JPH0447554B2 - - Google Patents

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JPH0447554B2
JPH0447554B2 JP57078342A JP7834282A JPH0447554B2 JP H0447554 B2 JPH0447554 B2 JP H0447554B2 JP 57078342 A JP57078342 A JP 57078342A JP 7834282 A JP7834282 A JP 7834282A JP H0447554 B2 JPH0447554 B2 JP H0447554B2
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wave signal
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Kenji Kubo
Tsutomu Oomae
Masahiko Watanabe
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直流電圧をスイツチングして出力電圧
を所望値に制御する多相PWMインバータの出力
電流を検出する多相PWMインバータの電流検出
方法に関する。
直流電圧をスイツチングして出力電圧の基本波
成分を所望の値に制御する電力変換器としては、
誘導電動機の可変速駆動などに用いられるパルス
幅変調(以下PWMと略称する)インバータや直
流電動機の駆動用としてチヨツパなどがある。一
般に、これら電力変換器の出力電流はスイツチン
グされる出力電圧に対応して基本波成分に脈動成
分が重畳した波形となる。このような出力電流を
検出して電流制御を行うためにはできるだけ基本
波成分のみを抽出して脈動成分の影響の少ない検
出値として取り出すことが望まれる。
一方、マイクロプロセツサなどを用いたデイジ
タル制御装置では所定周期毎に電流制御を実行す
る。電力変換器の出力電流の検出もこの制御周期
毎に行われる。このため、脈動する電力変換器出
力電流をどの時点で検出するかによつて得られる
値が大きく変動する。このような検出値は電流制
御を行う検出値としては不適当である。
従来、電流検出値の脈動成分を取り除くには電
流検出器の電流検出値を低域通過フイルタを用い
て平滑している。平滑した脈動成分の少ない電流
検出値を制御周期毎に取り込むことにより、電力
変換器の出力電流の基本波成分の検出が可能とな
る。
しかし、低域通過フイルタを用いると基本波成
分と除去したい脈動成分との周波数が接近してい
る場合にはフイルタによつて基本波成分を正確に
検出して脈動成分を除去することが難しくなる。
また、フイルタによる時間遅れのため電流検出値
の位相が遅れてしまい瞬時の電流値として検出で
きないという問題点がある。
このような問題点を解決し、制御周期毎に脈動
成分の影響が少なくしかも遅れのない瞬時電流を
検出する方法として、電力変換器のスイツチング
信号(点弧パルス信号)に同期して出力電流を検
出する方法が考えられている。この方法によれ
ば、点弧パルス信号に対応して脈動する電流波形
の特定の時点の電流値を検出するため、低域通過
フイルタなどを用いることなく脈動成分の影響の
ない電流値を得ることができる。しかも、得られ
た電流値はフイルタを通していないので位相の遅
れがなく検出した時点の瞬時の電流値となる。
以上述べた点弧パルス信号に同期して電流検出
を行う方法は、チヨツパ制御装置やサイリスタレ
オナード装置のように決められた周期に1回だけ
点弧パルスが出力されるものにおいては電流検出
周期がほぼ一定となるため1回の電流検出に要す
る時間や制御処理に必要な時間が問題になること
はない。しかし、PWMインバータのようにスイ
ツチング信号の時間間隔が変調されるものではス
イツチング信号に対応して電流検出周期が変動す
る。このため、オンオフの時間間隔が変調され狭
くなつた時点では、1回の電流検出に要する時間
よりパルス間隔のほうが狭くなる場合がある。更
に、スイツチング信号に同期して制御処理を行う
場合には、パルス間隔が狭い時点において1回の
制御処理に要する時間よりパルス間隔のほうが短
くなり、処理時間が不足するなどの問題点があ
る。
また、点弧パルスに同期して電力変換器の出力
電流を検出する方法では脈動成分の影響の少ない
電流検出を実現できるが、検出値は点弧パルスの
時点に対応した、電流脈動のピーク時の電流値と
なり、出力電流の基本波成分を表わす平均値の電
流検出値が得られないという欠点もある。
本発明は上記点に対処して成されたもので、そ
の目的とするところは脈動成分の影響が少なく出
力電流の基本波成分の検出値が得られる多相
PWMインバータの電流検出方法を提供すること
にある。
本発明の特徴は搬送波信号の最大振幅値近傍の
タイミングでPWMインバータの出力電流の瞬時
値を取込むようにしたことにある。
第1図に本発明の一実施例を示す。
第1図はPWMインバータで誘導電動機を駆動
する場合の実施例である。
第1図においてPWMインバータ1には交流電
源2の交流電圧を順変換器3で直流に変換しコン
デンサ4で平滑された直流電圧が入力される。
PWMインバータ1は直流入力電圧をパルス幅変
調し誘導電動機6に加える。誘導電動機6にロー
タリエンコーダ7が直結されており、ロータリエ
ンコーダ7の出力パルスはカウンタ8により計数
される。マイクロコンピユータ(以後、マイコン
と略称する)9はカウンタ8の計数値を一定時間
毎に読込んで誘導電動機6の速度を演算する。マ
イコン9は例えば10ms毎の時間割込み処理によ
つて速度演算を実行する。誘導電動機6に流れる
電流は電流検出器10で検出され、マルチプレク
サ11を介してA/D変換器12に入力される。
マイコン9は後述するようにして与えられる電流
検出タイミング信号を入力するとマルチプレクサ
の相アドレスを指定する。マルチプレクサ11は
指定された相の電流検出値をA/D変換器12に
印加する。A/D変換器12はマイコン9から
A/D変換起動信号を与えられると電流検出値を
デイジタル量に変換する。マイコン9はA/D変
換が終了するとその値を電流検出値として取込み
入力する。1つの相の電流取込みが終了すると同
様な処理を行い他の2つの相の電流検出値を取込
む。これらの電流検出値の取込みは0.5〜1mSの
間に行われる。一方、マイコン9は速度指令回路
13から速度指令値を取込み入力する。速度指令
値の取込みは例えば10mS間隔で行う。
マイコン9は上述のようにして誘導電動機6の
速度および電流を検出し、誘導電動機6の速度が
速度指令値に応答するように速度制御処理を実行
する。この制御処理によつて誘導電動機6に印加
すべき電圧指令値を出力する。瞬時電圧波形発生
回路14は電圧指令値に応じて正弦波形の3相分
の瞬時電圧信号(変調波信号)を発生する。この
変調波信号と搬送波信号発生回路15から出力さ
れる三角波形の搬送波信号とを比較器16で比較
することにより、PWMインバータ1を制御する
ためのPWM信号が得られる。このPWM信号を
PWMインバータ1に加えることにより、誘導電
動機6を速度指令回路13から与えられる速度指
令値に制御することができる。
第2図に、電流検出タイミング信号とPWM信
号を発生する回路14,15,16の詳 細図を
示す。
瞬時電圧波形発生回路14は、D/A変換器
17,19,20,90°位相差の2相正弦波信号を発生
する発振器18およびアナログ掛算器21,22
から構成される。なお、第2図は1相分の瞬時電
圧波形発生回路のみを示してある。瞬時電圧波形
発生回路14にはマイコン9から、本実施例では
瞬時電圧波形を発生するための指令として、瞬時
電圧の周波数指令値1 *と瞬時電圧を2つの直交
する座標軸成分で表わしたときの2つの成分の大
きさの指令値Vm*,Vt*とが与えられる。周波数
指令値1 *はD/A変換器17でアナログ量に変
換され2相発振器18に加えられる。2相発振器
18は1 *の周波数で90°位相差の2相正弦波信号
sin2π1 *t,cos2π1 *tを出力する。一方、瞬時
電圧の2軸方向成分Vm*,Vt*はそれぞれD/A
変換器19,20でアナログ量に変換される。ア
ナログ量の励磁成分指令値Vm*は掛算器21で
2相発振器18の出力信号sin2π1 *tと掛け合わ
され、同様にトルク成分指令値Vt*はcos2π1 *
と掛け合わされる。両掛算器21,22の出力を
加算することにより1相分の瞬時電圧指令値V1 *
が得られる。瞬時電圧指令値V1 *は次式のように
表わされる。
V1 *=Vm*sin2π1 *t+Vt*cos2π1 *t =V1 *sin(2π1 *t+θv*) …(1) ここで、 V1 *=√(*2+(*2 …(2) θv*=tan-1Vt*/Vm* …(3) この瞬時電圧指令値V1 *が正弦波形の変調波信
号Mとなる。
搬送波信号発生回路15はクロツクパルス発生
器24、アツプダウンカウンタ25、D/A変換
器26、最大値判別回路27、最小値判別回路2
8、オア回路29およびフリツプフロツプ30と
から構成される。
搬送波信号発生回路15の動作を第3図を用い
て説明する。クロツクパルス発生器24から出力
されるクロツクパルスaはアツプダウンカウンタ
25で計数される。カウンタ25のカウント値は
第3図cのように変化する。カウンタ25のカウ
ント値は最大値判別回路27で設定最大値(搬送
波の正の最大振幅値に相当する)と比較され、カ
ウント値が設定最大値と等しくなるとオーバフロ
ーパルスbを出力する。パルスbはオア回路29
を通つてフリツプフロツプ30に加えられる。フ
リツプフロツプ30はその出力を「1」レベルか
ら「0」レベルにする。カウンタ25はフリツプ
フロツプ30の出力状態に応じてアツプカウント
とダウンカウントとの切替えを行い、カウンタ2
5のカウント値が最大値になるとダウンカウント
に切替わる。同様に、カウント値が最小値(搬送
波の負の最大振幅値に相当する)に等しくなると
最小値判別回路28よりアンダーフローパルスd
が出力される。カウンタ25はアンダーフローパ
ルスdを入力するとダウンカウントからアツプカ
ウントに切替わる。カウンタ25はこのような動
作を繰返し行い最大値と最小値の間を変化する三
角波状のカウント値cを出力する。カウント値c
をD/A変換器26でアナログ量に変換すること
により第2図に示す如き搬送波信号Tが得られ
る。一方、オア回路29の出力信号はfは搬送波
信号Tの正負の最大振幅値のときに発生する。こ
の信号fが電流検出タイミング信号CDTとして
マイコン9に与えられる。
以上のようにして得られた瞬時電圧波形信号
V1 *と搬送波信号Tとを比較器16で大きさを比
較することにより1相分のPWM信号PWMが得
られる。他の2相のPWM信号はそれぞれ120°ず
つ位相のずれた各相の瞬時電圧波形信号と同一の
搬送波信号Tとを比較することにより求まる。な
お本実施例では搬送波周波数は瞬時電圧信号V1 *
(変調波信号M)の周波数と関係なく一定であり、
変調波信号Mと搬送波信号Tとの同期はとつてい
ない。
次に、マイコン9の制御処理内容を第4図を用
いて説明する。
第1図の実施例は誘導電動機に流れる電流を誘
導電動機の回転磁束に平行な成分(励磁電流成
分)とそれに直交する成分(トルク電流成分)と
に分解して、各成分を独立に制御することによ
り、直流機並みの高応答制御を実現するものとな
つている。マイコン9はこのような制御処理をソ
フトウエア処理によつて行うが、理解を容易にす
るため処理内容をアナログ回路的に表わしたもの
が第4図である。第4図の破線9内がマイコンの
処理内容を表わす。マイコン9は一定時間毎(約
10mS毎)のタイマ割込みによつて速度制御タス
クが起動されて速度制御処理を行い、また搬送波
信号Tの最大振幅時点毎(約1mS毎)の割込パル
スCDTによつて電流検出タスクが起動されて電
流検出処理および電流制御処理を行う。以下、そ
れぞれの処理について説明する。
まず、速度制御タスクでは、ロータリエンコー
ダの出力パルスのカウント値をカウンタ8から読
出し、そのカウント値から速度演算手段38によ
つて速度検出値frを計算する。マイコン9はこの
値をメモリに格納する。次に、速度指令値fr*
速度指令設定回路131より取込みメモリに格納
する。メモリから読出した速度検出値frと速度指
令値fr*との差を計算し、速度制御処理39を実
行する。これよりトルク電流の指令値It*が求ま
りこの値をメモリに格納しておく。また、励磁電
流指令回路132から励磁電流の指令値Im*を取
込みメモリに格納する。メモリに格納したトルク
電流の指令値It*と励磁電流の指令値Im*とから、
すべり周波数の指令値s*を演算する。このすべ
り周波数指令値s*と速度検出値frとを加算して
誘導電動機6に印加する電圧の周波数指令値1 *
を求める。この値をメモリに格納して速度制御処
理は終了する。次の速度制御割込みパルスで同様
に速度制御処理を行う。
一方、搬送波Tの最大振幅時点毎の電流検出割
込みパルスCDTによつて、電流検出処理と電流
制御処理とが次のように行われる。まず、搬送波
信号発生回路15から電流検出割込みパルス
CDTが入ると、第5図に示すようにU相、V相、
W相の電流のうちU相電流を選択する選択信号を
マルチプレクサ11に送り、同時にA/D変換器
12に対して起動信号を送る。これにより、マル
チプレクサ11はU相の電流検出器10の電流検
出値をA/D変換器に印加する。A/D変換器1
2は電流検出値(アナログ量)をデイジタル量に
変換する。A/D変換器12が変換に要する時間
(約20μs)の間、マイコン9は待たされる。変換
終了後、マイコン9はデイジタル量のU相電流値
ivをA/D変換器12から取込みメモリに格納す
る。次に、マルチプレクサ11とA/D変換器1
2に対しV相の電流を検出するという選択信号と
起動信号を送り、U相の場合と同様な処理でデイ
ジタル量のV相電流値ivを取込み、この値をメモ
リに格納する。同様にしてW相の電流iwを取込
み、メモリに格納する。このときの動作波形は第
5図のようになる。このようにして検出して得ら
れた3相分瞬時電流値iu,iv,iwを、電流成分演
算手段41によつてトルク電流成分Itdと励磁電
流成分Imdとに分解し、その値をメモリに格納す
る。次に、前述の速度制御処理により求めたトル
ク制御指令値It*と励磁電流指令値Im*とをメモ
リから読出し、電流検出処理により得られたトル
ク電流成分Itdと励磁電流成分Imdとの偏光をそ
れぞれ計算して電流制御手段42,43に与え
る。トルク電流制御手段43によつて誘導電動機
6に印加する電圧のトルク方向成分の指令値Vt*
tが得られ、励磁電流制御手段42で励磁方向成
分の指令値Vm*が得られる。マイコンは、これ
らの計算が終了した後、前述の速度制御処理で求
めメモリに格納してあつた周波数指令値1 *と電
圧指令値Vt*,Vm*とを瞬時電圧発生回路14に
指令として与える。これにより、指令に応じた正
弦波状の瞬時電圧波形が得られる。以上で、電流
検出割込み毎の処理は終了し、次の電流検出割込
みによつて同様な処理を行う。
以上述べたようなマイコンの処理内容をフロー
チヤートで書くと、速度制御タスクが第6図のよ
うになり、電流検出タスクが第7図のようにな
る。
次に、以上述べたような制御処理により発生す
るPWM信号PWMとPWMインバータ1から誘
導電動機に出力される電流との関係を第8図によ
り説明する。まず3相分瞬時電圧波形として与え
られる3相分の変調波信号Mu,Mv,Mwと搬送
波信号Tとの関係は第8図aのようになる。な
お、図は理解を容易にするために変調波信号Mと
搬送波信号Tの同期がとれている場合を示してい
る。各相の変調波信号Mu,Mv,Mwと搬送波信
号Tとの大きさを比較して得られたPWM信号に
より、PWMインバータから出力される各相の相
電圧eu,ev,ewは第8図b,c,dのようにな
る。このとき、U相−V相間の線間電圧euvは同
図eのようになる。一方、PWMインバータ1か
ら誘導電動機6に出力される電流は負荷側の各相
電圧に応じて流れる。いま、U相の負荷側相電圧
VuNは各相の相電圧eu,ev,ewを用いて次式の
ように表わされる。
VuN=1/3(2eu−ev−ew) …(4) ここで、Nは負荷側の中性点を表わす。この関
係より、電圧VuNの波形は第8図fのように表わ
される。したがつて、誘導電動機6に流れるU相
電流iuは電圧VuNの変動に対応して脈動し、同図
gに示すような波形となる。このとき、電流iu
基本波成分は電圧VuNの基本波成分に対して誘導
電動機6のインビーダンスに相当した位相だけ遅
れている。このように脈動するU相電流iuを搬送
波信号Tの最大振幅時点毎に検出すると、得られ
る検出値は同図hの黒丸で示すようになる。すな
わち、搬送波信号Tの負の最大振幅時点tpで相電
流iuの瞬時電流を検出すると、その検出タイミン
グは同図gのようになり検出値Ipが得られる。搬
送波信号Tの正の最大振幅時点tQでも同様なタイ
ミングで検出値IQが得られる。この検出値を滑ら
かな曲線で結んだものが同図hに破線で示す波形
である。さて、脈動する電流波形と電流検出タイ
ミングの関係を詳細に表わすと第9図のようにな
る。第9図aは搬送波信号の最大振幅時点に一致
した電流検出タイミング信号CDT、bはU相変
調波信号Muと搬送波信号Tの関係図、cはU相
負荷側相電圧VuNの波形、dは電圧VuNに応じて
流れるU相電流iuの波形である。図から明らかな
ように電圧VuNは変調波信号Muと搬送波信号T
との交点A,Bの時点でスイツチングされ、それ
に応じてU相電流iuも脈動する。変調波信号Mu
は搬送波信号Tの周波数が変調波信号Muに対し
て十分高いため搬送波に対してあまり急激な変化
はしない。また、搬送波信号Tは三角波波形とな
つている。このため、電流検出時点である搬送波
信号Tの最大振幅点Qの時刻tQは、変調波信号
Muと搬送波信号Tが交わる2つの交点A,Bの
時刻tA,tBのほぼ中点に相当する。この結果、搬
送波信号Tの最大振幅時点tQで検出した電流値IQ
は脈動のピーク時点の電流IA,IBのほぼ平均の値
を表わすことになる。したがつて、このタイミン
グで検出した電流値は基本波成分を検出している
ことになる。第8図hに破線で示す曲線が相当す
る。
以上説明したように、本発明は搬送波信号の最
大振幅値近傍のタイミング毎に離散的な電流検出
により脈動分の影響がなく、出力電流の基本波成
分の電流検出値を得ることができる。
なお、搬送波信号の最大振幅値近傍のタイミン
グは多相PWMインバータの各線間電圧が総て零
になる電圧零期間のほぼ中心位置であり、電圧零
期間のほぼ中心位置のタイミングで相電流の瞬時
値を取込むようにしてもよいのは勿論のことであ
る。このような電流検出により誘導電動機に流れ
る電流を検出し電流制御を行うことによつて、応
答性のよい電流制御が実現できる。また、搬送波
の最大振幅時点毎の離散的な処理を前提としてお
り、マイコンを用いたデイジタルな制御装置に用
いると好適である。
なお、以上の実施例ではPWM信号を発生する
ための変調波信号と搬送波信号とが非同期の場合
について述べたが、同期方式の場合でも同じ関係
が成立つので適用できる。
また、搬送波信号の正または負のいずれか一方
の振幅最大値のときに検出してもよいのは勿論で
ある。
さらに、前述の実施例では3相インバータにつ
いて説明したが、6相,12相のインバータであつ
ても電圧零期間が存在するので同様にして検出で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は第1図の一部分の詳細構成図、第3図は搬送
波信号と電流検出タイミング信号の発生の動作波
形図、第4図は第1図におけるマイクロコンピユ
ータの制御処理内容をアナログ的に図示したブロ
ツク図、第5図は電流検出の動作説明用タイムチ
ヤート、第6図,第7図は第1図におけるマイク
ロコンピユータのフローチヤート、第8図は搬送
波信号と脈動する出力電流の関係を説明するため
の動作波形図、第9図は第8図の一部拡大波形図
である。 1……PWMインバータ、3……順変換器、5
……逆変換器、6……誘導電動機、7……ロータ
リエンコーダ、9……マイクロコンピユータ、1
0……電流検出器、11……マルチプレクサ、1
2……A/D変換器、14……瞬時電圧波形発生
回路、15……搬送波信号発生回路、M……変調
波信号、CDT……電流検出タイミング信号、T
……搬送波信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 変調波信号と搬送波信号に基づいて得られる
    パルス信号によつてPWM制御される多相PWM
    インバータにおいて、前記搬送波信号の最大振幅
    値のタイミングで前記多相PWMインバータの出
    力電流の瞬時値を取込むようにしたことを特徴と
    する多相PWMインバータの電流検出方法。
JP57078342A 1982-05-12 1982-05-12 Pwm変換器の電流検出方法 Granted JPS58198165A (ja)

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