JP2002036508A - 輪転印刷機 - Google Patents

輪転印刷機

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JP2002036508A
JP2002036508A JP2000228505A JP2000228505A JP2002036508A JP 2002036508 A JP2002036508 A JP 2002036508A JP 2000228505 A JP2000228505 A JP 2000228505A JP 2000228505 A JP2000228505 A JP 2000228505A JP 2002036508 A JP2002036508 A JP 2002036508A
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JP
Japan
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ink
plate cylinder
roll
furnisher roll
furnisher
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Pending
Application number
JP2000228505A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Toda
保男 戸田
Takashi Nagami
孝 名上
Kazuo Tomizawa
和夫 富沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷速度が上昇しても、版胴とファニッシャー
ロール間の塗布幅中央部分の隙間が発生せず、良好な印
刷物を安定して製造できるとともに、版胴とファニッシ
ャーロール間にインキを供給する場合の残肉インキ量を
削減する輪転印刷機を提供する。 【解決手段】版胴とそれに接触するように設けられたフ
ァニッシャーロールを有する輪転印刷機において、前記
ファニッシャーロールは、両端部の径が幅方向中央部分
の径に比べて小さく、幅方向中央部分から両端部にかけ
てテーパー状であることを特徴とする輪転印刷機を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア等の輪転
印刷機に係わり、版胴にインキの供給を行うファニッシ
ャーロールを用いた輪転印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア等の輪転印刷機のインキ
供給は、版と接触する図3に示すようなストレート形状
のファニッシャーロールをインキに浸け、図4に示すよ
うにファニッシャーから版にインキを付着させる方法を
とっていた。このような、インキパンにインキを溜める
方式では、印刷速度にかかわらずインキ供給は充分行わ
れるが、高速で印刷した場合、図5に示すように、両端
からチャッキングされたファニッシャーロールと版胴の
間には法線応力によって、塗布幅方向中央部にわずかな
隙間Aが生じてしまうため、版胴のセルに充分なインキ
が入らずに、印刷物の階調表現に狂いが生じたり、ひど
い場合はかすれが生じるという問題点があった。
【0003】一方、最近では、残肉インキ量削減のため
にインキパンを利用せず、図6に示すような版胴とファ
ニッシャーロールの回転上流側の接触部分に、インキを
供給する方法も取られている。この場合の高速印刷にお
いても、前述と同様な理由から印刷物にかすれが生じた
りしていた。また、法線応力によって生じた塗布幅方向
中央部の隙間に、供給されたインキが集まり、ファニッ
シャーロール両端部にインキが回らなくなってしまう現
象が発生していた。このため、インキ供給量を増加せざ
るを得ず、残肉インキ量が予定したほど削減できないと
いった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に鑑みなされたものであり、その課題とするとこ
ろは、印刷速度が上昇しても、版胴とファニッシャーロ
ール間の塗布幅中央部分の隙間が発生せず、良好な印刷
物を安定して製造できるとともに、版胴とファニッシャ
ーロール間にインキを供給する場合の残肉インキ量を削
減する輪転印刷機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の第1の発明は、版胴とそれに接触するように
設けられたファニッシャーロールを有する輪転印刷機に
おいて、前記ファニッシャーロールは、両端部の径が幅
方向中央部分の径に比べて小さく、幅方向中央部分から
両端部にかけてテーパー状であることを特徴とする輪転
印刷機である。また本発明の第2の発明は、上記ファニ
ッシャーロールのテーパー部分が太鼓状の曲線であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の輪転印刷機である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の輪転印刷機に用い
るファニッシャーロールについて説明する。図1は本発
明の輪転印刷機に用いるファニッシャーロールの形状を
示す説明図である。本発明の輪転印刷機に用いるファニ
ッシャーロールは、図1に示すように、幅方向中央部分
の直径が最も大きく、両端部に向かうにつれて直径が小
さくなるというような、テーパーを設けている。このテ
ーパー度合いについては、ファニッシャーロールの鉄芯
のたわみ量と版胴に接触させた時の圧力によるゴム部分
のつぶれ量によって変わるため、ファニッシャーロール
個々について最適な値を求める必要がある。
【0007】通常のグラビア印刷に用いられるファニッ
シャーロールに対しては、中央部の径と端部の径の差が
0.4mm〜0.6mmの範囲となるようにテーパーを
設定すると良い。また、幅方向中央部分の最も径が大き
い部分は、ある程度の幅を持つことが可能である。さら
に、図1では、直線的なテーパー形状としたが、本来は
ファニッシャーロールのたわみを無くすのが目的である
ため、太鼓状のような曲線的なテーパー形状が望まし
い。
【0008】このテーパー形状により、高速で印刷を行
った時に生じる法線応力と、ゴムをつぶして版胴に接地
させた部分の反発力が相殺されて、ファニッシャーロー
ルと版胴との接触部分における幅方向の圧力分布がほぼ
均等になり、安定した印刷が可能となる。また、版胴と
ファニッシャーロール間にインキを供給する場合には、
版胴とファニッシャーロール間の塗布幅中央部分の隙間
が発生せず、残肉インキ量を減らすことが可能になる。
【0009】さらに、版胴とファニッシャーロール間に
インキを供給する場合には、図1に示すように、ファニ
ッシャーロール2の両端にそれぞれ該ロールの外径より
も小さい径の円筒部15を同軸状に設け、版胴と接する
ファニッシャーロールの端面2aを、版胴の端面より版
胴中央側に位置させている。
【0010】上記の構成をとることで、版胴とファニッ
シャーロールの間にできるインキ溜まりの両端のインキ
が、円筒部15の部分に集められるため、版胴及びファ
ニッシャーロールの端面へのインキの飛散が防止され
る。ここで、エッジ部2aと版胴端面との間隔は5〜3
0mm程度とするのが望ましい。また、ファニッシャー
ロールの端面部での直径と両端に設けられた円筒部15
の直径との差を6〜20mm程度とするのが望ましい。
【0011】次に、図面に基づいて本発明の輪転印刷機
の形態の一例について詳細に説明する。図2は本発明の
輪転印刷機の一実施例を示す側面概略図であり、版胴1
とこれに被印刷基材11を押しつける圧胴10と、版胴
1に接してインキを版胴1に載せるファニッシャーロー
ル2と、版胴1表面のインキを掻くドクター3と、版胴
1とこれに接するファニッシャーロール2の回転上流側
にインキを供給する装置と、ファニッシャーロール2を
版胴に押しつけるための押圧制御装置から構成されてい
る。
【0012】インキ供給装置は、インキ吐出ポンプ7と
供給インキバルブ5を備えるインキ吐出ノズル6を有
し、該ポンプ7及び該バルブ5は、印刷速度に合わせ
て、制御盤8によって制御される。
【0013】押圧制御装置は、印刷速度・使用するイン
キの粘度に対応するファニッシャーロール押圧設定値を
レギュレーター13によりエアー圧力を変化させ、シリ
ンダー12出力を制御し、各設定にあった、ファニッシ
ャーロール押圧に制御する。本発明のファニッシャーロ
ールを用いる場合は、ファニッシャーロールにテーパー
形状を用いているため、ファニッシャーロールと版胴と
を接触させるためには押圧を掛ける必要があり、この押
圧制御が不可欠となる。
【0014】インキ9はインキ吐出ポンプ7により吸い
出され、インキ吐出ノズル6に供給される。吐出したイ
ンキは、版胴1とファニッシャーロール2の接地してい
る間に供給され、インキ溜り12を形成し、版胴1にイ
ンキがのり、余分なインキはドクター3により掻き取ら
れ、インキパン4により戻される。版胴1にのったイン
キは圧胴10との間に挟まれた、被印刷基材11に印刷
される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、ファニッシャーロ
ールの両端部がテーパー状としたことにより、高速回転
域において、版胴とファニッシャーロール接触面の幅方
向の圧力を均等に保持する事が可能になり、部分的な階
調表現の狂いやかすれ等を無くすことが可能になる。ま
た、版胴とファニッシャーロールの間にインキを供給す
る場合には、高速印刷時の幅方向中央部に生じる隙間を
無くすことが可能になるため、余分にインキを消費する
ことを防ぐことができ、結果として、適正なインキ供給
量にて、安定した印刷品質を確保出来る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪転印刷機に用いるファニッシャーロ
ールの形状を示す説明図である。
【図2】本発明の輪転印刷機の一実施例を示す側面概略
図である。
【図3】従来の輪転印刷機に用いるファニッシャーロー
ルの形状を示す説明図である。
【図4】ファニッシャーロールをインキパンに漬ける場
合の輪転印刷機の側面概略図である。
【図5】従来の輪転印刷機に用いるファニッシャーロー
ルを用いて高速印刷を行った場合の状態を示す説明図で
ある。
【図6】版胴とファニッシャーロールの間にインキを供
給する場合の輪転印刷機の側面概略図である。
【符号の説明】
1・・・版胴 2・・・ファニッシャーロール 2a・・・ファニッシャーロールのエッジ部 3・・・ドクター 4・・・インキパン 5・・・供給インキバルブ 6・・・インキ吐出ノズル 7・・・インキ吐出ポンプ 8・・・ポンプ制御盤 9・・・インキ 10・・・圧胴 11・・・被印刷基材 12・・・リンダー 13・・・レギュレーターバルブ 14・・・ファニッシャーロールアーム 15・・・円筒部 A・・・隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴とそれに接触するように設けられたフ
    ァニッシャーロールを有する輪転印刷機において、 前記ファニッシャーロールは、両端部の径が幅方向中央
    部分の径に比べて小さく、幅方向中央部分から両端部に
    かけてテーパー状であることを特徴とする輪転印刷機。
  2. 【請求項2】上記ファニッシャーロールのテーパー部分
    が太鼓状の曲線であることを特徴とする請求項1に記載
    の輪転印刷機。
JP2000228505A 2000-07-28 2000-07-28 輪転印刷機 Pending JP2002036508A (ja)

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