JPH0267554A - 現像処理装置 - Google Patents

現像処理装置

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JPH0267554A
JPH0267554A JP21999888A JP21999888A JPH0267554A JP H0267554 A JPH0267554 A JP H0267554A JP 21999888 A JP21999888 A JP 21999888A JP 21999888 A JP21999888 A JP 21999888A JP H0267554 A JPH0267554 A JP H0267554A
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slit
color
tank
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、黒白フィルム、黒白ペーパー、カラーフィル
ム、カラーペーパーなどのハロゲン化銀感光材料をスリ
ット状の処理路内で処理する、いわゆるスリット現像処
理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にハロゲン化銀感光材料は、現像液、漂白液、定着
液、安定液などの処理液を収容した直方体状の処理槽を
次々に通して現像処理されている。
この際、ムラなく均一な仕上がり性能を得るために、多
量の処理液に感光材料を浸漬して処理しているが、大量
の処理液を処理槽に貯蔵しておくと、処理されるハロゲ
ン化銀感光材料の量が少ない場合には、空気酸化や炭酸
ガス吸収などにより処理液中の成分が劣化したり、処理
液のpHが低下したりして処理後の感光材料の性能が変
動する原因になっていた。また、これら公知の多段処理
方法は複数の処理液槽を配置するため、処理装置が大型
化し、また温調装置や循環ポンプなどの付帯設備が増加
するため大幅なコストアップになる欠点があった。
一方、近年になって現像処理サービスの向上を図るため
、店頭での即時処理が展開され、ミニラボと呼ばれる小
型少量処理システムの導入が急速に進んできた。しかし
ながら、これらのミニラボにおいては一般に処理量が少
なく、かつ管理も不十分になりがちで、処理液の空気酸
化による劣化や蒸発による濃縮のため良好な処理性能を
維持することが困難であった。
さらにミニラボの設置場所は非常に狭小な場合が多く、
装置のコンパクト化が強く望まれていた。
加えて、処理液の調整頻度の削減、処理コストの低減の
ための処理液の低補充化と装置コストの低減も同様に強
く望まれていた。
このようなニーズに対し、単に従来の処理槽を直列した
処理装置では対応ができない状況であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明は、空気酸化、蒸発濃縮を防ぎ、小型少
量処理下においても安定した処理性能を維持できる、簡
易で迅速なハロゲン化銀感光材料の処理方法を可能にす
る現像処理装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、スリット型の処理槽を使用し、かつ処理槽内
に処理液の拡散を抑制する仕切り板を設けることにより
上記課題を解決できるとの知見に基づいて完成された。
すなわち本発明のスリット状の処理路とは、感光材料が
通過する処理槽内の通路を感光材料の進行方向と直角に
切断した場合、その断面が横幅(感光材料の幅方向)に
対して厚さの薄い所謂スリット形であることを意味する
。尚、スリット形の断面は長方形でも長円形でもよい。
このようなスリット処理路を有する処理槽の形状は次の
ように規定される。
V/L≦20 特に好ましくはV/L≦10である。ここで、■は処理
路内に収容される処理液の容積(Crl)であり、Lは
処理槽の感光材料人口側液面から出口側液面に至までの
感光材料の中心通路(処理路)の長さ(cm)である。
従って、スリット処理路は通路の長さに対して収容され
る液量が少ないことを特徴とする。つまり、液量が少な
いので処理液の補充による処理路(処理槽)内の液の交
換が早まり、換言すれば処理槽内の液の滞留時間が短縮
できて処理液の経時疲労を回避することができる。但し
、V/Lは実用的には0.1を下限とするのが好ましく
、特に好ましくは0.5を下限とする。
処理路において、具体的にはVは10000〜100c
afが好ましく、特に好ましくは5000〜200cI
lf、最も好ましくは1000〜300cn!である。
又、Lは500〜10cmが好ましく、特に好ましくは
300〜30cmである。
スリット処理路により処理を行う場合、液容積V(cn
f)に対し空気と接触する液面積S (cd)(以下開
口面積という)が小さい処理槽を用いるのが好ましい。
具体的にはVとSは次の関係にあるのが好ましい。
S/V≦0.05 特に好ましくはS/V≦0.01である。つまり、S/
Vが小さいほど空気酸化を受けにくく、且つ液の蒸発が
少なくて液を長期間安定に収容しておくことができる。
但し、実用的には、下限は0、0005が好ましく、特
に0.001が好ましい。
以上の規定の中で、スリット状処理路の厚さは1〜50
mmであるのが好ましく、特に3〜30mmが好ましい
又、スリット処理路内の感光材料の撤退速度は10cm
/分〜1000cm/分の範囲が好ましく、特にむらな
く均一な仕上り性能を得るには20〜700cm/分の
範囲が好ましく、最も好ましくは30〜500cm/分
である。
上記スリット処理路で処理を行うと、処理槽内の処理液
の変化、具体的には現像主薬、保恒剤の酸化、空気中の
二酸化炭素の吸収によるpHの低下、水分の蒸発による
濃縮化、槽内長期滞留による処理液成分の種々の分解、
相互の好ましくない反応など、従来処理の変動要因を削
除できるという大きな利点が得られる。よって、感光材
料の処理量の少ない閑散処理においても、階調、かぶり
、感度など、感光材料の仕上がり性能が変動しにくい処
理を行うことができる。また、処理装置のコンパクト化
をも達成しやすく、開口面積が少ないので従来の浮き蓋
使用という煩雑さを回避することができる。
本発明のスリット状処理路は、感光材料搬送用のローラ
ー以外の部分の少なくとも一部がスリット状になってい
るものを包含し、搬送ローラーとローラーとの間のスリ
ット状処理路の長さは5 cm以上、好ましくは10c
m以上のものがよい。
本発明では、スリット現像を行うにあたり、さらに、液
容積に対する液表面積の割合の小さい処理槽を用いるの
が好ましく、この処理槽では処理液路の断面積が液面部
の表面積とほぼ同じであることが好ましく、いわゆる薄
層現像が好ましい。
更には、現像槽の主要部分の液流路と感光材料の撤退路
がほぼ平行しており、かつ該主要部分において、感光材
料の乳剤層及び支持体層に対して直角方向く厚さ方向)
の長さが該感光材料の厚さの200倍以内、更には2〜
100倍、特に5〜50倍の処理液路であることが好ま
しい。この場合、厚さ方向における処理槽と感光材料と
の間隙は0.3〜30關、好ましくは0.5〜10闘、
特に好ましくは0.5〜3mmである。
本発明の装置は、上記スリット状処理路に現像液、漂白
液、漂白定着液、定着液、水洗水、安定液等を充填し、
その間を露光済のハロゲン化銀感光材料を通過させて現
像処理を行う。尚、現像液としては、黒白現像液、発色
現像液(反転カラー現像液も含む)があげられる。本発
明の装置を使用したスリット現像方法として具体的には
、次の工程が例示される。
(1)現像−漂白定着一水洗一乾燥 (2)現像−漂白定着一安定化一乾燥 (3)、現像−漂白一定着一水洗一乾燥(4)現像−漂
白一定着一安定化一乾燥(5)現像−漂白一定着一水洗
一安定化一乾燥(6)現像−漂白定着一水洗一安定化一
乾燥(7)黒白現像−水洗一反転−カラー現像−水洗一
漂白一定着一水洗一安定化 上記処理工程において現像と漂白の間に水洗を設けるこ
とができる。さらに、必要に応じて停止、調整、中和な
どの工程を適宜設けることができる。
尚、黒白感光材料の場合には、上記(3)〜(5)にお
いて、漂白工程と安定化工程を除くことができる。
上記スリット現像方法において、スリット処理路内のハ
ロゲン化銀感光材料の進行方向に沿って処理液を該処理
路内に分割して供給するのがよい。
ここで、分割供給を行う処理液としては、少なくとも上
記処理液の1つがあげられるが、全ての処理液を分割供
給することもできる。また、分割供給とは、例えば現像
液を供給する場合、該現像液を現像液が入っているスリ
ット処理路内にハロゲン化銀感光材料の進行方向に沿っ
て少なくとも2カ所、好ましくは、2〜5回に分割して
供給することをいう。
また、現像液を分割供給する場合には、現像槽内の現像
液に感光材料が入る位置に供給口を設け、該供給口から
全現像液補充量の30〜70%、好ましくは40〜60
%を供給し、残りを供給口の数に応じて分割し、現像液
に感光材料が入る位置の下流に設けた供給口から供給す
るのがよい。
これに対して、漂白液、漂白定着液、定着液、水洗水及
び安定液などについては、現像液の供給順序と異なり、
感光材料の搬送方向に対して向流方向、すなわち該処理
液から感光材料が出る位置に設けた供給口から処理液の
補充量の30〜70%、好ましくは40〜60%を供給
し、残りを供給口の数に応じて分割し、感光材料が出る
位置の上流に設けた供給口から供給するのがよい。
上記スリット現像は、例えば第1図に示す処理液(現像
液、漂白液、定着液、水洗水等)を入れる全ての処理路
がスリット状処理路で形成された自動現像機を用いて行
うことができる。また、該スリット処理を行うにあたり
、処理路として第3図(a)や第3図(b)に示すロー
ラー撤退方式とすることもできる。さらにはエンドレス
ベルトを用いた搬送も可能である。
本発明の現像処理装置は上記構成を基本とするが、本発
明で用いる装置には通常の自動現像機に備えられる温度
調節機、ローラー、補充口、オーバーフロー口等を備え
ることができる。また、スリット処理路の内部に、スプ
レー放出装置や、プラッシュロールを設けることもでき
、感光材料搬送に伴う処理液の槽流を乱流化し、処理液
の混合、攪拌を行うことにより、均一な現像処理が可能
となる。これらの装置は特にスリット間隙を大きくする
場合に有効である。
本発明は第1図のスリット型処理槽の内部に、処理液の
自由な拡散を抑止するための仕切り板を設けることを特
徴とする。
仕切り板の数はできるだけ多いほうが拡散防止効果が高
いが、あまり多いと装置が複雑化して、メンテナンスが
困難になるため通常はスリット処理路全長につき2〜6
、好ましくは3〜5の仕切り板が設けられる。仕切り板
はスリット処理槽と同じ材質でよく、チタン、ステンレ
ス、各種プラスチックが利用され、その厚みは1〜20
mmである。
仕切り板は、第2図に示される様にスリット処理路に対
してほぼ垂直に配置されていることが好ましいが、柔軟
な部材の場合には、第3図(b)のように処理路に対し
て必ずしも垂直でなくてもよい。
仕切り板は、スリット処理路断面積の50%以上、好ま
しくは70%の平面積を有し、処理液の自由な拡散を抑
止する。仕切り板は第4図(a)に示される様に中央部
に、感光材料が通過できる間隙を有するが、該間隙は、
第4図(b)の様にその両端がスリット処理路側面に達
していてもよい。そのような場合には、対になる仕切り
板を、異なる部材で製造することもできる。さらに、仕
切り板で仕切られた各処理路内の処理液は均一であるこ
とが好ましく、均一性を確保する様に、吹き出し口や、
攪拌装置を設けることができる。これらにより、より理
想的な予断処理路とすることが可能である。
仕切り板の間隙は、処理液の拡散防止の上から、感材の
搬送を阻害しない限りできるだけ狭いことが好ましく、
具体的には0〜5mm、特には1〜3111fflが好
ましい。
また柔軟なシリコンゴムやポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニールなどを、図2のように感材に密着する
ように取り付けることも、良好な拡散防止効果を発揮す
る。この場合には仕切り板の厚みは1〜5mn+とする
ことが好ましく、また2枚の仕切り板の総平面積は、好
ましくはスリット断面積の50〜100%とすることが
できる。
スリット処理槽への処理液の補充は、感材の入り口また
は出口付近から行なわれ、現像処理槽においては感材と
同方向に処理液が移動する順流、漂白、漂白定着、定着
、水洗、安定では逆方向の向流になるように行なうこと
が好ましい。このようにすることで、現像においては初
期新鮮な補充液が処理され迅速に現像が進み、また他の
処理槽では後期になるほど新鮮な補充液が供給されて完
全に脱銀や洗浄がおこてわれる。本発明では、仕切り板
で拡散が抑止される結果、上記の状態がより完全に実現
され、補充液を削減しても迅速な処理反応を進めること
ができる。
本発明の装置によれば、従来カラーネガフィルムのよう
な撮影用感光材料1m”あたり800mj!以上必要と
されていた補充液を、l m’あたり80〜600−に
削減することができ、またカラーペーパーのようなプリ
ント感光材料においては従来1ゴあたり200−を必要
としていた補充液を、1m’あたり40〜150−に削
減することができる。
処理温度は、通常25〜40℃であるが、本発明では処
理液の蒸発が抑止できる結果、40℃以上の高温処理も
可能であり、この様な高温における処理により、より低
補充化を達成できる。高温処理としては、40〜55℃
が好ましい。
次に、本発明の装置に使用する処理液について説明する
現像処理 本発明の装置では、現像液として発色現像液又は黒白現
像液を用いる。
このうち、発色現像液は、好ましくは芳香族第一級アミ
ン系発色現像主薬を主成分とするアルカリ性水溶液であ
る。この発色現像主薬としては、アミノフェノール系化
合物も有用であるが、p−フユニレンジアミン系化合物
が好ましく使用され、その代表例としては3−メチル−
4−アミノ−N。
N−ジエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホン
アミドエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−β−メトキシエチルアニリン及びこれらの
硫酸塩、塩酸塩もしくはp−)ルエンスルホン酸塩が挙
げられる。
これらの化合物は目的に応じ2種以上併用することもで
きる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpit緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩
、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくは
メルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止
剤などを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒ
ドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫
酸塩、ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリ
エタノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチ
レンジアミン(1,4−ジアヂビシクロC’2:、  
2゜2〕オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベン
ジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アンモ
ニウム塩、アミン頚のような現像促進剤、色素形成カプ
ラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの
ようなカブラセ剤、■−フェニルー3−ピラゾリドンの
ような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン
酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホス
ホノカルボン酸に代表されるような各種キレート剤、例
えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、■−ヒドロキシエ
チリデンー1.1−ジホスホン酸、ニトリロ−N、  
N、  N−)リメチレンホスホン酸、エチレンジアミ
ン−N、 N。
N’  N’−テトラメチレンホスホン酸、エチレング
リコ−ル(0−ヒドロキシフェニルff[>及びそれら
の塩を代表例として上げることができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは一般的には
9〜12である。
漂白及び/又は定着処理(脱銀処理) 発色現像後、通常漂白処理される。漂白処理は定着処理
と同時に行なわれてもよいしく漂白定着処理)、個別に
行なわれてもよい。更に処理の迅速化を図るため、漂白
処理後漂白定着処理する処理方法でもよい。さらに二種
の連続した漂白定着浴で処理すること、漂白定着処理の
後に定着処理することも目的に応じ任意に実施できる。
漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバルl−(I) 
、クロム(■)、銅(II)などの多価金属の化合物、
過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
;鉄(I[I)もしくはコバル)’(I[I)の有機錯
塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリア
ミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイ
ミノニ酢酸、1.3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコ
ールエーテルジアミン四酢酸などのアミノポリカルボン
酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩;
過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩:ニトロベンゼン
頚などを用いることができる。これらのうちエチレンジ
アミン四酢酸鉄(III)錯塩を始めとするアミノポリ
カルボン酸鉄(III)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と
環境汚染防止の観点から好ましい。さらにアミノポリカ
ルボン酸鉄(III)錯塩は漂白液においても、漂白定
着液においても特に有用である。これらのアミノポリカ
ルボン酸鉄(III)錯塩を用いた漂白液又は漂白定着
液の9Hは通常5.5〜8であるが、処理の迅速化のた
めに、さらに低いp)Iで処理することもできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤として、具体的には、米国特許第3.
893.858号、西独特許第1.290.812号、
特開昭53−95630号、リサーチ・ディスクロージ
ャーNα17.129号(1978年7月)などに記載
のメルカプト基またはジスルフィド結合を有する化合物
;特開昭50−140129号に記載のチアゾリジン誘
導体;米国特許第3.706.561号に記載のチオ尿
素誘導体;特開昭58−16235号に記載の沃化物塩
;西独特許第2.748.430号に記載のポリオキシ
エチレン化合物類;特公昭45−8836号記載のポリ
アミン化合物;臭化物イオン等があげられる。なかでも
メルカプト基またはジスルフィド基を有する化合物が促
進効果が大きいので好ましく、特に米国特許第3.89
3.858号、西独特許第1.290.812号、特開
昭53−95630号に記載の化合物が好ましい。更に
、米国特許第4、552.834号に記載の化合物も好
ましい。これらの漂白促進剤は感材中に添加してもよい
。撮影用のカラー感光材料を漂白定着・するときにこれ
らの漂白促進剤は特に有効である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩や重亜硫酸塩あるい
はカルボニル重亜硫酸付加物が好ましい。
水洗及び/又は安定化処理 上記脱銀処理後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一
般的である。水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性
(例えばカプラー等使用素材による)、用途、更には水
洗水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順流等の補充
方式、その他種々の条件によって広範囲に設定し得る。
このうち、多段向流方式における水洗タンク数と水量の
関係は、Journal of the 5ociet
y of Motion Pictureand Te
1evision 8ngineers  第64巻、
P、248−253 (1955年5月号)に記載の方
法で求めることができる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増
加により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題が生じる。本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題の解決策として、
特開昭62−288838号に記載のカルシウムイオン
、マグネシウムイオンを低減させる方法を極めて有効に
用いることができる。また、特開昭57−8542号に
記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダゾール類、
塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、
その他べ〉・シトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴剤
の化学」、衛生技術全編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技
術」、日本防菌防徽学会編「防菌防黴剤事典」に記載の
殺菌剤を用いることもできる。
使用する水洗水のpHは、4−9であり、好ましくは5
−8である。水洗水温、水洗時間も、感光材料の特性、
用途等で種々設定し得るが、一般には、15−45℃で
20秒−10分、好ましくは25−40℃で30秒−5
分の範囲が選択される。
更に、本発明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定
液によって処理することもできる。このような安定化処
理においては、特開昭57−8543号、同58−14
834号、同60−220345号に記載の公知の方法
を用いることができる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。
この安定浴にも各種牛レート剤や防黴剤を加えることも
できる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等地の工程において再利用することもでき
る。
本発明の装置で処理される感光材料としてはカラー感光
材料の他黒白感光材料がある。例えばカラーペーパー、
カラー反転ペーパー、撮影用カラーネガフィルム、カラ
ー反転フィルム、映画用ネガもしくはポジフィルム、直
接ポジカラー感光材料などの他に、Xレイフィルム、印
刷用感光材料、マイクロフィルム、撮影用黒白フィルム
などを挙げることができる。
感光材料のハロゲン化銀乳剤として公知のものはいずれ
も用いることができる。カラープリント用感光材料の場
合は塩臭化銀乳剤(迅速処理のためには塩化銀が90モ
ル%以上が好ましい)、撮影用カラー感光材料の場合は
沃臭化銀乳剤(沃化銀の含有量は2〜15モル%が好ま
しい)が好ましい。特に、スリット現像においては、塩
化銀感光材料を用いると、現像液中への臭素イオンの放
出がないので、臭素イオンの不均一分散による現像ムラ
を生じ難いので好ましい。しかも現像速度が速いためス
リット処理路の長さを短くでき処理装置のコンパクト化
が容易で、処理液の濃度の不均一分布も解消されるので
好ましい。またハロゲン化銀粒子としては球状、立方体
、8面体、菱12面体、14面体などであり、高感度感
光材料には平板状(好ましくはアスペクト比5〜20)
が好ましい。これらの粒子は均一な相からなる粒子であ
っても多層構造からなる粒子であってもよい。さらに、
表面潜像型粒子でも内部潜像型粒子であってもよい。粒
子サイズ分布としては多分散でも単分散(好ましくは標
準偏差/平均粒子サイズ≦15%)でもよいが後者の方
が好ましい。これらのハロゲン化銀粒子は単独で用いて
もよいが目的に応じて混合して用いることができる。
上記写真乳剤は、リサーチ・ディスクロージャー (R
D) vol、176 1temNa、17643 (
1、■、■)項(1978年12月)に記載された方法
により調製することができる。
また、乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および分光増
感を行ったものを使用できる。このような工程で使用さ
れる添加剤はリサーチ・ディスクロージャー第176巻
、Nα17643 (1978年12月)および同第1
87巻、Nα18716(1979年11月)に記載さ
れており、その該当個所を後掲の表にまとめて示す。
さらに、使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、後掲
の表に記載個所を示した。
2 感度上昇剤 4 強色増感剤 5 増白剤 かぶり防止剤 および安定剤 7 カプラー 8 有機溶媒 光吸収剤、 フィルター染料 紫外線吸収剤 スティン防止剤 色素画像安定剤 硬膜剤 バインダー 可塑剤、潤滑剤 塗布助剤、 表面活性剤 17  スタチック 防止剤 同上 同上 24頁 24〜25頁 25頁 25頁 25〜26頁 同上 25頁右欄 25頁 26頁 26頁 27頁 26〜27頁 27頁 同上 同上 649頁右欄 同上 同上 649頁右欄〜 650頁左欄 同上 650頁左〜右欄 同上 651頁左欄 同上 650頁右欄 同上 同上 カラー感光材料には、種々のカラーカプラーを含有させ
ることができ、その具体例は前出のリサーチ・ディスク
ロージャー(RD)Nα17643、■−C−Gに記載
された特許に開示されている。
色素形成カプラーとしては、減色法の三原色(すなわち
、イエロー、マゼンタおよびシアン)を発色現像で与え
るカプラーが重要であり、耐拡散性の、4当量または2
当量カプラーの具体例は前述RD17643、■−〇お
よびD項記載の特許に記載されたカプラーの外、下記の
ものを好ましく使用できる。
使用できるイエローカプラーとしては、公知の酸素原子
離脱型のイエローカプラーあるいは窒素原子離脱型のイ
エローカプラーがその代表例として挙ケられる。α−ピ
バロイルアセトアニリド系カプラーは発色色素の堅牢性
、特に光堅牢性が優れており、一方α−ベンゾイルアセ
トアニリド系カプラーは高い発色濃度が得られる。
使用できるマゼンタカプラーとしては、バラスト基を有
し疎水性の、5−ピラゾロン系およびピラゾロアゾール
系のカプラーが挙げられる。5−ピラゾロン系カプラー
は3−位がアリールアミノ基もしくはアシルアミノ基で
置換されたカプラーが、発色色素の色相や発色濃度の観
点で好ましい。
使用できるシアンカプラーとしては、疎水性で耐拡散性
のナフトール系およびフェノール系のカプラーがあり、
好ましくは酸素原子離脱型の二当量ナフトール系カプラ
ーが代表例として挙げられる。また湿度および温度に対
し堅牢なシアン色素を形成しうるカプラーは、好ましく
使用され、その典型例を挙げると、米国特許第3.77
2.002号に記載されたフェノール核のメター位にエ
チル基以上のアルキル基を有するフェノール系シアンカ
プラー、2.5−ジアシルアミノ置換フェノール系カプ
ラー、2−位にフェニルウレイド基を有しかつ5−位に
アシルアミノ基を有するフェノール系カプラー、欧州特
許第161626A号に記載の5−アミドナフトール系
シアンカプラーなどである。
発色色素が適度に拡散性を有するカプラーを併用して粒
状性を改良することができる。このようなカプラーは、
米国特許第4.366、237号などにマゼンタカプラ
ーの具体例が、また欧州特許第96、570号などには
イエロー、マゼンタもしくはシアンカプラーの具体例が
記載されている。
色素形成カプラーおよび上記の特殊カプラーは、二量体
以上の重合体を形成してもよい。ポリマー化された色素
形成カプラーの典型例は、米国特許第3.451.82
0号などに記載されている。ポリマー化マゼンタカプラ
ーの具体例は、米国特許第4、367、282号などに
記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは前述のRD17643、■
〜F項に記載された特許のカプラーが有用である。
本発明の装置で処理される感光材料には、現像時に画像
状に造核剤もしくは現像促進剤またはそれらの前駆体を
放出するカプラーを使用することができる。このような
化合物の具体例は、英国特許第2.097.140号、
同第2.131.188号に記載されている。その他、
特開昭60−185950号などに記載のDIRレドッ
クス化合物放出カプラー欧州特許第173.302A号
に記載の離脱後復色する色素を放出するカプラーなどを
使用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の装置を用いることにより、処理液の補充量を削
減しても良好な現像、脱銀、水洗、安定化性能が得られ
る。また処理液の空気酸化、蒸発濃縮を防止でき、少量
の処理液においても安定した処理性能を維持することが
可能となり、安定で簡易かつ迅速な現像処理が可能とな
った。
次に実施例により本発明を説明する。
〔実施例〕
実施例1 第1図(断面図を示す)に示すスリット型自動現像機1
を用いて露光ずみのハロゲン化銀感光材料の処理を行っ
た。第1図において、処理槽2には処理ハウジング4の
中にくし型上蓋6を吊下げた蓋8を入れて細巾(スリッ
ト状)の処理通路15を形成させた。蓋8には把手10
が設けられている。上蓋6は断面が矩形の複数の塩化ビ
ニル製の上蓋材12をほぼ垂直に配置し、これらの上下
端部の結合部にハロゲン化銀感光材料(S)の送りリー
ル16が配置されている。
処理ハウジング4の内部には、上蓋材12と組合って処
理路15(幅3市)を形成する槽壁材14が配置されて
いる。従って、上蓋材12と槽壁材14とは、波型に連
続する処理路15を形成し、その上方及び下方の折曲が
り部に感光材料送りリール16がそれぞれ配置されるこ
とになる。
なお、第1図においては、感光材料送りリール16が上
方に2個、下方に3個設けられている。
処理路15には、補充口3.9.13とオーバーフロー
口5.7.11が設けられ、補充口から補充された処理
液はオーバーフロー口から排出される。補充口3からオ
ーバーフロー口5に到るまでの部分(D)には発色現像
液、補充口9からオーバーフローロアに到るまでの部分
(BF)には漂白定着液、補充口13からオーバーフロ
ー口11に到るまでの部分(W)には水洗水が充填され
、処理に必要な発色現像液は補充口3から、漂白定着液
は補充口9から、水洗水は補充口13からそれぞれ補充
される。各補充口は各オーバーフロー口よりやや高い位
置に設けられている。処理路15の左上方と右上方には
感光材料供給リール17と取り出しリール18が配置さ
れ、取り出しリールの先は乾燥部19に接続される。乾
燥部19の右上方には更に感光材料取り出しリール21
が配置される。また現像液を一定温度に保つために現像
ハウジング4内に温水を入れた。そして、感光材料Sが
感光材料供給リール17を介して処理路15に供給され
、複数の感光材料送りリール16により撤退されながら
現像処理され、感光材料取出しリール18を経て乾燥後
取出される。
次に、ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上
に以下に示す層構成の多層カラー印画紙を作製した。塗
布液は、乳剤、各種薬品、カプラーの乳化分散物を混合
溶解して調製するが、以下にそれぞれの調製方法を示す
カプラー乳化物の調製:イエローカブラ−(ExY)1
9.1gおよび色像安定剤(Cp d −1)4.4g
に酢酸エチル27.2 C’Cおよび溶媒(So I 
v−1> 7.7CCを加え溶解し、コノ溶液を10%
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8CCを含む1
0%ゼラチン水溶液185CCに乳化分散させた。
以下同様にしてマゼンタ、シアン、中間層用の各乳化物
を調製した。それぞれの乳化物に用いた化合物を以下に
示す。
(ExMl) マゼンタカプラー (ExCl) (Cpd−1) 色像安定剤 Ut+ (Cpd−3) lis し13 (ExC2) R:Cl5H3+ (ExC5) (Cpd−4) (Cp d −4) 色像安定剤 6a:6b:6c=5:8:9の混合物(重量比) a H b H [”483(t) C (Solv−3)溶媒 (3o1v−4)溶媒 (Cqd−7)ポリマー + C’H,−CH)n C0NHC=Hs (t) 平均分子量 go、oo。
(UV−1)紫外線吸収剤 Cqd−6a:6b:6c=2:9:8の混合物(重量
比) (Solv−1)溶媒  (Solv−2)溶媒イラジ
ェーション防止のために乳剤層に下記の染料を添加した
赤感層:Dye−R ここでn=2 緑感層 Dye−Rと同じ。但しn=1゜赤感性乳剤層
に対しては、下記の化合物をハロゲン化銀1モル当たり
2.6X10−3モル添加した。
次いで、本実施例で使用する乳剤を示す。
青感性乳剤:常法により平均粒子サイズ1.1μm1変
動係数(標準偏差を平均粒子サイズで割った値=s/d
)0.10の単分散立方体塩化銀乳剤(K、IrCj!
6.1. 3−ジメチルイミダシリン−2−チオンを含
有)を調製し、この乳剤1、Qkgに青色用分光増感色
素(S−1)の0.6%を26CC添加し更に0.05
μmの臭化銀微粒子乳剤をホスト塩化銀乳剤に対して0
.5モル%の比率で添加し熟成後、チオ硫酸ナトリウム
を添加し最適に化学増感をほどこし安定剤(Stb−1
)を10−4モル1モルAg添加して調製した。
緑感性乳剤:常法によりKdrCj!sおよび、1.3
−ジメチルイミダシリン−2−チオンを含有した塩化銀
粒子を調製後4X10−’モル1モルAgの増感色素(
S−2)およびKBrを添加し熟成後チオ硫酸ナトリウ
ムを添加し最適に化学増感を施し、安定剤(Stb−1
)を5X10−’モル1モルAgを添加して平均粒子サ
イズ0.48μm1変動係数0.10の単分散立方体塩
化銀乳剤を調製した。
赤感性乳剤:緑感性乳剤と同様に調製した。但し、S−
2の代りに増感色素(S−3)を1.5×10−4モル
1モルAg用いた。
次に使用した化合物を示す。
(S−1)増感色素 (S−2)増感色素 (S−3)増感色素 ■− (Stb−1)安定剤 (層構成) 以下に試料における各層の組成を示す。
数字は塗布量(g/m’)を表す。ハロゲン化銀乳剤は
銀換算塗布量を表す。
支持体:ポリエチレンラミネート紙〔第一層側のポリエ
チレンに白色顔料(T102)と青味染料(群青)を含
む〕 第−層(青感層) ハロゲン化銀乳剤          0.30ゼラチ
ン             1.86イエローカブラ
ー(ExY)       0.82色像安定剤(Cp
d−1)       0.19溶媒(Solv−1)
         0.35第二層(混色防止層) ゼラチン             0.99混色防止
(Cpd−2)        0.08第三層(緑感
層) ハロゲン化銀乳剤          0.36ゼラチ
ン              1.24マゼンタカプ
ラー(ExMl)     0.31色像安定剤(Cp
 d −3) 色像安定剤(Cpd−4) 溶媒(Solv−2) 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 紫外線吸収剤(UV−1) 混色防止剤(Cpd−5> 溶媒(Solv−3) 第五層(赤感層) ハロゲン化銀乳剤 ゼラチン シアンカプラー(ExClとC2, 1:1のブレンド) 色像安定剤(Cpd−6) ポリマー(Cpd−7) 溶媒(Solv−4) 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 紫外線吸収剤(UV−1) 溶媒(Solv−3> 0.25 0.12 0.42 1.58 0.62 0.05 0.24 0.23 1.34 0.34 0.17 0.40 0.23 0.53 0.21 0.08 第七層(保護層) ゼラチン              1.33ポリビ
ニルアルコールのアクリ ル変性重合体く変性度17%)    0.17流動パ
ラフイン           0.03各層の硬膜剤
としては、1−オキシ−3,5−ジクロロ−5−)リア
ジンナトリウム塩を用いた。
次に、上記のハロゲン化銀感光材料を8.25 ctn
巾に裁断した後、色温度2854KにてIOCMSの均
一な露光を与えて処理し、さらに第1図のスリット現像
処理方法により以下の処理液を用いて処理した。
(発色現像液) 母 液 補充液 水                  800mN 
  800m1!塩化ナトリウム        3g トリエタノールアミン      8g    8g4
.4′−ジアミノスチル   Ig   3gペン系螢
光増白剤 エチレンジアミンテトラ     3g   3gメチ
レンホスホン酸 炭酸カリウム 26g 6g 亜硫酸ナトリウム 0.1g 0.2g 臭化カリウム 水を加えて H (漂白定着液) 0.02g 1f     1j2 10.05  10.65 水 母液、補充液同じ 6QOrd。
亜硫酸ナトリウム 氷酢酸 水を加えて H 処理時間及び温度は、現像、漂白定着及び水洗ともに3
8℃で45秒とした。尚、処理時間は、処理液に接して
から、次の工程の処理液に接するまでの時間を示す。
次にスリット状の水洗槽(W)の中に、第2図のような
シリコンゴム製の仕切り板を設けた。向い合う仕切り板
の先端の間隙は1 mmとした。多槽のスリット処理路
の形状は、感光材料の進行方向に直角な断面で巾12c
m、厚さ0.8 amであり、液面下の感材のパス長(
L)は300cm/分、搬送速度は450cm/分とし
た。
また、多槽の液容積(V)は2880crl、開口面積
(S)は19.2 crlであり、V/L=9.6、S
/V=0.0067である。尚、仕切り板A、〜A、の
設置位置はパス長(L)を6等分する位置(各50cm
間隔)とした。A、の仕切り板を設置したものを本発明
1、Al5A3及びA5の仕切り板を設置したものを本
発明2、A1〜A、の仕切り板を設けたものを本発明3
とし、仕切り板を設けないものを比較例とした。
水洗槽に仕切り板を設置した本発明1〜3について、補
充量を発色現像液及び漂白定着液についてl m’当り
100mj!とじた。
以上の条件において、第1表に記載のような水洗水を補
充量を変更してランニングを実施した。
ランニングは、82.5 ctn巾の感光材料にプリン
ターで標準的な露光を与えて300m処理したのち、未
露光試料処理し、相対湿度70%、温度60℃の環境下
に1週間保存して、エックスライト310型フオトグラ
フツクデンシトメーターによるイエローの反射濃度の変
化からイエロースティンの増加を測定した。
又、カラーペーパー同士の接着のしやすさは以下の様に
評価した。
全曙光後処理した印画紙を3.5OffIx6cmに裁
断し、25℃、相対湿度80%の恒温恒湿室に2日間入
れたのち、3.5 am X 3.5 cmの部分の乳
剤面を合わせて重ね、500gの荷重を負荷し、更に、
35℃、相対湿度80%の恒温恒湿室に3日間保存した
。しかるのち、重ね合せを引き離し、重ね合せ面の接着
を観察した。
尚、各ランニングでは、いずれも前記カラー印画紙を1
日180mずつ6日間処理を実施した。
第1表 第1表より明らかな様に、本発明1〜3に於いてはイエ
ロースティンが減少し、接着が防止できた。
実施例2 仕切り板を第1表中のNa2に加えて更に漂白定着槽に
設置し、補充量を発色現像液1ゴ当り1001rLl、
水洗水1 m”当り360mfとしたことを除き実施例
1と同様の処理を行った。
実施例1と同様にランニング後、色温度2854K、2
50CMSの露光を与えた試料を処理し、螢光エックス
線法で残留銀量を測定した。結果を第2表に示す。
第2表 本発明1〜3に於いては残量銀量は5μg/cnf以下
であり、仕切り性能に影響しない良好なレベルであった
実施例3 第2表中のNα2に加えて、仕切り板を更に発色現像に
設置し、補充量を漂白定着液1 ml当り9〇−1水洗
水1 m’当り360rdとしたことを除いては実施例
1と同様の処理を行った。
実施例1と同様にランニング後、色温度2854K、2
50 CMSの露光を与えた試料を処理し、エックスラ
イト310型反射濃度計によりイエローの最大発色濃度
を測定した。
第3表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真現像機の断面図であり、第2図は
、第1図中の水洗槽゛(W)の詳細な断面図である。第
3図(a)および第3図ら)は仕切り板を有するスリッ
ト処理路の変形例の断面図であり、第4図(a)は仕切
り板を含むスリット処理路の横断面図であり、第4図(
ハ)はその変形例の横断面図である。また、第5図は第
4図(b)の仕切り板のうちの一方が、スリット状処理
路の槽壁材に取り付けられた概念図である。 図中、A1−As・・・・・・仕切り板、15・・・・
・・処理路、S・・・・・・ベルトに保持された感光材
料、D・・・・・・発色現像液、BF・・・・・・漂白
定着液、W・・・・・・水洗水を示す。 本発明1〜3においては、いずれも良好なイエロー最大
濃度が得られた。 第 図 第 図 第 図 (a) 第 図 (b) メ送用ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロゲン化銀感光材料を現像、脱銀、水洗及び/又は安
    定化工程を含む現像処理するための装置であって、該現
    像処理を行うための処理槽がスリット状処理路を形成し
    ているともに、該処理路内に、該処理路を狭窄せしめる
    ように配置された仕切り板を設けたことを特徴とする現
    像処理装置。
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