至24に記載の発明では、ドク
ター手段6を、印刷稼働に際して、必要に応じて、計量
ローラー5に接触した位置と非接触の位置、即ち計量ロ
ーラー5から離れた位置とに選択的に変更可能であるよ
うに設ける。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】他方、請求項1乃至24に記載の発明で
は、印刷稼働に際して、ドクターローラー63を計量ロ
ーラー5の周面に接触するように設けるとともに、ドク
ターローラー63の回転を、計量ローラー5からインキ
を掻き取る回転と掻き取らない回転とに選択的に変更可
能であるように設ける。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるインキ供給装置の一実施例(請
求項1及び4)の概略を示す斜視図、
【図2】この発明によるインキ供給装置における計量ロ
ーラーの周面の一実施例(請求項2、10及び18)を
示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図3】この発明によるインキ供給装置における計量ロ
ーラーの周面の他の実施例(請求項3、11及び19)
を示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図4】この発明によるインキ供給装置における凹凸ロ
ーラーの周面の一実施例(請求項8、16及び24)を
示すその周面の一部の一部断面を含む拡大図、
【図5】図1の側断面図であって、ドクター手段をドク
ターブレードにしたキーレス専用型の実施例(請求項1
及び4)を示す。
【図6】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターバーにしたキーレス専用型の実施例
(請求項1及び5)を示す側断面図、
【図7】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターローラーにしたキーレス専用型の実施
例(請求項1及び6)を示す側断面図、
【図8】図7で示すドクターローラーの駆動機構の一例
を示す一部断面を含む要部の拡大図、
【図9】この発明によるインキ供給装置においてドクタ
ー手段をドクターブレードにしたキーレス非キーレス両
用型の実施例(請求項9及び12)におけるキーレスイ
ンキ供給モードを示す側断面図、
【図10】図9の実施例(請求項9及び12)における
非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図11】この発明によるインキ供給装置においてドク
ター手段をドクターバーにしたキーレス非キーレス両用
型の実施例(請求項9及び13)におけるキーレスイン
キ供給モードを示す側断面図、
【図12】図11の実施例(請求項9及び13)におけ
る非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図13】この発明によるインキ供給装置においてドク
ター手段をドクターローラーにしたキーレス非キーレス
両用型の実施例(請求項9、14、17及び22)にお
けるキーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図14】図13の実施例(請求項9及び14)におけ
る非キーレスインキ供給モードを示す側断面図、
【図15】図13の実施例(請求項17、20及び2
1)における非キーレスインキ供給モードを示す側断面
図、
【図16】図13及び図14の実施例(請求項9及び1
4)におけるドクターローラーの駆動機構と、ドクター
ローラーの計量ローラーからの接離手段の一例を示す一
部断面を含む要部の拡大図、
【図17】図15の実施例(請求項17及び20)にお
いて、ドクターローラーを計量ローラーに接触したモー
ドでドクターローラーへの動力の伝達をオンオフする一
例、つまり、オフの場合にドクターローラーが計量ロー
ラーの回転に連れ回り回転するようにした実施例を示す
一部断面図を含む要部の拡大図、
【図18】図7、図13及び図15の実施例において、
ドクターローラーを計量ローラーに接触したモードでド
クターローラーの周面の回転が計量ローラーの周面の回
転に対して接触位置において逆向きになる駆動機構の実
施例を示す一部断面を含む要部の拡大図、
【図19】図7、図13及び図15の実施例において、
ドクターローラーを計量ローラーに接触したモードでド
クターローラーの周面の回転を計量ローラーの周面の回
転に対して接触位置において順逆両方向に切換可能、か
つ、回転速度の変更可能な駆動機構の実施例を示す一部
断面を含む要部の拡大図、
【図20】この発明によるインキ供給装置におけるイン
キ壺に設けた第1の隙間の調節手段の一実施例(請求項
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20及び23)を示す縦断面図、
【図21】この発明によるインキ供給装置におけるイン
キ壷を区分してその一部を使用するための仕切手段の一
実施例を示す斜視図、
【符号の説明】 1 インキ壺 11 基台 12 側板 13 第1の隙間(インキ壺の基台前縁とファウンテン
ローラー周面の間) 14 第1の隙間の調節手段(図20) 141 複数の分割調節板 142 底面プレート 143 押棒 144 カムフォロワ 145 端面カム 146 圧縮ばね 147 伝動機構 148 駆動源 149 操作用つまみ 15 仕切り手段(図21) 151 仕切用の底板 152 仕切用の側板 153 取手 16 インキ 2 ファウンテンローラー 3 凹凸ローラー 31 突起(図4) 32 溝 33 第2の隙間 4 中間ローラー 5 計量ローラー 51 窪み(セル)(図3) 52 土手 53 外周層 54 基材 55 微小空洞(図2) 6 ドクター手段 61 ドクターブレード(図5) 611 ブレード 612 ブレードホルダー 613 ホルダー変位軸 614 接離用アーム 615 流体圧シリンダー 616 流体圧シリンダーの支持軸 62 ドクターバー(図6) 621 バー 622 バックアップステー 62 ステーの端軸 63 ドクターローラー(図7) 631 接離用の偏心スリーブ(図16) 64 ドクターローラーの駆動機構(図8) 641 ドクターローラー側のギヤ 642 計量ローラー側のギヤ 643 駆動上流側の伝動ギヤ 644 電磁クラッチ 65 ドクターローラーの駆動機構(図18) 651 ドクターローラー側のギヤ 652 計量ローラー側の第1ギヤ 653 計量ローラー側の第2ギヤ 654 伝動ギヤ 655 中間ギヤ 66 ドクターローラーの駆動機構(図19) 661 ドクターローラー側のプーリー 662 ベルト張り用のプーリー 663 駆動源側のプーリー 664 駆動源 665 伝動ベルト 666 ベルト張り用のねりじばね 7 着けローラー 8 版胴 9 印刷機のフレーム

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の刷版にインキを供給して印刷する
    印刷機において、 その刷版に接触して周面が回転する着けローラーと、 インキの供給においてその着けローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転し、その周面にインキを収容する
    多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラーと、 インキの供給においてその計量ローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転する中間ローラーと、 前記中間ローラーとの接触位置よりも下流側であり、か
    つ、前記着けローラーとの接触位置よりも上流側におけ
    る前記計量ローラーの周面に接触させたドクター手段
    と、 そのドクター手段を上方に臨み、上部と前部とを開放
    し、両側板と傾斜した基台とからなるインキ壷と、 そのインキ壷の前部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の
    基台前縁に第1の隙間を介して近接する位置に周面を設
    け、その周面が下方に変位して回転するファウンテンロ
    ーラーと、 インキの供給においてそのファウンテンローラーの下流
    側の周面に前記第1の隙間よりも狭い第2の隙間を介し
    て近接し、かつ、前記中間ローラーの上流側における周
    面に接触して周面が回転し、その周面に凹凸が均等に配
    された凹凸ローラーと、 を備え、 ファウンテンローラーの回転によって引き出された第1
    の隙間に対応する厚さをもったインキが、第2の隙間を
    通過するときに圧迫されつつ凹凸ローラーの周面に供給
    されるとともに、凹凸ローラーの周面と中間ローラーの
    周面との接触及び中間ローラーの周面と計量ローラーの
    周面との接触から生ずる圧迫と分裂により流動性が増し
    て計量ローラーの周面に供給され、更に、計量ローラー
    の周面の過剰インキをドクター手段で掻き取ってインキ
    壷に戻す一方、計量ローラーの軸線に沿ったあらゆる位
    置において略均等なインキ量を着けローラーの周面を介
    して版胴の刷版に供給する全面的インキ供給、 を特徴とするインキ供給装置。
  2. 【請求項2】 計量ローラーの微細な凹部が、周面に規
    則的に設けた窪みからなる請求項1に記載のインキ供給
    装置。
  3. 【請求項3】 計量ローラーの微細な凹部が、外周層に
    均等に分散させて形成した中空部が周面に開口した窪み
    からなる請求項1に記載のインキ供給装置。
  4. 【請求項4】 ドクター手段をドクターブレードにした
    請求項1に記載のインキ供給装置。
  5. 【請求項5】 ドクター手段をドクターバーにした請求
    項1に記載のインキ供給装置。
  6. 【請求項6】 ドクター手段を計量ローラーよりも遅い
    周速で回転するドクターローラーにした請求項1に記載
    のインキ供給装置。
  7. 【請求項7】 ドクター手段を、計量ローラーとの接触
    部で、計量ローラー周面の変位と逆向きに変位して回転
    するドクターローラーとした請求項1に記載のインキ供
    給装置。
  8. 【請求項8】 凹凸ローラーの凹凸が、周囲を溝で区切
    った規則的な多数の突起からなる請求項1に記載のイン
    キ供給装置。
  9. 【請求項9】 版胴の刷版にインキを供給して印刷する
    印刷機において、 その刷版に接触して周面が回転する着けローラーと、 インキの供給においてその着けローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転し、その周面にインキを収容する
    多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラーと、 インキの供給においてその計量ローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転する中間ローラーと、 前記中間ローラーとの接触位置よりも下流側であり、か
    つ、前記着けローラーとの接触位置よりも上流側におけ
    る前記計量ローラーの周面に接触する位置と、その周面
    から離隔する位置とに選択的に切換える手段を備えたド
    クター手段と、 そのドクター手段を上方に臨み、上部と前部とを開放
    し、両側板と傾斜した基台とからなるインキ壷と、 そのインキ壷の前部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の
    基台前縁に第1の隙間を介して近接する位置に周面を設
    け、その周面が下方に変位して回転するファウンテンロ
    ーラーと、 前記第1の隙間をファウンテンローラーの軸線方向に沿
    った分割区分ごとに仕分けてそれぞれ調整可能にインキ
    壷に設けた第1の隙間の調節手段と、 インキの供給においてそのファウンテンローラーの下流
    側の周面に前記第1の隙間よりも狭い第2の隙間を介し
    て近接し、かつ、前記中間ローラーの上流側における周
    面に接触して周面が回転し、その周面に凹凸が均等に配
    された凹凸ローラーと、 を備え、 前記第1の隙間を全開させるとともに、ドクター手段を
    計量ローラーの周面に接触させ、ファウンテンローラー
    の回転によって引き出された全開の第1の隙間に対応す
    る厚さをもったインキが、第2の隙間を通過するときに
    圧迫されつつ凹凸ローラーの周面に供給されるととも
    に、凹凸ローラーの周面と中間ローラーの周面との接触
    及び中間ローラーの周面と計量ローラーの周面との接触
    から生ずる圧迫と分裂により流動性が増して計量ローラ
    ーの周面に供給され、更に、計量ローラーの周面の過剰
    インキを計量ローラーの周面に接触させたドクター手段
    で掻き取ってインキ壷に戻す一方、計量ローラーの軸線
    に沿ったあらゆる位置において略均等なインキ量を着け
    ローラーの周面を介して版胴の刷版に供給する全面的イ
    ンキ供給と、 前記第1の隙間をその調節手段によって分割区分ごとに
    必要な大きさまで狭く調節するとともに、ドクター手段
    を計量ローラーの周面から離隔し、ファウンテンローラ
    ーの回転によってインキ壷から各区分ごとに所望する厚
    さで引き出されたインキが、第2の隙間を通過するとき
    に各区分ごとにインキの厚さに対応した量だけ凹凸ロー
    ラーの周面に供給されるとともに、凹凸ローラーの周面
    と中間ローラーの周面との接触及び中間ローラーの周面
    と計量ローラーの周面との接触による圧迫と分裂により
    流動性が増して計量ローラーの周面に供給され、この計
    量ローラーの周面に供給されたインキを着けローラーの
    周面を介して版胴の刷版に供給する区分的インキ供給
    と、 の双方からいずれか一方のインキ供給を選択できるこ
    と、 を特徴とするインキ供給装置。
  10. 【請求項10】 計量ローラーの微細な凹部が、周面に
    規則的に設けた窪みからなる請求項9に記載のインキ供
    給装置。
  11. 【請求項11】 計量ローラーの微細な凹部が、外周層
    に均等に分散させて形成した中空部が周面に開口した窪
    みからなる請求項9に記載のインキ供給装置。
  12. 【請求項12】 ドクター手段をドクターブレードにし
    た請求項9に記載のインキ供給装置。
  13. 【請求項13】 ドクター手段をドクターバーにした請
    求項9に記載のインキ供給装置。
  14. 【請求項14】 ドクター手段を計量ローラーよりも遅
    い周速で回転するドクターローラーにした請求項9に記
    載のインキ供給装置。
  15. 【請求項15】 ドクター手段を、計量ローラーとの接
    触部で、計量ローラー周面の変位と逆向きに変位して回
    転するドクターローラーとした請求項9に記載のインキ
    供給装置。
  16. 【請求項16】 凹凸ローラーの凹凸が、周囲を溝で区
    切った規則的な多数の突起からなる請求項9に記載のイ
    ンキ供給装置。
  17. 【請求項17】 版胴の刷版にインキを供給して印刷す
    る印刷機において、 その刷版に接触して周面が回転する着けローラーと、 インキの供給においてその着けローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転し、その周面にインキを収容する
    多数の微細な凹部を均等に配した計量ローラーと、 インキの供給においてその計量ローラーの上流側の周面
    に接触して周面が回転する中間ローラーと、 前記中間ローラーとの接触位置よりも下流側であり、か
    つ、前記着けローラーとの接触位置よりも上流側におけ
    る前記計量ローラーの周面に接触し、計量ローラーの周
    面からインキを掻き取る回転と掻き取らない回転とに選
    択的に切換える手段を備えたドクターローラーと、 そのドクターローラーを上方に臨み、上部と前部とを開
    放した両側板と傾斜した基台とからなるインキ壷と、 そのインキ壷の前部を塞ぐ位置、及び、前記インキ壷の
    基台前縁に第1の隙間を介して近接する位置に周面を設
    け、その周面が下方に変位して回転するファウンテンロ
    ーラーと、 前記第1の隙間をファウンテンローラーの軸方向に沿っ
    た分割区分ごとに仕分けてそれぞれ調整可能にインキ壷
    に設けた第1の隙間の調節手段と、 インキの供給においてそのファウンテンローラーの下流
    側の周面に前記第1の隙間よりも狭い第2の隙間を介し
    て近接し、かつ、前記中間ローラーの上流側における周
    面に接触して周面が回転し、その周面に凹凸が均等に配
    された凹凸ローラーと、 を備え、 前記第1の隙間を全開させるとともに、ドクターローラ
    ーを計量ローラーの周面からインキを掻き取る回転をす
    るように切換え、ファウンテンローラーの回転によって
    引き出された全開の第1の隙間に対応する厚さをもった
    インキが、第2の隙間を通過するときに圧迫されつつ凹
    凸ローラーの周面に供給されるとともに、凹凸ローラー
    の周面と中間ローラーの周面との接触及び中間ローラー
    の周面と計量ローラーの周面との接触から生ずる圧迫と
    分裂により流動性が増して計量ローラーの周面に供給さ
    れ、更に、計量ローラーの周面の過剰インキを、計量ロ
    ーラーの周面からインキを掻き取る回転をするドクター
    ローラーで掻き取ってインキ壷に戻す一方、計量ローラ
    ーの軸線に沿ったあらゆる位置において略均等なインキ
    量を着けローラーの周面を介して版胴の刷版に供給する
    全面的インキ供給と、 前記第1の隙間をその調節手段によって分割区分ごとに
    必要な大きさまで狭く調節するとともに、ドクター手段
    を計量ローラーの周面からインキを掻き取らない回転を
    するように切換え、ファウンテンローラーの回転によっ
    てインキ壷から各区分ごとに所望する厚さで引き出され
    たインキが、第2の隙間を通過するときに各区分ごとに
    インキの厚さに対応した量だけ凹凸ローラーの周面に供
    給されるとともに、凹凸ローラーの周面と中間ローラー
    の周面との接触及び中間ローラーの周面と計量ローラー
    の周面との接触による圧迫と分裂により流動性が増して
    計量ローラーの周面に供給され、更に計量ローラーの周
    面で計量ローラーからインキを掻き取らない回転をする
    ドクターローラーの周面による圧迫と分裂の外力の付与
    により流動性を増大させ、そのインキを着けローラーの
    周面を介して版胴の刷版に供給する区分的インキ供給
    と、 の双方からいずれか一方のインキ供給を選択できるこ
    と、 を特徴とするインキ供給装置。
  18. 【請求項18】 計量ローラーの微細な凹部が、周面に
    規則的に設けた窪みからなる請求項17に記載のインキ
    供給装置。
  19. 【請求項19】 計量ローラーの微細な凹部が、外周層
    に均等に分散させて形成した中空部が周面に開口した窪
    みからなる請求項17に記載のインキ供給装置。
  20. 【請求項20】 計量ローラーからインキを掻き取らな
    いドクターローラーの回転が、計量ローラーと接触摩擦
    力による連れ回り回転である請求項17に記載のインキ
    供給装置。
  21. 【請求項21】 計量ローラーからインキを掻き取らな
    いドクターローラーの回転が、計量ローラーの周速と同
    じ周速であって、計量ローラーとの接触部で、周面が計
    量ローラーの周面の変位と同じ向きに変位して回転する
    駆動回転である請求項17に記載のインキ供給装置。
  22. 【請求項22】 計量ローラーからインキを掻き取るド
    クターローラーの回転が、計量ローラーよりも遅い周速
    による駆動回転である請求項17に記載のインキ供給装
    置。
  23. 【請求項23】 計量ローラーからインキを掻き取るド
    クターローラーの回転が、計量ローラーとの接触部で、
    周面が計量ローラーの周面の変位と逆向きに変位して回
    転する駆動回転である請求項17に記載のインキ供給装
    置。
  24. 【請求項24】 凹凸ローラーの凹凸が、周囲を溝で区
    切った規則的な多数の突起からなる請求項17に記載の
    インキ供給装置。
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