JPH0258873B2 - - Google Patents

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JPH0258873B2
JPH0258873B2 JP57138129A JP13812982A JPH0258873B2 JP H0258873 B2 JPH0258873 B2 JP H0258873B2 JP 57138129 A JP57138129 A JP 57138129A JP 13812982 A JP13812982 A JP 13812982A JP H0258873 B2 JPH0258873 B2 JP H0258873B2
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armature
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voltage
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Yoshiaki Tamura
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0258873B2 publication Critical patent/JPH0258873B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、リニアシンクロナスモータの電流を
出力電圧・出力周波数が可変な電源装置によりベ
クトル制御する制御装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
先ず従来の第1次的な装置としてベクトル制御
を行なわないリニアシンクロナスモータの制御装
置を第1図に示し、これによりその従来装置の動
作を説明する。
走行体1には超電導磁石が界磁2として搭載さ
れ、軌道側には電機子コイル3が敷設されてい
る。電機子コイル3はサイリスタを用いたサイク
ロコンバータ15により、区分開閉器4及びフイ
ーダ5を介して電源変圧器18の電圧で所定の周
波数の正弦波電流を流すように制御される。
一方、第2図に示すように、位置検出器16
U,16V,16Wを走行体1に設け、軌道には
検出板17をポールピツチ毎に設置する。U相用
位置検出器16Uは隣接する界磁極の中間に設置
し、検出板の幅はポールピツチで電機子コイルの
U相・3Uと中心を合せて配置してあるので、検
出器で走行体の進行につれて逆起電力と同位相の
信号を得ることができる。V、W相については位
置検出器3V,3Wをそれぞれ位置検出器3Uと
ポールピツチの3分の2ずらして配置することに
より、同様に検出板17を用いて界磁2と電機子
コイル3の相対位置が検出できる。
第1図において、位置検出器16U,16V,
16Wからの信号は、単位正弦波発生器9U,9
V,9Wを介して、それぞれ位置検出器16U,
16V,16Wと同相の単位正弦波SU,SV,SW
に変換される。
以下3相同機能であるためU相について説明す
る。
速度制御回路10の出力信号である電流振幅指
令IPと単位正弦波発生器9Uの出力信号SUは、乗
算器11Uによつて乗算され電流指令RUとし
て与えられ、サイクロコンバータ15の出力電流
OUがその電流指令RUになるように制御され
る。
すなわち、電流指令RUと出力電流検出器12
の出力OUとの差を電流制御器13に加え、電流
制御器13はそれらの偏差を増幅して電圧基準
VRUとして位相制御器14に加え、その出力eCU
よりサイクロコンバータ15の位相制御を行なつ
て出力電流を制御する。
その結果、逆起電力と同相の電機子電流が流れ
るので、リニアシンクロナスモータに所定の推力
が発生する。
U相電流制御回路8Uと同じく、V、W相につ
いても電流制御回路8V,8Wがあり、同様の動
作を行なう。
このようにしてリニアシンクロナスモータは所
定の推力を得て走行体1は前進し、次の区分に入
る前に次の区分開閉器4dをとじ、A側電流制御
装置6Aと同様の機能をもつB側電流制御装置6
Bが通電され、走行体が2つの区分をまたがる時
もスムーズに走行できるようになつている。
走行体1が完全に次の区分に入ると前の電流制
御装置6AはOFFされ、相当する区分開閉器4
CもOFFされる。
これらの各信号つまりサイクロコンバータ電流
制御装置6A,6Bおよび区分開閉器4a〜4e
のそれぞれについてのON、OFF信号のタイムチ
ヤートを第3図に示す。第1図に表わす走行体1
の位置を、第3図で▼印にて示す。
第4図は、第3図の▼印近辺を更に拡大し、位
置信号16U,16V,16Wと電流制御装置6
AのON、OFF信号、各相の逆起電力EU,EV
EWの波高値の大きさ等と走行体1の位置の相対
関係を明らかにする図である。
第4図に示すように、A側電流制御装置6Aに
よつて励磁されている区間に走行体1が入つてい
ない時は、当然のことであるが逆起電力は零であ
り、走行体1の進入とともに、逆起電力は、その
位相は位置信号と同相であるが、その波高値は
徐々に大きくなり、完全に進入してから脱出が始
まるまで速度が不変の時同一波高値を示し、脱出
が始まるに伴つて減少し始め、完全に脱出すると
零となる。
このような装置にあつては、次のような問題点
があつた。
すなわち、サイクロコンバータの出力周波数が
比較的低い領域においては、電流指令に対して出
力電流はほゞ一致し格別支障ないが、出力周波数
が高くなるに従い第5図に示すように、周波数の
影響を受けて電流基準RUと出力電流OUの位相
のずれが大きくなるとともに逆起電力Eの影響を
受け、出力電流IOの波高値が電流指令より大幅に
小さくなり、結局推力が低下する。この第5図
で、電流極性が変化する時に休止期間があるの
は、サイクロコンバータが非循環電流式であるた
めである。
また、通電中に界磁2の進入及び脱出があるた
めに、逆起電力が変化するのに伴つて電流応答が
変化し、推力脈動を起こす。
このような欠点を補うために、従来例の第2次
的装置として第6図のような手段がある。
一般に多相交流は2相に変換することができ、
それをベクトル表示して大きさと位相(極座標表
示)または直軸分と横軸分(D・Q表示)とで表
わすことができる。
第6図の従来例は、このように3相電流をベク
トルとしてとらえ、その位相と大きさをそれぞれ
所定の値になるように制御する方法の1つであ
る。
では、第6図の従来例について説明する。図に
おいて第1図と同一符号は同一もしくは相当部分
を示す。
単位正弦波SU,SV,SWと出力電流OUOV
OWを25,26の3相−2相変換器によつて直
軸および横軸分の瞬時値を求め、単位正弦波の位
相θと出力電流の位相θ1の差Δθと出力電流のベ
クトルの大きさIがベクトル演算器27によつて
演算される。この出力電流のベクトルの大きさI
と位相差Δθは直流量である。
第7図は、このときのベクトル図である。
出力電流を電流指令に一致させるためには、I
=IPとしΔθ=0になるように制御すればよい。
従つて、出力電流振幅Iと電流波高値指令IP
偏差ΔI=IP−Iに応じてその電流波高値指令を変
えるような電流振幅差制御用アンプ33、および
位相差Δθに応じてその位相を変えるような位相
差制御用アンプ34を、それぞれ独立に動作させ
る。
その結果として位相差制御用アンプ34の出力
値Δθ*だけ基準よりも位相が進んで、振幅が電流
振幅差制御用33の出力値IP *となるような電流
基準RU′,RV′,RW′を電流制御回路8U,
8V,8Wに与える。
ここで電流基準RU′,RV′,RWは、単位正
弦波シフト回路91で基準よりΔθ*だけ進んだ2
相信号を位相シフト回路90によつて作り、これ
を2相−3相変換器32によつて3相単位正弦波
に変換して基準よりΔθ*だけ進んだ単位正弦波を
作り、これに乗算器11U′,11V′,11W′でア
ンプ33の出力値IP *を乗算することによつて出
力される。
このように電流基準RU′,RV′,RRW′を与
え、その結果としての出力電流OUOVOW
をフイードバツクすることによつて、出力電流の
大きさ、位相は所定の値に制御される。
このような装置においては、逆起電力が正弦波
であるような場合や界磁の進入または脱出時に各
相の逆起電力が同時に変化する場合には、電流振
幅指令と位相が自動的に修正され、常に出力電流
は電流指令値と一致するように制御されるが、一
般にリニアシンクロナスモータの場合には、第4
図に示すように、その逆起電力は正弦波でなく、
また界磁の進入、脱出時の逆起電力の変化は各相
同時ではない。
このため、次のような問題点が生ずる。
○イ 逆起電力が歪波で特に基本波の3n倍調波を
含む場合には電流もその影響を受けて3n倍調
波を含み、このような3相電流を2相変換する
と、3n倍調波は打消されて零となり、3n倍調
波に関しては制御不能となる。
とくに波高値指令IPが小さく(電流基準IR)、
逆起電力EOが大きい場合にはその影響が大き
く、第8図に示すような波形(出力電流IO)と
なつてしまう。結果として推力脈動が大きくな
り問題となる。
○ロ 界磁の進入、脱出時の逆起電力の変化が第4
図に示すように各相同時ではないために、3相
分を同じ電流振幅指令IP *で制御すると、各相
の電流応答がアンバランスになる。例えば第4
図のC点においては、 EU波高値>EV波高値>EW波高値 となるため第9図に示すようなアンバランスを
生ずる。すなわち、同じ電流振幅の電流指令
RURVRWに対してその出力電流は、V相
に関してはOUはほぼRVと一致しているが、
U相電流OURUより小さめになり、W相電
OWRWよりも大きめとなつてしまう。こ
れも結果として推力・脈動となり、また電流容
量の増大を招き好ましくない。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来装置における欠点を
改良し、推力の脈動をなくし、良好な運転ができ
るようなリニアシンクロナスモータの電流制御装
置を提供することを、その目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、走行体に界磁を搭載し、軌道に3相
の電機子コイルを設置し、その一部の区間の電機
子コイルに通電する出力電圧の制御が可能な電源
装置を備えたリニアシンクロナスモータの制御装
置において、各相の前記電機子コイルの電流をそ
れぞれ検出する電流検出器と、走行体に所定の推
力を得るために前記電機子コイルに流すべき電流
を指令する電流指令を出力する速度制御回路を設
け、各相の前記電機子電流のおのおのの3相を2
相に変換しベクトル量として位相と大きさまたは
横軸分と直軸分(D軸とQ軸)を検出し、それら
2変数をそれぞれ独立に制御し、電流指令のベク
トルと電機子電流のベクトルの差が零になるよう
に2相を3相に再変換して各相の前記電機子コイ
ルに電流基準を与えるとともに、3相の各相につ
いて前記電流指令と電機子電流の偏差を求め、そ
の偏差に応じて各相独立に電流基準または電圧基
準を補正するリニアシンクロナスモータの電流制
御装置であり、さらには各相電源装置の出力電圧
を検出する電圧検出器を設け、前記電機子コイル
の3相の各相について電機子電流と出力電圧から
逆起電力を演算し、その信号をそれぞれの相の電
圧基準に加算するようにしたリニアシンクロナス
モータの電流制御装置である。
〔発明の実施例〕
第10図は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロツク図である。
この一実施例は、3相電流を2相に変換し、ベ
クトルとしてとらえその位相と大きさをそれぞれ
電流指令に一致するような電流基準RU′,R
′,RW′をそれぞれの電流制御回路に与えると
ともに、各相の電流指令RURVRWと出力
電流OUOVOWとの偏差に応じて、前記電
流基準に各相独立に補正を加えて、全ての相で電
流指令と出力電流が一致するようにした装置であ
る。
次にこの回路の動作を説明する。
第6図の従来装置で詳述したように、3相電流
をベクトルとしてその大きさIと基準との位相差
Δθとでとらえ、その各々を独立に制御すること
により、I=IP、Δθ=0となるような電流基準
RU′,RV′,RW′を電流制御回路8U,8V,
8Wに与える。
これだけであると先に述べたような、各相アン
バランス、3n倍調波の制御不能が出るために、
電流振幅指令IPと単位正弦波SU,SV,SWを乗算
器11U,11V,11Vによつて乗算された電
流指令RURURWと出力電流OUOV
OWとの偏差に応じて、電流基準補正量ΔRU
ΔRV,ΔRWを変化させるような電流偏差補正
用アンプ36U,36V,36Wを動作させ、各
相独立に電流基準補正量を電流基準に加えること
によつて、全ての相が電流指令に追従するように
制御される。
第10図において、IP *は加算器332の演算
によりΔI*とIPの和として表わされる電流偏差
ΔI*をそのまゝ使用しても、所定の動作を行なう
ことができる。しかし、電流振幅指令IPが急変し
た時の応答を早めるためには、IP *=ΔI*+IPとし
た方がよい結果が得られる。
また、電流振幅差制御用アンプ33、位相差制
御用アンプ34は一般には積分制御を含むため
に、短絡点331,341を介して短絡して出力
を零にする必要がある。また、第1図に示される
ようなリニアシンクロナスモータのシステムにお
いては、第3図の6Aまたは6Bの信号が示すよ
うに、電源装置(サイクロコンバータ)がON、
OFFを繰り返しながら使用されるため、OFF時
にはこれらのアンプ33,34の出力を零にする
ために接点331,341は閉じるようになつて
いる。
次に、単位正弦波シフト回路91について説明
する。
ベクトル演算器28によつて基準値との位相差
Δθ′が求められ、位相差指令Δθ*との差がとられ
る。この偏差Δθ*−Δθ′は誤差制御アンプ29A
によつて高い周波数成分のノイズ、歪分を除去さ
れ、誤差増幅される。この出力が電圧制御発振器
29に入力され、その出力パルス周波数が制御さ
れる。そのパルスはカウンタ30で計数されてデ
イジタル位相検出値θ′としてROM31に入力さ
れて、単位振幅の二相正弦波sinθ′,cosθ′に変換
される。
この2相正弦波がベクトル演算器28にフイー
ドバツクされPLL(位相ロツクドループ回路)が
構成される。このようにして基準に対してΔθ*
け進んだ二相単位正弦波がROM31から求めら
れ、これを2相−3相変換器32によつて3相に
変換して、SU,SV,SWからΔθ*だけシフトされ
た単位正弦波(3相)SU′,SV′,SW′が求められ
る。
そして、3相−2相変換器25,26および2
相−3相変換器32について述べる。
よく知られているように、U軸と直軸のなす角
をとすれば、 ここで直軸をU軸と同軸に選べば=0となり 3相から2相への変換式は(1式)、2相から
3相への変換式は(2式)となる。
第11図aは(1式)を具体化したもので、3
相−2相変換器26の一実施例のブロツク図であ
る。
また、3相が平衡している場合にVW=−
Uであるから となり、平衡した3相−2相変換器25の一実施
例のブロツク図を第11図bに表わす。
2相−3相変換器32は(2式)より、その一
実施例のブロツク図を第12図に示す。
第11図a,b、第12図において、251,
252,261,262,263,264,32
1,322,323はすべて反転出力をもつ演算
増幅器であり、その入力抵抗、フイードバツク抵
抗はそれぞれ固定値R,R′の倍数として表わし
てある。
さらに、ベクトル演算器27について言及す
る。
いま基準になる2相単位正弦波を 直軸分 Ud=cosθ 横軸分 Uq=sinθ とし、 出力電流の 直軸分をId=Icosθ1 横軸分をIq=Isinθ1 とすると、 IsinΔθ=Isin(θ−θ1) =Isinθcosθ1−Icosθsinθ1 =Uq・Id−Ud・Iq ……(4式) IcosΔθ=Icos(θ−θ1) =Icosθcosθ1+Isinθsinθ1 =Ud・Id+UqIq ……(5式) となる。従つて、 Δθ=sin-1Uq・Id−Ud・Iq/I ……(6式) ただし I=√d 2q 2 ……(7式) または I=√(qddq2+(ddq
q2
……(8式) となり、前記の4つの変数Ud,Uq,Id,Iqからそ
の位相差Δθと出力電流の大きさIが演算によつ
て求めることができる。
以上がこの演算の原理であり、ベクトル演算器
27の一実施例のブロツク図を第13図aに、ベ
クトル演算器28の一実施例のブロツク図を第1
3図bに示す。
ベクトル演算器28においては、2つの2相正
弦波はともに単位正弦波であるため非常に簡略と
なる。
第13図a,bにおいて、271,272,2
73,274,281,282は乗算器、275
はベクトルの大きさを求める関数発生器、276
は除算器、277と283はsin-1を求める関数
発生器であるが、Δθが小さい時は Δθ≒sin-1Δθ となるので関数発生器277,283は省略して
もよい場合が多い。278,279は信号を反転
するための反転器である。反転器278,279
の後の接点、は、回生時に電流波高値指令IP
が負になつた時に、電流の大きさを負にし、Δθ
もπずれてしまうため、これを是正する目的で出
力電流のベクトルの大きさI、位相差Δθの信号
をそれぞれ反転するためのものである。
第14図は、本発明の他の実施例の構成を示す
ブロツク図である。
第10図の実施例における電流偏差制御用アン
プ36U,36V,36Wの出力を、電流制御回
路8U,8V,8Wの電圧基準に加えるようにし
たもので、各相の電流指令と出力電流との偏差に
応じて出力電圧を直接補正して一致させるように
したものである。
第15図は、本発明の別の実施例の構成を表わ
すブロツク図である。
先に述べた従来装置における2つの欠点は逆起
電力に影響されていることが原因である。従つて
逆起電力を検出し、その信号を電圧基準VRU
VRV,VRWに加算することによつてその影響はな
くなる。
第15図において、電流検出器12によつて検
出された電機子電流OUと、電圧検出器19によ
つて検出された出力電圧VOUは、逆起電力検出回
路20Uに導入され、そこで逆起電力eOUが算出
され、この信号を電圧基準VRUに加算することに
より、逆起電力に相当する電圧がサイクロコンバ
ータに加されることになり、この歪電圧による分
は打消されることになる。従つて各相とも電流指
令と一致した電流が流れる。
第16図は、逆起電力検出回路の一実施例のブ
ロツク図である。
逆起電力eOUは、サイクロコンバータ出力電流
IOU、出力電圧VOU、リニアシンクロナスモータの
等価抵抗、インダクタンスをそれぞれRO,LO
すれば eOU=VOU−IOURO−LOdIOU/dt によつて求めることができる。これを具体化した
回路が第16図であり、201は比例定数がRO
の増幅器、202は微係数がLOである微分器、
203,204は加算器を示す。
〔発明の効果〕
かくして本発明によれば、出力電流は逆起電力
が歪んでいても、各相アンバランスがあつても補
正され、常に電流指令値に一致するように制御さ
れる。
この結果として、推力が有効に働らき、リニア
シンクロナスモータの容量、サイクロコンバータ
の容量を小さくでき、推力脈動の小さなリニアシ
ンクロナスモータが実現できる。
なお、こゝでは3相を2相変換し、その大きさ
と位相差とによつてベクトルを考えたが、直軸と
横軸によつて考え、それぞれを独立に制御するこ
とによつて全く同様の効果を生むことは自明であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の従来装置としてのリニアシンク
ロナスモータの制御装置を示すブロツク図、第2
図はその電機子コイルと界磁の相対位置の説明
図、第3図、第4図はその動作を説明するタイミ
ングチヤート、第5図はその電流応答波形図、第
6図は第2の従来装置としての補償法によるリニ
アシンクロナスモータの制御装置を表わすブロツ
ク図、第7図はそれを説明するためのベクトル
図、第8図、第9図はその電流応答図、第10図
は本発明の一実施例の構成を示すブロツク図、第
11図a,bは3相−2相変換器の一実施例のブ
ロツク図、第12図は2相−3相変換器の一実施
例のブロツク図、第13図a,bはベクトル演算
器の一実施例のブロツク図、第14図は本発明の
他の実施例の構成を示すブロツク図、第15図は
本発明の別の実施例の構成を示すブロツク図、第
16図はその逆起電力検出回路の一実施例のブロ
ツク図である。 1……走行体、2……界磁、3,3U,3V,
3W……電機子、4a〜4e……区分開閉器、5
A,5B……フイーダー、6A,6B……サイク
ロコンバータ電流制御装置、8U,8V,8W…
…電流制御回路、9U,9V,9W……単位正弦
波発生器、10……速度制御回路、11U,11
V,11W,11U′,11V′,11W′……乗算
器、12……電流検出器、13……電流制御器、
14……位相制御器、15……サイクロコンバー
タ、16,16U,16V,16W……位置検出
器、17……検出板、18……電源変圧器、19
……電圧検出器、20U,20V,20W……逆
起電力検出回路、25,26……3相−2相変換
器、27,28……ベクトル演算器、29A……
誤差増幅器、29……電圧制御発振器、30……
カウンタ、31……リードオンリーメモリ
(ROM)、32……2相−3相変換器、33……
電流振幅偏差制御用アンプ、34……位相差制御
用アンプ、36U,36V,36W……電流偏差
制御用アンプ、90……位相シフト回路、91…
…単位正弦波シフト回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行体に界磁を搭載し、軌道に3相の電機子
    コイルを設置し、その一部の区間の電機子コイル
    に通電する出力電圧の制御が可能な電源装置を備
    えたリニアシンクロナスモータの制御装置におい
    て、 各相の前記電機子コイルの電流をそれぞれ検出
    する電流検出器と、 走行体に所定の推力を得るために前記電機子コ
    イルに流すべき電流を指令する電流指令を出力す
    る速度制御回路を設け、 前記電機子電流の3相を2相に変換しベクトル
    量として位相と大きさまたは横軸分と直軸分を検
    出し、 電流指令のベクトルと電機子電流のベクトルの
    差が零になるように前記ベクトル量の位相と大き
    さまたは横軸分と直軸分の2変数をそれぞれ独立
    に制御して得られた2相信号を3相に再変換して
    各相の電機子コイルに電流基準を与えるととも
    に、 3相の各相について前記電流指令と電機子電流
    の偏差を求め、その偏差に応じて各相独立に電流
    基準を補正する ことを特徴とするリニアシンクロナスモータの電
    流制御装置。 2 前記電流指令と前記電機子電流の偏差から電
    圧偏差を導出し、前記電流基準と前記電機子電流
    の偏差から演算された電圧基準に前記電圧偏差に
    応じて各相独立に電圧基準を補正する 特許請求の範囲第1項記載のリニアシンクロナス
    モータの電流制御装置。 3 各相電源装置の出力電圧を検出する電圧検出
    器を設け、 前記電機子コイルの3相の各相について電機子
    電流と出力電圧から逆起電力を演算し、 その信号をそれぞれの相の前記電流基準と前記
    電機子電流の偏差から演算された電圧基準に加算
    する 特許請求の範囲第1項記載のリニアシンクロナス
    モータの電流制御装置。
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